JP2022144232A - 情報提供システム、情報提供方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022144232000001
【課題】来訪ユーザの情報を把握して、接客対応することができるように、ユーザ情報を接客支援ユニットに送信することが可能な技術を提供すること。
【解決手段】情報提供システムは、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、ユーザから受け付けた予約情報を、ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶部と、施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報とユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証部と、認証部により認証された来訪ユーザの情報と予約情報記憶部に記憶されている予約情報とを照合する照合部と、照合部により照合された来訪ユーザの情報と予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援ユニットに出力する通信部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、情報提供方法及びプログラムに関する。
昨今、人手不足を解消する一つの技術として、ロボットを用いた様々な技術が提案されている。特許文献1には、ロボットが、来訪者(ユーザ)に対して、例えば、展示物についての説明をしたり、展示会場を案内したりする技術が開示されている。
特許第6142306号公報
しかしながら、営業担当(施設員)は来訪者の受付完了後にしかユーザ情報を把握することができないため、来店後における営業担当がユーザ情報を把握するまでの間では来訪ユーザに不安感を与えたり、来訪ユーザに対する接客対応が遅れる場合が生じ得る。
本発明は、上記の課題に鑑み、来訪ユーザの情報を把握して、接客対応することができるように、ユーザ情報を接客支援ユニットに送信することが可能な技術を提供する。
本発明の一態様に係る情報提供システムは、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段と、
施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段により認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段により照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段に出力する通信手段と、を備える。
本発明によれば、ユーザ情報を接客支援ユニットに送信することにより、来訪ユーザの情報を把握して、接客対応を行うことができる。例えば、営業担当(施設員)は、来訪ユーザの名前を呼ぶなどのコミュニケーションを図ることができ、円滑な商談を進めることが可能になる。
情報提供システムの構成例を示す図。 ST21はユーザ情報記憶部の構成例を示す図であり、ST22は予約情報記憶部の構成例を示す図。 案内ロボットの構成を説明する図であり、ST31は案内ロボットの外観構成を示し、ST32は案内ロボットの機能構成を示す図。 ST41は端末装置の機能構成を示し、ST42はカメラユニットの機能構成を示す図。 情報提供システムを適用可能な店舗の例を示す図。 情報提供システムにおける処理の流れを説明する図。 変更情報が有る場合の来訪ユーザを報知する端末装置の表示例を示す図。 変更情報が無い場合の来訪ユーザを報知する端末装置の表示例を示す図。 新規ユーザである来訪ユーザを報知する端末装置の表示例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は情報提供システムSTMの構成例を示す図であり、情報提供システムSYMは、システム全体で共有するデータベースを有する共有情報サーバとして機能する共有情報サーバ10と、共有情報サーバ10と通信可能な情報提供装置20、案内ロボット30、端末装置40、カメラユニット50(撮像部)とを有する。情報提供システムSTMは、案内ロボット30及び営業担当(施設員)の端末装置40に接客を行うための情報を提供するシステムである。図1の例では、情報提供装置20は単一の例を示しているが、この例に限られず複数の情報提供装置20をネットワークNWに接続することが可能である。
情報提供システムSTMは、例えば、自動車販売店の店舗500(ショールーム)において適用される。
店舗情報を管理するサーバとして機能する情報提供装置20は、各店舗内のオフィス等に配置されており、ユーザ情報を管理する上位の共有情報サーバ10と、ネットワークNWを介して双方向に通信可能である。また、情報提供装置20店舗内で来訪ユーザ(来訪者)の案内や接客を行う案内ロボット30、及び店舗内の営業担当者の端末装置40に情報を送信(伝達)することができる。また、情報提供装置20は、カメラユニット50(撮像部)から画像(画像情報)を受信することができる。情報提供装置20は、共有情報サーバ10と双方向の通信が可能であり、共有情報サーバ10から取得した情報に基づいて種々の情報処理を行うことが可能であり、その結果を案内ロボット30、及び店舗内の端末装置40に情報を送信(伝達)する。
案内ロボット30は、店舗500(ショールーム)において来訪ユーザ590の案内や接客を行うためのロボットである。図5では、店舗500の入口510付近において受付を行う案内ロボット30aと、商談スペース520aにおいて営業担当者580と来訪ユーザ590との商談に同席している案内ロボット30bが示されている。以下の説明では、これらを区別しない場合には案内ロボット30と表記する。
端末装置40は、営業担当者580が操作する端末である。営業担当者580は、端末装置40を用いて来訪ユーザ590に対して、店舗500内に配置される展示車両535に関する各種資料を提示したり、来訪ユーザ590の情報等を確認したりすることができる。
カメラユニット50は、店舗500(ショールーム)内および店舗500外の施設を撮影するユニットである。図5では、店舗500外の施設を撮影するカメラユニット50a、商談スペース520a、520bをそれぞれ撮影するカメラユニット50bと、店舗500の全体を撮影するカメラユニット50cとが設けられている。以下の説明では、カメラユニット50a~50cを区別しない場合にはカメラユニット50と表記する。
カメラユニット50は店舗500内および、店舗500外の駐車スペースおよび駐車スペースから店舗に通じる歩行スペースに複数配置され、撮像した画像情報を情報提供装置20に送信する。ここで、店舗外のスペースである駐車スペースおよび駐車スペースから店舗に通じる歩行スペースを、店舗外の施設(単に、施設ともいう)。
店舗500内に配置されたカメラユニット50b、50cは店舗に入店した来訪ユーザ590の顔画像を撮像し、情報提供装置20に送信する。
店舗外の施設に配置されたカメラユニット50aは、駐車スペースに入庫した車両のナンバープレートの情報を撮像し、情報提供装置20に送信する。また、店舗外の施設に配置されたカメラユニット50aは、歩行スペースの来訪ユーザの顔画像を撮像し、情報提供装置20に送信する。情報提供装置20は、店舗外の施設に配置されたカメラユニット50aから送信された画像(画像情報)に基づいて画像処理を行い、来訪ユーザの事前認証(認証)を行う。
また、情報提供装置20は店舗外の施設に配置されたカメラユニット50a及び店舗内に配置されたカメラユニット50b、50cから送信された画像(画像情報)に基づいて画像処理を行い、来訪ユーザの事前認証を行うことも可能である。
(共有情報サーバ10(共有情報サーバ)の構成)
共有情報サーバ10は、ハードウェア構成として、処理部11(CPU)、通信部12、記憶部13を有する。処理部11(CPU:Central Processing Unit)は、共有情報サーバ10の全体を制御するための各種の処理を行う。
通信部12は、ネットワークNWを介して、各店舗に配置された情報提供装置20(ロボットサーバ)との間でデータの送受信が可能である。通信部12は情報提供装置20からのデータの要求に応じて記憶部13に記憶されている各種情報を送信することが可能である。
記憶部13は、処理部11で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)と、処理部11がプログラムを実行する際の作業領域として各種情報を記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを有する。また、記憶部13は、ユーザ情報を含む各種情報を記憶する大容量記憶部を有する。記憶部13は、メモリカード、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成することができる。記憶部13は、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部13aを有する。
図2のST21はユーザ情報記憶部13aの構成例を示す図であり、ユーザ情報記憶部13aに記憶されるユーザ情報には、ユーザを識別するためのユーザIDとユーザ名、ユーザの住所、ユーザの家族構成、営業店舗、営業履歴の情報、および認証情報が含まれる。
ユーザの住所、ユーザの家族構成、営業店舗、営業履歴の情報は、来訪ユーザの来店理由(来訪理由)を推定するための基本情報として利用される。情報提供装置20は、事前認証により認証された来訪ユーザの情報(ID、ユーザ名)に対応するユーザ情報(ユーザの住所、ユーザの家族構成、営業店舗、営業履歴の情報)と予約情報に含まれるユーザ情報との照合により、変更されている項目の変更情報に基づいて、来訪ユーザの来店理由を推定することができる。
営業店舗の情報においてSP1は、SP2・・・は各ユーザが取引をしている営業店舗を示す。営業店舗の情報を参照することにより、情報提供装置20は来訪ユーザが他店舗のユーザであるか、自店舗のユーザであるか判断することができる。
営業履歴の情報には、ユーザが購入した車両情報(D1等:車種、年式、グレード等)や修理履歴(D2)の情報(日時、費用、修理回数等)が含まれる。
認証情報には、来訪ユーザの事前認証に利用される車両のナンバープレートに記載された情報や顔認証に用いる画像情報や画像情報を数値化した特徴情報が含まれる。
情報提供装置20は、カメラユニット50から送信された画像(画像情報)から取得した情報(画像処理により取得した情報)と共有情報サーバ10のユーザ情報記憶部13aから取得したユーザ情報(ユーザ情報に含まれる認証情報)との比較に基づいて、該当する来訪ユーザ(ID,ユーザ名)を特定する。
なお、ユーザ情報の例は一例であり、更に種々の情報を組み合わせることが可能である。
図2のST22は予約情報記憶部23aの構成例を示す図であり、ユーザIDや来訪者の名前でユーザ情報記憶部13aの情報と紐づけられている。入力情報は来訪者が予約時に入力した情報であり、照合の際にユーザ情報記憶部13aに記憶されている情報と比較することが可能である。なお、入力情報の例は一例であり、更に種々の情報を組み合わせることが可能である。
共有情報サーバ10は、ネットワークNWを介した情報提供装置20との通信により取得した情報を記憶部13(ユーザ情報記憶部13a、予約情報記憶部23a)に保存することが可能である。また、共有情報サーバ10の処理部11は情報提供装置20との通信により取得した情報に基づいて、記憶部13に保存されている情報を更新することが可能である。処理部11は、情報提供装置20との通信により取得した情報に基づいて、例えば、ユーザ情報やユーザの予約情報を新規に追加したり、既に記憶されている情報を更新することが可能である。
(情報提供装置20の構成)
情報提供装置20は、処理部21(CPU:Central Processing Unit)、通信部22、記憶部23を有する。
通信部22はネットワークNWを介して共有情報サーバ10と双方向に情報の送受信が可能である。また、通信部22は、カメラユニット50(撮像部)から画像(画像情報)を受信し、店舗内で来訪者の接客を行う案内ロボット30、及び店舗内の営業担当者の端末装置40に情報を送信(伝達)することができる。
記憶部23は、処理部21で実行されるプログラムを記憶するためのROMと、処理部21がプログラムを実行する際の作業領域として各種情報を記憶するためのRAMとを有する。また、記憶部23は、共有情報サーバ10から受信した各種情報、処理部21の各種解析処理の結果、ユーザの予約情報を含む各種情報を記憶する大容量記憶部を有する。記憶部23は、メモリカード、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成することができる。記憶部13は、ユーザから受け付けた予約情報を、ユーザ情報記憶部13aに記憶されているユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶部23aを有する。ユーザの携帯端末や外部の情報処理装置からWeb上に公開されている各店舗の予約情報サイトにアクセスして、ID、ユーザ名などによりログインした後に、所定のフォーマットに従って情報を入力することにより、予約情報は、予約情報記憶部23aに登録される。
図2のST22は予約情報記憶部23aの構成例を示す図であり、予約情報記憶部23aに記憶されるユーザの予約情報には、来訪ユーザの情報(ID、ユーザ名)と予約時間が含まれる。予約情報には、ユーザから入力されたユーザ情報として、住所や家族構成、営業店舗の情報が含まれる。
情報提供装置20の処理部21は、機能構成として認証部211、照合部212、変更情報取得部213、推定部214を有する。これらの機能構成は、情報提供装置20の処理部21が記憶部23から読み込んだ所定のプログラムを実行することで実現される。情報提供装置20の機能構成の各部の構成は、同様の機能を果たすのであれば、それらは集積回路などで構成してもよい。
認証部211は施設内(駐車スペース、歩行スペース)に入った来訪ユーザの画像から取得した情報とユーザ情報(ユーザ情報に含まれる認証情報)との比較に基づいて、当該来訪ユーザを事前認証する。ユーザ情報記憶部13aにデータが記憶されているユーザに関して、認証部211は、事前認証により来訪ユーザの識別情報(ID)やユーザ名を特定する。ユーザ情報記憶部13aにデータが記憶されていないユーザに関して、認証部211は、事前認証により新規ユーザであると特定する。
照合部212は認証部211により事前認証された来訪ユーザの情報と予約情報記憶部23aに記憶されている予約情報とを照合する。来訪ユーザの情報としてID=001、ユーザ名「A」をキー情報にすると、予約情報記憶部23aに記憶されている予約情報として、照合部212は、ID=001、ユーザ名「A」の来訪者(来訪ユーザ)に対して「13:00」の予約時間が設定されていることを特定する。
通信部22は、照合部212により照合された来訪ユーザの情報と予約情報とを組み合わせた来訪情報を店舗内の接客支援ユニットに出力する。店舗内の接客支援ユニットには、案内ロボット30と営業担当の端末装置40が含まれる。すなわち、通信部22は、営業担当(施設員)の端末装置40と来訪ユーザの接客を行う案内ロボット30に来訪情報を送信する。ユーザ情報を接客支援ユニットに送信することにより、来訪ユーザの情報を来訪時点で早期に把握して、接客対応することができる。例えば、営業担当(施設員)は、来訪ユーザの名前を呼ぶなどのコミュニケーションを図ることができ、円滑な商談を進めることが可能になる。
通信部22は、端末装置40や案内ロボット30他、店舗内で来訪ユーザのユーザ情報を共有するための表示装置や情報処理装置に来訪情報を送信することも可能である。これにより、来訪ユーザの情報を来訪時点で把握して、店舗内で共有することができ、店舗内で連携した接客対応を行うことが可能になる。
変更情報取得部213は、来訪ユーザの情報に対応するユーザ情報と予約情報との照合により、変更されている項目の変更情報を取得する。変更情報取得部213は、来訪ユーザの情報に対応するユーザ情報(ユーザの住所、ユーザの家族構成、営業店舗、営業履歴の情報)を共有情報サーバ10のユーザ情報記憶部13aから取得して、予約情報に含まれるユーザ情報との照合により、変更されている項目の変更情報を取得する。
変更情報には、来訪ユーザに対応する営業店舗が他店舗から自店舗への店舗情報の変更が含まれる。変更情報取得部213は、店舗情報が変更されている場合、変更情報として、他店舗での営業履歴の情報をユーザ情報記憶部13aに記憶されているユーザ情報から取得する。
また、変更情報には、来訪ユーザの住所情報の変更や来訪ユーザの家族構成の変更が含まれる。
推定部214は変更情報に基づいて、来訪ユーザの来訪理由を推定する。例えば、営業店舗が他店舗から自店舗へ変更されている場合には、推定部214は他店舗における過去の営業履歴を原因とした来訪理由を推定する。
来訪ユーザの住所情報が変更されている場合には、例えば、変更された住所情報に近い店舗に来店した等、推定部214は住所情報の変更を原因とした来訪理由を推定する。
来訪ユーザの家族構成が変更されている場合には、例えば、変更された家族構成に合わせた新車の購入のために来店した等、推定部214は家族構成の変更を原因とした来訪理由を推定する。
推定部214により来訪理由が推定されると、通信部22は、来訪情報と、推定部214により推定された来訪理由とを、接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信する。
来訪ユーザの来訪理由を推定して、接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信することにより、例えば、来訪理由を伝達された案内ロボット30は、来訪理由に基づいてユーザインタフェースを制御して来訪者に対する接客を変更することができる。また、来訪理由を報知された端末装置40の営業担当は、来訪ユーザの来訪理由を来訪時の早期のタイミングで取得することができ、来訪者の不安感を低減し、来訪理由に対応した早期の接客対応を講じることが可能になる。
(案内ロボット30の構成)
図3は案内ロボットの構成を説明する図である。図3のST31は案内ロボットの外観構成を示し、ST32は案内ロボットの機能構成を示す図である。
案内ロボット30は、店舗500において接客を行うためのロボットである。図1では、店舗500の入口510付近において受付を行う案内ロボット30aと、商談スペース520aにおいて営業担当者580と来訪ユーザ590との商談に同席している案内ロボット30bが示されている。以下の説明では、これらを区別しない場合には案内ロボット30と表記する。
図3のST31に示すように、案内ロボット30は、直立させた略ひょうたん型に形成されており、大まかには頭部301、括れ部302及び胴部303から構成される。本実施形態では、案内ロボット30は110cm前後の身長を有する。また案内ロボット30には手足がなく、胴部303の下端に設けられる走行装置304により前後左右および斜め方向等、360度如何なる方向にも移動自在に構成される。なお、走行装置304の具体的構成については、説明を省略する。
このように案内ロボット30は、頭部301が胴部303よりも若干大きく、かつ手足のない形状を有することで、例えば子供が抱きつき易く、子供とのコミュニケーションを図りやすい形状となっている。また案内ロボット30は、走行装置304が前後方向および左右方向に揺れながらの動作を可能とするので、来訪ユーザ590が接近等に気付き易く、来訪ユーザ590とのコミュニケーションを図りやすい動き等が可能となっている。
案内ロボット30の頭部301には、水平方向に長い略楕円形状の顔部305が設けられており、顔部305は案内ロボット30の表情や簡単な文字画像等を表示可能に構成される。本実施形態では、案内ロボット30の顔部305には眼を表現する一対の疑似眼306が表示されており、一対の擬似眼306により様々な表情が表現可能となっている。例えば、一対の疑似眼306の形状を変化させることで、喜怒哀楽等の表情が表現可能である。本実施形態では、さらに口を表現する疑似口307が表示されており、一対の疑似眼306に加えて疑似口207の形状も変化させることで、表情の変化を分かり易くさせている。
また案内ロボット30は、顔部305の中で一対の疑似眼306の位置を移動可能に構成される。案内ロボット30は、顔部305内で一対の疑似眼306の位置を変えることで視線を動かす動作を表現する。
なお、案内ロボット30の態様は例示であって、他の態様のロボットも採用可能である。例えば、案内ロボット30の形状等が適宜変更されてもよい。また、ロボットとして据え置き型のロボットが含まれてもよく、例えば、店舗500の入口510付近及び各商談スペース520a、520bに据え置き型のロボットがそれぞれ配置されてもよい。
案内ロボット30は、処理部321と、記憶部322と、通信部323と、入力部324と、出力部325と、走行部326と、センサ群327と、撮像部328と、を含む。
処理部321(CPU:制御部)は、案内ロボット30の全体を制御するための各種の処理を行う。
記憶部322は、処理部321で実行されるプログラムを記憶するためのROMと、処理部321がプログラムを実行する際の作業領域として各種情報を記憶するためのRAMとを有する。また、記憶部322は、情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から受信した各種情報、処理部321の各種解析処理の結果を含む各種情報を記憶する大容量記憶部を有する。
通信部323は、ネットワークNWを介して情報提供装置20(ロボット制御サーバ)と双方向に通信を行うことが可能である。
処理部321(制御部)は、通信部323を介して情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から送信された情報に基づいて、各種情報処理を行ったり、案内ロボット30の各部を制御することができる。
入力部324は、各種入力を受け付ける。入力部324は、例えば、メンテナンス時等に操作可能な各種のスイッチボタン、来訪ユーザ590の音声入力を受け付けるマイク、又は来訪ユーザ590による予約情報の入力等を受け付ける操作パネル等であってもよい。
出力部325は、各種情報を出力する。出力部325は、例えば、音声を出力可能なスピーカや、画像を表示可能なディスプレイ等の表示部であってもよい。本実施形態では、顔部305が画像を表示する出力部325として機能する。
案内ロボット30の処理部321(制御部)は、情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から送信された来訪情報および変更情報に基づいた出力部325(ユーザインタフェース)の制御により、来訪ユーザの接客を変更する。例えば、営業店舗の情報がSP1(他店舗)からSP2(自店舗)に変更されている場合、処理部321(制御部)は、出力部325を制御して、変更情報に基づいた音声出力(「営業店舗SP1では大変お世話になっております。営業店舗SP2への初めてのご来店、ありがとうございます。営業店舗SP1と同様に宜しくお願い致します。」)や画像表示を表示させることができる。
また、案内ロボット30の処理部321(制御部)は、情報提供装置20の通信部22から受信した情報に、変更情報が含まれていない場合に、来訪情報に基づいて特定される来訪ユーザの自店舗における営業履歴に基づいたユーザインタフェースの制御により、来訪ユーザの接客を行う。処理部321(制御部)は、出力部325を制御して、来訪ユーザの自店舗における営業履歴に基づいた音声出力(「○月○○日以来のご来店、ありがとうございます。」)や画像表示を表示させることができる。
走行部326は、案内ロボット30を自走させる前述の走行装置304等により構成される。走行部326は例えばバッテリ及び電動モータを含み、電動モータがバッテリから供給された電力により駆動するように構成される。走行部326は公知の電動技術を用いて適宜構成可能である。
センサ群327は、走行速度センサ、加速度センサおよびジャイロセンサ等の案内ロボット30の走行及び停止状態を検出するセンサ並びに障害物センサ、人感センサ及び動体センサ等の案内ロボット30の周囲の状態を検出するセンサ等の各種センサを含み得る。
撮像部328は、CCDやCMOS等の撮像素子を有するカメラであり、店舗を訪れた来訪ユーザを撮像可能に構成される。撮像部328は、例えば、案内ロボット30の頭部301に設けられる。このような配置態様により、来訪ユーザの顔を撮像し易くなる。また撮像部328は、来訪ユーザの顔を撮像する観点から、案内ロボット30の一対の疑似眼306の近くに設けられてもよい。
(端末装置40の構成)
図4のST41は端末装置40の機能構成を示す図である。端末装置40は、処理部431と、記憶部432と、通信部433と、入力部434と、出力部435とを含む。
処理部431、記憶部432及び通信部433は、案内ロボット30の処理部321、記憶部322及び通信部323と同様の構成を有し得る。処理部431(CPU:制御部)は、端末装置40における各種の処理を行う。
記憶部432は、処理部431で実行されるプログラムを記憶するためのROMと、処理部431がプログラムを実行する際の作業領域として各種情報を記憶するためのRAMとを有する。また、記憶部432は、情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から受信した各種情報を記憶する記憶部を有する。
通信部433は、ネットワークNWを介して情報提供装置20(ロボット制御サーバ)と双方向に通信を行うことが可能である。
入力部434は、営業担当者による各種入力を受け付ける。入力部434は、例えばタッチパネルである。出力部435は、各種情報を出力する。出力部435は、例えば、音声を出力可能なスピーカや、画像を表示可能なディスプレイ等の表示部であってもよい。
端末装置40の処理部431(制御部)は、来訪情報および変更情報に基づいた出力部435の制御により、来訪ユーザの来訪理由を報知する。
また、端末装置40の処理部431(制御部)は、情報提供装置20の通信部22から受信した情報に、変更情報が含まれていない場合に、来訪情報に基づいて特定される来訪ユーザの自店舗における営業履歴に基づいた出力部435の制御により、来訪ユーザの来訪理由を報知する。
来訪理由を報知された端末装置40の営業担当は、来訪ユーザの来訪理由を来訪時の早期のタイミングで取得することができ、来訪者の不安感を低減し、来訪理由に対応した早期の接客対応を講じることが可能になる。
(カメラユニット50の構成)
図4のST42はカメラユニット50の機能構成を示す図である。カメラユニット50は、撮像部541と、通信部542とを含む。カメラユニット50の撮像部541は静止画または動画を撮像することが可能であり、撮像部541には、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサ等のイメージセンサを備えるデジタルカメラが用いられる。通信部542は、ネットワークNWを介して情報提供装置20と双方向に通信を行うことが可能である。通信部542は撮像部541で撮像された画像(画像情報)を情報提供装置20に送信する。
(処理フロー)
図6は情報提供システムSTMにおける処理の流れを説明する図である。S501において、カメラユニット50が来訪ユーザの認証用の画像を撮像する。店舗外の施設に配置されたカメラユニット50aは、駐車スペースに入庫した車両のナンバープレートの情報を撮像し、情報提供装置20に送信する。また、店舗外の施設に配置されたカメラユニット50aは、歩行スペースの来訪ユーザの顔画像を撮像し、情報提供装置20に送信する。
店舗500内に配置されたカメラユニット50b、50cは店舗に入店した来訪ユーザ590の顔画像を撮像し、情報提供装置20に送信する。
S502において、認証部211は公知の画像処理技術を、カメラユニット50a、50b、50cから送信された画像(画像情報)に適用して、駐車スペースに入庫した車両のナンバープレートの情報や来訪ユーザの顔画像の情報を取得(抽出)する。
S503において、認証部211は、共有情報サーバ10のユーザ情報記憶部13aから取得したユーザ情報(ユーザ情報に含まれる認証情報)を取得する。そして、認証部211は画像処理により取得した情報と共有情報サーバ10のユーザ情報記憶部13aから取得した認証情報との比較により、来訪ユーザの認証を行う。
S504において、認証部211は画像処理により取得した情報に該当する情報が認証情報に含まれているが否かを判定する。画像処理により取得した情報に該当する情報が認証情報に含まれていない場合(S504-No)、認証部211は、事前認証により新規ユーザであると特定し、新規ユーザであることを示す情報(来訪情報)を生成する。認証部211は、新規ユーザであることを示す情報(来訪情報)として、例えば、文字情報と新規ユーザであることを示す識別表示(アイコン)を生成し、処理をS512に進める。識別表示(アイコン)は、例えば、図9の識別表示435bのように文字と任意の図形や記号などを組み合わせることが可能である。
S512において、店舗500の入口510付近において受付を行う案内ロボット30aの入力部324が受付情報の入力を受け付ける。この受付情報には、例えば、氏名や住所、家族構成などの情報が含まれる。
受付情報が来訪ユーザにより入力された場合に、推定部214は受付情報に基づいて来訪理由を推定する。
S513において、通信部22は、来訪ユーザが新規ユーザであることを示す情報(来訪情報)、受付情報及び受付情報から推定した来訪理由の情報を接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信する。新規ユーザであることを示す情報(来訪情報)には、文字情報(例えば、「◎◎社新規のお客様です。・・」)と新規ユーザであることを示す識別表示(アイコン)が含まれる。
受付情報が入力されない場合や受付情報に基づいて来訪理由を推定できなかった場合には、通信部22は、来訪ユーザが新規ユーザであることを示す情報(来訪情報)を接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信する。
図9は、新規ユーザである来訪ユーザを報知する端末装置40の表示例を示す図であり、端末装置40の処理部431(制御部)は、情報提供装置20の通信部22から受信した情報に基づいた出力部435の制御により、来訪ユーザが新規ユーザであることを示す情報と、受付情報と、受付情報から推定した来訪理由とを表示部435aに表示する。図9の表示例では、表示部435aに、新規ユーザであることを示す情報(来訪情報)として、文字情報(「◎◎社新規のお客様です。・・」)と新規ユーザであることを示す識別表示435bとが表示されている。営業担当(施設員)は、識別表示435bを視認することにより、来訪ユーザが新規ユーザであることを来訪時点で早期に把握して、接客対応することができる。更に、文字情報や受付情報を確認することにより、具体的なコミュニケーションを図ることができ、円滑な商談を進めることが可能になる。
この際、案内ロボット30の処理部321(制御部)は、情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から送信された情報に基づいた出力部325(ユーザインタフェース)の制御により、来訪ユーザの接客を変更する。例えば、処理部321(制御部)は、出力部325を制御して、音声出力(「◎◎社、営業店舗への初めてのご来店、宜しくお願い致します。」や画像表示を表示させることができる。
一方、S504の判定で、画像処理により取得した情報に該当する情報が認証情報に含まれている場合(S504-Yes)、該当する来訪ユーザ(ID,ユーザ名)を特定する。来訪ユーザの情報はユーザ情報記憶部13aに記憶されているため、認証部211は自社メーカの車両ユーザであると判断し、処理をS505に進める。
S505において、照合部212は認証部211により事前認証された来訪ユーザの情報(ID,ユーザ名)と予約情報記憶部23aに記憶されている予約情報とを照合する。予約情報が予約情報記憶部23aに記憶されていない場合(S505-No)、照合部212は処理をS510に進める。
S510において、店舗500の入口510付近において受付を行う案内ロボット30aの入力部324が予約情報の入力を受け付ける。予約情報の入力が受け付けられると、処理はS506に進められる。
一方、S505の判定で、来訪ユーザの情報(ID,ユーザ名)の予約情報が予約情報記憶部23aに記憶されている場合(S505-Yes)、照合部212は処理をS506に進める。
S506において、変更情報取得部213は、来訪ユーザの情報(ID,ユーザ名)に対応するユーザ情報(ユーザの住所、ユーザの家族構成、営業店舗、営業履歴の情報)を共有情報サーバ10のユーザ情報記憶部13aから取得して、予約情報に含まれるユーザ情報との照合により、変更されている項目の変更情報を取得する。S506の判定で、変更情報取得部213が変更情報を取得できない場合(変更情報がない場合、S506-No)、変更情報取得部213は、処理をS511に進める。
S511において、通信部22は、来訪ユーザの情報と予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信する。ここで、変更情報がない場合であっても、推定部214は、ユーザ情報に基づいて推定が可能な場合に、ユーザ情報に基づいて来訪理由を推定する。ユーザ情報に基づいて来訪理由を推定できた場合に、通信部22は、来訪情報及びユーザ情報から推定した来訪理由を示す情報を接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信する。
図8は、変更情報が無い場合の来訪ユーザを報知する端末装置40の表示例を示す図であり、端末装置40の処理部431(制御部)は、情報提供装置20の通信部22から受信した情報に基づいた出力部435の制御により、来訪ユーザの来訪情報と、ユーザ情報から推定した来訪理由を表示部435aに表示する。
この際、案内ロボット30の処理部321(制御部)は、情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から送信された情報に基づいた出力部325(ユーザインタフェース)の制御により、来訪ユーザの接客を変更する。例えば、処理部321(制御部)は、出力部325を制御して、音声出力(「○月○○日以来のご来店、ありがとうございます。」や「ご来店、ありがとうございます。ご愛用のお車は間もなく車検ですね・・」)や画像表示を表示させることができる。
一方、S506において、変更情報取得部213が変更情報を取得できた場合(変更情報がある場合、S506-Yes)、変更情報取得部213は、処理をS507に進める。
S507において、推定部214は変更情報に基づいて、来訪ユーザの来訪理由を推定する。変更情報には、来訪ユーザに対応する営業店舗が他店舗から自店舗への店舗情報の変更や来訪ユーザの住所情報の変更や来訪ユーザの家族構成の変更等が含まれる。推定部214は変更情報に基づいて、来訪ユーザの来訪理由を推定する。
そして、S508において、通信部22は、来訪ユーザの情報と予約情報とを組み合わせた来訪情報、及び来訪理由を示す情報を接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信する。
図7は、変更情報が有る場合の来訪ユーザを報知する端末装置40の表示例を示す図であり、端末装置40の処理部431(制御部)は、情報提供装置20の通信部22から受信した情報に基づいた出力部435の制御により、来訪ユーザの来訪情報と、変更情報から推定した来訪理由を表示部435aに表示する。図7の表示例では、変更情報として、例えば、家族構成の変更から推定される来訪理由が表示部435aに表示されている。
この際、案内ロボット30の処理部321(制御部)は、情報提供装置20(ロボット制御サーバ)から送信された情報に基づいた出力部325(ユーザインタフェース)の制御により、来訪ユーザの接客を変更する。例えば、処理部321(制御部)は、出力部325を制御して、音声出力(「営業店舗SP1では大変お世話になっております。営業店舗SP2への初めてのご来店、ありがとうございます。営業店舗SP1と同様に宜しくお願い致します。」)や画像表示を表示させることができる。
(実施形態のまとめ)
上記実施形態は、少なくとも以下の情報提供システム、情報提供方法及びプログラムを開示する。
構成1.上記実施形態の情報提供システムは、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段(13a)と、
ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段(23a)と、
施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証手段(211)と、
前記認証手段により認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合手段(212)と、
前記照合手段により照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段(30、40)に出力する通信手段(22)と、を備える。
構成1の情報提供システムによれば、ユーザ情報を接客支援ユニットに送信することにより、来訪ユーザの情報を把握して、接客対応を行うことができる。例えば、営業担当(施設員)は、来訪ユーザの名前を呼ぶなどのコミュニケーションを図ることができ、円滑な商談を進めることが可能になる。
構成2.上記実施形態の情報提供システムでは、前記通信手段(22)は、前記接客支援手段(30、40)として、営業担当の端末装置(40)と前記来訪ユーザの接客を行う案内ロボット(30)に前記来訪情報を送信する。
構成2の情報提供システムによれば、ユーザ情報を営業担当の端末装置と来訪ユーザの接客を行う案内ロボットに送信することにより、来訪ユーザの情報を把握して、接客対応を行うことができる。
構成3.上記実施形態の情報提供システムでは、前記来訪ユーザの情報に対応する前記ユーザ情報と前記予約情報との照合により、変更されている項目の変更情報を取得する変更情報取得手段(213)と、
前記変更情報に基づいて、前記来訪ユーザの来訪理由を推定する推定手段(214)と、を更に備え、
前記通信手段(22)は、前記来訪情報と、前記推定手段により推定された前記来訪理由とを、前記接客支援手段(30、40)に送信する。
構成4.上記実施形態の情報提供システムでは、前記変更情報には、前記来訪ユーザに対応する営業店舗が他店舗から自店舗への店舗情報の変更が含まれる。
構成5.上記実施形態の情報提供システムでは、前記変更情報取得手段(213)は、前記店舗情報が変更されている場合、前記変更情報として、前記他店舗での営業履歴の情報を前記ユーザ情報記憶手段(13a)から取得する。
構成6.上記実施形態の情報提供システムでは、前記変更情報には、前記来訪ユーザの住所情報の変更が含まれる。
構成7.上記実施形態の情報提供システムでは、前記変更情報には、前記来訪ユーザの家族構成の変更が含まれる。
構成3乃至構成7の情報提供システムによれば、来訪ユーザの来訪理由を推定して、接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信することにより、例えば、来訪理由を伝達された案内ロボットは、来訪理由に基づいてユーザインタフェースを制御して来訪者に対する接客を変更することができる。また、来訪理由を報知された端末装置の営業担当は、来訪ユーザの来訪理由を来訪時の早期のタイミングで取得することができ、来訪者の不安感を低減し、来訪理由に対応した早期の接客対応を講じることが可能になる。
構成8.上記実施形態の情報提供システムでは、前記案内ロボット(30)の制御手段(321)は、前記来訪情報および前記変更情報に基づいた出力手段(325)の制御により、前記来訪ユーザの接客を変更する。
構成8の情報提供システムによれば、案内ロボットは、来訪理由に基づいてユーザインタフェースを制御して来訪者に対する接客を変更することができる。
構成9.上記実施形態の情報提供システムでは、前記端末装置(40)の制御手段(431)は、前記来訪情報および前記変更情報に基づいた出力手段(435)の制御により、前記来訪ユーザの来訪理由を報知する。
構成9の情報提供システムによれば、来訪理由を報知された端末装置の営業担当は、来訪ユーザの来訪理由を来訪時の早期のタイミングで取得することができ、来訪者の不安感を低減し、来訪理由に対応した早期の接客対応を講じることが可能になる。
構成10.上記実施形態の情報提供システムでは、前記案内ロボット(30)の制御手段(321)は、前記通信手段(22)から受信した情報に、前記変更情報が含まれていない場合に、前記来訪情報に基づいて特定される前記来訪ユーザの前記自店舗における営業履歴に基づいた出力手段(325)の制御により、前記来訪ユーザの接客を行う。
構成10の情報提供システムによれば、案内ロボットは、自店舗における営業履歴に基づいてユーザインタフェースを制御して来訪者に対する接客を変更することができる。
構成11.上記実施形態の情報提供システムでは、前記端末装置(40)の制御手段(431)は、前記通信手段(22)から受信した情報に、前記変更情報が含まれていない場合に、前記来訪情報に基づいて特定される前記来訪ユーザの前記自店舗における営業履歴に基づいた出力手段(435)の制御により、前記来訪ユーザの来訪理由を報知する。
構成11の情報提供システムによれば、来訪理由を報知された端末装置の営業担当は、来訪ユーザの来訪理由を来訪時の早期のタイミングで取得することができ、来訪者の不安感を低減し、来訪理由に対応した早期の接客対応を講じることが可能になる。
構成12.上記実施形態の情報提供システムでは、前記認証手段(211)は、前記来訪ユーザの情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報との比較に基づいて、前記ユーザ情報に前記来訪ユーザの情報が含まれていない場合に、当該来訪ユーザは新規ユーザと判定し、
前記通信手段(22)は、前記判定の結果を前記来訪情報として、前記接客支援手段(30、40)に送信する。
構成12の情報提供システムによれば、来訪ユーザは新規ユーザであるとの判定の結果を、接客支援ユニット(案内ロボット30、端末装置40)に送信することにより、案内ロボットは、新規ユーザであるとの判定の結果に基づいてユーザインタフェースを制御して来訪者に対する接客を変更することができる。また、端末装置の営業担当は、新規ユーザであるとの判定の結果を来訪時の早期のタイミングで取得することができ、来訪者の不安感を低減し、早期の接客対応を講じることが可能になる。
構成13.上記実施形態の情報提供方法は、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段(13a)と、ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段(23a)と、を有する情報提供システム(STM)における情報提供方法であって、
施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証工程(S503、S504)と、
前記認証工程で認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合工程(S505)と、
前記照合工程で照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段に出力する通信工程(S508)と、を有する。
構成14.上記実施形態のプログラムは、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段と、を有する情報提供システムにおける情報提供方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報提供方法が、
施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証工程(S503、S504)と、
前記認証工程で認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合工程(S505)と、
前記照合工程で照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段に出力する通信工程(S508)と、を有する。
構成13の情報提供方法および構成14のプログラムによれば、ユーザ情報を接客支援ユニットに送信することにより、来訪ユーザの情報を把握して、接客対応を行うことができる。例えば、営業担当(施設員)は、来訪ユーザの名前を呼ぶなどのコミュニケーションを図ることができ、円滑な商談を進めることが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介して情報提供システムまたは情報提供システムを構成する情報提供装置に供給し、その情報提供システム(情報提供装置、案内ロボット、端末装置)のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出して、情報提供システムの処理を実行することも可能である。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
STM:情報提供システム、10:共有情報サーバ、11:処理部、
13a:ユーザ情報記憶部、
20:情報提供装置、21:処理部、22:通信部、23:記憶部、
23a:予約情報記憶部、30:案内ロボット、40:端末装置、
50:カメラユニット、211:認証部、212:照合部、
213:変更情報取得部、214:推定部

Claims (14)

  1. ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段と、
    施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段により照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段に出力する通信手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記通信手段は、前記接客支援手段として、営業担当の端末装置と前記来訪ユーザの接客を行う案内ロボットに前記来訪情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記来訪ユーザの情報に対応する前記ユーザ情報と前記予約情報との照合により、変更されている項目の変更情報を取得する変更情報取得手段と、
    前記変更情報に基づいて、前記来訪ユーザの来訪理由を推定する推定手段と、を更に備え、
    前記通信手段は、前記来訪情報と、前記推定手段により推定された前記来訪理由とを、前記接客支援手段に送信することを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記変更情報には、前記来訪ユーザに対応する営業店舗が他店舗から自店舗への店舗情報の変更が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報提供システム。
  5. 前記変更情報取得手段は、前記店舗情報が変更されている場合、前記変更情報として、前記他店舗での営業履歴の情報を前記ユーザ情報記憶手段から取得することを特徴とする請求項4に記載の情報提供システム。
  6. 前記変更情報には、前記来訪ユーザの住所情報の変更が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報提供システム。
  7. 前記変更情報には、前記来訪ユーザの家族構成の変更が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報提供システム。
  8. 前記案内ロボットの制御手段は、前記来訪情報および前記変更情報に基づいた出力手段の制御により、前記来訪ユーザの接客を変更することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  9. 前記端末装置の制御手段は、前記来訪情報および前記変更情報に基づいた出力手段の制御により、前記来訪ユーザの来訪理由を報知することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  10. 前記案内ロボットの制御手段は、前記通信手段から受信した情報に、前記変更情報が含まれていない場合に、前記来訪情報に基づいて特定される前記来訪ユーザの前記自店舗における営業履歴に基づいた出力手段の制御により、前記来訪ユーザの接客を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報提供システム。
  11. 前記端末装置の制御手段は、前記通信手段から受信した情報に、前記変更情報が含まれていない場合に、前記来訪情報に基づいて特定される前記来訪ユーザの前記自店舗における営業履歴に基づいた出力手段の制御により、前記来訪ユーザの来訪理由を報知することを特徴とする請求項4に記載の情報提供システム。
  12. 前記認証手段は、前記来訪ユーザの情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報との比較に基づいて、前記ユーザ情報に前記来訪ユーザの情報が含まれていない場合に、当該来訪ユーザは新規ユーザと判定し、
    前記通信手段は、前記判定の結果を前記来訪情報として、前記接客支援手段に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供システム。
  13. ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段と、を有する情報提供システムにおける情報提供方法であって、
    施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証工程と、
    前記認証工程で認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合工程と、
    前記照合工程で照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段に出力する通信工程と、
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  14. ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザから受け付けた予約情報を、前記ユーザ情報と紐づけて記憶する予約情報記憶手段と、を有する情報提供システムにおける情報提供方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報提供方法が、
    施設内に入った来訪ユーザの画像から取得した情報と前記ユーザ情報との比較に基づいて、当該来訪ユーザを認証する認証工程と、
    前記認証工程で認証された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報記憶手段に記憶されている前記予約情報とを照合する照合工程と、
    前記照合工程で照合された前記来訪ユーザの情報と前記予約情報とを組み合わせた来訪情報を接客支援手段に出力する通信工程と、
    を有することを特徴とするプログラム。
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