JP2022134487A - 蓄電素子モジュール、蓄電素子ユニット、建物、蓄電素子モジュールキットおよび蓄電素子モジュールのケース - Google Patents

蓄電素子モジュール、蓄電素子ユニット、建物、蓄電素子モジュールキットおよび蓄電素子モジュールのケース Download PDF

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康宏 渡辺
Yasuhiro Watanabe
英俊 竹井
Hidetoshi Takei
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Abstract

Figure 2022134487000001
【課題】セルの損傷を回避しながらハンドル部材を用いて蓄電素子モジュールの取り扱いを容易にする。
【解決手段】フック32を有したハンドル部材30を用いて持ち運びされる蓄電素子モジュール20であって、複数のセル40と、複数のセル40を収容し、底部51と、底部51から立ち上がった側壁部52と、を有するケース50と、を備え、側壁部52は、少なくとも一部分において互いに対向した一対の壁部60a,60bを有し、一対の壁部60a,60bは、底部51への法線方向NDにおける他側に開口してフック32を挿入可能な開口部61を形成し、一対の壁部60a,60bの間には、開口部61に挿入されたフック32が掛けられる連結部62が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電素子モジュール、蓄電素子ユニット、建物、蓄電素子モジュールキット、及び、蓄電素子モジュールのケースに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、ハンドル部材を着脱自在に取付可能な取付部を有する蓄電素子モジュールが知られている。このハンドル部材は、重量物である蓄電素子モジュールを収納箱の限られた内部スペースに収容する際に使用される。ハンドルを用いることによって、蓄電素子モジュールを容易に取り扱うことが可能となる。
国際公開第2018/190435号
しかしながら、特許文献1の蓄電素子モジュールでは、ハンドル部材のフック部が蓄電池本体に接触することによって、蓄電池本体を損傷してしまう恐れがある。本発明は以上の点を考慮してなされたものであって、セルの損傷を回避しながらハンドル部材を用いて蓄電素子モジュールの取り扱いを容易にすることを目的とする。
本発明による蓄電素子モジュールは、
フックを有したハンドル部材を用いて持ち運びされる蓄電素子モジュールであって、
複数のセルと、
前記複数のセルを収容し、底部と、前記底部から立ち上がった側壁部と、を有するケースと、を備え、
前記側壁部は、少なくとも一部分において互いに対向した一対の壁部を有し、
前記一対の壁部は、前記底部への法線方向における一方の側に開口して前記フックを挿入可能な開口部を形成し、前記一対の壁部の間には、前記開口部に挿入された前記フックが掛けられる連結部が設けられている。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部が対向する方向に沿った前記開口部の最小幅の、前記フックの厚みに対する比は、1.5以上であってもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部が対向する方向に沿った前記開口部の最小幅の、前記フックの厚みに対する比は、1.8以下であってもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記側壁部は、前記底部への法線方向に直交する第1方向に沿って延びる第1側壁部及び第2側壁部を含み、
前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記法線方向及び前記第1方向の両方向に直交する第2方向に互いから離間し、
前記第1側壁部及び前記第2側壁部の各々に含まれる前記一対の壁部は、前記第2方向に対向していてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記開口部及び前記連結部は、前記第1方向に離間して前記第1側壁部に複数設けられ、
前記開口部及び前記連結部は、前記第1方向に離間して前記第2側壁部に複数設けられていてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部は、互いに対向する面にリブを有するようにしてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記底部への法線方向に直交する第1方向に沿った開口部の長さは、前記法線方向及び前記第1方向の両方向に直交する第2方向に沿った開口部の長さより長く、
前記一対の壁部は、前記第2方向に対向しており、
前記一対の壁部の各々は、前記第1方向に離間して複数のリブを有していてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部は、前記セルの収容空間を形成する主壁部と、前記主壁部の前記収容空間に対面する側とは反対側に位置する外壁部と、を有し、
前記外壁部から突出した前記リブの突出高さは、前記主壁部から突出した前記リブの突出高さよりも大きくてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部は、前記開口部の開口する側に開口して前記フックの先端が通過可能な第2開口部を形成し、前記連結部は、前記開口部及び前記第2開口部の間に位置していてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部が対向する第2方向に直交する第1方向に沿った前記第2開口部の長さは、前記第1方向に沿った前記開口部の長さよりも短くてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記連結部は、側面視において弧状の輪郭を有するようにしてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記一対の壁部のうち、前記一対の壁部が対向する第2方向において前記複数のセルを収容する空間から離間する側に設けられた壁部は、前記第2方向に開口した側方開口部を形成し、
前記側方開口部の開口縁は、少なくとも一部の領域において、前記連結部によって形成されていてもよい。
本発明による蓄電素子モジュールにおいて、
前記複数のセルを、前記底部への法線方向における一方の側から覆うカバーをさらに備え、
前記側壁部は、前記底部への法線方向に直交する第1方向に沿って延びる第1側壁部及び第2側壁部を含み、
前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記底部への法線方向及び前記第1方向の両方向に直交する前記第2方向に互いから離間し、
前記開口部及び前記連結部は、前記第1側壁部及び前記第2側壁部にそれぞれ設けられ、
少なくとも前記開口部及び前記連結部の設けられた領域において、前記第2方向に沿った前記カバーの幅は、前記第1側壁部及び前記第2側壁部の前記第2方向に沿った離間間隔以下であってもよい。
本発明による蓄電素子モジュールキットは、
上述した本発明による蓄電素子モジュールと、
前記ハンドル部材と、を備え、
前記連結部に掛けられた前記フックは、前記底部への法線方向への投影において前記蓄電素子モジュールの輪郭内に位置する。
本発明による蓄電素子ユニットは、
上述した本発明による蓄電素子モジュールと、
前記蓄電素子モジュールを収容する収容箱と、を備える。
本発明による蓄電素子ユニットにおいて、
前記収容箱に収容される前記ハンドル部材を更に備えてもよい。
本発明による建物は、上述した本発明による蓄電素子ユニットを備える。
本発明による蓄電素子モジュールのケースは、
板状材で形成されるフックを有したハンドル部材を用いて持ち運びされる蓄電素子モジュールのケースであって、
底部と、前記底部から立ち上がった側壁部と、を有し、
前記側壁部は、少なくとも一部分において互いに対向した一対の壁部を有し、
前記一対の壁部は、前記底部への法線方向における一方の側に開口して前記フックを挿入可能な開口部を形成し、前記一対の壁部の間には、前記開口部に挿入された前記フックが掛けられる連結部が設けられている。
本発明によれば、セルの損傷を回避しながらハンドル部材を用いて蓄電素子モジュールの取り扱いを容易にすることができる。
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、蓄電素子ユニットを示す斜視図である。 図2は、図1の蓄電素子ユニットの内部を示す斜視図である。 図3は、蓄電素子モジュールと、蓄電素子モジュールを持ち運ぶハンドル部材と、示す斜視図である。 図4は、図3の蓄電素子モジュールを示す分解斜視図である。 図5は、図3の蓄電素子モジュールを示す上面図である。 図6は、図5のA部拡大図であって、第1側壁部に設けられた開口部及び連結部を示す上面図である。 図7は、図6のB-B線断面図であって、第1側壁部に設けられた開口部及び連結部を示す断面図である。 図8は、第1側壁部の図7と同様の部分を示す側面図である。 図9は、図6に対応する図であって、第1側壁部の開口部にハンドル部材のフックが挿入された状態を示している。 図10は、図9のC-C線断面図である。 図11は、図6に対応する図であって、フックが連結部に掛けられることによりハンドル部材が蓄電素子モジュールに取り付けられた状態を示している。 図12は、図11のD-D線断面図である。 図13は、図3の蓄電素子モジュールキットを示す上面図であって、蓄電素子モジュールがハンドル部材によって持ち運ばれる状態を示している。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1~図13は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1は、蓄電素子ユニット10を示す斜視図である。蓄電素子ユニット10は、充放電が可能な二次電池ユニットとして用いられる。図示された蓄電素子ユニット10は、例えば、住宅や公共施設等の建物に適用される。蓄電素子ユニット10は、建物の配線と電気的に接続され、建物内に設置された電気装置の電源として機能する。
図2に示された例において、蓄電素子ユニット10は、収納箱11と、制御モジュール14と、複数の蓄電素子モジュール組合体15と、複数のストッパ16と、一対のハンドル部材30と、を有している。収納箱11は、フレーム12と、フレーム12に固定されたパネル13と、を有している。フレーム12は、例えば金属製または樹脂製であり、或る程度の強度を有している。フレーム12は、制御モジュール14及び蓄電素子モジュール組合体15の配置空間を形成している。パネル13は、例えば樹脂製または金属製の板状の部材である。パネル13は、制御モジュール14及び蓄電素子モジュール20の配置空間を閉鎖している。図示された例において、収納箱11内には、制御モジュール14と、蓄電素子モジュール組合体15と、ストッパ16と、ハンドル部材30と、が収納されている。
制御モジュール14は、例えば、複数の蓄電素子モジュール20の充電及び放電を制御する機能、蓄電素子モジュール20の充電状態(例えば充電量)を監視する機能、蓄電素子モジュール20の異常の有無を監視する機能の一以上を有する。また、制御モジュール14は、蓄電素子ユニット10の外部に設置された制御装置に、蓄電素子モジュール20の充電状態や異常の有無の監視結果などの情報を、送信するようにしてもよい。また、制御モジュール14は、蓄電素子ユニット10の外部の配線(例えば、建物の配線)と、蓄電素子モジュール20と、の間の電気的接続および遮断を切り替える開閉器を有するようにしてもよい。
図2では、二つの蓄電素子モジュール組合体15を、収納箱11に収容された状態にて示している。図示された例において、二つの蓄電素子モジュール組合体15は、鉛直方向と非平行な方向に並べて配列されている。蓄電素子モジュール組合体15は、鉛直方向に積み重ねられる複数の蓄電素子モジュール20を有している。図示された例において、第1の蓄電素子モジュール組合体15Aは、鉛直方向に積み重ねられた三つの蓄電素子モジュール20を有している。一方、第2の蓄電素子モジュール組合体15Bは、鉛直方向に積み重ねられた四つの蓄電素子モジュール20を有している。図示された例において、第2の蓄電素子モジュール組合体15Bは、後述するストッパ16を介して、鉛直方向における下側から制御モジュール14を支持している。
図2に示された例において、ストッパ16は、各蓄電素子モジュール組合体15A,15Bの鉛直方向における上側に設けられている。ストッパ16は、鉛直方向に直交する方向において、収納箱11のパネル13に取り付けられている。ストッパ16は、蓄電素子モジュール組合体15の鉛直方向における移動を規制する機能を有する。ストッパ16は、例えば金属製の板状の部材である。
ハンドル部材30は、蓄電素子モジュール20に取り付け可能である。ハンドル部材30は、蓄電素子モジュール20を持ち運ぶ際に、蓄電素子モジュール20に取り付けられる。作業者は、ハンドル部材30を把持することによって、蓄電素子モジュール20を持ち運ぶことができる。ハンドル部材30は、蓄電素子モジュール20とともに、収納箱11に収納されて保管されてもよい。図2に示された例において、一対のハンドル部材30は、第1の蓄電素子モジュール組合体15Aの鉛直方向における上側に設けられたストッパ16上に配置されている。図示された例において、一対のハンドル部材30は、それぞれストッパ16の鉛直方向における上側にねじ止めされている。ハンドル部材30は、例えば金属製の板状材を切断および折り曲げることによって作製された部材である。
以下、図2及び図3を用いて、ハンドル部材30についてさらに説明する。ハンドル部材30は、蓄電素子モジュール20とともに、蓄電素子モジュールキット17を構成する。図3は、蓄電素子モジュール20と、蓄電素子モジュール20に着脱可能に取り付けられる一対のハンドル部材30と、を含む蓄電素子モジュールキット17を示す斜視図である。図3に示された例において、ハンドル部材30は、作業者が把持するための把持部31と、板状材で形成される一対のフック32と、を有している。把持部31は、第1把持部31aと、第1把持部31aから立ち上がった一対の第2把持部31bと、を有している。第1把持部31a及び第2把持部31bは、屈曲するようにして接続している。第1把持部31aは、長辺(長手)と短辺(短手)とを有する板状の部材である。第2把持部31bは、第1把持部31aの長辺から延び出している板状の部材である。一対の第2把持部31bは、第1把持部31aから離間するように、第1把持部31aの各長辺からそれぞれ延び出している。とりわけ、図示された例において、第2把持部31bは、第1把持部31aの法線方向に平行となるように、第1把持部31aの法線方向における一方の側に延び出している。すなわち、第2把持部31bは、第1把持部31aに対して垂直に屈曲している。また、図3に示されるように、少なくとも一方の第2把持部31bは、ストッパ16にハンドル部材30を固定するためのねじが貫通する貫通孔31cを有していてもよい。図2に示された例において、貫通孔31cが設けられた第2把持部31bが、鉛直方向における下側に位置するように、一対のハンドル部材30がストッパ16に取り付けられている。ハンドル部材30がストッパ16に取り付けられた状態において、第2把持部31bは、ストッパ16に面接触し、ストッパ16上に安定して保持される。
図3に示された例において、一対のフック32は、第1把持部31aの各短辺からそれぞれ延び出している。各フック32は板状材によって形成されている。一対の板状材は、第1把持部31aに対して屈曲するようにして、第1把持部31aの短辺からそれぞれ延び出している。図示された例において、板状材の第1把持部31aの短手方向に沿った幅は、第1把持部31aから離間するにしたがって、短くなっていく。また、板状材は、第1把持部31aから離間するにしたがって曲がっていく。そして、フック32は、第1把持部31aから離間した端部領域において、U字状に180°湾曲した部分を有している。この湾曲した部分によって、フック形状が形成されている。フック形状をなす湾曲の軸線は、フック32をなす板状材の板面への法線方向に延びている。図示された例において、一対のフック32は、第1把持部31aへの法線方向に直交する方向に対向している。各フック32のフック形状を形成して第1把持部31aから離間する側に最も突出した突出端は、側面視において(一対のフック32が互いに対向する方向における一側からの視点において)、弧状の輪郭を有している。また、板状材の縁部であるフック32の先端部32aは、弧状の輪郭を有している。
次に、図4~図8を用いて、蓄電素子モジュール20の構成について説明する。図4は、カバー70及び端部カバー21,22を取り外した状態で、蓄電素子モジュール20のカバー70及び端部カバー21,22によって覆われる部分を示す斜視図である。図4に示されるように、蓄電素子モジュール20は、複数のセル40と、複数のセル40を収容するケース50と、を有している。セル40は、蓄電素子として取り扱われる最小単位である。
図4に示されるように、セル40は、偏平形状を有している。図示された例において、複数のセル40は、後述するケース50の底部51への法線方向NDに積層されている。セル40は、平面視において、略矩形形状を有している。セル40は、ケース50に収容された状態において、底部51への法線方向NDに直交する第1方向DAに長手方向を有し、底部51への法線方向ND及び第1方向DAの両方向に直交する第2方向DBに短手方向を有している。セル40は、中央に位置する中央部41Cと、中央部41Cを取り囲む周縁部41Eと、を有している。中央部41Cの厚みは、周縁部41Eの厚みよりも厚くなっている。図示された例において、セル40は、中央部41Cにおいて、法線方向NDにおけるいずれか一方の側に向けて膨出している。複数のセル40は、中央部41Cが少なくとも部分的に互いに法線方向NDに対面するよう、積層されている。図4に示されたセル40は、正極板および負極板を含む複数の電極板(図示せず)を収容する外装体42と、電極板と電気的に接続して外装体42の外部まで延び出したタブ43と、を有している。セル40は、一対のタブ43を有している。一対のタブ43は、それぞれ正極端子または負極端子として機能する。
なお、図面間での方向関係を明確化するため、いくつかの図面には、法線方向ND、第1方向DA及び第2方向DBを図面間で共通する方向として矢印で示している。矢印の先端側が、各方向ND,DA,DBの一側SN1,SA1,SB1となる。また、図面の紙面に垂直な方向に沿って紙面の奥に向かう矢印を、例えば図5に示すように、円の中にXを設けた記号により示した。法線方向ND、第1方向DA及び第2方向DBは、ケース50及びケース50に取り付けられたハンドル部材30に対して用いる。
次に、図4を用いて、ケース50について説明する。
図4に示されるように、ケース50は、底部51と、底部51から立ち上がった側壁部52と、を有している。図示された例において、底部51は、法線方向NDから複数のセル40に対面する。底部51は、法線方向NDに積層された複数のセル40を支持する。側壁部52は、ケース50に収納される複数のセル40を、底部51への法線方向NDに直交する方向から取り囲む。側壁部52は、複数のセル40を保護し、法線方向NDに直交する方向に沿った、セル40のケース50に対する相対移動を規制する。一方、側壁部52は、法線方向NDに沿った、セル40のケース50に対する相対移動を許容する。ケース50は、樹脂材料の一体成型によって形成されていてもよいし、樹脂材料を別々に成型した底部51及び側壁部52を組み立てることによって形成されていてもよい。
図4に示されるように、側壁部52は、第1方向DAに沿って延びる第1側壁部52a及び第2側壁部52bを含んでいる。図示された例において、第1側壁部52a及び第2側壁部52bは、第2方向DBに互いから離間している。複数のセル40がケース50に収容されたとき、第1側壁部52a及び第2側壁部52bは、第2方向DBから複数のセル40に対面する。
また、側壁部52は、第2方向DBに沿って延びる第3側壁部52c及び第4側壁部52dを更に含んでいる。図示された例において、第3側壁部52c及び第4側壁部52dは、第1方向DAに互いから離間している。また、第3側壁部52c及び第4側壁部52dには、切欠Cが設けられている。複数のセル40がケース50内に収容されるとき、タブ43は切欠C内に延び入っている。
図4に示された例において、第1側壁部52a及び第2側壁部52bには、底部51への法線方向NDにおける他側に突出した突出部53が設けられている。図示された例において、突出部53は、法線方向NDに沿って底部51から延び上がっている。突出部53は、底部51への法線方向NDにおける他側(図4の上側)から積層される蓄電素子モジュール20に接触し、底部51への法線方向NDにおける一側SN1(図4の下側)から、当該蓄電素子モジュール20を支持する。図示された例において、第1側壁部52a及び第2側壁部52bには、第1方向DAに沿って複数の突出部53が配列されている。また、図4に示された例において、第1側壁部52a及び第2側壁部52bには、突出部53と接触する係合部54が設けられている。突出部53と係合部54とが接触することで、隣り合う二つの蓄電素子モジュール20の、底部51への法線方向NDへの相対移動を規制するだけでなく、底部51への法線方向NDと非平行な方向への相対移動も規制することができる。図示された例において、第1側壁部52a及び第2側壁部52bには、第1方向DAに沿って複数の係合部54が配列されている。
図4に示された例において、第1側壁部52a及び第2側壁部52bは、上方の(底部51への法線方向NDにおける他側となる)領域において、すなわち底部51から離間した先端領域において、互いに対向した一対の壁部60a,60bを、それぞれ有している。図4に示されているように、第1側壁部52a及び第2側壁部52bは、第1方向DAに沿って底部51から延び出した主壁部60aと、主壁部60aに対して第2方向DBにおける外側、すなわち第2方向DBにおいてセル40を収容する空間から離間する側に設けられ、第1方向DAに沿って底部51から延び出した外壁部60bと、をそれぞれ有している。図示された例において、第1側壁部52aに含まれる一対の壁部60a,60bは、第2方向DBに対向している。また、第2側壁部52bに含まれる一対の壁部60a,60bは、第2方向DBに対向している。
なお、図4に示されるように、主壁部60a及び外壁部60bが互いに対向していない領域において、主壁部60aには、第2方向DBにおける外側に延び出す縦リブ60c及び横リブ60dが、それぞれ複数設けられていてもよい。縦リブ60c及び横リブ60dは、ケース50を補強する機能を有している。図示された例において、縦リブ60cは、底部51への法線方向NDに沿って延び、第1方向DAに間隔を空けて複数設けられている。また、横リブ60dは、第1方向DAに沿って延び、底部51への法線方向NDに間隔を空けて複数設けられている。図示された例において、突出部53から底部51への法線方向NDに沿って設けられた縦リブ60cは、係合部54に接続している。また、係合部54に接続していない縦リブ60cの第2方向DBに沿った幅、言い換えると縦リブ60cの主壁部60aからの第2方向DB外方への突出高さは、底部51への法線方向NDにおける一側SN1に向かって、次第に減少している。
さらに、図4に示されるように、外壁部60bは、第2方向DBにおける外側に開口する受け部60eを有していてもよい。図示された例において、受け部60eは、第1方向DAに間隔を空けて複数設けられている。受け部60eは、主壁部60a及び外壁部60bの間に挿入された、後述するカバー70の固定部72と係合することで、カバー70をケース50に保持することができる。
次に、図5~図8を用いて、第1側壁部52a及び第2側壁部52bにそれぞれ設けられた開口部61、連結部62、第2開口部65及び側方開口部66について、説明する。
図6は、図5のA部拡大図であって、第1側壁部52aに設けられた開口部61及び連結部62を示す上面図である。図5及び図6に示されるように、一対の壁部60a,60bは、互いから離間して配置されている。したがって、一対の壁部60a,60bは、上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に開口してフック32を挿入可能な開口部61を形成している。また、一対の壁部60a,60bの間には、開口部61に挿入されたフック32が掛けられる連結部62が設けられている。このような第1側壁部52aにおいて、蓄電素子モジュール20に取り付けられたハンドル部材30が位置する空間や蓄電素子モジュール20に取り付けられるためにハンドル部材30が移動する空間は、一対の壁部60a,60bの間に設けられている。そして、複数のセル40を収容する空間と、蓄電素子モジュール20に取り付けられたハンドル部材30が位置する空間や蓄電素子モジュール20に取り付けられるためにハンドル部材30が移動する空間とは、主壁部60aによって隔てられている。したがって、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20に取り付ける状態、蓄電素子モジュール20を持ち運ぶ状態、及びハンドル部材30を蓄電素子モジュール20から取り外す状態において、フック32が複数のセル40に接触することを、効果的に抑制することができる。結果として、フック32のセル40への接触に起因したセル40の損傷を効果的に回避することができる。
図5に示されるように、開口部61及び連結部62は、第1側壁部52a及び第2側壁部52bにそれぞれ設けられている。既に説明したように、第1側壁部52a及び第2側壁部52bは、第2方向DBに互いから離間している。また、第1側壁部52a及び第2側壁部52bに含まれる各一対の壁部60a,60bは、第2方向DBに対向している。このような例によれば、ハンドル部材30が有する一対のフック32を、第1側壁部52a及び第2側壁部52bにそれぞれ設けられた開口部61に挿入することができる。また、一対のフック32を、第1側壁部52a及び第2側壁部52bにそれぞれ設けられた連結部62に掛けることができる。これにより、一対のフック32を有するハンドル部材30を、蓄電素子モジュール20に取り付けることができる。したがって、作業者は、より安定して蓄電素子モジュール20を持ち運ぶことができる。
図示された例において、開口部61及び連結部62は、第1方向DAに離間して第1側壁部52aに複数設けられている。また、開口部61及び連結部62は、第1方向DAに離間して第2側壁部52bに複数設けられている。具体的には、開口部61及び連結部62は、第1方向DAに離間して第1側壁部52aに二つ設けられている。また、開口部61及び連結部62は、第1方向DAに離間して第2側壁部52bに二つ設けられている。このような例によれば、図3に示されるように、一対のフック32を有するハンドル部材30を、第1方向DAに沿って複数取り付けることができる。したがって、作業者は、より安定して蓄電素子モジュール20を持ち運ぶことができる。
また、図示された例において、開口部61及び連結部62は、第1方向DAに沿って、互いに隣接して設けられている。互いに隣接する開口部61及び連結部62において、連結部62は、開口部61よりも第1方向DAにおける外側、すなわち第1方向DAに沿って第1側壁部52a及び第2側壁部52bの寸法を2等分する側壁部中心線WLから離間する側に設けられている。
さらに、図示された例において、第1側壁部52aに設けられた開口部61、及び、第2側壁部52bに設けられた開口部61は、第2方向DBに互いに対向するように配置されている。また、第1側壁部52aに設けられた連結部62、及び、第2側壁部52bに設けられた連結部62は、第2方向DBに互いに対向するように配置されている。すなわち、第1側壁部52aに設けられた開口部61及び第2側壁部52bに設けられた開口部61は、第1方向DAにおいて同一の位置に配置されている。第1側壁部52aに設けられた連結部62及び第2側壁部52bに設けられた連結部62は、第1方向DAにおいて同一の位置に配置されている。したがって、図5に示すように、第1側壁部52a及び第2側壁部52bの各一対の壁部60a,60bは、第1方向DAに沿って、開口部61及び連結部62が設けられている第1領域WAと、開口部61及び連結部62が設けられていない第2領域WBと、を有している。以下、開口部61及び連結部62について詳述する。
図5及び図6に示されるように、開口部61は、上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に開口している。図示された例において、開口部61は、上面視において(底部51への法線方向NDにおける他側からの観察において)、略矩形形状を有している。第1方向DAに沿った開口部61の長さは、第2方向DBに沿った開口部61の長さより長い。すなわち、図示された例において、開口部61は、第2方向DBに短手方向を有し、第1方向DAに長手方向を有している。また、開口部61は、主壁部60a及び外壁部60bを連結する第1隔壁63aによって、第1方向DAにおける一側SA1の開口縁61aを形成している。
図6及び図7によく示されるように、一対の壁部60a,60bは、互いに対向する面にリブ64を有している。リブ64は、第2方向DBに沿った開口部61の寸法を2等分する壁部中心線OLに向けて、一対の壁部60a,60bからそれぞれ突出している。図6に示されるように、リブ64は、上面視において長方形状の形状を有している。リブ64は、細長い開口部61の近傍において、一対の壁部60a,60bを補強する。また、リブ64は、開口部61を通過したフック32の、底部51への法線方向NDの移動を円滑に案内する。リブ64は、例えば樹脂製の部材によって構成されていてもよい。
また、図示された例において、第2方向DBに対向する一対の壁部60a,60bの各々は、第1方向DAに離間して複数のリブ64を有している。図6及び図7に示されるように、リブ64は、第1方向DAに間隔を空けて複数設けられている。
ところで、図6によく示されるように、リブ64が設けられた開口部61の第2方向DBに沿った幅は、第2方向DBに沿った開口部61の最小幅である。一対の壁部60a,60bが対向する第2方向DBに沿った開口部61の最小幅は、フック32を着脱可能とするため、フック32の厚みよりも大きいことが好ましい。とりわけ、一対の壁部60a,60bが対向する第2方向DBに沿った開口部61の最小幅の、フック32の厚みに対する比は、1.5以上であることがより好ましい。また、一対の壁部60a,60bが対向する第2方向DBに沿った開口部61の最小幅の、フック32の厚みに対する比は、1.8以下であることが好ましい。
なお、主壁部60aから突出したリブ64と、外壁部60bから突出したリブ64とは、互いに異なる突出高さを有していてもよい。図示された例において、外壁部60bから突出したリブ64の突出高さは、主壁部60aから突出したリブ64の突出高さよりも大きくなっている。このため、リブ64によって、図3に示すように底部51に直接接続していない外壁部60bを、より効果的に補強することができる。
図5及び図6に示された例において、一対の壁部60a,60bの間には、開口部61に挿入されたフック32が掛けられる連結部62が設けられている。図6に示された例において、連結部62は、第2方向DBに沿って延びており、主壁部60a及び外壁部60bを連結している。また、図7に示されるように、連結部62は、フック32が掛けられる第1連結部62aと、第1連結部62aに接続した第2連結部62bと、を有している。第1連結部62aは、第2方向DBの観察において、円弧や楕円弧等の弧に沿って延びている。図8に示されるように、連結部62は、側面視において(第2方向DBにおける他側からの視点において)弧状の輪郭を有している。第1連結部62aは、底部51への法線方向NDにおける一側、図示された例において下側に凸な曲線に沿って延びている。結果として、第1連結部62aは、湾曲した板状の部分となっている。第2連結部62bは、一対の壁部60a,60bの法線方向NDにおける他側から一側SN1に向けて、第1連結部62aまで延び出している。第2連結部62bは、フック32が掛けられた第1連結部62aを、底部51への法線方向NDにおける他側から補強する。とりわけ、フック32が掛けられてフック32によって法線方向NDにおける一側から他側へ押される第1連結部62aを、第2連結部62bにおける他側から補強することができる。
図5及び図6に示された例において、一対の壁部60a,60bは、開口部61の開口する上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に開口してフック32の先端部32aが挿入可能な第2開口部65を形成している。第2開口部65は、連結部62に対して、第1方向DAにおける外側、すなわち側壁部中心線WLから離間する側に設けられている。言い換えると、連結部62は、第1方向DAにおいて、開口部(第1開口部)61及び第2開口部65の間に位置している。また、図6に示された例において、第2開口部65は、主壁部60a及び外壁部60bを連結する第2隔壁63bによって、第1方向DAにおける他側の開口縁65aを形成している。第2開口部65は、上面視において(底部51への法線方向NDにおける他側からの観察において)、略矩形形状を有している。第2開口部65は、第1方向DA及び第2方向DBに、それぞれ長さを有している。図示された例において、第1方向DAに沿った第2開口部65の長さは、第1方向DAに沿った開口部(第1開口部)61の長さよりも短くなっている。
図8に示された例において、外壁部60bは、第2方向DBに開口した側方開口部66を有している。側方開口部66は、底部51への法線方向ND及び第1方向DAに長さを有している。図示された例において、側方開口部66の上方(底部51への法線方向NDにおける他側)の開口縁66aは、少なくとも一部の領域において、連結部62によって形成されている。このような具体例によれば、作業者は、開口部61に挿入されたフック32の、連結部62に対する相対的な位置を容易に観察することができる。すなわち、フック32が連結部62に掛けられているとき又は掛けられようとしているとき、作業者は、側方開口部66からフック32を観察することができる。一方、フック32が連結部62に掛けられていないとき、作業者は、側方開口部66からフック32を観察することができない。結果として、作業者は、蓄電素子モジュール20へのハンドル部材30の取付状況を容易に確認することができる。
次に、図4及び図5を用いて、複数のセル40を覆うカバー70について説明する。
図4に示されるように、蓄電素子モジュール20は、ケース50に収容された複数のセル40を、底部51への法線方向NDにおける他側から覆うカバー70を有している。カバー70は、底部51への法線方向NDに移動可能にケース50に保持されている板状の部材である。ケース50に保持されたカバー70は、第2方向DBに短手方向を有し、第1方向DAに長手方向を有している。カバー70は、第1方向DAにおいて、第1側壁部52a及び第2側壁部52bに保持されている。また、カバー70は、第2方向DBにおいて、第3側壁部52c及び第4側壁部52dに保持されている。カバー70は、ケース50に収容されたセル40を保護し、底部51への法線方向NDに沿った、セル40のケース50に対する相対移動を規制する。カバー70は、例えば樹脂製の板状の部材である。
図4に示されるように、カバー70は、カバー本体71と、カバー本体71から延び出した固定部72と、を有している。固定部72は、第1側壁部52a及び第2側壁部52bの外壁部60bに設けられた受け部60eと係合可能となっている。固定部72が受け部60eと係合することで、カバー70がケース50によって保持される。図示された例において、固定部72は、底部51への法線方向NDに移動可能に受け部60eと係合する。
図5を用いて既に説明したように、第1側壁部52a及び第2側壁部52bの各一対の壁部60a,60bは、第1方向DAに沿って、開口部61及び連結部62が設けられている第1領域WAと、開口部61及び連結部62が設けられていない第2領域WBと、を有している。図5に示されるように、第1領域WAにおける第2方向DBに沿ったカバー70の幅LCは、側壁部52a,52bの第2方向DBへの離間間隔LD(図4参照)以下、言い換えると側壁部52a,52bの各主壁部60aによって形成されるセル40の収容空間の第2方向DBに沿った幅LD(図4参照)以下となっている。すなわち、第1領域WAにおいて、カバー70は、一対の壁部60a,60bに設けられた開口部61及び連結部62を、上方(底部51への法線方向NDにおける他側)から覆わない。このような例によれば、カバー70を取り付けた状態であっても、ハンドル部材30のフック32を開口部61に挿入することができる。したがって、ケース50に収容された複数のセル40を上方から保護しながら、蓄電素子モジュール20を容易に持ち運ぶことができる。
次に、このような構成からなる蓄電素子モジュール20の作用について説明する。具体的には、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20に取り付ける方法について説明する。
作業者は、最初に、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20に向けて移動させていく。言い換えると、把持部31を把持した作業者は、第1側壁部52a及び第2側壁部52bのそれぞれが有する一対の壁部60a,60bの開口部61に、一対のフック32を接近させる。
図示された例において、第2方向DBに沿った開口部61の最小幅の、フック32の厚みに対する比は、1.5以上となっている。この具体例によれば、開口部61の第2方向DBに沿った幅は、フック32の厚みに対して十分な大きさに確保されている。これにより、作業者は容易にフック32を開口部61に挿入することができる。したがって、作業者は、ハンドル部材30を容易に蓄電素子モジュール20に取り付けることができる。
また、図示された例において、開口部61の最小幅の、フック32の厚みに対する比は、1.8以下となっている。この具体例によれば、作業者が、例えば作業中の不注意等により開口部61からずれた位置にフック32を挿入しようとしても、フック32は開口部61に挿入されない。これにより、誤った方法でハンドル部材30が蓄電素子モジュール20に取り付けられることを回避することができる。
図示された例において、一対の壁部60a,60bは、互いに対向する面にリブ64を有している。このような具体例によれば、開口部61の第2方向DBに沿った幅は、リブ64の設けられている領域において最小値となる。開口部61に挿入されたフック32が、蓄電素子モジュール20に対して第2方向DBに相対移動したとき、フック32は、一対の壁部60a,60bのリブ64に接触する。一方、開口部61に挿入されたフック32が、蓄電素子モジュール20に対して第2方向DBに相対移動したとき、フック32は、リブ64の設けられていない一対の壁部60a,60bには接触しない。これにより、フック32及び一対の壁部60a,60bが互いに接触する面積を減少させることができる。したがって、一対の壁部60a,60b及びフック32の接触による抵抗を減少させることができ、作業者はハンドル部材30を容易に蓄電素子モジュール20に取り付けることができる。さらに、リブ64が第2方向DBに突出していることから、ハンドル部材30の第2方向DBへの移動を円滑に誘導することができる。
さらに、図示された例において、一対の壁部60a,60bの各々は、第1方向DAに離間して複数のリブ64を有している。このような具体例によれば、開口部61から挿入されたフック32が、蓄電素子モジュール20に対して第2方向DBに相対移動したとき、フック32は、第1方向DAに間隔を空けて設けられている複数のリブ64に接触する。これにより、第2方向DBにおける一対の壁部60a,60b及びフック32の接触により発生する抵抗が分散され、各リブ64に生じる抵抗を減少させることができる。結果として、リブ64及びリブ64を有する蓄電素子モジュール20の耐久性を向上させることができる。また、このような具体例によれば、例えば継続的な使用によって一部のリブ64が欠損した場合であっても、欠損していない他のリブ64は、フック32の開口部61に対する第2方向DBに沿った相対移動を規制することができる。
図示された例において、外壁部60bは、セル40の収容空間を形成する主壁部60aに対面する側とは反対側に位置している。外壁部60bから突出したリブ64の第2方向DBへの突出高さは、主壁部60aから突出したリブ64の第2方向DBへの突出高さよりも大きい。このような例によれば、蓄電素子モジュール20に取り付けられたハンドル部材30が、第2方向DBにおける外側、すなわち第2方向DBにおいてセル40を収容する空間から離間する側に相対移動することを効果的に抑制することができる。したがって、蓄電素子モジュール20を、より安定して持ち運ぶことができる。また、リブ64によって、より剛性の低い外壁部60bを効果的に補強することができる。
開口部61に挿入された一対のフック32は、一対の壁部60a,60bの間を、底部51への法線方向NDにおける一側SN1に挿入されていく。そして、フック32の先端部32aを連結部62よりも下側(底部51への法線方向NDにおける一側SN1)に移動させた作業者は、次に、第1方向DAに沿って、連結部62の位置する側にフック32を移動させる。図10に示された例において、作業者は、第1方向DAにおける他側に、フック32を移動させる。このようにして、フック32の先端部32aは、連結部62よりも、第1方向DAにおける他側に配置される。
図示された例において、連結部62は、側面視において(第2方向DBにおける他側からの視点において)、弧状の輪郭を有している。この具体例によれば、開口部61に挿入されたフック32の先端部32aが、連結部62よりも下側(底部51への法線方向NDにおける一側SN1)に位置していない場合であっても、第1方向DAに沿ってフック32を第2開口部65に向けて移動させることで、連結部62の輪郭に沿って、フック32の先端部32aを第1方向DAに移動させることができる。したがって、フック32の先端部32aを容易に第2開口部65に向けて移動させることで、ハンドル部材30を容易に蓄電素子モジュール20に取り付けることができる。
フック32の先端部32aを上述した位置に移動させた作業者は、次に、フック32を上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に移動させる。図示された例において、一対の壁部60a,60bは、開口部61の開口する上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に開口してフック32の先端が通過可能な第2開口部65を形成している。この具体例によれば、上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に移動しているフック32の先端部32aは、第2開口部65を通過する。これにより、作業者は、ハンドル部材30が蓄電素子モジュール20に取り付けられたことを容易に観察することができる。結果として、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20に対して適切な位置に取り付けることができる。
また、図示された例において、第1方向DAに沿った第2開口部65の長さは、第1方向DAに沿った開口部(第1開口部)61の長さよりも短い。この具体例によれば、第2開口部65を通過したフック32の先端部32aは、第2開口部65によって、第1方向DA及び第2方向DBへの移動を規制される。これにより、蓄電素子モジュール20に取り付けられたハンドル部材30の、蓄電素子モジュール20に対する相対移動を、第2開口部65によって抑制することができる。結果として、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20に対して適切な位置に安定して維持することができる。
フック32の先端部32aを第2開口部65に通過させた作業者は、フック32をさらに上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に移動させる。そして、図12に示されるように、上方に移動するフック32は、連結部62に接触する。
以上のようにして、ハンドル部材30が蓄電素子モジュール20に取り付けられる。作業者は、フック32と連結部62とが接触した状態において、フック32をさらに上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に移動させることによって、蓄電素子モジュール20を上方に持ち上げることができる。また、作業者は、フック32と連結部62とが接触した状態において、フック32を水平方向(底部51への法線方向NDに直交する方向)に移動させることで、蓄電素子モジュール20を水平方向に移動させることができる。さらに、作業者は、フック32と連結部62とが接触した状態において、フック32を下方(底部51への法線方向NDにおける一側SN1)に移動させることで、蓄電素子モジュール20を下方に移動させることができる。このようにして、ハンドル部材30を用いて蓄電素子モジュール20を持ち運ぶことができる。また、既に説明したように、開口部61の最小幅の、フック32の厚みに対する比は、1.8以下となっている。これにより、蓄電素子モジュール20を持ち運ぶ際に、ハンドル部材30の蓄電素子モジュール20に対する、第2方向DBに沿った相対移動が規制される。結果として、作業者は、安定して蓄電素子モジュール20を持ち運ぶことができる。作業者は、上述した手順とは逆の手順を取ることにより、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20から取り外すことができる。
図13に示されるように、蓄電素子モジュール20がハンドル部材30を用いて持ち運ばれるとき、蓄電素子モジュール20への法線方向に投影されるハンドル部材30は、蓄電素子モジュール20の輪郭内に位置する。したがって、ハンドル部材30を用いて、蓄電素子モジュール20を持ち上げる際や蓄電素子モジュール20を下ろす際、蓄電素子モジュール20の外輪郭よりも大きなスペースを必要としない。したがって収納箱11の内寸を蓄電素子モジュール20の外寸よりも大幅に大きくする必要がない。これにより、収納箱11を小型化することができる。
以上に説明してきた一実施の形態において、蓄電素子モジュール20は、フック32を有したハンドル部材30を用いて持ち運びされる。蓄電素子モジュール20は、複数のセル40と、複数のセル40を収容し、底部51と、底部51から立ち上がった側壁部52と、を有するケース50と、を有している。側壁部52は、少なくとも一部分において互いに対向した一対の壁部60a,60bを有している。一対の壁部60a,60bは、上方(底部51への法線方向NDにおける他側)に開口してフック32を挿入可能な開口部61を形成している。そして、一対の壁部60a,60bの間には、開口部61に挿入されたフック32が掛けられる連結部62が設けられている。このような一実施の形態によれば、ハンドル部材30は、一対の壁部60a,60bの間に位置するようになる。したがって、複数のセル40が収容される空間に、ハンドル部材30が入ることを抑制することができる。これにより、ハンドル部材30を蓄電素子モジュール20に取り付ける状態、蓄電素子モジュール20を持ち運ぶ状態、及びハンドル部材30を蓄電素子モジュール20から取り外す状態において、複数のセル40へのフック32の接触を効果的に抑制することができる。結果として、セル40の損傷を回避しながらハンドル部材30を用いて蓄電素子モジュール20の取り扱いを容易にすることができる。すなわち、限られた収容区間の収納箱11に重量のある蓄電素子モジュール20を容易かつ安定して配置することができる。
図示された具体例を参照して一実施の形態を説明してきたが、図示された具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加を行うことができる。例えば、上述した一具体例において、連結部62は、開口部61に対して、第1方向DAにおける外側、すなわち側壁部中心線WLから離間する側に設けられている例を示したが、これに限られない。連結部62は、開口部61に対して、第1方向DAにおける内側、すなわち側壁部中心線WLに接近する側に設けられていてもよい。
10 蓄電素子ユニット
11 収納箱
12 フレーム
13 パネル
14 制御モジュール
15 蓄電素子モジュール組合体
15A 第1の蓄電素子モジュール組合体
15B 第2の蓄電素子モジュール組合体
16 ストッパ
17 蓄電素子モジュールキット
20 蓄電素子モジュール
21 端部カバー
22 端部カバー
30 ハンドル部材
31 把持部
31a 第1把持部
31b 第2把持部
31c 貫通孔
32 フック
32a 先端部
40 セル
41C 中央部
41E 周縁部
42 外装体
43 タブ
50 ケース
51 底部
52 側壁部
52a 第1側壁部
52b 第2側壁部
52c 第3側壁部
52d 第4側壁部
53 突出部
54 係合部
60a 主壁部
60b 外壁部
60c 縦リブ
60d 横リブ
60e 受け部
61 開口部
61a 開口縁
62 連結部
62a 第1連結部
62b 第2連結部
63a 第1隔壁
63b 第2隔壁
64 リブ
65 第2開口部
65a 開口縁
66 側方開口部
66a 開口縁
70 カバー
71 カバー本体
72 固定部
C 切欠
DA 第1方向
DB 第2方向
ND 法線方向
LC 幅
LD 離間間隔
OL 壁部中心線
SA1 一側
SB1 一側
SN1 一側
WA 第1領域
WB 第2領域
WL 側壁部中心線

Claims (18)

  1. フックを有したハンドル部材を用いて持ち運びされる蓄電素子モジュールであって、
    複数のセルと、
    前記複数のセルを収容し、底部と、前記底部から立ち上がった側壁部と、を有するケースと、を備え、
    前記側壁部は、少なくとも一部分において互いに対向した一対の壁部を有し、
    前記一対の壁部は、前記底部への法線方向における一方の側に開口して前記フックを挿入可能な開口部を形成し、前記一対の壁部の間には、前記開口部に挿入された前記フックが掛けられる連結部が設けられている、蓄電素子モジュール。
  2. 前記一対の壁部が対向する方向に沿った前記開口部の最小幅の、前記フックの厚みに対する比は、1.5以上である、請求項1に記載の蓄電素子モジュール。
  3. 前記一対の壁部が対向する方向に沿った前記開口部の最小幅の、前記フックの厚みに対する比は、1.8以下である、請求項1又は2に記載の蓄電素子モジュール。
  4. 前記側壁部は、前記底部への法線方向に直交する第1方向に沿って延びる第1側壁部及び第2側壁部を含み、
    前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記法線方向及び前記第1方向の両方向に直交する第2方向に互いから離間し、
    前記第1側壁部及び前記第2側壁部の各々に含まれる前記一対の壁部は、前記第2方向に対向している、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  5. 前記開口部及び前記連結部は、前記第1方向に離間して前記第1側壁部に複数設けられ、
    前記開口部及び前記連結部は、前記第1方向に離間して前記第2側壁部に複数設けられている、請求項4に記載の蓄電素子モジュール。
  6. 前記一対の壁部は、互いに対向する面にリブを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  7. 前記底部への法線方向に直交する第1方向に沿った開口部の長さは、前記法線方向及び前記第1方向の両方向に直交する第2方向に沿った開口部の長さより長く、
    前記一対の壁部は、前記第2方向に対向しており、
    前記一対の壁部の各々は、前記第1方向に離間して複数のリブを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  8. 前記一対の壁部は、前記セルの収容空間を形成する主壁部と、前記主壁部の前記収容空間に対面する側とは反対側に位置する外壁部と、を有し、
    前記外壁部から突出した前記リブの突出高さは、前記主壁部から突出した前記リブの突出高さよりも大きい、請求項6又は7に記載の蓄電素子モジュール。
  9. 前記一対の壁部は、前記開口部の開口する側に開口して前記フックの先端が通過可能な第2開口部を形成し、前記連結部は、前記開口部及び前記第2開口部の間に位置している、請求項1~8のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  10. 前記一対の壁部が対向する第2方向に直交する第1方向に沿った前記第2開口部の長さは、前記第1方向に沿った前記開口部の長さよりも短い、請求項9に記載の蓄電素子モジュール。
  11. 前記連結部は、側面視において弧状の輪郭を有している、請求項1~10のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  12. 前記一対の壁部のうち、前記一対の壁部が対向する第2方向において前記複数のセルを収容する空間から離間する側に設けられた壁部は、前記第2方向に開口した側方開口部を形成し、
    前記側方開口部の開口縁は、少なくとも一部の領域において、前記連結部によって形成されている、請求項1~11のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  13. 前記複数のセルを、前記底部への法線方向における一方の側から覆うカバーをさらに備え、
    前記側壁部は、前記底部への法線方向に直交する第1方向に沿って延びる第1側壁部及び第2側壁部を含み、
    前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記底部への法線方向及び前記第1方向の両方向に直交する第2方向に互いから離間し、
    前記開口部及び前記連結部は、前記第1側壁部及び前記第2側壁部にそれぞれ設けられ、
    少なくとも前記開口部及び前記連結部の設けられた領域において、前記第2方向に沿った前記カバーの幅は、前記第1側壁部及び前記第2側壁部の前記第2方向に沿った離間間隔以下である、請求項1~12のいずれか一項に記載の蓄電素子モジュール。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載された蓄電素子モジュールと、
    前記ハンドル部材と、を備え、
    前記連結部に掛けられた前記フックは、前記底部への法線方向への投影において前記蓄電素子モジュールの輪郭内に位置する、蓄電素子モジュールキット。
  15. 請求項1~13のいずれか一項に記載された蓄電素子モジュールと、
    前記蓄電素子モジュールを収容する収納箱と、を備える、蓄電素子ユニット。
  16. 前記収納箱に収容される前記ハンドル部材を更に備える、請求項15に記載の蓄電素子ユニット。
  17. 請求項15又は16の蓄電素子ユニットを備える、建物。
  18. フックを有したハンドル部材を用いて持ち運びされる蓄電素子モジュールのケースであって、
    底部と、前記底部から立ち上がった側壁部と、を有し、
    前記側壁部は、少なくとも一部分において互いに対向した一対の壁部を有し、
    前記一対の壁部は、前記底部への法線方向における一方の側に開口して前記フックを挿入可能な開口部を形成し、前記一対の壁部の間には、前記開口部に挿入された前記フックが掛けられる連結部が設けられている、蓄電素子モジュールのケース。
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