JP2022118499A - 画像形成装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷の高速化と、印刷可能なページ数の保証を両立させることができる画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】MFP100は、PC160から印刷ジョブを受信した際、印刷ジョブから生成された画像データ及び属性データを圧縮してHDD114に格納するが、プリンタ140及び印刷ジョブが特定の条件を満たす場合、属性データについては非圧縮形式でHDD114に格納する。その後、印刷対象の属性データがHDD114に圧縮属性データとして格納されている場合、HDD114の圧縮画像データ及び圧縮属性データを伸長し、これらのデータからプリンタ140で印刷する画像を生成する一方、印刷対象の属性データがHDD114に非圧縮形式で格納されている場合、伸長された圧縮画像データとHDD114から読み出した属性データからプリンタ140で印刷する画像を生成する。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関し、特に、画像データを印刷する機能を有する画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、デジタル複合機等の画像形成装置による印刷処理においては、印刷するハーフトーンの画像データ生成処理において、その画像データに対応する属性データを用いて、画像処理を切り替える技術が存在する。
また、PDLデータに含まれる画像データを圧縮する際に、その画像データに対応する属性データを用いて、圧縮方法や圧縮率を切り替える技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
さらに、近年は、画像データをHDDなどの記憶装置により多く格納するため、画像データ及びそれに対応する属性データを夫々圧縮して記憶装置に保存するようになっている。
特開2006-159458号公報
しかしながら、記憶装置に格納された画像データを印刷する場合、圧縮して記憶装置に保存されている画像データ及びそれに対応する属性データの画像伸長処理を行う必要があるため、画像形成装置の印刷速度を高速化しても、本来の印刷速度で印刷できない。
ここで、この画像伸長処理のうち、特に時間を要するのは属性データの画像伸長処理であるため、属性データについては非圧縮で記憶装置に格納すれば、かかる課題は解決される。しかしその場合、記憶装置に格納可能な属性データの量が大幅に減少し、印刷可能なページ数を保証できなくなる。
そこで本発明は、印刷の高速化と、印刷可能なページ数の保証を両立させることができる画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、画像格納部に格納されるデータから生成された画像を印刷する印刷手段を有する画像形成装置であって、印刷ジョブを取得する取得手段と、前記取得した印刷ジョブから、画像データ及びそれに対応する属性データを生成する画像描画手段と、前記画像データを圧縮し、圧縮画像データを生成する第1の画像圧縮手段と、前記属性データを圧縮し、圧縮属性データを生成する第2の画像圧縮手段と、前記画像格納部に前記圧縮画像データと前記圧縮属性データを格納する画像格納手段と、前記画像格納部から読み出した前記圧縮画像データを伸長し、画像データを生成する第1の画像伸長手段と、前記画像格納部から読み出した前記圧縮属性データを伸長し、属性データを生成する第2の画像伸長手段と、前記第1の画像伸長手段で生成された画像データ、及び前記第2の画像伸長手段で生成された属性データから、前記印刷手段で印刷する画像を生成する印刷画像生成手段と、前記印刷手段と前記印刷ジョブが特定の条件を満たす場合、前記第2の画像圧縮手段で前記圧縮属性データを生成することなく、前記画像描画手段で生成された属性データを非圧縮形式で前記画像格納部に格納するよう前記画像格納手段を制御する第1の制御手段と、前記印刷画像生成手段により前記印刷手段で印刷する画像を生成する際、印刷対象の属性データが前記非圧縮形式で前記画像格納部に格納されている場合、前記第2の画像伸長手段による属性データの生成を行うことなく、前記画像格納部から前記非圧縮形式の属性データを読み出し、前記第1の画像伸長手段で生成された画像データ、及び前記読み出した非圧縮形式の属性データから、前記印刷手段で印刷する画像を生成するよう前記印刷画像生成手段を制御し、前記印刷手段により高速化画像印刷処理を実行する第2の制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷の高速化と、印刷可能なページ数の保証を両立させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施例1)
図1は、実施例1に係る画像形成装置としてのMFP100の構成を示すブロック図である。
図1は、実施例1に係る画像形成装置としてのMFP100の構成を示すブロック図である。
MFP100は、原稿を読み取って複写したり、プリントしたり、LANを介して接続するPC160や管理サーバ170等の外部装置に画像を送信あるいは受信する装置である。
図1に示すように、MFP100は、制御部110、スキャナ130、プリンタ140、操作部150を備える。
制御部110は、画像入力デバイスであるスキャナ130や画像出力デバイスであるプリンタ140(印刷手段)と接続されており、画像情報の入出力を制御する。また、制御部110はLANに接続され、これを経由して印刷ジョブの受信などを行う。
制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD114、ネットワークI/F115、デバイスI/F116、操作部I/F117、画像処理部118、及び画像メモリ119を備える。
ここで、画像メモリ119はRAM112と同様に揮発性のメモリであり、情報を一時的に記憶するために使用される。また、画像メモリ119は、HDD114と比較して、データの読み出し/書き込み速度が速いが、情報を記憶できる領域が小さい。このため、画像メモリ119に記憶された画像データが読み出され、別の画像データで上書きされる前に、CPU111はHDD114に画像データを退避させる。
CPU111は、MFP100の動作を制御するものであり、ROM113に格納されたプログラムに基づいて動作する。
ROM113は、MFP100の動作を制御するためのプログラムが格納されている。
HDD114(画像格納部)は、画像データやプログラム等が格納されている記憶装置である。
MFP100では、CPU111がHDD114にアクセスする際、HDD114内の画像データをファイル単位として扱うことが可能なファイルシステムが用いられている。具体的には、CPU111は、アプリケーションからの指示をファイルシステムで受け付け、その指示内容に応じて、ファイルパス付のファイル名を指定してHDD114のファイルを開き、そのファイルの書き込みや、そのファイル内のデータの読み取りを行う。
HDD114に格納されたプログラムがRAM112にロードされ、CPU111はこれに基づいてMFP100の動作を制御する。
ネットワークI/F115は、LANに接続されて、LAN経由でPC160や管理サーバ170等の外部装置と通信を行い、各種情報の入出力を司る。
デバイスI/F116は、画像入出力デバイスであるスキャナ130やプリンタ140と制御部110とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
操作部I/F117は、操作部150と制御部110を接続するインターフェースであり、操作部150に表示するための画像データを操作部150に出力する。また、操作部I/F117は、操作部150からユーザが入力した情報をCPU111に伝達する。
画像処理部118は、LAN経由で受信した印刷データや、デバイスI/F116から入出力される画像データに対して画像処理を行う。
図2は、MFP100において実行される、従来の画像印刷処理の概略を説明する図である。
図2の上段に示すステップS201~S208は、MFP100が、取得した印刷ジョブに含まれるPDL文書から、画像データ及びそれに対応する属性データを生成し、夫々の圧縮処理をしてHDD114に保存するまでの動作を示す。また、図2の下段に示すステップS209~S214は、HDD114に保存された圧縮画像データ及び圧縮属性データを夫々伸長した後、伸長後のこれらのデータに基づきハーフトーン画像を生成し、印刷するまでの動作を示す。
尚、ここでは、MFP100が取得した印刷ジョブはPDL文書を印刷するPDLジョブである場合について説明するが、PDLジョブ以外の印刷ジョブであってもよい。
ステップS201で、MFP100の制御部110は、RIP動作によりネットワークI/F115(取得手段)がPC160から受信した印刷ジョブに含まれるPDLデータをCPU111で解釈し、中間画像データの生成を行う。
ステップS202で、制御部110は、画像処理部118(画像描画手段)で中間画像データからPDLデータの画像描画処理を行い、RIP画像データを生成する。ここで生成されるRIP画像データは、画像データ及びそれに対応する属性データからなる。画像データは、印刷処理する画像データそのものである。属性データは、画像データを構成する各画素がどのような画像を構成するデータであるかを示す情報、具体的には、文字や図形、写真などの分類に対して、各画素がどの分類に属するかを示す情報である。属性データは、後段の印刷処理において使用される。
ステップS203,S206で、制御部110は、ステップS202で生成された画像データ及びそれに対応する属性データを、夫々画像処理部118(第1及び第2の画像圧縮手段)で圧縮処理を行う。これにより、制御部110は、JPEG形式の圧縮画像データを生成すると共に(ステップS204)、JBIG形式の圧縮属性データを生成する(ステップS207)。
ステップS205,S208で、制御部110(画像格納手段)は、ステップS204で生成されたJPEG形式の圧縮画像データ、及びステップS207で生成されたJBIG形式の圧縮属性データを別々のファイルとして、HDD114に格納する。
ステップS201~S208のPDLデータのRIP動作が完了した後に、MFP100の制御部110は、HDD114に格納された圧縮画像データを印刷する動作を開始する。
まず、ステップS209,S213で、制御部110は、RIP動作により、ステップS205,S208でHDD114に格納された圧縮画像データ及びこれに対応する圧縮属性データを夫々読み出す。
ステップS210,S214で、制御部110は、HDD114から読み出した圧縮画像データと圧縮属性データに対して、画像処理部118(第1及び第2の画像伸長手段)で画像伸長処理を行い、画像データ及びこれに対応する属性データを生成する。
ステップS211で、制御部110は、ステップS210,S214で生成された画像データと属性データから、画像処理部118(印刷画像生成手段)で印刷用のハーフトーン画像データを生成するハーフトーン画像生成処理を行う。このハーフトーン画像生成処理では、対応する属性データに応じて、画像データに対する処理内容を切り替える。具体的には、画像データに対するフィルタ処理で適用するフィルタ係数の切り替えや、ハーフトーン処理におけるスクリーン線数の切り替え、もしくはスクリーンと誤差拡散の切り替えを行う。
ステップS212で、制御部110は、ステップS211のハーフトーン画像生成処理で生成されたハーフトーン画像データをデバイスI/F116を介してプリンタ140に出力し、印刷処理を行う。
図3は、MFP100において実行される、本実施例に係る画像印刷処理の概略を説明する図である。
図3の上段に示すステップS301~S307は、MFP100が、取得した印刷ジョブに含まれるPDLデータから画像データ及びそれに対応する属性データを生成し、画像データのみを圧縮処理後、夫々のデータをHDD114に保存するまでの動作を示す。また、図3の下段に示すステップS308~S312は、HDD114に保存された圧縮画像データを伸長した後、その伸長後のデータ及びHDD114にある属性データに基づきハーフトーン画像を生成し、印刷するまでの動作を示す。図3の下段に示す本実施例での印刷動作は、図2の下段に示す従来の印刷動作と比べて高速に印刷が可能であるため、以下、図3の画像印刷処理を、高速化画像印刷処理と記載する。
ステップS301で、図2のステップS201と同様に、MFP100の制御部110は、RIP動作によりネットワークI/F115がPC160から受信した印刷ジョブに含まれるPDLデータをCPU111で解釈し、中間画像データの生成を行う。
ステップS302で、制御部110は、図2のステップS202と同様に、画像処理部118で中間画像データからPDLデータの画像描画処理を行い、RIP画像データを生成する。ここで生成されるRIP画像データは、画像データ及びそれに対応する属性データからなる。
ステップS303で、制御部110は、ステップS302で生成された画像データ及び属性データのうち、画像データについてのみ、画像処理部118で圧縮処理を行う。これにより、制御部110は、JPEG形式の圧縮画像データを生成する(ステップ304)。
ステップS305で、制御部110は、ステップS304で生成されたJPEG形式の圧縮画像データをHDD114に格納する。一方、本実施例では図2に示す従来の画像印刷処理とは異なり、属性データについては、ステップS302の画像描画処理で非圧縮形式のデータが生成されると(ステップS306)、圧縮処理を行わずにそのままHDD114に格納する(ステップS307)。
ステップS301~S307のPDLデータのRIP動作が完了した後に、MFP100の制御部110は、HDD114に格納された圧縮画像データを印刷する動作を開始する。
まず、ステップS308,S312で、制御部110は、RIP動作により、ステップS305でHDD114に格納された圧縮画像データと、ステップS307でHDD114に格納された非圧縮形式の属性データを夫々読み出す。
ステップS309で、制御部110は、HDD114から読み出した圧縮画像データに対して、画像処理部118で画像伸長処理を行い、画像データを生成する。一方、属性データについては、ステップS307で非圧縮形式のデータとしてHDD114に格納されていたため、画像伸長処理は行わない。このため、図3の高速画像印刷処理では、属性データに対する画像伸長処理に要する処理時間だけ、図2の従来の画像印刷動作よりも時間を短縮でき、高速な印刷動作を行うことができる。
次に、ステップS310で、制御部110は、画像処理部118で、ステップS309で生成された画像データと、ステップS312でHDD114から読み出した属性データから、印刷用のハーフトーン画像データを生成するハーフトーン画像生成処理を行う。図2での説明と同様に、このハーフトーン画像生成処理では、対応する属性データに応じて、画像データに対する処理内容を切り替える。
ステップS311で、制御部110は、ステップS310のハーフトーン画像生成処理で生成されたハーフトーン画像データをデバイスI/F116を介してプリンタ140に出力し、印刷処理を行う。
図4は、本実施例における、MFP100で実行される属性データ保存処理のフローチャートである。本処理では、図2で説明したように、属性データを圧縮してHDD114に保存するか、図3で説明したように、属性データを非圧縮形式でHDD114に保存するかを判定する。
尚、本処理は、ROM113に格納されたプログラム内のジョブ処理モジュールを、CPU111が実行することによって実現される。また本処理は、PC160からMFP100に印刷ジョブが送信されたときに開始する。尚、スキャナ130に設置される原稿のコピー指示を操作部150で受け付け、制御部110がスキャナ130で読み込んだ文書についての印刷ジョブを生成したときに開始するようにしてもよい。
ステップS401において、制御部110は、プリンタ140が図3の高速化画像印刷処理に対応した機種(対象機種)であるか否かの判定を行う。対象機種である場合(ステップS401でYES)、ステップS402に進み、さらに判定を行う。一方、対象機種でない場合(ステップS401でNO)、ステップS406に進み、制御部110は、図2で説明した従来の画像印刷処理におけるステップS201~S208を実行した後、本処理を終了する。これにより、属性データがJBIG形式で圧縮された後、HDD114に格納される。
ステップS402において、制御部110は、MFP100から送信された印刷ジョブのジョブ種別がPDL文書を印刷するジョブ(PDLジョブ)であるか否かの判定を行う。ジョブ種別がPDLジョブではない場合(ステップS402でNO)、画像データの1画素当たりの属性データのデータサイズが小さく、属性データの画像伸長処理に要する処理時間も短い。このため、ステップS406に進み、制御部110は、図2で説明したように、従来技術である、属性データをJBIG形式で圧縮した後、HDD114に格納する動作を行い、本処理を終了する。一方、ジョブ種別がPDLジョブである場合(ステップS402でYES)、画像データの1画素当たりの属性データのデータサイズが大きく、属性データの画像伸長処理に要する処理時間が比較的長いため、ステップS403に進み、さらに判定を行う。
ステップS403において、制御部110は、ジョブの設定として、画像データをHDD114の保存スペースに格納する設定(BOX格納設定)が有効であるか、判定を行う。ここでBOX格納設定が有効である場合、MFP100において、スキャナ130で読み込んだ文書や、PC160などから送信されたPDL文書をHDD114の保存スペースに保存し、文書の統合やページ削除などの編集を行うことができる。また、その編集後の文書については、プリンタ140で印刷することや、LAN経由でPC160に送信することができる。本実施例では、以下この保存スペースをBOXと記載する。
ステップS403の判定の結果、BOX格納設定が有効である場合、ステップS406に進み、図2で説明したように、従来技術である、属性データをJBIG形式で圧縮した後、HDD114に格納する動作を行い、本処理を終了する。すなわち、BOX格納設定が有効である場合は、図3で説明した、HDD114(ここではそのBOX)に属性データを非圧縮形式で保存するという方式は採らない。この方式を採ると、BOXに格納できるPDL文書のページ数が、属性データをJBIG形式で圧縮した場合と比較して、大幅に少なくなり、保存対象のPDL文書の全ての属性データをBOXに保存できなくなる可能性があるためである。一方、BOX格納設定が有効でない場合(ステップS403でNO)、ステップS404に進み、さらに判定を行う。
ステップS404において、制御部110は、属性データ切り替え設定について、判定を行う。属性データ切り替え設定は、ステップS404において操作部150に表示されるUI画面(不図示)において切り替え可能にユーザ選択される設定である。具体的には、属性データを非圧縮形式でHDD114に保存する設定、及びJBIG形式で圧縮して保存する設定の一方が、属性データ切り替え設定としてユーザ選択される。図2、図3を用いて上述したように、属性データを非圧縮形式で保存すると、高速な印刷動作を行うことができる一方で、JBIG形式で圧縮して保存する場合よりも、HDD114に格納できるPDL文書のページ数が減少してしまう。例えば、従来通り属性データをJBIG形式で圧縮すればHDD114に格納できた数万ページからなるPDL文書を、印刷の高速化のため属性データを非圧縮形式のままとするとHDD114に容量不足で格納できず、ジョブが実行できなくなる場合がある。このため、本実施例では、ページ数の多いPDL文書を印刷する場合を想定して、属性データ切り替え設定を設けている。
ステップS404の判定の結果、属性データ切り替え設定として、属性データを非圧縮形式でHDD114に保存する設定がユーザ選択されている場合、ステップS405に進む。
ステップS405において、制御部110(第1の制御手段)は、図3で説明した高速化画像印刷処理におけるステップS301~S307を実行した後、本処理を終了する。これにより、属性データが非圧縮形式のままHDD114に格納される。
一方、ステップS404の判定の結果、属性データ切り替え設定として、属性データをJBIG形式で圧縮して保存する設定がユーザ選択されている場合、ステップS406に進む。
ステップS406において、制御部110は、図2で説明したように、属性データを圧縮してHDD114に保存し、本処理を終了する。
尚、図4の処理では、属性データ切り替え設定をユーザ選択できる構成としたが、BOX格納設定が有効でない場合(ステップS403でNO)、直接ステップS405に進むようにしてもよい。
図5は、本実施例における、MFP100で実行される画像伸長処理のフローチャートである。本処理では、HDD114から読み出す印刷対象である画像データ及び属性データについて、図2で説明したように、その両方のデータの画像伸長処理を行うか、図3で説明したように、画像データのみ画像伸長処理を行うかが判断される。
尚、本処理は、ROM113に格納されたプログラム内のジョブ処理モジュールを、CPU111が実行することによって実現される。また本処理は、図4の処理が完了した後に開始する。
ステップS501において、制御部110は、印刷対象の属性データが、非圧縮形式でHDD114に格納されているか、圧縮形式でHDD114に格納されている否かの判定を行う。
属性データが圧縮形式(JBIG形式)で格納されている場合(ステップS501でNO)、HDD114から読み出す画像データだけでなく属性データについても画像伸長処理を行うと判断し、ステップS503に進む。
一方、属性データが非圧縮形式で格納されている場合(ステップS501でYES)、HDD114から読み出す属性データの画像伸長処理は不要であり、HDD114から読み出す画像データのみ画像伸長処理を行うと判断し、ステップS502に進む。
ステップS502において、制御部110(第2の制御手段)は、図3のステップS308~S311に示す高速化印刷用の画像形成処理を実行した後、本処理を終了する。
ステップS503において、制御部110は、図2のステップS209~S212に示す通常印刷用の画像形成処理を実行した後、本処理を終了する。
以上のように、本実施例によれば、プリンタ140が対象機種であり、且つ印刷ジョブがPDLジョブでBOX格納設定が有効であるという特定の条件を満たす場合、非圧縮形式で属性データを保存する。これにより、画像印刷動作の高速化が可能となる。一方、上記特定の条件を満たす場合であっても、属性データを圧縮形式でHDD114に保存する設定が属性データ切り替え設定としてユーザ選択された場合は、圧縮形式で属性データを保存する。これにより、画像印刷動作の高速化と印刷可能なページ数の保証を両立させることが可能となる。
(実施例2)
実施例2では、属性データ保存処理において、プリンタ140の速度に応じて、属性データを、圧縮してHDD114に保存するか、非圧縮形式でHDD114に保存するかを判定する。
実施例2では、属性データ保存処理において、プリンタ140の速度に応じて、属性データを、圧縮してHDD114に保存するか、非圧縮形式でHDD114に保存するかを判定する。
尚、以下の説明は、実施例1との差分についてのみ行い、説明箇所以外については実施例1と同様である。
図6は、本実施例における、MFP100で実行される属性データ保存処理のフローチャートである。本処理では、図2で説明したように、属性データを圧縮してHDD114に保存するか、図3で説明したように、属性データを非圧縮形式でHDD114に保存するかを判定する。
尚、本処理は、ROM113に格納されたプログラム内のジョブ処理モジュールを、CPU111が実行することによって実現される。また本処理は、PC160からMFP100に印刷ジョブが送信されたときに開始する。尚、スキャナ130に設置される原稿のコピー指示を操作部150で受け付け、制御部110がスキャナ130で読み込んだ文書についての印刷ジョブを生成したときに開始するようにしてもよい。
ステップS601において、制御部110は、プリンタ140が図3の高速化画像印刷処理に対応した機種(対象機種)であるか否かの判定を行う。対象機種である場合(ステップS601でYES)、ステップS602に進み、さらに判定を行う。一方、対象機種でない場合(ステップS601でNO)、ステップS608に進み、制御部110は、図2で説明した従来の画像印刷処理におけるステップS201~S208を実行した後、本処理を終了する。これにより、属性データがJBIG形式で圧縮された後、HDD114に格納される。
ステップS602において、制御部110は、MFP100から送信された印刷ジョブのジョブ種別がPDL文書を印刷するジョブ(PDLジョブ)であるか否かの判定を行う。ジョブ種別がPDLジョブではない場合(ステップS602でNO)、画像データの1画素当たりの属性データのデータサイズが小さく、属性データの画像伸長処理に要する処理時間も短い。このため、ステップS608に進み、制御部110は、図2で説明したように、従来技術である、属性データをJBIG形式で圧縮した後、HDD114に格納する動作を行い、本処理を終了する。一方、ジョブ種別がPDLジョブである場合(ステップS602でYES)、画像データの1画素当たりの属性データのデータサイズが大きく、属性データの画像伸長処理に要する処理時間が比較的長いため、ステップS603に進み、さらに判定を行う。
ステップS603において、制御部110は、ジョブの設定として、BOX格納設定が有効であるか、判定を行う。
ステップS603の判定の結果、BOX格納設定が有効である場合、ステップS608に進み、図2で説明したように、従来技術である、属性データをJBIG形式で圧縮した後、HDD114に格納する動作を行い、本処理を終了する。すなわち、BOX格納設定が有効である場合は、図3で説明した、HDD114(ここではそのBOX)に属性データを非圧縮形式で保存するという方式は採らない。この方式を採ると、BOXに格納できるPDL文書のページ数が、属性データをJBIG形式で圧縮した場合と比較して、大幅に少なくなり、保存対象のPDL文書の全ての属性データをBOXに保存できなくなる可能性があるためである。一方、BOX格納設定が有効でない場合(ステップS603でNO)、ステップS604に進み、さらに判定を行う。
ステップS604からの処理において、制御部110(確認手段)は、PDLジョブに対してページ毎に圧縮画像データ及び非圧縮形式の属性データをHDD114に保存するが、その前に、HDD114の空き容量を確認する。HDD114の空き容量が小さい場合、PDLジョブで印刷する全ページ分の属性データを非圧縮形式ではHDD114に格納できず、そのPDLジョブの印刷が途中で停止してしまう可能性があるからである。このため、HDD114の空き容量が閾値以下の場合(ステップS604でYES)、ステップS607に進む。そしてステップS607において、制御部110は、PDLジョブの現在処理中のページ以降のページについては全て、図2で説明したように、従来技術である、属性データをJBIG形式で圧縮した後、HDD114に格納する動作を行い、本処理を終了する。
一方、HDD114の空き容量が閾値より大きい場合(ステップS604でNO)、ステップS605に進み、現在処理中のページについては、制御部110は図3で説明した高速化画像印刷処理におけるステップS301~S307を実行する。これにより、属性データが非圧縮形式のままHDD114に格納される。その後、ステップS606に進み、PDLジョブの全ページの画像データ及び属性データがHDD114に保存されたか否か(全ページ処理が完了したか)の判定を行う。
ステップS606において、制御部110は、全ページ処理が完了している場合、本処理を終了し、そうでない場合は、ステップS604に戻る。
以上のように、本実施例によれば、PDLジョブの画像データ及び属性データをページ毎にHDD114に保存する際、HDD114の空き容量に応じて、属性データを非圧縮形式で保存するか、圧縮形式で保存するかを切り替える。これにより、画像印刷動作の高速化を実現しつつ、ページ数の多いPDLジョブについても正常に動作することを保証することが可能となる。
尚、本実施例では、図4のステップS404に対応するステップは設けられていないが、ステップS604の処理の直前にステップS404に対応するステップを設けてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実行可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実行可能である。
100 MFP
110 制御部
111 CPU
114 HDD
115 ネットワークI/F
118 画像処理部
130 スキャナ
140 プリンタ
150 操作部
160 PC
110 制御部
111 CPU
114 HDD
115 ネットワークI/F
118 画像処理部
130 スキャナ
140 プリンタ
150 操作部
160 PC
Claims (8)
- 画像格納部に格納されるデータから生成された画像を印刷する印刷手段を有する画像形成装置であって、
印刷ジョブを取得する取得手段と、
前記取得した印刷ジョブから、画像データ及びそれに対応する属性データを生成する画像描画手段と、
前記画像データを圧縮し、圧縮画像データを生成する第1の画像圧縮手段と、
前記属性データを圧縮し、圧縮属性データを生成する第2の画像圧縮手段と、
前記画像格納部に前記圧縮画像データと前記圧縮属性データを格納する画像格納手段と、
前記画像格納部から読み出した前記圧縮画像データを伸長し、画像データを生成する第1の画像伸長手段と、
前記画像格納部から読み出した前記圧縮属性データを伸長し、属性データを生成する第2の画像伸長手段と、
前記第1の画像伸長手段で生成された画像データ、及び前記第2の画像伸長手段で生成された属性データから、前記印刷手段で印刷する画像を生成する印刷画像生成手段と、
前記印刷手段と前記印刷ジョブが特定の条件を満たす場合、前記第2の画像圧縮手段で前記圧縮属性データを生成することなく、前記画像描画手段で生成された属性データを非圧縮形式で前記画像格納部に格納するよう前記画像格納手段を制御する第1の制御手段と、
前記印刷画像生成手段により前記印刷手段で印刷する画像を生成する際、印刷対象の属性データが前記非圧縮形式で前記画像格納部に格納されている場合、前記第2の画像伸長手段による属性データの生成を行うことなく、前記画像格納部から前記非圧縮形式の属性データを読み出し、前記第1の画像伸長手段で生成された画像データ、及び前記読み出した非圧縮形式の属性データから、前記印刷手段で印刷する画像を生成するよう前記印刷画像生成手段を制御し、前記印刷手段により高速化画像印刷処理を実行する第2の制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記特定の条件の一つは、前記取得手段で取得された印刷ジョブの設定として、前記画像格納部の保存スペースに編集を行うために画像データを保存する設定が有効であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1の制御手段は、前記印刷手段と前記印刷ジョブが前記特定の条件を満たしていても、前記画像描画手段で生成された属性データを圧縮して前記画像格納部に保存する設定が指定されている場合、前記第2の画像圧縮手段で生成された前記圧縮属性データを前記画像格納部に格納するよう前記画像格納手段を制御することを特徴とする、請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記特定の条件の一つは、前記取得手段で取得された印刷ジョブがPDLジョブであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1の制御手段は、
前記印刷手段と前記印刷ジョブが前記特定の条件を満たしていても、前記PDLジョブに対してページ毎に、前記圧縮画像データ及び前記属性データを前記画像格納部に格納する前に、前記画像格納部の空き容量を確認する確認する確認手段を更に備え、
前記確認された空き容量が閾値以下の場合、現在処理中のページ以降のページの属性データを前記第2の画像圧縮手段で圧縮して、前記画像格納部に格納し、前記確認された空き容量が前記閾値より大きい場合、現在処理中のページの属性データを前記第2の画像圧縮手段で圧縮せずに、前記画像格納部に格納するよう、前記画像格納手段を制御することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記特定の条件の一つは、前記印刷手段が、前記高速化画像印刷処理に対応した機種であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像格納部に格納されるデータから生成された画像を印刷する印刷手段を有する画像形成装置の制御方法であって、
印刷ジョブを取得する取得ステップと、
前記取得した印刷ジョブから、画像データ及びそれに対応する属性データを生成する画像描画ステップと、
前記画像データを圧縮し、圧縮画像データを生成する第1の画像圧縮ステップと、
前記属性データを圧縮し、圧縮属性データを生成する第2の画像圧縮ステップと、
前記画像格納部に前記圧縮画像データと前記圧縮属性データを格納する画像格納ステップと、
前記画像格納部から読み出した前記圧縮画像データを伸長し、画像データを生成する第1の画像伸長ステップと、
前記画像格納部から読み出した前記圧縮属性データを伸長し、属性データを生成する第2の画像伸長ステップと、
前記第1の画像伸長ステップで生成された画像データ、及び前記第2の画像伸長ステップで生成された属性データから、前記印刷手段で印刷する画像を生成する印刷画像生成ステップと、
前記印刷手段と前記印刷ジョブが特定の条件を満たす場合、前記第2の画像圧縮ステップで前記圧縮属性データを生成することなく、前記画像描画ステップで生成された属性データを非圧縮形式で前記画像格納部に格納するよう前記画像格納ステップを制御する第1の制御ステップと、
前記印刷画像生成ステップにおいて前記印刷手段で印刷する画像を生成する際、印刷対象の属性データが前記非圧縮形式で前記画像格納部に格納されている場合、前記第2の画像伸長ステップによる属性データの生成を行うことなく、前記画像格納部から前記非圧縮形式の属性データを読み出し、前記第1の画像伸長ステップで生成された画像データ、及び前記読み出した非圧縮形式の属性データから、前記印刷手段で印刷する画像を生成するよう前記印刷画像生成ステップを制御し、前記印刷手段により高速化画像印刷処理を実行する第2の制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させる、コンピュータにより実行可能なプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021015068A JP2022118499A (ja) | 2021-02-02 | 2021-02-02 | 画像形成装置、制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021015068A JP2022118499A (ja) | 2021-02-02 | 2021-02-02 | 画像形成装置、制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022118499A true JP2022118499A (ja) | 2022-08-15 |
Family
ID=82839893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021015068A Pending JP2022118499A (ja) | 2021-02-02 | 2021-02-02 | 画像形成装置、制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022118499A (ja) |
-
2021
- 2021-02-02 JP JP2021015068A patent/JP2022118499A/ja active Pending
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