JP2022130355A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医療機関へのR-SDVの導入を促進する。【解決手段】情報処理システムは、医療機関に配置されたCRC端末PC-Aと、医療機関とは異なる治験依頼者の場所にモニタと共に配置されたCRA端末PC-Bと、医療機関に配置、又はネットワークNに接続される電子カルテDB40とを含む。電子カルテDB40は、医療機関において実施された治験に関する電子カルテに含まれる治験データを格納する。CRC端末PC-Aは、電子カルテDB40の治験データを閲覧可能とする電子カルテソフトを備える。CRA端末PC-BはVPNビューア51を有する。VPNビューア51は、CRC端末PC-AにVPN接続し、電子カルテソフトを制御することで、治験データをモニタに表示させる制御を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
一般に、医療機関に導入される電子カルテ閲覧システムは、医療機関内部の特定のユーザ、例えば医師等に電子カルテの閲覧権限や書き込み権限を与えて運用されている(例えば技術文献1参照)。
医療機関の中には、外部の治験依頼者(製薬会社やその代理人等)や治験施設支援機関からの依頼で様々な治験を実施する医療機関がある。このような医療機関では、電子カルテの情報のうち一部の治験に関する情報を治験依頼者に提供することが行われる。
なお、臨床試験とは、ヒトを対象として薬や医療機器など、病気の予防・診断・治療に関わるいろいろな医療手段について、その有効性や安全性などを確認するために行われる試験のことを言い、臨床試験のうち、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、医薬品医療機器等法上の承認の為に規制当局の認可を得て行う試験を特に治験という。
治験とは、病院等の臨床現場で実際の患者(被験者)へ投薬し、新薬の有効性と安全性を確認するテストのことをいう。
医療機関から離れた場所(遠隔地)で、例えば治験依頼者の担当者(Clinical Research Associate:CRA)の担当者が、医療機関にあるカルテ等の原資料を電子的に閲覧する技術をRemote Source Documents Valification(以下「R-SDV」と称す)と言い、このR-SDVを実施する手法には、大きく分けて以下の第1の手法乃至第3の手法がある。
第1の手法は、医療機関が紙のカルテをPDFや静止画にて撮影してCRAに閲覧させる手法である。
第1の手法の場合、医療機関のスタッフがカルテをPDFや静止画にて撮影し、そのPDFや静止画をクラウドを介してCRAに閲覧させたり、PDFや静止画を電子メールで送信してCRAに閲覧させる手法である。
第2の手法は、治験施設支援機関から医療機関に派遣された治験コーディネータ(Clinical Research Coordinator:CRC)が電子カルテデータベースにログインし、CRAの指示に従い、電子カルテをオンラインにてビデオ撮影したものをCRAが閲覧する手法である。
この第2の手法では、医療機関のCRCが、医療機関のスタッフの監視の下で医療機関が有するパーソナルコンピュータ(院内PC)を利用させてもらい電子カルテデータベースにログインし、遠隔地のCRAの指示に従い電子カルテをビデオ撮影し、そのビデオ映像をCRAにオンライン閲覧させることでR-SDVを実施する。
第3の手法は、電子カルテを閲覧するためのアプリケーションプログラムをインストールしたR-SDV専用のPCを治験依頼者の担当者の夫々に用意すると共に、電子カルテアクセス用のアカウントを夫々の担当者に発行してもらい、そのアカウントを担当者が利用して電子カルテにアクセスすることで、R-SDVを実施する手法である。
特開2019-53443号公報
上述した従来の手法では、以下のような課題がある。
第1の手法の場合、カルテのPDFや静止画を予め撮影しておく必要がある。
第2の手法は、CRCを医療機関に常駐させることから、CRCのコストが発生する。またCRAの指示にCRCが対応するため、CRCの工数がとられる。
第3の手法の場合、医療機関でのCRCの作業は不要なものの、CRAが電子カルテにアクセスするために、そのためのアプリケーションプログラムをPCにインストールする必要があるばかりか、CRA毎にR-SDV専用のPCを用意することから、PC等の機器のコストとソフトウェアのライセンスを受けるコストが増大する。
このような状況から、医療機関における治験にR-SDVの導入が進まないのが現状である。
本発明は、医療機関へのR-SDVの導入を促進することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
治験を実施する医療機関に配置された第1情報処理装置と、前記医療機関とは異なる場所にモニタと共に配置された第2情報処理装置と、前記医療機関に配置、又はネットワークに接続されるデータベースとを含む情報処理システムにおいて、
前記データベースは、
前記医療機関において実施された前記治験に関する電子カルテを含む電子情報材を格納しており、
前記第1情報処理装置は、
前記データベースに格納された前記電子情報材を閲覧可能とする閲覧手段、
を備え、
前記第2情報処理装置は、
前記第1情報処理装置に対してバーチャルプライベートネットワークを介して接続し、前記閲覧手段を制御することで、前記電子情報材を前記モニタで閲覧可能とする閲覧制御手段、
を備える。
これにより、医療機関で扱われる電子カルテの情報の漏洩を防止しつつR-SDVを低コストに実現することができる。
なお、本発明の一態様の上記情報処理装置に対応する情報処理方法及びプログラムも、本発明の一態様の情報処理方法及びプログラムとして提供される。
本発明によれば、医療機関へのR-SDVの導入を促進することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図1の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システムのうちCRA端末の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 CRA端末とCRC端末との夫々のポートを塞ぐ一例を示す図である。 CRA端末とCRC端末とで実現するR-SDVの動作を示すフローチャートである。 VPNビューアによるCRC端末とCRA端末とのVPN接続、電子カルテDBへのアクセス、電子カルテ表示等の一連の動作を示すフローチャートである。 VPNビューアによるCRC端末とCRA端末との間のVPN切断動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの他の構成例(クラウド型の例)を示す図である。 クラウド型のR-SDVの他の実施形態を示す図である。 本発明の情報処理装置を含む他の実施の形態の情報処理システムを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1乃至図3を参照して実施形態の情報処理システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の情報処理システムの構成例を示す図である。
図1に示す情報処理システムは、治験を実施する医療機関SAに配置される機器と、医療機関SAとは異なる場所、(例えば治験施設支援機関SBや例えば製薬会社等の治験依頼者の場所等)に配置される機器とがネットワークNを介して相互に通信するように構成されている。
ここで、ネットワークNは、医療機関SAと治験施設支援機関SBとの間を物理的に結ぶネットワークや、携帯電話会社の通信網、公衆回線等の広域ネットワーク(WAN)を含む。
医療機関SAの機器は、電子カルテデータベース40(以下「電子カルテDB40」と称す)と、医療機関SAの医師等が操作する院内PC_PC-0と、治験施設支援機関SBから医療機関SAに派遣された治験コーディネータSDが医療機関SA内で操作するCRC端末PC-Aと、これらCRC端末PC-A、院内PC_PC-0、電子カルテDB40を医療機関SA内のネットワークDNに接続して通信可能とするネットワーク接続装置Rと、を含む。ネットワークDNは、例えばローカルネットワーク(LAN)等である。
治験施設支援機関SBは、医療機関SAと契約し、適正で円滑な治験が実施できるよう、医療機関SAにおいて煩雑な治験業務を支援する組織である。治験依頼者は、例えば製薬会社又はその代理人等である。
治験施設支援機関SBの場所には、治験施設支援機関SBの担当者SCが操作するCRA端末PC-Bが配置されている。
即ち、本実施形態の情報処理システムは、治験を実施する医療機関SAに配置されたCRC端末PC-A等と、医療機関SAとは異なる場所であり治験を依頼する治験施設支援機関SBの担当者SCが駐在する場所にモニタと共に配置されたCRA端末PC-Bと、医療機関SAに配置、又はネットワークNに接続される電子カルテDB40と、医療機関SAに配置される院内PC_PC-0とを含む。
医療機関SA内に配置されるCRC端末PC-Aは、医療機関SAもしくは治験施設支援機関SBが管理する端末である。一方、院内PC_PC-0や電子カルテDB40は、医療機関SAが管理する端末及びデータベースである。このため、医療機関SAの施設内にCRC端末PC-Aを持ち込む場合は、医療機関SAで実施されるデータ漏洩対策をCRC端末PC-Aに施した中で運用する必要がある。
このため、実施形態の情報処理システムでは、CRA端末PC-Bからは、ネットワークNを通じて医療機関SA内のCRC端末PC-Aにバーチャルプライベートネットワーク(VPN)を張り、リモートデスクトップ接続することで、CRC端末PC-Aのデスクトップ環境をCRA端末PC-Bに読み込み、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aにログインすることで、CRC端末PC-A及び医療機関SAの内部ネットワークDNを通じて電子カルテDB40にアクセスする。VPNは、仮想ネットワークであり、物理的なネットワークNを利用して実現される。
電子カルテDB40には、医療機関SAにおいて実施された患者への治療に関する電子カルテを含む電子情報材が格納されている。
電子カルテDB40にアクセスするために医療機関SAから提供される電子カルテDB40へのアクセス権限の情報(ログイン情報)と、電子カルテDB40を検索、閲覧操作や編集操作をするための電子カルテアプリケーションソフトウェア(以下「電子カルテソフト」と称す)等のプログラムをインストールする必要がある。
電子カルテには、医療機関SAに受診中、受診後の患者の全ての診療過程のデータや個人情報が記録されているため、治験施設支援機関SBが閲覧可能なのは、医療機関SAにおいて実施された特定の患者(被験者)への投薬状況等の治験に関するデータ、つまり治験データのみに制限される。
CRC端末PC-Aには、電子カルテDB40のデータのうち特定の被験者のデータ、例えば特定の製薬会社で投薬治療中のデータを検索及び閲覧することができる。
CRC端末PC-Aには、内部ネットワークDNの一部のリソースに対するアクセスのみ、といったアクセス制限もかけられている。
CRA端末PC-Bは、VPNビューア51を有する。VPNビューア51は、CRC端末PC-Aに対してVPN接続し、リモートデスクトップ機能によりCRC端末PC-Aのデスクトップを転送制御することで、CRC端末PC-Aの機能を乗っ取り、医療機関SAの電子カルテDB40の管理用アプリケーションプログラム(以下「電子カルテソフト」と呼ぶ)を起動して電子カルテDB40の治験データをCRA端末PC-Bのモニタの画面で閲覧することを可能とする。
この情報処理システムは、CRC端末PC-Aと、CRA端末PC-Bとを含み、電子カルテDB40に格納されている治験データにアクセスし、CRA端末PC-B本体のディスプレイ等の出力部16やCRA端末PC-Bに接続されている外部ディスプレイ等に出力するものである。以下では、これらのディスプレイをモニタと称す。
CRA端末PC-Bは、治験施設支援機関SBの担当者SCにより管理される。担当者SCは、CRAの他、他の人であっても良い。
CRC端末PC-Aは、医療機関SAに居る治験コーディネータSD(CRC)、又は医療機関SAに出向いた担当者SCにより管理される。
図2は、図1の情報処理システムのうちCRA端末PC-Bのハードウェア構成を示すブロック図である。
CRA端末PC-Bは、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。出力部16や入力部17については、内蔵のもの以外に外付けのものも含まれる。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図1の例ではCRC端末PC-A等)との間で通信を行う。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。なお、リムーバブルメディア21は、リモート操作で医療機関SA側の治験データ等の持ち出し不可な情報をコピー(複製保存)できないように制限がかけられている。
なお、図2にCRA端末PC-Bのハードウェア構成を示したが、図1の情報処理システムのうちCRC端末PC-Aについても、CRA端末PC-Bのハードウェア構成と基本的に同様の構成を有している。
以下、図3を参照して、図1、図2の情報処理システムのCRA端末の機能的構成の一例について説明する。図3は、図1、図2のCRA端末の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図2に示したCRA端末PC-Bの記憶部18の一領域には、図3に示すように、DB30が記憶されている。
DB30には、治験施設支援機関SBにおいて、CRA端末PC-Bのユーザが医療機関SAの電子カルテDBにログインした履歴が記憶されている。
図1のCRA端末PC-Bにおいて処理が実行される際には、CRA端末PC-BのCPU11において、VPNビューア51が機能する。
VPNビューア51は、CRC端末PC-AにVPN接続した後、リモートデスクトップ機能によりCRC端末PC-Aの電子カルテソフトの機能をCRA端末PC-Bの操作者が遠隔操作することで、電子カルテDB40の電子カルテの治験データ(電子情報材)を例えばモニタ等の出力部16に表示して、操作者に閲覧させることを可能とする。
VPNビューア51は、VPN接続制御部61、ポート制御部62、ログ管理部63を有する。
VPN接続制御部61は、ネットワークNを利用して医療機関SA内に配置されたCRC端末PC-AヘVPNを張る。
また、VPN接続制御部61は、リモートデスクトップ機能により、VPN接続されたCRC端末PC-Aのデスクトップ画面をCRC端末PC-Aへ転送することで、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aへの直接操作を可能とする。
具体的には、VPN接続制御部61は、DB30に予め記憶されているVPN接続情報やリモートデスクトップ機能の接続先アドレス等に基づいて接続先とVPNを張り、リモートデスクトップ機能を動作させる。
なお、リモートデスクトップ機能は、CRA端末PC-Bのオペレーティングシステム(OS)に予め備えられている機能を利用してもよい。
ポート制御部62は、閲覧中のデータ、例えば電子カルテDB40の治験データ等をCRA端末PC-Bにコピー(複製)することを禁止する。
具体的には、ポート制御部62は、DB30に予め記憶されているポート制御情報に基づいて、通信部19のポートの解放及び封鎖を制御する。ポート制御情報としては、VPNビューア51動作時に、例えばポート番号20、21、22を閉じる等の情報が記憶されている。
ポート制御部62は、図4に示すように、CRA端末PC-BとCRC端末PC-A間でデータをやり取りするポートのうち、ポート番号20、21、22のファイル転送ポートを閉じる(塞ぐ)ことで、CRC端末PC-A側のファイルの転送(ダウンロード、アップロード)をCRA端末PC-Bにさせなくする。
ポート番号20、21は、FTP(File Transfer Protocol:ファイル転送プロトコル)のポートである。ポート番号22は、SFTP(SSH File Transfer Protocol:暗号化されたファイル転送プロトコル)のポートである。なお、ポートの開放設定を行うには管理者権限が必要のため、ユーザのアカウントで変更できない。
この他、ポート制御部62は、CRA端末PC-Bのインターフェース制御を実行する。具体的には、ログ管理部63は、USBポート制御を行い、データの書き出しを禁止する。また、USBメモリやUSBポートに接続される外付けDVDドライブ等への書き込みを禁止することで、データの漏洩を防止する。
ログ管理部63は、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aを通じて電子カルテDB40にアクセスした履歴を記録することを制御する。
ログ管理部63は、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aや電子カルテDB40にアクセスしたときに、時刻を含むCRC端末PC-A、電子カルテDB40のさまざまなアクセスログを収集する。
具体的には、ログ管理部63は、ユーザがCRA端末PC-B、CRC端末PC-A及び電子カルテDB40にログインした情報(時刻やアカウント等)とログオフした情報(時刻やアカウント等)を収集し、履歴情報としてDB30に記憶する。
また、ログ管理部63は、端末の起動プロセスや終了プロセス、CRA端末PC-Bにインストールされているソフトウェアの挙動を監視する。
さらに、ログ管理部63は、CRA端末PC-BがVPN接続中に接続先のCRC端末PC-Aの情報(治験データ以外の例えばデータへのアクセスやその時刻等)を収集する。
なお、収集したアクセス履歴やログイン履歴、操作履歴等の履歴情報がDB30に記憶されるが、その履歴情報は、改ざん防止のため暗号化した上で記憶される。DB30の履歴情報は、管理者権限を持つものがログインしたときしか閲覧することはできない。
このように実施形態の情報処理システムの構成によれば、遠隔地のCRA端末PC-Bから医療機関SA内に配置されたCRC端末PC-AにVPNを張り、CRC端末PC-Aを通じて電子カルテDB40にログインし、電子カルテDB40から被験者の電子カルテのデータ、つまり治験データをCRA端末PC-Bのモニタで閲覧することで、R-SDVを実現することができる。
この結果、医療機関SAで扱われる電子カルテの治験データの漏洩を防止しつつR-SDVを低コストに実現することができる。
以下、実施形態の情報処理システムの動作を説明する。
まず、閲覧対象の治験データや他に閲覧が必要なデータの閲覧方法を説明する。
実施形態の情報処理システムの場合、治験施設支援機関SBのCRA端末PC-BからリモートでCRC端末PC-Aにアクセスし、治験施設支援機関SBの担当者SCがCRC端末PC-Aにインストールした電子カルテソフトを遠隔で操作して、電子カルテDB40上の治験データを閲覧することができる。
また、治験データ以外に治験施設支援機関SBの担当者SCが閲覧を必要する紙資料については、医療機関SAのスタッフが院内のスキャナー等でスキャニングし、PDFファイル等のデータに変換した上で、そのPDFファイル等をCRC端末PC-Aに保存する。
そして、治験施設支援機関SBの担当者SCがCRA端末PC-BからCRC端末PC-Aにリモートアクセスすることで閲覧することができる。
閲覧専用のデータとは、書き換え不可、印刷不可等のデータ編集防止機能のあるデータである。
続いて、図5を参照してR-SDVの動作を説明する。
図5は、CRA端末とCRC端末とで実現するR-SDVの動作を示すフローチャートである。
図5のステップS11において、治験コーディネータSD又は医療機関SA(治験施設)のスタッフは、治験施設の内部のネットワーク環境下でCRC端末PC-Aを起動しCRC端末PC-Aを治験施設の内部のネットワークに接続し、ログイン画面を表示させる。
続いて、ステップS12において、治験施設支援機関SBの施設に常駐する治験施設支援機関SBの担当者SCは、施設内にあるCRA端末PC-BをネットワークNに接続し、VPNビューア51を起動操作すると、VPNビューア51は、ネットワークNを通じてCRC端末PC-AにVPNを張り、VPNを通じてCRC端末PC-Aにリモートデスクトップ機能によりCRC端末PC-Aのログイン画面をCRA端末PC-Bのモニタに表示させる。
ステップS13において、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRA端末PC-Bに転送されてきたCRC端末PC-Aのログイン画面にログイン情報を入力することでCRC端末PC-Aにリモートでログインする。
ステップS14において、ログイン後に、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRA端末PC-Bのモニタに表示されるCRC端末PC-Aのデスクトップの電子カルテソフトのショートカットアイコンをクリック操作することで、電子カルテソフトが起動する。
電子カルテソフトは、起動の際に電子カルテDB40に予め設定されたログイン情報によりログインし、電子カルテDB40の電子カルテの画面を表示する。
続いて、治験施設支援機関SBの担当者SCは、その画面から所望の被験者の電子カルテを検索ウインドウ又はカルテ一覧から選択することで、電子カルテソフトは、その被験者の治験データを電子カルテDB40から読み出し、モニタに表示する。これにより、治験施設支援機関SBの担当者SCは、所望の被験者の治験データを閲覧することができる。
ステップS15において、カルテの補足情報が記入されたワークシート等の紙資料については、医療機関SAのスタッフ等により院内PC_PC-0上で電子データ、例えばPDFファイルに変換した上で、CRC端末PC-Aに保存してもらう。
これにより、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRA端末PC-Bのモニタに表示されるCRC端末PC-Aのデスクトップから、CRC端末PC-A内部の電子データの保存場所を指定することで、そのPDFファイルを閲覧することができる。
なお、PDFファイルは、データ編集制御機能(データの書き換えや印刷等を制限する機能)のあるファイルであり、変換時に閲覧専用にしてファイルを作成するものとする。
次に、図6、図7を参照して電子カルテDB40へのアクセス(接続)及び閲覧する際の動作を説明する。まず、図6を参照してCRC端末とCRA端末とのVPN接続、電子カルテDB40へのアクセス、電子カルテ表示等の一連の動作を説明する。図6は、VPNビューア51によるCRC端末とCRA端末とのVPN接続、電子カルテDB40へのアクセス、電子カルテ表示等の一連の動作を示すフローチャートである。
図6のステップS21において、治験コーディネータSD又は院内のスタッフがCRC端末PC-Aの電源を投入すると、起動したCRC端末PC-Aは、治験施設の内部のネットワークへの接続を試み、そのネットワークに接続する。
ステップS22において、治験施設支援機関SBの担当者SCがCRA端末PC-Bの電源を投入すると、CRA端末PC-Bは、ネットワークNに接続する。
ステップS23において、治験施設支援機関SBの担当者SCが、CRA端末PC-BのVPNビューア51を起動操作すると、VPNビューア51は、CRC端末PC-AへVPN接続の要求を送信する。
ステップS24において、CRA端末PC-BからCRC端末PC-AへのVPN接続の要求に対してCRC端末PC-Aは、応答を返信することで、互いの端末がVPN接続される。
ステップS25において、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aに対してリモートデスクトップ接続する。
ステップS26において、CRA端末PC-BからCRC端末PC-A経由で電子カルテDB40にアクセスし、所望の被験者の電子カルテから治験データを読み出し、モニタに表示することで、治験施設支援機関SBの担当者SCは、治験データを閲覧することができる。
次に、図7を参照してVPNビューア51によるCRC端末とCRA端末間のネットワーク切断動作を説明する。
図7は、VPNビューア51によるCRC端末とCRA端末間のネットワーク切断動作を示すフローチャートである。
この場合、まず初めに、図7のステップS31において、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRA端末PC-Bの画面において、リモートデスクトップ切断操作を行うと、VPNビューア51は、リモートデスクトップ接続を切断する。
続いて、ステップS32において、VPNビューア51は、CRC端末PC-AのVPNを切断する。
ステップS33において、VPNビューア51は、CRA端末PC-BのVPNを切断する。
ステップS34において、治験コーディネータSDは、CRC端末PC-Aの電源をオフする。
ステップS35において、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRA端末PC-Bの電源をオフする。
治験施設支援機関SBの担当者SCが、CRA端末PC-Bの電源をオフする操作をすると、OSによりシャットダウン処理が実行されるが、この際に、CRA端末PC-BのハードディスクまたはSSD等に保存されていたデータ又はメモリ上に一時的に記憶されていたデータは、完全に消去される。
このように実施形態の情報処理システムの動作によれば、CRC端末PC-Aは、電子カルテDB40に格納された治験データを閲覧するための電子カルテソフトを備えており、CRA端末PC-Bは、CRC端末PC-Aに対してVPN接続及びリモートデスクトップ接続し、CRA端末PC-Bのデスクトップを転送することで、電子カルテソフトの遠隔操作可能とすることで、医療機関SAから離れた治験施設支援機関SBの場所に治験施設支援機関SBの担当者SCは、常駐しながら、医療機関SAの治験データをモニタで閲覧することができる。
これにより、医療機関SAで扱われる電子カルテの情報の漏洩を防止しつつR-SDVを低コストに実現することができる。結果として、医療機関SAへのR-SDVの導入を促進することができるようになる。
この他、実施形態の情報処理システムでは、以下のような効果が得られる。
1.医療機関SA内の電子カルテの種別、それを格納する電子カルテDB40の機種等に関係なく、R-SDVを可能とすることができる。
2.CRA端末PC-BとCRC端末PC-A間を直接VPNで接続するため、医療機関SA内部のネットワークに依存しないので、情報処理システムを比較的容易に構築することができる。
3.CRA端末PC-Bに専用のVPNビューア51を設けて電子カルテを閲覧するために、データ漏洩の懸念を少なくできる。
4.電子データばかりでなく、ワークシート等の紙資料についてもPDFファイル等のCertifiedCopy(公証人により原本保証されたものの証明)に変換した上でCRC端末PC-Aに保存して閲覧可能とするため、完全なR-SDVを実現することができる。
5.CRC端末PC-AとCRA端末PC-Bとのリモートデスクトップ接続では、CRC端末PC-AとCRA端末PC-Bとが双方向通信をするため、治験施設支援機関SBの担当者SCが、治験データを閲覧する前又は後で、医師や治験コーディネータSDとのオンライン面談等もこのネットワーク環境下で実現することができる。
6.医療機関SA内部に配置される電子カルテDBだけなく、クラウド型の電子カルテについてもほぼ同様のシステム構成にて対応することができる。
以上、本発明が適用される情報処理システムの実施形態を説明してきたが、本発明が適用される実施形態は、例えば次のようなものであってもよい。
上記実施形態では、CRA端末PC-BからCRC端末PC-AにVPN接続及びリモートデスクトップ接続した後、治験施設支援機関SBの担当者SCが電子カルテソフトを起動し操作して電子カルテ40の治験データを読み出しモニタに表示させたが、これら一連の操作や処理の手順をVPNビューア51にプログラムしておき、一連の処理を自動的に行ってもよい。
即ち、CRA端末PC-BのVPNビューア51は、CRC端末PC-Aに対してVPNを介して接続し、CRA端末PC-Bからの遠隔操作によりCRC端末PC-Aの電子カルテソフトを起動しその画面から電子カルテDB40の治験データを読み出してモニタに表示させればよい。
上記実施形態では、CRC端末PC-AやCRA端末PC-Bのポートを塞ぐことで、秘匿性の高い電子カルテDB40の治験データの複製を禁止したが、これに限定されず、他の方法であってもよい。
上記実施形態では、電子カルテDB40を医療機関SAに配置した例を説明したが、この他、図8に示すように、医療機関SA以外の場所、例えばクラウドサーバCL(以下「クラウドCL」と称す)等に電子カルテDB40を保持しておき、医療機関SAに配置された院内PC_PC-0、CRC端末PC-A及び治験施設支援機関SBに配置されたCRA端末PC-Bが個々に電子カルテDB40にアクセスするようにしてもよい。
この場合、治験施設支援機関SB内に配置されるCRA端末PC-Bは、図1と同様にセキュリティー対策済み、電子カルテソフトをインストールしたものとする。
また、CRA端末PC-Bから電子カルテDB40にアクセスできるようにクラウドCLのアクセス設定を一部開放していただくものとする。
また、図9に示すように、クラウド型のR-SDVを構成し実施してもよい。
即ち、治験施設支援機関SB側にいる担当者SCは、治験施設支援機関SBの施設内に配置されているCRC端末PC-Aにログインする。
次に、担当者SCは、CRC端末PC-Aの電子カルテソフトを起動して、クラウドCLの電子カルテDB40にログインする。
これにより、電子カルテソフトの画面から、CRC端末PC-Aを介してクラウドCLの電子カルテDB40の電子カルテにアクセスし、モニタの画面に表示することで、治験施設支援機関SBの担当者SCは、被験者の治験データを閲覧することができる。なお、治験データ以外の例えばワークシート等の紙資料についても、医療機関SAのスタッフに依頼して、クラウドCLにPDFファイルを保存してもらう。
そして、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRC端末PC-Aを介してクラウドCLのPDFファイルの保存場所にリモートでアクセスすることで、PDFファイルを閲覧することができる。
このようにクラウド型のR-SDVの場合、治験施設支援機関SBの担当者SCがCRC端末PC-Aを操作してクラウドCLの電子カルテDB40にアクセスするため、医療機関SAにおいて治験コーディネータSDが立ち合う必要がなくなる。
なお、図1のシステム構成のうち、電子カルテDB40のみを医療機関SAの外部に配置する構成とし、CRA端末PC-BからCRC端末PC-AにVPNを張った上で、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aを経由して電子カルテDB40にアクセスするようにしてもよい。
上記実施形態では、CRA端末PC-Bを配置する場所を治験施設支援機関SBとして説明したが、CRA端末PC-Bを配置する場所は他の場所(例えば治験依頼者の場所等)であってもよく、CRA端末PC-Bを配置する場所については医療機関SAとは異なる場所であれば如何なる場所であってもよい。
以下、図10を参照して他の実施形態を説明する。
図10は、本発明の情報処理装置を含む他の実施の形態の情報処理システムを示す図である。
図10に示すように、この実施形態の情報処理システムは、CRC端末PC-Aと、このCRC端末PC-Aと施設内の有線又は無線のネットワーク及びクラウドCLを介して接続されるCRA端末PC-Bとを備える。
なお、ネットワークの形態については、図10の形態だけなく、前述した図1、図8、図9の形態も含まれる。
CRA端末PC-Bは、治験施設支援機関SBに設置されている。CRA端末PC-Bは、生体情報読取手段としての指紋リーダーSRを有する。指紋リーダーSRは、CRA端末PC-Bを起動しログインする際に担当者SCの指紋を読み取り、指紋データをクラウドCLにおいて認証する。
クラウドCLにおいて指紋認証処理が実行された後、指紋が認証された場合はCRA端末PC-BとクラウドCLへのログインが許可される。
ここで示した指紋リーダーSRは一例であり、他の生体情報読取手段(例えばカメラ撮影による顔画像読取等)を用いてもよく、生体情報読取手段は、指紋リーダーSRのみに限定されるものではない。
CRC端末PC-Aは、医療機関SAの閲覧室S等の所定の部屋に設置されている。
所定の部屋には、人が出入り可能なドアDが設けられている。ドアDには、鍵Kが設けられており、所定のPCからの制御により施錠や解錠が可能である。なお、医療機関SA側の施設管理の仕方によっては施錠しない場合もある。ドアD、鍵Kについては、治験施設支援機関SBのCRA端末PC-Bが配置されている部屋に設置してもよい。
また、治験施設支援機関SBには、上記所定のPCからの制御により上記ネットワークを通じて室内の映像を撮影及び撮影停止させることが可能な監視カメラCが設置されている。
クラウドCLには、WEB予約機能と、電子署名・電子印機能と、電子カルテ閲覧制御機能と、紙カルテ閲覧機能と、が設けられている。
WEB予約機能は、CRC端末PC-Aの利用日時(時間帯)を予約する機能であり、初期画面に表示される予約ボタンをクリック操作することで、施設予約システムにアクセスし、表示される予約画面のカレンダ上で空きのある時間帯に、設備(CRC端末PC-A等)の利用の予約を入れることが可能である。
このWEB予約機能においては、担当者SCは、自身のCRA端末PC-Bを起動し、指紋リーダーSRによる指紋認証を経てクラウドCLを介して起動する。
そして、治験施設支援機関SBの閲覧室運営担当者は、起動したアプリケーション画面から予約ボタンをクリック操作することで、医療機関SAにより管理されている施設管理システムの予約画面が表示される。なお治験施設支援機関SBの閲覧室運営担当者は担当者SC(CRA)でもよい。
予約画面において、治験施設支援機関SBの閲覧室運営担当者によりR-SDVの実施希望日時(時間帯)が指定されると、施設管理システムから医療機関SAの閲覧室運営担当者のPCに対して予約の登録があったことを示す予約登録通知が出力され、当該PCに通知される。
治験施設支援機関SBの閲覧室運営担当者は、自身のPCに通知された予約登録通知に含まれる予約内容(実施希望日や設備等)を確認することができる。
また、医療機関SAにいる治験コーディネータSD(CRC)にも同様の予約登録通知が、施設予約システムから、治験コーディネータSD(CRC)が管理する携帯端末、例えばスマートフォン等に通知される。
治験コーディネータSD(CRC)は、その通知により、その時間帯の始めに閲覧室SにおいてR-SDVの準備をする必要があることが分かる。
このWEB予約機能により、治験施設支援機関SBの担当者SC(CRA)・治験コーディネータSD(CRC)・閲覧室運営担当者の夫々が、R-SDVのスケジュールの把握ができ、R-SDVを遠隔で滞りなく実施することができる。
また、上記3者が夫々のスケジュールを把握することで、R-SDVが確実に実施可能であるかの事前接続テストをCRC端末PC-AとCRA端末PC-Bとの間で行うことができる。
R-SDVの準備は、電子カルテを閲覧する場合と、紙のカルテを閲覧する場合の2つがある。
R-SDVにより、担当者SC(CRA)が、例えば電子カルテを閲覧する場合は、治験コーディネータSDは、閲覧室Sへ入り、CRC端末PC-Aを起動するまでの操作を行う。
また、R-SDVにより、担当者SC(CRA)が、例えば紙カルテを閲覧する場合は、治験コーディネータSD(CRC)は、閲覧室Sへ入り、CRC端末PC-Aに紙カルテリーダKRを接続した後、紙カルテリーダKRに紙カルテKをセッティングする。
紙カルテリーダKRは、セットされた紙カルテKのページ送り機構PEと、開かれているページを撮像可能に支持(配置)されたカメラCAとを備える。
この紙カルテリーダKRでは、紙カルテKをセットした後、紙カルテリーダKRが接続されているCRC端末PC-Aからの操作(制御)によりページ送り等の操作と、カメラCAにより撮像されるページの画像の閲覧が可能である。
その後、CRC端末PC-Aを起動し、紙カルテリーダKRとCRC端末PC-Aとが電気的に接続されていること(紙カルテリーダKRの動作の制御が可能なこと)を確認するまでの操作を行う。
上記のように準備した後は、通常通りに、治験施設支援機関SBの担当者SCは、CRA端末PC-Bを起動し、指紋リーダーSRによる指紋認証を経てクラウドCLを介してCRC端末PC-Aにログインし、アプリケーションを起動し、表示された画面から電子カルテや紙カルテKを閲覧することができる。
紙カルテKの閲覧には、紙カルテリーダKRを遠隔操作(ページ送り操作等)することで、紙カルテKの所望のページを閲覧することができる。
続いて、電子署名・電子印機能について説明する。
電子署名・電子印機能は、PDF化したファイルに対し、電子印を付与することで、閲覧するデータの保証を行う。
電子署名・電子印機能は、医療機関SA外の外部ネットワーク(例えばインターネット等)の電子印付与サービスを用いることで、原本データの正当性を担保する。電子印付与サービスは、例えばDocuWorks、OBC社の証憑保管クラウドサービス等の汎用のクラウドサービスを利用する。DocuWorksは登録商標である。
電子署名・電子印機能では、医療機関SAに備えられている既存のスキャナー等をCRC端末PC-Aに接続することで、紙カルテをPDF化(紙カルテをPDFファイル等の電子データに変換)し、クラウドCL内のストレージに一時保持する。
電子署名・電子印機能は、クラウドCLに保持したPDFファイルに、電子印付与サービスにて電子印を付与する。電子印が付与されたPDFファイルを閲覧専用のデータとして保持し、R-SDVにより閲覧された後は、履歴管理の為にクラウドCLに保存しておくものとするが、クラウドCLから設定によって自動削除することも可能とする。
電子印付与サービスを利用する場合、本システムのネットワークを利用せず、別のネットワークを用意して電子印の付与を行う。
このように電子署名・電子印機能によれば、紙カルテを電子化する際に、PDFファイルとして、そのPDFファイルに、公的な機関で電子印を付与して保持し、R-SDVにより電子データを閲覧した後に削除することも可能とすることで、紙カルテの原本性を担保しつつ不測の事態が生じた際の情報漏洩を防止することができる。
続いて、電子カルテ閲覧制御機能について説明する。
電子カルテ閲覧制御機能は、担当者SC(R-SDV実施者)のログインIDの識別及び/又は生体認証により、閲覧可能な電子カルテ(又はその中の特定のページや患者データ等)を制限する機能である。
この場合、CRA端末PC-Bに内蔵もしくはCRA端末PC-Bに外付け接続された指紋リーダーSRにより、R-SDV実施者の指紋情報をCRA端末PC-Bに登録する。CRA端末PC-BのOS(Operating System)に搭載されている指紋登録及び認証機能と連携させ、指紋によるログインの設定を行う。
次回以降のR-SDV実施時は、同一人物のみCRA端末PC-Bを使用することでセキュリティリスクを減らすことができる。
また、2回目以降のCRA端末PC-B利用時のPCログイン対応(ID/PASS等の発行・それを用いたログイン処理)を削減することができる。
以下、電子カルテ閲覧制御機能の動作を説明する。
この場合、図10に示すように、CRA端末PC-Bが有する指紋リーダーSRと、画面ロックアプリケーションプログラムを予めインストールしたCRC端末PC-Aとを用意する。なお、指紋リーダーSRは、CRA端末PC-Bに内蔵されていてもよく、またCRA端末PC-Bに通信ケーブルを介して接続される外付けの指紋リーダーSRであってもよい。
なお、クラウドCLに画面ロックアプリケーションプログラムを予めインストールしておき、CRC端末PC-AがクラウドCLにログインする際に画面ロックアプリケーションが機能するようにしてもよい。
画面ロックアプリケーションは、電子カルテDB40に保存されている電子カルテKのうち、ログインした担当者SCに対して閲覧権が付与されていない患者データ(閲覧が許可されていない患者名の電子カルテ)に担当者SCがアクセスしようとすると(ファイルを開く操作を行うと)、CRC端末PC-Aから電子カルテDB40への接続を遮断する。
CRA端末PC-Bにおいて、初回、担当者SC(R-SDV実施者)の指紋を取得し、CRA端末PC-Bに指紋による認証処理を実行することを設定する。
これにより、2回目以降のR-SDV実施時には、ログイン情報を発行することなく、担当者SC自身の指紋情報を用いてCRA端末PC-Bにログインを行い、R-SDVを実施することができる。
以下、電子カルテ閲覧制御機能の具体的な動作を説明する。
この場合、事前作業として、管理者権限を持つ者(管理者)は、CRC端末PC-A又はクラウドCLにインストールされている画面ロックアプリケーションプログラムを起動し画面ロック解除用のダイアログボックス設定画面を表示する。
そして、管理者は、ダイアログボックス設定画面に、担当者SC(R-SDV実施者)のログイン情報(IDとパスワード等)、閲覧対象の電子カルテに記載の患者の識別情報(患者ID及び患者名のうち少なくとも一方)とを設定すると共に、次回以降、CRA端末PC-Bを起動させたときに、ダイアログボックスが自動的に立ち上がるように設定する。
次回以降、担当者SC(R-SDV実施者)は、ダイアログボックスに、事前に登録されている患者ID、患者名を入力することで、当該患者の電子カルテを表示させることができる。また患者ID、患者名以外の情報がダイアログボックスに入力された場合には画面ロックアプリケーションプログラムは、VPNビューア(電子カルテ閲覧用のアプリケーション)をクローズする。
このように電子カルテ閲覧制御機能によれば、医療機関SAの電子カルテシステムに対応する画面ロックアプリケーションプログラムをCRC端末PC-A又はクラウドCLに事前にインストールしておくことで、担当者SC(R-SDV実施者)が、CRA端末PC-BからCRC端末PC-Aへリモート接続し、患者の電子カルテを閲覧する際に、R-SDV実施者のID毎に患者の電子カルテを閲覧するのを制限することができる。
次に、紙カルテ閲覧機能について説明する。
紙カルテ・紙資料に関しては、CRC端末PC-Aに接続される紙カルテリーダKRと、紙カルテリーダKRを動作させる紙カルテ閲覧アプリケーションプログラムとを連携させることで、遠隔からでも資料を閲覧できるようにする。
この場合、治験コーディネータSDが紙カルテKをセットした後、遠隔の担当者SCがR-SDVによりCRC端末PC-Aの紙カルテ閲覧アプリケーションプログラムを起動して紙カルテ閲覧画面を表示させて、遠隔から紙カルテ閲覧画面にて紙カルテリーダKRを操作(制御)することにより、カメラCAで撮像された紙カルテKのページをめくりながら、紙カルテを閲覧することができる。
従来は、紙カルテ・紙資料に関しては、PDFファイルに変換した上でストレージに保存し、そのストレージの電子データを医療機関SA内のPCから閲覧していたが、作業時間がかかる上に最新かどうかの判別がつかない。このため、紙のカルテを遠隔で直に閲覧できる技術を開発した。
以下、紙カルテ閲覧機能の動作手順を具体的に説明する。
治験コーディネータSDは、紙カルテリーダKRに紙カルテKをセットする。
続いて治験コーディネータSDがCRC端末PC-Aの電源を入れると、CRC端末PC-Aが起動し、ログインを待機する。
続いて、担当者SC(R-SDV実施者)がCRA端末PC-Bから、R-SDVによりCRC端末PC-Aにリモート接続し、CRC端末PC-Aにログイン後、紙カルテ閲覧アプリケーションプログラムを起動する。
起動した紙カルテ閲覧アプリケーションプログラムは、紙カルテリーダKRのカメラCAを制御し、これにより、カメラCAにより電子カルテKのページの撮像が開始され、CRC端末PC-Aを通じてCRA端末PC-Bの画面に電子カルテKのページの撮像画像が表示される。
以降、CRA端末PC-Bから、リモート先のCRC端末PC-Aの紙カルテ閲覧アプリケーションプログラムの画面にある操作ボタンにてぺージめくりの操作をすることで、紙カルテリーダKRにより紙カルテKのページ送りが実行されるので、担当者SCは、遠隔地から紙カルテKの所望のページを閲覧することができる。
なお、紙カルテKに限らず、ページをめくるような資料であれば、他の書類についても閲覧することができる。
この紙カルテ閲覧機能によれば、初めに、治験コーディネータSDが、紙カルテKを紙カルテリーダKRにセットし、CRC端末PC-Aを起動すれば、その後は、遠隔地の担当者SC(R-SDV実施者)がR-SDVにより自身の操作で補助者に手を借りることなく紙カルテKの必要なページを閲覧することができる。
また、例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは特に図3の例に限定されない。また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、図3に特に限定されず、任意でよい。例えば、CRC端末PC-Aの機能及びデータベースをネットワーク接続装置R等に移譲させてもよい。また、1つの機能ブロック及びデータベースは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば管理サーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、サービス提供者に提供するためにコンピュータ本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータ本体に予め組み込まれた状態でサービス提供者に提供される記録媒体等で構成されてもよい。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理システムは、
治験を実施する医療機関に配置された第1情報処理装置(例えば図3のCRC端末PC-A等)と、前記医療機関とは異なる場所(例えば治験施設支援機関SBや治験依頼者の場所)にモニタと共に配置された第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)と、前記医療機関に配置、又はネットワークNに接続されるデータベース(例えば図3の電子カルテDB40等)とを含む情報処理システムにおいて、
前記データベース(例えば図3の電子カルテDB40等)は、
前記医療機関において実施された前記治験に関する電子カルテに含まれる電子情報材(例えば治験データ)を格納しており、
前記第1情報処理装置(例えば図3のCRC端末PC-A等)は、
前記データベース(例えば図3の電子カルテDB40等)に格納された前記電子情報材を閲覧可能とする閲覧手段(電子カルテソフト等)、
を備え、
前記第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)は、
前記第1情報処理装置(例えば図3のCRC端末PC-A等)に対してバーチャルプライベートネットワーク(VPN)を介して接続し、前記閲覧手段(電子カルテソフト)を制御することで、前記電子情報材(例えば治験データ等)を前記モニタに表示させる制御を実行する閲覧制御手段(例えば図3のVPNビューア51等)、
を備える。
これにより、医療機関SAで扱われる電子カルテDB40の電子カルテのデータ漏洩を防止しつつR-SDV導入を低コストに実現することができる。
この結果、医療機関SAへのR-SDVの導入を促進することができる。
前記閲覧制御手段(例えば図3のVPNビューア51等)は、
前記電子情報材を前記第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)に複製することを禁止する複製禁止制御手段(例えば図3のポート制御部62等)、
を備える。
このように前記第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)を構成し、電子情報材を第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)に複製することを禁止することで、端末自体として複製を禁止するので、端末操作者のアクセス権限に関わらず電子カルテの情報の漏洩を防止することができる。
前記閲覧制御手段(例えば図3のVPNビューア51等)は、
前記第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)から前記ネットワークNを通じて直接、又は前記第1情報処理装置(例えば図3のCRC端末PC-A等)を介して前記データベース(例えば図3の電子カルテDB等)にアクセスした履歴を記録することを制御するアクセス履歴記録制御手段(例えば図3のログ管理部63等)、
を備える。
このように前記第2情報処理装置(例えば図3のCRA端末PC-B等)を構成し、データベースへのログインの記録を残すことで、データベースへアクセスしたアカウント又はユーザを管理できるので、情報漏洩の防止を図ることができる。
11・・・CPU、16・・・出力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、30・・・DB、40・・・電子カルテDB、51・・・VPNビューア、61・・・VPN接続制御部、62・・・ポート制御部、63・・・ログ管理部、PC-0・・・院内PC、PC-A・・・CRC端末、PC-B・・・CRA端末、N・・・ネットワーク、DN…医療機関内部のネットワーク、SA・・・医療機関、SB・・・治験施設支援機関、SC・・・治験施設支援機関の担当者、SD・・・治験施設支援機関の治験コーディネータ

Claims (5)

  1. 治験を実施する医療機関に配置された第1情報処理装置と、前記医療機関とは異なる場所にモニタと共に配置された第2情報処理装置と、前記医療機関に配置、又はネットワークに接続されるデータベースとを含む情報処理システムにおいて、
    前記データベースは、
    前記医療機関において実施された前記治験に関する電子カルテに含まれる電子情報材を格納しており、
    前記第1情報処理装置は、
    前記データベースに格納された前記電子情報材を閲覧可能とする閲覧手段、
    を備え、
    前記第2情報処理装置は、
    前記第1情報処理装置に対してバーチャルプライベートネットワークを介して接続し、前記閲覧手段を制御することで、前記電子情報材を前記モニタに表示させる制御を実行する閲覧制御手段、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記閲覧制御手段は、
    前記電子情報材を前記第2情報処理装置に複製することを禁止する複製禁止制御手段、
    を備える請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記閲覧制御手段は、
    前記第2情報処理装置から前記ネットワークを通じて直接、又は前記第1情報処理装置を介して前記データベースにアクセスした履歴を記録することを制御するアクセス履歴記録制御手段、
    を備える請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 治験を実施する医療機関に配置された第1情報処理装置と、前記医療機関とは異なる場所にモニタと共に配置された第2情報処理装置と、前記医療機関に配置、又はネットワークに接続され、前記医療機関において実施される前記治験に関する電子カルテに含まれる電子情報材が格納されたデータベースとを含む情報処理システムにおける情報処理方法において、
    前記第1情報処理装置が実行する処理は、
    前記データベースに格納された前記電子情報材を閲覧可能とするステップ、
    を含み、
    前記第2情報処理装置が実行する処理は、
    前記第1情報処理装置に対してバーチャルプライベートネットワークを介して接続し、前記閲覧手段を制御することで、前記電子情報材を前記モニタに表示させるステップ、
    を含む情報処理方法。
  5. 治験を実施する医療機関に配置された第1情報処理装置と、前記医療機関とは異なる場所にモニタと共に配置された第2情報処理装置と、前記医療機関に配置、又はネットワークに接続され、前記医療機関において実施される前記治験に関する電子カルテに含まれる電子情報材が格納されたデータベースとを含む情報処理システムにおいて、
    前記第1情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記データベースに格納された前記電子情報材を閲覧可能とするステップを含む制御処理を実行させ、
    前記第2情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記第1情報処理装置に対してバーチャルプライベートネットワークを介して接続し、前記閲覧手段を制御することで、前記電子情報材を前記モニタに表示させるステップを含む制御処理を実行させる、
    プログラム。

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