JP2022135364A - Al系内面溝付伝熱管及びその製造方法 - Google Patents

Al系内面溝付伝熱管及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐食性に優れた、熱交換性能の良好な、実用性に優れたAl系内面溝付伝熱管を提供し、また、そのようなAl系内面溝付伝熱管を、工業的に有利に製造し得る手法を提供する。【解決手段】管内面に、多数の溝が管軸に対して30°~45°のリード角にて傾斜して延びるように形成されていると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなるAl系材料製の内面溝付伝熱管において、管外面に対して溶射されたZnによって、Zn拡散層が管表層部に形成されてなると共に、そのZn拡散層が、2.0%以上5.0%以下の管外表面におけるZn濃度の平均値と、80μm以上200μm以下のZn拡散深さの平均値とを有し、更に前記管内面の溝とフィンが、転造加工により、40%以上の断面減少率において形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、Al系内面溝付伝熱管及びその製造方法に係り、特に、冷凍・空調・給湯機器等における各種のクロスフィンチューブ型熱交換器に好適に用いられる、耐食性に優れた、管材質をアルミニウム製とする内面溝付伝熱管と、それを有利に製造する方法に関するものである。
従来から、家庭用エアコンを始め、自動車用エアコン、パッケージエアコン等の空調用機器や冷蔵庫等には、蒸発器又は凝縮器として作動する熱交換器が用いられており、その中で、家庭用室内エアコンや業務用パッケージエアコンにおいては、クロスフィンチューブ型熱交換器が、最も一般的に用いられてきている。そして、そのようなクロスフィンチューブ型熱交換器を構成するクロスフィンチューブは、空気側のアルミニウム(Al)プレートフィンと冷媒側の伝熱管とが一体的に組み付けられることによって、構成されている。また、そこにおいて、伝熱管としては、その内面に、多数の溝、例えば管軸に対して所定のリード角をもって延びるように螺旋状の溝を多数形成して、それらの溝間に、所定高さの内面フィンが形成されるようにした、所謂内面溝付伝熱管が、多く用いられてきている。
そして、そのような内面溝付伝熱管は、これまで、主に銅や銅合金等の銅(Cu)系材料を用いて形成されて来ているのであるが、機器の軽量化の要請に加えて、材料費低減の要求に対応すべく、アルミニウムやアルミニウム合金等のアルミニウム(Al)系材料を管材質とした内面溝付伝熱管の実用化が、検討されている。しかし、Al系材料は、Cu系材料に比較して、耐食性が劣るものであるところから、伝熱管を二層構造として、管の内側の層には管材質であるAl-Mn系合金を使用する一方、管の外表面層には犠牲防食層としてのAl-Zn系合金をクラッドした二層構造の内面溝付伝熱管が、WO2013-153972(特許文献1)や特開2016-164489号公報(特許文献2)等において、提案されている。
また、Al合金管の外面にZnを溶射した後、Zn拡散熱処理を施すことにより、Znの拡散した層が設けられてなるAl合金溶射管も提案されており、そのZn拡散層は、管材のZnが拡散していないAl合金部分(管材部分)よりも孔食電位が卑であるために、犠牲防食作用が発揮され、それによって管材を防食し、管材の耐久寿命を向上させることが出来るものとなる。そして、そのようなZn溶射は、伝熱管の内面に溝を形成する工程の後に行なうことが出来る他、そのような溝形成工程に先立って行なうことも可能ではあるが、その詳細は、何等明らかにされてはいない。
さらに、特開2018-91526号公報(特許文献3)には、伝熱管の内面溝を、押出し加工によって、管軸方向に平行に形成せしめてなるものを用い、この伝熱管の外表面に、管軸方向に延びる所定幅の筋状のZn拡散層を形成した後、捻り加工を施すことによって、管外表面の筋状のZn拡散層や管内面の溝を螺旋状に加工することにより、熱交換性能や耐食性に優れた伝熱管を製造し得ることが、明らかにされている。
しかしながら、上記の特許文献1~3等において明らかにされている従来のAl系内面溝付伝熱管にあっては、実用上において、各種の問題が内在しており、最適な特性を備えた伝熱管とは言い難いものであったのである。
具体的には、例えば、Al系内面溝付伝熱管の製造に際して、内面溝加工の後に、Zn溶射処理を行なう場合において、表面Zn濃度が10%を超えた箇所が存在すると、使用環境によっては、腐食が著しく促進される場合があり、また、Zn拡散深さが200μmを超えるようになると、表面から肉厚方向へのZn濃度勾配が穏やかとなり、腐食の進行が円周方向よりも肉厚方向へ優先進展する形態となり、円周方向への腐食の分散を意図した犠牲防食効果が不充分となるばかりでなく、局部的に管材質(Al系材料)が露出するようになるために、腐食により管材質の残存厚さが薄くなって、熱交換器に要求される耐圧強度や疲労強度が損なわれることも、懸念されることとなる。
また、伝熱管における内面溝加工を、押出しによって、又は押出し後、捻り加工によって、行なう場合を明らかにする特許文献3では、内面に長さ方向に沿う複数の直線溝が形成されたAl合金製押出素管を、引抜きダイスに通過させて縮径すると共に、捻りを付与することを繰り返すことにより、内面螺旋溝付管を形成する工法が採用されているのであり、そこでは、Zn溶射後に、Znを拡散させることなく、ダイス引抜きと捻り加工を実施することにより、Zn量が局所的に高まった部分において、Znを削ぎ落とし、Zn量を平準化することが出来るとの記載も為されている。しかしながら、そこでは、溶射によるZnの過剰付着部分の削ぎ落としの効果は限定されることとなる問題がある。何故ならば、当該工法は、ダイス通過時の縮径による捻り加工にて、リード角の形成は30°未満と小さく(30°以上のリード角の溝形成は困難であり、熱交換性能の向上に限界があるため)、管軸方向の塑性流動が主体となるために、ダイス引抜き後において、円周方向及び肉厚方向への塑性流動分配は管軸方向よりも少なく、ダイス入口における過剰付着Znの削ぎ落とし直後の溶射面のZn濃淡箇所は、ダイス通過後も、それぞれ、相対的な位置関係と共に、濃度差に、基本的に維持されることとなるのであり、そのために、Zn付着濃淡差の修正効果は充分とは言えないのである。
さらに、Al系内面溝付伝熱管の管材質であるAl系材料の化学成分についても、特許文献1において用いられているAl合金は、強度向上の目的で、添加元素:Cuを0.3~0.8質量%の範囲で含有しているとのことであるが、かかるCuを0.10質量%以上含むようになると、管材質の自己耐食性が著しく低下するようになる等という問題がある。また、犠牲防食層である外皮のZn拡散層の大部分が消失すると、残存拡散層の体積減少とZn濃度の低下につれて、露出した管材質に対する防食距離が充分に確保出来なくなってしまう条件、例えば、熱交換器を構成する伝熱管や配管の表面に生じた結露水が部分的に乾燥し、Zn濃淡領域間での導通がなくなる状態が生じると、犠牲防食機能が失われた箇所で腐食の起点が発生して、孔食の形態において、短時間で貫通に至ることが懸念されるという問題も内在することとなる。
同様に、特許文献2に用いられているAl合金は、強度向上の目的で、添加元素:Mgを0.1~0.6質量%の範囲内で含むとされているのであるが、かかるMgを0.10質量%以上含む場合において、Znを含む外皮防食層を拡散処理すると、管材質を構成するAl合金母相中の固溶Mgと拡散するZnとが金属間化合物を形成して、製品の硬化、伸びが著しく低下し、へアピン曲げ加工時に破断が惹起される等の問題が、惹起されるようになるのである。
WO2013-153972 特開2016-164489号公報 特開2018-91526号公報
ここにおいて、本発明は、かくの如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、耐食性に優れた、熱交換性能の良好な、実用性に優れたAl系内面溝付伝熱管を提供することにあり、また、そのようなAl系内面溝付伝熱管を工業的に有利に製造し得る手法を提供することにある。
そして、本発明は、上記した課題を解決するために、以下に列挙せる如き各種の態様において好適に実施され得るものであるが、また、以下に記載の各態様は、任意の組合せにおいて採用可能である。なお、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに何等限定されることなく、明細書全体の記載から把握される発明思想に基づいて、理解されるものであることが、考慮されるべきである。
先ず、本発明の第一の態様は、管内面に、多数の溝が、管軸に対して30°~45°のリード角にて傾斜して延びるように形成されていると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなるAl系材料製の内面溝付伝熱管にして、管外面に対して溶射されたZnによってZn拡散層が管表層部に形成されてなると共に、かかるZn拡散層が、2.0%以上5.0%以下の、管外表面におけるZn濃度の平均値と80μm以上200μm以下のZn拡散深さの平均値とを有しており、更に前記管内面の溝とフィンが、転造加工により、40%以上の断面減少率において形成されていることを特徴とするAl系内面溝付伝熱管にある。
また、本発明の第二の態様は、管結晶組織として、平均結晶粒径が2μm以上15μm未満の再結晶組織及び/又はファイバー状組織を有していることを特徴とする。
さらに、本発明の第三の態様は、前記Al系材料が、3000系Al合金であることを特徴としている。
更にまた、本発明の第四の態様は、前記Al系材料のCu及びMgの含有量が、それぞれ、0.10質量%未満であることを特徴としており、加えて、本発明の第五又は第六の態様は、それぞれ、前記Al系材料が、0.10~0.30質量%のZn又はTiを含有していることを特徴とするものである。
そして、上述の如きAl系内面溝付伝熱管を有利に得るべく、本発明にあっては、その第七の態様として、管内面に、多数の溝が螺旋状に形成されていると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなるAl系材料製の内面溝付伝熱管を製造する方法であって、(a)Al系材料製素管の管外面に対して、Zn溶射処理を実施した後、拡散熱処理することにより、Zn拡散層を管表層部に形成する工程と、(b)かかるZn拡散層の形成されたAl系材料製素管に対して、断面減少率が40%以上となる転造加工を実施して、前記多数の溝が、管軸に対して30°~45°のリード角にて傾斜して延びるように形成されてなると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなる転造管を得る工程とを、有することを特徴とするAl系内面溝付伝熱管の製造方法を、採用することにある。
また、本発明の第八の態様は、前記転造加工が、支持ダイス引抜、ボール縮径溝付加工及び仕上げダイス引抜の各工程を順次実施することからなるものであることを特徴としている。
さらに、本発明の第九の態様は、前記転造管を焼鈍軟化処理する工程を、更に有していることを特徴とする。
加えて、本発明に従う第十の態様は、上述の如き製造方法によって、上記第一乃至第六の態様の何れか1つに記載のAl系内面溝付伝熱管を製造するものであることを特徴としている。
このような本発明に従う構成によれば、耐食性に優れた、熱交換性能の良好なAl系内面螺旋溝付伝熱管が、Zn溶射によって管表面に付けたZnの状態を最適化することにより、実用性に優れた伝熱管として、工業的に有利に提供され得たのであり、また、そのような実用的なAl系内面溝付伝熱管が、工業的に有利に製造し得ることとなったのである。
本発明に従うAl系内面溝付伝熱管の製造方法において採用される、転造加工の一例を、断面形態で示す工程説明図である。 本発明に従うAl系内面溝付伝熱管の横断面の一部を拡大して示す説明図である。 本発明に従うAl系内面溝付伝熱管の一部を切り欠いて、管内の形態を示す説明図である。
要するに、本発明に従うAl系内面溝付伝熱管は、所定のAl系材料からなる円形の素管に対して、Zn溶射処理を実施して、管表層部にZn拡散層を形成した後、大きな断面減少率において転造加工を実施することにより、好適に製造され得るものであるが、そこにおいて、Al系材料製素管の管材質としては、公知のアルミニウム又はアルミニウム合金からなる各種のAl系材料が、その対象とされ得るものであるところ、中でも、本発明にあっては、JIS規格の3000系Al合金が、特に有利に用いられることとなる。この3000系Al合金は、耐食性及び加工性に優れており、内面溝付伝熱管に適した材料となるものである。
また、そのような3000系Al合金の中でも、特に、銅(Cu)やマグネシウム(Mg)の含有量は、それぞれ、0.10質量%未満であるものが、有利に用いられることとなる。なお、かかるCuの含有量が0.10質量%以上となると、管材の自己耐食性が著しく低下するようになる等の問題を生じ、また、Mgの含有量が0.10質量%以上となると、金属間化合物の形成による硬化、伸びの著しい低下が惹起される他、管のヘアピン曲げ加工時における破断の懸念も生じる等の問題が、惹起されるようになる。
さらに、上述の如き管材料のAl系材料には、亜鉛(Zn)やチタン(Ti)を、それぞれ、0.10~0.30質量%の割合で含有せしめることが、好ましく採用されることとなる。即ち、Znの微量添加により、腐食の起点を多数発生させて、均一腐食形態へ誘導することが出来るからであり、また、Tiの微量添加により、押出後の平行断面肉厚方向においてTi高濃度の領域とTi低濃度の領域を形成して、それらを、肉厚方向において交互に層状に分布させることが出来るのである。これによって、外表面のAl-Zn部を、管表面の腐食トリガーとして、肉厚方向におけるTi低濃度の領域へ優先的に腐食を伝搬させ、腐食形態を長手方向及び円周方向へ層状へ進行させることにより、肉厚方向への腐食の進行が抑制され得て、以て、耐孔食性、耐粒界腐食性、耐隙間腐食性が有利に向上せしめられ得ることとなる。
そして、本発明にあっては、かくの如きAl系材料からなる素管に対して、その管外面に、従来と同様にして、Zn溶射処理にて、具体的には、2ガン方式や3ガン方式等によるZnの溶射によって、管外面にZn溶射層を形成する工程と、かかるZn溶射層から、熱処理によって、管材質内にZnを拡散せしめることからなる拡散工程とによって、管表層部に、目的とするZn拡散層が形成されるのである。このようなZn拡散層の形成により、管材のAlよりも腐食電位の低いZnの層が外表面に形成されることとなるところから、犠牲防食効果が効果的に付与され得て、外表面からの均一腐食形態を実現して、局部的な孔食や粒界腐食の早期発生を防止して、貫通寿命を大幅に延長することが出来ることとなるのである。ここで、Zn拡散層は、管材質のZn濃度よりも高い部分を意図するものであって、一般に、管材質のZn濃度よりも0.20質量%程度以上高いZn濃度部分が、その対象とされることとなる。
次いで、Zn拡散層の形成されたAl系材料製素管に対して、断面減少率が40%以上となる転造加工が実施され、多数の内面溝が、管軸に対して30°~45°のリード角にて傾斜して延びるように形成されてなると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成され、これによって、目的とするAl系内面溝付伝熱管が形成されることとなるのである。
なお、そのような転造加工によって形成される多数の溝のリード角:αが、30°以上となるように、特に35°を超える高リード角となるように、調整されることによって、Zn溶射素管の表面におけるZnの過剰な付着箇所を削ぎ落し、表面全周に亘りZn溶射面の均質化を促進し、また、かかる転造加工による強加工を利用して、管軸(L)方向、円周(θ)方向及び肉厚(T)方向への塑性流動を促進させることにより、Zn溶射と拡散熱処理を施した素管状態におけるL、θ方向の表面Zn付着濃淡差及びθ、T方向のZn拡散層厚さ分布に対して、転造加工後における実質的な修正効果を創出することが可能となるのである。ここで、かかるリード角:αが45°を超えるようになると、管内面におけるフィン形成時の塑性流動の角度が管軸方向に対して大きくなり過ぎて、抵抗が著しく増加するようになるために、材料の破断が惹起され、転造加工が困難となる問題を内在する。また、そのような不具合の回避のために、加工速度を極低速に制限したりした場合にあっては、加工コストの増大を招くこととなる。
また、かくの如き転造加工に際しては、公知のロール転造法やボール転造法等として知られている各種の転造加工法が、適宜に採用されることとなるが、本発明にあっては、特に、支持ダイス引抜、ボール縮径溝付加工及び仕上げダイス引抜の各工程を順次実施することからなる転造加工手法が、有利に採用され、その一例が、図1に概略的に示されている。
具体的には、図1において、Zn拡散層の形成されたAl系材料製素管10は、支持ダイス12に順次通過せしめられることによって、所定外径への引抜き作用を受けるようになっていると共に、それら支持ダイス12と仕上げダイス14との間に位置して、複数個(例えば4個)の転造加工ボール16が、管外周の周りに配置されて、管外周面を圧縮して縮径せしめるようになっている一方、管内には、外周面に螺旋溝が形成されてなる螺旋溝プラグ18が配置されて、この螺旋溝プラグ18の外周面に、管内面が、転造加工ボール16の加圧(縮径)作用にて押し付けられることによって、管内面に、所定のリード角:αの溝が形成された後、仕上げダイス14にて、最終外径とされてなるAl系内面溝付伝熱管としての転造管20が取り出されることとなるのである。なお、螺旋溝プラグ18は、支持ダイス12に保持される支持プラグ22に対して、マンドレル24にて、自由回転可能に保持され得るようになっている。
さらに、かかる転造加工によって得られる、Al系内面溝付伝熱管たる転造管20は、その内面に、図2に示される如く、螺旋溝プラグ18による溝付け加工により、複数の螺旋溝26が形成されていると共に、それら螺旋溝26,26間に、突条形態を呈するフィン28が、所定高さ:Hで形成されてなる構造を呈しているのである。なお、それら複数の螺旋溝26は、図3に示される如く、所定のリード角:αを呈する形態において、形成されていることとなる。また、転造管20の肉厚が、Tとして示されている。
そして、かくの如き転造加工によって、断面減少率が40%以上となる強加工の溝付加工が施されることにより、Zn溶射素管の表面に存在するZnの過剰付着箇所が効果的に削ぎ落されるようになると共に、かかる転造加工の強加工を利用して、管軸(L方向)、円周(θ方向)及び肉厚(T)方向への塑性流動が促進せしめられることによって、Zn溶射と拡散熱処理を施した素管状態において生じている、L、θ方向の表面Zn付着濃淡差、及びθ、T方向のZn拡散層の厚さ分布幅を、転造加工後に実質的に修正して、その濃淡差を小さく、またZn拡散分布幅を小さくすることで、耐食性が効果的に向上せしめられることとなるのである。なお、かかる転造加工工程の上記のような作用により、転造素管段階におけるZn拡散層が、比較的薄くても、転造加工以降の状態で、耐食性の向上が有利に実現され得ることとなる。
ところで、このようにして得られたAl系内面溝付伝熱管(20)においては、その管外表面におけるZn濃度の平均値が、2.0質量%以上5.0質量%以下であり、またZn拡散層におけるZn拡散深さの平均値が、80μm以上200μm以下となるように、調整されることとなる。けだし、表面Zn濃度の平均値が2.0質量%未満となる場合においては、溶射技術の性格上から、外表面のZn濃度が極端に低くなる箇所の割合が増加するようになって、均一な犠牲防食効果を期待し難く、Zn濃度の低い箇所において、腐食が肉厚方向へ進展し易くなって、孔食状態で早期に貫通に至る場合が発生するからである。また、表面Zn濃度の平均値が5.0質量%を超えるようになると、同様に、管表面におけるZn濃度の極端に高い部分が存在し易くなり、そのために、当該箇所において、腐食が著しく促進されるようになる問題を内在する。
また、Zn拡散深さにあっても、その平均値が80μm未満となると、外表面に溶射されたZnの拡散が浅く、表面近傍に残留するZn濃度が高めに維持され、肉厚方向へのZn濃度勾配が大きくなるところから、腐食の進行が円周方向へ移行する形態となるが、Zn拡散層の体積の総和が不足することとなるために、比較的短時間で防食機能が消失し、露出した管材部分において、孔食が発生して、貫通に至るようになる問題を内在する。一方、Zn拡散深さが200μmを超えるようになると、管表面から肉厚方向へのZn濃度勾配が緩やかとなり、腐食の進行が、円周方向よりも肉厚方向へ優先的に移行する形態となって、円周方向への腐食の分散を意図した犠牲防食効果が不充分となるばかりか、局部的に管材(Al系材料)が露出するようになるため、腐食の進展に伴い、管材の残存厚さが薄くなって、熱交換器に要求される耐圧強度や疲労強度が損なわれることも、懸念されることとなる。
さらに、かくして得られるAl系内面溝付伝熱管(20)は、その結晶組織として、平均結晶粒径が、2μm以上15μm未満である再結晶組織、及び/又はファイバー状組織を有していることが望ましく、そのような伝熱管結晶組織の採用により、犠牲防食のためのZn拡散層が完全に消耗した後においても、自己耐食性を大幅に向上させることが出来る特徴を発揮する。ここで、ファイバー状組織とは、熱間加工或いは冷間加工に伴い、加えられた塑性加工により伸ばされた結晶粒の中に、転位が高密度に集中した組織として、認識されるものである。
そして、そのような伝熱管の結晶組織を得るためには、上述の如きZn溶射転造管の最終熱処理工程として採用される焼鈍軟化処理において、高周波誘導加熱装置を利用して、入熱をコントロールすることにより、かかるZn溶射転造管の再結晶駆動力を制御しながら、直後の水冷による瞬時冷却にて、母材-不純物との金属間化合物の偏析を抑制することによって、実現することが可能である。
なお、かかる伝熱管の再結晶組織の平均結晶粒径が2μm未満となると、加工組織の残留する割合が多くなり、製品のヘアピン曲げ加工や拡管加工において必要とされる、30%以上の伸びが確保され難くなる問題があり、また、平均結晶粒径が15μm以上となると、焼鈍-冷却の過程で再結晶粒界に偏析する、Al-Mn、Al-Si、Al-Cu等の金属間化合物のピーク濃度が増加することで、粒界腐食に対する感受性が高くなり、管材としての自己耐食性が低下する等の問題が、惹起されるようになる。
そして、かくの如き特徴を有する本発明に従うAl系内面溝付伝熱管は、冷凍機用、空調機器用、給湯機器用等の従来から公知の、各種用途のクロスフィンチューブ型熱交換器における伝熱管として有利に用いられ得ることとなる。
以上、本発明の代表的な実施形態について詳述してきたが、それは、あくまでも、例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
以下に、本発明の代表的な実施例を示し、本発明の特徴を更に具体的に明確とすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことが、理解されるべきである。
先ず、Si:0.03質量%、Fe:0.05質量%、Cu:0.001質量%、Cr:0.001質量%、Mn:0.7質量%、Mg:0.001質量%、Zn:0.15質量%、Ti:0.15質量%、不純物:各0.05質量%以下(合計0.15質量%以下)、及び残部がAlからなる、3000系Al合金鋳塊を、連続鋳造法によって鋳造し、その得られたビレットに均質化処理を施した後、200mmφのサイズに整形したビレットを、インライン誘導加熱によって400~450℃に加熱して、ポートホール押出工法により、外径:18mmφ、肉厚:1.0mmの押出管を得た。なお、この押出管は、かかる押出工法において、複数のビレットを連続的に押し継ぐことにより、1000m以上の長尺コイルとして形成した。更にその後、かかる長尺コイルを繰り出して、ダイス引抜き加工を2パス行なうことにより、外径:10mmφ、肉厚:0.65mmの素管を成形した。
次いで、かかる素管の長尺コイルを連続的に繰り出し、高周波誘導加熱装置にて400℃以上に加熱昇温せしめた後、インラインで、上下2方向からZn溶射を実施し、そして水冷、エアブロー乾燥を経て、再び、長尺コイルに巻き取った。即ち、Zn溶射条件としては、2ガン方式を採用するものであって、そこでは、管外表面において0.35質量%以上の濃度のZn溶射面が形成される、被覆率が80%以上となるように、Zn線送り及び溶射電流値とエアノズル等の条件を設定した。
さらに、その後、上記のZn溶射長尺コイルをバッチ式焼鈍炉へ投入し、昇温速度:50℃/hr以上、到達温度:450℃で、保持時間:5時間の処理の後に、冷却速度:5~10℃/hrの条件で冷却することにより、Zn拡散加熱処理を実施した。これによって、長尺コイル(素管)の表層部に、Zn拡散層、即ち犠牲防食層を形成して、以下の転造加工用のZn溶射素管を得た。
次に、かくして得られたZn溶射素管の内面に、所定の溝を形成するための転造加工を実施した。具体的には、転造加工は、図1に示される如き転造工程に従って、支持プラグ22と螺旋溝プラグ18とをマンドレル24にて連結してなるものを、Zn溶射素管10内に挿入して、支持ダイス12による引抜き加工と転造加工ボール16による圧縮溝付加工によって、管内面に溝付け加工を行ない、更に、仕上げダイス14を通して仕上げ成形することにより、外径D:7mmφ、底肉厚T:0.47mm、フィン高さH:0.22mm、フィン数:55条、フィン頂角β:18°、リード角α:40°、単重W:32g/mなるサイズの転造管(内面溝付伝熱管)20を得た。なお、この得られた転造管20の成形に際して、素管10からの断面減少率は41.1%であった。また、素管10の肉厚平均値に対する転造管20の底肉厚への減少率は27.7%であった。
最後に、かかる得られた転造管20の最終熱処理工程として、焼鈍軟化処理を施した。具体的には、焼鈍軟化処理は、高周波誘導加熱装置を用いて、インラインにおいて、350℃以上の温度に加熱昇温せしめた後、直ちに、水冷、エアブロー乾燥を行なって、長尺コイルに巻き取ることにより、実施した。そして、この転造加工管20の焼鈍工程において、誘導加熱装置の加熱コイル入力をコントロールすることにより、かかる転造加工管の再結晶駆動力を制御し、水冷による瞬時冷却によって、母材-不純物との金属間化合物の偏析を抑制することにより、再結晶組織の平均結晶粒径が2μm以上15μm未満の範囲内で、ファイバー組織を含む結晶組織を得ることが出来た。
-性能評価-
上記で得られたZn溶射素管及び内面溝付管(転造加工管)の特性を評価するために、次の試験を行った。
(a)平均結晶粒径
得られた内面溝付管からミクロ組織観察用試験片を切り出し、再結晶組織の平均結晶粒径の測定を行なった。具体的には、平均結晶粒径の測定は、交線法を用いて、管の厚さ方向及び円周方向の二方向で実施して、その平均値を求めた。その結果、再結晶組織の平均結晶粒径は8μmとなり、それは、2μm以上15μm未満の範囲内であり、自己耐食性向上効果のある結晶組織を得ることが出来た。
(b)管外面のZn濃度及び管表層部におけるZn拡散深さの測定
Zn溶射素管及び内面溝付伝熱管(転造管)について、その外面のZn濃度及びZn拡散深さを、それぞれ、EPMAにて、以下のようにして測定した。
具体的には、表面Zn濃度に関しては、20mm長さの管サンプルについて、それを管軸に沿って切開し、充分に平板状態に延ばした後、管軸方向の切開端部から5mm以上離れたZn溶射側表面の管軸方向の3箇所について、それぞれ幅方向に25μm間隔でEPMA線分析を行ない、Zn濃度を測定して、その結果を平均した。
また、Zn拡散深さについては、管サンプルの管軸に直角な方向の断面において、管周方向に45°の位相差を有する8箇所を選択し、各箇所における外表面から肉厚方向に1μm間隔でEPMA線分析を実施し、0.35質量%以上のZn濃度を計測した距離を、Zn拡散距離(Zn拡散深さ)とした。
・Zn溶射素管についての測定結果
Zn拡散処理で得られるZn濃度が0.35質量%以上となるZn拡散層について、その肉厚方向の拡散距離は、円周方向8点の平均値で、100±30μmと計測された。一方、管表面のZn濃度については、同位置8点の平均値で、4.0~8.0質量%の範囲であったが、円周方向全面に対し、0.05mm間隔で計測された局所的なZn濃度のピーク値は、最高値で18質量%に達する箇所が確認された。
・内面溝付伝熱管についての測定結果
Zn溶射素管を転造加工して得られる内面溝付管(Zn溶射転造管)について、Zn濃度が0.2質量%以上となる肉厚方向の拡散距離について、円周方向8点の平均値が120±20μmと計測された。一方、表面Zn濃度については、同位置8点の平均値で3.0~4.0質量%の範囲であるが、円周方向全面に対し、0.05mm間隔で計測された局所的なZn濃度のピーク値は、最高値で8.0質量%に達する箇所が確認された。
10 Zn溶射素管 12 支持ダイス
14 仕上げダイス 16 転造加工ボール
18 螺旋溝プラグ 20 転造管(Al系内面溝付伝熱管)
22 支持プラグ 24 マンドレル
26 螺旋溝 28 フィン

Claims (10)

  1. 管内面に、多数の溝が、管軸に対して30°~45°のリード角にて傾斜して延びるように形成されていると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなるAl系材料製の内面溝付伝熱管にして、
    管外面に対して溶射されたZnによって、Zn拡散層が管表層部に形成されてなると共に、かかるZn拡散層が、2.0質量%以上5.0質量%以下の、管外表面におけるZn濃度の平均値と、80μm以上200μm以下のZn拡散深さの平均値とを有しており、更に前記管内面の溝とフィンが、かかるZn拡散層の形成された管素材に対する転造加工により、40%以上の断面減少率において形成されていることを特徴とするAl系内面溝付伝熱管。
  2. 管結晶組織として、平均結晶粒径が2μm以上15μm未満である再結晶組織、及び/又はファイバー状組織を有していることを特徴とする請求項1に記載のAl系内面溝付伝熱管。
  3. 前記Al系材料が、3000系Al合金であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のAl系内面溝付伝熱管。
  4. 前記Al系材料のCu及びMgの含有量が、それぞれ、0.10質量%未満であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のAl系内面溝付伝熱管。
  5. 前記Al系材料が、0.10~0.30質量%のZnを含有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のAl系内面溝付伝熱管。
  6. 前記Al系材料が、0.10~0.30質量%のTiを含有していることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のAl系内面溝付伝熱管。
  7. 管内面に、多数の溝が螺旋状に形成されていると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなるAl系材料製の内面溝付伝熱管を製造する方法であって、
    Al系材料製素管の管外面に対して、Zn溶射処理を実施した後、拡散熱処理することにより、Zn拡散層を管表層部に形成する工程と、
    かかるZn拡散層の形成されたAl系材料製素管に対して、断面減少率が40%以上となる転造加工を実施して、前記多数の溝が、管軸に対して30°~45°のリード角にて傾斜して延びるように形成されてなると共に、それらの溝間に、突条形態を呈するフィンがそれぞれ形成されてなる転造管を得る工程とを、
    有することを特徴とするAl系内面溝付伝熱管の製造方法。
  8. 前記転造加工は、支持ダイス引抜、ボール縮径溝付加工及び仕上げダイス引抜の各工程を順次実施することからなるものであることを特徴とする請求項7に記載のAl系内面溝付伝熱管の製造方法。
  9. 前記転造管を焼鈍軟化処理する工程を、更に有していることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のAl系内面溝付伝熱管の製造方法。
  10. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のAl系内面溝付伝熱管であることを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れか1項に記載のAl系内面溝付伝熱管の製造方法。
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