JP2022134296A - ゲート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2次元コードを上側に向けた状態でユーザが通過することが可能なゲート装置を提供すること。【解決手段】 実施形態によれば、ゲート装置は、ゲート装置本体と、ICカードリーダと、2次元コードリーダとを有する。ICカードリーダは、ゲート装置本体の上面部に外部に露出するように設けられたアンテナ部を有する。2次元コードリーダは、アンテナ部よりも上方に設けられ、光軸を下方向に向け、2次元コードを上方向に向けた状態で2次元コードを読み取り可能なコード読取光学系を有する。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、ゲート装置に関する。
例えばICカードをかざしてユーザの入退場管理を行うICカードリーダ/ライタと、QRコード(登録商標)やバーコードといった2次元コードをかざしてユーザの入退場管理を行う2次元コードリーダとの両方を有するゲート装置が知られている。
本発明が解決しようとする課題は、2次元コードを上側に向けた状態でユーザが通路を通過することが可能なゲート装置を提供することにある。
実施形態によれば、ゲート装置は、ゲート装置本体と、ICカードリーダと、2次元コードリーダとを有する。ICカードリーダは、前記ゲート装置本体の上面部にアンテナ部を有する。2次元コードリーダは、前記アンテナ部よりも上方に設けられ、光軸を下方向に向け、2次元コードを上方向に向けた状態で前記2次元コードを読み取り可能なコード読取光学系を有する。
実施形態に係るゲート装置10について図1から図4を用いて説明する。
図1には、ゲート装置10として鉄道駅の改札機を示す。図2には、ゲート装置10の概略的なブロック図を示す。図3には、ゲート装置10のICカードリーダ/ライタ16と、2次元コードリーダ18との位置関係を示す概略的な斜視図を示す。図4には、図3中のA-A線に沿う断面図を示す。
図1に示すように、ユーザの通路Pには、ゲート装置10が設けられる。ゲート装置10は、床面に固定されるゲート装置本体12と、ゲート装置本体12において通路Pとは反対側に設けられる仕切部12aと、ゲート装置本体12との間に通路Pを形成するブロック体12bとを有する。
ここでは、通路Pに沿う方向を前後方向とし、図1に示すゲート装置本体12の手前側を後方、奥側を前方とする。ゲート装置本体12とブロック体12bとの離間方向を左右方向とし、通路Pに対して例えば右側にゲート装置本体12が配置され、左側にブロック体12bが配置される。
ユーザが図1中の奥側から手前側に向かって共通の通路Pを通過する場合に備えて、ブロック体12bは、ゲート装置本体12と同じ構成に形成されていることが好ましい。この場合、ゲート装置本体12としてのブロック体12bは、図1に示すゲート装置本体12とは前後方向を反転させる。
ゲート装置本体12は、例えば略直方体状に形成される。ゲート装置本体12は、左右方向の幅に比べて前後方向の長さが長く形成されている。ゲート装置本体12の左右方向の幅は、180mm程度である。ゲート装置本体12の上面部13の高さは、床面から1m程度である。通路Pの幅は、550mmから590mm程度、又は、900mmから950mm程度である。
ゲート装置10は、ドア14と、ICカードに読み書きを行うICカードリーダ/ライタ16と、QRコード(登録商標)やバーコードといった2次元コードの情報を読み出す2次元コードリーダ18と、表示部20とを有する。ドア14、ICカードリーダ/ライタ16、及び、表示部20は、ゲート装置本体12に設けられる。2次元コードリーダ18は、仕切部12aに設けられる。なお、2次元コードは、例えばスマートフォンの画面に表示させるほか、紙に印刷して用いてもよい。
図2に示すように、ゲート装置10は、主制御部22を有する。ゲート装置10は、さらに、光源24、通信部26、ドアドライバ28及び料金テーブル30を有する。ここでは、主制御部22に対して、ICカードリーダ/ライタ16、2次元コードリーダ18、表示部20、光源24、通信部26、ドアドライバ28及び料金テーブル30が例えば有線で接続されている。主制御部22は、ICカードリーダ/ライタ16、2次元コードリーダ18、表示部20、光源24、通信部26、ドアドライバ28、及び、料金テーブル30を制御する。
なお、通信部26は、主制御部22の制御により、2次元コードを用いた入退場記録を例えばクラウドサーバ等と送受信する。ドアドライバ28は、通路Pを閉塞する状態と開放する状態とに、ドア14を動かす。料金テーブル30は入場駅と退場駅との間の乗車運賃を記憶する。料金テーブル30は、主制御部22に有線で接続されているのでなく、クラウドサーバにあってもよい。
ICカードリーダ/ライタ16は、アンテナ部42と、アンテナ部42を制御するICカードリーダ/ライタ制御部(以下、制御部という)44とを有する。
アンテナ部42は、ゲート装置本体12の上面部13に外部に露出するように設けられる。制御部44は、ゲート装置本体12の内部に設けられる。アンテナ部42のケースには、ICカードをかざす位置を明示する表示が付されている。図1中、アンテナ部42は、所定の位置にICカードをかざすようにユーザを案内する略楕円状の案内部42aを有する。
案内部42aは通路Pを通過しようとするユーザが視認できる向きに向けられている。例えば案内部42aの法線方向は、上下方向に対して傾けられている。案内部42aの法線方向は、ゲート装置本体12の手前側上方、又は、手前側左側上方に向けられていることが好適である。本実施形態では、案内部42aの法線方向が手前側上方に向けられている例について説明する。
制御部44は、アンテナ部42を制御するとともに、ICカードとアンテナ部42との間で送受信する信号を制御する。制御部44は、ICカードから取得した信号を主制御部22に送信する。
2次元コードリーダ18は、例えばカメラなどのコード読取光学系52と、コード読取光学系52を制御するコード読取制御部54とを有する。
図3及び図4に示すように、仕切部12aは、ゲート装置本体12の上面部13に対して上方に突出する。このため、仕切部12aは、通路Pを通るあるユーザと、例えば隣接するゲート装置本体12での反対方向から隣接する通路を通る他のユーザとの手の干渉を抑制する。
仕切部12aは、コード読取光学系52及び光源24を固定する固定部60を有する。固定部60は、ゲート装置本体12の上面部13の上方、及び、ICカードリーダ/ライタ16のアンテナ部42の上方から右方向に外れた位置で、上面部13よりも上方に突出する。コード読取光学系52及び光源24は、上面部13よりも上側に設けられる。そして、コード読取光学系52及び光源24も、ゲート装置本体12の上面部13の上方、及び、ICカードリーダ/ライタ16のアンテナ部42の上方から右方向に外れた位置に設けられる。
固定部60は凹部62を有する板状に形成される。固定部60のうち通路P側の面60aは、前後方向及び上下方向により規定される面に平行な面である。凹部62は通路P側を向き、固定部60の面60aに対して凹む。凹部62は、凹部62の天井部64と、天井部64に連続し、上下方向及び前後方向により規定される面に対して傾斜する傾斜面66とを有する。天井部64付近の傾斜面66よりも、天井部64から下側に離れた位置での傾斜面66は、通路Pに近い。傾斜面66は、例えば平面である。傾斜面66は、天井部64よりも上面部13に近い位置において、固定部60の左右方向の肉厚が厚い。天井部64が床面に平行な平面であるとすると、天井部64と傾斜面66とのなす角度θは、例えば鋭角となる。
コード読取光学系52及び光源24は、天井部64に設けられる。コード読取光学系52の2点鎖線で示す光軸Oは、上面部13の案内部42aに向けられる。光軸Oは、アンテナ部42の案内部42aに交差する。コード読取光学系52の焦点距離は、少なくとも、コード読取光学系52とICカードリーダ/ライタ16の案内部42aとの間の距離である。コード読取光学系52の読取領域Rは、ユーザは視認できないが、例えば、図3及び図4中に破線で囲む領域である。本実施形態では、コード読取光学系52の読取領域Rは、アンテナ部42の案内部42aを覆う領域であることが好適である。読取領域Rは、例えば、コード読取光学系52と、案内部42aの外側の破線で示す位置との間の空間部分となる。なお、コード読取光学系52とアンテナ部42の案内部42aとの間の距離は、例えば140mm程度である。固定部60の通路P側の面60aと、光軸Oとの間の角度αは、後方側から前方側を見る位置で、例えば27°程度である。
コード読取光学系52の読取領域Rは、左右方向について、上面部13の上方において、少なくとも光軸Oの周囲の図4中の破線の内側の範囲である。コード読取光学系52の読取領域Rは、前後方向について、コード読取光学系52とアンテナ部42の案内部42aの前方側端部と後方側端部との間の範囲である。読取領域Rは、図4中の破線の外側の領域にあってもよい。読取領域Rは、例えば、ゲート装置本体12の通路P側の端部13aよりも左側の通路Pを含む領域にあってもよい。
光源24は、コード読取光学系52に隣接する位置に設けられる。光源24は、コード読取光学系52を囲うように固定部60に設けられていてもよい。光源24は、例えばLEDを用いる。光源24から射出させる光は、コード読取光学系52の読取領域Rの少なくとも一部を照らす。光源24から射出させる光の波長は、ユーザに対し、2次元コードを読取領域Rに案内可能な可視光領域である。光源24は、可視光領域の波長の光を案内部42aに向けて照射することにより、ユーザに対し、読取領域Rを案内する。すなわち、読取領域Rは、光源24から射出させる光によりユーザに認識される。
光源24から射出させる光で照らす範囲を図4中に二点鎖線で囲む領域Aとして示す。実際には光源24から射出させる光は散乱するため、光源24は、領域Aで示すよりも広い範囲を照らすことになり得る。光源24から射出する光の色は、例えば、白色光、赤光等、適宜に変更可能である。例えば、光源24から射出する光の色は、通常は白色光であるが、ユーザに注意喚起する場合、赤色とする。また、光源24からの光の強さは、ゲート装置10の周囲に比べて明るくすることが好ましいが、光の強さは、2次元コードを読み取り可能な程度に主制御部22により調整される。
ゲート装置10の動作について説明する。ここでは、ユーザがICカードを用いてゲート装置10の通路Pを通過する例、及び、スマートフォンの画面に表示される2次元コードを用いてゲート装置10の通路Pを通過する例について説明する。
主制御部22及び制御部44は、ICカードリーダ/ライタ16において、アンテナ部42を制御し、常時読み取りを受け付ける状態にある。主制御部22及びコード読取制御部54は、コード読取光学系52を制御し、常時読み取りを受け付ける状態にある。
まず、ユーザがICカードを用いてゲート装置10の通路Pを通過する例について説明する。
ユーザがICカードを案内部42aにかざし、ユーザがICカードによって入場を行う場合、ICカードリーダ/ライタ16の制御部44は、アンテナ部42からの信号を受信し、主制御部22に信号を送信する。主制御部22は、コード読取制御部54に信号を送信する。コード読取制御部54は、コード読取光学系52の受付を一旦停止する。
主制御部22は、例えばゲート装置本体12に隣接する通路Pをユーザに通過させるか否か制御部44に出力する。
主制御部22が制御部44に対し、ゲート装置本体12とブロック体12bとの間の通路Pにユーザを通過させてよいと出力したとき、主制御部22は、ドアドライバ28に信号を送り、ドア14をゲート装置本体12に収納する状態に動作させるとともに、制御部44に信号を送り、制御部44において、アンテナ部42を通してユーザのICカードに、入場記録を記録する。
主制御部22がゲート装置本体12に隣接する通路Pにユーザを通過させてはならないと出力したとき、主制御部22は、ドアドライバ28に信号を送り、通路Pのうちユーザの前方側を塞ぐように前方側のドア14をゲート装置本体12から突出させる状態に動作させる。
ユーザがICカードを案内部42aにかざし、ユーザがICカードによって退場を行う場合、制御部44は、ICカードに書きこまれた入場記録及び残額をアンテナ部42を通して取得し、主制御部22に出力する。主制御部22は、コード読取制御部54に信号を送信する。コード読取制御部54は、コード読取光学系52の受付を一旦停止する。
主制御部22は、入場記録が記憶された駅と退場しようとする駅との間の運賃を料金テーブル30から取得し、制御部44に所定の料金を引いた残りの金額を出力する。残額が0円以上で、制御部44が退場を許可する出力をする場合、制御部44は、アンテナ部42を通してICカードに退場記録を書き込むとともに、残額を書き込む。残額が0円以上の場合、主制御部22は、ドアドライバ28を駆動させて、ドア14で通路Pを塞ぐ状態を解除する。
残額が0円よりも少なくなる場合、主制御部22は、ドアドライバ28を駆動させて、ドア14で通路Pを塞ぐ。
なお、所定のICカードとは異なるICカードを案内部42aにかざした場合、制御部44は、アンテナ部42からの信号を主制御部22に送信する。主制御部22は、ドアドライバ28を駆動させて、ドア14で通路Pを塞ぐ。
コード読取制御部54は、ICカードのユーザの処理が完了した後、コード読取光学系52の受付を再開する。
次に、ユーザが2次元コードを用いてゲート装置10の通路Pを通過する例について説明する。
ユーザは、光源24からの光の領域Aへの案内にしたがって、2次元コードを上方向に向けた状態で読取領域Rに2次元コードをかざす。2次元コードリーダ18のコード読取光学系52の読取領域Rに2次元コードが上向きの状態で提示された場合、コード読取制御部54は、コード読取光学系52を用いて、所定の焦点距離内の2次元コードの像を取得する。コード読取制御部54は、2次元コードの像を画像処理し、2次元コードの情報を取得する。コード読取制御部54は、コード読取光学系52で取得した画像を画像処理し、2次元コードの情報に基づいて駅のプラットフォームへの入退場の可否を主制御部22に出力する。主制御部22は、制御部44に信号を送信する。制御部44は、ICカードリーダ/ライタ16の読み取り受付を一旦停止する。
なお、2次元コードを上方向に向けた状態とは、2次元コードが上下方向に直交する状態だけでなく、2次元コードが右側上方、左側上方、前側上方、後側上方に適宜に向いた状態を含む。
ユーザは、ゲート装置10の読取領域Rに2次元コードをかざす際、2次元コードを下方に向けて読取領域Rにかざすのではなく、上方に向けて読取領域Rにかざして読み取らせる。2次元コードをゲート装置10の読取領域Rにかざしたとき、2次元コードの法線ベクトルは、手前側上方(後方側上方)、又は、手前側左側上方(後方側左側上方)に向けられている。2次元コードの法線ベクトルは、鉛直上方、又は、奥側上方(前方側上方)に向けられていてもよい。このため、ユーザは、ゲート装置10の通路Pを通過しながら、所定の読取領域Rに2次元コードを配置することができ、かつ、配置していることを認識することが容易である。
コード読取制御部54が主制御部22に入退場を許可する出力をする場合、主制御部22は、ドアドライバ28に信号を送り、ドア14で通路Pを塞ぐ状態を解除する。また、主制御部22は、表示部20に必要な情報を表示する。また、主制御部22は、通信部26を制御して、ユーザの入場記録又は退場記録をクラウドサーバに記憶させる。
なお、コード読取制御部54が入退場を許可する出力をする場合、主制御部22又はコード読取制御部54は、音を出したり、光源24からの光の色を変更させることによって、ユーザに入退場を許可することを知らせるようにしてもよい。
コード読取制御部54が入退場を不可とする出力をする場合、主制御部22は、光源24から読取領域Rに射出する光の色を例えば赤色に変色させ、ユーザに注意を促す。主制御部22は、ドアドライバ28に信号を送り、通路Pのうちユーザの前方側を塞ぐように前方側のドア14をゲート装置本体12から突出させる状態に動作させる。
制御部44は、2次元コードのユーザの処理が完了した後、アンテナ部42でのICカード読み取りの受付を再開する。
ゲート装置10は、ICカードを用いた入退場、2次元コードを用いたユーザの入退場を例えばこのように処理して行う。
本実施形態に係る、ICカード及び2次元コードの読み取りが両方できるゲート装置10において、ゲート装置10に2次元コードをかざす際、2次元コードを下側に向けて読取領域Rにかざすのではなく、上側に向けて読取領域Rにかざして情報を読み取らせることができる。このとき、ユーザ(旅客)は、例えばスマートフォンの表示画面に2次元コードを表示されているか否か認識することができ、その2次元コードをゲート装置10の読取領域Rにかざしているか否か認識することができる。
通常、読取領域Rは、ユーザは可視化できないが、光源24からの領域Aの光により、ユーザに対し、読取領域Rの位置を案内することができる。そして、本実施形態では、光源24からの白色光などの光によって、ユーザは、2次元コードをゲート装置10の読取領域Rに配置しているか否か認識することができる。このため、ユーザが2次元コードをかざす位置が読取領域Rからずれた状態でユーザが通路Pを通過しようとすることを防止することができる。したがって、2次元コードをかざす位置のずれによって、ゲート装置10のドア14が閉じた状態が維持され、ゲート装置10の通路Pの手前側に後続の人が滞留することを防止することができる。
また、コード読取光学系52の設置場所は、2次元コードをかざす位置の上方から、右側にずれた位置にある。このため、ゲート装置10は、コード読取光学系52にユーザの右手や右腕が当たらないようにすることができる。また、コード読取光学系52の焦点距離は、コード読取光学系52からICカードリーダ/ライタ16の案内部42aまでの距離にしている。このため、コード読取光学系52で2次元コードを確実に読み取ることができる。
2次元コードを読み取る2次元コードリーダ18のコード読取光学系52とICカードリーダ/ライタ16のアンテナ部42とを離した位置に設けることができる。このため、2次元コードのコード読取光学系52と、ICカードリーダ/ライタ16のアンテナ部42とにより生じるノイズの発生を抑制できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、2次元コードを上側に向けた状態でユーザが通路Pを通過することが可能なゲート装置10を提供することができる。
なお、本実施形態では、2次元コードを読み取らせる読取領域Rを案内部42aの上方の位置であるとして説明したが、読取領域Rは、案内部42aの前方又は後方にずれた位置にあってもよい。この場合でも、例えば光源24からの光、又は、ゲート装置本体12の上面部13上での表示により、2次元コードの読取領域Rをユーザに認識させることができる。この場合、アンテナ部42で2次元コードを表示したスマートフォンの信号を意図せず受信することを抑制する。
本実施形態では、コード読取光学系52を固定部60の凹部62に設ける例について説明した。通路Pを通過するユーザの身体が干渉しないのであれば、コード読取光学系52をゲート装置本体12の上方に設けてもよい。
ICカードリーダ/ライタ16の制御部44の代わりに、主制御部22がアンテナ部42を制御してもよい。2次元コードリーダ18のコード読取制御部54の代わりに主制御部22がコード読取光学系52を制御してもよい。主制御部22は、ゲート装置本体12内に設けられていなくてもよい。主制御部22は、制御サーバとして、クラウド上に設けられていてもよい。
なお、2次元コードリーダ18のコード読取光学系52の周囲には、光源24が設けられていなくてもよい。例えば、ゲート装置本体12の上面部13にイラストや文字によって、読取領域Rを示すことができれば、光源24は、必ずしも必要でない。光源24が設けられない場合、コード読取光学系52で2次元コードの情報を取得するための光は、駅構内の光や、太陽光などを用いることができる。
光源24はアンテナ部42の案内部42aに設けられていてもよい。例えば案内部42aに設けられる光源24から射出させる光により、コード読取光学系52の読取領域Rを案内してもよい。
本実施形態では、ゲート装置10として鉄道の改札機の例を説明した。ゲート装置10は、空港での飛行機への入退場ゲート、バスの運賃支払機、テーマパーク、映画館、イベント会場への入退場ゲート、ビルへの入退場ゲートなど、種々の場所に使用することができる。なお、上述した実施形態では、ゲート装置10がICカードリーダ/ライタ16を有する例について説明した。ICカードに情報を書き込む必要がない場合、ICカードリーダ/ライタ16の代わりに、ICカードリーダを用いてもよい。
以上述べた少なくともひとつの実施形態によれば、2次元コードを上側に向けた状態でユーザが通過することが可能なゲート装置10を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…ゲート装置、12…ゲート装置本体、12a…ブロック体、13…上面部、13a…端部、14…ドア、16…ICカードリーダ/ライタ、18…2次元コードリーダ、20…表示部、22…主制御部、24…光源、26…通信部、28…ドアドライバ、30…料金テーブル、42…アンテナ部、42a…案内部、44…ICカードリーダ/ライタ制御部、52…コード読取光学系、54…コード読取制御部、60…固定部、62…凹部、64…天井部、66…傾斜面
Claims (5)
- ゲート装置本体と、
前記ゲート装置本体の上面部に設けられたアンテナ部を有するICカードリーダと、
前記アンテナ部よりも上方に設けられ、光軸を下方向に向け、2次元コードを上方向に向けた状態で前記2次元コードを読み取り可能なコード読取光学系を有する2次元コードリーダと、
を有する、ゲート装置。 - 前記ゲート装置本体において通路とは反対側に設けられ、前記コード読取光学系を固定する固定部を有する、請求項1に記載のゲート装置。
- 前記固定部は、前記通路側を向く凹部を有し、
前記凹部は、上下方向及び前記通路に沿う前後方向により規定される面に対して傾斜し、上側に対して下側が前記通路に近い、傾斜面を有する、請求項2に記載のゲート装置。 - 前記固定部には、前記2次元コードの読取領域を案内する光を射出する光源が設けられ、
前記コード読取光学系の読取領域は、前記ゲート装置本体の前記上面部との間、かつ、前記光源から射出される光に照らされる範囲を含む、請求項2又は請求項3に記載のゲート装置。 - 前記コード読取光学系の読取領域は、前記アンテナ部を覆う領域である、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のゲート装置。
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