JP2022108943A - 極座標駆動装置 - Google Patents

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河島壯介
Sosuke Kawashima
高橋良貴
Yoshiki Takahashi
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Abstract

【課題】高い真円度保証を要する加工(または測定)を行うための生産装置であって、異種ワークの混載や生産数量の変動に容易に対応可能な生産手段を提供する。【解決手段】マシニングセンタのテーブル面に、XY移動が自由でZ軸廻りの回転を拘束した直交ステージ1と、同じくテーブル面に、Z軸廻りに回転するθ軸と、θ軸上に設ける法線方向の距離を決めるR軸により構成された極座標駆動機構、を設け、R軸可動部と直交ステージを回転自在に接続した。これにより直交ステージは、R軸が決める偏心量を公転半径とする歳差運動をθ軸の駆動によって行う。【選択図】図1

Description

本発明は、直交ステージを極座標で駆動する、極座標駆動装置に関する。
従来、高精度な真円加工を要する量産加工品はNC自動旋盤が使用されている。これは棒材の順送りによって、加工と棒材からの完成品の切り離しを自動的に行うので、早いサイクルタイムが得られる。 一方、棒材の送り機構の為に長いスペースが必要なこと、セット換えに手間がかかる問題があった。
よって少量生産の場合は、ワークを1個毎チャックへ着脱するNC旋盤が用いられていたが、NC自動旋盤に比べて生産性は大幅に低いものであった。
一方、ワークをパレット上に多数固定して加工するマシニングセンタは、数量変動に対応しやすい。
しかしながら、高精度の円弧や円加工を含むワークの場合、マシニングセンタの加工は真円度がXY軸の補間精度に依存するために精度保障が困難であることより、当該部のみNC旋盤加工としていた。これにより、加工コスト、必要人員、設備費が皆増加する問題があった。
よって本発明の目的は、高い真円度保証を要する加工(または測定)を行うための生産装置であって、異種ワークの混載や生産数量の変動に容易に対応可能な生産手段を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、少なくともXYの2自由度を有し、Z軸廻りの回転自由度を有しない直交ステージ1の駆動手段として、少なくともRθの2自由度を有する極座標極座標位置決め機構を、Z軸廻りに回転自在に結合したことを特徴とする極座標駆動装置を提供することにある。
換言すれば、XY平面上を自在に移動でき、かつ前記XY平面と直交するZ軸廻りの回転を拘束した直交ステージと、前記XY平面と並行な回転面を有するθ軸、及び前記θ軸の回転中心からの法線方向の距離を決めるR軸により構成された極座標位置決め機構とを、Z軸廻りの回転自在に接続したことを特徴とする極座標駆動装置を提供することにある。
この構成により直交ステージ1は、傾斜運動を伴わない歳差運動を行い、その公転速度はθ軸速度のみで決定され、公転半径はR軸位置のみで決定され、さらに公転軌跡精度はθ軸案内機構の案内精度のみで決定されることにより、再現性の確認、ひいては加工精度の保証が容易となる。
例えば、高い真円度保証が必要な部位を含むために加工をマシニングセンタとNC旋盤に分けていた場合でも、マシニングセンタのテーブル面に本極座標駆動装置を設置して複合加工機とすることにより、1台で自動加工できる。即ち、高い真円度保証が必要な部位の基準位置への移動や、その他の加工送りや位置決めをマシニングセンタのXY軸の駆動で行い、真円加工を本発明の極座標駆動装置の駆動で行うことができる。
極座標駆動装置の実施例1の説明図である。 図1のR軸とθ軸の要部と、工具に対するワーク位置の説明図である。 極座標駆動装置の実施例2の説明図である。 極座標駆動装置の実施例3の説明図である。 極座標駆動装置の実施例4の説明図である。 パレットに配置したワークと加工工具の説明図である。
本発明の代表例を以下の実施例と図面によって説明する。
図1は極座標駆動装置の実施例1の説明図、図2は図1のR軸とθ軸の要部と、工具に対するワーク位置の説明図である。 図2の右図(b)は、(a)の小径軸受40の外輪を180°回転させた図である。
図2は、同心状に配置した、θ軸案内である大径軸受10と、R軸出力端である小径軸受40、及びその間を埋める大径偏心軸20と、小径偏心軸30の構成を示している。大径軸受10の軸心をa、小径軸受40の軸心をb、大径偏心軸20と小径偏心軸30とが勘合する摺接面を25a、25aの軸心をcで示している。
大径軸受10と小径軸受40はそれぞれ、差幅調整により内部隙間を殺した背面組合せ予圧軸受として2個1組で構成している。
大径偏心軸は、その外径に対し内径摺動面をΔYだけ偏心させ、小径偏心軸は、その内径に対し外径摺動面をΔYだけ偏心させている。
図(a)は、大径偏心軸20と小径偏心軸30の偏心方向が逆位相の場合で、結果的に大径軸受10と小径軸受40は同心である。図(b)は、偏心方向が同位相の場合で、結果的に大径軸受10の軸心に対する小径軸受40の軸心の偏心量はΔYの2倍である。
大径偏心軸20の外径面は大径軸受10の内輪に勘合固定され、小径偏心軸30の内径面は小径軸受40の外輪に勘合固定されている。また、大径偏心軸20と小径偏心軸30との摺接面25aは滑り軸受を構成し、さらに摩擦上限を抑えるべくV溝内の多数の球体25bによる転がり案内も併用している。
この様に構成された要部の、大径軸受10の外輪はベース9に設置され、マシニングセンタのテーブル面91に締結されている。大径偏心軸20は下方に伸延され、θ軸モータ23のロータに結合され、θ軸モータ23のステータは、チャンネル材8によってベース9と結合している。
また大径偏心軸20は、ウォーム歯車21の軸22を回転自在に支持していて、軸22はR軸モータ(図中不記)に結合されている。ウォーム歯車21とかみ合うウォームホイール24は小径偏心軸30に締結されている。小径偏心軸30の位相は図中不記の角度検出手段によって検出され、図2の(a)から(b)の間の任意の位置にR軸モータによって、大径軸受10の軸中心に対する小径軸受40の軸中心の偏心量を可変する様に制御されている。また、連結ピン41の下端は小径軸受40の内輪に勘合されて回転自在に支持され、上端は締結具42で直交ステージ1に固定されている。
換言すれば、大径軸受10とθ軸モータ23により構成されたθ軸の回転部分に、大径偏心軸20とその内部の部品で構成されたR軸が搭載されている。
さらに直交ステージ1は、直交ガイド2,3を介してベース9と締結されている。なお、90、92はマシニングセンタのY軸ベースとY軸直動案内である。
また被加工物であるワーク4は図中不記の固定具で直交ステージ1に固定され、加工工具5は直交ステージ1の上部からワークにアクセスする。
次に本実施例のワーク4の内径面を加工工具5で加工する際の作用を説明する。図では、ワークを転がり軸受の外輪とし、その軌道面を高い真円度で加工することを想定している。
最初に、R軸モータ(図中不記)でウォームホイール24を駆動して軸受配置を図2(a)とした後、マシニングセンタのXY軸によってスピンドル(図中不記)のセンタにワーク4の中心を合わせ、マシニングセンタのZ軸(図中不記)を下降させて加工工具5を加工する高さに合わせる。
スピンドルを起動後、θ軸モータ23を起動して大径軸受10の内輪を回転させた後、2図(a)の状態から(b)の状態へ近づけるべく、R軸モータにより小径偏心軸30を回転させる。すると直交ステージ1及びワーク4は左方へ移動すると同時に、R軸が決める偏心量を公転半径とする歳差運動を始め、加工工具との干渉が生じ始め、干渉部分はスピンドルによる加工工具5の回転によって切除される。
切除代が所定量ΔRに達したらR軸を停止することによって公転半径が固定され、θ軸案内である大径軸受の回転精度に倣った真円度の切除加工が完了する。その後R軸を逆転させて図2(a)の状態に戻した後、マシニングセンタのZ軸を上昇させて加工工具5をワークから退避させて加工が完了する。
本加工は加工送りにマシニングセンタのXY軸を使用せず、切込み動作をR軸のみが行い、送り動作をθ軸にみが行うもので、マシニングセンタの機能を残したまま、旋盤に匹敵する高精度な真円度加工を実現する。
図3、極座標駆動装置の実施例2の説明図、実施例1との相違点を説明する。
本例のR軸26はθ軸モータ23の上部に据え付けられている。R軸の可動部であるスライダーには、連結ピン41の下端が締結具42によって固定されている。連結ピン41の上端は軸受40によって回転自在に直交ステージに固定されている。
R軸スライダーの動作領域の一端は、連結ピン41の中心が概ねθ軸の回転中心と一致する位置に設置され、他端は連結ピン41の中心とθ軸の回転中心との距離がΔXとなるように設定されている。
本実施例の作用は実施例1と同様、歳差運動の公転半径をR軸スライダー位置で決め、θ軸モータ23で歳差運動を駆動する。実施例1と異なり、θ軸の案内である軸受がモータに内蔵されていてR軸の軸方向と干渉しないので、R軸のストロークを長くし易く外径面の加工や測定に好適である。
内径面の加工における歳差運動の公転半径は、ワークの加工部半径から工具半径を減じた値であるが、
外径面の加工における歳差運動の公転半径は、ワークの加工部半径と工具半径の和になるので、大きな公転半径が必要になることによる。
図4、極座標駆動装置の実施例3の説明図、実施例1との相違点は、R軸駆動機構に実施例1はウォーム&ホイールを使用したのに対し、本例では平歯車35,36を使用している。R軸は高真円度加工における切込み動作を担っているので、停止時に動かないことが最も重要である。またθ軸は高真円度加工における送り動作を担っているので、高速動作は不要である。これより、R軸とθ軸のモータを超音波モータとした例である。
図5、極座標駆動装置の実施例4の説明図、実施例3をさらに小型化するため、偏心軸に超音波モータ28を組み込み、R軸としたものである。具体的には、実開2-136487に開示されている超音波リニアモータを大径偏心軸20に設けた空間に組込み、ボールプランジャ29で小径偏心軸30の摺接面25aに押圧固定し、2個のピエゾ素子28aが励起する脚部の楕円振動によって、小径偏心軸30の摺接表面を周方向に駆動する構成としている。本発明の精度を決める工程がR軸非駆動時であることより、超音波モータの、非駆動時に摩擦によるブレーキ力を有する特徴は好適である。
なお超音波モータはこの形態に限らず、ピエゾ素子や磁歪素子などの伸び縮みを直接利用したインチワーム方法(マイクロメカトロニクス誌、日本時計学会 Vol.62. No.218)などでもよい。一般的な生産装置において、工具や測定子などのエンドエフェクタをワークに接近させる工程は非常に低速であり、むしろ高速移動が不可能な本機構は付加価値となる。
以上、実施例によって説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば極座標駆動機構として、油圧を利用してもよいし、手動によるねじ調整でも可能である。回転部と直動部の案内は、空気や油の静圧案内や磁力の利用も可能である。
また図6に示す様にワークを多数セットしたパレットを本装置に搭載し、マシニングセンタに設置することにより、高い真円度工程を含んだワーク加工を、数量変動に対応容易な形態での生産が実現する。
高精度な真円度形成を行う生産装置の駆動装置として広く適用できる。具体的には、機械加工用途ではマシニングセンタへ本発明の駆動装置を付加することにより旋盤と同等の機能を追加する。レーザーによる薄板加工機においては円弧切断部位の高速化を可能にし、さらにMEMS機器の製作では電子線やレーザーの直接描画に好適である。また3次元測定機の測定物設置台に本発明の駆動装置を付加することにより、真円度計が付加できる。
1 直交ステージ
2,3 直交ガイド
10 大径軸受(θ軸案内)
40 小径軸受(R軸出力端)

Claims (2)

  1. XY平面上を自在に移動でき、かつ前記XY平面と直交するZ軸廻りの回転を拘束した直交ステージと、前記XY平面と並行な回転面を有するθ軸、及び前記θ軸の回転中心からの法線方向の距離を決めるR軸により構成された極座標位置決め機構とを、Z軸廻りの回転自在に接続したことを特徴とする極座標駆動装置。
  2. R軸の駆動を圧電素子による接触圧による駆動としてことを特徴とする極座標駆動装置。
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