JP2022103039A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動する液体吐出ヘッドを冷却できる液体吐出装置を提供する。【解決手段】媒体13に対して液体を吐出する液体吐出ヘッド19と、空冷路57を形成するヘッドホルダー20と、を有する印刷部21と、空冷路57内の空気を流動させて液体吐出ヘッド19を空冷する冷却機構39と、を備え、印刷部21は、媒体13が搬送される搬送路16に対して移動可能に設けられ、冷却機構39は、空冷路57に接続可能な第1空気孔41及び第2空気孔42を備え、空冷路57は、印刷部21の位置に応じて、第1空気孔41及び第2空気孔42の一方に接続する。【選択図】図3
Description
本発明は、プリンターなどの液体吐出装置に関する。
例えば特許文献1のように、液体吐出ヘッドの一例であるインクジェットヘッドから液体の一例であるインクを吐出して媒体の一例である用紙に印刷する液体吐出装置の一例であるインクジェット印刷装置がある。インクジェット印刷装置は、ヘッドホルダーと、冷却機構の一例である冷却部と、を備える。冷却部は、ヘッドホルダー内に冷却風を生じさせてインクジェットヘッドを冷却する。具体的には、冷却部は、ヘッドホルダーに形成された流入口から空気を吹き付け、ヘッドホルダーに形成された流出口から空気を吸引する。
特許文献1の構成では、インクジェットヘッド及びヘッドホルダーが移動すると、流入口及び流出口と冷却部との位置がずれ、インクジェットヘッドを冷却できなくなる虞がある。
上記課題を解決する液体吐出装置は、媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドと、空冷路を形成するヘッドホルダーと、を有する印刷部と、前記空冷路内の空気を流動させて前記液体吐出ヘッドを空冷する冷却機構と、を備え、前記印刷部は、前記媒体が搬送される搬送路に対して移動可能に設けられ、前記冷却機構は、前記空冷路に接続可能な第1空気孔及び第2空気孔を備え、前記空冷路は、前記印刷部の位置に応じて、前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方に接続する。
(第1実施形態)
以下、液体吐出装置の第1実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の液体吐出装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを吐出して印刷するインクジェット式のプリンターである。
以下、液体吐出装置の第1実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の液体吐出装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを吐出して印刷するインクジェット式のプリンターである。
図面では、液体吐出装置11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。以下の説明では、Y軸と平行な方向を奥行方向Yともいい、Z軸と平行な方向を鉛直方向Zともいう。
図1に示すように、液体吐出装置11は、筐体12と、媒体13を収容可能な媒体収容部14と、媒体13を給送する給送部15と、を備えてもよい。液体吐出装置11は、図面に一点鎖線で示す搬送路16に沿って媒体13を搬送する搬送部17と、媒体13を受けるスタッカー18と、を備えてもよい。搬送路16は、媒体収容部14と、スタッカー18と、を結ぶ経路である。
液体吐出装置11は、媒体13に対して液体を吐出する液体吐出ヘッド19と、ヘッドホルダー20と、を有する印刷部21を備える。液体吐出装置11は、印刷部21を移動させる移動機構22と、液体吐出ヘッド19のメンテナンスを行うメンテナンス部23と、を備えてもよい。
媒体収容部14は、複数の媒体13を積層状態で収容可能である。液体吐出装置11は、複数の媒体収容部14と、媒体収容部14と同数の給送部15と、を備えてもよい。給送部15は、媒体収容部14に収容される媒体13を給送する給送ローラー24と、媒体13を1枚ずつ分離する分離部25と、を備えてもよい。給送部15は、媒体収容部14に収容される媒体13を搬送路16に送り出す。
搬送部17は、搬送ローラー27と、無端状の搬送ベルト28と、搬送ベルト28が掛け渡される一対のプーリー29と、を備えてもよい。搬送部17は、複数の搬送ローラー27を備えてもよい。搬送ローラー27は、媒体13を挟んだ状態で回転することで、媒体13を搬送する。
搬送ベルト28は、媒体13を搬送する搬送面28aを有する。搬送面28aは、搬送ベルト28の外周面のうち、例えば静電吸着によって媒体13を支持する平面である。搬送面28aは、搬送路16の一部を構成する。搬送ベルト28は、搬送面28aが水平面に対して傾いて設けられてもよい。本実施形態では、搬送面28aに沿う方向であって、媒体13を搬送する方向を搬送方向Dcという。搬送ベルト28は、媒体13を搬送面28aに支持した状態で周回することにより、媒体13を搬送方向Dcに搬送する。
液体吐出ヘッド19は、ノズル31が開口するノズル面32を有する。ノズル面32は、ノズル31が開口されたノズルプレートにより構成される。液体吐出ヘッド19は、ノズル31から液体を吐出し、媒体13に印刷する。液体吐出ヘッド19は、ノズル面32が水平面に対して傾いて設けられてもよい。本実施形態の液体吐出ヘッド19は、媒体13の幅方向に亘って液体を吐出可能なラインタイプである。液体吐出ヘッド19は、液体吐出ヘッド19の長手方向が奥行方向Yと一致するように設けられる。
移動機構22は、駆動歯車34と、印刷部21に設けられる従動歯35と、を有してもよい。従動歯35は、ラックである。印刷部21及び従動歯35は、駆動歯車34の回転に伴って移動する。移動機構22は、印刷部21をノズル面32に交差する移動方向Dmに移動させる。移動方向Dmは、印刷部21が搬送ベルト28から離れる方向である。すなわち、印刷部21は、媒体13が搬送される搬送路16に対して移動可能に設けられる。移動方向Dmは、ノズル面32に垂直な方向であってもよい。本実施形態の移動方向Dmは、ノズルプレートに垂直な方向の成分を含み、搬送面28aに垂直な方向である。移動方向Dmは、鉛直方向Zの成分と水平方向の成分とを含む。
移動機構22は、駆動歯車34を正回転させることにより、印刷部21を移動方向Dmに移動させる。移動機構22は、駆動歯車34を逆回転させることにより、印刷部21を移動方向Dmとは反対の方向に移動させる。液体吐出ヘッド19は、図1に示す印刷位置Ppと、図4に示すメンテナンス位置Pmと、に移動可能である。印刷位置Ppは、液体吐出ヘッド19が液体を吐出して媒体13に印刷する位置である。メンテナンス位置Pmは、メンテナンス部23による液体吐出ヘッド19のメンテナンスが行われる位置である。印刷部21は、非印刷時にメンテナンス位置Pmで待機してもよい。
本実施形態のメンテナンス部23は、メンテナンスの一例であるキャッピングを行うキャップである。メンテナンス部23は、メンテナンス位置Pmに位置する液体吐出ヘッド19に接触し、ノズル31を囲む閉空間を形成する。メンテナンス部23は、メンテナンスの一例であるワイピングを行うワイパーであってもよいし、メンテナンスの一例であるフラッシングにより排出される液体を受容する受容部であってもよい。
液体吐出装置11は、液体吐出装置11で実行される各種動作を制御する制御部37を備える。制御部37は、α:コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、β:各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはγ:それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。プロセッサーは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
<冷却機構>
図2に示すように、液体吐出装置11は、液体吐出ヘッド19を冷却する冷却機構39を備える。冷却機構39は、液体吐出装置11の不図示のフレームに固定されている。液体吐出装置11は、印刷部21の移動に連動する連動機構40を備えてもよい。冷却機構39は、第1空気孔41及び第2空気孔42が形成されたダクト43を備えてもよい。連動機構40は、少なくとも一部がダクト43内に設けられてもよい。
図2に示すように、液体吐出装置11は、液体吐出ヘッド19を冷却する冷却機構39を備える。冷却機構39は、液体吐出装置11の不図示のフレームに固定されている。液体吐出装置11は、印刷部21の移動に連動する連動機構40を備えてもよい。冷却機構39は、第1空気孔41及び第2空気孔42が形成されたダクト43を備えてもよい。連動機構40は、少なくとも一部がダクト43内に設けられてもよい。
本実施形態のダクト43には、連動機構40の一部を露出させる第1孔44及び第2孔45が形成されている。具体的には、連動機構40が有する第1フック46が第1孔44から突出し、連動機構40が有する第2フック47が第2孔45から突出する。
本実施形態の第1孔44及び第2孔45は、長手方向が移動方向Dmに一致する矩形状の長孔である。第1空気孔41と第2空気孔42、第1孔44と第2孔45、及び第1フック46と第2フック47は、それぞれ移動方向Dmに互いに間隔を有して並ぶ。
冷却機構39は、印刷部21を移動方向Dmに案内するレール49を備えてもよい。本実施形態の冷却機構39は、2つのレール49を備える。第1空気孔41及び第2空気孔42は、2つのレール49の間に開口する。レール49は、ダクト43の外面に設けてもよいし、レール49が形成されたレール形成部材をダクト43に固定することで形成してもよい。
ヘッドホルダー20は、突出部51を備えてもよい。突出部51は、移動方向Dmにおいて第1フック46及び第2フック47の間に位置する。突出部51は、印刷部21の移動に伴って移動方向Dmもしくは移動方向Dmとは反対の方向に移動し、印刷部21を移動させる動力を連動機構40に伝達可能である。
図3に示すように、液体吐出ヘッド19は、駆動素子53と、信号生成回路54と、ヒートシンク55と、を有してもよい。本実施形態のヘッドホルダー20は、信号生成回路54及びヒートシンク55を覆うカバーとしても機能する。
液体吐出ヘッド19は、複数のノズル31にそれぞれ対応する複数の駆動素子53を有してもよい。駆動素子53は、ノズル31から液体を吐出するために駆動される。信号生成回路54は、駆動素子53に印加する駆動波形信号Comを生成する。駆動素子53は、例えば圧電素子を有し、駆動波形信号Comに基づいて圧電素子を変形させることにより、ノズル31から液体を吐出する。
ヒートシンク55は、信号生成回路54との間で熱伝達可能に設けられる。ヒートシンク55は、例えば熱抵抗の小さい金属により構成してもよい。ヒートシンク55は、例えば複数のフィンのような表面積を広くする形状を有し、信号生成回路54から伝達された熱を放熱しやすくする。
ヘッドホルダー20は、液体吐出ヘッド19との間に空気を流す空冷路57を形成する。ヘッドホルダー20は、奥行方向Yにおいて中央より前方の位置に接続孔58が開口し、中央より後方の位置に吸引孔59が開口する。空冷路57は、吸引孔59と、接続孔58と、を結ぶ。信号生成回路54及びヒートシンク55は、空冷路57内に設けられる。具体的には、信号生成回路54及びヒートシンク55は、奥行方向Yにおいて吸引孔59と接続孔58との間に設けられる。
吸引孔59は、空冷路57に外部の空気を取り込む。吸引孔59は、ヘッドホルダー20の上壁20aに形成してもよい。吸引孔59をノズル面32から離れた位置に、ノズル面32とは反対の方向を向くように形成することで、吸引孔59を通る空気の流れが、ノズル31から吐出される液体に影響しにくくなる。
<冷却機構の内部構成>
図3に示すように、冷却機構39は、第1空気孔41もしくは第2空気孔42を閉鎖可能なシャッター61と、空冷路57から空気を吸引するファン62と、を備えてもよい。冷却機構39は、空冷路57に接続可能な第1空気孔41及び第2空気孔42を備える。空冷路57は、印刷部21の位置に応じて、第1空気孔41及び第2空気孔42の一方に接続する。具体的には、空冷路57は、第1空気孔41もしくは第2空気孔42に、空冷路57の端である接続孔58を接続する。
図3に示すように、冷却機構39は、第1空気孔41もしくは第2空気孔42を閉鎖可能なシャッター61と、空冷路57から空気を吸引するファン62と、を備えてもよい。冷却機構39は、空冷路57に接続可能な第1空気孔41及び第2空気孔42を備える。空冷路57は、印刷部21の位置に応じて、第1空気孔41及び第2空気孔42の一方に接続する。具体的には、空冷路57は、第1空気孔41もしくは第2空気孔42に、空冷路57の端である接続孔58を接続する。
ダクト43は、空気の流動が可能な通風路64を有する。第1空気孔41及び第2空気孔42は、それぞれ通風路64を外部に開放する。
シャッター61は、通風路64を閉鎖可能な第1壁66と、第1空気孔41を閉鎖可能な第2壁67と、を有してもよい。シャッター61は、第1空気孔41と第2空気孔42のうち一方が空冷路57に接続された状態で、他方を閉鎖する。本実施形態の閉鎖とは、開放状態に比べて空気の流動を制限する状態である。
シャッター61は、通風路64を閉鎖可能な第1壁66と、第1空気孔41を閉鎖可能な第2壁67と、を有してもよい。シャッター61は、第1空気孔41と第2空気孔42のうち一方が空冷路57に接続された状態で、他方を閉鎖する。本実施形態の閉鎖とは、開放状態に比べて空気の流動を制限する状態である。
図3,図4に示すように、本実施形態のシャッター61は、ダクト43内を移動可能に設けられる。図3に示す第1位置P1に位置するシャッター61は、第1空気孔41と第2空気孔42との間を閉鎖することにより、第2空気孔42を通る空気の流動を制限する。したがって、第1位置P1に位置するシャッター61は、第2空気孔42を閉鎖するともいえる。シャッター61が第1位置P1に位置するとき、通風路64は、第1空気孔41とファン62とを結ぶ。
図4に示す第2位置P2に位置するシャッター61は、第1空気孔41を閉鎖する。シャッター61が第2位置P2に位置するとき、通風路64は、第2空気孔42とファン62とを結ぶ。
ファン62と第1空気孔41との距離は、ファン62と第2空気孔42との距離より短くてもよい。すなわち、第1空気孔41とファン62とを結ぶ通風路64の長さは、第2空気孔42とファン62とを結ぶ通風路64の長さより短くてもよい。
<連動機構>
図5に示すように、連動機構40は、第1フック46及び第2フック47を連結する連結部69と、第1伝達部70と、第1ラック71と、を備えてもよい。連動機構40は、第2ラック72と、第1ラック71及び第2ラック72に噛み合うピニオン73と、第2伝達部74と、を備えてもよい。
図5に示すように、連動機構40は、第1フック46及び第2フック47を連結する連結部69と、第1伝達部70と、第1ラック71と、を備えてもよい。連動機構40は、第2ラック72と、第1ラック71及び第2ラック72に噛み合うピニオン73と、第2伝達部74と、を備えてもよい。
第1フック46、第2フック47、連結部69、第1伝達部70、及び第1ラック71は、一体で移動可能に設けられる。連結部69、第1伝達部70、及び第1ラック71は、第1フック46もしくは第2フック47が突出部51に押されることにより、印刷部21と共に移動する。第2ラック72、第2伝達部74、及びシャッター61は、一体で移動可能に設けられる。すなわち、第2ラック72は、シャッター61と共に移動する。
本実施形態の作用について説明する。
図3,図6に示すように、印刷部21が印刷位置Ppに位置する場合、第1空気孔41が空冷路57に接続される。ファン62が駆動されると、図3に一点鎖線で示す空冷路57及び通風路64を空気が流れる。具体的には、吸引孔59から空冷路57に流入した空気は、信号生成回路54及びヒートシンク55を通過し、接続孔58、第1空気孔41、及び通風路64を通ってファン62により外部に排出される。冷却機構39は、空冷路57内の空気を流動させて液体吐出ヘッド19を空冷する。
図3,図6に示すように、印刷部21が印刷位置Ppに位置する場合、第1空気孔41が空冷路57に接続される。ファン62が駆動されると、図3に一点鎖線で示す空冷路57及び通風路64を空気が流れる。具体的には、吸引孔59から空冷路57に流入した空気は、信号生成回路54及びヒートシンク55を通過し、接続孔58、第1空気孔41、及び通風路64を通ってファン62により外部に排出される。冷却機構39は、空冷路57内の空気を流動させて液体吐出ヘッド19を空冷する。
図7に示すように、印刷位置Ppに位置する印刷部21が移動方向Dmに移動すると、突出部51が第2フック47を押す。これにより、第1フック46、第2フック47、連結部69、第1伝達部70、及び第1ラック71が移動方向Dmに移動し、ピニオン73が正回転する。ピニオン73が正回転すると、第2ラック72、第2伝達部74、及びシャッター61は、移動方向Dmとは反対の方向に移動する。すなわち、連動機構40は、印刷部21の移動に連動してシャッター61を移動させる。シャッター61は、印刷部21が移動する移動方向Dmとは反対の方向に移動する。
シャッター61が移動すると、通風路64は、第1空気孔41及び第2空気孔42により外部に開放された状態となる。そのため、ファン62は、印刷部21が移動している間は動作を停止してもよい。
図4,図8に示すように、印刷部21がメンテナンス位置Pmまで移動すると、シャッター61は、第2位置P2に位置する。印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置する場合、第2空気孔42が空冷路57に接続される。ファン62が駆動されると、図4に一点鎖線で示す空冷路57及び通風路64を空気が流れる。具体的には、吸引孔59から空冷路57に流入した空気は、信号生成回路54及びヒートシンク55を通過し、接続孔58、第2空気孔42、及び通風路64を通ってファン62により外部に排出される。
制御部37は、印刷部21の位置に応じてファン62の駆動を制御してもよい。具体的には、ファン62は、第1空気孔41が空冷路57に接続された場合に、空冷路57の空気を第1流速で流動させ、第2空気孔42が空冷路57に接続された場合に、空冷路57の空気を第2流速で流動させてもよい。第1流速は、第2流速より速い。
メンテナンス位置Pmに位置する印刷部21が移動方向Dmとは反対の方向に移動すると、突出部51が第1フック46を押す。これにより、第1フック46、第2フック47、連結部69、第1伝達部70、及び第1ラック71が移動方向Dmとは反対の方向に移動し、ピニオン73が逆回転する。ピニオン73が逆回転すると、第2ラック72、第2伝達部74、及びシャッター61は、移動方向Dmに移動する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)空冷路57は、印刷部21の位置に応じて、第1空気孔41及び第2空気孔42の一方に接続する。すなわち、印刷部21が第1空気孔41に対応する位置に位置する場合、空冷路57は、第1空気孔41に接続する。印刷部21が第2空気孔42に対応する位置に位置する場合、空冷路57は第2空気孔42に接続する。冷却機構39は、第1空気孔41及び第2空気孔42のうち、空冷路57が接続する一方を介して空冷路57内の空気を流動させることができる。したがって、冷却機構39は、移動する液体吐出ヘッド19を冷却できる。
(1)空冷路57は、印刷部21の位置に応じて、第1空気孔41及び第2空気孔42の一方に接続する。すなわち、印刷部21が第1空気孔41に対応する位置に位置する場合、空冷路57は、第1空気孔41に接続する。印刷部21が第2空気孔42に対応する位置に位置する場合、空冷路57は第2空気孔42に接続する。冷却機構39は、第1空気孔41及び第2空気孔42のうち、空冷路57が接続する一方を介して空冷路57内の空気を流動させることができる。したがって、冷却機構39は、移動する液体吐出ヘッド19を冷却できる。
(2)第1空気孔41は、印刷部21が印刷位置Ppに位置する場合に空冷路57と接続される。第2空気孔42は、印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置する場合に空冷路57と接続される。したがって、冷却機構39は、印刷位置Pp及びメンテナンス位置Pmに位置する液体吐出ヘッド19を冷却できる。
(3)第1空気孔41と第2空気孔42のうち、一方は空冷路57に接続され、他方はシャッター61により閉鎖される。そのため、空冷路57に接続されていない空気孔からの空気の漏れを抑制できる。
(4)冷却機構39は、空冷路57から空気を吸引するファン62を備える。すなわち、ファン62は、吸引孔59から空冷路57に取り込んだ空気を流動させることにより液体吐出ヘッド19を冷却する。印刷位置Ppに位置して印刷を行う印刷部21は、メンテナンス位置Pmに位置してメンテナンスされる場合に比べて発熱しやすい。その点、ファン62は、第2空気孔42より第1空気孔41に近い位置に設けられる。したがって、印刷位置Ppに位置して第1空気孔41に接続される印刷部21を、メンテナンス位置Pmに位置して第2空気孔42に接続される場合に比べて効率よく冷却できる。
(5)液体吐出ヘッド19の周囲には、霧状の液体であるミストが浮遊していることがある。第1空気孔41及び第2空気孔42から空気を吸引すると、空気と共にミストを吸引してしまう虞がある。その点、ファン62は、印刷部21が移動している間は動作を停止する。すなわち、ファン62は、第1空気孔41及び第2空気孔42のうち一方に空冷路57が接続し、他方をシャッター61が閉塞するまで動作を停止するため、第1空気孔41及び第2空気孔42からミストを吸引する虞を低減できる。
(6)空冷路57は、印刷部21が印刷位置Ppに位置する場合に第1空気孔41に接続され、印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置する場合に第2空気孔42に接続される。ファン62は、印刷部21が印刷位置Ppに位置する場合に、印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置する場合より速い速度で空冷路57の空気を流動させる。したがって、印刷位置Ppに位置する印刷部21を効率よく冷却できる。
(7)連動機構40は、印刷部21の移動とシャッター61の移動とを連動させる。したがって、例えばユーザーがシャッター61を移動させる場合に比べ、ユーザーの手間を省くことができる。
(8)連動機構40は、1つのピニオン73に噛み合う第1ラック71及び第2ラック72を備える。第1ラック71が移動すると、第2ラック72は第1ラック71とは反対の方向に移動する。したがって、第1ラック71が設けられる印刷部21と、第2ラック72が設けられるシャッター61と、を簡易な構成で反対の方向に動かすことができる。
(9)連動機構40は、少なくとも一部がダクト43内に設けられる。そのため、連動機構40の全体をダクト43の外に設ける場合に比べ、連動機構40が占有するスペースを小さくできる。
(10)液体吐出ヘッド19は、駆動素子53と信号生成回路54とを備える。そのため、例えば信号生成回路54を印刷部21とは別に設ける場合に比べ、駆動素子53と信号生成回路54との距離を近くすることができる。
(第2実施形態)
次に、液体吐出装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、連動機構が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
次に、液体吐出装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、連動機構が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図9に示すように、連動機構40は、印刷部21とシャッター61とを接続するベルト76を備えてもよい。例えば、ベルト76は、環状をなし、第1従動プーリー77及び第2従動プーリー78に掛け渡されてもよい。ベルト76には、第1伝達部70と第2伝達部74をそれぞれ固定してもよい。ベルト76は、印刷部21を移動させる動力をシャッター61に伝達し、印刷部21が移動する移動方向Dmとは反対の方向にシャッター61を移動させてもよい。
本実施形態の作用について説明する。
図9に示すように、印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、シャッター61は、第1位置P1に位置する。
図9に示すように、印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、シャッター61は、第1位置P1に位置する。
図10に示すように、印刷部21が印刷位置Ppから移動方向Dmに移動すると、第2フック47は、突出部51に押されて移動方向Dmに移動し、ベルト76を図10において時計回り方向に回転させる。これにより、シャッター61は移動方向Dmとは反対の方向に移動する。印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置すると、シャッター61は、第2位置P2に位置する。
図9に示すように、印刷部21がメンテナンス位置Pmから移動方向Dmとは反対の方向に移動すると、第1フック46は、突出部51に押されて移動方向Dmとは反対の方向に移動し、ベルト76を図9において反時計回り方向に移動させる。これによりシャッター61は、移動方向Dmに移動する。
本実施形態の効果について説明する。
(11)移動機構22は、印刷部21を移動させる動力を、ベルト76によりシャッター61に伝達する。変形可能なベルト76を用いることにより、移動機構22の配置の自由度を高めることができる。
(11)移動機構22は、印刷部21を移動させる動力を、ベルト76によりシャッター61に伝達する。変形可能なベルト76を用いることにより、移動機構22の配置の自由度を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、液体吐出装置の第3実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第3実施形態は、接続部材を備える点で第1実施形態及び第2実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態及び第2実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。以下の説明では、X軸と平行な方向を幅方向Xともいう。
次に、液体吐出装置の第3実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第3実施形態は、接続部材を備える点で第1実施形態及び第2実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態及び第2実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。以下の説明では、X軸と平行な方向を幅方向Xともいう。
図11に示すように、液体吐出装置11は、操作部79と、スキャナー80と、を備えてもよい。
操作部79は、液体吐出装置11の正面に設けられる。操作部79は、液体吐出装置11の操作を可能にする。操作部79は、画面に触れることで操作が可能なタッチパネルを有してもよいし、押すことで操作が可能なボタンを有してもよい。
操作部79は、液体吐出装置11の正面に設けられる。操作部79は、液体吐出装置11の操作を可能にする。操作部79は、画面に触れることで操作が可能なタッチパネルを有してもよいし、押すことで操作が可能なボタンを有してもよい。
スキャナー80は、図示しない原稿に記録されている文字及び写真などの画像を読み取り可能である。本実施形態のスキャナー80は、スタッカー18の上に、スタッカー18から離れて設けられる。
搬送部17により搬送された媒体13は、排出口82から排出される。本実施形態の排出口82は、鉛直方向Zにおいてスキャナー80とスタッカー18との間に設けられる。排出された媒体13は、スタッカー18に積載される。
液体吐出装置11は、駆動源84を備えてもよい。駆動源84は、移動機構22を駆動させる。移動機構22は、駆動源84の動力を印刷部21に伝達して印刷部21を移動させる。
液体吐出装置11は、排気路86と、排気口87と、を有してもよい。排気路86は、ファン62と排気口87とを結ぶ空気の通路である。排気路86は、管により形成されてもよいし、複数の部材を組み合わせて形成されてもよい。排気口87は、排気路86を通って送られた空気を排気する。排気口87は、奥行方向Yにおいて排出口82と位置をずらして形成されてもよい。本実施形態の排気口87は、奥行方向Yにおいて排出口82と操作部79との間に位置する。排気口87は、操作部79の裏に位置させると、操作部79により排気口87を隠すことができる。
<ダクト>
図12に示すように、ダクト43は、排気路86の少なくとも一部を形成してもよい。すなわち、ダクト43は、通風路64と、排気路86と、を有してもよい。通風路64と排気路86は、幅方向Xに位置をずらして設けられてもよい。
図12に示すように、ダクト43は、排気路86の少なくとも一部を形成してもよい。すなわち、ダクト43は、通風路64と、排気路86と、を有してもよい。通風路64と排気路86は、幅方向Xに位置をずらして設けられてもよい。
ダクト43は、前壁89と、後壁90と、を有してもよい。
前壁89は、ファン62より奥行方向Yの前方に位置する。前壁89は、排気路86の一部を形成する。前壁89は、後壁90と略平行であってもよい。
前壁89は、ファン62より奥行方向Yの前方に位置する。前壁89は、排気路86の一部を形成する。前壁89は、後壁90と略平行であってもよい。
後壁90は、ファン62より奥行方向Yの後方に位置する。後壁90は、通風路64の一部を形成する。後壁90には、第1空気孔41が形成される。後壁90には、図2に示す第2空気孔42が形成されてもよい。
ファン62は、奥行方向Yにおいて後壁90と前壁89との間に位置する。ファン62は、羽根92を有してもよい。羽根92は、回転軸Aを中心として回転する。ファン62は、羽根92を回転させることにより、通風路64から排気路86に空気を送る。
本実施形態のファン62は、回転軸Aに沿う方向の第1寸法S1が、回転軸Aに直交する方向の第2寸法S2より小さい。ファン62は、後壁90及び前壁89に対して回転軸Aが斜めになるように設けられてもよい。具体的には、本実施形態のファン62は、回転軸AがX軸及びY軸に対して傾いて設けられる。ファン62は、Z軸に対して回転軸Aが垂直になるように設けられてもよい。ファン62は、前壁89に対して斜めに風を当ててもよい。
図13に示すように、ダクト43は、第3孔94を有してもよい。シャッター61は、第1壁66、第2壁67、第3壁95、及び第3ラック96を有してもよい。第3壁95は、上面97と、下面98と、を有してもよい。上面97は、下面98とは反対側の面である。第1壁66及び第2壁67は、上面97に設けられる。第3ラック96は、下面98に設けられる。下面98の一部及び第3ラック96は、第3孔94からダクト43の外に露出する。第3壁95は、移動方向Dm及び奥行方向Yにおいて第3孔94より大きくてもよい。第3壁95が第3孔94を閉鎖することにより、第3孔94からの空気の漏れを低減することができる。
<動力伝達機構>
図13に示すように、液体吐出装置11は、動力伝達機構100を備えてもよい。動力伝達機構100は、駆動源84の動力をシャッター61に伝達してシャッター61を移動させる。すなわち、本実施形態の駆動源84は、動力伝達機構100と、移動機構22と、にそれぞれ動力を伝達する。
図13に示すように、液体吐出装置11は、動力伝達機構100を備えてもよい。動力伝達機構100は、駆動源84の動力をシャッター61に伝達してシャッター61を移動させる。すなわち、本実施形態の駆動源84は、動力伝達機構100と、移動機構22と、にそれぞれ動力を伝達する。
動力伝達機構100は、少なくとも1つの伝達歯車101を有してもよい。動力伝達機構100は、動力を伝達するシャフトもしくはベルトなどを有してもよい。第3ラック96には、1つの伝達歯車101が噛み合う。動力伝達機構100は、シャッター61を図13に示す第1位置P1と、図14に示す第2位置P2と、に移動させる。動力伝達機構100がシャッター61を移動させる方向は、移動機構22が印刷部21を移動させる方向とは反対の方向である。
図13に示すように、第1位置P1に位置するシャッター61は、第1実施形態と同様に第1空気孔41と第2空気孔42との間を閉鎖する。これにより、第1位置P1に位置するシャッター61は、第2空気孔42を閉鎖する。換言すると、シャッター61が第1位置P1に位置するとき、第2空気孔42とファン62とを結ぶ通風路64が閉鎖されていると言うこともできる。シャッター61が第1位置P1に位置するとき、通風路64は、第1空気孔41とファン62とを結ぶ。
図14に示すように、第2位置P2に位置するシャッター61は、第1実施形態と同様に第1空気孔41を閉鎖する。換言すると、シャッター61が第2位置P2に位置するとき、第1空気孔41とファン62とを結ぶ通風路64が閉鎖されていると言うこともできる。シャッター61が第2位置P2に位置するとき、通風路64は、第2空気孔42とファン62とを結ぶ。
図15に示すように、液体吐出装置11は、接続部材103と、押付部材104と、を備えてもよい。押付部材104は、接続部材103を冷却機構39に押し付ける。本実施形態では、押付部材104が接続部材103を押す方向を押付方向Dpともいう。本実施形態の押付方向Dpは、奥行方向Yと同じ方向である。
冷却機構39は、第1面106と、第2面107と、中間面108と、を有してもよい。本実施形態では、後壁90が第1面106、第2面107、及び中間面108を有する。第1面106、第2面107、及び中間面108は、接続部材103と接触可能である。押付部材104は、接続部材103を第1面106、第2面107、及び中間面108に押し付ける。
後壁90は、複数の部材を組み合わせて形成してもよい。例えば、後壁90は、平板に、第1面106、第2面107、及び中間面108を有する板部材を重ねることで形成してもよい。後壁90は、第1面106を有する部材と、第2面107を有する部材と、中間面108を有する部材を繋ぐことで形成してもよい。
第1面106は、第1空気孔41の周囲に設けられる。第2面107は、第2空気孔42の周囲に設けられる。換言すると、第1空気孔41は、第1面106に開口する。第2空気孔42は、第2面107に開口する。中間面108は、移動方向Dmにおいて第1面106と第2面107との間に設けられる。第1面106と第2面107は、平面であってもよい。後壁90は、第1空気孔41及び第2空気孔42との間がなだらかに窪んでいてもよい。本実施形態の中間面108は、第1面106及び第2面107に対して窪んだ部分の面である。
押付方向Dpにおいて、第1面106とヘッドホルダー20との第1間隔D1は、第2面107とヘッドホルダー20との第2間隔D2と同じであってもよいし、第2間隔D2より小さくてもよい。押付方向Dpにおいて、第1間隔D1は、中間面108とヘッドホルダー20との第3間隔D3より小さくてもよい。
<ヘッドホルダー>
図16に示すように、ヘッドホルダー20は、第1ホルダー20fと、第2ホルダー20sと、を有してもよい。第1ホルダー20fは、信号生成回路54及びヒートシンク55を覆う。第1ホルダー20fには、吸引孔59が開口する。吸引孔59は、奥行方向Yにおいて信号生成回路54及びヒートシンク55より後方の位置に開口してもよい。
図16に示すように、ヘッドホルダー20は、第1ホルダー20fと、第2ホルダー20sと、を有してもよい。第1ホルダー20fは、信号生成回路54及びヒートシンク55を覆う。第1ホルダー20fには、吸引孔59が開口する。吸引孔59は、奥行方向Yにおいて信号生成回路54及びヒートシンク55より後方の位置に開口してもよい。
図17に示すように、第2ホルダー20sは、少なくとも1つのねじ109により第1ホルダー20fに固定されてもよい。第2ホルダー20sは、奥行方向Yにおいて信号生成回路54及びヒートシンク55より前方の位置に固定されてもよい。本実施形態の接続孔58は、第2ホルダー20sに開口する。本実施形態では、第1ホルダー20f及び第2ホルダー20sにより空冷路57が形成される。
<接続部材>
図17に示すように、接続部材103は、印刷部21と、冷却機構39と、を接続する。具体的には、接続部材103は、印刷部21が有するヘッドホルダー20と、冷却機構39と、を接続する。本実施形態の接続部材103は、接続孔58から第2ホルダー20sに挿し込まれると。接続部材103は、ヘッドホルダー20に対して押付方向Dpに移動可能に設けられる。
図17に示すように、接続部材103は、印刷部21と、冷却機構39と、を接続する。具体的には、接続部材103は、印刷部21が有するヘッドホルダー20と、冷却機構39と、を接続する。本実施形態の接続部材103は、接続孔58から第2ホルダー20sに挿し込まれると。接続部材103は、ヘッドホルダー20に対して押付方向Dpに移動可能に設けられる。
本実施形態の空冷路57は、接続部材103を介して第1空気孔41及び第2空気孔42の一方に接続する。すなわち、印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、空冷路57は、接続部材103を介して第1空気孔41に接続する。印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置するとき、空冷路57は、接続部材103を介して第2空気孔42に接続する。
接続部材103は、筒部110と、フランジ111と、第1受け部112と、を有してもよい。
図18に示すように、本実施形態の筒部110は、断面が略四角形状をなす角パイプである。第1受け部112は、押付部材104の端を支持する。第1受け部112は、筒部110の中央に設けてもよい。
図18に示すように、本実施形態の筒部110は、断面が略四角形状をなす角パイプである。第1受け部112は、押付部材104の端を支持する。第1受け部112は、筒部110の中央に設けてもよい。
図18,図19に示すように、フランジ111は、筒部110の端に設けられると共に、筒部110から環状に張り出す。フランジ111は、第1空気孔41及び第2空気孔42より大きい。フランジ111は、冷却機構39に接触可能な四角環状の平面を有する。フランジ111を冷却機構39に接触させることにより、例えば筒部110が冷却機構39に接触する場合に比べて、接続部材103が冷却機構39に接触する面積が大きくなる。したがって、空気の漏れが低減される。
図19,図20に示すように、接続部材103は、1又は複数の爪113を有してもよい。本実施形態の接続部材103は、2つの爪113を有する。第2ホルダー20sは、爪113と同数の制限部114を備えてもよい。
制限部114は、爪113が当たることで、接続部材103が第2ホルダー20sから抜けることを制限する。接続部材103は、爪113が制限部114に当たらないように変形された状態で押付方向Dpに移動されることで、第2ホルダー20sから外れるようにしてもよい。すなわち、接続部材103は、ヘッドホルダー20に着脱可能に設けられてもよい。接続部材103を外す場合は、接続部材103と第2ホルダー20sを第1ホルダー20fから外した後、第2ホルダー20sから接続部材103を外してもよい。
図20に示すように、第2ホルダー20sは、第2受け部116を有してもよい。第2受け部116は、押付部材104の端を支持する。すなわち、押付部材104は、一端が第1受け部112に支持されると共に、他端が第2受け部116に支持される。本実施形態の押付部材104は、圧縮ばねである。押付部材104は、第2受け部116に対して第1受け部112が離れるように、第1受け部112を押す。第2受け部116と第1受け部112は、押付方向Dpに並ぶ。
本実施形態の作用について説明する。
図15に示すように、印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、シャッター61は、第1位置P1に位置する。接続部材103は、第1空気孔41に空冷路57を接続する。
図15に示すように、印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、シャッター61は、第1位置P1に位置する。接続部材103は、第1空気孔41に空冷路57を接続する。
駆動源84が正転駆動されると、印刷部21は、移動方向Dmに移動すると共に、シャッター61は、移動方向Dmとは反対の方向に移動する。動力伝達機構100は、印刷部21が印刷位置Ppからメンテナンス位置Pmに移動する間に、シャッター61を第1位置P1から第2位置P2に移動させてもよい。印刷部21がメンテナンス位置Pmに到達したとき、シャッター61が第2位置P2に到達してもよい。印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置するとき、シャッター61は、第2位置P2に位置する。接続部材103は、第2空気孔42に空冷路57を接続する。
駆動源84が逆転駆動されると、印刷部21は、移動方向Dmとは反対の方向に移動すると共に、シャッター61は、移動方向Dmに移動する。動力伝達機構100は、印刷部21がメンテナンス位置Pmから印刷位置Ppに移動する間に、シャッター61を第2位置P2から第1位置P1に移動させてもよい。
本実施形態の効果について説明する。
(12)駆動源84の動力は、移動機構22によって印刷部21に伝達されると共に、動力伝達機構100によってシャッター61に伝達される。したがって、例えば印刷部21を介してシャッター61に動力を伝達する場合に比べて印刷部21にかかる負荷を低減できる。
(12)駆動源84の動力は、移動機構22によって印刷部21に伝達されると共に、動力伝達機構100によってシャッター61に伝達される。したがって、例えば印刷部21を介してシャッター61に動力を伝達する場合に比べて印刷部21にかかる負荷を低減できる。
(13)空冷路57を有する印刷部21と、第1空気孔41及び第2空気孔42を有する冷却機構39と、の位置精度が低い場合、印刷部21と冷却機構39との間から空気が漏れてしまう虞がある。その点、空冷路57は、接続部材103を介して第1空気孔41もしくは第2空気孔42に接続する。したがって、冷却機構39と印刷部21の位置精度が低い場合でも接続部材103によって補うことができ、空気の漏れを容易に低減できる。
(14)押付部材104は、接続部材103を冷却機構39に押し付ける。そのため、接続部材103と冷却機構39との間の密閉性を高めることができる。
(15)第1面106とヘッドホルダー20との第1間隔D1は、中間面108とヘッドホルダー20との第3間隔D3より小さい。そのため、押付部材104は、接続部材103を中間面108に押し付ける力より大きな力で接続部材103を第1面106に押し付ける。したがって、接続部材103と第1面106との密閉性を高めることができる。
(15)第1面106とヘッドホルダー20との第1間隔D1は、中間面108とヘッドホルダー20との第3間隔D3より小さい。そのため、押付部材104は、接続部材103を中間面108に押し付ける力より大きな力で接続部材103を第1面106に押し付ける。したがって、接続部材103と第1面106との密閉性を高めることができる。
(16)接続部材103は、ヘッドホルダー20に設けられる。そのため、接続部材103を印刷部21と共に移動させることができ、空冷路57の接続先を容易に切り替えることができる。接続部材103は、着脱可能であるため、接続部材103及び印刷部21のメンテナンスを容易に行うことができる。
(17)中間面108とヘッドホルダー20との第3間隔D3は、第1面106とヘッドホルダー20との第1間隔D1及び第2面107とヘッドホルダー20との第2間隔D2より大きい。そのため、押付部材104が接続部材103を中間面108に押し付ける力は、押付部材104が接続部材103を第1面106もしくは第2面107に押し付ける力より小さい。したがって、印刷部21と共に移動する接続部材103と冷却機構39との間の摩擦力を低減させ、印刷部21を移動させやすくすることができる。
(18)例えばファン62の回転軸AがY軸と平行である場合、ファン62は、前壁89に対して垂直に風を当てる。この場合、風は前壁89ではね返り、空気が排気口87まで送られにくい。その点、ファン62は、前壁89に対して斜めに風を当てるため、排気をスムーズに行うことができる。
(19)ファン62は、回転軸Aに沿う方向における第1寸法S1が、回転軸Aに直交する方向における第2寸法S2より小さい。そのため、回転軸AがX軸及びY軸に対して傾くようにファン62を設けることにより、例えばファン62の回転軸AをX軸に平行に設けた場合に比べ、奥行方向Yにファン62が占有する領域を小さくすることができる。
(第4実施形態)
次に、液体吐出装置の第4実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第4実施形態は、接続部材の構成が第3実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態~第3実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
次に、液体吐出装置の第4実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第4実施形態は、接続部材の構成が第3実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態~第3実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図21に示すように、液体吐出装置11は、複数の接続部材を備えてもよい。本実施形態の液体吐出装置11は、接続部材の一例である第1接続部材118と、接続部材の一例である第2接続部材119と、を備える。液体吐出装置11は、押付機構120を備えてもよい。押付機構120は、第1接続部材118と、第2接続部材119と、をそれぞれ印刷部21に押し付ける。本実施形態の押付方向Dpは、押付機構120が第1接続部材118及び第2接続部材119をそれぞれ押す方向である。
第1接続部材118及び第2接続部材119は、冷却機構39に設けられてもよい。第1接続部材118及び第2接続部材119は、冷却機構39に対して着脱可能に設けられてもよい。本実施形態の第1接続部材118は、第1空気孔41に挿し込まれると共に、冷却機構39に対して押付方向Dpに移動可能に設けられる。第2接続部材119は、第2空気孔42に挿し込まれると共に、冷却機構39に対して押付方向Dpに移動可能に設けられる。
押付機構120は、第1接続部材118を図21に実線で示す接続位置と、図21に二点鎖線で示す閉鎖位置と、に移動させてもよい。押付機構120は、第2接続部材119を図21に二点鎖線で示す接続位置と、図21に実線で示す閉鎖位置と、に移動させてもよい。押付機構120は、歯車、カム、アクチュエーター、ばね、モーターなどのうち少なくとも1つを有して構成されてもよい。押付機構120は、印刷部21の移動に連動して第1接続部材118及び第2接続部材119を移動させてもよい。押付機構120は、制御部37の制御により第1接続部材118及び第2接続部材119を移動させてもよい。
接続位置は、空冷路57と通風路64とを接続する位置である。接続位置に位置する第1接続部材118は、印刷位置Ppに位置する印刷部21と冷却機構39とを接続させる。接続位置に位置する第2接続部材119は、メンテナンス位置Pmに位置する印刷部21と冷却機構39とを接続させる。
閉鎖位置は、印刷部21から離れた位置である。閉鎖位置は、通風路64を閉鎖する位置であってもよい。本実施形態の第1接続部材118及び第2接続部材119は、シャッターとして機能してもよい。
閉鎖位置に位置する第1接続部材118は、第1空気孔41とファン62との間を閉鎖することにより、第1空気孔41を通る空気の流動を制限してもよい。すなわち、第1接続部材118は、閉鎖位置に位置することにより第1空気孔41を閉鎖してもよい。
閉鎖位置に位置する第2接続部材119は、第2空気孔42とファン62との間を閉鎖することにより、第2空気孔42を通る空気の流動を制限してもよい。すなわち、第2接続部材119は、閉鎖位置に位置することにより第2空気孔42を閉鎖してもよい。
本実施形態の作用について説明する。
印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、押付機構120は、第1接続部材118を接続位置に位置させる。すなわち、空冷路57は、第1接続部材118を介して第1空気孔41に接続する。このとき、押付機構120は、第2接続部材119を閉鎖位置に位置させる。ファン62が駆動されると、吸引孔59から空気が流入すると共に、空冷路57から第1接続部材118を介して通風路64に空気が送られる。
印刷部21が印刷位置Ppに位置するとき、押付機構120は、第1接続部材118を接続位置に位置させる。すなわち、空冷路57は、第1接続部材118を介して第1空気孔41に接続する。このとき、押付機構120は、第2接続部材119を閉鎖位置に位置させる。ファン62が駆動されると、吸引孔59から空気が流入すると共に、空冷路57から第1接続部材118を介して通風路64に空気が送られる。
印刷部21がメンテナンス位置Pmに位置するとき、押付機構120は、第2接続部材119を接続位置に位置させる。すなわち、空冷路57は、第2接続部材119を介して第2空気孔42に接続する。このとき、押付機構120は、第1接続部材118を閉鎖位置に位置させる。ファン62が駆動されると、吸引孔59から空気が流入すると共に、空冷路57から第2接続部材119を介して通風路64に空気が送られる。
本実施形態の効果について説明する。
(20)押付機構120は、第1接続部材118と第2接続部材119を印刷部21に押し付ける。そのため、第1接続部材118及び第2接続部材119と印刷部21との間の密閉性を高めることができる。
(20)押付機構120は、第1接続部材118と第2接続部材119を印刷部21に押し付ける。そのため、第1接続部材118及び第2接続部材119と印刷部21との間の密閉性を高めることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記第2実施形態において、連動機構40は、ベルト76の代わりにワイヤーを用いて動力を伝達してもよい。
・上記第2実施形態において、連動機構40は、ベルト76の代わりにワイヤーを用いて動力を伝達してもよい。
・上記第2実施形態において、ベルト76は環状でなくてもよい。すなわち、ベルト76の一端に第1伝達部70を固定すると共に、ベルト76を第1従動プーリー77に巻き掛け、ベルト76の他端に第2伝達部74を固定してもよい。この場合、連動機構40は、第2従動プーリー78を備えない構成としてもよい。印刷部21が第2フック47を移動方向Dmに移動させた場合、シャッター61は、自重で移動方向Dmとは反対の方向に移動してもよい。印刷部21が第1フック46を移動方向Dmとは反対の方向に移動させた場合、シャッター61は、ベルト76に引き上げられるように移動方向Dmに移動してもよい。
・レール49は、曲線状に形成してもよい。移動方向Dmは、曲線状のレールに沿う方向であってもよい。
・ファン62は、印刷部21に設けてもよい。例えば、ファン62は、空冷路57、吸引孔59、及び接続孔58の何れかに設けてもよい。
・ファン62は、印刷部21に設けてもよい。例えば、ファン62は、空冷路57、吸引孔59、及び接続孔58の何れかに設けてもよい。
・信号生成回路54は、液体吐出ヘッド19とは別に設けてもよい。
・連動機構40は、ダクト43の外に設けてもよい。
・液体吐出装置11は、連動機構40を備えない構成としてもよい。例えば、液体吐出装置11は、シャッター61を移動させる駆動部を備えてもよい。制御部37は、印刷部21の移動に合わせて駆動部の駆動を制御し、シャッター61を移動させてもよい。
・連動機構40は、ダクト43の外に設けてもよい。
・液体吐出装置11は、連動機構40を備えない構成としてもよい。例えば、液体吐出装置11は、シャッター61を移動させる駆動部を備えてもよい。制御部37は、印刷部21の移動に合わせて駆動部の駆動を制御し、シャッター61を移動させてもよい。
・ファン62は、印刷部21の位置に関わらず、空冷路57の空気を同じ流速で流動させてもよい。
・ファン62は、印刷部21が移動している間も動作を継続してもよい。
・ファン62は、印刷部21が移動している間も動作を継続してもよい。
・ファン62は、通風路64に空気を送り込んでもよい。この場合、空気は、通風路64から空冷路57に流入し、液体吐出ヘッド19を冷却する。
・ファン62と第1空気孔41との距離は、ファン62と第2空気孔42との距離より長くてもよいし、同じでもよい。
・ファン62と第1空気孔41との距離は、ファン62と第2空気孔42との距離より長くてもよいし、同じでもよい。
・シャッター61は、第2壁67が第1空気孔41を閉鎖する第1位置P1と、第2壁67が第2空気孔42を閉鎖する位置と、に移動可能であってもよい。
・液体吐出装置11は、複数のシャッター61を備えてもよい。例えば、液体吐出装置11は、第1空気孔41を開閉可能な第1シャッターと、第2空気孔42を開閉可能な第2シャッターと、を備えてもよい。
・液体吐出装置11は、複数のシャッター61を備えてもよい。例えば、液体吐出装置11は、第1空気孔41を開閉可能な第1シャッターと、第2空気孔42を開閉可能な第2シャッターと、を備えてもよい。
・シャッター61は、ダクト43の外に設けてもよい。液体吐出装置11が複数のシャッター61を備える場合、各シャッター61は、移動方向Dmとは異なる方向に移動して第1空気孔41及び第2空気孔42を開閉してもよい。
・印刷部21は、印刷位置Ppとメンテナンス位置Pmとは異なる位置に移動可能であってもよい。その場合、冷却機構39は、異なる位置に対応した空気孔が形成されたダクト43を備えてもよい。
・印刷部21は、複数のメンテナンス位置Pmに移動可能であってもよい。具体的には、印刷部21は、キャップによりキャッピングされるキャッピング位置、ワイパーによりワイピングされるワイピング位置、及びフラッシングを行うフラッシング位置などに移動可能であってもよい。その場合、冷却機構39は、キャッピング位置、ワイピング位置、フラッシング位置などに対応した空気孔が形成されたダクト43を備えてもよい。
・上記第3実施形態において、押付部材104は、ゴム、スポンジ、板ばねなどの弾性部材により構成してもよい。押付部材104は、接続部材103の外に設けてもよい。例えば押付部材104は、フランジ111を押してもよい。
・上記第3実施形態において、第1面106、第2面107、及び中間面108は、同一平面であってもよい。第1間隔D1、第2間隔D2、及び第3間隔D3は、同じであってもよい。
・上記第3実施形態において、第2面107及び中間面108は、同一平面であってもよい。第2間隔D2及び第3間隔D3は、同じであってもよい。第1間隔D1は、第2間隔D2及び第3間隔D3より小さくてもよい。
・上記第3実施形態において、接続部材103の内寸は、第2ホルダー20sの外寸より大きくしてもよい。接続部材103は、第2ホルダー20sに被せるように取り付けてもよい。
・上記第3実施形態において、接続部材103は、例えば樹脂シートのような弾性を有する部材により形成してもよい。この場合、接続部材103は、第2ホルダー20sに固定してもよい。接続部材103は、自身の弾性により冷却機構39に密着してもよい。
・上記第3実施形態において、移動機構22と動力伝達機構100は、それぞれクラッチを有してもよい。移動機構22と動力伝達機構100は、印刷部21とシャッター61を異なるタイミングで移動させてもよい。
・上記第4実施形態において、液体吐出装置11は、第1接続部材118と第2接続部材119のうち何れか一方を備える構成としてもよい。
・上記第4実施形態において、液体吐出装置11は、複数の押付機構120を備えてもよい。例えば、液体吐出装置11は、第1接続部材118を移動させる押付機構120と、第2接続部材119を移動させる押付機構120と、を別々に備えてもよい。
・上記第4実施形態において、液体吐出装置11は、複数の押付機構120を備えてもよい。例えば、液体吐出装置11は、第1接続部材118を移動させる押付機構120と、第2接続部材119を移動させる押付機構120と、を別々に備えてもよい。
・液体吐出装置11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体吐出装置であってもよい。液体吐出装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。ここでいう液体は、液体吐出装置から吐出させることができるような材料であればよい。例えば、液体は、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属、金属融液、のような流状体を含むものとする。液体は、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体吐出装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を吐出する装置がある。液体吐出装置は、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。液体吐出装置は、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ、光学レンズ、などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する装置であってもよい。液体吐出装置は、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する装置であってもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)液体吐出装置は、媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドと、空冷路を形成するヘッドホルダーと、を有する印刷部と、前記空冷路内の空気を流動させて前記液体吐出ヘッドを空冷する冷却機構と、を備え、前記印刷部は、前記媒体が搬送される搬送路に対して移動可能に設けられ、前記冷却機構は、前記空冷路に接続可能な第1空気孔及び第2空気孔を備え、前記空冷路は、前記印刷部の位置に応じて、前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方に接続する。
(A)液体吐出装置は、媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドと、空冷路を形成するヘッドホルダーと、を有する印刷部と、前記空冷路内の空気を流動させて前記液体吐出ヘッドを空冷する冷却機構と、を備え、前記印刷部は、前記媒体が搬送される搬送路に対して移動可能に設けられ、前記冷却機構は、前記空冷路に接続可能な第1空気孔及び第2空気孔を備え、前記空冷路は、前記印刷部の位置に応じて、前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方に接続する。
この構成によれば、空冷路は、印刷部の位置に応じて、第1空気孔及び第2空気孔の一方に接続する。すなわち、印刷部が第1空気孔に対応する位置に位置する場合、空冷路は、第1空気孔に接続する。印刷部が第2空気孔に対応する位置に位置する場合、空冷路は第2空気孔に接続する。冷却機構は、第1空気孔及び第2空気孔のうち、空冷路が接続する一方を介して空冷路内の空気を流動させることができる。したがって、冷却機構は、移動する液体吐出ヘッドを冷却できる。
(B)液体吐出装置において、前記印刷部は、前記媒体に印刷する印刷位置と、メンテナンスが行われるメンテナンス位置と、に移動可能であり、前記印刷部が前記印刷位置に位置する場合、前記第1空気孔が前記空冷路に接続され、前記印刷部が前記メンテナンス位置に位置する場合、前記第2空気孔が前記空冷路に接続されてもよい。
この構成によれば、第1空気孔は、印刷部が印刷位置に位置する場合に空冷路と接続される。第2空気孔は、印刷部がメンテナンス位置に位置する場合に空冷路と接続される。したがって、冷却機構は、印刷位置及びメンテナンス位置に位置する液体吐出ヘッドを冷却できる。
(C)液体吐出装置において、前記冷却機構は、前記第1空気孔及び前記第2空気孔が形成されたダクトと、前記第1空気孔もしくは前記第2空気孔を閉鎖可能なシャッターと、を備え、前記シャッターは、前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方が前記空冷路に接続された状態で、他方を閉鎖してもよい。
この構成によれば、第1空気孔と第2空気孔のうち、一方は空冷路に接続され、他方はシャッターにより閉鎖される。そのため、空冷路に接続されていない空気孔からの空気の漏れを抑制できる。
(D)液体吐出装置において、前記空冷路は、外部の空気を取り込む吸引孔と、前記第1空気孔もしくは前記第2空気孔に接続される接続孔と、を結び、前記冷却機構は、前記空冷路から空気を吸引するファンを備え、前記ファンと前記第1空気孔との距離は、前記ファンと前記第2空気孔との距離より短くしてもよい。
この構成によれば、冷却機構は、空冷路から空気を吸引するファンを備える。すなわち、ファンは、吸引孔から空冷路に取り込んだ空気を流動させることにより液体吐出ヘッドを冷却する。印刷位置に位置して印刷を行う印刷部は、メンテナンス位置に位置してメンテナンスされる場合に比べて発熱しやすい。その点、ファンは、第2空気孔より第1空気孔に近い位置に設けられる。したがって、印刷位置に位置して第1空気孔に接続される印刷部を、メンテナンス位置に位置して第2空気孔に接続される場合に比べて効率よく冷却できる。
(E)液体吐出装置において、前記ファンは、前記印刷部が移動している間は動作を停止してもよい。
液体吐出ヘッドの周囲には、霧状の液体であるミストが浮遊していることがある。第1空気孔及び第2空気孔から空気を吸引すると、空気と共にミストを吸引してしまう虞がある。その点、この構成によれば、ファンは、印刷部が移動している間は動作を停止する。すなわち、ファンは、第1空気孔及び第2空気孔のうち一方に空冷路が接続し、他方をシャッターが閉塞するまで動作を停止するため、第1空気孔及び第2空気孔からミストを吸引する虞を低減できる。
液体吐出ヘッドの周囲には、霧状の液体であるミストが浮遊していることがある。第1空気孔及び第2空気孔から空気を吸引すると、空気と共にミストを吸引してしまう虞がある。その点、この構成によれば、ファンは、印刷部が移動している間は動作を停止する。すなわち、ファンは、第1空気孔及び第2空気孔のうち一方に空冷路が接続し、他方をシャッターが閉塞するまで動作を停止するため、第1空気孔及び第2空気孔からミストを吸引する虞を低減できる。
(F)液体吐出装置において、前記ファンは、前記第1空気孔が前記空冷路に接続された場合に、該空冷路の空気を第1流速で流動させ、前記第2空気孔が前記空冷路に接続された場合に、該空冷路の空気を第2流速で流動させ、前記第1流速は、前記第2流速より速くしてもよい。
この構成によれば、空冷路は、印刷部が印刷位置に位置する場合に第1空気孔に接続され、印刷部がメンテナンス位置に位置する場合に第2空気孔に接続される。ファンは、印刷部が印刷位置に位置する場合に、印刷部がメンテナンス位置に位置する場合より速い速度で空冷路の空気を流動させる。したがって、印刷位置に位置する印刷部を効率よく冷却できる。
(G)液体吐出装置は、前記印刷部の移動に連動して前記シャッターを移動させる連動機構をさらに備えてもよい。
この構成によれば、連動機構は、印刷部の移動とシャッターの移動とを連動させる。したがって、例えばユーザーがシャッターを移動させる場合に比べ、ユーザーの手間を省くことができる。
この構成によれば、連動機構は、印刷部の移動とシャッターの移動とを連動させる。したがって、例えばユーザーがシャッターを移動させる場合に比べ、ユーザーの手間を省くことができる。
(H)液体吐出装置において、前記連動機構は、前記印刷部と共に移動する第1ラックと、前記シャッターと共に移動する第2ラックと、前記第1ラック及び前記第2ラックに噛み合うピニオンと、を備え、前記シャッターは、前記印刷部が移動する方向とは反対の方向に移動してもよい。
この構成によれば、連動機構は、1つのピニオンに噛み合う第1ラック及び第2ラックを備える。第1ラックが移動すると、第2ラックは第1ラックとは反対の方向に移動する。したがって、第1ラックが設けられる印刷部と、第2ラックが設けられるシャッターと、を簡易な構成で反対の方向に動かすことができる。
(I)液体吐出装置において、前記連動機構は、前記印刷部と前記シャッターとを接続するベルトを備え、前記ベルトは、前記印刷部を移動させる動力を前記シャッターに伝達し、前記印刷部が移動する方向とは反対の方向に前記シャッターを移動させてもよい。
この構成によれば、移動機構は、印刷部を移動させる動力を、ベルトによりシャッターに伝達する。変形可能なベルトを用いることにより、移動機構の配置の自由度を高めることができる。
(J)液体吐出装置において、前記連動機構は、少なくとも一部が前記ダクト内に設けられてもよい。
この構成によれば、連動機構は、少なくとも一部がダクト内に設けられる。そのため、連動機構の全体をダクトの外に設ける場合に比べ、連動機構が占有するスペースを小さくできる。
この構成によれば、連動機構は、少なくとも一部がダクト内に設けられる。そのため、連動機構の全体をダクトの外に設ける場合に比べ、連動機構が占有するスペースを小さくできる。
(K)液体吐出装置は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記印刷部に伝達して該印刷部を移動させる移動機構と、前記駆動源の動力を前記シャッターに伝達して該シャッターを移動させる動力伝達機構と、を備えてもよい。
この構成によれば、駆動源の動力は、移動機構によって印刷部に伝達されると共に、動力伝達機構によってシャッターに伝達される。したがって、例えば印刷部を介してシャッターに動力を伝達する場合に比べて印刷部にかかる負荷を低減できる。
(L)液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、前記液体を吐出するために駆動される駆動素子と、前記駆動素子に印加する駆動波形信号を生成する信号生成回路と、を有してもよい。
この構成によれば、液体吐出ヘッドは、駆動素子と信号生成回路とを備える。そのため、例えば信号生成回路を印刷部とは別に設ける場合に比べ、駆動素子と信号生成回路との距離を近くすることができる。
(M)液体吐出装置は、前記印刷部と前記冷却機構とを接続する接続部材をさらに備え、前記空冷路は、前記接続部材を介して前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方に接続してもよい。
空冷路を有する印刷部と、第1空気孔及び第2空気孔を有する冷却機構と、の位置精度が低い場合、印刷部と冷却機構との間から空気が漏れてしまう虞がある。その点、この構成によれば、空冷路は、接続部材を介して第1空気孔もしくは第2空気孔に接続する。したがって、冷却機構と印刷部の位置精度が低い場合でも接続部材によって補うことができ、空気の漏れを容易に低減できる。
(N)液体吐出装置は、前記接続部材を前記冷却機構に押し付ける押付部材をさらに備えてもよい。
この構成によれば、押付部材は、接続部材を冷却機構に押し付ける。そのため、接続部材と冷却機構との間の密閉性を高めることができる。
この構成によれば、押付部材は、接続部材を冷却機構に押し付ける。そのため、接続部材と冷却機構との間の密閉性を高めることができる。
(O)液体吐出装置において、前記冷却機構は、前記第1空気孔の周囲に設けられる第1面と、前記第2空気孔の周囲に設けられる第2面と、前記第1面と前記第2面との間に設けられる中間面と、を有し、前記押付部材が前記接続部材を押す押付方向において、前記第1面と前記ヘッドホルダーとの間隔は、前記中間面と前記ヘッドホルダーとの間隔より小さくてもよい。
この構成によれば、第1面とヘッドホルダーとの間隔は、中間面とヘッドホルダーとの間隔より小さい。そのため、押付部材は、接続部材を中間面に押し付ける力より大きな力で接続部材を第1面に押し付ける。したがって、接続部材と第1面との密閉性を高めることができる。
(P)液体吐出装置において、前記接続部材は、前記ヘッドホルダーに着脱可能に設けられてもよい。
この構成によれば、接続部材は、ヘッドホルダーに設けられる。そのため、接続部材を印刷部と共に移動させることができ、空冷路の接続先を容易に切り替えることができる。接続部材は、着脱可能であるため、接続部材及び印刷部のメンテナンスを容易に行うことができる。
この構成によれば、接続部材は、ヘッドホルダーに設けられる。そのため、接続部材を印刷部と共に移動させることができ、空冷路の接続先を容易に切り替えることができる。接続部材は、着脱可能であるため、接続部材及び印刷部のメンテナンスを容易に行うことができる。
(Q)液体吐出装置は、前記接続部材を前記印刷部に押し付ける押付機構をさらに備えてもよい。
この構成によれば、押付機構は、接続部材を印刷部に押し付ける。そのため、接続部材と印刷部との間の密閉性を高めることができる。
この構成によれば、押付機構は、接続部材を印刷部に押し付ける。そのため、接続部材と印刷部との間の密閉性を高めることができる。
11…液体吐出装置、12…筐体、13…媒体、14…媒体収容部、15…給送部、16…搬送路、17…搬送部、18…スタッカー、19…液体吐出ヘッド、20…ヘッドホルダー、20a…上壁、20f…第1ホルダー、20s…第2ホルダー、21…印刷部、22…移動機構、23…メンテナンス部、24…給送ローラー、25…分離部、27…搬送ローラー、28…搬送ベルト、28a…搬送面、29…プーリー、31…ノズル、32…ノズル面、34…駆動歯車、35…従動歯、37…制御部、39…冷却機構、40…連動機構、41…第1空気孔、42…第2空気孔、43…ダクト、44…第1孔、45…第2孔、46…第1フック、47…第2フック、49…レール、51…突出部、53…駆動素子、54…信号生成回路、55…ヒートシンク、57…空冷路、58…接続孔、59…吸引孔、61…シャッター、62…ファン、64…通風路、66…第1壁、67…第2壁、69…連結部、70…第1伝達部、71…第1ラック、72…第2ラック、73…ピニオン、74…第2伝達部、76…ベルト、77…第1従動プーリー、78…第2従動プーリー、79…操作部、80…スキャナー、82…排出口、84…駆動源、86…排気路、87…排気口、89…前壁、90…後壁、92…羽根、94…第3孔、95…第3壁、96…第3ラック、97…上面、98…下面、100…動力伝達機構、101…伝達歯車、103…接続部材、104…押付部材、106…第1面、107…第2面、108…中間面、109…ねじ、110…筒部、111…フランジ、112…第1受け部、113…爪、114…制限部、116…第2受け部、118…第1接続部材、119…第2接続部材、120…押付機構、A…回転軸、D1…第1間隔、D2…第2間隔、D3…第3間隔、Dc…搬送方向、Dm…移動方向、Dp…押付方向、P1…第1位置、P2…第2位置、Pm…メンテナンス位置、Pp…印刷位置、S1…第1寸法、S2…第2寸法、X…幅方向、Y…奥行方向、Z…鉛直方向。
Claims (17)
- 媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドと、空冷路を形成するヘッドホルダーと、を有する印刷部と、
前記空冷路内の空気を流動させて前記液体吐出ヘッドを空冷する冷却機構と、
を備え、
前記印刷部は、前記媒体が搬送される搬送路に対して移動可能に設けられ、
前記冷却機構は、前記空冷路に接続可能な第1空気孔及び第2空気孔を備え、
前記空冷路は、前記印刷部の位置に応じて、前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方に接続することを特徴とする液体吐出装置。 - 前記印刷部は、前記媒体に印刷する印刷位置と、メンテナンスが行われるメンテナンス位置と、に移動可能であり、
前記印刷部が前記印刷位置に位置する場合、前記第1空気孔が前記空冷路に接続され、
前記印刷部が前記メンテナンス位置に位置する場合、前記第2空気孔が前記空冷路に接続されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記冷却機構は、
前記第1空気孔及び前記第2空気孔が形成されたダクトと、
前記第1空気孔もしくは前記第2空気孔を閉鎖可能なシャッターと、
を備え、
前記シャッターは、前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方が前記空冷路に接続された状態で、他方を閉鎖することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。 - 前記空冷路は、外部の空気を取り込む吸引孔と、前記第1空気孔もしくは前記第2空気孔に接続される接続孔と、を結び、
前記冷却機構は、前記空冷路から空気を吸引するファンを備え、
前記ファンと前記第1空気孔との距離は、前記ファンと前記第2空気孔との距離より短いことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。 - 前記ファンは、前記印刷部が移動している間は動作を停止することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
- 前記ファンは、
前記第1空気孔が前記空冷路に接続された場合に、該空冷路の空気を第1流速で流動させ、
前記第2空気孔が前記空冷路に接続された場合に、該空冷路の空気を第2流速で流動させ、
前記第1流速は、前記第2流速より速いことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の液体吐出装置。 - 前記印刷部の移動に連動して前記シャッターを移動させる連動機構をさらに備えることを特徴とする請求項3~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記連動機構は、
前記印刷部と共に移動する第1ラックと、
前記シャッターと共に移動する第2ラックと、
前記第1ラック及び前記第2ラックに噛み合うピニオンと、
を備え、
前記シャッターは、前記印刷部が移動する方向とは反対の方向に移動することを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。 - 前記連動機構は、前記印刷部と前記シャッターとを接続するベルトを備え、
前記ベルトは、前記印刷部を移動させる動力を前記シャッターに伝達し、前記印刷部が移動する方向とは反対の方向に前記シャッターを移動させることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。 - 前記連動機構は、少なくとも一部が前記ダクト内に設けられることを特徴とする請求項7~請求項9のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
- 駆動源と、
前記駆動源の動力を前記印刷部に伝達して該印刷部を移動させる移動機構と、
前記駆動源の動力を前記シャッターに伝達して該シャッターを移動させる動力伝達機構と、
を備えることを特徴とする請求項3~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記液体吐出ヘッドは、
前記液体を吐出するために駆動される駆動素子と、
前記駆動素子に印加する駆動波形信号を生成する信号生成回路と、
を有することを特徴とする請求項1~請求項11のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記印刷部と前記冷却機構とを接続する接続部材をさらに備え、
前記空冷路は、前記接続部材を介して前記第1空気孔及び前記第2空気孔の一方に接続することを特徴とする請求項1~請求項12のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記接続部材を前記冷却機構に押し付ける押付部材をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の液体吐出装置。
- 前記冷却機構は、
前記第1空気孔の周囲に設けられる第1面と、
前記第2空気孔の周囲に設けられる第2面と、
前記第1面と前記第2面との間に設けられる中間面と、
を有し、
前記押付部材が前記接続部材を押す押付方向において、前記第1面と前記ヘッドホルダーとの間隔は、前記中間面と前記ヘッドホルダーとの間隔より小さいことを特徴とする請求項14に記載の液体吐出装置。 - 前記接続部材は、前記ヘッドホルダーに着脱可能に設けられることを特徴とする請求項13~請求項15のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記接続部材を前記印刷部に押し付ける押付機構をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の液体吐出装置。
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