JP2022126212A - 音声出力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】イベント内容を適切に利用者に伝達すること。【解決手段】検知領域に人が存在するか否かを検知可能な人感検知部と、検知領域に存在する人に対して音声を出力する音声出力部と、検知領域及び検知領域の周囲において人が使用可能な機器の使用に伴う変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定可能な人判定部とが備えられ、音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生した状態において、人感検知部にて検知領域に人が存在することを検知し且つ人判定部にて検知領域に人が存在すると判定した場合に、制御部が、そのイベントに対応する音声出力を行うように、音声出力部を作動させる音声出力制御を行い、人感検知部にて検知領域に人が存在することを検知していない、又は、人判定部にて検知領域に人が存在すると判定していない場合に、制御部が、音声出力制御の実行を禁止する。【選択図】図5

Description

本発明は、音声を出力する音声出力部が備えられた音声出力システムに関する。
このような音声出力システムでは、防災情報や気候情報等の音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生すると、そのイベントに対応する音声データを音声出力部に送信し、音声出力部にて音声データを音声出力することで、発生した防災情報や気候情報等のイベント内容を利用者に伝達している(例えば、特許文献1参照)。
防災情報や気候情報等のイベントが発生した場合に、利用者が音声出力部の近くにいないこともあり、音声データを音声出力しても、イベント内容を利用者に伝達できないことがある。そこで、特許文献1に記載のシステムでは、光を利用して検知領域に人が存在するか否かを検知可能な光学式の人感検知部が備えられ、音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生した場合に、人感検知部にて人を検知していることを条件として、音声出力部にて音声データの音声出力を行っている。
特開2020-155956号公報
特許文献1に記載の人感検知部では、検知領域に向けて投光した光(赤外線)が人にて反射されることを検知することで、検知領域に人が存在することを検知している。しかしながら、例えば、検知領域に人以外の物体(例えば、ペットや検知領域に設置した機器や家具等)が存在する場合でも、検知領域に向けて投光した光(赤外線)がその物体によって反射されるので、人感検知部にて検知領域に人が存在すると誤検知してしまう可能性がある。このように、人感検知部の誤検知が生じた場合には、検知領域に人が存在していないにもかかわらず、音声データの音声出力を行ってしまい、イベント内容を利用者に伝達できない可能性があり、この点で改善の余地があった。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、イベント内容を適切に利用者に伝達することができる音声出力システムを提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、検知領域に人が存在するか否かを検知可能な人感検知部と、
検知領域に存在する人に対して音声を出力する音声出力部と、
検知領域及び検知領域の周囲において人が使用可能な機器の使用に伴う変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定可能な人判定部と、
前記音声出力部の作動状態を制御する制御部とが備えられ、
前記音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生した状態において、前記人感検知部にて検知領域に人が存在することを検知し且つ前記人判定部にて検知領域に人が存在すると判定した場合に、前記制御部が、そのイベントに対応する音声出力を行うように、前記音声出力部を作動させる音声出力制御を行い、
前記人感検知部にて検知領域に人が存在することを検知していない、又は、前記人判定部にて検知領域に人が存在すると判定していない場合に、前記制御部が、前記音声出力制御の実行を禁止する点にある。
検知領域及び検知領域の周囲において人が使用可能な機器は、その使用に伴って、例えば、機器へのエネルギー供給状態や検知領域の環境等が変化することになる。そこで、本構成によれば、人判定部は、機器の使用に伴う変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定することができる。音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生した状態において、制御部が、人感検知部の検知情報だけでなく、人判定部の判定情報をも加味して、音声出力制御を行うか否かを決定している。これにより、人感検知部の誤検知が生じた場合でも、人判定部にて検知領域に人が存在することを判定できなければ、音声出力制御を行うことなく、人感検知部の誤検知によりイベント内容を利用者に伝達できなくなるのを防止することができる。よって、制御部が、人感検知部及び人判定部の両方にて検知領域に人が存在することを確認した上で、音声出力制御を行うことができ、イベント内容を適切に利用者に伝達することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記機器として、ガス機器及び電気機器を含むエネルギー消費機器が備えられ、
そのエネルギー消費機器へのエネルギー供給状態を検知可能なエネルギー供給状態検知部が備えられ、
前記人判定部は、前記エネルギー供給状態検知部の検知情報に基づいて、前記エネルギー消費機器の使用に伴うエネルギー供給状態の変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定している点にある。
ガス機器及び電気機器を含むエネルギー消費機器は、その使用に伴って、そのエネルギー消費機器へのエネルギーの供給量が増大することになる。そこで、本構成によれば、人判定部は、エネルギー供給状態検知部の検知情報に基づいて、エネルギー消費機器へのエネルギーの供給量が増大すれば、検知領域に人が存在すると判定でき、その判定を適切に行うことができる。これにより、人判定部による判定情報も加味することで、音声出力制御を適切なタイミングにて行うことができ、イベント内容を適切に利用者に伝達することができる。
本発明の第3特徴構成は、検知領域における温度及び湿度の少なくとも一方を検知可能な温湿度検知部が備えられ、前記人判定部は、前記温湿度検知部の検知情報に基づいて、前記機器の使用に伴う検知領域における温度又は湿度の変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定している点にある。
例えば、検知領域に人が存在することで、空調装置を使用している場合には、空調装置の空調に伴って、検知領域における温度や湿度が変化することになる。逆に、検知領域に人が存在せず、空調装置も不使用としている場合には、検知領域における温度や湿度がほとんど変化しない。このように、検知領域に人が存在するか否かによって使用と不使用とに切り替えられる機器では、使用の場合と不使用の場合とで、検知領域における温度や湿度の変化状態が異なることがある。
そこで、本構成によれば、人判定部は、温湿度検知部の検知情報に基づいて、機器の使用に伴う検知領域における温度又は湿度の変化状態を捉えることで、検知領域に人が存在するか否かを判定することができ、その判定を適切に行うことができる。これにより、人判定部による判定情報も加味することで、音声出力制御を適切なタイミングにて行うことができ、イベント内容を適切に利用者に伝達することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記人判定部は、前記温湿度検知部の検知情報による検知領域における温度又は湿度の変化度合いが設定範囲よりも大きい又は小さい場合に、検知領域に人が存在しないと判定し、前記温湿度検知部の検知情報による検知領域における温度又は湿度の変化度合いが設定範囲内である場合に、検知領域に人が存在すると判定している点にある。
例えば、湯沸かし器や炊飯器を使用した場合には、湯気等が発生するので、それらの機器が検知領域又は検知領域の周囲に設置されている場合には、検知領域に人が存在しなくても、検知領域における温度や湿度が急激に変化することになる。また、検知領域に人が存在せずに、空調装置が不使用の場合には、検知領域における温度や湿度がそれほど変化することがなく、変化度合いはかなり小さなものとなる。逆に、検知領域に人が存在して、空調装置を使用すれば、空調装置の空調によって、検知領域における温度や湿度が変化するものの、湯沸かし器や炊飯器を使用した場合と比べると、その変化度合いは小さくなる。
そこで、例えば、湯沸かし器や炊飯器を使用した場合、及び、空調装置を使用又は不使用とした場合における検知領域における温度や湿度の変化度合いの違いを鑑みて、温度や湿度の変化度合いについての設定範囲を、検知領域に人が存在して空調装置を使用した場合に対応して設定することができる。このように設定範囲を設定することで、人判定部は、温湿度検知部の検知情報による検知領域における温度又は湿度の変化度合いが設定範囲よりも大きい又は小さい場合に、検知領域に人が存在しないと判定し、温湿度検知部の検知情報による検知領域における温度又は湿度の変化度合いが設定範囲内である場合に、検知領域に人が存在すると判定することができる。よって、各機器の使用及び不使用に伴う検知領域における温度や湿度の変化度合いに基づいて、検知領域の人の存否を適切に判定することができる。
本発明の第5特徴構成は、前記温湿度検知部の検知情報に基づいて、検知領域及び検知領域の周囲における温湿度環境が異常状態であるか否かを判定する環境異常状態判定部が備えられ、
その環境異常判定部にて異常状態と判定した場合に、前記制御部が、前記音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生したとして、前記音声出力制御において、その異常状態に対応する音声出力を行うように構成されている点にある。
検知領域及び検知領域の周囲における温度や湿度が高い場合には、熱中症等が生じる可能性がある。そこで、本構成によれば、環境異常状態判定部にて異常状態と判定した場合に、制御部が、音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生したとして、その異常状態に対応する音声出力を行うので、検知領域及び検知領域の周囲における温湿度環境が異常状態であることを利用者に伝達して、利用者に熱中症等の対策を講じることを促し、熱中症等の発生を未然に防止することができる。しかも、人判定部と環境異常状態判定部との両方にて温湿度検知部を兼用することができ、構成の簡素化を図ることもできる。
音声出力システムの全体概略構成を示す図 警報装置の概略構成を示す図 人判定部の動作を示すフローチャート 人判定部の動作を示すフローチャート 音声出力システムの動作を示すフローチャート
本発明に係る音声出力システムの実施形態について図面に基づいて説明する。
この音声出力システムは、防災情報や気候情報等の音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生すると、そのイベントに対応する音声データを音声出力することで、天候情報や防災情報等の各種の情報を利用者に伝達するものである。
この音声出力システム100は、図1に示すように、利用者の住居等の施設に設置される警報装置1を利用して構成しており、図2に示すように、警報装置1に音声出力部18を備えさせて、住居等の施設に居る利用者に対して、イベント内容を通知している。
音声出力システム100は、図1に示すように、警報装置1に加えて、利用者が各種の設定や操作を行うためのスマートフォン等の端末装置2、各種の制御及び通信を行うサーバ装置3、イベントの発生等を通知するための外部装置4等が備えられている。警報装置1、端末装置2、及び、外部装置4の夫々は、インターネット等の情報通信網5を介してサーバ装置3との間で各種の情報を通信自在に構成されている。
警報装置1は、図2に示すように、床部11と天井部12との間の室内空間を検知領域13として、天井部12や天井部12側の壁部等に配設されている。警報装置1は、監視センサ部14、人感検知部15、温湿度センサ部16、表示部17、音声出力部18、装置側制御部19、装置側記憶部20、装置側通信部21等が備えられている。
装置側記憶部20には、警報装置1を作動させるための各種の情報が記憶されており、装置側制御部19が、装置側記憶部20に記憶されている各種の情報を用いて、警報装置1の作動状態を制御している。装置側制御部19は、装置側通信部21を介して有線通信又は無線通信により、サーバ装置3との間で各種の情報を送受信可能に構成されている。
監視センサ部14は、例えば、ガス漏れ監視センサ、CO(一酸化炭素)監視センサ、火災監視センサ等の各種のセンサが備えられ、装置側制御部19が、それらのセンサの検出情報に基づいて、ガス漏れ、CO濃度異常、火災が発生しているか否か等を監視している。
例えば、装置側制御部19は、ガス漏れ監視センサにて検出する検出対象ガスの濃度が設定値以上となると、ガス漏れであるとして、表示部17による表示や音声出力部18による音声出力等によりガス漏れ用の警報を行う。また、装置側制御部19は、CO監視センサにて検出するCO濃度が設定値以上となると、CO濃度異常であるとして、表示部17による表示や音声出力部18による音声出力等により、CO濃度異常用の警報を行う。更に、装置側制御部19は、火災監視センサにて火災により生じる煙や熱等を検出すると、火災であるとして、表示部17による表示や音声出力部18による音声出力等により、火災用の警報を行う。
温湿度センサ部16は、検知領域13を含む台所等の室内空間の温度及び湿度を検出している。表示部17は、ランプやLEDを有し、文字情報等を表示可能な表示装置にて構成されている。音声出力部18は、例えば、スピーカ等から構成され、各種の音声データを音声出力可能に構成されている。
サーバ装置3は、図1に示すように、サーバ側制御部41、サーバ側記憶部42、サーバ側通信部43等が備えられている。サーバ側記憶部42には、各種の情報が記憶されており、サーバ側制御部41が、サーバ側記憶部42に記憶されている各種の情報を用いて、サーバ装置3の作動状態を制御している。サーバ側制御部41は、サーバ側通信部43を介して有線通信又は無線通信により、警報装置1や外部装置4との間で各種の送受信可能に構成されている。
外部装置4は、防災情報や気候情報等、外部でのイベントが発生した場合に、そのイベントが発生したことをサーバ装置3に通知するように構成されている。例えば、防災情報であれば、外部装置4は、地震が発生したタイミングにてイベントが発生したとして、「地震発生」等の防災情報をサーバ装置3に通知している。また、気候情報であれば、外部装置4は、天気予報等が更新されたタイミングにてイベントが発生したとして、更新された天気予報(例えば、「今日の天気は晴れです」等)をサーバ装置3に通知している。
サーバ装置3では、外部装置4からイベントが発生したことの通知を受けると、サーバ側制御部41が、そのイベントに対応する音声データをサーバ側記憶部42から取得し、その取得した音声データを警報装置1に送信している。これにより、警報装置1では、装置側制御部19が、サーバ装置3から送信された音声データを音声出力部18にて音声出力して、イベント内容を利用者に伝達している。
例えば、地震が発生した場合には、外部装置4からサーバ装置3に地震が発生したことが通知され、サーバ側制御部41が、サーバ側記憶部42から地震が発生したことに対応する音声データ(「地震発生」等の音声データ)を取得し、その音声データを警報装置1に送信する。警報装置1では、装置側制御部19が、サーバ装置3から送信された「地震発生」等の音声データを音声出力部18にて音声出力して、地震が発生したことを利用者に伝達している。
また、天気予報が更新された場合には、外部装置4からサーバ装置3に天気予報が更新されたことが通知され、サーバ側制御部41が、サーバ側記憶部42から更新された天気予報に対応する音声データ(「今日の天気は晴れです」等の音声データ)を取得し、その音声データを警報装置1に送信する。警報装置1では、装置側制御部19が、サーバ装置3から送信された「今日の天気は晴れです」等の音声データを音声出力部18にて音声出力して、更新された天気予報を利用者に伝達している。
このようにして、音声出力システム100では、サーバ側制御部41及び装置側制御部19等の制御部によって、外部にてイベントが発生した場合に、そのイベントに対応する情報を、外部装置4→サーバ装置3→警報装置1の順に通信して、そのイベントに対応する音声データを音声出力部18から音声出力する音声出力制御を行っている。例えば、気候情報としては、天気予報に限らず、雨雲が接近したタイミングにて「雨雲の接近」を音声出力したり、気象警報が発令されたタイミングにて「気象警報発令」を音声出力することもできる。
音声出力制御におけるイベント内容については、防災情報や気候情報に限らず、例えば、ニュースが更新されたタイミングにそのニュースに対応する音声データを音声出力したり、交通情報が更新されたタイミングにてその交通情報に対応する音声データを音声出力することもでき、各種のイベント内容を適用することができる。
この音声出力システム100では、外部にてイベントが発生した場合だけでなく、施設の内部にてイベントが発生した場合にも、装置側制御部19等の制御部によって、そのイベントに対応する音声データを音声出力部18から音声出力する音声出力制御を行うようにしている。音声出力システム100は、ガス漏れ、CO濃度異常、火災等の監視対象事象を監視している警報装置1を利用していることから、ガス漏れ、CO濃度異常、火災等の監視対象事象を警報装置1にて検知した場合に、イベントが発生したとして、その監視対象事象に対応する音声データを音声出力部18にて音声出力している。
例えば、装置側制御部19は、図2に示すように、監視センサ部14の検出情報に基づいて、ガス漏れの発生を検知すると、イベントが発生したとして、「ガス漏れ発生」等のガス漏れに対応する音声データを装置側記憶部20から取得し、その「ガス漏れ発生」等のガス漏れに対応する音声データを音声出力部18にて音声出力している。また、装置側制御部19は、CO濃度異常や火災の発生を検知した場合も、それらに対応する音声データを装置側記憶部20から取得し、その取得した音声データを音声出力部18にて音声出力している。
警報装置1には、監視センサ部14だけでなく、検知領域13を含む室内空間の温度及び湿度を検出する温湿度センサ部16が備えられている。そこで、装置側制御部19(環境異常状態判定部に相当する)は、温湿度センサ部16の検出情報に基づいて、室内空間の温度及び湿度が上昇して熱中症等が発生する可能性があるか否か、及び、室内空間の湿度が低下して乾燥状態であるか否か等、室内空間の温湿度環境が異常状態であるか否かを判定している。
装置側制御部19は、室内空間の温湿度環境が異常状態であると判定した場合に、温湿度環境が異常状態であることに対応する音声データを装置側記憶部20から取得し、その取得した音声データを音声出力部18にて音声出力している。このとき、温湿度環境が異常状態であることに対応する音声データとしては、熱中症等を発生する可能性がある場合に、「熱中症注意」等の音声データとし、乾燥状態である場合に、「乾燥注意」等の音声データとすることができる。
また、例えば、「今日はゴミの日です」等の定型文の音声データをサーバ側記憶部42や装置側記憶部20に記憶させておき、その定型文の音声データを音声出力する日時等を設定しておくことができる。これにより、サーバ側制御部41や装置側制御部19等の制御部は、設定された日時になると、イベントが発生したとして、「今日はゴミの日です」等の定型文の音声データを音声出力部18にて音声出力する音声出力制御を行うこともできる。
音声出力システム100が音声出力制御を行うに当たり、イベントが発生することが前提条件となるが、音声出力制御を実行可能とする日時や時間帯等については、利用者が端末装置2を操作することで、適宜設定することもできる。
イベントが発生するのは利用者が意図しているタイミングではないこともあり、イベントの発生に伴って、音声出力システム100が音声出力制御を行うだけでは、利用者にそのイベント内容を伝達することが難しいことがある。そこで、音声出力システム100では、検知領域13に人が存在することを確認した上で、イベントの発生に伴う音声出力制御を行うようにしている。
音声出力システム100は、検知領域13に人が存在するか否かを確認するために、検知領域13に人が存在するか否かを検知可能な人感検知部15と、検知領域13及び検知領域13の周囲において人が使用可能な機器の使用に伴う変化状態を捉えて、検知領域13に人が存在するか否かを判定可能な人判定部51とが備えられている。
このようにして、音声出力システム100では、イベントが発生した状態において、人感検知部15にて検知領域13に人が存在することを検知し且つ人判定部51にて人が存在していることを判定した場合に、サーバ側制御部41及び装置側制御部19等の制御部によって、そのイベントに対応する音声データを音声出力部18から音声出力する音声出力制御を行っている。また、音声出力制御については、イベントが発生すると、人感検知部15及び人判定部51にて検知領域13に人が存在することを確認した最初のタイミングにて、音声出力制御を行うだけであり、その後、人感検知部15及び人判定部51にて検知領域13に人が存在することを確認しても、音声出力制御を行わない。
まず、人感検知部15について説明する。
人感検知部15は、図2に示すように、例えば、台所等の検知領域13に人が存在するか否かを検知している。人感検知部15は、赤外線を検知領域13に向けて投光する赤外線投光部31と、検知領域13の方向から入射する赤外線を検出する赤外線検出部32と、その赤外線検出部32の検出情報に基づいて、検知領域13に人が存在するか否かを判定する装置側制御部19とが備えられている。
赤外線投光部31は、赤外線を投光可能な発光素子、その発光素子から投光される赤外線の照射範囲や照射角度等を調整可能な光学レンズ等が備えられている。赤外線検出部32は、赤外線に感度を有して、その受光した赤外線の強度に応じた電気信号を出力可能な光電変換素子等が備えられている。装置側制御部19は、赤外線検出部32から出力された検出値と閾値とを比較することで、検知領域13に人が存在するか否かを判定している。
検知領域13に人等の物体が存在しない場合には、赤外線投光部31から投光された赤外線が、検知領域13の周囲の床部11等にて反射されて、赤外線検出部32にて検出されることになる。よって、赤外線検出部32にて検出される赤外線の検出値は、ほぼ一定値となる。それに対して、検知領域13に人等の物体が存在する場合には、赤外線投光部31から投光された赤外線が、検知領域13に存在する人等の物体にて反射されて、赤外線検出部32にて検出されることになる。よって、赤外線検出部32にて検出される赤外線の強度が増大され、赤外線検出部32にて検出される赤外線の検出値も増大することになる。そこで、装置側制御部19は、赤外線検出部32にて検出される赤外線の検出値がどのように変化しているかを捉えており、赤外線検出部32にて検出される赤外線の検出値が閾値よりも大きくなると、検知領域13に人が存在すると判定している。閾値については、検知領域13に人が存在しない状態における赤外線検出部32のほぼ一定の検出値を考慮して、予め設定しておくことができる。
ちなみに、赤外線検出部32は、設定周期(例えば、1秒)で、赤外線検出部32の検出値に基づく人の存否の検知動作を繰り返し行っており、設定回数(例えば、3回)連続して人の存在を検知した場合に、人の存在であると確定して、サーバ装置3等にその確定値を出力している。また、赤外線検出部32は、設定期間(例えば、1分間)連続して人の存在を検知していない場合に、人が存在しないと確定して、サーバ装置3等にその確定値を出力している。
次に、人判定部51について説明する。
人判定部51は、人感検知部15とは別の手法にて検知領域13に人が存在するか否かを判定しており、その手法として、2つの手法が採用されている。
1つ目の手法は、人判定部51が、人が使用可能な機器の使用に伴う変化状態として、機器へのエネルギー供給状態の変化を捉えて、検知領域13に人が存在するか否かを判定している。検知領域13や検知領域13の周囲には、機器として、ガス機器及び電気機器を含むエネルギー消費機器が備えられていることから、図1に示すように、そのエネルギー消費機器へのエネルギー供給状態を検知可能なエネルギー供給状態検知部52が備えられている。エネルギー供給状態検知部52は、機器の夫々についてその機器個別のエネルギー供給状態を検知可能としており、ガス機器であれば、そのガス機器への燃料ガス供給量を検知し、電気機器であれば、その電気機器への電力供給量を検知している。
検知領域13に人が存在してガス機器及び電気機器を使用していれば、そのガス機器及び電気機器へのエネルギー供給量が増大することになる。そこで、図3のフローチャートに示すように、検知領域13に設置したガス機器及び電気機器におけるエネルギー供給状態検知部52の検出値が設定値よりも大きくなっていると、人判定部51は、検知領域13に人が存在すると判定している(ステップ#1のYesの場合、ステップ#2)。逆に、エネルギー供給状態検知部52の検出値が設定値以下であると、人判定部51は、検知領域13に人が存在しないと判定している(ステップ#1のNoの場合、ステップ#3)。
2つ目の手法は、人判定部51が、人が使用可能な機器の使用に伴う変化状態として、検知領域13及び検知領域13の周囲の温湿度環境の変化を捉えて、検知領域13に人が存在するか否かを判定している。検知領域13や検知領域13の周囲には、機器として、湯沸かし器、炊飯器、空調装置等が設置されており、それらの機器が使用と不使用とを切り替えることで、検知領域13や検知領域13の周囲の温湿度環境が変化する。
例えば、湯沸かし器や炊飯器を使用した場合には、湯気等が発生するので、図2に示すように、検知領域13に人が存在しなくても、検知領域13における温度や湿度が急激に変化することになる。また、検知領域13に人が存在せずに、空調装置が不使用の場合には、検知領域13における温度や湿度がそれほど変化することがなく、変化度合いはかなり小さなものとなる。逆に、検知領域13に人が存在して、空調装置を使用すれば、空調装置の空調によって、検知領域13における温度や湿度が変化するものの、湯沸かし器や炊飯器を使用した場合と比べると、その変化度合いは小さくなる。
そこで、人判定部51は、湯沸かし器や炊飯器を使用した場合、及び、空調装置を使用又は不使用とした場合における検知領域13における温度及び湿度の変化度合いの違いを利用して、温湿度センサ部16の検出値の変化度合いと設定範囲とを比較することで、検知領域13に人が存在するか否かを判定している。このとき、設定範囲については、実験等により、検知領域13に人が存在する状態において、空調装置の空調によって、検知領域13における温度や湿度が変化したときの変化度合いに対応して、予め設定しておくことができる。
また、検知領域13や検知領域13の周囲の温湿度環境は、図2に示すように、温湿度センサ部16の検出情報から取得することができる。サーバ装置3に備えられた人判定部51は、図1に示すように、警報装置1とサーバ装置3との間での通信を介して、温湿度センサ部16の検出情報を取得することができる。また、この2つ目の手法を採用する場合には、人判定部51を、警報装置1の装置側制御部19に備えさせることもできる。
図4のフローチャートに示すように、温湿度センサ部16の検出値の変化度合いが設定範囲内である場合に、人判定部51は、検知領域13に人が存在すると判定している(ステップ#11のYesの場合、ステップ#12)。逆に、温湿度センサ部16の検出値の変化度合いが設定範囲よりも大きい又は小さい場合に、人判定部51は、検知領域13に人が存在しないと判定している(ステップ#11のNoの場合、ステップ#13)。
このように、人感検知部15を備えるだけでなく、機器の使用に伴う変化状態を捉えて検知領域13に人が存在するか否かを判定する人判定部51を備えることで、検知領域13に人が存在することの確認を適切に行うことができる。このとき、人判定部51については、上述の2つの手法を採用することができるので、何れか1つの手法だけを用いて検知領域13に人が存在するか否かを判定したり、2つの手法の両方を用いて検知領域13に人が存在するか否かを判定することができる。
以下、図5のフローチャートに基づいて、音声出力システム100の動作について説明する。
音声出力システム100は、イベントが発生している状態において、人感検知部15にて検知領域13に人が存在することを検知し且つ人判定部51にて検知領域13に人が存在すると判定した場合に、音声出力制御を行う(ステップ#21のYesの場合、ステップ#22のYesの場合、ステップ#23)。
それに対して、音声出力システム100は、人感検知部15にて検知領域13に人が存在することを検知していない、又は、人判定部51にて検知領域13に人が存在すると判定していない場合に、音声出力制御の実行を禁止している(ステップ#22のNoの場合、ステップ#24)。
このように、音声出力システム100は、イベントが発生した場合に、検知領域13に人が存在することを人感検知部15及び人判定部51の両方にて確認した上で、サーバ側制御部41及び装置側制御部19等の制御部によって、そのイベント内容に対応する音声データを出力する音声出力制御を実行可能である。
しかしながら、イベント内容については、各種のものがあり、検知領域13に人が存在するか否かにかかわらず、音声出力部18にて音声出力すべきイベント内容も含まれている。よって、全てのイベント内容について、一律に、検知領域13に人が存在することを確認した上で音声出力する必要はなく、かえって不都合を生じる場合もある。
そこで、イベント内容によって、検知領域13に人が存在することを確認した上で音声出力すべきものと、検知領域13に人が存在するか否かにかかわらず音声出力すべきものとに区分けするように、予め設定されている。例えば、防災情報や気象警報等、利用者に早く伝達するべき緊急性の高いものは、検知領域13に人が存在するか否かにかかわらず音声出力すべきものとして区分け設定し、天気予報等、利用者に伝達するべき緊急性の低いものは、検知領域13に人が存在することを確認した上で音声出力すべきものとして区分け設定しておくことができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、夫々単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、警報装置1を利用して音声出力システム100を構成しているが、警報装置1に限らず、例えば、音声出力部18を有する音声出力装置を備えたものであればよく、どのような装置を利用するかは適宜変更が可能である。
(2)上記実施形態では、サーバ装置3を備えているが、例えば、装置側制御部19等にサーバ側制御部41の各種の機能を備えさせることで、サーバ装置3を省略することもできる。
13 検知領域
15 人感検知部
16 温湿度センサ部(温湿度検知部)
18 音声出力部
19 装置側制御部(制御部、環境異常状態判定部)
41 サーバ側制御部(制御部)
51 人判定部
52 エネルギー供給状態検知部
100 音声出力システム

Claims (5)

  1. 検知領域に人が存在するか否かを検知可能な人感検知部と、
    検知領域に存在する人に対して音声を出力する音声出力部と、
    検知領域及び検知領域の周囲において人が使用可能な機器の使用に伴う変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定可能な人判定部と、
    前記音声出力部の作動状態を制御する制御部とが備えられ、
    前記音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生した状態において、前記人感検知部にて検知領域に人が存在することを検知し且つ前記人判定部にて検知領域に人が存在すると判定した場合に、前記制御部が、そのイベントに対応する音声出力を行うように、前記音声出力部を作動させる音声出力制御を行い、
    前記人感検知部にて検知領域に人が存在することを検知していない、又は、前記人判定部にて検知領域に人が存在すると判定していない場合に、前記制御部が、前記音声出力制御の実行を禁止する音声出力システム。
  2. 前記機器として、ガス機器及び電気機器を含むエネルギー消費機器が備えられ、
    そのエネルギー消費機器へのエネルギー供給状態を検知可能なエネルギー供給状態検知部が備えられ、
    前記人判定部は、前記エネルギー供給状態検知部の検知情報に基づいて、前記エネルギー消費機器の使用に伴うエネルギー供給状態の変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定している請求項1に記載の音声出力システム。
  3. 検知領域における温度及び湿度の少なくとも一方を検知可能な温湿度検知部が備えられ、前記人判定部は、前記温湿度検知部の検知情報に基づいて、前記機器の使用に伴う検知領域における温度又は湿度の変化状態を捉えて、検知領域に人が存在するか否かを判定している請求項1又は2に記載の音声出力システム。
  4. 前記人判定部は、前記温湿度検知部の検知情報による検知領域における温度又は湿度の変化度合いが設定範囲よりも大きい又は小さい場合に、検知領域に人が存在しないと判定し、前記温湿度検知部の検知情報による検知領域における温度又は湿度の変化度合いが設定範囲内である場合に、検知領域に人が存在すると判定している請求項3に記載の音声出力システム。
  5. 前記温湿度検知部の検知情報に基づいて、検知領域及び検知領域の周囲における温湿度環境が異常状態であるか否かを判定する環境異常状態判定部が備えられ、
    その環境異常判定部にて異常状態と判定した場合に、前記制御部が、前記音声出力部にて音声データを音声出力させる必要があるイベントが発生したとして、前記音声出力制御において、その異常状態に対応する音声出力を行うように構成されている請求項3又は4に記載の音声出力システム。
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