JP2022102914A - 繰り出し容器 - Google Patents

繰り出し容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2022102914A
JP2022102914A JP2020217980A JP2020217980A JP2022102914A JP 2022102914 A JP2022102914 A JP 2022102914A JP 2020217980 A JP2020217980 A JP 2020217980A JP 2020217980 A JP2020217980 A JP 2020217980A JP 2022102914 A JP2022102914 A JP 2022102914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating
cylinder portion
central axis
container
accommodating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020217980A
Other languages
English (en)
Inventor
真弥 星野
Maya Hoshino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2020217980A priority Critical patent/JP2022102914A/ja
Publication of JP2022102914A publication Critical patent/JP2022102914A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

【課題】手指に化粧料等を付着させることなく内容物を塗布面に馴染ませることが可能な繰り出し容器を提供する。【解決手段】本開示の繰り出し容器100は、筒状形状を有する容器本体10と、容器本体10の内側に設けられ、内容物を収容する収容筒部20と、中心軸線O周りに回転させることで収容筒部20を中心軸線Oに沿って繰り上げる第1回転部30と、繰り上げにより露出する内容物Cとは中心軸線O方向の反対側に配置された塗布具50とを備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本開示は、繰り出し容器に関するものである。
従来から、例えば特許文献1に示す繰り出し容器が知られている。この繰り出し容器は、内筒部と当該内筒部に相対的に回転可能に外装された外筒部とを有する容器本体と、外筒部との相対回転が規制された状態で内筒部に対して相対回転可能に配設された保持部材とを備え、内筒部と保持部材とに備えた雄ねじ部と雌ねじ部との圧接力が、保持部材の容器軸方向(螺旋方向)によらず同等に維持して操作性を向上させた、繰り出し容器が開示されている。
特開2014-188260号公報
ところで、上記の繰り出し容器を用いてコンシーラー等の化粧料を使用する際には、指の腹などを用いて塗布した内容物を肌に馴染ませる必要がある。従って、化粧料を使用した後に、その都度指先を洗浄する必要があるため、改善の余地があった。
本開示の目的とするところは、手指に化粧料等を付着させることなく内容物を塗布面に馴染ませることが可能な繰り出し容器を提供することにある。
本開示の繰り出し容器は、
筒状形状を有する容器本体と、
前記容器本体の内側に設けられ、内容物を収容する収容筒部と、
中心軸線周りに回転させることで前記収容筒部を中心軸線に沿って繰り上げる第1回転部と、
繰り上げにより露出する内容物とは中心軸線方向の反対側に配置された塗布具と
を備えることを特徴とする。
また、本開示の繰り出し容器は、上記構成において、前記収容筒部及び前記第1回転部の一方は、径方向に延びる突起部を有し、前記収容筒部及び前記第1回転部の他方は、前記突起部が係合する螺旋状の溝部を有することが好ましい。
また、本開示の繰り出し容器は、上記構成において、前記突起部は前記収容筒部に設けられるとともに螺旋状の前記溝部は前記第1回転部に設けられ、前記突起部は、前記容器本体に設けられた案内溝を通って螺旋状の前記溝部に係合することが好ましい。
また、本開示の繰り出し容器は、上記構成において、前記第1回転部は、外筒部と、前記外筒部の径方向内側に配置された内筒部とを有し、前記外筒部の径方向内側面に設けられた外係合リブの間に前記内筒部の径方向外側面に設けられた内係合リブが入り込むことによって、前記内筒部は前記外筒部に対して中心軸線周りに相対回転が制限されており、前記内筒部の径方向内側面には、螺旋状の前記溝部が設けられていることが好ましい。
また、本開示の繰り出し容器は、上記構成において、中心軸線周りに回転させることで前記塗布具を内容物とは反対方向に繰り出す第2回転部を備えることが好ましい。
また、本開示の繰り出し容器は、上記構成において、前記塗布具は、中心軸線に沿う主軸部を有し、前記主軸部の外周面には雄ねじ部が設けられ、前記第2回転部の内周面には前記雄ねじ部が係合する雌ねじ部が設けられていることが好ましい。
また、本開示の繰り出し容器は、上記構成において、前記主軸部が前記第1回転部に設けられた係合部に係合することによって、前記塗布具は、前記第1回転部に対する中心軸線周りの相対回転が制限されていることが好ましい。
本開示によれば、手指に化粧料等を付着させることなく内容物を塗布面に馴染ませることが可能な繰り出し容器を提供することができる。
本開示の第1実施形態である繰り出し容器の正面断面図である。 本開示の第1実施形態である繰り出し容器に装着される塗布具の底面図である。 本開示の第1実施形態である繰り出し容器の塗布具使用時の状態を示す正面断面図である。 本開示の第2実施形態である繰り出し容器の正面断面図である。 図4において、第1回転部を回転させて内容物を繰り出した状態を示す断面図である。 本開示の第2実施形態である繰り出し容器の塗布具使用時の状態を示す正面断面図である。 図6における、矢印Aによる矢視図である。
以下、図面を参照して、本開示の様々な形態を詳細に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、内容物C(例えばコンシーラーなどの化粧料)が位置する側を上方(図1における上側)とし、塗布具50が設けられる側を下方(図1における下側)とする。また、径方向外側とは、図1の上下方向に沿う繰り出し容器100の中心軸線Oを通り中心軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線Oに向かう方向を意味するものとする。
図1は、本開示の第1実施形態に係る繰り出し容器100を示す。本実施形態に係る繰り出し容器100は、上下方向に延びる筒状の容器本体10と、容器本体10の内側に配置され、内容物Cを収容する収容筒部20と、中心軸線O周りに回転させることで収容筒部20及びこれに収容された内容物Cを中心軸線Oに沿って繰り上げる第1回転部30と、繰り上げにより露出する内容物Cとは中心軸線O方向の反対側に配置されウレタンや筆毛等の塗布部51を有する塗布具50とを備えている。本実施形態に係る繰り出し容器100は、例えば化粧料(コンシーラー、口紅、リップクリーム、若しくはスティックアイシャドウ等)、糊、又は薬剤等の棒状に形成された内容物Cを収容し、利用者が必要量だけ内容物Cを繰り出して使用するものである。
容器本体10は、図1等に示すように、略円筒形状を有する側壁11と、側壁11から上方に向けて延び側壁11よりも薄肉化されるとともに上端に開口13bを有する先端壁13と、側壁11から径方向外側に延びるフランジ部17と、フランジ部17から下方に延び側壁11よりも薄肉化された基端壁15とを備えている。
容器本体10の基端壁15には、周方向の対向する2か所に案内溝15aが設けられており、後述する収容筒部20から径方向外側に突出する突起部21aが案内溝15aを貫通することによって、収容筒部20の容器本体10に対する中心軸線O周りの回転を制限している。
なお、容器本体10の材料には、各種合成樹脂のほか、アルミニウム等の金属材料を用いることができる。
容器本体10の側壁11の上端部には、後述する第1回転部30の外筒部31に対する容器本体10の上方への移動を規制する第1規制リング41及び第2規制リング43が設けられている。
第1規制リング41は、側壁11の上方において先端壁13を径方向外側から囲む内周壁41aと、内周壁41aの略中央高さから径方向外側に延びるアーム部41bと、アーム部41bの外周端から下方に延びる外周壁41cとを備えている。外周壁41cは、第1回転部30の外筒部31の上端部内面に嵌合している。アーム部41bの上面には、図1に示す未使用時において内容物Cを上方及び径方向外側から覆う第1蓋体61が装着されている。
第1規制リング41の外周壁41cの内面には、第2規制リング43が配置され、第2規制リング43は外周壁41cの下端部を下方から覆っている。第2規制リング43の下端部が容器本体10のフランジ部17の上面に当接することで、外筒部31に対する容器本体10の上方への移動を規制している。なお、第1規制リング41及び第2規制リング43は、一体形成してもよい。
収容筒部20は、図1に示すように、下部筒体21と、内容物Cの収容空間を形成する収容皿部23と、収容皿部23の外周端から上方に向けて立設され収容皿部23とともに内容物Cの収容空間を形成する上部筒体25とを備えている。上部筒体25の内面には、対向する周方向の2か所に上下に延びる縦リブ25aが形成されている。
下部筒体21の下端部近傍における外周面には、周方向の2箇所において径方向外側に延びる突起部21aが設けられている。突起部21aは、後述するように、容器本体10の案内溝15aを越えて内筒部35の螺旋状の溝部35aに係合している。このような構成によって、収容筒部20は、突起部21aの案内溝15aへの嵌合により容器本体10に対する中心軸線O周りの回転が規制されている。また、後述するように第1回転部30を中心軸線O周りに回転させることによって、突起部21aは螺旋状の溝部35aに沿って上方へと移動するため、内容物Cを収容した収容筒部20を中心軸線Oに沿って上方へと移動させることができる。これによって、利用者は、収容空間内の内容物Cを上方へと繰り出し、先端壁13から露出させて使用することができる。
第1回転部30は、図1に示すように、利用者が内容物Cを上方に繰り出す際に把持して回転させる筒状の外筒部31と、外筒部31の径方向内側に配置された内筒部35とを備えている。外筒部31の径方向内側面には、周方向に間欠的に設けられ上下方向に延びる外係合リブ31aが設けられている。また、内筒部35の径方向外側面には、外係合リブ31aの間に入り込むことで外係合リブ31aと係合し、内筒部35の外筒部31に対する中心軸線O周りの相対回転を制限する内係合リブ35bが設けられている。この構成によって、利用者が外筒部31を中心軸線O周りに回転させることによって、外筒部31と同期して内筒部35が回転するため、収容筒部20の突起部21aを内筒部35の螺旋状の溝部35aに沿って上方に移動させて、内容物Cを上方に繰り出すことができる。
外筒部31は、下部において径方向内側に凹む段部31bを備えている。後述する塗布具50を径方向外側及び下方から覆う第2蓋体63の側壁63aの上端部が段部31bの下面に当接するとともに当該段部31bの下方の領域において外筒部31の外周面に第2蓋体63の側壁63aが嵌合することによって、第2蓋体63は、繰り出し容器100に装着されている。
内筒部35は、上下方向に延びる筒状部材であり、上述のように径方向外側面に内係合リブ35bを備えるとともに、径方向内側面に螺旋状の溝部35aを備えている。内筒部35は、その上端部が容器本体10のフランジ部17に当接することによって容器本体10に対する上方への移動が制限されている。
内筒部35には、その下端部から径方向内側に向かって上方へと延びるアーム部35eが設けられている。アーム部35eの上端部の回り止め板35cに設けられた係合部35dには、後述する塗布具50の主軸部53において上方に立設された規制軸57部分及び規制リブ57aが嵌合することによって、内筒部35に対する塗布具50の中心軸線O周りの回転が規制されている。
塗布具50は、図1から図3に示すように、上下方向に延びる主軸部53と、主軸部53の側部及び下部に装着されたウレタンや筆毛等で構成された塗布部51とを備えている。主軸部53は、その上部に規制軸57部分を備えている。また、規制軸57部分には、規制軸57から前後方向(図1の左右方向)に延びる規制リブ57aが設けられており、規制軸57及び規制リブ57aが、これらと相補的な形状を有する穴部である係合部35dに係合することによって、塗布具50の第1回転部30(内筒部35)に対する中心軸線O周りの回転を規制している(第1実施形態及び第2実施形態に共通する図7参照)。
本実施形態において、主軸部53及び塗布部51は、図2に示すように底面視において略トラック形状を備えている。ただし、この態様には限定されず、主軸部53及び塗布部51は、内容物Cの塗布面への馴染ませに適した他の任意の形状を採用し得る(例えば図4から図6に示す塗布部51aなど)。
容器本体10の先端壁13から繰り出される内容物Cは、繰り出し容器100の未使用時において、図1に示すように第1蓋体61によって覆われている。第1蓋体61は、第1規制リング41の内周壁41aの外周面に嵌合する筒状の側壁61aと、側壁61aの上端部を閉塞する頂壁61bとを備えている。
また、塗布具50は、繰り出し容器100の未使用時において、図1に示すように第2蓋体63によって覆われている。第2蓋体63は、段部31bの下方において外筒部31の外周面に嵌合する筒状の側壁63aと、側壁63aの下端部を閉塞する底壁63bとを備えている。
このような構成を有する繰り出し容器100を使用するに際しては、まず利用者が、図1の状態から一方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持し、他方の手指で第1蓋体61の側壁61aを把持しながら上方に引き抜き、容器本体10の上端側の開口13bを開放する。次に、利用者は、一方の手指で容器本体10の先端壁13を把持しつつ他方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持しながら中心軸線O周りに回転させる。
利用者が外筒部31を回転させることによって、外係合リブ31aと内係合リブ35bとが係合し、外筒部31と同期して内筒部35が回転する。このため、収容筒部20の突起部21aを内筒部35の螺旋状の溝部35aに沿って上方に移動させて、内容物Cを先端壁13から上方に繰り出して露出させることができる。
利用者は、内容物Cの使用(塗布面への塗布)を終了すると、繰り出された内容物Cが第1蓋体61に接触しないように必要に応じて第1回転部30を逆方向に回転させ、内容物Cを必要量だけ下方に繰り下げてから再び第1蓋体61を装着する。
次に、利用者は、内容物Cを塗布した領域に馴染ませるために塗布具50を利用する。具体的には、図3に示すように繰り出し容器100を倒立させ、一方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持し、他方の手指で第2蓋体63の側壁63aを把持しながら図3の上方に引き抜き、塗布具50を露出させる。そして、塗布具50の塗布部51を内容物Cを塗布した領域に押し当て、内容物Cを薄く引き伸ばして馴染ませる。
利用者は、塗布具50の使用を終了すると、再び塗布具50を覆うように第2蓋体63を装着する。
以上述べたように、本実施形態では、筒状形状を有する容器本体10と、容器本体10の内側に設けられ、内容物Cを収容する収容筒部20と、中心軸線O周りに回転させることで収容筒部20を中心軸線Oに沿って繰り上げる第1回転部30と、繰り上げにより露出する内容物Cとは中心軸線O方向の反対側に配置された塗布具50とを備えるように構成した。このような構成の採用によって、第1回転部30を中心軸線O周りに回転させることによって内容物Cを繰り出して、手指に内容物Cを付着させることなく塗布面に塗布することができる。そして、内容物Cを塗布した後は、図3に示すように繰り出し容器100を倒立させ、第2蓋体63を開放してから塗布部51を内容物Cを塗布した領域に押し当て、内容物Cを薄く引き伸ばして馴染ませることができる。この塗布具50の使用時においても、利用者は内容物Cに直接触れることなく内容物Cを肌等に馴染ませることができる。したがって、内容物Cを塗布して馴染ませる際に手指が内容物Cによって汚れることがないため、その都度指先を洗浄する必要がなく、繰り出し容器100の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態では、収容筒部20は径方向外側に延びる突起部21aを有し、第1回転部30は突起部21aが係合する螺旋状の溝部35aを有するように構成した。このような構成の採用によって、第1回転部30の回転運動を簡素な構成で上下方向の並進運動に変換することができるので、繰り出し容器100の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、突起部21aは収容筒部20に設けられるとともに螺旋状の溝部35aは第1回転部30に設けられ、突起部21aは、容器本体10に設けられた案内溝15aを通って螺旋状の溝部35aに係合するように構成した。このような構成の採用によって、収容筒部20は、突起部21aの案内溝15aへの嵌合により容器本体10に対する中心軸線O周りの回転が規制されるため、内容物Cを上方へ繰り出す際に容器本体10に対して回転しないようにすることができる。また、第1回転部30を中心軸線O周りに回転させることによって、突起部21aは螺旋状の溝部35aに沿って上方へと移動するため、内容物Cを収容した収容筒部20を中心軸線Oに沿って上方へと移動させることができる。このように、突起部21aが内容物Cの回り止め機能と上方への繰り出し機能とを兼ねることができるので、繰り出し容器100の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、第1回転部30は、外筒部31と、外筒部31の径方向内側に配置された内筒部35とを有し、外筒部31の径方向内側面に設けられた外係合リブ31aの間に内筒部35の径方向外側面に設けられた内係合リブ35bが入り込むことによって、内筒部35は外筒部31に対して中心軸線O周りに相対回転が制限されており、内筒部35の径方向内側面には、螺旋状の溝部35aが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、第1回転部30を径方向に分割して繰り出し容器100の組み立てを容易化することができる。また、外筒部31と内筒部35とを異なる材質で形成することができる。例えば、外筒部31の材料にポリプロピレン(PP)を用い、内筒部35の材料にポリアセタール(POM)を用いることができる。
次に、図4から図7を用いて、本開示の第2実施形態に係る繰り出し容器200について説明する。本実施形態に係る繰り出し容器200は、第1実施形態と比較して、第1実施形態とは形状が異なる塗布部51aを有し、中心軸線O方向に繰り出し可能とした塗布具150を備えたほかは、第1実施形態と近似している。したがって、ここでは主に第1実施形態との差異点について説明する。
本実施形態に係る塗布具150は、図4から図6に示すように、上下方向に延びる主軸部53と、主軸部53を傘状に側方及び下方から覆うウレタンや筆毛等で構成された塗布部51aとを備えている。主軸部53は、上部に立設された規制軸57部分を有している。規制軸57には、規制軸57から前後方向(図4の左右方向)に延びる規制リブ57aが設けられており、規制軸57及び規制リブ57aが、これらと相補的な形状を有する係合部35dに係合することによって、塗布具150の第1回転部30(内筒部35)に対する中心軸線O周りの回転を規制している(図7参照)。
また、塗布具150の主軸部53の上部には、図4に示すように、雄ねじ部53aが形成されている。この雄ねじ部53aは、後述する第2回転部65のねじ筒壁65eに設けられた雌ねじ部65fにねじ係合している。この構成によって、第2回転部65を中心軸線O周りに回転させることにより、塗布具150の塗布部51aを下方に繰り出すことができる。
第2回転部65は、図4に示すように、第1回転部30の外筒部31の下部に対して回転可能な状態で嵌合する周壁65aと、周壁65aの略中央高さより径方向内側に延びる中壁65dと、周壁65aよりも径方向内側における中壁65dの上面から立設されたねじ筒壁65eと、周壁65aの下端部においてヒンジ部65hを介して連結されたヒンジ蓋体65cとを備えている。
ねじ筒壁65eの内面には、塗布具150の雄ねじ部53aにねじ係合する雌ねじ部65fが形成されている。利用者が外筒部31に対して第2回転部65を中心軸線O周りに回転させると、雄ねじ部53aが形成された塗布具150の主軸部53は、ねじ筒壁65eに対して下方に移動し、塗布部51aを下方に繰り出すことができる。
以上の構成を有する繰り出し容器200を使用するに際しては、まず利用者が、図4の状態から一方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持し、他方の手指で第1蓋体61の側壁61aを把持しながら上方に引き抜き、容器本体10の上端側の開口13bを開放する。次に、利用者は、一方の手指で容器本体10の先端壁13を把持しつつ他方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持しながら中心軸線O周りに回転させる。
利用者が外筒部31を回転させることによって、外係合リブ31aと内係合リブ35bとが係合し、外筒部31と同期して内筒部35が回転する。このため、収容筒部20の突起部21aを内筒部35の螺旋状の溝部35aに沿って上方に移動させて、内容物Cを先端壁13から上方に繰り出して露出させることができる(図5参照)。
利用者は、内容物Cの使用を終了すると、繰り出された内容物Cが第1蓋体61に接触しないように必要に応じて第1回転部30を逆方向に回転させ、内容物Cを必要量だけ下方に繰り下げてから再び第1蓋体61を装着する。
次に、利用者は、内容物Cを塗布した領域に馴染ませるために塗布具150を利用する。具体的には、図6に示すように繰り出し容器200を倒立させ、一方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持し、他方の手指で第2回転部65のヒンジ蓋体65cを把持しながらヒンジ部65hまわりに回転させてヒンジ蓋体65cを開放する。
次に利用者は、一方の手指で第1回転部30の外筒部31を把持し、他方の手指で第2回転部65の周壁65aを外筒部31に対して中心軸線O周りに回転させる。これによって、雄ねじ部53aが形成された塗布具150の主軸部53は、ねじ筒壁65eに対して下方(図6の上方)に移動し、塗布部51aを下方(図6の上方)に繰り出すことができる。また、ヒンジ蓋体65cを開放しなくても、外筒部31に対して第2回転部65を回転させることによって、塗布具150がヒンジ蓋体65cを押し開けて塗布具150を押し出すことができる。
利用者は、塗布具150の使用を終了すると、再び第2回転部65を逆方向に回転させて塗布部51aを周壁65a内に収納し、ヒンジ蓋体65cを装着する。
以上述べたように、本実施形態では、中心軸線O周りに回転させることで塗布具150を内容物Cとは反対方向に繰り出す第2回転部65を備えるように構成した。このような構成の採用によって、未使用時における塗布具150付きの繰り出し容器200の長手方向(中心軸線O方向)の寸法を小さくすることができる。
また、本実施形態では、塗布具150は、中心軸線Oに沿う主軸部53を有し、主軸部53の外周面には、雄ねじ部53aが設けられ、第2回転部65の内周面には、雄ねじ部53aが係合する雌ねじ部65fが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、突起部21aと螺旋状の溝部35aによる第1の繰り出し機構と、雄ねじ部53aと雌ねじ部65fによる第2の繰り出し機構とを中心軸線O方向にオーバーラップさせて配置することができるので、繰り出し容器200の長手方向の寸法を更に小さくすることができる。
また、本実施形態では、主軸部53が第1回転部30に設けられた係合部35dに係合することによって、塗布具150は、第1回転部30に対する中心軸線O周りの相対回転が制限されるように構成した。このような構成の採用によって、内容物Cを上方に繰り出す際には、第1回転部30を操作部として利用するとともに塗布具150を下方に繰り出す際には第1回転部30を固定部として利用することができる。従って、部品点数を削減し、構成を簡素化することができる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、第1及び第2実施形態では、収容筒部20に突起部21aを設け、第1回転部30の内筒部35に螺旋状の溝部35aを設けるように構成したが、この態様には限定されない。収容筒部20の外周面に螺旋状の溝部を設け、第1回転部30の内筒部35に径方向内側に突出する突起部を設けるように構成してもよい。また、突起部21aと螺旋状の溝部35aによる係合に代えて、雄ねじ部と雌ねじ部による係合を採用してもよい。
また、第1及び第2実施形態では、第1回転部30が外筒部31とこれに係合する内筒部35を有するように構成したが、この態様には限定されない。外筒部31と内筒部35の機能を一部材にまとめてもよい。
また、第2実施形態では、雄ねじ部53aと雌ねじ部65fとが係合することによって塗布部51aを下方に繰り出すように構成したが、この態様には限定されない。突起部と螺旋状の溝部が係合する構成を採用してもよい。
本開示は、例えば、化粧料(口紅、リップクリーム、若しくはスティックアイシャドウ等)、糊、又は薬剤等の棒状に形成された内容物を収容し、利用者が必要量だけ内容物を繰り出して塗布したのち、塗布具を用いて塗布面に馴染ませることができる繰り出し容器に採用することができる。
10 容器本体
11 側壁
13 先端壁
13b 開口
15 基端壁
15a 案内溝
17 フランジ部
20 収容筒部
21 下部筒体
21a 突起部
23 収容皿部
25 上部筒体
25a 縦リブ
30 第1回転部
31 外筒部
31a 外係合リブ
31b 段部
35 内筒部
35a 溝部
35b 内係合リブ
35c 回り止め板
35d 係合部
35e アーム部
41 第1規制リング
41a 内周壁
41b アーム部
41c 外周壁
43 第2規制リング
50 塗布具
51,51a 塗布部
53 主軸部
53a 雄ねじ部
57 規制軸
57a 規制リブ
61 第1蓋体
61a 側壁
61b 頂壁
63 第2蓋体
63a 側壁
63b 底壁
65 第2回転部
65a 周壁
65c ヒンジ蓋体
65d 中壁
65e ねじ筒壁
65f 雌ねじ部
65h ヒンジ部
100 繰り出し容器
150 塗布具
200 繰り出し容器
C 内容物
O 中心軸線

Claims (7)

  1. 筒状形状を有する容器本体と、
    前記容器本体の内側に設けられ、内容物を収容する収容筒部と、
    中心軸線周りに回転させることで前記収容筒部を中心軸線に沿って繰り上げる第1回転部と、
    繰り上げにより露出する内容物とは中心軸線方向の反対側に配置された塗布具と
    を備えることを特徴とする繰り出し容器。
  2. 前記収容筒部及び前記第1回転部の一方は、径方向に延びる突起部を有し、
    前記収容筒部及び前記第1回転部の他方は、前記突起部が係合する螺旋状の溝部を有する、請求項1に記載の繰り出し容器。
  3. 前記突起部は前記収容筒部に設けられるとともに螺旋状の前記溝部は前記第1回転部に設けられ、
    前記突起部は、前記容器本体に設けられた案内溝を通って螺旋状の前記溝部に係合する、請求項2に記載の繰り出し容器。
  4. 前記第1回転部は、外筒部と、前記外筒部の径方向内側に配置された内筒部とを有し、
    前記外筒部の径方向内側面に設けられた外係合リブの間に前記内筒部の径方向外側面に設けられた内係合リブが入り込むことによって、前記内筒部は前記外筒部に対して中心軸線周りに相対回転が制限されており、
    前記内筒部の径方向内側面には、螺旋状の前記溝部が設けられている、請求項3に記載の繰り出し容器。
  5. 中心軸線周りに回転させることで前記塗布具を内容物とは反対方向に繰り出す第2回転部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の繰り出し容器。
  6. 前記塗布具は、中心軸線に沿う主軸部を有し、
    前記主軸部の外周面には雄ねじ部が設けられ、
    前記第2回転部の内周面には前記雄ねじ部が係合する雌ねじ部が設けられている、請求項5に記載の繰り出し容器。
  7. 前記主軸部が前記第1回転部に設けられた係合部に係合することによって、前記塗布具は、前記第1回転部に対する中心軸線周りの相対回転が制限されている、請求項6に記載の繰り出し容器。
JP2020217980A 2020-12-25 2020-12-25 繰り出し容器 Pending JP2022102914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020217980A JP2022102914A (ja) 2020-12-25 2020-12-25 繰り出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020217980A JP2022102914A (ja) 2020-12-25 2020-12-25 繰り出し容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022102914A true JP2022102914A (ja) 2022-07-07

Family

ID=82273695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020217980A Pending JP2022102914A (ja) 2020-12-25 2020-12-25 繰り出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022102914A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210112946A1 (en) Cosmetic Container
JP2012075556A (ja) 化粧料塗布具及び化粧料容器
US20180008027A1 (en) Dual end cosmetic container
KR101503239B1 (ko) 이종 내용물 저장 용기
US6158913A (en) Mascara unit
JP2014147811A (ja) スティック状の製品、特に化粧品を包装すると共に繰り出す器具
JP2021534886A (ja) 製品、特に化粧品を塗布するためのアプリケータ
KR200488671Y1 (ko) 화장용 도구 및 이를 포함하는 화장품 용기
JP2022102914A (ja) 繰り出し容器
JP7191479B2 (ja) 繰出し容器
JP7311413B2 (ja) 塗布具付容器
JPH0637772Y2 (ja) 液体化粧料等の収納容器
US20060067781A1 (en) Package with applicator for dispensing liquid or viscous products
JP2021118799A (ja) 塗布容器
JP2021520943A (ja) ドレッシング、キットおよび関連するドレッシング方法を有する化粧製品を塗布するためのデバイス
JP2023164094A (ja) 繰り出し容器
JP2021138446A (ja) 塗布容器
US20220312939A1 (en) Protective eye shield
JP2023175372A (ja) 塗布具付きキャップ及び塗布容器
JP2021036965A (ja) 繰出容器
JP7210116B2 (ja) 繰出し容器
JP7344736B2 (ja) 塗布容器
JPH046650Y2 (ja)
JP7311378B2 (ja) 塗布容器
US11896112B2 (en) Feeding container

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240501