JP2022115046A - 電磁波透過構造、電磁波透過構造アレイ及び電磁波透過オフセット方法 - Google Patents

電磁波透過構造、電磁波透過構造アレイ及び電磁波透過オフセット方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁波透過構造を提供する。【解決手段】電磁波の収束に適用される電磁波透過構造であって、基板と、前記基板に設けられ、1つの金属リングシートを含む透過ユニットと、を備え、前記金属リングシートの内径の加重平均及び外径の加重平均は、それぞれ前記電磁波の波長、前記電磁波透過構造と焦点に収束する前記電磁波との間の焦点距離、及び前記電磁波の発生源から前記焦点までの入射距離に関連し、前記金属リングシートの円周上の複数の内径及び複数の外径の変化傾向は同様であり、前記内径にそれぞれ対応する複数の重みは基準軸と前記内径との間の複数の参照夾角に関連し、前記外径にそれぞれ対応する複数の重みは前記基準軸と前記外径との間の前記参照夾角に関連する電磁波透過構造。【選択図】図1

Description

本発明は、構造、アレイ及び方法に関し、特に電磁波透過構造、電磁波透過構造アレイ及び電磁波透過オフセット方法に関する。
移動通信システムでは、電磁波の短波長と高損失、及び建物、樹木、家具、看板などの遮蔽のため、通信の死角、暗い領域、または信号の弱い領域が発生する場合が多い。従来の解決方法には、基地局または強波装置を増設する手段が使用されるため、基地局を構築する場合、数千や数万の小型基地局または強波装置を緊密に構築することは、莫大なコストと多くの人件費を要する大規模なプロジェクトになり、しかも、かなりの電力を消耗し、後続の保守作業は時間と手間がかかり、ひいては、基地局の付近に住む住民を心理的圧力を与えることになる。
これを鑑みて、本発明者は、伝送経路で電磁波のエネルギーを高めたり、電磁波の放射方向を変えたりして、当該電磁波を通信の死角にスムーズに入るようにするために、電磁波透過構造、電磁波透過オフセット方法及電磁波透過構造アレイを提供する。
前記電磁波透過構造は、電磁波の収束に適用され、基板と、前記基板に設けられ、1つの金属リングシートを含む透過ユニットと、を備え、前記金属リングシートの内径の加重平均及び外径の加重平均は、それぞれ前記電磁波の波長、前記電磁波透過構造と焦点に収束する前記電磁波との間の焦点距離、及び前記電磁波の発生源から前記焦点までの入射距離に関連し、前記金属リングシートの円周上の複数の内径及び複数の外径の変化傾向は同様であり、前記内径にそれぞれ対応する複数の重みは前記金属リングシートの中心を通過する基準軸と前記内径との間の複数の参照夾角に関連し、前記外径にそれぞれ対応する複数の重みは前記基準軸と前記外径との間の前記参照夾角に関連する。
さらに、前記金属リングシートは、円形、楕円形、多角形のいずれかから選ばれ、前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均はそれぞれ以下の内径関数の関数値及び外径関数の関数値に相当できる。
Figure 2022115046000002
Figure 2022115046000003
ただし、hiは前記内径関数であり、hoは前記外径関数であり、cは前記入射距離の半分であり、dは前記焦点距離であり、λは前記波長である。
さらに、前記基板は、硬質板、軟質板のいずれかから選ばれる。
さらに、前記透過ユニットは、透明なものと不透明なもののいずれかである。
さらに、前記基板は、前記軟質板である場合、円柱状に巻き取られる。
さらに、前記電磁波透過構造は、前記基板に設けられるとともに、前記金属リングシート内に位置する複数の偏波ユニットをさらに備え、各偏波ユニットは前記電磁波の偏波を変更させる。
前記電磁波透過構造は、電磁波の収束に適用され、基板と、前記基板に設けられ、複数の金属リングシートを含む透過ユニットと、を備え、前記金属リングシートの内径の加重平均はいずれも異なり、同じ中心で間隔をあけて配列され、各金属リングシートの前記内径の加重平均及び外径の加重平均は、それぞれ各金属リングシートの前記中心に対して配列される順序、前記電磁波の波長、前記電磁波透過構造と焦点に収束する前記電磁波との間の焦点距離、及び前記電磁波の発生源から前記焦点までの入射距離に関連し、各金属リングシートの円周上の複数の内径及び複数の外径の変化傾向は同様であり、前記内径にそれぞれ対応する複数の重みは前記金属リングシートの中心を通過する基準軸と前記内径との間の複数の参照夾角に関連し、前記外径にそれぞれ対応する複数の重みは前記基準軸と前記外径との間の前記参照夾角に関連する。
さらに、各金属リングシートは、円形、楕円形、多角形のいずれかから選ばれ、各金属リングシートの前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均はそれぞれ以下の内径関数の関数値及び外径関数の関数値に相当できる。
Figure 2022115046000004
Figure 2022115046000005
ただし、nは前記中心に対して内側から外側の順序でn番目の金属リングシートであり、hniはn番目の金属リングシートの前記内径関数であり、hnoはn番目の金属リングシートの前記外径関数であり、cは前記入射距離の半分であり、dは前記焦点距離であり、λは前記波長である。
前記電磁波透過オフセット方法は、以下の工程を含む。
電磁波を上記の電磁波透過構造に入射させ、前記電磁波は前記電磁波透過構造に入射した後、-25度~25度である角度でオフセットして射出し、前記電磁波の入射方向が前記電磁波透過構造の法線ベクトルと平行する場合、前記電磁波は前記電磁波透過構造に入射した後前記法線ベクトルと前記角度をなすようにオフセットして射出し、前記電磁波の前記入射方向と前記電磁波透過構造の前記法線ベクトルとが前記角度をなす場合、前記電磁波は前記電磁波透過構造に入射した後前記法線ベクトルと平行するようにオフセットして射出する。
前記電磁波透過構造アレイは、複数の上記電磁波透過構造を備え、上記の各電磁波透過構造の前記基板は円柱状に巻き取られ、前記電磁波透過構造は、基準点を円心とし、前記波長に関連する距離を半径とする基準円に配列され、前記電磁波透過構造は、それぞれ参照座標軸と夾角をなす。
上記の技術的特徴に従って以下の効果を達成することができる。
1.前記電磁波透過構造により、前記電磁波の入射後、前記電磁波エネルギーを収束する効果を達成し、受信方向のゲインを強化することができ、また、前記電磁波が前記電磁波透過構造に入射した後、-25度~25度の前記角度でオフセットして射出することができ、このため、前記電磁波透過構造を設けることによって、前記電磁波が入射した後にオフセットして通信の死角に到達することができる。
2.前記電磁波透過構造は、実際の配置要求に応じて、前記基板を前記硬質板や前記軟質板に調整し、又は、前記透過ユニットへ透明や不透明などの様々な変化を付与することにより、いずれも前記電磁波エネルギーを収束する効果を達成することができる。
3.前記基板が前記円柱状に巻き取られること、及び設けられた位置により、前記電磁波は前記電磁波透過構造を透過する際に主波束方向を変えることができる。
4.前記偏波ユニットにより、前記電磁波は前記電磁波透過構造を透過する際に偏波を変更させることができる。
5.前記電磁波透過構造アレイにより、前記電磁波は前記電磁波透過構造アレイを透過する際に、複数の主波束に同時に収束されることができる。
本発明の第1の実施例を示す斜視図である。 前記第1の実施例による透過ユニットを示す上面図である。 電磁波が前記第1の実施例に入射して焦点に収束する模式図である。 前記電磁波が前記第1の実施例に入射して前記焦点に収束する模式図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ負方向のX軸方向に向かって0ミリメートル、20ミリメートル及び40ミリメートルオフセットする場合、受信アンテナは前記電磁波透過構造を介して射出された前記電磁波を受信するシミュレーション図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ負方向のX軸方向に向かって0ミリメートル、20ミリメートル及び40ミリメートルオフセットする場合、XZ断面では、送信アンテナ及び前記電磁波透過構造の主波束方向のゲイン及び角度の変化を示すシミュレーション図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ負方向のY軸方向に向かって0ミリメートル、20ミリメートル及び40ミリメートルオフセットする場合、前記受信アンテナは前記電磁波透過構造を介して射出された前記電磁波を受信するシミュレーション図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ負方向の前記Y軸方向に向かって0ミリメートル、20ミリメートル及び40ミリメートルオフセットする場合、YZ断面では、前記送信アンテナ及び前記電磁波透過構造の主波束方向の前記ゲイン及び前記角度の変化を示すシミュレーション図である。 電磁無響室内の前記電磁波透過構造のXZ平面フィールドパターンを示す測定図である。 前記電磁無響室内の前記電磁波透過構造のYZ平面フィールドパターンを示す測定図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ正方向の前記X軸の方向に向かって0ミリメートル、10ミリメートル、20ミリメートル、30ミリメートル、40ミリメートル、50ミリメートル及び60ミリメートルオフセットする場合、前記受信アンテナは前記電磁波透過構造を介して射出された前記電磁波を受信するシミュレーション図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ正方向の前記X軸の方向に向かって0ミリメートル、10ミリメートル、20ミリメートル、30ミリメートル、40ミリメートル、50ミリメートル及び60ミリメートルオフセットする場合、前記送信アンテナ及び前記電磁波透過構造の主波束方向の前記ゲイン及び前記角度の変化を示すシミュレーション図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ負方向の前記Y軸方向に向かって0ミリメートル、10ミリメートル、20ミリメートル、30ミリメートル、40ミリメートル、50ミリメートル及び60ミリメートルオフセットする場合、前記受信アンテナは前記電磁波透過構造を介して射出された前記電磁波を受信するシミュレーション図である。 前記電磁波透過構造をそれぞれ負方向の前記Y軸方向に向かって0ミリメートル、10ミリメートル、20ミリメートル、30ミリメートル、40ミリメートル、50ミリメートル及び60ミリメートルオフセットする場合、前記送信アンテナ及び前記電磁波透過構造の主波束方向の前記ゲイン及び前記角度の変化を示すシミュレーション図である。 本発明の第2の実施例を示す上面図である。 前記第2の実施例が曲がった状態にある模式図である。 前記電磁無響室内の前記第2の実施例の前記XZ平面フィールドパターンを示す測定図である。 前記電磁無響室内の前記第2の実施例の前記YZ平面フィールドパターンを示す測定図である。 本発明の第3の実施例を示す上面図である。 前記電磁無響室内の前記第3の実施例の前記XZ平面フィールドパターンを示す測定図である。 前記電磁無響室の前記第3の実施例の前記YZ平面フィールドパターンを示す測定図である。 本発明の第4の実施例を示す模式図である。 前記第4の実施例のXY平面フィールドパターンを示す測定及びシミュレーション図である。 本発明の第5の実施例を示す模式図である。 本発明の第6の実施例を示す模式図である。 前記第6の実施例の前記XY平面フィールドパターンを示す測定及びシミュレーション図である。 本発明の第7の実施例を示す模式図である。 前記第7の実施例の前記XZ平面フィールドパターンを示す測定及びシミュレーション図である。 本発明の第8の実施例を示す模式図である。 本発明の第9の実施例を示す模式図である。 各金属リングシートがそれぞれ十二角形、十角形、八角形である場合、前記電磁波透過構造はXZ断面では、前記送信アンテナ及び前記電磁波透過構造の主波束方向のゲイン及び角度の変化を示すシミュレーション図である。 本発明の第10の実施例を示す模式図である。
上記技術的特徴に基づいて、本発明の電磁波透過構造、電磁波透過構造アレイ、及び電磁波透過オフセット方法の主な効果は、以下の実施例において明確に示される。
図1~図3を参照されたく、本発明の第1の実施例であり、前記第1の実施例は、基板1と透過ユニット2を備える電磁波透過構造10である。
前記透過ユニット2は前記基板1に設けられる。前記基板1は概ね長方形を呈し、硬質板であり、前記硬質板は、ガラス強化炭化水素とセラミック層のプレス板、繊維強化エポキシ樹脂板、ガラス板などから選ばれることができ、本例では、前記基板1は高周波マイクロ波板の前記ガラス強化炭化水素とセラミック層のプレス板であり、且つ厚さが0.508mmである。前記透過ユニット2は複数の金属リングシート21を備え、各金属リングシート21は、円形、楕円形、多角形のいずれかから選ばれ、本例では、前記金属リングシート21の形状は円形であり、前記金属リングシート21のそれぞれの内径の加重平均はいずれも異なり、前記金属リングシート21は同じ中心で間隔をあけて配列され、各金属リングシート21の前記内径の加重平均及び外径の加重平均は、それぞれ各金属リングシート21の前記中心に対して配列する順序、前記電磁波の波長、前記電磁波透過構造10と焦点Fに収束する前記電磁波との焦点距離、及び前記電磁波の発生源Sから前記焦点Fまでの入射距離に関連する。また、各金属リングシート21の円周上の複数の内径及び複数の外径の変化傾向は同様であり、前記内径にそれぞれ対応する複数の重みは前記外径にそれぞれ対応する複数の重みと同様であり、前記内径の重みが前記中心を通過する基準軸Dと前記内径との間の複数の参照夾角βに関連し、前記基準軸Dに近いほど、前記重みが重くなることを予め設定すると、前記内径の前記重みは前記参照夾角βの余弦関数の絶対値にすることができ、逆に、前記基準軸Dから離れるほど、前記重みが重くなることを予め設定すると、前記内径の前記重みは前記参照夾角βの正弦関数の絶対値にすることができ、なお、前記重みは、前記参照夾角βのオイラーの公式の絶対値も使用することができる。
前記電磁波透過構造10を使用することで電磁波透過オフセット方法を実行することができ、前記電磁波透過オフセット方法を実行する前に、まず、前記電磁波の前記発生源Sの発生源位置、前記電磁波透過構造10を設けるための設置位置、及び前記電磁波が前記電磁波透過構造10に入射した後前記焦点Fに収束するフォーカス位置を予め設定し、前記発生源位置、前記設置位置及び前記フォーカス位置に基づき前記焦点距離及び前記入射距離を求め、各金属リングシート21の内径関数及び外径関数は前記波長、前記焦点距離及び前記入射距離に関連する。なお、前記電磁波透過構造10に必要なサイズに応じて、いくつの前記金属リングシート21を前記基板1に設けるかを予め設定し、本例では、2つの金属リングシート21を例として説明する。
各金属リングシート21の前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均は、それぞれ以下の前記内径関数の関数値及び前記外径関数の関数値に相当できる。
Figure 2022115046000006
Figure 2022115046000007
ただし、hniはn番目の金属リングシート21の前記内径関数であり、hnoはn番目の金属リングシート21の前記外径関数であり、nは前記中心に対して内側から外側の順序でn番目の金属リングシート21であり、cは前記入射距離の半分であり、dは前記焦点距離であり、λは前記波長である。このため、前記内径関数、前記外径関数、及び予め設定された前記波長、前記焦点距離、前記入射距離に基づき各金属リングシート21の前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均にそれぞれ対応する前記関数値を求めることができる。各金属リングシート21の前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均から各金属リングシート21の前記内径及び前記外径の関係式を導き出し、さらに、各金属リングシート21の形態を導き出すことができる。
本例の各金属リングシート21は円形であり、例えば1番目の前記金属リングシート21の前記内径の関係式を計算する場合、前記基準軸DをYZ断面として予め設定し、且つ前記基準軸Dから離れるほど、前記重みが重くなり、前記内径の前記重みは前記参照夾角βの正弦関数の絶対値である。
下記は、1番目の前記金属リングシート21の内縁を形成する関数である。
Figure 2022115046000008
(x、y)は、1番目の前記金属リングシート21の内縁がXY平面での座標を示し、r1は、1番目の前記金属リングシート21の内径を示す。
1番目の前記金属リングシート21の内径r1は本例では求められるパラメータであり、1番目の前記金属リングシート21の前記内径関数の関数値h1iは前記内径の加重平均に相当し、1番目の前記金属リングシート21の前記内径関数の関数値h1iは本例では予め設定された後の既知のパラメータである。
Figure 2022115046000009
上式から1番目の前記金属リングシート21のいずれかの内径r1が前記内径の加重平均に等しいことを求める。つまり、各金属リングシート21が円形である場合、各金属リングシート21の前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均はそれぞれいずれかの内径及びいずれかの外径に等しい。同樣にして、1番目の前記金属リングシート21のいずれかの外径R1、2番目の前記金属リングシート21のいずれかの内径r2及びいずれかの外径R2を導き出すことができる。
図1、図3及び図4を参照されたく、前記電磁波は前記電磁波透過構造10に垂直に入射し、即ち、前記電磁波の入射方向は前記電磁波透過構造10の法線ベクトルと平行し、一部の前記電磁波は前記電磁波透過構造10の前記金属リングシート21の間に入射する場合に透過できるが、一部の前記電磁波は前記電磁波透過構造10の前記金属リングシート21に入射する時に反射され、このため、前記電磁波が前記電磁波透過構造10に入射した後、位相が近い前記電磁波を透過させ、逆位相の前記電磁波を反射させ、つまり、位相差が建設的干渉である前記電磁波を透過させ、位相差が破壊的干渉である前記電磁波を反射させ、これにより、前記電磁波エネルギーを収束する効果を達成し、前記電磁波が前記電磁波透過構造10に入射した後ゲインを強化することができ、また、前記電磁波が入射した後に前記法線ベクトルと角度θをなすようにオフセットして射出し、前記角度θが-25度~25度であり、注意する必要があるのは、オフセットされた前記角度θ範囲内で射出した前記電磁波の前記ゲイン減衰は3dBiより小さく、dBiはゲインの単位を示す。さらに追加する必要があるのは、前記電磁波の伝達は相反性があるため、前記電磁波の前記入射方向と前記電磁波透過構造10の前記法線ベクトルとが前記角度θをなす場合、前記電磁波は前記電磁波透過構造10に入射した後に前記法線ベクトルと平行にオフセットして射出する。このため、前記電磁波透過構造10は、前記電磁波がある位置でオフセットすることによって通信の死角に入るように設定されることができ、通信の死角が存在するという従来の問題を改善することができ、非常に便利である。
図5及び図6を参照されたく、シミュレーション例では、蝶ネクタイアンテナを送信アンテナ3として使用し、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3はいずれもXY平面に平行に設けられ、且つZ軸の方向において間隔をあけて、前記電磁波の周波数は28GHzであり、前記波長λが前記電磁波の周波数から換算され、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3の距離は5倍の前記波長λとして設定され、前記焦点距離は100倍の前記波長λとして設定され、これらのパラメータから前記金属リングシート21のそれぞれの前記内径、前記外径を取得し、このようなサイズに従って前記電磁波透過構造10をシミュレートする。
前記電磁波は前記電磁波透過構造10に垂直に入射し、前記電磁波透過構造10を負方向のX軸方向に向かってオフセットさせ、0ミリメートルオフセットする場合、前記角度θが0度であり、主波束方向における前記蝶ネクタイアンテナ及び前記電磁波透過構造10によって形成されたシステムの前記ゲインが17.3dBiであり、20ミリメートルオフセットする場合、前記角度θが16度であり、前記システムの前記主波束方向が16度に変わって、且つ前記主波束方向における前記システムの前記ゲイン減衰が16dBiであり、28ミリメートルオフセットする場合、前記角度θが22度であり、前記システムの前記主波束方向が22度に変わって、且つ前記主波束方向における前記システムの前記ゲイン減衰が14.45dBiであり、3dBiより小さい範囲内にある。前記電磁波透過構造10は対称的な構造であるため、前記電磁波透過構造10が正方向の前記X軸方向に向かってオフセットする結果は負方向の前記X軸方向に向かってオフセットする結果と同様である。
図7及び図8を参照されたく、前記電磁波透過構造10が負方向のY軸方向に向かってオフセットし、0ミリメートルオフセットする場合、前記角度θが0度であり、前記主波束方向における前記システムの前記ゲインは17.3dBiであり、20ミリメートルオフセットする場合、前記角度θが16度であり、前記システムの主波束方向が16度に変わって、且つ前記主波束方向における前記システムの前記ゲインレートが16.2dBiに減少し、30ミリメートルオフセットする場合、前記角度θが25度であり、前記システムの主波束方向が25度に変わって、且つ前記主波束方向における前記システムの前記ゲイン減衰が14.5dBiであり、3dBiより小さい範囲内にある。前記電磁波透過構造10は対称的な構造であるため、前記電磁波透過構造10が正方向の前記Y軸方向に向かってオフセットする結果は負方向の前記Y軸方向に向かってオフセットする結果と類似する。前記システムの前記ゲインの図から分かるように、前記電磁波透過構造10がオフセットする距離は大きくなるほど、前記システムの波束走査の範囲が大きくなるが、前記ゲインが減衰する。
さらに追加する必要があるのは、前記透過ユニット2は、1つの前記金属リングシート21のみを備えてもよく、前記透過ユニット2に必要な面積が小さいため、前記電磁波透過構造10は、必要に応じて全体の体積を縮小することができるが、前記電磁波が1つの前記金属リングシート21に入射する前記ゲインは低い。
図9、図10及び図11を参照されたく、本発明の電磁波透過構造10の他の実践であり、前記基板1は前記繊維強化エポキシ樹脂板であり、且つ厚さが0.254mmであり、前記電磁波の周波数が28GHzであり、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3との距離が3倍の前記波長λであり、前記電磁波透過構造10を電磁無響室に置いて測定し、図9はXZ平面フィールドパターンであり、図10はYZ平面フィールドパターンであり、測定図から分かるように、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3(システム)のゲインが11.2dBi増加し、半出力波束幅(3dBi帯域幅)も10度に減少する。
図11及び図12を参照されたく、本実践をシミュレートすると、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3はいずれも前記Z軸の方向に間隔をあけて前記XY平面に平行に設けられ、前記電磁波透過構造10は正方向の前記X軸方向に向かってオフセットすると、前記電磁波透過構造10がオフセットする距離は大きいほど、前記システムのフィールドタイプの変化も明らかになり、前記システムのゲインは、前記電磁波透過構造10と受信アンテナの中心との距離が大きくなるにつれて、低下し始め、前記電磁波透過構造10はオフセットしない場合、前記システムのゲインは14.6dBiであり、前記システムの主波束方向は0度であり、前記電磁波透過構造10は60mmオフセットする場合、前記システムのゲインが11.1dBiであり、前記システムの主波束方向は0度から29度に変わって、前記電磁波透過構造10がオフセットする距離は大きくなる場合、前記システムの波束走査の範囲が広くなるが、前記ゲイン會が減衰するようになることが明らかである。
図13及び図14を参照されたく、前記電磁波透過構造10は、対称的な構造であるため、負方向の前記Y軸方向に向かってオフセットする結果と正方向の前記X軸方向に向かってオフセットする結果は類似し、前記電磁波透過構造10が60mmオフセットする場合、前記システムのゲインは12dBiであり、前記システムの主波束方向は0度から26度に変わる。
図15及び図16を参照されたく、本発明の第2の実施例であり、前記第1の実施例と類似し、相違点は、前記基板1が軟質板であり、前記軟質板は使用の状態に応じて曲がることができ、前記電磁波透過構造10は、実際の配置には、自由度がより多く、環境適応性がより高いことであり、本例では、前記基板1はシリカゲルであり、厚さが0.1mmであり、前記電磁波の周波数は28GHzであり、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3との距離は3倍の前記波長であり、前記電磁波透過構造10も前記電磁無響室に置いて測定し、図17はXZ平面フィールドパターンであり、図18はYZ平面フィールドパターンであり、測定図から分かるように、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3(システム)のゲインは11.3dBi増加し、半出力波束幅(3dBi帯域幅)も10.5度に減少し、実際の測定後、前記基板1が前記軟質板であっても前記電磁波を収束する効果を有することが検証される。
図19を参照されたく、本発明の第3の実施例であり、前記第1の実施例と類似し、相違点は、前記透過ユニット2が透明であることであり、本例では、前記透過ユニット2の材質は酸化インジウムスズであり、前記酸化インジウムスズは、フィルム状の場合、透明で導電性があり、前記透過ユニット2も同じく透明な前記基板1に設けられ、このため、前記第3の実施例は例えば窓に配置されることができ、前記電磁波透過構造10に配置上でより高い柔軟性及び適用性を持たせ、本例では、前記基板1の厚さが0.7mmであり、前記透過ユニット2の厚さが261nmであり、前記透過ユニット2の抵抗率が1.305×106Ωmであり、前記透過ユニットの導電率が7.6×105Sm-1であり、前記電磁波の周波数が28GHzであり、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ3との距離は3倍の前記波長であり、前記電磁波透過構造10も前記電磁無響室に置いて測定し、図20はXZ平面フィールドパターンであり、図21はYZ平面フィールドパターンであり、測定図から分かるように、前記電磁波透過構造10と前記送信アンテナ(システム)のゲインは11.1dBi増加し、半出力波束幅も10度に減少し、実際の測定後、前記透過ユニット2も透明で前記電磁波を収束する効果を有することが検証される。
図22及び図23を参照されたく、本発明の第4の実施例であり、前記第2の実施例との類似点は、図16に示すように、前記基板1が円柱状に巻き取られることであり、前記第2の実施例との相違点は、前記透過ユニット2が透明であることであり、前記電磁波透過構造10は、前記送信アンテナ3から5倍の前記波長距離に設定され、前記送信アンテナ3は不非対称ストリップコリニアアンテナであり、前記送信アンテナ3から送信された前記電磁波は前記電磁波透過構造10を透過した後、前記電磁波のゲインが増加し、半出力波束幅も減少し、その後、前記電磁波透過構造10を、前記送信アンテナ3を円心として、5倍の前記波長を半径とする基準円に取り囲むように設け、前記電磁波透過構造10が30度に回転する時の位置を測定し、前記電磁波透過構造10を透過する前記電磁波も前記電磁波透過構造10の位置に追従して主波束方向を変えることが分かる。
図24を参照されたく、本発明の第5の実施例であり、前記第3の実施例と類似し、相違点は、前記電磁波透過構造10は複数の偏波ユニット4をさらに備えることであり、前記偏波ユニット4は前記基板1に設けられ、注意すべきなのは、前記偏波ユニット4が前記中心に最も近い前記金属リングシート21内、前記金属リングシート21の間、及び前記中心から最も離れる前記金属リングシート21の外周のうちの少なくとも1つに位置し、前記偏波ユニット4を設けるカバレッジが広いほど、偏波を変える能力が強くなり、本例では、前記偏波ユニット4は前記中心に最も近い前記金属リングシート21内及び前記金属リングシート21の間に位置する。各偏波ユニット4は、前記電磁波の偏波を変えさせる。本例では、各偏波ユニット4はリングシート41及び長方形シート42を備え、前記長方形シート42は前記リングシート41内に位置し、且つ水平線と傾斜角度をなし、前記傾斜角度が45度であり、前記リングシート41及び前記長方形シート42の材質は金属であり、各偏波ユニット4は直線偏波円形偏波ユニットである。前記第2の実施例の前記電磁波透過構造10は透過する前記電磁波の偏波を変えなく、前記電磁波を収束する利点のみを有するが、前記第5の実施例では、前記電磁波透過構造10は、透過する前記電磁波の-7度~6度のアンテナ軸比を3dB以下にさせ、即ち、-7度~6度の前記電磁波は前記偏波ユニット4の影響を受けて円偏波に近づき、前記電磁波透過構造10の半出力波束幅は-3度~3度であり、前記アンテナ軸比が3dBより小さい範囲内にある。このため、前記電磁波透過構造10は前記偏波ユニット4とともに前記電磁波の偏波を変えらせる。各偏波ユニット4が直線偏波ユニットである場合、前記電磁波透過構造10は前記電磁波を直線偏波に変え、各偏波ユニット4が楕円偏波ユニットである場合、前記電磁波透過構造10は前記電磁波を楕円偏波に変えらせる。
図25及び図26を参照されたく、本発明の第6の実施例であり、前記第6の実施例は電磁波透過構造アレイであり、前記電磁波透過構造アレイは複数の前記電磁波透過構造10を備え、各電磁波透過構造10は、前記第4の実施例の前記基板1のように、前記円柱状に巻き取られ、前記電磁波透過構造10は、基準点を円心として、前記波長に関連する距離を半径とする基準円に配列され、前記電磁波透過構造10はそれぞれ参照座標軸Lと夾角をなし、前記参照座標軸Lは前記基準点を通過する。本例では、2つの前記電磁波透過構造10を使用し、前記半径は5倍の前記波長であり、前記送信アンテナ3を前記基準点に設け、説明の便宜上で、前記電磁波透過構造10を異なる符号で示し、そのうちの一方の前記電磁波透過構造10aは前記参照座標軸Lに沿って90度回転し、他方の前記電磁波透過構造10bは前記参照座標軸Lに沿って-90度回転し、前記電磁波透過構造10aが前記電磁波透過構造10bに重なり、前記送信アンテナ3により近く、前記電磁波透過構造10bが前記送信アンテナ3から離れ、図26から分かるように、前記送信アンテナ3から送信された前記電磁波は前記電磁波透過構造アレイを透過した後、90度及び-90度で2つの主波束がある。このため、前記電磁波透過構造アレイにより、前記電磁波を透過した後複数の主波束に同時に収束する。
図27及び図28を参照されたく、本発明の第7の実施例であり、前記第6の実施例と類似し、相違点は、そのうちの一方の前記電磁波透過構造10aは前記参照座標軸Lと0度をなし、他方の前記電磁波透過構造10bは前記参照座標軸Lに沿って90度回転することであり、前記電磁波透過構造10aは前記電磁波透過構造10bと重なり、前記電磁波透過構造10aが前記送信アンテナ3により近く、前記電磁波透過構造10bは前記送信アンテナ3から離れ、図28から分かるように、前記送信アンテナ3から送信された前記電磁波は前記電磁波透過構造アレイを透過した後、0度及び90度でそれぞれ主波束が発生する。
図29を参照されたく、本発明の電磁波透過構造アレイの第8の実施例であり、前記第6の実施例と類似し、相違点は、そのうちの一方の前記電磁波透過構造10aは前記参照座標軸Lに沿って5度回転し、他の前記電磁波透過構造10bは前記参照座標軸Lに沿って-5度回転することであり、前記電磁波透過構造10aが前記電磁波透過構造10bに重なり、前記電磁波透過構造10aが前記送信アンテナ3により近く、前記電磁波透過構造10bが前記送信アンテナ3から離れ、前記送信アンテナ3から送信された前記電磁波は前記電磁波透過構造アレイを透過した後、広い主波束が発生して、波束整形の効果を達成する。
図30及び図31を参照されたく、本発明の第9の実施例であり、前記第1の実施例と類似し、相違点は、各金属リングシート21が十二角形であることである。前記基準軸DをXZ断面として予め設定し、且つ前記基準軸Dに近いほど、前記重みが重くなると、前記内径の前記重みは前記参照夾角βの余弦関数の絶対値であり、各金属リングシート21の前記内径は前記十二角形関数により得られることができ、n番目の金属リングシート21の前記内径の加重平均の計算は前述の前記内径関数hniの前記関数値に符合する必要があり、同様に、各金属リングシート21の前記外径も前記十二角形関数により得られ、n番目の金属リングシート21の前記外径の加重平均の計算は前述の前記外径関数hnoの前記関数値に符合する必要がある。図31から分かるように、各金属リングシート21は前記十二角形、十角形である場合、前記主波束方向における前記システムの前記ゲインは17dBに近づき、各金属リングシート21は八角形である場合、前記主波束方向における前記システムの前記ゲインは15dB~16dBである。
図32を参照されたく、本発明の第10の実施例であり、前記第9の実施例と類似し、相違点は、各金属リングシート21が楕円形であることであり、前記基準軸Dを前記XZ断面として予め設定すると、前記内径の前記重みは前記参照夾角βの余弦関数の絶対値である。
下記は、1番目の前記金属リングシート21の内縁を形成する関数である。
Figure 2022115046000010
(x、y)は、1番目の前記金属リングシート21の内縁がXY平面での座標を示し、aは前記楕円形の長軸の半分を示し、bは前記楕円形の短軸の半分を示す。
Figure 2022115046000011
以上の式子から1番目の前記金属リングシート21の内縁と前記楕円形の前記長軸及び前記短軸との関係式を求めることができ、適切な1番目の前記金属リングシート21を推定することができる。
このため、いずれかの金属リングシート21は、関数により形状を示すことができる任意の閉鎖的なリングシートとして設計することができる。
以上のように、前記電磁波透過構造10により、前記電磁波が入射した後前記電磁波エネルギーを収束する効果を達成し、受信方向の前記ゲインを強化することができ、より好ましくは、前記電磁波が前記電磁波透過構造10に入射した後に前記角度θでオフセットして射出することができ、且つ前記角度θが-25度~25度であり、前記ゲイン減衰は3dBiより小さい範囲内にあり、このため、前記電磁波透過構造10を設けることによって、前記電磁波が入射した後にオフセットして、通信の死角に入ることができ、通信の死角での受信不良の問題を解決し、非常に便利であり、なお、前記電磁波透過構造10は、実際の配置要求に応じて、前記基板1を前記硬質板や前記軟質板に調整し、または前記透過ユニット2へ透明などの様々な変化を付与することができ、いずれも前記電磁波エネルギーを収束する効果を達成することができ、また、前記基板1を前記円柱状に巻き取ってその位置を設定することにより、前記電磁波は前記電磁波透過構造10を透過する際に主波束方向を変えることができ、さらに、前記偏波ユニット4により、前記電磁波が前記電磁波透過構造10を透過する際に偏波を変えることができ、なお、さらに、前記電磁波透過構造アレイにより、前記電磁波は前記電磁波透過構造アレイを透過する時に、複数の主波束に同時に収束することができる。
上記実施例の説明に基づいて、本発明の操作、使用及び本発明の発生する効果を十分に理解することができ、以上の前記実施例は本発明の好ましい実施例にすぎず、これによって本発明の実施範囲を限定すべきではなく、即ち、本発明の特許請求の範囲及び発明の説明内容に従って行った簡単な同等変化や修飾は、いずれも本発明に含まれる範囲内に属する。
10 電磁波透過構造
10a 電磁波透過構造
10b 電磁波透過構造
1 基板
2 透過ユニット
21 金属リングシート
3 送信アンテナ
4 偏波ユニット
41 リングシート
42 長方形シート
X X軸
Y Y軸
Z Z軸
D 基準軸
r1 1番目の金属リングシートの内径
r2 2番目の金属リングシートの内径
R1 1番目の金属リングシートの外径
R2 2番目の金属リングシートの外径
β 参照夾角
F 焦点
S 発生源
c 入射距離の半分
d 焦点距離
S 電磁波の発生源
F 焦点
θ 角度
L 参照座標軸
a 楕円形長軸の半分
b 楕円形短軸の半分

Claims (14)

  1. 電磁波の収束に適用される電磁波透過構造であって、
    基板と、
    前記基板に設けられ、1つの金属リングシートを含む透過ユニットと、
    を備え、
    前記金属リングシートの内径の加重平均及び外径の加重平均は、それぞれ前記電磁波の波長、前記電磁波透過構造と焦点に収束する前記電磁波との間の焦点距離、及び前記電磁波の発生源から前記焦点までの入射距離に関連し、前記金属リングシートの円周上の複数の内径及び複数の外径の変化傾向は同様であり、前記内径にそれぞれ対応する複数の重みは前記金属リングシートの中心を通過する基準軸と前記内径との間の複数の参照夾角に関連し、前記外径にそれぞれ対応する複数の重みは前記基準軸と前記外径との間の前記参照夾角に関連する電磁波透過構造。
  2. 前記金属リングシートは、円形、楕円形、多角形のいずれかから選ばれ、前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均はそれぞれ以下の内径関数の関数値及び外径関数の関数値に相当でき、
    Figure 2022115046000012
    Figure 2022115046000013
    ただし、hiは前記内径関数であり、hoは前記外径関数であり、cは前記入射距離の半分であり、dは前記焦点距離であり、λは前記波長である請求項1に記載の電磁波透過構造。
  3. 前記基板は、硬質板、軟質板のいずれかから選ばれる請求項1に記載の電磁波透過構造。
  4. 前記透過ユニットは、透明なものと不透明なもののいずれかである請求項1に記載の電磁波透過構造。
  5. 前記基板は、前記軟質板である場合、円柱状に巻き取られる請求項3に記載の電磁波透過構造。
  6. 前記基板に設けられるとともに、前記金属リングシート内に位置する複数の偏波ユニットをさらに備え、各偏波ユニットは前記電磁波の偏波を変更させる請求項1に記載の電磁波透過構造。
  7. 電磁波の収束に適用される電磁波透過構造であって、
    基板と、
    前記基板に設けられ、複数の金属リングシートを含む透過ユニットと、
    を備え、
    前記金属リングシートの内径の加重平均はいずれも異なり、同じ中心で間隔をあけて配列され、各金属リングシートの前記内径の加重平均及び外径の加重平均は、それぞれ各金属リングシートの前記中心に対して配列される順序、前記電磁波の波長、前記電磁波透過構造と焦点に収束する前記電磁波との間の焦点距離、及び前記電磁波の発生源から前記焦点までの入射距離に関連し、各金属リングシートの円周上の複数の内径及び複数の外径の変化傾向は同様であり、前記内径にそれぞれ対応する複数の重みは前記金属リングシートの中心を通過する基準軸と前記内径との間の複数の参照夾角に関連し、前記外径にそれぞれ対応する複数の重みは前記基準軸と前記外径との間の前記参照夾角に関連する電磁波透過構造。
  8. 各金属リングシートは、円形、楕円形、多角形のいずれかから選ばれ、各金属リングシートの前記内径の加重平均及び前記外径の加重平均はそれぞれ以下の内径関数の関数値及び外径関数の関数値に相当でき、
    Figure 2022115046000014
    Figure 2022115046000015
    ただし、nは前記中心に対して内側から外側の順序でn番目の金属リングシートであり、hniはn番目の金属リングシートの前記内径関数であり、hnoはn番目の金属リングシートの前記外径関数であり、cは前記入射距離の半分であり、dは前記焦点距離であり、λは前記波長である請求項7に記載の電磁波透過構造。
  9. 前記基板は、硬質板、軟質板のいずれかから選ばれる請求項7に記載の電磁波透過構造。
  10. 前記透過ユニットは、透明なものと不透明なもののいずれかである請求項7に記載の電磁波透過構造。
  11. 前記基板は、前記軟質板である場合、円柱状に巻き取られる請求項9に記載の電磁波透過構造。
  12. 前記基板に設けられるとともに、前記中心に最も近い前記金属リングシート内、前記金属リングシートの間、及び前記中心から最も離れる前記金属リングシートの外周のうちの少なくとも1つに位置する複数の偏波ユニットをさらに備え、各偏波ユニットは前記電磁波の偏波を変更させる請求項7に記載の電磁波透過構造。
  13. 電磁波を請求項1~12のいずれか1項に記載の電磁波透過構造に入射させ、前記電磁波は前記電磁波透過構造に入射した後、-25度~25度である角度でオフセットして射出する工程と、
    前記電磁波の入射方向が前記電磁波透過構造の法線ベクトルと平行する場合、前記電磁波は前記電磁波透過構造に入射した後前記法線ベクトルと前記角度をなすようにオフセットして射出する工程と、
    前記電磁波の前記入射方向と前記電磁波透過構造の前記法線ベクトルとが前記角度をなす場合、前記電磁波は前記電磁波透過構造に入射した後前記法線ベクトルと平行するようにオフセットして射出する工程と、
    を含む電磁波透過オフセット方法。
  14. 複数の請求項1~12のいずれか1項に記載の電磁波透過構造を備え、
    前記電磁波透過構造は、基準点を円心とし、前記波長に関連する距離を半径とする基準円に配列され、前記電磁波透過構造は、それぞれ参照座標軸と夾角をなす電磁波透過構造アレイ。
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