JP2022119697A - 視線検出機能を備えたファインダーユニット、撮像装置及び装着ユニット - Google Patents

視線検出機能を備えたファインダーユニット、撮像装置及び装着ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2022119697A
JP2022119697A JP2021106529A JP2021106529A JP2022119697A JP 2022119697 A JP2022119697 A JP 2022119697A JP 2021106529 A JP2021106529 A JP 2021106529A JP 2021106529 A JP2021106529 A JP 2021106529A JP 2022119697 A JP2022119697 A JP 2022119697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eyepiece
unit
optical axis
finder
eyecup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021106529A
Other languages
English (en)
Inventor
正康 重松
Masayasu Shigematsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to CN202210112507.0A priority Critical patent/CN114938418A/zh
Priority to US17/589,033 priority patent/US11831967B2/en
Publication of JP2022119697A publication Critical patent/JP2022119697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 大型化を抑制しつつ、高精度な視線検出が可能なファインダーユニットを提供すること【解決手段】 表示部と接眼部の間に設けられた光学部材と、光学部材の光軸に対して直交する方向で光学部材を保持する第1の保持部材と、照明手段と、照明手段を保持する第2の保持部材と、撮影者の眼球像を撮像可能なセンサーと、光学部材の光軸方向から見て、表示部の表示領域よりも広い開口部と、を有し、光軸方向から接眼部を見て、照明手段は、開口部の内側であって表示領域よりも外側に配されており、光学部材は、光軸方向において第1の保持部材の外形から突出した第1の領域の一部が、光軸と直交する方向において、開口の内側に位置し、第1の保持部材の外形と光学部材の第1の領域に囲まれた第2の領域に、照明手段および第2の保持部材のうちの少なくとも1つが位置することを特徴とする構成とした。【選択図】 図20

Description

本発明は、視線検出機能を備えたファインダー装置および当該ファインダー装置を備えた撮像装置、ファインダーユニットに着脱可能な装着ユニットに関する。
カメラ等では、特許文献1のように、使用者の視線方向を検出することで、測距点選択などの機能を実現した視線検出機能を有するカメラが実用化されている。このような視線検出機能を有するカメラでは、接眼部のファインダー開口より外側に赤外LEDを複数有し、その赤外LEDで、ファインダーを覗きこむユーザーの眼球を照射する。それにより、ユーザーの眼球像と、角膜による正反射で形成される赤外LEDの角膜反射像を視線検出センサーにより検出し、2つの像を演算することでユーザーの見ている位置を求める構成となっている。
特開平5-333259号公報
上述の特許文献1に開示された従来技術では、ファインダー開口に面する側から当該ファインダーを見たファインダー開口の外側に赤外LEDが配置されている。そして、特許文献1に開示された従来技術では、赤外LEDが撮影者により視認されるのを防ぐために、赤外光のみを透過する窓を設けている。この構成では、ファインダーが備える接眼レンズ群における撮影者に最も近いレンズ、もしくは、カバー窓よりもファインダーの光軸方向に赤外LEDが突出してしまう。したがって、特許文献1で開示された技術では、視線検出機能を備えたファインダー装置が大型化してしまう虞があった。また、特許文献1で開示された技術では、カバー窓よりも撮影者側にある構成部品により、撮影者の眼をファインダー側に近づけにくく、ファインダーに表示された内容がケラレて適切に視認することができない虞がある。
なお、赤外LEDをファインダーの接眼部よりも被写体側に寄せて配置した場合は、接眼部に設けられたファインダー開口で赤外LEDから照射された赤外光がケラレる虞がある。したがって、この場合は、ファインダーの光軸方向において、赤外光のケラレない位置まで、赤外LEDを接眼部から被写体側へ離して配置する必要があるため、ファインダーが大型化してしまう虞がある。
そこで、本発明の目的は、大型化を抑制しつつ、高精度な視線検出が可能なファインダーユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の1側面のファインダーユニットは、画像の表示が可能な表示部を備えたファインダーユニットであって、接眼部と、前記表示部と前記接眼部の間に設けられた光学部材と、前記光学部材の光軸に対して直交する方向において、前記光学部材を保持する第1の保持部材と、撮影者の眼球に所定の光を照射する照明手段と、前記照明手段を保持する第2の保持部材と、撮影者の視線を検出するために、前記照明手段により前記所定の光が照射された状態の撮影者の眼球像を撮像可能なセンサーと、前記光学部材の光軸方向から見て、前記接眼部に設けられた前記表示部の表示領域よりも広い開口部と、を有し、前記光軸方向から前記接眼部を見て、前記照明手段は、前記開口部の内側であって前記表示部の前記表示領域よりも外側に配されており、前記光学部材は、前記光軸方向において前記第1の保持部材の外形から突出した第1の領域の一部が、前記光軸と直交する方向において、前記開口の内側に位置し、前記第1の保持部材の外形と前記光学部材の前記第1の領域に囲まれた第2の領域に、前記照明手段および前記第2の保持部材のうちの少なくとも1つが位置することを特徴とする。
本発明によれば、大型化を抑制しつつ、高精度な視線検出が可能なファインダーユニットを提供することができる。
本発明の実施例のデジタルカメラ100の外観図である。 デジタルカメラ100のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。 デジタルカメラ100の上蓋部300の外面図である。 実施例の無線モジュール304及び306の構成を示す外観図及び断面図である。 第1の無線モジュール304の外観図である。 本発明の実施形態に係るファインダーユニット900の構成について説明する為のファインダーユニット900の光軸断面図である。 実施例のアイピース窓の構成を説明する為の詳細図である。 (A)は本実施例に係る視線検出機構を含めた光学系の斜視図、(B)は本実施例に係る視線検出機構を含めた光学系の断面図である。 実施例に係る視線検出機構を用いて視線検出するときの光路図である。 実施例に係る視野検出方法の原理を説明するための図である。 (A)は、視線検出センサー630で撮像された眼画像(視線検出センサー630に投影された眼球像)の概略図であり、(B)は視線検出センサー630における出力分布を示す図である。 実施例に係る視線検出動作のフローチャートである。 (A)は、本発明の実施例に係るアイカップが取り付けられるアイピースカバー800の背面図、(B)、(C)はそれぞれ、図13(A)のM-M、N-N位置での断面図である。 (A)は、実施例に係るアイカップの主要部分を示す透視斜視図、(B)はアイカップを裏側からみた斜視図、(C)はアイカップの分解斜視図である。 実施例のアイカップ802が接眼枠801に装着された状態における、爪のかかっている部分のZ方向に垂直な断面図である。 (A)は実施例の接眼枠突起部801cとアイカップ溝部805bの係止が外れた状態における図13(A)のM-M方向の断面図、(B)は実施例のアイカップ装着状態における図13(A)のM-M方向の断面図である。 (A)は実施例の接眼枠突起部801cとアイカップ溝部805bの係止が外れた状態における図13(A)のN-N方向の断面図、(B)は実施例のアイカップ装着状態における図13(A)のN-N方向の断面図である。 本発明の実施例に係るファインダーユニット900における赤外LED保持部分を中心とした分割斜視図である。 本発明の実施例に係る赤外LEDホルダ702の背面斜視図である。 本発明の実施例に係るファインダーユニット900を構成する各部のEVF光軸方向における位置関係を例示的に説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例を用いて説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
尚、本実施例における光学装置は、画像、文字等の情報を表示するデバイスと当該デバイスの表示情報を視聴するユーザーの視線を検出することが可能な任意の光学装置を含む。
又、本実施例の、アイカップ802等を着脱可能な接眼部を有する光学装置は、例えばカメラ、単眼鏡、双眼鏡、測距計、携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ等であっても良い。又、接眼部に着脱可能な装着ユニットとしてはアイカップ以外にも、例えばレインカバー、マグニファイヤー、アングルファインダー等であっても良い。
図1は、実施例のデジタルカメラ100の外観図であり、図1(A)はデジタルカメラ100の前面斜視図、図1(B)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。尚、デジタルカメラ100は上記のように、光学装置の一例である。
図1において、表示部28はカメラ背面に設けられ、画像や各種情報を表示するための表示部である。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は、外部機器とデジタルカメラ100とを接続ケーブルで接続するためのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は図2の操作部70に含まれる回転操作部材であり、2つ設けられている。このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。
電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。マルチ方向キー74は操作部70に含まれ、上、下、左、右、斜め右上、斜め右下、斜め左下、斜め左上の8方向に対して操作可能なマルチ方向キー(8方向キー)である。
SETボタン75は操作部70に含まれる押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。AEロックボタン77は操作部70に含まれ、撮影待機状態で押すことにより、露出状態を固定することができる。拡大ボタン78は操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFFを行うための操作ボタンである。
拡大モードをONとしてから2つあるメイン電子ダイヤル71の一方を操作することにより、LV(Live View)画像の拡大、縮小を行える。又、再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。
撮影モード中に再生ボタン79を押すことで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81は、操作部70に含まれ、メニューボタン81が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。
ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、マルチ方向キー74やSETボタン75を用いて直感的に各種設定を行うことができる。レンズマウント部に設けられたカメラ側通信端子10aは、交換レンズ側と通信を行う為の通信端子であり、デジタルカメラ100のレンズマウント部に交換レンズ(レンズユニット150)を装着することによって、交換レンズ側の通信端子6に接触する。
接眼部16は、接眼ファインダー(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介して内部のEVF(Electric View Finder)モジュール29に表示された映像を視認することができる。なお、本実施例において、接眼部16は、後述するアイピースカバー800および接眼枠801を含むが、これに限定されるものではない。例えば、後述するアイカップ802が着脱可能な構成ではなく、後述するファインダーユニット900に固定されている場合は、アイカップ802を含めて接眼部16としてもよい。
接眼検知部57は、接眼部16にユーザーが接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーであり、後述する赤外LEDホルダ702の凹部702kの内部に配置されている。なお、本実施例では、接眼部やEVFモジュール29、接眼検知部57を含む一連のユニットをファインダーユニット(ファインダー装置)900と称する。ファインダーユニット900を構成する各部の詳細については後述する。
蓋202は、記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラを保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。又、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、マルチ方向キー74、サブ電子ダイヤル73が配置されている。
図2は、本実施例によるデジタルカメラ100のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
図2において、150は、撮影レンズ等を搭載する交換可能なレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみを示している。レンズ側通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子である。
レンズユニット150内のレンズシステム制御回路4は、レンズ側通信端子6と、カメラ側通信端子10aを介してデジタルカメラ側のシステム制御部50と通信をする。又、レンズシステム制御回路4は絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の光軸方向の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサー17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、専用の位相差センサー又は撮像素子22の撮像面位相差センサーとして構成され、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はデフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像素子22の露光時間を制御するための例えばフォーカルプレーンシャッターである。撮像素子22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される。A/D変換器23は、撮像素子22から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。又、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等が行われる。
画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。A/D変換器23からの出力データはメモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。或いは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像素子22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVFモジュール29に表示するための画像データを格納する。
メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。又、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28、EVFモジュール29に供給し、それによって画像の表示が行われる。
表示部28、EVFモジュール29は、LCDや有機EL等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞り値などの、カメラの様々な設定値が表示される。不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。
システム制御部50は、少なくとも1つのCPU等のプロセッサー等からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたコンピュータプログラムを実行することで、後述する本実施例の各処理を実現する。システムメモリ52には、例えばRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。
静止画撮影モードに含まれるモードとしては、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)等がある。更に、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。
モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしても良い。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていても良い。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1に応答して、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2を受け取ると、撮像素子22からの信号読み出しから記録媒体200に撮像された画像を画像ファイルとして書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。図1の撮像装置の操作部70は、少なくとも以下の1つを含む。即ち、シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、マルチ方向キー74の各部材、SETボタン75、動画ボタン76、AEロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81等である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。又、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。通信部54は、無線又は有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。又、通信部54は、Bluetooth(登録商標)又はBLE(Bluetooth Low Energy)によって外部機器と通信可能である。
通信部54は撮像素子22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を外部に送信可能であり、又、外部機器から画像やその他の各種情報を受信することができる。姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像素子22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。
姿勢検知部55は、加速度センサーやジャイロセンサーを有し、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することが可能である。接眼検知部57はファインダーの接眼部16に対した目(物体)が接近(接眼)したか否(非接眼)かを検知する接眼検知センサーである。
システム制御部50は、接眼検知部57の検知結果に応じて、表示部28とEVFモジュール29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替が自動切替モードである場合において、非接眼中は表示先として表示部28をオンとし、EVFモジュール29はオフとする。一方、接眼中は表示先としてEVFモジュール29をオンとし、表示部28はオフとする。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。
これにより、ユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。
視線検知部58は、視線検出センサー630(CCD-EYE)で撮像した眼球像(眼を撮像した眼画像)をA/D変換し、その結果をシステム制御部50に送信する。システム制御部50は、後述する所定のアルゴリズムに従って眼画像から視線検出に必要な特徴点を抽出し、特徴点の位置からユーザーの視線(視認用画像における視点)を算出する。
次に、本実施例のデジタルカメラ100の上蓋周辺の構造について図3を用いて説明する。
図3は、デジタルカメラ100の上蓋部300の外面図であり、図3(A)はデジタルカメラ100の上蓋部300の外観図、図3(B)は図3(A)の上蓋部300の非導電外装301を非表示にした外観図である。図3(A)に示すように、上蓋部300は電気的に導電性を有する導電外装302で構成されている。
導電外装302はマグネシウム、アルミニウムなどの金属材料でも良いし、カーボンなどを含有した導電性樹脂材料でも良い。又、樹脂部材の表面に導電性材料を塗装やコーティングしても良い。導電外装302を用いることで、一般的に導電部材は非導電部材と比較して熱伝導率が高いため、放熱性が非常に良く、上蓋部300全体に熱を拡散することが可能となる。
更に、外装部材を導電部材にすることで、シールド効果を発揮し、デジタルカメラ100から発生する電磁波が他の電子機器に妨害を与える、EMI(電磁妨害:Electromagnetic Interference)対策に有効である。又同様に、デジタルカメラ100が外部の電子機器から受けるノイズ耐性である、EMS(電磁感受性:Electromagnetic Susceptibility)特性の向上にも有効である。
上蓋部300は光学装置としてのデジタルカメラの本体の前方の上側であって後述の接眼枠801の前方の上側に配置されており、中央部は、部分的に非導電外装301で構成される。非導電外装301は電気を通さない樹脂部材などの非導電部材であり、第1の無線モジュール304及び第2の無線モジュール306の真上を覆っている。上蓋部300において、非導電外装301の背面側の上側にアクセサリーシュー303が配置される。アクセサリーシュー303には、着脱機構の他に通信接点が備えられている。アクセサリーシュー303により、外部ストロボや外部マイク等の外付けアクセサリーが着脱及び、使用可能となる。
図3(B)は、デジタルカメラ100の上蓋部300において、非導電外装301を非表示にした外観図である。図3(B)に示すように、非導電外装301の直下には第1の無線モジュール304、及び、第2の無線モジュール306が配置される。又、パッキン308により、上蓋部300と非導電外装301の間を封止することで、前記無線モジュールが配置されるデジタルカメラ100の内部を防塵防滴化している。
第1の無線モジュール304、及び、第2の無線モジュール306は、通信部54の一例であり、外部機器と無線通信を行う電気部品である。ここで、第1の無線モジュール304は例えばWiFiモジュール等を含み、第2の無線モジュール306は例えばGPSモジュール等を含む。導電外装302は無線やGPS、Bluetoothを電磁遮蔽してしまうが、非導電外装301は電磁遮蔽効果がない。その為、第1の無線モジュール304及び、第2の無線モジュール306の直上を非導電外装301で覆うことで、放熱性及び、EMC(電磁両立性:Electromagnetic Compatibility)特性を維持したまま、無線通信機能を向上させることができる。
第1の無線モジュール304はビスにより導電保持部材305に固定されており、導電保持部材305は導電外装302とビスにより締結されている。これにより、第1の無線モジュール304のグランド(接地)は、導電保持部材305を介して、導電外装302に接続している。
即ち、第1の無線モジュール及び第2の無線モジュールは上蓋部に固定されていると共に、第1の無線モジュール及び前記第2の無線モジュールのグランドは上蓋部に設けた導電外装部に接続されている。
尚、本実施例では導電保持部材305はアルミやステンレスの板金であるが、これによらず導電樹脂部材でも良い。尚、導電保持部材305を用いずに、導電外装302に直接固定されても良い。
第2の無線モジュール306はビスにより非導電外装301に固定されている。第2の無線モジュール306のグランド(接地)は、フレキシブル配線基板307を経由して導電外装302に接続されている。
図4は実施例の無線モジュール304及び306の構成を示す外観図及び断面図であり、上蓋部300における無線モジュールの配置構成例を示す。
図4(A)は上蓋部300の上面図である。図4(B)は図3(A)A-A断面における上蓋部300のY方向断面図である。
尚、EVFモジュールの高機能化に伴いEVFモジュールが大型化している。デジタルカメラ100の外形寸法にできるだけ影響を与えずに、複数の機能を持つ複数のモジュールを、それぞれの機能を満たした状態で配置する必要がある。図4(A)、図4(B)を用いて第1の無線モジュール304及び、第2の無線モジュール306の配置について説明する。
デバイス400は、カメラの姿勢検知や、手振れ検知を行う、加速度センサーやジャイロセンサーで構成される姿勢検知部55や、外部機器と通信を行う近距離無線通信ユニットなどである。或いは、デジタルカメラ100の内部において強制空冷により冷却を行うファンや、表面積を増やすことで冷却を行う放熱フィンなどのメカ部品でも良い。
第1の無線モジュール304及び第2の無線モジュール306は上蓋部300の内側に配置され、デジタルカメラ100の厚み方向(図中Z方向)において、アクセサリーシュー303とレンズマウント10との間に配置される。第1の無線モジュール304は、ユーザーの手などで覆われると人体の影響を受けて、通信距離が短くなったり、通信速度が遅くなるなど、無線特性が低下する可能性がある。
又、接眼部16の近傍に第1の無線モジュール304を配置すると、EVFモジュール29を使用するための接眼時に、ユーザーの顔の影響を受けてしまい無線特性が低下する可能性がある。その為、第1の無線モジュール304は、接眼部16から遠いデジタルカメラ100の前面が望ましい。尚、第1の無線モジュール304は、第1の無線モジュール304の後述するアンテナパターン500が、第2の無線モジュール306に対して角度Aを持った向きに配置される。本実施例における角度Aは45°とする。
角度Aは、第1の無線モジュール304のアンテナパターン500面の略延長線上に第2の無線モジュール306が重ならない角度となっている。又、第1の無線モジュールは、第1の無線モジュールのアンテナパターン面の略延長線方向が、デジタルカメラの前後方向及び横方向に対して傾けて配置される。
このような角度関係で第1の無線モジュールと前記第2の無線モジュールとを配置することで、アンテナパターン500の利得の高い領域に、上蓋部300や第2の無線モジュール306における金属部材が干渉することが無くなる。従って、アンテナパターン500により送受信される電波を阻害しにくくなると共にコンパクトに配置することができる。
本実施例では、SAR(Specific Absorption Rate)についても考慮されている。即ち、アンテナ表面から放射される電波による人体への影響を考慮し、ユーザーが触ることができる外装表面部とアンテナパターン500の間で、電界強度に応じて空間距離を取っている。電界強度はアンテナパターン500面から放射状に分布するため、例えば外装が平坦な場合はアンテナパターン500面の鉛直線上の空間距離が最も小さくなりSARによる人体への影響が大きくなってしまう。
そこで、本実施例では、アンテナパターン500面の略鉛直方向と非導電外装301の外観凸形状が略同一方向となっている。即ち、アンテナパターン500面の略鉛直方向に非導電外装301が凸形状を有しており、アンテナパターン500面と非導電外装301との空間距離を十分に確保するように構成している。従って、本実施例によれば、SARを考慮しながら、通信性能を確保するための電界強度を上げることができる。
尚、本実施例において第1の無線モジュール304は第2の無線モジュール306に対し、デジタルカメラ100のグリップ側に配置されている。しかし、上蓋部300及び非導電外装301の外観デザイン形状や、デバイス400による配置制約に応じて、前記角度を守った状態で、デジタルカメラ100の光軸中心に対して反対側に配置することも可能である。
第2の無線モジュール306は、デジタルカメラ100の位置を測位するGPSとして使用され、図4(B)のようにデジタルカメラ100の撮像面220対して角度Bを持って、アクセサリーシュー303とレンズマウント10との間に配置される。本実施例では角度Bは25°としている。
角度Bは、第2の無線モジュール306のアンテナパターン面の略延長方向すなわち図4(B)の破線が、アクセサリーシュー303の外観側で重ならない状態となる角度とする。又、第2の無線モジュールは、第2の無線モジュールのアンテナパターン面の略延長線方向が、アクセサリーシューの一部と重ならない角度でデジタルカメラの前後方向及び上方向対して傾けて配置される。
これは、GPSの無線特性として周辺金属部材により受信感度が低下する可能性があるためである。即ち、本実施例では、第2の無線モジュール306は、上蓋部300の開口部から突出して配置されている。又、第2の無線モジュール306は、第2の無線モジュール306のアンテナパターン面の延長方向すなわち図4(B)の破線が、アクセサリーシュー303の外観側で重ならない角度で配置されている。
このように、角度Bにより、アクセサリーシューの金属部材による影響を低減させたうえで、デジタルカメラ100のY方向である天頂方向への感度を確保している。又、EVFモジュール29が大型化した場合でも、デジタルカメラ100の外形を大きくすることなく、アクセサリーシュー303とレンズマウント10との間に、第1の無線モジュール304及び第2の無線モジュール306の2つのモジュールの効率的な配置ができる。
本実施例において第2の無線モジュール306は、デジタルカメラ100のY方向の撮像面220に対してのみ角度Bを有している。しかし、上蓋部300及び非導電外装301の外観デザイン形状や、デバイス400による配置制約に応じて、前記角度Bを守った状態で、デジタルカメラ100のY軸、及びZ軸に対して角度を持って配置しても良い。第2の無線モジュール306はGPS以外の衛星測位システムでも良く、デジタルカメラ100の位置を測位可能な、例えばグロナス等のシステムでも良い。
ここで、第1の無線モジュール304及び第2の無線モジュール306、デバイス400、アクセサリーシュー303、EVFモジュール29のすべてがZ方向やY方向に重複(オーバーラップ)していなくても良い。例えば、デバイス400を備えない構成でも良く。その場合に、EVFモジュール29を、撮像素子22を含む撮像ユニットにY方向にオーバーラップさせることで、更にデジタルカメラ100の外形を小型化することができる。
このように、第1の無線モジュール304及び第2の無線モジュール306をデジタルカメラ100の前後方向(光軸方向、Z方向)において、アクセサリーシュー303とレンズマウント10との間に重ならない位置に配置される。従って、デジタルカメラ100の大型化を最小限に抑える事が出来る。
図5は第1の無線モジュール304の外観図であり、図5(A)は第1の無線モジュール304がアンテナパターン500を備え、後述する信号処理部501備えない場合の例を示している。図5(B)は第1の無線モジュール304がアンテナパターン500及び、信号処理部501を備える場合の例を示している。
以下、図5(A)を用いて無線モジュール304がアンテナパターン500を備え、後述する信号処理部501を備えない場合について説明する。
第1の無線モジュール304はプリント配線板であり、アンテナパターン500が銅などの導電材料により形成される。第1の無線モジュール304はプリント基板に限定されず、柔軟性のあるフレキシブルプリント配線板でも良い。
アンテナパターン500はこの形状に限定されず、効率的な無線特性を得られる範囲でパターンは変更されても良い。第1の無線モジュール304は、前述の導電保持部材305と固定される固定部502を備え、固定部502にて、導電保持部材305と電気的にグランドが接続されている。
本実施例では固定部502は丸穴であり、導電保持部材305とビスで締結されるが、ビスに限定されず、導電性の両面テープで固定しても良いし、導電性の接着材により固定しても良い。第1の無線モジュール304には、細線同軸ケーブルで構成された伝送部503が備えられアンテナパターン500で得られた信号が不図示の回路基板に伝送される。
伝送部503の第1の無線モジュール304側は、モジュール側接続部503aとなっており、半田により伝送部503と第1の無線モジュール304が電気的に接続される。伝送部503の反対側は、コネクタで構成される接続先接続部503bとなっており、不図時の回路基板にコネクタにより接続される。
モジュール側接続部503aと接続先接続部503bは、両方ともコネクタ接続でも良いし、両方とも半田接続でも良い。伝送部503のケーブルは細線同軸で構成されているので、外部からのノイズだけではなく、伝送部503から発するノイズが遮断される。尚、伝送部503は細線同軸ケーブルに限定されず、一般的なワイヤーでも良いし、フレキシブルプリント配線板により接続されても良い。
接続先接続部503bが接続する回路基板には、アンテナパターン500から出力された信号を処理する信号処理部501が実装される。信号処理部501は集積回路などのICで構成され、信号処理部501と前述のシステム制御部50によりデジタルカメラ100と外部機器との通信が可能となる。信号処理部501を図5(A)のように第1の無線モジュール304と別体にすることで、無線モジュール自体の小型化が可能となる。これにより、デジタルカメラ100内において、従来では配置できなかった場所に無線モジュールを配置することが可能となる。
図5(A)における部品実装部504には、抵抗、インダクタ、コンデンサなどの電気部品が実装される。これにより、アンテナ特性のチューニングが可能となる。つまり、同じ第1の無線モジュール304を異なるデジタルカメラ100で使用する場合も、部品実装部504の電気部品を変更してチューニングすることで、異なるデジタルカメラ100においても、最適な条件にて無線通信が可能となる。
図5(A)に示すように、第1の無線モジュール304において、固定部502、伝送部503、部品実装部504、アンテナパターン500の順番でかつ、略同一直線上に配置される。これにより、第1の無線モジュール304の小型化が可能となる。伝送部503はアンテナパターン500の延長線状ではなく、45°の向きに引き出されるのが望ましい。これも同様に、無線モジュール304を可能な限り短辺方向に小型化する為である。
アンテナパターン500において、端部にアンテナパターン開放端505が存在するが、アンテナパターン開放端505は上蓋部300内において、非導電外装301側に配置される。これは、アンテナパターン500の端であるアンテナパターン開放端505は、最も無線特性が強いため、アンテナパターン開放端505を可能な限り、外装である非導電外装301に近づける事で受信効率が上がるからである。第1の無線モジュール304周囲には、導電保持部材305の他に、伝送部503の細線同軸を処理するために、樹脂材料などで出来た細線同軸処理部を別途設けても良い。
次に、図5(B)を用いて第1の無線モジュール304がアンテナパターン500と信号処理部501を両方備える場合について説明する。
第1の無線モジュール304は、アンテナパターン500から出力された信号を処理する信号処理部501と、システム制御部50が実装された回路基板とを接続する伝送部503を備える。本実施例では伝送部503はフレキコネクタであるが、細線同軸等のケーブルにより接続されても良い。
信号処理部501は集積回路などのICで構成され、アンテナパターン500から出力された信号は、信号処理部501で処理される。第1の無線モジュール304の伝送部503により、回路基板上のシステム制御部50と、第1の無線モジュール304の信号処理部501が接続されお互いに通信することで、外部機器との無線通信が可能となる。
(ファインダーユニット900についての詳細説明)
以下、関連する各図を参照して本実施例に係るファインダーユニット900の詳細について説明する。図6は、本発明の実施形態に係るファインダーユニット900の構成について説明する為のファインダーユニット900の光軸断面図である。なお、図6に図示する断面は、ファインダーユニット900が備える光学部材であるEVFレンズ群616の光軸(以下、EVF光軸と称す)を基準とする光軸断面図である。そして、本実施例では、図6に図示するファインダーユニット900のEVF光軸方向において、EVFモジュール29から後述するアイピースカバー800の接眼枠801までの各部を含めてファインダーユニット900と総称する。また、本実施例に係るファインダーユニット900は、表示パネル5のようにメニューや画像の表示が行えるだけでなく、ユーザーの視線を検出し、検出結果をデジタルカメラ100の制御に反映することが可能な構成となっている。
EVFモジュール29は表示パネル5と同様、ユーザーが接眼部16を覗いている際きに、デジタルカメラ100の操作やデジタルカメラ100で得られた画像を鑑賞・編集するためにメニュー表示や画像表示を行うのに用いられる。EVFモジュール29はバックライト付きの液晶パネルや有機ELパネル等で構成される。
7はEVFモジュール29を保持するパネルホルダーで、EVFモジュール29とパネルホルダー7は接着固定され、表示パネルユニット8を構成している。第1光路分割プリズム9、第2光路分割プリズム610は、貼り付け接着されて光路分割プリズムユニット611(光路分割部材)を構成している。
光路分割プリズムユニット611は、第2表示パネルからの光束をユーザーの覗き口に設けられたアイピース窓617に導き、逆にアイピース窓617から導かれる目(瞳)からの反射光などを図7に示す視線検出センサー630に導く。表示パネルユニット8と光路分割プリズムユニット611は、マスク12を挟んで固定され、一体形成されている。
マスク12は、スパッタや印刷等により光路分割プリズム9の表面に直接構成しても良い。光路分割プリズムユニット611、G1レンズ613、G2レンズ614、G3レンズ615、アイピース窓617等により、EVFレンズ群616が構成されている。固定バレル705は、前述した分割プリズムユニット611を保持する第1の保持部材である。レンズホルダ700は、本実施例に係るEVF光学部材である、G1レンズ613、G2レンズ614、G3レンズ615を保持する第2の保持部材であり、固定バレル705に対してEVF光軸方向に移動可能に構成されている。なお、レンズホルダ700は、不図示の調整機構を備えており、接眼部16を覗いているユーザーが、決められた範囲内で視度を調整するように各レンズの位置を移動することができる。視度の調整機構については、公知の技術であればどのような構成を採用してもよく、具体的な説明は省略する。
図7はアイピース窓の構成を説明する為の詳細図である。
アイピース窓617は可視光を透過する透明な部材であり、後述する赤外LEDホルダ702に固定されている。表示パネルユニット8に表示された画像は、光路分割プリズムユニット611やアイピース窓617を含むEVFレンズ群616を通して観察される。アイピース窓617の斜線部617aは、赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627がユーザーから視認できないよう、可視光を吸収し赤外光を透過するインク等が赤外LED側の面に印刷されたマスクである。ファインダー開口617bは光学像を観察するための開口である。
図8(A)は本実施例のファインダーユニット900を示す斜視図、図8(B)はファインダーユニット900のEVF光軸を基準とした横断面図である。赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627はそれぞれ異なる位置・姿勢で設けられ、ユーザーの眼球方向に赤外光を照射する配置になっている。
ここで、図18、図19を参照して、各赤外LED(視線検出用の光源)の保持位置について具体的に説明する。図18は、本発明の実施例に係るファインダーユニット900における赤外LED保持部分を中心とした分割斜視図を例示的に示している。また、図19は、本発明の実施例に係る赤外LEDホルダ702の背面斜視図を示している。図18、図19に図示するように、赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627は、赤外LEDホルダ702の背面側(すなわち被写体側)に設けられた凹部702a~hと赤外LEDプレート701の間に、弾性部材703により赤外LEDホルダ702へ付勢された状態で挟持される。以降は、赤外LEDホルダ702と赤外LEDプレート701を総称して赤外LED保持部材と称する。赤外LED保持部材は締結部材704により固定バレル705に固定される。
赤外LED618、619、623、625は、本実施形態に係る照明手段であって近距離照明用の照明部として赤外波長域の光を照射可能な赤外LEDである。また、赤外LED622、624、626、627は、本実施形態に係る照明手段であって、遠距離照明用の照明部として赤外波長域の光を照射可能な赤外LEDである。なお、本実施例では、近距離用と遠距離用で赤外LEDを分ける構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、距離に依らずに、撮影者の視線を検出する際に、全ての赤外LEDを用いる構成であってもよい。また、例えば、撮影者(の眼球)までの距離に応じて、上述したものとは異なる組み合わせの赤外LEDを用いて撮影者の視線を検出する構成であってもよい。
図8(A)に戻り、絞り628、視線結像レンズ629を含む視線検出光学系は、第1光路分割プリズム9、第2光路分割プリズム610からなる光路分割プリズムユニット611によってアイピース窓617から導かれた赤外反射光を更に視線検出センサー630に導く。
図8(B)において、赤外LEDにより照明された、覗いているユーザーの眼球像は、アイピース窓617、G3レンズ615、G2レンズ614、G1レンズ613を通し第2光路分割プリズム610の入射面(第2面)610aに入射する。この光路を31aで示す。第2光路分割プリズムの第1面610bには、赤外光を反射するダイクロイック膜が形成されている。
従って、図8(A)に示す赤外LEDにより照明された眼球像は第1面610bにより反射し、第2面610aの方向に反射する。この反射光路を31bで示す。反射光路31bは第2面610aにより全反射し、結像光路31cとして、絞り628を通り、視線結像レンズ629により視線検出センサー630に結像する。
視線検出の為には照明による眼球像と合わせて、赤外LED光の角膜による正反射で形成される角膜反射像が用いられる。
図9は、実施例に係る視線検出機構を用いて視線検出するときの光路図であり、近距離照明用赤外LED618、619、623、625から出た光が眼球の角膜142で反射した後、視線検出センサー630に集光する光路の例を示している。同図の図8と対応する部分には同じ番号をつけてある。
ここで、図20を参照して、ファインダーユニット900における各部の配置について具体的に説明する。図20は、本発明の実施例に係るファインダーユニット900を構成する各部のEVF光軸方向における位置関係を例示的に説明するための図である。なお、図20では、後述する領域Zを説明する為に赤外LED702の中心位置でのX軸断面図を示す。
G3レンズ615は、レンズホルダ700に対して、撮影者(接眼部16を覗くユーザー)側に光学面が突出した(凸形状の)凸レンズであって、レンズホルダ700に接着保持されている。赤外LEDホルダ702の中央部には開口部702jがあり、G3レンズ615の、レンズホルダ700から突出した光学面が、赤外LEDホルダ702の開口部702jの内側に入り込むことが可能である。換言すると、EVF光軸と直交する任意の一平面上に、赤外LEDホルダ702の開口部702jの一部と、ファインダーユニット900のEVFレンズ群616のうちの最後端側(最も撮影者側)に位置するG3レンズ615の一部が位置している。
さらに、赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627についても、EVF光軸方向と直交する平面において、G3レンズ615の一部と重なるように配されている。すなわち、EVF光軸方向と直交する平面において、LEDホルダ702の開口部702jと各赤外LEDとG3レンズ615が重なるような位置関係である。この構成により、EVF光軸方向において互いに重ならない位置に、EVFレンズ群の一部とLEDホルダ(および各赤外LED)を配することができるため、EVF光軸方向おいて、ファインダーユニット900が大型化することを抑制することができる。
また、前述した構成により、図20に図示するXY平面方向(EVF光軸と直交する方向)において、赤外LEDプレート701と赤外LEDホルダ702、各赤外LEDを、図中の領域Z(斜線部)に配することができる。ここで、図中の領域Zは、EVF光軸方向において、レンズホルダ700の外形のうちの最後端と、G3レンズ615の外形のうちの最後端との間であって、レンズホルダ700の最後端から突出したG3レンズ615の外形部分に囲われた領域である。この領域に、赤外LED保持部材(701、702)の一部、および各赤外LEDの一部が含まれるため、EVF光軸方向においてファインダーユニット900が大型化するのを防ぐことができる。なお、図20では、任意の断面図における領域Zの位置を示しているが、領域ZはG3レンズ615の外周を囲うように存在している。
また、後述する図13(A)に図示するように、接眼枠801の開口は、EVFユニット29の表示サイズとして必要なサイズ以上に拡大している。そして、赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627は、EVF光軸と平行なXY平面においての接眼枠801の開口の内側に配置される。より具体的に説明すると、EVF光軸方向からファインダーユニット900を見て、前述した開口部702jの内側、且つ、EVFモジュール29の表示領域よりも外側の領域に各赤外LEDが配されている。この構成により、接眼枠801と赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627のEVF光軸方向の距離を最小限にすることが可能となる。
以上説明した構成により、G3レンズ615とアイピース窓617、さらには、G3レンズ615と接眼枠801の距離を短くでき、視線検出に用いる各構成を備えつつ、ファインダーユニット900の大型化を抑制することができる。この結果、ファインダーユニット900は、表示パネルユニット8の表示内容を光学的に見渡すことが可能なアイポイント位置(EP)と、接眼枠801との距離を長く確保することができる。したがって、本発明の実施例に係るファインダーユニット900として、ユニットを小型化しつつ、表示内容がケラレることを抑制し、且つ、覗き込みに適した光学装置を提供することができる。
なお、接眼レンズを可動させない構成の場合は、赤外LEDホルダ702を、赤外波長を効果的に透過させる樹脂等で構成することでアイピース窓617をもける必要がなくなる。この場合は、さらにEVF光軸方向におけるファインダーユニット900の寸法を小型化することができるため、赤外LEDプレート701をレンズホルダ700と一体的に形成する構成であってもよい。
<視線検出動作の説明>
図10~図12を用いて、視線検出方法について説明する。
図10は、視線検出方法の原理を説明するための図であり、視線検出を行うための光学系の概略図である。図10に示すように、光源13a、13bは視線結像レンズ629の光軸に対して略対称に配置され、ユーザーの眼球14を照らす。光源13a、13bから発せられて眼球14で反射した光の一部は、視線結像レンズ629によって、視線検出センサー630に集光する。
図11は、実施例に係る眼画像を示す図であり、図11(A)は、視線検出センサー630で撮像された眼画像(視線検出センサー630に投影された眼球像)の概略図であり、図11(B)は視線検出センサー630における出力分布を示す図である。
図12は、視線検出動作の概略フローチャートであり、システム制御部50がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することで行われる処理を示す。
システム制御部50における視線検出動作が開始すると、図12のステップS801で、光源13a、13bは、ユーザーの眼球14に向けて赤外光を発する。赤外光によって照明されたユーザーの眼球像は、視線結像レンズ629を通して視線検出センサー630上に結像され、視線検出センサー630により光電変換される。これにより、処理可能な眼画像の電気信号が得られる。
ステップS802では、視線検出回路201は、視線検出センサー630から得られた眼画像(眼画像信号;眼画像の電気信号)をシステム制御部50に送る。ステップS803では、システム制御部50は、ステップS802で得られた眼画像から、光源13a、13bの図11に示す角膜反射像Pd’、Pe’と瞳孔中心像c’に対応する点の座標を求める。
図10に示すように、光源13a、13bより発せられた赤外光は、ユーザーの眼球14の角膜142を照明する。このとき、角膜142の表面で反射した赤外光の一部により形成される角膜反射像Pd、Peは、視線結像レンズ629により集光され、視線検出センサー630上に結像して、図11の眼画像における角膜反射像Pd’、Pe’となる。同様に瞳孔141の端部a、bからの光束も視線検出センサー630上に結像して、図11のように、眼画像における瞳孔端像a’、b’となる。
図11(B)は、図11(A)の眼画像における領域α’の輝度情報(輝度分布)を示す。図11(B)では、眼画像の水平方向をX軸方向、垂直方向をY軸方向とし、X軸方向の輝度分布が示されている。本実施例では、角膜反射像Pd’、Pe’のX軸方向(水平方向)の座標をXd、Xeとし、瞳孔端像a’、b’のX軸方向の座標をXa、Xbとする。図11(B)に示すように、角膜反射像Pd’、Pe’の座標Xd、Xeでは、極端に高いレベルの輝度が得られる。
瞳孔141の領域(瞳孔141からの光束が視線検出センサー630上に結像して得られる瞳孔像の領域)に相当する、座標Xaから座標Xbまでの領域では、座標Xd、Xeを除いて、極端に低いレベルの輝度が得られる。そして、瞳孔141の外側の光彩143の領域(光彩143からの光束が結像して得られる、瞳孔像の外側の光彩像の領域)では、上記2種の輝度の中間の輝度が得られる。具体的には、X座標(X軸方向の座標)が座標Xaより小さい領域と、X座標が座標Xbより大きい領域とで、上記2種の輝度の中間の輝度が得られる。
図11(B)に示すような輝度分布から、角膜反射像Pd’、Pe’のX座標Xd、Xeと、瞳孔端像a’、b’のX座標Xa、Xbを得ることができる。具体的には、輝度が極端に高い座標を角膜反射像Pd’、Pe’の座標として得ることができ、輝度が中間輝度と極端に低い輝度のエッジ部分の座標を瞳孔端像a’、b’の座標として得ることができる。
視線結像レンズ629の光軸に対する眼球14の光軸の回転角θxが小さい場合には、瞳孔中心cからの光束が視線検出センサー630上に結像して得られる瞳孔中心像c’(瞳孔像の中心)の座標Xcは、Xc≒(Xa+Xb)/2と表すことができる。つまり、瞳孔端像a’、b’のX座標Xa、Xbから、瞳孔中心像c’の座標Xcを算出できる。
このようにして、角膜反射像Pd’、Pe’の座標と、瞳孔中心像c’の座標とを取得することができる。
ステップS804では、システム制御部50は、眼球像の結像倍率βを算出する。結像倍率βは、視線結像レンズ629に対する眼球14の位置により決まる倍率で、角膜反射像Pd’、Pe’の間隔(Xe-Xd)の関数を用いて求めることができる。
ステップS805では、システム制御部50は、視線結像レンズ629の光軸に対する眼球14の光軸の回転角を算出する。
角膜反射像Pdと角膜反射像Peの中点のX座標と角膜142の曲率中心OのX座標とはほぼ一致する。このため、角膜142の曲率中心Oから瞳孔141の中心cまでの標準的な距離をOcとすると、Z-X平面(Y軸に垂直な平面)内での眼球14の回転角θXは、以下の式1で算出できる。
β×Oc×SINθX≒{(Xd+Xe)/2}-Xc・・・(式1)
Z-Y平面(X軸に垂直な平面)内での眼球14の回転角θyも、回転角θxの算出方法と同様の方法で算出できる。
ステップS806では、システム制御部50は、ステップS805で算出した回転角θx、θyを用いて、表示部に表示された視認用画像におけるユーザーの視点(視線が注がれた位置;ユーザーが見ている位置)を求める(推定する)。視点の座標(Hx,Hy)が瞳孔中心cに対応する座標であるとすると、視点の座標(Hx,Hy)は以下の式2、式3で算出できる。
Hx=m×(Ax×θx+Bx)・・・(式2)
Hy=m×(Ay×θy+By)・・・(式3)
式2、式3のパラメータmは、デジタルカメラ100のファインダー光学系(視線結像レンズ629等)の構成で定まる定数であり、回転角θx、θyを視認用画像における瞳孔中心cに対応する座標に変換する変換係数である。パラメータmは予め決定されて不揮発性メモリ56に格納されている。
パラメータAx、Bx、Ay、Byは、視線の個人差を補正する視線補正パラメータであり、後述するキャリブレーション作業を個人毎に行うことで取得され、視線検出動作が開始する前に不揮発性メモリ56に格納される。
ステップS807では、システム制御部50は、視点の座標(Hx,Hy)を不揮発性メモリ56に格納し、視線検出動作を終える。
<アイカップ等の構成>
図13(A)は、本発明の実施例に係るアイカップが取り付けられるアイピースカバー800の背面図であり、図13(B)、図13(C)はそれぞれ、図13(A)のM-M、N-N位置での断面図である。いずれも図14(A)に示すアイカップ802が取り外された状態を示している。このアイピースカバー800には接眼枠801が一体的に形成されている。接眼枠801の開口801gは視線検出用の赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627の光束を阻害しないように、視線検出機能の無い場合に必要なファインダー開口617bよりも斜線で示した部分だけ広く構成されている。
又、接眼枠801の両側には、本実施例に係るアイカップ802を含む種々の接眼アクセサリーを取り付けるためのY方向の接眼枠溝801aがそれぞれ設けられている。アイカップ802は前記接眼枠溝に沿って摺動することで前記接眼枠に着脱可能となっている。尚、本実施例では接眼枠801の両側に接眼枠溝801aがそれぞれ設けられているが、少なくとも1つの端部に設けられていれば良い。
又、本実施例の接眼部に対しては、装着ユニットとしてのアイカップ802を着脱できるだけでなく、例えば、マグニファイヤー、アングルファインダーなどを装着することもできる。即ち、装着ユニットはアイカップ、マグニファイヤー、アングルファインダーの少なくとも1つを含む。
その接眼枠溝801aの内側の各下端部にはそれぞれ接眼枠段差部801bが形成されている。
接眼枠のファインダー開口617bの上側にはアイカップが意図せずに外れるのを防止する為の、図13に示すような接眼枠突起部801cが設けられている。又、図13(B)の断面図に示すように、接眼枠突起部801cの下面はアイカップ802を取り外す方向(Y方向)に対し略直角の接眼枠直角壁(第1の壁)801dとなっている。
従ってアイカップ802が接眼枠突起部801cに係合した状態でアイカップ802にY方向の力が加わっても外れにくくなっている。尚、接眼枠突起部801cの上面はY方向に対し直角でなく、傾斜していることが望ましい。
接眼枠801には接眼枠傾斜起点801eを起点として接眼枠傾斜部801fが設けてあり、アイピースカバー800にも同様にアイピースカバー傾斜起点800bを起点としてアイピースカバー傾斜部800cが設けてある。即ち、接眼枠801は図13(B)に示すように接眼枠傾斜起点801eを境に図中上側の面に対して下側の面が傾斜している。
尚、このように接眼枠傾斜起点801eやアイピースカバー傾斜起点800bの上側面と下側面とを相対的に傾斜させることによって、801eや800bは相対的に凸部を形成している。尚、接眼枠傾斜起点801eやアイピースカバー傾斜起点800bのそれぞれの上側の面と下側の面は相対的に傾斜していなくても、接眼枠傾斜起点801eやアイピースカバー傾斜起点800bが凸部となっていれば良い。
尚、アイピースカバー800の外周の縁800dには傾斜をつけていない。そして、装着ユニットが装着された状態で、後述するアイカップゴム803の縁部803a(図14(B)参照)全体がアイピースカバー800の外周の縁800dに当接する構成となっている。
これにより、アイピースカバー800の外周の縁800dと弾性部材としてのアイカップゴム803の縁部803aとを弾性的に当接した状態に保ちつつ、アイカップ本体805を傾けることができる。即ち、アイカップ本体805に力を加えることによってアイカップ底面部805d(図14(B))を接眼枠傾斜部801f、アイピースカバー傾斜部800cと略平行になる位置まで傾けることができる。
従って、アイカップゴム803の縁部803aの弾性力により、アイカップ802を取り付けた状態において、ガタつきがなく正しい位置に保持することができる。
次に、図14(A)、(B)、(C)を参照して、本実施例に係るアイカップ802の構成について説明する。
図14(A)は、実施例に係るアイカップ802の主要部分を示す透視斜視図、図14(B)はアイカップを裏側からみた斜視図、図14(C)はアイカップの分解斜視図である。いずれもアイカップがカメラ本体に取り付けられていない状態を示している。図14(C)に示すように、本実施例のアイカップは、アイカップゴム803と、接眼視野枠804cを有するアイカップカバー804と、アイカップ本体805から構成される。
接眼視野枠804cも前述のように、視線検出用の赤外LED618、619、622、623、624、625、626、627の光束を阻害しないように、視線検出機能の無い場合に必要なファインダー開口617bよりも広く構成されている。
アイカップ本体805はアイカップ爪805a、アイカップ溝部805b、アイカップ底面部805dを備えている。そして、アイカップ802が接眼枠801に装着されると、アイカップ爪805aが接眼枠段差部801bの下端部に引っかかり、意図せずに外れるのを防止することができる。
ここで、アイカップ爪805aは、接眼枠溝に沿って装着ユニットを装着する際に、段差部に係合可能な爪部として機能している。又、アイカップ溝部805bは装着ユニットが接眼枠に装着された場合に前記接眼枠突起部801cと係合する凹部として機能している。
アイカップゴム803はアイカップ本体805から突出するように構成されている。これは、ユーザーがファインダーを覗いたときに感触を良くするためと、ユーザーの目の周囲とアイカップの間の隙間から、ファインダー内へ光が入射するのを塞ぐ為である。尚、アイカップゴム803の突出部の内部は中空になっており、感触を柔らかくすることができる。
アイカップカバー804には、ユーザーがアイカップ802を接眼枠801から意図的に取り外す際に押す為の押圧部としての指標部804aが設けられている。この指標部804aを、ユーザーが押すことにより、図16(B)のZ方向と、Y方向へ力が作用するように斜面804bが設けられている。
アイカップカバー804は、アイカップ本体805にアイカップゴム803と共に接着固定されており、図14(B)に示すように、裏側から見るとアイピースの外周部にはアイカップゴム803の外周の縁部803aが露出する構成となっている。アイカップ溝部805bはアイカップが接眼枠801に装着されると、接眼枠801の上部の接眼枠突起部801cがアイカップのアイカップ溝部805bに挿入される。
又、アイカップが接眼枠から外れる方向(図15の下向きの矢印Rと逆の上向き方向)に力がかかった場合、接眼枠突起部801cの接眼枠直角壁(第1の壁)801dとアイカップ溝部(凹部)805bの下側の内壁805cが引っ掛かる。それによりユーザーの意図に反して外れるのを更に防止することができる。ここで、内壁805cは前記凹部に設けられ、装着ユニットに取り外す方向に力が加わったときに、前記第1の壁と接触する第2の壁として機能している。
<アイカップの取り付け>
次に図15、図16、図17を用いて、アイカップ802をカメラ本体に形成された接眼枠801に取り付けるときの動作を説明する。
図15、図16(A)、(B)、図17(A)、(B)は、実施例に係るアイカップと接眼枠の詳細な構成を示す断面図であり、いずれもアイカップ802が接眼枠801に取り付けられている状態を示している。
より具体的には、図15は、アイカップ802が接眼枠801に装着された状態における、爪のかかっている部分のZ方向に垂直な断面図である。
図16(A)は実施例の接眼枠突起部801cとアイカップ溝部805bの係止が外れた状態における図13(A)のM-M方向の断面図、図16(B)は実施例のアイカップ装着状態における図13(A)のM-M方向の断面図である。
図17(A)は接眼枠突起部801cとアイカップ溝部805bの係止が外れた状態における図13(A)のN-N方向の断面図、図17(B)はアイカップ装着状態における図13(A)のN-N方向の断面図である。
ユーザーは図15の矢印R方向に、アイカップ爪805aを接眼枠801に形成された接眼枠溝801aに沿わせながら挿入する。その際、アイカップ爪805aが弾性変形して外側に押し広げられた状態で挿入される。そして、接眼枠801の接眼枠段差部801bにアイカップ爪805aが落ち込むことで係止する。
上記に加え、図15の矢印R方向への挿入動作に伴い、図16(A)のように接眼枠突起部801cの突起斜面801hによってアイカップ本体805が持ち上げられ、接眼枠突起部801cとアイカップ溝部805bとは係合せず引っかかった状態となる。
この時、図17(A)のS部に示すように、アイピースカバー800の傾斜部800cの縁800dと接した、弾性部材としてのアイカップゴム803がZ方向に押し付けられ弾性変形し圧縮される。それによって、図16(A)において、接眼枠傾斜部801f及びアイピースカバー傾斜部800cに対して、アイカップ底面部805dが略平行になる位置までZ方向に傾く。その結果、接眼枠突起部801cを乗り越えることができ、接眼枠突起部801cがアイカップ溝部805bに落ち込むことで係合する。即ち、図16(A)の状態から図16(B)の状態となる。
<アイカップの取り外し>
次に、アイカップ802を接眼枠801から取り外す場合について、説明する。
アイカップ802を接眼枠801から取り外す際には、次のように作用する。図14(A)に示されるアイカップカバー指標部804aを押すことで、斜面804bによって、アイカップ802にはZ方向とY方向に力が作用する。Z方向の力により、図17(A)に示すように、アイピースカバー800の傾斜部800cの縁800dと接した、アイカップゴム803が弾性変形して圧縮される。
これにより、アイカップ底面部805dが、アイピースカバー傾斜部800c及び接眼枠傾斜部801fと略平行になるまでZ方向に回動し、接眼枠突起部801cとアイカップ溝部805bの係合が外れる。即ち、図16(B)及び図17(B)の状態から図16(A)及び図17(A)の状態となる。そしてアイカップカバー指標部804aを押すことで生じたY方向の力により、アイカップ爪805aが図15の外側に向けて弾性変形し、アイカップ爪805aと接眼枠段差部801bの係合が外れる。
このように、接眼枠傾斜起点801eやアイピースカバー傾斜起点800bは、装着ユニットを接眼枠に押し付けたときに装着ユニットが回動可能な凸部として機能している。又、この凸部を支点として装着ユニットがZ方向に回動した際に、接眼枠突起部801cから凹部としてのアイカップ溝部805bが離脱するように構成されている。
アイカップ爪805aと接眼枠段差部801bの係合が外れた状態で、更にアイカップ802をY方向に押し上げることで、ユーザーは容易にアイカップ802を取り外すことができる。
このように、本実施例では、アイカップカバー指標部804aはZ方向とY方向同時に力が作用するように、斜面804bを有するため、ユーザーはアイカップ802の取り外しを1つの動作で簡単に行う事が出来る。
<取り外し方向に不本意な力が加わった場合>
次に、アイカップカバー指標部804aが操作されることなく、アイカップに対して取り外し方向に不本意な力が加わった場合について説明する。
例えば、カメラ本体をカメラバックに仕舞うときなど、ユーザーの意図に反してアイカップに対して取り外し方向に力が加わってしまうことがある。しかし、装着状態(図16(B)の状態)では接眼枠突起部801cのZ方向の接眼枠直角壁801dとアイカップ溝部805bの下側の内壁805cが引っ掛かり、ユーザーの意図に反してアイカップが外れるのを防止することができる。
本実施例においては、アイカップを取り外すためには、アイカップカバー指標部804aを押して、アイカップゴム803を圧縮変形させる必要がある。そして、アイカップ底面部805dを、アイピースカバー傾斜部800c及び接眼枠傾斜部801fと略平行になる位置までZ方向に回動させて、接眼枠突起部801cをアイカップ溝部805bから外す必要がある。
従って、カメラバックにカメラを出し入れするときや、ユーザーがカメラにストラップをつけて首や肩からぶら下げて移動する時などでもアイカップ802は外れない。又、アイカップ本体805よりもアイカップゴム803の方が突出しており、突出部の内部は中空であり柔らかいため、アイカップゴム803がZ方向に押されても、アイカップ本体805にその力が伝わりにくくなっている。即ち、アイカップゴム803に力がかかっても、接眼枠突起部801cがアイカップ溝部805bから外れる方向には力が伝わりにくくなっている。
又、接眼枠突起部801cがアイカップ溝部805bから外れる方向に力をかけるには、アイカップカバー804の指標部804a付近を押さなければならない構造になっている。それ以外の場所に力がかかった場合は、接眼枠突起部801cがアイカップ溝部805bから外れにくい方向に力がかかる為、更に外れにくい構成となっている。
以上のように、本実施例によれば、ユーザーが、カメラ本体に形成された接眼枠801からアイカップ802を取り外すために、アイカップカバー指標部804aを押す必要がある。それにより、アイカップゴム803が弾性変形し、アイカップ底面部805dがアイピースカバー傾斜部800c及び接眼枠傾斜部801fと略平行になる位置までZ方向に回動し、接眼枠突起部801cがアイカップ溝部805bから外れる。そして、アイカップ爪805aが弾性変形し、アイカップ爪805aが接眼枠段差部801bから待避し、ユーザーは容易にアイカップ802を取り外すことができる。
一方、アイカップカバー指標部804aが操作されず、アイカップ802が接眼枠801から取り外される方向に不本意な力が加わった場合には、接眼枠突起部801cの接眼枠直角壁801dとアイカップ溝部805bの下側の内壁805cが引っ掛かる。従って、ユーザーの意図に反して外れてしまうということがない。
更に、アイカップ本体内に爪を可働させるための操作部や、可動する爪機構を必要とせず、アイカップの小型化が可能である。更に、指標部804aを操作する方向と取り外し方向が一致している為、操作部を操作してから、取り外し方向へ引き上げるというような2段階以上の動作は必要としない。従ってユーザーはアイカップ802の取り外しを、アイカップカバー指標部804aを押すという1つの動作で容易に行う事が出来る。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、前述した実施例では、EVFレンズ群616を介して入射した撮影者の眼球像を視線検出センサー630が撮像する構成について説明したが、これに限定されるものではない。撮影者の視線を検出するためのセンサーとしては、ファインダーユニット900のEVF光軸外において撮影者の眼球像を撮像可能であってもよい。例えば、前述した開口部702jの近傍(すなわち、各赤外LEDの近傍)に視線検出センサーを配する構成であってもよい。
また、前述した実施例では、G3レンズ615が凸レンズである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、EVFレンズ群616のレンズ構成としては他の構成を採用してもよく、例えば、G3レンズが凹レンズであってもよい。また、EVFレンズ群616の移動有無についても前述した実施例の内容に限定されるものではなく、EVF光軸方向への移動をせず、レンズホルダ700に固定される構成であってもよい。
618 赤外LED
619 赤外LED
622 赤外LED
623 赤外LED
624 赤外LED
625 赤外LED
626 赤外LED
627 赤外LED
700 レンズホルダ
701 赤外LEDプレート
702 赤外LEDホルダ
703 弾性部材
704 締結部材
705 固定バレル
800 アイピースカバー
800a アイピースカバー溝部
800b アイピースカバー傾斜起点
800c アイピースカバー傾斜部
800d アイピースカバー傾斜部縁
801 接眼枠
801a 接眼枠溝
801b 接眼枠段差部
801c 接眼枠突起部
801d 接眼枠直角壁
801e 接眼枠傾斜起点
801f 接眼枠傾斜部
801g 接眼枠開口
801h 接眼枠突起斜面
802 アイカップ
803 アイカップゴム
804 アイカップカバー
804a アイカップカバー指標部
804b 斜面
804c 接眼視野枠
805 アイカップ本体
805a アイカップ爪
805b アイカップ溝部
805c アイカップ内壁
805d アイカップ底面部

Claims (22)

  1. 画像の表示が可能な表示部を備えたファインダーユニットであって、
    接眼部と、
    前記表示部と前記接眼部の間に設けられた光学部材と、
    前記光学部材の光軸に対して直交する方向において、前記光学部材を保持する第1の保持部材と、
    撮影者の眼球に所定の光を照射する照明手段と、
    前記照明手段を保持する第2の保持部材と、
    撮影者の視線を検出するために、前記照明手段により前記所定の光が照射された状態の撮影者の眼球像を撮像可能なセンサーと、
    前記光学部材の光軸方向から見て、前記接眼部に設けられた前記表示部の表示領域よりも広い開口部と、
    を有し、
    前記光軸方向から前記接眼部を見て、前記照明手段は、前記開口部の内側であって前記表示部の前記表示領域よりも外側に配されており、
    前記光学部材は、前記光軸方向において前記第1の保持部材の外形から突出した第1の領域の一部が、前記光軸と直交する方向において、前記開口の内側に位置し、
    前記第1の保持部材の外形と前記光学部材の前記第1の領域に囲まれた第2の領域に、前記照明手段および前記第2の保持部材のうちの少なくとも1つが位置することを特徴とするファインダーユニット。
  2. 前記光学部材は、複数の光学部材の群に含まれ、撮影者側に凸形状のレンズであることを特徴とする請求項1に記載のファインダーユニット。
  3. 前記光学部材は、前記光軸方向に移動可能であって、最も撮影者側に位置する状態で、前記光軸と直交する方向において前記開口部の内側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のファインダーユニット。
  4. 前記照明手段は、前記光軸と直交する平面上で、前記光学部材の一部と重なることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  5. 前記照明手段は、前記所定の光を照射することが可能な照明部を複数備え、当該複数の照明部は、前記表示部の矩形の前記表示領域の長手方向の辺のそれぞれに沿って配されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  6. 前記照明手段は、前記所定の光として、赤外波長領域の光の照射が可能であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  7. 画像の表示が可能な表示部を備えたファインダーユニットであって、
    接眼部と、
    前記表示部と前記接眼部の間に設けられた光学部材と、
    前記光学部材の光軸に対して直交する方向において、前記光学部材を保持する第1の保持部材と、
    撮影者の眼球に所定の光を照射する照明手段と、
    撮影者の視線を検出するために、前記照明手段により前記所定の光が照射された状態の撮影者の眼球像を撮像可能なセンサーと、
    前記光学部材の光軸方向から見て、前記接眼部に設けられた前記表示部の表示領域よりも広い開口部と、
    を有し、
    前記光軸方向から前記接眼部を見て、前記照明手段は、前記開口部の内側であって前記表示部の前記表示領域よりも外側に配されており、
    前記光学部材は、前記光軸方向において前記第1の保持部材の外形から突出した第1の領域の一部が、前記光軸と直交する方向において、前記開口の内側に位置し、前記光軸と直交する平面上で、前記光学部材の一部と重なることを特徴とするファインダーユニット。
  8. 前記光学部材は、複数の光学部材の群に含まれ、撮影者側に凸形状のレンズであることを特徴とする請求項7に記載のファインダーユニット。
  9. 前記光学部材は、前記光軸方向に移動可能であって、最も撮影者側に位置する状態で、前記光軸と直交する方向において前記開口部の内側に位置することを特徴とする請求項7又は8に記載のファインダーユニット。
  10. 前記照明手段を保持する第2の保持部材を有し、
    前記第2の保持手段は、前記照明手段が前記光軸を向くように前記照明手段を保持することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  11. 前記照明手段は、前記所定の光を照射することが可能な照明部を複数備え、当該複数の照明部は、前記表示部の矩形の前記表示領域の長手方向の辺のそれぞれに沿って配されていることを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  12. 前記照明手段は、前記所定の光として、赤外波長領域の光の照射が可能であることを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  13. 撮影者が前記ファインダーユニットに表示された画像を視認する際に、撮影者の眼の近傍と当接可能な装着ユニットを、前記ファインダーユニットに着脱可能とするための、前記接眼部の少なくとも1つの端部に設けられた溝部と、
    前記溝部に沿って前記装着ユニットを取り外す方向に対して、前記接眼部に形成された略直角の第1の壁を有する突起部と、を有する、
    前記突起部は、前記装着ユニットが前記接眼部に装着された状態で、前記装着ユニットに設けられた凹部に係合可能であって、
    前記第1の壁部は、前記接眼部に装着された前記装着ユニットを取り外す方向に向けて当該装着ユニットに力が加わった際に、前記装着ユニットに設けられた第2の壁と接触することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載のファインダーユニット。
  14. 前記接眼部の内側に設けた段差部を有し、
    前記段差部は、前記溝部に沿って前記装着ユニットを装着する際に、前記装着ユニットに設けられた爪部と係合することを特徴とする請求項13に記載のファインダーユニット。
  15. 前記接眼部は、前記装着ユニットを前記接眼部に押し付けたときに前記装着ユニットが回動可能となる凸部を有し、当該前記装着ユニットの回動に応じて、前記突起部から前記凹部が離脱することを特徴とする請求項13に記載のファインダーユニット。
  16. 前記突起部は、前記光軸に対して前記開口よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項15に記載のファインダーユニット。
  17. 前記凸部より下側に前記装着ユニットを押し込むための押圧部を有し、前記押圧部を押すことによって前記装着ユニットは前記凸部の下側に向けて回動することを特徴とする請求項16に記載のファインダーユニット。
  18. 請求項1乃至17の何れか1項に記載のファインダーユニットを備えた撮像装置。
  19. 請求項13乃至17の何れか1項に記載のファインダーユニットの前記接眼部に着脱可能な装着ユニット。
  20. 弾性部材を有し、前記装着ユニットを前記接眼部から取り外す動作に応じて前記弾性部材が弾性変形することを特徴とした請求項19に記載の装着ユニット。
  21. 前記弾性部材は、前記接眼部に前記装着ユニットが装着された状態で、前記接眼部の縁に当接することを特徴とする請求項20に記載の装着ユニット。
  22. 前記装着ユニットはアイカップ、マグニファイヤー、アングルファインダーの少なくとも1つであることを特徴とする請求項19乃至21の何れか1項に記載の装着ユニット。
JP2021106529A 2021-02-04 2021-06-28 視線検出機能を備えたファインダーユニット、撮像装置及び装着ユニット Pending JP2022119697A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202210112507.0A CN114938418A (zh) 2021-02-04 2022-01-29 具有视线检测功能的取景器单元、摄像设备和附接配件
US17/589,033 US11831967B2 (en) 2021-02-04 2022-01-31 Viewfinder unit with line-of-sight detection function, image capturing apparatus, and attachment accessory

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021016296 2021-02-04
JP2021016296 2021-02-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022119697A true JP2022119697A (ja) 2022-08-17

Family

ID=82848097

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021106529A Pending JP2022119697A (ja) 2021-02-04 2021-06-28 視線検出機能を備えたファインダーユニット、撮像装置及び装着ユニット
JP2021167599A Pending JP2022119705A (ja) 2021-02-04 2021-10-12 光学装置及び装着ユニット

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021167599A Pending JP2022119705A (ja) 2021-02-04 2021-10-12 光学装置及び装着ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2022119697A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022119705A (ja) 2022-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4797750B2 (ja) カメラおよびカメラシステム
US7729610B2 (en) Imaging apparatus and light shielding member
US20100134433A1 (en) Information-processing apparatus and imaging apparatus
JP5239124B2 (ja) プロジェクタ内蔵カメラ
JP2007271913A (ja) 電子機器
JP2007271922A (ja) 投影装置および電子機器
JP2007271914A (ja) 投影装置
WO2014192640A1 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2007271912A (ja) 電子機器
CN100423545C (zh) 照相机及其附件、以及照相机系统
US8494359B2 (en) Imaging apparatus
US11831967B2 (en) Viewfinder unit with line-of-sight detection function, image capturing apparatus, and attachment accessory
CN113364945A (zh) 电子装置、控制方法和计算机可读介质
JP2015186056A (ja) 撮像装置
JP2006119498A (ja) カメラシステム
JP2022119697A (ja) 視線検出機能を備えたファインダーユニット、撮像装置及び装着ユニット
US8754981B2 (en) Imaging apparatus with supporting device having improved heat dissipation
US11550207B2 (en) Image capturing apparatus, accessory, camera system including image capturing apparatus and accessory
US8150256B2 (en) Electronic apparatus, imaging apparatus, and grip structure
WO2007081290A1 (en) Laser guidance system
JP2007271923A (ja) カメラおよびカメラシステム
US20230403450A1 (en) Viewfinder unit with line-of-sight detection function, image capturing apparatus, and attachment accessory
JP4569506B2 (ja) カメラシステム
US11831975B2 (en) Imaging apparatus, electronic device, finder unit
JP7413117B2 (ja) 撮像システムおよび照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20231213