JP2022126115A - 積層コイル部品 - Google Patents

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英和 佐藤
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Abstract

【課題】巻回効率及び特性の向上が図られると共に、構成の簡単化及び耐電圧の向上を実現できる積層コイル部品を提供する。【解決手段】積層コイル部品1は、積層構造をなす絶縁性の素体2の内部にコイル部Cを含み、コイル部Cを構成する第1の導体パターン層L1及び第2の導体パターン層L2において、分断領域Rを挟んで対峙する外側導体ライン12の端部対12a,12b及び内側導体ライン13の端部対13a,13bの位置が分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向にずれている。【選択図】図4

Description

本開示は、積層コイル部品に関する。
近年、電子部品の小型化及び高性能化の要求に伴い、電子部品に搭載される積層コイル部品の小型化及び特性向上が求められている。例えば特許文献1に記載の積層インダクタは、いわゆる多重巻回構造のコイルを有している。この従来の積層インダクタでは、例えば各層の外側のコイルが積層方向の一方側から他方側に向かって巻かれており、各層の内側のコイルが積層方向の他方側から一方側に向かって巻かれている。
特開2000-216023号公報
上述のような積層コイル部品では、小型化及び特性向上に加え、構成の簡単化や耐電圧の向上といった技術的な課題が更に存在している。例えば上述した特許文献1の積層インダクタでは、多重巻回構造のコイルを形成することで巻回効率が向上する一方、必要な導体パターンの種類が多くなるため、各層の作製に手間と時間を要することが考えられる。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、巻回効率及び特性の向上が図られると共に、構成の簡単化及び耐電圧の向上を実現できる積層コイル部品を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る積層コイル部品は、積層構造をなす絶縁性の素体の内部にコイル部を含む積層コイル部品であって、コイル部は、所定の分断領域において一部が分断された環状の外側導体ライン及び内側導体ラインを有する第1の導体パターン層と、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の外側導体ライン同士を分断領域において接続する外側接続ライン、及び積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の内側導体ライン同士を分断領域において接続する内側接続ラインを有する第2の導体パターン層と、外側導体ラインと内側導体ラインとを接続する接続ラインを有する第3の導体パターン層と、を有し、分断領域を挟んで対峙する外側導体ラインの端部対及び内側導体ラインの端部対の位置、若しくは分断領域における外側接続ラインの両端部及び内側導体ラインの両端部の位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向にずれている。
この積層コイル部品では、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の外側導体ライン同士及び内側導体ライン同士が接続されることにより、素体内に多重巻回構造のコイル部が形成されている。かかる多重巻回構造のコイル部の採用により、巻回効率の向上が図られる。この積層コイル部品では、外側導体ライン及び内側導体ラインの分断領域に位置する外側接続ライン及び内側接続ラインによって、外側導体ライン同士及び内側導体ライン同士が階段状に接続されている。このため、コイル部の内径を十分に確保することが可能となり、インダクタンス値、直流重畳特性、直流抵抗といった特性を向上できる。また、コイル部の形成に必要な導体パターンの種類を抑えることができ、各層の作製に手間と時間を要することを回避できる。
さらに、この積層コイル部品では、分断領域を挟んで対峙する外側導体ラインの端部対及び内側導体ラインの端部対の位置、若しくは分断領域における外側接続ラインの両端部及び内側接続ラインの両端部の位置が分断領域を通るコイル部のライン方向にずれている。これにより、外側のラインと内側のラインとが並行する領域の長さを抑えることができる。外側のラインと内側のラインとが並行する領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の長さを抑えることで耐電圧の向上を実現できる。
分断領域における外側接続ラインの両端部及び内側接続ラインの両端部の位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向について揃っており、分断領域を挟んで対峙する外側導体ラインの端部対及び内側導体ラインの端部対の位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向についてずれていてもよい。この構成によれば、外側のラインと内側のラインとが並行する領域の長さをより確実に抑えることができる。したがって、耐電圧の向上を一層好適に実現できる。
第1の導体パターン層において、外側導体ラインと内側導体ラインとの間の領域の抵抗率は、第1の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっていてもよい。外側導体ラインと内側導体ラインとの間の領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の抵抗率を相対的に高めることで、耐電圧の一層の向上が図られる。
第2の導体パターン層において、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の外側導体ライン間及び内側導体ライン間の領域の抵抗率は、第2の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっていてもよい。積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の外側導体ライン間及び内側導体ライン間の領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の抵抗率を相対的に高めることで、耐電圧の一層の向上が図られる。
第2の導体パターン層の厚さは、第1の導体パターン層の厚さよりも小さくなっていてもよい。これにより、外側導体ライン及び内側導体ラインの接続部分の厚さが抑えられ、積層方向にコイル部をより密に巻くことが可能となる。また、接続部分の厚さを抑えることで、接続部分の熱収縮及び熱収縮による厚さの変動を抑えることができる。したがって、接続部分の断線の発生を抑制できる。
素体における積層方向の一端面には、一対の端子電極が設けられ、コイル部は、外側導体ラインを一対の端子電極の一方に接続し、内側導体ラインを一対の端子電極の他方に接続する引出導体を有する第4の導体パターン層を有していてもよい。この場合、いわゆる底面端子型の積層コイル部品を構成できる。底面端子型の積層コイル部品では、実装面積を抑えることが可能となり、高密度実装を実現できる。
第3の導体パターン層は、素体における積層方向の他端面側において外側導体ラインと内側導体ラインとを接続していてもよい。これにより、コイル部の巻き数を十分に確保することができる。
本開示によれば、巻回効率及び特性向上が図られると共に、構成の簡単化及び耐電圧の向上を実現できる。
本開示の一実施形態に係る積層コイル部品を示す概略的な側面図である。 図1に示す積層コイル部品のコイル部の構成を模式的に示す図である。 図1に示す積層コイル部品の層構成の一例を示す概略的な分解斜視図である。 (a)及び(b)は、図1に示す積層コイル部品の第1の導体パターン層を示す平面図であり、(c)は、図1に示す積層コイル部品の第2の導体パターン層を示す平面図である。 (a)は、図1に示す積層コイル部品の分断領域近傍の外側巻回体の構成を示す概略的な部分拡大断面図であり、(b)は、同領域近傍の内側巻回体の構成を示す概略的な部分拡大断面図である。 図1に示す積層コイル部品の層構成の別例を示す概略的な分解斜視図である。 (a)及び(b)は、図6に示す積層コイル部品の第1の導体パターン層を示す平面図であり、(c)は、図6に示す積層コイル部品の第2の導体パターン層を示す平面図である。 (a)は、図6に示す積層コイル部品の分断領域近傍の外側巻回体の構成を示す概略的な部分拡大断面図であり、(b)は、同領域近傍の内側巻回体の構成を示す概略的な部分拡大断面図である。 別の変形例に係る積層コイル部品を示す概略的な側面図である。 図1に示す積層コイル部品の層構成の一例を示す概略的な分解斜視図である。 図1に示す積層コイル部品の層構成の別例を示す概略的な分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係る積層コイル部品の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る積層コイル部品を示す概略的な側面図である。積層コイル部品1は、例えばビーズインダクタやパワーインダクタに適用される部品である。積層コイル部品1は、図1に示すように、直方体形状をなす素体2と、一対の端子電極3,3とを備えている。
素体2は、互いに対向する一対の端面2a,2bと、端面2a,2bの対向方向に直交する方向で互いに対向する一対の端面2c,2dと、を含んでいる。端面2a(図1における底面)は、積層コイル部品1の実装面となる面である。実装面は、積層コイル部品1を他の電子機器(回路基板、電子部品等)に実装する際に、当該他の電子機器と対向する面である。なお、ここでの直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされた直方体形状、及び角部及び稜線部が丸められた直方体形状が含まれる。
素体2は、複数の磁性体層(図3参照)による積層構造をなしている。これらの複数の層は、端面2a,2bの対向方向に積層されている。すなわち、複数の層の積層方向は、端面2a,2bの対向方向と一致している(以下、端面2a,2bの対向方向を「積層方向」と称す)。実際の素体2では、複数の層は、その層間の境界が視認できない程度に一体化されている。
素体2は、例えば金属磁性粒子、フェライト、ガラスセラミック系の材料によって構成されている。本実施形態では、素体2は、複数の金属磁性粒子(不図示)を含んでいる。金属磁性粒子は、例えば軟磁性合金から構成されている。軟磁性合金は、例えばFe-Si系合金、FeSiCr系合金である。軟磁性合金がFe-Si系合金である場合、軟磁性合金は、Pを含んでいてもよい。軟磁性合金は、例えばFe-Ni-Si-M系合金であってもよい。「M」は、Co、Cr、Mn、P、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、B、Al、及び希土類元素から選択される一種以上の元素を含む。
素体2では、金属磁性粒子同士が結合している。金属磁性粒子同士の結合は、例えば金属磁性粒子の表面に形成される酸化膜同士の結合によって実現されている。また、素体2は、樹脂による充填部分を含んでいる。樹脂は、複数の金属磁性粒子間の少なくとも一部に存在している。樹脂は、電気絶縁性を有する樹脂である。樹脂としては、例えばシリコーン樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる。複数の金属磁性粒子間には、樹脂による充填のない空隙部分が存在していてもよい。
図1に示す積層コイル部品1は、いわゆる底面端子型となっている。一対の端子電極3,3は、いずれも扁平な直方体形状をなし、素体2の端面2aにおいて端面2c,2dの対向方向に互いに離間して配置されている。端子電極3は、導電性材料を含んで構成されている。導電性材料は、例えばAg又はPdである。端子電極3は、例えば焼付電極であり、導電性ペーストの焼結体として構成されている。導電性ペーストは、導電性金属粉末及びガラスフリットを含んでいる。導電性金属粉末は、例えばAg粉末又はPd粉末である。端子電極3の表面には、めっき層が形成されていてもよい。めっき層は、例えば電気めっきにより形成される。電気めっきは、例えば電気Niめっき又は電気Snめっきである。
図2は、図1に示す積層コイル部品のコイル部の構成を模式的に示す図である。同図に示すように、素体2の内部には、コイル部Cが設けられている。図2に示すように、積層コイル部品1は、外側巻回体C1及び内側巻回体C2による二重巻回構造のコイル部Cを有している。外側巻回体C1と内側巻回体C2とは、巻回の進行方向が互いに反転している。図2の例では、外側巻回体C1は、素体2の端面2a側から端面2b側に巻き進む巻回体となっており、内側巻回体C2は、素体2の端面2b側から端面2a側に巻き進む巻回体となっている。外側巻回体C1の一端は、素体2の実装面(端面2a)側に引き出され、一対の端子電極3,3の一方に接続されている。内側巻回体C2の一端は、素体2の実装面(端面2a)側に引き出され、一対の端子電極3,3の他方に接続されている。外側巻回体C1の他端と内側巻回体C2の他端とは、実装面の反対面(端面2b)側で接続されている。
図3は、図1に示す積層コイル部品の層構成の一例を示す概略的な分解斜視図である。同図に示すように、コイル部Cを構成する複数の層は、カバー層Lcと、第1の導体パターン層L1と、第2の導体パターン層L2と、第3の導体パターン層L3と、第4の導体パターン層L4とを含んで構成されている。カバー層Lcは、金属磁性粒子を含む素体部分11のみによって構成された層である。カバー層Lcは、素体2の端面2b側に複数配置されている。カバー層Lcを除く各層は、上述した金属磁性粒子を含む素体部分11を導体部分に対応する形状で刳り抜き、当該刳抜部分に導体部分を配置することによって構成されている。このため、これらの各層では、素体部分11と導体部分とが面一となっている。
導体部分は、例えば金属材料によって構成されている。金属材料の材料は、特に限定はされないが、例えばAg、Cu、Au、Al、Pd、Pd/Ag合金などを用いることができる。金属材料には、Ti化合物、Zr化合物、Si化合物などが添加されていてもよい。素体部分11の刳り抜きには、例えばレーザ加工を用いることができる。導体部分の形成には、例えば印刷法や薄膜成長法を用いることができる。
第1の導体パターン層L1及び第2の導体パターン層L2は、コイル部Cの主要部分である外側巻回体C1及び内側巻回体C2を形成する層である。本実施形態では、第1の導体パターン層L1A,L1Bと一つの第2の導体パターン層L2とがこの順に積層されて一つの組を構成し、コイル部Cでの必要な巻回数に応じて積層構造内に複数の組が設けられている。図3の例では、複数の組の下層側(素体2の端面2a側)に、第1の導体パターン層L1A,L1Bが積層され、当該第1の導体パターン層L1Bの下層側にスルーホール層L4aと第4の導体パターン層L4とが更に積層されている。
第1の導体パターン層L1A,L1Bは、図4(a)及び図4(b)に示すように、環状の外側導体ライン12及び内側導体ライン13を有している。外側導体ライン12は、第1の導体パターン層L1の外形よりも一回り小さい形状で矩形環状に配置され、内側導体ライン13は、外側導体ライン12よりも更に一回り小さい形状で矩形環状に配置されている。外側導体ライン12の幅と内側導体ライン13の幅は、同程度となっている。外側導体ライン12と内側導体ライン13とは、これらのラインの幅よりも小さい間隔で離間している。外側導体ライン12と内側導体ライン13との間隔を抑えることで、外側巻回体C1及び内側巻回体C2の内径が十分に確保されている。
外側導体ライン12及び内側導体ライン13は、所定の分断領域Rにおいて一部が分断された状態となっている。分断領域Rは、例えば外側導体ライン12及び内側導体ライン13の1ターンの長さの1/4以下となっており、平面視において略C字状をなしている。図4(a)及び図4(b)の例では、第1の導体パターン層L1の平面視における一方の長辺側の面(図1における紙面手前側の端面)寄りに位置している。外側導体ライン12は、分断領域Rを挟んで対峙する端部対12a,12bを有している。同様に、内側導体ライン13は、分断領域Rを挟んで対峙する端部対13a,13bを有している。第1の導体パターン層L1A,L1Bのいずれにおいても、端部対12a,12bの間隔と端部対12a,12bの間隔とは、互いに等しくなっている。
一方、外側導体ライン12の端部対12a,12b及び内側導体ライン13の端部対13a,13bの位置は、同一の層の面内において、分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向(ここでは、素体2の端面2c,2dの対向方向)にずれている。第1の導体パターン層L1Aでは、端部対12a,12bの位置は、中央よりも素体2の端面2c側に偏在しており、端部対13a,13bの位置は、中央よりも素体2の端面2d側に偏在している(図4(a)参照)。第1の導体パターン層L1Bでは、端部対12a,12bの位置は、中央よりも素体2の端面2d側に偏在しており、端部対13a,13bの位置は、中央よりも素体2の端面2c側に偏在している(図4(b)参照)。
第2の導体パターン層L2は、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12,12同士及び内側導体ライン13,13同士を階段状に接続する層である。第2の導体パターン層L2は、図4(c)に示すように、外側接続ライン14及び内側接続ライン15を有している。外側接続ライン14及び内側接続ライン15は、いずれも直線状をなし、分断領域Rに対応して配置されている。図4(c)の例では、外側接続ライン14の両端部14a,14b及び内側接続ライン15の両端部15a,15bの位置は、分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向について揃っている。
外側接続ライン14の長さは、平面視における第1の導体パターン層L1Aの外側導体ライン12の端部12aと第2の導体パターン層L2Bの外側導体ライン12の端部12bとの間隔よりも大きくなっている。また、内側接続ライン15の長さは、平面視における第1の導体パターン層L1Aの内側導体ライン13の端部13aと第2の導体パターン層L2Bの内側導体ライン13の端部13bとの間隔よりも大きくなっている。
第1の導体パターン層L1A、第1の導体パターン層L1B、及び第2の導体パターン層L2の積層状態においては、図5(a)に示すように、一の組の第1の導体パターン層L1A及び第2の導体パターン層L2Bの外側導体ライン12,12同士が積層方向に重なり合っている。そして、外側接続ライン14の端部14aが一の組の第1の導体パターン層L1Aの外側導体ライン12の端部12aに重なっており、外側接続ライン14の端部14bが一の組と積層方向に隣り合う組の第1の導体パターン層L1Bの外側導体ライン12の端部12bに重なっている。これにより、一の組の外側導体ライン12,12と他の組の外側導体ライン12,12とが外側接続ライン14によって階段状に接続され、素体2の端面2a側から端面2b側に巻き進む外側巻回体C1が形成されている。
また、第1の導体パターン層L1A、第1の導体パターン層L1B、及び第2の導体パターン層L2の積層状態においては、図5(b)に示すように、一の組の第1の導体パターン層L1A及び第2の導体パターン層L2Bの内側導体ライン13,13同士が積層方向に重なり合っている。そして、内側接続ライン15の端部15aが一の組の第1の導体パターン層L1Aの内側導体ライン13の端部13aに重なっており、内側接続ライン15の端部15bが一の組と積層方向に隣り合う組の第1の導体パターン層L1Bの内側導体ライン13の端部13bに重なっている。これにより、一の組の内側導体ライン13,13と他の組の内側導体ライン13,13とが内側接続ライン15によって階段状に接続され、素体2の端面2b側から端面2c側に巻き進む内側巻回体C2が形成されている。
なお、図5(a)及び図5(b)に示すように、第2の導体パターン層L2の厚さは、第1の導体パターン層L1A,L1Bの厚さよりも小さくなっている。第1の導体パターン層L1A,L1Bの厚さに対する第2の導体パターン層L2の厚さの比は、特に制限はないが、例えば1/2以下とすることができる。第1の導体パターン層L1Aの厚さと第1の導体パターン層L1Bの厚さとは、等しくてもよく、異なっていてもよい。
第3の導体パターン層L3は、外側巻回体C1と内側巻回体C2とを接続する層である。第3の導体パターン層L3は、図3に示すように、外側導体ライン12と内側導体ライン13とを接続する接続ライン16を有している。図3の例では、第3の導体パターン層L3は、最も素体2の端面2b側に位置する組の第1の導体パターン層L1Aとカバー層Lcとの間に積層されている。接続ライン16は、分断領域Rに対応する位置で斜めに延在し、最も素体2の端面2b側に位置する組の第1の導体パターン層L1Aにおける外側接続ライン14の端部14bと内側接続ライン15の端部15aとを接続している。
第4の導体パターン層L4は、コイル部Cと端子電極3,3とを接続する層である。第4の導体パターン層L4は、図3に示すように、スルーホール17A,17Bを有するスルーホール層L4aを介し、最も素体2の端面2a側に積層されている。第4の導体パターン層L4は、一対の引出導体18A,18Bを有している。図3の例では、引出導体18A,18Bは、いずれも平面視で長方形状をなしている。引出導体18Aは、素体2の端面2c側に配置され、一方の端子電極3と接続されている。引出導体18Aは、スルーホール17Aを介して最も素体2の端面2a側に位置する第1の導体パターン層L1Bの外側導体ライン12と接続されている。引出導体18Bは、素体2の端面2c側に配置され、他方の端子電極3と接続されている。引出導体18Bは、スルーホール17Bを介して最も素体2の端面2a側に位置する第1の導体パターン層L1Bの内側導体ライン13と接続されている。
本実施形態では、上述した各層において、素体部分11の一部に抵抗率が他の領域よりも高い高比抵抗領域20が設けられている。ここでの抵抗率は、電気抵抗率を指す。素体部分11での抵抗率の調整は、例えば素体2に含まれる金属磁性粒子の粒径の調整によって実現できる。例えば金属磁性粒子の平均粒径を他の領域の金属磁性粒子の平均粒径よりも小さくすることで、所望の領域に高比抵抗領域20を配置することができる。
第1の導体パターン層L1では、外側導体ライン12と内側導体ライン13との間の領域の抵抗率が、第1の導体パターン層L1の中央領域Pの抵抗率よりも高くなっている。ここでは、中央領域Pは、内側導体ライン13よりも内側に位置し、内側導体ライン13よりも一回り小さい長方形状の領域である。図3の例では、第1の導体パターン層L1A,L1Bのいずれにおいても、中央領域Pを除き、外側導体ライン12及び内側導体ライン13を囲むように高比抵抗領域20が配置されている。これにより、外側導体ライン12よりも外側の領域、外側導体ライン12と内側導体ライン13との間の領域、内側導体ライン13と中央領域Pとの間の領域が、分断領域Rと共に高比抵抗領域20となっている。
第2の導体パターン層L2では、中央領域Pを除いた部分の全体に高比抵抗領域20が配置されている。第2の導体パターン層L2の高比抵抗領域20は、平面視において、第1の導体パターン層L1の高比抵抗領域20と重なっており、分断領域Rに位置する外側接続ライン14及び内側接続ライン15の周囲も高比抵抗領域20となっている。また、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12,12間及び内側導体ライン13,13間にも第2の導体パターン層L2の高比抵抗領域20が配置されることとなる(図5参照)。
以上説明したように、積層コイル部品1では、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12,12同士及び内側導体ライン13,13同士が接続されることにより、素体2内に多重巻回構造のコイル部Cが形成されている。かかる多重巻回構造のコイル部Cの採用により、巻回効率の向上が図られる。積層コイル部品1では、外側導体ライン12及び内側導体ライン13の分断領域Rに位置する外側接続ライン14及び内側接続ライン15によって、外側導体ライン12,12同士及び内側導体ライン13,13同士が階段状に接続されている。このため、コイル部Cの内径を十分に確保することが可能となり、インダクタンス値、直流重畳特性、直流抵抗といった特性を向上できる。また、積層コイル部品1では、コイル部Cの形成に必要な導体パターンの種類を抑えることができ、各層の作製に手間と時間を要することを回避できる。
さらに、積層コイル部品1では、分断領域Rにおける外側接続ライン14の両端部14a,14b及び内側接続ライン15の両端部15a,15bの位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向について揃っており、分断領域Rを挟んで対峙する外側導体ライン12の端部対12a,12a及び内側導体ライン13の端部対13a,13bの位置は、分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向にずれている。これにより、外側導体ライン12と内側導体ライン13とが並行する領域の長さを抑えることができる。外側導体ライン12と内側導体ライン13とが並行する領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の長さを抑えることで耐電圧の向上を好適に実現できる。
積層コイル部品1では、第1の導体パターン層L1において、外側導体ライン12と内側導体ライン13との間の領域の抵抗率が、第1の導体パターン層L1の中央領域Pの抵抗率よりも高くなっていてもよい。外側導体ライン12と内側導体ライン13との間の領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の抵抗率を相対的に高めることで、耐電圧の一層の向上が図られる。
積層コイル部品1では、第2の導体パターン層L2において、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12,12間及び内側導体ライン13,13間の領域の抵抗率が、第2の導体パターン層L2の中央領域Pの抵抗率よりも高くなっている。積層方向に隣り合う第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12,12間及び内側導体ライン13,13間の領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の抵抗率を相対的に高めることで、耐電圧の一層の向上が図られる。
積層コイル部品1では、第2の導体パターン層L2の厚さが第1の導体パターン層L1の厚さよりも小さくなっている。これにより、外側導体ライン12及び内側導体ライン13の接続部分の厚さ(図5(a)及び図5(b)の例では、外側導体ライン12の端部12a,12bと外側接続ライン14の端部14a,14bとの重なり部分の厚さ、内側導体ライン13の端部13a,13bと内側接続ライン15の端部15a,15bとの重なり部分の厚さ)が抑えられ、積層方向にコイル部Cをより密に巻くことが可能となる。また、接続部分の厚さを抑えることで、接続部分の熱収縮及び熱収縮による厚さの変動を抑えることができる。したがって、接続部分の断線の発生を抑制できる。
積層コイル部品1では、素体2の積層方向の端面2aに一対の端子電極3,3が設けられている。また、コイル部Cは、外側導体ライン12を一対の端子電極3,3の一方に接続し、内側導体ライン13を一対の端子電極3,3の他方に接続する引出導体18A,18Bを有する第4の導体パターン層L4を有している。これにより、いわゆる底面端子型の積層コイル部品を構成できる。底面端子型の積層コイル部品では、実装面積を抑えることが可能となり、高密度実装を実現できる。
積層コイル部品1では、第3の導体パターン層L3が素体2の積層方向の端面2b側において外側導体ライン12と内側導体ライン13とを接続している。これにより、コイル部Cの巻き数を十分に確保することができる。
本開示は、上記実施形態に限られるものではない。例えば図6に示すように、分断領域Rを挟んで対峙する外側導体ライン12の端部対12a,12a及び内側導体ライン13の端部対13a,13bの位置が分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向について揃っており、分断領域Rにおける外側接続ライン14の両端部14a,14b及び内側接続ライン15の両端部15a,15bの位置が分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向にずれていてもよい。
図6の例では、一つの第1の導体パターン層L1と、一対の第2の導体パターン層L2A,L2Bとがこの順に積層されて組となっており、コイル部Cでの必要な巻回数に応じて積層構造内に複数の組が設けられている。第1の導体パターン層L1では、図7(a)に示すように、外側導体ライン12の端部対12a,12bの位置及び内側導体ライン13の端部対13a,13bの位置は、いずれも中央を挟んで対称となっている。
一方、図7(a)及び図7(b)に示すように、第2の導体パターン層L2Aの外側接続ライン14及び内側接続ライン15と、第2の導体パターン層L2Bの外側接続ライン14及び内側接続ライン15とは、平面視において互い違いに配置されている。すなわち、第2の導体パターン層L2Aでは、外側接続ライン14が中央よりも素体2の端面2c側に偏在しており、内側接続ライン15が中央よりも素体2の端面2d側に偏在している。また、第2の導体パターン層L2Bでは、外側接続ライン14が中央よりも素体2の端面2d側に偏在しており、内側接続ライン15が中央よりも素体2の端面2c側に偏在している。
第1の導体パターン層L1及び第2の導体パターン層L2A,L2Bの積層状態においては、図8(a)に示すように、第2の導体パターン層L2Aの外側接続ライン14の端部14bと第2の導体パターン層L2Bの外側接続ライン14の端部14aとが積層方向に重なり合っている。そして、第2の導体パターン層L2Aの外側接続ライン14の端部14aが一の組の第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12の端部12aに重なっており、第2の導体パターン層L2Bの外側接続ライン14の端部14bbが一の組と積層方向に隣り合う組の第1の導体パターン層L1の外側導体ライン12の端部12bに重なっている。
また、第1の導体パターン層L1及び第2の導体パターン層L2A,L2Bの積層状態においては、図8(b)に示すように、第2の導体パターン層L2Aの内側接続ライン15の端部15aと第2の導体パターン層L2Bの内側接続ライン15の端部15bとが積層方向に重なり合っている。そして、第2の導体パターン層L2Aの内側接続ライン15の端部15bが一の組の第1の導体パターン層L1の内側導体ライン13の端部13bに重なっており、第2の導体パターン層L2Bの内側接続ライン15の端部15aが一の組と積層方向に隣り合う組の第1の導体パターン層L1の内側導体ライン13の端部13aに重なっている。
上記実施形態では、素体2の積層方向の端面2aに一対の端子電極3,3が設けられた底面端子型の積層コイル部品1を例示したが、図9に示すように、素体2の長手方向の両端面2a,2bにそれぞれ端子電極3を設けた端面端子型の積層コイル部品21であってもよい。図3に示した層構成を端面端子型に適用する場合、例えば図10に示すように、スルーホール17A,17Bを有するスルーホール層L4a及び第4の導体パターン層L4に代えて、複数の組の下層側(素体2の端面2a側)の第1の導体パターン層L1A,L1Bの下層側に、一対の第4の導体パターン層L4A,L4Bと及び複数のカバー層Lcを積層すればよい。
第4の導体パターン層L4Aは、引出導体21Aと、スルーホール22とを有している。引出導体21Aは、平面視で長方形状をなし、素体2の端面2c側に配置されている。引出導体21Aは、最も素体2の端面2a側に位置する第1の導体パターン層L1Bの外側導体ライン12と、端面2c側に設けられた一方の端子電極3と接続している。スルーホール22は、引出導体21Aと離間して素体2の端面2d側に配置され、最も素体2の端面2a側に位置する第1の導体パターン層L1Bの内側導体ライン13に接続されている。なお、図10の例では、第4の導体パターン層L4Aの素体部分11は、中央領域Pを除いて高比抵抗領域20となっている。これにより、引出導体18A及びスルーホール17は、いずれも高比抵抗領域20によって囲まれた状態となっている。
第4の導体パターン層L4Bは、引出導体21Bを有している。引出導体21Bは、平面視で長方形状をなし、素体2の端面2d側に配置されている。引出導体21Bは、第4の導体パターン層L4Aのスルーホール22を介し、最も素体2の端面2a側に位置する第1の導体パターン層L1Bの内側導体ライン13を端面2d側に設けられた他方の端子電極3に接続している。
図6の層構成を端面端子型に適用する場合も同様であり、例えば図11に示すように、スルーホール17A,17Bを有する層L4a及び第4の導体パターン層L4に代えて、複数の組の下層側(素体2の端面2a側)の第1の導体パターン層L1の下層側に、図10に示した一対の第4の導体パターン層L4A,4Bと及び複数のカバー層Lcを積層すればよい。
高比抵抗領域20は、必ずしも配置しなくてもよい。すなわち、各層を構成する素体部分11の抵抗率が一定であってもよい。この場合、構成の簡単化が図られる。
1,21…積層コイル部品、2…素体、2a…端面(一端面)、2b…端面(他端面)、3…端子電極、12…外側導体ライン、12a,12b…端部対、13…内側導体ライン、13a,13b…端部対、14…外側接続ライン、14a,14b…両端部、15…内側接続ライン、15a,15b…両端部、16…接続ライン、C…コイル部、L1(L1A,L1B)…第1の導体パターン層、L2(L2A,L2B)…第2の導体パターン層、L3…第3の導体パターン層、R…分断領域。

Claims (7)

  1. 積層構造をなす絶縁性の素体の内部にコイル部を含む積層コイル部品であって、
    前記コイル部は、
    所定の分断領域において一部が分断された環状の外側導体ライン及び内側導体ラインを有する第1の導体パターン層と、
    積層方向に隣り合う前記第1の導体パターン層の前記外側導体ライン同士を前記分断領域において接続する外側接続ライン、及び積層方向に隣り合う前記第1の導体パターン層の前記内側導体ライン同士を前記分断領域において接続する内側接続ラインを有する第2の導体パターン層と、
    前記外側導体ラインと前記内側導体ラインとを接続する接続ラインを有する第3の導体パターン層と、を有し、
    前記分断領域を挟んで対峙する前記外側導体ラインの端部対及び前記内側導体ラインの端部対の位置、若しくは前記分断領域における前記外側接続ラインの両端部及び前記内側導体ラインの両端部の位置は、前記分断領域を通る前記コイル部のライン方向にずれている積層コイル部品。
  2. 前記分断領域における前記外側接続ラインの両端部及び前記内側接続ラインの両端部の位置は、前記分断領域を通る前記コイル部のライン方向について揃っており、
    前記分断領域を挟んで対峙する前記外側導体ラインの端部対及び前記内側導体ラインの端部対の位置は、前記分断領域を通る前記コイル部のライン方向についてずれている請求項1記載の積層コイル部品。
  3. 前記第1の導体パターン層において、前記外側導体ラインと前記内側導体ラインとの間の領域の抵抗率は、前記第1の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっている請求項1又は2記載の積層コイル部品。
  4. 前記第2の導体パターン層において、積層方向に隣り合う前記第1の導体パターン層の前記外側導体ライン間及び前記内側導体ライン間の領域の抵抗率は、前記第2の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっている請求項1~3のいずれか一項記載の積層コイル部品。
  5. 前記第2の導体パターン層の厚さは、前記第1の導体パターン層の厚さよりも小さくなっている請求項1~4のいずれか一項記載の積層コイル部品。
  6. 前記素体における積層方向の一端面には、一対の端子電極が設けられ、
    前記コイル部は、前記外側導体ラインを前記一対の端子電極の一方に接続し、前記内側導体ラインを前記一対の端子電極の他方に接続する引出導体を有する第4の導体パターン層を有している請求項1~5のいずれか一項記載の積層コイル部品。
  7. 前記第3の導体パターン層は、前記素体における積層方向の他端面側において前記外側導体ラインと前記内側導体ラインとを接続している請求項6記載の積層コイル部品。
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