JP2022110657A - 加熱調理器 - Google Patents

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宇 董
Woo Dong
綾太 浅永
Ryota Asanaga
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Abstract

Figure 2022110657000001
【課題】トッププレート上面への液体等の噴きこぼれを精度良く検知可能な加熱調理器を提供する。
【解決手段】調理器具を載置するトッププレートと、トッププレートの下方に設けられ調理器具を加熱するための加熱コイルと、交流電圧を高周波電圧に変換して加熱コイルに高周波電流を流す駆動回路と、トッププレートの下方に設けられた環状の第一電極および第二電極と、第一電極と前記第二電極との間の静電容量に基づいて駆動回路を制御する制御マイコンと、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
電磁調理器に採用されている従来のふきこぼれ検知方法として、トッププレートの下に設けられた加熱コイルの外周部分に沿った導体と、加熱コイル外周を取り囲んでいる導体と接続されたアース電位の電極と、この電極と鍋や吹きこぼれた液体、人体などとの間の静電容量を計測し、所定値より増加した場合、ふきこぼれが発生したと判定する方法が知られている(特許文献1参照) 。
特開2014-143121号公報
特許文献1の検知方法では、静電容量を検知する対象コンデンサを形成する片方の電極が、吹きこぼれた液体や人体となっている。しかしながら、空気中の湿度により、アース電位に対するインピーダンスのバラツキと、人体抵抗と自己静電容量の個体差が存在するため、アース電位の電極との間の静電容量を正しく検知することができない問題点があった。
本発明は、トッププレート上面への液体等の噴きこぼれを精度良く検知可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、調理器具を載置するトッププレートと、トッププレートの下方に設けられ調理器具を加熱するための加熱コイルと、交流電圧を高周波電圧に変換して加熱コイルに高周波電流を流す駆動回路と、トッププレートの下方に設けられた環状の第一電極および第二電極と、第一電極と前記第二電極との間の静電容量に基づいて駆動回路を制御する制御マイコンと、を備えるものである。
本発明によれば、トッププレート上面への液体等の噴きこぼれを精度良く検知可能な加熱調理器を提供することができる。
誘導加熱調理器の組込形態を示す図である。 本発明の実施形態における誘導加熱調理器のブロック図である。 本発明の実施形態における誘導加熱調理器のトッププレートの上面図である。 本発明の実施形態における環形状の電極の上面図である。 本発明の実施形態における櫛形状の電極の上面図である。 本発明の実施形態における電極部を含む断面図である。 本発明の実施形態における噴きこぼれによって液体等がトッププレート上面に付着した場合の断面図である。
以下、図面等を用いて、本発明の実施例について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではない。本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能であり、下記の実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。なお、本実施例は、システムキッチンに嵌め込むビルトイン型を例に挙げて説明するが、キッチンに載置する据置型の誘導加熱調理器であっても差し支えない。
図1は、誘導加熱調理器の組込形態を示す図である。誘導加熱調理器の本体2は、システムキッチン1の上面から落とし込んで設置することで組み込まれている。
調理を行う被加熱物の調理器具は、本体2の上面に配置された耐熱ガラス等からなり光を透過するトッププレート3の載置部6に載置されることで調理可能となる。載置部6は、本体2上面のトッププレート3の上面手前に載置部右6aと載置部左6bが配置され、これら両載置部6aおよび6bの間の奥(中央後部)に載置部中央6cが配置されている。
そして、トッププレート3を挟んで各載置部6の下に鍋を加熱するための後述する加熱コイルユニット11がそれぞれ設置されている。配置は、載置部右6aの下方には加熱コイルユニット右(図示無し)が、載置部左6bの下方には加熱コイルユニット左(図示無し)が、載置部中央6cの下方には加熱コイルユニット中央(図示無し)が設けられている。
トッププレート3の周囲端面には、トッププレート3を保護するためにフレーム14が設けられている。フレーム14は、トッププレート3の手前の上端縁に取り付けられるフレーム前14aと、トッププレート3の後方上端縁に取り付けられるフレーム後14bと、右側上端縁に取り付けられる14cと、左側上端縁に取り付けられるフレーム左14dとで構成されている。
上面操作部9はトッププレート3の前面側に設けられ、載置部右6a、載置部中央6c、載置部左6bに対応して右から配置されている。また、本体2の左側には、魚やピザなどを焼くためのロースター4が設けられている。ロースター4の右側にロースター4の操作をする前面操作パネル40が設けられている。
本体2の設定を行う操作部90を上面操作部9と前面操作パネル40より構成し、操作部90の設定は後述の操作制御回路22を介して制御マイコン19に入力される。また、制御マイコン19が表示制御回路21を通して表示部10により、製品の状態や選択メニューの表示などを使用者へ知らせる。
本体2の内部には、発熱部材である加熱コイルユニット11や後述する加熱コイル駆動回路20を構成する電子部品が設けられており、加熱コイルユニット11や加熱コイル駆動回路20の後方には、これらを冷却するための送風ファン(図示無し)と、本体2の外部から空気を吸込むための吸気口7及び冷却後の排気を排出する排気口8が設けられている。
吸気口7で吸入した空気は、本体2の内部で発熱する加熱コイルユニット11や加熱コイル駆動回路20を構成する電子部品を冷却した後に排気口8から本体2外に排出される。
図2は、誘導加熱調理器のブロック図である。
制御マイコン19は、
制御マイコン19は、加熱調理器の加熱動作や使用者による操作受付や、製品状態を使用者に知らせるための表示や、本発明で挙げたトッププレートの下方に設けられた環状電極間の静電容量検知を行うマイクロコンピュータである。
静電容量検知回路16は、上記電極間の静電容量を検知する回路である。
センシング電極12とGND電極13は、トッププレート3の下方に設けられた環状電極であり、GND電極13は静電容量検知回路16のGND電位に接続している。
表示部10は、LEDやLCDを搭載した基板等から構成され、製品の動作状態等を表示するものである。
表示制御回路21は、表示部10の制御を行う回路であり、制御マイコン19の制御指令に基づき、表示部10の表示内容をコントロールする。
上面操作部9は、加熱調理器の上面に設けている操作スイッチを搭載している基板等から構成し、火力設定や調理の開始・停止等の操作を行うものである。
前面操作部40は、加熱調理器の前面に設けている操作スイッチを搭載している基板等から構成し、火力設定や調理の開始・停止等の操作を行うものである。
操作制御回路22は、上面操作部9及び前面操作部40の制御を行う回路であり、操作情報を制御マイコン19へ伝達する。
加熱コイル駆動回路20は、制御マイコン19からの制御信号を基に、駆動回路内のインバータ回路をスイッチング動作させるものである。
加熱コイルユニット11は、エナメル撚線を渦巻き状に巻いた磁力発生コイルに、上記加熱コイル駆動回路20からの約数十kHz高周波電流を流し、電磁誘導によって、載置の調理器具の底を貫く高周波磁界を発生させるものである。
図3は、誘導加熱調理器のトッププレート上面図である。トッププレート3の裏面に、対となる非磁性のアルミ材質の電極12および13を環状に貼り付けている。電極12および13の直径は、使用者へ推奨する鍋底19の直径よりやや大きいのが望ましい。これにより、鍋等から噴きこぼれた液体等が電極の上に位置し、詳しくは後述するが噴きこぼれを検知することができる。
図4は環形状の電極の上面図、図5は櫛形状部を備えた環形状の電極の上面図である。対となる電極としてセンシング電極12とGND電極13の2つから構成されている。各電極に設けられた引き出し部15からリード線が引き出され、リード線は静電容量検知回路16に接続されている。さらに、GND電極13は電位安定の基準電圧となる静電容量検知回路16のGNDに接続されている。
図6は、電極部を含む断面図である。センシング電極12とGND電極13の下面に、シールド電極17を設けている。シールド電極17はセンシング電極12とGND電極13と同様に、非磁性のアルミ材質から構成され、外来ノイズの影響や寄生容量の生成を抑制する役割を果たす。
近接するセンシング電極12とGND電極13の電極間の静電容量は、一般的に以下式で求められる。εrは電極間の物質の比誘電率、ε0は真空の誘電率(8.85×10^(-12)(F/m))、Aはセンシング電極12とGND電極13が互いに面している部分の面積、dはセンシング電極12とGND電極13間の直線距離である。なお、図5に示す形状の電極を用いる場合には、dとして互いの櫛部の最短距離を用いる。
Figure 2022110657000002
また、センシング電極12とGND電極13間の静電容量は、電極板の面積に比例するため、センシング電極12とGND電極13に櫛形状を備えさせることで、電極板の面積を拡大し静電容量を増やし検知しやすくする。また、コンデンサの電界線がセンシング電極12とGND電極13エッジ部で発生することから、各々の電極が櫛形状を備えることで、後述する図7に点線を用いて示す電界線の発生が顕著になり、静電容量の変化を精度良く検知することが可能となる。
液体等が鍋から噴きこぼれずトッププレート3の上面が綺麗な通常時においては、センシング電極12とGND電極13の間の誘電体は、比誘電率が約1である空気と、電極上面に位置する比誘電率が約3.5~4.5であるトッププレート3(ガラス)とで構成される。静電容量検知回路16は、この場合の電極間静電容量を検知してから、制御マイコン19へ電極間静電容量を入力する。そして、制御マイコン19がこの検知信号を記憶する。記憶のタイミングとしては、使用者が調理開始ボタン押下のときが一例である。
図7は、噴きこぼれによって液体等がトッププレート3上面に付着した場合の断面図である。一方で、使用者が鍋等を使用して加熱調理を行い、鍋から液体等18が噴きこぼれて、トッププレート3上面に水分が含まれるものが付着した場合を考える、センシング電極12とGND電極13の間の誘電体は、前述した空気及びガラスに加えて、比誘電率が約80近くの水分との合成物が存在する。よって、噴きこぼれた場合には、センシング電極12とGND電極13の間の静電容量が、前述した通常時の十数倍まで大きくなる。噴きこぼれた場合の電極間静電容量を静電容量検知回路16により検知して、制御マイコン19へ検知情報を入力する。
そして、加熱コイル駆動回路20により加熱コイル11を駆動中に、電極間の静電容量が所定閾値よりも増加した場合、制御マイコン19が噴きこぼれが発生したと判定する。そして、表示制御回路21及び表示部10により、音声等の警報出力により使用者に噴きこぼれを報知すると共に、加熱コイル駆動回路20に対して加熱コイルに流す高周波電流の減少や遮断を指示する。本発明の静電容量の計測方法は、噴きこぼれた液体や人体を電極の対象としないため、それらの環境変化に伴うインピーダンスのバラツキや、自己静電容量の影響を受けにくいという特徴がある。
なお、鍋底がセンシング電極12やGND電極13の上面に載置されてしまった場合は、鍋の材質(アルミ等の金属や陶器)の影響を受け、使用者が調理開始ボタンを押下した場合の電極間静電容量が、通常時の電極間静電容量の約2~3倍まで上昇する。しかし、噴きこぼれ検知の所定閾値を、鍋底が電極の上面に載置された場合の電極間静電容量よりも高い値に予め設定することで、噴きこぼれと誤検知する可能性を低減できる。これにより、この状態においても噴きこぼれを検知することができる。
以上の通り、トッププレート3の下方に設けられた環形状の電極間の静電容量変化を検知することで、トッププレート3上面への液体等のふきこぼれを精度良く検知することが可能となり、使用者に対して使い勝手のよい加熱調理器を提供することができる。
2 本体
3 プレート
6 載置部
7 吸気口
8 排気口
11 加熱コイル
12 センシング電極
13 GND電極
14 フレーム
15 電極引き出し部
16 静電容量検知回路
17 シールド電極
18 液体等のふきこぼれ物
19 制御マイコン
20 加熱コイル駆動回路
21 表示制御回路
22 操作制御回路

Claims (5)

  1. 調理器具を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ前記調理器具を加熱するための加熱コイルと、交流電圧を高周波電圧に変換して前記加熱コイルに高周波電流を流す駆動回路と、前記トッププレートの下方に設けられた環状の第一電極および第二電極と、前記第一電極と前記第二電極との間の静電容量に基づいて前記駆動回路を制御する制御マイコンと、を備える加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記加熱コイルを駆動中に前記静電容量が増加した場合に、前記加熱コイルに流れる高周波電流を減少若しくは遮断する、加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    前記第一電極の内側に前記第二電極が位置し、前記第一電極の直径は推奨される前記調理器具の直径よりも大きい、加熱調理器。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の加熱調理器において、
    前記第一電極と前記第二電極は櫛形状部をそれぞれ備える、加熱調理器。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の加熱調理器において、
    前記第一電極および前記第二電極の下方にシールド電極を備える、加熱調理器。
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