JP2022145249A - 情報処理装置 - Google Patents

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豊和 中嶋
Toyokazu Nakajima
修平 山本
Shuhei Yamamoto
隆 山崎
Takashi Yamazaki
寛之 鈴木
Hiroyuki Suzuki
伸 桜田
Shin Sakurada
真人 松下
Masato Matsushita
行成 加藤
Yukinari Kato
慎太郎 松谷
Shintaro MATSUTANI
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Abstract

【課題】運転免許返納の遅れを抑制する。【解決手段】情報処理装置20は、車両と通信する通信部23と、通信部23を介して、車両のユーザの運転履歴及び車両の走行距離を含む移動実績を示す移動実績情報を取得し、取得された移動実績情報に基づいて、運転免許返納時期までのユーザの運転傾向及び車両の走行距離を含む移動予測を算出し、移動実績及び移動予測に応じてユーザが運転免許返納時期までに獲得する獲得ポイントを推定し、さらに、移動実績情報に基づいて、運転免許返納時期よりも後のユーザの移動距離を予測し、ユーザが移動距離を公共交通手段を利用して移動する際に利用の対価として必要となる必要ポイントを算出し、算出された必要ポイントが獲得ポイントよりも多い場合に、通信部23を介して、ユーザに対し運転免許返納時期までの運転方法を改善することを提案する提案情報をユーザの端末装置に送信する制御部21と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置に関する。
特許文献1には、ユーザの運転状態を評価して報奨を与える安全運転ポイント報奨システムが開示されている。ユーザが報奨として獲得したポイントは、他のポイントへ交換するか、1ポイント当たり任意の金額に換算して利用することが可能である。
特開2020-107161号公報
近年、特に高齢ドライバーが引き起こす事故が問題視されるようになっており、運転免許の自主返納を促す動きが広がっている。そこで、ユーザが報奨として獲得したポイントを、運転免許返納後における公共交通手段利用の際の対価に充当可能とし、ユーザが運転免許返納後も移動に不自由しないようにして、運転免許の自主返納を促進することが考えられる。
ユーザが報奨として獲得するポイントはユーザの運転状態の評価によって変わる。よって、ユーザの運転状況によっては運転免許の返納が推奨される運転免許返納時期になっても、運転免許返納後における公共交通手段の利用に必要な分のポイントが獲得できない場合がある。その場合、ユーザは不足分を獲得しようと運転を続けてしまうため、運転免許返納の遅れにつながるおそれがある。
本開示の目的は、運転免許返納の遅れを抑制することである。
本開示に係る情報処理装置は、
車両と通信する通信部と、
前記通信部を介して、前記車両のユーザの運転履歴及び前記車両の走行距離を含む移動実績を示す移動実績情報を取得し、取得された移動実績情報に基づいて、運転免許返納時期までの前記ユーザの運転傾向及び前記車両の走行距離を含む移動予測を算出し、前記移動実績及び前記移動予測に応じて前記ユーザが前記運転免許返納時期までに獲得する獲得ポイントを推定し、さらに、前記移動実績情報に基づいて、前記運転免許返納時期よりも後の前記ユーザの移動距離を予測し、前記ユーザが前記移動距離を公共交通手段を利用して移動する際に利用の対価として必要となる必要ポイントを算出し、算出された必要ポイントが前記獲得ポイントよりも多い場合に、前記通信部を介して、前記ユーザに対し前記運転免許返納時期までの運転方法を改善することを提案する提案情報を前記ユーザの端末装置に送信する制御部と、
を備える。
本開示によれば、運転免許返納の遅れを抑制することができる。
本開示の実施形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施形態について、図を参照して説明する。
各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。本実施形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
図1を参照して、本実施形態に係るシステム10の構成を説明する。
本実施形態に係るシステム10は、少なくとも1台の情報処理装置20と、少なくとも1台の車両30とを備える。情報処理装置20は、ネットワーク40を介して、車両30と通信可能である。
情報処理装置20は、データセンタなどの施設に設置される。情報処理装置20は、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバなどのコンピュータである。
車両30は、例えば、ガソリン車、ディーゼル車、HV、PHV、EV、又はFCVなどの任意の種類の自動車である。「HV」は、hybrid vehicleの略語である。「PHV」は、plug-in hybrid vehicleの略語である。「EV」は、electric vehicleの略語である。「FCV」は、fuel cell vehicleの略語である。車両30は、本実施形態では運転手によって運転されるが、任意のレベルで運転が自動化されていてもよい。自動化のレベルは、例えば、SAEのレベル分けにおけるレベル1からレベル5のいずれかである。「SAE」は、Society of Automotive Engineersの略語である。車両30は、MaaS専用車両でもよい。「MaaS」は、Mobility as a Serviceの略語である。
ネットワーク40は、インターネット、少なくとも1つのWAN、少なくとも1つのMAN、又はこれらの任意の組合せを含む。「WAN」は、wide area networkの略語である。「MAN」は、metropolitan area networkの略語である。ネットワーク40は、少なくとも1つの無線ネットワーク、少なくとも1つの光ネットワーク、又はこれらの任意の組合せを含んでもよい。無線ネットワークは、例えば、アドホックネットワーク、セルラーネットワーク、無線LAN、衛星通信ネットワーク、又は地上マイクロ波ネットワークである。「LAN」は、local area networkの略語である。
図1を参照して、本実施形態の概要を説明する。
情報処理装置20は、車両30と通信し、車両30のユーザ11の運転履歴及び車両30の走行距離L1を含む移動実績を示す移動実績情報D1を取得する。情報処理装置20は、取得された移動実績情報D1に基づいて、運転免許返納時期までのユーザ11の運転傾向及び車両30の走行距離L2を含む移動予測を算出する。情報処理装置20は、移動実績及び移動予測に応じてユーザが運転免許返納時期までに獲得する獲得ポイントP1を推定する。情報処理装置20は、さらに、移動実績情報D1に基づいて、運転免許返納時期よりも後のユーザ11の移動距離L3を予測する。情報処理装置20は、ユーザ11が移動距離L3を公共交通手段を利用して移動する際に利用の対価として必要となる必要ポイントP2を算出する。情報処理装置20は、算出された必要ポイントP2が獲得ポイントP1よりも多い場合に、ユーザ11に対し運転免許返納時期までの運転方法を改善することを提案する提案情報D2をユーザ11の端末装置に送信する。
本実施形態によれば、ユーザ11が運転免許返納時期までに必要な分のポイントを獲得しやすくなる。その結果、ユーザ11は不足分のポイントを獲得するために運転免許返納時期後も運転を続ける必要がなくなるので、運転免許返納の遅れを抑制することができる。
本実施形態において、ユーザ11による車両30の移動実績に応じて、ユーザ11にポイントが付与される。ポイントは任意の手順で付与されてよいが、例えば、特許文献1に記載の手順で算出される。すなわち、運転状態の評価結果に応じてユーザ毎にポイントが付与される。付与されるポイントは任意の手順で算出されてよいが、本実施形態では、ユーザ11の運転状態に応じてポイント換算率CRを定め、車両30の走行距離1mごとにポイント換算率CRを乗じることにより算出される。例えば、ポイント換算率CRが1.5%である場合、走行距離1kmについて付与されるポイントは1km×1000m×1.5=15ポイントとなる。ポイント換算率CRは、任意の手順で定められてよいが、例えば、基礎換算率を1とし、基礎換算率にユーザ11の運転に対する評価に応じた評価換算率を加算する加点方式により定められる。ユーザ11の運転は任意の方法で評価されてよいが、本実施形態では、違反・事故歴、安全運転、エコ運転を評価項目として評価される。安全運転の評価は、例えば、急ブレーキ又は急発進の頻度で測ることができる。エコ運転は、アイドリングストップなどの車両の燃料消費を低減するような運転である。エコ運転の評価は、例えば、アクセル開度・ブレーキ回数・低速走行・アイドリングの発生回数又は度合いで測ることができる。違反・事故歴についての評価換算率をAとし、安全運転についての評価換算率をBとし、エコ運転に関する評価換算率をCとすると、ポイント換算率CRは、1+A+B+C(%)となる。本実施形態において、評価換算率Aは、違反・事故歴が少ないほど高くなる。評価換算率Bは、安全運転評価が高いほど高くなる。評価換算率Cは、エコ運転評価が高いほど高くなる。評価換算率には、さらに、ユーザ11が車両30を運転した日の天候についての評価換算率D、ユーザ11の運転習熟度についての評価換算率E、及びユーザ11の年齢についての評価換算率Fが含まれてもよい。そして、ユーザ11が車両30を運転した日のうち、良天候の日の割合が多いほど、評価換算率Dを高くしてもよい。あるいは、ユーザ11が悪天候の時に公共交通機関を使った場合に評価換算率Dを高くしてもよい。ユーザ11が熟練運転手であるほど、評価換算率Eを高くしてもよい。ユーザ11がある年齢を過ぎると、歳を取るごとに評価換算率Fを低くしてもよい。ポイント換算率CRが低いと、車両30の走行距離が伸びに比べてポイントのたまり方が遅くなることになる。
本実施形態において、例えば、運転免許返納時期が60歳であるとする。ユーザ11の年齢が50歳であり、60歳までの獲得ポイントP1が3600ポイントと推定されたとする。一方、運転免許返納後の必要ポイントP2が3900ポイントと算出されたとする。この場合、ユーザ11が60歳までの10年間で獲得ポイントP1と必要ポイントP2との差分である300ポイントをさらに獲得できるようにすれば、ユーザ11は運転免許返納後も不自由なく移動可能となる。そのため、ユーザ11に60歳で運転免許を返納させることができると考えられる。したがって、運転免許返納の遅れを抑制することができる。
上述したように、本実施形態において、ポイント換算率CRはユーザ11の運転状態に対する評価に応じて定まる。具体的には、ユーザ11の運転状態に対する評価が高くなれば、ポイント換算率CRが高くなる。よって、ユーザ11の運転方法が改善されれば、ユーザ11の運転に対する評価が高くなり、ユーザ11にポイントを獲得させやすくなると考えられる。本実施形態では、推定される獲得ポイントP1が必要ポイントP2よりも少ない場合に、ユーザ11に運転方法を改善する提案が行われるので、ユーザ11が運転免許返納時期までに必要な分のポイントを獲得しやすくなる。その結果、運転免許返納の遅れを抑制することができる。
図2を参照して、本実施形態に係る情報処理装置20の構成を説明する。
情報処理装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。「CPU」は、central processing unitの略語である。「GPU」は、graphics processing unitの略語である。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。「FPGA」は、field-programmable gate arrayの略語である。専用回路は、例えば、ASICである。「ASIC」は、application specific integrated circuitの略語である。制御部21は、情報処理装置20の各部を制御しながら、情報処理装置20の動作に関わる処理を実行する。
記憶部22は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。「RAM」は、random access memoryの略語である。「ROM」は、read only memoryの略語である。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。「SRAM」は、static random access memoryの略語である。「DRAM」は、dynamic random access memoryの略語である。ROMは、例えば、EEPROMである。「EEPROM」は、electrically erasable programmable read only memoryの略語である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22には、情報処理装置20の動作に用いられるデータと、情報処理装置20の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部23は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LANインタフェースである。通信部23は、情報処理装置20の動作に用いられるデータを受信し、また情報処理装置20の動作によって得られるデータを送信する。本実施形態において、通信部23は、車両30と通信を行う。
情報処理装置20の機能は、本実施形態に係る情報処理プログラムを、制御部21としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、情報処理装置20の機能は、ソフトウェアにより実現される。情報処理プログラムは、情報処理装置20の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを情報処理装置20として機能させる。すなわち、コンピュータは、情報処理プログラムに従って情報処理装置20の動作を実行することにより情報処理装置20として機能する。
プログラムは、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体に記憶しておくことができる。非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体は、例えば、フラッシュメモリ、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又はROMである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記憶したSDカード、DVD、又はCD-ROMなどの可搬型媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。「SD」は、Secure Digitalの略語である。「DVD」は、digital versatile discの略語である。「CD-ROM」は、compact disc read only memoryの略語である。プログラムをサーバのストレージに格納しておき、サーバから他のコンピュータにプログラムを転送することにより、プログラムを流通させてもよい。プログラムをプログラムプロダクトとして提供してもよい。
コンピュータは、例えば、可搬型媒体に記憶されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。サーバからコンピュータへのプログラムの転送は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP型のサービスによって処理を実行してもよい。「ASP」は、application service providerの略語である。プログラムは、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものを含む。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
情報処理装置20の一部又は全ての機能が、制御部21としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、情報処理装置20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図3を参照して、本実施形態に係る車両30の構成を説明する。
車両30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを備える。
制御部31は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、少なくとも1つのECU、又はこれらの組合せを含む。「ECU」は、electronic control unitの略語である。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。専用回路は、例えば、ASICである。制御部31は、車両30の各機能部品を制御しながら、車両30の動作に関わる処理を実行する。
記憶部32は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部32には、車両30の動作に用いられる情報と、車両30の動作によって得られた情報とが記憶される。移動実績情報D1は、本実施形態では記憶部32に記憶されるが、外部のストレージに記憶され、車両30により参照されてもよい。
通信部33は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE、4G規格、若しくは5G規格などの移動通信規格に対応したインタフェース、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に対応したインタフェース、又はLANインタフェースである。「LTE」は、Long Term Evolutionの略語である。「4G」は、4th generationの略語である。「5G」は、5th generationの略語である。通信部33は、車両30の動作に用いられる情報を受信し、また車両30の動作によって得られる情報を送信する。本実施形態において、通信部33は、情報処理装置20と通信を行う。
図4を参照して、本実施形態に係るシステム10の動作を説明する。この動作は、本実施形態に係る情報処理方法に相当する。
ステップS1において、情報処理装置20の制御部21は、通信部23を介して、車両30と通信し、車両30から移動実績情報D1を取得する。移動実績情報D1は、車両30のユーザ11の運転履歴及び車両30の走行距離L1を含む移動実績を示す情報である。本実施形態において、移動実績情報D1で示されるユーザ11の運転履歴には、ユーザ11の運転が違反・事故歴、安全運転、及びエコ運転の観点から評価された結果及びユーザ11の属性が含まれる。具体的には、ユーザ11の運転が違反・事故歴、安全運転、及びエコ運転の観点から評価された結果として、評価換算率A1、評価換算率B1、及び評価換算率C1が含まれる。ユーザ11の属性には、ユーザ11の年齢が含まれる。ユーザ11の属性には、ユーザ11の運転免許の種類及び更新回数を示すライセンス情報が含まれてもよい。また、ユーザ11の運転履歴には、さらに、ユーザ11が車両30を運転した日の天候が含まれてよい。
ステップS2において、情報処理装置20の制御部21は、ステップS1で取得された移動実績情報D1に基づいて、ユーザ11の移動予測を算出する。ユーザ11の移動予測は、運転免許返納時期までのユーザ11の運転傾向及び車両30の走行距離L2を含む。ユーザ11の運転傾向は、移動実績情報D1で示されるユーザ11の運転履歴から算出される。本実施形態では、ユーザ11の運転傾向は運転免許返納時期まで変わらないことを前提とする。よって、制御部21は、ユーザ11の運転履歴に含まれるユーザ11の運転の評価結果を、ユーザ11の運転傾向とする。すなわち、制御部21は、移動実績情報D1で示される評価換算率A1、評価換算率B1、及び評価換算率C1を、ユーザ11の運転傾向に対する評価換算率A2、評価換算率B2、及び評価換算率C2とする。本実施形態の一変形例として、ユーザ11の運転傾向は歳とともに変化することを前提とし、その変化を重み付け係数として、評価換算率A2、評価換算率B2、及び評価換算率C2に反映させてもよい。
情報処理装置20の制御部21は、さらに、移動実績情報D1で示される走行距離L1を1年間あたりの走行距離に換算し、運転免許返納時期までの年数を乗じて、走行距離L2を算出する。例えば、30歳から運転を開始したユーザ11の年齢が50歳であり、走行距離L1が200kmである場合、1年間あたりの走行距離を10kmと換算される。運転免許返納時期が60歳であるとすると、制御部21は、1年間あたりの走行距離である10kmに、60歳までの10年を乗じた距離である100kmを走行距離L2として算出する。
ステップS3において、情報処理装置20の制御部21は、ステップS1で取得された移動実績情報D1で示される移動実績及びステップS2で算出された移動予測に応じてユーザ11が運転免許返納時期までに獲得する獲得ポイントP1を推定する。具体的には、制御部21は、走行距離L1にポイント換算率CR1を乗じて得られるポイントと、走行距離L2にポイント換算率CR2を乗じて得られるポイントとを合算し、獲得ポイントP1として推定する。ポイント換算率CR1は、基礎換算率1に、ステップS1で取得された移動実績情報D1で示される評価換算率A1、評価換算率B1、及び評価換算率C1を加算したものである。ポイント換算率CR2は、基礎換算率1に、ステップS2で算出された評価換算率A2、評価換算率B2、及び評価換算率C2を加算したものである。一例として、評価換算率A1が0.1であり、評価換算率B1が0.07であり、評価換算率C1が0.03であるとする。本実施形態において、走行距離L2についての評価換算率A2、評価換算率B2、評価換算率C2は、それぞれ、走行距離L1についての評価換算率A1、評価換算率B1、評価換算率C1と同様であるので、走行距離L1に対するポイント換算率CR1及び走行距離L2に対するポイント換算率CR2は、いずれも1+0.1+0.07+0.03=1.2%となる。よって、走行距離L1に対するポイントは200km×1000m×1.2%=2400ポイントとなる。走行距離L2に対するポイントは100km×1000m×1.2%=1200ポイントとなる。したがって、制御部21は、1200ポイント+2400ポイント=3600ポイントを獲得ポイントP1と推定する。
ステップS4において、情報処理装置20の制御部21は、さらに、移動実績情報D1に基づいて、運転免許返納時期よりも後のユーザ11の移動距離L3を予測する。具体的には、制御部21は、60歳よりも後のユーザ11の移動距離L3を予測する。移動距離L3は任意の手順で予測されてよいが、本実施形態では、以下の手順で予測される。制御部21は、ステップS2において算出された、車両30の1年間あたりの走行距離に、運転免許返納時期である60歳よりも後に、ユーザ11が公共交通手段を利用して移動を希望する年数を乗じた距離を移動距離L3として予測する。例えば、ユーザ11は、運転免許返納後90歳まで公共交通手段を利用して移動することを希望しているとする。この場合、制御部21は、ステップS3で算出した車両30の1年間あたりの走行距離に、60歳から90歳までの年数を乗じて得られる距離を移動距離L3として予測する。具体的には、車両30の1年間あたりの走行距離である10kmに30年を乗じた距離である300kmを移動距離L3として予測する。
ステップS5において、情報処理装置20の制御部21は、ユーザ11が移動距離L3を公共交通手段を利用して移動する際に利用の対価として必要となる必要ポイントP2を算出する。具体的には、制御部21は、ステップS4で予測した移動距離L3である300kmをバス等の公共交通手段を利用して移動する際に必要となる必要ポイントP2を算出する。例えば、公共交通手段での移動に必要なポイントが1kmあたり13ポイントであるとする。制御部21は、必要ポイントP2を、300km×13ポイント=3900ポイントと算出する。
ステップS6において、情報処理装置20の制御部21は、必要ポイントP2が獲得ポイントP1よりも多いかどうかを判定する。具体的には、制御部21は、ステップS3で推定された獲得ポイントP1と、ステップS5で算出された必要ポイントP2を比較する。本実施形態では、ステップS3で推定された獲得ポイントP1は3600ポイントであり、ステップS5で算出された必要ポイントP2は3900ポイントである。必要ポイントP2が獲得ポイントP1よりも多いため、制御部21は、運転免許返納後に必要な分のポイントが不足すると判定し、ステップS7の処理を行う。一方、必要ポイントP2が獲得ポイントP1よりも少ない場合、制御部21は、運転免許返納後に必要な分のポイントは不足しないと判定し、処理を終了する。
ステップS7において、情報処理装置20の制御部21は、通信部23を介して、提案情報D2をユーザ11の端末装置に送信する。提案情報D2は、ユーザ11に対し運転免許返納時期までの運転方法を改善することを提案する情報である。本実施形態では、情報処理装置20の制御部21は、ユーザ11の運転の評価項目である違反・事故歴、安全運転、及びエコ運転のうち、少なくともいずれかの一つの評価項目についてユーザ11に改善を提案する情報を、提案情報D2として送信する。あるいは、制御部21は、提案情報D2として、評価項目の任意の組み合わせについてユーザ11に改善を提案する情報を送信してもよい。改善を提案する評価項目は任意に選択されてよいが、本実施形態では、エコ運転が選択される。具体的には、制御部21は、エコ運転について改善を提案する情報を提案情報D2として送信する。例えば、制御部21は、エコ運転についてユーザ11に改善を提案する情報として、「アイドリングストップを心がけましょう!」というメッセージを送信する。本実施形態の一変形例として、制御部21は、提案情報D2として、ユーザ11に車両30に乗る回数を増やすことを提案する情報を送信してもよい。ユーザ11が車両30に乗る回数が増えると走行距離L2が増えるため、ユーザ11は獲得ポイントP1を増やすことができる。
本実施形態において、端末装置は、ユーザ11によって保持される。端末装置は、携帯電話機、スマートフォン、又はタブレットなどのモバイル機器である。端末装置は、カーナビゲーション機器などの車載機器であってもよい。あるいは、端末装置は、外部機器として車両30に接続されてもよい。端末装置は、情報処理装置20から送された提案情報D2を受信する。具体的には、端末装置は、情報処理装置20から送信された、「アイドリングストップを心がけましょう!」というメッセージを受信する。端末装置は、受信したメッセージをユーザ11に提示する。具体的には、端末装置は、受信したメッセージを端末装置の画面上に表示する。端末装置は、受信したメッセージを任意のディスプレイに表示してもよい。ディスプレイは、例えば、車両30に搭載されたカーナビゲーション用機器のディスプレイ、又は車両30に搭載され、端末装置に接続されたディスプレイオーディオであってもよい。端末装置は、提案情報D2の内容を出力部としてのスピーカから音声出力してもよい。エコ運転についての改善の提案は、アイドリングストップを提案するものに限られず、他の燃費の良い乗り方を提案するものであってもよい。
ユーザ11が、提案情報D2で示された提案にしたがってアイドリングストップに努めた結果、エコ運転についての評価換算率Cが0.03から0.43に上昇したとする。仮に、評価換算率A及び評価換算率Bが変わらないとすれば、ポイント換算率CR2は1+0.1+0.07+0.43=1.6%となる。本実施形態では、走行距離L2は100kmと推定されているので、100km×1000m×1.6%=1600ポイントが走行距離L2について獲得されることになる。ステップS3で説明したように、走行距離L1に対するポイント換算率CR1は1.2%であり、走行距離L1については200km×1000m×1.2=2400ポイントが獲得されている。よって、ユーザ11は、60歳までに、走行距離L1について獲得された2400ポイントに走行距離L2について獲得されることになる1600ポイントを加算した4000ポイントを獲得できることになる。すなわち、ユーザ11は運転免許返納時期までに必要な分のポイントを獲得できることになる。
本実施形態によれば、ユーザ11が運転免許返納時期までに必要な分のポイントを獲得しやすくなる。その結果、ユーザ11は不足分のポイントを獲得するために運転免許返納時期後も運転を続ける必要がなくなる。よって、運転免許返納時期の遅れを抑制することができる。
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の2つ以上のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の2つ以上のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
10 システム
11 ユーザ
20 情報処理装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
30 車両
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
40 ネットワーク

Claims (1)

  1. 車両と通信する通信部と、
    前記通信部を介して、前記車両のユーザの運転履歴及び前記車両の走行距離を含む移動実績を示す移動実績情報を取得し、取得された移動実績情報に基づいて、運転免許返納時期までの前記ユーザの運転傾向及び前記車両の走行距離を含む移動予測を算出し、前記移動実績及び前記移動予測に応じて前記ユーザが前記運転免許返納時期までに獲得する獲得ポイントを推定し、さらに、前記移動実績情報に基づいて、前記運転免許返納時期よりも後の前記ユーザの移動距離を予測し、前記ユーザが前記移動距離を公共交通手段を利用して移動する際に利用の対価として必要となる必要ポイントを算出し、算出された必要ポイントが前記獲得ポイントよりも多い場合に、前記通信部を介して、前記ユーザに対し前記運転免許返納時期までの運転方法を改善することを提案する提案情報を前記ユーザの端末装置に送信する制御部と、
    を備える情報処理装置。
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