JP2022139199A - 複数の移動機構を制御するシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の移動機構を制御するシステムおよび方法の拡張性を向上させる。【解決手段】操作端末400は、特定移動機構200に対する第1指令Cm1を統合制御装置100に出力する。統合制御装置100は、第1指令Cm1に基づいて特定移動機構200に対応する第2指令Cm2を生成し、特定制御装置250に第2指令Cm2を出力する。統合制御装置100または特定制御装置250は、第2指令Cm2に基づいて特定移動機構200の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成する。特定制御装置250は、動作プロファイルに基づいて特定移動機構200を制御する。【選択図】図1

Description

本開示は、複数の移動機構を制御するシステムおよび方法に関する。
従来、複数の移動機構を制御する制御システムが知られている。たとえば、特開2019-79344号公報(特許文献1)には、ネットワーク接続される複数の駆動機器に対して、単一の教示装置を用いて、対応する制御対象の動作を同時に教示することができる制御システムが開示されている。
特開2019-79344号公報
特許文献1においては、教示装置の指令体系と異なる指令体系を有する制御対象の駆動機器が制御システムに追加された場合、当該教示装置によって当該制御対象を操作することはできない。特許文献1に開示された制御システムの拡張性には、改善の余地がある。
本開示は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の移動機構を制御するシステムおよび方法の拡張性を向上させることである。
本開示の一局面に係るシステムは、複数の制御装置と、統合制御装置と、操作端末とを備える。複数の制御装置は、複数の移動機構をそれぞれ制御する。統合制御装置は、複数の移動機構の各々に対する指令を、当該移動機構を制御する制御装置に出力する。操作端末は、複数の移動機構のいずれかである特定移動機構に対する第1指令を統合制御装置に出力する。統合制御装置は、第1指令に基づいて特定移動機構に対応する第2指令を生成し、特定移動機構を制御する特定制御装置に第2指令を出力する。統合制御装置または特定制御装置は、第2指令に基づいて特定移動機構の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成する。特定制御装置は、動作プロファイルに基づいて特定移動機構を制御する。
この開示によれば、任意の移動機構に対する操作端末からの操作指令が統合制御装置において当該移動機構に対応する指令に変換される。その結果、操作端末の指令体系と異なる指令体系を有する移動機構がシステムの制御対象に追加された場合でも、操作端末の指令体系を変更することなく操作端末によって当該移動機構を操作することができる。上記システムによれば、複数の移動機構を制御するシステムの拡張性を向上させることができる。
上記の開示において、特定制御装置は、動作プロファイルを生成してもよい。
この開示によれば、動作プロファイルを生成するために必要な計算負荷を複数の制御装置に分散することができるため、操作端末による操作時における統合制御装置の処理効率を向上させることができる。
上記の開示において、統合制御装置は、動作プロファイルを生成してもよい。
この開示によれば、複数の移動機構に関する制御情報を有する統合制御装置が操作端末からの操作指令に対応する動作プロファイルを生成するため、複数の移動機構が互いに協調して動作することを当該操作指令が指定する場合に、動作中の或る移動機構が他の移動機構の動作を妨げることを防止することができる。また、操作端末による操作時に複数の制御装置の各々が動作プロファイルを生成する必要がないため、操作対象の制御装置の計算負荷を低減することができる。その結果、当該制御装置の処理効率を向上させることができる。
上記の開示において、複数の移動機構は、第1型の移動機構と、第2型の移動機構とを含んでもよい。操作端末は、操作対象の移動機構の型に応じて、操作対象の移動機構のパラメータを設定するためのGUI(Graphical User Interface)を切り替えてもよい。
この開示によれば、ユーザによって選択された移動機構の型に応じてGUIが変化することにより、ユーザは、当該移動機構の操作に必要なパラメータを知ることができる。ユーザは移動機構の型に固有のパラメータを予め知る必要がないため、操作端末による複数の移動機構の操作性を向上させることができる。
本開示の他の局面に係る方法は、複数の移動機構を制御する方法であって、複数の移動機構のいずれかである特定移動機構に対する第1指令を統合制御装置に出力するステップと、第1指令に基づいて特定移動機構に対応する第2指令を生成するステップと、特定移動機構を制御する特定制御装置に第2指令を出力するステップと、第2指令に基づいて特定移動機構の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成するステップと、動作プロファイルに基づいて特定移動機構を制御するステップとを含む。統合制御装置または特定制御装置は、動作プロファイルを生成する。
この開示によれば、任意の移動機構に対する操作端末からの操作指令が統合制御装置において当該移動機構に対応する指令に変換される。その結果、操作指令の指令体系と異なる指令体系を有する移動機構が制御対象に追加された場合でも、操作指令の指令体系を変更することなく上記方法によって当該移動機構を操作することができる。上記方法によれば、複数の移動機構を制御する方法の拡張性を向上させることができる。
本開示に係るシステムまたは方法によれば、統合制御装置が第1指令に基づいて特定移動機構に対応する第2指令を生成することにより、拡張性を向上させることができる。
実施の形態1に係る制御システムの構成および制御情報の流れを併せて示すブロック図である。 図1のティーチングペンダントにおいて行われる指令送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1のロジック制御部がティーチングペンダントから操作指令を受信した場合に統合制御装置において行われる指令変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1の統合制御装置からの指令が複数の制御装置の各々に受信された場合に、当該制御装置において行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1の制御システムのネットワーク構成例を示すブロック図である。 図1の統合制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のロボット制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のサーボ制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のティーチングペンダントのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図9のタッチパネルに表示される操作ダイアログの一例を示す図である。 図10のコンボボックスが押下されて展開された様子を示す図である。 図11のコンボボックスにおいてロボットが選択された場合の操作ダイアログを示す図である。 図11のコンボボックスにおいてロボットが選択された場合の操作ダイアログを示す図である。 図11のコンボボックスにおいてサーボが選択された場合の操作ダイアログを示す図である。 実施の形態2に係る制御システムの構成および制御情報の流れを併せて示すブロック図である。 図15のロジック制御部がティーチングペンダントから操作指令を受信した場合に統合制御装置において行われる指令変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図15の統合制御装置からの指令が複数の制御装置の各々に受信された場合に、当該制御装置において行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
[実施の形態1]
<適用例>
図1は、実施の形態1に係る制御システム1の構成および制御情報の流れを併せて示すブロック図である。図1に示されるように、制御システム1は、統合制御装置100と、ロボット制御装置250と、サーボ制御装置350と、ティーチングペンダント400とを備える。
統合制御装置100は、フィールドネットワーク20を介して、ロボット制御装置250、サーボ制御装置350、およびティーチングペンダント400(操作端末)に接続されている。統合制御装置100は、ロボット制御装置250およびサーボ制御装置350の各々に当該制御装置が接続された移動機構への指令を出力する。
フィールドネットワーク20は、定周期通信を行うバスまたはネットワークを採用することが好ましい。このような定周期通信を行うバスまたはネットワークとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、またはCompoNet(登録商標)などが知られている。データの到達時間が保証される点において、EtherCAT(登録商標)が好ましい。
ロボット制御装置250は、ロボット200(移動機構)に接続されている。ロボット制御装置250は、統合制御装置100からの指令に基づいて、ロボット200を制御する。
ロボット200としては、アプリケーションに応じて任意に作成される1または複数の軸または関節を有するカスタムロボットが用いられてもよい。さらに、ロボット200としては、水平多関節(スカラ)ロボット、垂直多関節ロボット、パラレルリンクロボット、直交ロボットなどの任意の汎用ロボットが用いられてもよい。
サーボ制御装置350は、少なくとも1つのサーボ300(移動機構)に接続されている。サーボ制御装置350は、統合制御装置100からの指令に基づいて、少なくとも1つのサーボ300を制御する。
ティーチングペンダント400は、ユーザUsからの入力を受ける。ティーチングペンダント400は、当該入力に基づいて、制御システム1によって制御される複数の移動機構のうち、ユーザUsによって指定された移動機構(特定移動機構)に対する操作指令Cm1(第1指令)を生成し、操作指令Cm1を統合制御装置100に出力する。操作指令Cm1は、ティーチングペンダント400の識別子、当該移動機構に対する所望の動作、当該動作後の目標位置、および当該移動機構を制御する制御装置のネットワークノード識別子を含む。図1においては、操作指令Cm1がロボット200への指令であるとする。
統合制御装置100は、ロジック制御部110と、指令生成部120と、通信部130とを含む。ロジック制御部110は、ティーチングペンダント400からの操作指令Cm1を受けた場合、操作指令Cm1を解釈して、操作指令Cm1に対応する制御指示Ispを指令生成部120に出力する。
指令生成部120は、制御指示Ispに基づいて、ロボット200に対応する制御プログラムを解釈してロボット200への指令Cm2を生成し、指令Cm2を通信部130に出力する。指令Cm2は、指令Cm2がティーチングペンダント400からの操作指令に基づくことを示す情報を含む。図1においては、ロボットプログラムPrbおよびサーボプログラムPsvがロボット200およびサーボ300にそれぞれ対応する制御プログラムである。ロボットプログラムPrbおよびサーボプログラムPsvの各々は、たとえば、V+言語などの制御用プログラミング言語、またはGコードなどのNC(Numerical Control)制御に係るプログラミング言語を用いて記述されてもよい。
通信部130は、ネットワーク構成情報セットSnを参照して、指令Cm2において指定された移動機構を制御する制御装置に指令Cm2を送信する。図1において通信部130は、指令Cm2を制御装置250に送信する。ネットワーク構成情報セットSnには、フィールドネットワーク20に接続された複数の移動機構の情報が含まれる。たとえば、ネットワーク構成情報セットSnには、或る移動機構のタイプ、当該移動機構を制御する制御装置のネットワークノード識別子、および当該タイプに固有の情報が含まれる。
図1に示されるネットワーク構成情報セットSnの一例においては、ティーチングペンダント400および複数の移動機構毎にセクションが設けられている。ティーチングペンダント400のセクションにおいては、ティーチングペンダント400のネットワーク構成情報として、ティーチングペンダント400のタイプがティーチングペンダント型であること、ティーチングペンダント400のネットワークノード識別子が1であること等が定められている。ロボット200のセクションにおいては、ロボット200のネットワーク構成情報として、ロボット200のタイプがロボット1型(第1型)であること、ロボット制御装置250のネットワークノード識別子が2であること、軸数が4であること、およびその他の軸変数等が定められている。サーボ300のセクションにおいては、サーボ300のネットワーク構成情報として、サーボ300のタイプがサーボ型(第2型)であること、サーボ制御装置350のネットワークノード識別子が3であること、およびサーボ変数等が定められている。
ロボット制御装置250は、通信部251と、指令生成部252と、プロファイル生成部253とを含む。通信部251は、統合制御装置100から指令を受けて、当該指令を指令生成部252に出力する。
指令生成部252は、ロボット200に関するネットワーク構成情報Tn2を参照して、指令において指定されているネットワークノード識別子が2である場合、指令に対応する動作プロファイル(目標軌跡)の生成をプロファイル生成部253に指示する。ネットワーク構成情報Tn2は、ネットワーク構成情報セットSnのロボット200のセクションに含まれている。動作プロファイルにおいては、指令に対応する動作が開始してから当該動作が終了するまでの時間経過に応じたロボット200のTCP(Tool Center Point)の変化が規定される。たとえば、ロボット200の動作プロファイルには、典型的には、ロボット200の先端部(TCP)の時間毎の位置(時間に対する位置の変化)、ロボット200の先端部の時間毎の速度(時間に対する速度の変化)、および/または、ロボット200の先端部の時間毎の加速度(時間に対する加速度の変化)などが含まれる。
プロファイル生成部253は、ロボット200のキネマティクスに基づいて、動作プロファイルを生成する。プロファイル生成部253は、当該動作プロファイルに基づいて指令値Pc2(たとえば、ロボット200に含まれる複数の関節(ジョイント)の各々の位置)を算出し、指令値Pc2をロボット200に出力する。なお、ロボットの軸は、関節を構成することもあるので、以下の説明では、ロボットの「軸または関節」とも称す。すなわち、本明細書において、ロボットの「軸」との用語は、軸および関節を含む意味で用いられる。
サーボ制御装置350は、サーボ300を制御する。サーボ制御装置350は、通信部351と、指令生成部352と、プロファイル生成部353とを含む。通信部351は、統合制御装置100から指令を受けて、当該指令を指令生成部352に出力する。
指令生成部352は、サーボ300に関するネットワーク構成情報Tn3を参照して、指令において指定されているネットワークノード識別子が3である場合、指令に対応する動作プロファイルの生成をプロファイル生成部353に指示する。ネットワーク構成情報Tn3は、ネットワーク構成情報セットSnのサーボ300のセクションに含まれている。動作プロファイルにおいては、指令に対応する動作が開始してから当該動作が終了するまでの時間経過に応じたサーボ300の動作の変化が規定される。たとえば、サーボ300の動作プロファイルには、典型的には、サーボ300の時間毎の角度(時間に対する回転角の変化)、サーボ300の時間毎の角速度(時間に対する角速度の変化)、および/または、サーボ300の時間毎の角加速度(時間に対する角加速度の変化)などが含まれる。
プロファイル生成部353は、生成された動作プロファイルに基づいて指令値(たとえば、サーボ300の回転角)を算出し、当該指令値をサーボ300に出力する。
ティーチングペンダント400は、通信部451と、指令生成部452と、入出力部453とを含む。入出力部453は、システム操作アプリケーションのGUI(Graphical User Interface)をユーザUsに表示する。入出力部453は、入出力部453へのユーザUsの入力情報を指令生成部452に出力する。入出力部453は、たとえば、ディスプレイ、タッチパネル、および操作ボタン等を含む。指令生成部452は、ネットワーク構成情報セットSnを参照して、入出力部453からの入力情報に基づいて、操作指令Cm1を生成し、操作指令Cm1を通信部451に出力する。通信部451は、操作指令Cm1を統合制御装置100に送信する。
ティーチングペンダント400は、制御システム1全体のシミュレーションを行うIDE(Integrated Development Environment)機能を有していてもよい。ティーチングペンダント400においては、リアルタイム(ネットワーク周期毎)に、複数の移動機構の各々の状態を確認することができてもよい。ティーチングペンダント400は、NCプログラム、ロボットプログラム、および入出力/モーションコントロール用のプログラムの各々の作成機能および表示機能を有していてもよい。
なお、ネットワーク構成情報セットSnは、たとえば、制御システム1の初期化処理において統合制御装置100およびティーチングペンダント400の各々において設定されてもよい。また、複数の移動機構の各々が参照するネットワーク構成情報に含まれる情報は、ネットワーク構成情報セットSnに基づいて、指令Cm2とともに当該移動機構に送信されてもよい。
制御システム1においては、任意の移動機構に対するティーチングペンダント400からの操作指令が統合制御装置100において当該移動機構に対応する指令に変換される。その結果、ティーチングペンダント400の指令体系と異なる指令体系を有する移動機構の制御装置が制御システム1に追加された場合でも、ティーチングペンダント400の指令体系を変更することなくティーチングペンダント400によって当該移動機構を操作することができる。制御システム1によれば、複数の移動機構を制御するシステムおよび方法の拡張性を向上させることができる。また、制御システム1によれば、動作プロファイルを生成するために必要な計算負荷を複数の制御装置に分散することができるため、ティーチングペンダント400による操作時における統合制御装置100の処理効率を向上させることができる。
図2は、図1のティーチングペンダント400において行われる指令送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図2に示される処理は、ティーチングペンダント400を統合的に制御する不図示のメインルーチンによって呼び出される。以下では、ステップを単にSと記載する。
図2に示されるように、指令生成部120は、S101においてユーザUsの入力に基づいて操作指令Cm1を生成し、処理をS102に進める。指令生成部120は、S102において操作指令Cm1を通信部451に出力する。通信部451は、S103において操作指令Cm1を統合制御装置100に送信する。
図3は、図1のロジック制御部110がティーチングペンダント400から操作指令Cm1を受信した場合に統合制御装置100において行われる指令変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。図3に示される処理は、統合制御装置100を統合的に制御する不図示のメインルーチンによって呼び出される。
図3に示されるように、ロジック制御部110は、S111において操作指令Cm1を解釈して、操作指令Cm1に対応する制御指示Ispを生成し、処理をS112に進める。ロジック制御部110は、S112において制御指示Ispを指令生成部120に出力する。指令生成部120は、S113において、制御指示Ispに対応する指令Cm2を生成し、処理をS114に進める。指令生成部120は、S114において、指令Cm2を通信部130に出力する。通信部130は、S115において、指令Cm2に対応する移動機構(図1においてはロボット200)を制御する制御装置(図1においてはロボット制御装置250)に出力し、処理をメインルーチンに返す。
図4は、図1の統合制御装置100からの指令が制御装置250,350の各々に受信された場合に、当該制御装置において行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示される処理は、当該制御装置を統合的に制御する不図示のメインルーチンによって呼び出される。
図4に示されるように、指令生成部252(352)は、S211において、動作プロファイルの作成をプロファイル生成部253(353)に指示する。プロファイル生成部253(353)は、S212において、統合制御装置100からの指令に対応する動作プロファイルを生成し、処理をS213に進める。プロファイル生成部253(353)は、S213において、S212の動作プロファイルに基づいて指令値を算出し、処理をS214に進める。プロファイル生成部253(353)は、S214において、S213の指令値を移動機構に出力し、処理をメインルーチンに返す。
<制御システムのネットワーク構成例>
図5は、図1の制御システム1のネットワーク構成例を示すブロック図である。図5に示されるように、制御システム1は、フィールドネットワーク20に加えて、上位ネットワーク12およびサポート装置800に接続されている。
統合制御装置100は、上位ネットワーク12を介して、他の装置にも接続されている。上位ネットワーク12は、ゲートウェイ700を介して、外部ネットワークであるインターネットに接続されている。上位ネットワーク12には、一般的なネットワークプロトコルであるイーサネット(登録商標)、あるいはEtherNet/IP(登録商標)が採用されてもよい。より具体的には、上位ネットワーク12には、少なくとも1つの表示装置500および少なくとも1つのサーバ装置600が接続されてもよい。
表示装置500は、ユーザからの操作を受けて、統合制御装置100に対してユーザ操作に応じたコマンドなどを出力するとともに、統合制御装置100での演算結果などをグラフィカルに表示する。
サーバ装置600としては、データベースシステム、または製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)などが想定される。製造実行システムは、制御対象の製造装置または設備からの情報を取得して、生産全体を監視および管理するものであり、オーダ情報、品質情報、あるいは出荷情報などを扱うこともできる。これらに限らず、情報系サービスを提供する装置を上位ネットワーク12に接続するようにしてもよい。情報系サービスとしては、制御対象の製造装置または設備からの情報を取得して、マクロ的またはミクロ的な分析などを行う処理が想定される。たとえば、情報系サービスとしては、制御対象の製造装置または設備からの情報に含まれる何らかの特徴的な傾向を抽出するデータマイニング、あるいは制御対象の設備または機械からの情報に基づく機械学習を行うための機械学習ツールなどが想定される。
統合制御装置100は、サポート装置800が接続可能に構成されている。サポート装置800は、統合制御装置100が移動機構を制御するために必要な準備を支援する装置である。具体的には、サポート装置800は、統合制御装置100で実行されるプログラムの開発環境(プログラム作成編集ツール、パーサ、およびコンパイラなど)、統合制御装置100および統合制御装置100に接続される各種デバイスの構成情報(コンフィギュレーション)を設定するための設定環境、生成したプログラムを統合制御装置100へ出力する機能、および統合制御装置100上で実行されるプログラムなどをオンラインで修正および変更を行う機能などを提供する。
制御システム1においては、統合制御装置100、サポート装置800、および表示装置500がそれぞれ別体として構成されているが、これらの機能の全部または一部を単一の装置に集約するような構成が採用されてもよい。
統合制御装置100は、一の生産現場のみで使用される場合に限らず、他の生産現場においても使用される。また、一の生産現場内においても複数の異なるラインで使用される場合もある。
<統合制御装置のハードウェア構成例>
図6は、図1の統合制御装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図6に示されるように、統合制御装置100は、プロセッサ102と、メインメモリ104と、ストレージ160と、メモリカードインターフェイス112と、上位ネットワークコントローラ106と、フィールドネットワークコントローラ108と、ローカルバスコントローラ116と、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスを提供するUSBコントローラ170とを含む。これらのコンポーネントは、プロセッサバス118を介して接続されている。
プロセッサ102は、制御演算を実行する演算処理部に相当し、CPU(Central Processing Unit)および/またはGPU(Graphics Processing Unit)などで構成される。具体的には、プロセッサ102は、ストレージ160に格納されたプログラムを読み出して、メインメモリ104に展開して実行することで、移動機構に対する制御演算を実現する。
メインメモリ104は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)および/またはSRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ160は、たとえば、SSD(Solid State Drive)および/またはHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性記憶装置などで構成される。
ストレージ160には、システムプログラムPscと、移動機構プログラムPmと、ネットワーク構成情報セットSnとが保存されている。システムプログラムPscは、統合制御装置100を統合的に制御して、統合制御装置100の各機能を実現するためのプログラム(たとえばユーザプログラム)を含む。すなわち、システムプログラムPscを実行するプロセッサ102が、図1のロジック制御部110、指令生成部120、および通信部130に対応する。移動機構プログラムPmは、図1のロボットプログラムPrb,サーボプログラムPsvを含む。
メモリカードインターフェイス112は、着脱可能な記憶媒体の一例であるメモリカード114を受け付ける。メモリカードインターフェイス112は、メモリカード114に対して任意のデータの読み書きが可能になっている。
上位ネットワークコントローラ106は、上位ネットワーク12(たとえばローカルエリアネットワーク)を介して、上位ネットワーク12に接続された任意の情報処理装置との間でデータを遣り取りする。
フィールドネットワークコントローラ108は、フィールドネットワーク20を介して、ロボット200,サーボ300,ティーチングペンダント400等の任意のデバイスとの間でデータを遣り取りする。
ローカルバスコントローラ116は、ローカルバス122を介して、統合制御装置100を構成する任意の機能ユニット180との間でデータを遣り取りする。機能ユニット180は、たとえば、アナログ信号の入力および/または出力を担当するアナログI/Oユニット、デジタル信号の入力および/または出力を担当するデジタルI/Oユニット、ならびにエンコーダなどからのパルスを受け付けるカウンタユニットなどからなる。
USBコントローラ170は、USB接続を介して、任意の情報処理装置との間でデータを遣り取りする。USBコントローラ170には、たとえばサポート装置800が接続される。
<制御装置のハードウェア構成例>
図7は、図1のロボット制御装置250のハードウェア構成例を示すブロック図である。図7に示されるように、ロボット制御装置250は、フィールドネットワークコントローラ270と、制御処理回路260とを含む。
フィールドネットワークコントローラ270は、フィールドネットワーク20を介して、主として、統合制御装置100との間でデータを遣り取りする。
制御処理回路260は、ロボット200を駆動するために必要な演算処理を実行する。一例として、制御処理回路260は、プロセッサ262と、メインメモリ264と、ストレージ266と、インターフェイス回路268とを含む。
プロセッサ262は、ロボット200を駆動するための制御演算を実行する。メインメモリ264は、たとえば、DRAMおよび/またはSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ266は、たとえば、SSDおよび/またはHDDなどの不揮発性記憶装置などで構成される。プロセッサ262は、ストレージ266に格納されたプログラムを読み出して、メインメモリ264に展開して実行することで、ロボット200に対する制御演算を実現する。
ストレージ266には、ロボット制御プログラムPcrと、ネットワーク構成情報Tn2とが保存されている。ロボット制御プログラムPcrは、ロボット制御装置250を統合的に制御して、ロボット制御装置250の各機能を実現するためのプログラムを含む。すなわち、ロボット制御プログラムPcrを実行するプロセッサ262が、図1の通信部251、指令生成部252、およびプロファイル生成部253に対応する。
インターフェイス回路268は、プロセッサ262から出力された指令値を、ロボット200に出力する。
図8は、図1のサーボ制御装置350のハードウェア構成例を示すブロック図である。図8に示されるように、サーボ制御装置350は、フィールドネットワークコントローラ370と、制御処理回路360とを含む。
フィールドネットワークコントローラ370は、フィールドネットワーク20を介して、主として、統合制御装置100との間でデータを遣り取りする。
制御処理回路360は、サーボ300を駆動するために必要な演算処理を実行する。一例として、制御処理回路360は、プロセッサ362と、メインメモリ364と、ストレージ366と、インターフェイス回路368とを含む。
プロセッサ362は、サーボ300を駆動するための制御演算を実行する。メインメモリ364は、たとえば、DRAMおよび/またはSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ366は、たとえば、SSDおよび/またはHDDなどの不揮発性記憶装置などで構成される。プロセッサ362は、ストレージ366に格納されたプログラムを読み出して、メインメモリ364に展開して実行することで、サーボ300に対する制御演算を実現する。
ストレージ366には、サーボ制御プログラムPcsと、ネットワーク構成情報Tn3とが保存されている。サーボ制御プログラムPcsは、サーボ制御装置350を統合的に制御して、サーボ制御装置350の各機能を実現するためのプログラムを含む。すなわち、サーボ制御プログラムPcsを実行するプロセッサ362が、図1の通信部351、指令生成部352、およびプロファイル生成部353に対応する。
インターフェイス回路368は、プロセッサ362から出力された指令値を、サーボ300に出力する。
<ティーチングペンダントのハードウェア構成例>
図9は、図1のティーチングペンダント400のハードウェア構成例を示すブロック図である。図9に示されるように、ティーチングペンダント400は、フィールドネットワークコントローラ470と、制御処理回路460と、操作キー群481と、タッチパネル482とを含む。
フィールドネットワークコントローラ470は、フィールドネットワーク20を介して、主として、統合制御装置100との間でデータを遣り取りする。
制御処理回路460は、プロセッサ462と、メインメモリ464と、ストレージ466と、インターフェイス回路468とを含む。
プロセッサ462は、ロボット200を駆動するための制御演算を実行する。メインメモリ464は、たとえば、DRAMおよび/またはSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ466は、たとえば、SSDおよび/またはHDDなどの不揮発性記憶装置などで構成される。プロセッサ462は、ストレージ466に格納されたプログラムを読み出して、メインメモリ464に展開して実行することで、ティーチングペンダント400の各種機能を実現する。
ストレージ466には、ファームウェアプログラムPfmと、システム操作プログラムPopと、ネットワーク構成情報セットSnとが保存されている。ファームウェアプログラムPfmは、ティーチングペンダント400を統合的に制御して、ティーチングペンダント400の各機能を実現するためのプログラムを含む。システム操作プログラムPopは、プロセッサ462によって実行されることにより、ユーザが各移動機構の操作に関する情報を入力するためのGUIをタッチパネル482に表示する。システム操作プログラムPopは、当該GUIに入力された情報に基づいてユーザによって指定された移動機構への操作指令を生成して、当該操作指令を統合制御装置100に送信する。すなわち、システム操作プログラムPopを実行するプロセッサ462が、図1の通信部451、および指令生成部452に対応する。
インターフェイス回路468は、操作キー群481およびタッチパネル482との間で信号を遣り取りする。操作キー群481は、ユーザ操作を受け付ける入力装置である。操作キー群480は、入力状態を示すインジケータおよびキーボードなどを含んでいてもよい。タッチパネル482は、システム操作プログラムPopのGUIを表示するディスプレイとして機能するとともに、当該GUIへのユーザのタッチ操作を受ける。
図10は、図9のタッチパネル482に表示される操作ダイアログDgの一例を示す図である。図10に示されるように、操作ダイアログDgは、操作対象の移動機構を選択するコンボボックスCbを含む。
図11は、図10のコンボボックスCbが押下されて展開された様子を示す図である。図11に示されるように、ユーザが選択可能な操作対象として、ロボット_SCARA、ロボット_ARTICULAR、およびサーボがコンボボックスCbに示されている。なお、ロボット_SCARAのタイプはロボット1型であり、ロボット_ARTICULARのタイプはロボット2型である。
図12は、図11のコンボボックスCbにおいてロボット_SCARAが選択された場合の操作ダイアログDgを示す図である。図12に示されるように、ロボット_SCARAに対しては、4つのジョイントJ1,J2,J3,J4に関する操作の設定が可能である。ロボット1型は、4つのジョイントを有するロボットのタイプである。
図13は、図11のコンボボックスCbにおいてロボット_ARTICULARが選択された場合の操作ダイアログDgを示す図である。図12に示されるように、ロボット_ARTICULARに対しては、6つのジョイントJ1,J2,J3,J4,J5,J6に関する操作の設定が可能である。ロボット2型は、6つのジョイントを有するロボットのタイプである。
図14は、図11のコンボボックスCbにおいてサーボが選択された場合の操作ダイアログDgを示す図である。図14に示されるように、サーボに対しては、サーボドライバに関する操作の設定が可能である。
ユーザによって選択された移動機構のタイプに応じて操作ダイアログのGUIが変化することにより、ユーザは、当該移動機構の操作に必要なパラメータを知ることができる。ユーザは移動機構のタイプに固有のパラメータを予め知る必要がないため、ティーチングペンダント400による複数の移動機構の操作性を向上させることができる。
以上、実施の形態1に係るシステムおよび方法によれば、拡張性を向上させることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、操作端末によって或る移動機構に対する操作が行われる場合に、当該移動機構を制御する制御装置が動作プロファイルを生成する構成について説明した。実施の形態2においては、操作端末によって或る移動機構に対する操作が行われる場合に、統合制御装置が動作プロファイルを生成する構成について説明する。実施の形態2に係るシステムおよび方法によれば、複数の移動機構に関する制御情報を有する統合制御装置が操作端末からの操作指令に対応する動作プロファイルを生成するため、複数の移動機構が互いに協調して動作することを当該操作指令が指定する場合に、動作中の或る移動機構が他の移動機構の動作を妨げることを防止することができる。また、実施の形態2に係るシステムおよび方法によれば、操作端末による操作時に複数の制御装置の各々が動作プロファイルを生成する必要がないため、操作対象の制御装置の計算負荷を低減することができる。その結果、当該制御装置の処理効率を向上させることができる。
図15は、実施の形態2に係る制御システム2の構成および制御情報の流れを併せて示すブロック図である。制御システム2の構成は、図1の指令生成部120,252,352および通信部130が指令生成部120B,252B,352Bおよび通信部130Bにそれぞれ置き換えられているとともに、プロファイル生成部140が追加された構成である。これら以外の制御システム2の構成は制御システム1の構成と同様であるため、同様の構成についての説明を繰り返さない。
図15に示されるように、指令生成部120Bは、実施の形態1と同様に指令Cm2を通信部130に出力するとともに、指令Cm2に対応する動作プロファイルの生成をプロファイル生成部140に指示する。
プロファイル生成部140は、指令Cm2において指定された移動機構(図15においてはロボット200)のキネマティクスに基づいて、指令Cm2に対応する動作プロファイルを生成する。プロファイル生成部140は、当該動作プロファイルに基づいて、当該移動機構に対する指令値Pc2を算出し、指令値Pc2を通信部130Bに出力する。
通信部130Bは、指令Cm2および指令値Pc2を指令Cm2において指定された移動機構に送信する。
指令生成部252Bは、ロボット200に関するネットワーク構成情報Tn2を参照して、指令において指定されているネットワークノード識別子が2であり、かつ当該指令がティーチングペンダント400からの操作指令に基づく場合、当該指令とともに受信した指令値をロボット200に出力する。
指令生成部352Bは、サーボ300に関するネットワーク構成情報Tn3を参照して、指令において指定されているネットワークノード識別子が3であり、かつ当該指令がティーチングペンダント400からの操作指令に基づく場合、当該指令とともに受信した指令値をサーボ300に出力する。
図16は、図15のロジック制御部110がティーチングペンダント400から操作指令Cm1を受信した場合に統合制御装置100において行われる指令変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。図16に示されるフローチャートは、図3のS113とS114との間にS124,S130が追加されているとともに、S124と「リターン」との間にS125~S129が追加されたフローチャートである。
図16に示されるように、実施の形態1と同様に、ロジック制御部110はS111,S112を実行し、指令生成部120BはS113を実行する。指令生成部120Bは、S124において、統合制御装置100において動作プロファイルが作成されるか否かを判定する。統合制御装置100において動作プロファイルが作成されるか否かは、たとえば、指令に対応する動作が、複数の移動機構が互いに協調する必要のある協調動作か否かによって判定される。協調動作には、たとえば複数の移動機構が互いに同期して停止する同期停止が含まれる。
統合制御装置100において動作プロファイルが作成されない場合(S124においてNO)、指令生成部120Bは、S130においてプロファイル作成指示を指令に追加して、処理をS114に進める。指令生成部120Bは、S114において、S130の指令を通信部130に出力する。通信部130は、S115において、指令において指定された移動機構を制御する制御装置に当該指令を出力し、処理をメインルーチンに返す。
統合制御装置100において動作プロファイルが作成される場合(S124においてYES)、指令生成部120Bは、S125において、指令を通信部130およびプロファイル生成部140に出力する。プロファイル生成部140は、S126において、指令に対応する動作プロファイルを生成し、処理をS127に進める。プロファイル生成部140は、S127において、動作プロファイルに基づいて指令値を算出し、処理をS128に進める。プロファイル生成部140は、S128において、指令値を通信部130に出力する。通信部130は、S129において指令および指令値を当該指令において指定された移動機構を制御する制御装置に出力し、処理をメインルーチンに返す。
図17は、図15の統合制御装置100からの指令が制御装置250,350の各々に受信された場合に、当該制御装置において行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。図17に示されるフローチャートは、図4に示される処理に、S221,S222が追加されたフローチャートである。
図17に示されるように、指令生成部252B(352B)は、S221において統合制御装置100からの指令がプロファイル作成指示を含むか否かを判定する。当該指令がプロファイル作成指示を含まない場合(S221においてNO)、指令生成部120Bは、S222において、統合制御装置100からの指令値を操作対象の移動機構に出力し、処理をメインルーチンに返す。当該指令がプロファイル作成指示を含む場合(S221においてYES)、指令生成部252B(352B)およびプロファイル生成部253(353)は、実施の形態1と同様にS211~S214を実行して処理をメインルーチンに返す。
以上、実施の形態2に係るシステムおよび方法によれば、拡張性を向上させることができる。
<付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
複数の移動機構(200,300)をそれぞれ制御する複数の制御装置(250,350)と、
前記複数の移動機構(200,300)の各々に対する指令を、当該移動機構を制御する制御装置に出力する統合制御装置(100)と、
前記複数の移動機構(200,300)のいずれかである特定移動機構(200)に対する第1指令(Cm1)を前記統合制御装置(100)に出力する操作端末(400)とを備え、
前記統合制御装置(100)は、前記第1指令(Cm1)に基づいて前記特定移動機構(200)に対応する第2指令(Cm2)を生成し、前記特定移動機構(200)を制御する特定制御装置(250)に前記第2指令(Cm2)を出力し、
前記統合制御装置(100)または前記特定制御装置(250)は、前記第2指令(Cm2)に基づいて前記特定移動機構(200)の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成し、
前記特定制御装置(250)は、前記動作プロファイルに基づいて前記特定移動機構(200)を制御する、システム(1,2)。
[構成2]
前記特定制御装置(250)は、前記動作プロファイルを生成する、構成1に記載のシステム(1)。
[構成3]
前記統合制御装置(100)は、前記動作プロファイルを生成する、構成1に記載のシステム(2)。
[構成4]
前記複数の移動機構(200,300)は、第1型の移動機構(200)と、第2型の移動機構(300)とを含み、
前記操作端末(400)は、操作対象の移動機構の型に応じて、前記操作対象の移動機構のパラメータを設定するためのGUI(Graphical User Interface)を切り替える、構成1~3のいずれかに記載のシステム(1,2)。
[構成5]
複数の移動機構(200,300)を制御する方法であって、
前記複数の移動機構(200,300)のいずれかである特定移動機構(200)に対する第1指令(Cm1)を統合制御装置(100)に出力するステップ(S103)と、
前記第1指令(Cm1)に基づいて前記特定移動機構(200)に対応する第2指令(Cm2)を生成するステップ(S113)と、
前記特定移動機構(200)を制御する特定制御装置(250)に前記第2指令(Cm2)を出力するステップ(S115)と、
前記第2指令(Cm2)に基づいて前記特定移動機構(200)の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成するステップ(S212)と、
前記動作プロファイルに基づいて前記特定移動機構(200)を制御するステップ(S214)とを含み、
前記統合制御装置(100)または前記特定制御装置(250)は、前記動作プロファイルを生成する、方法。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わされて実施されることも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 制御システム、12 上位ネットワーク、20 フィールドネットワーク、100 統合制御装置、102,262,362,462 プロセッサ、104,264,364,464 メインメモリ、106 上位ネットワークコントローラ、108,270,370,470 フィールドネットワークコントローラ、110 ロジック制御部、112 メモリカードインターフェイス、114 メモリカード、116 ローカルバスコントローラ、118 プロセッサバス、120,120B,252,252B,352,352B,452 指令生成部、122 ローカルバス、130,130B,251,351,451 通信部、140,253,353 プロファイル生成部、160,266,366,466 ストレージ、170 USBコントローラ、180 機能ユニット、200 ロボット、250 ロボット制御装置、260,360,460 制御処理回路、268,368,468 インターフェイス回路、300 サーボ、350 サーボ制御装置、400 ティーチングペンダント、453 入出力部、480,481 操作キー群、482 タッチパネル、500 表示装置、600 サーバ装置、700 ゲートウェイ、800 サポート装置、Cb コンボボックス、Cm1 操作指令、Dg 操作ダイアログ、Isp 制御指示、Pc2 指令値、Pcr ロボット制御プログラム、Pcs サーボ制御プログラム、Pm 移動機構プログラム、Pop システム操作プログラム、Prb ロボットプログラム、Psc システムプログラム、Psv サーボプログラム、Sn ネットワーク構成情報セット、Tn2,Tn3 ネットワーク構成情報、Us ユーザ。

Claims (5)

  1. 複数の移動機構をそれぞれ制御する複数の制御装置と、
    前記複数の移動機構の各々に対する指令を、当該移動機構を制御する制御装置に出力する統合制御装置と、
    前記複数の移動機構のいずれかである特定移動機構に対する第1指令を前記統合制御装置に出力する操作端末とを備え、
    前記統合制御装置は、前記第1指令に基づいて前記特定移動機構に対応する第2指令を生成し、前記特定移動機構を制御する特定制御装置に前記第2指令を出力し、
    前記統合制御装置または前記特定制御装置は、前記第2指令に基づいて前記特定移動機構の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成し、
    前記特定制御装置は、前記動作プロファイルに基づいて前記特定移動機構を制御する、システム。
  2. 前記特定制御装置は、前記動作プロファイルを生成する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記統合制御装置は、前記動作プロファイルを生成する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記複数の移動機構は、第1型の移動機構と、第2型の移動機構とを含み、
    前記操作端末は、操作対象の移動機構の型に応じて、前記操作対象の移動機構のパラメータを設定するためのGUI(Graphical User Interface)を切り替える、請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 複数の移動機構を制御する方法であって、
    前記複数の移動機構のいずれかである特定移動機構に対する第1指令を統合制御装置に出力するステップと、
    前記第1指令に基づいて前記特定移動機構に対応する第2指令を生成するステップと、
    前記特定移動機構を制御する特定制御装置に前記第2指令を出力するステップと、
    前記第2指令に基づいて前記特定移動機構の動作の時間変化を規定する動作プロファイルを生成するステップと、
    前記動作プロファイルに基づいて前記特定移動機構を制御するステップとを含み、
    前記統合制御装置または前記特定制御装置は、前記動作プロファイルを生成する、方法。
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