JP2022113061A - コネクタ嵌合構造 - Google Patents

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JP2022113061A JP2021009178A JP2021009178A JP2022113061A JP 2022113061 A JP2022113061 A JP 2022113061A JP 2021009178 A JP2021009178 A JP 2021009178A JP 2021009178 A JP2021009178 A JP 2021009178A JP 2022113061 A JP2022113061 A JP 2022113061A
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栄輝 齋藤
Eiki Saito
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Abstract

【課題】コネクタ同士の嵌合にあたり、従来技術における二段階の作業を行うことなく作業者の嵌合に要する力を低減させることができるコネクタ嵌合構造を提供する。【解決手段】コネクタ嵌合構造1は、一方のハウジング4を備える一方のコネクタ2と、他方のハウジング7を備える他方のコネクタ3と、を備える。一方のコネクタ2は、一方のハウジング4と係合可能であるとともに他方のハウジング7と係合可能に形成され且つ一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とを嵌合させる際に一方のハウジング4との係合が解除されるように構成される外嵌部材5と、一方のハウジング4と外嵌部材5との間に圧縮された状態にて支持され且つ一方のハウジング4と外嵌部材5との係合が解除されることによる圧縮前に復帰しようとする力にて一方のハウジング4を他方のハウジング7との嵌合方向へスライド可能に付勢するバネ6と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタ嵌合構造に関する。
従来より、レバーの操作によって相手側コネクタに対して低挿入力で接合させるレバー式コネクタが知られている。このようなレバー式コネクタとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の図1-図3に図示するように、レバー式コネクタ10は、ハウジング20と、このハウジング20に回動可能に組み付けられるレバー30と、を備えている。レバー式コネクタ10は、図示しないワイヤハーネスを構成する部品であり、ワイヤハーネスにおける電線の端末に設けられているものである。
特許文献1の図1-図3に図示するレバー式コネクタ10は、相手側コネクタ1の相手側ハウジング2に形成された嵌合凹部3(特許文献1の図3参照)に嵌合されて相手側コネクタ1と接合されるように構成されている。このようなレバー式コネクタ10によれば、コネクタ嵌合作業における作業者(本明細書においては、以下、「作業者」と呼ぶ)は、レバー30を回動操作することで、低挿入力にてレバー式コネクタ10を相手側コネクタ1と嵌合させることができる。
特開2018-73674号公報
ところで、上記従来技術では、作業者は、レバー式コネクタ10と相手側コネクタ1とを嵌合させる際、まず、レバー式コネクタ10を相手側コネクタ1の相手側ハウジング2における嵌合凹部3に挿入するようにして嵌合を開始させ、しかる後、レバー30を回動操作することにより、嵌合を完了させる必要があった。
上記の通り、従来技術では、コネクタ同士の嵌合にあたり、作業者は、レバー式コネクタ10を相手側コネクタ1に挿入するようにして嵌合を開始させる作業(例えば、「コネクタ挿入作業」と呼ぶ)と、レバー30を回動操作する作業(例えば、「レバー回動作業」と呼ぶ)の二段階の作業(操作)を行う必要があった。したがって、従来技術では、コネクタ同士の嵌合作業における操作手順が多くなり、コネクタ同士の嵌合作業に係る作業性が低下してしまう虞があった。
その他、従来技術では、回動可能なレバー30を備えることから、レバー30の回動に必要なスペースや、レバー30の回動操作に必要な作業スペースを確保しなければならないという問題点があった。また、従来技術では、レバー30を備えることから、嵌合完了後のコネクタが大型化してしまうという問題点があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、コネクタ同士の嵌合にあたり、従来技術における二段階の作業を行うことなく作業者の嵌合に要する力を低減させることができるコネクタ嵌合構造を提供することを課題とする。
(1)上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、端子を収容可能に形成される端子収容室を有する一方のハウジングを備える一方のコネクタと、
該一方のコネクタとの嵌合相手となるコネクタであり、且つ、前記端子の接続相手となる相手端子を収容可能に形成される相手端子収容室を有し前記一方のハウジングと嵌合可能に形成される他方のハウジングを備える他方のコネクタと、
を備え、
前記一方のコネクタは、
前記一方のハウジングを収容可能な又は該一方のハウジング内に収容可能な筒状に形成される部材であり、且つ、前記一方のハウジングと係合可能であるとともに前記他方のハウジングと係合可能に形成され、且つ、前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとを嵌合させる際に前記一方のハウジングとの係合が解除されるように構成される筒状部材と、
弾性を有する伸縮自在な部材であり、且つ、前記一方のハウジングと前記筒状部材との間に圧縮又は伸張された状態にて支持され、且つ、前記一方のハウジングと前記筒状部材との係合が解除されることによる前記圧縮前又は前記伸張前に復帰しようとする力にて前記一方のハウジングと前記他方のハウジングのいずれか一方を前記一方のハウジングと前記他方のハウジングのいずれか他方との嵌合方向へスライド可能に付勢する付勢部材と、
を備えることを特徴とする。
上記(1)のような特徴を有する本発明によれば、一方のハウジングと筒状部材とが係合された状態において、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌合させる際に一方のハウジングと筒状部材との係合が解除され、一方のハウジングと他方のハウジングのいずれか一方が一方のハウジングと他方のハウジングのいずれか他方との嵌合方向へ付勢部材による付勢にてスライドされる。したがって、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌め合わせるだけで、付勢部材による付勢により、一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合する構造となっている。
(2)請求項2記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項1に記載のコネクタ嵌合構造において、
前記一方のハウジングは、該一方のハウジングの外面に係合凹部が形成され、
前記他方のハウジングは、前記一方のハウジングがスライド可能に形成されるとともに該一方のハウジングと嵌合可能な嵌合空間が設けられるフード部を備え、
前記筒状部材は、前記一方のハウジングを収容可能であるとともに該一方のハウジングをスライド可能に形成される空間と、前記係合凹部に係合可能な係合突起が形成される係合アームと、を備え、
前記付勢部材は、前記係合突起が前記係合凹部に係合された状態にて圧縮されて前記一方のハウジングと前記筒状部材との間に支持され、
前記係合アームは、前記係合突起と前記係合凹部とが係合された状態にて前記筒状部材の前記空間に前記フード部が挿入されると該フード部にて前記筒状部材の外側へ撓むことにより前記係合突起と前記係合凹部との係合が解除されるように設けられ、
前記一方のハウジングは、前記係合突起と前記係合凹部との係合が解除された状態にて前記付勢部材の前記圧縮が解除され前記圧縮前に復帰しようとする力にて前記他方のハウジングとの嵌合方向へスライド可能に形成されることを特徴とする。
上記(2)のような特徴を有する本発明によれば、係合アームの係合突起と、一方のハウジングの係合凹部とが係合された状態において、付勢部材が圧縮された状態にて一方のハウジングと筒状部材との間に支持されているため、フード部にて係合アームが筒状部材の外側へ撓んで係合突起と係合凹部との係合が解除され、付勢部材の圧縮が解除され圧縮前の状態に復帰しようとする力にて一方のハウジングが他方のハウジングとの嵌合方向へスライドされる。したがって、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌め合わせるだけで、付勢部材の圧縮が解除され圧縮前の状態に復帰しようとする力により、一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合する構造となっている。
(3)請求項3記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項2に記載のコネクタ嵌合構造において、前記係合突起は、前記係合凹部の内面に接触可能に形成される係合面と、前記フード部の先端と摺接可能に形成されたテーパ面と、を備え、該テーパ面は、前記係合突起の先端側に行くにしたがって、次第に前記係合面側に近づくように形成されることを特徴とする。
上記(3)のような特徴を有する本発明によれば、係合突起がフード部の先端と摺接可能に形成されたテーパ面を備えることにより、フード部にて係合アームを筒状部材の外側へ撓ませ易い構造となっている。
(4)請求項4記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項2又は3に記載のコネクタ嵌合構造において、前記一方のハウジングと前記筒状部材とは、それぞれ、前記一方のハウジングの前記他方のハウジングとの嵌合方向へのスライドをガイド可能に形成されるガイド手段を備えることを特徴とする。
上記(4)のような特徴を有する本発明によれば、一方のハウジングと筒状部材のそれぞれに、ガイド手段を備えることにより、一方のハウジングの他方のハウジングとの嵌合方向へのスライドがガイドされる。したがって、一方のハウジングが他方のハウジングとの嵌合方向へスムーズにスライド可能な構造となっている。
(5)請求項5記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項2、3又は4に記載のコネクタ嵌合構造において、前記フード部には、前記係合凹部との係合が解除された前記係合突起が係合可能に形成される被係合部が設けられることを特徴とする。
上記(5)のような特徴を有する本発明によれば、フード部に被係合部が設けられることにより、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌合する際、係合凹部との係合が解除された係合突起が被係合部に係合される。したがって、一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合された状態において嵌合状態を保持可能な構造となっている。
(6)請求項6記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項1に記載のコネクタ嵌合構造において、
前記一方のハウジングは、前記筒状部材を収容可能に形成される嵌合空間と、前記筒状部材を前記嵌合空間内に係止可能に形成される係止突起を設けた係止アームと、を備え、
前記筒状部材は、前記係止突起が係合可能に形成される係合突起と、前記他方のハウジングに係合可能に形成される引き込み突起と、を設けた係合アームを備え、
前記他方のハウジングは、該他方のハウジングの外面に、前記引き込み突起が係合可能に形成された係合部と、前記係止突起と前記係合突起とが係合された状態にて前記一方のハウジングと嵌合する際に前記係止アームを前記一方のハウジングの外側へ撓ませるように形成される解除部と、を備え、
前記付勢部材は、前記係止突起と前記係合突起とが係合された状態にて伸張されて前記一方のハウジングと前記筒状部材との間に支持され、
前記係止アームは、前記係止突起と前記係合突起とが係合された状態にて前記一方のハウジングと嵌合する際に前記解除部にて前記一方のハウジングの外側へ撓むことにより前記係止突起と前記係合突起との係合が解除されるように設けられ、
前記他方のハウジングは、前記係止突起と前記係合突起との係合が解除された状態にて前記付勢部材の前記伸張が解除され前記伸張前に復帰しようとする力にて前記一方のハウジングとの嵌合方向へスライド可能に形成されることを特徴とする。
上記(6)のような特徴を有する本発明によれば、係止アームの係止突起と、係合アームの係合突起とが係合された状態において、付勢部材が伸張された状態にて一方のハウジングと筒状部材との間に支持されているため、解除部にて係止アームが一方のハウジングの外側へ撓んで係止突起と係合突起との係合が解除され、付勢部材の伸張が解除され伸張前に復帰しようとする力にて他方のハウジングが一方のハウジングとの嵌合方向へスライドされる。したがって、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌め合わせるだけで、付勢部材の伸張が解除され伸張前に復帰しようとする力により、一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合する構造となっている。
(7)請求項7記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項6に記載のコネクタ嵌合構造において、前記係止アームは、前記解除部の先端と摺接可能に形成されたテーパ面を備え、該テーパ面は、前記係止アームの先端側に行くにしたがって、次第に前記一方のハウジングの外側に拡がるように形成されることを特徴とする。
上記(7)のような特徴を有する本発明によれば、係止アームが解除部の先端と摺接可能に形成されたテーパ面を備えることにより、解除部にて係止アームを一方のハウジングの外側へ撓ませ易い構造となっている。
(8)請求項8記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項6又は7に記載のコネクタ嵌合構造において、前記一方のハウジングと前記筒状部材とは、それぞれ、前記他方のハウジングの前記一方のハウジングとの嵌合方向へのスライドをガイド可能に形成されるガイド手段を備えることを特徴とする。
上記(8)のような特徴を有する本発明によれば、一方のハウジングと筒状部材のそれぞれに、ガイド手段を備えることにより、他方のハウジングの一方のハウジングとの嵌合方向へのスライドがガイドされる。したがって、他方のハウジングが一方のハウジングとの嵌合方向へスムーズにスライド可能な構造となっている。
(9)請求項9記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項6、7又は8に記載のコネクタ嵌合構造において、前記他方のハウジングには、前記係合突起との係合が解除された前記係止突起が係合可能に形成される被係合部が設けられることを特徴とする。
上記(9)のような特徴を有する本発明によれば、他方のハウジングに被係合部が設けられることにより、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌合する際、係合突起との係合が解除された係止突起が被係合部に係合される。したがって、一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合された状態において嵌合状態を保持可能な構造となっている。
(10)請求項10記載の本発明のコネクタ嵌合構造は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載のコネクタ嵌合構造において、前記一方のハウジングと前記筒状部材とは、それぞれ、前記付勢部材を取り付け可能に形成された取付手段を備えることを特徴とする。
上記(10)のような特徴を有する本発明によれば、一方のハウジングと筒状部材のそれぞれに取付手段を備えることにより、一方のハウジングの取付手段に付勢部材の一端を取り付けるとともに、筒状部材の取付手段に付勢部材の他端を取り付けることにより、一方のハウジングと筒状部材との間に付勢部材が支持された状態を保持可能な構造となっている。
本発明によれば、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌め合わせるだけで、付勢部材による付勢によって一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合する構造となっていることにより、一方のコネクタと他方のコネクタとの嵌合にあたり、従来技術における二段階の作業を行うことなく作業者の嵌合に要する力を低減させることができるという効果を奏する。
本発明に係るコネクタ構造(一方のコネクタ及び他方のコネクタ)の実施例1を示す分解斜視図である。 図1における一方のコネクタを組み立てた状態を示す斜視図である。 図2におけるA-A間断面図である。 図3におけるB-B間断面図である。 一方のコネクタと他方のコネクタとの嵌合作業を説明する図であり、嵌合前の状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図である。 図5におけるC-C間断面図である。 図5に続く図であり、他方のハウジングのフード部が外嵌部材の空間に挿入した状態(フード部が係合アームに接触した状態)を示す一方のコネクタと他方のコネクタの断面図である。 図7における矢印Eの指示する部分の拡大断面図である。 図7及び図8に続く図であり、係合アームが外嵌部材の外側に撓んで係合突起と係合凹部との係合が解除された状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの断面図である。 図9に続く図であり、嵌合が完了した状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図である。 図10におけるG-G間断面図である。 本発明に係るコネクタ構造(一方のコネクタ及び他方のコネクタ)の実施例2を示す分解斜視図である。 図12における他方のコネクタの斜視図である。 図13における一方のコネクタを組み立てた状態を示す図であり、一方のハウジングと筒状部材とを係合する前の状態を示す斜視図である。 図14におけるH-H間断面図である。 図14に続く図であり、一方のハウジングとスライド部材とを係合した状態を示す斜視図である。 図16におけるJ-J間断面図である。 一方のコネクタと他方のコネクタとの嵌合作業を説明する図であり、嵌合作業を開始した状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図である。 図18におけるK-K間断面図である。 図19に続く図であり、係止アームが一方のハウジングの外側に撓んで係止突起と係合突起との係合が解除された状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの断面図である。 図20に続く図であり、嵌合が完了した状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図である。 図21におけるM-M間断面図である。
以下、図1-図11を参照しながら、本発明に係るコネクタ構造の実施例1について、また、図12-図22を参照しながら、本発明に係るコネクタ構造の実施例2について、それぞれ説明する。
図1は本発明に係るコネクタ構造(一方のコネクタ及び他方のコネクタ)の実施例1を示す分解斜視図、図2は図1における一方のコネクタを組み立てた状態を示す斜視図、図3は図2におけるA-A間断面図、図4は図3におけるB-B間断面図、図5は一方のコネクタと他方のコネクタとの嵌合作業を説明する図であり、嵌合前の状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図、図6は図5におけるC-C間断面図、図7は図5に続く図であり、他方のハウジングのフード部が外嵌部材の空間に挿入した状態(フード部が係合アームに接触した状態)を示す一方のコネクタと他方のコネクタの断面図、図8は図7における矢印Eの指示する部分の拡大断面図、図9は図7及び図8に続く図であり、係合アームが外嵌部材の外側に撓んで係合突起と係合凹部との係合が解除された状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの断面図、図10は図9に続く図であり、嵌合が完了した状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図、図11は図10におけるG-G間断面図である。
なお、図中の矢印は、前後方向、上下方向、及び、左右方向を、それぞれ示している(矢印の方向は一例であるものとする)。
図1において、引用符号1は、本発明に係るコネクタ構造の実施例1を示している。図1に図示するように、コネクタ構造1は、一方のコネクタ2と、他方のコネクタ3と、を備えている。本実施例において、一方のコネクタ2と、他方のコネクタ3とは、それぞれ、車両等に配索される図示しないワイヤハーネスを構成する部品であり、ワイヤハーネスにおける電線の端末に設けられているものである。コネクタ構造1は、一方のコネクタ2に他方のコネクタ3を嵌挿することで、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とが互いに嵌合されるようになっている。
図1に図示する一方のコネクタ2は、本実施例においては、雌コネクタであり、一方のハウジング4と、図示しない端子及び電線と、外嵌部材5と、複数のバネ6と、を備えている。また、図1に図示する他方のコネクタ3は、本実施例においては、雄コネクタであり、他方のハウジング7と、図示しない相手端子及び電線と、を備えている。以下、まず、一方のコネクタ2の各構成について説明し、しかる後、他方のコネクタ3の各構成について説明する。
まず、一方のハウジング4について説明する。
図1に図示する一方のハウジング4は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、箱状に形成されている。一方のハウジング4は、複数の端子収容室8と、係合凹部9と、一対のガイド溝10と、一対の第一取付部11と、を備えている。
図1-図3に図示する端子収容室8は、詳細な説明を省略するが、本実施例においては、上下方向に並んで二つ形成され、図示しない端子を収容及び保持可能に形成されている。図3に図示するように、端子収容室8は、一方のハウジング4の前端から後端にわたって一方のハウジング4を貫通するように形成されている。なお、端子収容室8は、上記のような配置、数に限定されるものではない。
図1、図3及び図4に図示する係合凹部9は、一方のハウジング4の上面12における後端側に設けられている。係合凹部9は、図3に図示するように、断面視凹状に形成され、且つ、図4に図示するように、平面視矩形に形成されている。
図1に図示するガイド溝10は、特許請求の範囲に記載される「ガイド手段」に相当するものである。ガイド溝10は、本実施例においては、図1に図示するように、左右方向に並んで二つ形成され、一方のハウジング4の下面13における前端から後端にわたって凹状に形成されている。
図1及び図4に図示する第一取付部11は、特許請求の範囲に記載される「取付手段」に相当するものである。第一取付部11は、図1及び図4に図示するように、本実施例においては、一方のハウジング4の左側面14と右側面15それぞれの後端側に突設されている。
つぎに、端子及び電線について説明する。
端子及び電線は、特に図示しないが、互いに電気的に接続されている。端子は、本実施例においては、雌端子であり、一方のハウジング4の端子収容室8(図1-図3参照)に収容可能に形成されている。電線は、本実施例においては、車両等に配索されるワイヤハーネスを構成する電線である。
つぎに、外嵌部材5について説明する。
図1-図4に図示する外嵌部材5は、特許請求の範囲に記載される「筒状部材」に相当するものである。外嵌部材5は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、前端側が開口形成されるとともに、他端側が閉塞された有底角筒状に形成されている。外嵌部材5は、挿入口16と、電線導出口17と、係合アーム18と、空間19と、一対のガイドリブ20と、一対の第二取付部21と、を備えている。
図1-図4に図示する挿入口16は、外嵌部材5の前端面に開口形成されている。挿入口16は、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とが嵌合を開始する際、他方のハウジング7の一部(フード部29)が挿入される部分として形成されている。
図3に図示する電線導出口17は、外嵌部材5の後壁部35に複数(本実施例においては、二つ)貫通形成されている。電線導出口17は、図示しない電線を外嵌部材5の外側に導出させる部分として形成されている。
図1-図3に図示する係合アーム18は、外嵌部材5の上面22における後端側に設けられている(切り欠き形成されている)。係合アーム18は、可撓性を有するアーム状に形成され、図3に図示するように、先端側に係合突起23が形成されている。
図3及び図4に図示する係合突起23は、係合凹部9に係合可能な部分として形成され、係合面24と、テーパ面25と、を備えている。係合面24は、図3に図示するように、係合凹部9の内面に接触し係合凹部9に引っ掛かるような平面に形成されている。テーパ面25は、図3に図示するような断面視したとき、係合突起23の先端側に行くにしたがって、次第に係合面24側に近づくような傾斜面に形成されている。
図1-図4に図示する空間19は、一方のハウジング4を収容可能に形成されている。また、空間19は、一方のハウジング4をスライド可能に形成されている。空間19は、一方のハウジング4の他、他方のハウジング7の一部(フード部29)を収容可能に形成されている。
図1-図4に図示するガイドリブ20は、特許請求の範囲に記載される「ガイド手段」に相当するものである。ガイドリブ20は、空間19の内面(本実施例においては、底面34)から突設されている。ガイドリブ20は、本実施例においては、左右方向に並んで二つ形成され、空間19の底面34における前端から後端にわたって凸状に形成されている。
図2に図示するように、ガイドリブ20は、一方のハウジング4のガイド溝10に嵌合可能に形成されている。また、ガイドリブ20は、ガイド溝10と嵌合された状態において一方のハウジング4が、ガイドリブ20上を摺動可能に形成されている(図9及び図11参照)。
図3及び図4に図示する第二取付部21は、特許請求の範囲に記載される「取付手段」に相当するものである。第二取付部21は、本実施例においては、図4に図示するように、左右方向に並んで二つ形成されている。第二取付部21は、図3に図示するように、外嵌部材5の後壁部35から空間19側に突設され、鉤状(L字状)に形成されている。
つぎに、バネ6について説明する。
図1、図3及び図4に図示するバネ6は、特許請求の範囲に記載される「付勢部材」に相当するものである。バネ6は、弾性を有する伸縮自在なコイルバネであり、「スプリング」と呼んでもよいものとする。一方のコネクタ2は、本実施例においては、バネ6を二つ備えている。
図1に図示するように、バネ6は、バネ6の前端側に取付リング26が設けられ、且つ、バネ6の後端側に取付リング27が設けられている。取付リング26は、一方のハウジング4の第一取付部11に取り付け(挿着)可能に形成されている。また、取付リング27は、外嵌部材5の第二取付部21に取り付け(挿着)可能に形成されている。
つぎに、他方のハウジング7について説明する。
図1に図示する他方のハウジング7は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、本体部28と、本体部28に連続するフード部29と、を備えている。
図1に図示する本体部28は、ブロック状に形成され、複数の相手端子収容室30を備えている。図6に図示する相手端子収容室30は、詳細な説明を省略するが、本実施例においては、上下方向に並んで二つ形成され、図示しない相手端子を収容及び保持可能に形成されている。図6に図示するように、相手端子収容室30は、本体部28の前端から後端にわたって本体部28を貫通するように形成されている。
図1及び図6に図示するフード部29は、角筒状に形成され、被係合部31と、嵌合空間32と、一対のガイドスリット38(図6参照)と、を備えている。被係合部31は、図6に図示するように、フード部29の上面33から嵌合空間32にわたって貫通形成され、外嵌部材5の係合アーム18における係合突起23が係合可能に形成されている。
図1及び図6に図示する嵌合空間32は、フード部29の先端側に開口形成された挿通口36に連通し、フード部29の内部に設けられている。嵌合空間32は、一方のハウジング4がスライド可能に形成されている(図9及び図11参照)。また、嵌合空間32は、一方のハウジング4と嵌合可能に形成されている(図11参照)。
図6に図示するガイドスリット38は、詳細な図示を省略するが、フード部29の下面39における挿通口36から、本体部28とフード部29とが連続する部分にわたって切り欠き形成されている。ガイドスリット38は、本実施例においては、左右方向に並んで二つ形成され、後述するように外嵌部材5にフード部29を挿入する際、ガイドリブ20が挿入可能に形成されている(図7参照)。
図1及び図6に図示するフード部29は、上面33における先端(挿通口36)側の縁部がテーパ部37として形成されている。テーパ部37は、図8に図示するような断面視したとき、フード部29の先端側に行くにしたがって、次第に嵌合空間32側に近づくような傾斜面(例えば、アール面)に形成されている。
つぎに、相手端子及び電線について説明する。
相手端子及び電線は、特に図示しないが、互いに電気的に接続されている。相手端子は、一方のハウジング4における端子の接続相手となるものである。相手端子は、本実施例においては、雄端子であり、他方のハウジング7の相手端子収容室30(図1参照)に収容可能に形成されている。電線は、本実施例においては、一方のコネクタ2における電線と同様、車両等に配索されるワイヤハーネスを構成する電線である。
つぎに、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3との嵌合作業について説明する。
まず、予め、一方のコネクタ2を組み立てておく。一方のコネクタ2の組み立ては、まず、図4に図示するように、バネ6の取付リング26を一方のハウジング4の第一取付部11に取り付けるとともに、バネ6の取付リング27を外嵌部材5の第二取付部21に取り付ける。また、図2及び図3に図示するように、一方のハウジング4のガイド溝10に外嵌部材5のガイドリブ20を嵌合させる。さらに、図3に図示するように、係合アーム18の係合突起23を一方のハウジング4の係合凹部9に係合させる。
以上で一方のコネクタ2の組み立てが完了する。この組み立てられた一方のコネクタ2では、一方のハウジング4(第一取付部11)と外嵌部材5(第二取付部21)との間に、バネ6が圧縮された状態にて支持されている(図4参照)。この状態において、一方のハウジング4は、外嵌部材5に対してプリセット状態になっている。
しかる後、図5及び図6に図示するように、一方のコネクタ2の先端(外嵌部材5の挿入口16)側と他方のコネクタ3の先端(フード部29の挿通口36)側とを対向させて配置する。
しかる後、図6に図示するように、外嵌部材5の挿入口16に対し、フード部29を、このフード部29の先端(挿通口36)側から矢印Dの指示する方向に挿入していく。フード部29は、図7に図示するように、外嵌部材5の挿入口16から、間隙40に挿入される。また、フード部29が間隙40に挿入されると、フード部29のガイドスリット38にガイドリブ20が挿入される(図7参照)。
ここで、間隙40は、外嵌部材5の空間19に形成されるものであり、一方のハウジング4の外面と、空間19の内面との間の間隙である。
フード部29の上記挿入を続けていくと、図8に図示するように、フード部29のテーパ部37と、係合アーム18における係合突起23のテーパ面25とが接触し、摺接を開始する。
上記の通り、フード部29のテーパ部37と、係合突起23のテーパ面25とが摺接を開始すると、図9に図示するように、係合アーム18が外嵌部材5の外側へ撓み、係合突起23がフード部29に乗り上げる。すると、係合アーム18が上記の通り撓むことにより、係合突起23と係合凹部9との係合が解除される(一方のハウジング4と外嵌部材5とのプリセット状態が解除される)。
図9に図示するように、係合突起23と係合凹部9との係合が解除された状態において、一方のハウジング4は、バネ6の圧縮が解除され、バネ6が圧縮前の状態(バネ6の自然長の状態)に復帰しようとする力にて、他方のハウジング7との嵌合方向(図9に図示する矢印Fの指示する方向)へ押し込まれるようにスライドする。一方のハウジング4の上記スライドは、一方のハウジング4のガイド溝10と、外嵌部材5のガイドリブ20とによってガイドされる。押し込まれた一方のハウジング4は、他方のハウジング7と嵌合する。
なお、バネ6の上記圧縮前の状態に復帰しようとする力は、一方のハウジング4を他方のハウジング7との嵌合方向へ押し込むのに十分な力であるものとする。
図9において、フード部29の上記挿入を続けていくと、フード部29に乗り上げた係合突起23が、フード部29の被係合部31と対向する。すると、撓んでいた係合アーム18は、上記撓む前の状態に復帰する。係合アーム18の上記撓む前の状態への復帰により、図11に図示するように、係合突起23が被係合部31に係合する。以上で一方のコネクタ2と他方のコネクタ3との嵌合が完了する。
以上の本実施例によれば、係合アーム18の係合突起23と、一方のハウジング4の係合凹部9とが係合された状態において、バネ6が圧縮された状態にて一方のハウジング4と外嵌部材5との間に支持されているため、フード部29にて係合アーム18が外嵌部材5の外側へ撓んで係合突起23と係合凹部9との係合が解除され、バネ6の圧縮が解除され圧縮前の状態(バネ6の自然長の状態)に復帰しようとする力にて一方のハウジング4が他方のハウジング7との嵌合方向へスライドされる。したがって、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とを嵌め合わせるだけで、バネ6の圧縮が解除され圧縮前の状態に復帰しようとする力により、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とが嵌合する構造となっている。
また、本実施例によれば、係合突起23がフード部29の先端(テーパ部37)と摺接可能に形成されたテーパ面25を備えることにより、フード部29にて係合アーム18を外嵌部材5の外側へ撓ませ易い構造となっている。
また、本実施例によれば、一方のハウジング4にガイド溝10が設けられ、外嵌部材5にガイドリブ20が設けられることにより、一方のハウジング4の他方のハウジング7との嵌合方向へのスライドがガイドされる。したがって、一方のハウジング4が他方のハウジング7との嵌合方向へスムーズにスライド可能な構造となっている。
また、本実施例によれば、フード部29に被係合部31が設けられることにより、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とを嵌合する際、係合凹部9との係合が解除された係合突起23が被係合部31に係合される。したがって、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とが嵌合された状態において嵌合状態を保持可能な構造となっている。
また、本実施例によれば、一方のハウジング4に第一取付部11が設けられ、外嵌部材5に第二取付部21が設けられることにより、第一取付部11にバネ6の取付リング26を取り付けるとともに、第二取付部27にバネ6の取付リング27を取り付けることができる。したがって、一方のハウジング4と外嵌部材5との間にバネ6が支持された状態を保持可能な構造となっている。
つぎに、本実施例の効果について説明する。
以上、図1-図11を参照しながら説明してきたように、本実施例によれば、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とを嵌め合わせるだけで、バネ6の付勢によって一方のコネクタ2と他方のコネクタ3とが嵌合する構造となっていることにより、一方のコネクタ2と他方のコネクタ3との嵌合にあたり、従来技術における二段階の作業(コネクタ挿入作業、及び、レバー回動作業)を行うことなく作業者の嵌合に要する力を低減させることができるという効果を奏する。
本発明に係るコネクタ嵌合構造は、実施例1の他、下記の実施例2を用いてもよいものとする。以下、図12-図22を参照しながら、実施例2について説明する。
図12は本発明に係るコネクタ構造(一方のコネクタ及び他方のコネクタ)の実施例2を示す分解斜視図、図13は図12における他方のコネクタの斜視図、図14は図13における一方のコネクタを組み立てた状態を示す図であり、一方のハウジングと筒状部材とを係合する前の状態を示す斜視図、図15は図14におけるH-H間断面図、図16は図14に続く図であり、一方のハウジングとスライド部材とを係合した状態を示す斜視図、図17は図16におけるJ-J間断面図、図18は一方のコネクタと他方のコネクタとの嵌合作業を説明する図であり、嵌合作業を開始した状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図、図19は図18におけるK-K間断面図、図20は図19に続く図であり、係止アームが一方のハウジングの外側に撓んで係止突起と係合突起との係合が解除された状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの断面図、図21は図20に続く図であり、嵌合が完了した状態を示す一方のコネクタと他方のコネクタの斜視図、図22は図21におけるM-M間断面図である。
なお、図中の矢印は、前後方向、上下方向、及び、左右方向を、それぞれ示している(矢印の方向は一例であるものとする)。
図12において、引用符号51は、本発明に係るコネクタ構造の実施例2を示している。図12に図示するように、コネクタ構造51は、一方のコネクタ52と、他方のコネクタ53と、を備えている。本実施例において、一方のコネクタ52と、他方のコネクタ53とは、それぞれ、実施例1と同様、車両等に配索される図示しないワイヤハーネスを構成する部品であり、ワイヤハーネスにおける電線の端末に設けられているものである。コネクタ構造51は、実施例1における一方のコネクタ2及び他方のコネクタ3(図1参照)と同様、一方のコネクタ52に他方のコネクタ53を嵌挿することで、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53とが互いに嵌合されるようになっている。
図12に図示する一方のコネクタ52は、本実施例においては、雄コネクタであり、一方のハウジング54と、図示しない端子及び電線と、スライド部材55と、複数のバネ56と、を備えている。また、図12及び図13に図示する他方のコネクタ53は、本実施例においては、雌コネクタであり、他方のハウジング57と、図示しない相手端子及び電線と、を備えている。以下、まず、一方のコネクタ52の各構成について説明し、しかる後、他方のコネクタ53の各構成について説明する。
まず、一方のハウジング54について説明する。
図12に図示する一方のハウジング54は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、本体部58と、本体部58に連続するフード部59と、を備えている。
図12に図示する本体部58は、ブロック状に形成され、複数の端子収容室60と、スライド空間73と、を備えている(図15参照)。端子収容室60は、詳細な説明を省略するが、本実施例においては、上下方向に並んで三つ、左右方向に並んで八つ形成され、図示しない端子を収容及び保持可能に形成されている。図15に図示するように、端子収容室60は、本体部58の前端から後端にわたって本体部58を貫通するように形成されている。
図15に図示するスライド空間73は、本実施例においては、端子収容室60の外周を囲むように形成され、後述するスライド部材55が収容及びスライド可能に形成されている。また、スライド空間73は、図15に図示するように、後述するバネ56を収容及び保持可能に形成されている。
スライド空間73は、このスライド空間73の後端側に、複数(本実施例においては、四つ)の第一取付部74が設けられている(図15参照)。図15に図示する第一取付部74は、特許請求の範囲に記載される「取付手段」に相当するものである。
図12に図示するフード部59は、上壁部61と、底壁部62と、左壁部63と、右壁部64と、を有し、前端面が挿入口65として開口形成される角筒状に形成されている。フード部59は、嵌合空間66(図15参照)と、複数の係止アーム67と、一対のガイドスリット68と、を備えている。
図12に図示する嵌合空間66は、挿入口65に連通し、フード部59の内部に設けられている。嵌合空間66は、スライド部材55がスライド可能に形成されている。また、嵌合空間66は、他方のハウジング57と嵌合可能に形成されている。
図12に図示する係止アーム67は、本実施例においては、フード部59の上壁部61と底壁部62それぞれに、左右方向に並んで二つ形成され、フード部59の前端からフード部59の中間部にわたって切り欠き形成されている。係止アーム67は、可撓性を有するアーム状に形成され、先端側にテーパ面69と係止突起70とが形成されている。
テーパ面69は、図15に図示するような断面視したとき、係止アーム67の先端側に行くにしたがって、次第に一方のハウジング54の外側に拡がるような傾斜面に形成されている。
係止突起70は、テーパ面69に連続し、図15に図示するような断面視したとき、嵌合空間66側に凸状に突設されている。係止突起70は、第一係止面71と、第二係止面72と、を備えている。
図12に図示するガイドスリット68は、特許請求の範囲に記載される「ガイド手段」に相当するものである。ガイドスリット68は、本実施例においては、フード部59の左壁部63と右壁部64それぞれに一つ形成され、フード部59の前端から後端側にわたって切り欠き形成されている。
つぎに、端子及び電線について説明する。
端子及び電線は、特に図示しないが、互いに電気的に接続されている。端子は、本実施例においては、雄端子であり、一方のハウジング54の端子収容室60(図15参照)に収容可能に形成されている。電線は、本実施例においては、車両等に配索されるワイヤハーネスを構成する電線である。
つぎに、スライド部材55について説明する。
図12に図示するスライド部材55は、特許請求の範囲に記載される「筒状部材」に相当するものである。スライド部材55は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、上壁部75と、底壁部76と、左壁部77と、右壁部78と、を有する角筒状に形成されている。スライド部材55は、空間79と、複数の係合アーム80と、複数のガイド突起81と、一対の第二取付部82と、を備えている。
図12に図示する空間79は、スライド部材55の内部に設けられている。空間79は、他方のハウジング57の先端側が挿入可能に形成されている。
図12に図示する係合アーム80は、本実施例においては、スライド部材55の上壁部75と底壁部76それぞれに、左右方向に並んで二つ形成され、スライド部材55の前端からスライド部材55の中間部にわたって切り欠き形成されている。係合アーム80は、可撓性を有するアーム状に形成され、先端側に係合突起83と引き込み突起84とが形成されている(図15参照)。
係合突起83は、図15に図示するように、第一係合面86を備えている。引き込み突起84は、図15に図示するように、第二係合面87を備えている。
図12に図示するガイド突起81は、特許請求の範囲に記載される「ガイド手段」に相当するものである。ガイド突起81は、本実施例においては、スライド部材55の左壁部77と右壁部78それぞれの前端側に一つ形成され、スライド部材55の外側に向かって突設されている。
図12に図示する第二取付部82と、特許請求の範囲に記載される「取付手段」に相当するものである。第二取付部82は、本実施例においては、上壁部75と底壁部76それぞれに、左右方向に並んで二つ形成されている。第二取付部82は、図15に図示するように、上壁部75と底壁部76それぞれの後端から突設され、鉤状(L字状)に形成されている。
つぎに、バネ56について説明する。
図12に図示するバネ56は、特許請求の範囲に記載される「付勢部材」に相当するものである。バネ56は、実施例1におけるバネ6と基本的に同様の構成を備えている。一方のコネクタ52は、本実施例においては、バネ56を四つ備えている。
図12に図示するように、バネ56は、バネ56の前端側に取付リング88が設けられ、且つ、バネ56の後端側に取付リング89が設けられている。取付リング88は、スライド部材55の第二取付部82に取り付け(挿着)可能に形成されている。また、取付リング89は、一方のハウジング54の第一取付部74に取り付け(挿着)可能に形成されている。
つぎに、他方のハウジング57について説明する。
図12及び図13に図示する他方のハウジング57は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、ブロック状に形成されている。他方のハウジング57は、複数の相手端子収容室90と、複数の係合部91と、一対の解除部92と、複数の被係合部93と、を備えている。
図12及び図13に図示する相手端子収容室90は、詳細な説明を省略するが、本実施例においては、上下方向に並んで三つ、左右方向に並んで八つ形成され、図示しない相手端子を収容及び保持可能に形成されている。相手端子収容室90は、他方のハウジング57の前端から後端にわたって他方のハウジング57を貫通するように形成されている。
図13及び図19に図示する係合部91は、他方のハウジング57の前端側の上面94と下面95それぞれに突設されている。係合部91は、上面94と下面95それぞれに左右方向に並んで二つ形成され、引き込み突起84と係合可能に形成されている(図19参照)。係合部91は、係合面96を有している。係合面96は、引き込み突起84の第二係合面87と面接触可能に形成されている。
図12及び図13に図示する解除部92は、他方のハウジング57の前端側の上面94と後端側の上面97とが連続する部分と、他方のハウジング57の前端側の下面95と後端側の下面98とが連続する部分の、それぞれに突設され、鉤状(L字状)に形成されている。解除部92は、この解除部92の前端に、テーパ部99を有している。テーパ部99は、解除部92の前端側に行くにしたがって解除部92の厚みが減少していくように形成されている。
図13及び図19に図示する被係合部93は、他方のハウジング57の後端側の上面97と下面98それぞれに突設されている。被係合部93は、上面97と下面98それぞれに左右方向に並んで二つ形成され、係止アーム67の係止突起70と係合可能に形成されている。
つぎに、相手端子及び電線について説明する。
相手端子及び電線は、特に図示しないが、互いに電気的に接続されている。相手端子は、一方のハウジング54における端子の接続相手となるものである。相手端子は、本実施例においては、雌端子であり、他方のハウジング57の相手端子収容室90(図12及び図13参照)に収容可能に形成されている。電線は、本実施例においては、一方のコネクタ52における電線と同様、車両等に配索されるワイヤハーネスを構成する電線である。
つぎに、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53との嵌合作業について説明する。
まず、予め、一方のコネクタ52を組み立てておく。一方のコネクタ52の組み立ては、まず、図15に図示するように、バネ56の取付リング89を一方のハウジング54の第一取付部74に取り付けるとともに、バネ56の取付リング88をスライド部材55の第二取付部82に取り付ける。しかる後、図15に図示するように、一方のハウジング54のスライド空間73にスライド部材55を収容する。
以上で一方のコネクタ52の組み立てが完了する(図14参照)。図14に図示する一方のコネクタ52は、出荷時の状態であるものとする。図14に図示する一方のコネクタ52では、一方のハウジング54(第一取付部74)とスライド部材55(第二取付部82)との間に、バネ6が自然長の状態にて支持されている(図15参照)。
しかる後、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53とを嵌合するにあたり、一方のハウジング54(係止アーム67の係止突起70)とスライド部材55(係合アーム80の係合突起83)とを係合する(図17参照)。
図17に図示する一方のコネクタ52では、一方のハウジング54(第一取付部74)とスライド部材55(第二取付部82)との間に、バネ56が伸張された状態にて支持されている。この状態において、一方のハウジング54は、スライド部材55に対してプリセット状態になっている。
しかる後、図19に図示するように、スライド部材55の空間79に対し、他方のコネクタ53を挿入していく。すると、解除部92のテーパ部99は、図19に図示するように、係止アーム67の係止突起70におけるテーパ面69との摺接を開始する。
他方のコネクタ53の上記挿入を続けていくと、図20に図示するように、解除部92が係合アーム80の係合突起83に乗り上げるとともに、係止アーム67の係止突起70が解除部92に乗り上げる。すると、図20に図示するように、係止アーム67が一方のハウジング54の外側へ撓む。係止突起70が解除部92に乗り上げて係止アーム67が上記の通り撓むことにより、一方のハウジング54側の係止突起70とスライド部材55側の係合突起83との係合が解除される(一方のハウジング54とスライド部材55とのプリセット状態が解除される)。
図20に図示するように、係止突起70と係合突起83との係合が解除された状態において、スライド部材55は、バネ56の伸張が解除され、バネ56が伸張前の状態(バネ56の自然長の状態)に復帰しようとする力にて、一方のハウジング54との嵌合方向(図20に図示する矢印Lの指示する方向)へ引き込まれるようにスライドする。
スライド部材55の上記スライドは、一方のハウジング54のガイドスリット68と、スライド部材55のガイド突起81とによってガイドされる(図18参照)。
図20において、スライド部材55が上記スライドをすると、スライド部材55の引き込み突起84と他方のハウジング57の係合部91とが係合し、他方のハウジング57がスライド部材55とともに一方のハウジング54との嵌合方向(図20に図示する矢印Lの指示する方向)へ引き込まれるようにスライドする。上記引き込まれた他方のハウジング57は、一方のハウジング54と嵌合する(図21及び図22参照)。
なお、バネ56の上記伸張前の状態に復帰しようとする力は、他方のハウジング57を一方のハウジング54との嵌合方向へ押し込むのに十分な力であるものとする。
図21及び図22において、一方のハウジング54と他方のハウジング57とが嵌合すると、撓んでいた係止アーム67は、上記撓む前の状態に復帰する。係止アーム67の上記撓む前の状態への復帰により、図22に図示するように、係止突起70が被係合部93に係合する。以上で一方のコネクタ52と他方のコネクタ53との嵌合が完了する。
以上の本実施例によれば、係止アーム67の係止突起70と、係合アーム80の係合突起83とが係合された状態において、バネ56が伸張された状態にて一方のハウジング54とスライド部材55との間に支持されているため、解除部92にて係止アーム67が一方のハウジング54の外側へ撓んで係止突起70と係合突起83との係合が解除され、バネ56の伸張が解除され伸張前に復帰しようとする力にて他方のハウジング57が一方のハウジング54との嵌合方向へスライドされる。したがって、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53とを嵌め合わせるだけで、バネ56の伸張が解除され伸張前に復帰しようとする力により、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53とが嵌合する構造となっている。
また、本実施例によれば、係止アーム67が解除部97の先端(テーパ部99)と摺接可能に形成されたテーパ面69を備えることにより、解除部97にて係止アーム67を一方のハウジング54の外側へ撓ませ易い構造となっている。
また、本実施例によれば、一方のハウジング54にガイドスリット68が設けられ、スライド部材55にガイド突起81が設けられることにより、他方のハウジング57の一方のハウジング54との嵌合方向へのスライドがガイドされる。したがって、他方のハウジング57が一方のハウジング54との嵌合方向へスムーズにスライド可能な構造となっている。
また、本実施例によれば、他方のハウジング57に被係合部93が設けられることにより、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53とを嵌合する際、係合突起83との係合が解除された係止突起70が被係合部93に係合される。したがって、一方のコネクタ52と他方のコネクタ53とが嵌合された状態において嵌合状態を保持可能な構造となっている。
また、本実施例によれば、一方のハウジング54に第一取付部74が設けられ、スライド部材55に第二取付部21が設けられることにより、第一取付部74にバネ56の取付リング89一端を取り付けるとともに、スライド部材55の第二取付部82にバネ56の取付リング88を取り付けることができる。したがって、一方のハウジング54とスライド部材55との間にバネ56が支持された状態を保持可能な構造となっている。
つぎに、本実施例の効果について説明する。
以上、図12-図22を参照しながら説明してきたように、本実施例によれば、実施例1と同様の効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1、51…コネクタ嵌合構造、 2、52…一方のコネクタ、 3、53…他方のコネクタ、 4、54…一方のハウジング、 5…外嵌部材(筒状部材)、 6、56…バネ(付勢部材)、 7、57…他方のハウジング、 8、60…端子収容室、 9…係合凹部、 10…ガイド溝(ガイド手段)、 11、74…第一取付部(取付手段)、 12、22、33、94、97…上面、 13、39、95、98…下面、 14…左側面、 15…右側面、 16…挿入口、 17…電線導出口、 18、80…係合アーム、 19、79…空間、 20…ガイドリブ(ガイド手段)、 21、82…第二取付部(取付手段)、 23、83…係合突起、 24…係合面、 25、69、85、99…テーパ面、 26、27、88、89…取付リング、 28、58…本体部、 29、59…フード部、 30、90…相手端子収容室、 31、93…被係合部、 32、66…嵌合空間、 34…底面、 35…後壁部、 36…挿通口、 37、99…テーパ部、 38…ガイドスリット、 40…間隙、 55…スライド部材(筒状部材)、 61、75…上壁部、 62、76…底壁部、 63、77…左壁部、 64、78…右壁部、 65…挿入部、 67…係止アーム、 68…ガイドスリット(ガイド手段)、 70…係止突起、 71…第一係止面、 72…第二係止面、 73…スライド空間、 81…ガイド突起(ガイド手段)、 84…引き込み突起、 86…第一係合面、 87…第二係合面、 91…係合部、 92…解除部、 96…係合面

Claims (10)

  1. 端子を収容可能に形成される端子収容室を有する一方のハウジングを備える一方のコネクタと、
    該一方のコネクタとの嵌合相手となるコネクタであり、且つ、前記端子の接続相手となる相手端子を収容可能に形成される相手端子収容室を有し前記一方のハウジングと嵌合可能に形成される他方のハウジングを備える他方のコネクタと、
    を備え、
    前記一方のコネクタは、
    前記一方のハウジングを収容可能な又は該一方のハウジング内に収容可能な筒状に形成される部材であり、且つ、前記一方のハウジングと係合可能であるとともに前記他方のハウジングと係合可能に形成され、且つ、前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとを嵌合させる際に前記一方のハウジングとの係合が解除されるように構成される筒状部材と、
    弾性を有する伸縮自在な部材であり、且つ、前記一方のハウジングと前記筒状部材との間に圧縮又は伸張された状態にて支持され、且つ、前記一方のハウジングと前記筒状部材との係合が解除されることによる前記圧縮前又は前記伸張前に復帰しようとする力にて前記一方のハウジングと前記他方のハウジングのいずれか一方を前記一方のハウジングと前記他方のハウジングのいずれか他方との嵌合方向へスライド可能に付勢する付勢部材と、
    を備える
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  2. 請求項1に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記一方のハウジングは、該一方のハウジングの外面に係合凹部が形成され、
    前記他方のハウジングは、前記一方のハウジングがスライド可能に形成されるとともに該一方のハウジングと嵌合可能な嵌合空間が設けられるフード部を備え、
    前記筒状部材は、前記一方のハウジングを収容可能であるとともに該一方のハウジングをスライド可能に形成される空間と、前記係合凹部に係合可能な係合突起が形成される係合アームと、を備え、
    前記付勢部材は、前記係合突起が前記係合凹部に係合された状態にて圧縮されて前記一方のハウジングと前記筒状部材との間に支持され、
    前記係合アームは、前記係合突起と前記係合凹部とが係合された状態にて前記筒状部材の前記空間に前記フード部が挿入されると該フード部にて前記筒状部材の外側へ撓むことにより前記係合突起と前記係合凹部との係合が解除されるように設けられ、
    前記一方のハウジングは、前記係合突起と前記係合凹部との係合が解除された状態にて前記付勢部材の前記圧縮が解除され前記圧縮前に復帰しようとする力にて前記他方のハウジングとの嵌合方向へスライド可能に形成される
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  3. 請求項2に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記係合突起は、前記係合凹部の内面に接触可能に形成される係合面と、前記フード部の先端と摺接可能に形成されたテーパ面と、を備え、
    該テーパ面は、前記係合突起の先端側に行くにしたがって、次第に前記係合面側に近づくように形成される
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  4. 請求項2又は3に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記一方のハウジングと前記筒状部材とは、それぞれ、前記一方のハウジングの前記他方のハウジングとの嵌合方向へのスライドをガイド可能に形成されるガイド手段を備える
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  5. 請求項2、3又は4に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記フード部には、前記係合凹部との係合が解除された前記係合突起が係合可能に形成される被係合部が設けられる
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  6. 請求項1に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記一方のハウジングは、前記筒状部材を収容可能に形成される嵌合空間と、前記筒状部材を前記嵌合空間内に係止可能に形成される係止突起を設けた係止アームと、を備え、
    前記筒状部材は、前記係止突起が係合可能に形成される係合突起と、前記他方のハウジングに係合可能に形成される引き込み突起と、を設けた係合アームを備え、
    前記他方のハウジングは、該他方のハウジングの外面に、前記引き込み突起が係合可能に形成された係合部と、前記係止突起と前記係合突起とが係合された状態にて前記一方のハウジングと嵌合する際に前記係止アームを前記一方のハウジングの外側へ撓ませるように形成される解除部と、を備え、
    前記付勢部材は、前記係止突起と前記係合突起とが係合された状態にて伸張されて前記一方のハウジングと前記筒状部材との間に支持され、
    前記係止アームは、前記係止突起と前記係合突起とが係合された状態にて前記一方のハウジングと嵌合する際に前記解除部にて前記一方のハウジングの外側へ撓むことにより前記係止突起と前記係合突起との係合が解除されるように設けられ、
    前記他方のハウジングは、前記係止突起と前記係合突起との係合が解除された状態にて前記付勢部材の前記伸張が解除され前記伸張前に復帰しようとする力にて前記一方のハウジングとの嵌合方向へスライド可能に形成される
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  7. 請求項6に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記係止アームは、前記解除部の先端と摺接可能に形成されたテーパ面を備え、
    該テーパ面は、前記係止アームの先端側に行くにしたがって、次第に前記一方のハウジングの外側に拡がるように形成される
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  8. 請求項6又は7に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記一方のハウジングと前記筒状部材とは、それぞれ、前記他方のハウジングの前記一方のハウジングとの嵌合方向へのスライドをガイド可能に形成されるガイド手段を備える
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  9. 請求項6、7又は8に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記他方のハウジングには、前記係合突起との係合が解除された前記係止突起が係合可能に形成される被係合部が設けられる
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載のコネクタ嵌合構造において、
    前記一方のハウジングと前記筒状部材とは、それぞれ、前記付勢部材を取り付け可能に形成された取付手段を備える
    ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。

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