JP2022119095A - ロボット制御装置およびロボットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】動作指令値とエンコーダー値との比較処理の結果に基づいて駆動部の動力を遮断する信号を出力する演算処理部において、その一部が故障した場合や、エンコーダーが故障した場合でも、駆動部の動力を遮断することができるロボット制御装置、および、安全性能の高いロボットシステムを提供すること。【解決手段】指令値に基づいてアームを駆動する駆動部と、第1エンコーダー値を出力する第1エンコーダー部と、を備えるロボットを制御する装置であって、第1指令値比較部、第1相互監視部、第2指令値比較部、第2相互監視部および動力遮断部を有し、第1指令値比較部は、指令値と第1エンコーダー値とで第1指令値比較結果を出力し、第2指令値比較部は、指令値と第1エンコーダー値とで第2指令値比較結果を出力し、第1相互監視部および第2相互監視部は、第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とに基づいて遮断信号を出力させるロボット制御装置。【選択図】図4
Description
本発明は、ロボット制御装置およびロボットシステムに関するものである。
特許文献1には、モーターの動作を検出するエンコーダーを有するモーター制御装置であって、モーターの動作に関する指令値を生成するモーター制御部と、モーターに駆動電流を供給する駆動部と、モーター制御部から駆動部への駆動信号の伝達を遮断する遮断部と、遮断部に遮断処理を実行させる安全制御部と、を備えるモーター制御装置が開示されている。このうち、モーター制御部は、モーターを駆動するための動作指令信号と、エンコーダーからのフィードバック信号と、に基づいて、モーターの動作が動作指令信号に追従するようにモーターの動作に関する指令値を生成する。
このモーター制御装置の安全制御部では、エンコーダーからのフィードバック値と、動作指令信号により算出される動作指令値と、の比較結果に基づいて、エンコーダーに関する故障の発生を判断し、その判断結果に基づいて遮断部に遮断処理を実行させる。このような構成によれば、エンコーダーからのフィードバック値と動作指令値との比較結果を利用してエンコーダーの故障判断を実現しているので、モーター制御装置の安全性能を高めることができる。
特許文献1に記載の安全制御部では、エンコーダーに故障が発生した場合、エンコーダーからのフィードバック値に基づいて故障を判断し、駆動信号の伝達を遮断することができる。特許文献1に記載の安全制御部では、このようにしてモーター制御装置に求められた安全性能を確保している。しかしながら、特許文献1に記載のモーター制御装置では、安全制御部が健全であることが前提となっている。したがって、安全制御部が故障した場合、エンコーダーに故障が発生しているのか否かを判断することができず、仮に故障が発生していたとしても駆動信号の伝達を遮断することができない。
本発明の適用例に係るロボット制御装置は、
アームと、動作指令値に基づいて前記アームを駆動する駆動部と、前記駆動部の動作を検出して第1エンコーダー値を出力する第1エンコーダー部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、
第1指令値比較部および第1相互監視部を有する第1演算処理部と、
第2指令値比較部および第2相互監視部を有する第2演算処理部と、
遮断信号に基づいて前記駆動部の動力を遮断する動力遮断部と、
を有し、
前記第1指令値比較部は、前記動作指令値と前記第1エンコーダー値との比較処理を行い、第1指令値比較結果を出力し、
前記第2指令値比較部は、前記動作指令値と前記第1エンコーダー値との比較処理を行い、第2指令値比較結果を出力し、
前記第1相互監視部および前記第2相互監視部は、前記第1指令値比較結果と前記第2指令値比較結果とを比較する指令値相互監視処理を行い、
前記第1演算処理部および前記第2演算処理部は、前記指令値相互監視処理の結果に基づいて前記遮断信号を出力することを特徴とする。
アームと、動作指令値に基づいて前記アームを駆動する駆動部と、前記駆動部の動作を検出して第1エンコーダー値を出力する第1エンコーダー部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、
第1指令値比較部および第1相互監視部を有する第1演算処理部と、
第2指令値比較部および第2相互監視部を有する第2演算処理部と、
遮断信号に基づいて前記駆動部の動力を遮断する動力遮断部と、
を有し、
前記第1指令値比較部は、前記動作指令値と前記第1エンコーダー値との比較処理を行い、第1指令値比較結果を出力し、
前記第2指令値比較部は、前記動作指令値と前記第1エンコーダー値との比較処理を行い、第2指令値比較結果を出力し、
前記第1相互監視部および前記第2相互監視部は、前記第1指令値比較結果と前記第2指令値比較結果とを比較する指令値相互監視処理を行い、
前記第1演算処理部および前記第2演算処理部は、前記指令値相互監視処理の結果に基づいて前記遮断信号を出力することを特徴とする。
本発明の適用例に係るロボットシステムは、
本発明の適用例に係るロボット制御装置と、
前記ロボットと、
を有することを特徴とする。
本発明の適用例に係るロボット制御装置と、
前記ロボットと、
を有することを特徴とする。
以下、本発明のロボット制御装置およびロボットシステムを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、実施形態に係るロボットシステムおよびロボット制御装置について説明する。
図1は、実施形態に係るロボットシステムを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1のロボットシステムの主要部を示すブロック図である。
図1は、実施形態に係るロボットシステムを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1のロボットシステムの主要部を示すブロック図である。
図1に示すロボットシステム1は、例えば、各種ワーク(対象物)の搬送、組立、検査等の各作業で用いられる。
図1ないし図3に示すように、ロボットシステム1は、基台4、ロボットアーム10、駆動部401~406および駆動制御部301~306を備えるロボット2と、ロボット2の動作を制御するロボット制御装置8と、を有する。
図1および図2に示す基台4は、水平な床101に載置されている。なお、基台4は、床101ではなく、壁、天井、架台等に載置されていてもよい。
図1および図2に示すロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16を備えている。第6アーム16の先端には、図示しないエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができ、そのエンドエフェクターでワークを把持等することができる。エンドエフェクターで把持等するワークとしては、特に限定されず、例えば、電子部品、電子機器等が挙げられる。なお、本明細書では、第6アーム16を基準にしたときの基台4側を「基端側」とし、基台4を基準にしたときの第6アーム16側を「先端側」とする。
エンドエフェクターとしては、特に限定されないが、ワークを把持するハンド、ワークを吸着する吸着ヘッド等が挙げられる。
なお、第6アーム16とエンドエフェクターとの間には、図示しない力検出部が設けられていてもよい。力検出部は、エンドエフェクターに加わる力を検出する。力検出部としては、例えば、互いに直交する3軸のそれぞれの軸方向の力成分(並進力成分)と、その3軸のそれぞれの軸周りの力成分(回転力成分)と、を検出可能な6軸力覚センサー等が挙げられる。
さらに、ロボットシステム1は、上記の他に、例えば、画像センサー、深度センサー、慣性センサー、超音波センサー、ライトカーテン、ミリ波レーダー、レーザースキャナー等を備えていてもよい。
1.ロボット
ロボット2は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが、基端側から先端側に向かってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。アーム11~16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
ロボット2は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが、基端側から先端側に向かってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。アーム11~16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
基台4と第1アーム11とは、第1関節部171を介して連結されている。第1アーム11は、基台4に対し、鉛直軸と平行な第1回動軸O1を回動中心として回動可能となっている。第1関節部171は、図3に示すように、モーター401Mおよび図示しない減速機を有する駆動部401と、角度センサー411と、を備えている。第1アーム11は、駆動部401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム11を回動させる駆動力を発生する。
第1アーム11と第2アーム12とは、第2関節部172を介して連結されている。第2アーム12は、第1アーム11に対し、水平面と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。第2関節部172は、図3に示すように、モーター402Mおよび図示しない減速機を有する駆動部402と、角度センサー412と、を備えている。第2アーム12は、駆動部402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム12を回動させる駆動力を発生する。
第2アーム12と第3アーム13とは、第3関節部173を介して連結されている。第3アーム13は、第2アーム12に対し、水平面と平行な第3回動軸O3を回動中心として回動可能となっている。第3関節部173は、図3に示すように、モーター403Mおよび図示しない減速機を有する駆動部403と、角度センサー413と、を備えている。第3アーム13は、駆動部403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム13を回動させる駆動力を発生する。
第3アーム13と第4アーム14とは、第4関節部174を介して連結されている。第4アーム14は、第3アーム13に対し、第3アーム13の中心軸と平行な第4回動軸O4を回動中心として回動可能となっている。第4関節部174は、図3に示すように、モーター404Mおよび図示しない減速機を有する駆動部404と、角度センサー414と、を備えている。第4アーム14は、駆動部404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム14を回動させる駆動力を発生する。
第4アーム14と第5アーム15とは、第5関節部175を介して連結されている。第5アーム15は、第4アーム14に対し、第4アーム14の中心軸と直交する第5回動軸O5を回動中心として回動可能となっている。第5関節部175は、図3に示すように、モーター405Mおよび図示しない減速機を有する駆動部405と、角度センサー415と、を備えている。第5アーム15は、駆動部405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム15を回動させる駆動力を発生する。
第5アーム15と第6アーム16とは、第6関節部176を介して連結されている。第6アーム16は、第5アーム15に対し、第5アーム15の先端部の中心軸と平行な第6回動軸O6を回動中心として回動可能となっている。第6関節部176は、図3に示すように、モーター406Mおよび図示しない減速機を有する駆動部406と、角度センサー416と、を備えている。第6アーム16は、駆動部406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム16を回動させる駆動力を発生する。
角度センサー411~416としては、例えば、ロータリーエンコーダー等の各種エンコーダーが挙げられる。角度センサー411~416は、駆動部401~406のモーター401M~406Mの出力軸または減速機の出力軸の回動角度を検出する。
駆動部401~406のモーター401M~406Mとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等が挙げられる。
駆動部401~406の減速機としては、例えば、複数の歯車で構成された遊星ギア型の減速機、波動減速機等が挙げられる。
駆動部401~406および角度センサー411~416は、それぞれ、ロボット制御装置8と電気的に接続されている。
ロボット制御装置8は、駆動制御部301~306を介して、駆動部401~406の動作を独立して制御する。具体的には、ロボット制御装置8は、角度センサー411~416や図示しない力検出部の検出結果に基づいて、駆動部401~406の動作条件、例えば角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。
2.ロボット制御装置の構成
ロボット制御装置8は、ロボットコントローラー81と、ロボット監視部82と、動力遮断部85と、を備えている
ロボット制御装置8は、ロボットコントローラー81と、ロボット監視部82と、動力遮断部85と、を備えている
2.1.ロボットコントローラー
ロボットコントローラー81は、駆動制御部301~306の動作を制御して、ロボット2の動作を制御する。
ロボットコントローラー81は、駆動制御部301~306の動作を制御して、ロボット2の動作を制御する。
ロボットコントローラー81のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー912、メモリー914、および、外部インターフェース916を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
プロセッサー912としては、例えばCPU(Central Processing Unit)等が挙げられる。プロセッサー912は、メモリー914に記憶された各種プログラムを実行することにより、ロボットコントローラー81の機能を実現する。
なお、プロセッサー912は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等であってもよい。
メモリー914としては、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等が挙げられる。なお、メモリー914は、非着脱式に限らず、着脱式であってもよい。
メモリー914は、各種プログラムの他、外部インターフェース916で受け付けた各種データやロボット2から出力された各種データを保存する。
外部インターフェース916としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)、RS-232C、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等が挙げられる。
上述したハードウェア構成を有するロボットコントローラー81は、前述したように、駆動制御部301~306の動作を制御して、ロボット2の動作を制御する。また、ロボットコントローラー81は、角度センサー411~416の検出結果や図示しない力検出部、画像センサー、深度センサー等の検出結果を、ロボット2の動作に反映させる。
2.2.ロボット監視部
ロボット監視部82は、互いに独立した2つの演算処理部として、第1演算処理部83と、第2演算処理部84と、を備えている。
ロボット監視部82は、互いに独立した2つの演算処理部として、第1演算処理部83と、第2演算処理部84と、を備えている。
第1演算処理部83のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー932、メモリー934、および、外部インターフェース936を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
第2演算処理部84のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー942、メモリー944、および、外部インターフェース946を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
メモリー934、944および外部インターフェース936、946は、前述したメモリー914および外部インターフェース916と同様である。
プロセッサー932、942としては、それぞれ、例えばCPU等が挙げられる。プロセッサー932、942は、メモリー934、944に記憶された各種プログラムを実行することにより、ロボット監視部82の機能を実現する。
なお、プロセッサー932、942は、それぞれ、FPGA、ASIC等であってもよい。
ロボット監視部82は、ロボットコントローラー81から独立してロボット2の動作を監視することにより、ロボットシステム1の機能安全に関わる信頼性をより高めることができる。
2.3.動力遮断部
図4は、図3に示す第1関節部171、ロボット制御装置8、および動力遮断部85の詳細図である。第1関節部171の構成は、第2関節部172、第3関節部173、第4関節部174、第5関節部175および第6関節部176の構成と同様である。したがって、以下の説明では、図4等に基づいて第1関節部171を代表に説明し、その他の関節部の説明は省略する。
図4は、図3に示す第1関節部171、ロボット制御装置8、および動力遮断部85の詳細図である。第1関節部171の構成は、第2関節部172、第3関節部173、第4関節部174、第5関節部175および第6関節部176の構成と同様である。したがって、以下の説明では、図4等に基づいて第1関節部171を代表に説明し、その他の関節部の説明は省略する。
動力遮断部85は、電源9と駆動部401との間の電力供給路91に設けられる。駆動部401~406は、それぞれ電力供給路91から電力供給を受ける。このため、動力遮断部85が電力供給路91を遮断することにより、駆動部401~406への電力供給が遮断され、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
図4に示す動力遮断部85は、第1遮断部851と、第2遮断部852と、を備える。第1遮断部851および第2遮断部852は、互いに直列に接続されている。第1遮断部851および第2遮断部852は、それぞれ、遮断信号に基づいて電力供給路91を遮断する。このため、第1遮断部851および第2遮断部852の少なくとも一方が動作すれば、駆動部401~406への電力供給を遮断することができる。したがって、動力遮断部85の冗長化を図ることができる。
3.ロボット制御装置の動作
3.1.動作指令値とエンコーダー値との比較処理
図4に示す第1関節部171は、前述したように、モーター401Mと、角度センサー411と、を備える。
3.1.動作指令値とエンコーダー値との比較処理
図4に示す第1関節部171は、前述したように、モーター401Mと、角度センサー411と、を備える。
図4に示す角度センサー411は、第1エンコーダー部421および第2エンコーダー部422を備え、多重化されている。第1エンコーダー部421および第2エンコーダー部422は、それぞれ、例えばモーター401Mの出力軸に接続されている。本実施形態では、角度センサー411を多重化することにより、モーター401Mの出力軸の角度位置の検出において冗長化を図っている。これにより、第1エンコーダー部421および第2エンコーダー部422のうち、一方に異常が発生した場合でも、他方のエンコーダー部から出力されたエンコーダー値に基づいて、モーター401Mの出力軸の角度位置を検出することができる。
第1エンコーダー部421は、モーター401Mの出力軸の角度位置を表す第1エンコーダー値E1を出力する。第2エンコーダー部422は、モーター401Mの出力軸の角度位置を表す第2エンコーダー値E2を出力する。
ロボットコントローラー81は、第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2を受信し、これらのエンコーダー値E1、E2に基づいて動作指令値M1を生成する。動作指令値M1は、モーター401Mの動作を制御して、出力軸の角度位置の目標値、すなわち、エンコーダー値E1、E2の目標値を含む。
図4に示す第1関節部171は、図示しないが、図3に示す駆動制御部301を備える。駆動制御部301は、エンコーダー値E1、E2をフィードバック信号として受信し、動作指令値M1で指定された目標値に近づくように、モーター401Mの出力軸を目的とする角度位置、角速度およびトルクで回転させる。ロボットコントローラー81は、このようにして第1関節部171を所望の角度位置に制御し、その結果、基台4に対する第1アーム11の姿勢を所望の姿勢に制御する。
ロボット監視部82の第1演算処理部83および第2演算処理部84は、それぞれ、動作指令値M1、ならびに、第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2を受信する。
図4に示す第1演算処理部83は、第1指令値比較部832を有する。第1指令値比較部832は、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1との比較処理を行い、第1指令値比較結果を出力する。また、図4に示す第1演算処理部83は、第1遮断信号出力部838を有する。第1遮断信号出力部838は、第1指令値比較結果に基づいて遮断信号B1を出力する。
具体的には、第1指令値比較部832は、動作指令値M1に含まれる第1エンコーダー値E1の目標値と、受信した第1エンコーダー値E1のフィードバック値と、の比較処理を行う。そして、目標値とフィードバック値とが等しいという第1指令値比較結果が出力された場合、第1遮断信号出力部838は、駆動制御部301や角度センサー411等が正常であると判断し、遮断信号B1を出力しない。一方、目標値とフィードバック値とが異なるという第1指令値比較結果が出力された場合、駆動制御部301や角度センサー411等に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力する。
第1遮断部851は、この遮断信号B1を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
なお、第1指令値比較部832は、動作指令値M1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行ってもよいし、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2の双方との比較処理を行ってもよい。
図4に示す第2演算処理部84は、第2指令値比較部842を有する。第2指令値比較部842は、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1との比較処理を行い、第2指令値比較結果を出力する。また、図4に示す第2演算処理部84は、第2遮断信号出力部848を有する。第2遮断信号出力部848は、第2指令値比較結果に基づいて遮断信号B2を出力する。
具体的には、第2指令値比較部842は、第1指令値比較部832と同様の比較処理を行う。そして、目標値とフィードバック値とが等しいという第2指令値比較結果が出力された場合、第2遮断信号出力部848は、駆動制御部301や角度センサー411等が正常であると判断し、遮断信号B2を出力しない。一方、目標値とフィードバック値とが異なるという第2指令値比較結果が出力された場合、駆動制御部301や角度センサー411等に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第2遮断信号出力部848は遮断信号B2を出力する。
第2遮断部852は、この遮断信号B2を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
なお、第2指令値比較部842は、動作指令値M1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行ってもよいし、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2の双方との比較処理を行ってもよい。
以上のように、本実施形態に係るロボット制御装置8は、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1または第2エンコーダー値E2との比較処理を行い、比較結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する機能を有する。すなわち、ロボット監視部82は、ロボットコントローラー81からの指令に対してロボット2が正常に動作しているか否かを診断し、動作に異常が認められた場合には、ロボット2の動作を停止させる。これにより、ロボットシステム1の安全性能を高めることができる。
なお、上記のような比較処理は、ロボット監視部82の制御周期、例えば数ミリ秒周期で行うことができる。このため、何らかの異常が認められた場合には、その異常を速やかに捉えてロボット2の動作を停止させることができる。
また、第2遮断部852は、必要に応じて設けられればよく、省略されていてもよい。その場合、第1遮断部851は、遮断信号B1、B2の双方を受信して動作するように構成されていればよい。
なお、値同士が等しい、または、値同士が異なる、という比較結果については、ノイズ等に伴う値の揺らぎを考慮して判断することができる。また、2つの値のうち、少なくとも一方の値に対して任意の演算を行った後、その演算値について比較処理を行うようにしてもよい。これらは、後述する各比較処理や相互監視処理においても同様である。
3.2.関節角度および姿勢と各許容範囲との比較処理
図4に示す第1演算処理部83は、第1姿勢比較部834を有する。第1姿勢比較部834は、ロボット2に関するパラメーターと、第1エンコーダー値E1と、に基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出する。そして、第1姿勢比較部834は、関節角度とその許容範囲との比較処理、および、姿勢とその許容範囲との比較処理、を行い、第1姿勢比較結果を出力する。第1遮断信号出力部838は、第1姿勢比較結果に基づいて遮断信号B1を出力する。
図4に示す第1演算処理部83は、第1姿勢比較部834を有する。第1姿勢比較部834は、ロボット2に関するパラメーターと、第1エンコーダー値E1と、に基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出する。そして、第1姿勢比較部834は、関節角度とその許容範囲との比較処理、および、姿勢とその許容範囲との比較処理、を行い、第1姿勢比較結果を出力する。第1遮断信号出力部838は、第1姿勢比較結果に基づいて遮断信号B1を出力する。
ロボット2に関するパラメーターとしては、例えば、アーム11~16の長さ(リンク長)、駆動部401~406が備える減速機の減速比等が挙げられる。第1姿勢比較部834は、例えば減速機の減速比と第1エンコーダー値E1とに基づいて、第1関節部171の関節角度を算出する。また、第1姿勢比較部834は、例えばリンク長と第1エンコーダー値E1とに基づいて、ロボット2の姿勢、例えば第6アーム16の先端位置や先端方向、各関節部の位置等の要素を算出する。
ロボット2に関するパラメーターは、ロボットシステム1の製造者または使用者が、ロボットコントローラー81を介して、第1演算処理部83内の図示しない記憶部にあらかじめ格納しておけばよく、また、適宜更新されてもよい。
一方、第1演算処理部83には、第1関節部171の関節角度やロボット2の姿勢について、あらかじめ許容範囲を設定しておく。このうち、関節角度の許容範囲とは、ロボットシステム1が正常であるときに、第1関節部171に許容される関節角度の範囲である。また、姿勢の許容範囲とは、ロボットシステム1が正常であるときに、ロボット2に許容される姿勢の範囲である。
これらの許容範囲は、ロボットシステム1の製造者または使用者が、ロボットコントローラー81を介して第1演算処理部83内の図示しない記憶部にあらかじめ格納しておけばよく、また、適宜更新されてもよい。
第1姿勢比較部834は、算出した関節角度と許容範囲との比較処理、および、算出した姿勢と許容範囲との比較処理、を行い、第1姿勢比較結果を出力する。そして、算出した関節角度および算出した姿勢がそれぞれ許容範囲の内側にあるという第1姿勢比較結果が出力された場合、第1遮断信号出力部838は、ロボット2の姿勢が正常であると判断し、遮断信号B1を出力しない。一方、算出した関節角度および算出した姿勢がそれぞれ許容範囲の外側にあるという第1姿勢比較結果が出力された場合、ロボット2の姿勢に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力する。
第1遮断部851は、この遮断信号B1を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
なお、第1姿勢比較部834は、パラメーターと第2エンコーダー値E2とに基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出してもよいし、パラメーターと第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2の双方とに基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出してもよい。
図4に示す第2演算処理部84は、第2姿勢比較部844を有する。第2姿勢比較部844は、ロボット2に関するパラメーターと、第1エンコーダー値E1と、に基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出する。そして、第2姿勢比較部844は、関節角度とその許容範囲との比較処理、および、姿勢とその許容範囲との比較処理、を行い、第2姿勢比較結果を出力する。第2遮断信号出力部848は、第2姿勢比較結果に基づいて遮断信号B2を出力する。
具体的には、第2姿勢比較部844は、第1姿勢比較部834と同様の比較処理を行う。そして、算出した関節角度および算出した姿勢がそれぞれ許容範囲の内側にあるという第2姿勢比較結果が出力された場合、第2遮断信号出力部848は、ロボット2の姿勢が正常であると判断し、遮断信号B2を出力しない。一方、算出した関節角度および算出した姿勢がそれぞれ許容範囲の外側にあるという第2姿勢比較結果が出力された場合、ロボット2の姿勢に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第2遮断信号出力部848は遮断信号B2を出力する。
第2遮断部852は、この遮断信号B2を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
なお、第2姿勢比較部844は、パラメーターと第2エンコーダー値E2とに基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出してもよいし、パラメーターと第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2の双方とに基づいて、第1関節部171の関節角度およびロボット2の姿勢を算出してもよい。
以上のように、本実施形態に係るロボット制御装置8は、ロボット2に関するパラメーターと第1エンコーダー値E1または第2エンコーダー値E2とから算出した関節角度および姿勢と、あらかじめ設定しておいた関節角度および姿勢の許容範囲と、の比較処理を行い、比較結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する機能を有する。すなわち、ロボット監視部82は、例えばユーザーが指定した許容範囲からロボット2の姿勢等が逸脱していないかを診断し、逸脱が認められた場合には、ロボット2の動作を停止させる。このように、本実施形態では、許容範囲をユーザー等が指定することができるため、ロボット2の動作を踏まえて適切な許容範囲を事後的に設定することが可能である。これにより、画一的に広い許容範囲を設定する必要がなく、動作に合わせた広すぎない許容範囲を設定することができる。その結果、遮断信号B1、B2が出力される頻度を抑えつつ、ロボットシステム1の安全性能を高めることができる。
なお、上記のような比較処理は、ロボット監視部82の制御周期、例えば数ミリ秒周期で行うことができる。このため、何らかの異常が認められた場合には、その異常を速やかに捉えてロボット2の動作を停止させることができる。
3.3.エンコーダー値同士の比較処理
第1エンコーダー部421は、モーター401Mの出力軸の角度位置を表す第1エンコーダー値E1を出力する。第2エンコーダー部422は、モーター401Mの出力軸の角度位置を表す第2エンコーダー値E2を出力する。したがって、第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2は、通常、等しくなる。
第1エンコーダー部421は、モーター401Mの出力軸の角度位置を表す第1エンコーダー値E1を出力する。第2エンコーダー部422は、モーター401Mの出力軸の角度位置を表す第2エンコーダー値E2を出力する。したがって、第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2は、通常、等しくなる。
図4に示すロボット制御装置8は、第1関節部171に設けられたエンコーダー値比較部86を備える。
エンコーダー値比較部86は、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行い、エンコーダー値比較結果を取得する。具体的には、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2とを比較し、両者が等しいというエンコーダー値比較結果を取得した場合、エンコーダー値比較部86は、角度センサー411が正常であると判断し、遮断信号B3を出力しない。一方、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2とが異なるというエンコーダー値比較結果を取得した場合、角度センサー411に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、エンコーダー値比較部86は遮断信号B3を出力する。
第1遮断部851および第2遮断部852は、それぞれ、この遮断信号B3を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
また、図4に示す第1演算処理部83は、第1信号中継部835を有する。第1信号中継部835は、遮断信号B3を受信すると、第1遮断信号出力部838に遮断信号B1を出力させる。つまり、第1信号中継部835は、遮断信号B3を中継するのと同等の機能を有する。その結果、第1遮断部851は、遮断信号B1を受信して、電力供給路91を遮断する。
さらに、図4に示す第2演算処理部84は、第2信号中継部845を有する。第2信号中継部845は、遮断信号B3を受信すると、第2遮断信号出力部848に遮断信号B2を出力させる。つまり、第2信号中継部845は、遮断信号B3を中継するのと同等の機能を有する。その結果、第2遮断部852は、遮断信号B2を受信して、電力供給路91を遮断する。
このように、ロボット監視部82は、遮断信号B3を受信した場合、遮断信号B1、B2を出力する。これにより、何らかの支障によって動力遮断部85が遮断信号B3を受信できない場合でも、遮断信号B1、B2を受信することで、電力供給路91を遮断することができる。その結果、動力遮断部85が遮断信号B3を受信できない場合であっても、第1エンコーダー部421または第2エンコーダー部422に異常が発生している可能性がある場合には、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
以上のように、本実施形態に係るロボット制御装置8は、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行い、比較結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する機能を有する。すなわち、ロボット監視部82は、第1エンコーダー部421と第2エンコーダー部422の双方が健全であるか否かを診断し、少なくとも一方に異常が認められた場合には、ロボット2の動作を停止させる。これにより、ロボットシステム1の安全性能を高めることができる。
また、図4に示すロボット監視部82は、遮断信号B3だけでなく、第1エンコーダー値E1および第2エンコーダー値E2も受信する。
第1演算処理部83は、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行う。そして、第1演算処理部83は、エンコーダー値E1、E2が互いに同じ場合には、第1遮断信号出力部838に遮断信号B1を出力させないが、エンコーダー値E1、E2が互いに異なる場合には、遮断信号B1を出力させる。
第2演算処理部84も、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行う。そして、第2演算処理部84は、エンコーダー値E1、E2が互いに同じ場合には、第2遮断信号出力部848に遮断信号B2を出力させないが、エンコーダー値E1、E2が互いに異なる場合には、遮断信号B2を出力させる。
ロボット監視部82は、このような機能を有することにより、エンコーダー値比較部86に異常が発生してエンコーダー値比較結果を取得することができない場合や、第1関節部171と動力遮断部85とを繋ぐ信号路に異常が発生して動力遮断部85が遮断信号B3を受信することができない場合であっても、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2とが異なっている場合には、電力供給路91を遮断するための遮断信号B1、B2を出力することができる。これにより、角度センサー411の異常および遮断信号B3の信号路の異常という複数の異常が同時に発生したとしても、ロボットシステム1の安全性能を確保することができる。
なお、上記のような比較処理は、ロボット監視部82の制御周期、例えば数ミリ秒周期で行うことができる。このため、何らかの異常が認められた場合には、その異常を速やかに捉えてロボット2の動作を停止させることができる。
また、角度センサー411の多重化が必要ない場合には、第2エンコーダー部422が省略されていてもよい。
3.4.相互監視処理
図4に示す第1演算処理部83は、第1相互監視部836を有する。第1相互監視部836は、第2演算処理部84から、第2指令値比較部842が出力した第2指令値比較結果を受信する。第1相互監視部836は、前述した第1指令値比較部832が出力した第1指令値比較結果と、受信した第2指令値比較結果と、を比較する指令値相互監視処理を行い、指令値相互監視結果を出力する。第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とが等しいという指令値相互監視結果が出力された場合、第1演算処理部83は、第1指令値比較部832および第2指令値比較部842の双方が健全であると判断し、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力しない。一方、第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とが異なるという指令値相互監視結果が出力された場合、第1指令値比較部832または第2指令値比較部842に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力する。
図4に示す第1演算処理部83は、第1相互監視部836を有する。第1相互監視部836は、第2演算処理部84から、第2指令値比較部842が出力した第2指令値比較結果を受信する。第1相互監視部836は、前述した第1指令値比較部832が出力した第1指令値比較結果と、受信した第2指令値比較結果と、を比較する指令値相互監視処理を行い、指令値相互監視結果を出力する。第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とが等しいという指令値相互監視結果が出力された場合、第1演算処理部83は、第1指令値比較部832および第2指令値比較部842の双方が健全であると判断し、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力しない。一方、第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とが異なるという指令値相互監視結果が出力された場合、第1指令値比較部832または第2指令値比較部842に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力する。
また、第1相互監視部836は、第2演算処理部84から、第2姿勢比較部844が出力した第2姿勢比較結果を受信する。第1相互監視部836は、前述した第1姿勢比較部834が出力した第1姿勢比較結果と、受信した第2姿勢比較結果と、を比較する姿勢相互監視処理を行い、姿勢相互監視結果を出力する。第1姿勢比較結果と第2姿勢比較結果とが等しいという姿勢相互監視結果が出力された場合、第1演算処理部83は、第1姿勢比較部834および第2姿勢比較部844の双方が健全であると判断し、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力しない。一方、第1姿勢比較結果と第2姿勢比較結果とが異なるという姿勢相互監視結果が出力された場合、第1姿勢比較部834または第2姿勢比較部844に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第1遮断信号出力部838は遮断信号B1を出力する。
第1遮断部851は、この遮断信号B1を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
図4に示す第2演算処理部84は、第2相互監視部846を有する。第2相互監視部846は、第1演算処理部83から、第1指令値比較部832が出力した第1指令値比較結果を受信する。第2相互監視部846は、前述した第2指令値比較部842が出力した第2指令値比較結果と、受信した第1指令値比較結果と、を比較する指令値相互監視処理を行い、指令値相互監視結果を出力する。第2指令値比較結果と第1指令値比較結果とが等しいという指令値相互監視結果が出力された場合、第2演算処理部84は、第2指令値比較部842および第1指令値比較部832の双方が健全であると判断し、第2遮断信号出力部848は遮断信号B2を出力しない。一方、第2指令値比較結果と第1指令値比較結果とが異なるという指令値相互監視結果が出力された場合、第2指令値比較部842または第1指令値比較部832に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第2遮断信号出力部848は遮断信号B2を出力する。
また、第2相互監視部846は、第1演算処理部83から、第1姿勢比較部834が出力した第1姿勢比較結果を受信する。第2相互監視部846は、前述した第2姿勢比較部844が出力した第2姿勢比較結果と、受信した第1姿勢比較結果と、を比較する姿勢相互監視処理を行い、姿勢相互監視結果を出力する。第2姿勢比較結果と第1姿勢比較結果とが等しいという姿勢相互監視結果が出力された場合、第2演算処理部84は、第2姿勢比較部844および第1姿勢比較部834の双方が健全であると判断し、第2遮断信号出力部848は遮断信号B1を出力しない。一方、第2姿勢比較結果と第1姿勢比較結果とが異なるという姿勢相互監視結果が出力された場合、第2姿勢比較部844または第1姿勢比較部834に異常が発生している可能性が高い。この状態は、正常ではないため、第2遮断信号出力部848は遮断信号B2を出力する。
第2遮断部852は、この遮断信号B2を受信して、電力供給路91を遮断する。これにより、駆動部401~406の動作を停止させることができる。
以上のように、本実施形態に係るロボット制御装置8は、第1演算処理部83による処理結果と、第2演算処理部84による処理結果と、を比較する相互監視処理を行い、相互監視結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する機能を有する。すなわち、ロボット監視部82は、第1演算処理部83と第2演算処理部84の双方が健全であるか否かを診断し、少なくとも一方に異常が認められた場合には、ロボット2の動作を停止させる。これにより、ロボットシステム1の安全性能を高めることができる。
なお、上記のような相互監視処理は、ロボット監視部82の制御周期、例えば数ミリ秒周期で行うことができる。このため、何らかの異常が認められた場合には、その異常を速やかに捉えてロボット2の動作を停止させることができる。
また、ロボット制御装置8は、上記の相互監視処理を行う機能の他、例えば、第1演算処理部83が受信したエンコーダー値比較結果と、第2演算処理部84が受信したエンコーダー値比較結果と、を相互監視する機能を有していてもよい。これにより、ロボット制御装置8は、第1関節部171と第1演算処理部83との間の信号路、および、第1関節部171と第2演算処理部84との間の信号路、の双方が健全であるか否かを診断することができる。そして、異常が認められた場合、ロボット監視部82は、遮断信号B1、B2を出力するようにすればよい。
以上のように、本実施形態に係るロボット制御装置8は、アーム11~16と、駆動部401~406と、第1エンコーダー部421と、を備えるロボット2の動作を制御する装置である。駆動部401~406は、動作指令値M1に基づいてアーム11~16を駆動する。第1エンコーダー部421は、駆動部401の動作を検出して第1エンコーダー値E1を出力する。ロボット制御装置8は、第1演算処理部83と、第2演算処理部84と、動力遮断部85と、を有する。第1演算処理部83は、第1指令値比較部832および第1相互監視部836を有する。第2演算処理部84は、第2指令値比較部842および第2相互監視部846を有する。第1指令値比較部832は、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1との比較処理を行い、第1指令値比較結果を出力する。第2指令値比較部842は、動作指令値M1と第1エンコーダー値E1との比較処理を行い、第2指令値比較結果を出力する。第1相互監視部836および第2相互監視部846は、第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とを比較する指令値相互監視処理を行う。そして、第1演算処理部83および第2演算処理部84は、指令値相互監視処理の結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する。動力遮断部85は、遮断信号B1、B2に基づいて駆動部401の動力(電力)を遮断する。
このような構成によれば、ロボット制御装置8が備えるロボット監視部82が、第1指令値比較部832および第2指令値比較部842、ならびに、第1相互監視部836および第2相互監視部846を有するため、第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とを比較する指令値相互監視処理を行うことができる。このため、ロボット監視部82の一部、具体的には第1相互監視部836または第2相互監視部846に異常が発生した場合や、第1エンコーダー部421に異常が発生した場合でも、ロボット制御装置8は、駆動部401の動力を遮断してアーム11の動作を停止させることができる。これにより、ロボット監視部82が健全でないときには、ロボット2の動作を停止することができるので、安全性能の高いロボットシステム1を実現することができる。
また、本実施形態では、第1演算処理部83が、第1指令値比較結果に基づいて遮断信号B1を出力し、第2演算処理部84が、第2指令値比較結果に基づいて遮断信号B2を出力する。
このような構成によれば、ロボット制御装置8は、指令値相互監視処理の結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力するだけでなく、第1指令値比較結果に基づいて遮断信号B1を出力したり、第2指令値比較結果に基づいて遮断信号B2を出力したりすることができる。これにより、ロボットシステム1の安全性能をより高めることができる。
また、ロボット2は、駆動部401の動作を検出して第2エンコーダー値E2を出力する第2エンコーダー部422を備えている。そして、本実施形態に係るロボット制御装置8は、エンコーダー値比較部86を有する。エンコーダー値比較部86は、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2との比較処理を行い、エンコーダー値比較結果に基づいて遮断信号B3を出力する。
このような構成によれば、エンコーダー値比較部86が、第1エンコーダー値E1と第2エンコーダー値E2との比較処理という負荷の小さい処理を行い、その結果に基づいて遮断信号B3を出力する。このようなエンコーダー値比較部86を備えることにより、ロボット制御装置8は、第1エンコーダー部421と第2エンコーダー部422の双方が健全であるか否かを診断し、少なくとも一方に異常が認められた場合には、ロボット2の動作を停止させるという機能を有する。また、エンコーダー値比較部86は、構成の簡素化が容易であるため、故障確率が低く、かつ、短時間で遮断信号B3を出力することができる。このため、ロボットシステム1の安全性能をさらに高めることができる。
また、第1演算処理部83および第2演算処理部84は、エンコーダー値比較結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する。これにより、何らかの支障によって動力遮断部85が遮断信号B3を受信できない場合でも、遮断信号B1、B2を受信することで、電力供給路91を遮断することができる。その結果、動力遮断部85が遮断信号B3を受信できない場合であっても、第1エンコーダー部421または第2エンコーダー部422に異常が発生している可能性がある場合には、駆動部401の動作を停止させることができる。
また、第1演算処理部83は、第1姿勢比較部834を有している。第1姿勢比較部834は、第1エンコーダー値E1に基づいてロボット2の姿勢を算出する。そして、第1姿勢比較部834は、ロボット2の姿勢と、姿勢についての許容範囲と、の比較処理を行い、第1姿勢比較結果を出力する。
このような構成によれば、第1姿勢比較結果が、例えば、ロボット2の姿勢が許容範囲の外側にあるという結果であった場合、ロボット制御装置8は、ロボット2の姿勢に異常が発生していると判断し、遮断信号B1を出力する。これにより、ロボットシステム1の安全性能をより高めることができる。
また、第2演算処理部84は、第2姿勢比較部844を有している。第2姿勢比較部844は、第1エンコーダー値E1に基づいてロボット2の姿勢を算出する。そして、第2姿勢比較部844は、ロボット2の姿勢と、姿勢についての許容範囲と、の比較処理を行い、第2姿勢比較結果を出力する。
このような構成によれば、第2姿勢比較結果が、例えば、ロボット2の姿勢が許容範囲の外側にあるという結果であった場合、ロボット制御装置8は、ロボット2の姿勢に異常が発生していると判断し、遮断信号B2を出力する。これにより、ロボットシステム1の安全性能をより高めることができる。
また、第1相互監視部836および第2相互監視部846は、第1姿勢比較結果と第2姿勢比較結果とを比較する姿勢相互監視処理を行う。そして、第1演算処理部83および第2演算処理部84は、姿勢相互監視処理の結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する。
このような構成によれば、ロボット制御装置8が備えるロボット監視部82が、第1指令値比較結果と第2指令値比較結果とを比較した指令値相互監視処理の結果だけでなく、第1姿勢比較結果と第2姿勢比較結果とを比較した姿勢相互監視処理の結果に基づいて遮断信号B1、B2を出力する機能を有する。このため、ロボット監視部82の高機能化を図ることができ、第1姿勢比較部834または第2姿勢比較部844に異常が発生した場合にも、駆動部401の動力を遮断してアーム11の動作を停止させることができる。これにより、ロボットシステム1の安全性能をさらに高めることができる。
また、動力遮断部85は、駆動部401~406の動力を遮断する第1遮断部851と、第1遮断部851と直列に接続されている第2遮断部852と、を備えている。第1遮断部851は、第1演算処理部83から出力される遮断信号B1に基づいて動作する。第2遮断部852は、第2演算処理部84から出力される遮断信号B2に基づいて動作する。
このような構成によれば、第1遮断部851および第2遮断部852の少なくとも一方が動作すれば、駆動部401~406への電力供給を遮断することができる。したがって、動力遮断部85の冗長化が図られる。
また、本実施形態に係るロボットシステム1は、ロボット制御装置8と、ロボット2と、を有する。ロボット制御装置8は、相互監視機能を有する第1相互監視部836および第2相互監視部846を有するロボット監視部82を備えているため、第1相互監視部836または第2相互監視部846の異常を捉えることにより、ロボット監視部82の健全性を診断することができる。これにより、ロボット監視部82が健全でないときにはロボット2の動作を停止する機能を有する、安全性能の高いロボットシステム1を実現することができる。
以上、本発明のロボット制御装置およびロボットシステムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明のロボット制御装置およびロボットシステムは、前記実施形態に限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、前記実施形態に係るロボット制御装置およびロボットシステムには、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…ロボットシステム、2…ロボット、4…基台、8…ロボット制御装置、9…電源、10…ロボットアーム、11…第1アーム、12…第2アーム、13…第3アーム、14…第4アーム、15…第5アーム、16…第6アーム、81…ロボットコントローラー、82…ロボット監視部、83…第1演算処理部、84…第2演算処理部、85…動力遮断部、86…エンコーダー値比較部、91…電力供給路、101…床、171…第1関節部、172…第2関節部、173…第3関節部、174…第4関節部、175…第5関節部、176…第6関節部、301…駆動制御部、302…駆動制御部、303…駆動制御部、304…駆動制御部、305…駆動制御部、306…駆動制御部、401…駆動部、401M…モーター、402…駆動部、402M…モーター、403…駆動部、403M…モーター、404…駆動部、404M…モーター、405…駆動部、405M…モーター、406…駆動部、406M…モーター、411…角度センサー、412…角度センサー、413…角度センサー、414…角度センサー、415…角度センサー、416…角度センサー、421…第1エンコーダー部、422…第2エンコーダー部、832…第1指令値比較部、834…第1姿勢比較部、835…第1信号中継部、836…第1相互監視部、838…第1遮断信号出力部、842…第2指令値比較部、844…第2姿勢比較部、845…第2信号中継部、846…第2相互監視部、848…第2遮断信号出力部、851…第1遮断部、852…第2遮断部、912…プロセッサー、914…メモリー、916…外部インターフェース、932…プロセッサー、934…メモリー、936…外部インターフェース、942…プロセッサー、944…メモリー、946…外部インターフェース、B1…遮断信号、B2…遮断信号、B3…遮断信号、E1…第1エンコーダー値、E2…第2エンコーダー値、M1…動作指令値、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸
Claims (9)
- アームと、動作指令値に基づいて前記アームを駆動する駆動部と、前記駆動部の動作を検出して第1エンコーダー値を出力する第1エンコーダー部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、
第1指令値比較部および第1相互監視部を有する第1演算処理部と、
第2指令値比較部および第2相互監視部を有する第2演算処理部と、
遮断信号に基づいて前記駆動部の動力を遮断する動力遮断部と、
を有し、
前記第1指令値比較部は、前記動作指令値と前記第1エンコーダー値との比較処理を行い、第1指令値比較結果を出力し、
前記第2指令値比較部は、前記動作指令値と前記第1エンコーダー値との比較処理を行い、第2指令値比較結果を出力し、
前記第1相互監視部および前記第2相互監視部は、前記第1指令値比較結果と前記第2指令値比較結果とを比較する指令値相互監視処理を行い、
前記第1演算処理部および前記第2演算処理部は、前記指令値相互監視処理の結果に基づいて前記遮断信号を出力することを特徴とするロボット制御装置。 - 前記第1演算処理部は、前記第1指令値比較結果に基づいて前記遮断信号を出力し、
前記第2演算処理部は、前記第2指令値比較結果に基づいて前記遮断信号を出力する請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットは、前記駆動部の動作を検出して第2エンコーダー値を出力する第2エンコーダー部を備え、
前記第1エンコーダー値と前記第2エンコーダー値との比較処理を行い、エンコーダー値比較結果に基づいて前記遮断信号を出力するエンコーダー値比較部を有する請求項1または2に記載のロボット制御装置。 - 前記第1演算処理部および前記第2演算処理部は、前記エンコーダー値比較結果に基づいて前記遮断信号を出力する請求項3に記載のロボット制御装置。
- 前記第1演算処理部は、前記第1エンコーダー値に基づいて前記ロボットの姿勢を算出する第1姿勢比較部を有し、
前記第1姿勢比較部は、算出した前記姿勢と、前記姿勢についての許容範囲と、の比較処理を行い、第1姿勢比較結果を出力する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット制御装置。 - 前記第2演算処理部は、前記第1エンコーダー値に基づいて前記ロボットの姿勢を算出する第2姿勢比較部を有し、
前記第2姿勢比較部は、算出した前記姿勢と、前記姿勢についての許容範囲と、の比較処理を行い、第2姿勢比較結果を出力する請求項5に記載のロボット制御装置。 - 前記第1相互監視部および前記第2相互監視部は、前記第1姿勢比較結果と前記第2姿勢比較結果とを比較する姿勢相互監視処理を行い、
前記第1演算処理部および前記第2演算処理部は、前記姿勢相互監視処理の結果に基づいて前記遮断信号を出力する請求項6に記載のロボット制御装置。 - 前記動力遮断部は、前記駆動部の動力を遮断する第1遮断部と、前記第1遮断部と直列に接続されている第2遮断部と、を備え、
前記第1遮断部は、前記第1演算処理部から出力される前記遮断信号に基づいて動作し、
前記第2遮断部は、前記第2演算処理部から出力される前記遮断信号に基づいて動作する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット制御装置。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロボット制御装置と、
前記ロボットと、
を有することを特徴とするロボットシステム。
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