JP2022101964A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な制御構成でエンジンを確実に始動させることができるエンジンの始動制御装置を提供する。【解決手段】エンジンの始動制御装置は、セルモータへの給電をON/OFFするリレーに接続するエンジン始動操作スイッチが予め設定された誤操作判定時間を連続して超えて操作された場合にのみ、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータにエンジンのクランキングを行わせる始動操作制御部72を備えている。【選択図】図8

Description

本開示は、エンジンの始動制御装置に関する。
特許文献1には、操作部の操作によりセルモータを自動的に駆動するとともに、同セルモータの駆動状態をエンジン始動後に所定時間保持するエンジンの始動制御装置が開示されている。かかるエンジンの始動制御装置は、操作部の操作による1回目のエンジン始動失敗時には、2回目以降のエンジン始動時における保持時間を1回目よりも長く設定する保持時間制御手段を備える。
特開2002-221131号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたエンジンの始動制御装置は、セルモータの駆動状態をエンジンの始動後所定時間保持するにあたって、オルタネータからの出力信号がHレベルになった時、のようにエンジンの始動時を特定する必要があり、制御構成が複雑なものとなっていた。
本開示は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、簡便な制御構成でエンジンを確実に始動させることができるエンジンの始動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係るエンジンの始動制御装置は、セルモータへの給電をON/OFFするリレーに接続するエンジン始動操作スイッチが予め設定された誤操作判定時間を連続して超えて操作された場合にのみ、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータにエンジンのクランキングを行わせる始動操作制御部を備えている。
本開示のエンジンの始動制御装置によれば、始動制御操作部は、セルモータへの給電をON/OFFするリレーに接続するエンジン始動操作スイッチが予め設定された誤操作判定時間を連続して超えて操作された場合にのみ、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータにエンジンのクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチの誤操作によるエンジンの始動を抑制しつつエンジンを確実に始動させることができる。
本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置が採用されたエンジンを示す斜視図である。 図1に示したエンジンの制御構成を概略的に示す回路図である。 図1に示したエンジンに搭載されるバッテリーユニットの正面図である。 図3に示したバッテリーユニットの左側面図である。 図3に示したバッテリーユニットの右側面図である。 図3に示したバッテリーユニットの制御構成を概略的に示す回路図である。 本開示の実施形態に係るバッテリーユニットの搭載構造を概略的に示す斜視図であって、カバーを取り外した状態を示す図である。 本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置の制御構成を概略的に示すブロック図である。 誤操作判定時間、クランキング固定時間及びクランキング連動時間の関係を示す図である。 本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置の制御内容を概略的に示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7が採用されたエンジン1を示す斜視図であり、図2は、図1に示したエンジン1の制御構成を概略的に示す回路図である。
本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7は、エンジン1又はエンジン1が搭載された作業機械(図示せず)に搭載される。本開示の実施形態では、エンジン1に搭載されたエンジンの始動制御装置7を例に説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、本発明の範囲にはエンジン1が搭載された作業機械に搭載されたエンジンの始動制御装置7も含まれる。
本開示の実施形態に係るエンジン1は、単気筒又は2気筒で排気量が80ccから800ccクラスの空冷のガソリンエンジンであって、例えば、田植機、管理機、耕耘機、ポンプ、発電機等の作業機械に搭載される。
図1に示すように、本開示の実施形態に係るエンジン1はリコイルスタータ12のほかにセルモータ3(図2参照)を備える。リコイルスタータ12は、エンジン1を始動しようとする者がスターターグリップ121を握りプーリに巻き掛けられたロープを引くことでエンジン1のクランクシャフトに回転を与えエンジン1を始動する装置である。セルモータ3は、リコイルスタータ12に代わりエンジン1のクランクシャフトに回転を与えるモータであり、本開示の実施形態に係るエンジン1ではバッテリーユニット6(図2参照)がセルモータ3を含む補機類の電気供給源である。
また、本開示の実施形態に係るエンジン1は、エンジンスイッチ21及びエンジン始動操作スイッチ22を備える。エンジンスイッチ21は電源をオン/オフするためのスイッチであり、本開示の実施形態に係るエンジン1ではエンジン1の側面に配置されている。エンジンスイッチ21は、例えば、ロッカースイッチ(シーソースイッチともいう)で構成され、エンジン1を始動する際にオンされ、エンジン1の運転を停止する際にオフされる。エンジン始動操作スイッチ22はエンジン1を始動するためのスイッチであり、本開示の実施形態に係るエンジン1ではエンジン1の側面にエンジンスイッチ21と並んで設置されている。エンジン始動操作スイッチ22は、例えば、モメンタリプッシュスイッチで構成され、セルモータ3によりエンジン1を始動する際に押下操作される。
また、本開示の実施形態に係るエンジン1は、さらに外部機器用のスイッチ23を備える。外部機器用のスイッチ23は、例えば、チョーク切換スイッチ231であり、本開示の実施形態に係るエンジン1ではエンジン1の側面に配置されている。チョーク切換スイッチ231は、例えば、ロッカースイッチで構成され、オートチョーク/マニュアルチョークの切り換えが可能である。
図2に示すように、本開示の実施形態に係るエンジン1は、さらにセルモータリレー4のほかチャージコイル13及び点火コイル15を備える。セルモータリレー4は、バッテリーユニット6とセルモータ3との間に設けられた接点41を開閉するリレー(マグネチックリレースイッチ)であり、接点41が閉じられた場合にバッテリーユニット6からセルモータ3に電気が供給される。チャージコイル13は、フライホイールの内側に設けられ、フライホイールの回転によって発電する発電用のコイルであり、チャージコイル13で発電された電気はレギュレータ14を介してバッテリーユニット6に供給されて充電される。チャージコイル13は、エンジン1が回転しているときに必ず発電するため、例えばバッテリーユニット6において発電の有無を監視することで、エンジン1の運転状態を把握する機能を持たせてもよい。この機能により、エンジン1の始動を安全に行う等が可能となる。点火コイル15は、フライホイールの外側に設けられ、フライホイールの回転によって点火コイル15の内部で発生する電気を高電圧の電気に変換する発電機・変圧器一体装置であり、点火コイル15で変換された高電圧の電気は点火プラグ16で放電される。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6は、上述したようにセルモータ3を含む補機類の電気供給源であって、エンジン1の始動時にセルモータ3に電気を供給する一方、エンジン1(チャージコイル13)で発電された電気を充電する。
図3は、図1に示したエンジン1に搭載されるバッテリーユニット6の正面図である。図4は、図3に示したバッテリーユニット6の左側面図であり、図5は、図3に示したバッテリーユニット6の右側側面図である。また、図6は、図3に示したバッテリーユニット6の制御構成を示す回路図である。
図3に示すように、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6は、横長の略直方体形状であって、上方に突出する突起部6aを有する。バッテリーユニット6は、例えば、突起部6aを除くと、長さ220mm、高さ75mm、幅45mmの略直方体形状であって、その重量は800g以下に抑えられ、携帯性に優れている。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6は、バッテリーパック61及びエンジンの始動制御装置7(図6参照)を備え、これらは、横長の略直方体形状であって、上方に突出する突起部62aを有する筐体62に収容されている。
バッテリーパック61は、例えば、リチウムイオンバッテリーで構成される。本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、バッテリーパック61は、一又は二以上のバッテリーセル611で構成される。バッテリーセル611の単体電圧は3.0から4.2Vであり、総容量はバッテリーユニット6として携帯性が確保される6000から20000mAHであり、図6に示すように、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、例えば、四つのバッテリーセル611で構成される。
エンジンの始動制御装置7は、バッテリーパック61の充放電を制御する制御ECU71(Electronic Control Unit)で構成される。制御ECU71は、例えば、制御装置及び演算装置を含むプロセッサ、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Acsess Memory)等のメモリが搭載された制御基板で構成される。本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7では、制御ECU71において、バッテリーパック61の温度(バッテリー温度)、バッテリーパック61の電圧(全体電圧)及びバッテリーセルごとの電圧(セル電圧)が管理される。また、制御ECU71には、バッテリーセル611ごとに保護回路711によって、バッテリーセル611の過放電からバッテリーセル611を保護している。保護回路711は、例えば、保護IC(集積回路)によって構成される。
また、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、バッテリーユニット6に配線カプラ63が接続される。配線カプラ63には、対となる配線カプラ24(図2参照)が着脱可能であり、対となる配線カプラ24を装着することでバッテリーユニット6とバッテリーユニット6の外部に設けられた入出力機器とが接続される。バッテリーユニット6の外部に設けられた入出力機器は、例えば、上述したエンジンスイッチ21やエンジン始動操作スイッチ22、セルモータリレー4等であり、コントロールハーネス25に含まれる二以上のワイヤーハーネスを介して上述した対となる配線カプラ24に接続される。そして、上述した配線カプラ63に該配線カプラ63と対となる配線カプラ24を装着することで、エンジンスイッチ21やエンジン始動操作スイッチ22、セルモータリレー4等の複数の入出力機器がバッテリーユニット6に一度に接続される。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、エンジン充電入力端子712、電源検知端子713、エンジン始動操作検知端子714、セルモータリレー制御端子715、外部機器出力端子716及び常時電圧出力端子717がバッテリーユニット6に設けられる。エンジン充電入力端子712、電源検知端子713、エンジン始動操作検知端子714、セルモータリレー制御端子715及び外部機器出力端子716は制御ECU71に接続され、これら端子からの充放電電流は制御ECU71において管理される。常時電圧出力端子717はバッテリーパック61に直接接続され、常時電圧出力端子717にはバッテリーパック61のバッテリー電圧(全体電圧)が印加される。そして、これら端子がそれぞれ接続された配線カプラ63が筐体62の防水/防塵構造が採用された突起部62a(図3参照)に設置される。
図2に示すように、バッテリーユニット6に接続される入出力機器は、チャージコイル13に接続されたレギュレータ14、エンジンスイッチ21、エンジン始動操作スイッチ22、セルモータリレー4、バルブコントロールユニット51及びチョークバルブ52等の外部機器5、及び、エンジンスイッチ21(バッテリー電圧常時印加)であり、これらはエンジン充電入力線251、エンジンスイッチ操作検知線252、エンジン始動操作検知線253、セルモータリレー制御線254、バルブ機器出力線255及びバッテリー電圧常時印加線256を介してそれぞれ対となる配線カプラ24に接続される。
そして、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、チャージコイル13に接続されたレギュレータ14からエンジン充電入力線251を通り制御ECU71に電気が供給され、制御ECU71は、バッテリーパック61の温度及び電圧、並びに、バッテリーセル611ごとの電圧を管理しながらバッテリーセル611に均等に電気が充電される。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、バッテリーユニット6の筐体62にセルモータ給電端子64が設けられている。セルモータ給電端子64は、バッテリーパック61からセルモータ3(セルモータリレー4)に電気を供給するための電力線(第1の電力線)641の着脱が可能な端子であり、例えば、バッテリーユニット6の筐体62の左側面に設置され(図5参照)、ゴム製のカバーによって防水/防塵対策が施されている。
セルモータ給電端子64とセルモータリレー4とを繋ぐ電力線641にはヒューズ642が設けられている。ヒューズ642は、バッテリーパック61の過放電により電力線641に定格以上の過電流が流れた場合に、溶断することによりセルモータリレー4及びセルモータ3を保護する。これにより、ヒューズ642が過電流により溶断しても電力線641を交換することにより、セルモータリレー4及びセルモータ3が簡単に復旧できる。
図6に示すように、セルモータ給電端子64とバッテリーパック61との間にはバッテリー保護リレー65が設けられている。バッテリー保護リレー65は、バッテリーパック61とセルモータ給電端子64との間に接点が設けられ、制御ECU71からの指令により、バッテリーパック61とセルモータ給電端子64との間に設けられた接点が閉作動される。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、バッテリーユニット6の筐体62に外部充電入力端子66が設けられる。外部充電入力端子66は、外部電源からバッテリーユニット6に充電用の電気を供給するための電力線(第2の電力線)(図示せず)の着脱が可能な端子であり、例えば、バッテリーユニット6の筐体62の右側面に設置され(図4参照)、ゴム製のカバーによって防水/防塵対策が施されている。
外部電源は、例えば、家庭用電源や自動車のバッテリーである。例えば、外部電源が家庭用電源の場合には専用の充電器の電力線が外部充電入力端子66に装着されることで、家庭用電源から外部充電入力端子66に充電用の電気が供給される。これにより、制御ECU71が待機状態から起動し、バッテリーパック61の温度及び電圧、並びにバッテリーセル611ごとの電圧を管理しながらバッテリーセル611に均等に電気が充電される。また、例えば、外部電源が自動車のバッテリーの場合には自動車のシガーソケットに接続された電力線が外部充電入力端子66に装着されることで、自動車のバッテリーから外部充電入力端子66に充電用の電気が供給される。これにより、制御ECU71が待機状態から起動し、バッテリーパック61の温度及び電圧、並びにバッテリーセル611ごとの電圧を管理しながらバッテリーセル611に均等に電気が充電される。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、外部充電入力端子66は制御ECU71に接続され、外部充電入力端子66に供給された充電用の電気は制御ECU71で充電制御され、バッテリーパック61を構成する一又は二以上のバッテリーセル611が均等に充電される。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、制御ECU71に充電出力端子67が接続される。充電出力端子67は、携帯機器に設けられた充電入力端子の着脱が可能な端子であり、携帯機器に設けられた充電入力端子を装着することで、バッテリーユニット6の内部に設けられた制御ECU71と筐体外部に設けられた携帯機器とが接続され、制御ECU71を介してバッテリーパック61から携帯機器に電気が供給される。携帯機器は、例えば、スマートフォン等の携帯電話であり、充電出力端子67は、例えば、USB出力端子671であり、TypeA,B又はCのいずれかのメス端子であって、最大2Aの出力が得られるものが用いられる。
本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、充電出力端子67は、バッテリーユニット6の筐体62に設けられた突起部62aからバッテリーユニット6の外部に延びるように設けられ、防水/防塵対策が施されている。
図3に示すように、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6では、バッテリーユニット6の筐体前面に、一又は二以上のインジケータ68と、充電残量確認ボタン69とを備えている。一又は二以上のインジケータ68と充電残量確認ボタン69は制御ECU71に接続されている。一又は二以上のインジケータ68は、例えば、残充電量表示灯及び制御ECU71の状態表示灯を構成する。
残充電量表示灯は、例えば、3個から5個のLEDランプで構成される。例えば、3個から5個のLEDランプは、2個から4個の同色系のLEDランプと1個の異なる色のLEDランプで構成され、バッテリーパック61の残充電量が減るに従い同色系のLEDランプの点灯数が減り、最後に異なる色のLEDランプが点灯するように制御され、制御ECU71が停止状態にある場合において充電残量確認ボタン69が押下された場合に、制御ECU71が待機状態から起動され、一又は二以上のインジケータ68にその時のバッテリーパック61の充電残量を表示するように制御される。
また、制御ECU71の状態表示灯は、1個から3個の異なる色のLEDランプで構成され、制御ECU71の状態に基づいて任意のLEDランプを点灯するように制御される。例えば、エンジンスイッチ21がオンされ、エンジン1の始動操作が可能な状態の場合には始動操作可能を通知するLEDランプが点灯し、エンジン1の始動後はエンジン1が運転中であることを通知するLEDランプが点灯する。
図7は、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6の搭載構造を概略的に示す斜視図であって、カバー9を取り外した状態を示す図である。
図7に示すように、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6の搭載構造では、バッテリーユニット6は、エンジン1の側面に搭載されるが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、エンジン1が搭載された作業機械の任意の位置に搭載されるもの含まれる。
本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7が採用されるエンジン1に搭載されるバッテリーユニット6の搭載構造は、上述したバッテリーユニット6のほかに、ケース8及びカバー9を備えている。
ケース8は、エンジン1又はエンジン1が搭載された作業機械に取り付けられる。ケース8は、例えば、エンジン1の前面に取り付けられる。ケース8は、前面が開口した箱状であって、バッテリーユニット6が収容される。ケース8は、例えば、前面が開口した横長の略直方体形状の箱状であって、その下方域にバッテリーユニット6が収容される収容領域が設けられ、その上方域に配線カプラ24,63の接続空間が設けられている。収容領域はバッテリーユニット6の体積よりも僅かに大きな容積を有し、バッテリーユニット6は収容領域に嵌め込まれるように収容される。接続空間は、配線カプラ63と該配線カプラ63と対になる配線カプラ24とを接続するのに十分な容積を有し、接続空間の右側には上述したエンジンスイッチ21及びエンジン始動操作スイッチ22が設置され、接続空間の左側には上述した外部機器用のスイッチ23、例えば、チョーク切換スイッチ231が設置されている。
カバー9は、ケース8に取り付けられてバッテリーユニット6が収容されたケース8の開口を塞ぐ。カバー9は、例えば、後面が開口した箱状であって、バッテリーユニット6が収容されたケース8と組み合わされてケース8の前面開口を塞ぐ。カバー9は、例えば、ケース8よりもケース8の長手方向にひとまわり大きく、ケース8の右側領域にバッテリーユニット6(セルモータ給電端子64)とセルモータリレー4を接続する電力線641(図2参照)の配線空間が確保されている。
また、カバー9は、例えば、上述したエンジンスイッチ21及びエンジン始動操作スイッチ22に対応する領域が切り欠かれており、カバー9をケース8に取り付けた状態でエンジンスイッチ21及びエンジン始動操作スイッチ22がカバー9の外に露出する。また、カバー9は、例えば、外部機器用のスイッチ23に対応する領域に矩形の窓9aが設けられており、カバー9をケース8に取り付けた状態で外部機器用のスイッチ23がカバー9の外に露出する。
また、カバー9は、例えば、一又は二以上のインジケータ68と充電残量確認ボタン69とに対応する領域に矩形の窓9bが設けられており、カバー9をケース8に取り付けた状態で一又は二以上のインジケータ68と充電残量確認ボタン69がカバー9の外に露出する。
また、カバー9は、長手方向一端部と他端部とにそれぞれ貫通穴が設けられており、該貫通穴を挿通したボルト91がケース8に設けられたネジ穴に嵌め込まれることで、ケース8にカバー9が取り付けられる。貫通穴を挿通したボルト91は、例えば、コインが嵌まるスリ割り溝が設けられたボルト又は蝶ボルトが採用されている。
尚、本開示の実施形態に係るバッテリーユニット6の搭載構造では、上述したバッテリーユニット6は、カバー9に対向する前面に緩衝材6bが貼り付けられている。これにより、エンジン1や作業機械からバッテリーユニット6に伝達される振動を抑制し、バッテリーユニット6を保護できる。
図8は、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7の制御構成を概略的に示すブロック図である。図9は、誤操作判定時間、クランキング固定時間及びクランキング連動時間の関係を示す図である。
図8に示すように、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7では、制御ECU71に始動操作制御部72を備えている。始動操作制御部72は、エンジン始動操作スイッチ22が予め設定された誤操作判定時間を超えて操作された場合に、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータ3にエンジン1のクランクシャフトを回転させる(以下、エンジン1のクランクシャフトを回転させることを「クランキング」という)。誤操作判定時間は、誤操作を排除するための時間であり、エンジン始動操作スイッチ22の操作が誤操作判定時間に満たない場合に始動操作制御部72はセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせない(図9(a)参照)。誤操作判定時間は、例えば、0.5秒であり、エンジン始動操作スイッチ22の操作が0.5秒以下の場合に始動操作制御部72は誤操作と判定する。クランキング固定時間は、通常エンジン1が始動するのに必要なクランキング時間であって、誤操作判定時間よりも長い時間であり、予め設定される。クランキング固定時間は、例えば、2秒であり、エンジン始動操作スイッチ22が0.5秒を超えて操作された場合に、少なくとも2秒以上、セルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。
本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7では、始動操作制御部72は、ワンタッチ始動操作制御部721を含んでいる。ワンタッチ始動操作制御部721は、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が、誤操作判定時間を超え、かつ、クランキング固定時間以下である場合に、クランキング固定時間までセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる(図9(b)参照)。したがって、上述した例では、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が0.5秒を超え2秒以下である場合に、2秒間セルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。
本開示の実施形態に係るエンジン1の始動制御装置7では、始動操作制御部72は、連動始動操作制御部722を含んでいる。連動始動操作制御部722は、エンジン始動操作スイッチ22の押下時間がクランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間についてセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる(図9(c)参照)。クランキング連動時間は、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間についてセルモータ3にクランキングさせる時間であって、クランキング固定時間よりも長い時間であり、予め設定される。クランキング連動時間は、例えば、5秒であり、上述した例では、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が2秒を超え5秒以下である場合に、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間についてセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。
本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7では、始動操作制御部72は、最大始動操作制御部723を含んでいる。最大始動操作制御部723は、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング連動時間以上である場合に、クランキング連動最大時間までセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる(図9(d)参照)。したがって、上述した例では、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が5秒以上である場合に、5秒間セルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。
本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7では、始動操作制御部72は、ロック判別部724及び出力遮断部725を含んでいる。ロック判別部724は、セルモータ3に流れる電流とその電圧に基づいてエンジン1のロック状態を判別する。エンジン1のロック状態は、エンジン1を始動しようとしたときに外的要因によってエンジン1が運転できない状態であり、このときセルモータ3に流れる電流とその電圧が高くなる傾向があるので、ロック判別部724はこれらに基づいてロック状態を判別する。出力遮断部725は、ロック判別部724がエンジン1のロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合にセルモータ3への出力を遮断する。規定時間は、例えば、2秒であり、2秒を超えてロック状態が続いた場合にはセルモータ3への出力を遮断する。この規定時間は、例えば電流量の大きさに応じて2段階又は3段階以上に分けて設けてもよい。
図10は、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7の制御内容を概略的に示すフローチャートである。
図10に示すように、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7では、エンジンスイッチ21がオンされると(ステップS11:Yes)、電源がオンされ、制御ECU71が待機状態から起動状態に切り替わる(ステップS12)。つづいて、エンジン始動操作スイッチ22が始動操作されると(ステップS13:Yes)、操作時間の計測が開始される(ステップS14)。
エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が誤操作判定時間以下である場合に(ステップS15:Yes)、始動操作制御部72は、エンジン始動操作スイッチ22の操作は誤操作であると判定し、セルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせない。これにより、始動操作制御部72は、エンジン始動操作スイッチ22の誤操作によるエンジン1の始動を抑制できる。
エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が誤操作判定時間を超え(ステップS15:No)、かつ、クランキング固定時間以下(ステップS16:Yes)である場合に、ワンタッチ始動操作制御部721はクランキング固定時間までセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる(ステップS17)。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が誤操作判定時間を超えれば、少なくともクランキング固定時間についてセルモータ3によるエンジン1のクランキングが確保され、エンジン1を確実に始動させることができる。
エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング固定時間を超え(ステップS16:No)、かつ、クランキング連動時間以下である場合に(ステップS18:Yes)、連動始動操作制御部722はエンジン始動操作スイッチ22の操作時間についてセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる(ステップS19)。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング固定時間を超えれば、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間に連動してセルモータ3によるエンジン1のクランキングが確保され、エンジン1を確実に始動させることができる。
エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング連動時間を超える場合(ステップS18:No)に、最大始動操作制御部723はクランキング連動最大時間までセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる(ステップS20)。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング連動時間以上である場合に、クランキング連動時間を超えるセルモータ3によるエンジン1のクランキングが制限され、セルモータ3を保護することができる。
上述した本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7によれば、始動制御操作部は、エンジン始動操作スイッチ22が予め設定された誤操作判定時間を超えて操作された場合に、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の誤操作によるエンジン1の始動を抑制しつつエンジン1を確実に始動させることができる。
また、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7によれば、ワンタッチ始動操作制御部721は、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が、誤操作判定時間を超え、かつ、クランキング固定時間以下である場合に、クランキング固定時間についてセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間が誤操作判定時間を超えれば、少なくともクランキング固定時間についてセルモータ3によるエンジン1のクランキングが確保され、エンジン1を確実に始動させることができる。この結果、エンジン1を始動しようとする者がエンジンスイッチ21をオンした後に始動スイッチを一回(誤操作判定時間を超える程度で一回)操作するだけでエンジン1を始動できる。
また、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7によれば、連動始動操作制御部722は、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間ついてセルモータ3にエンジン1のクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、エンジン始動操作スイッチ22の操作に連動してセルモータ3によるエンジン1のクランキングが確保され、エンジン1を確実に始動させることができる。この結果、寒冷地環境下や連続して始動が失敗してしまった場合などにエンジン1を始動しようとする者が判断してエンジン始動操作スイッチ22の操作時間を長くすることで、セルモータ3によるエンジン1のクランキング時間を長くでき、エンジン1の始動性を高めることができる。
また、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7によれば、最大始動操作制御部723は、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング連動時間以上である場合に、クランキング連動時間ついてセルモータ3にエンジン1のクランキングをさせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ22の操作時間がクランキング連動時間以上である場合に、クランキング連動時間を超えるセルモータ3によるエンジン1のクランキングが制限され、セルモータ3を保護することができる。この結果、エンジン1を始動しようとする者がエンジンスイッチ21をオンした後にエンジン始動操作スイッチ22を操作し続けてもクランキング連動時間以上のセルモータ3によるエンジン1のクランキングが制限され、セルモータ3の焼損やバッテリーパック61の劣化又は焼損を抑制することができる。
また、本開示の実施形態に係るエンジンの始動制御装置7によれば、ロック判別部724がセルモータ3に流れる電流とその電圧に基づいてエンジン1のロック状態を判別し、ロック判別部724がエンジン1のロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合に出力遮断部725がセルモータ3への出力を遮断する。これにより、ロック判別部724がエンジン1のロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合に出力遮断部725がセルモータ3への出力を遮断することにより、セルモータ3を保護することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば、以下のように把握される。
[1]の態様に係るエンジン(1)の始動制御装置7は、
セルモータ(3)への給電をON/OFFするリレー(バッテリー保護リレー65)に接続するエンジン始動操作スイッチ(22)が予め設定された誤操作判定時間を連続して超えて操作された場合にのみ、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータ(3)にエンジン(1)のクランキングを行わせる始動操作制御部(72)を備えている。
本開示に係るエンジン(1)の始動制御装置(7)によれば、始動制御操作部(72)は、セルモータ(3)への給電をON/OFFするリレー(バッテリー保護リレー65)に接続するエンジン始動操作スイッチ(22)が予め設定された誤操作判定時間を連続して超えて操作された場合にのみ、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータ(3)にエンジン(1)のクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ(22)の誤操作によるエンジン(1)の始動を抑制しつつエンジン(1)を確実に始動させることができる。
[2]別の態様に係るエンジン(1)の始動制御装置(7)は、[1]に記載のエンジン(1)の始動制御装置(7)であって、
前記始動操作制御部(72)は、
前記エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間が、前記誤操作判定時間を超え、かつ、前記クランキング固定時間以下である場合に、前記クランキング固定時間まで前記セルモータ(3)に前記エンジン(1)のクランキングをさせるワンタッチ始動操作制御部(721)を含む。
このような構成によれば、ワンタッチ始動操作制御部(721)は、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間が、誤操作判定時間を超え、かつ、クランキング固定時間以下である場合に、クランキング固定時間までセルモータ(3)にエンジン(1)のクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間が誤操作判定時間を超えれば、少なくともクランキング固定時間までセルモータ(3)によるエンジン(1)のクランキングが確保され、エンジン(1)を確実に始動させることができる。
[3]さらに別の態様に係るエンジン(1)の始動制御装置(7)は、[1]又は[2]に記載のエンジン(1)の始動制御装置(7)であって、
前記始動操作制御部(72)は、
前記エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間が前記クランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、前記エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間について前記セルモータ(3)に前記エンジン(1)のクランキングを行わせる連動始動操作制御部(722)を含む。
このような構成によれば、連動始動操作制御部(722)は、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間がクランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間についてセルモータ(3)にエンジン(1)のクランキングを行わせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間がクランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作に連動してセルモータ(3)によるエンジン(1)のクランキングが確保され、エンジン(1)を確実に始動させることができる。
[4]さらに別の態様に係るエンジン(1)の始動制御装置(7)は、[3]に記載のエンジン(1)の始動制御装置(7)であって、
前記始動操作制御部(72)は、
前記エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間が前記クランキング連動時間を超える場合に、前記クランキング連動時間まで前記セルモータ(3)に前記エンジン(1)のクランキングをさせる最大始動操作制御部(723)を含む。
このような構成によれば、最大始動操作制御部(723)は、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間がクランキング連動時間以上である場合に、クランキング連動時間までセルモータ(3)にエンジン(1)のクランキングをさせる。これにより、エンジン始動操作スイッチ(22)の操作時間がクランキング連動時間以上である場合に、クランキング連動時間を超えるセルモータ(3)によるエンジン(1)のクランキングが制限され、セルモータ(3)を保護することができる。
[5]さらに別の態様に係るエンジン(1)の始動制御装置(7)は、[1]から[4]のいずれか一つに記載のエンジン(1)の始動制御装置(7)であって、
前記始動操作制御部(72)は、
前記セルモータ(3)に流れる電流とその電圧に基づいて前記エンジン(1)のロック状態を判別するロック判別部(724)と、
前記ロック判別部(724)が前記エンジン(1)のロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合に前記セルモータ(3)への出力を遮断する出力遮断部(725)と、
を含む。
このような構成によれば、ロック判別部(724)がセルモータ(3)に流れる電流とその電圧に基づいてエンジン(1)のロック状態を判別し、ロック判別部(724)がエンジン(1)のロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合に出力遮断部(725)がセルモータ(3)への出力を遮断する。これにより、ロック判別部(724)がエンジン(1)のロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合に出力遮断部(725)がセルモータ(3)への出力を遮断することにより、セルモータ(3)を保護することができる。
1 エンジン
12 リコイルスタータ
121 スターターグリップ
13 チャージコイル
14 レギュレータ
15 点火コイル
16 点火プラグ
21 エンジンスイッチ
22 エンジン始動操作スイッチ
23 外部機器用のスイッチ
231 チョーク切換スイッチ
24 配線カプラ
25 コントロールハーネス
251 エンジン充電入力線
252 エンジンスイッチ操作検知線
253 エンジン始動操作検知線
254 セルモータリレー制御線
255 バルブ機器出力線
256 バッテリー電圧常時印加線
3 セルモータ
4 セルモータリレー
41 接点
5 外部機器
51 バルブコントロールユニット
52 チョークバルブ
6 バッテリーユニット
6a 突起部
6b 緩衝材
61 バッテリーパック
611 バッテリーセル
62 筐体
62a 突起部
63 配線カプラ
64 セルモータ給電端子
641 電力線(第1の電力線)
642 ヒューズ
65 バッテリー保護リレー
66 外部充電入力端子
67 充電出力端子
671 USB出力端子
68 インジケータ
69 充電残量確認ボタン
7 始動制御装置
71 制御ECU
711 保護回路
712 エンジン充電入力端子
713 電源検知端子
714 エンジン始動操作検知端子
715 セルモータリレー制御端子
716 外部機器出力端子
717 常時電圧出力端子
72 始動操作制御部
721 ワンタッチ始動操作制御部
722 連動始動操作制御部
723 最大始動操作制御部
724 ロック判別部
725 出力遮断部
8 ケース
9 カバー
9a,9b 窓
91 ボルト

Claims (5)

  1. セルモータへの給電をON/OFFするリレーに接続するエンジン始動操作スイッチが予め設定された誤操作判定時間を連続して超えて操作された場合にのみ、少なくとも予め設定されたクランキング固定時間以上、セルモータにエンジンのクランキングを行わせる始動操作制御部を備えた、
    エンジンの始動制御装置。
  2. 前記始動操作制御部は、
    前記エンジン始動操作スイッチの操作時間が、前記誤操作判定時間を超え、かつ、前記クランキング固定時間以下である場合に、前記クランキング固定時間まで前記セルモータに前記エンジンのクランキングをさせるワンタッチ始動操作制御部を含んだ、
    請求項1に記載のエンジンの始動制御装置。
  3. 前記始動操作制御部は、
    前記エンジン始動操作スイッチの操作時間が前記クランキング固定時間を超え、かつ、予め設定されたクランキング連動時間以下である場合に、前記エンジン始動操作スイッチの操作時間について前記セルモータに前記エンジンのクランキングを行わせる連動始動操作制御部を含んだ、
    請求項1又は2に記載のエンジンの始動制御装置。
  4. 前記始動操作制御部は、
    前記エンジン始動操作スイッチの操作時間が前記クランキング連動時間を超える場合に、前記クランキング連動時間まで前記セルモータに前記エンジンのクランキングをさせる最大始動操作制御部を含んだ、
    請求項3に記載のエンジンの始動制御装置。
  5. 前記始動操作制御部は、
    前記セルモータに流れる電流とその電圧に基づいて前記エンジンのロック状態を判別するロック判別部と、
    前記ロック判別部が前記エンジンのロック状態を予め設定された規定時間を超えて判別した場合に前記セルモータへの出力を遮断する出力遮断部と、
    を含んだ、請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジンの始動制御装置。
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