JP2022122544A - 床洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、床洗浄装置の技術に関する。
床等を洗浄する洗浄装置が開発されている。洗浄装置は、洗剤等を含む洗浄水を、床等の洗浄対象に接触させ、その洗浄対象に付着したホコリやチリ等の汚れを、その洗浄水に取り込み、これを回収することで洗浄対象を洗浄する。一般に洗浄装置は、使用前の洗浄水、及び使用後の洗浄水をそれぞれ保持する容器を有する。
特許文献1は、内部に配置した隔壁を移動させることで内側空洞を2つに分離するとともに、それらの容量を調節する水槽を開示している。
ところで、特許文献1に記載の技術では、隔壁で隔てられた2つの空洞にそれぞれ洗浄前後の洗浄水が収容されるところ、それら洗浄水の量や密度は洗浄過程を通じて変化するため、洗浄水の容器の重心が不安定になる。
本発明の目的の一つは、床洗浄装置において、洗浄過程を通して床に対する重心の移動を減らすことである。
上述した課題を解決するため、本発明は、床を洗浄し、使用前及び使用後の洗浄水の一方を内容器に収容し、使用前及び使用後の洗浄水の他方を、前記内容器が内側に配置され重心の前記床への垂線が該内容器の該床への正射影面内を通る外容器に収容する床洗浄装置、を第1の態様として提供する。
第1の態様の床洗浄装置によれば、洗浄過程を通して床に対する重心の移動を減らすことができる。
第1の態様の床洗浄装置において、前記床との接点で構成される多角形の重心が、前記内容器の外形を該床へ正射影した領域内に有る、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様の床洗浄装置によれば、床との接点で構成される多角形の重心が、内容器の外形を正射影した領域内に無い場合に比べて、姿勢が安定する。
第2の態様の床洗浄装置において、前記接点で前記床に接し、該床の上を走行する車輪を有する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様の床洗浄装置によれば、床との接点で構成される多角形の重心が、内容器の外形を正射影した領域内に無い場合に比べて、安定した姿勢で床上を走行することができる。
第1から第3の態様のいずれか1の床洗浄装置において、前記外容器及び前記内容器にそれぞれ収容された洗浄水の各重心を合成した合成重心の前記床への垂線が前記内容器に収容された洗浄水の該床への正射影面内を、それぞれの量に関わらず通る、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様の床洗浄装置によれば、内容器、及び外容器にそれぞれ収容された洗浄水の量が変化しても、安定した姿勢が維持される。
<実施形態>
<床洗浄装置の構成>
以下、図において、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、円の中に点を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表し、円の中に交差する2本の線を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表す。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を-x方向という。y、z成分についても、上記の定義に沿ってy軸方向、+y方向、-y方向、z軸方向、+z方向、-z方向が定義される。以下の図において、-z方向は重力の方向である。
<床洗浄装置の構成>
以下、図において、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、円の中に点を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表し、円の中に交差する2本の線を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表す。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を-x方向という。y、z成分についても、上記の定義に沿ってy軸方向、+y方向、-y方向、z軸方向、+z方向、-z方向が定義される。以下の図において、-z方向は重力の方向である。
図1は、本発明の実施形態に係る床洗浄装置1の外観の例を示す斜視図である。図2は、床洗浄装置1の内部の構成の例を示す斜視図である。図3は、床洗浄装置1の内部の構成の例を示す立面図である。
床洗浄装置1は、筐体10、制御盤11、スクイージ12を有する。また、床洗浄装置1は、筐体10の内側に、供給部13、洗浄ユニット14、回収部15、減圧部16を有する。
<筐体の構成>
筐体10は、床洗浄装置1の内部の構成を側周面から覆って内部に収容する部材である。筐体10は、カバー101、後輪103、及びハンドル104を有する。また、筐体10は、図1において図示しない前輪102(図7参照)を有する。カバー101は、内部の構成を保護する部材であり、例えば、合成樹脂等で形成される。前輪102、及び後輪103は、床洗浄装置1を移動可能に支持する車輪である。ハンドル104は、床洗浄装置1の進行方向をユーザが調整するための持ち手である。
筐体10は、床洗浄装置1の内部の構成を側周面から覆って内部に収容する部材である。筐体10は、カバー101、後輪103、及びハンドル104を有する。また、筐体10は、図1において図示しない前輪102(図7参照)を有する。カバー101は、内部の構成を保護する部材であり、例えば、合成樹脂等で形成される。前輪102、及び後輪103は、床洗浄装置1を移動可能に支持する車輪である。ハンドル104は、床洗浄装置1の進行方向をユーザが調整するための持ち手である。
<制御盤の構成>
制御盤11は、筐体10の上部に設置され、床洗浄装置1を制御する装置である。制御盤11は、表示部111と、操作部112と、を有する。表示部111は、例えば、液晶ディスプレイであり、床洗浄装置1の状態等をユーザに伝える画像が表示される。操作部112は、スイッチやダイヤル等、ユーザが床洗浄装置1を操作するための操作子が配置されたパネルである。また、制御盤11は、図1において図示しない蝶番113を有する(図6参照)。
制御盤11は、筐体10の上部に設置され、床洗浄装置1を制御する装置である。制御盤11は、表示部111と、操作部112と、を有する。表示部111は、例えば、液晶ディスプレイであり、床洗浄装置1の状態等をユーザに伝える画像が表示される。操作部112は、スイッチやダイヤル等、ユーザが床洗浄装置1を操作するための操作子が配置されたパネルである。また、制御盤11は、図1において図示しない蝶番113を有する(図6参照)。
<スクイージの構成>
スクイージ12は、床に撒かれた使用後の洗浄水を取り除く部材である。スクイージ12は、例えばゴム製のブレードを有し、これを床に押し当てて洗浄水の拡散、流出を抑止する。図1に示すスクイージ12は、床洗浄装置1の本体から見て-y方向に配置され、略x軸方向に伸びたブレードを有する。このブレードを床に押し当てることにより、床洗浄装置1の本体の直下で撒かれた洗浄水は、スクイージ12によって拭われて、-y方向への拡散、流出が抑止される。
スクイージ12は、床に撒かれた使用後の洗浄水を取り除く部材である。スクイージ12は、例えばゴム製のブレードを有し、これを床に押し当てて洗浄水の拡散、流出を抑止する。図1に示すスクイージ12は、床洗浄装置1の本体から見て-y方向に配置され、略x軸方向に伸びたブレードを有する。このブレードを床に押し当てることにより、床洗浄装置1の本体の直下で撒かれた洗浄水は、スクイージ12によって拭われて、-y方向への拡散、流出が抑止される。
<供給部の構成>
図3に示す供給部13は、洗浄ユニット14に新しい洗浄水を供給する構成である。供給部13は、投入口130、外容器131、供給管132、水位表示管133、供給ポンプ134を有する。
図3に示す供給部13は、洗浄ユニット14に新しい洗浄水を供給する構成である。供給部13は、投入口130、外容器131、供給管132、水位表示管133、供給ポンプ134を有する。
外容器131は、使用前の新しい洗浄水を収容する容器であり、後述する内容器151の外壁面を内壁面の一部として利用する。
投入口130は、外容器131に使用前の洗浄水を投入する開口である。供給管132は、外容器131の底部に設けられた供給孔1310と連結し、外容器131に収容されている洗浄水を供給ポンプ134へ送る管である。水位表示管133は、下端が供給管132と連通し、上端が大気に解放された管である。この水位表示管133が示す水位により、外容器131に収容されている洗浄水の量がユーザに表示される。
図3に示す供給ポンプ134は、例えば、スクリューポンプやダイヤフラムポンプ等であり、供給管132から引き込んだ洗浄水を矢印方向に吐出して、洗浄ユニット14に供給する。
<洗浄ユニットの構成>
図3に示す洗浄ユニット14は、駆動部141と、ブラシ142と、を有する。ブラシ142は、z軸方向に略平行に伸びる軸を中心に回転して、洗浄水を撒いた床を磨くブラシである。駆動部141は、モータによりブラシ142を回転させ、供給ポンプ134から受入れた洗浄水をブラシ142に供給する。
図3に示す洗浄ユニット14は、駆動部141と、ブラシ142と、を有する。ブラシ142は、z軸方向に略平行に伸びる軸を中心に回転して、洗浄水を撒いた床を磨くブラシである。駆動部141は、モータによりブラシ142を回転させ、供給ポンプ134から受入れた洗浄水をブラシ142に供給する。
<回収部の構成>
図3に示す回収部15は、内容器151、回収管152、蓋153を有する。内容器151は、洗浄に用いた、使用済みの洗浄水を回収、収容するためのタンクである。回収管152は、床に撒かれ、回転するブラシ142による床洗浄に用いられた洗浄水を、スクイージ12によって堰き止められた領域から吸い取って回収する管である。図1に示す通り、この回収管152は、下端がスクイージ12の上方に配置され、上端が蓋153に接続されている。
図3に示す回収部15は、内容器151、回収管152、蓋153を有する。内容器151は、洗浄に用いた、使用済みの洗浄水を回収、収容するためのタンクである。回収管152は、床に撒かれ、回転するブラシ142による床洗浄に用いられた洗浄水を、スクイージ12によって堰き止められた領域から吸い取って回収する管である。図1に示す通り、この回収管152は、下端がスクイージ12の上方に配置され、上端が蓋153に接続されている。
蓋153は、内容器151の上部に設けられた開口部1511を塞ぐ蓋である。内容器151に設けられた開口部1511は、蓋153によって開閉可能となる。
<蓋の構成>
図4は、床洗浄装置1の内部の構成を上から見た平面図である。図4に示す通り蓋153は、内容器151の上部を覆う。蓋153は、回収孔1531、吸引孔1532、フック1533、センサ1534を有する。
図4は、床洗浄装置1の内部の構成を上から見た平面図である。図4に示す通り蓋153は、内容器151の上部を覆う。蓋153は、回収孔1531、吸引孔1532、フック1533、センサ1534を有する。
回収孔1531は、蓋153を貫通する孔であって、内容器151へ使用済みの洗浄水を送り込むための孔である。上述した回収管152と、この回収孔1531と、を通じて洗浄に用いられた洗浄水は、内容器151へ回収される。
すなわち、この内容器151、上述した外容器131を有する床洗浄装置1は、床を洗浄し、使用後の洗浄水を内容器に収容し、この内容器が内側に配置されている外容器に使用前の洗浄水を収容する床洗浄装置の例である。
吸引孔1532は、蓋153を貫通する孔であって、内容器151の内部を減圧するための孔である。後述する吸引管162と、この吸引孔1532と、を通じて、蓋153により開口部1511が塞がれた内容器151の内部の空気は、内容器151の外部へ吸引される。これにより、内容器151の内部が減圧されるため、スクイージ12により堰き止められた洗浄水が回収管152の下端から吸引される。
フック1533は、蓋153の上面に取り付けられた、例えば環状の取っ手である。ユーザがこのフック1533を掴んで持ち上げることで、蓋153は内容器151の開口部1511から離れ、内容器151は、開いた状態となる。
センサ1534は、蓋153を貫通して内容器151の内部に伸びるセンサである。センサ1534は、その先端が洗浄水に水没したときの通電状態により、内容器151に収容された使用後の洗浄水の水位、すなわち量を検知する。検知結果を示す信号は、制御盤11に送られる。
<減圧部の構成>
図3に示す減圧部16は、フィルター161、吸引管162、排気管163、真空ポンプ164を有する。
図3に示す減圧部16は、フィルター161、吸引管162、排気管163、真空ポンプ164を有する。
フィルター161は、蓋153の下面であって、吸引孔1532の下に設置される濾過機構であり、内容器151に収容された空気が吸引孔1532を通過して吸引管162に流れる際に、その空気に含まれるチリやホコリ等の固形物を除去する。
吸引管162は、上端が蓋153に設けられた吸引孔1532に接続され、下端が真空ポンプ164の吸引側(サクション)に接続された管である。排気管163は、一端が真空ポンプ164の排気側(デリベリ)に接続され、他端が大気に解放された管である。真空ポンプ164によって吸引された空気は、排気管163から排出される。
真空ポンプ164は、例えば、ロータリーポンプ、ルーツポンプ等であり、内容器151の内部の空気を吸引管162から吸引し、排気管163から排出する。これにより真空ポンプ164は、内容器151の内部を減圧する。
<各容器の詳細構成>
図5は、図3に示す面Lから下方を見た図である。上述した通り、内容器151の外壁面は、外容器131の内壁面の一部として利用されている。内容器151の底面には、-y方向の端に排水口1510が設けられている。外容器131の底面には、供給孔1310が設けられている。この供給孔1310は、上述した通り、供給管132と連結している。
図5は、図3に示す面Lから下方を見た図である。上述した通り、内容器151の外壁面は、外容器131の内壁面の一部として利用されている。内容器151の底面には、-y方向の端に排水口1510が設けられている。外容器131の底面には、供給孔1310が設けられている。この供給孔1310は、上述した通り、供給管132と連結している。
図6は、各容器の床への正射影を説明するための図である。図6には、内容器151、及び外容器131を+x方向から-x方向に向かって見た図が示されている。
図6に示す内容器151は、底を有する筒状の容器(すなわち、有底筒状体)である。図6に示す内容器151の中心軸Oは、z軸方向(すなわち、鉛直方向)に平行に伸びている。図6に示す領域F1は、内容器151を床面Gへ正射影した領域である。したがって、この領域F1は、内容器151と交差する任意のxy平面における断面と共通の形状・大きさを有する。
また、図6に示す外容器131は、内容器151を内側に配置した、底を有する矩形筒状の容器である。この外容器131のうち、上述した内容器151の中心軸Oと交差しない面は、いずれもz軸と平行である。図6に示す領域F2は、外容器131を床面Gへ正射影した領域である。したがって、この領域F2は、外容器131と交差する任意のxy平面における断面と共通の形状・大きさを有する。
図6に示す重心Pgoは、外容器131の重心である。
なお、内容器151は、内壁面に凸状の領域を有していない。そのため、回収した洗浄水に含まれるチリやホコリ等の固形物は、内壁面に留まり難い。また、内壁面に凸状の領域を有しないため、ユーザは、蓋153を外して開口部1511から内容器151の内壁を容易に清掃することができる。
図6に示す通り、床洗浄装置1は、筐体10に設けられた前輪102、後輪103によって床面Gに接地している。図6に示す接点Pc2は、前輪102が床面Gに接地する点であり、接点Pc3は、後輪103が床面Gに接地する点である。
図6に示す床洗浄装置1は、例えば、中心軸Oよりも+y方向に1つの前輪102を有し、中心軸Oよりも+x方向と、-x方向のそれぞれに後輪103を1つずつ、計2つ、有する。前輪102、及び後輪103は、いずれも床洗浄装置1が床面Gの上を走行するための車輪である。すなわち、この床洗浄装置1は、接点で床に接し、この床の上を走行する車輪を有する床洗浄装置の例である。
図6に示す通り、床洗浄装置1は、カバー101の上面であって、+y方向の端部に、蝶番113を有する。蝶番113は、制御盤11がx軸に並行な軸を中心に筐体10に対して揺動可能なように取り付けられている。
図7は、各容器を床へ正射影した領域の例を示す平面図である。上述した通り、領域F1は、内容器151を床面Gへ正射影した領域であり、領域F2は、外容器131を床面Gへ正射影した領域である。点Pg2は、外容器131の重心Pgo(図6参照)を床面Gへ正射影した点である。この点Pg2は、領域F1の内側に必ず存在する。そして、重心Pgoと点Pg2とを結ぶ線は、重心Pgoから床面Gへ伸びる垂線である。つまり、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線は、内容器151の床面Gへの正射影面内を必ず通るように構成される。
すなわち、この外容器131は、内容器が内側に配置され重心の床への垂線がその内容器の床への正射影面内を通る外容器の例である。
この構成を有することにより、床洗浄装置1は、重心のバランスを崩すことなく安定して床面Gに立つことができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ及び配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。したがって、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
<1>
上述した実施形態において、内容器151は有底筒状体であり、外容器131は矩形筒状体であったが、それぞれ他の形状であってもよい。また、床洗浄装置1は、前輪102,及び後輪103で床面Gに接地していたが、床洗浄装置1が床面Gと接するのは、車輪でなくてもよく、例えば、床洗浄装置1は、摺動面を下に向けた柱等で、床面Gと接してもよい。この場合、床洗浄装置1は、床面Gの上を滑るように移動してもよい。
上述した実施形態において、内容器151は有底筒状体であり、外容器131は矩形筒状体であったが、それぞれ他の形状であってもよい。また、床洗浄装置1は、前輪102,及び後輪103で床面Gに接地していたが、床洗浄装置1が床面Gと接するのは、車輪でなくてもよく、例えば、床洗浄装置1は、摺動面を下に向けた柱等で、床面Gと接してもよい。この場合、床洗浄装置1は、床面Gの上を滑るように移動してもよい。
また、上述した実施形態において、床洗浄装置1は、使用後の洗浄水を内容器151に収容し、この内容器151が内側に配置されている外容器131に使用前の洗浄水を収容していたが、内容器151に使用前の洗浄水を収容し、外容器131に使用後の洗浄水を収容してもよい。この場合、供給管132、及び回収管152の接続先が実施形態と入れ替わっていればよい。
要するに、本発明に係る床洗浄装置1は、床を洗浄し、使用前及び使用後の洗浄水の一方を内容器に収容し、使用前及び使用後の洗浄水の他方を、内容器が内側に配置され重心の床への垂線が内容器の床への正射影面内を通る外容器に収容する床洗浄装置であればよい。
<2>
上述した実施形態において、接点Pc2、接点Pc3と、領域F1との関係は、特に言及されなかったが、これらに決められた関係があってもよい。例えば、接点Pc2、接点Pc3等、床洗浄装置1は、床面Gと接する接点で構成される多角形の重心が、領域F1内に存在するように、構成されていてもよい。
上述した実施形態において、接点Pc2、接点Pc3と、領域F1との関係は、特に言及されなかったが、これらに決められた関係があってもよい。例えば、接点Pc2、接点Pc3等、床洗浄装置1は、床面Gと接する接点で構成される多角形の重心が、領域F1内に存在するように、構成されていてもよい。
図8は、床との接点で構成される多角形と、内容器151の床への正射影面と、の関係の例を示す図である。この場合、床洗浄装置1は、上述した通り、1つの接点Pc2と、2つの接点Pc3とで、床面Gに接する。図8に示す重心Pg3は、接点Pc2、接点Pc3により構成される三角形F3の重心である。この重心Pg3は、必ず上述した領域F1の内側に存在していればよい。
この場合、床洗浄装置1は、床との接点の重心が、内容器151の床への正射影面内、つまり、内容器151の外形を床面Gへ正射影した領域F1の内側に有るため、内容器151の荷重が床面Gによって安定して支持される。なお、床洗浄装置1と床面Gとの接点は、この変形例において3つであったが、4つ以上であってもよい。すなわち、この床洗浄装置1は、床との接点で構成される多角形の重心が、内容器の外形を床へ正射影した領域内に有る床洗浄装置の例である。
<3>
上述した実施形態において、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線は、内容器151の床面Gへの正射影面内を必ず通るように構成されていたが、外容器131及び内容器151のそれぞれに収容される洗浄水の各重心を合成した合成重心から伸びる垂線について所定の制限が課されていてもよい。
上述した実施形態において、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線は、内容器151の床面Gへの正射影面内を必ず通るように構成されていたが、外容器131及び内容器151のそれぞれに収容される洗浄水の各重心を合成した合成重心から伸びる垂線について所定の制限が課されていてもよい。
図9は、容器に収容される洗浄水の量が、洗浄過程を通して変化する様子の例を説明する図である。図9には、床面Gと、外容器131、及び内容器151のそれぞれに収容された洗浄水と、が示されている。図9において、各容器にそれぞれ収容された洗浄水は、ハッチングで表されている。
洗浄過程の初期において、各容器に収容された洗浄水は、図9(a)に示す通りとなっている。すなわち、外容器131に収容された使用前の洗浄水の水面は、内容器151に収容された使用後の洗浄水の水面よりも高い。このとき、外容器131に収容された洗浄水の重心Pgwoと、内容器151に収容された洗浄水の重心Pgwiと、を合成すると、合成重心Pgwが求まる。合成重心Pgwは、外容器131及び内容器151に収容された全ての洗浄水の重心である。この合成重心Pgwから床面Gへ降ろした垂線Lgは、上述した領域F1を通る。
洗浄過程の中期において、各容器に収容された洗浄水は、図9(b)に示すように変化する。すなわち、外容器131に収容された使用前の洗浄水の水面は、内容器151に収容された使用後の洗浄水の水面と、略差がなくなっている。このときにも、外容器131に収容された洗浄水の重心Pgwoと、内容器151に収容された洗浄水の重心Pgwiと、を合成した合成重心Pgwから床面Gへ降ろした垂線Lgは、上述した領域F1を通る。
洗浄過程の末期において、各容器に収容された洗浄水は、図9(c)に示すようになる。すなわち、外容器131に収容された使用前の洗浄水の水面は、内容器151に収容された使用後の洗浄水の水面よりも低い。このときにも、外容器131に収容された洗浄水の重心Pgwoと、内容器151に収容された洗浄水の重心Pgwiと、を合成した合成重心Pgwから床面Gへ降ろした垂線Lgは、上述した領域F1を通る。
つまり、外容器131、及び内容器151にそれぞれ、どれだけの量の洗浄水が収容されていたとしても、洗浄水全体の重心である合成重心Pgwから床面Gへ降ろした垂線Lgは、内容器151を床面Gへ正射影した領域である領域F1を通るように構成されている。すなわち、この床洗浄装置1は、外容器及び内容器にそれぞれ収容された洗浄水の各重心を合成した合成重心の床への垂線が、内容器に収容された洗浄水の床への正射影面内を、それぞれの量に関わらず通る床洗浄装置の例である。
この構成により、洗浄過程のどの時期をとっても、合成重心Pgwから降ろした垂線Lgが、内容器151の床への正射影面内を通るので、床洗浄装置1は、安定した姿勢を維持し続けることができる。
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上述した実施形態において、内容器151の中心軸Oは、鉛直方向に平行であったが、この中心軸Oは、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線が、上述した領域F1を通っていれば、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
上述した実施形態において、内容器151の中心軸Oは、鉛直方向に平行であったが、この中心軸Oは、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線が、上述した領域F1を通っていれば、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
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また、外容器131のうち、上述した内容器151の中心軸Oと交差しない面は、いずれもz軸と平行であったが、z軸方向(すなわち、鉛直方向)に対して傾斜してもよい。この場合、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線が、上述した領域F1を通っていればよい。
また、外容器131のうち、上述した内容器151の中心軸Oと交差しない面は、いずれもz軸と平行であったが、z軸方向(すなわち、鉛直方向)に対して傾斜してもよい。この場合、外容器131の重心Pgoの床面Gへの垂線が、上述した領域F1を通っていればよい。
さらに、この場合、外容器131に収容された洗浄水の重心Pgwoと、内容器151に収容された洗浄水の重心Pgwiと、を合成した合成重心Pgwから降ろした垂線Lgが、上述した領域F1を通っていることが望ましい。
1…床洗浄装置、10…筐体、101…カバー、102…前輪、103…後輪、104…ハンドル、11…制御盤、111…表示部、112…操作部、113…蝶番、12…スクイージ、13…供給部、130…投入口、131…外容器、1310…供給孔、132…供給管、133…水位表示管、134…供給ポンプ、14…洗浄ユニット、141…駆動部、142…ブラシ、15…回収部、151…内容器、1510…排水口、1511…開口部、152…回収管、153…蓋、1531…回収孔、1532…吸引孔、1533…フック、1534…センサ、16…減圧部、161…フィルター、162…吸引管、163…排気管、164…真空ポンプ、F1…領域、F2…領域、F3…三角形、Pc2…接点、Pc3…接点、Pg2…点、Pg3…重心、Pgo…重心、Pgw…合成重心、Pgwi…重心、Pgwo…重心。
Claims (4)
- 床を洗浄し、使用前及び使用後の洗浄水の一方を内容器に収容し、使用前及び使用後の洗浄水の他方を、前記内容器が内側に配置され重心の前記床への垂線が該内容器の該床への正射影面内を通る外容器に収容する床洗浄装置。
- 前記床との接点で構成される多角形の重心が、前記内容器の外形を該床へ正射影した領域内に有る
請求項1に記載の床洗浄装置。 - 前記接点で前記床に接し、該床の上を走行する車輪を有する
請求項2に記載の床洗浄装置。 - 前記外容器及び前記内容器にそれぞれ収容された洗浄水の各重心を合成した合成重心の前記床への垂線が前記内容器に収容された洗浄水の該床への正射影面内を、それぞれの量に関わらず通る
請求項1から3のいずれか1項に記載の床洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021019849A JP2022122544A (ja) | 2021-02-10 | 2021-02-10 | 床洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021019849A JP2022122544A (ja) | 2021-02-10 | 2021-02-10 | 床洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022122544A true JP2022122544A (ja) | 2022-08-23 |
Family
ID=82939655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021019849A Pending JP2022122544A (ja) | 2021-02-10 | 2021-02-10 | 床洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022122544A (ja) |
-
2021
- 2021-02-10 JP JP2021019849A patent/JP2022122544A/ja active Pending
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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