JP2022101258A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単にゼロモーメントポイントを求めることができ、車体の転倒を防止することができる。【解決手段】作業車両は、車体と、車体に作業装置を連結する連結装置と、車体の走行時の加速度を検出する加速度検出装置と、加速度検出装置が検出した加速度と車体に関する車体情報に基づいて、車体におけるゼロモーメントポイントを演算する演算部と、演算部が演算したゼロモーメントポイントに基づいて、車体の加速を調整する加速調整部と、を備えている。【選択図】図3C

Description

本発明は、例えば、作業車両に関する。
従来、ゼロモーメントポイントを演算することで車体の転倒を防止する技術として特許文献1が知られている。特許文献1では、作業装置が装着可能で且つ走行可能な車体におけるゼロモーメントポイントを演算する演算部と、演算部で演算されたゼロモーメントポイントに基づいて作業機の安定に関する情報を表示可能な表示部と、を備えている。
特開2018-192891号
特許文献1では、ゼロモーメントポイントに基づいて作業機の安定に関する情報を表示することができるため、車体の転倒等を防止することができる。しかしながら、ゼロモーメントポイントを演算するためには、複数のロードセルを車輪に設けなければならず、大変であった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、簡単にゼロモーメントポイントを求めることができ、車体の転倒を防止することができる作業車両を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
作業車両は、車体と、前記車体に作業装置を連結する連結装置と、前記車体の走行時の加速度を検出する加速度検出装置と、前記加速度検出装置が検出した加速度と前記車体に関する車体情報に基づいて、前記車体におけるゼロモーメントポイントを演算する演算部と、前記演算部が演算した前記ゼロモーメントポイントに基づいて、前記車体の加速を調整する加速調整部と、を備えている。
前記演算部は、前記車体情報である前記車体の重量と前記加速度とから得られる慣性力に基づいて、前記ゼロモーメントポイントを演算する。
前記車体情報として、前記車体の重量を入力する表示装置を備えている。
作業車両は、車体と、前記車体に作業装置を連結する連結装置と、前記車体の走行時の加速度を検出する加速度検出装置と、前記加速度検出装置が検出した加速度と、前記車体に関する車体情報と、前記作業装置に関する装置情報とに基づいて、前記車体に作業装置を連結したときのゼロモーメントポイントを演算する演算部と、前記演算部が演算した前記ゼロモーメントポイントに基づいて、前記車体の加速を調整する加速調整部と、を備えている。
前記演算部は、前記車体情報である前記車体の重量と、前記装置情報である前記作業装置の重量と、前記加速度とから得られる慣性力に基づいて、前記ゼロモーメントポイントを演算する。
前記車体情報として前記車体の重量を入力し、前記装置情報として作業装置の重量を入力する表示装置を備えている。
作業車両は、前記車体に設けられた原動機を備え、前記加速調整部は、前記原動機の回転を設定するアクセルの開度を調整する。
本発明によれば、簡単にゼロモーメントポイントを求めることができ、車体の転倒を防止することができる。
トラクタの構成及び制御ブロック図を示す図である。 昇降装置を示す斜視図である。 作業車両が平坦な場所を走行している図である。 作業車両が緩やかな坂道を走行している図である。 作業車両が急な坂道を走行している図である。 入力画面Q1の一例を示す図である。 作業装置を連結した作業車両が平坦な場所を走行している図である。 作業装置を連結した作業車両が緩やかな坂道を走行している図である。 作業装置を連結した作業車両が急な坂道を走行している図である。 入力画面Q2の一例を示す図である。 トラクタの全体図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図7は作業車両1の一実施形態を示す側面図であり、図7は作業車両1の一実施形態を示す平面図である。本実施形態の場合、作業車両1はトラクタである。但し、作業車両1は、トラクタに限定されず、コンバインや移植機等の農業機械(農業車両)であってもよいし、ローダ作業機等の建設機械(建設車両)等であってもよい。
以下、トラクタ(作業車両)1の運転席10に着座した運転者の前側を前方、運転者の後側を後方、運転者の左側を左方、運転者の右側を右方として説明する。また、作業車両1の前後方向に直交する方向である水平方向を車体幅方向として説明する。
図7に示すように、トラクタ(作業車両)1は、車体3と、原動機4と、変速装置5とを備えている。車体3は走行装置7を有していて走行可能である。走行装置7は、前輪7F及び後輪7Rを有する装置である。前輪7Fは、タイヤ型であってもクローラ型であってもよい。また、後輪7Rも、タイヤ型であってもクローラ型であってもよい。
原動機4は、ディーゼルエンジン、電動モータ等であって、この実施形態ではディーゼルエンジンで構成されている。変速装置5は、変速によって走行装置7の推進力を切換可能であると共に、走行装置7の前進、後進の切換が可能である。車体3には運転席10が設けられている。
また、車体3の後部には、連結装置8が設けられている。連結装置には、作業装置を着脱可能である。作業装置を連結装置に連結することによって、車体3によって作業装置を牽引することができる。作業装置は、耕耘する耕耘装置、肥料を散布する肥料散布装置、農薬を散布する農薬散布装置、収穫を行う収穫装置、牧草等の刈取を行う刈取装置、牧草等の拡散を行う拡散装置、牧草等の集草を行う集草装置、牧草等の成形を行う成形装置等である。
図1に示すように、変速装置5は、主軸(推進軸)5aと、主変速部5bと、副変速部5cと、走行クラッチ5dと、PTO動力伝達部5eと、を備えている。推進軸5aは、変速装置5のハウジングケース(ミッションケース)に回転自在に支持され、当該推進軸5aには、原動機4のクランク軸からの動力が伝達される。主変速部5bは、複数のギア及び当該ギアの接続を変更するシフタを有している。主変速部5bは、複数のギアの接続(噛合)をシフタで適宜変更することによって、推進軸5aから入力された回転を変更して出力する(変速する)。
副変速部5cは、主変速部5bと同様に、複数のギア及び当該ギアの接続を変更するシフタを有している。副変速部5cは、複数のギアの接続(噛合)をシフタで適宜変更することによって、主変速部5bから入力された回転を変更して出力する(変速する)。副変速部5cは、伝達軸24を介して、前車軸29Fに伝達される。
走行クラッチ5dは、走行装置7(前輪7F、後輪7R)に動力を伝達する接続状態と、走行装置7への動力の伝達を切断する切断状態とに切り換え可能なクラッチである。走行クラッチ5dは、シャトル軸12と、クラッチ切換部13とを有している。シャトル軸12には、原動機4から出力された動力が伝達される。クラッチ切換部13は、前進側、後進側及び中立側に切り換えられる油圧クラッチである。
クラッチ切換部13は、油路(図示省略)等を介して接続された前進切換弁及び後進切換弁に接続されている。前進切換弁及び後進切換弁は、例えば、二位置電磁切換弁である。前進切換弁のソレノイドが励磁された場合は、クラッチ切換部13は、前進側に切り換わり、後進切換弁のソレノイドが励磁された場合は、クラッチ切換部13は、後進側に切り換わる。前進切換弁及び後進切換弁のソレノイドのそれぞれが消磁された場合は、クラッチ切換部13は、中立側に切り換わる。
シャトル軸12は、推進軸5aに接続されている。推進軸5aの動力は、主変速部5b及び副変速部5cに伝達され、副変速部5cから出力された動力は後輪デフ装置20Rに伝達される。後輪デフ装置20Rは、後輪7Rが取り付けられた後車軸21Rを回転自在に支持している。つまり、走行クラッチ5dは、クラッチ切換部13が前進側及び後進側のいずれかに切り換えられた場合は、接続状態であって走行装置7(前輪7F、後輪7R)に動力を伝達する。また、走行クラッチ5dは、クラッチ切換部13が中立側に切り換えられた場合は、切断状態であって走行装置7への動力の伝達を切断する。
PTO動力伝達部5eは、PTO推進軸14と、PTOクラッチ15とを有している。PTO推進軸14は、回転自在に支持され、推進軸5aからの動力が伝達可能である。PTO推進軸14は、ギア等を介してPTO軸16に接続されている。PTOクラッチ15は、例えば、油圧クラッチ等で構成され、油圧クラッチの入切によって、推進軸5aの動力をPTO推進軸14に伝達する状態と、推進軸5aの動力をPTO推進軸14に伝達しない状態とに切り換わる。
図1に示すように、作業車両1は、操舵装置11を備えている。操舵装置11は、ハンドル(ステアリングホイール)11aと、ハンドル11aの回転に伴って回転する回転軸(操舵軸)11bと、ハンドル11aの操舵を補助する補助機構(パワーステアリング機構)11cと、を有している。補助機構11cは、制御弁22と、ステアリングシリンダ23とを含んでいる。制御弁22は、例えば、スプール等の移動によって切り換え可能な3位置切換弁である。また、制御弁22は、操舵軸11bの操舵によっても切換可能である。ステアリングシリンダ23は、前輪7Fの向きを変えるアーム(ナックルアーム)に接続されている。したがって、ハンドル11aを操作すれば、当該ハンドル11aに応じて制御弁22の切換位置及び開度が切り換わり、当該制御弁22の切換位置及び開度に応じてステアリングシリンダ23が左又は右に伸縮することによって、前輪7Fの操舵方向を変更することができる。なお、上述した操舵装置11は一例であり、上述した構成に限定されない。
図2に示すように、連結装置(昇降装置)8は、作業装置2を連結する端部側が上昇又は下降する方向に車体3に設けられた連結部材と、伸縮によって連結部材の端部側を上昇又は下降させる油圧シリンダとを有している。
連結部材は、リフトアーム8a、ロアリンク8b、トップリンク8c、リフトロッド8dである。油圧シリンダは、リフトシリンダ8eである。リフトアーム8aの前端部は、変速装置5を収容するケース(ミッションケース)の後上部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。リフトアーム8aは、リフトシリンダ8eの駆動によって揺動(昇降)する。リフトシリンダ8eは、油圧シリンダから構成されている。
ロアリンク8bの前端部は、変速装置5の後下部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。トップリンク8cの前端部は、ロアリンク8bよりも上方において、変速装置5の後部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。リフトロッド8dは、リフトアーム8aとロアリンク8bとを連結している。ロアリンク8bの後部及びトップリンク8cの後部には、作業装置2が連結される。リフトシリンダ8eが駆動(伸縮)すると、リフトアーム8aが昇降するとともに、リフトロッド8dを介してリフトアーム8aと連結されたロアリンク8bが昇降する。これにより、作業装置2がロアリンク8bの前部を支点として、上方又は下方に揺動(昇降)する。
図1に示すように、作業車両1は、複数の検出装置41を備えている。複数の検出装置41は、作業車両1の状態を検出する装置であり、例えば、水温を検出する水温センサ41a、燃料の残量を検出する燃料センサ41b、原動機4の回転数を検出する原動機回転センサ(回転センサ)41c、アクセルペダル43の操作量を検出するアクセルペダルセンサ41d、操舵装置11の操舵角を検出する操舵角センサ41e、リフトアーム8aの角度を検出する角度センサ41f、車体3の幅方向(右方向又は左方向)の傾きを検出する傾き検出センサ41g、車体3の車速(速度)を検出する速度センサ41h、PTO軸の回転数を検出するPTO回転センサ(回転センサ)41i、バッテリー等の蓄電池の電圧を検出するバッテリセンサ41j、車体3の位置を検出する測位装置41k、作業車両1の周囲をセンシングする監視装置41l、加速度を検出する加速度センサ(加速度検出装置)41m、角速度を検出するジャイロセンサ41n等である。監視装置41lは、CCDカメラ等であって、少なくとも作業車両1の前方を撮像することができる。なお、原動機4は、アクセルペダル43の操作量に応じて、制御弁44の開度が変化し、原動機4に供給される空気量が変化して回転数が変動する。
なお、上述した検出装置41は一例であり、上述したセンサに限定されない。
測位装置41kは、D-GPS、GPS、GLONASS、北斗、ガリレオ、みちびき等の衛星測位システム(測位衛星)により、自己の位置(緯度、経度を含む測位情報)を検出可能である。即ち、測位装置41kは、測位衛星から送信された衛星信号(測位衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、衛星信号に基づいて、作業車両1の位置(例えば、緯度、経度)、即ち、車体位置を検出する。なお、測位装置41kは、加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等の慣性計測装置を搭載していてもよい。慣性計測装置は、加速度センサ41m、ジャイロセンサ41nを内蔵していて、車体3のロール角、ピッチ角、ヨー角等を検出することができ、検出した車体3のロール角、ピッチ角、ヨー角を用いて、車体位置を補正することができる。なお、慣性計測装置は、測位装置41kと別体に、作業車両1に設けてもよい。
図3A~図3Cに示すように、作業車両1は、車体3が走行している際に、ゼロモーメントポイント(ZMP)を演算することによって、当該作業車両1の転倒を防止している。なお、図3A~図3Cは、作業車両1を模式的に示した図である。
具体的には、図1に示すように、作業車両1は、演算部50と、加速調整部51とを備えている。演算部50及び加速調整部51は、例えば、制御装置40に設けられた電気電子回路、制御装置40に格納されたプログラム等から構成されている。
演算部50は、車体3の走行時の加速度を検出する加速度センサ(加速度検出装置)41mが検出した加速度Aと、車体3に関する車体情報に基づいて、車体3の走行時のゼロモーメントポイント(ZMP)を演算する。車体情報は、作業車両1に設けられた表示装置60に入力することができる。図4に示すように、表示装置60に対して所定の操作を行うと、車体情報を入力する入力画面Q1が表示される。
入力画面Q1は、作業車両1(車体3)の重量を入力する重量入力部61と、作業車両1(車体3)の重心位置を入力する重心入力部62とを含んでいる。重量入力部61には、作業装置2を連結していないときの車体3の重量(車体重量という)M1を作業者等が入力する。車体3にウエイトを装着している場合は、ウエイトの重量も含む車体重量M1を作業者等が入力する。重心入力部62には、例えば、作業車両1の図形D1が表示され、図形D1の任意の位置にポインタ部65を指し示すことにより、ポインタ部65で指し示した位置が重心位置P10に設定される。なお、上述した実施形態では、作業車両1の図形D1の任意の位置を指し示すことで、重心位置P10を設定していたが、この方法に限定されない。
重量入力部61に車体重量M1を入力し、重心入力部62に重心位置P10を入力すると、表示装置60は、車体重量M1及び重心位置P10を車体情報に設定する。
図3A~図3Cに示すように、演算部50は、車体情報(車体重量M1、重心位置P10)が入力されると、車体重量M1と加速度センサ41mが検出した加速度Aによって、慣性力F1を求める。また、演算部50は、慣性力F1と重力G1の合成ベクトルB1を求め、合成ベクトルB1を延長して、地面などの接地面G10と交差する位置をZMPに設定する。
加速調整部51は、演算部50が演算したZMPに基づいて、作業車両1(車体3)の加速を調整する。図3A及び図3Bに示すように、加速調整部51は、作業車両1(車体3)の前後方向(進行方向)において予め定められた第1エリアK1の範囲内に演算部50が演算したZMPが位置する場合は、運転者等が操作したアクセルペダル43の操作量(手動操作量)に応じて制御弁44の調整し、原動機4の回転数を設定する。一方、図3Cに示すように、加速調整部51は、第1エリアK1の範囲外に演算部50が演算したZMPが位置する場合は、運転者等が操作したアクセルペダル43の操作量(手動操作)を制御弁44に適用せず、制御弁44の開度が、手動操作量時の開度(第1開度)よりも小さい第2開度に設定することで、作業車両1(車体3)の加速度Aを低下させる。
上述したように、例えば、図3Cに示すように、作業車両1が図3Bに比べて急な坂道を走行する場合は、ZMPが作業車両1の後側になるため、加速度Aを調整してZMPを作業車両1の前側に移動させることによって、転倒を防止することができる。
さて、上述した実施形態では、作業車両1に作業装置2を装着していない場合を例にあげて説明したが、作業車両1に作業装置2を連結した場合について説明する。
演算部50は、作業装置2を連結した車体3(作業機という)の走行時の加速度を検出する加速度センサ(加速度検出装置)41mが検出した加速度Aと、車体情報及び作業装置に関する装置情報に基づいて、作業機の走行時のゼロモーメントポイント(ZMP)を演算する。作業装置は、作業車両1に設けられた表示装置60に入力することができる。図6に示すように、表示装置60に対して所定の操作を行うと、車体情報及び装置情報を入力する入力画面Q2が表示される。
入力画面Q2は、重量入力部71と、重心入力部72とを含んでいる。重量入力部71には、車体重量M1と作業装置2の装置重量M2とを作業者等が入力する。重心入力部72には、例えば、作業機(作業車両1に作業装置2を連結した機械)の図形D2が表示され、図形D2の任意の位置にポインタ部65を指し示すことにより、ポインタ部65で指し示した位置が重心位置P10に設定される。なお、上述した実施形態では、作業車両1の図形D2の任意の位置を指し示すことで、重心位置P10を設定していたが、この方法に限定されず、作業車両1の重心位置と、作業装置の重心位置とをそれぞれ別々に重心入力部72に入力できるようにしてもよい。
重量入力部71に車体重量M1及び装置重量M2を入力し、重心入力部72に重心位置P10を入力すると、表示装置60は、車体重量M1、重心位置P10を車体情報に設定し、装置重量M2を装置情報に設定する。
図5A~図5Cに示すように、演算部50は、車体情報(車体重量M1、装置重量M2、重心位置P10)が入力されると、車体重量M1と装置重量M2とを加算した重量と、加速度センサ41mが検出した加速度Aによって、慣性力F1を求める。また、演算部50は、慣性力F1と重力G1の合成ベクトルB1を求め、合成ベクトルB1を延長して、地面などの接地面G10と交差する位置をZMPに設定する。
加速調整部51は、演算部50が演算したZMPに基づいて、作業車両1(作業機)の加速を調整する。図5A及び図5Bに示すように、加速調整部51は、作業車両1(作業機)の前後方向(進行方向)において予め定められた第1エリアK1の範囲内に演算部50が演算したZMPが位置する場合は、運転者等が操作したアクセルペダル43の操作量(手動操作量)に応じて制御弁44の調整し、原動機4の回転数を設定する。一方、図5Cに示すように、加速調整部51は、第1エリアK1の範囲外に演算部50が演算したZMPが位置する場合は、運転者等が操作したアクセルペダル43の操作量(手動操作)を制御弁44に適用せず、制御弁44の開度が、手動操作量時の開度(第1開度)よりも小さい第2開度に設定することで、作業車両1(作業機)の加速度Aを低下させる。
上述したように、例えば、図5Cに示すように、作業車両1が図5Bに比べて急な坂道を走行する場合は、ZMPが作業車両1の後側になるため、加速度Aを調整してZMPを作業車両1の前側に移動させることによって、転倒を防止することができる。
作業車両1は、車体3と、車体3に作業装置2を連結する連結装置8と、車体3の走行時の加速度を検出する加速度検出装置41mと、加速度検出装置41mが検出した加速度Aと車体3に関する車体情報に基づいて、車体3におけるゼロモーメントポイントを演算する演算部50と、演算部50が演算したゼロモーメントポイントに基づいて、車体3の加速を調整する加速調整部51と、を備えている。これによれば、走行の状態、即ち、加速度Aによって簡単にゼロモーメントポイントを求めることができ、車体3の加速度Aを調整することで車体3の転倒を防止することができる。
演算部50は、車体情報である車体3の重量M1と加速度Aとから得られる慣性力に基づいて、ゼロモーメントポイントを演算する。これによれば、車体3の重量M1がわかれば簡単に、ゼロモーメントポイントを求めることができる。
車体情報として、車体3の重量M1を入力する表示装置60を備えている。これによれば、運転者等が表示装置60を操作するだけで簡単に車体3の重量M1を入力することができる。特に、車体3にウエイトなどの重量物を装着した場合もウエイトを含む車体3の重量M1を適正に反映することができる。
作業車両1は、車体3と、車体3に作業装置2を連結する連結装置8と、車体3の走行時の加速度Aを検出する加速度検出装置41mと、加速度検出装置41mが検出した加速度Aと、車体3に関する車体情報と、作業装置2に関する装置情報とに基づいて、車体3に作業装置2を連結したときのゼロモーメントポイントを演算する演算部50と、演算部50が演算したゼロモーメントポイントに基づいて、車体3の加速を調整する加速調整部51と、を備えている。これによれば、車体3に作業装置2を装着しながら走行しているときのゼロモーメントポイントを簡単に求めることができ、車体3の加速度Aを調整することで車体3の転倒を防止することができる。
演算部50は、車体情報である車体3の重量M1と、装置情報である作業装置2の重量と、加速度Aとから得られる慣性力に基づいて、ゼロモーメントポイントを演算する。これによれば、農作業等の作業に応じて装着される作業装置2の重量を反映したゼロモーメントポイントを簡単に求めることができる。
車体情報として車体3の重量M1を入力し、装置情報として作業装置2の重量を入力する表示装置60を備えている。これによれば、運転者等が表示装置60を操作するだけで、車体3の重量M1だけでなく、作業に用いる作業装置2の重量を入力することができる。
作業車両1は、車体3に設けられた原動機を備え、加速調整部51は、原動機の回転を設定するアクセルの開度を調整する。これによれば、ゼロモーメントポントを求めた後に、簡単に車体3の加速度Aを調整することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :作業車両
2 :作業装置
3 :車体
4 :原動機
8 :連結装置
41 :検出装置
41m :加速度検出装置
50 :演算部
51 :加速調整部
60 :表示装置
A :加速度
F1 :慣性力

Claims (7)

  1. 車体と、
    前記車体に作業装置を連結する連結装置と、
    前記車体の走行時の加速度を検出する加速度検出装置と、
    前記加速度検出装置が検出した加速度と前記車体に関する車体情報に基づいて、前記車体におけるゼロモーメントポイントを演算する演算部と、
    前記演算部が演算した前記ゼロモーメントポイントに基づいて、前記車体の加速を調整する加速調整部と、
    を備えている作業車両。
  2. 前記演算部は、前記車体情報である前記車体の重量と前記加速度とから得られる慣性力に基づいて、前記ゼロモーメントポイントを演算する請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記車体情報として、前記車体の重量を入力する表示装置を備えている請求項1又は2に記載の作業車両。
  4. 車体と、
    前記車体に作業装置を連結する連結装置と、
    前記車体の走行時の加速度を検出する加速度検出装置と、
    前記加速度検出装置が検出した加速度と、前記車体に関する車体情報と、前記作業装置に関する装置情報とに基づいて、前記車体に作業装置を連結したときのゼロモーメントポイントを演算する演算部と、
    前記演算部が演算した前記ゼロモーメントポイントに基づいて、前記車体の加速を調整する加速調整部と、
    を備えている作業車両。
  5. 前記演算部は、前記車体情報である前記車体の重量と、前記装置情報である前記作業装置の重量と、前記加速度とから得られる慣性力に基づいて、前記ゼロモーメントポイントを演算する請求項4に記載の作業車両。
  6. 前記車体情報として前記車体の重量を入力し、前記装置情報として作業装置の重量を入力する表示装置を備えている請求項4又は5に記載の作業車両。
  7. 前記車体に設けられた原動機を備え、
    前記加速調整部は、前記原動機の回転を設定するアクセルの開度を調整する請求項1~6のいずれかに記載の作業車両。
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