JP2022100936A - 自律移動システム、自律移動方法及び自律移動プログラム - Google Patents

自律移動システム、自律移動方法及び自律移動プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効率と安全とを両立しながら、走行することができる自律移動システム、自律移動方法及び自律移動プログラムを提供する。【解決手段】本実施形態に係る自律移動システムは、通路902X及び902Yの曲がり角903を有する施設900内を自律移動する自律移動システムであって、曲がり角903で曲がる場合に、曲がり角903の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路904における曲がりの角Rの大きさを算出し、算出した角Rで曲がり角903を曲がる。【選択図】図1

Description

本発明は、自律移動システム、自律移動方法及び自律移動プログラムに関する。
特許文献1には、搬送ロボットが曲がり角を曲がって走行することが記載されている。
特許第4245887号公報
搬送ロボットは、基本的に最短のルートを進む。しかしながら、曲がり角において、最短ルートを通るようにRをつけて曲がると、人または他の搬送ロボットと衝突する可能性がある。曲がり角のような場所を効率と安全とを両立しながら走行できる自律移動システムを実現したいとの要望がある。
本発明は、そのような課題を解決するためになされたものであり、効率と安全とを両立しながら走行することができる自律移動システム、自律移動方法及び自律移動プログラムを提供する。
本実施形態に係る自律移動システムは、通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動システムであって、前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路における曲がりの角Rの大きさを算出し、算出した前記角Rで曲がり角を曲がる。このような構成により、効率と安全とを両立しながら走行することができる。
上記自律移動システムでは、前記画像データにおいて、前記障害物が空間を占める割合に応じて、前記角Rの大きさを算出してもよい。このような構成により、混雑具合に応じて、効率と安全とを両立させることができる。
上記自律移動システムでは、前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記角Rの大きさを算出してもよい。このような構成により、障害物の優先度、サイズ等に応じて、効率と安全とを両立させることができる。
上記自律移動システムでは、前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出してもよい。このような構成により、幅が大きい障害物ともすれ違うことができる。
上記自律移動システムでは、前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、前記画像データを取得できない場合には、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出し、前記外縁に沿った前記走行路を走行してもよい。このような構成により、画像データを取得できない場合でも効率と安全とを両立させることができる。
上記自律移動システムでは、前記第1通路における外側の外縁と、前記第2通路における外側の外縁と、の接続点の近傍で待機してもよい。このような構成により、幅が大きい障害物とすれ違う場合に、すれ違う相手側の安全性を向上させることができる。
上記自律移動システムでは、前記画像データに撮像された障害物に基づいて、移動速度を算出し、算出した前記移動速度で曲がり角を曲がってもよい。このような構成により、走行の効率をさらに向上させることができる。
本実施形態に係る自律移動システムは、通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置と、前記施設内に固定され、前記曲がり角の出口を撮像して画像データを生成する施設カメラと、前記自律移動装置との間で走行情報を送受信するとともに、前記施設カメラから前記画像データを取得するサーバ装置と、を備え、前記サーバ装置は、前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出し、前記自律移動装置は、算出した前記角Rで曲がり角を曲がる。このような構成により、効率と安全とを両立しながら走行することができる。
上記自律移動システムでは、前記サーバ装置は、前記画像データにおいて、前記障害物が空間を占める割合に応じて、前記角Rの大きさを算出してもよい。このような構成により、混雑具合に応じて、効率と安全とを両立させることができる。
上記自律移動システムでは、前記サーバ装置は、前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記角Rの大きさを算出してもよい。このような構成により、障害物の優先度、サイズ等に応じて、効率と安全とを両立させることができる。
上記自律移動システムでは、前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、前記サーバ装置は、前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出してもよい。このような構成により、幅が大きい障害物ともすれ違うことができる。
上記自律移動システムでは、前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、前記サーバ装置は、前記画像データを取得できない場合には、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出し、前記自律移動装置に、前記外縁に沿った前記走行路を走行させてもよい。このような構成により、画像データを取得できない場合でも、効率と安全とを両立させることができる。
上記自律移動システムでは、前記自律移動装置は、前記第1通路における外側の外縁と、前記第2通路における外側の外縁と、の接続点の近傍で待機してもよい。このような構成により、幅が大きい障害物とすれ違う場合に、すれ違う相手側の安全性を向上させることができる。
上記自律移動システムでは、前記サーバ装置は、前記画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の移動速度を算出し、前記自律移動装置は、算出された前記移動速度で前記曲がり角を曲がってもよい。このような構成により、走行の効率をさらに向上させることができる。
本実施形態に係る自律移動方法は、通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置の自律移動方法であって、前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出させるステップと、算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせるステップと、を備える。このような構成により、効率と安全とを両立しながら走行することができる。
本実施形態に係る自律移動プログラムは、通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置の自律移動プログラムであって、前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出させ、算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせることをコンピュータに実行させる。このような構成により、効率と安全とを両立しながら走行することができる。
本実施形態によれば、効率と安全とを両立しながら走行することができる自律移動システム、自律移動方法及び自律移動プログラムを提供することができる。
実施形態1に係る移動ロボットを例示した概略図である。 実施形態1に係る移動ロボットを例示した斜視図である。 実施形態1に係る移動ロボットを例示したブロック図である。 実施形態1に係る移動ロボットの施設内における移動を例示した平面図である。 実施形態1に係る移動ロボットの施設内における移動を例示した平面図である。 実施形態1に係る移動ロボットの施設内における移動を例示した平面図である。 実施形態1に係る移動ロボットの曲がり角での動作を例示したフローチャート図である。 実施形態1に係る移動ロボットにおいて、角Rの大きさの算出方法を例示したフローチャート図である。 実施形態1に係る移動ロボットにおいて、角Rの大きさの算出方法を例示したフローチャート図である。 実施形態2に係るサーバ装置を例示したブロック図である。 実施形態2に係る自律移動装置制御システムの動作を例示したシークエンス図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施形態1)
実施形態1に係る自律移動システムを説明する。本実施形態では、自律移動システムを、自律移動装置に置き換えてもよいし、自律移動装置を、自律移動システムに置き換えてもよい。また、本実施形態の自律移動システムは、自律移動装置を備えるとしてもよい。自律移動装置は、所定の施設内を自律移動する。自律移動装置は、例えば、自律移動する移動ロボットでもよいし、物品を搬送するために自律移動する搬送ロボットでもよい。以下では、移動ロボットを自律移動装置の一例として説明する。移動ロボットについて、<移動ロボットの構成>及び<移動ロボットの動作>に分けて説明する。
<移動ロボットの構成>
図1は、実施形態1に係る移動ロボットを例示した概略図である。図1に示すように、移動ロボット100は、所定の施設900内を自律移動する自律移動装置の一例である。所定の施設900は、例えば、病院である。なお、所定の施設900は、移動ロボット100が自律移動可能な施設900であれば、病院に限らず、ホテル、ショッピングモール等でもよい。
移動ロボット100は、施設900内の床面910上を自律移動する。施設カメラ400は、施設900内に固定されている。例えば、施設カメラ400は、施設900の天井920に固定され、施設カメラ400の周辺を撮像して画像データを生成する。施設カメラ400は、例えば、通路、曲がり角、通行人、他の移動ロボット100等を撮像する。施設900内において、複数の施設カメラ400が設けられてもよい。
移動ロボット100と施設カメラ400とは、無線通信等の情報伝達手段を介して相互に通信可能に接続されている。移動ロボット100と施設カメラ400とは、例えば、直接に通信可能に接続されてもよいし、アクセスポイント500及びサーバ装置300を介して、通信可能に接続されてもよい。よって、移動ロボット100は、施設カメラ400から直接に画像データを取得してもよいし、アクセスポイント500及びサーバ装置300を介して、画像データを取得してもよい。
アクセスポイント500は、例えば、無線LANのアクセスポイントである。アクセスポイント500は、施設900内に固定され、アクセスポイント500の周辺に位置する移動ロボット100から位置情報、走行情報等を取得する。施設900内において、複数のアクセスポイント500が設けられてもよい。
施設900内において、複数の移動ロボット100が自律移動してもよい。複数の移動ロボット100が自律移動している場合には、複数の移動ロボット100は、無線通信等の情報伝達手段を介して相互に通信可能に接続されてもよい。複数の移動ロボット100は、例えば、相互に直接に通信可能に接続されてもよいし、アクセスポイント500及びサーバ装置300を介して、相互に通信可能に接続されてもよい。
図2は、実施形態1に係る移動ロボット100を例示した斜視図である。図3は、実施形態1に係る移動ロボット100を例示したブロック図である。図2及び図3に示すように、移動ロボット100は、駆動部110、筐体部120、通信部130、操作受付部140、表示部150、センサ群160、IDセンサ170、制御部180、演算部185及び記憶部190を備えている。
図2に示すように、移動ロボット100は、移動面である床面910を移動する移動体である。ここで、移動ロボット100の説明の便宜のため、XYZ直交座標軸系を用いている。床面910をXY平面とし、上方を+Z軸方向とする。
駆動部110は、移動ロボット100の移動手段として機能する。駆動部110は、床面910に接しており直進方向(前後方向または図のX軸方向)に対して直角の方向(左右方向または図のY軸方向)に伸びる1本の回転軸を中心にそれぞれ独立して回転可能に設定されている2つの駆動輪111及び床面に接するキャスター112を有してもよい。移動ロボット100は、左右に配置された駆動輪111を同じ回転数で駆動させることにより、前進または後進を行い、左右の駆動輪111の回転速度または回転方向に差を生じさせることにより、旋回を行う。駆動部110は、制御部180の指示に応じて、駆動輪111を駆動させる。
筐体部120は、移動ロボット100における駆動部110の上方に配置されている。筐体部120は、収納室扉121を有してもよい。収納室扉121を開けると、筐体部120の内部には、所定の物品を収納するための収納室が設けられている。すなわち、移動ロボット100は、所定の物品を搬送する搬送ロボットとすることもできる。筐体部120は、制御部180の指示に応じて、収納室扉121の開閉を行ってもよい。
図3に示すように、通信部130は、外部と通信可能に接続するインターフェイスである。通信部130は、例えば、アンテナ及びアンテナを介して送信する信号の変調または復調を行う回路等を含む。通信部130は、施設カメラ400から直接に、または、アクセスポイント500及びサーバ装置300を介して、画像データを受信する。例えば、通路の曲がり角の出口を撮像した画像データを受信する。
また、通信部130は、サーバ装置300から目的地に関する情報や、位置情報、走行情報等を受信してもよい。また、通信部130は、サーバ装置300に対して、移動ロボット100の状態に関する情報、位置情報、走行情報等の送信を行ってもよい。また、通信部130は、他の移動ロボット100との間で、直接に、または、アクセスポイント500及びサーバ装置300を介して、位置情報の送受信及び画像データの送受信を行ってもよい。
通信部130は、サーバ装置300に対して、ハートビート信号を定期送信してもよい。ハートビート信号は、移動ロボット100の状態を時系列に示すログデータを含んでもよい。また、ハートビート信号は、移動ロボット100のID(Identification)及びユーザのIDを含んでもよい。
通信部130は、制御部180に接続し、施設カメラ400及びサーバ装置300から送信された情報を含む信号を制御部180に出力するとともに、制御部180から出力された情報を含む信号をサーバ装置300に送信する。
操作受付部140は、ユーザからの入力操作を受け付けて、操作信号を制御部180へ送信する。ユーザからの入力操作を受け付ける手段として、操作受付部140は、例えば、操作ボタンや、表示部150に重畳されたタッチパネルなどを有してもよい。ユーザは、これらの入力操作手段を操作して、電源のオン/オフや収納室扉121の開閉操作等を行う。
表示部150は、例えば、筐体部120の上面に突出して設けられている。表示部150は、例えば、矩形状の液晶パネルを含む表示部である。表示部150は、制御部180の指示に応じて適宜情報を表示する。表示部150には、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネルが重畳されてもよい。
センサ群160は、移動ロボット100が自律移動をするために必要なデータを取得するセンサを含む。センサ群160は、例えば、ロボットカメラ161及び距離センサ162を含む。センサ群160は、ロボットカメラ161及び距離センサ162以外のセンサを含んでもよい。
ロボットカメラ161は、例えば、筐体部120の上部であって、表示部150の下方に配置されている。ロボットカメラ161は、同じ画角を有する2つのカメラユニットが互いに水平方向に離間して配置されてもよい。これにより、それぞれのカメラユニットで撮像された画像を画像データとして制御部180に出力する。
距離センサ162は、例えば、筐体部120の下部に配置されている。距離センサ162は、筐体部120における+X軸方向側の面、-X軸方向側の面、+Y軸方向側の面、及び-Y軸方向側の面の各下部に配置されてもよい。距離センサ162は、移動ロボット100の周囲における物体との距離を測定する。制御部180は、ロボットカメラ161が出力する画像データや、距離センサ162が出力する検出信号を解析することにより、移動ロボット100の周囲の障害物を認識するとともに、移動ロボット100と障害物との間の距離を測定する。
IDセンサ170は、例えば、表示部150の近傍に設けられている。IDセンサ170は、移動ロボット100を操作するユーザのIDを識別するものであって、ユーザがそれぞれ所有するIDカードに含まれる固有の識別子を検出する。IDセンサ170は、例えば、無線タグの情報読取りをするためのアンテナを含む。ユーザは、IDカードをIDセンサ170に近付けることにより、移動ロボット100に操作者であるユーザのIDを認識させる。
制御部180は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を有する情報処理装置である。制御部180は、制御部180が有するハードウェアと、当該ハードウェアに格納されたプログラムとを含む。すなわち、制御部180が実行する処理は、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれかにより実現される。
制御部180は、各構成から種々の情報を取得して、取得した情報に応じて各構成に指示をする。例えば、制御部180は、ロボットカメラ161から取得した画像データ及び距離センサ162から取得した移動ロボット100の周辺における物体の情報等から、移動ロボット100と周囲の物体との間の距離を検出する。そして、制御部180は、検出した距離から目的地への経路を算出し、算出した経路に応じて、駆動部110に対して経路に沿った移動をするための指示をする。このような処理を実行する場合には、制御部180は、記憶部190が記憶するフロアマップに関する情報を参照する。
演算部185は、画像データにおける障害物に基づいて、角Rを算出する。例えば、演算部185は、画像データにおいて、障害物が空間を占める割合に応じて、角Rの大きさを算出する。また、演算部185は、画像データにおける障害物の種類に応じて、角Rの大きさを算出する。
記憶部190は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを含む。記憶部190は、移動ロボット100が自律移動をするために使用する施設のフロアマップを記憶している。記憶部190は、制御部180に接続し、制御部180からの要求に応じて、記憶している情報を制御部180に出力する。
図2に示すように、移動ロボット100は、ロボットカメラ161が設置された+X軸方向側を前方とする。すなわち、通常の移動時においては、矢印で示すように、+X軸方向側が進行方向となる。
なお、移動ロボット100の前方をどのように規定するかについては、様々な考え方を採用することができる。例えば、周辺環境を認識するためのセンサ群160がどのように配置されているかに基づいて前方を規定することができる。具体的には、認識能力が高いセンサが配置されていたり、多くのセンサが配置されていたりする筐体部120の+X軸方向側を前方とすることができる。このように前方を規定すれば、移動ロボット100は、周辺環境をより的確に認識しながら移動することができる。本実施形態における移動ロボット100も、ロボットカメラ161が配置されている+X軸方向側を前方としている。
あるいは、表示部150がどのように配置されているかに基づいて前方を規定することができる。表示部150がキャラクターの顔などを表示すれば、周囲の人は、表示部150が移動ロボット100の前方であることを自然に認識する。そこで、表示部150の表示面側を前方とすれば、周囲の人にとって違和感が少ない。本実施形態における移動ロボット100も、表示部150の表示面側を前方としている。
また、移動ロボット100の筐体形状に基づいて前方を規定しても良い。例えば、筐体部120の走行面への投影形状が長方形である場合に、長手側を前方とするよりも短手側を前方とする方が、移動時においてすれ違う人の邪魔にならない。すなわち、筐体形状によっては、通常の移動時に前方とすることが好ましい筐体面が存在する。本実施形態における移動ロボット100において、長方形の短手側を前方することが好ましい。これにより、通路及び曲がり角において、人、他の移動ロボット100等とのすれ違いを安全に行うことができる。
<移動ロボットの動作>
次に、本実施形態の移動ロボットの動作を説明する。例えば、ユーザは、移動ロボット100の電源をオンさせる。そして、ユーザは、操作受付部140に所望のタスクを入力する。なお、電源をオンする際、または、操作受付部140で操作する際に、必要があれば、IDセンサ170によって、ユーザのIDを識別させる。
所望のタスクとして、物品を搬送させるためには、ユーザは、操作受付部140を操作して、収納室扉121を開け、物品を収納室に収納する。そして、操作受付部140を操作して、収納室扉121を閉じる。次に、物品の搬送先を操作受付部140から入力する。移動ロボット100の制御部180は、搬送先までの経路を、記憶部190に記憶されたフロアマップを用いて検索する。移動ロボット100は、検索された経路に沿って、自律移動する。
図4は、実施形態1に係る移動ロボット100の施設900内における移動を例示した平面図である。図4に示すように、施設900内には、X軸方向に延びた通路902Xと、Y軸方向に延びた通路902Yとが接続した曲がり角903が設けられている。すなわち、曲がり角903は、X軸方向に延びた通路902Xと、Y軸方向に延びた通路902Yとで形成されている。通路902Xの+X軸方向側は、通路902Yの-Y軸方向側と接続している。
移動ロボット100は、通路902X及び902Yの曲がり角903を有する施設900内を自律移動する。具体的には、移動ロボット100は、通路902Xを-X軸方向側から+X軸方向側へ移動する。なお、移動と走行とを同じ意味で使用する。移動ロボット100が通路902Xを走行する走行路904Xは、X軸方向に延びた部分を含んでいる。移動ロボット100は、曲がり角903でY軸方向に向きを変える。移動ロボットは、通路902Yを-Y軸方向側から+Y軸方向側へ移動する。移動ロボット100が通路902Yを走行する走行路904Yは、Y軸方向に延びた部分を含んでいる。移動ロボット100が走行する走行路904X及び904Yをまとめて走行路904と呼ぶ。
移動ロボット100は、曲がり角903までは、通路902Xの中央を移動してもよいし、通路902Xの一方側を移動してもよい。図4では、例えば、移動ロボット100は、進行方向を基準にして通路902Xの中心線905Xよりも右側を移動する。移動ロボット100は、曲がり角903において曲がった後は、通路902Yの中央を移動してもよいし、一方側を移動してもよい。例えば、移動ロボット100は、進行方向を基準にして通路902Yの中心線905Yよりも右側を移動する。
移動ロボット100は、曲がり角903では、走行路904に角Rをつける。すなわち、移動ロボット100は、走行路904における曲がりに角Rの丸みがつくように曲がる。図において、角R2は、角R3よりも大きい。角R1は、角R2よりも大きい。角Rが大きいほど、走行路904が曲がり角903の内側に移動する。例えば、通路902X及び902Yの右側を走行する移動ロボット100が曲がり角903で左側に曲がる場合に、角Rが大きいと(例えば、角R1、角R2)、走行路904は、中心線905X及び905Yよりも左側に、はみ出す場合がある。そして、曲がり角903の内側の角をかすめて走行するようになる。この場合には、移動ロボット100は、曲がり角903で内回りを走行する。
一方、角Rが小さいと、走行路904の丸みが小さくなる。この場合には、走行路904は、中心線905X及び905Yよりも左側に、はみ出すことはない(例えば、角R3)。角Rが0の場合には、移動ロボット100は、直角に曲がる。すなわち、移動ロボット100は、曲がり角903の通路902X及び902Yにおける外側の外縁に沿って直角に曲がる。
施設カメラ400は、施設900内に固定されている。施設カメラ400は、曲がり角903の周辺の範囲410を撮像して画像データを生成する。施設カメラ400は、移動ロボット100が曲がり角903で曲がる場合に、曲がり角903の出口を撮像する。なお、他の移動ロボット100のロボットカメラ161が曲がり角903の出口を撮像してもよい。
移動ロボット100は、施設カメラ400の画像データを、施設カメラ400から直接に、または、サーバ装置300及びアクセスポイント500を介して取得する。なお、移動ロボット100は、他の移動ロボット100のロボットカメラ161が撮像した出口の画像データを他の移動ロボット100から直接に、または、サーバ装置300及びアクセスポイント500を介して取得してもよい。
移動ロボット100は、曲がり角903で曲がる場合に、曲がり角903の出口を撮像した画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路904における曲がりの角Rの大きさを算出する。そして、移動ロボット100は、算出した角Rで曲がり角を曲がる。
例えば、移動ロボット100は、画像データにおいて、障害物が空間を占める割合に応じて、角Rの大きさを算出する。具体的には、曲がり角903の出口の画像データにおいて、通路902Yの空間における人、ストレッチャー、他の移動ロボット100等、移動ロボット100の走行を妨げる障害物が空間を占める割合を算出する。なお、移動ロボット100の走行を妨げる障害物がない画像データを参照データとして予め保持し、取得した画像データとの差分から障害物が空間を占める割合を算出してもよい。
曲がり角903の出口を撮像した画像データに、走行を妨げる障害物が撮像されておらず、走行可能な空間の割合が大きい場合には、角Rを大きくする。よって、移動ロボット100は、曲がり角903において内回りを走行し、走行距離を短縮することができる。一方、画像データに、移動ロボット100が走行する通路902Yの反対側を走行する人等があり、走行可能な空間の割合が小さい場合には、角Rを小さくする。また、割合に対応させた角Rのテーブルを予め記憶部190に記憶させておき、テーブルから角Rを算出してもよい。
また、移動ロボット100は、画像データにおける障害物の種類に応じて、角Rの大きさを算出してもよい。具体的には、画像データに、所定の移動体が撮像されているか判断する。所定の移動体は、例えば、患者を乗せたストレッチャー、緊急を要する輸血等を搬送する緊急移動ロボット等である。移動ロボット100は、画像データに所定の移動体が撮像されている場合には、角Rを小さくして、所定の移動体の走行の邪魔にならないようにする。また、例えば、障害物の種類に対応させた角Rのテーブルを予め記憶部190に記憶させておき、テーブルから角Rを算出してもよい。
移動ロボット100は、画像データにおける障害物の種類に応じて、曲がり角903の通路902X及び通路902Yにおける外側の外縁に沿った走行路904となる角Rを算出してもよい。例えば、この場合の障害物は、ストレッチャー等の様に、移動ロボット100の幅と、所定の移動体の幅とを合わせると、通路902の幅程度の大きさのものである。また、障害物の種類に応じて、外縁までの距離を変えてもよい。例えば、所定の幅よりも大きいストレッチャーの場合には、外縁までの距離を小さくする。所定の幅よりも小さい他の移動ロボットの場合には、外縁までの距離を大きくする。
移動ロボット100は、曲がり角903で所定の移動体とすれ違う場合に、曲がり角903の通路902Xにおける外側の外縁と、通路902Yにおける外側の外縁と、の接続点903Qの近傍で待機してもよい。曲がり角903において、通路902X及び902Yの内縁の接続点903Pから外縁の接続点903Qまでの距離は、通路902X及び902Yの幅よりも大きい。よって、仮に、通路902X及び902Yの幅程度の移動体が曲がり角903で曲がる場合にも、接続点903Qの近傍にはスペースが生じる。これにより、移動ロボット100は、所定の移動体と安全に曲がり角903ですれ違うことができる。
曲がり角903で曲がる場合に、曲がり角903の出口の画像データに撮像された障害物に基づいて、移動速度を算出してもよい。そして、算出した移動速度で曲がり角903を曲がってもよい。具体的には、曲がり角903の出口の画像データにおいて、障害物が空間を占める割合に応じて、移動速度を変えてもよい。障害物が空間を占める割合が大きい場合には、移動速度を小さくする。障害物が空間を占める割合が小さい場合には、移動速度を大きくする。これにより、移動ロボット100は、障害物との衝突を回避しつつ、目的地に到着するまでの時間を短縮することができる。
なお、移動ロボット100は、曲がり角903の出口を撮像した画像データを取得できない場合には、曲がり角903の通路902X及び通路902Yにおける外側の外縁に沿った走行路904となる角Rを算出して曲がってもよい。これにより、移動ロボット100は、仮に、曲がり角903で障害物とすれ違うような場合でも、安全にすれ違うことができる。
図5は、実施形態1に係る移動ロボット100の施設900内における移動を例示した平面図である。図5に示すように、通路902Xの+X軸方向側は、通路902Yの+Y軸方向側と接続している。図5においても、移動ロボット100が通路902X及び通路902Yの右側を移動する場合を説明する。移動ロボット100は、通路902Xを-X軸方向側から+X軸方向側へ移動する。そして、移動ロボット100は、曲がり角903でY軸方向に向きを変え、通路902Yを+Y軸方向側から-Y軸方向側へ移動する。
移動ロボット100は、走行路904における曲がりに角Rの丸みがつくように曲がる。図において、角R4は、角R5よりも大きい。角Rが大きいほど、走行路904が曲がり角903の内側に移動する。例えば、通路902X及び902Yの右側を走行する移動ロボット100が曲がり角903で右側に曲がる場合に、角Rが大きいと(例えば、角R4)、走行路904は、曲がり角903の内側の角(接続点903P)をかすめて走行するようになる。この場合には、移動ロボット100は、曲がり角903で内回りを走行する。
このように、移動ロボット100は、走行方向を基準にして通路902の中心線よりも一方側を通行する場合には、一方側に曲がる場合にも他方側に曲がる場合にも、曲がり角903の出口の画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路904における曲がりの角Rの大きさを変えてもよい。また、曲がり角903の出口の画像データに撮像された障害物に基づいて、移動速度を算出し、算出した移動速度で曲がり角を曲がってもよい。
図6は、実施形態1に係る移動ロボット100の施設900内における移動を例示した平面図である。図6に示すように、走行方向を基準にして通路902Xの中心線905Xよりも右側を通行する移動ロボット100が、右側に曲がる場合に、曲がり角903の出口の画像データに撮像された障害物として、所定の移動体が撮像されている場合には、左側に移動し、曲がり角903の通路902X及び902Yにおける外側の外縁に沿った走行路となる角Rを算出してもよい。
具体的には、移動ロボット100は、左側に移動し、曲がり角903の通路902X及び902Yにおける外側の外縁に沿って走行してもよい。その場合に、障害物の種類に応じて、外縁までの距離を変えてもよい。例えば、所定の幅よりも大きいストレッチャーの場合には、外縁までの距離を小さくする。所定の幅よりも小さい他の移動ロボット100等の場合には、外縁までの距離を大きくする。
移動ロボット100は、通路902Xにおける外側の外縁と、通路902Yにおける外側の外縁との接続点903Qの近傍で待機してもよい。これにより、移動体は最短距離を移動することができるとともに、移動ロボット100は、所定の移動体と安全に曲がり角903ですれ違うことができる。
このように、施設900内を自律移動する移動ロボット100の自律移動方法は、曲がり角903で曲がる場合に、曲がり角903の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路904における曲がりの角Rの大きさを算出させ、算出した角Rで曲がり角903を曲がらせる。こうした移動ロボット100の曲がり角903での動作を、フローチャートを参照して説明する。
図7は、実施形態1に係る移動ロボットの曲がり角での動作を例示したフローチャート図である。図7のステップS101に示すように、移動ロボット100は、走行先に曲がり角903があるか判断する。具体的には、移動ロボット100の制御部180は、ロボットカメラ161の画像データによって、前方の走行先に曲がり角903があるか判断してもよいし、記憶部190におけるフロアマップに位置情報を対応させて、前方の走行先に曲がり角903があるか判断してもよい。また、サーバ装置300から送信された位置情報から、前方の走行先に曲がり角903があるか判断してもよい。曲がり角903がない場合には、曲がり角があるまでステップS101を繰り返す。
次に、ステップS101において、走行先に曲がり角903がある場合には、ステップS102に示すように、移動ロボット100は、曲がり角903の出口の画像データを取得する。例えば、移動ロボット100の制御部180は、通信部130を介して、施設カメラ400が撮像した曲がり角903の出口の画像データを取得してもよい。また、移動ロボット100は、通信部130を介して、他の移動ロボット100が撮像した曲がり角903の出口の画像データを取得してもよい。
次に、ステップS103に示すように、移動ロボット100の制御部180は、演算部185に、画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路904における曲がりの角Rの大きさを算出させる。角Rの大きさの算出方法については、後述する。なお、角Rの大きさを算出させる際に、画像データに撮像された障害物に基づいて、移動速度を算出させてもよい。
次に、ステップS104に示すように、移動ロボット100の制御部180は、駆動部110に、算出した角Rで曲がり角903を曲がらせる。なお、移動ロボット100は、算出した角Rで曲がり角903を曲がらせる際に、算出した移動速度で曲がり角903を曲がらせてもよい。このようにして、移動ロボット100は、曲がり角903で曲がる。
図8は、実施形態1に係る移動ロボット100において、角Rの大きさの算出方法を例示したフローチャート図である。図8のステップS111に示すように、移動ロボット100の制御部180は、角Rの大きさを演算部185に算出させる際には、画像データにおいて、障害物が空間を占める割合を算出させてもよい。次に、ステップS112に示すように、算出した割合に応じて、角Rの大きさを算出させる。例えば、割合に対応させた角Rのテーブルを予め記憶部190に記憶させておき、テーブルから角Rを算出してもよい。
図9は、実施形態1に係る移動ロボット100において、角Rの大きさの算出方法を例示したフローチャート図である。図9のステップS121に示すように、移動ロボット100の制御部180は、角Rの大きさを算出させる際には、画像データにおける障害物は所定の種類か判断する。そして、ステップS122に示すように、移動ロボット100の制御部180は、演算部185に、画像データにおける障害物の種類に応じて、角Rの大きさを算出させてもよい。例えば、障害物の種類に対応させた角Rのテーブルを予め記憶部190に記憶させておき、テーブルから角Rを算出してもよい。
なお、ステップS122において、画像データにおける障害物の種類に応じて、曲がり角903の通路902X及び通路902Yにおける外側の外縁に沿った走行路となる角Rを算出させてもよい。すなわち、移動ロボット100は、通路902X及び902Yにおける外側の外縁に沿って曲がってもよい。また、画像データを取得できない場合には、曲がり角903の通路902X及び通路902Yにおける外側の外縁に沿った走行路となる角Rを算出させ、算出した角Rで曲がり角903を曲がらせてもよい。さらに、所定の移動体に応じて、接続点903Qの近傍で待機してもよい。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態の移動ロボット100は、曲がり角903の出口の画像データにおける障害物に基づいて、走行路904における曲がりの角Rの大きさを変える。よって、効率と安全とを両立しながら走行することができる。
例えば、画像データにおいて、障害物が空間を占める割合に応じて、角Rの大きさを変えるので、移動ロボット100の曲がり角903での経過時間を短縮することができるとともに、障害物と安全にすれ違うことができる。よって、混雑具合に応じて、効率と安全とを両立させることができる。
また、障害物の種類に応じて、角Rの大きさを変えるので、障害物と安全にすれ違うことができる。例えば、幅が大きい障害物とすれ違う場合には、通路902における外側の外縁に沿って曲がってもよい。また、場合によっては、接続点903Qの近傍で待機してもよい。これにより、障害物の優先度、サイズ等に応じて、効率と安全とを両立させることができ、安全に障害物とすれ違うことができる。
画像データを取得できない場合には、通路902における外側の外縁に沿って曲がらせる。これにより、画像データを取得できない場合でも効率と安全とを両立させることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る自律移動システムを説明する。本実施形態の自律移動システムは、所定の施設900内を自律移動する自律移動装置を制御するシステムである。自律移動システムについて、<自律移動システムの構成>及び<自律移動システムの動作>に分けて説明する。
<自律移動システムの構成>
自律移動システムは、移動ロボット100を備えている。自律移動システムは、複数の移動ロボット100を備えてもよい。また、自律移動システムは、移動ロボット100の他、サーバ装置300と、施設カメラ400と、を備えてもよい。
<移動ロボット>
本実施形態の移動ロボット100の構成は、前述の実施形態1と同様である。本実施形態の移動ロボット100は、実施形態1の移動ロボット100における機能のいくつかをサーバ装置300にさせてもよい。
例えば、施設カメラ400が撮像した画像データを、サーバ装置300に取得させ、移動ロボット100は、サーバ装置300から画像データを取得してもよい。また、他の移動ロボット100が撮像した画像データをサーバ装置300に取得させ、移動ロボット100は、サーバ装置300から画像データを取得してもよい。
移動ロボット100は、進行先が曲がり角903かどうか、サーバ装置300に判断させてもよい。また、移動ロボット100は、角Rの算出をサーバ装置300にさせてもよい。移動ロボット100は、算出された角Rをサーバ装置300から取得してもよい。
<サーバ装置>
サーバ装置300は、例えば、通信機能を有するコンピュータである。サーバ装置300は、自律移動装置制御システムの各構成と通信可能であれば任意の場所に設置されてよい。サーバ装置300は、移動ロボット100との間で走行情報を送受信するとともに、施設カメラ400から画像データを取得してもよい。
図10は、実施形態2に係るサーバ装置を例示したブロック図である。図10に示すように、サーバ装置300は、通信部330、制御部380、演算部385及び記憶部390を有している。
通信部330は、移動ロボット100及び施設カメラ400と個別に通信を行う。通信部330は、各構成から受け取った信号を制御部380に出力する。また、通信部330は、制御部380から出力される信号を適宜各構成に送信する。通信部330は、サーバ装置300と複数の構成との通信を行うためのルータ装置が含まれていてもよい。通信部330は、サーバ装置300と複数の構成との通信を行うために通信する構成要素ごとに複数の異なる通信手段を有していてもよい。通信部330は、イントラネット回線やインターネット回線を介して各構成と通信可能に接続されていてもよい。
通信部330は、施設カメラ400またはロボットカメラ161に対して、曲がり角903の出口の画像データを要求してもよい。そして、通信部330は、施設カメラ400またはロボットカメラ161から曲がり角903の出口の画像データを受信してもよい。また、通信部330は、移動ロボット100が曲がり角903を曲がる場合に、算出した角Rを移動ロボット100に送信してもよい。
制御部380は、CPU等の演算装置を構成とし、種々の情報処理を行う。制御部380は、移動ロボット100から位置情報及び走行情報等を取得するとともに、施設カメラ400から取得した画像データにおける障害物に基づいて、演算部385に角Rを算出させる。
演算部385は、画像データにおける障害物に基づいて、角Rを算出する。例えば、演算部385は、画像データにおいて、障害物が空間を占める割合に応じて、角Rの大きさを算出する。また、演算部385は、画像データにおける障害物の種類に応じて、角Rの大きさを算出する。
記憶部390は、フラッシュメモリやSSD等の不揮発性メモリを含む。記憶部390は、移動ロボット100が自律移動をするために使用する施設のフロアマップを記憶している。記憶部390は、制御部380に接続し、制御部380にからの要求に応じて、記憶している情報を制御部380に出力する。
<自律移動システムの動作>
次に、自律移動システムの動作を説明する。図11は、実施形態2に係る自律移動システムの動作を例示したシークエンス図である。
図11のステップS201に示すように、サーバ装置300は、移動ロボット100の走行先に曲がり角があるか判断する。サーバ装置300は、移動ロボット100から送信されたロボットカメラ161の画像データによって、移動ロボット100の走行先に曲がり角903があるか判断してもよいし、記憶部390におけるフロアマップに、移動ロボット100の位置情報を対応させて、移動ロボット100の走行先に曲がり角903があるか判断してもよい。なお、サーバ装置300は、移動ロボット100が走行先に曲がり角903があるか判断した結果を移動ロボット100から受信してもよい。曲がり角903がない場合には、曲がり角があるまでステップS201を繰り返す。
次に、ステップS201において、走行先に曲がり角903がある場合には、ステップS202に示すように、サーバ装置300は、曲がり角903の出口の画像データを施設カメラ400に要求する。これを受けて、ステップS203に示すように、施設カメラ400は、サーバ装置300に対して、曲がり角903の出口の画像データを送信する。なお、サーバ装置300は、他の移動ロボット100から、曲がり角903の出口の画像データを取得してもよい。
次に、サーバ装置300は、ステップS204~S205、または、S207~S208に示すように、画像データに撮像された障害物に基づいて、移動ロボット100の走行路904における曲がりの角Rの大きさを算出する。
具体的には、ステップS204に示すように、サーバ装置300は、画像データにおける障害物が空間を占める割合を算出する。次に、ステップS205に示すように、サーバ装置300は、算出した割合に応じて、角Rの大きさを算出する。そして、ステップS206に示すように、サーバ装置300は、算出した角Rの大きさを移動ロボット100に送信する。
また、ステップS207に示すように、サーバ装置300は、画像データにおける障害物は所定の種類か判断してもよい。そして、ステップS208に示すように、サーバ装置300は、画像データにおける障害物の種類に応じて、角Rの大きさを算出してもよい。その後、ステップS209に示すように、サーバ装置300は、算出した角Rの大きさを移動ロボット100に送信する。
なお、サーバ装置300は、曲がり角903の通路902X及び通路902Yにおける外側の外縁に沿った走行となる角Rを算出してもよい。また、サーバ装置300は、通路902Xにおける外側の外縁と、通路902Yにおける外側の外縁との接続点903Qの近傍で、移動ロボット100を待機させてもよい。さらに、サーバ装置300は、画像データに撮像された障害物に基づいて、移動ロボット100の移動速度を算出してもよい。
次に、ステップS210に示すように、移動ロボット100は、サーバ装置300が算出した角Rで曲がり角を曲がる。また、移動ロボット100は、サーバ装置300が算出した移動速度で曲がり角を曲がる。このようにして、移動ロボット100は、曲がり角903で曲がる。なお、サーバ装置300は、画像データを取得できない場合には、曲がり角903の通路902X及び通路902Yにおける外側の外縁に沿った走行路904となる角Rを算出し、移動ロボット100に、外縁に沿った走行路を走行させてもよい。
本実施形態によれば、サーバ装置300は、曲がり角903の出口の画像データに撮像された障害物に基づいて、移動ロボット100の角Rの大きさを算出する。よって、移動ロボット100を効率よく安全に曲がり角903で曲がらせることができる。
また、サーバ装置300は、移動ロボット100のいくつかの機能を担うことができる。よって、移動ロボット100の負担を低減することができ、移動ロボット100の処理スピードを向上させることができる。これ以外の構成、動作及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1及び2の各構成を組み合わせたものも、本実施形態の技術的思想の範囲に含まれる。また、以下に示す自律移動方法及び自律移動プログラムも本実施形態の技術的思想の範囲に含まれる。
(付記1)
通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置の自律移動方法であって、
前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出させるステップと、
算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせるステップと、
を備えた自律移動方法。
(付記2)
前記角Rの大きさを算出させるステップにおいて、
前記画像データにおいて、前記障害物が空間を占める割合に応じて、前記角Rの大きさを算出させる、
付記1に記載の自律移動方法。
(付記3)
前記角Rの大きさを算出させるステップにおいて、
前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記角Rの大きさを算出させる、
付記1に記載の自律移動方法。
(付記4)
前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
前記角Rの大きさを算出させるステップにおいて、
前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出させる、
付記1に記載の自律移動方法。
(付記5)
前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
前記角Rの大きさを算出させるステップにおいて、
前記画像データを取得できない場合には、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出させ、
前記算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせるステップにおいて、
前記外縁に沿った前記走行路を走行させる、
付記1に記載の自律移動方法。
(付記6)
前記第1通路における外側の外縁と、前記第2通路における外側の外縁と、の接続点の近傍で、前記自律移動装置を待機させる、
付記4または5に記載の自律移動方法。
(付記7)
前記角Rの大きさを算出させるステップにおいて、
前記画像データに撮像された前記障害物に基づいて、移動速度を算出させ、
前記算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせるステップにおいて、
算出した前記移動速度で前記曲がり角を曲がらせる、
付記1~5のいずれか1項に記載の自律移動方法。
(付記8)
通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置の自律移動プログラムであって、
前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出させ、
算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせる、
ことをコンピュータに実行させる自律移動プログラム。
(付記9)
前記角Rの大きさを算出させる際に、
前記画像データにおいて、前記障害物が空間を占める割合に応じて、前記角Rの大きさを算出させる、
ことをコンピュータに実行させる付記8に記載の自律移動プログラム。
(付記10)
前記角Rの大きさを算出させる際に、
前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記角Rの大きさを算出させる、
ことをコンピュータに実行させる付記8に記載の自律移動プログラム。
(付記11)
前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
前記角Rの大きさを算出させる際に、
前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出させる、
ことをコンピュータに実行させる付記8に記載の自律移動プログラム。
(付記12)
前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
前記角Rの大きさを算出させる際に、
前記画像データを取得できない場合には、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出させ、
前記算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせる際に、
前記外縁に沿った前記走行路を走行させる、
ことをコンピュータに実行させる付記8に記載の自律移動プログラム。
(付記13)
前記第1通路における外側の外縁と、前記第2通路における外側の外縁と、の接続点の近傍で、前記自律移動装置を待機させる、
ことをコンピュータに実行させる付記11または12に記載の自律移動プログラム。
(付記14)
前記角Rの大きさを算出させる際に、
前記画像データに撮像された前記障害物に基づいて、移動速度を算出させ、
前記算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせる際に、
算出した前記移動速度で前記曲がり角を曲がらせる、
ことをコンピュータに実行させる付記8~12のいずれか1項に記載の自律移動プログラム。
100 移動ロボット
110 駆動部
111 駆動輪
112 キャスター
120 筐体部
121 収納室扉
130 通信部
140 操作受付部
150 表示部
160 センサ群
161 ロボットカメラ
162 距離センサ
170 IDセンサ
180 制御部
185 演算部
190 記憶部
300 サーバ装置
330 通信部
380 制御部
385 演算部
390 記憶部
400 施設カメラ
410 範囲
500 アクセスポイント
900 施設
902X、902Y 通路
903 曲がり角
903P、903Q 接続点
904、904X、904Y 走行路
905X、905Y 中心線
910 床面
920 天井

Claims (16)

  1. 通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動システムであって、
    前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、走行路における曲がりの角Rの大きさを算出し、算出した前記角Rで曲がり角を曲がる、
    自律移動システム。
  2. 前記画像データにおいて、前記障害物が空間を占める割合に応じて、前記角Rの大きさを算出する、
    請求項1に記載の自律移動システム。
  3. 前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記角Rの大きさを算出する、
    請求項1に記載の自律移動システム。
  4. 前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
    前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出する、
    請求項1に記載の自律移動システム。
  5. 前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
    前記画像データを取得できない場合には、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出し、前記外縁に沿った前記走行路を走行する、
    請求項1に記載の自律移動システム。
  6. 前記第1通路における外側の外縁と、前記第2通路における外側の外縁と、の接続点の近傍で待機する、
    請求項4または5に記載の自律移動システム。
  7. 前記画像データに撮像された障害物に基づいて、移動速度を算出し、算出した前記移動速度で曲がり角を曲がる、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の自律移動システム。
  8. 通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置と、
    前記施設内に固定され、前記曲がり角の出口を撮像して画像データを生成する施設カメラと、
    前記自律移動装置との間で走行情報を送受信するとともに、前記施設カメラから前記画像データを取得するサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出し、
    前記自律移動装置は、算出した前記角Rで曲がり角を曲がる、
    自律移動システム。
  9. 前記サーバ装置は、前記画像データにおいて、前記障害物が空間を占める割合に応じて、前記角Rの大きさを算出する、
    請求項8に記載の自律移動システム。
  10. 前記サーバ装置は、前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記角Rの大きさを算出する、
    請求項8に記載の自律移動システム。
  11. 前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
    前記サーバ装置は、前記画像データにおける前記障害物の種類に応じて、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出する、
    請求項8に記載の自律移動システム。
  12. 前記曲がり角は、一方向に延びた第1通路と前記一方向に交差する他方向に延びた第2通路とで形成され、
    前記サーバ装置は、前記画像データを取得できない場合には、前記曲がり角の前記第1通路及び前記第2通路における外側の外縁に沿った前記走行路となる前記角Rを算出し、前記自律移動装置に、前記外縁に沿った前記走行路を走行させる、
    請求項8に記載の自律移動システム。
  13. 前記自律移動装置は、前記第1通路における外側の外縁と、前記第2通路における外側の外縁と、の接続点の近傍で待機する、
    請求項11または12に記載の自律移動システム。
  14. 前記サーバ装置は、前記画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の移動速度を算出し、
    前記自律移動装置は、算出された前記移動速度で前記曲がり角を曲がる、
    請求項8~12のいずれか1項に記載の自律移動システム。
  15. 通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置の自律移動方法であって、
    前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出させるステップと、
    算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせるステップと、
    を備えた自律移動方法。
  16. 通路の曲がり角を有する施設内を自律移動する自律移動装置の自律移動プログラムであって、
    前記自律移動装置が前記曲がり角で曲がる場合に、前記曲がり角の出口を撮像したカメラの画像データに撮像された障害物に基づいて、前記自律移動装置の走行路における曲がりの角Rの大きさを算出させ、
    算出した前記角Rで曲がり角を曲がらせる、
    ことをコンピュータに実行させる自律移動プログラム。
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