JP2022127822A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源から出射された光を2つの偏光成分の光に分離し、それぞれの偏光成分の光を液晶素子で制御して利用する際の光の利用効率を高めることを可能とした車両用灯具を提供する。【解決手段】第1のリフレクタ5により集光される光Lのうち、一方の偏光成分からなる第1の光L1を液晶素子4に向けて透過し、他方の偏光成分からなる第2の光L2を反射するPBS6と、PBS6により反射された第2の光L2を液晶素子4に向けて反射しながら集光させる第2のリフレクタ7と、第2の光L2の光路中に配置されて、第2の光L2の偏光方向を回転し、第1の光L1の偏光方向と一致させる偏光回転素子8とを備え、偏光回転素子8は、1/4波長板であり、PBS6から第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2の光路と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の光路との両方の光路中に位置するように、1/4波長板が配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具に関する。
近年、車両の前方に向けて投影される光の配光パターンを可変に制御する配光可変ヘッドランプ(ADB:Adaptive Driving Beam)の開発が進められている。ADBは、車載カメラで先行車や対向車などの周囲の状況を認識し、先行車や対向車に眩しさを与える光を遮光することによって、夜間におけるドライバの前方視界を拡大する技術である。
ところで、このような車両用灯具を実現する手法の一つとして、光源から出射された光を2つの偏光成分の光に分離し、それぞれの偏光成分の光を液晶素子で制御して利用することが行われている(例えば、下記特許文献1,2を参照。)。
例えば、下記特許文献1には、光源と、光源からの光が入射する位置に配置される反射偏光板と、反射偏光板により生じる反射光を反射して当該反射偏光板へ再入射させる反射鏡と、反射偏光板の光出射面側に配置される液晶装置と、液晶装置の光出射面側に配置される偏光板と、偏光板の光出射面側に配置されるレンズとを含むランプユニットが開示されている。
また、下記特許文献1には、反射鏡の前面側に、位相差板として1/4波長(λ/4)板を配置することによって、反射偏光板により生じる反射光のある特定方向の直線偏光が、λ/4板を1回通過して円偏光となり、反射鏡で反射して再びλ/4板を通過することで、上記特定方向から90°回転した直線偏光となって反射偏光板へ再入射したときに、ほとんどの光の成分が反射偏光板を透過するようにした構成が開示されている。また、位相差板として、1/2波長(λ/2)板を、偏光軸に対して22.5°の角度で配置することにより、1/4波長(λ/4)板として機能させる構成が開示されている。
一方、下記特許文献2には、楕円型の主反射面を有する主反射鏡と、主反射面の第1焦点に位置し且つ主反射面に対向するように配置された光源とを有することを特徴とする車両用前照灯において、主反射鏡と、主反射鏡の第2焦点との間に配置される反射型偏光板と、反射型偏光板に対向して配置され、反射型偏光板による反射偏光を主反射面の第2焦点に集光するように再反射する補助反射鏡と、反射型偏光板と、補助反射鏡との間に配置され、且つ補助反射鏡と主反射鏡の第2焦点との間に配置された1/4波長板とを有する車両用前照灯が開示されている。
特開2018-185895号公報 特開2019-033030号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の発明では、反射偏光板により生じる反射光を偏光方向を揃えて再度入射させることで光の利用効率が向上するものの、反射された偏光成分を配光パターンのホットスポットの形成に寄与させることができない。また、特許文献1に記載の発明では、反射偏光板により生じる反射光を偏光方向を揃えて再度反射偏光板に入射させる場合に、投影レンズの焦点近傍に集光させることができないため、反射偏光板で反射された偏光成分を配光パターンの高照度帯の形成に利用できない。
一方、上述した特許文献2に記載の発明では、光源から出射した光を広い範囲で取り込んで光束利用率を向上させ、且つ投影レンズの光の取り込み角度を大きくして灯具の光度を向上させようとした場合、反射型偏光板で反射して折り返される光の角度範囲が広くなる。このため、光の取り込み角度を大きくして投影レンズに効率良く入射させるためには、十分な大きさの補助反射面が必要になる。
しかしながら、特許文献2に記載の発明では、補助反射鏡の大きさを拡大させることが難しく、光の取り込み角度を大きくして投影レンズに入射させることができない。また、主反射鏡で反射して第2焦点に集光する光の経路を遮ることなく、反射偏光板で反射した光を1/4波長板に2回透過させつつ補助反射鏡で再反射させて効率良く利用することが難しい。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、光源から出射された光を2つの偏光成分の光に分離し、それぞれの偏光成分の光を液晶素子で制御して利用する際の光の利用効率を高めることを可能とした車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 光を出射する光源と、
前記光源から出射された光の偏光状態を可変に変調する液晶素子と、
前記光源から出射された光を前記液晶素子に向けて集光させる集光光学系と、
前記集光光学系により集光される光のうち、一方の偏光成分からなる第1の光を前記液晶素子に向けて透過し、他方の偏光成分からなる第2の光を反射する偏光ビームスプリッタと、
前記偏光ビームスプリッタにより反射された前記第2の光を前記液晶素子に向けて反射しながら集光させる反射集光光学系と、
前記第2の光の光路中に配置されて、前記第2の光の偏光方向を回転し、前記第1の光の偏光方向と一致させる偏光回転素子と、
前記液晶素子の前方に配置されて、前記液晶素子により変調された光のうち、特定の偏光成分の光を透過させる偏光板と、
前記偏光板の前方に配置されて、前記偏光板を透過した光を前方に向けて投影する投影光学系とを備え、
前記偏光回転素子は、1/4波長板であり、
前記偏光ビームスプリッタから前記反射集光光学系に向かう前記第2の光の光路と、前記反射集光光学系から前記偏光ビームスプリッタに向かう前記第2の光の光路との両方の光路中に位置するように、前記1/4波長板が配置されていることを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 前記液晶素子に向けて集光される前記第1の光と前記第2の光とが互いに共通する第1の集光点において集光されることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔3〕 前記液晶素子は、前記第1の集光点に前記液晶素子が位置することを特徴とする前記〔2〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前記集光光学系は、前記光源及び前記第1の集光点を焦点とする楕円反射面を有する第1のリフレクタを含むことを特徴とする前記〔2〕又は〔3〕に記載の車両用灯具。
〔5〕 前記集光光学系は、前記光源と前記偏光ビームスプリッタとの間に配置された導光体を含み、
前記導光体は、前記光源から出射された光を前記第1の集光点に向けて集光させることを特徴とする前記〔2〕又は〔3〕に記載の車両用灯具。
〔6〕 前記集光光学系から前記偏光ビームスプリッタに向かう前記光の光路と、前記反射集光光学系から前記偏光ビームスプリッタに向かう前記第2の光の光路とから外れた位置にある第2の集光点において、前記偏光ビームスプリッタにより反射された前記第2の光が集光されることを特徴とする前記〔2〕~〔5〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
〔7〕 前記反射集光光学系は、前記第1の集光点及び前記第2の集光点を焦点とする楕円反射面を有する第2のリフレクタを含み、
前記光源と前記第1の集光点との間の距離が、前記第2の集光点と前記第1の集光点との間の距離よりも大きいことを特徴とする前記〔6〕に記載の車両用灯具。
〔8〕 前記反射集光光学系は、前記光源と前記第1の集光点とを結ぶ光軸を挟んで前記集光光学系とは反対側に配置されていることを特徴とする前記〔2〕~〔7〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
〔9〕 前記偏光ビームスプリッタは、前記液晶素子に対して、所定の傾きで対向して配置され、前記偏光ビームスプリッタにおける前記第1の光の通過する領域と前記液晶素子との間の距離は、前記偏光ビームスプリッタにおける前記第2の光が通過する領域と前記液晶素子との間の距離よりも大きいことを特徴とする前記〔1〕~〔8〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
以上のように、本発明によれば、光源から出射された光を2つの偏光成分の光に分離し、それぞれの偏光成分の光を液晶素子で制御して利用する際の光の利用効率を高めることを可能とした車両用灯具を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
また、以下に示す図面では、XYZ直交座標系を設定し、X軸方向を車両用灯具の前後方向(長さ方向)、Y軸方向を車両用灯具の左右方向(幅方向)、Z軸方向を車両用灯具の上下方向(高さ方向)として、それぞれ示すものとする。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1に示す車両用灯具1Aについて説明する。
なお、図1は、車両用灯具1Aの構成を示す断面図である。
本実施形態の車両用灯具1Aは、例えば、車両の前方に搭載される車両用前照灯(ヘッドランプ)として、車両の前方に向けて投影される光の配光パターンを可変に制御する配光可変ヘッドランプ(ADB)に本発明を適用したものである。
具体的に、この車両用灯具1Aは、図1に示すような灯具ユニット2Aを備えている。車両用灯具1Aは、図示を省略する前面が開口したハウジングと、ハウジングの開口を覆う透明なカバーレンズとにより構成される灯体の内側に、この灯具ユニット2Aが配置された構造を有している。
本実施形態の灯具ユニット2Aは、光源3と、液晶素子4と、集光光学系5と、偏光ビームスプリッタ(PBS)6と、反射集光光学系7と、偏光回転素子8と、偏光板9と、投影光学系10とを備えている。
光源3は、無偏光(非偏光)の光Lを出射するものである。本実施形態では、光源3として、例えば白色光を発する発光ダイオード(LED)などの発光素子を用いている。光源3は、実装基板11の一面(本実施形態では上面)にLEDが実装された状態で、このLEDが発する光Lを上方(+Z軸)側に向けて出射する。
なお、光源3には、上述したLED以外にも、レーザーダイオード(LD)などの発光素子を用いることができる。また、上述した発光素子以外の光源を用いてもよい。さらに、発光素子の数については、1つ限らず、複数であってもよい。
実装基板11は、少なくとも一面に、上述したLED(光源3)と電気的に接続される配線(図示せず。)が設けられたプリント配線基板からなる。光源3が複数のLEDからなる場合、これら複数のLEDは、実装基板11の幅方向(Y軸方向)に等間隔に並んだ状態で実装される。
なお、上記光源3については、上述したLEDが実装された実装基板11と、このLEDを駆動するLED駆動回路が設けられた回路基板とを別々に配置し、これら実装基板と回路基板との間をハーネスと呼ばれる配線コードを介して電気的に接続した構成としてもよい。これにより、LEDが発する熱からLED駆動回路を保護することが可能である。
また、上記光源3については、上述したLEDが発する熱を外部へと放熱させるヒートシンクや、このヒートシンクに向けて送風を行う冷却ファンが設けられた構成としてもよい。これにより、LEDが発する熱を外部へと効率良く放熱させることが可能である。
液晶素子4は、集光光学系5の前方(+X軸側)に配置された透過型の液晶パネル(LCD)により構成されている。液晶素子4は、電極間に印加される駆動電圧を制御する液晶駆動回路(図示せず。)によって、この液晶素子4を通過する光の偏光状態を可変に変調しながら、投影光学系10より前方に向けて投影される光の像(配光パターン)を制御する。
なお、上記液晶素子4については、1つのセグメントを電極間に印加される駆動電圧を制御して光の変調を切り替えるセグメント方式であってもよく、マトリックス状に配置された各ドット(ピクセル)の電極間に印加される駆動電圧を制御して任意のエリアで光の変調を切り替えるドットマトリックス方式であってもよい。
集光光学系5は、光源3の上方に配置された第1のリフレクタ(以下、「第1のリフレクタ5」とする。)により構成されている。
第1のリフレクタ5は、その鉛直断面において2つの焦点f11,f12を持つ楕円線を描くように形成された凹面状の楕円反射面5aを有している。楕円反射面5aは、2つの焦点f11,f12のうち、第1焦点f11を光源3の発光点C0と一致させ、第2焦点f12を液晶素子4の第1の集光点C1と一致させている。これにより、第1のリフレクタ5は、楕円反射面5aに入射した光Lを液晶素子4に向けて反射しながら集光させる。
PBS6は、光源3から出射された光Lを一方の偏光成分(例えばP偏光成分)からなる第1の光L1と、他方の偏光成分(例えばS偏光成分)からなる第2の光L2とに分離するものである。PBS6は、第1のリフレクタ5から液晶素子4に向かう光Lの光路中に配置されている。
PBS6は、鉛直断面において、液晶素子4に対して傾斜して設けられている。具体的に、PBS6は、液晶素子4に対して、所定の傾きで対向して配置され、PBS6における第1の光L1の通過する領域と液晶素子4との間の距離は、PBS6における第2の光L2が通過する領域と液晶素子4との間の距離よりも大きくなるように配置されている。したがって、PBS6は、液晶素子4に対向して配置されると共に、PBS6と液晶素子4との間隔が、上方(+Z軸)側にて大きくなるように配置されている。
また、PBS6は、液晶素子4の中心軸を挟んで第1のリフレクタ5が位置する側(本実施形態では上側)とは反対側の反射集光光学系7が位置する側(本実施形態では下側)に向かって傾斜して設けられている。
これにより、PBS6は、第1のリフレクタ5により集光される光Lのうち、第1の光L1を前方の液晶素子4に向けて透過し、第2の光L2を下側斜め後方の反射集光光学系7に向けて反射する。
また、PBS6を透過した第1の光L1は、液晶素子4と一致した位置にある第1の集光点C1において集光される。一方、PBS6で反射された第2の光L2は、第1のリフレクタ5からPBS6に向かう光Lの光路と、後述する第2のリフレクタ(反射集光光学系)7からPBS6に向かう第2の光L2の光路とから外れた位置にある第2の集光点C2において集光された後、この第2の集光点C2から第2のリフレクタ7に向かって広がる。
すなわち、この第2の集光点C2は、第1のリフレクタ5からPBS6に向かう光Lの光路と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の光路とに各々重ならない位置にある。また、第2の集光点C2は、光源3と第1の集光点C1とを結ぶ光軸よりも下方に位置している。
なお、上記PBS6については、例えば、ワイヤーグリッド方式や、光学多層膜によるものなどを用いることができる。
反射集光光学系7は、第1のリフレクタ5よりも下方(-Z軸側)に配置された第2のリフレクタ(以下、「第2のリフレクタ7」とする。)により構成されている。第2のリフレクタ7は、光源3と第1の集光点C1とを結ぶ光軸を挟んで第1のリフレクタ5とは反対側(本実施形態では下側)に配置されている。
第2のリフレクタ7は、その鉛直断面において2つの焦点f21,f22を持つ楕円線を描くように形成された凹面状の楕円反射面7aを有している。楕円反射面7aは、2つの焦点f21,f22のうち、第1焦点f21を第2の集光点C2と一致させ、第2焦点f22を液晶素子4の第1の集光点C1と一致させている。これにより、第2のリフレクタ7は、楕円反射面7aに入射した第2の光L2を液晶素子4に向けて反射しながら集光させる。
したがって、液晶素子4に向けて集光される第1の光L1と第2の光L2とは、互いに共通する第1の集光点C1において集光されている。また、液晶素子4は、この第1の集光点C1に位置している。
偏光回転素子8は、PBS6から第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2の光路と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の光路との両方の光路中に位置するように配置された1/4波長(λ/4)板(以下、「λ/4板」8という。)により構成されている。また、λ/4板8は、第1のリフレクタ5からPBS6に向かう光Lの光路に重ならないように配置されている。
λ/4板8は、PBS6から第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2の偏光方向を45°回転し、この第2の光L2の偏光方向をS偏光から円偏光に変換した後、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の偏光方向を45°回転し、この第2の光L2の偏光方向を円偏光からP偏光へと変換することによって、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の偏光方向を第1の光L1の偏光方向と一致させる。これにより、λ/4板8からPBS6に向かう第2の光L2は、PBS6を透過し、液晶素子4の第1の集光点C1において集光される。
偏光板9は、液晶素子4の前方に配置されている。偏光板9は、液晶素子4により変調された第1の光L1及び第2の光L2のうち、特定の偏光成分の光を透過させる。すなわち、この偏光板9は、液晶素子4に制御される光の配光パターンに対応した偏光成分の光を透過し、それ以外の偏光成分の光を吸収又は反射する。これにより、液晶素子4に制御される光の配光パターンに合わせて、液晶素子4により変調された第1の光L1及び第2の光L2を選択的に透過させることが可能である。
また、偏光板9と液晶素子4との間の光路中には、必要に応じて液晶素子4により変調された第1の光L1及び第2の光L2の位相差を補償する光学補償板12を配置してもよい。光学補償板12は、液晶素子4により変調された第1の光L1及び第2の光L2の偏光度を向上させることができる。その結果、上述した液晶素子4により制御される光の配光パターンのコントラストを向上させることが可能である。
なお、上記偏光板9に吸収型偏光板を用いる場合、上述したとおり光を吸収することによって発熱することから、液晶素子4とは離間して配置することが好ましい。
投影光学系10は、偏光板9の前方に配置された少なくとも1つ又は複数(本実施形態では1つ)の投影レンズ(以下、「投影レンズ10」とする。)により構成されている。液晶素子4は、この投影レンズ10の後側焦点f3に合わせて配置されている。すなわち、この投影レンズ10の後側焦点f3又はその近傍に液晶素子4が位置している。投影レンズ10は、偏光板9を透過した第1の光L1及び第2の光L2を前方に向けて投影する。
以上のような構成を有する本実施形態の車両用灯具1Aでは、灯具ユニット2Aを制御する制御回路ユニット(図示せず。)によって、車両に設けられたカメラから得られる画像や、車両に設けられた各種センサの情報を用いて、先行車や対向車等の周囲情報を判断した上で遮光すべき領域を算出し、その遮光すべき領域の情報を制御信号として液晶駆動回路に送信する。
液晶駆動回路は、制御回路ユニットからの制御信号に基づいて、液晶素子4の駆動を制御しながら、投影レンズ10により投影される第1の光L1及び第2の光L2の像(配光パターン)を制御する。これにより、投影レンズ10から車両の前方に向けて投影される第1の光L1及び第2の光L2の配光パターンを可変に制御することが可能である。
すなわち、本実施形態の車両用灯具1Aは、ADBとして、車載カメラ等で先行車や対向車などの周囲の状況を認識し、先行車や対向車に眩しさを与える光を遮光することによって、先行車や対向車に幻惑を与えることなく、夜間におけるドライバの前方視界を拡大することが可能である。
ところで、本実施形態の車両用灯具1Aでは、上述した第1のリフレクタ5からPBS6に向かう光Lの光路と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の光路とから外れた位置に、PBS6により反射された第2の光L2が集光される第2の集光点C2が位置している。すなわち、この第2の集光点C2は、第1のリフレクタ5からPBS6に向かう光Lの光路と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の光路とは各々重ならない位置にある。
また、本実施形態の車両用灯具1Aでは、第1のリフレクタ5からPBS6に向かう第1の光L1の光路と重ならないように、且つ、PBS6からに第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2の光路と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2の光路との両方の光路中に位置するように、λ/4板8が配置されている。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Aでは、PBS6から第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2をλ/4板8に入射させると共に、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2をλ/4板8に入射させることが可能である。
また、λ/4板8は、PBS6から第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2をS偏光から円偏光に変換した後、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2を円偏光からP偏光へと変換する。これにより、PBS6に入射する第2の光L2の偏光方向を第1の光L1の偏光方向と一致させる(揃える)ことが可能である。
したがって、本実施形態の車両用灯具1Aでは、PBS6を透過して液晶素子4に入射する第1の光L1及び第2の光L2の光量を増やすことができ、この液晶素子4に入射する第1の光L1及び第2の光L2の偏光方向をより一致させた(揃えた)状態とすることが可能である。
また、本実施形態の車両用灯具1Aでは、光源3と第1の集光点C1との間の距離が、第2の集光点C2と第1の集光点C1との間の距離よりも大きくなっている。これにより、第2のリフレクタ7の小型化を図りつつ、PBS6から第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2と、第2のリフレクタ7からPBS6に向かう第2の光L2との両方の光路中に位置するようにλ/2板8を配置することが可能である。
また、本実施形態の車両用灯具1Aでは、液晶素子4の法線に対して、液晶素子4に入射する第1の光L1の光軸及び第2の光L2の光軸の傾斜する角度が、それぞれ40°以下となっている。
これにより、液晶素子4に入射する第1の光L1及び第2の光L2の角度(入射角)を低く抑えて、この液晶素子4により変調される第1の光L1及び第2の光L2の配光パターンを適切に制御することが可能である。また、液晶素子4の視角依存性の影響を低減できると共に、液晶素子4を透過して投影レンズ10に入射する第1の光L1及び第2の光L2の光量を増やすことが可能である。
以上のように、本実施形態の車両用灯具1Aでは、上述した灯具ユニット2Aを備えることによって、光源3から出射された光Lを2つの偏光成分の光L1,L2に分離し、それぞれの偏光成分の光L1,L2を液晶素子4で制御して利用する際の光Lの利用効率を高めることができる。また、本実施形態の車両用灯具1Aでは、部品点数の増加、及び、灯具ユニット2Aの大型化を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図2に示す車両用灯具1Bについて説明する。
なお、図2は、車両用灯具1Bの構成を示す断面図である。また、以下の説明では、上記車両用灯具1A(灯具ユニット2A)と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Bは、図2に示すような灯具ユニット2Bを備えている。灯具ユニット2Bは、上記灯具ユニット2Aの構成に加えて、反射集光光学系7の一部を構成する第3のリフレクタ13を備えている。
第3のリフレクタ13は、PBS6からλ/4板8を介して第2のリフレクタ7に向かう第2の光L2のうち、第2のリフレクタ7に入射する第2の光L21よりも下方に向かう第2の光L22が入射するように、第2のリフレクタ7よりも下方に配置されている。
第3のリフレクタ13は、その鉛直断面において1つの焦点f3を持つ放物線を描くように形成された凹面状の放物反射面13aを有している。放物反射面13aは、焦点f3を第2の集光点C2と一致させている。これにより、第3のリフレクタ13は、放物反射面13aに入射した第2の光L22を液晶素子4に向けて反射しながら平行化させる。
したがって、第3のリフレクタ13からλ/4板8を介して液晶素子4に向かう第2の光L22は、液晶素子4の第1の集光点C1よりも下方側を通過した後、投影レンズ10の中心軸よりも上方側に入射する。投影レンズ10は、この第2の光L22を斜め上方に向けて投影する。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Bでは、第2のリフレクタ7に入射する第2の光L21よりも下方に向かう第2の光L22を有効に利用することが可能である。また、投影レンズ10から斜め上方に向けて投影される第2の光L22によって、配光パターンの上方向の広がりを形成することが可能である。
したがって、本実施形態の車両用灯具1Bでは、上述した灯具ユニット2Bを備えることによって、光源3から出射された光Lを2つの偏光成分の光L1,L2に分離し、それぞれの偏光成分の光L1,L2を液晶素子4で制御して利用する際の光Lの利用効率を更に高めることが可能である。
なお、第3のリフレクタ13は、第2のリフレクタ7とは別体に構成されたものに限らず、第2のリフレクタ7と一体に構成されたものであってもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、例えば図3に示す車両用灯具1Cについて説明する。
なお、図3は、車両用灯具1Cの構成を示す断面図である。また、以下の説明では、上記車両用灯具1A(灯具ユニット2A)と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Cは、図3に示すような灯具ユニット2Cを備えている。灯具ユニット2Cは、上記灯具ユニット2Aの構成のうち、第1のリフレクタ5の代わりに、集光光学系として、反射及び屈折により光Lの方向を制御する導光体14を備えている。
導光体14は、光源3から出射された光Lが入射する入射面14aと、入射面14aから入射した光Lを前方に向けて反射する反射面14bと、反射面14bで反射された光LをPBS6に向けて反射する出射面14cとを有している。
このうち、入射面14aは、導光体14の光源3と対向する側(基端側)に位置して、導光体14の鉛直断面において、平面を形成している。反射面14bは、入射面14aと出射面14cとの間に位置して、導光体14の鉛直断面において、2つの焦点f11,f12を持つ楕円線を描くように凸状に形成された楕円反射面(以下、「楕円反射面14b」とする。)を構成している。出射面14cは、導光体14の入射面14aとは反対側(先端側)に位置して、導光体14の鉛直断面において、円弧を描くように凹状に形成されている。
楕円反射面14bは、2つの焦点f11,f12のうち、第1焦点f11を光源3の発光点C0と一致させ、第2焦点f12を液晶素子4の第1の集光点C1と一致させている。これにより、導光体14は、楕円反射面14bに入射した光Lを液晶素子4に向けて反射しながら集光させる。
以上のように、本実施形態の車両用灯具1Cでは、上述した灯具ユニット2Cを備えることによって、光源3から出射された光Lを2つの偏光成分の光L1,L2に分離し、それぞれの偏光成分の光L1,L2を液晶素子4で制御して利用する際の光Lの利用効率を高めることができる。また、本実施形態の車両用灯具1Cでは、部品点数の増加、及び、灯具ユニット2Aの大型化を抑制することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態として、例えば図4に示す車両用灯具1Dについて説明する。
なお、図4は、車両用灯具1Dの構成を示す断面図である。また、以下の説明では、上記車両用灯具1A(灯具ユニット2A)と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Dは、図4に示すような灯具ユニット2Dを備えている。灯具ユニット2Dは、上記灯具ユニット2Aの構成のうち、第1のリフレクタ5の代わりに、集光光学系として導光体15を備えている。
光源3は、実装基板11の前面に実装された状態で、前方(+X軸)側に向けて光Lを出射する。
導光体15は、光源3と対向する側に位置する入射部16と、入射部16とは反対側に位置する出射部17とを有し、光源3と第1の集光点C1とを結ぶ光軸上に配置されている。
入射部16は、光源3と対向する部分に位置して、光源3から出射された光Lの一部が入射する凸面状の第1の集光入射面16aと、第1の集光入射面16aの周囲を囲む位置から光源3側に突出した部分の内周側に位置して、光源3から出射された光Lの一部が入射する略円筒状の第2の集光入射面16bと、突出した部分の外周側に位置して、第2の集光入射面16bから入射した光Lを反射する截頭円錐状の集光反射面16cとを有している。
入射部16では、光源3から出射された光Lのうち、第1の集光入射面16aから導光体15の内部に入射した光Lを光軸寄りに集光させる。一方、第2の集光入射面16bから導光体15の内部に入射した光Lを集光反射面16cで反射させることによって光軸寄りに集光させる。
これにより、入射部16から導光体15の内部へと入射した光Lは、前方の出射部17に向かって集光しながら導光される。
出射部17は、平面により形成された出射面17aを有している。これにより、出射部17では、導光体15の内部で導光される光Lを出射面17aから液晶素子4の第1の集光点C1に向けて集光しながら出射する。
以上のように、本実施形態の車両用灯具1Dでは、上述した灯具ユニット2Dを備えることによって、光源3から出射された光Lを2つの偏光成分の光L1,L2に分離し、それぞれの偏光成分の光L1,L2を液晶素子4で制御して利用する際の光Lの利用効率を高めることができる。また、本実施形態の車両用灯具1Dでは、部品点数の増加、及び、灯具ユニット2Aの大型化を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
具体的に、上記車両用灯具1A~1Dは、1つの灯具ユニット2A~2Dを備えた構成となっているが、複数の灯具ユニット2A~2Dを備えた構成であってもよい。この場合、複数の灯具ユニット2A~2Dを車両の幅方向に並べて配置することが可能である。
なお、上記実施形態では、上述した配光可変ヘッドランプ(ADB)に本発明を適用した場合を例示しているが、それ以外にも、走行する車両の操舵角(切れ角)や速度(車速)に応じて、液晶素子を制御して車両進行方向のすれ違いビームの照射範囲を拡大することで、車両進行方向の視認性を確保する配光可変型前照灯システム(AFS:Adaptive Front-lighting System)にも、本発明を適用することが可能である。
また、すれ違い用ビーム(ロービーム)として、上端にカットオフラインを含むロービーム用配光パターンと、走行用ビーム(ハイビーム)として、ロービーム用配光パターンの上方に位置するハイビーム用配光パターンとを1つの灯具ユニットで切り替えることが可能なバイ(Bi)・ファンクション方式の車両用灯具にも、本発明を適用することが可能である。
1A,1B,1C,1D…車両用灯具 2A,2B,2C,2D…灯具ユニット 3…光源 4…液晶素子 5…集光光学系(第1のリフレクタ) 6…偏光ビームスプリッタ(PBS) 7…反射集光光学系(第2のリフレクタ) 8…偏光回転素子(λ/4板) 9…偏光板 10…投影光学系(投影レンズ) 11…実装基板 12…光学補償板 13…第3のリフレクタ 14…導光体 15…導光体 L…光 L1…第1の光 L2…第2の光 C1…第1の集光点 C2…第2の集光点

Claims (9)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光の偏光状態を可変に変調する液晶素子と、
    前記光源から出射された光を前記液晶素子に向けて集光させる集光光学系と、
    前記集光光学系により集光される光のうち、一方の偏光成分からなる第1の光を前記液晶素子に向けて透過し、他方の偏光成分からなる第2の光を反射する偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタにより反射された前記第2の光を前記液晶素子に向けて反射しながら集光させる反射集光光学系と、
    前記第2の光の光路中に配置されて、前記第2の光の偏光方向を回転し、前記第1の光の偏光方向と一致させる偏光回転素子と、
    前記液晶素子の前方に配置されて、前記液晶素子により変調された光のうち、特定の偏光成分の光を透過させる偏光板と、
    前記偏光板の前方に配置されて、前記偏光板を透過した光を前方に向けて投影する投影光学系とを備え、
    前記偏光回転素子は、1/4波長板であり、
    前記偏光ビームスプリッタから前記反射集光光学系に向かう前記第2の光の光路と、前記反射集光光学系から前記偏光ビームスプリッタに向かう前記第2の光の光路との両方の光路中に位置するように、前記1/4波長板が配置されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記液晶素子に向けて集光される前記第1の光と前記第2の光とが互いに共通する第1の集光点において集光されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記液晶素子は、前記第1の集光点に前記液晶素子が位置することを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記集光光学系は、前記光源及び前記第1の集光点を焦点とする楕円反射面を有する第1のリフレクタを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用灯具。
  5. 前記集光光学系は、前記光源と前記偏光ビームスプリッタとの間に配置された導光体を含み、
    前記導光体は、前記光源から出射された光を前記第1の集光点に向けて集光させることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用灯具。
  6. 前記集光光学系から前記偏光ビームスプリッタに向かう前記光の光路と、前記反射集光光学系から前記偏光ビームスプリッタに向かう前記第2の光の光路とから外れた位置にある第2の集光点において、前記偏光ビームスプリッタにより反射された前記第2の光が集光されることを特徴とする請求項2~5の何れか一項に記載の車両用灯具。
  7. 前記反射集光光学系は、前記第1の集光点及び前記第2の集光点を焦点とする楕円反射面を有する第2のリフレクタを含み、
    前記光源と前記第1の集光点との間の距離が、前記第2の集光点と前記第1の集光点との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
  8. 前記反射集光光学系は、前記光源と前記第1の集光点とを結ぶ光軸を挟んで前記集光光学系とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項2~7の何れか一項に記載の車両用灯具。
  9. 前記偏光ビームスプリッタは、前記液晶素子に対して、所定の傾きで対向して配置され、前記偏光ビームスプリッタにおける前記第1の光の通過する領域と前記液晶素子との間の距離は、前記偏光ビームスプリッタにおける前記第2の光が通過する領域と前記液晶素子との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の車両用灯具。
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