JP2022122089A - 飲料注出部用の交換部品、飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品の使用方法 - Google Patents

飲料注出部用の交換部品、飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品の使用方法 Download PDF

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正則 山岸
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【課題】簡易な構成で泡を生成することが可能な飲料注出部用の交換部品、飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品の使用方法を提供する。【解決手段】飲料注出部用の交換部品1は、飲料サーバーの飲料注出部に取り付け取り外し可能な管体2と、飲料から泡を生成する泡生成部Fとを具備する。管体は、飲料が通過する主流路を規定する主管20と、飲料が通過する第1流路を規定する第1管30と、飲料が通過する第2流路を規定する第2管40と、主流路を、第1流路および第2流路に分岐させる分岐部50とを有する。第1管は、第1流路が開放された第1状態から第1流路が閉鎖された第2状態に弾性変形可能な第1可撓部31を有する。第2管は、第2流路が開放された第3状態から第2流路が閉鎖された第4状態に弾性変形可能な第2可撓部41を有する。泡生成部は、第1可撓部よりも下流側に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、飲料注出部用の交換部品、飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品の使用方法に関する。
飲料注出装置に交換部品を取り付ける技術が知られている。使用済みの交換部品は廃棄され、新たな交換部品が、飲料注出装置に取り付けられる。
関連する技術として、特許文献1には、飲料注出装置に組み込まれる交換ユニットが開示されている。特許文献1に記載の交換ユニットは、タッピングバルブを備える。タッピングバルブは、注出口から飲料が注出される注出位置と、発泡飲料を泡状にして注出可能な泡出し位置との間で位置変更可能である。
特開2010-116190号公報
本発明の目的は、簡易な構成で泡を生成することが可能な飲料注出部用の交換部品、飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品の使用方法を提供することである。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における飲料注出部用の交換部品(1)は、飲料サーバー(100)の飲料注出部(110)に取り付け可能、かつ、前記飲料注出部(110)から取り外し可能な管体(2)と、前記管体(2)の内部を流れる飲料から泡を生成する泡生成部(F)とを具備する。前記管体(2)は、前記飲料が通過する主流路(PM)を規定する主管(20)と、前記飲料が通過する第1流路(P1)を規定する第1管(30)と、前記飲料が通過する第2流路(P2)を規定する第2管(40)と、前記主流路(PM)を、前記第1流路(P1)および前記第2流路(P2)に分岐させる分岐部(50)とを有する。前記第1管(30)は、前記第1流路(P1)が開放された第1状態から前記第1流路(P1)が閉鎖された第2状態に弾性変形可能な第1可撓部(31)を有する。前記第2管(40)は、前記第2流路(P2)が開放された第3状態から前記第2流路(P2)が閉鎖された第4状態に弾性変形可能な第2可撓部(41)を有する。前記泡生成部(F)は、前記第1可撓部(31)よりも下流側に配置されている。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記泡生成部(F)は、前記第1流路(P1)から放出される前記飲料が衝突する飲料衝突部(F2)を含んでいてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記管体(2)は、前記泡を注出可能な泡注出管(60)と、前記第1管(30)の端部(30e)と前記泡注出管(60)の側部(60s)とを接続する端-側接続部(2c)とを備えていてもよい。また、前記第1流路(P1)から放出される前記飲料が、前記泡注出管(60)の側壁(63)の内面(63n)に衝突することにより泡が生成されてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記泡注出管(60)は、前記第2管(40)の先端部(40e)に接続されていてもよい。前記泡注出管(60)は、前記第2管(40)から供給される前記飲料を注出可能であってもよい。また、前記泡注出管(60)は、前記泡生成部(F)によって生成される前記泡を注出可能であってもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記管体(2)は、前記飲料を注出可能な飲料注出管(70)を備えていてもよい。また、前記飲料注出管(70)の先端開口(71)は、前記飲料注出管(70)の中心軸(AX2)に対して傾斜していてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記飲料注出管(70)は、先端に向かうにつれて流路断面積が拡大する基端部(74)と、前記流路断面積が略一定である先端部(75)とを備えていてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記第2管(40)の長さは、前記第1管(30)の長さよりも短くてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記第1管(30)は、前記主管(20)よりも軟質であってもよい。また、前記第2管(40)は、前記主管(20)よりも軟質であってもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記管体(2)は、前記泡生成部(F)に向かう前記飲料の流量を低減する第1絞り(T1)と、前記泡生成部(F)の少なくとも一部を構成する泡生成絞り(F1)とを備えていてもよい。また、前記第1絞り(T1)と前記泡生成絞り(F1)とは、2段階式の絞りを構成していてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記管体(2)は、前記泡生成部(F)に向かう前記飲料の流量を低減する第1絞り(T1)、または、前記泡生成部(F)の少なくとも一部を構成する泡生成絞り(F1)を備えていてもよい。また、前記第1絞り(T1)、または、前記泡生成絞り(F1)は、前記第1流路(P1)が全開され前記第2流路(P2)が閉鎖された状態において、単位時間あたりに前記第1流路(P1)を流れる前記飲料の流量を、前記第2流路(P2)が全開され前記第1流路(P1)が閉鎖された状態において、単位時間あたりに前記第2流路(P2)を流れる前記飲料の流量の1/2以下にしてもよい。
上記飲料注出部用の交換部品(1)において、前記管体(2)は、前記泡生成部(F)を有する第1剛性部品(N1)と、前記分岐部(50)を有する第2剛性部品(N2)と、前記第1管(30)を有する第1可撓性部品(N3)とを備えていてもよい。また、前記第1可撓性部品(N3)は、前記第1剛性部品(N1)と前記第2剛性部品(N2)との間に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態における飲料注出部用の交換部品(1)と、飲料サーバー(100)との組み合わせは、上述の飲料注出部用の交換部品(1)と、飲料サーバー(100)との組み合わせである。前記飲料サーバー(100)の前記飲料注出部(110)は、前記第1管(30)を、前記第1流路(P1)が開放された前記第1状態から前記第1流路(P1)が閉鎖された前記第2状態に切り替える第1押圧部材(130a)と、前記第2管(40)を、前記第2流路(P2)が開放された前記第3状態から前記第2流路(P2)が閉鎖された前記第4状態に切り替える第2押圧部材(130b)とを備える。
上記飲料注出部用の交換部品(1)と、飲料サーバー(100)との組み合わせにおいて、前記飲料注出部(110)は、前記第1押圧部材(130a)を操作する第1操作部材(140a)と、前記第2押圧部材(130b)を操作する第2操作部材(140b)とを備えていてもよい。
いくつかの実施形態における飲料注出部用の交換部品の使用方法は、上述の飲料注出部用の交換部品(1)を、前記飲料サーバー(100)の前記飲料注出部(110)に取り付ける工程と、前記飲料注出部(110)の第1押圧部材(130a)によって前記第1管(30)を押圧する工程と、前記飲料注出部(110)の第2押圧部材(130b)によって前記第2管(40)を押圧する工程とを具備する。前記第1管(30)を押圧する工程は、前記第1流路(P1)が閉鎖されるように、前記第1流路(P1)を規定する前記第1管(30)を弾性変形させることを含む。前記第2管(40)を押圧する工程は、前記第2流路(P2)が閉鎖されるように、前記第2流路(P2)を規定する前記第2管(40)を弾性変形させることを含む。
本発明により、簡易な構成で泡を生成することが可能な飲料注出部用の交換部品、飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品の使用方法を提供することができる。
図1は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品を模式的に示す概略断面図である。 図2は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品を模式的に示す概略断面図である。 図3は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品を模式的に示す概略断面図である。 図4は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図5は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品が飲料サーバーの飲料注出部に取り付けられている様子を模式的に示す概略正面図である。 図6は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品が飲料サーバーの飲料注出部に取り付けられている様子を模式的に示す概略斜視図である。 図7は、分岐部の構造の一例を模式的に示す概略斜視図である。 図8は、飲料サーバーの飲料注出部の一部分を模式的に示す概略斜視図である。 図9は、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品が、管部材に接続可能である様子を模式的に示す図である。 図10は、第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品を模式的に示す概略断面図である。 図11は、第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品が、管部材に接続可能である様子を模式的に示す図である。 図12は、第5の実施形態における飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせを模式的に示す図である。 図13は、飲料サーバーの飲料注出部の内部構造を模式的に示す図である。 図14は、飲料サーバーの飲料注出部の内部構造を模式的に示す図である。 図15は、図13のA-A矢視断面図である。 図16は、図14のB-B矢視断面図である。 図17は、飲料サーバーの飲料注出部の内部構造を模式的に示す概略断面図である。 図18は、第5の実施形態における飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせを模式的に示す図である。 図19は、第6の実施形態における飲料注出部用の交換部品の使用方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態における飲料注出部用の交換部品1、飲料注出部用の交換部品1と飲料サーバー100との組み合わせ、および、飲料注出部用の交換部品1の使用方法について説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
(第1の実施形態)
図1乃至図8を参照して、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aについて説明する。図1乃至図3は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aを模式的に示す概略断面図である。なお、図1は、第1流路P1および第2流路P2が開放されている状態を示し、図2は、第1流路P1が閉鎖されている状態を示し、図3は、第2流路P2が閉鎖されている状態を示す。図4は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aの一部分を模式的に示す概略断面図である。図5は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aが飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられている様子を模式的に示す概略正面図である。図6は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aが飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられている様子を模式的に示す概略斜視図である。図7は、分岐部50(あるいは、第2剛性部品N2)の構造の一例を模式的に示す概略斜視図である。図8は、飲料サーバー100の飲料注出部110の一部分を模式的に示す概略斜視図である。
第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aは、管体2と、泡生成部Fとを具備する。
管体2は、飲料サーバー100の飲料注出部110(必要であれば、図5を参照。)に取り付け可能、かつ、飲料注出部110から取り外し可能な部材である。管体2は、複数の管の集合体であるため、管体2は、管アセンブリであると言うこともできる。
泡生成部Fは、管体2の内部を流れる飲料から泡を生成する。「飲料」が、ビールである場合、「泡」は、ビールの泡である。なお、本明細書における飲料は、アルコール含有ビールであってもよいし、ノンアルコールビールであってもよいし、ビール以外の発泡性飲料(例えば、発泡酒)であってもよい。
図1に記載の例では、管体2は、主管20と、第1管30と、第2管40と、分岐部50とを備える。
主管20は、飲料が通過する主流路PMを規定する。主管20は、1つの部品によって構成されていてもよく、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。主管20は、可撓管であることが好ましいが、主管20の少なくとも一部が剛性管を含んでいても構わない。
第1管30は、飲料が通過する第1流路P1を規定する。第1管30は、1つの部品によって構成されていてもよく、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。
第2管40は、飲料が通過する第2流路P2を規定する。第2管40は、1つの部品によって構成されていてもよく、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。
分岐部50は、主流路PMを、第1流路P1および第2流路P2に分岐させる。図1に記載の例では、分岐部50は、分岐部本体51と、主管20に接続される第1部分53と、第1管30に接続される第2部分55と、第2管40に接続される第3部分57とを備える。また、分岐部50は、主流路PMに接続される入口開口530と、第1流路P1に接続される第1出口開口550と、第2流路P2に接続される第2出口開口570とを備える。分岐部50は、1つの部品によって構成されていてもよく、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。図1に記載の例では、分岐部50は、剛性部品(換言すれば、実質的に撓み変形しない部品)によって構成されている。
第1管30は、第1流路P1が開放された第1状態(図1を参照。)から第1流路P1が閉鎖された第2状態(図2を参照。)に弾性変形可能な第1可撓部31を有する。第1管30の全体が可撓管によって構成されていてもよい。代替的に、第1管30は、第1可撓部31として機能する可撓性部分と、剛性部分とを有していてもよい。
第2管40は、第2流路P2が開放された第3状態(図1を参照。)から第2流路P2が閉鎖された第4状態(図3を参照。)に弾性変形可能な第2可撓部41を有する。第2管40の全体が可撓管によって構成されていてもよい。代替的に、第2管40は、第2可撓部41として機能する可撓性部分と、剛性部分とを有していてもよい。
図1乃至図3には、第1可撓部31の状態と第2可撓部41の状態とを把握し易くするために、高さ方向における第1可撓部31の位置が、高さ方向における第2可撓部41の位置と異なるように第1管30および第2管40が記載されている。しかし、実用的な観点から、図6に例示されるように、第1可撓部31の高さと、第2可撓部41の高さとは略同一であってもよい。また、図1乃至図3に記載の例では、分岐部50のうち第1管30に接続される第2部分55が、分岐部本体51から上方に突出している。しかし、実用的な観点から、図6に例示されるように、当該第2部分55は、分岐部本体51から水平方向に突出していてもよい。
図1に記載の例では、泡生成部Fが、第1可撓部31よりも下流側に配置されている。このため、図3に例示されるように、第1可撓部31が、第1流路P1が開放された第1状態であるとき、第1可撓部31を通過して第1可撓部31の下流に供給される飲料は、泡生成部Fにおいて泡になる。
第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aでは、第1管30が、第1流路P1が開放された第1状態から第1流路P1が閉鎖された第2状態に弾性変形可能な第1可撓部31を有し、第2管40が、第2流路P2が開放された第3状態から第2流路P2が閉鎖された第4状態に弾性変形可能な第2可撓部41を有し、泡生成部Fは、第1可撓部31よりも下流側に配置されている。
このため、図2に例示されるように、第1管30の第1可撓部31が押圧されて第1流路P1が閉鎖され、かつ、第2流路P2が開放されることにより、管体2から飲料を注出ことができる(図2における矢印AR2を参照。)。また、図3に例示されるように、第2管40の第2可撓部41が押圧されて第2流路P2が閉鎖され、かつ、第1流路P1が開放されることにより、第1可撓部31よりも下流側において泡を生成することができる。また、生成された泡を管体2から注出することができる(図3における矢印AR1を参照。)。
以上のとおり、第1の実施形態では、簡易な構成で泡を生成することが可能な飲料注出部用の交換部品1Aが提供される。
図5に記載の例では、飲料に接液するのは交換部品1Aであり、飲料サーバー100の飲料注出部110に飲料が接液することが防止される。この場合、飲料サーバー100の飲料注出部110を清掃する頻度が少なくて済む。また、飲料サーバー100の飲料注出部110に飲料が付着していた場合でも、当該付着飲料が、交換部品1A内の飲料に混入することは抑制される。また、図5に記載の例では、飲料サーバー100の飲料注出部110に装着されていた交換部品1Aを取り外し、飲料サーバー100の飲料注出部110に新たな交換部品を取り付けるだけで、清浄状態の飲料供給流路を再構築することができる。
続いて、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aにおいて採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(飲料衝突部F2)
図4に記載の例では、泡生成部Fは、第1流路P1から放出される飲料が衝突する飲料衝突部F2を備える。飲料が飲料衝突部F2に衝突することにより、泡が生成される。
飲料衝突部F2は、例えば、管の内面63nによって構成される。
飲料が飲料衝突部F2に衝突することにより泡が生成される場合、泡生成部Fの構成が複雑化しない。また、飲料が飲料衝突部F2に衝突することにより泡が生成される場合、飲料サーバー100自体に、泡を生成するための機構を設ける必要がない。
(泡注出管60)
図3に記載の例では、管体2は、泡を注出可能な泡注出管60を備える。泡注出管60は、第1管30よりも下流側に配置される。なお、本明細書において「下流」、「上流」とは、それぞれ、「飲料の流れ方向における下流」、「飲料の流れ方向における上流」を意味する。図3に記載の例では、泡注出管60は、飲料の流れ方向において、第1管30よりも下流側に配置されている。
図3に記載の例では、泡注出管60は、第1管30とは別体であり、泡注出管60は、第1管30に取り付けられている。泡注出管60と第1管30とが別体である場合、泡が第1管30に逆流しにくい。また、泡注出管60と第1管30とが別体である場合、泡注出管60を剛性管とし、第1管30を可撓管とするのが容易である。ただし、第1の実施形態において、泡注出管60が可撓管であることは排除されない。
図3に記載の例では、泡注出管60の先端開口61は、泡注出管60の中心軸AX1に対して傾斜している。また、泡注出管60の先端面60e(図5を参照。)は、泡注出管60の中心軸AX1に対して傾斜した傾斜面である。泡注出管60の先端開口61が泡注出管60の中心軸AX1に対して傾斜している場合、泡注出管60からの泡の注出が終了した後、泡注出管60の先端開口61から泡注出管60の内部に空気が入り込み易い。泡注出管60の内部に空気が入り込むことにより、泡注出管60の内部に残留する泡が、泡注出管60から排出され易い。
図3に記載の例では、泡注出管60は、ラッパ形状を有する。換言すれば、泡注出管60の流路断面積は、先端開口61に向かうにつれて拡大する。なお、泡注出管60の形状は、ラッパ形状に限定されない。
図4に記載の例では、管体2は、第1管30の端部30eと泡注出管60の側部60sとを接続する端-側接続部2c(end-to-side connecting portion)を備える。図4に記載の例では、端-側接続部2cは、泡注出管60の側壁63から突出する筒状の突出部を含む。
図4に記載の例では、第1管30によって規定される第1流路P1から放出される飲料が、泡注出管60の側壁63の内面63nに衝突することにより泡が生成される。この場合、泡注出管60の側壁63の内面63nが、飲料衝突部F2として機能する。よって、泡生成部Fの構成が、より一層シンプルとなる。
図4に記載の例では、泡注出管60の基端は、端壁62によって閉鎖されている。端壁62は、例えば、泡注出管60の先端から泡注出管60の基端に向かう方向に突出する凸曲面(より具体的には、ドーム形状の曲面)を有する。
(飲料注出管70)
図2に記載の例では、管体2は、飲料を注出可能な飲料注出管70を備える。飲料注出管70は、第2管40よりも下流側に配置される。換言すれば、飲料注出管70は、飲料の流れ方向において、第2管40よりも下流側に配置される。図2に記載の例では、管体2は、第2管40の先端部40eと飲料注出管70の基端部74とを直線状に接続する端-端接続部2d(end-to-end connecting portion)を備える。
図2に記載の例では、飲料注出管70によって規定される飲料流路は、泡注出管60によって規定される泡流路から分離されている。また、飲料注出管70の先端開口71は、泡注出管60の先端開口から分離されている。飲料注出管70によって規定される飲料流路が、泡流路から分離されている場合、泡生成部Fで生成された泡が飲料注出管70に進入しない。よって、泡生成部Fで生成された泡が飲料注出管70に残留することもない。飲料注出管70に泡が残留していない場合、飲料注出管70からグラス等に飲料を注出し始めるときに、グラス等に注がれる飲料が泡立ちにくい。
図2に記載の例では、飲料注出管70は、第2管40とは別体であり、飲料注出管70は、第2管40に取り付けられている。飲料注出管70と第2管40とが別体である場合、飲料注出管70を剛性管とし、第2管40を可撓管とするのが容易である。ただし、第1の実施形態において、飲料注出管70が可撓管であることは排除されない。
図2に記載の例では、飲料注出管70の先端開口71は、飲料注出管70の中心軸AX2に対して傾斜している。また、飲料注出管70の先端面70e(図5を参照。)は、飲料注出管70の中心軸AX2に対して傾斜した傾斜面である。
飲料注出管70の先端開口71が、飲料注出管70の中心軸AX2に対して傾斜している場合、飲料注出管70からの飲料の注出が終了した後、飲料注出管70の先端開口71から飲料注出管70の内部に空気が入り込み易い。飲料注出管70の内部に空気が入り込むことにより、飲料注出管70の内部に残留する飲料が、迅速に、飲料注出管70から排出される。
なお、管体2が飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられた状態において、飲料注出管70の中心軸AX2に沿う方向における先端開口71の最先端71e(図2を参照。)は、飲料注出管70の中心軸AX2と先端開口71との交点CP1よりも下方に位置していることが好ましい。また、管体2が飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられた状態において、飲料注出管70の中心軸AX2に沿う方向における先端開口71の最後端71b(図2を参照。)は、飲料注出管70の中心軸AX2と先端開口71との交点CP1よりも上方に位置していることが好ましい。このような配置が採用される場合、図2において、矢印AR3で示される領域から、飲料注出管70の内部に、空気が容易に取り込まれる。
図2に記載の例では、飲料注出管70は、先端(あるいは、先端開口71)に向かうにつれて流路断面積が拡大する基端部74と、流路断面積が略一定である先端部75とを備える。
飲料注出管70が、先端に向かうにつれて流路断面積が拡大する基端部74を備えることにより、飲料の注出速度が過剰に速くならない。また、飲料注出管70が、流路断面積が略一定である先端部75を備えることにより、飲料注出管70から放出される飲料が、空気を巻き込むことおよび螺旋状によじれることが防止または抑制される。
なお、管体2を成形する際の制約から、飲料注出管70の先端部75の流路断面積は、飲料の流れ方向に沿って完全に一定である必要はなく、飲料の流れ方向に沿って略一定であればよい。例えば、飲料の流れ方向に沿って、先端部75における流路の直径の増加率が、基端部74における流路の直径の増加率よりも小さければ、先端開口71から放出される飲料に空気が巻き込まれることが抑制され、先端開口71から放出される飲料がよじれることは抑制される。
なお、流路断面積が略一定である先端部75の長さL1(換言すれば、飲料の流れ方向に沿う方向における先端部75の長さ)は、例えば、5mm以上40mm以下である。
図2に記載の例では、飲料注出管70の基端部74の最小内径は、例えば、3mm程度(より具体的には、2mm以上4mm以下)である。また、泡生成部Fが位置する領域における泡注出管60の内径D1(より具体的には、泡生成絞りF1をとおり泡注出管60の中心軸AX1に垂直な断面における泡注出管60の内径D1)は、例えば、5.5mm程度(より具体的には、2.5mm以上6.5mm以下)である。図2に記載の例では、飲料注出管70の基端部74の最小内径は、泡生成部Fが位置する領域における泡注出管60の内径D1よりも小さい。
なお、本明細書において、飲料注出管70の流路断面積とは、飲料注出管70の中心軸AX2に垂直な面における飲料注出管70の飲料流路の面積を意味する。また、本明細書において、泡注出管60の流路断面積とは、泡注出管60の中心軸AX1に垂直な面における泡注出管60の泡流路の面積を意味する。
(第1管30、第2管40、および、主管20)
図1に記載の例では、第2管40の長さ(すなわち、第2流路P2に沿う方向における第2管40の長さ)は、第1管30の長さ(すなわち、第1流路P1に沿う方向における第1管30の長さ)よりも短い。第2管40の長さが、第1管30の長さよりも短い場合、第2管40を、第1管30と比較して、より直線的に配置することが可能となる。この場合、飲料注出時における飲料の流れが円滑となる。
また、第1管30の長さが、第2管40の長さと比較して、より長く、より非直線的であることにより、泡注出時における飲料の流れが減速され易い。この場合、注出される泡の状態が良好となる。
主管20の長さは、例えば、2m以下である。主管20の長さが2m以下であることにより、主管20の取り扱いが容易となる。図1に記載の例において、主管20の内径D2は、3mm程度(より具体的には、2mm以上4mm以下)である。主管20は、可撓性チューブによって構成されることが好ましい。
第1管30の長さは、例えば、30cm以下である。図1に記載の例において、第1管30の内径D3は、3mm程度(より具体的には、2mm以上4mm以下)である。第1管30は、可撓性チューブによって構成されることが好ましい。
第2管40の長さは、例えば、30cm以下である。図1に記載の例において、第2管40の内径D4は、3mm程度(より具体的には、2mm以上4mm以下)である。第2管40は、可撓性チューブによって構成されることが好ましい。
第1管30は、主管20よりも軟質であることが好ましい。換言すれば、第1管30を構成する材料のヤング率は、主管20を構成する材料のヤング率よりも低いことが好ましい。第1管30を構成する材料のヤング率が相対的に低いことにより、第1管30の第1可撓部31が押圧されるとき、より確実に、第1流路P1が閉鎖される。
第2管40は、主管20よりも軟質であることが好ましい。換言すれば、第2管40を構成する材料のヤング率は、主管20を構成する材料のヤング率よりも低いことが好ましい。第2管40を構成する材料のヤング率が相対的に低いことにより、第2管40の第2可撓部41が押圧されるとき、より確実に、第2流路P2が閉鎖される。
また、主管20を構成する材料のヤング率が相対的に高いことにより、主管20に大きな内圧が作用した場合であっても、主管20が破損しにくい。
第1管30は、例えば、シリコーンチューブ等のゴム製チューブによって構成される。換言すれば、第1管30は、例えば、シリコーンゴム製である。第2管40は、例えば、シリコーンチューブ等のゴム製チューブによって構成される。換言すれば、第2管40は、例えば、シリコーンゴム製である。主管20は、例えば、シリコーンゴムよりも硬質な材料によって構成される。主管20は、例えば、ポリエチレン等の樹脂製である。
(第1絞りT1、および/または、泡生成絞りF1)
図3に例示されるように、管体2は、泡生成部Fに向かう飲料の流量を低減する第1絞りT1(first constriction)を備えていてもよい。管体2が、第1絞りT1を有する場合、単位時間あたりに生成される泡の量が低減され、泡注出時に、泡の状態にならずに液状の状態のまま注出される飲料の割合が少なくなる。
図3に記載の例では、第1絞りT1は、主流路PMと第1可撓部31との間に配置されている。第1絞りT1は、例えば、第1管30よりも上流側に配置された第1アパーチャAP1(first aperture)によって構成される。第1アパーチャAP1の直径は、主管20の内径よりも小さい。第1アパーチャAP1の直径は、第1管30の内径よりも小さいことが好ましい。第1アパーチャAP1の直径D5は、例えば、1.5mm程度(より具体的には、1mm以上2.5mm以下)である。図3に記載の例では、第1絞りT1(より具体的には、第1アパーチャAP1)は、分岐部50(より具体的には、分岐部本体51)に形成されている。
図3に例示されるように、管体2は、泡生成部Fの少なくとも一部を構成する泡生成絞りF1(foam generating constriction)を備えていてもよい。図4に記載の例では、泡生成絞りF1は、第1管30よりも下流側に配置された第2アパーチャAP2(second aperture)によって構成されている。第2アパーチャAP2の直径は、第1管30の内径よりも小さい。第2アパーチャAP2の直径D6は、例えば、0.8mm程度(より具体的には、0.5mm以上1.1mm以下)である。図4に記載の例では、泡生成絞りF1(より具体的には、第2アパーチャAP2)は、泡注出管60(より具体的には、泡注出管60の側壁63)に形成されている。
図4に記載の例では、泡生成部Fは、泡生成絞りF1と、泡生成絞りF1から放出される飲料が衝突する飲料衝突部F2とを有する。この場合、泡生成絞りF1によって加速される飲料が飲料衝突部F2に衝突することにより効果的に泡が生成される。
図3に例示されるように、第1絞りT1と、泡生成絞りF1とは、2段階式の絞りを構成することが好ましい。より具体的には、主管20から、第1管30を経由して、泡注出管60に向かう飲料流路の断面積が、第1絞りT1で減少され、泡生成絞りF1で更に減少されることが好ましい。
図3に記載の例では、第1絞りT1における流路断面積は、主流路PMにおける流路断面積よりも小さい。また、泡生成絞りF1における流路断面積は、第1絞りT1における流路断面積よりも小さい。
第1絞りT1、および/または、泡生成絞りF1は、第1管30によって規定される第1流路P1が全開され、第2管40によって規定される第2流路P2が閉鎖された状態において、単位時間あたりに第1流路P1を流れる飲料の流量を、第2管40によって規定される第2流路P2が全開され、第1管30によって規定される第1流路P1が閉鎖された状態において、単位時間あたりに第2流路P2を流れる飲料の流量の1/2以下にするように構成されていることが好ましい。泡注出時に第1流路P1を流れる飲料の流量が少ない場合、きめ細かな泡を生成することができる。また、泡注出時に第1流路P1を流れる飲料の流量が少ない場合、生成された泡がグラス内のビール液面に衝突して発生する余分な泡立ちも防止される。また、飲料注出時に第2流路P2を流れる飲料の流量が多い場合、迅速に飲料を注出することができる。
(剛性部品と可撓性部品)
図1に記載の例では、管体2は、泡生成部Fを有する第1剛性部品N1と、分岐部50を有する第2剛性部品N2と、を備える。また、管体2は、第1管30を有する第1可撓性部品N3を備える。付加的に、管体2は、第2管40を有する第2可撓性部品N4を備えていてもよい。第1可撓性部品N3、および/または、第2可撓性部品N4は、第1剛性部品N1と第2剛性部品N2との間に配置されている。また、図1に記載の例では、第1剛性部品N1と第2剛性部品N2とが、第1可撓性部品N3を介して接続されており、第1剛性部品N1と第2剛性部品N2とが、第2可撓性部品N4を介して接続されている。
管体2が、第1剛性部品N1と、第2剛性部品N2と、第1剛性部品N1と第2剛性部品N2との間に配置された可撓性部品(N3、N4)とを備える場合、第1剛性部品N1および第2剛性部品N2を、飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けることにより、可撓性部品(より具体的には、第1管30および/または第2管40)が飲料注出部110に好適に配置される(図6を参照。)。
図6に記載の例では、1つの剛性部品である第1剛性部品N1に、泡注出管60と、飲料注出管70とが設けられている。この場合、泡注出管60と、飲料注出管70との間の位置関係を一定に維持することができ、また、管体2を構成する部品の部品点数を低減することができる。また、管体2を飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付ける作業を効率的に実行することが可能となる。
ただし、第1の実施形態において、泡注出管60を構成する剛性部品が、飲料注出管70を構成する剛性部品とは別の剛性部品であることは排除されない。
図7に記載の例では、第2剛性部品N2(あるいは、分岐部50)は、分岐部本体51と、分岐部本体51から第1方向DR1に延在する筒状の第1部分53と、分岐部本体51から第1方向DR1とは垂直な第2方向DR2に延在する筒状の第2部分55と、分岐部本体51から第1方向DR1とは反対の方向DR4に延在する筒状の第3部分57と、を有する。第1部分53、第2部分55、第3部分57は、それぞれ、主管20、第1管30、第2管40に接続される(必要であれば、図1を参照。)。
第1剛性部品N1は、例えば、樹脂製(より具体的には、ポリエチレン製)である。また、第2剛性部品N2は、例えば、樹脂製(より具体的には、ポリエチレン製)である。
(連結部81)
図1に記載の例では、飲料注出部用の交換部品1Aは、泡注出管60と飲料注出管70とを連結する連結部81を備える。連結部81は、泡注出管60の先端開口61と、飲料注出管70の先端開口71との間の距離を一定に維持する。図1に記載の例では、連結部81は、第1剛性部品N1の一部を構成している。
連結部81は、泡注出管60の先端部と飲料注出管70の先端部とを連結する第1連結部81aを有していてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、連結部81は、泡注出管60の基端部と飲料注出管70の基端部とを連結する第2連結部81bを有していてもよい。また、連結部81は、泡注出管60の中間部と飲料注出管70の中間部とを連結する第3連結部81cを有していてもよい。図1に記載の例では、連結部81(より具体的には、第1連結部81a、第2連結部81b、あるいは、第3連結部81c)は、泡注出管60および飲料注出管70を補強する補強板としても機能する。
(第1把手部83)
図6に記載の例では、第1剛性部品N1は、ユーザーの手によって把持可能な第1把手部83を有する。第1把手部83は、交換部品1Aを飲料サーバー100の飲料注出部110から取り外す際の摘み部として機能する。
図6に記載の例では、第1把手部83は、泡注出管60の側壁63に配置されている。第1把手部83は、泡注出管60から飲料注出管70に向かう方向とは反対の方向に、泡注出管60の側壁63から突出していてもよい。第1把手部83は、例えば、板状である。
(第1突出部85)
図1に記載の例では、第1剛性部品N1は、飲料サーバー100の飲料注出部110の第1溝部161v(必要であれば、図6を参照。)に挿入可能な第1突出部85を有する。図1に記載の例では、第1突出部85は、飲料注出管70の側壁73に配置されている。図1に記載の例では、第1突出部85は、飲料注出管70の側壁73から突出する2個の突出部(85a、85b)を含む。代替的に、第1突出部85は、1個、あるいは、3個以上の突出部を含んでいてもよい。
図1に記載の例では、第1突出部85が飲料注出管70から突出する方向は、第1把手部83が泡注出管60から突出する方向と反対の方向である。ただし、第1突出部85の突出方向は、図1に記載の例に限定されない。
図1に記載の例では、側面視で(換言すれば、第1把手部83の主面に垂直な方向から見て)、第1突出部85の形状と、第1把手部83の形状とが互いに異なっている。この場合、第1突出部85がユーザーによって誤って把持されることが防止され、第1剛性部品N1が間違った姿勢で飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられることが防止される。なお、側面視で(換言すれば、第1把手部83の主面に垂直な方向から見て)、第1突出部85の面積は、第1把手部83の面積よりも小さいことが好ましい。この場合、第1突出部85がユーザーによって誤って把持されることがより一層効果的に防止される。
(第2把手部58)
図6に例示されるように、第2剛性部品N2(あるいは、分岐部50)は、ユーザーの手によって把持可能な第2把手部58を有していてもよい。第2把手部58は、交換部品1Aを飲料サーバー100の飲料注出部110から取り外す際の摘み部として機能する。第2把手部58は、例えば、分岐部本体51から、第1方向DR1および第2方向DR2の両方に垂直な第3方向DR3に延在する(図7を参照。)。第2把手部58は、例えば、板状である。
(第2突出部59)
図7に記載の例では、第2剛性部品N2は、飲料サーバー100の飲料注出部110の第2溝部162v(必要であれば、図8を参照。)に挿入可能な第2突出部59を有する。図7に記載の例では、第2突出部59は、分岐部本体51から、第3方向DR3(換言すれば、第2把手部58の延在方向)とは反対の方向に延在している。図7に記載の例では、第2突出部59は、2個の突出部(59a、59b)を含む。代替的に、第2突出部59は、1個、あるいは、3個以上の突出部を含んでいてもよい。
図7に記載の例では、側面視で(換言すれば、第2方向DR2に沿う方向に見て)、第2突出部59の形状と、第2把手部58の形状とが互いに異なっている。この場合、第2突出部59がユーザーによって誤って把持されることが防止され、第2剛性部品N2が間違った姿勢で飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられることが防止される。なお、側面視で(換言すれば、第2方向DR2に沿う方向に見て)、第2突出部59の面積は、第2把手部58の面積よりも小さいことが好ましい。この場合、第2突出部59がユーザーによって誤って把持されることがより一層効果的に防止される。
(第2の実施形態)
図9を参照して、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bについて説明する。図9は、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bが、管部材650に接続可能である様子を模式的に示す図である。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第2の実施形態では、第1の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第2の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態において説明済みの事項を第2の実施形態に適用できることは言うまでもない。
第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bは、主管20の第1端部27(分岐部50に接続される側の第2端部28とは反対側の端部)に、管部材650に接続される第1接続部材90が配置されている点において、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aとは異なる。その他の点では、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様である。換言すれば、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bは、第1接続部材90の構成を除き、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aと同一である。
(主管20)
図9に記載の例では、主管20は、第1端部27と、第2端部28とを有する。主管20の第1端部27は、第1接続部材90に接続されている。また、主管20の第2端部28は、分岐部50に接続されている。主管20は、例えば、可撓性チューブである。
(第1接続部材90)
図9に記載の例では、第1接続部材90は、主管20の第1端部27に配置されている。第1接続部材90は、管部材650に接続される。管部材650は、例えば、ディスペンスヘッド本体610に装着されるディスペンスヘッド用交換部品である。
図9に記載の例では、第1接続部材90は、飲料流路を規定する管部91と、管部材650に接続される係合部92とを有する。
図9に記載の例では、第1接続部材90の管部91と管部材650とが接続されることにより、第1接続部材90内の飲料流路と管部材650内の飲料流路とが接続される。また、第1接続部材90の係合部92と、管部材650の係合部653cとが係合されることにより、意図せずして、第1接続部材90が管部材650から分離されることが防止される。
(ディスペンスヘッド600)
図9に記載の例において、ディスペンスヘッド600は、ディスペンスヘッド本体610と、管部材650とを備える。ディスペンスヘッド600は、飲料貯蔵容器の口部に接続され、飲料貯蔵容器から飲料を取り出すために使用される。飲料貯蔵容器から、ディスペンスヘッド600の管部材650に取り出された飲料は、第1接続部材90を介して、主管20に供給される。主管20から、第1管30を介して、泡注出管60に飲料が供給されると、泡注出管60の先端開口61から泡が注出される。また、主管20から、第2管40を介して、飲料注出管70に飲料が供給されると、飲料注出管70の先端開口71から飲料が注出される。
図9に記載の例では、ディスペンスヘッド600は管部材650を有する。管部材650は、第1接続部材90の管部91に接続可能な端部652と、当該端部を覆うように配置されるカバー部653とを備えていてもよい。
図9に記載の例では、第1接続部材90と、ディスペンスヘッド600(より具体的には、管部材650)との間の分離防止が、2つの係合部(92、653c)の係合によって行われる。当該係合は、凸部と凹部との間の係合であってもよいし、ナットと雄ネジ部との間の係合であってもよい。この場合、第1接続部材90の接液部、あるいは、管部材650の接液部に作業者の手が触れることを防止するため、第1接続部材90の接液部、あるいは、管部材650の接液部がナットによって覆われるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図10を参照して、第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Cについて説明する。図10は、第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Cを模式的に示す概略断面図である。
第3の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第3の実施形態では、第1の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第3の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態において説明済みの事項を第3の実施形態に適用できることは言うまでもない。
第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Cは、泡注出管60が飲料注出管70を兼用している点、換言すれば、泡注出管60が飲料注出管70である点において、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aとは異なる。その他の点では、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様である。換言すれば、第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Cは、泡注出管60が飲料注出管70を兼用している点を除き、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aと同一である。
(泡注出管60)
図10に記載の例において、管体2は、泡を注出可能な泡注出管60を備える。泡注出管60は、第1管30よりも下流側に配置される。図10に記載の例では、泡注出管60は、第1管30に取り付けられている。より具体的には、第1管30の端部30eが、端-側接続部2cを介して、泡注出管60の側部60sに取り付けられている。図10に記載の例では、端-側接続部2cは、泡注出管60の側壁63から突出する筒状の突出部によって構成されている。
泡注出管60は、泡生成部Fを有する。図10に記載の例では、第1管30によって規定される第1流路P1から放出される飲料が、泡注出管60の側壁63の内面63nに衝突することにより泡が生成される。泡注出管60は、泡生成部Fによって生成される泡を注出可能である。
泡生成部Fは、泡生成絞りF1(より具体的には、第2アパーチャAP2)と、飲料衝突部F2とを含んでいてもよい。
泡生成絞りF1は、第1管30から供給される飲料を加速させて、泡の生成をアシストする。
泡生成絞りF1が第2アパーチャAP2を有する場合、当該第2アパーチャAP2の直径は、第1管30の内径よりも小さい。第2アパーチャAP2の直径は、例えば、0.8mm程度(より具体的には、0.5mm以上1.1mm以下)である。
飲料衝突部F2には、第1管30によって規定される第1流路P1から放出される飲料(より具体的には、泡生成絞りF1によって加速される飲料)が衝突する。当該衝突により、飲料から泡が生成される。
泡生成部Fによって生成された泡は、泡注出管60を通って流れ、泡注出管60の先端開口61から放出される。
(飲料注出管70)
図10に記載の例では、泡注出管60は、飲料注出管70としても機能する。飲料注出管70(換言すれば、泡注出管60)は、第2管40の先端部40eに接続される。より具体的には、管体2は、第2管40の先端部40eと泡注出管60の基端部64とを直線状に接続する端-端接続部2dを備える。飲料注出管70(換言すれば、泡注出管60)は、第2管40から供給される飲料を注出可能である。
図10に記載の例では、飲料注出管70(換言すれば、泡注出管60)の先端開口61は、飲料注出管70(換言すれば、泡注出管60)の中心軸AX2に対して傾斜している。
図10に記載の例では、飲料注出管70(換言すれば、泡注出管60)は、先端開口61に向かうにつれて流路断面積が拡大する基端部64と、流路断面積が略一定である先端部65とを備える。なお、管体2を成形する際の制約から、飲料注出管70の先端部65の流路断面積は、飲料の流れ方向に沿って完全に一定である必要はなく、飲料の流れ方向に沿って略一定であればよい。例えば、飲料の流れ方向に沿って、先端部65における流路の直径の増加率が、基端部64における流路の直径の増加率よりも小さければよい。
流路断面積が略一定である先端部65の長さ(換言すれば、先端部65の飲料の流れ方向に沿う方向の長さ)は、例えば、5mm以上40mm以下である。
図10に記載の例では、飲料注出管70の基端部64の最小内径は、例えば、3mm程度(より具体的には、2mm以上4mm以下)である。
(第1剛性部品N1)
第1剛性部品N1は、上述の泡注出管60を含む。付加的に、第1剛性部品N1は、上述の泡生成部Fを含んでいてもよい。第1剛性部品N1は、図1に記載の例と同様に、第1把手部83、および/または、第1突出部85を含んでいてもよい。第1剛性部品N1は、例えば、樹脂製(より具体的には、ポリエチレン製)である。
第3の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。また、第3の実施形態では、泡注出管60が、飲料注出管70としても機能する。この場合、飲料注出部用の交換部品1Cの部品点数が低減される。ただし、泡注出管60を、飲料注出管70として機能させる場合、泡生成部Fによって生成された泡が、飲料注出管70に残留することが避けられない。この場合、飲料注出管70から次のグラス等に飲料を注出し始めるときに、グラス等に注がれる飲料が泡立ち易い。このため、場合によっては、飲料注出管70内に残留する泡を排出するための追加の操作が必要となる。例えば、飲料注出管70からグラスに泡を注出した後、飲料注出管70から当該グラスに少量の飲料を注出することにより、飲料注出管70内に残留する泡を外部に排出するようにしてもよい。飲料注出管70内に残留する泡が外部に排出されることにより、次のグラスに飲料を注出し始めるときに、当該次のグラスに注がれる飲料が泡立ちにくくなる。
(第4の実施形態)
図11を参照して、第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Dについて説明する。図11は、第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Dが、管部材650に接続可能である様子を模式的に示す図である。
第4の実施形態では、第1の実施形態乃至第3の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第4の実施形態では、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第4の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態において説明済みの事項を第3の実施形態に適用できることは言うまでもない。
第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Dは、泡注出管60が飲料注出管70を兼用している点、換言すれば、泡注出管60が飲料注出管70である点において、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bとは異なる。その他の点では、第4の実施形態は、第2の実施形態と同様である。換言すれば、第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Dは、泡注出管60が飲料注出管70を兼用している点を除き、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bと同一である。
飲料注出管70を兼用する泡注出管60、および、当該泡注出管60を有する第1剛性部品N1については、第3の実施形態において説明済みである。よって、第4の実施形態における泡注出管60および第1剛性部品N1についての説明は、第3の実施形態における泡注出管60および第1剛性部品N1についての説明を援用し、泡注出管60および第1剛性部品N1についての繰り返しとなる説明は省略する。
第4の実施形態は、第2の実施形態と同様の効果を奏する。また、第4の実施形態では、泡注出管60が、飲料注出管70としても機能する。この場合、飲料注出部用の交換部品1Dの部品点数が低減される。
(第5の実施形態)
図1乃至図18を参照して、第5の実施形態における飲料注出部用の交換部品1と飲料サーバー100との組み合わせについて説明する。図12、および、図18は、第5の実施形態における飲料注出部用の交換部品1と飲料サーバー100との組み合わせを模式的に示す図である。なお、図12は、カバー部材170が閉位置にある状態を示し、図18は、カバー部材170が開位置にある状態を示す。図13、および、図14は、飲料サーバー100の飲料注出部110の内部構造を模式的に示す図である。なお、図13は、第1押圧部材130aが第1管30を押圧している状態を示し、図14は、第1押圧部材130aによる第1管30の押圧が解除されている状態を示す。図15は、図13のA-A矢視断面図である。図15には、第1操作部材140aおよび第2操作部材140bの両方がデフォルト位置にある状態が示されている。図16は、図14のB-B矢視断面図である。図16には、第1操作部材140aが第2操作方向R2に操作されることにより、第1管30によって規定される第1流路P1が開放された状態が示されている。図17は、飲料サーバー100の飲料注出部110の内部構造を模式的に示す概略断面図である。図17には、第2操作部材140bが第4操作方向R4に操作されることにより、第2管40によって規定される第2流路P2が開放された状態が示されている。
第5の実施形態における飲料注出部用の交換部品1は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aであってもよいし、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bであってもよいし、第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Cであってもよいし、第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Dであってもよいし、その他の飲料注出部用の交換部品であってもよい。
図12に例示されるように、第5の実施形態における飲料サーバー100は、飲料サーバー本体部101と、飲料注出部110とを備える。
飲料サーバー本体部101は、飲料注出部110を支持する。図12に記載の例では、飲料サーバー本体部101は、ハウジング101aを含む。ハウジング101aは、冷蔵庫として機能してもよい。ハウジング101aには、例えば、飲料貯蔵容器700が収容される。
図13に記載の例では、飲料注出部110は、飲料サーバー本体部101から前方に向けて突出している。なお、飲料サーバー本体部101に対する飲料注出部110の配置は、図13に記載の例に限定されない。
(第1押圧部材130a、および、第1操作部材140a)
図13に記載の例では、飲料注出部110は、第1押圧部材130aと、第1操作部材140aとを備える。
第1押圧部材130aは、第1管30を、第1流路P1が開放された第1状態(図16を参照。)から第1流路P1が閉鎖された第2状態(図15を参照。)に切り替える。第1押圧部材130aが、第1管30の第1可撓部31から離れる方向に移動することにより、第1管30の第1流路P1が開放される。他方、第1押圧部材130aが、第1管30の第1可撓部31を押し潰すことにより、第1管30の第1流路P1が閉鎖される。
第1操作部材140aは、第1押圧部材130aを操作する部材である。図14に記載の例において、第1操作部材140aが、第1操作方向R1(より具体的には、第1回転方向)に移動すると、第1押圧部材130aが第1管30の第1可撓部31を押圧する。こうして、第1管30の第1流路P1が閉鎖される。第1操作部材140aの第1操作方向R1への移動は、例えば、ユーザーの手によって実行される。代替的に、第1操作部材140aの第1操作方向R1への移動は、ばね力などの付勢力によって実行されてもよい(この場合、ユーザーが第1操作部材140aから手を離すと、第1操作部材140aは、第1操作方向R1に移動する。)。
他方、図13に記載の例において、第1操作部材140aが、第2操作方向R2(より具体的には、第1回転方向とは反対の第2回転方向)に移動すると、第1押圧部材130aが第1管30の第1可撓部31から離間する方向に移動する。こうして、第1管30の第1流路P1が開放される。第1操作部材140aの第2操作方向R2への移動は、例えば、ユーザーの手によって実行される。
図15に記載の例では、第1操作部材140aは、第1軸AT1まわりに回動可能な第1操作レバーである。また、図15に記載の例では、飲料注出部110は、第1操作部材140aの移動を、第1押圧部材130aの移動に変換する第1の力伝達機構150aを有する。第1の力伝達機構150aは、リンク機構、カム機構、あるいは、歯車機構等の機械的機構を含んでいてもよい。代替的に、第1操作部材140aは、第1操作スイッチであってもよい。この場合、第1の力伝達機構150aは、第1操作スイッチが操作されることにより生成される電気信号を第1押圧部材130aの移動に変換する電気機械的機構を含んでいてもよい。
(第2押圧部材130b、および、第2操作部材140b)
図15に記載の例では、飲料注出部110は、第2押圧部材130bと、第2操作部材140bとを備える。
第2押圧部材130bは、第2管40を、第2流路P2が開放された第3状態(図177を参照。)から第2流路P2が閉鎖された第4状態(図15を参照。)に切り替える。第2押圧部材130bが、第2管40の第2可撓部41から離れる方向に移動することにより、第2管40の第2流路P2が開放される。他方、第2押圧部材130bが、第2管40の第2可撓部41を押し潰すことにより、第2管40の第2流路P2が閉鎖される。
第2操作部材140bは、第2押圧部材130bを操作する部材である。図17に記載の例において、第2操作部材140bが、第3操作方向R3(より具体的には、第3回転方向)に移動すると、第2押圧部材130bが第2管40の第2可撓部41を押圧する。こうして、第2管40の第2流路P2が閉鎖される。第2操作部材140bの第3操作方向R3への移動は、例えば、ユーザーの手によって実行される。代替的に、第2操作部材140bの第3操作方向R3への移動は、ばね力などの付勢力によって実行されてもよい(この場合、ユーザーが第2操作部材140bから手を離すと、第2操作部材140bは、第3操作方向R3に移動する。)。
他方、図15に記載の例において、第2操作部材140bが、第4操作方向R4(より具体的には、第3回転方向とは反対の第4回転方向)に移動すると、第2押圧部材130bが第2管40の第2可撓部41から離間する方向に移動する。こうして、第2管40の第2流路P2が開放される。第2操作部材140bの第4操作方向R4への移動は、例えば、ユーザーの手によって実行される。
図15に記載の例では、第2操作部材140bは、第2軸AT2まわりに回動可能な第2操作レバーである。また、図15に記載の例では、飲料注出部110は、第2操作部材140bの移動を、第2押圧部材130bの移動に変換する第2の力伝達機構150bを有する。第2の力伝達機構150bは、リンク機構、カム機構、あるいは、歯車機構等の機械的機構を含んでいてもよい。代替的に、第2操作部材140bは、第2操作スイッチであってもよい。この場合、第2の力伝達機構150bは、第2操作スイッチが操作されることにより生成される電気信号を第2押圧部材130bの移動に変換する電気機械的機構を含んでいてもよい。
図15に記載の例では、飲料注出部110は、第1押圧部材130aを操作する第1操作部材140aと、第2押圧部材130bを操作する第2操作部材140bとを備える。この場合、各操作部材の移動を対応する押圧部材の移動に変換する機構がシンプルになり、当該機構の信頼性が向上する。その結果、第1押圧部材130aによる第1可撓部31の押し潰しが不完全になりにくく、第2押圧部材130bによる第2可撓部41の押し潰しが不完全になりにくい。ただし、第5の実施形態において、第1押圧部材130aの操作と、第2押圧部材130bの操作とが、1つの操作部材によって実行される態様は排除されない。換言すれば、操作部材が中立位置(換言すれば、デフォルト位置)から第1操作方向に操作されることにより、第2流路P2が閉鎖された状態で第1流路P1が開放され、当該操作部材が中立位置(換言すれば、デフォルト位置)から第2操作方向に操作されることにより、第1流路P1が閉鎖された状態で第2流路P2が開放されるようにしてもよい。
(管体保持部160)
図6に記載の例では、飲料注出部110は、管体2を保持する管体保持部160を備える。図6に記載の例では、管体保持部160は、略水平方向に延在する第2保持部162と、第2保持部162の先端から下方に向かって延在する第1保持部161(より具体的には、第2保持部162の先端部から斜め下方に向かって延在する第1保持部161)とを有する。
第1保持部161は、泡注出管60を含む第1剛性部品N1を保持する。第1保持部161には、第1剛性部品N1に配置された第1突出部85を受容する第1溝部161vが形成されていてもよい。
第2保持部162は、分岐部50(より具体的には、分岐部50を構成する第2剛性部品N2)を保持する。第2保持部162には、分岐部50に配置された第2突出部59を受容する第2溝部162v(図8を参照。)が形成されていてもよい。
図6に記載の例では、管体保持部160(より具体的には、第2保持部162)は、第1押圧部材130aの先端を受容可能な第1受容部164と、分岐部50を受容する分岐部受容部165と、第1受容部164と分岐部受容部165との間に配置される第2受容部166とを備える。第2受容部166は、第1管30のうち第1押圧部材130aによって押圧される部分31aよりも基端側の部分33を受容する。
図6に記載の例では、第1受容部164は、平面視略円形の凹部によって構成されている。ただし、第1受容部164の形状は、平面視略円形に限定されない。
図8に記載の例では、分岐部受容部165は、平面視略T字状の凹部によって構成されている。
図8に記載の例では、第2受容部166は、湾曲形状部166aと、直線形状部166bとを有する。湾曲形状部166aは、第1管30の一部が湾曲形状となるように当該一部を収容する。また、直線形状部166bは、第1管30の他の一部が直線形状となるように当該他の一部を収容する。
図6に記載の例では、第2受容部166の幅W2(例えば、直線形状部166bの幅W2)は、第1受容部164の幅W1よりも小さい。この場合、第1管30のうち第2受容部166に配置される部分33の過膨張が防止される。より具体的には、第1管30のうち第1受容部164に配置された部分31aが閉鎖された状態で、第1管30が飲料から圧力を受けると、当該圧力によって、上述の部分33が渦膨張する可能性がある。特に、第1管30がゴム等の軟質材料によって構成される場合、当該部分33が過膨張する可能性がある。図6に記載の例では、第2受容部166の幅W2が小さいことにより、当該過膨張が第2受容部166の壁面によって防止される。当該部分33の過膨張を防止する観点から、第2受容部166の幅W2と、自然状態(換言すれば、応力フリー状態)における第1管30の外径との差は、0.5mm以下であることが好ましい。
なお、第1受容部164の幅W1とは、飲料の流れ方向に垂直な方向における第1受容部164の幅を意味する。また、第2受容部166の幅W2とは、飲料の流れ方向に垂直な方向における第2受容部166の幅を意味する。
図6に記載の例では、管体保持部160(より具体的には、第2保持部162)は、第2押圧部材130bの先端を受容可能な第3受容部167と、第3受容部167と分岐部受容部165との間に配置される第4受容部168とを備える。第4受容部168は、第2管40のうち第2押圧部材130bによって押圧される部分41aよりも基端側の部分43を受容する。
図6に記載の例では、第3受容部167は、平面視略円形の凹部によって構成されている。ただし、第3受容部167の形状は、平面視略円形に限定されない。
図8に記載の例では、第4受容部168は、直線状の受容部である。第4受容部168の延在方向は、第2受容部166の直線形状部166bの延在方向と平行である。
図6に記載の例では、第4受容部168の幅W4は、第3受容部167の幅W3よりも小さい。この場合、第2管40のうち第4受容部168に配置される部分43の過膨張が第4受容部168の壁面によって防止される。当該部分43の過膨張を防止する観点から、第4受容部168の幅W4と、自然状態における第2管40の外径との差は、0.5mm以下であることが好ましい。
図6に記載の例では、管体保持部160は、第2管40の一部分44の高さが第2管40の他の部分の高さよりも高くなるように当該一部分44を支持する突出部163を有する。当該突出部163の上面は、側面視で、略円弧形状を有する。図6に記載の例では、飲料が第2管40の内部と飲料注出管70の内部とを流れるとき、当該飲料は、(1)第1に、第2管40の基端部内の直線状の流路に沿って流れ、(2)第2に、第2管40の一部分44によって規定される円弧状の流路に沿って上方に向かって流れ、(3)第3に、第2管40の一部分44によって規定される円弧状の流路に沿って下方に向かって流れ、(4)第4に、飲料注出管70の流路に沿って下方に向かって流れる。
図6に記載の例では、突出部163の存在により、第2管40にキンク部(換言すれば、急に曲がった部分)が生じることなく、第2管40内を流れる飲料の流れ方向を変更することができる。突出部163は、例えば、第2保持部162の先端部に配置される。
(カバー部材170)
図12に例示されるように、飲料注出部110は、飲料注出部用の交換部品1を覆うカバー部材170を備えていてよい。カバー部材170は、閉位置(図12を参照。)と、開位置(図18を参照。)との間で位置変更可能である。
飲料注出部用の交換部品1が、管体保持部160に取り付けられた状態で、カバー部材170が開位置から閉位置に移動されると、飲料注出部用の交換部品1の上面は、カバー部材170によって覆われる。また、飲料注出部用の交換部品1が、管体保持部160に取り付けられた状態で、カバー部材170が閉位置から開位置に移動されると、飲料注出部用の交換部品1の上面は、外部に露出する。
カバー部材170が開位置にあるとき、飲料注出部用の交換部品1を、飲料注出部110(より具体的には、管体保持部160)に取り付けることができる。また、カバー部材170が開位置にあるとき、飲料注出部用の交換部品1を、飲料注出部110(より具体的には、管体保持部160)から取り外すことができる。
図12に記載の例では、カバー部材170は、飲料注出部110のベース部材180に、ヒンジを介して連結されている。代替的に、カバー部材170は、ベース部材180から完全に分離可能であってもよい。
図13に記載の例では、カバー部材170は、第1剛性部品N1(あるいは、泡注出管60)を位置決めするストッパ175を備える。ストッパ175は、第1剛性部品N1が管体保持部160(より具体的には、第1保持部161)から上方に浮き上がることを防止する。図13に記載の例では、ストッパ175は、泡注出管60の基端側の端壁62の直上に配置されている。
(泡注出管60と飲料注出管70との位置関係)
図13に記載の例では、飲料注出部用の交換部品1が飲料注出部110に取り付けられた状態において、泡注出管60と、飲料注出管70とは、1つの鉛直面に沿って配置されている。この場合、左利きのユーザーは、右利きのユーザーと同じ感覚で、泡注出管60および飲料注出管70にアプローチすることができる。図13に記載の例では、飲料注出部用の交換部品1が飲料注出部110に取り付けられた状態において、泡注出管60は、飲料注出管70の上方に配置されている。
第5の実施形態は、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、および、第4の実施形態と同様の効果を奏する。
(第6の実施形態)
図1乃至図19を参照して、第6の実施形態における飲料注出部用の交換部品1の使用方法について説明する。図19は、第6の実施形態における飲料注出部用の交換部品1の使用方法の一例を示すフローチャートである。
第6の実施形態における飲料注出部用の交換部品の使用方法において使用される交換部品1は、第1の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Aであってもよいし、第2の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Bであってもよいし、第3の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Cであってもよいし、第4の実施形態における飲料注出部用の交換部品1Dであってもよいし、その他の飲料注出部用の交換部品であってもよい。
第1ステップST1において、飲料注出部用の交換部品1が、飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられる。第1ステップST1は、第1取付工程である。
第1ステップST1(第1取付工程)は、例えば、飲料注出部用の交換部品1を、下方向に移動させることにより実行される。なお、本明細書において、下方向には、斜め下方向も包含される。
第1ステップST1(第1取付工程)は、第1剛性部品N1の第1突出部85を、管体保持部160の第1溝部161v(図6を参照。)に挿入することを含んでいてもよい。また、第1ステップST1(第1取付工程)は、第2剛性部品N2の第2突出部59(図7を参照。)を、管体保持部160の第2溝部162v(図8を参照。)に挿入することを含んでいてもよい。
また、図6に例示されるように、第1ステップST1(第1取付工程)は、分岐部50を、管体保持部160の分岐部受容部165に配置することを含んでいてもよい。また、第1ステップST1(第1取付工程)は、第1管30の部分31aを、管体保持部160の第1受容部164に配置し、第1管30の他の部分33を、管体保持部160の第2受容部166に配置することを含んでいてもよい。更に、第1ステップST1(第1取付工程)は、第2管40の部分41aを、管体保持部160の第3受容部167に配置し、第2管40の他の部分43を、管体保持部160の第4受容部168に配置することを含んでいてもよい。
なお、飲料注出部110が、カバー部材170(図18を参照。)を備える場合には、第1ステップST1の実行前に、カバー部材170が、閉位置から開位置に移動されてもよい。また、第1ステップST1の実行後に、カバー部材170が、開位置から閉位置に移動されてもよい。
また、図18に例示されるように、第1ステップST1の実行前または第1ステップST1の実行後に、主管20の一部が、飲料サーバー本体部101と飲料注出部110との間の孔部100hを介して、飲料サーバー本体部101に挿入されてもよい。
また、図9または図11に例示されるように、飲料注出部用の交換部品1が、主管20の第1端部27に配置された第1接続部材90を備える場合には、第1ステップST1の実行前または第1ステップST1の実行後に、第1接続部材90が、管部材650(例えば、ディスペンスヘッド600の管部材650)に接続されてもよい。第1接続部材90が接続される管部材650は、ディスペンスヘッド本体610の下端からディスペンスヘッド本体610の上端に向かう方向に、ディスペンスヘッド本体610に挿入された管部材650であってもよい。
第2ステップST2において、飲料注出部110の第1押圧部材130aによって第1管30が押圧される。第2ステップST2は、第1押圧工程である。
第2ステップST2(第1押圧工程)の実行により、第1管30の第1可撓部31が、第1押圧部材130aによって押し潰される。その結果、第1管30の第1流路P1が閉鎖される。第2ステップST2(第1押圧工程)は、第1流路P1が閉鎖されるように、第1流路P1を規定する第1管30を弾性変形させることを含む。
第2ステップST2(第1押圧工程)は、例えば、第1操作部材140aを第1操作方向R1(図14を参照。)に移動させることにより実行される。代替的に、あるいは、付加的に、第2ステップST2(第1押圧工程)は、第1押圧部材130aが取り付けられたカバー部材170が、開位置から閉位置に移動されることにより実行されてもよい。
第3ステップST3において、飲料注出部110の第2押圧部材130bによって第2管40が押圧される。第3ステップST3は、第2押圧工程である。
第3ステップST3(第2押圧工程)の実行により、第2管40の第2可撓部41が、第2押圧部材130bによって押し潰される。その結果、第2管40の第2流路P2が閉鎖される。第3ステップST3(第2押圧工程)は、第2流路P2が閉鎖されるように、第2流路P2を規定する第2管40を弾性変形させることを含む。
第3ステップST3(第2押圧工程)は、例えば、第2操作部材140bを第3操作方向R3(図17を参照。)に移動させることにより実行される。代替的に、あるいは、付加的に、第3ステップST3(第2押圧工程)は、第2押圧部材130bが取り付けられたカバー部材170が、開位置から閉位置に移動されることにより実行されてもよい。
第3ステップST3は、第2ステップST2の実行前に実行されてもよいし、第2ステップST2の実行後に実行されてもよいし、第2ステップST2と同時に実行されてもよい。
第4ステップST4において、飲料注出部用の交換部品1(より具体的には、飲料注出管70)から飲料が注出される。第4ステップST4は、飲料注出工程である。
第4ステップST4(飲料注出工程)は、第2押圧部材130bを移動させることにより、第2流路P2を開放することを含む。より具体的には、第2押圧部材130bを第2管40から離間する方向に移動させることにより、第2押圧部材130bによる第2管40の押圧が解除される。その結果、弾性変形していた第2管40が元の形状に戻り、第2管40によって規定される第2流路P2の状態が、閉鎖状態から開放状態に変更される。
第4ステップST4(飲料注出工程)は、例えば、第2操作部材140bを、第4操作方向R4(図15を参照。)に操作することにより実行される。
図12に記載の例では、第4ステップST4(飲料注出工程)は、(1)ガス源800から飲料貯蔵容器700にガスを供給すること、(2)飲料貯蔵容器700に供給されるガスが、飲料貯蔵容器700の内部を加圧すること、(3)飲料貯蔵容器700の内部が加圧されることにより、飲料貯蔵容器700の内部の飲料を、ディスペンスヘッド600を介して、交換部品1の主管20に取り出すこと、(4)主管20に取り出された飲料を、分岐部50、第2管40を介して、飲料注出管70に供給すること、および、(5)飲料注出管70に供給された飲料を飲料注出管70の先端開口から注出されること、を含む。
第5ステップST5において、飲料注出部用の交換部品1(より具体的には、飲料注出管70)からの飲料の注出が停止される。第5ステップST5は、第1停止工程である。
第5ステップST5(第1停止工程)において、第2押圧部材130bによって第2管40が押圧される。その結果、第2管40の第2流路P2が閉鎖される。第5ステップST5(第1停止工程)は、第2流路P2が閉鎖されるように、第2流路P2を規定する第2管40を弾性変形させることを含む。
第5ステップST5(第1停止工程)は、例えば、第2操作部材140bを第3操作方向R3(図17を参照。)に移動させることにより実行される。
第6ステップST6において、飲料注出部用の交換部品1(より具体的には、泡注出管60)から泡が注出される。第6ステップST6は、泡注出工程である。
第6ステップST6(泡注出工程)は、第1押圧部材130aを移動させることにより、第1流路P1を開放することを含む。より具体的には、第1押圧部材130aを第1管30から離間する方向に移動させることにより、第1押圧部材130aによる第1管30の押圧が解除される。その結果、弾性変形していた第1管30が元の形状に戻り、第1管30によって規定される第1流路P1の状態が、閉鎖状態から開放状態に変更される。
第6ステップST6(泡注出工程)は、例えば、第1操作部材140aを、第2操作方向R2(図13を参照。)に操作することにより実行される。
図12に記載の例では、第6ステップST6(泡注出工程)は、(1)ガス源800から飲料貯蔵容器700にガスを供給すること、(2)飲料貯蔵容器700に供給されるガスが、飲料貯蔵容器700の内部を加圧すること、(3)飲料貯蔵容器700の内部が加圧されることにより、飲料貯蔵容器700の内部の飲料を、ディスペンスヘッド600を介して、交換部品1の主管20に取り出すこと、(4)主管20に取り出された飲料を、分岐部50、第1管30を介して、泡生成部Fに供給すること、(5)泡生成部Fにおいて、飲料から泡を生成すること、および、(6)泡生成部Fで生成された泡を、泡注出管60の先端開口から注出されること、を含む。
第7ステップST7において、飲料注出部用の交換部品1(より具体的には、泡注出管60)からの泡の注出が停止される。第7ステップST7は、第2停止工程である。
第7ステップST7(第2停止工程)において、飲料注出部110の第1押圧部材130aによって第1管30が押圧される。その結果、第1管30の第1流路P1が閉鎖される。第7ステップST7(第2停止工程)は、第1流路P1が閉鎖されるように、第1流路P1を規定する第1管30を弾性変形させることを含む。
第7ステップST7(第2停止工程)は、例えば、第1操作部材140aを第1操作方向R1(図14を参照。)に移動させることにより実行される。
上述の第4ステップST4乃至第7ステップST7は、繰り返し実行される。より具体的には、飲料貯蔵容器700内の飲料の残量が実質的にゼロになるまで、上述の第4ステップST4乃至第7ステップST7は、繰り返し実行される。
第8ステップST8において、飲料注出部用の交換部品1が、飲料サーバー100の飲料注出部110から取り外される。第8ステップST8は、取外工程である。第8ステップST8(取外工程)では、飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられていた使用済みの交換部品1が、飲料注出部110から取り外される。
第8ステップST8(取外工程)は、例えば、飲料注出部用の交換部品1を、上方向に移動させることにより実行される。なお、本明細書において、上方向には、斜め上方向も包含される。
図6に例示されるように、第1剛性部品N1に第1把手部83が設けられている場合には、第1剛性部品N1を上方向に移動させるのが容易である。また、第2剛性部品N2(あるいは、分岐部50)に第2把手部58が設けられている場合には、第2剛性部品N2(あるいは、分岐部50)を上方向に移動させるのが容易である。
飲料注出部110が、カバー部材170(図12を参照。)を備える場合には、第8ステップST8の実行前に、カバー部材170が、閉位置から開位置に移動される。
また、図9または図11に例示されるように、飲料注出部用の交換部品1が、主管20の第1端部27に配置された第1接続部材90を備える場合には、第8ステップST8の実行前または第8ステップST8の実行後に、第1接続部材90が、管部材650(例えば、ディスペンスヘッド600の管部材650)から取り外される。
第9ステップST9において、新たな飲料注出部用の交換部品が、飲料サーバー100の飲料注出部110に取り付けられる。第9ステップST9は、第2取付工程である。
第9ステップST9において飲料注出部110に取り付けられる新たな飲料注出部用の交換部品は、第8ステップST8において飲料注出部110から取り外される使用済みの飲料注出部用の交換部品1と同種の部品(より具体的には、当該交換部品1と同一形状の部品)であることが好ましい。
第9ステップST9(第2取付工程)は、「飲料注出部用の交換部品1」が、「新たな飲料注出部用の交換部品」に置換される点を除き、第1ステップST1(第1取付工程)と同様である。よって、第9ステップST9(第2取付工程)についての繰り返しとなる説明は省略する。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
1、1A、1B、1C、1D:交換部品
2 :管体
2c :端-側接続部
2d :端-端接続部
20 :主管
27 :第1端部
28 :第2端部
30 :第1管
30e :端部
31 :第1可撓部
31a :第1管の部分
33 :第1管の部分
40 :第2管
40e :先端部
41 :第2可撓部
41a :第2管の部分
43 :第2管の部分
44 :第2管の一部分
50 :分岐部
51 :分岐部本体
53 :第1部分
55 :第2部分
57 :第3部分
58 :第2把手部
59 :第2突出部
60 :泡注出管
60e :先端面
60s :側部
61 :先端開口
62 :端壁
63 :側壁
63n :内面
64 :基端部
65 :先端部
70 :飲料注出管
70e :先端面
71 :先端開口
71b :最後端
71e :最先端
73 :側壁
74 :基端部
75 :先端部
81 :連結部
81a :第1連結部
81b :第2連結部
81c :第3連結部
83 :第1把手部
85 :第1突出部
90 :第1接続部材
91 :管部
92 :係合部
100 :飲料サーバー
100h :孔部
101 :飲料サーバー本体部
101a :ハウジング
110 :飲料注出部
130a :第1押圧部材
130b :第2押圧部材
140a :第1操作部材
140b :第2操作部材
150a :第1の力伝達機構
150b :第2の力伝達機構
160 :管体保持部
161 :第1保持部
161v :第1溝部
162 :第2保持部
162v :第2溝部
163 :突出部
164 :第1受容部
165 :分岐部受容部
166 :第2受容部
166a :湾曲形状部
166b :直線形状部
167 :第3受容部
168 :第4受容部
170 :カバー部材
175 :ストッパ
180 :ベース部材
530 :入口開口
550 :第1出口開口
570 :第2出口開口
600 :ディスペンスヘッド
610 :ディスペンスヘッド本体
650 :管部材
652 :端部
653 :カバー部
653c :係合部
700 :飲料貯蔵容器
800 :ガス源
910 :フランジ
AP1 :第1アパーチャ
AP2 :第2アパーチャ
F :泡生成部
F1 :泡生成絞り
F2 :飲料衝突部
N1 :第1剛性部品
N2 :第2剛性部品
N3 :第1可撓性部品
N4 :第2可撓性部品
P1 :第1流路
P2 :第2流路
PM :主流路
T1 :第1絞り

Claims (14)

  1. 飲料サーバーの飲料注出部に取り付け可能、かつ、前記飲料注出部から取り外し可能な管体と、
    前記管体の内部を流れる飲料から泡を生成する泡生成部と
    を具備し、
    前記管体は、
    前記飲料が通過する主流路を規定する主管と、
    前記飲料が通過する第1流路を規定する第1管と、
    前記飲料が通過する第2流路を規定する第2管と、
    前記主流路を、前記第1流路および前記第2流路に分岐させる分岐部と
    を有し、
    前記第1管は、前記第1流路が開放された第1状態から前記第1流路が閉鎖された第2状態に弾性変形可能な第1可撓部を有し、
    前記第2管は、前記第2流路が開放された第3状態から前記第2流路が閉鎖された第4状態に弾性変形可能な第2可撓部を有し、
    前記泡生成部は、前記第1可撓部よりも下流側に配置されている
    飲料注出部用の交換部品。
  2. 前記泡生成部は、前記第1流路から放出される前記飲料が衝突する飲料衝突部を含む
    請求項1に記載の飲料注出部用の交換部品。
  3. 前記管体は、
    前記泡を注出可能な泡注出管と、
    前記第1管の端部と前記泡注出管の側部とを接続する端-側接続部と
    を備え、
    前記第1流路から放出される前記飲料が、前記泡注出管の側壁の内面に衝突することにより泡が生成される
    請求項2に記載の飲料注出部用の交換部品。
  4. 前記泡注出管は、前記第2管の先端部に接続され、
    前記泡注出管は、前記第2管から供給される前記飲料を注出可能であり、
    前記泡注出管は、前記泡生成部によって生成される前記泡を注出可能である
    請求項3に記載の飲料注出部用の交換部品。
  5. 前記管体は、前記飲料を注出可能な飲料注出管を備え、
    前記飲料注出管の先端開口は、前記飲料注出管の中心軸に対して傾斜している
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品。
  6. 前記飲料注出管は、
    先端に向かうにつれて流路断面積が拡大する基端部と、
    前記流路断面積が略一定である先端部と
    を備える
    請求項5に記載の飲料注出部用の交換部品。
  7. 前記第2管の長さは、前記第1管の長さよりも短い
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品。
  8. 前記第1管は、前記主管よりも軟質であり、
    前記第2管は、前記主管よりも軟質である
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品。
  9. 前記管体は、
    前記泡生成部に向かう前記飲料の流量を低減する第1絞りと、
    前記泡生成部の少なくとも一部を構成する泡生成絞りと
    を備え、
    前記第1絞りと前記泡生成絞りとは、2段階式の絞りを構成する
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品。
  10. 前記管体は、前記泡生成部に向かう前記飲料の流量を低減する第1絞り、または、前記泡生成部の少なくとも一部を構成する泡生成絞りを備え、
    前記第1絞り、または、前記泡生成絞りは、前記第1流路が全開され前記第2流路が閉鎖された状態において、単位時間あたりに前記第1流路を流れる前記飲料の流量を、前記第2流路が全開され前記第1流路が閉鎖された状態において、単位時間あたりに前記第2流路を流れる前記飲料の流量の1/2以下にする
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品。
  11. 前記管体は、
    前記泡生成部を有する第1剛性部品と、
    前記分岐部を有する第2剛性部品と、
    前記第1管を有する第1可撓性部品と
    を備え、
    前記第1可撓性部品は、前記第1剛性部品と前記第2剛性部品との間に配置されている
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品と、飲料サーバーとの組み合わせであって、
    前記飲料サーバーの前記飲料注出部は、
    前記第1管を、前記第1流路が開放された前記第1状態から前記第1流路が閉鎖された前記第2状態に切り替える第1押圧部材と、
    前記第2管を、前記第2流路が開放された前記第3状態から前記第2流路が閉鎖された前記第4状態に切り替える第2押圧部材と
    を備える
    飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ。
  13. 前記飲料注出部は、
    前記第1押圧部材を操作する第1操作部材と、
    前記第2押圧部材を操作する第2操作部材と
    を備える
    請求項12に記載の飲料注出部用の交換部品と飲料サーバーとの組み合わせ。
  14. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の飲料注出部用の交換部品を、前記飲料サーバーの前記飲料注出部に取り付ける工程と、
    前記飲料注出部の第1押圧部材によって前記第1管を押圧する工程と、
    前記飲料注出部の第2押圧部材によって前記第2管を押圧する工程と
    を具備し、
    前記第1管を押圧する工程は、前記第1流路が閉鎖されるように、前記第1流路を規定する前記第1管を弾性変形させることを含み、
    前記第2管を押圧する工程は、前記第2流路が閉鎖されるように、前記第2流路を規定する前記第2管を弾性変形させることを含む
    飲料注出部用の交換部品の使用方法。
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