JP2022119384A - 光電変換装置、光電変換システム、移動体 - Google Patents

光電変換装置、光電変換システム、移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】 異常検出のための温度センサを搭載した光電変換システムにおいて、温度センサ出力に関連する故障は画像信号からは検出できず、温度センサ出力では温度センサの故障を認識できないため、異常検出及び光電変換システム外への検知ができない。【解決手段】 複数の画素を含む画素領域と、複数の温度センサと、前記複数の温度センサの出力に基づく信号の比較を行う処理部と、前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする光電変換装置。【選択図】 図1

Description

本発明は光電変換装置、光電変換システムおよび該光電変換システムを用いた移動体に関する。
温度センサが設けられ、この温度センサによって動作可能な温度範囲内にあることを観測される光電変換装置が特許文献1に開示されている。
特開2018-56970号 特開2004-72253号
特許文献1に記載の光電変換装置は、温度センサを搭載し、この温度センサによる温度観測を行うことで、光電変換装置が正常動作可能な温度範囲内にない場合を異常として検出することが可能である。
温度センサ、あるいは温度センサの出力を読み出す経路上で故障が発生した場合で、例えば、温度センサが正常動作可能な温度範囲に対応する出力に固着したとき、温度センサ出力に関連する故障は、画像信号からは検出が困難である。また、温度センサ出力では故障の検出は困難であるため、異常検出が困難となる。
特許文献2に記載の光電変換装置では、出力アンプの近傍に2つの温度センサを設け、温度が低い出力アンプを駆動したり、出力アンプを交互に駆動させて発熱を抑制したりする。しかし、2つの温度センサのいずれかが故障や誤動作をした場合については何ら検討されていない。
本発明の一つの側面は、光電変換装置であって、複数の画素を含む画素領域と、複数の温度センサと、前記複数の温度センサの出力に基づく信号の比較を行う処理部と、前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする。
本発明の別の側面は、光電変換システムであって、複数の画素を含む画素領域と、複数の温度センサと、を有する光電変換装置と、前記光電変換装置から出力される、前記複数の温度センサの出力に基づく信号の比較を行う処理部と、を有し、前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、複数の画素を含む画素領域を有する半導体基板に積層される半導体基板であって、複数の温度センサと、前記複数の温度センサの出力に基づく信号を比較する処理部と、を有し、前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、複数の画素を含む画素領域と、第一の温度センサと、を有する第一の半導体基板に積層される半導体基板であって、前記第一の温度センサの出力に基づく信号を比較する処理部を有し、前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする。
光電変換装置内部の温度センサが故障や誤動作をした場合に、異常を検知することができる。
第一の実施形態に係る光電変換装置の概略図である。 第一の実施形態に係る光電変換装置の動作を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る光電変換システムの概略図である。 第二の実施形態に係る光電変換システムの動作を示すフローチャートである。 移動体の構成、動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態における光電変換装置について、図面を参照しながら説明する。
以下に述べる各実施形態では、本発明を適用可能な光電変換装置の一例として、撮像装置を中心に説明するが、各実施形態の適用は撮像装置に限られるものではない。例えば、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などに適用可能である。
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態について図1及び図2を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る光電変換装置の概略図である。本実施形態の光電変換装置100は、画素領域102、垂直走査回路103、列読み出し回路105、列回路アレイ106、水平走査回路107、処理回路108、出力回路109、入力回路110、制御回路111、温度センサ112を有する。
画素領域102にはアレイ状に配された複数の画素101が配されている。画素領域102の各行には、列方向(図1において縦方向)に延在して、画素信号線104が配されている。画素信号線104は、列方向に並ぶ画素のそれぞれに列ごとに接続され、これらの画素で生じる電荷を画素信号として出力する共通の信号線をなしている。
ここで画素領域102を構成する画素の数は、特に限定されるものではない。例えば、一般的なデジタルカメラのように数千行×数千列の画素で画素領域102を構成してもよく、1行又は1列に並べた複数の画素で画素領域102を構成してもよい。
垂直走査回路103は画素領域102の画素行を選択し駆動する。
画素101から読み出された画素信号は、画素信号線104を介して列毎に配置される列読み出し回路105に入力される。列読み出し回路105は列回路アレイ106に配置される。
水平走査回路107は列回路アレイ106に保持された画素信号に基づく信号を処理回路108に転送する。画素信号は出力回路109を経て不図示の撮像システムへ出力される。
入力回路110は光電変換装置外からの制御信号を受け、該制御信号を処理回路108、制御回路111に伝達する。
制御回路111は光電変換装置全体の駆動を制御する。
なお、列回路105は、アナログ信号である画素信号をデジタル信号に変換するAD変換回路やCDS回路や増幅部を含んでもよい。本実施形態では、画素信号は列読み出し回路105にてAD変換され、デジタル信号として処理回路108に転送される。さらに処理回路でデジタル処理された後、出力回路109から光電変換装置の外部の信号処理回路に出力されるが、この出力は例えばLVDS方式などのデジタル出力方式である。処理回路での処理結果によって、処理回路から制御回路を介して光電変換装置全体、あるいは一部の駆動を制御することも可能である。
画素領域外には温度センサ1(112a)、温度センサ2(112b)が配されている。
温度センサは、ダイオードやバイポーラトランジスタのPN接合を用いたものが一般的であるが、これに限られない。
温度センサ112aの出力は、列読み出し回路105aでAD変換され、温度センサ112bの出力は列読み出し回路105bでAD変換される。AD変換された温度センサ出力は処理部である処理回路108で比較される。
処理回路108での比較において、温度センサ112aと、温度センサ112bの出力とに所定量を超える差が検出された場合には、出力回路109から情報を出力する。例えば、出力回路109から出力される画像データの先頭に警告情報を出力する期間を設け、所定量を超える差が検出されない場合にはデジタル値0、所定量を超える差が検出された場合にはデジタル値1を出力する。
情報の出力方法はこれに限られず、画像出力と情報出力とを分けて出力してもよい。例えば、画像信号はLVDS方式で出力し、情報はLVDS出力端子とは別の端子から、ハイレベルまたはローレベルにて出力する。
また、ここでは出力される情報の例として警告情報を挙げたが、出力される情報は警告情報に限られず、温度センサ112aと温度センサ112bとの出力差が所定の値を超えたことを示す情報を通知するだけでも構わない。
処理回路での温度センサ出力の比較において所定量を超える差が検出された場合には、出力回路109から情報を出力するとともに、制御回路を介して光電変換装置全体、あるいは光電変換装置の一部の駆動を制御することも可能である。
例えば、高温に対応する信号が検出された温度センサに関連する箇所を低電力駆動させるよう制御することが考えられる。これにより、配線のショートや、トランジスタの故障により異常電流が流れ発熱する可能性を低減する効果が得られる。
図2に、本実施形態に係る光電変換装置の動作を例示する。
図2に示されるのは、複数の温度センサの出力に基づく信号を比較し、比較結果に基づく信号として、所定量を超える差が検出された場合の情報を出力する動作である。この動作は、温度センサ1、温度センサ2、列読み出し回路1、列読み出し回路2、入力回路、処理部によって実行されうる。
以下に動作の詳細を説明する。
まず、工程S1-1において、温度センサ1で出力OUT1を取得し、工程S1-2において温度センサ2で出力OUT2を取得する。
工程S2-1において、列読み出し回路1で温度センサ1の出力OUT1に基づく信号T1を取得する。
工程S2-2において、列読み出し回路2で温度センサ2の出力OUT2に基づく信号T2を取得する。列読み出し回路2は列読み出し回路1とは異なる経路であり、言い換えれば列読み出し回路1と列読み出し回路2とは共有するノードを有さない。
工程S3において、入力回路で入力データDinを取得する。
工程S4において、処理部で所定量Tthを生成する。
所定量Tthは入力データDin、温度センサの出力に基づく信号、処理部である処理回路に保持されている情報、チップ内の不揮発性メモリに保持されている情報の少なくとも1つ、あるいは複数をもとに生成できる。より具体的には、温度センサ及び列読み出し回路のノイズに起因する出力差や、温度センサ1、温度センサ2がチップ内で配される位置の違いに起因する、温度差に相当する出力差又は製造ばらつきによる出力差により設定される。上記出力差は温度に依存する量であるため、所定量は温度センサの出力に基づく信号に依存しうる。図2では、入力データDinと温度センサの出力に基づく信号T1、T2から生成される。
また、本実施例では、工程S4において、温度上限相当量Tlimitも生成される。
温度上限相当量は、入力データDin、処理部である処理回路108に保持されている情報、チップ内の不揮発性メモリに保持されている情報の少なくとも1つ、あるいは複数をもとに生成できる。
工程S5において、温度センサの出力に基づく信号T1と信号T2の差と所定量Tthとを比較する。信号T1と信号T2の差が所定量Tthを超える場合、温度センサ、あるいは温度センサの出力を読み出す列読み出し回路の故障や誤動作と判断し、出力回路109より情報Salertが出力される。
また、このとき、温度センサ1、温度センサ2の動作状態を変更することも可能である。動作状態の変更とは、例えば電源電圧の供給停止や、一部の動作停止、動作の低消費電力化などである。温度センサの他の回路の動作を変更してもよい。図2では、動作変更の制御経路は明示されないが、動作変更は、光電変換装置内の制御部を介して行われてもよい。
工程S5において、温度センサの出力に基づく信号T1、T2の差が所定量Tth以下の場合、工程S6が実施される。例えば、工程S6において温度センサの出力に基づく信号T1、信号T2の少なくとも一方が温度上限相当量Tlimitを超える場合、光電変換装置が正常動作可能な温度範囲内でないと判断する。その結果、工程S7において出力回路109より情報Salertが出力される。工程S6は工程S5の結果に依らず実施されてもよい。
出力回路109より出力される情報は、工程S5、工程S6での結果を統合したものでもよいし、工程S5の結果と工程S6の結果とは独立であってもよい。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態について、図3及び図4を用いて説明する。第一の実施形態と共通する構成についての詳細な説明は省略し、主に図1及び図2との違いについて説明する。
上記第一の実施形態で述べた光電変換装置は、種々の光電変換システムに適用可能である。適用可能な光電変換システムの例としては、カメラ、カムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と光電変換装置とを備えるカメラモジュールも、光電変換システムに含まれる。
図3に示すのは、温度センサを搭載した光電変換装置を有する光電変換システムの構成例である。
光電変換システム200は、図1と比べ、光電変換装置100の外部に信号処理部201、信号出力部202、制御部203を有する点で異なっている。信号処理部201、信号出力部202、制御部203は、光電変換装置100が設けられた半導体基板に形成されていてもよいし、光電変換装置100とは別の半導体基板に形成されていてもよい。
光電変換装置100からの出力は信号処理部201から信号出力部202を経て不図示の光電変換システム外に出力される。
光電変換装置100の温度センサ112の出力に基づく信号T1とT2は、処理部である信号処理部201で比較される。信号処理部201での比較において、所定量を超える差が検出された場合には信号出力部202から情報を出力する。
信号処理部202での比較において、所定量を超える差が検出された場合には信号出力部202から情報を出力するとともに、制御部203を介して光電変換装置110全体、あるいは一部の駆動を制御することも可能である。
光電変換装置100の画素101から出力される画素信号は、信号処理部201及び信号出力部202で必要に応じて各種の補正、圧縮を受け、画像データに変換される。
制御部203は光電変換装置100の入力回路110に制御信号を伝達する。
図4には、本実施形態に係る光電変換システムの動作が例示されている。
図4に示されるのは、複数の温度センサの出力に基づく信号を比較し、比較結果に基づく信号として、所定量を超える差が検出された場合の情報を出力する動作である。この動作は、光電変換装置、信号処理部、信号出力部によって実行されうる。
以下に動作の詳細を説明する。
まず、工程S1-1において、温度センサ1で出力OUT1を取得し、工程S1-2において温度センサ2で出力OUT2を取得する。
工程S2-1において、列読み出し回路1で温度センサ1の出力OUT1に基づく信号T1を取得する。
工程S2-2において、列読み出し回路2で温度センサ2の出力OUT2に基づく信号T2を取得する。
工程S3において、入力回路で入力データDinを取得する。
工程S4において、処理部で所定量Tthを生成する。
所定量Tthは入力データDin、温度センサの出力に基づく信号、処理部である処理回路108に保持されている情報、チップ内の不揮発性メモリに保持されている情報の少なくとも1つ、あるいは複数をもとに生成できる。光電変換システム外からの入力情報を用いて生成してもよい。
また、本実施例では、工程S4において、温度上限相当量Tlimitも生成される。
温度上限相当量は、処理部である信号処理回路に保持されている情報、撮像システム内の不揮発性メモリに保持されている情報の少なくとも1つ、あるいは複数をもとに生成できる。
光電変換システム外からの入力情報を用いてもよい。
工程S5において、温度センサの出力に基づく信号T1と信号T2との差と所定量Tthとを比較する。信号T1と信号T2の差が所定量Tthを超える場合、温度センサ、あるいは温度センサの出力を読み出す列読み出し回路、処理回路108、出力回路109の何れかの故障や誤動作と判断し、工程S7において、信号出力部より情報Salertが出力される。
また、このとき、温度センサ1、温度センサ2の動作を変更することもある。動作の変更とは、例えば電源電圧の供給停止や、一部の動作停止、動作の低消費電力化などである。温度センサの他の回路の動作を変更してもよい。
図4では、動作変更の制御経路の一部は明示されないが、動作変更は、光電変換装置外の制御部と、光電変換装置内部の入力回路、制御回路を介して行われてもよい。
工程S5において、温度センサの出力に基づく信号T1、T2の差が所定量Tth以下の場合、工程S6が実施される。例えば、工程S6において、温度センサの出力に基づく信号T1、信号T2の少なくとも一方が温度上限相当量Tlimitを超える場合、光電変換装置の動作範囲外の温度にあると判断し、工程S7において、信号出力部より情報Salertが出力される。
工程S6は工程S5の結果に依らず実施されてもよい。
信号出力部より出力される情報は、工程S5、工程S6の結果を統合したものでもよいし、工程S5の結果と、工程S6の結果とは独立であってもよい。
(第三の実施形態)
本実施形態の光電変換システム及び移動体について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の光電変換システム及び移動体の構成を示す図である。
図5(a)は、車載カメラに関する光電変換システムの一例を示したものである。光電変換システム300は、撮像装置310を有する。撮像装置310は、上記のいずれかの実施形態に記載の光電変換装置(撮像装置)である。光電変換システム300は、撮像装置310により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部312と、光電変換システム300により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部314を有する。また、光電変換システム300は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部316と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部318と、を有する。ここで、視差取得部314や距離取得部316は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部318はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
光電変換システム300は車両情報取得装置320と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、光電変換システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御部である制御ECU330が接続されている。また、光電変換システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置340とも接続されている。例えば、衝突判定部318の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU330はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置340は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を光電変換システム300で撮像する。図5(b)に、車両前方(撮像範囲350)を撮像する場合の光電変換システムを示した。車両情報取得装置320が、光電変換システム300ないしは撮像装置310に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、光電変換システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
(変形実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態に含まれる。
また、ここまで説明した第一及び第二の実施形態は、非積層型光電変換装置、積層型光電変換装置の何れにも適用可能である。
例えば、積層型光電変換装置を用いる場合、ある層に温度センサを2つ設けて、2つの温度センサの出力信号同士を比較してもよいし、画素側の基板と、回路側の基板とのそれぞれに温度センサを1つずつ設けて、それらを比較してしてもよい。各基盤に配される温度センサの数は2つに限られず、例えば両方の基板に温度センサを2つずつ設けて、それぞれの基板の2つの温度センサ、あるいは各基盤の温度センサ同士の2組を比較してもよい。また、積層される基板の数は2つに限られず、例えば回路を分割するなどして3層以上の積層構造としてもよい。
第一、第二の実施形態に示す光電変換装置では、画素信号はチップの上部と下部の双方から読み出されるため、列回路アレイ、水平走査回路、処理回路、出力回路、制御回路はチップの上下両方に設けられるが、いずれかの回路を上下で共通としてもよい。例えば、処理回路と出力回路をチップ上部からの読み出しの場合とチップ下部からの読み出しの場合で共通にすることが考えられる。
また、画素信号が、チップの上下両方でなく、どちらか片側に読み出される構成としてもよい。
温度センサ1、温度センサ2の出力は、画素領域の下側に配置される列回路アレイの列読み出し回路にてAD変換されるが、温度センサ1、温度センサ2の出力についても、上下に配置される列回路アレイの列読み出し回路に振り分けてAD変換してもよい。この場合、処理回路は上下で共通となる。
また、温度センサ112a、温度センサ112bにAD変換回路を含み、温度センサからのデジタル出力を処理部である処理回路108で比較してもよい。
さらに、上記第二の実施形態、第三の実施形態に示した光電変換システムは、光電変換装置を適用しうる光電変換システム例を示したものであって、本発明の光電変換装置を適用可能な光電変換システムは図3に示した構成に限定されるものではない。
上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 光電変換装置
102 画素領域
108 処理回路
112a 温度センサ
112b 温度センサ
201 信号処理部

Claims (27)

  1. 複数の画素を含む画素領域と、
    複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサの出力に基づく信号の比較を行う処理部と、
    前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記比較の結果が、前記複数の温度センサの出力に基づく信号同士の差が所定の値を超えることを示す場合、前記出力手段を用いて前記情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記所定の値は、
    前記複数の温度センサが光電変換装置の内部で配される位置の違いに起因する温度差に相当する出力差を含むことを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 前記所定の値は、
    前記複数の温度センサが光電変換装置の内部で配される位置の違いに起因する製造ばらつきによる出力差を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光電変換装置。
  5. 前記所定の値は、
    前記複数の温度センサの出力を読み出す出力回路のノイズに起因する出力差と、を含むことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  6. 前記所定の値を該光電変換装置の外部から設定される設定手段を有することを特徴とする、請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  7. 前記設定手段は、前記温度センサの出力に応じて前記所定の値を変更することを特徴とする、請求項6に記載の光電変換装置。
  8. 前記比較の結果が、前記複数の温度センサのいずれかの出力に基づく信号が所定の範囲を超えることを示す場合、前記出力手段を用いて前記情報を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  9. 前記所定の範囲は、
    前記温度センサの正常動作可能な温度範囲に対応する範囲に含まれることを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
  10. 前記温度センサの出力が、前記画素で生じた信号の出力回路の少なくとも一部を介して出力されることを特徴とする、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  11. 前記複数の温度センサのうち、
    第一の温度センサと前記処理部とを接続する第一の経路と、第二の温度センサと前記処理部とを接続する第二の経路とが共有するノードを有さないことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  12. 前記比較の結果が、前記画素で生じた信号の出力回路の少なくとも一部を介して出力されることを特徴とする、請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  13. 前記比較の結果に応じて、該光電変換装置の動作の状態を変更することを特徴とする、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  14. 前記温度センサはダイオードを用いた回路であることを特徴とする、請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光電変換装置が出力する信号を用いて画像を生成する信号処理部を有することを特徴とする光電変換システム。
  16. 複数の画素を含む画素領域と、複数の温度センサと、を有する光電変換装置と、
    前記光電変換装置から出力される、前記複数の温度センサの出力に基づく信号の比較を行う処理部と、を有し、
    前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする光電変換システム。
  17. 前記比較の結果が、前記複数の温度センサの出力に基づく信号同士の差が所定の値を越えることを示す場合、前記出力手段を用いて情報を出力することを特徴とする請求項16に記載の光電変換システム。
  18. 前記所定の値を該光電変換システムの外部から設定される設定手段を有することを特徴とする、請求項17に記載の光電変換システム。
  19. 前記設定手段は、前記温度センサの出力に応じて前記所定の値を変更することを特徴とする、請求項18に記載の光電変換システム。
  20. 前記比較の結果が、前記複数の温度センサのいずれかの出力に基づく信号が所定の範囲を超えることを示す場合、前記出力手段を用いて前記情報を出力することを特徴とする請求項16乃至請求項19のいずれか一項に記載の光電変換システム。
  21. 前記所定の範囲は、
    前記光電変換装置の正常動作可能な温度範囲に対応する範囲に含まれることを特徴とする請求項20に記載の光電変換システム。
  22. 前記比較の結果に応じて、該光電変換システムの動作の状態を切り替えることを特徴とする、請求項16乃至請求項21のいずれか一項に記載の光電変換システム。
  23. 前記光電変換装置が出力する信号を用いて画像を生成する信号処理部を有することを特徴とする、請求項16乃至請求項22のいずれか一項に記載の光電変換システム。
  24. 請求項15乃至請求項23のいずれか1項に記載の光電変換システムを備える移動体であって、
    前記光電変換システムが出力する情報を用いて前記移動体の移動を制御する制御部を有することを特徴とする移動体。
  25. 複数の画素を含む画素領域を有する半導体基板に積層される半導体基板であって、
    複数の温度センサと、前記複数の温度センサの出力に基づく信号を比較する処理部と、を有し、
    前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする半導体基板。
  26. 複数の画素を含む画素領域と、第一の温度センサと、を有する第一の半導体基板に積層される半導体基板であって、
    前記第一の温度センサの出力に基づく信号を比較する処理部を有し、
    前記比較の結果に基づく情報を出力する出力手段を有することを特徴とする半導体基板。
  27. 第二の温度センサを有し、
    前記第二の温度センサの出力に基づく信号と、
    前記第一の半導体基板に配された前記第一の温度センサの出力に基づく信号と、を比較することを特徴とする、請求項26に記載の半導体基板。
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