JP2022108296A - 車両用記録制御装置および記録制御方法 - Google Patents

車両用記録制御装置および記録制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022108296A
JP2022108296A JP2021003174A JP2021003174A JP2022108296A JP 2022108296 A JP2022108296 A JP 2022108296A JP 2021003174 A JP2021003174 A JP 2021003174A JP 2021003174 A JP2021003174 A JP 2021003174A JP 2022108296 A JP2022108296 A JP 2022108296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
video data
recording control
priority
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021003174A
Other languages
English (en)
Inventor
沙也加 齋藤
Sayaka Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2021003174A priority Critical patent/JP2022108296A/ja
Publication of JP2022108296A publication Critical patent/JP2022108296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

【課題】適切に映像を記録すること。【解決手段】車両用記録制御装置20は、車両周辺を撮影する撮像部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部21と、車両の位置情報に基づき、車両の利用起点から前記車両の位置までの距離情報を取得する走行情報取得部27と、映像データ取得部21が取得した映像データに走行情報取得部27が取得した距離情報を対応付け、車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先度を低くして記録部に記録する記録制御部31と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置および記録制御方法に関する。
ドライブレコーダが普及し、事故等のイベントに基づく映像の記録に加えて、記録した映像によって、立ち寄り地点や通過地点など気になる地点の映像を後で見返すような用途にも利用されている。例えば、旅行などに行った際に、景色のよい経路や、気になる建造物などの映像を見返したり、SNS(Social Networking Service)に掲載したりすることがある。
映像ファイルを上書して記録し、イベントに関連する映像ファイルに対して上書禁止とする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。イベントの原因となる対象物が撮影されている可能性の高い映像ファイルの上書の優先度を低くすることが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013-182573号公報 特開2020-113067号公報
ドライブレコーダが撮影した映像を記録する記録装置は、容量に上限がある。このため、イベントの発生や手動イベント記録で記録された映像以外は、上書され消去される可能性がある。
本発明は、適切に映像を記録することができる、車両用記録制御装置および記録制御方法を提供することを課題とする。
本発明に係る車両用記録制御装置は、車両周辺を撮影する撮像部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、前記車両の位置情報に基づき、前記車両の利用起点から前記車両の位置までの距離情報を取得する走行情報取得部と、前記映像データ取得部が取得した映像データに前記走行情報取得部が取得した前記距離情報を対応付け、前記車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先度を低くして記録部に記録する記録制御部と、を備える。
本発明の記録制御方法は、車両周辺を撮影する撮像部が撮影した映像データを取得するステップと、前記車両の現在位置情報に基づき、前記車両の利用起点から前記車両の位置までの距離情報を取得するステップと、前記映像データに前記距離情報を対応付け、前記車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先度を低くして記録部に記録するステップと、を車両用記録制御装置が実行する。
本発明によれば、適切に映像を記録することができる。
図1は、第一実施形態に係る記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、上書の優先度の一例を示す図である。 図3は、第一実施形態に係る記録制御装置における記録処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、上書の優先度の他の例を示す図である。 図5は、上書の優先度の他の例を示す図である。 図6は、上書の優先度の他の例を示す図である。 図7は、第二実施形態に係る記録制御装置における記録処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、走行路の種類に応じた上書の優先度の一例を示す図である。 図9は、第三実施形態に係る記録制御装置における記録処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、上書の優先度の他の例を示す図である。 図11は、上書の優先度の他の例を示す図である。 図12は、第四実施形態に係る記録制御装置における記録処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用記録制御装置および記録制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置(以下、「記録制御装置」という。)20を有する車両用記録装置10の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先順位を低くして記録する。
車両用記録装置10は、いわゆるドライブレコーダであり、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。車両用記録装置10は、カメラ(撮影部)11と、記録部12と、操作部13と、加速度センサ14と、通信部15と、GNSS受信部(Global Navigation Satellite System)16と、記録制御装置20とを有する。
カメラ11は、車両の周辺を撮影するカメラである。カメラ11は、360°の全天周を撮影可能なカメラでもよいし、各方向をそれぞれ撮影する複数のカメラ群であってもよい。カメラ11は、例えば、車両の車室内前方に配置されている。カメラ11は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が動作している間は、映像を常時撮影する。本実施形態では、カメラ11は、車両のアクセサリ電源がONである間、映像を常時撮影する。カメラ11は、撮影した映像データを記録制御装置20の映像データ取得部21へ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画である。
記録部12は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、通信部15を介して無線接続される外部記憶装置であってもよい。記録部12は、記録制御装置20の記録制御部31から出力された制御信号に基づいて、イベントが検出されたときに記録されるイベント記録データなど種々のデータを記録する。記録部12は、例えば、イベント記録データを上書禁止の映像データとして保存する。
操作部13は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部13は、撮影した映像データを記録部12に手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部13は、記録部12に記録したループ記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部13は、記録部12に記録した記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部13は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部13は、操作情報を記録制御装置20の操作制御部25に出力する。
加速度センサ14は、車両に加わる加速度を検出するセンサである。加速度センサ14は、検出結果を記録制御装置20のイベント検出部26に出力する。加速度センサ14は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。3軸方向の加速度によって、車両に対する衝撃が検出可能である。
通信部15は、通信ユニットである。通信部15は、車両の外部サーバ装置とデータの送受信を可能にする。通信部15は、無線または有線によって通信する。通信部15は、例えば、5G回線等を含む携帯電話の回線を使用してもよい。通信部15は、例えば、Wi-Fi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)を含む無線通信規格を使用してもよい。通信部15は、有線による通信規格を使用してもよい。通信部15は、記録制御装置20の走行情報取得部27によってデータの送受信が制御される。より詳しくは、通信部15は、車両の現在位置の位置情報を外部サーバ装置へ送信する。通信部15は、車両の現在位置に基づいて、利用起点からの距離情報を外部サーバ装置から受信する。または、通信部15は、車両の現在位置に基づいて、利用起点からの距離情報を車両のナビゲーションシステムから受信してもよい。
走行情報は、車両の利用起点から、車両の現在位置までの距離情報である。車両の利用起点とは、例えば、自宅または駐車場など、車両の利用起点であり、車両が最も長く位置する場所である。距離情報は、例えば、利用起点と現在位置との直線距離、利用起点から現在位置までの経路に沿った距離、または、利用起点から現在位置までの最短経路の距離などの距離情報である。
GNSS受信部16は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機などで構成される。GNSS受信部16は、受信したGNSS信号を記録制御装置20の位置情報取得部28へ出力する。
記録制御装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。記録制御装置20は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。記録制御装置20は、本発明に係るプログラムを動作させるコンピュータである。記録制御装置20には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは記録制御装置20におけるプログラム等のデータの一時記憶などに用いられる。記録制御装置20は、バス20Xに接続された、映像データ取得部21と、バッファメモリ22と、映像データ処理部23と、操作制御部25と、イベント検出部26と、走行情報取得部27と、位置情報取得部28と、記録制御部31と、を有する。
映像データ取得部21は、車両の周辺を撮影した映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部21は、カメラ11が出力した映像データを取得する。
バッファメモリ22は、記録制御装置20が備える内部メモリの一つであり、映像データ取得部21が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部23は、バッファメモリ22が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG-4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部23は、バッファメモリ22が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部23は、バッファメモリ22が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データを1ファイルとして生成する。映像データ処理部23は、生成した映像データを記録制御部31へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、カメラ11が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
操作制御部25は、操作部13が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部25は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、映像データの選択操作を示す選択操作情報、映像データの再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部25は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
イベント検出部26は、車両に対するイベントを検出する。イベント検出部26が車両に対するイベントを検出する方法は任意であるが、一例として、イベント検出部26は、加速度センサ14の検出結果に基づいて、イベントを検出する。この場合、イベント検出部26は、加速度センサ14が検出した加速度における閾値以上の加速度が検出されると、イベントとして検出する。イベント検出部26がイベントとして検出する加速度は、車両に対する衝撃が検出されるような閾値が設定される。
走行情報取得部27は、車両の現在位置の位置情報に基づいて、車両の利用起点からの距離情報を取得する。より詳しくは、走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の現在位置の位置情報を外部サーバ装置へ送信する。走行情報取得部27は、通信部15を介して、利用起点の位置情報と、車両の現在位置の位置情報とに基づいて、利用起点からの距離情報を外部サーバ装置から受信する。または、走行情報取得部27は、通信部15を介して、利用起点の位置情報と、車両の現在位置の位置情報とに基づいて、利用起点からの距離情報をナビゲーションシステムから受信してもよい。
位置情報取得部28は、GNSS受信部16が受信した電波に基づいて、車両の現在位置の位置情報を公知の方法によって算出する。位置情報取得部28が算出した位置情報は、記録データとともに保存される。
記録制御部31は、映像データ処理部23でファイル化された映像データを、記録部12に記録させる制御を行う。記録制御部31は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部23でファイル化された映像データを、上書可能な映像データとして、記録部12に記録する。より詳しくは、記録制御部31は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部23が生成した映像データを記録部12に記録し続け、記録部12の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書して記録する。
記録制御部31は、イベント検出部26でイベントが検出された時の撮影データを上書禁止の映像データとして記録部12に保存する。より詳しくは、記録制御部31は、イベント検出時点を含み、イベント検出時点の前後所定の期間の撮影データを、上書が禁止されたイベント記録データとして記録部12に保存する。言い換えれば、記録制御部31は、イベント検出部26でイベントを検出していないときの撮影データを上書可能な映像データとして記録部12に記録する。記録制御部31は、記録部12において映像データの上書が必要となったときは、上書の優先度が高い映像データに上書する。記録制御部31は、記録部12において映像データの上書が必要となったときは、さらに記録日時の古い順に上書してもよい。
記録制御部31は、映像データ取得部21が取得した映像データに走行情報取得部27が取得した距離情報を対応付け、車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先度を低くして記録部12に記録する。
自宅などの利用起点に近い場所で撮影された映像データは、後で見返す可能性が低いので、上書されやすくする。利用起点から遠い場所で撮影された映像データは、後で見返す可能性が高いので、上書されにくくする。旅行先などで撮影された映像データは、利用起点から遠くなるほど、後で見返すことが可能になる。
上書の優先度は、映像データの属性情報として付加する。上書の優先度は、利用起点からの距離で示される。利用起点からの距離が遠いほど、上書の優先度が低くなる。本実施形態では、上書の優先度には、上書の優先度が高い順に、例えば、優先度A、優先度B、優先度Cなどの区分を設定してもよい。なお、同じ優先度の区分の中では、最も古い映像データから優先的に上書される。例えば、長距離の旅行などにおいて、優先度Aの映像データがすべて、優先度A以外の映像データで上書された場合、優先度Bの映像データから上書される。
図2を用いて、上書の優先度について説明する。図2は、上書の優先度の一例を示す図である。図2に示す例では、利用起点からの距離が0km以上20km未満の場合、優先度Aとする。利用起点からの距離が20km以上40km未満の場合、優先度Bとする。利用起点からの距離が40km以上80km未満の場合、優先度Cとする。利用起点からの距離が80km以上100km未満の場合、優先度Dとする。利用起点からの距離が100km以上の場合、優先度Eとする。優先度は、高い順に、A、B、C、D、Eである。図2に示す例では、利用起点からの距離が0km以上20km未満の場合に撮影された映像データが、最も上書の優先度が高い。
次に、図3を用いて、記録制御装置20における記録処理の流れについて説明する。図3は、第一実施形態に係る記録制御装置20における記録処理の流れを示すフローチャートである。車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間、図3に示す処理が実行される。
まず、記録制御装置20は、ファイルを生成する(ステップS01)。より詳しくは、記録制御装置20は、映像データ処理部23によって、バッファメモリ22が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。記録制御装置20は、映像データ処理部23によって、バッファメモリ22が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データを1ファイルとして生成する。記録制御装置20は、ステップS02へ進む。
記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づいた優先度対応付けを行う(ステップS02)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、利用起点から遠い場所で撮影された映像データほど、上書の優先度を低く設定する。
記録制御装置20は、空き容量があるか否かを判定する(ステップS03)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、記録部12の空き容量が、生成された映像データの容量以上であるか否かによって、空き容量があるか否を判定する。記録制御装置20は、記録制御部31によって、記録部12の空き容量が足りると判定する場合(ステップS03でYes)、言い換えると、空き容量がある場合、ステップS04へ進む。記録制御装置20は、記録制御部31によって、記録部12の空き容量が足りないと判定する場合(ステップS03でNo)、言い換えると、空き容量がない場合、ステップS05へ進む。
記録部12の空き容量が足りると判定する場合(ステップS03でYes)、記録制御装置20は、空き容量部分に上書可能ファイルとして記録する(ステップS04)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、記録部12の空き容量部分に、映像データを上書可能ファイルとして記録する。記録制御装置20は、ステップS06へ進む。
記録部12の空き容量が足りないと判定する場合(ステップS03でNo)、記録制御装置20は、上書の優先度の高い映像データに上書可能ファイルとして記録する(ステップS05)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、記録部12に記録されている映像データの中から、利用起点からの距離が近い映像データに、当該映像ファイルを上書可能ファイルとして記録する。言い換えると、記録制御装置20は、記録制御部31によって、記録部12に記録されている映像データの中から、上書の優先度の高い映像データに、当該映像ファイルを上書可能ファイルとして記録する。同じ上書の優先度の映像データが複数ある場合、そのうち最も古い映像データに、当該映像ファイルを上書可能ファイルとして記録する。上書の優先度の高い映像データがない場合、記録部12に記録されている映像データの中から、最も古い映像データに、当該映像ファイルを上書可能ファイルとして記録する。記録制御装置20は、ステップS06へ進む。
記録制御装置20は、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS06)。より詳しくは、記録制御装置20は、イベント検出部26によって、検出された加速度が閾値以上である場合、イベントを検出したと判定して(ステップS06でYes)、ステップS07に進む。記録制御装置20は、イベント検出部26によって、検出された加速度が閾値以上ではないと判定する場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS06でNo)、ステップS08に進む。
イベントを検出したと判定した場合(ステップS06でYes)、記録制御装置20は、記録制御部31によって、撮影された映像データをイベント記録データとして記録部12に上書禁止のファイルとして保存して(ステップS07)、ステップS08に進む。
記録制御装置20は、ループ記録を終了するか否かを判定する(ステップS08)。より詳しくは、記録制御装置20は、映像データの記録を停止する操作がされた場合、または、記録制御部31から記録を停止する制御信号を受信した場合(ステップS08でYes)、ループ記録を終了して処理を終了する。記録制御装置20は、映像データの記録を停止する操作がされていない場合、かつ、記録制御部31から記録を停止する制御信号を受信していない場合(ステップS08でNo)、ステップS01に戻って処理を再度実行する。
例えば、利用起点から90km程度の地点を走行中に撮影された映像データは、図2から、優先度Dである。そして、撮影された優先度Dの映像データは、優先度Aの映像データが存在する場合、優先度Aの映像データのうち、古い映像データから上書される。そして、優先度Aの映像データがなくなると、優先度Bの映像データのうち、古い映像データから上書される。
このようにして、車両の利用起点からの距離が遠い場所で撮影された映像データほど、上書の優先度が低く設定されて記録部12に記録される。これにより、ループ記録時に、記録部12の空き容量がなくなった場合、上書の優先度が高い車両の利用起点からの距離が近い場所で撮影された映像データから上書きされる。例えば、車両の利用起点の近隣で撮影された映像データは、上書の優先度が高い。上書の優先度が低い車両の利用起点からの距離が遠い場所で撮影された映像データは上書きされにくくなる。例えば、旅行先で撮影された映像データは、上書の優先度が低い。また、イベント検出時に撮影されたイベント記録データは上書禁止のファイルとして記録部12に保存される。
上述したように、本実施形態では、車両の利用起点からの距離が遠い場所で撮影された映像データほど、上書の優先度が低く設定されて記録部12に記録することができる。これにより、本実施形態は、ループ記録時に、記録部12の空き容量がなくなった場合、上書の優先度が高い車両の利用起点からの距離が近い場所で撮影された映像データから上書きすることができる。本実施形態は、上書の優先度が低い利用起点からの距離が遠い場所で撮影された映像データは上書きされにくくすることができる。本実施形態によれば、自宅などの利用起点から遠方で撮影された映像データであるほど、上書の優先度が低く設定される。本実施形態では、旅行先などの走行時の映像データは、上書の優先度が低くなるので、後からの確認が可能となる。
本実施形態では、ユーザの操作を介さずに、上書の優先度を変えることができる。本実施形態によれば、上書の優先度を容易かつ確実に設定できる。
本実施形態によれば、普段立ち寄らない地点や通過地点などを含む、利用起点から遠い走行路上の気になる地点の映像データを後で見返すことができる。
[第二実施形態]
図4ないし図7を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図4は、上書の優先度の他の例を示す図である。図5は、上書の優先度の他の例を示す図である。図6は、上書の優先度の他の例を示す図である。図7は、第二実施形態に係る記録制御装置20における記録処理の流れを示すフローチャートである。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。
走行情報は、車両の目的地の位置情報を含む。走行情報は、例えば、ナビゲーションシステムから取得可能である。
走行情報取得部27は、車両の目的地を示す目的地情報をさらに取得する。例えば、走行情報取得部27は、車両のナビゲーションシステムから目的地情報を取得してもよい。走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の目的地情報を、車両の外部のナビゲーションシステムから取得してもよい。
記録制御部31は、車両の利用起点から目的地までの距離(以下、「目的地距離」という。)に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる。記録制御部31は、目的地距離が短い場合と長い場合とで、上書の優先度を低くする度合いを変化させる。
利用起点に近く、目的地から遠い場所で撮影された映像データは、後で見返す可能性が低いので、上書されやすくする。利用起点から遠く、目的地に近い場所で撮影された映像データは、後で見返す可能性が高いので、上書されにくくする。旅行先などで撮影された映像データは、目的地に近いほど、後で見返すことが可能になる。したがって、車両の利用起点から目的地までの距離が遠い場合は、近い場合に比べて上書の優先度を変更するための距離間隔を長くする。または、車両の利用起点から目的地までの距離が遠い場合は、利用起点に近いほど上書の優先度を変更するための距離間隔を長くする。
記録制御部31は、目的地が設定されている場合と設定されていない場合とで、上書の優先度を低くする度合いを変化させてもよい。本実施形態では、記録制御部31は、車両に目的地が設定されていない場合、図2に沿ってデフォルトの上書の優先度を設定する。
図4ないし図6を用いて、目的地距離に応じた上書の優先度について説明する。図4ないし図6は、設定された目的地の目的地距離に基づき、上書の優先度を変更する度合いを変化させた例を示す。例えば、目的地距離が50km程度である場合、上書の優先度を図4のように設定する。例えば、目的地距離が250km程度である場合、上書の優先度を図5または図6のように設定する。
図4に示す例は、目的地距離に基づき、上書の優先度を変更する距離の間隔が10kmとなるように変化させた例である。このため、目的地までの移動中において、利用起点からの距離が0km以上10km未満の場合、優先度Aとする。利用起点からの距離が10km以上20km未満の場合、優先度Bとする。利用起点からの距離が20km以上30km未満の場合、優先度Cとする。利用起点からの距離が30km以上40km未満の場合、優先度Dとする。利用起点からの距離が40km以上の場合、優先度Eとする。優先度は、高い順に、A、B、C、D、Eである。図4に示す例では、利用起点からの距離が0km以上10km未満の場合に撮影された映像データが、最も上書の優先度が高い。
図5に示す例は、目的地距離に基づき、上書の優先度を変更する距離の間隔が50kmとなるように変化させた例である。このため、目的地までの移動中において、利用起点からの距離に応じて線形に上書の優先度が低くなる。利用起点からの距離が0km以上50km未満の場合、優先度Aとする。利用起点からの距離が50km以上100km未満の場合、優先度Bとする。利用起点からの距離が100km以上150km未満の場合、優先度Cとする。利用起点からの距離が150km以上200km未満の場合、優先度Dとする。利用起点からの距離が200km以上の場合、優先度Eとする。優先度は、高い順に、A、B、C、D、Eである。図5に示す例では、利用起点からの距離が0km以上50km未満の場合に撮影された映像データが、最も上書の優先度が高い。
図6に示す例は、目的地距離に基づき、上書の優先度を変更する距離の間隔が車両の利用起点に近いほど上書の優先度を変更する距離の間隔を長く変化させた例である。言い換えると、上書の優先度を変更する距離の間隔が車両の利用起点から遠いほど上書の優先度を変更する距離の間隔を短く変化させた例である。このため、目的地までの移動中において、利用起点からの距離に応じて非線形に上書の優先度が低くなる。利用起点からの距離が0km以上80km未満の場合、優先度Aとする。利用起点からの距離が80km以上140km未満の場合、優先度Bとする。利用起点からの距離が140km以上180km未満の場合、優先度Cとする。利用起点からの距離が180km以上200km未満の場合、優先度Dとする。利用起点からの距離が200km以上の場合、優先度Eとする。優先度は、高い順に、A、B、C、D、Eである。図6に示す例では、利用起点からの距離が0km以上80km未満の場合に撮影された映像データが、最も上書の優先度が高い。
次に、図7を用いて、記録制御装置20における記録処理の流れについて説明する。ステップS11、ステップS15ないしステップS20の処理は、図3に示すフローチャートのステップS01、ステップS03ないしステップS08と同様の処理を行う。
記録制御装置20は、目的地設定があるか否かを判定する(ステップS12)。より詳しくは、記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、車両の目的地の情報が取得されているか否かによって、目的地設定があるかいないかを判定する。記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、目的地設定があると判定する場合(ステップS12でYes)、ステップS14へ進む。記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、目的地設定がないと判定する場合(ステップS12でNo)、ステップS13へ進む。
目的地設定がないと判定する場合(ステップS12でNo)、記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づいたデフォルトの優先度対応付けを行う(ステップS13)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、例えば図2に沿って映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる。言い換えると、記録制御装置20は、記録制御部31によって、例えば図2に沿って、利用起点から遠い場所で撮影された映像データほど、上書の優先度を低く設定する。記録制御装置20は、ステップS15へ進む。
目的地設定があると判定する場合(ステップS12でYes)、記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づき、目的地までの距離で変化させた優先度対応付けを行う(ステップS14)。より詳しくは、記録制御装置20は、目的地距離に応じて、例えば、図4ないし図6に示すいずれに沿って上書の優先度を変化させるかを設定する。例えば、目的地距離が50km程度である場合、記録制御装置20は、記録制御部31によって、上書の優先度を図4に沿って変化させる。例えば、目的地距離が250km程度である場合、記録制御装置20は、記録制御部31によって、上書の優先度を図5または図6に沿って変化させる。記録制御装置20は、ステップS15へ進む。
例えば、目的地距離が50km程度である場合、目的地距離に応じて、図4に沿って上書の優先度を変化させる。この場合、利用起点からの距離が8kmである場合に撮影された映像データの上書の優先度はAとなる。また、例えば、利用起点からの距離が42kmである場合に撮影された映像データの上書の優先度はEとなる。
例えば、目的地距離が210km程度である場合、目的地距離に応じて、図5または図6に沿って上書の優先度を変化させる。この場合、利用起点からの距離が45kmである場合、図5および図6ともに上書の優先度はAとなる。また、利用起点からの距離が170kmである場合、図5では上書の優先度はDとなり、図6では上書の優先度はCとなる。
このようにして、車両の目的地距離に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いが変化される。
上述したように、本実施形態では、車両の目的地距離に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化することができる。これにより、本実施形態は、上書の優先度をより適切に設定することができる。
[第三実施形態]
図8、図9を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図8は、走行路の種類に応じた上書の優先度の一例を示す図である。図9は、第三実施形態に係る記録制御装置20における記録処理の流れを示すフローチャートである。
走行情報は、車両の走行路の種類を示す情報を含む。走行路の種類を示す情報とは、例えば、一般道と高速道路とを示す情報を含む。
走行情報取得部27は、車両の走行路の種類を示す情報をさらに取得する。走行情報取得部27は、車両の現在位置の位置情報に基づいて、車両の現在位置に対応する走行路の種類を示す情報を取得する。より詳しくは、走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の現在位置の位置情報を外部サーバ装置へ送信する。例えば、走行情報取得部27は、車両のナビゲーションシステムから、車両の現在位置に対応する走行路の種類を示す情報を取得してもよい。走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の現在位置に対応する走行路の種類を示す情報を、車両の外部サーバ装置から取得してもよい。または、走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の現在位置に対応する走行路の種類を示す情報を、ナビゲーションシステムから取得してもよい。走行路の種類を示す情報を取得する方法はこれに限定されない。
記録制御部31は、車両の走行路の種類に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる。より詳しくは、記録制御部31は、車両の現在位置の位置情報と、走行情報取得部27が取得した情報とに基づいて、上書の優先度の変化の度合いを変える。記録制御部31は、走行情報取得部27が取得した情報に基づいて、走行路が一般道である場合と高速道路である場合とにおいて、利用起点からの距離に応じた上書の優先度の変化の度合いを変える。本実施形態では、記録制御部31は、走行情報取得部27が取得した情報が、走行路が一般道であることを示す場合、上書の優先度は図2に沿って設定するものとする、記録制御部31は、走行情報取得部27が取得した情報が、走行路が高速道路であることを示す場合、上書の優先度は図5に沿って設定するものとする。
図8を用いて、利用起点から目的地までの間に、一般道と高速道路を走行した場合における上書の優先度について説明する。利用起点(0km)から18kmまでは一般道を走行し、18kmから58kmまでは高速道路を走行し、その後は一般道を走行したものとする。利用起点(0km)から18kmまでは、図2に沿って、優先度Aとなる。18kmから58kmまでは、図5に沿って、50kmまでは優先度A、50kmを過ぎると優先度Bとなる。その後は、図2に沿って、優先度Cとなる。
次に、図9を用いて、記録制御装置20における記録処理の流れについて説明する。ステップS31、ステップS35ないしステップS40の処理は、図3に示すフローチャートのステップS01、ステップS03ないしステップS08と同様の処理を行う。
記録制御装置20は、走行路は高速道路であるか否かを判定する(ステップS32)。より詳しくは、記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、車両の現在位置に対応する走行路の種類を示す情報が高速道路であるか否かを判定する。記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、走行路は高速道路であると判定する場合(ステップS32でYes)、ステップS34へ進む。記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、走行路が高速道路ではないと判定する場合(ステップS32でNo)、ステップS33へ進む。
走行路が高速道路ではないと判定する場合(ステップS32でNo)、記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づいた一般道の優先度対応付けを行う(ステップS33)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、利用起点からの距離に応じて、例えば、図2に示す上書の優先度で変化させる。記録制御装置20は、ステップS35へ進む。
走行路は高速道路であると判定する場合(ステップS32でYes)、記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づいた高速道路の優先度対応付けを行う(ステップS34)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、利用起点からの距離に応じて、例えば、図5に示す上書の優先度で変化させる。記録制御装置20は、ステップS35へ進む。
このようにして、車両の走行路の種類に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる。
上述したように、本実施形態では、車両の走行路の種類に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させることができる。これにより、本実施形態は、上書の優先度をより適切に設定することができる。
[第四実施形態]
図10ないし図12を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図10は、上書の優先度の他の例を示す図である。図11は、上書の優先度の他の例を示す図である。図12は、第四実施形態に係る記録制御装置20における記録処理の流れを示すフローチャートである。
走行情報取得部27は、車両の走行路の渋滞状況を示す情報をさらに取得する。より詳しくは、走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の現在位置の位置情報を外部サーバ装置へ送信する。走行情報取得部27は、通信部15を介して、車両の現在位置の位置情報に基づいて、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)から車両の現在位置の周辺の渋滞情報を含むVICS情報を取得する。渋滞情報を取得する方法はこれに限定されない。
記録制御部31は、車両の走行路の渋滞状況に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる。より詳しくは、記録制御部31は、車両の現在位置の位置情報と、走行情報取得部27が取得した渋滞情報とに基づいて、上書の優先度の変化の度合いを変える。本実施形態では、記録制御部31は、車両が渋滞していない走行路を走行していると判定される場合、利用起点からの距離に基づいた優先度を図2に沿って設定する。本実施形態では、記録制御部31は、車両が渋滞している走行路を走行していると判定される場合、利用起点からの距離に基づいた優先度を図10に沿って設定する。
図10を用いて、渋滞している走行路における上書の優先度について説明する。図10に示す例では、利用起点からの距離が0km以上100km未満の場合、優先度Aとする。利用起点からの距離が100km以上200km未満の場合、優先度Bとする。利用起点からの距離が200km以上の場合、優先度Cとする。優先度は、高い順に、A、B、Cである。図10に示す例では、利用起点からの距離が0km以上100km未満の場合に撮影された映像データが、最も上書の優先度が高い。
図11を用いて、利用起点から目的地までの間に、渋滞していない走行路と渋滞している走行路とを走行した場合における上書の優先度について説明する。利用起点(0km)から10kmまでは渋滞していない非渋滞区間であり、図2に沿って、優先度Aとなる。10kmから35kmまでは渋滞している渋滞区間であり、図10に沿って、優先度Aとなる。35kmから45kmまでは非渋滞区間であり、図2に沿って、40kmまでが優先度B、40km以降が優先度Cとなる。45kmから58kmまでは渋滞区間であり、図10に沿って、優先度Aとなる。58km以降は非渋滞区間であり、図2に沿って、優先度Cとなる。
次に、図12を用いて、記録制御装置20における記録処理の流れについて説明する。ステップS51、ステップS55ないしステップS60の処理は、図3に示すフローチャートのステップS01、ステップS03ないしステップS08と同様の処理を行う。
記録制御装置20は、走行路は渋滞中であるか否かを判定する(ステップS52)。より詳しくは、記録制御装置20は、走行情報取得部27によって、車両の現在位置が渋滞中の走行路であるか否かを判定する。記録制御装置20は、走行情報取得部27によって取得された渋滞情報に基づいて、走行路は渋滞中であると判定する場合(ステップS52でYes)、ステップS54へ進む。記録制御装置20は、走行情報取得部27によって取得された渋滞情報に基づいて、走行路が渋滞中ではないと判定する場合(ステップS52でNo)、ステップS53へ進む。
記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づいたデフォルトの優先度対応付けを行う(ステップS53)。より詳しくは、記録制御装置20は、記録制御部31によって、デフォルトの優先度対応付けによって、利用起点から遠い場所で撮影された映像データほど、上書の優先度を低く設定する。この場合、例えば図2に沿って上書の優先度を設定する。記録制御装置20は、ステップS55へ進む。
記録制御装置20は、利用起点からの距離に基づいた渋滞用の優先度対応付けを行う(ステップS54)。より詳しくは、記録制御装置20は、利用起点からの距離に応じて、例えば、図10に示す上書の優先度で変化させる。記録制御装置20は、ステップS55へ進む。
このようにして、車両の走行路の渋滞状況に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる。
上述したように、本実施形態では、車両の走行路の渋滞状況に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させることができる。これにより、本実施形態は、上書の優先度をより適切に設定することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車両用記録装置
11 カメラ
12 記録部
13 操作部
14 加速度センサ
15 通信部
16 GNSS受信部
20 記録制御装置
20X バス
21 映像データ取得部
22 バッファメモリ
23 映像データ処理部
25 操作制御部
26 イベント検出部
27 走行情報取得部
28 位置情報取得部
31 記録制御部

Claims (5)

  1. 車両周辺を撮影する撮像部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記車両の位置情報に基づき、前記車両の利用起点から前記車両の位置までの距離情報を取得する走行情報取得部と、
    前記映像データ取得部が取得した映像データに前記走行情報取得部が取得した前記距離情報を対応付け、前記車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先度を低くして記録部に記録する記録制御部と、
    を備える、車両用記録制御装置。
  2. 前記走行情報取得部は、前記車両の目的地を示す目的地情報をさらに取得し、
    前記記録制御部は、前記車両の利用起点から目的地までの距離に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記走行情報取得部は、前記車両の走行路の種類を示す情報をさらに取得し、
    前記記録制御部は、前記車両の走行路の種類に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる、
    請求項1または2に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記走行情報取得部は、前記車両の走行路の渋滞状況を示す情報をさらに取得し、
    前記記録制御部は、前記車両の走行路の渋滞状況に基づき、映像データの上書の優先度を低くする度合いを変化させる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用記録制御装置。
  5. 車両周辺を撮影する撮像部が撮影した映像データを取得するステップと、
    前記車両の位置情報に基づき、前記車両の利用起点から前記車両の位置までの距離情報を取得するステップと、
    前記映像データに前記距離情報を対応付け、前記車両の利用起点からの距離が遠い位置で撮影された映像データほど、上書の優先度を低くして記録部に記録するステップと、
    を、車両用記録制御装置が実行する記録制御方法。
JP2021003174A 2021-01-13 2021-01-13 車両用記録制御装置および記録制御方法 Pending JP2022108296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003174A JP2022108296A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 車両用記録制御装置および記録制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003174A JP2022108296A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 車両用記録制御装置および記録制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022108296A true JP2022108296A (ja) 2022-07-26

Family

ID=82556544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003174A Pending JP2022108296A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 車両用記録制御装置および記録制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022108296A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10958866B2 (en) Recording apparatus, recording method, and a non-transitory computer readable medium
JP4646652B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録システム
WO2018207405A1 (ja) 記録制御装置、記録装置、記録制御方法及び記録制御プログラム
JP6534103B2 (ja) 記録装置および画像再生方法
JP6669240B1 (ja) 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、および記録制御プログラム
CN114402371B (zh) 记录控制装置、记录控制方法以及计算机可读取的存储介质
JP2019197496A (ja) 捜索支援システム、捜索支援装置、及び、捜索支援方法
US20200043260A1 (en) Recording control device, recording apparatus, navigation apparatus, recording method, and non-transitory computer readable medium
KR101358756B1 (ko) 차량용 블랙박스, 감시카메라장치 및 이들의 네트워크를 이용한 사고영상 처리방법
US20200133918A1 (en) Drive recorder operation system, drive recorder, operation method, and recording medium for operation
WO2019087664A1 (ja) 車両用記録装置、イベント情報記録方法及びプログラム
JP2022108296A (ja) 車両用記録制御装置および記録制御方法
JP2018191207A (ja) 記録制御装置、記録装置、記録制御方法及び記録制御プログラム
JP6769504B2 (ja) 車両用記録制御装置、車両用撮影装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP2008236007A (ja) 車載撮像装置
JP2023051997A (ja) 車載映像記録装置及びその制御方法
JP2022108295A (ja) 車両用記録制御装置および記録制御方法
JP7380004B2 (ja) ドライブレコーダ、画像記録方法および画像記録プログラム
JP2022108297A (ja) 車両用記録制御装置および記録制御方法
KR20130099332A (ko) 지피에스 데이터와 맵 기본 데이터를 이용한 차량용 블랙박스 및 그 영상 저장 방법
KR20130057265A (ko) 스마트폰용 블랙박스 영상 제보 시스템 및 방법
JP2017098865A (ja) 画像記録装置、画像記録方法、及び、プログラム
JP7302227B2 (ja) 撮影画像記録システム及び撮影画像記録方法
WO2022190481A1 (ja) 車両用記録装置および記録方法
JP7443697B2 (ja) 運転支援システム、運転支援方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231228