JP2022102955A - 作業車両の制御システム - Google Patents

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Masayoshi Abe
豊 楫野
Yutaka Kajino
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Tomoshi Yamashita
一生 池田
Kazuo Ikeda
浪漫 有村
Roman Arimura
昌也 畑邊
Masaya Hatanabe
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Abstract

【課題】進入禁止領域を迂回しつつ作業開始点への移動の効率化を図り、作業効率を向上させることができる作業車両の制御システムを提供する。【解決手段】走行車体2は、圃場内F1を走行可能である。測位装置は、走行車体の自己位置を取得する。方位角取得手段は、走行車体の方位角を取得する。制御部は、圃場内の作業開始点P1を含む作業経路を生成し、作業経路に沿って自律走行しながら作業を行うよう走行車体を制御する。制御部は、走行車体の移動時の旋回半径と、圃場内の進入禁止領域A3とを予め設定し、進入禁止領域を設定すると、進入禁止領域の頂点p1に進入禁止領域を迂回する旋回半径の迂回円C4、C5を設定し、走行車体の自己位置P0から作業開始点P1までの移動経路R2を設定し、設定した移動経路が進入禁止領域に入る場合、移動経路を、迂回円を経由して進入禁止領域を迂回するように修正する。【選択図】図9

Description

本発明は、作業車両の制御システムに関する。
従来、自律走行が可能な農業用トラクタなどの作業車両において、作業車両を自律走行させる作業経路を設定する場合、作業車両が自律走行を開始可能な自律走行候補経路を特定する特定部によって、候補特定用領域を設定し、候補特定用領域に含まれる作業経路を自律走行候補経路として特定可能とする技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2018-147163号公報
しかしながら、上記したような従来技術では、作業車両が自律走行を開始する位置(作業を開始する位置であり、以下、作業開始点という)が予め決定している場合に作業開始点への適切な移動経路を生成することができないため、作業開始点まで移動する際の効率化を図ることはできなかった。また、たとえば、作業開始点まで移動する際に進入したくない領域(進入禁止領域)があっても、進入禁止領域を迂回しつつ効率のよい移動経路を設定することはできなかった。すなわち、上記したような従来技術には、作業効率を向上させる点についてさらなる改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、進入禁止領域を迂回しつつ作業開始点への移動の効率化を図ることができ、作業効率を向上させることができる作業車両の制御システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る作業車両の制御システムは、圃場内を走行可能な走行車体と、前記走行車体の自己位置を取得する測位装置と、前記走行車体の方位角を取得する方位角取得手段と、前記圃場内の作業開始点を含む作業経路を生成し、生成した前記作業経路に沿って自律走行しながら作業を行うよう前記走行車体を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記走行車体の前記圃場内における移動時の旋回半径と、前記圃場内の閉じた多角形の内側領域として前記走行車体の進入を禁止する進入禁止領域とを予め設定し、前記進入禁止領域を設定すると、前記進入禁止領域の頂点に該進入禁止領域を迂回する前記旋回半径の迂回円を設定し、前記走行車体の前記自己位置から前記作業開始点までの移動経路を設定し、設定した前記移動経路が前記進入禁止領域に入る場合、前記移動経路を、前記迂回円を経由して前記進入禁止領域を迂回するように修正することを特徴とする。
実施形態に係る作業車両によれば、進入禁止領域を迂回しつつ作業開始点への移動の効率化を図ることができ、作業効率を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る作業車両を示す概略左側面図である。 図2は、実施形態に係る作業車両の制御システムを示すブロック図である。 図3は、圃場内における自律走行の説明図(その1)である。 図4は、圃場内における自律走行の説明図(その2)である。 図5は、移動経路設定の処理を示すフローチャート(その1)である。 図6は、移動経路設定の処理を示すフローチャート(その2)である。 図7は、移動経路の経路パターンの説明図である。 図8は、(a)左折-右折-左折の経路パターンの説明図であり、(b)右折-左折-右折の経路パターンの説明図である。 図9は、進入禁止領域や逸脱禁止領域を迂回する移動経路の説明図である。 図10は、進入禁止領域の迂回経路設定の説明図(その1)である。 図11は、進入禁止領域の迂回経路設定の説明図(その2)である。 図12は、逸脱禁止領域の迂回経路設定の説明図(その1)である。 図13は、逸脱禁止領域の迂回経路設定の説明図(その2)である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の制御システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<作業車両(トラクタ)の概要>
まず、図1を参照して実施形態に係る作業車両1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1を示す概略左側面図である。なお、以下では、作業車両1としてトラクタを例に説明する。また、作業車両であるトラクタ1は、自走しながら圃場で農作業を行う農業用トラクタである。
また、作業車両であるトラクタ1は、操縦者(作業者ともいう)が搭乗して圃場内を走行しながら所定の作業を実行する他、後述する制御部200(図2参照)を中心とする制御系による各部の制御により、圃場内を自律走行しながら所定の作業を実行する。
なお、以下の説明において、前後方向とは、トラクタ1の直進時における進行方向であり、進行方向の前方側を「前」、後方側を「後」と規定する。トラクタ1の進行方向とは、トラクタ1の直進時において後述する操縦席8からステアリングホイール9へと向かう方向である。
また、左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向である。以下では、「前」側へ向けて左右を規定する。すなわち、操縦者が操縦席8に着席して前方を向いた状態で、左手側が「左」、右手側が「右」である。上下方向とは、鉛直方向である。前後方向、左右方向および上下方向は、互いに3次元で直交する。また、以下の説明において、トラクタ1または走行車体2を指して「機体」という場合がある。
図1に示すように、トラクタ1は、走行車体2と、作業機6とを備える。走行車体2は、圃場内を走行可能であり、前輪3と、後輪4とを備える。前輪3は、左右一対で設けられた操舵用の車輪(操舵輪)である。後輪4は、左右一対で設けられた駆動用の車輪(駆動輪)である。なお、走行車体2は、車輪(前輪3および後輪4の少なくともいずれか)に代えてクローラ装置を備えてもよい。この場合、走行クローラが駆動輪である。
駆動輪である後輪4には、ボンネット5内に収容された駆動源であるエンジンEで発生した回転動力が、動力伝達装置(ミッションケース)12内に設けられた変速装置(トランスミッション)121(図2参照)で適宜減速されて伝達される。後輪4は、エンジンEから伝達された回転動力によって駆動される。変速装置121は、エンジンEから伝達される回転動力を複数(たとえば、1速~8速)の変速段のうちいずれかの変速段に切り替える。
走行車体2は、エンジンEで発生し、かつ、変速装置121で減速された動力を、4WDクラッチを介して前輪3にも伝達可能に構成される。この場合、4WDクラッチが動力を伝達すると、エンジンEから伝達される動力によって前輪3および後輪4の四輪が駆動される。また、4WDクラッチが動力の伝達を遮断すると、エンジンEから伝達される動力によって後輪4のみの二輪が駆動される。このように、走行車体2は、二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)とを切り替え可能に構成される。
走行車体2の後部には、圃場内で作業を行う作業機6が連結され、作業機6を駆動する動力を伝達するPTO(Power take-off)軸71を有するPTO装置7が設けられる。走行車体2の中央部には、操縦者がトラクタ1を操縦する場合に座る操縦席8が設けられる。
操縦席8の前方には、前輪3の操舵用のハンドルであるステアリングホイール9が設けられる。なお、ステアリングホイール9や、ステアリングホイールを駆動する駆動部などは、ステアリング装置122(図2参照)を構成する。ステアリングホイール9は、ハンドルポスト10の上端部に設けられる。ハンドルポスト10の下方であり、操縦席8に操縦者が座った場合における操縦者の足元付近には、各種操作ペダル11(アクセルペダルやブレーキペダル、クラッチペダル)が設けられる。
また、走行車体2の後部には、作業機6を昇降させる昇降装置13が設けられる。昇降装置13は、作業機6を上昇させることで、作業機6を非作業位置に移動させる。また、昇降装置13は、作業機6を下降させることで、作業機6を対地作業位置に移動させる。昇降装置13は、油圧式の昇降シリンダ131と、リフトアーム132と、リフトロッド133と、ロアリンク134と、トップリンク135を備える。
リフトアーム132は、昇降シリンダ131に作動油が供給されると、軸AXまわりに作業機6を上昇させるように回動し、昇降シリンダ131から作動油が排出されると、軸AXまわりに作業機6を下降させるように回動する。なお、リフトアーム132の基部(軸AX付近)には、リフトアーム132の回動角度を検出するリフトアームセンサが設けられる。作業機6の高さは、リフトアームセンサの検出値に基づいて算出される。
また、リフトアーム132は、リフトロッド133を介してロアリンク134に連結される。このように、昇降装置13は、ロアリンク134とトップリンク135とで、走行車体2に対して作業機6を昇降可能に連結する。
なお、図1に示す例においては、作業機6がロータリ耕耘機の場合を例示している。ロータリ耕耘機は、PTO装置7のPTO軸71から伝達された動力によって耕耘爪61が回転することで、圃場面(土壌)を耕起する。
また、トラクタ1は、制御部200(図2参照)を備える。制御部200は、エンジンEを制御するとともに、走行車体2の走行速度を制御する。また、制御部200は、作業機6を制御する。
また、トラクタ1は、測位装置150を備える。測位装置150は、走行車体2の上部に設けられ、走行車体2の位置を所定の周期で測定し、走行車体2の自己位置P0(図3参照)の情報(たとえば、緯度および経度)を取得する。測位装置150は、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)であり、上空を周回している航法衛星Sからの電波を受信して測位および計時することができる。
また、トラクタ1は、作業者による携帯端末装置160の操作で特定の圃場における各種作業の設定を行うことができる。携帯端末装置160は、、たとえば、タブレット端末であり、インターネットなどの通信ネットワークに接続可能であり、通信ネットワークを介して作業管理装置と互いに接続可能である。この場合、作業管理装置は、いわゆるクラウドコンピューティングが可能なシステムである。携帯端末装置160と作業管理装置とは、たとえば、無線LAN(Local Area Network)で接続される。
携帯端末装置160は、たとえば、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部と、タッチパネルにより構成される表示部および操作部とを備える。なお、操作部として、各種キーやボタンなどが別に設けられてもよい。また、携帯端末装置160は、後述する制御部200と同様、電子制御によって各部を制御可能なように、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部を備えてもよい。
作業管理装置は、CPUなどを有する処理装置やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置、さらには、入出力装置が設けられたコンピュータなどである。
また、トラクタ1は、方位角取得手段170(図2参照)を備える。方位角取得手段170は、走行車体の方位角を取得する。方位角取得手段170は、たとえば、方位角センサである。以下、方位角取得手段170を方位角センサという。
方位角センサ170は、たとえば、走行車体2の進行方向の絶対方位角(たとえば、「北」を0°(360°)として、「東」を90°、「南」を180°、「西」を270°)を検出する。方位角センサ170は、一定時間ごとに絶対方位角を検出し、検出した絶対方位角を制御部200などに送信する。なお、方位角取得手段170としては、方位角センサの他、たとえば、地磁気センサなどがある。
<作業車両(トラクタ)の制御システム>
次に、図2を参照して実施形態に係る作業車両の制御システム100、すなわち、制御部200を中心とする作業車両(トラクタ)1の制御系について説明する。図2は、実施形態に係る作業車両の制御システム100を示すブロック図である。図2に示すように、制御部200は、エンジンECU(Electronic Control Unit)201と、走行系ECU202と、作業機昇降系ECU203とを備える。
エンジンECU201は、エンジンEの回転数を制御する。走行系ECU202は、駆動輪(後輪4)の回転を制御することで、走行車体2(図1参照)の走行速度を制御する。作業機昇降系ECU203は、昇降装置13を制御して作業機6の昇降駆動する。
制御部200は、電子制御によって各部を制御することが可能であり、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部をはじめ、各種プログラムや圃場ごとに予め設定された走行車体2の後述する予定走行経路(以下、作業経路という)R1などの必要なデータ類が記憶される、たとえば、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部などを備える。
図2に示すように、制御部200には、測位装置(GNSS)150、方位角センサ170、エンジン回転センサ110、車速センサ111、変速センサ112、切れ角センサ113などが接続される。また、制御部200には、エンジンE、変速装置121、ステアリング装置122、昇降装置13などが接続される。
エンジン回転センサ110は、エンジンEの回転数を検出する。車速センサ111は、走行車体2(図1参照)の走行速度(車速)を検出する。変速センサ112は、変速装置121において複数の変速段のうちいずれの変速段であるかを検出する。切れ角センサ113は、操舵輪である前輪3(図1参照)の切れ角を検出する。
制御部200には、測位装置150から圃場などにおける走行車体2の位置(自己位置)情報、エンジン回転センサ110からエンジンEの回転数、車速センサ111から走行車体2の車速、変速センサ112から現在の変速段、切れ角センサ113から前輪3の切れ角がそれぞれ入力される。なお、制御部200は、走行車体2を自律走行させる場合、上記したように、切れ角センサ113の検出値を用いて、前輪3の切れ角をフィードバックしながらステアリングホイール9(図1参照)に連結されたステアリングシリンダを制御することで、ステアリングホイール9を操舵する。
また、制御部200においては、エンジンECU101がエンジンEに接続され、走行系ECU102が変速装置121やステアリング装置122に接続され、作業機昇降系ECU103が昇降装置13に接続される。なお、作業機昇降系ECU103は、昇降装置13を介して作業機を昇降させる。
また、制御部200においては、走行車体2を自律走行させる場合には、作業機6による作業内容に応じた作業経路R1(図3参照)が予め圃場ごとに定められ、データ化されて記憶部に記憶される。制御部200は、測位装置150の測定結果に基づいて、記憶部に記憶された作業経路R1に沿って走行しながら作業を行うように、エンジンE、変速装置121、ステアリング装置122、昇降装置13などを制御する。作業経路R1は、圃場の形状、大きさ、圃場内に形成された畝の幅、長さおよび本数、さらには、作物の種類などに応じて設定される。また、制御部200は、トラクタ1(走行車体2)の圃場内における移動時の旋回半径を予め設定する。
また、上記したように、制御部200は、たとえば、作業者が携行可能な携帯端末装置(タブレット端末)160と無線接続される。制御部200は、作業者の操作による携帯端末装置160からの指示信号に基づいて、トラクタ1の各部を制御する。なお、制御部200は、トラクタ1の機体情報データベースを有し、型式などの情報の受け渡しを携帯端末装置160などから行えるように構成されてもよい。
<圃場内における自律走行>
次に、図3~図8を参照して作業車両(トラクタ)1の圃場F1内における自律走行について説明する。図3および図4は、圃場F1内における自律走行の説明図であり、圃場の上方からの模式図である。なお、図3には、走行車体2が移動を開始する際の旋回半径の円C1と作業経路R1に進入する際の旋回半径の円C2との距離が所定距離(たとえば、10m)以上の場合を示し、図4には、走行車体2が移動を開始する際の旋回半径の円C1と作業経路R1に進入する際の旋回半径の円C2との距離が所定距離未満の場合を示している。
図5および図6は、移動経路R2設定の処理を示すフローチャートである。このうち、図6には、逸脱禁止領域A2から逸脱しない移動経路R2設定の処理を示している。図7は、移動経路R2の経路パターンの説明図(表)である。図8は、(a)左折-右折-左折の経路パターンの説明図であり、(b)右折-左折-右折の経路パターンの説明図である。
たとえば、自律走行しながら作業を行うトラクタ1による耕耘作業の場合、制御部200(図2参照)は、たとえば、トラクタ1の全長、全幅、トレッド、作業機6(図1参照)の能力、圃場F1の形状や面積などが含まれる情報などに基づいて、適切な旋回位置や、耕深などが規定された作業経路R1を生成する。
なお、作業者Hは、畦F2などから携帯端末装置160を操作して遠隔でトラクタ1に指示を送ることも可能である。
図3および図4に示すように、トラクタ1は、作業経路R1に沿って、圃場F1の出入り口から圃場F1内に進入し、圃場F1内に設定された作業領域A1において適切に旋回走行しながら耕耘作業を自動で行う。なお、トラクタ1は、プログラムによっては、耕耘作業の後、圃場F1の出入り口から圃場F1外に出て、所定の場所で停止するといった制御も可能である。
トラクタ1(走行車体2)は、たとえば、畦F2の内側、すなわち、圃場F1の端から内側の所定の領域を枕地領域として、枕地領域において周回しながら対地作業を行う。トラクタ1は、枕地領域よりも内側の作業領域A1において、予め設定された作業開始点P1から作業終了点P2まで、作業経路R1に沿って、直進と旋回とを繰り返しながら対地(耕耘)作業を行う。
<作業開始点への移動経路設定>
また、本実施形態では、図3および図4に示すように、トラクタ1が作業を開始する場合に作業開始点P1まで適切な経路で移動できるように、トラクタ1(走行車体2)の移動経路R2を設定する。
この場合、制御部200は、図3および図4に示すように、方位角取得手段170で取得した方位角のベクトルV1と測位装置150で取得した自己位置P0とで接する旋回半径の円C1を設定し、作業経路R1のベクトルV2と作業開始点P1とで接する旋回半径の円C2を設定する。また、制御部200は、2つの旋回半径の円C1,C2に対する接線L1を設定する。制御部200は、2つの旋回半径の円C1,C2と、接線L1とに基づいて、複数の経路を生成する。
ここで、方位角のベクトルV1と自己位置P0とで接する旋回半径の円C1は、走行車体2が左折で移動を開始する左折移動開始円C1と、走行車体2が右折で移動を開始する右折移動開始円C1との2つがある。また、作業経路R1のベクトルV2と作業開始点P1とで接する旋回半径の円C2は、走行車体2が作業経路R1に左折で進入する左折進入円C2と、走行車体2が作業経路R1に右折で進入する右折進入円C2との2つがある。
そして、制御部200は、走行車体2側の左右いずれかの旋回半径の円C1(C1,C1)を選定し、作業開始点P1側の左右いずれかの旋回半径の円C2(C2,C2)を選定し、これらの複数(4つ)の経路の中から、自己位置P0から作業開始点P1までの間で最短となる経路を移動経路R2として設定する。なお、制御部200は、設定した移動経路R2を携帯端末装置160の表示画面に表示する。
制御部200は、移動経路R2を設定する場合、図5に示すように、2つの旋回半径の円C1,C2と、接線L1とに基づいて、複数の経路を生成する(ステップS101)。
次いで、制御部200は、複数の経路から、自己位置P0から作業開始点P1までの間で最短となる経路を選定する(ステップS102)。次いで、制御部200は、選定した最短となる経路を移動経路R2として設定し(ステップS103)、処理を終了する。
このような構成によれば、トラクタ1の自律走行において、走行車体2の自己位置P0と作業開始点P1とを円滑に接続して移動可能な経路を生成し、生成した経路のうち最短となる経路(移動経路)R2で移動できるため、作業開始点P1への移動の効率化を図ることができ、円滑に作業を開始することができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
また、図3および図4に示すように、制御部200は、作業領域A1の外側において、走行車体2の逸脱を禁止する逸脱禁止領域A2を設定する。このため、走行車体2は、逸脱禁止領域A2の内側において走行(移動)可能である。制御部200は、複数の経路において自己位置P0から作業開始点P1までの間で最短となる経路が逸脱禁止領域A2から逸脱する部分経路を含む場合、部分経路を含む経路を除外する。すなわち、経路内に逸脱禁止領域A2からの逸脱成分(部分経路)を含む場合はその経路を除外する。
そして、制御部200は、逸脱成分を含む経路を除外した残りの経路から、自己位置P0から作業開始点P1までの間で最短となる経路を移動経路R2として設定する。この場合、逸脱成分を含む経路が最も最短となる経路であったとしても、このような経路を移動経路R2として設定しない。なお、次に最短となる経路が逸脱成分を含む場合も、移動経路R2として設定しない。逸脱成分を含まない経路が最短となる経路となるまで繰り返す。また、制御部200は、全ての経路が逸脱成分を含む場合は、移動経路R2を設定せず、たとえば、携帯端末装置160の表示画面に移動経路R2の設定ができないことを表示する。
制御部200は、逸脱禁止領域A2から逸脱しない移動経路R2を設定する場合、図6に示すように、2つの旋回半径の円C1,C2と、接線L1とに基づいて、複数の経路を生成する(ステップS201)。
次いで、制御部200は、複数の経路から、自己位置P0から作業開始点P1までの間で最短となる経路を選定する(ステップS202)。次いで、制御部200は、最短となる経路が逸脱禁止領域A2から逸脱する部分経路を含むか否かを判定する(ステップS203)。
制御部200は、最短となる経路が逸脱禁止領域A2から逸脱する部分経路を含むと判定した場合(ステップS203:Yes)、逸脱する部分経路を含む経路以外から最短となる経路を再度選定し、再度選定した最短となる経路を移動経路R2として設定し(ステップS204)、処理を終了する。
また、制御部200は、最短となる経路が逸脱禁止領域A2から逸脱する部分経路を含まないと判定した場合(ステップS203:No)、制御部200は、選定した最短となる経路を移動経路R2として設定し(ステップS103)、処理を終了する。なお、制御部200は、ステップS203およびステップS204の処理において、再度選定した最短となる経路についても逸脱禁止領域A2から逸脱する部分経路を含むか否かの判定を行うとともに、逸脱禁止領域A2から逸脱する部分経路を含まないと判定するまで繰り返してもよい。
このような構成によれば、圃場F1からの逸脱や畦F2との接触を防止しつつ最短となる経路(移動経路)R2で移動できるため、安全を確保しながら作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
また、ここで、走行車体2が移動を開始する際の旋回半径の円C1と作業経路R1に進入する際の旋回半径の円C2との距離が所定距離未満の場合について、図7および図8を参照してさらに説明する。
図7に示すように、走行車体2が移動を開始する際の旋回半径の円C1と作業経路R1に進入する際の旋回半径の円C2との距離が所定距離以上の場合、制御部200は、左折-直進-左折の経路、左折-直進-右折の経路、右折-直進-左折の経路、右折-直進-右折の経路の4つの経路パターンの中から移動経路R2を設定する。
また、走行車体2が移動を開始する際の旋回半径の円C1と作業経路R1に進入する際の旋回半径の円C2との距離が所定距離未満の場合、制御部200は、左折-直進-左折の経路、左折-直進-右折の経路、右折-直進-左折の経路、右折-直進-右折の経路の4つの経路パターンに、左折-右折-左折の経路と、右折-左折-右折の経路との2つの経路パターンを加えた中から移動経路R2を設定する。
制御部200は、図8(a)に示すように、左折-右折-左折の経路を設定する場合は、2つの旋回半径の円C1,C2に接する旋回半径の接続円C3をさらに設定する。また、また、制御部200は、図8(b)に示すように、右折-左折-右折の経路を設定する場合も、2つの旋回半径の円C1,C2に接する旋回半径の接続円C3をさらに設定する。
このような構成によれば、走行車体2が移動を開始する際の旋回半径の円C1と作業経路R1に進入する際の旋回半径の円C2との距離が短い場合でも、最短経路となる移動経路R2を設定できるため、作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
また、作業者は、携帯端末装置160を用いて、走行車体2の移動開始を遠隔操作で指示することができる。この場合、制御部200は、携帯端末装置160から走行車体2の移動開始が指示された時点、すなわち、制御部200が携帯端末装置160から移動開始の指示信号を受信した時点での自己位置P0と方位角とに基づいて、移動経路R2を設定する。そして、制御部200は、設定した移動経路R2に沿って走行車体2を移動させる。
このような構成によれば、携帯端末装置160から移動開始の指示があった地点、すなわち、制御部200が携帯端末装置160から移動開始の指示信号を受信した地点から作業開始点P1までの間で無理のない経路を設定できるため、作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
<進入禁止領域や逸脱禁止領域を迂回する移動経路>
次に、図9を参照して進入禁止領域A3および進入禁止領域A3を迂回する移動経路R2について説明する。図9は、進入禁止領域A3や逸脱禁止領域A2を迂回する移動経路R2の説明図である。図9に示すように、制御部200は、圃場F1内の閉じた多角形の内側領域として進入禁止領域A3を予め設定する。また、制御部200は、進入禁止領域A3の外側領域に逸脱禁止領域A2を設定する。
進入禁止領域A3は、走行車体2が作業開始点P1へと移動する間に、たとえば、走行車体2の走行で荒らしたくないような、走行車体2の走行を禁止する領域である。逸脱禁止領域A2は、上記したように、走行車体2の逸脱を禁止する領域である。
そして、制御部200は、進入禁止領域A3や逸脱禁止領域A2が設定されている場合、進入禁止領域A3や逸脱禁止領域A2を迂回する移動経路R2を設定する。
制御部200は、進入禁止領域A3を設定すると、多角形の進入禁止領域A3の頂点p1に進入禁止領域A3を迂回する旋回半径の迂回円C4を設定する。制御部200は、走行車体2の自己位置P0から作業開始点P1までの移動経路R2を設定する。制御部200は、設定した移動経路R2が進入禁止領域A3に入る場合、移動経路R2を、迂回円C4を経由して進入禁止領域A3を迂回するように修正する。
制御部200は、迂回円C4を、進入禁止領域A3の頂点p1のうち凸状頂点p1aにのみ設定する。言い換えると、制御部200は、進入禁止領域A3の凹状頂点p1bには迂回円C4を設定しない。
また、制御部200は、進入禁止領域A3を迂回する移動経路R2内に逸脱禁止領域A2から逸脱する、後述する経路R2c(図12参照)を含む場合、逸脱禁止領域A2から逸脱する経路R2cを、逸脱禁止領域A2の頂点p2に設定した迂回円C5を経由するように変更する。
制御部200は、迂回円C5を、逸脱禁止領域A2の頂点p2のうち凹状頂点p2bにのみ設定する。言い換えると、制御部200は、逸脱禁止領域A2の凸状頂点p1aには迂回円C5を設定しない。
<進入禁止領域の迂回経路の設定>
次に、図10および図11を参照して進入禁止領域A3の迂回経路(移動経路R2)の設定について説明する。図10および図11は、進入禁止領域A3の迂回経路(移動経路R2)設定の説明図である。
図10および図11に示すように、制御部200は、方位角のベクトルV1と自己位置P0とで接する旋回半径の円C1と、作業経路R1のベクトルV2と作業開始点P1とで接する旋回半径の円C2と、2つの旋回半径の円C1,C2と、進入禁止領域A3の迂回円C4に対する接線L2(図9参照)とに基づいて、移動経路R2を設定する。
図10に示すように、制御部200は、進入禁止領域A3を設定する場合、作業者に指定された頂点p1の順番に基づいて、頂点p1を接続して進入禁止領域A3を設定する。頂点p1を指定する場合、頂点p1を、時計回りまたは反時計回りの順番(図10および図11に示す例では、位置a1,a2,・・・a7の順番、または位置a7,a6,・・・a1の順番)で指定することが好ましい。なお、位置a1,a2,・・・a7の順番を昇順といい、位置a7,a6,・・・a1の順番を降順という。
制御部200は、指定された頂点p1の順番に基づいて進入禁止領域A3の各辺をベクトルVs1として記憶する。制御部200は、記憶したベクトルVs1から隣接するベクトルVs1同士の外積を算出する。制御部200は、算出した外積の値に基づいて頂点p1が凸状頂点p1aか否かを判定する。この場合、外積の値がプラス値かマイナス値かで、頂点p1が凸状頂点p1aであるか凹状頂点p1bであるかを判定する。外積の値がプラス値の場合は凸状頂点p1aと判別され、外積の値がマイナス値の場合は凹状頂点p1bと判別される。
ここで、携帯端末装置160(図2参照)は、進入禁止領域A3を設定する場合に作業者などによって操作される。携帯端末装置160は、進入禁止領域A3の設定時において、頂点p1を時計回りまたは反時計回りの順番で指定させるように案内を表示する。制御部200は、携帯端末装置160によって指定された頂点p1の順番に基づいて、頂点p1を接続して進入禁止領域A3を設定する。
図10に示すように、制御部200は、まず、旋回半径の円C1と、旋回半径の円C2と、2つの旋回半径の円C1,C2に対する接線L1(図3参照)とに基づいて、自己位置P0から作業開始点P1までの最短となる経路(移動経路R2)を設定する。
制御部200は、移動経路R2内に進入禁止領域A3に進入する経路R2aを含む場合、進入禁止領域A3に進入する経路R2aを、頂点p1のうち作業開始点P1に隣接する頂点p1(位置a1の頂点p1)から、指定された順番に基づいて昇順に設定された迂回円C4を経由するように修正する。図10に示す例では、位置a2の頂点p1を迂回円C4を経由するように修正する。
図11に示すように、移動経路R2内に進入禁止領域A3に進入する経路R2aが解消されない場合、進入禁止領域A3に進入する経路R2aを、頂点p1(位置a4の頂点p1)を迂回円C4を経由するように修正する。
このように、制御部200は、指定された順番に基づいて昇順に設定された迂回円C4を経由するように修正していき、進入禁止領域A3に進入する経路R2aがなくなると経路R2bを移動経路R2内の経路として設定する。なお、図10および図11に示す例は昇順に設定された迂回円C4を経由するが、指定された順番に基づいて降順に設定された迂回円C4を経由するように構成されてもよい。
このような構成によれば、自律走行において、走行車体2の自己位置P0と作業開始点P1とを円滑に接続して移動可能な経路を生成し、圃場F1内に荒らしたくない領域がある場合には走行車体2の進入禁止領域A3として設定するとともに進入禁止領域A3を迂回する移動経路R2を設定することで、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
また、多角形の進入禁止領域A3の凸状頂点p1aにのみ迂回円C4を設定することで、設定した迂回円C4を接続して最短の経路で進入禁止領域A3を迂回することができる。なお、多角形の進入禁止領域A3の凹状頂点p1bに迂回円C4を設定しても、進入禁止領域A3への進入を回避しながらの円滑な移動はできない。
また、多角形の進入禁止領域A3の各頂点p1を時計回り(または反時計回り)に順番に指定させることで、進入禁止領域A3を正確に設定することができる。
また、多角形の進入禁止領域A3の各頂点p1を順番に指定すると、隣接する各辺のベクトルVs1同士の外積の値で、すなわち、外積の値がプラス値かマイナス値かで、頂点p1が凸状頂点p1aであるか凹状頂点p1bであるかを判定することができる。このため、簡単な操作で進入禁止領域A3の必要な情報を設定することができる。
また、移動経路R2内に進入禁止領域A3に進入する経路R2aを含む場合、進入禁止領域A3に進入する経路R2aを、頂点p1のうち作業開始点P1に隣接する頂点p1から、指定された順番に基づいて昇順(または降順)に設定された迂回円C4を経由するように修正するため、経由する必要のない迂回円C4の移動を省いて効率のよい移動経路R2として設定することができる。
そして、制御部200は、方位角のベクトルV1と自己位置P0とで接する旋回半径の円C1と、作業経路R1のベクトルV2と作業開始点P1とで接する旋回半径の円C2と、2つの旋回半径の円C1,C2および進入禁止領域A3の迂回円C4に対する接線L2とに基づいて、移動経路R2を設定する。
これにより、無理のない旋回による方向転換が可能となり、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができ、円滑に作業を開始することができる。
また、制御部200は、進入禁止領域A3を時計回りで迂回する経路と、進入禁止領域A3を反時計回りで迂回する経路との2つの経路を生成し、生成した2つの経路のうち短い方を移動経路R2として設定するように構成されてもよい。これにより、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができ、円滑に作業を開始することができる。
<逸脱禁止領域の迂回経路の設定>
次に、図12および図13を参照して逸脱禁止領域A2の迂回経路(移動経路R2)の設定について説明する。図12および図13は、逸脱禁止領域A2の迂回経路(移動経路R2)設定の説明図である。
図12に示すように、制御部200は、逸脱禁止領域A2を設定する場合、作業者に指定された頂点p2の順番に基づいて、頂点p2を接続して逸脱禁止領域A2を設定する。頂点p2を指定する場合、頂点p2を、時計回りまたは反時計回りの順番(図12および図13に示す例では、位置b1,b2,・・・b7の順番、または位置b7,b6,・・・b1の順番)で指定することが好ましい。なお、位置b1,b2,・・・b7の順番を昇順といい、位置b7,b6,・・・b1の順番を降順という。
制御部200は、指定された頂点p2の順番に基づいて逸脱禁止領域A2の各辺をベクトルVs2として記憶する。制御部200は、記憶したベクトルVs2から隣接するベクトルVs2同士の外積を算出する。制御部200は、算出した外積の値に基づいて頂点p2が凹状頂点p2bか否かを判定する。この場合、外積の値がプラス値かマイナス値かで、頂点p2が凹状頂点p2bであるか凸状頂点p2aであるかを判定する。外積の値がプラス値の場合は凸状頂点p2aと判別され、外積の値がマイナス値の場合は凹状頂点p2bと判別される。
ここで、携帯端末装置160(図2参照)は、逸脱禁止領域A2を設定する場合に作業者などによって操作される。携帯端末装置160は、逸脱禁止領域A2の設定時において、頂点p2を時計回りまたは反時計回りの順番で指定させるように案内を表示する。制御部200は、携帯端末装置160によって指定された頂点p2の順番に基づいて、頂点p2を接続して逸脱禁止領域A2を設定する。
図12に示すように、制御部200は、移動経路R2内に逸脱禁止領域A2に進入する経路R2cを含む場合、逸脱禁止領域A2に進入する経路R2cを、頂点p2(位置b3の頂点p2)を迂回円C5を経由するように修正する。
このように、制御部200は、迂回円C5を経由するように修正し、逸脱禁止領域A2に進入する経路R2cがなくなると経路R2dを移動経路R2内の経路として設定する。なお、迂回円C5が複数存在する場合は、指定された順番に基づいて降順または降順に設定された迂回円C5を経由するように構成されてもよい。
このような構成によれば、進入禁止領域A3を迂回する移動経路R2内に逸脱禁止領域A2から逸脱する経路R2cを含む場合、逸脱禁止領域A2から逸脱する経路R2cを、逸脱禁止領域A2の凹状頂点p2bに設定した迂回円C5を経由するように変更する。これにより、圃場F1からの逸脱や畦F2との接触を防止しつつ最短となる移動経路R2で移動できるため、安全を確保しながら、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
また、逸脱禁止領域A2の各頂点p2を順番に指定すると、外積の値で、すなわち、外積の値がプラス値かマイナス値かで、頂点p2が凸状頂点p2aであるか凹状頂点p2bであるかを判定することができる。このため、簡単な操作で逸脱禁止領域A2の必要な情報を設定することができ、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点への移動の効率化を図ることができる。
そして、制御部200は、方位角のベクトルV1と自己位置P0とで接する旋回半径の円C1と、作業経路R1のベクトルV2と作業開始点P1とで接する旋回半径の円C2と、2つの旋回半径の円C1,C2および、進入禁止領域A3の迂回円C4および逸脱禁止領域A2の迂回円C5の少なくともいずれかに対する接線L2とに基づいて、移動経路R2を設定する。
これにより、無理のない旋回による方向転換が可能となり、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができ、円滑に作業を開始することができる。
上述してきた実施形態により、以下の作業車両の制御システム100が実現される。
(1)圃場F1内を走行可能な走行車体2と、走行車体2の自己位置P0を取得する測位装置150と、走行車体2の方位角を取得する方位角取得手段170と、圃場F1内の作業開始点P1を含む作業経路R1を生成し、生成した作業経路R1に沿って自律走行しながら作業を行うよう走行車体2を制御する制御部200とを備え、制御部200は、走行車体2の圃場F1内における移動時の旋回半径と、圃場F1内の閉じた多角形の内側領域として走行車体2の進入を禁止する進入禁止領域A3とを予め設定し、進入禁止領域A3を設定すると、進入禁止領域A3の頂点p1に進入禁止領域A3を迂回する旋回半径の迂回円C4を設定し、走行車体2の自己位置P0から作業開始点P1までの移動経路R2を設定し、設定した移動経路R2が進入禁止領域A3に入る場合、移動経路R2を、迂回円C4を経由して進入禁止領域A3を迂回するように修正する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、自律走行において、走行車体2の自己位置P0と作業開始点P1とを円滑に接続して移動可能な経路を生成し、圃場F1内に荒らしたくない領域がある場合には走行車体2の進入禁止領域A3として設定するとともに進入禁止領域A3を迂回する移動経路R2を設定することで、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
(2)上記(1)において、制御部200は、迂回円C4を進入禁止領域A3の頂点p1のうち凸状頂点p1aにのみ設定する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(1)の効果に加えて、たとえば、多角形の進入禁止領域A3の凹状頂点p1bに迂回円C4を設定しても、進入禁止領域A3への進入を回避しながらの円滑な移動はできないため、迂回円C4を凸状頂点p1aにのみ設定し、設定した迂回円C4を接続することで、最短の経路で進入禁止領域A3を迂回することができ、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
(3)上記(1)または(2)において、進入禁止領域A3を設定する場合に操作される携帯端末装置160を備え、携帯端末装置160は、進入禁止領域A3の設定時において、頂点p1を時計回りまたは反時計回りの順番で指定させるように案内を表示し、制御部200は、指定された頂点p1の順番に基づいて頂点p1を接続して進入禁止領域A3を設定する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(1)または(2)の効果に加えて、多角形の進入禁止領域A3の各頂点p1を時計回りまたは反時計回りに順番に指定させることで、進入禁止領域A3を正確に設定することができ、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
(4)上記(3)において、制御部200は、指定された頂点p1の順番に基づいて進入禁止領域A3の各辺をベクトルVs1として記憶し、隣接するベクトルVs1同士の外積を算出し、算出した外積の値に基づいて頂点p1が凸状頂点p1aか否かを判定する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(3)の効果に加えて、多角形の進入禁止領域A3の各頂点p1を順番に指定すると、隣接する各辺のベクトルVs1同士の外積の値で、すなわち、外積の値がプラス値かマイナス値かで、頂点p1が凸状頂点p1aであるか凹状頂点p1bであるかを判定することができる。このため、簡単な操作で進入禁止領域A3の必要な情報を設定することができ、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
(5)上記(3)または(4)において、制御部200は、移動経路R2内に進入禁止領域A3に進入する経路R2aを含む場合、進入禁止領域A3に進入する経路R2aを、頂点p1のうち作業開始点P1に隣接する頂点p1から、指定された順番に基づいて昇順または降順に設定された迂回円C4を経由するように修正していき、進入禁止領域A3に進入する経路R2aがなくなると経路R2bを移動経路R2内の経路として設定する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(3)または(4)の効果に加えて、経由する必要のない迂回円C4の移動を省いて効率のよい移動経路R2として設定することができ、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
(6)上記(1)~(5)のいずれか一つにおいて、制御部200は、進入禁止領域A3の外側領域に走行車体2の逸脱を禁止する逸脱禁止領域A2を設定し、進入禁止領域A3を迂回する移動経路R2内に逸脱禁止領域A2から逸脱する経路R2cを含む場合、逸脱禁止領域A2から逸脱する経路R2cを、逸脱禁止領域A2の凹状頂点p2bに設定した迂回円C5を経由するように変更する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(1)~(5)のいずれか一つの効果に加えて、圃場F1からの逸脱や畦F2との接触を防止しつつ最短となる移動経路R2で移動できるため、安全を確保しながら、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができる。
(7)上記(6)において、逸脱禁止領域A2を設定する場合に操作される携帯端末装置160を備え、携帯端末装置160は、逸脱禁止領域A2の設定時において、頂点p2を時計回りまたは反時計回りの順番で指定させるように案内を表示し、制御部200は、指定された頂点p2の順番に基づいて頂点p2を接続して逸脱禁止領域A2を設定し、指定された頂点p2の順番に基づいて逸脱禁止領域A2の各辺s2をベクトルVs2として記憶し、隣接するベクトルVs2同士の外積を算出し、算出した外積の値に基づいて頂点p2が凹状頂点p2bか否かを判定する作業車両の制御システム。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(6)の効果に加えて、逸脱禁止領域A2の各頂点p2を順番に指定すると、外積の値で、すなわち、外積の値がプラス値かマイナス値かで、頂点p2が凸状頂点p2aであるか凹状頂点p2bであるかを判定することができる。このため、簡単な操作で逸脱禁止領域A2の必要な情報を設定することができ、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点への移動の効率化を図ることができる。
(8)上記(1)~(7)のいずれか一つにおいて、制御部200は、進入禁止領域A3の外側領域に走行車体2の逸脱を禁止する逸脱禁止領域A2を設定し、方位角取得手段170で取得した方位角のベクトルV1および測位装置150で取得した自己位置P0で接する旋回半径の円C1と、作業経路R1のベクトルV2および作業開始点P1で接する旋回半径の円C2と、2つの旋回半径の円C1,C2および、進入禁止領域A3の迂回円C4および/または逸脱禁止領域A2の迂回円C5に対する接線L2とに基づいて、移動経路R2を設定する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(1)~(7)のいずれか一つの効果に加えて、無理のない旋回による方向転換が可能となり、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができ、円滑に作業を開始することができる。
(9)上記(1)~(8)のいずれか一つにおいて、制御部200は、進入禁止領域A3を時計回りで迂回する経路と、進入禁止領域A3を反時計回りで迂回する経路とを生成し、生成した2つの経路のうち短い方を移動経路R2として設定する作業車両の制御システム100。
このような作業車両の制御システム100によれば、上記(1)~(8)のいずれか一つの効果に加えて、進入禁止領域A3を迂回しつつ作業開始点P1への移動の効率化を図ることができ、円滑に作業を開始することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 作業車両(トラクタ)
2 走行車体
3 前輪
4 後輪
5 ボンネット
6 作業機
7 PTO装置
8 操縦席
9 ステアリングホイール
10 ハンドルポスト
11 操作ペダル
12 動力伝達装置(ミッションケース)
13 昇降装置
61 耕耘爪
71 PTO軸
131 昇降シリンダ
132 リフトアーム
133 リフトロッド
134 ロアリンク
135 トップリンク
100 作業車両の制御システム
110 エンジン回転センサ
111 車速センサ
112 変速センサ
113 切れ角センサ
121 変速装置
122 ステアリング装置
150 測位装置(GNSS)
160 携帯端末装置(タブレット端末)
170 方位角取得手段(方位角センサ)
200 制御部
201 エンジンECU
202 走行系ECU
203 作業機昇降系ECU
AX 軸
A1 作業領域
A2 逸脱禁止領域
A3 進入禁止領域
C1 旋回半径の円
C2 旋回半径の円
C3 接続円
C4 迂回円
C5 迂回円
E エンジン
F1 圃場
F2 畦
H 作業者
L1 接線
L2 接線
P0 自己位置
P1 作業開始点
P2 作業終了点
p1 頂点
p1a 凸状頂点
p1b 凹状頂点
p2 頂点
p2a 凸状頂点
p2b 凹状頂点
R1 作業経路
R2 移動経路
R2a 経路
R2b 経路
S 航法衛星
V1 ベクトル
V2 ベクトル
Vs1 ベクトル
Vs2 ベクトル

Claims (9)

  1. 圃場内を走行可能な走行車体と、
    前記走行車体の自己位置を取得する測位装置と、
    前記走行車体の方位角を取得する方位角取得手段と、
    前記圃場内の作業開始点を含む作業経路を生成し、生成した前記作業経路に沿って自律走行しながら作業を行うよう前記走行車体を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記走行車体の前記圃場内における移動時の旋回半径と、前記圃場内の閉じた多角形の内側領域として前記走行車体の進入を禁止する進入禁止領域とを予め設定し、
    前記進入禁止領域を設定すると、前記進入禁止領域の頂点に該進入禁止領域を迂回する前記旋回半径の迂回円を設定し、前記走行車体の前記自己位置から前記作業開始点までの移動経路を設定し、設定した前記移動経路が前記進入禁止領域に入る場合、前記移動経路を、前記迂回円を経由して前記進入禁止領域を迂回するように修正すること
    を特徴とする作業車両の制御システム。
  2. 前記制御部は、
    前記迂回円を前記進入禁止領域の前記頂点のうち凸状頂点にのみ設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両の制御システム。
  3. 前記進入禁止領域を設定する場合に操作される携帯端末装置
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記進入禁止領域の設定時において、前記頂点を時計回りまたは反時計回りの順番で指定させるように案内を表示し、
    前記制御部は、
    指定された前記頂点の順番に基づいて該頂点を接続して前記進入禁止領域を設定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の作業車両の制御システム。
  4. 前記制御部は、
    指定された前記頂点の順番に基づいて前記進入禁止領域の各辺をベクトルとして記憶し、隣接する前記ベクトル同士の外積を算出し、算出した外積の値に基づいて前記頂点が凸状頂点か否かを判定すること
    を特徴とする請求項3に記載の作業車両の制御システム。
  5. 前記制御部は、
    前記移動経路内に前記進入禁止領域に進入する経路を含む場合、前記進入禁止領域に進入する経路を、前記頂点のうち前記作業開始点に隣接する頂点から、指定された順番に基づいて昇順または降順に設定された前記迂回円を経由するように修正していき、前記進入禁止領域に進入する経路がなくなると該経路を前記移動経路内の経路として設定すること
    を特徴とする請求項3または4に記載の作業車両の制御システム。
  6. 前記制御部は、
    前記進入禁止領域の外側領域に前記走行車体の逸脱を禁止する逸脱禁止領域を設定し、
    前記進入禁止領域を迂回する前記移動経路内に前記逸脱禁止領域から逸脱する経路を含む場合、前記逸脱禁止領域から逸脱する経路を、前記逸脱禁止領域の凹状頂点に設定した迂回円を経由するように変更すること
    を特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の作業車両の制御システム。
  7. 前記逸脱禁止領域を設定する場合に操作される携帯端末装置
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記逸脱禁止領域の設定時において、前記頂点を時計回りまたは反時計回りの順番で指定させるように案内を表示し、
    前記制御部は、
    指定された前記頂点の順番に基づいて該頂点を接続して前記逸脱禁止領域を設定し、
    指定された前記頂点の順番に基づいて前記逸脱禁止領域の各辺をベクトルとして記憶し、隣接する前記ベクトル同士の外積を算出し、算出した外積の値に基づいて前記頂点が前記凹状頂点か否かを判定すること
    を特徴とする請求項6に記載の作業車両の制御システム。
  8. 前記制御部は、
    前記進入禁止領域の外側領域に前記走行車体の逸脱を禁止する逸脱禁止領域を設定し、
    前記方位角取得手段で取得した前記方位角のベクトルおよび前記測位装置で取得した前記自己位置で接する前記旋回半径の円と、前記作業経路のベクトルおよび前記作業開始点で接する前記旋回半径の円と、2つの前記旋回半径の円および、前記進入禁止領域の迂回円および/または前記逸脱禁止領域の迂回円に対する接線とに基づいて、前記移動経路を設定すること
    を特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の作業車両の制御システム。
  9. 前記制御部は、
    前記進入禁止領域を時計回りで迂回する経路と、前記進入禁止領域を反時計回りで迂回する経路とを生成し、生成した2つの前記経路のうち短い方を前記移動経路として設定すること
    を特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の作業車両の制御システム。
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