JP2022131662A - 振動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、挙動させる機構を設けることなく、振動させる箇所を変えながら、人体に振動を与えることを目的とする。【解決手段】振動装置10は、人体へ振動を与えるためのボイスコイル型アクチュエータ24であって、制御信号に応じて、人体との接触面と略平行な振動方向に振動するボイスコイル型アクチュエータ24と、ボイスコイル型アクチュエータ24を振動方向に振動させ、かつ、振動方向に対応する挙動方向に振動より大きく挙動させるように、複数の周波数を有する複合波である制御信号をボイスコイル型アクチュエータ24に出力する制御部22と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、振動装置に関する。
従来より、電磁ソレノイドのアクチュエータや圧電体を用いたマッサージ器が知られている(特許文献1、2)。
例えば、特許文献1では、施療する部位をたたくたたき部材と、このたたき部材が連結されるプランジャ及びソレノイドからなる電磁ソレノイドと、前記ソレノイドへの通電を制御する駆動制御手段とを備えるマッサージ機において、前記たたき部材によるたたき力を検出するたたき力検出手段と、このたたき力検出手段の出力に応じて、前記ソレノイドへの通電を制御する。
また、特許文献2では、分極処理した圧電体に低周波交流電圧を印加して前記圧電体を振動させて患部をマッサージする。
特開平11-332938号公報 特開2000-5257号公報
人体に振動を与える場合に、人体の同じ個所に振動を与え続けると、その振動を感じにくくなる。
本発明は上記事実を考慮して、挙動させる機構を設けることなく、振動させる箇所を変えながら、人体に振動を与えることができる振動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る振動装置は、人体へ振動を与えるための振動体と、制御信号に応じて、前記振動体を振動させ、かつ、挙動させるように、複数の周波数帯域を有する複合波である前記制御信号を前記振動体に出力する制御部と、を含んで構成されている。ここで、振動体の振動方向は、例えば、人体との接触面と略平行方向、人体の接触面と略垂直方向等がある。また、振動方向は、これらの方向に限定されるものではない。
本発明によれば、制御部は、前記振動体を前記振動方向に振動させ、かつ、前記振動方向に対応する挙動方向に挙動させるように、複数の周波数帯域を有する複合波である前記制御信号を前記振動体に出力する。振動方向に対応する挙動方向とは、例えば、人体の接触面と略平行方向をいう。
このように、振動体を振動方向に振動させ、かつ、振動方向に対応する挙動方向に挙動させることにより、挙動させる機構を設けることなく、振動させる箇所を変えながら、人体に振動を与えることができる。挙動とは大きく挙動する場合も含む。また、挙動とは、微弱な移動エネルギーが生じていればよく、あたかも振動体が前後するような感覚、または、振動させる箇所が変わっているような感覚が人体へ伝われば足りる。
本発明に係る前記制御信号は、正の波形と負の波形とからなる1周期の波形を含む信号であって、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より大きいものとすることができる。
本発明に係る前記制御信号の、前記正の波形及び前記負の波形を、矩形波とすることができる。
本発明に係る前記制御信号の、前記正の波形及び前記負の波形は、ローパスフィルタを用いて生成された信号とすることができる。
本発明に係る前記制御信号は、正の波形と負の波形とからなる1周期の波形を繰り返す信号であって、複数周期の波形からなる第1群を含み、前記第1群の1周期の波形の各々は、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より大きい。
本発明に係る前記制御信号は、正の波形と負の波形とからなる1周期の波形を繰り返す信号であって、複数周期の波形からなる第1群と、複数周期の波形からなる第2群と、を含み、前記第1群の1周期の波形の各々は、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より大きく、前記第2群の1周期の波形の各々は、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より小さいものとすることができる。
また、上記の発明に係る前記制御部は、挙動速度に応じて、前記制御信号の電圧及び周波数の少なくとも一方を変化させることができる。また、前記制御部は、前記挙動速度を速くするときに、前記制御信号の周波数を、前記振動体の共振周波数に近い周波数とし、前記挙動速度を遅くするときに、前記制御信号の周波数を、前記振動体の共振周波数から離れた周波数とすることができる。あるいは、前記制御部は、前記挙動速度を速くするときに、前記制御信号の電圧を大きくし、前記挙動速度を遅くするときに、前記制御信号の電圧を小さくすることができる。
また、上記の発明に係る前記振動体は、アクチュエータである、とすることができる。また、前記振動体は、ボイスコイル型アクチュエータ、ソレノイド、又はリニアアクチュエータである、とすることができる。
また、上記の発明に係る前記振動体は、人体をマッサージするための振動を与えることができる。
以上説明したように、本発明の振動装置によれば、挙動させる機構を設けることなく、振動させる箇所を変えながら、人体に振動を与えることができる。
本発明の実施の形態に係る振動装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る振動装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る振動装置のボイスコイル型アクチュエータの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る振動装置のボイスコイル型アクチュエータの構成を示す概略図である。 矩形波を用いた基準波形の例を示す図である。 ローパスフィルタを用いて生成した制御信号の例を示す図である。 複数周期の波形である制御信号の例を示す図である。 周波数を変更して挙動速度を変更する方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<本発明の実施の形態の振動装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る振動装置10の断面図を示している。図1に示すように、振動装置10は、筐体12内に、電源部20と、制御部22と、ボイスコイル型アクチュエータ24とを備えている。
制御部22は、図2に示すように、マイクロコンピュータ30と、記憶素子32と、増幅回路34とを備えている。
ボイスコイル型アクチュエータ24は、制御部22から出力される制御信号に応じて、人体との接触面と略平行な振動方向に振動することにより、人体表面へ振動を与え、人体をマッサージする。
図3Aに示すように、ボイスコイル型アクチュエータ24は、主に、外殻をなすケース2と、当該ケース2内に設けられた電磁駆動部3と、当該電磁駆動部3により振動可能な可動子4と、当該可動子4の両端をそれぞれ弾性支持する第1支持ユニット5a及び第2支持ユニット5bと、当該第1支持ユニット5a及び第2支持ユニット5bの動きを規制する第1インナーガイド6a及び第2インナーガイド6bと、から構成されている。
ケース2は、円筒状のケース本体の両開口端が第1カバーケース11a及び第2カバーケース11bにより閉じられている。
電磁駆動部3は、ケース2の内部に配置された円筒状の軟磁性材料でなるヨーク40と、ヨーク40の内面にヨーク40と電気的に絶縁された状態で取り付けられた第1コイル21a及び第2コイル21bと、を有する。
第1コイル21a及び第2コイル21bはヨーク40の内面に沿って巻回されている。当該第1コイル21a及び第2コイル21bはそれぞれターミナルからの通電により磁場を発生可能である。
可動子4は、第1コイル21a及び第2コイル21bに包囲され、振動軸Oに沿って振動するよう配置されている。可動子4は、円板状のマグネット50と、マグネット50を挟むように配置された円板状の第1ポールピース51a、第2ポールピース51bと、マグネット50、第1ポールピース51a、第2ポールピース51bを挟むように配置される第1マス(ウエイト、錘)52a、第2マス(ウエイト、錘)52bと、から構成されている。
マグネット50は着磁方向が振動軸O方向である。第1ポールピース51a、第2ポールピース51bは、軟磁性材料でなり、マグネット50の磁気吸着力及び接着剤等により、マグネット50に取り付けられている。第1マス72aと第2マス72bは非磁性体からなり、それぞれ接着剤等により、第1ポールピース51a、第2ポールピース51bに取り付けられている。このため、可動子4を構成するマグネット50、第1ポールピース51a、第2ポールピース51b、第1マス72a、第2マス72bは一体化されている。第1マス72a、第2マス72bは、第1ポールピース51a、第2ポールピース51bとの当接面が平坦に形成されているが、この当接面と逆側の面は、振動軸Oを中心軸とし、その中心軸上の先端部53a、53bが最も外方に突出した螺旋形状に形成されている。
このように構成された可動子4は、振動軸O方向における両端部、即ち第1マス72a及び第2マス72bのそれぞれの先端部53a、53bが第1支持ユニット5a及び第2支持ユニット5bにより支持されている。
第1支持ユニット5aは、第1ダンパ60a(第1板バネ)と、当該第1ダンパ60aの一面に設けられた第1弾性部材61aと、から構成されている。
第1ダンパ60aは、孔70aを有する支持部71aが中央部に形成されている。第1ダンパ60aは孔70aを通して可動子4と連結されている。詳しくは、孔70aに第1マス72aの先端部53aを挿通し、当該先端部53aが押し潰されることでかしめられている。
また第1ダンパ60aは、支持部71aから外周へ渦巻き状に延びる3つの腕部72aを有している。各腕部72aは振動軸Oの回りに120°ピッチで等間隔に形成されている。そして、各腕部72aの外周端はケース本体の内面に沿った環状の枠部73aに連結されている。当該枠部73aは、振動軸Oの回りに120°ピッチの位置にて、ケース本体の内面の3か所にて径方向内側に突出しているフランジ部13aにて連結されている。
第1ダンパ60aは、金属の一枚ないし複数枚の板バネで構成されており、例えば本実施形態ではステンレス(バネ材)の薄板を加工したものを使用している。第1ダンパ60aの材料は、金属に限らず樹脂や繊維を含む複合素材であってもよい。疲労に強く、可撓性に優れた材料が望ましい。
このように構成された第1ダンパ60aは、振動軸O方向及び当該振動軸Oに垂直な径方向を含む交差方向において所定の範囲で弾性変形可能である。なお、この所定の範囲は、ボイスコイル型アクチュエータ24として通常に使用した場合の可動子4の振幅範囲に相当する。従って、当該所定の範囲は、少なくとも第1ダンパ60aがケース2に接触しない範囲であり、第1ダンパ60aの弾性変形の限界を超えない範囲である。
第1弾性部材61aは、第1ダンパ60aの支持部71aから各腕部72aの一定の範囲までの形状に沿った外形の板状をなし、第1ダンパ60aの一面に固定されている。第1弾性部材61aの弾性変形により、第1ダンパ60aの制振を行う。
第2支持ユニット5bも、第1支持ユニット5aと同様の構成をなしており、第2ダンパ60b(第2板バネ)及び第2弾性部材61bを有している。なお、本実施形態において第2ダンパ60bと第1ダンパ60aとが同一形状、同材料からなり、第2弾性部材61bと第1弾性部材61aとが同一形状、同材料である。第2ダンパ60bの3つの腕部72bは孔70bが形成された支持部71bから環状の枠部73bまで延びている。そして、第2ダンパ60bは、孔70bに第2マス72bの先端部53bが挿入され押し潰してかしめられることで可動子4と連結されている。また、第2ダンパ60bは、環状の枠部73bがケース本体内面から突出している3つのフランジ部13bと、枠部73bに形成された貫通孔をフランジ部13bのボス部14bが挿通し押し潰されてかしめられることで連結されている。なお、第2ダンパ60bの各腕部72bの渦巻き方向は、第1ダンパ60aの各腕部72aの渦巻き方向と逆をなしている。これにより、振動時に可動子4は第1ダンパ60a及び第2ダンパ60bから各々逆方向のトルクを受けるため、振動軸O方向に変位しても振動軸O回りに回転しない。
第1インナーガイド6aはボイスコイル型アクチュエータ24の振動軸O方向の一側であり、第1支持ユニット5aよりも振動軸O方向の他側(ケース2中央側)に設けられている。第2インナーガイド6bは振動アクチュエータ1の振動軸O方向の他側であり、第2支持ユニット5bよりも振動軸O方向の一側(ケース2中央側)に設けられている。つまり、第1インナーガイド6a及び第2インナーガイド6bは、ケース2内において第1支持ユニット5a及び第2支持ユニット5bよりも振動軸O方向中央側に設けられている。
図3Bに示すように、ボイスコイル型アクチュエータ24は、第1コイル21a及び第2コイル21bに通電していない状態では、第1ダンパ60a及び第2ダンパ60bで支持される可動子4は、第1コイル21a及び第2コイル21bの中央に位置している。
可動子4を振動させる際には、第1コイル21a及び第2コイル21bに、交互に逆極性の磁界を発生する向きに交流を通電させる。即ち、第1コイル21a及び第2コイル21bの隣り合う部分に同極が発生するようになっている。
例えば図3に示す極性の場合、可動子4には実線矢印Aで示す振動軸O方向の他側(図3における右方)への推力が発生し、第1コイル21a及び第2コイル21bへ流す電流を反転させれば、可動子4には点線矢印Bで示す振動軸O方向の一側(図3における左方)への推力が発生する。
このように、第1コイル21a及び第2コイル21bに交流を通電させれば、可動子4は第1ダンパ60a及び第2ダンパ60bによる付勢力を両側から受けながら、振動軸Oに沿って振動する。
記憶素子32は、ローパスフィルタと、正の波形と負の波形とからなる1周期の基準波形のデータとを記憶している。
基準波形は、例えば、図4に示すように、正の矩形波及び負の矩形波からなり、正の矩形波の面積及び負の矩形波の面積の差分が、ボイスコイル型アクチュエータ24を挙動させるエネルギーとなる。また、基準波形の周波数を、ボイスコイル型アクチュエータ24の共振周波数Fの1/2とする。また、面積の差分が異なる複数の基準波形があるものとする。
マイクロコンピュータ30は、記憶素子32に記憶されたローパスフィルタと、基準波形のデータとを用いて、ボイスコイル型アクチュエータ24を、人体との接触面と略平行な振動方向に振動させ、かつ、振動方向に対応する挙動方向に振動より大きく挙動させるように、複数の周波数を有する複合波である制御信号をボイスコイル型アクチュエータ24に出力する。
具体的には、マイクロコンピュータ30は、図5に示すように、ローパスフィルタを用いて、矩形波を用いた基準波形から、複数の周波数帯域のサイン波を合成した複合波である制御信号を生成する。図5では、デューティ比が75%の矩形波を用いた基準波形から、100Hz以上の周波数を徐々に低減させるローパスフィルタ処理を行った例を示している。
また、マイクロコンピュータ30は、正の矩形波の面積及び負の矩形波の面積の差が徐々に異なる基準波形を繰り返す信号から、ローパスフィルタを用いて制御信号を生成する。
具体的には、図6に示すように、制御信号は、複数周期の波形からなる第1群と、複数周期の波形からなる第2群と、を含み、第1群の1周期の波形の各々は、正の波形の面積が負の波形の面積より大きく、第2群の1周期の波形の各々は、正の波形の面積が負の波形の面積より小さい。なお、図6では、2秒毎に挙動方向にボイスコイル型アクチュエータ24を1往復させる制御信号の例を示している。
また、マイクロコンピュータ30は、挙動速度に応じて、制御信号の周波数を変化させる。具体的には、図7に示すように、挙動速度を速くするときに、制御信号の周波数を、ボイスコイル型アクチュエータ24の共振周波数Fに近い周波数とし、挙動速度を遅くするときに、制御信号の周波数を、ボイスコイル型アクチュエータ24の共振周波数から離れた周波数(F±5Hz)とする。
なお、挙動速度に応じて、制御信号の電圧を変化させるようにしてもよい。この場合には、挙動速度を速くするときに、制御信号の電圧を大きくし、挙動速度を遅くするときに、制御信号の電圧を小さくする。また、電圧の変化と周波数の変化とを組み合わせて挙動速度を制御するようにしてもよい。
<本発明の実施の形態の振動装置の動作>
マッサージ器(図示省略)の空洞部分に振動装置10を内蔵し、ユーザが、当該マッサージ器を、拘束部材(図示省略)を用いて、マッサージする部位の人体表面に装着し、リモコン等の遠隔操作で、振動装置10のスイッチをオンにすると、制御部22は、ボイスコイル型アクチュエータ24を、人体との接触面と略平行な振動方向に振動させ、かつ、振動方向に対応する挙動方向に振動より大きく挙動させるように、複数の周波数を有する複合波である制御信号をボイスコイル型アクチュエータ24に出力する。
このとき、ボイスコイル型アクチュエータ24は、振動方向に微小に振動しながら、挙動方向に挙動する。これにより、振動させる箇所を変えながら、人体に振動を与えることができる。
また、ユーザが、リモコン等の遠隔操作で、振動装置10の挙動速度を速くすると、制御部22は、制御信号の周波数を、ボイスコイル型アクチュエータ24の共振周波数Fに近い周波数とし、ボイスコイル型アクチュエータ24の挙動方向の挙動を速くする。
また、ユーザが、リモコン等の遠隔操作で、振動装置10の挙動速度を遅くすると、制御部22は、制御信号の周波数を、ボイスコイル型アクチュエータ24の共振周波数から離れた周波数(F±5Hz)とし、ボイスコイル型アクチュエータ24の挙動方向の挙動を遅くする。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る振動装置によれば、ボイスコイル型アクチュエータを振動方向に振動させ、かつ、振動方向に対応する挙動方向に挙動させることにより、挙動させる機構を設けることなく、振動させる箇所を変えながら、人体に振動を与えることができる。人体の同じ個所に振動を与え続けると、その振動を感じにくくなる。ボイスコイル型アクチュエータの前後挙動により、振動する箇所を変える事で、振動を感じにくくなる、という問題を解決することができる。また、ボイスコイル型アクチュエータは、ボイスコイル型アクチュエータ自体の振動で前後挙動するため、別途前後挙動させる機構は不要である。
また、本発明の実施の形態では、ボイスコイル型アクチュエータを用いるため、広い周波数帯域での制御が可能である。また、同時に複数の周波数帯域で制御が可能である。これにより、人体の異なる小体に同時に刺激を与えることができる。具体的には、パチニ小体は100Hz以上、マイスナー小体は100Hz以下の周波数で刺激を受けやすいため、これらの周波数帯域を複合した制御信号で振動を与えることにより、人体の異なる小体に同時に刺激を与えることができる。
また、制御信号には、サイン波の複合波が、複数の周波数帯域で含まれる。矩形波を使用すると、ボイスコイル型アクチュエータの駆動時に物理的な音が発生してしまうため、音を抑制するために、ローパスフィルタを用いて、矩形波をサイン波の複合波にした。
また、挙動速度の変更を、周波数の変更で行うことにより、前後挙動を止めつつ、アクチュエータの振動を継続させることができる。
また、ボイスコイル型アクチュエータにおいて、ダンパ(板バネ)が対に設けられている。これにより、振動の差を生みやすい、つまり前進・後進挙動の制御がしやすい。
また、ボイスコイル型アクチュエータがシリンダ型(柱型)で構成されている。これにより、ボイスコイル型アクチュエータが大きい挙動において好適な形状となる。
また、ボイスコイル型アクチュエータの可動子には、マグネット、ヨーク、錘が設けられている。これにより、好適な磁束、重さが得られて、最適な振動が得られる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、振動体として、ボイスコイル型アクチュエータを用いた場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、ボイスコイル型アクチュエータ以外のアクチュエータを用いてもよい。例えば、ソレノイドや、リニアアクチュエータ等が含まれる。
本発明は、振動を利用する電動理美容器具にも用いることもできる。例えば、洗顔ブラシ、美顔マッサージ器等が含まれる。
10 振動装置
12 筐体
20 電源部
22 制御部
24 ボイスコイル型アクチュエータ
30 マイクロコンピュータ
32 記憶素子
34 増幅回路

Claims (12)

  1. 人体へ振動を与えるための振動体と、
    制御信号に応じて、前記振動体を振動させ、かつ、挙動させるように、複数の周波数帯域を有する複合波である前記制御信号を前記振動体に出力する制御部と、
    を含む振動装置。
  2. 前記制御信号は、正の波形と負の波形とからなる1周期の波形を含む信号であって、
    前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より大きい
    請求項1記載の振動装置。
  3. 前記制御信号の、前記正の波形及び前記負の波形は、矩形波である
    請求項2記載の振動装置。
  4. 前記制御信号の、前記正の波形及び前記負の波形は、
    ローパスフィルタを用いて生成された信号である請求項2又は請求項3記載の振動装置。
  5. 前記制御信号は、正の波形と負の波形とからなる1周期の波形を繰り返す信号であって、複数周期の波形からなる第1群を含み、
    前記第1群の1周期の波形の各々は、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より大きい
    請求項1~請求項4の何れか1項記載の振動装置。
  6. 前記制御信号は、正の波形と負の波形とからなる1周期の波形を繰り返す信号であって、複数周期の波形からなる第1群と、複数周期の波形からなる第2群と、を含み、
    前記第1群の1周期の波形の各々は、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より大きく、
    前記第2群の1周期の波形の各々は、前記正の波形の面積及び前記負の波形の面積の何れか一方が他方より小さい
    請求項5振動装置。
  7. 前記制御部は、挙動速度に応じて、前記制御信号の電圧及び周波数の少なくとも一方を変化させる請求項1~請求項6の何れか1項記載の振動装置。
  8. 前記制御部は、前記挙動速度を速くするときに、前記制御信号の周波数を、前記振動体の共振周波数に近い周波数とし、
    前記挙動速度を遅くするときに、前記制御信号の周波数を、前記振動体の共振周波数から離れた周波数とする請求項7項記載の振動装置。
  9. 前記制御部は、前記挙動速度を速くするときに、前記制御信号の電圧を大きくし、
    前記挙動速度を遅くするときに、前記制御信号の電圧を小さくする請求項7項記載の振動装置。
  10. 前記振動体は、アクチュエータである請求項1~請求項9の何れか1項記載の振動装置。
  11. 前記振動体は、ボイスコイル型アクチュエータ、ソレノイド、又はリニアアクチュエータである請求項10記載の振動装置。
  12. 前記振動体は、人体をマッサージするための振動を与える請求項1~請求項11の何れか1項記載の振動装置。
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