JP2022133797A - 排気筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気筒の結露を抑制すること。【解決手段】排気筒は、内側流路が設けられる内管と、内管との間に外側流路が設けられるように内管の周囲に配置される外管と、内管の端部の内側に規定され内側流路に供給される排ガスが流れる内側流入口と、外管の端部の内側に規定され外側流路に供給される排ガスが流れる外側流入口と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、排気筒に関する。
排気筒に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような排気筒が知られている。
燃焼機器の排ガスは、排気筒を介して排出される。排気筒が結露すると、排気筒の少なくとも一部が腐食して腐食物が生成される可能性がある。結露水又は腐食物が燃焼機器に侵入すると、燃焼機器の性能が劣化する可能性がある。
本開示は、排気筒の結露を抑制することを目的とする。
本開示に従えば、内側流路が設けられる内管と、内管との間に外側流路が設けられるように内管の周囲に配置される外管と、内管の端部の内側に規定され内側流路に供給される排ガスが流れる内側流入口と、外管の端部の内側に規定され外側流路に供給される排ガスが流れる外側流入口と、を備える、排気筒が提供される。
本開示によれば、排気筒の結露が抑制される。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
第1実施形態について説明する。
<燃焼システム>
図1は、本実施形態に係る燃焼システム1を示す図である。図1に示すように、燃焼システム1は、燃焼機器2と、排気筒3と、集合排気筒4と、煙突5とを備える。
図1は、本実施形態に係る燃焼システム1を示す図である。図1に示すように、燃焼システム1は、燃焼機器2と、排気筒3と、集合排気筒4と、煙突5とを備える。
燃焼機器2は、燃料を燃焼して排ガスを生成する。燃焼機器2として、ボイラが例示される。燃焼機器2は、機器室6に複数配置される。
排気筒3は、複数の燃焼機器2のそれぞれに接続される。排気筒3の少なくとも一部は、上下方向に延伸する。排気筒3は、機器室6に配置される。燃焼機器2において生成された排ガスは、排気筒3を流通する。
集合排気筒4は、複数の排気筒3のそれぞれに接続される。集合排気筒4の少なくとも一部は、水平方向に延伸する。集合排気筒4の一部は、機器室6に配置される。集合排気筒4の一部は、機器室6の外部に配置される。排気筒3を流通した排気ガスは、集合排気筒4を流通する。
煙突5は、集合排気筒4に接続される。煙突5の少なくとも一部は、上下方向に延伸する。煙突5は、機器室6の外側に配置される。燃焼機器2の排ガスは、排気筒3、集合排気筒4、及び煙突5を介して、機器室6の外部に排出される。
<排気筒>
図2は、本実施形態に係る排気筒3を示す縦断面図である。図3は、本実施形態に係る排気筒3を示す横断面図である。図3は、図2のA-A線断面矢視図に相当する。
図2は、本実施形態に係る排気筒3を示す縦断面図である。図3は、本実施形態に係る排気筒3を示す横断面図である。図3は、図2のA-A線断面矢視図に相当する。
図2及び図3に示すように、排気筒3は、内管7と、外管8と、供給部材9とを備える。排気筒3は、例えばステンレス鋼製である。
内管7は、円筒状である。内管7の中心軸は、上下方向に延伸する。内管7の内側に内側流路10が設けられる。
外管8は、円筒状である。外管8の中心軸は、上下方向に延伸する。外管8は、内管7の周囲に配置される。内管7の外面と外管8の内面との間に外側流路11が設けられる。外管8は、内管7との間に外側流路11が設けられるように内管7の周囲に配置される。
内管7の下端部の内側に内側流入口12が規定される。内側流入口12は、内側流路10の下端部に配置される。内側流入口12は、内側流路10に通じる。
外管8の下端部の内側に外側流入口13が規定される。外側流入口13は、外側流路11の下端部に配置される。外側流入口13は、外側流路11に通じる。
上下方向において、内側流入口12と外側流入口13とは、同じ位置に配置される。なお、内側流入口12が外側流入口13よりも上方に配置されてもよいし、内側流入口12が外側流入口13よりも下方に配置されてもよい。
図3に示すように、内管7と外管8とは、複数のリブ14を介して固定される。リブ14は、内管7の外面の一部と外管8の内面の一部とを接続する。リブ14は、内管7の中心軸の周囲に間隔をあけて複数配置される。本実施形態において、リブ14は、内管7の中心軸の周囲に間隔をあけて3つ配置される。内管7と外管8とは、内管7の中心軸と外管8の中心軸とが一致するように、リブ14により固定される。外側流路11の少なくとも一部は、隣り合うリブ14の間に規定される。
供給部材9は、燃焼機器2及び外管8のそれぞれに接続される。供給部材9の下端部が燃焼機器2に接続される。供給部材9の上端部が外管8に接続される。燃焼機器2の排ガスは、供給部材9に供給される。供給部材9は、燃焼機器2から供給された排ガスが流れる供給口20を有する。
供給部材9は、外筒部15と、内筒部16とを有する。
外筒部15は、円筒状である。外筒部15の中心軸は、上下方向に延伸する。外筒部15は、外管8に接続される。外筒部15の上端部と外管8の下端部とが接続される。外筒部15の上端面と外管8の下端面とは、接触する。
外管8の下端部にフランジ17が設けられる。外筒部15の上端部にフランジ18が設けられる。フランジ17とフランジ18とは、例えばボルトにより固定される。フランジ17とフランジ18とが固定されることにより、外管8と外筒部15とが接続される。
内筒部16は、外筒部15の内側に配置される。内筒部16の中心軸は、上下方向に延伸する。外筒部15の中心軸と内筒部16の中心軸とは、一致する。内筒部16の少なくとも一部は、外筒部15に接続される。
内筒部16は、円筒部161と、傾斜部162とを有する。傾斜部162は、円筒部161の下部に接続される。傾斜部162は、内筒部16の中心軸の径方向外側に向かって下方に傾斜する。傾斜部162の下端部と外筒部15の内面とが接続される。傾斜部162の下端部と外筒部15の内面とは、例えば溶接により固定される。
内筒部16の上端部は、外筒部15の上端部よりも下方に配置される。内筒部16の上端部は、円筒部161の上端部を含む。
供給部材9は、供給流路19を有する。供給流路19の一部は、外筒部15の内側に設けられる。供給流路19の一部は、内筒部16の内側に設けられる。供給口20は、内筒部16に設けられる。供給口20は、内筒部16の上端部の内側に規定される。供給口20は、供給流路19の上端部に配置される。供給口20は、供給流路19に通じる。
本実施形態において、内管7の中心軸と外管8の中心軸と外筒部15の中心軸と内筒部16の中心軸とは、一致する。供給口20は、内側流入口12よりも大きく、外側流入口13よりも小さい。すなわち、供給口20の直径は、内側流入口12の直径よりも大きく、外側流入口13の直径よりも小さい。供給口20は、内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに対向する。
供給口20と内側流入口12とは、離れている。供給口20を流れた排ガスは、内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに供給される。すなわち、供給口20を流れた排ガスは、内側流入口12と外側流入口13とに分岐される。供給口20から内側流入口12に供給され、内側流入口12を流れた排ガスは、内側流路10に流入する。供給口20から外側流入口13に供給され、外側流入口13を流れた排ガスは、外側流路11に流入する。
外筒部15は、内筒部16の外面と外筒部15の内面との間の異物を排出するための異物排出口21を有する。異物排出口21は、外筒部15の一部に設けられた開口である。異物排出口21は、外筒部15の内面と外面とを貫通するように形成される。本実施形態において、異物排出口21は、上下方向において外筒部15の上端部と傾斜部162の下端部との間に形成される。傾斜部162の下端部は、内筒部16と外筒部15との接続部を含む。
本実施形態において、異物排出口21にガイドパイプ22が配置される。内筒部16の外面と外筒部15の内面との間の異物は、異物排出口21及びガイドパイプ22の通路を介して、排気筒3の外部に排出される。
<作用>
次に、本実施形態に係る排気筒3の作用について説明する。燃焼機器2の排ガスは、供給部材9に供給される。燃焼機器2の排ガスは、供給部材9の下部から供給部材9の供給流路19に流入する。
次に、本実施形態に係る排気筒3の作用について説明する。燃焼機器2の排ガスは、供給部材9に供給される。燃焼機器2の排ガスは、供給部材9の下部から供給部材9の供給流路19に流入する。
排ガスの温度は、高い。排ガスの温度は、少なくとも機器室6の温度よりも高い。供給流路19に流入した排ガスは、供給流路19を上方に流れる。
供給流路19を上方に流れた排ガスは、供給口20から内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに供給される。
内側流入口12に供給された排ガスは、内側流路10に流入する。内側流路10に流入した排ガスは、内側流路10を上方に流れる。
外側流入口13に供給された排ガスは、外側流路11に流入する。外側流路11に流入した排ガスは、外側流路11を上方に流れる。
内側流路10を流れた排ガス及び外側流路11を流れた排ガスは、集合排気筒4に供給される。集合排気筒4に供給された排ガスは、煙突5を介して機器室6の外部に排出される。
本実施形態において、排ガスは、内側流路10及び外側流路11のそれぞれを流れる。内側流路10を流れる排ガスの少なくとも一部は、内管7の内面に接触する。外側流路11を流れる排ガスの少なくとも一部は、内管7の外面に接触する。内管7の内面及び内管7の外面のそれぞれに排ガスが接触するので、内管7の内面及び内管7の外面のそれぞれが排ガスで温められる。また、内管7の内面及び内管7の外面のそれぞれに排ガスが接触するので、内管7の内面と内管7の外面との温度差が大きくなることが抑制される。したがって、内管7の結露が抑制される。内管7の結露が抑制されるので、内管7の腐食が抑制される。内管7の腐食が抑制されるので、内管7において腐食物が生成されることが抑制される。したがって、結露水及び腐食物が供給流路19を介して燃焼機器2に侵入することが抑制される。
外側流路11を流れる排ガスの少なくとも一部は、外管8の内面に接触する。外管8の内面は、排ガスで温められる。機器室6の温度が低い場合、外管8の外面の温度が低くなる。外管8の内面と外管8の外面との温度差が大きくなると、外管8の内面が結露する可能性がある。外管8の内面が結露すると、外管8の内面の少なくとも一部が腐食して腐食物が生成される可能性がある。本実施形態において、供給口20の直径は、外側流入口13の直径よりも小さい。そのため、外管8の内面において生成された結露水及び腐食物は、供給口20の内側に落下せずに、供給口20の外側に落下する。したがって、結露水及び腐食物が供給流路19を介して燃焼機器2に侵入することが抑制される。供給口20の外側に落下した結露水及び腐食物の少なくとも一方を含む異物は、内筒部16の外面と外筒部15の内面との間に侵入する。内筒部16の外面と外筒部15の内面との間に侵入した異物は、異物排出口21から排出される。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、排気筒3は、内側流路10が設けられる内管7と、内管7との間に外側流路11が設けられるように内管7の周囲に配置される外管8と、内管7の下端部の内側に規定され内側流路10に供給される排ガスが流れる内側流入口12と、外管8の下端部の内側に規定され外側流路11に供給される排ガスが流れる外側流入口13とを備える。排ガスが内側流路10及び外側流路11のそれぞれを流れるので、内管7の内面及び内管7の外面のそれぞれが排ガスで温められる。したがって、内管7の結露が抑制される。内管7の結露が抑制されるので、内管7の腐食が抑制される。内管7の腐食が抑制されるので、内管7において腐食物が生成されることが抑制される。したがって、結露水及び腐食物が供給流路19を介して燃焼機器2に侵入することが抑制される。結露水及び腐食物が燃焼機器2に侵入することが抑制されるので、燃焼機器2の性能の低下が抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、排気筒3は、内側流路10が設けられる内管7と、内管7との間に外側流路11が設けられるように内管7の周囲に配置される外管8と、内管7の下端部の内側に規定され内側流路10に供給される排ガスが流れる内側流入口12と、外管8の下端部の内側に規定され外側流路11に供給される排ガスが流れる外側流入口13とを備える。排ガスが内側流路10及び外側流路11のそれぞれを流れるので、内管7の内面及び内管7の外面のそれぞれが排ガスで温められる。したがって、内管7の結露が抑制される。内管7の結露が抑制されるので、内管7の腐食が抑制される。内管7の腐食が抑制されるので、内管7において腐食物が生成されることが抑制される。したがって、結露水及び腐食物が供給流路19を介して燃焼機器2に侵入することが抑制される。結露水及び腐食物が燃焼機器2に侵入することが抑制されるので、燃焼機器2の性能の低下が抑制される。
排気筒3は、外管8に接続され内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに供給される排ガスが流れる供給口20を有する供給部材9を備える。供給部材9により、燃焼機器2において生成された排ガスは、内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに適正に供給される。
供給部材9は、外管8に接続される外筒部15と、外筒部15の内側に配置され供給口20を有する内筒部16とを有する。外筒部15と外管8とが接続されるので、排ガスが排気筒3から漏出することが抑制される。供給口20が外筒部15の内側に配置されるので、燃焼機器2において生成された排ガスは、供給口20を介して内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに適正に供給される。
供給口20は、内側流入口12よりも大きく、外側流入口13よりも小さい。本実施形態において、内管7の中心軸と外管8の中心軸と外筒部15の中心軸と内筒部16の中心軸とは、一致する。供給口20の直径は、内側流入口12の直径よりも大きく、外側流入口13の直径よりも小さい。これにより、供給口20は、内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに対向することができる。したがって、燃焼機器2において生成された排ガスは、供給口20を介して内側流入口12及び外側流入口13のそれぞれに適正に供給される。また、外管8の内面において生成された結露水及び腐食物が供給口20の内側に落下することが抑制される。
外筒部15は、内筒部16と外筒部15との間の異物を排出するための異物排出口21を有する。外管8の内面において生成された結露水及び腐食物は、供給口20の内側に落下せずに、内筒部16と外筒部15との間に落下する。結露水及び腐食物の少なくとも一方を含む異物は、異物排出口21から排気筒3の外部に排出される。
<変形例>
なお、上述の実施形態において、内管7は、円筒状に限定されない。内管7は、例えば角筒状でもよい。同様に、外管8は、円筒状に限定されず、例えば角筒状でもよい。外筒部15及び内筒部16も、円筒状に限定されず、例えば角筒状でもよい。
なお、上述の実施形態において、内管7は、円筒状に限定されない。内管7は、例えば角筒状でもよい。同様に、外管8は、円筒状に限定されず、例えば角筒状でもよい。外筒部15及び内筒部16も、円筒状に限定されず、例えば角筒状でもよい。
なお、上述の実施形態において、外管8と外筒部15とは、溶接により固定されてもよい。外管8と供給部材9とが一体(単一部材)でもよい。内管7と外管8と供給部材9とが一体(単一部材)でもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図4は、本実施形態に係る排気筒3Bを示す縦断面図である。上述の実施形態と同様、排気筒3Bは、内側流路10Bが設けられる内管7Bと、内管7Bとの間に外側流路11Bが設けられるように内管7Bの周囲に配置される外管8Bと、内管7Bの下端部の内側に規定され内側流路10Bに供給される排ガスが流れる内側流入口12Bと、外管8Bの下端部の内側に規定され外側流路11Bに供給される排ガスが流れる外側流入口13Bとを備える。また、排気筒3Bは、内側流入口12B及び外側流入口13Bのそれぞれに供給される排ガスが流れる供給口20を有する供給部材9Bを備える。供給部材9Bは、外管8Bに接続される外筒部15Bと、外筒部15Bの内側に配置され供給口20を有する内筒部16とを有する。
本実施形態において、排気筒3Bは、内管7B及び外管8Bと供給部材9Bとの境界に配置される接続部材30を備える。接続部材30は、プレート状である。
図5は、本実施形態に係る接続部材30を示す平面図である。図5に示すように、接続部材30は、リング部31と、リング部31の内周部に設けられる凸部32とを有する。
リング部31は、円環状である。リング部31は、プレート状である。リング部31に複数の開口33が設けられる。開口33は、リング部31の上面と下面とを貫通する貫通孔を含む。開口33は、リング部31の周方向に長い。開口33は、リング部31の周方向に間隔をあけて複数設けられる。本実施形態において、開口33は、リング部31の周方向に等間隔に8つ設けられる。
凸部32は、リング部31の内周部からリング部31の内側に突出するように設けられる。凸部32は、プレート状である。凸部32は、リング部31の周方向に間隔をあけて複数設けられる。本実施形態において、凸部32は、リング部31の周方向に等間隔に8つ設けられる。8つの凸部32のうち4つの凸部32のそれぞれに開口34が設けられる。開口34は、凸部32の上面と下面とを貫通する貫通孔を含む。開口34が設けられる凸部32と開口34が設けられない凸部32とがリング部31の周方向に交互に配置される。
リング部31の厚さと凸部32の厚さとは、等しい。リング部31の上面と凸部32の上面とは、同一平面内に配置される。すなわち、リング部31の上面及び凸部32の上面のそれぞれは、平坦面であり、リング部31の上面と凸部32の上面との間に段差は設けられない。同様に、リング部31の下面と凸部32の下面とは、同一平面内に配置される。
図6は、本実施形態に係る排気筒3Bの一部を示す分解斜視図である。内管7Bは、凸部32に接続される。外管8Bは、リング部31に接続される。
図4、図5、及び図6に示すように、内管7Bは、円筒部71と、凸部72とを有する。円筒部71の中心軸は、上下方向に延伸する。内側流路10Bは、円筒部71の内側に設けられる。凸部72は、円筒部71の下端部から円筒部71の外側に突出するように設けられる。凸部72は、プレート状である。凸部72は、円筒部71の周方向に間隔をあけて複数設けられる。本実施形態において、凸部72は、円筒部71の周方向に等間隔に8つ設けられる。8つの凸部72のうち4つの凸部72のそれぞれに開口73が設けられる。開口73は、凸部72の上面と下面とを貫通する貫通孔を含む。開口73が設けられる凸部72と開口73が設けられない凸部72とが円筒部71の周方向に交互に配置される。
8つの凸部32のそれぞれと8つの凸部72のそれぞれとが対向する。凸部32の開口34と凸部72の開口73とが一致するように、内管7Bと接続部材30とが位置合わせされる。開口34及び開口73にボルト23が挿入される。開口34及び開口73にボルト23が挿入された状態で、ナット24とボルト23とが結合されることにより、凸部32と凸部72とが固定される。凸部32と凸部72とが固定されることにより、内管7Bが凸部32に接続される。
外管8Bは、円筒部81と、フランジ部82とを有する。円筒部81の中心軸は、上下方向に延伸する。外側流路11Bは、円筒部71と円筒部81との間に設けられる。フランジ部82は、円筒部81の下端部から円筒部81の外側に突出するように設けられる。フランジ部82は、円環状である。フランジ部82は、プレート状である。フランジ部82に複数の開口83が設けられる。開口83は、フランジ部82の上面と下面とを貫通する貫通孔を含む。開口83は、フランジ部82の周方向に長い。開口83は、フランジ部82の周方向に間隔をあけて複数設けられる。本実施形態において、開口83は、フランジ部82の周方向に等間隔に8つ設けられる。
図4及び図6に示すように、外筒部15Bは、円筒部151と、フランジ部152とを有する。円筒部151の中心軸は、上下方向に延伸する。供給流路19は、円筒部151の内側に設けられる。フランジ部152は、円筒部151の上端部から円筒部151の外側に突出するように設けられる。フランジ部152は、円環状である。フランジ部152は、プレート状である。フランジ部152に複数の開口153が設けられる。開口153は、フランジ部152の上面と下面とを貫通する貫通孔を含む。開口153は、フランジ部152の周方向に長い。開口153は、フランジ部152の周方向に間隔をあけて複数設けられる。本実施形態において、開口153は、フランジ部152の周方向に等間隔に8つ設けられる。
リング部31の上面とフランジ部82の下面とが対向する。リング部31の下面とフランジ部152の上面とが対向する。フランジ部82の開口83とリング部31の開口33とフランジ部152の開口153とが一致するように、外管8Bと接続部材30と供給部材9Bとが位置合わせされる。開口83、開口33、及び開口153にボルト25が挿入される。開口83、開口33、及び開口153にボルト25が挿入された状態で、ナット26とボルト25とが結合されることにより、フランジ部82とリング部31とフランジ部152とが固定される。リング部31とフランジ部82とが固定されることにより、外管8Bがリング部31に接続される。リング部31とフランジ部152とが固定されることにより、供給部材9Bの外筒部15Bがリング部31に接続される。外管8Bと接続部材30と供給部材9Bとは、ボルト25により固定される。外管8Bと供給部材9Bの外筒部15Bとは、接続部材30を介して固定される。円筒部81は、リング部31の内端部よりも径方向外側に配置される。
接続部材30は、内側接続流路35と、外側接続流路36とを有する。内側接続流路35は、凸部32の内端部よりも径方向内側に規定される。外側接続流路36は、周方向に相互に隣り合う凸部32の間に規定される。
内側接続流路35は、内側流入口12Bに対向する。内側接続流路35は、内側流入口12Bを介して内側流路10Bに通じる。内側流路10Bに供給される排ガスは、内側接続流路35を流れる。
外側接続流路36は、外側流入口13Bに対向する。外側接続流路36は、外側流入口13Bを介して外側流路11Bに通じる。外側流路11Bに供給される排ガスは、外側接続流路36を流れる。
以上説明したように、本実施形態によれば、排気筒3Bは、内管7B及び外管8Bと供給部材9Bとの境界に配置される接続部材30を備える。接続部材30は、リング部31と、リング部31の周方向に間隔をあけて複数設けられリング部31から内側に突出する凸部32とを有する。内管7Bは、凸部32に接続される。外管8Bは、リング部31に接続される。供給部材9Bの外筒部15Bは、リング部31に接続される。本実施形態において、内管7Bの凸部72の下面と凸部32の上面とが接続される。外管8Bのフランジ部82の下面とリング部31の上面とが接続される。外筒部15Bのフランジ部152の上面とリング部31の下面とが接続される。内管7Bと外管8Bと供給部材9Bとは、接続部材30を介して適正に接続される。
接続部材30は、内側流路10Bに供給される排ガスが流れる内側接続流路35と、外側流路11Bに供給される排ガスが流れる外側接続流路36とを有する。供給口20からの排ガスは、内側接続流路35と外側接続流路36とに分岐された後、内側流路10B及び外側流路11Bのそれぞれに供給される。本実施形態においても、内管7Bの結露が抑制される。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、内管7(7B)の側部に貫通孔が設けられてもよい。貫通孔は、内側流路10(10B)と外側流路11(11B)とを繋ぐように設けられる。内側流路10(10B)を流れる排ガスの少なくとも一部が、貫通孔を介して外側流路11(11B)に流入してもよい。
上述の実施形態において、内管7(7B)の側部に貫通孔が設けられてもよい。貫通孔は、内側流路10(10B)と外側流路11(11B)とを繋ぐように設けられる。内側流路10(10B)を流れる排ガスの少なくとも一部が、貫通孔を介して外側流路11(11B)に流入してもよい。
1…燃焼システム、2…燃焼機器、3…排気筒、3B…排気筒、4…集合排気筒、5…煙突、6…機器室、7…内管、7B…内管、8…外管、8B…外管、9…供給部材、9B…供給部材、10…内側流路、10B…内側流路、11…外側流路、11B…外側流路、12…内側流入口、12B…内側流入口、13…外側流入口、13B…外側流入口、14…リブ、15…外筒部、15B…外筒部、16…内筒部、161…円筒部、162…傾斜部、17…フランジ、18…フランジ、19…供給流路、20…供給口、21…異物排出口、22…ガイドパイプ、23…ボルト、24…ナット、25…ボルト、26…ナット、30…接続部材、31…リング部、32…凸部、33…開口、34…開口、35…内側接続流路、36…外側接続流路、71…円筒部、72…凸部、73…開口、81…円筒部、82…フランジ部、83…開口、151…円筒部、152…フランジ部、153…開口。
Claims (7)
- 内側流路が設けられる内管と、
前記内管との間に外側流路が設けられるように前記内管の周囲に配置される外管と、
前記内管の端部の内側に規定され前記内側流路に供給される排ガスが流れる内側流入口と、
前記外管の端部の内側に規定され前記外側流路に供給される前記排ガスが流れる外側流入口と、を備える、
排気筒。 - 前記外管に接続され前記内側流入口及び前記外側流入口のそれぞれに供給される前記排ガスが流れる供給口を有する供給部材を備える、
請求項1に記載の排気筒。 - 前記供給部材は、前記外管に接続される外筒部と、前記外筒部の内側に配置され前記供給口を有する内筒部と、を有する、
請求項2に記載の排気筒。 - 前記供給口は、前記内側流入口よりも大きく、前記外側流入口よりも小さい、
請求項3に記載の排気筒。 - 前記外筒部は、異物排出口を有する、
請求項3又は請求項4に記載の排気筒。 - 前記内管及び前記外管と前記供給部材との境界に配置される接続部材を備え、
前記接続部材は、リング部と、前記リング部の周方向に間隔をあけて複数設けられ前記リング部から内側に突出する凸部と、を有し、
前記内管は、前記凸部に接続され、
前記外管は、前記リング部に接続される、
請求項2に記載の排気筒。 - 前記接続部材は、前記内側流路に供給される前記排ガスが流れる内側接続流路と、前記外側流路に供給される前記排ガスが流れる外側接続流路と、を有し、
前記外側接続流路は、隣り合う凸部の間に規定される、
請求項6に記載の排気筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021032690A JP2022133797A (ja) | 2021-03-02 | 2021-03-02 | 排気筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021032690A JP2022133797A (ja) | 2021-03-02 | 2021-03-02 | 排気筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022133797A true JP2022133797A (ja) | 2022-09-14 |
Family
ID=83229787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021032690A Pending JP2022133797A (ja) | 2021-03-02 | 2021-03-02 | 排気筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022133797A (ja) |
-
2021
- 2021-03-02 JP JP2021032690A patent/JP2022133797A/ja active Pending
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