JP2022110494A - 端末装置、売上データ処理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡易に値札から商品に関する情報を取得することができる端末装置、売上データ処理システム及びプログラムを提供する。【解決手段】端末装置は、商品を識別するための識別情報と、商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、識別情報及び価格情報を取得する情報取得手段と、ユーザからの指示に基づいて、撮影手段による撮影範囲のうち、値札を撮影するときに識別情報が位置する第1範囲、及び価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、を備え、情報取得手段は、撮影画像のうち第1範囲に相当する部分から識別情報を取得し、第2範囲に相当する部分から価格情報を取得する。【選択図】図14

Description

本発明は、端末装置、売上データ処理システム及びプログラムに関する。
従来、商品の売上データの処理を行うECR(Electronic Cash Register)等の売上データ処理装置が店舗に設置されて会計に用いられている(例えば、特許文献1)。売上データ処理装置は、商品と価格とが対応付けられた価格設定データを記憶しており、会計時には、会計対象の商品に設定されている価格を価格設定データから取得して会計処理を行う。価格設定データにおける各商品の価格データは、例えばユーザにより商品ごとに個別に入力される。価格データの入力は、例えば、売上データ処理装置の操作部に設けられたタッチパネルや入力キーを用いて行う。
特開2017-157088号公報
しかしながら、特売時など、商品の価格を一時的に変更したい場合には、ユーザがその都度値札の価格の記載を変更するとともに、変更後の価格のデータを入力して価格設定データを修正する必要がある。このため、価格設定の変更に手間が掛かり、商品点数によっては店舗の運営上大きな負担となるという課題がある。
この発明の目的は、より簡易に値札から商品に関する情報を取得することができる端末装置、売上データ処理システム及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の端末装置は、
商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段と、
ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、
を備え、
前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の売上データ処理システムは、
商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段と、
ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、
を備え、
前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明のプログラムは、
端末装置に設けられたコンピュータを、
商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段、
ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段、
として機能させ、
前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、より簡易に値札から商品に関する情報を取得することができる。
売上データ処理システムの構成を示す図である。 売上データ処理装置の機能構成を示すブロック図である。 端末装置の機能構成を示すブロック図である。 商品マスターの内容例を示す図である。 値札の例を示す図である。 価格設定処理の制御手順を示すフローチャートである。 読取設定処理の制御手順を示すフローチャートである。 値札撮影処理の制御手順を示すフローチャートである。 更新項目設定画面が表示された端末装置を示す図である。 読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 読取範囲確認画面が表示された端末装置を示す図である。 撮影画面が表示された端末装置を示す図である。 読取結果確認画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る更新項目設定画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る読取範囲設定画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る撮影画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る読取結果確認画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例1に係る商品マスターを示す図である。 変形例2に係る読取範囲確認画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例3に係る値札の例を示す図である。 変形例3に係る読取範囲確認画面が表示された端末装置を示す図である。 変形例3に係る商品マスターを示す図である。
以下、本発明の端末装置、売上データ処理システム及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
<売上データ処理システムの構成>
図1は、本実施形態の売上データ処理システム1の構成を示す図である。
売上データ処理システム1は、売上データ処理装置10と、端末装置20と、を備えている。売上データ処理システム1は、例えば個人商店、スーパーマーケット、飲食店等の店舗に設置されて会計に用いられる。売上データ処理システム1は、売上データ処理装置10及び端末装置20の連携動作によって、店舗における商取引の売上データの登録等の各種処理を行う。本明細書では、商品やサービスなどの商取引の対象を、まとめて「商品」と記す。
売上データ処理装置10及び端末装置20は、相互に無線データ通信が可能である。無線データ通信としては、例えば各種の近距離無線通信を用いることができる。本実施形態では、無線データ通信としてBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy))が用いられている。BLEによる無線データ通信(以下、「BLE接続」とも記す」)は、Wi-Fi(登録商標)接続よりも通信速度が遅く、接続可能距離が短いものの、Wi-Fi接続より電力消費量が少ない利点がある。売上データ処理装置10をBLE通信のスレーブデバイスとし、端末装置20をBLE通信のマスターデバイスとすることができる。ただし、これに限られない。また、売上データ処理装置10及び端末装置20は、さらに図示略のアクセスポイントを介して外部のネットワーク(例えば、インターネット)に接続可能であってもよい。
売上データ処理装置10は、店舗のレジに設置されるECRである。売上データ処理装置10は、会計時にユーザの操作により入力される会計情報(販売する商品の名称、個数、金額等)に基づいて売上データを生成して登録する。また、売上データの内容に応じて、会計に係る情報を顧客用表示部15に表示したり、当該情報が印刷されたレシートを印刷部16から出力したりする。また、現金による決済を行う場合にドロア17(図2参照)を開放して、現金の出納を行う。
端末装置20は、店舗の店員等のユーザが所持する機器であり、例えばスマートフォン又はタブレット端末等である。端末装置20には、売上データ処理装置10との連携動作を行うためのアプリケーションプログラム(以下、会計アプリ231(図3参照)と記す)がインストールされている。端末装置20は、会計アプリ231上で、売上データ処理装置10の設定を変更したり、売上データの統計情報などを表示したりすることができる。ここで、端末装置20において変更可能な設定には、商品の価格設定が含まれる。
また、端末装置20は、撮影手段としてのカメラ25(図3参照)を備えている。会計アプリ231上でカメラ25により商品の値札を撮影することで、値札の情報を読み取り、読み取ったデータに基づいて商品の価格設定を変更することができる。値札の撮影画像を用いた価格設定方法については、後に詳述する。
<売上データ処理装置の構成>
図2は、売上データ処理装置10の機能構成を示すブロック図である。
売上データ処理装置10は、CPU11(Central Processing Unit)(コンピュータ)と、RAM12(Random Access Memory)と、記憶部13と、操作表示部14と、顧客用表示部15と、印刷部16と、ドロア17と、通信部18と、バス19などを備えている。売上データ処理装置10の各部は、バス19により接続されている。
CPU11は、売上データ処理装置10の各部を制御するプロセッサである。CPU11は、記憶部13に記憶されたプログラム131を読み出してRAM12に展開し、当該プログラム131を実行して各種演算処理を行う。
RAM12は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部13は、CPU11により実行されるプログラム131や各種設定データなどを記憶する。プログラム131は、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部13に格納されている。記憶部13としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの、不揮発性の記憶装置が用いられる。
記憶部13に記憶される設定データとしては、商品の価格設定データD(価格設定情報)を含む商品マスター132などが含まれる。
操作表示部14は、液晶表示装置などの表示部と、表示部の表示画面に重ねられて設けられたタッチパネルなどを備える。操作表示部14は、例えば、会計時においてユーザからの会計内容を特定する入力操作を受け付ける。操作表示部14は、キーボード及びマウスといった他の入力デバイスや、商品のタグに付されたバーコードを読み取るバーコードリーダなどをさらに有していてもよい。
顧客用表示部15は、液晶表示装置などにより構成され、売上データ処理装置10を操作するユーザと対面する顧客に対して、商品名や価格などの各種情報を表示する。
印刷部16は、CPU11から出力された制御信号に従い、レシートやジャーナルなどを用紙に印刷して出力する。
ドロア17は、金銭、商品券等を格納する引き出しであり、CPU11による制御下で開放する開放機構を有する。
通信部18は、アンテナ、変復調回路、信号処理回路などを有する通信モジュールである。通信部18は、BLEによる無線通信に係る通信規格に従って、端末装置20の通信部26との間で無線データ通信を行う。また、通信部18は、Wi-Fiによる無線通信に係る通信規格に従って、所定のアクセスポイントとの間で無線データ通信を行うことが可能であってもよい。
<端末装置の構成>
図3は、端末装置20の機能構成を示すブロック図である。
端末装置20は、CPU21(コンピュータ)と、RAM22と、記憶部23と、操作表示部24(表示手段)と、カメラ25と、通信部26と、バス27などを備えている。端末装置20の各部は、バス27により接続されている。
CPU21は、端末装置20の各部を制御するプロセッサである。CPU21は、記憶部23に記憶された会計アプリ231などのプログラムを読み出してRAM22に展開し、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。会計アプリ231を実行することで、CPU21は、情報取得手段、範囲設定手段、価格設定手段、商品マスター管理手段、価格変更手段、表示制御手段及びテンプレート登録手段などとして機能する。
RAM22は、CPU21に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部23は、CPU21により実行される会計アプリ231等のプログラムや各種設定データなどを記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部23に格納されている。記憶部23としては、例えばフラッシュメモリなどが用いられる。
記憶部23に記憶される設定データとしては、商品の価格設定データD(価格設定情報)を含む商品マスター232などが含まれる。商品マスター232は、売上データ処理装置10の記憶部13に記憶される商品マスター132と同一内容である。本実施形態では、売上データ処理装置10及び端末装置20の一方で商品マスター132又は商品マスター232が変更された場合には、当該データが他方に送信されて内容が同期される。
操作表示部24は、液晶表示装置などの表示部と、表示部の表示画面に重ねられて設けられたタッチパネルなどを備える。操作表示部24の表示部は、表示制御手段としてのCPU21からの制御信号に基づいて、各種ステータス画面を表示したり、カメラ25による撮影時に撮影範囲を表示したりする。操作表示部24は、例えば、会計アプリ231の実行時に、設定変更に係る各種入力操作を受け付ける。操作表示部24は、物理ボタンなどの入力デバイスをさらに有していてもよい。
カメラ25は、入射光をその強度に応じた電気信号に変換する複数の撮像素子と、当該撮像素子に入射光を導く光学系などを有する。カメラ25は、CPU21による制御下で、撮像素子及び光学系により定まる撮影範囲を撮影して撮影画像(撮影画像データ)を生成し、記憶部23に記憶させる。
通信部26は、アンテナ、変復調回路、信号処理回路などを有する通信モジュールである。通信部26は、BLEによる無線通信に係る通信規格に従って、売上データ処理装置10の通信部18との間で無線データ通信を行う。また、通信部26は、Wi-Fiによる無線通信に係る通信規格に従って、所定のアクセスポイントとの間で無線データ通信を行うことが可能であってもよい。
図4は、商品マスター132、232の内容例を示す図である。
商品マスター132、232の1つのデータ行は、1つの商品に対応するとともに、当該商品の価格設定データDに相当する。各データ行は、「商品名」、「商品番号」及び「価格」のデータ項目を含む。
「商品名」は、商品の名称を表す。
「商品番号」は、商品に対応付けられた固有の番号であり、この商品番号から1つの商品を特定することができる。「商品番号」に代えて、任意の符号を用いてもよい。
「価格」は、その商品に設定されている価格を表す。
「商品名」、「商品番号」及び「価格」のデータは、例えば、予めユーザにより入力される。
これらのうち「商品名」及び「商品番号」が「商品を識別するための識別情報」に相当する。また、「価格」が「価格情報」に相当する。
なお、商品マスター132、232のデータ項目は上記に限られず、会計時の処理において参照される任意のデータ項目などがさらに含まれていてもよい。
売上データ処理装置10における会計時の処理では、商品マスター132が参照されて、会計対象の商品が特定されるとともに、当該商品に設定されている価格が取得される。例えば、商品のタグに記載された商品番号をユーザが操作表示部14に入力すると、商品マスター132において当該商品番号に対応するデータ行が参照され、当該データ行における商品名及び価格のデータが取得される。取得されたデータは、売上データの生成に用いられるとともに、操作表示部14及び顧客用表示部15に表示されたり、印刷部16によりレシートに印刷されたりする。
<売上データ処理システムの価格設定動作>
次に、売上データ処理システム1における商品の価格設定に係る動作について説明する。
上述のとおり、売上データ処理システム1では、端末装置20のカメラ25により撮影した値札30の撮影画像を用いて価格設定を行うことができる。これにより、値札30の記載内容が変更された場合に、端末装置20により値札30を撮影する簡易な操作で、商品の価格設定を、変更後の値札30の内容に整合させることができる。商品の価格設定の変更は、商品マスター132、232の内容を変更することにより行われる。
図5は、値札30の例を示す図である。
値札30には、商品名31aと、商品番号31bと、価格32などが記載されている。このうち商品名31a及び商品番号31bはそれぞれ、商品を識別するための識別情報に相当し、価格32は価格情報に相当する。また、商品名31aは、商品マスター132、232における「商品名」の項目に対応し、商品番号31bは「商品番号」の項目に対応し、価格32は「価格」の項目に対応する。
なお、値札30には、商品名31a、商品番号31b及び価格32以外の情報が記載されていてもよい。また、値札30には、商品を識別可能な識別情報が少なくとも1つ記載されていればよく、例えば商品番号31bの記載を省略してもよい。
図6~図8を参照して、値札30の撮影画像を用いて商品マスター132、232の内容を更新するための価格設定処理について説明する。
図6は、価格設定処理の制御手順を示すフローチャートである。
図6では、売上データ処理装置10側の価格設定処理(CPU11により実行される処理)、及び端末装置20側の価格設定処理(CPU21により実行される処理)が併記されている。売上設定処理は、端末装置20において会計アプリ231が実行され、所定の操作手順によって価格設定の変更機能が呼び出された場合に開始される。
価格設定処理が開始されると、端末装置20のCPU21は、値札30の読み取りに係る設定を行うための読取設定処理を実行する(ステップS101)。
図7は、読取設定処理のCPU21による制御手順を示すフローチャートである。
読取設定処理が呼び出されると、CPU21は、図9に示す更新項目設定画面241を操作表示部24に表示させて、ユーザから更新対象の読取項目の指定を受け付ける(ステップS201)。ここで、更新対象の読取項目とは、値札30の撮影画像から読み取る読取項目のうち、読取結果を商品マスター132、232に反映させる項目をいう。
更新項目設定画面241には、選択ボタンB1と、キャンセルボタンB2と、決定ボタンB3と、テンプレート選択ボタンB4などが表示されている。
選択ボタンB1は、値札30の撮影画像から読み取る読取項目のうち更新対象の項目を選択するためのボタンである。図9の例では、読取項目である「商品名」、「商品番号」及び「価格」の全てが更新項目として選択されている。例えば、商品マスター132、232にまだ登録されていない商品の価格を新たに登録する場合には、図9のように全ての読取項目を更新対象として選択する。また、例えば既に登録されている商品の価格を変更する場合には、「価格」のみを更新対象の読取項目として選択すればよい。
キャンセルボタンB2は、更新項目設定画面241での設定内容を破棄して1つ前の表示画面に遷移させるためのボタンである。
決定ボタンB3は、更新項目設定画面241での設定内容を確定させて次の画面に遷移させるためのボタンである。
テンプレート選択ボタンB4は、予め設定されているテンプレートに沿った読み取りを行う場合に選択される。テンプレートでは、各読取項目について、後述する読取範囲が予め設定されている。
更新項目設定画面241において決定ボタンB3が選択されると、CPU21(範囲設定手段)は、図10に示す読取範囲設定画面242を操作表示部24に表示させて、ユーザからの読取範囲の指定を受け付ける(図7のステップS202)。ここで、読取範囲は、値札30の撮影時においてカメラ25の撮影範囲SRのうち読取項目が位置する範囲である。
読取範囲設定画面242には、カメラ25の撮影範囲SRに相当する設定領域242aと、キャンセルボタンB2と、決定ボタンB3などが表示されている。このうち設定領域242aには、格子状のグリッドGが表示されている。ユーザは、グリッドGにより区分された複数のブロックのうち、撮影時に設定対象の読取項目が位置する範囲をタップ操作又はドラッグ操作などにより特定することで、読取範囲を選択することができる。図10の例では、読取項目「商品名」について、読取範囲R1a(第1範囲)が選択されている。この後、決定ボタンB3が選択されることで、読取項目「商品名」について読取範囲R1aが設定されて記憶部23に記憶される。
図7のステップS202が終了すると、CPU21は、全ての読取項目について読取範囲の設定が完了したか否かを判別する(ステップS203)。いずれかの読取項目について読取範囲の設定が完了していないと判別された場合には(ステップS203で“NO”)、CPU21は、処理をステップS202に戻す。
ステップS202、S203の処理ループにより、例えば図11に示すように、読取項目「商品番号」について、読取範囲R1b(第1範囲)が設定され、図12に示すように、読取項目「価格」について、読取範囲R2(第2範囲)が設定される。
ステップS203の処理で、全ての読取項目について読取範囲の設定が完了したと判別された場合には(ステップS203で“YES”)、CPU21(範囲設定手段)は、図13に示す読取範囲確認画面243を操作表示部24に表示させる(ステップS204)。読取範囲確認画面243は、各読取項目についての読取範囲R1a、R1b、R2の設定内容を確認するための画面である。読取範囲確認画面243には、撮影範囲SRに相当する設定領域243aと、キャンセルボタンB2と、撮影移行ボタンB5と、テンプレート保存ボタンB6などが表示されている。設定領域243aには、設定済の読取範囲R1a、R1b、R2が、それぞれ矩形のフレームF1a、F1b、F2によって表されている。ユーザは、読取範囲確認画面243において撮影移行ボタンB5を選択することで、値札撮影処理(図6のステップS102、図8)を開始させることができる。また、テンプレート保存ボタンB6を選択することで、設定中の読取範囲R1a、R1b、R2をテンプレートとして保存することができる。テンプレート保存ボタンB6が選択されると、CPU21(テンプレート登録手段)は、設定された第1範囲としての読取範囲R1a、R1b、及び第2範囲としての第2範囲R2を、ユーザの指示に応じて読み出し可能なテンプレートとして記憶部23に登録する。
ステップS204の処理が終了すると(すなわち、撮影移行ボタンB5が選択されると)、CPU21は、図7の読取設定処理を終了させ、価格設定処理に戻る。
価格設定処理において読取設定処理(図6のステップS101)が終了すると、CPU21は、値札撮影処理を実行する(ステップS102)。
図8は、値札撮影処理のCPU21による制御手順を示すフローチャートである。
値札撮影処理が呼び出されると、CPU21(表示制御手段)は、図14に示す撮影画面244を操作表示部24に表示させる。また、CPU21は、ユーザからの撮影指示に応じたタイミングでカメラ25による撮影を実行させ、撮影画像を生成させる(ステップS301)。撮影画面244には、カメラ25によるリアルタイムの撮影範囲SRと、キャンセルボタンB2と、撮影ボタンB7と、テンプレート選択ボタンB4などが表示されている。CPU21は、撮影ボタンB7が選択されたタイミングで、カメラ25によりその時点での撮影範囲SRを撮影させて、撮影画像を生成し、記憶部23に記憶させる。撮影範囲SRには、設定済の読取範囲R1a、R1b、R2を表すフレームF1a、F1b、F2が表示されている。言い換えると、CPU21は、カメラ25による撮影時に、撮影範囲SRとともに、読取範囲R1a、R1b、R2を明示する表示(フレームF1a、F1b、F2)を操作表示部24に行わせる。図14に示すように、フレームF1aに商品名31aが入り、フレームF1bに商品番号31bが入り、フレームF2に価格32が入るように値札30と端末装置20との位置関係を調整した状態で撮影することで、後続のステップで商品名31a、商品番号31b、価格32を撮影画像から適切に読み取ることができる。
また、撮影画面244では、値札30の各読取項目とフレームF1a、F1b、F2の位置関係が合っていない場合などにおいて、テンプレート選択ボタンB4を選択することで、他のテンプレートのフレームを表示させることができる。また、キャンセルボタンB2を選択することで、再度図7の読取設定処理を実行して読取範囲を設定できるようになっていてもよい。
ステップS301で撮影画像が生成されると、CPU21(情報取得手段)は、撮影画像から、識別情報としての商品名31a、商品番号31b、及び価格情報としての価格32を取得する。また、CPU21は、読取結果確認画面245を操作表示部24に表示させる(ステップS302)。詳しくは、CPU21は、撮影画像のうち読取範囲R1aに相当する部分に対してOCR(Optical Character Recognition)処理を行って得られた文字列を、商品名31aとして取得する。また、読取範囲R1bに相当する部分に対してOCR処理を行って得られた文字列を、商品番号31bとして取得する。また、読取範囲R2に相当する部分に対してOCR処理を行って得られた文字列を、価格32として取得する。
図15に示すように、読取結果確認画面245には、読取結果を示す結果表示領域245aと、キャンセルボタンB2と、登録ボタンB8と、編集ボタンB9などが表示されている。このうち結果表示領域245aには、撮影画像から取得した読取項目の内容が表示されている。ここでは、「商品名」として「ベーコン&マスタード」、「商品番号」として「60」、「価格」として「210円」が、それぞれ読取結果として表示されている。この読取結果が値札30の記載内容と異なる場合には、編集ボタンB9を選択することで、読取結果の文字列を編集して所望の内容に変更することができる。また、キャンセルボタンB2を選択することで、撮影画面244に戻って撮影をやり直すこともできる。登録ボタンB8は、読取結果確認画面245に示されている読取結果を確定させて、商品マスター232に登録する(反映させる)ためのボタンである。
CPU21は、読取結果確認画面245においてユーザから読取結果の登録指示がなされたか否か、すなわち登録ボタンB8が選択されたか否かを判別し(ステップS303)、登録指示がなされていないと判別された場合には(ステップS303で“NO”)、再度ステップS303の処理を実行する。
読取結果確認画面245において登録指示がなされたと判別された場合には(ステップS303で“YES”)、CPU21(価格設定手段、商品マスター管理手段)は、読み取られた商品名31a及び商品番号31bと、価格32とを対応付けて価格設定データDを生成し、当該価格設定データDの内容を商品マスター232に反映させる(ステップS304)。
ここでは、価格設定データDに係る商品が商品マスター232において未登録である場合には、商品マスター232に当該商品に対応する新たなデータ行を追加し、価格設定データDの「商品名」、「商品番号」及び「価格」の各データ項目を記録する。この処理は、「価格設定情報に基づいて商品を商品マスターに登録する」処理に相当する。
また、価格設定データDに係る商品が既に商品マスター232において登録済である場合には、当該商品に対応するデータ行を、生成した価格設定データDの内容に更新する。すなわち、「商品名」、「商品番号」及び「価格」の各データ項目(より詳しくは、更新項目設定画面241において更新対象として設定されている項目)の内容を、値札30から読み取った内容に更新する。この処理は、「価格設定情報に基づいて商品マスターにおける商品の情報を更新する」処理に相当する。
ステップS304の処理は、識別情報に対応する商品と、価格情報と、が対応付けられた価格設定情報を生成する処理に相当する。
CPU21は、ステップS304の終了後、図示略の確認画面を操作表示部24に表示させ、値札30の撮影を終了するか否かを問い合わせる(ステップS305)。CPU21は、この確認画面において撮影を終了しない指示(すなわち、他の値札30の撮影を継続する指示)がなされたと判別された場合には(ステップS305で“NO”)、処理をステップS301に戻して値札30の撮影を継続する。撮影終了の指示がなされたと判別された場合には(ステップS305で“YES”)、CPU21は、値札撮影処理を終了させ、図6の価格設定処理に戻る。
一方、図6の価格設定処理において、売上データ処理装置10のCPU11は、端末装置20とのBLE通信を開始させるためのアドバタイズを行う(ステップS103)。すなわち、CPU11は、売上データ処理装置10からのパケットであることを示す固有のIDを含む所定のアドバタイジングパケットを通信部18から発信させる。アドバタイズは、例えば所定の周期で繰り返し実行される。
端末装置20のCPU21は、値札撮影処理(ステップS102)が終了した後に、売上データ処理装置10から発信されたアドバタイジングパケットを通信部26が受信すると、売上データ処理装置10とのペアリング処理を行って、通信部26によりBLE接続を開始させる(ステップS104)。
BLEによる無線通信接続が開始されると、端末装置20のCPU21は、生成した価格設定データDを売上データ処理装置10に対して送信させる(ステップS105)。
売上データ処理装置10のCPU11は、通信部18が価格設定データDを受信すると、商品マスター132の内容を、受信した価格設定データDの内容に応じて更新する(ステップS106)。これにより、商品マスター132の内容を、商品マスター232の内容と同期する。
なお、上記に代えて、ステップS105において商品マスター232を売上データ処理装置10に送信してもよい。
ステップS105、S106の処理が終了すると、CPU11、21は、価格設定処理を終了させる。
<変形例1>
次に、上記実施形態の価格設定処理の変形例1について説明する。ここでは、商品マスター132、232に既に登録されている商品の価格設定を変更する場合を例に挙げて、操作表示部24の画面遷移を中心に説明する。
変形例1の読取設定処理のステップS201では、図16に示すように、更新項目設定画面241において更新項目として「商品番号」及び「価格」のみが選択されるものとする。
続く読取範囲の設定(図7の読取設定処理のステップS202)では、図17に示すように、読取範囲設定画面242の設定領域242aにおいて、過去に撮影した値札30sを表示させる。これにより、値札30sにおける各読取項目の位置を参照しつつ読取範囲を設定することができる。例えば、図18に示すように、値札30sの撮影画像における商品名「カレーパン」の位置に合わせて、簡易に読取範囲R1aを設定することができる。同様に、図19に示すように、値札30sの撮影画像における商品番号「72」の位置に合わせて、簡易に読取範囲R1bを設定することができる。また、図20に示すように、値札30sの撮影画像における価格「¥200」の位置に合わせて、簡易に読取範囲R2を設定することができる。なお、図17の読取範囲設定画面242では、背景切替ボタンB10を選択することで、上記実施形態と同様に、過去に撮影した値札30sを使用せずに読取範囲を設定することもできるようになっている。
その後の値札撮影処理(図8のステップS301)において、図21の撮影画面244に示す値札30を撮影する例を用いて説明する。図21の値札30は、図14に示す記載内容から商品番号が「61」に変更され、価格が「¥220」に変更されている。図21の値札30が撮影されると、その撮影画像から変更後の商品番号及び価格が読み取られ、図22に示す読取結果確認画面245に表示される。この読取結果確認画面245において登録ボタンB8が選択されると、ステップS304において価格設定データDが生成され、図23に示すように商品マスター232が更新される。すなわち、「商品名」が「ベーコン&マスタード」であるデータ行における「商品番号」が「60」から「61」に更新され、「価格」が「210」から「220」に更新される。
<変形例2>
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。変形例2は、変形例1と組み合わせてもよい。
上記実施形態及び変形例1では、値札30における「商品名」及び「商品番号」をいずれも読み取ったが、例えば「価格」のみを更新するような場合には、「商品名」及び「商品番号」のうち一方の読み取りを省略してもよい。「商品名」及び「商品番号」のいずれかを読み取れば、値札30の商品を特定できるためである。
一例を挙げると、図24に示すように、読取項目「商品番号」に対応する読取範囲R1bと、読取項目「価格」に対応する読取範囲R2とを設定し、読取項目「商品名」に対応する読取範囲の設定を省略してもよい。この設定で値札30の撮影を行う場合には、読取範囲R1bに対応するフレームF1bに値札30の商品番号31bが入り、読取範囲R2に対応するフレームF2に値札30の価格32が入るように値札30と端末装置20との位置関係を調整した状態で撮影すればよい。よって、値札30の位置合わせがより容易になる。また、値札30の撮影画像からは、「商品番号」及び「価格」が読み取られる。読取結果を商品マスター232に反映させる際には、読み取った「商品番号」に基づいて商品が特定され、当該商品のデータ行における「価格」が、読み取られた「価格」に更新される。
<変形例3>
次に、上記実施形態の変形例3について説明する。変形例3は、変形例1及び/又は変形例2と組み合わせてもよい。
期間限定セールなどの特売の際には、値札30に、価格を適用する期間に係る期間情報が記載される場合がある。例えば、図25に示す値札30では、商品名31a、商品番号31b及び価格32に加えて、右下に期間情報33が記載されている。ここでは、限定セールを行う期間として「9/19~9/26」が明示されている。
変形例3では、このような値札30から期間情報33を読み取って価格設定データDを生成し、商品マスター132、232に反映させる。すなわち、図26の読取範囲確認画面243に示すように、読取項目に「期間情報」が追加され、読取項目「期間情報」に対応する読取範囲R3が設定される。値札30の撮影時には、フレームF1a、F1b、F2に加えて、読取範囲R3に対応するフレームF3が併せて表示される。そして、値札30の撮影画像のうち、読取範囲R3に相当する部分に対してOCR処理を行って得られた文字列が、期間情報33として取得され、価格設定データDが生成される。この価格設定データDでは、商品名31a及び商品番号31bに対し、価格32及び期間情報33が対応付けられている。生成された価格設定データDに基づいて、図27に示すように、商品マスター132、232が更新される。図27の商品マスター132、232における「有効期間」が、期間情報33に相当する。この期間情報33は、その価格の有効期間の設定として用いることができる。例えば、CPU21(価格変更手段)は、期間情報33に基づく期間内(図27の例では、9月19日から9月26日まで)においては、商品の価格設定を、生成した価格設定データDの価格(図27の例では、100円)に変更し、当該期間の経過後に自動的に従前の価格(図27における「有効期間終了後価格」:210円)に戻す。
<効果>
以上のように、本実施形態に係る端末装置20はCPU21を備える。CPU21は、識別情報としての商品名31a、商品番号31b、及び価格情報としての価格32が記載された値札30をカメラ25により撮影して得られた撮影画像から、商品名31a、商品番号31b及び価格32を取得する(情報取得手段)。CPU21は、ユーザからの指示に基づいて、カメラ25による撮影範囲SRのうち、値札30を撮影するときに商品名31a、商品番号31bがそれぞれ位置する読取範囲R1a、R1b、及び価格32が位置する読取範囲R2を設定する(範囲設定手段)。また、CPU21は、撮影画像のうち読取範囲R1a、R1bに相当する部分からそれぞれ商品名31a、商品番号31bを取得し、読取範囲R2相当する部分から価格32を取得する(情報取得手段)。
これにより、値札30を撮影する簡易な操作で、価格設定の変更に必要な情報を取得することができる。よって、店舗で安売りセール時の一定期間だけ特定の商品の価格を変更したい場合や、ダイナミックプライシングで日ごとに又は週ごとに価格を変更したい場合などのように、頻繁に価格を変更する必要がある場合においても、簡易に値札30から商品に関する情報を取得することができる。よって、店舗の運営上の負担を軽減することができる。
また、CPU21は、取得された商品名31a及び商品番号31bと価格32とを対応付けて商品の価格設定データDを生成する(価格設定手段)。
これにより、値札30を撮影する簡易な操作で値札30の記載内容を読み取って価格設定データDを生成し、商品マスター132、232に反映させることができる。
また、店舗で実際に使用される値札30を読み取って商品マスター132、232に反映させることができるため、値札30の内容と、商品マスター132、232の内容とが整合しなくなる不具合の発生を抑制することができる。
また、値札30を手書きで修正したような場合においても、修正後の内容を読み取って商品マスター132、232に反映できるため、より柔軟に価格設定を管理することができる。
また、電子棚札(ESL:Electronic Shelf Label)を用いて、価格設定データの内容と電子棚札の表示内容とを自動的に同期させるシステムなどと比較して、コストを大幅に抑えることができる。
また、CPU21は、管理対象商品が登録されている商品マスター232を管理する(商品マスター管理手段)。CPU21は、生成された価格設定データDに係る商品が商品マスター232において未登録である場合には、価格設定データDに基づいて当該商品を商品マスター232に登録し、当該商品が商品マスター232において登録済である場合には、価格設定データDに基づいて商品マスター232における商品の情報を更新する(商品マスター管理手段)。
これにより、値札30を読み取ることで簡易に新商品の登録処理を行うことができる。
また、変形例3のCPU21は、価格を適用する期間に係る期間情報33が値札30に記載されている場合に、撮影画像から期間情報33を取得する(情報取得手段)。また、CPU21は、商品名31a及び商品番号31bと、期間情報33と、がさらに対応付けられた価格設定データDを生成する(価格設定手段)。
これにより、期間を限定して価格を変更したい場合に、価格の有効期間を簡易に商品マスター132、232に反映させることができる。
また、変形例3のCPU21は、価格設定データDに期間情報33が含まれている場合に、当該期間情報33に対応する商品の価格設定を、期間情報33に基づく期間内においては価格情報の価格に変更し、上記期間の終了後に、当該期間の開始前の価格に戻す(価格変更手段)。
これにより、簡易に商品の設定価格を一時的に変更することができる。また、価格を変更する期間の終了後に、確実に元の価格設定に戻すことができる。
また、端末装置20は操作表示部24を備え、CPU21は、操作表示部24に撮影範囲SRを表示させる(表示制御手段)。また、CPU21は、カメラ25による撮影時に、撮影範囲SRとともに読取範囲R1a、R1b、R2を明示するフレームF1a、F1b、F2を操作表示部24に表示させる(表示制御手段)。
これにより、値札30の商品名31a、商品番号31b、価格32と、フレームF1a、F1b、F2とを合わせる直感的な操作により、適切なアングルで値札30を撮影することができる。また、撮影画像から必要な情報を取得できない不具合の発生を抑制することができる。
また、CPU21は、設定された読取範囲R1a、R1b、R2を、ユーザの指示に応じて読み出し可能なテンプレートとして登録する(テンプレート登録手段)。
これにより、共通のレイアウトの値札30を読み取るときに読取範囲のテンプレートを読み出して用いることで、読取範囲を設定する手間を省くことができる。
また、本実施形態に係る売上データ処理システム1は端末装置20を備え、端末装置20はCPU21を備える。CPU21は、識別情報としての商品名31a、商品番号31b、及び価格情報としての価格32が記載された値札30をカメラ25により撮影して得られた撮影画像から、商品名31a、商品番号31b及び価格32を取得する(情報取得手段)。CPU21は、ユーザからの指示に基づいて、カメラ25による撮影範囲SRのうち、値札30を撮影するときに商品名31a、商品番号31bがそれぞれ位置する読取範囲R1a、R1b、及び価格32が位置する読取範囲R2を設定する(範囲設定手段)。また、CPU21は、撮影画像のうち読取範囲R1a、R1bに相当する部分からそれぞれ商品名31a、商品番号31bを取得し、読取範囲R2相当する部分から価格32を取得する(情報取得手段)。
これにより、簡易に値札30から商品に関する情報を取得することができる。
また、本実施形態に係るプログラムとしての会計アプリ231は、カメラ25を備えた端末装置20に設けられたコンピュータとしてのCPU21を、識別情報としての商品名31a、商品番号31b、及び価格情報としての価格32が記載された値札30をカメラ25により撮影して得られた撮影画像から、商品名31a、商品番号31b及び価格32を取得する情報取得手段、ユーザからの指示に基づいて、カメラ25による撮影範囲SRのうち、値札30を撮影するときに商品名31a、商品番号31bがそれぞれ位置する読取範囲R1a、R1b、及び価格32が位置する読取範囲R2を設定する範囲設定手段、撮影画像のうち読取範囲R1a、R1bに相当する部分からそれぞれ商品名31a、商品番号31bを取得し、読取範囲R2相当する部分から価格32を取得する情報取得手段、として機能させる。
これにより、簡易に値札30から商品に関する情報を取得することができる。
<その他>
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る端末装置、売上データ処理システム及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、商品マスター132を売上データ処理装置10のみに記憶させてもよい。この場合には、端末装置20では価格設定データDの生成及び売上データ処理装置10への送信のみ行えばよく、商品マスターの管理に係る処理を省略できる。なお、例えば識別情報としての商品番号31b、及び価格情報としての価格32のみを読み取って対応付けする場合などにおいては、識別情報と価格情報とが対応付けられていればよく、必ずしも識別情報に対応する商品が特定された状態で当該商品と価格情報とが対応付けられていなくてもよい。
また、端末装置20から値札30の撮影画像を売上データ処理装置10に送信し、売上データ処理装置10のCPU11が撮影画像から商品名31a、商品番号31b及び価格32を取得して価格設定データDを生成してもよい。
また、売上データ処理装置10と端末装置20との間のBLE接続の開始タイミングは、図6に示したものに限られず、価格設定データDを売上データ処理装置10に送信する前の任意のタイミングとすることができる。例えば、価格設定処理の開始直後にBLE接続を開始させてもよい。
また、売上データ処理装置10と端末装置20とのデータ通信の方式は、BLEに限られず、例えば、無線LANのアドホックモード、Wi-Fiダイレクト(登録商標)、又はBluetoothなどを用いてもよい。また、有線でデータ通信を行ってよい。
また、上記実施形態における売上データ処理システム1、売上データ処理装置10及び端末装置20の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段と、
ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、
を備え、
前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
ことを特徴とする端末装置。
<請求項2>
前記情報取得手段により取得された前記識別情報と前記価格情報とを対応付けて前記商品の価格設定情報を生成する価格設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
<請求項3>
管理対象商品が登録されている商品マスターを管理する商品マスター管理手段を備え、
前記商品マスター管理手段は、
前記価格設定手段により生成された前記価格設定情報に係る商品が前記商品マスターにおいて未登録である場合には、前記価格設定情報に基づいて前記商品を前記商品マスターに登録し、
前記価格設定手段により生成された前記価格設定情報に係る商品が前記商品マスターにおいて登録済である場合には、前記価格設定情報に基づいて前記商品マスターにおける前記商品の情報を更新する、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
<請求項4>
前記情報取得手段は、前記価格を適用する期間に係る期間情報が前記値札に記載されている場合に、前記撮影画像から前記期間情報を取得し、
前記価格設定手段は、前記商品と前記期間情報とがさらに対応付けられた前記価格設定情報を生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の端末装置。
<請求項5>
前記価格設定情報に前記期間情報が含まれている場合に、当該期間情報に対応する商品の価格設定を、前記期間情報に基づく期間内においては前記価格情報の価格に変更し、前記期間の終了後に、当該期間の開始前の価格に戻す価格変更手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
<請求項6>
表示手段と、
前記表示手段に前記撮影範囲を表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記撮影手段による撮影時に、前記撮影範囲とともに前記第1範囲及び前記第2範囲を明示する表示を前記表示手段に行わせることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の端末装置。
<請求項7>
前記範囲設定手段により設定された前記第1範囲及び前記第2範囲を、ユーザの指示に応じて読み出し可能なテンプレートとして登録するテンプレート登録手段を備えることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の端末装置。
<請求項8>
商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段と、
ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、
を備え、
前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
ことを特徴とする売上データ処理システム。
<請求項9>
端末装置に設けられたコンピュータを、
商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段、
ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段、
として機能させ、
前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
ことを特徴とするプログラム。
1 売上データ処理システム
10 売上データ処理装置
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
14 操作表示部
15 顧客用表示部
16 印刷部
17 ドロア
18 通信部
19 バス
20 端末装置
21 CPU(情報取得手段、範囲設定手段、価格設定手段、商品マスター管理手段、価格変更手段、表示制御手段、テンプレート登録手段)
22 RAM
23 記憶部
24 操作表示部
25 カメラ(撮影手段)
26 通信部
27 バス
30、30s 値札
31a 商品名(識別情報)
31b 商品番号(識別情報)
32 価格(価格情報)
33 期間情報
131 プログラム
132、232 商品マスター
231 会計アプリ(プログラム)
241 更新項目設定画面
242 読取範囲設定画面
242a、243a 設定領域
243 読取範囲確認画面
244 撮影画面
245 読取結果確認画面
245a 結果表示領域
D 価格設定データ(価格設定情報)
F1a、F1b、F2、F3 フレーム
G グリッド
R1a、R1b 読取範囲(第1範囲)
R2 読取範囲(第2範囲)
R3 読取範囲
SR 撮影範囲

Claims (9)

  1. 商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段と、
    ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、
    を備え、
    前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記情報取得手段により取得された前記識別情報と前記価格情報とを対応付けて前記商品の価格設定情報を生成する価格設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 管理対象商品が登録されている商品マスターを管理する商品マスター管理手段を備え、
    前記商品マスター管理手段は、
    前記価格設定手段により生成された前記価格設定情報に係る商品が前記商品マスターにおいて未登録である場合には、前記価格設定情報に基づいて前記商品を前記商品マスターに登録し、
    前記価格設定手段により生成された前記価格設定情報に係る商品が前記商品マスターにおいて登録済である場合には、前記価格設定情報に基づいて前記商品マスターにおける前記商品の情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記情報取得手段は、前記価格を適用する期間に係る期間情報が前記値札に記載されている場合に、前記撮影画像から前記期間情報を取得し、
    前記価格設定手段は、前記商品と前記期間情報とがさらに対応付けられた前記価格設定情報を生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の端末装置。
  5. 前記価格設定情報に前記期間情報が含まれている場合に、当該期間情報に対応する商品の価格設定を、前記期間情報に基づく期間内においては前記価格情報の価格に変更し、前記期間の終了後に、当該期間の開始前の価格に戻す価格変更手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 表示手段と、
    前記表示手段に前記撮影範囲を表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段による撮影時に、前記撮影範囲とともに前記第1範囲及び前記第2範囲を明示する表示を前記表示手段に行わせることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 前記範囲設定手段により設定された前記第1範囲及び前記第2範囲を、ユーザの指示に応じて読み出し可能なテンプレートとして登録するテンプレート登録手段を備えることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の端末装置。
  8. 商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段と、
    ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段と、
    を備え、
    前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
    ことを特徴とする売上データ処理システム。
  9. 端末装置に設けられたコンピュータを、
    商品を識別するための識別情報と、前記商品の価格に係る価格情報と、が記載された値札を撮影手段により撮影して得られた撮影画像から、前記識別情報及び前記価格情報を取得する情報取得手段、
    ユーザからの指示に基づいて、前記撮影手段による撮影範囲のうち、前記値札を撮影するときに前記識別情報が位置する第1範囲、及び前記価格情報が位置する第2範囲を設定する範囲設定手段、
    として機能させ、
    前記情報取得手段は、前記撮影画像のうち前記第1範囲に相当する部分から前記識別情報を取得し、前記第2範囲に相当する部分から前記価格情報を取得する、
    ことを特徴とするプログラム。
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