JP2022131606A - 印刷装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

印刷装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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康寛 岩楯
Yasuhiro Iwadate
悠紀 有澤
Yuki Arisawa
美帆 日向野
Miho Hyugano
鮎子 石井
Ayuko Ishii
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Abstract

【課題】ジョブを続けて受信した場合に、ジョブの属性に応じて、ジョブデータの削除を適切に実行する印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置は、第1ジョブの第1ジョブデータの印刷の終了後、第1ジョブデータが削除される前に、第2ジョブを受信した場合、第1ジョブデータの属性と第2ジョブの第2ジョブデータの属性に基づいて、第1ジョブデータの削除と第2ジョブデータの印刷のうち優先的に実行する処理を決定し、該決定した処理を優先的に実行するよう第1ジョブと第2ジョブの処理を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、ジョブを制御する印刷装置、制御方法およびプログラムに関する。
画像処理装置は、受信した印刷ジョブを記憶装置内のジョブスプール領域に自動的に保存していく。そのため、記憶装置内のジョブスプール領域がフルになった時に、次に受信する印刷ジョブの保存用にジョブスプール領域に適量の空き領域を確保するため、ジョブスプール領域内のいずれかのジョブを削除する必要がある。
特許文献1には、保存手段に保持すべき印刷ジョブを受信した場合、当該受信した印刷ジョブを保存手段に保持できるかを判断する判断手段を備えることが記載されている。特許文献1では、判断手段により印刷ジョブを保持できないと判断した場合、保存手段に保持される複数の印刷ジョブの中から、削除すべき属性に合致する印刷ジョブを優先して削除することが記載されている。
ところで、削除の際、管理情報を削除すること以外に、印刷データを0x00や0xFF、0xAAといった16進数の値で1回ないしは複数回上書きするデータ無効化機能(以降、セキュア消去と呼ぶ)を有する画像処理装置がある。
特開2012-162041号公報
特許文献1では、削除すべき属性に合致する印刷ジョブを優先して削除することが記載されている。しかしながら、印刷した後に速やかに削除を行いたいセキュリティ性の高い印刷ジョブであっても、属性に合致しなければ、削除によるデータ無効化が遅くなりセキュリティ性が低下してしまう。例えば、セキュリティ性の高い先行ジョブを削除する前に後続ジョブを受信し、後続ジョブの印刷が開始されると、先行ジョブについての削除によるデータ無効化が遅くなりセキュリティ性が低下してしまう。
本発明は、ジョブを続けて受信した場合に、ジョブの属性に応じて、ジョブデータの削除を適切に実行する印刷装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る印刷装置は、ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記ジョブのジョブデータの印刷を実行する印刷手段と、前記印刷手段による印刷の終了後、前記ジョブデータを削除する削除手段と、前記受信手段による受信から前記削除手段による削除までの前記ジョブの処理を制御する制御手段と、を備え、前記受信手段により受信した第1ジョブの第1ジョブデータの印刷の終了後、前記削除手段により前記第1ジョブデータが削除される前に、前記受信手段が第2ジョブを受信した場合、前記制御手段は、前記第1ジョブデータの属性と前記第2ジョブの第2ジョブデータの属性に基づいて、前記第1ジョブデータの削除と前記第2ジョブデータの印刷のうち優先的に実行する処理を決定し、該決定した処理を優先的に実行するよう前記第1ジョブと前記第2ジョブの処理を制御することを特徴とする。
本発明によれば、ジョブを続けて受信した場合に、ジョブの属性に応じて、ジョブデータの削除を適切に実行することができる。
画像処理装置の概略構成を示す図である。 画像処理装置の断面の概略を示す図である。 ジョブ制御を説明するためのタイムチャートである。 ジョブ管理テーブルを示す図である。 ジョブ制御の処理を示すフローチャートである。 ジョブ制御を説明するためのタイムチャートである。 ジョブ管理テーブルを示す図である。 ジョブ制御の処理を示すフローチャートである。 ジョブ制御を説明するためのタイムチャートである。 ジョブ管理テーブルを示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態における画像処理装置の概略構成を示す図である。なお、本実施形態において、画像処理装置は、印刷機能のみを有するものを示すが、これに限定されるものではない。例えば、画像処理装置は、原稿上の画像を光学的に読み取る読取装置をさらに備えて複写機として構成されても良いし、複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)として構成されても良い。図1において、画像処理装置100は、プリンタコントローラ120、プリンタエンジン150、HDD(Hard Disk Drive)161、入出力装置162を含んで構成される。また、画像処理装置100は、ネットワーク191を介して、PC等のホストコンピュータ190に接続可能である。
プリンタコントローラ120は、HDDインタフェース(I/F)121、入出力装置I/F122、ROMI/F125、メモリコントローラ126を含む。また、プリンタコントローラ120は、ホストI/F127、CPU(Central Processing Unit)128、コントローラ・エンジンインタフェース129、画像処理部130を含む。これらは、システムバス132を介して相互に通信可能に接続される。さらに、プリンタコントローラ120は、FlashROM123及びRAM124を含み、それぞれROMI/F125及びメモリコントローラ126を介してシステムバス132に接続される。
CPU128は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像処理装置100全体の動作を統括的に制御する。FlashROM123は、CPU128が実行するプログラムや画像処理装置100の各種動作に必要なデータやテーブル等を記憶する。RAM124は、CPU128のワークエリアや、各種受信データや設定データの一時格納領域(バッファエリア)として用いられる。
画像処理部130は、各種画像処理を実行する。画像処理部130は、例えば、ページ記述言語で表された印刷データをビットマップ画像データへ展開(変換)する処理を実行する。また、画像処理部130は、例えば、入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(例えばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換する処理を実行する。また、画像処理部130は、例えば、画像データに対して、画像処理装置100が処理可能な画素数への解像度変換処理を実行する。また、画像処理部130は、例えば、画像解析、画像補正等、様々な画像処理を必要に応じて実行する。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM124またはHDD161に格納される。
プリンタエンジン150は、画像形成を行う印刷部である。プリンタエンジン150は、インクジェット記録ヘッド151、カッターユニット152、搬送モータ153、プリンタコントローラ120とのコントローラ・エンジンインタフェース154、光学センサ155を含む。各部位は、システムバス156を介して相互に通信可能に接続されている。
インクジェット記録ヘッド151は、画像の印刷を行う印刷部であり、画像データに基づいて、記録媒体であるシート上に画像を印刷する。インクジェット記録ヘッド151は、例えば、複数色分の記録ヘッドを複数有し、シートの搬送に同期させて、記録ヘッドからインク滴を吐出させてシート上に画像を形成する。なお、本実施形態における画像処理装置100は、記録材としてインクを用いたインクジェット記録方式のプリンタを一例として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなどの電子写真方式など、他の記録方式により印刷を行うプリンタであっても良い。
カッターユニット152は、例えば、印刷用のシートとして用いられるロール紙を切断する機構であり、例えば、画像印刷後のロール紙を所定の長さにカットする。搬送モータ153は、ロール紙を搬送させる搬送ローラを駆動させるためのモータであり、CPU128によって制御される。光学センサ155は、シートの属性値を測定するための測定部であり、発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)、正反射光受光素子、拡散光受光素子等を含んで構成される反射型光学センサである。画像処理装置100は、光学センサ155を用いて、プラテン上にあるシートの正反射光、拡散反射光の強度や、用紙の厚みなどの属性値を測定する。
入出力装置162は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやパネル、また、ユーザに種々の情報を表示(通知)するための表示部を含む。また、入出力装置162は、ユーザへの情報の提示を、音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することで実現するように構成されても良い。例えば、ユーザが給紙時において入出力装置162により用紙種選択を行うと、用紙種毎に設定された搬送を行うよう制御される。
HDD161は、不揮発性の記憶領域であり、CPU128が実行するプログラム、印刷データ、画像処理装置100の各種動作に必要な設定情報を記憶する。なお、HDD161の他に、フラッシュメモリなどの大容量記憶装置を用いるようにしても良い。
本実施形態では、入出力装置162は画像処理装置100の内部に構成されるものとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、入出力装置162は、ネットワーク191を介して外付けの構成として接続されても良い。また、ホストコンピュータ190が入出力装置162として動作しても良い。また、画像処理装置100は、入出力装置162の他に、ネットワーク191等を介して他の入出力装置が更に接続されるように構成されても良い。
ホストコンピュータ190は、例えば、印刷データの供給源となる外部装置であり、プリンタドライバがインストールされている。画像処理装置100には、ホストコンピュータ190の代わりに、例えば、画像読取用のリーダ、デジタルカメラ、スマートフォンなど、印刷データの供給源となるようなデータ提供装置が設けられても良い。ネットワーク191は、有線通信ネットワーク、無線通信ネットワーク、並びにその両方を含むネットワークのいずれであっても良い。
画像処理装置100は、例えば、ホストコンピュータ190から送信された印刷ジョブおよび印刷データに基づいて、印刷処理を行う。また、画像処理装置100は、再印刷(リプリント)機能を有しており、例えば、ユーザが画像処理装置100のパネルを操作することで再印刷処理を指示すると、ドキュメント等の再印刷が行われる。再印刷処理では、画像形成装置100は、印刷処理の終了後も、内部の記憶領域に保存した印刷データを削除せずに、記憶領域の空き容量に基づいて保存を続ける。それによって、ホストコンピュータ190は、画像処理装置100に印刷データを再送することなく、画像処理装置100のパネル操作を介した指示によって、一度印刷した印刷データと同一の印刷データを再度印刷することができる。
図2は、本実施形態における画像処理装置100の断面の概略図である。図2は、ロール紙の搬送に係る部分を示している。画像処理装置100は、2つのロール紙管を備え、それぞれ異なる種類のロール紙を設置可能である。図2では、画像処理装置100内で、上段ロール紙管201からロール紙204が搬送ローラ205により、搬送経路に沿って搬送され、プラテンに対向する位置に設けられた光学センサ155で測定されるまでの位置関係が示されている。インクジェット記録ヘッド151は、上段ロール紙管201から搬送されたロール紙204上にインク滴を吐出することで画像を形成する。また、画像処理装置100では、搬送ローラ205を用いて上段から下段ロール紙に切替え動作を行った後、下段ロール紙管202からロール紙を供給することが可能である。画像処理装置100は、給紙時には、上段ロール紙管201または下段ロール紙管202に設置されたロール紙204を搬送ローラ205によってプラテン上まで搬送する。その際に、光学センサ155によりロール紙204の正反射光強度、拡散反射光強度、ロール紙の厚みの他に、ロール紙幅も測定する。印刷が終了したロール紙は、カッターユニット152によってユーザが所望する長さに切断される。
続いて、本実施形態における画像処理装置100が実行する印刷ジョブ制御の処理の流れについて説明する。通常、印刷ジョブの管理情報のみを削除したとしても、第三者がHDDを取り外してデータ復旧ツールを利用することで元のデータを復元できる可能性が高いので、情報漏洩につながる可能性がある。このため、画像処理装置100は、データ無効化においては、管理情報を削除する以外に、印刷データ(ジョブデータ)を0x00や0xFF、0xAAといった16進数の値で1回ないしは複数回上書きするデータ無効化機能(セキュア消去機能)を有している。このようなセキュア消去機能を用いてデータ無効化を行う印刷ジョブを、本実施形態では、セキュア印刷ジョブという。また、セキュア印刷ジョブ以外のジョブを、セキュア印刷ジョブと区別するため、通常印刷ジョブという。
セキュア印刷ジョブのジョブデータの削除中に通常印刷ジョブを受信した場合、セキュア消去による削除が中断され、処理効率の観点から、受信した通常印刷ジョブの印刷が優先して行われる場合がある。しかしながら、セキュア印刷ジョブでは、セキュリティの観点から、印刷完了後にそのジョブデータが早急にセキュア消去機能により消去されることが望ましい。本実施形態では、セキュア印刷ジョブのジョブデータの削除中に通常印刷ジョブを受信した場合でも、セキュア印刷ジョブのジョブデータ削除を優先する。そのような構成により、セキュア印刷ジョブのジョブデータのセキュリティ性を確保することができる。
図3は、セキュア印刷ジョブのジョブデータ削除中に通常印刷ジョブを受信した場合のジョブ制御を説明するためのタイムチャートである。図4は、ジョブの状態を管理するためのジョブ管理テーブルの一例を示す図である。ジョブテーブル400は、ジョブID401、ジョブの保存時刻402、ジョブ種403、状態404の情報を含む。図4(a)~(g)はそれぞれ、図3におけるタイミング301、302、303、304、305、306、307の時点でのジョブ管理テーブル400の状態を示している。図5は、ジョブ制御の処理を示すフローチャートである。なお、ジョブ種に限られず、新規に受信されたジョブの状態は「印刷待ち」となり、印刷が開始されると「印刷中」となり、印刷が完了すると「削除待ち」へと遷移する。また、「削除待ち」から削除が開始されると、「削除中」となり、削除が完了すると「削除完了」となる。また、「印刷待ち」から、印刷を開始することが保留された「印刷保留」の状態に遷移する場合がある。さらに、「削除待ち」から、削除を開始することが保留された「削除保留」の状態に遷移する場合がある。
以下、図3~図5を参照しながら、セキュア印刷ジョブのジョブデータ削除中に通常印刷ジョブを受信した場合、セキュア印刷ジョブのジョブデータ削除を優先する処理について説明する。
画像処理装置100において、ホストI/F127は、ホストコンピュータ190から受信したジョブデータを、RAM124またはHDD161に格納する。ホストI/F127は、受信したジョブデータを格納すると、CPU128にその完了を通知する。このとき、CPU128は、ジョブの状態を管理するためのジョブ管理テーブル400をRAM124またはHDD161の記憶領域に確保する。CPU128は、受信したジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かを、ジョブデータの送信元が付加した属性情報から判定し、その判定結果をジョブ管理テーブル400上のジョブ種403に格納する。例えば、CPU128は、属性情報である送信元の装置情報を用いて、特定の中継サーバから送信されたジョブデータであれば、セキュア印刷ジョブであると判定しても良い。また、CPU128は、属性情報である印刷実行者情報を用いて、特定のユーザが送信したジョブデータであれば、セキュア印刷ジョブであると判定しても良い。また、CPU128は、属性情報である送信元のソフトウェアや、割り込み印刷であるか否か、印刷モード、カラー/モノクロ、CAD/写真、の各情報に基づいて、セキュア印刷ジョブであるか否かを判定しても良い。さらに、CPU128は、受信したジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かを、ジョブデータの種別から判定しても良い。例えば、CPU128は、USBメモリからの印刷であるか、機器に備えられているユーザインタフェース操作により実行された印刷であるか、FAX印刷であるかといったジョブデータの種別に基づいて、セキュア印刷ジョブであるかを判定しても良い。
S501において、CPU128は、ジョブの状態が変更されるまで待ち、変更されるとS502に進む。ジョブの状態の変更を検出する構成としては、例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル400の内容をHDD161に保存し、一定の時間間隔で最後に保存したテーブルと最新のテーブルの状態とを比較しても良い。また、例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル400とは別に、RAM124内にジョブ管理テーブル変更フラグを設け、ジョブの状態を変更したタイミングでジョブ管理テーブル変更フラグをONにする。その後、CPU128は、一定の時間間隔でONになっているか否かを判定しても良い。また、例えば、CPU128は、ジョブデータ削除や記録が終了したタイミングに基づいて、変更を検出しても良い。
S502において、CPU128は、新規ジョブを受信したか否かを判定する。新規ジョブを受信したと判定された場合、S503に進み、新規ジョブを受信していないと判定された場合、S504に進む。例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル400の内容をHDD161に保存し、一定の時間間隔で最後に保存したテーブルと最新のテーブルの状態とを比較することにより判定しても良い。また、例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル400とは別に、RAM124に新規ジョブ受信フラグを設け、新規ジョブを受信したタイミングで新規ジョブ受信フラグをONにし、一定の時間間隔でONになっているかを判定しても良い。また、例えば、CPU128は、新規ジョブを受信したタイミングで、ホストI/F127からCPU128へ行われる割り込みや通信に基づいて判定しても良い。
図3のタイミング301では、新規ジョブを受信しているので、S502で新規ジョブを受信したと判定され、S503に進む。
S503において、CPU128は、受信したジョブの情報をジョブ管理テーブル400に追加し、S504に進む。図3のタイミング301では、S503の終了時点で、ジョブ管理テーブル400は、図4(a)に示す状態となる。即ち、JOB1が10:10に受信して保存されている。なお、JOB1は、その属性情報から、セキュア印刷ジョブであると判定され、状態404が「印刷待ち」とされる。
S504において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400に状態404が「印刷中」であるジョブが存在するか否かを判定する。「印刷中」であるジョブが存在すると判定された場合、S501からの処理を繰り返し、「印刷中」であるジョブが存在しないと判定された場合、S505に進む。
図3のタイミング301では、図4(a)に示すように、「印刷中」であるジョブが存在しないので、S505に進む。
S505において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400に状態404が「印刷保留」であるジョブが存在するか否かを判定する。「印刷保留」であるジョブが存在すると判定された場合、S506に進み、「印刷保留」であるジョブが存在しないと判定された場合、S507に進む。
図3のタイミング301では、図4(a)に示すように、「印刷保留」であるジョブが存在しないので、S507に進む。
S507において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400に状態404が「印刷待ち」であるジョブが存在するか否かを判定する。「印刷待ち」であるジョブが存在すると判定された場合、S508に進み、「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定された場合、S512に進む。
図3のタイミング301では、図4(a)に示すように、「印刷待ち」であるJOB1が存在するので、S508に進む。
S508において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400に状態404が「削除中」であるジョブが存在するか否かを判定する。「削除中」であるジョブが存在すると判定された場合、S509に進み、「削除中」であるジョブが存在しないと判定された場合、S511に進む。
図3のタイミング301では、図4(a)に示すように、「削除中」であるジョブが存在しないので、S511に進む。
S511において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400のJOB1の状態404を「印刷中」に変更し、S501に進む。このとき、CPU128は、「印刷待ち」であるジョブの印刷を開始する。CPU128は、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータに基づいて、画像処理部130に記録データを生成するように命令する。画像処理部130は、上記の命令に従って、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータに基づいて、記録データを生成し、その生成した記録データをRAM124またはHDD161に格納する。プリントエンジン150は、格納された記録データに基づいて、インクジェット記録ヘッド151を用いて、シートへの画像の記録を行う。
図3のタイミング301では、CPU128は、状態404が「印刷待ち」となっているJOB1の印刷を開始する。そして、CPU128は、図4(b)に示すように、ジョブ管理テーブル400のJOB1の状態404を「印刷中」に変更し、状態はタイミング302に遷移する。
その後、記録動作が完了すると、状態はタイミング303に遷移し、CPU128は、図4(c)に示すように、JOB1の状態404を「削除待ち」へ変更する。「削除待ち」へ変更されるとS501からS502へ進む。S502では、新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル400は図4(c)の状態であるので、S504では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S505では「印刷保留」であるジョブが存在しないと判定される。さらに、S507では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定されて、S512へ進む。
S512において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400に状態404が「削除保留」であるジョブが存在するか否かを判定する。「削除保留」であるジョブが存在すると判定された場合、S513に進み、「削除保留」であるジョブが存在しないと判定された場合、S514に進む。
図3のタイミング303では、図4(c)に示すように、状態404が「削除保留」であるジョブが存在しないので、S514に進む。
S514において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400に状態404が「削除待ち」であるジョブが存在するか否かを判定する。削除待ちであるジョブが存在すると判定された場合、S515に進み、「削除待ち」であるジョブが存在しないと判定された場合、S501に進む。
図3のタイミング303では、図4(c)に示すように、状態404が「削除待ち」のJOB1が存在するので、S515に進む。
S515において、CPU128は、図4(d)に示すように、「削除待ち」となっているJOB1のジョブ管理テーブル400の状態404を「削除中」に変更し、S501に進む。このとき、CPU128は、「削除待ち」となっているJOB1のジョブデータ削除を開始する。CPU128は、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータの保存領域に対して、データを0x00や0xFF、0xAAといった16進数の固定値もしくは乱数で1回ないしは複数回の上書きを行う。このとき、通常印刷ジョブとの機密度の違いを鑑み、データを上書きする際の固定値および上書き回数を変更しても良い。
図3のタイミング303では、CPU128は、状態404が「削除待ち」となっているJOB1のジョブデータ削除を開始する。このとき、図4(d)に示すように、CPU128は、ジョブ管理テーブル400のJOB1の状態404を「削除中」へ変更し、S501に進む。
その後、ホストI/F127が新規ジョブとしてJOB2を受信する。なお、JOB2が受信されて保存された時刻は10:15であるとする。状態は、タイミング304に遷移する。S502では新規ジョブを受信したと判定され、S503では、図4(d)ではまだ示されていないもののこの時点では、JOB2の状態404が「印刷待ち」とされる。
ジョブ管理テーブル400は図4(d)の状態であるので、S504では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S505では「印刷保留」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S507では「印刷待ち」であるジョブが存在すると判定されて、S508に進む。S508では、「削除中」のJOB1が存在するので、S509に進む。
S509において、CPU128は、ジョブ管理テーブル400にジョブ種403が「セキュア印刷」であり且つ状態404が「削除中」であるジョブが存在するか否かを判定する。「セキュア印刷」であり且つ「削除中」であるジョブが存在すると判定された場合、S516に進み、「セキュア印刷」であり且つ「削除中」であるジョブが存在しないと判定された場合、S510に進む。
図3のタイミング304では、図4(d)に示すように、「セキュア印刷」であり且つ「削除中」であるJOB1が存在するので、S516に進む。
S516において、CPU128は、図4(d)に示すように、「印刷待ち」となっているJOB2の状態404を「印刷保留」へ変更し、S501に進む。このように、本実施形態では、セキュア印刷ジョブのJOB1の状態が「削除中」であれば、後続して受信し「印刷待ち」の状態となっている通常印刷ジョブのJOB2の印刷を開始せず、JOB2を「印刷保留」とし、JOB1のジョブデータ削除を優先的に行うことを可能とする。
その後、ジョブデータ削除が完了すると、状態はタイミング305に遷移し、CPU128は、図4(e)に示すように、JOB1の状態404を「削除完了」へ変更する。「削除完了」へ変更されると、S501からS502へ進む。S502では新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル400は図4(e)の状態であるので、S504では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S505へと進む。なお、この時点では、図4(e)では示されていないものの、JOB2の状態404はまだ「印刷保留」である。S505では、「印刷保留」のJOB2が存在するので、S506に進む。
S506において、CPU128は、図4(e)に示すように、JOB2の状態404を「印刷中」へ変更し、S501に進む。このとき、CPU128は、「印刷保留」となっているJOB2の印刷を開始する。
図3のタイミング305では、CPU128は、状態404が「印刷保留」となっているJOB2の印刷を開始する。その後、CPU128は、図4(e)に示すように、JOB2の状態404を「印刷中」へ変更し、状態はタイミング305に遷移する。
その後、記録動作が完了すると、状態はタイミング306に遷移し、CPU128は、図4(f)に示すように、JOB2の状態404を「削除待ち」へ変更する。「削除待ち」へ変更されると、S501からS502へ進む。S502では新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル400は図4(f)の状態であるので、S504では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S505では「印刷保留」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S507では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定され、S512で「削除保留」であるジョブが存在しないと判定され、S514に進む。
図3のタイミング306では、図4(f)に示すように、「削除待ち」であるJOB2が存在するので、S514からS515に進む。
S515において、CPU128は、「削除待ち」となっているJOB2の状態404を「削除中」へ変更し、S501へ進む。このとき、CPU128は、「削除待ち」となっているJOB2のジョブデータ削除を開始する。CPU128は、図4(g)に示すように、JOB2の状態404を「削除中」へ変更し、S501に進む。
その後、ジョブデータ削除が完了すると、状態はタイミング307に遷移し、CPU128は、図4(g)に示すように、JOB2の状態404を「削除中」へ変更する。「削除中」へ変更されると、S501からS502へ進む。S502では、新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル400は図4(g)の状態であるので、S504では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S505で「印刷保留」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S507では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定され、S512では「削除保留」であるジョブが存在しないと判定され、S514に進む。S514では「削除待ち」であるジョブが存在しないので、S501に進む。
以上のように、本実施形態によれば、セキュア印刷ジョブのジョブデータの削除中に次の通常印刷ジョブを受信した場合、セキュア印刷ジョブのジョブデータを優先的に削除する。そのような構成により、機密性が高いジョブデータを速やかに、復元が困難な状態まで削除することができる。また、印刷データの送信元が付与した属性情報や印刷データの種別から、ユーザ操作を介さずに、セキュア印刷ジョブであるか否かが判定されるので、利便性を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下、第1実施形態と異なる点について第2実施形態を説明する。第1実施形態では、セキュア印刷ジョブのジョブデータを削除中に次の通常印刷ジョブを受信した場合、セキュア印刷ジョブのジョブデータを優先的に削除する構成を説明した。本実施形態では、通常印刷ジョブのジョブデータ削除中に次のセキュア印刷ジョブを受信した場合、すべてのジョブが印刷完了した時点で、セキュア印刷ジョブのジョブデータを優先的に削除する。そのような構成により、セキュア印刷ジョブのセキュリティ性を確保することができる。
図6は、通常印刷ジョブのジョブデータ削除中にセキュア印刷ジョブを受信した場合のジョブ制御を説明するためのタイムチャートである。図7は、ジョブの状態を管理するためのジョブ管理テーブルの一例を示す図である。ジョブテーブル700は、ジョブID701、ジョブの保存時刻702、ジョブ種703、状態704の情報を含む。図7(a)~(g)はそれぞれ、図6におけるタイミング601、602、603、604、605、606、607の時点でのジョブ管理テーブルの状態を示している。図8は、ジョブ制御の処理を示すフローチャートである。
以下、図6~図8を参照しながら、通常印刷ジョブのジョブデータ削除中にセキュア印刷ジョブの印刷を受信した場合、セキュア印刷ジョブのジョブデータ削除を優先する処理について説明する。
画像処理装置100において、ホストI/F127は、ホストコンピュータ190から受信したジョブデータを、RAM124またはHDD161に格納する。ホストI/F127は、受信したジョブデータを格納すると、CPU128にその完了を通知する。このとき、CPU128は、ジョブの状態を管理するためのジョブ管理テーブル700をRAM124またはHDD161の記憶領域に確保する。CPU128は、受信したジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かを、ジョブデータの送信元が付加した属性情報から判定し、その判定結果をジョブ管理テーブル700上のジョブ種703に格納する。例えば、CPU128は、属性情報である送信元の装置情報を用いて、特定の中継サーバから送信されたジョブデータであれば、セキュア印刷ジョブであると判定しても良い。また、CPU128は、属性情報である印刷実行者情報を用いて、特定のユーザが送信したジョブデータであれば、セキュア印刷ジョブであると判定しても良い。また、CPU128は、属性情報である送信元のソフトウェアや、割り込み印刷であるか否か、印刷モード、カラー/モノクロ、CAD/写真の各情報に基づいて、セキュア印刷ジョブであるか否かを判定しても良い。さらに、CPU128は、受信したジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かを、印刷データの種別から判定しても良い。例えば、CPU128は、USBメモリからの印刷であるか、機器に備えられているユーザインタフェース操作により実行された印刷であるか、FAX印刷であるかといったジョブデータの種別に基づいて、セキュア印刷ジョブであるかを判定しても良い。
S801において、CPU128は、ジョブの状態が変更されるまで待ち、変更されるとS802に進む。ジョブの状態の変更を検出する構成としては、例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル700の内容をHDD161に保存し、一定の時間間隔で最後に保存したテーブルと最新のテーブルの状態とを比較しても良い。また、例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル700とは別に、RAM124にジョブ管理テーブル変更フラグを設け、ジョブの状態を変更したタイミングでジョブ管理テーブル変更フラグをONにする。その後、CPU128は、一定の時間間隔でONになっているか否かを判定しても良い。また、例えば、CPU128は、ジョブデータ削除や記録が終了したタイミングに基づいて、変更を検出するようにしても良い。
S802において、CPU128は、新規ジョブを受信したか否かを判定する。新規ジョブを受信したと判定された場合、S803に進み、新規ジョブを受信していないと判定された場合、S815に進む。例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル700の内容をHDD161に保存し、一定の時間間隔で最後に保存したテーブルと最新のテーブルの状態とを比較することにより判定しても良い。また、例えば、CPU128は、ジョブ管理テーブル700とは別に、RAM124に新規ジョブ受信フラグを設け、新規ジョブを受信したタイミングで新規ジョブ受信フラグをONにし、一定の時間間隔でONになっているかを判定しても良い。また、例えば、CPU128は、新規ジョブを受信したタイミングで、ホストI/F127からCPU128へ行われる割り込みや通信に基づいて判定しても良い。
図6のタイミング601では、新規ジョブを受信しているので、S802で新規ジョブを受信したと判定され、S803に進む。
S803において、CPU128は、受信したジョブの情報をジョブ管理テーブル700に追加し、S815に進む。図6のタイミング601では、S803の終了時点で、ジョブ管理テーブル700は、図7(a)に示す状態となる。即ち、JOB3が10:10に受信して保存されているなお、JOB3は、その属性情報から、通常印刷ジョブであると判定され、状態704が「印刷待ち」とされる。
S815において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700に状態704が「印刷中」であるジョブが存在するか否かを判定する。「印刷中」であるジョブが存在すると判定された場合、S801へ進み、「印刷中」であるジョブが存在しないと判定された場合、S804に進む。
図6のタイミング601では、図7(a)に示すように、「印刷中」であるジョブが存在しないので、S804に進む。
S804において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700に状態704が「印刷待ち」であるジョブが存在するか否かを判定する。「印刷待ち」であるジョブが存在すると判定された場合、S805に進み、「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定された場合、S807に進む。
図6のタイミング601では、図7(a)に示すように、「印刷待ち」であるJOB3が存在するので、S805に進む。
S805において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700に状態704が「削除中」であるジョブが存在するか否かを判定する。「削除中」であるジョブが存在すると判定された場合、S816に進み、「削除中」であるジョブが存在しないと判定された場合、S806に進む。
図6のタイミング601では、「削除中」であるジョブが存在しないので、S806に進む。
S806において、CPU128は、図7(b)に示すように、ジョブ管理テーブル700の状態704を「印刷中」に変更し、S801に進む。このとき、CPU128は、「印刷待ち」となっているジョブの印刷を開始する。CPU128は、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータに基づいて、画像処理部130に記録データを生成するように命令する。画像処理部130は、上記の命令に従って、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータに基づいて、記録データを生成し、その生成した記録データをRAM124またはHDD161に格納する。プリントエンジン150は、格納された記録データに基づいて、インクジェット記録ヘッド151を用いて、シートへの画像の記録を行う。
図6のタイミング601では、CPU128は、状態704が「印刷待ち」となっているジョブJOB3の印刷を開始する。そして、CPU128は、図7(b)に示すように、JOB3の状態704を「印刷中」に変更し、状態はタイミング602に遷移する。
ここで、記録動作が完了したときに、CPU128は、記録動作の終了時、ジョブデータの状態(正常に印刷が完了したか、ユーザが印刷を途中キャンセルしたか、エラーにより中断されたか)により削除する優先度を変更するようにしても良い。例えば、ジョブ種703を「通常印刷」から「セキュア印刷」に切り替えるようにしても良い。
記録動作が完了すると、状態はタイミング603に遷移し、CPU128は、図7(c)に示すように、JOB3の状態704を「削除待ち」へ変更する。「削除待ち」へ変更されると、S801からS802へ進む。S802では新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル700は図7(c)の状態であるので、S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定されて、S807へ進む。
S807において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700にジョブ種703が「セキュア印刷」であり且つ状態704が「削除保留」であるジョブが存在するか否かを判定する。「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在すると判定された場合、S814へ進み、「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定された場合、S808へ進む。
図6のタイミング603では、図7(c)に示すように、ジョブ種703が「セキュア印刷」であり且つ状態704が「削除保留」であるジョブが存在しないので、S808に進む。
S808において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700にジョブ種703が「セキュア印刷」であり且つ状態704が「削除待ち」であるジョブが存在するか否かを判定する。「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在すると判定された場合、S812へ進み、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在しないと判定された場合、S809に進む。
図6のタイミング603では、図7(c)に示すように、ジョブ種703が「セキュア印刷」であり且つ状態704が「削除待ち」であるジョブが存在しないので、S809へ進む。
S809において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700にジョブ種703が「通常印刷」であり且つ状態704が「削除保留」であるジョブが存在するか否かを判定する。「通常印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在すると判定された場合、S813へ進み、「通常印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定された場合、S810に進む。
図6のタイミング603では、図7(c)に示すように、ジョブ種703が「通常印刷」であり且つ状態704が「削除保留」であるジョブが存在しないので、S810へ進む。
S810において、CPU128は、ジョブ管理テーブル700にジョブ種703が「通常印刷」であり且つ状態704が「削除待ち」であるジョブが存在するか否かを判定する。「通常印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在すると判定された場合、S811に進み、「通常印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在しないと判定された場合、S801に進む。
図6のタイミング603では、図7(c)に示すように、ジョブ種703が「通常印刷」であり且つ状態704が「削除待ち」であるJOB3が存在するので、S811に進む。
S811において、CPU128は、図7(d)に示すように、「削除待ち」となっているJOB3の状態704を「削除中」に変更し、S801へ進む。このとき、CPU128は、「削除待ち」となっているJOB3のジョブデータ削除を開始する。CPU128は、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータの保存領域に対して、データを0x00や0xFF、0xAAといった16進数の固定値もしくは乱数で1回ないしは複数回の上書きを行う。
図6のタイミング603では、CPU128は、状態704が「削除待ち」となっているJOB3のジョブデータ削除を開始する。このとき、図7(d)に示すように、CPU128は、JOB3の状態704を「削除中」へ変更し、S801に進む。
その後、ホストI/F127が新規ジョブとしてJOB4を受信する。なお、JOB4が受信されて保存された時刻は10:15とする。状態はタイミング604に遷移する。S802では新規ジョブを受信したと判定され、S803では、図7(d)では示されていないもののこの時点では、JOB4の状態704が「印刷待ち」とされる。
ジョブ管理テーブル700は図7(d)の状態であるので、S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804では「印刷待ち」であるジョブが存在すると判定されて、S805に進む。S805では、「削除中」であるJOB3が存在するので、S816に進む。
S816において、CPU128は、図7(e)に示すように、「削除中」となっているJOB3の状態704を「削除保留」に変更し、S806に進む。このとき、CPU128は、「削除中」となっているジョブのジョブデータ削除を一時的に停止する。このように、本実施形態では、通常印刷ジョブのJOB3の状態が「削除中」であり、後続してセキュア印刷ジョブを受信した場合、JOB3のジョブデータ削除を一時的に停止することで、セキュア印刷ジョブの記録を開始させ、記録動作の完了後に、セキュア印刷ジョブのジョブデータ削除を速やかに開始させることを可能とする。
図6のタイミング604では、状態704が「削除中」となっているJOB3のジョブデータ削除が一時的に停止される。このとき、通常印刷ジョブとの機密度の違いを鑑み、例えば、通常印刷の場合は0回以上、セキュア印刷の場合は1回以上といったように、所定回数以上の回数でジョブデータの上書きを行った上でジョブデータ削除を一時的に停止しても良い。このとき、CPU128は、図7(e)に示すように、JOB3の状態704を「削除保留」に変更し、S806に進む。S806において、CPU128は、状態704が「印刷待ち」となっているJOB4の印刷を開始し、S801へ進む。
その後、記録動作が完了すると、状態はタイミング605に遷移し、CPU128は、図7(e)に示すように、JOB4の状態704を「削除待ち」へ変更する。「削除待ち」へ変更されると、S801からS802へ進む。S802では新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル700は図7(e)の状態であるので、S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S807では「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定され、S808に進む。S808では、ジョブ種703が「セキュア印刷」でありかつ状態704が「削除待ち」のJOB4が存在するので、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在すると判定されて、S812に進む。
S812において、CPU128は、図7(f)に示すように、「削除待ち」となっているJOB4の状態704を「削除中」に変更し、S801に進む。このとき、CPU128は、「削除待ち」となっているセキュア印刷のジョブデータ削除を開始する。CPU128は、RAM124またはHDD161に格納されたジョブデータの保存領域に対して、データを0x00や0xFF、0xAAといった16進数の固定値もしくは乱数で1回ないしは複数回の上書きを行う。このとき、通常印刷との機密度の違いを鑑み、データを上書きする際の固定値および上書き回数を変更しても良い。
図6のタイミング605では、CPU128は、状態704が「削除待ち」となっているJOB4のジョブデータ削除を開始する。このとき、図7(f)に示すように、CPU128は、JOB4の状態704を「削除中」へ変更し、S801に進む。
その後、ジョブデータ削除が完了すると、状態はタイミング606に遷移し、CPU128は、図7(g)に示すように、JOB4の状態704を「削除完了」へ変更する。「削除完了」へ変更されると、S801からS802へ進む。S802では新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル700は図7(g)の状態であるので、S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S807では「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定され、S808では「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在しないと判定され、S809に進む。S809では、通常印刷ジョブであり且つ「削除保留」であるJOB3が存在するので、S813に進む。
S813において、CPU128は、図7(g)に示すように、「削除保留」となっているJOB3の状態704を「削除中」に変更し、S801に進む。このとき、CPU128は、「削除保留」となっている通常印刷ジョブのジョブデータ削除を再開する。ジョブデータ削除を再開する際には、CPU128は、S816で削除を保留する際に、上書きした回数を記録しておき、その続きからジョブデータ削除を再開しても良い。また、CPU128は、最初からジョブデータ削除をやり直しても良い。
図6のタイミング606では、CPU128は、状態704が「削除保留」となっているJOB3のジョブデータ削除を再開する。このとき、CPU128は、図7(g)に示すように、JOB3の状態704を「削除中」へ変更し、S801に進む。
その後、ジョブデータ削除が完了すると、状態はタイミング607に遷移し、CPU128は、JOB3の状態704を「削除完了」へ変更する。「削除完了」へ変更されると、S801からS802へ進む。S802では新規ジョブを受信していないと判定される。そして、ジョブ管理テーブル700は図7(g)でJOB3の状態704が「削除完了」へ変更された状態であるので、S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804で「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S807では「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定され、S808では「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在しないと判定される。そして、S809では「通常印刷」であり且つ「削除保留」である印刷ジョブが存在しないと判定され、S810へ進む。S810においては、「通常印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在しないと判定されて、S801に進む。
以上のように、本実施形態によれば、通常印刷ジョブのジョブデータの削除中にセキュア印刷ジョブを受信した場合、すべてのジョブが印刷完了した時点で、セキュア印刷ジョブのジョブデータを優先的に削除する。そのような構成により、機密性が高い印刷ジョブデータを速やかに、復元が困難な状態まで削除することができる。また、本実施形態では、印刷データの送信元が付与した属性情報や印刷データの種別から、ユーザ操作を介さずに、セキュア印刷であるか否かが判定されるので、利便性を向上させることができる。
[第3実施形態]
以下、第1及び第2実施形態と異なる点について第3実施形態を説明する。第2実施形態では、通常印刷ジョブのジョブデータ削除中にセキュア印刷ジョブを受信した場合、すべてのジョブが印刷完了した時点で、セキュア印刷ジョブのジョブデータを優先的に削除する構成を説明した。本実施形態では、ジョブ種が同じである複数のジョブを連続して受信する場合には、どのジョブについて優先的に削除を実行するかを判定する。以下、そのような場合の一例として、セキュア印刷ジョブの印刷中にセキュア印刷ジョブを受信したケースを説明する。
図9は、セキュア印刷ジョブの印刷中にセキュア印刷ジョブを受信した場合のジョブ制御を説明するためのタイムチャートである。図10は、本実施形態における、ジョブの状態を管理するためのジョブ管理テーブルの一例を示す図である。ジョブテーブル1000は、ジョブID1001、ジョブの保存時刻1002、ジョブ種1003、状態1004、総機密度1005、データサイズ1006、データ更新日時1007の情報を含む。図10の(a)~(f)はそれぞれ、図9におけるタイミング901、902、903、904、905、906の時点でのジョブ管理テーブルの状態を示している。
以下、図9、図10、図8を参照しながら、セキュア印刷ジョブの印刷中にセキュア印刷ジョブを受信した場合、どのジョブについて優先的に削除を実行するかを判定する処理について説明する。
図9のタイミング901でホストI/F127が新規ジョブを受信すると、CPU128は、ジョブの状態を管理するためのジョブ管理テーブル1000をRAM124またはHDD161の記憶領域に確保する。S801からS802に進み、S802で新規ジョブを受信したと判定されると、S803に進む。S803において、CPU128は、図10のジョブ管理テーブル1000を、図10(a)に示すように、JOB5の状態1004を「印刷待ち」にし、状態はタイミング902に遷移する。
図9のタイミング902では、CPU128は、S815において「印刷中」であるジョブが存在しないと判定し、S804では「印刷待ち」であるジョブが存在すると判定して、S805に進む。ジョブ管理テーブル1000は図10(a)に示す状態であるので、S805では「削除中」であるジョブが存在しないと判定され、S806に進む。S806において、CPU128は、図10(b)に示すように、ジョブ管理テーブル1000のJOB5の状態1004を「印刷中」へ変更し、JOB5の印刷を開始し、S801に進む。「印刷中」へ変更されると、S801からS802へ進む。
その後、ホストI/F127が新規ジョブJOB6を受信すると、S802では新規ジョブを受信したと判定され、S803において、CPU128は、JOB6を「印刷待ち」とし、S815に進む。ここで、「印刷中」であるJOB5が存在するので、S815では「印刷中」であるジョブが存在すると判定されて、S801に進む。
JOB5の記録動作が完了すると、状態はタイミング903に遷移し、CPU128は、図10(c)に示すように、ジョブ管理テーブル1000のJOB5の状態1004を「削除待ち」へ変更する。「削除待ち」へ変更されると、S801からS802に進む。S802では「新規ジョブ」を受信していないと判定され、S815に進む。S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804に進む。S804では、「印刷待ち」であるJOB6が存在するので、「印刷待ち」であるジョブが存在すると判定され、S805に進む。S805では「削除中」であるジョブが存在しないと判定され、S806に進む。S806において、CPU128は、図10(c)に示すように、ジョブ管理テーブル1000のJOB6の状態1004を「印刷中」へ変更し、S801に進む。
JOB6の記録動作が完了すると、状態はタイミング904に遷移し、CPU128は、図10(d)に示すように、ジョブ管理テーブル1000のJOB6の状態1004を「削除待ち」へ変更する。「削除待ち」へ変更されると、S801からS802に進む。S802では新規ジョブを受信していないと判定され、S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804に進む。S804では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定され、S807に進む。
S807では「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定し、S808に進む。S808では、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるJOB5及びJOB6が存在するので、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在すると判定され、S812に進む。
S812において、CPU128は、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」のジョブが複数(JOB5、JOB6)あるため、データ単位で保持されるパラメータに基づいて、削除対象を決定する。本実施形態では、CPU128は、ジョブの保存時刻1002に基づいて投入順序が先であるJOB5を削除対象として決定する。しかしながら、他の判定基準に基づいて削除対象を決定しても良い。例えば、CPU128は、総機密度1005、データサイズ1006、データ更新日時1007のいずれかに基づいて削除対象を決定しても良いし、上記の各パラメータを組み合わせて決定しても良い。また、CPU128は、順序が先のジョブではなく、順序が後のジョブを削除対象として決定しても良い。また、総機密度1005の算出方法としては、CPU128は、例えば「機密」という文字や画像が含まれているページ数をカウントしても良いし、出現回数をカウントしても良い。また、総機密度1005の算出方法としては、CPU128は、統計値を用いるようにしても良い。例えば、ページ単位の出現回数の平均値を算出しても良いし、中央値を算出しても良い。
S812において、CPU128は、削除対象として決定されたJOB5のジョブデータ削除を開始すると、図10(e)に示すように、ジョブ管理テーブル1000のJOB5の状態1004を「削除中」へ変更し、S801に進む。
JOB5の削除が完了すると、状態はタイミング905に遷移し、CPU128は、図10(f)に示すように、ジョブ管理テーブル1000のJOB5の状態1004を「削除完了」へ変更する。「削除完了」へ変更されると、S801からS802に進む。S802では新規ジョブを受信していないと判定され、S815に進む。S815では「印刷中」であるジョブが存在しないと判定され、S804に進む。S804では「印刷待ち」であるジョブが存在しないと判定され、S807に進む。S807では「セキュア印刷」であり且つ「削除保留」であるジョブが存在しないと判定され、S808に進む。
S808において、CPU128は、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるJOB6が存在するので、「セキュア印刷」であり且つ「削除待ち」であるジョブが存在すると判定されて、S812に進む。S812において、図10(f)に示すように、CPU128は、ジョブ管理テーブル1000のJOB6の状態1004を「削除中」へ変更し、S801に進む。JOB6の削除が完了すると、状態はタイミング906に遷移し、CPU128は、ジョブ管理テーブル1000のジョブJOB6の状態1004を「削除完了」へ変更する。
以上のように、本実施形態によれば、削除する際の優先度が同じジョブデータが複数存在する場合、「削除待ち」であるジョブデータ単位で、対応するパラメータに基づいて削除対象を決定する。そのような構成により、用途に応じた適切な削除制御を行うことができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 画像処理装置: 120 プリンタコントローラ: 124 RAM: 127 ホストI/F: 128 CPU: 150 プリンタエンジン: 161 HDD

Claims (12)

  1. ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記ジョブのジョブデータの印刷を実行する印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷の終了後、前記ジョブデータを削除する削除手段と、
    前記受信手段による受信から前記削除手段による削除までの前記ジョブの処理を制御する制御手段と、を備え、
    前記受信手段により受信した第1ジョブの第1ジョブデータの印刷の終了後、前記削除手段により前記第1ジョブデータが削除される前に、前記受信手段が第2ジョブを受信した場合、
    前記制御手段は、前記第1ジョブデータの属性と前記第2ジョブの第2ジョブデータの属性に基づいて、前記第1ジョブデータの削除と前記第2ジョブデータの印刷のうち優先的に実行する処理を決定し、該決定した処理を優先的に実行するよう前記第1ジョブと前記第2ジョブの処理を制御する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記受信手段が前記第1ジョブデータの削除中に前記第2ジョブを受信した場合、前記第1ジョブデータの属性と前記第2ジョブデータの属性に基づいて、前記第1ジョブデータの削除と前記第2ジョブデータの印刷のうち優先的に実行する処理を決定し、該決定した処理を優先的に実行するよう前記第1ジョブの処理と前記第2ジョブの処理を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記属性は、ジョブ種であり、
    前記制御手段は、前記第2ジョブのジョブ種の優先度が前記第1ジョブのジョブ種の優先度より低い場合に、前記第1ジョブデータの削除を前記第2ジョブデータの印刷に対して優先的に実行する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2ジョブデータの印刷を保留することにより、前記第1ジョブデータの削除を前記第2ジョブデータの印刷に対して優先的に実行することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記属性は、ジョブ種であり、
    前記制御手段は、前記第1ジョブのジョブ種の優先度が前記第2ジョブのジョブ種の優先度より低い場合に、前記第2ジョブデータの印刷を前記第1ジョブデータの削除に対して優先的に実行する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1ジョブデータの削除を保留することにより、前記第2ジョブデータの印刷を前記第1ジョブデータの削除に対して優先的に実行することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、前記第2ジョブデータの印刷の後、前記第2ジョブデータの削除を前記第1ジョブデータの削除に対して優先的に実行することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記属性は、ジョブ種であり、
    前記制御手段は、前記受信手段が前記第1ジョブデータの印刷中に前記第2ジョブを受信し、前記第1ジョブのジョブ種の優先度と前記第2ジョブのジョブ種の優先度が同じである場合に、前記第2ジョブデータの印刷を前記第1ジョブデータの削除に対して優先的に実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2ジョブデータの印刷の後、前記属性と異なる他の属性に基づいて、前記第1ジョブデータと第2ジョブデータのうちいずれを優先的に削除するかを決定し、該決定したジョブデータを優先的に削除することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記他の属性は、セキュリティに関する属性、受信の順序、のうち少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  11. 印刷装置において実行される制御方法であって、
    ジョブを受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記ジョブのジョブデータの印刷を実行する印刷工程と、
    前記印刷工程における印刷の終了後、前記ジョブデータを削除する削除工程と、
    前記受信工程における受信から前記削除工程における削除までの前記ジョブの処理を制御する制御工程と、を有し、
    前記受信工程において受信した第1ジョブの第1ジョブデータの印刷の終了後、前記削除工程において前記第1ジョブデータが削除される前に、前記受信工程で第2ジョブを受信した場合、
    前記制御工程では、前記第1ジョブデータの属性と前記第2ジョブの第2ジョブデータの属性に基づいて、前記第1ジョブデータの削除と前記第2ジョブデータの印刷のうち優先的に実行する処理を決定し、該決定した処理を優先的に実行するよう前記第1ジョブと前記第2ジョブの処理を制御する、
    ことを特徴とする制御方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の印刷装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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