JP2022128453A - 平行四辺形型温熱消雪具 - Google Patents

平行四辺形型温熱消雪具 Download PDF

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【課題】高所作業車やドローンを使った平行四辺形型温熱消雪具を提供する。【解決手段】台形の形の中空形状のフレーム13に平行四辺形電熱プレートヒーター1、リモコンスイッチ6、電源バッテリー7を設け、ジンバル接続用取付け金具10でドローンに搭載する。3寸勾配の16.7度~4寸勾配の21.8度の勾配とした屋根にヒーター面を垂直に立てドローンを操縦する。屋根軒先の端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置から雪に向かい水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かい移動させていく。軒先の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ移動させ二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。【選択図】図2

Description

本発明は、高所作業車やドローン専用の屋根雪を温熱で融解消雪する屋根の勾配とほぼ同じ角度の形状にした平行四辺形型温熱消雪具に関するものである。
雪国での除雪作業は雪の量及び湿った重い雪など雪の質によっては想像以上に重労働となる。数年ごと又は局地的に見舞われる大雪・豪雪では甚大な被害がもたらされている。湿気の少ない軽い雪が降り風で飛び散り、屋根雪を下す必要がなかった北海道などの北国でも気候変動・温暖化により湿った重い雪が降り積もる様になり屋根雪下ろしが必要になってきている。屋根雪下ろし中の転落や軒先の雪の落下、除雪作業での過労による人的被害も後を絶たず、少子高齢化により若者が少なくなり、地域により高齢者が自ら屋根雪下ろしや除排雪をせざるを得ず事故が増え、益々除雪作業、特に屋根雪下ろしは過酷なものになってきている。道路も車のスリップやスタックで渋滞になり雪害深刻であるが大型重機の普及で除雪・排雪作業は進歩している。しかし個人住宅地では依然として人力が頼りで、スコップや除雪用スノッパーで屋根雪を下ろし、小川や側溝へ排雪することになる。しかし、降雪期には小川や側溝はすぐに雪で溢れて流れず、雪の捨て場はなく山のように積まれて歩道通学路も通り難い状態が続いてしまう。
屋根雪下ろしを依頼した場合の標準作業価格(平成29年度・福井県大野市)は屋根面積76平方メートル(約23坪)当たり1万4800円。下ろした雪の処理費用は含まない。原則として弁当や用具は作業員が持参し、交通費は依頼者が実費負担となっている。屋根雪下ろしを必要とする時期は一時に重なるので少子高齢化で屋根雪下ろしを請け負う作業員が少なくなり、順番待ちが十日以上後になることが多くなっている。やむを得ず高齢者も屋根に上がる事が増え事故は絶えず、毎年死亡事故も起きている。年々作業価格も上昇し時間制の料金体制になって約倍の価格になっている場合もある。下ろした雪の処理は、流雪溝や雪捨て場がない場合では、トラックなどで公的に指定された雪捨て場に運ぶ時間も費用も多大なものになっている。人手不足で屋根雪下ろしが遅れて軒先が折れ、春になるまでブルーシートで補修している家屋が増えてきている。
解決しようとする問題点の大雪による除雪・排雪に係る重労働を減少し、女性や高齢者また若者であっても、屋根雪下ろしという危険作業を少しでも避けて、平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)で雪を融解消雪し減らすことで雪捨て場不足をも解消できる高所作業車の折り曲げブームやドローンを使った本発明の平行四辺形型温熱消雪具を提供することにある。
実施例1として本発明の請求項1の折り曲げブーム取付け金具(14)で中空形状の保持柄(3)を高所作業車などの折り曲げブームの先端に取り付け、高所作業車などの運転席に平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の防水絶縁被膜のコード(2)をのばして防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)と電源(7)に繋ぎ設置する。屋根雪下ろしをする家の前で折り曲げブームを立ち上げ中空形状の保持柄(3)の一方の端に設けた平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を屋根の軒先の左右どちらかの端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置を確認する。防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を入れてゆっくり雪に向かって水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かって移動させていく。軒先の部分の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を移動させてゆっくり雪に向かって水平に横異動させて二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。次に屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。高所作業車の折り曲げブームを水平に移動させたり、高所作業車を前後に移動させたりしてこれを繰り返す。
実施例2として本発明の請求項2の平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)を水平面に対して、家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配としたドローン専用屋根雪消雪の平行四辺形型温熱消雪具のヒーター面を垂直に立てて搭載したドローンを操縦して平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を屋根の軒先の左右どちらかの端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置を確認する。防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を入れてゆっくり雪に向かって水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かって移動させていく。軒先の部分の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を移動させてゆっくり雪に向かって水平に横移動させて二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。次に屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。
家の屋根の形や構造によっては高所作業車などを使っての作業が出来ない箇所もある。出来ない部分の消雪は本発明の請求項1の平行四辺形型温熱消雪具の平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を中空形状の保持柄(3)に左右逆方向に取り付けて屋根に持って上がり防水絶縁被膜のコード(2)をのばし電源(7)に繋ぎ、中空形状の持ち柄(3)を両手で支えながら屋根の勾配に平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を合わせ移動させるだけで体力を使わずに消雪していくことも可能である。ポータブル電源(7)を屋根に持って上がる事も可能である。電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)は中空形状の保持柄(3)内で余裕の長さを保持する。
本発明のスイッチを入れ熱くなった平行四辺形電熱プレートヒーター(1)で順次屋根雪を消雪していくので下ろした大量の雪の処理の必要がなく、近くに流雪溝もなく大雪で雪の捨て場所がない場合や、体力的にスコップや除雪用スノッパーでの屋根雪下ろしが困難な時、また、屋根雪下ろしは地域一帯が同時期に緊急に必要となり依頼が集中し作業員が多忙で来られない時も体力を使わずに屋根雪を消雪出来る。スコップや除雪用スノッパーでの過酷な屋根雪下ろしでの事故も防ぐことができる。ドローンの性能は技術の進歩でより良い作業の可能性が期待される。
家の屋根の形や構造によっては高所作業車などを使っての作業が出来ない箇所もあるが、出来ない部分の消雪は本発明の請求項1の平行四辺形型温熱消雪具の平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を中空形状の保持柄(3)に左右逆方向に取り付けて屋根に持って上がり、防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)と電源バッテリー(7)をリックサックなどに担ぐかもしくは容器に入れて、雪上に置き、持ち柄(3)を両手で固定しながら移動させ消雪することが出来る。従来の屋根の勾配の下側からもしくは横から足を踏ん張ってスコップや除雪用スノッパーで雪をすくっては地上へ放り投げる作業は、腕や足腰を痛める事があったが、横異動するだけで力を入れなくてよいので安全で、雪に慣れていれば高齢者でも楽に屋根雪を処理する事が出来る。
本発明の平行四辺形型温熱消雪具を用途により大型化、また形状を変えて除雪グレーダー、歩道用除雪車、救急車や消防車、鉄道のラッセル車などに取り付ける事で、豪雪で除雪・排雪が充分出来ない時も雪をその場で溶かしてしまう事でラッセルのパワー不足での鉄道運休や道路渋滞を緩和、減少する事が出来る。電源は携帯発電機や蓄電器を使用する事も可能である。道路渋滞の一因に大型トラックなどのスリップにより斜めに道路をふさぎ後続車が繋がってしまう事がある。進行方向はまだ積雪量は少ないけれど救援の除雪車が到着せず、次第に積雪が多くなり、2020年の冬は福井市の国道8号線は大渋滞になってしまった。初期段階で身軽な道路パトロール車などが、不通になっている進行方向から逆走をして本発明の平行四辺形型温熱消雪具を運び、スタックしたタイヤ周りの雪を融解消雪すれば大型トラックも自力走行が出来て大渋滞を防ぐ事が期待される。
本発明に係る請求項1記載の平行四辺形型温熱消雪具の斜視図である。平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上部と中空形状の保持柄(3)の上部を複数のボルト(8)で固定し電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)を中空形状の保持柄(3)に設けたコード通し穴(4)に通し中空形状の保持柄(3)の下部のコード通し穴(5)から防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を介して電源(7)に繋ぐ。中空形状の保持柄(3)の下部に折り曲げブーム取付け金具(14)をボルトで取り付ける。平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺の角度は水平面に対して、家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配とした平行四辺形型温熱消雪具。 本発明に係る請求項2記載のドローン専用屋根雪消雪の平行四辺形型温熱消雪具の一部縦断説明的参考図である。ねじ付き防水蓋(9’)を有する矩形のアルミケース(9)の内部に区切り保持板(9”)を設け電源バッテリー(7)と防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を設ける。アルミケース(9)の上部にドローンのジンバルへ接続のジンバル接続用取付け具(10)を上端に有するアルミ製保持軸(11)をリベットにて設ける。アルミ製保持軸(11)の上部とアルミケース(9)の上部の両端を補強軸(12)で三角形の形にリベットにて設ける。アルミケース(9)の下部にアルミ製の台形の形の中空形状の角型のフレーム(13)をリベットにて設ける。フレーム(13)の下部の一辺に平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上部を複数のボルト(8)で固定し電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)を中空形状のフレーム(13)に設けたコード通し穴(4)に通し中空形状のフレーム(13)のコード通し穴(5)からアルミケース(9)の下部に設けたコード通し穴(5’)に通し防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を介して電源バッテリー(7)に繋ぐ。平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺及びフレーム(13)の下部の一辺は水平面に対して、家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配としたドローン専用屋根雪消雪の平行四辺形型温熱消雪具。 ドローンを操縦して屋根雪をドローン専用屋根雪消雪の平行四辺形型温熱消雪具で融解消雪する実施例2の説明的参考図である。ドローン専用平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を屋根の軒先の左右どちらかの端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置を確認する。防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を入れてゆっくり雪に向かって水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かって移動させていく。軒先の部分の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を移動させてゆっくり雪に向かって水平に横異動させて二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。屋根の頂上側から作業をすると雪の溶けた水を軒先側の雪が吸収して屋根に負荷がかかり危険なので、必ず軒先側から下から上へと消雪していく。 高所作業車などで屋根雪を電熱で融解消雪する実施例1の説明的参考図である。折り曲げブーム取付け金具(14)で保持柄(3)を高所作業車などの折り曲げブームの先端に取り付け、屋根雪下ろしをする家の前で折り曲げブームを立ち上げ、保持柄(3)の一方の端に設けた平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を屋根の軒先の左右どちらかの端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置を確認する。防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を入れてゆっくり雪に向かって水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かって移動させていく。軒先の部分の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を移動させてゆっくり雪に向かって水平に横異動させて二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。高所作業車の折り曲げブームを水平に移動させたり、高所作業車を前後に移動させたりしてこれを繰り返す。
1図において平行四辺形の電熱プレートヒータ(1)の上部と中空形状の保持柄(3)の上部を複数のボルト(8)で固定し電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)を中空形状の保持柄(3)に設けたコード通し穴(4)に通し中空形状の保持柄(3)の下部のコード通し穴(5)から防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を介して電源(7)に繋ぐ。中空形状の保持柄(3)の下部に折り曲げブーム取付け金具(14)をボルトで取り付ける。平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺の角度は水平面に対して、家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配とした平行四辺形型温熱消雪具。
図2においてねじ付き防水蓋(9’)を有する矩形のアルミケース(9)の内部に区切り保持板(9”)を設け電源バッテリー(7)と防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を設ける。アルミケース(9)の上部にドローンのジンバルへ接続のジンバル接続用取付け具(10)を上端に有するアルミ製保持軸(11)をリベットにて設ける。アルミ製保持軸(11)の上部とアルミケース(9)の上部の両端を補強軸(12)で三角形の形にリベットにて設ける。アルミケース(9)の下部にアルミ製の台形の形の中空形状の角型のフレーム(13)をリベットにて設ける。フレーム(13)の下部の一辺に平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上部を複数のボルト(8)で固定し電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)を中空形状のフレーム(13)に設けたコード通し穴(4)に通し中空形状のフレーム(13)のコード通し穴(5)からアルミケース(9)の下部に設けたコード通し穴(5’)に通し防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を介して電源バッテリー(7)に繋ぐ。平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺及びフレーム(13)の下部の一辺は水平面に対して、家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配としたドローン専用屋根雪消雪の平行四辺形型温熱消雪具。
図2および図3においてドローン専用平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺及びフレーム(13)の下部の一辺は水平面に対して、家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配としたドローン用平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を屋根の軒先の左右どちらかの端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置を確認する。防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を入れてゆっくり雪に向かって水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かって移動させていく。軒先の部分の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を移動させてゆっくり雪に向かって水平に横異動させて二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。屋根の頂上側から作業をすると雪の溶けた水を軒先側の雪が吸収して屋根に負荷がかかり危険なので、必ず軒先側から下から上へと消雪していく。軒先側から作業をしても屋根から約30センチメートル残した雪が溶かした水を吸収するが量が低いので溶けて雨樋へ流れる部分もあり屋根へ負荷がかからない。屋根の頂上付近は風に飛ばされる為わずかに積雪量が少なく、雪が降りやむと風や太陽の日差しで更に積雪量が減っていき、屋根の構造上からも軒先側より消雪する量は少なくしても良い。
図4において折り曲げブーム取付け金具(14)で中空形状の持柄(3)を高所作業車などの折り曲げブームの先端に取り付け、屋根雪下ろしをする家の前で折り曲げブームを立ち上げ、中空形状の保持柄(3)の一方の端に設けた平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を屋根の軒先の左右どちらかの端から屋根の勾配に合わせた角度で屋根より約30センチメートル浮かした位置を確認する。防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を入れてゆっくり雪に向かって水平に横異動させる。雪が数秒で溶けた後、さらに横に向かって移動させていく。軒先の部分の反対側の端まで移動させて一列目の消雪が終われば、次は軒先より一段上の奥へ平行四辺形電熱プレートヒーター(1)を移動させてゆっくり雪に向かって水平に横異動させて二列目を一列目とは逆方向へ消雪していく。屋根の頂上へ向かって三列目、四列目とこれを繰り返す。高所作業車の折り曲げブームを水平に移動させたり、高所作業車を前後に移動させたりしてこれを繰り返す。
気候変動・温暖化の影響により日本海側では数年ごとに大雪に見舞われ、少子高齢化により高齢者の屋根雪下ろしの事故も増加している。2018年2月や2021年1月の国道8号線大渋滞で北陸豪雪、福井豪雪とも呼ばれ年間の平均降雪量のほとんどの量が短期間に降るドカ雪とも呼ばれている大雪は人的、経済的に及ぼす影響が大きい。近年、屋根雪の融雪に関しては瓦の下に電熱線を配置して瓦を温めるものと、ボイラーで温めた不凍液を瓦の上に設置した配管に循環させて直接積雪を融雪する方法があるが、どちらも設備費及びランニングコストが高価で普及し難く、しかも、雪の降り始めから作動させなければならず屋根雪下ろしを必要としない降り方の時も熱量を使う為、屋根雪下ろしの目安の1メートル程の積雪の時だけ数時間本発明の平行四辺形型温熱消雪具で融雪する方が光熱費は安価であり冬期間に使用する総エネルギーも少ない。本発明の平行四辺形型温熱消雪具を用途により大型化、また形状を変えて除雪グレーダー、歩道用除雪車、救急車や消防車、鉄道のラッセル車などに取り付ける事で、豪雪で除雪・排雪が充分出来ない時も雪をその場で溶かしてしまう事でラッセルのパワー不足での鉄道運休や道路渋滞を緩和、減少する事が出来る。電源は交流100V1500Wでもワット密度を上げる事で表面温度を600℃位まで上げられる。冬期間だけでも200V契約をして使用すれば大型化も可能である。携帯発電機や蓄電器などポータブル電源を使用する事も可能である。また、電熱より熱量が高いLPガスを使い、電熱プレートヒーター(1)に替えてLPガスコンロプレート(1)を除雪用スノッパーに搭載する事や、平行四辺形のLPガスコンロプレート(1)の上部と中空形状の保持柄(3)の上部を固定しLPガス供給ホース(2)を中空形状の保持柄(3)上部に設けたホース通し穴(4)に通し中空形状の保持柄(3)の下部に設けたホース通し穴(5)から防水漏電防止回路を有するリモコン点火スイッチ(6)を介してLPガスボンベ(7)に繋ぐ事も可能である。また、雪崩発生しやすい崖にはドローン2機を使って電熱線を配備したロープの両端の片方ずつを吊上げて事前に強制的に雪崩発生させる事も可能である。ドローンの性能は技術の進歩でより良い作業の可能性が期待される。
1 平行四辺形の電熱プレートヒーター
2 電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード
3 中空形状の保持柄
4 コード通し穴
5 コード通し穴
5’コード通し穴
6 防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ
7 電源(バッテリー)
8 ボルト
9 アルミケース
9’ねじ付き防水蓋
9”区切り保持板
10 ジンバル接続用取付け具
11 折り曲げブーム保持軸
12 補強軸
13 中空形状のフレーム
14 折り曲げブーム取付け金具

Claims (2)

  1. 平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上部と中空形状の保持柄(3)の上部を固定し電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)を中空形状の保持柄(3)上部に設けたコード通し穴(4)に通し中空形状の保持柄(3)の下部に設けたコード通し穴(5)から防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を介して電源(7)に繋ぎ、中空形状の保持柄(3)の下部に高所作業車などの折り曲げブーム取付け金具(14)を取り付け、平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺の角度は水平面に対して家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配とした平行四辺形型温熱消雪具。
  2. 防水蓋(9’)を有する矩形のアルミケース(9)の内部に区切り板(9”)を設け電源バッテリー(7)と防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を設け、アルミケース(9)の上部にドローンのジンバルに接続用の取付け具(10)を上端に有するアルミ製保持軸(11)を設け、アルミ製保持軸(11)の上部とアルミケース(9)の上部の両端を繋ぐ補強軸(12)を設けてアルミケース(9)の下部にアルミ製の台形の中空形状のフレーム(13)を設け、台形の中空形状のフレーム(13)の下部の一辺に平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上部を固定し、電熱プレートヒーターの防水絶縁被膜のコード(2)を台形の中空形状のフレーム(13)の下部に設けたコード通し穴(4)に通し台形の中空形状のフレーム(13)の上部に設けたコード通し穴(5)からアルミケース(9)の下部に設けたコード通し穴(5’)に通し防水漏電防止回路を有するリモコンスイッチ(6)を介して電源バッテリー(7)に繋ぎ、平行四辺形の電熱プレートヒーター(1)の上辺及び中空形状のフレーム(13)の下部の一辺は水平面に対して家屋の屋根の3寸勾配の16.7度から4寸勾配の21.8度位の勾配としたドローン専用屋根雪消雪の平行四辺形型温熱消雪具。
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