JP2022100779A - 光学素子駆動装置、カメラモジュールおよびカメラ搭載装置 - Google Patents

光学素子駆動装置、カメラモジュールおよびカメラ搭載装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学素子を確実に保持することが可能な光学素子駆動装置、カメラモジュールおよびカメラ搭載装置を提供する。【解決手段】光学素子駆動装置は、第1方向に沿う入射光を第2方向における一方に向かって進むように屈曲させる光学素子を保持可能な可動部と、可動部の移動をガイドするガイド部と、可動部を、ガイド部上で移動するように駆動する駆動部と、可動部とガイド部との間に配置される転動体と、可動部を、転動体を介してガイド部側へ引き付ける与圧を発生させる与圧発生部と、を備える。【選択図】図30

Description

本発明は、光学素子駆動装置、カメラモジュールおよびカメラ搭載装置に関する。
従来、スマートフォン等の薄型のカメラ搭載装置に搭載されたカメラモジュールが知られている。このようなカメラモジュールは、所定の方向に沿う入射光を撮像素子に向かう方向に屈曲させる光学素子を有する光学素子駆動装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
カメラモジュールは、この光学素子駆動装置により、入射光の方向に応じて光学素子を回転駆動することで、撮影時に生じる振れ(振動)を光学的に補正して画像の乱れを軽減する振れ補正機能(OIS(Optical Image Stabilization)機能)を有する。
光学素子駆動装置では、例えば光学素子の反射面に平行な方向に沿う回転軸を中心に光学素子を回転可能に構成することで、当該光学素子を回転駆動させる構成が一般的に知られている。
特開2019-146061号公報
ところで、近年におけるカメラ搭載装置の薄型化に伴い、光学素子駆動装置のさらなる簡素化が求められている。光学素子駆動装置の簡素化に伴い、光学素子の移動機構を簡素化すると、光学素子の保持部分が脆弱になりやすくなり、ひいては光学素子が外れやすくなるという問題が生じる。特に、カメラ搭載装置の薄型化に伴い、光学素子駆動装置を低背化していくと、光学素子の移動機構がさらに簡素化され、上記の問題は顕著なものとなる。そのため、光学素子駆動装置内で光学素子を確実に保持可能な構成が望まれる。
本発明の目的は、光学素子を確実に保持することが可能な光学素子駆動装置、カメラモジュールおよびカメラ搭載装置を提供することである。
本発明に係る光学素子駆動装置は、
第1方向に沿う入射光を第2方向における一方に向かって進むように屈曲させる光学素子を保持可能な可動部と、
前記可動部の移動をガイドするガイド部と、
前記可動部を、前記ガイド部上で移動するように駆動する駆動部と、
前記可動部とガイド部との間に配置される転動体と、
前記可動部を、前記転動体を介して前記ガイド部側へ引き付ける与圧を発生させる与圧発生部と、
を備える。
本発明に係るカメラモジュールは、
上記の光学素子駆動装置と、
前記可動部に保持される前記光学素子を含む光学素子部と、
前記光学素子部により結像された被写体像を撮像する撮像部と、
を備える。
本発明に係るカメラ搭載装置は、
情報機器または輸送機器であるカメラ搭載装置であって、
上記のカメラモジュールと、
前記カメラモジュールで得られた画像情報を処理する撮像制御部と、
を備える。
本発明によれば、光学素子を確実に保持することができる。
カメラモジュールを搭載したスマートフォンを示す図である。 カメラモジュールを搭載したスマートフォンを示す図である。 本発明の実施の形態に係るカメラモジュールを簡易的に示す図である。 本実施の形態に係るカメラモジュールを側面視した構成を簡易的に示す図である。 カメラモジュールの筐体部分を示す斜視図である。 筐体から底壁を分解した分解斜視図である。 筐体を底壁側から見た斜視図である。 筐体からカバー部を分解した分解斜視図である。 筐体からカバー部を分解した分解斜視図である。 カバー部の分解斜視図である。 付勢部を示す図である。 筐体におけるキャップ部を分解した分解斜視図である。 キャップ部の斜視図である。 付勢部によるキャップ部を付勢する様子を示す図である。 筐体からミラー収容部を分解した分解斜視図である。 ミラー収容部の斜視図である。 ミラー収容部から規制カバー部および第1間隔保持部を分解した分解斜視図である。 ミラー収容部からミラー保持部を分解した分解斜視図である。 収容筐体から収容側基板部を分解した分解斜視図である。 収容筐体の側断面図である。 第1間隔保持部および第1摺動部を示す図である。 キャップ部、第1間隔保持部および第1摺動壁部分の側断面図である。 ミラー収容部から第2間隔保持部を分解した分解斜視図である。 第2間隔保持部および第2摺動部を示す図である。 出射壁、第2間隔保持部および第2摺動壁部分の側断面図である。 ミラー保持部からミラー素子部を分解した分解斜視図である。 ミラー保持部をミラー素子部が配置された側とは反対側から見た斜視図である。 ミラー保持部とミラーガイド部との摺動部分の側断面図である。 ミラー保持部と、規制カバー部との位置関係を示す図である。 ミラー保持部と、規制カバー部との位置関係を示す図である。 マグネット部とヨーク部との対向部分を示す側面図である。 給電経路部部分を示す斜視図である。 給電経路部部分を示す側面図である。 給電経路部の変位の様子を説明するための図である。 給電経路部の変位の様子を説明するための図である。 変形例に係る付勢部を示す図である。 変形例に係る第1間隔保持部および第1摺動部を示す図である。 変形例に係る第2間隔保持部および第2摺動部を示す図である。 変形例に係る第2間隔保持部および第2摺動部を示す図である。 変形例に係る第2間隔保持部および第2摺動部を示す図である。 カメラモジュールを搭載した自動車を示す図である。 カメラモジュールを搭載した自動車を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1Aおよび図1Bは、カメラモジュールを搭載したスマートフォンを示す図である。図2は、本発明の実施の形態に係るカメラモジュール1を簡易的に示す図である。図3は、本実施の形態に係るカメラモジュール1を側面視した構成を簡易的に示す図である。
カメラモジュール1は、例えばスマートフォンM(図1A、図1B参照)、携帯電話機、デジタルカメラ、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯型ゲーム機、車載カメラなどの薄型のカメラ搭載装置に搭載される。
本実施の形態のカメラモジュール1の構造を説明するにあたり、直交座標系(X,Y,Z)を使用する。後述する図においても共通の直交座標系(X,Y,Z)で示している。カメラモジュール1は、カメラ搭載装置で実際に撮影が行われる場合に、例えばX方向が左右方向、Y方向が上下方向、Z方向が前後方向となるように搭載される。被写体からの光は、Z方向+側(プラス側)から入射し、屈曲してY方向+側へと導光される。カメラモジュール1のZ方向の厚さを薄くすることにより、カメラ搭載装置の薄型化を図ることができる。
図2から図4等に示すように、カメラモジュール1は、筐体10と、基板部20と、カバー部30と、キャップ部40と(図8等参照)、ミラー収容部50と、ミラー保持部60と、給電経路部70と(図14等参照)、駆動制御部100と、レンズ駆動部110と、撮像部120とを備える。
駆動制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して、後述する第1駆動部および第2駆動部を集中制御する。これにより、駆動制御部100は、筐体10に収容されるミラー収容部50および、ミラー収容部50に保持されるミラー保持部60を駆動する。
本実施の形態において、ミラー収容部50は、Y方向を中心に回転駆動可能であり、ミラー保持部60は、X方向を中心に回転駆動可能である。そのため、ミラー保持部60に保持されるミラー素子部61は、X方向およびY方向に延びる回転軸を有しており、駆動制御部100の制御の下、当該回転軸を中心に回転する。これにより、カメラモジュール1は、撮影時に生じる振れ(振動)を光学的に補正して画像の乱れを軽減する振れ補正機能(OIS(Optical Image Stabilization)機能)を有する。
図3に示すように、カメラモジュール1では、Z方向(第1方向)に沿う入射光L1が筐体10に入射される。筐体10内のミラー素子部61によって入射光L1がY方向(第2方向)の+側(一方)に進むように屈曲される。筐体10のY方向の+側には、レンズ駆動部110が設けられており、ミラー素子部61によって屈曲された反射光L2がレンズ駆動部110に入射される。筐体10、基板部20、カバー部30、キャップ部40、ミラー収容部50、ミラー保持部60および給電経路部70は、本発明の「光学素子駆動装置」に対応する。筐体10、基板部20、カバー部30、キャップ部40、ミラー収容部50、ミラー保持部60および給電経路部70については後述する。
レンズ駆動部110は、例えば、第1固定レンズ111、第1可動レンズ112、第2可動レンズ113、第2固定レンズ114およびレンズ駆動制御部115を有する。レンズ駆動部110内では、例えば、Y方向の-側(マイナス側)から順に第1固定レンズ111、第1可動レンズ112、第2可動レンズ113、第2固定レンズ114が並んで配置されている。反射光L2は、第1固定レンズ111、第1可動レンズ112、第2可動レンズ113、第2固定レンズ114を介して、撮像部120に出力される。
レンズ駆動制御部115は、CPU、ROM、RAM等を備えており、第1可動レンズ112および第2可動レンズ113の移動を制御する。レンズ駆動部110では、レンズ駆動制御部115の制御の下、第1可動レンズ112および第2可動レンズ113が独立してY方向に移動する。これにより、カメラモジュール1は、無段階光学ズームおよびオートフォーカスを行う。
撮像部120は、レンズ駆動部110のY方向の+側の外側面に配置されており、第1固定レンズ111、第1可動レンズ112、第2可動レンズ113、第2固定レンズ114を介して反射光L2が入射するように構成されている。撮像部120は、撮像素子および撮像基板等(不図示)を有する。
撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等により構成される。撮像素子は、撮像基板に実装され、ボンディングワイヤーを介して基板上の配線に電気的に接続される。撮像素子は、第1固定レンズ111、第1可動レンズ112、第2可動レンズ113、第2固定レンズ114により結像された被写体像を撮像し、被写体像に対応する電気信号を出力する。
また、撮像部120の撮像基板には、プリント配線基板(不図示)が電気的に接続され、このプリント配線基板を介して撮像素子への給電および撮像素子で撮像された被写体像の電気信号の出力が行われる。当該電気信号は、カメラ搭載装置に設けられる撮像制御部200に出力される。撮像制御部200は、CPU、ROM、RAM等を備えており、カメラモジュール1で得られた画像情報を処理する。撮像制御部200は、カメラ搭載装置に搭載されていれば良いが、カメラモジュール1に内蔵されていても良い。
次に、筐体10、基板部20、カバー部30、キャップ部40(図8等参照)、ミラー収容部50、ミラー保持部60および給電経路部70(図14等参照)の詳細について説明する。筐体10、基板部20、カバー部30、キャップ部40、ミラー収容部50、ミラー保持部60および給電経路部70は、本発明の「光学素子駆動装置」に対応する。
まず、筐体10について説明する。図4に示すように、筐体10は、カバー部30、キャップ部40、ミラー収容部50、ミラー保持部60および給電経路部70を収容しており、例えば全体として直方体形状を有する。筐体10は、入射壁11と、出射壁12と、一対の側壁13と、底壁14とを有する。
入射壁11は、筐体10におけるZ方向の+側の壁であり、入射光L1が入射する側に位置する。入射壁11には、入射光L1が筐体10の内部に入るための開口11Aが設けられている。開口11Aは、筐体10内に収容される、ミラー素子部61に対応する位置に位置する。開口11AのY方向の長さは、ミラーのY方向の移動範囲に対応した長さである(図28、図29等参照)。
これにより、例えば撮影時の振動等によって開口11Aに対する入射光L1の位置関係がずれても、駆動制御部100の制御の下、ミラー素子部61が適宜移動することにより、開口11Aを介して入射した入射光L1をミラー素子部61が後述する開口12Aの範囲内に屈曲させるようになっている。
出射壁12は、筐体10におけるY方向の+側の側壁であり、入射光L1がミラー素子部61から反射された反射光L2が出射する側に位置する。出射壁12には、反射光L2が筐体10の外側に出力されるための開口12Aが設けられている。
開口12Aは、X方向に延びる略円状に形成されている。そして、出射壁12のY方向の-側の面には、ミラー収容部50の回転軸周りに延びるように設けられ、開口12Aに沿う円弧状ガイド溝部12Bが設けられている(図14参照)。円弧状ガイド溝部12Bは、Z方向の+側に凸となる円弧状に構成され、底(Y方向の+側)に向かうほど先細りとなるような溝形状を有する。出射壁12は、円弧状ガイド溝部12Bを有することで、回転軸がY方向に沿うように、ミラー収容部50を支持する。
一対の側壁13は、筐体10におけるX方向の両側の側壁であり、入射壁11および出射壁12と一体に構成されている。図5に示すように、一対の側壁13におけるZ方向の-側の端面には、カバー部30が係合する被係合部13Aが設けられている。
底壁14は、筐体10におけるZ方向の-側の壁である。つまり、底壁14は、Z方向においてミラー収容部50に対して入射光L1の入射側とは反対側に配置されている。底壁14は、一対の側壁13のZ方向の-側の端面に対して着脱可能に設けられている。底壁14には、カメラ搭載装置における電源から電力が供給される基板部20が設けられている。
次に、基板部20について説明する。基板部20は、ミラー収容部50から離間してY方向に沿って配置されており、複数の入出力端子21を有している。基板部20は、筐体10外部からの電気信号を入力、または、筐体10内部からの電気信号を出力可能に構成されている。複数の入出力端子21のうち、基板部20におけるY方向の+側の入出力端子21Aは、ミラー収容部50との間で給電を可能とする端子12Cが接続される。
端子12Cは、出射壁12にインサートされており、基板部20が一対の側壁13に装着された際に基板部20の入出力端子21Aと接触する位置に設けられている。端子12Cは、給電経路部70を介してミラー収容部50と接続される(図31参照)。
これにより、基板部20は、ミラー収容部50に給電可能となる。なお、基板部20の入出力端子21Aは、正極側と負極側とでそれぞれ3つずつ設けられている。例えば正極側の入出力端子21Aは、基板部20のY方向の+側の端部における、X方向の-側に配置され、負極側の入出力端子21Aは、基板部20のY方向の+側の端部における、X方向の+側に配置されている。
また、基板部20には、ミラー収容部50をY方向に沿う回転軸(第1回転軸)を中心として回転駆動させるための第1駆動部を構成する共振部22が設けられている。また、図6に示すように、ミラー収容部50のZ方向の-側には、振動する共振部22と接触することでミラー収容部50を回転駆動させる予圧をミラー収容部50に付与する接触部50Aが設けられている。
共振部22および接触部50Aは、ミラー収容部50のY方向周りの回転駆動の第1駆動部となる超音波モータを構成する。なお、第1駆動部としては、VCM(Voice Coil Motor)等、超音波モータ以外のものでも良い。
また、ミラー収容部50のZ方向の-側には、マグネット部50Bが設けられている。マグネット部50Bは、N極の磁石とS極の磁石とがX方向で隣接した構成を有する。
図5に示すように、基板部20のマグネット部50Bに対応する位置には、位置検出部23が設けられている。位置検出部23は、磁力を検出可能な、例えば磁気抵抗効果素子等であり、マグネット部50Bの磁力を検出する。
ミラー収容部50が、第1駆動部によって、Y方向に沿う回転軸を中心として回転した場合、位置検出部23によって検出されるマグネット部50Bの磁力は、ミラー収容部50の位置によって変動する。つまり、位置検出部23は、ミラー収容部50の位置に応じたマグネット部50Bの磁力の変化を検出することで、ミラー収容部50のY方向周りの回転駆動に係る位置を検出する。
次に、カバー部30について説明する。図6、図7および図8に示すように、カバー部30は、筐体10におけるY方向の-側の壁であり、入射壁11および一対の側壁13の各Y方向の-側の端部に対して着脱可能に構成されている。カバー部30は、本体壁部31と、樹脂部32と、付勢部33とを有する。
本体壁部31は、カバー部30の壁面部を構成しており、入射壁11と一対の側壁13とで形成される開口部分を被覆可能な矩形状に構成されている。
図9に示すように、樹脂部32は、矩形の枠状に構成されており、例えば本体壁部31のY方向の+側の面から突出する矩形状の凸部31Aに嵌め込まれることで、本体壁部31に固定される。樹脂部32は、突出部32Aと、係合部32Bとを有する。
突出部32Aは、樹脂部32のZ方向の+側の辺の、X方向の両端部に設けられている。突出部32Aは、上述の側壁13に設けられる凹部13Bに対応する位置に設けられ、凹部13Bと嵌合する。
係合部32B、樹脂部32のZ方向の-側の辺の、X方向の両端部に設けられている。係合部32Bは、上述の側壁13のZ方向の-側の端部に設けられる被係合部13Aに対応する位置に位置しており、被係合部13Aと係合する。
このように、突出部32Aが凹部13Bと嵌合し、係合部32Bが被係合部13Aに係合することにより、カバー部30は、筐体10に装着される。
付勢部33は、例えば板バネ等の付勢部材であり、キャップ部40をミラー収容部50に向けて付勢することで、ミラー収容部50をY方向の+側に付勢する。付勢部33は、例えば本体壁部31に固定されている。図10に示すように、付勢部33は、環状部331と、アーム部332と、接続部333とを有する。
環状部331は、付勢部33におけるX方向の中央に位置しており、環状に構成されている。環状部331は、キャップ部40に接触する部分であり、キャップ部40と略同等の外形を有する。環状部331は、カバー部30を筐体10に装着した際に、キャップ部40に対応する位置に位置する。
アーム部332は、環状部331のX方向の両端部のそれぞれからX方向に延びる部分であり、環状部331のX方向の両端部のそれぞれに2つずつ設けられている。X方向の片側(+側または-側)の2つのアーム部332は、X方向の、環状部331とは反対側の端部で接続部333により接続されている。このアーム部332に、例えばY方向に環状部331を押圧する力がかかると、元の形状に戻ろうとする復元力(付勢力)が発生する。
また、X方向において環状部331を挟む各アーム部332は、X方向おいて、環状部331に対して対称の形状を有する。これにより、X方向の両側のアーム部332からの付勢力をX方向で均等にすることが可能となる。
また、X方向の片側(+側または-側)の2つのアーム部332は、Z方向において環状部331に対して対称の形状を有する。これにより、2つのアーム部332からの付勢力をZ方向で均等にすることが可能となる。
次に、キャップ部40について説明する。図11に示すように、キャップ部40は、ミラー収容部50のY方向の-側の端部における第1摺動溝部512Aを覆う部分であり、ミラー収容部50とカバー部30(付勢部33)との間に配置される。キャップ部40は、付勢部33の環状部331に対応する位置に位置し、付勢部33の環状部331の外形と同様の円状に構成されている。
図12に示すように、キャップ部40におけるY方向の+側、つまり、ミラー収容部50との対向側には、ミラー収容部50の回転軸周りに延びるように設けられる環状ガイド溝部41が形成されている。環状ガイド溝部41は、底(Y方向の-側)に向かうほど先細りとなるような溝形状を有する。キャップ部40は、環状ガイド溝部41を有することで、回転軸がY方向に沿うように、ミラー収容部50を支持する。
図13に示すように、ミラー収容部50とカバー部30との間にキャップ部40が配置されることで、キャップ部40によって、付勢部33の環状部331がY方向の-側に押圧される。これにより、アーム部332によって付勢部33が元の形状に戻ろうとする付勢力(矢印参照)が発生して、付勢部33がキャップ部40をミラー収容部50に向けて付勢する。これにより、付勢部33は、ミラー収容部50をY方向の+側に向けて付勢する。
次に、ミラー収容部50について説明する。図14に示すように、ミラー収容部50は、カメラモジュール1におけるミラー保持部60を収容する部分であり、上述の第1駆動部により、Y方向に沿う回転軸を中心に回転する。ミラー収容部50は、本発明の「可動収容部」に対応する。
ミラー収容部50は、少なくともZ方向の-側の外形がZ方向の-側に凸となる円弧状になるように構成されている。これにより、ミラー収容部50がY方向に沿う回転軸を中心に回転し易い形状となっている。また、ミラー収容部50は、カバー部30を外した筐体10の入射壁11と一対の側壁13とで形成される開口部分から筐体10に対して着脱可能に構成されている。
図15および図16に示すように、ミラー収容部50は、収容筐体51と、規制カバー部52と、収容側基板部53と、第1摺動部54と、第1間隔保持部55と、第2摺動部56と、第2間隔保持部57と、を有する。
図17に示すように、収容筐体51は、ミラー保持部60を収容する筐体であり、ミラーガイド部511と、第1摺動壁512と、第2摺動壁513と、一対の側壁514と、一対のヨーク部515とを有する。収容筐体51は、X方向に延びる第1摺動壁512および第2摺動壁513と、Y方向に延びる一対の側壁514と、で構成される矩形の外形を有する。
ミラーガイド部511は、ミラー保持部60を保持しつつ、ミラー保持部60の、X方向に沿う回転軸を中心とした回転をガイドする部分である。ミラーガイド部511は、収容筐体51における、第1摺動壁512、第2摺動壁513および一対の側壁514で囲まれる部分におけるY方向の-側(第1摺動壁512)に設けられている。ミラーガイド部511は、本発明の「ガイド部」に対応する。
ミラーガイド部511には、ミラー保持部60の回転をガイドするための回転ガイド溝部511Aが設けられている。回転ガイド溝部511Aは、Z方向の-側およびY方向の-側に向かう斜め方向に凸となる円弧状のガイド面を構成しており(図19参照)、X方向の両端側に1つずつ設けられている。
また、2つの回転ガイド溝部511Aの間には、第2駆動部としての共振部511Bが設けられている。共振部511Bは、収容側基板部53と電気的に接続される端子511Cを介して通電される。また、ミラーガイド部511のZ方向の-側には、上記した第1駆動部としての、接触部50Aおよびマグネット部50Bが設けられている(図6参照)。
図16および図18に示すように、第1摺動壁512は、収容筐体51におけるY方向の-側に位置する側壁であり、ミラー収容部50におけるY方向に沿う回転軸を中心とした回転の際に、第1摺動部54および第1間隔保持部55を介して上述のキャップ部40と摺動する壁である。第1摺動壁512のX方向の中央部には、第1摺動溝部512Aが設けられている。
第1摺動溝部512Aは、上述のキャップ部40の環状ガイド溝部41と同様に、環状に構成されている。第1摺動溝部512Aは、環状ガイド溝部41とY方向で向かい合う位置に設けられている。第1摺動溝部512Aは、底(Y方向の+側)に向かうほど先細りとなるような溝形状を有する。
また、第1摺動壁512には、収容側基板部53が設けられており、第1摺動壁512のX方向の両端部には、給電経路部70を保持するための経路保持部512Bが設けられている。経路保持部512Bは、X方向の両端部のそれぞれに3つずつ設けられ、3つの給電経路部70のそれぞれを保持可能に構成されている。
図15および図17に示すように、第2摺動壁513は、収容筐体51におけるY方向の+側に位置する側壁であり、ミラー収容部50におけるY方向に沿う回転軸を中心とした回転の際に、第2摺動部56および第2間隔保持部57を介して上述の出射壁12と摺動する壁である。
第2摺動壁513には、ミラー素子部からの反射光L2が出射される開口513Aが形成されている。開口513Aは、出射壁12の上述した開口12Aの形状と同様に(図14参照)、Z方向の+側に凸となる円弧状に構成されている。そして、第2摺動壁513のY方向の+側の面には、開口513Aに沿う第2摺動溝部513Bが設けられている。
第2摺動溝部513Bは、上述の出射壁12の円弧状ガイド溝部12Bと同様に(図14参照)、Z方向の+側に凸となる円弧状に構成されている。第2摺動溝部513Bは、円弧状ガイド溝部12BとY方向で向かい合う位置に設けられている。第2摺動溝部513Bは、底(Y方向の-側)に向かうほど先細りとなるような溝形状を有する。
図17に示すように、一対の側壁514は、X方向においてミラーガイド部511を挟むように設けられている。また、図19に示すように、一対の側壁514の内側の面には、規制部514Aと、ヨーク配置部514Bとが設けられている。
なお、規制部514Aおよびヨーク配置部514Bは、一対の側壁514のそれぞれにおいて略同等の形状を有するため、以下の説明では、X方向の+側のみ説明し、X方向の-側については説明を省略する。
規制部514Aは、ミラー保持部60の回転駆動に基づく移動を規制する部分であり、各側壁514におけるY方向の+側の端部において、側壁514からX方向の内側に突出して設けられている。
ヨーク配置部514Bは、一対のヨーク部515のそれぞれが配置される部分であり、各側壁514からX方向の内側に突出して設けられている。ヨーク配置部514Bは、上述のミラーガイド部511に沿う、Z方向の-側、および、Y方向の-側に向かう斜め方向に凸となる円弧状に構成され、ミラーガイド部511よりもZ方向の+側に突出した位置に設けられる。
一対のヨーク部515は、後述するマグネット部623とともに磁気回路を形成するヨークであり、一対の側壁514の各ヨーク配置部514Bに配置されている。ヨーク部515は、ヨーク配置部514Bに沿う、Z方向の-側、および、Y方向の-側に向かう斜め方向に凸となる円弧状に構成されている。言い換えると、ヨーク部515は、ミラーガイド部511におけるミラー保持部60のガイド面(Z方向の+側の面である回転ガイド溝部511A)にX方向において平行に延び、かつ、当該ガイド面とY方向において同心円となる第1面515Aを有する。
図15および図16に示すように、規制カバー部52は、一対の側壁514と、第1摺動壁512との範囲に設けられ、ミラー保持部60がミラー収容部50から外れることを規制する。規制カバー部52は、第1規制部521と、第2規制部522とを有する。
第1規制部521は、Y方向の-側から第1摺動壁512を覆うように配置される。第1規制部521の第1摺動溝部512Aに対応する部分は開口している。当該部分は、キャップ部40が通過可能な程度の大きさを有する。
第1規制部521のZ方向の+側の端部には、第1規制壁521Aが設けられている。第1規制壁521Aは、当該端部からY方向の+側に突出して設けられている。この第1規制壁521Aにより、ミラー保持部60のZ方向の+側への移動が規制される(図28参照)。
第2規制部522は、第1規制部521のX方向の両側からY方向の+側に延びており、一対の側壁514に載置可能に設けられている。第2規制部522には、側壁514の内側における、Z方向の-側に延出する第2規制壁522Aが設けられている。
この第2規制壁522Aにより、ミラー保持部60のZ方向の+側への移動が規制される(図28および図29参照)。
また、第1摺動壁512の規制カバー部52に覆われる部分には、収容側基板部53が設けられている。図18に示すように、収容側基板部53は、第1摺動壁512からY方向の-側に突出する突起に係合可能に構成されている。収容側基板部53は、本体基板部531と延出基板部532とを有する。
本体基板部531は、X方向の-側の経路保持部512Bから、X方向の+側の経路保持部512Bまで延びて構成されている。本体基板部531は、第1摺動溝部512Aと重ならないように、第1摺動溝部512Aに対応する部分がZ方向の+側に切り欠かれている。
本体基板部531のX方向の両端部、つまり、経路保持部512Bに対応する部分には、給電経路部70と接続される第1給電端子531Aが設けられている。本実施の形態では、第1給電端子531Aは、本体基板部531におけるX方向の両端部のそれぞれにおいて3つずつ設けられている。
また、本体基板部531のX方向の中央部には、上述の共振部511Bに接続される端子511C(図17参照)に接続される第2給電端子531Bが設けられる。
延出基板部532は、本体基板部531のX方向の-側の端部から側壁514に沿ってY方向の+側に延出する。延出基板部532には、位置検出部532Aが配置される。
位置検出部532Aは、磁力を検出可能な、例えば磁気抵抗効果素子等である。また、図17に示すように、X方向の+側の側壁514には、X方向に貫通した位置検出孔514Cが形成されている。位置検出部532Aは、位置検出孔514Cに対応する位置に配置される。これにより、位置検出部532Aは、収容筐体51の内部のミラー保持部60と対向可能に配置され、ミラー保持部60(マグネット部623)の位置を磁気的に検出する。
図16、図20および図21に示すように、第1摺動部54は、キャップ部40の環状ガイド溝部41と、第1摺動壁512の第1摺動溝部512Aとの間に介在する球状部材であり、キャップ部40との間に介在することでミラー収容部50を支持する面を構成する。第1摺動部54は、合計で9つ設けられており、第1摺動溝部512Aの3箇所に3つずつ分離して設けられている。3つ並んで配置される第1摺動部54のうち、真ん中に配置される第1摺動部54同士は、約120度の間隔を有する。
また、3つ並んで配置される第1摺動部54のうち、真ん中に配置される第1摺動部54は、それ以外の第1摺動部54よりも径が大きく構成されている。そのため、真ん中に配置される第1摺動部54が、環状ガイド溝部41と第1摺動溝部512Aとの間を摺動する(図21参照)。つまり、第1摺動部54は、環状ガイド溝部41と第1摺動溝部512Aとに、ミラー収容部50の回転に伴って摺動可能に収容されている。
このように、キャップ部40と、第1摺動壁512との間を介在する第1摺動部54が球状部材で構成されるので、ミラー収容部50がY方向を中心に回転した際、環状ガイド溝部41と第1摺動溝部512Aとの間を第1摺動部54が転がりながら摺動する。つまり、第1摺動部54は、ミラー収容部50の回転に従動する。これにより、ミラー収容部50のY方向を中心とした回転をスムーズにすることができる。
また、キャップ部40は、付勢部33(環状部331)によってミラー収容部50に向けて付勢されることから(図13参照)、キャップ部40は、Y方向の-側の端部において、ミラー収容部50のY方向(スラスト方向)における荷重を受けるスラスト軸受として機能する。これにより、カメラモジュール1において、Y方向にかかる負荷を低減することができる。
第1間隔保持部55は、複数の第1摺動部54の間隔を保持する平板部材であり、Y方向に直交するように、第1摺動壁512の第1摺動溝部512Aに対応する部分とキャップ部40と間に挟まれて配置される。第1間隔保持部55は、第1摺動壁512の第1摺動溝部512Aに対応する部分およびキャップ部40に対応した円形状に構成されている。
第1間隔保持部55は、3つの第1摺動部54が並んで配置可能な程度の孔55Aを3つ有している。3つの孔55Aのそれぞれに、3つの第1摺動部54が配置される。第1間隔保持部55における孔55A以外の部分551は、第1摺動溝部512Aの環状の開口部を複数の区分開口部に仕切って、複数の第1摺動部54を個別に配置させる仕切り部を構成する。3つの孔55Aは、第1摺動溝部512Aにおける複数の区分開口部に対応する位置に配置されている。言い換えると、第1間隔保持部55は、仕切り部を3つの孔55Aにより構成する平板部材である。
これにより、ミラー収容部50がY方向に沿う回転軸を中心として回転した際、ミラー収容部50の回転方向において、各第1摺動部54の間隔が所定の角度範囲内で並ぶように、当該間隔が保持される。その結果、回転中心(第1間隔保持部55の中心)に対して、約120度の間隔が保持されるので、各第1摺動部54の間の配置バランスが良くなり、ひいてはミラー収容部50の回転を安定化させることができる。
また、第1間隔保持部55が第1摺動溝部512A(収容筐体51)や環状ガイド溝部41(キャップ部40)とは別部材で構成されることで、第1摺動部54の位置調整をする際に、収容筐体51やキャップ部40を作り直す必要がなくなる。具体的には、第1間隔保持部55の孔55Aをあける位置を適宜調整すれば良いので、第1摺動部54の位置調整をするための設計(作業)工数を大幅に削減することができる。
また、第1間隔保持部55が平板部材で構成されているので、孔55Aの位置を調節しやすく、ひいては上記の設計工数を大幅に削減することができる。
また、本実施の形態では、第1摺動溝部512Aおよび環状ガイド溝部41が環状に延在して構成されているので、複数の第1摺動部54を一括で収容可能となっている。そのため、溝部内で第1摺動部の位置を規定するような構成と比較して、各第1摺動部54を溝部内に配置しやすく、第1間隔保持部55により各第1摺動部54の間隔を調整しやすくすることができる。
また、第1間隔保持部55が平板部材で構成されることで、Y方向(反射光L2の出射方向)で幅を取ることがないので、収容筐体51のY方向の大きさを小さくすることができる。
また、第1間隔保持部55は、例えば、ミラー収容部50に対して固定状態で配置されている。具体的には、第1間隔保持部55は、例えば接着剤等で第1摺動部54に対応する部分に固定されている。
このため、第1摺動部54とミラー収容部50との位置関係がずれるような力が発生しても、第1間隔保持部55がミラー収容部50に固定されているため、第1摺動部54とミラー収容部50との位置関係が一定の範囲内(孔55Aの範囲内)に維持される。
本実施の形態では、第1摺動部54が球状部材であるので、ミラー収容部50がY方向に沿う回転軸を中心として回転した場合、第1摺動部54が転がりながら摺動する。そのため、第1摺動部54とミラー収容部50との位置関係がずれるような力が発生しても、スムーズにミラー収容部50を回転させることができる。
また、第1摺動溝部512AがY方向の+側に向かうほど先細りとなる形状であり、かつ、環状ガイド溝部41がY方向の-側に向かうほど先細りとなる形状であるので、各溝部において、第1摺動部54を2点で支持することができる。その結果、第1摺動部54の位置を各溝部内で安定させやすくすることができる。
図22、図23および図24に示すように、第2摺動部56は、上述の出射壁12の円弧状ガイド溝部12Bと、第2摺動壁513の第2摺動溝部513Bとの間に介在する球状部材であり、出射壁12との間に介在することでミラー収容部50を支持する面を構成する。第2摺動部56は、合計で3つ設けられており、円弧状ガイド溝部12Bおよび第2摺動溝部513Bにおける3箇所に分離して設けられている。3つの第2摺動部56のうち、隣り合う2つの第2摺動部56は、所定の間隔を空けて配置されている。
所定の間隔は、円弧状ガイド溝部12Bおよび第2摺動溝部513Bにおける円弧の形状に応じて設定可能な角度であり、少なくとも120度未満の角度である。本実施の形態では、約90度程度になっている(図23参照)。
このように、出射壁12と、第2摺動壁513との間を介在する第2摺動部56が球状部材で構成されるので、ミラー収容部50がY方向に沿う回転軸を中心に回転した際、円弧状ガイド溝部12Bと第2摺動溝部513Bとの間を第2摺動部56が転がりながら摺動する。つまり、第2摺動部56は、円弧状ガイド溝部12Bと第2摺動溝部513Bとに、ミラー収容部50の回転に伴って摺動可能に収容されており、ミラー収容部50の回転に従動する。これにより、ミラー収容部50のY方向を中心とした回転をスムーズにすることができる。
第2間隔保持部57は、複数の第2摺動部56の間隔を保持する平板部材であり、Y方向に直交するように、第2摺動壁513の第2摺動溝部513Bに対応する部分と、出射壁12の円弧状ガイド溝部12Bに対応する部分との間に挟まれて配置される。第2間隔保持部57は、第2摺動溝部513Bに対応する部分および円弧状ガイド溝部12Bに対応する部分に対応した、Z方向の+側に凸となる円弧状に構成されている。
第2間隔保持部57は、1つの第2摺動部56が配置可能な程度の孔57Aを3つ有している。3つの孔57Aのそれぞれに、第2摺動部56が配置される。第2間隔保持部57における孔57A以外の部分570は、第2摺動溝部513Bの環状の開口部を複数の区分開口部に仕切って、複数の第2摺動部56を個別に配置させる仕切り部を構成する。3つの孔57Aは、第2摺動溝部513Bにおける複数の区分開口部に対応する位置に配置されている。言い換えると、第2間隔保持部57は、仕切り部を3つの孔57Aにより構成する平板部材である。これにより、第2間隔保持部57は、ミラー収容部50の回転方向において、3つの第2摺動部56が等間隔で並ぶように、3つの第2摺動部56を保持する。
そのため、ミラー収容部50がY方向に沿う回転軸を中心として回転した際、ミラー収容部50の回転方向において、各第2摺動部56の間隔が所定の角度範囲内で並ぶように、当該間隔が保持される。その結果、各第2摺動部56の間の配置バランスが良くなるため、ミラー収容部50の回転を安定化させることができる。
また、第2間隔保持部57が第2摺動溝部513B(収容筐体51)や円弧状ガイド溝部12B(出射壁12)とは別部材で構成されることで、第2摺動部56の位置調整をする際に、収容筐体51や出射壁12を作り直す必要がなくなる。具体的には、第2間隔保持部57の孔57Aをあける位置を適宜調整すれば良いので、第2摺動部56の位置調整をするための設計(作業)工数を大幅に削減することができる。
また、第2間隔保持部57が平板部材で構成されているので、孔57Aの位置を調節しやすく、ひいては上記の設計工数を大幅に削減することができる。
また、本実施の形態では、第2摺動溝部513Bおよび円弧状ガイド溝部12Bが円弧状に延在して構成されているので、複数の第2摺動部56を一括で収容可能となっている。そのため、溝部内で第2摺動部の位置を規定するような構成と比較して、各第2摺動部56を溝部内に配置しやすく、第2間隔保持部57により各第2摺動部56の間隔を調整しやすくすることができる。
また、第2間隔保持部57が平板部材で構成されることで、Y方向(反射光L2の出射方向)で幅を取ることがないので、収容筐体51のY方向の大きさを小さくすることができる。
また、第2間隔保持部57は、ミラー収容部50および出射壁12に対して非固定状態で配置されている。非固定状態とは、第2間隔保持部57が、ネジ等の止着部材で、どの部位にも固定されておらず、また、どの部位にも接着、溶着等をされていない状態のことを言う。
このため、第2摺動部56とミラー収容部50との位置関係がずれるような力が発生した場合、第2摺動部56が第2間隔保持部57の孔57Aの縁を押して、第2間隔保持部57も第2摺動部56の移動に追従する。
これにより、ミラー収容部50と出射壁12との間で第2間隔保持部57の位置が安定するため、ミラー収容部50の回転の際に各第2摺動部56がバランスを取りやすい位置に移動しやすくなる。また、第2間隔保持部57は回転方向にも移動するので、各第2摺動部56の間隔が変動しなくなり、ミラー収容部50の回転を安定化させることができる。
また、本実施の形態では、筐体10の低背化の観点から、第2摺動溝部513Bおよび円弧状ガイド溝部12BがZ方向の+側に凸となる円弧状に構成され、円弧が構成する円のZ方向の-側の部分が削られた構成となっている。言い換えると、ミラー収容部50におけるY方向周りの回転中心C1が、ミラー収容部50の重心GよりもZ方向の-側に位置する。そのため、第2摺動溝部513Bおよび円弧状ガイド溝部12Bが円状に形成されていない。
そのため、各第2摺動部56の間隔を比較的小さくせざるを得なくなる。第2摺動溝部を円状に構成できる場合、3つの第2摺動部56の間隔を120度とすることができ、各第2摺動部56の配置バランスを取りやすいので、ミラー収容部50の回転を安定化させることが可能となる。
それに対し、本実施の形態では、各第2摺動部56の間隔が比較的小さくなりやすい構成であるので、回転中心C1に対して各第2摺動部56が、例えばZ方向の+側に片寄りやすくなり、回転中心C1に対してZ方向の-側に第2摺動部56がない状態となる。つまり、本実施の形態では、第2摺動部56の配置バランスを取りにくい構成となっている。
しかし、本実施の形態では、第2間隔保持部57により、各第2摺動部56の位置関係がずれることがなくなる。そのため、第2摺動部56の配置バランスを取りにくい構成であっても、ミラー収容部50の回転を安定化させることができる。その結果、ミラー収容部50(収容筐体51)の低背化を実現することができる。
また、本実施の形態では、上述の付勢部33がミラー収容部50をY方向の+側(出射壁12側)に向けて付勢する構成となっている。そのため、付勢部33の付勢力によって、第2摺動部56が円弧状ガイド溝部12Bに押し付けられるので、各第2摺動部56の配置バランスを維持しやすくなり、ひいてはミラー収容部50の回転を安定させることができる。
また、上記したように、第2間隔保持部57が第2摺動部56の移動に追従するので、第2摺動部56の間隔を保持しながら、ミラー収容部50の回転位置に応じて、各第2摺動部56同士がバランスをとりやすい位置に自由に移動することができる。その結果、ミラー収容部50の回転を安定化させることができる。
また、第2摺動溝部513BがY方向の-側に向かうほど先細りとなる形状であり、かつ、円弧状ガイド溝部12BがY方向の+側に向かうほど先細りとなる形状であるので、各溝部において、第2摺動部56を2点で支持することができる。その結果、第2摺動部56の位置を各溝部内で安定させやすくすることができる。
次に、ミラー保持部60について説明する。図17に示すように、ミラー保持部60は、ミラー素子部61を保持する部分であり、ミラー収容部50に対して着脱可能に収容される。ミラー保持部60は、ミラー収容部50内でミラーガイド部511に配置され、ミラーガイド部511上をスライド移動可能に構成されている。ミラー保持部60は、本発明の「可動部」に対応する。
ミラーガイド部511には、上述した通り、円弧状の回転ガイド溝部511Aが設けられており、ミラー保持部60は、回転ガイド溝部511A上をスライド移動することで、X方向に沿う回転軸(第2回転軸)を中心に回転可能に構成されている。
図25および図26に示すように、ミラー保持部60は、ミラー素子部61と、保持筐体62と、第3摺動部63と、保持接触部64とを有する。
ミラー素子部61は、入射光L1を反射可能なミラー素子(光学素子)を含んでおり、略矩形状に構成されている。回転ガイド溝部511Aは、Z方向の-側およびY方向の-側に向かう斜め方向に凸となる円弧形状であるので、ミラー保持部60は、回転ガイド溝部511A上に配置されることで、Z方向およびY方向に対して傾斜して配置される(図28等参照)。
つまり、ミラー素子部61は、入射光L1を、入射光L1に沿う方向(Z方向)とは異なる方向(Y方向)における一方(+側)に向かって進むように屈曲させることが可能に配置されている。ミラー素子部61は、本発明の「光学素子部」に対応する。
図25に示すように、保持筐体62は、ミラー素子部61を保持してミラーガイド部511をスライド移動する部分であり、本体部621と、マグネット保持部622とを有する。
本体部621は、ミラー素子部61を固定する部分であり、ミラー素子部61を固定可能な固定面621Aを有する。本体部621は、固定面621AがZ方向の+側を向くようにミラーガイド部511に配置される。ミラー素子部61は、固定面621Aに例えば接着剤等で接着固定される。なお、ミラー素子部61は、本体部621にどのように固定されていても良い。
図26に示すように、本体部621におけるZ方向の-側を向く面には、第3摺動溝部621Bが設けられる。第3摺動溝部621Bは、上述の回転ガイド溝部511Aに沿って配置可能なように、Z方向の-側に凸となる円弧状に構成されている。第3摺動溝部621Bは、ミラーガイド部511の回転ガイド溝部511A(ガイド面)よりも短い弧長を有し、回転ガイド溝部511Aにガイドされる被ガイド面となっている。
第3摺動溝部621Bは、本体部621におけるX方向の両端部のそれぞれに設けられ、回転ガイド溝部511AとZ方向で向かい合う位置に設けられる(図27参照)。第3摺動溝部621Bは、底(Z方向の+側)に向かうほど先細りとなるような溝形状を有する。
第3摺動部63は、回転ガイド溝部511Aと第3摺動溝部621Bとの間に介在する球状部材である。第3摺動部63は、X方向の両端部のそれぞれで3つずつ設けられている。X方向における片側(+側または-側)の3つの第3摺動部63は、第3摺動溝部621Bの溝形状に沿って並んで配置される。第3摺動部63は、本発明の「転動体」に対応する。第3摺動溝部621Bは、本発明の「保持部」に対応する。回転ガイド溝部511Aは、本発明の「溝部」に対応する。
このように、回転ガイド溝部511Aと、第3摺動溝部621Bとの間を介在する第3摺動部63が球状部材で構成されるので、ミラー保持部60がX方向に沿う回転軸を中心に回転した際、回転ガイド溝部511Aと第3摺動溝部621Bとの間を第3摺動部63が転がりながら摺動する(図27参照)。これにより、ミラー保持部60のX方向に沿う回転軸を中心とした回転をスムーズにすることができる。
また、本体部621におけるZ方向の-側を向く面には、保持接触部64が取り付けられる。保持接触部64は、X方向の両端部の第3摺動溝部621Bの間に設けられ、上述のミラーガイド部511における共振部511Bと接触可能な位置に配置される(図17参照)。保持接触部64は、振動する共振部511Bと接触することでミラー保持部60を回転駆動させる予圧をミラー保持部60に付与する。
つまり、共振部511Bおよび保持接触部64は、ミラー保持部60のX方向周りの回転駆動、つまり、ミラー保持部60をミラーガイド部511上で移動するように駆動する駆動部(第2駆動部)となる超音波モータを構成する。なお、第2駆動部としては、VCM等、超音波モータ以外のものでも良い。
また、図28に示すように、本体部621は、ミラー保持部60がZ方向の+側へ最も回転した際、Z方向の+側の端部が、上述の規制カバー部52と対向し、かつ、第1規制壁521Aに接触しない程度の位置まで移動する(破線参照)。第1規制壁521Aが存在することにより、本体部621が過剰に移動した場合や、また、Z方向の+側へ移動させる外力が付与された場合でも、本体部621のZ方向の+側への移動を規制することができる。
図25および図26に示すように、マグネット保持部622は、本体部621のX方向の両端部に設けられ、当該両端部のそれぞれから、Z方向の+側、かつ、Y方向の+側に突出している。
図28および図29に示すように、マグネット保持部622は、上述の規制カバー部52の第2規制壁522AとZ方向で対向する位置に配置されている。マグネット保持部622のZ方向の+側への突出量は、第2規制壁522Aと接触しない程度である。第2規制壁522Aが存在することにより、本体部621に、Z方向の+側へ移動させる外力が付与されても、本体部621のZ方向の+側への移動を規制することができる。
また、図29に示すように、マグネット保持部622は、上述の側壁514における規制部514AとY方向で対向しており、ミラー保持部60がY方向の+側へ最も回転した際、Y方向の+側の端部が、規制部514Aと接触しない程度の位置まで移動する(破線参照)。規制部514Aが存在することにより、ミラー保持部60が過剰に移動した場合や、Y方向の+側へ移動させる外力が付与された場合でも、ミラー保持部60のY方向の+側への移動を規制することができる。
図25および図26に示すように、マグネット保持部622には、マグネット部623が設けられている。マグネット部623は、Y方向において隣接して配置された第1極623Aおよび第2極623Bを有する。第1極623Aは、S極の磁石であり、第2極623Bは、N極の磁石である。
図30に示すように、マグネット保持部622におけるマグネット部623を保持する部分は、上述の収容筐体51におけるヨーク配置部514BにZ方向で対向する位置に設けられている。マグネット保持部622は、Z方向の-側の面が、ヨーク配置部514B(ヨーク部515)に沿う形状を有する。具体的には、マグネット保持部622は、ミラー保持部60の移動に伴い、ヨーク部515の第1面515Aに沿って移動可能で、かつ、第1面515A(回転ガイド溝部511A)と同じ曲率を有する第2面623Cを有する。
マグネット保持部622がマグネット部623を保持することにより、マグネット部623は、ヨーク配置部514Bにおけるヨーク部515と対向して配置されている。
これにより、マグネット部623とヨーク部515とが磁気的に引き付け合う。つまり、マグネット部623およびヨーク部515は、ミラー保持部60を収容筐体51側へ磁気的に引き付ける与圧を発生させる。マグネット部623およびヨーク部515は、本発明の「与圧発生部」に対応する。
その結果、ミラー保持部60は、回転駆動する際や、外力の付与が発生した際でも、収容筐体51に引き付けられた状態となるので、筐体10内でミラー素子部61を確実に保持することができる。
ところで、図28および図29に示すように、本実施の形態では、筐体10の簡素化および低背化の観点から、回転ガイド溝部511Aおよび第3摺動溝部621Bが構成する湾曲形状は、ミラー保持部60のY方向の移動量が比較的多く、かつ、ミラー保持部60のZ方向の移動量が比較的少なくなるように設定されている。そのため、本実施の形態に係るミラー保持部60の回転軸における回転中心C2は、収容筐体51の外側に位置する。
このようにするため、ミラー保持部60は、収容筐体51に固定点を有さない状態で配置される、または、比較的簡素な保持点や係合点を有する状態で配置されることとなる。本実施の形態では、ミラー保持部60は、収容筐体51に固定点を有さない状態で配置されている。
つまり、筐体10を簡素化および低背化していくと、ミラー保持部60の移動機構を簡素化せざるを得なくなるため、ミラー保持部60(ミラー素子部61)の保持部分が脆弱になりやすく、ひいてはミラー保持部60が収容筐体51から外れやすくなる。
本実施の形態では、マグネット部623とヨーク部515とが磁気的に引き付け合うことにより、ミラー保持部60を筐体10内に確実に保持させることが可能となる。すなわち、本実施の形態では、ミラー保持部60の保持部分が脆弱であっても、ミラー保持部60を収容筐体51内に確実に保持させることができる。そして、これにより、本実施の形態では、筐体10を簡素化および低背化しやすくすることができる。
また、本実施の形態では、マグネット部623とヨーク部515との対向部分で、磁気的に引き付け合う与圧が発生するため、回転ガイド溝部511Aと第3摺動溝部621Bとの対向部分のみで与圧を発生させることができる。つまり、マグネット部623およびヨーク部515は、ミラー保持部60の移動に伴って変位する、回転ガイド溝部511Aと第3摺動溝部621Bとの対向位置において、回転ガイド溝部511Aの法線方向の外側に向かって与圧を発生させることができる。
そのため、本実施の形態では、付勢部材のような常時付勢し続けるような部品を設けることなく、簡易な構成とすることができるとともに、ミラー保持部60を収容筐体51内に確実に保持させることができる。
また、マグネット部623がヨーク部515の第1面515Aに沿ってスライド移動するため、ミラー保持部60が移動しても、マグネット部623がヨーク部515の第1面515Aに沿ってスムーズに移動することができる。
また、ヨーク部515の第1面515Aと、マグネット部623の第2面623Cとが回転ガイド溝部511Aと同じ曲率を有するので、マグネット部623におけるヨーク部515上の移動をさらにスムーズにすることができる。
また、マグネット保持部622は、収容筐体51の一対の側壁514に沿って配置されている。X方向の+側の側壁514には、上述の位置検出孔514Cが形成されており、位置検出孔514Cに対応する位置には、上述の位置検出部532Aが設けられている。
図30に示すように、位置検出部532Aは、マグネット部623の磁力を検出可能な位置に配置されており、ミラー保持部60の移動に基づくマグネット保持部622のマグネット部623の磁気的な位置の変化を検出する。つまり、位置検出部532Aは、ミラー保持部60の位置を検出する。
その結果、ミラー保持部60の位置制御を精度良く行うことができる。また、ヨーク部515との関係で、ミラー保持部60と収容筐体51とを引き付け合うためのマグネット部623を位置検出用のマグネットにも用いることができる。その結果、位置検出用のマグネットを別途設ける必要がなくなるので、部品点数を削減することができるとともに、構成をさらに簡素化することができる。
次に、給電経路部70について説明する。図31に示すように、給電経路部70は、基板部20とミラー収容部50とを電気的に接続し、基板部20とミラー収容部50との間の給電経路を構成する。
給電経路部70は、例えば、ミラー収容部50における共振部511Bと位置検出部532Aとの給電に用いられ、正極側と負極側とでそれぞれ3つの、合計6つ設けられている。正極側の、3つの給電経路部70は、例えば、ミラー収容部50よりもX方向の-側に配置され、負極側の、3つの給電経路部70は、例えば、ミラー収容部50よりもX方向の+側に配置される。つまり、給電経路部70は、Z方向およびY方向のそれぞれに直交するX方向におけるミラー収容部50の両端側にそれぞれ設けられている。
なお、図31等では、X方向の-側の給電経路部70のみを示している。X方向の+側の給電経路部70は、X方向の-側の給電経路部70と略同一の形状を有するため、説明を省略する。また、端子12Cは、出射壁12にインサートされているが、図31等では、出射壁12の図示は省略し、端子12Cのみを示している。
図31および図32に示すように、給電経路部70は、筐体10において、上述の基板部20の入出力端子21Aに接続される端子12Cが位置するY方向の+側の端部から、収容側基板部53の第1給電端子531Aおよびミラー収容部50の経路保持部512Bが位置するY方向の-側の端部まで延びている。つまり、給電経路部70は、Y方向におけるミラー収容部50の両端部にわたって延びており、Y方向で離間して配置された端子12C(基板部20側の端子)と、第1給電端子531A(ミラー収容部50側の端子)とを接続するように延在する。
給電経路部70は、基板部20の入出力端子21Aに接続された、上述の端子12CからY方向に沿う方向に延びてミラー収容部50の収容側基板部53の第1給電端子531Aに接続される。
給電経路部70は、バネ部を部分的に含んで構成されている。具体的には、給電経路部70は、第1ワイヤー部71Aと、第1バネ部72Aと、第2ワイヤー部71Bと、第2バネ部72Bと、第3ワイヤー部71Cとで構成されている。
第1ワイヤー部71Aおよび第3ワイヤー部71Cは、給電経路部70のY方向の両端部のそれぞれに位置するワイヤー部であり、基板部20またはミラー収容部50の収容側基板部53の入出力部分(端子12Cまたは第1給電端子531A)に接続される。第1ワイヤー部71Aおよび第3ワイヤー部71Cと、入出力部分との接続部分には、ダンパー部材73が設けられる。
第1ワイヤー部71Aは、第1バネ部72Aに接続され、第3ワイヤー部71Cよりも短く構成されている。第3ワイヤー部71Cは、第2バネ部72Bに接続されている。
第2ワイヤー部71Bは、第1バネ部72Aと、第2バネ部72Bとを接続し、第1ワイヤー部71Aおよび第3ワイヤー部71Cよりも長く構成されている。
第1バネ部72Aおよび第2バネ部72Bは、コイルバネで構成されたコイル部である。第1バネ部72Aは、第1ワイヤー部71Aと第2ワイヤー部71Bとの間に配置され、第2バネ部72Bは、第2ワイヤー部71Bと第3ワイヤー部71Cとの間に配置されている。第2バネ部72Bは、第1バネ部72Aよりも長く構成されている。
X方向の片側(+側または-側)の3つの給電経路部70は、Z方向で並んで配置されており、互いに干渉しないように配置されている。具体的には、3つの給電経路部70のうち、Z方向で隣り合う2つの給電経路部70の各バネ部72A,72Bが、Y方向の位置が互いに異なるように配置されている。
つまり、例えば、Z方向の最も+側、および、最も-側の給電経路部70は、基板部20の端子12Cに第1ワイヤー部71Aが接続され、ミラー収容部50の経路保持部512Bに第3ワイヤー部71Cが接続されている。またZ方向の真ん中に位置する給電経路部70は、基板部20の端子12Cに第3ワイヤー部71Cが接続され、ミラー収容部50の経路保持部512Bに第1ワイヤー部71Aが接続されている。
また、X方向の片側の3つの給電経路部70のY方向の中央部には、位置固定部74が設けられている。位置固定部74は、3つの給電経路部70における互いの位置関係を一定範囲内に維持するためのものである。位置固定部74は、板状に構成されて、各第2ワイヤー部71Bの部分が係合可能に構成されている。
また、Z方向の最も+側、および、最も-側の給電経路部70においては、位置固定部74との係合部分にダンパー部材75が設けられている。また、Z方向の真ん中の給電経路部70においては、位置固定部74との係合部分がフリーな状態となっている。具体的には、位置固定部74には、Z方向の真ん中の給電経路部70に対応する部分74Aが切り欠かれており、当該部分74AにZ方向の真ん中の給電経路部70が通されている。
ところで、図33および図34に示すように、ミラー収容部50がY方向周りの回転軸を中心に回転した際、ミラー収容部50の第1給電端子531AがZ方向(移動方向)の+側または-側に移動する。言い換えると、ミラー収容部50は、給電経路部70の接続部分である第1給電端子531Aが、基板部20に対して接近または離反するように移動する。
例えば、ミラー収容部50が、図33に示す位置から、X方向の-側の端部が持ち上がる側に回転して、X方向の-側の第1給電端子531AがZ方向の+側に移動したとする。なお、ミラー収容部50がX方向の+側の端部が持ち上がる側に回転すると、X方向の-側の第1給電端子531Aは、Z方向の-側に移動する。
そうすると、図34に示すように、第1給電端子531Aが、ミラー収容部50の移動後において、移動前の位置(図33参照)よりもZ方向の+側に位置することとなる。そのため、ミラー収容部50の移動後において(図34参照)、バネ部72A,72Bが、移動前の状態(図33参照)よりも長く延びた状態となる。
この場合、例えば基板部とミラー収容部とを板バネを給電経路部として接続していた場合、板バネは反力が比較的強いため、当該反力に起因してミラー収容部の回転を阻害しやすい。
それに対し、本実施の形態では、給電経路部70がY方向にわたって延びており、かつ、バネ部72A,72Bがコイルバネで構成されているので、ミラー収容部50の回転に追従してバネ部72A,72Bが伸縮しやすい構成とすることができる。
つまり、バネ部72A,72Bは、比較的反力が低いため、ミラー収容部50の回転に起因する、基板部20とミラー収容部50との、移動前後における位置関係のずれを吸収することができる。その結果、ミラー収容部50の収容側基板部53に給電しつつ、ミラー収容部50の回転をスムーズにすることができる。
ところで、給電経路部70の全てを各バネ部72A,72BをY方向の位置を同じにした構成の場合、例えば、図34に示すように、バネ部72A,72Bが長く延びた状態の位置にミラー収容部50が移動すると、隣り合う2つの給電経路部70が、互いに近づきやすくなるので、互いのバネ部が干渉しやすくなる。
それに対し、本実施の形態では、3つの給電経路部70のうち、Z方向で隣り合う2つの給電経路部70の各バネ部72A,72BのY方向の位置が互いに異なるので、各バネ部72A,72Bが伸縮に基づいて変形した際に、隣り合う2つの給電経路部70のバネ部同士が干渉することがなくなる。その結果、2つの給電経路部70による給電を正確にすることができる。なお、給電経路部70のバネ部の巻径を縮径させて構成することで、給電経路部70の全体にバネ部を設けることも可能である。この構成では、各給電経路部の間隔を変えることなく、隣り合う2つの給電経路部のバネ部の間隔を、巻径を縮径させない構成と比較して、広げることができるので、バネ部同士の干渉を抑制しつつ、部分的にバネ部を有する構成と比較して、より反力を弱めることができる。
また、各給電経路部70を限りなく近く配置することができるので、給電経路部70の配置スペースを削減することができ、ひいてはミラー収容部50の小型化および低背化を図ることができる。
また、位置固定部74が設けられることで、3つの給電経路部70のZ方向における位置関係を一定範囲内に維持することができるので、3つの給電経路部70が干渉することをさらに抑制することができる。
また、Z方向の真ん中の給電経路部70は、バネ部の並びが他の2つの給電経路部70とは異なるため、ミラー収容部50が回転した際のバネ部の変形の態様が、他の2つの給電経路部70とは異なる。そのため、他の2つの給電経路部70と同様に、当該給電経路部70を位置固定部74に固定してしまうと、ミラー収容部50の回転による、給電経路部70の動きに影響を与える。
それに対し、本実施の形態では、Z方向の真ん中の給電経路部70のみが位置固定部74に非固定状態で設けられている。その結果、ミラー収容部50の回転による、当該給電経路部70の動きの影響を、他の2つの給電経路部70に対して与えることを抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、付勢部33が、Z方向の+側のアーム部332とZ方向の-側のアーム部332とが同一の形状であるようなZ方向で対称な形状(図10参照)に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、Z方向で対称な形状に構成されていなくても良い。
例えば、図35に示すように、付勢部33におけるZ方向の+側のアーム部332Aと、Z方向の-側のアーム部332Bとが異なる形状であっても良い。Z方向の+側のアーム部332Aは、直線部A1と、湾曲部A2とを有する。
直線部A1は、環状部331のZ方向の+側の端部から、X方向における、付勢部33の端部側に向かって延びている。直線部A1の端部は、2つのアーム部332A,332Bの接続部付近まで延びている。
湾曲部A2は、直線部A1の、環状部331とは反対側の端部から、Z方向の-側に湾曲して、X方向の環状部331側に向かった後、X方向の環状部331とは反対側に湾曲して接続部333に接続される。
Z方向の-側のアーム部332Bは、環状部331のX方向の端部におけるZ方向の+側寄りの部位から、Z方向の-側に湾曲した後、Z方向の+側に向けて湾曲して、接続部333に接続される。
このような形状を有することで付勢部33は、ミラー収容部50の回転中心C1よりも、Z方向の+側の部位の付勢力が、当該回転中心C1よりも、Z方向の-側の部位の付勢力よりも大きくなる。
上記実施の形態では、ミラー収容部50の回転中心C1がミラー収容部50の重心GよりもZ方向の-側に位置する構成となっているため、第2摺動溝部513Bおよび円弧状ガイド溝部12Bの円弧を構成する円のZ方向の-側の部分が削られた構成となっている。そのため、ミラー収容部50において、Y方向の-側の端部(キャップ部40の部分)において、回転中心C1よりもZ方向の+側にかかる負荷が、回転中心C1よりもZ方向の-側にかかる負荷よりも大きくなっている。
そこで、図35に示す付勢部33を用いることで、回転中心C1よりもZ方向の+側の付勢力を高めることにより、より安定してキャップ部40側で、Y方向の負荷を受けやすくすることができ、ひいてはミラー収容部50の回転を安定化させることができる。
また、上記実施の形態では、第1間隔保持部55の孔55Aが、3つの第1摺動部54を配置可能な大きさであったが、本発明はこれに限定されず、例えば、図36に示すように、1つの第1摺動部54のみを配置可能な大きさであっても良い。
この第1間隔保持部55の孔55Bは、1つの第1摺動部54と略同等の径であって、1つの第1摺動部54が孔55B内で回転可能な程度の径を有する。
このような構成とすることで、各第1摺動部54の間隔を等間隔に維持することができる。
また、上記実施の形態では、第1間隔保持部55は、ミラー収容部50に固定されていたが、本発明はこれに限定されず、ミラー収容部50およびキャップ部40に対して非固定状態で配置されていても良い。
また、図36に示すような第1間隔保持部55を非固定状態とすることで、第1摺動部54の移動に、第1間隔保持部55が追従しやすくなる。
また、上記実施の形態では、第2間隔保持部57が,ミラー収容部50および出射壁12に対して非固定状態で配置されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば図37に示すように、ミラー収容部50に固定されていても良い。
この第2間隔保持部57は、円弧部571と、張出部572とを有する。円弧部571は、Z方向の+側に凸となる円弧状に構成されており、第2摺動壁513の第2摺動溝部513Bに対応する位置に設けられる。円弧部571には、第2摺動部56が配置される孔57Aが設けられている。
張出部572は、円弧部571からX方向の両端側に向けて張り出すように設けられている。張出部572には、係合孔57Bが設けられている。また、第2摺動壁513のX方向の両端部における係合孔57Bに対応する位置には、Y方向の+側に突出する突出部513Cが設けられている。係合孔57Bが突出部513C係合することで、第2間隔保持部57がミラー収容部50に固定される。
また、第2間隔保持部57が固定状態で配置されることで、各孔57Aの間隔は最大間隔にしても良い。最大間隔は、第2摺動溝部513Bに応じて適宜設定される。このようにすることで、各第2摺動部56の間隔(角度)を可能な限り120度に近づけることができる。
また、図37に示す構成では、第2摺動部56の位置が第2間隔保持部57の固定に伴って固定された構成となっていたが、本発明はこれに限定されず、第2摺動部56の移動を許容した構成としても良い。
例えば、図38に示すように、第2間隔保持部57(円弧部571)に設けられる孔57Cが、例えば、第2摺動部56が3つ程度入る大きさで形成されている。
また、上記実施の形態では、第2間隔保持部57における第2摺動部56が配置される孔57Aが3つ設けられていたが、本発明はこれに限定されず、3つ以上設けられていても良い。
例えば、図39に示すように、第2間隔保持部57が孔57Aを5つ設けられている。孔57Aは、回転方向において隣り合う2つの孔57Aの間隔が等間隔となっている。
このような構成であれば、第2摺動部56を入れる孔57Aを適宜調整することも可能となるし、また、3つ以上の第2摺動部56(例えば、孔57Aに合わせて5つ)を配置することも可能となる。
また、上記実施の形態では、第1間隔保持部および第2間隔保持部が孔を有する構成であったが、本発明はこれに限定されず、摺動部を配置可能な切欠きを有する構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、各溝部がそこに向かうほど先細りとなる形状を有していたが、本発明はこれに限定されず、当該形状を有していなくても良い。
また、上記実施の形態では、各摺動部が球状に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、可動部と、その対向部分との間を摺動可能である限り、どのような形状であっても良い。
また、上記実施の形態では、ミラー収容部50側にヨーク部515が配置され、ミラー保持部60側にマグネット部623が配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ミラー収容部型にマグネット部が配置され、ミラー保持部側にヨーク部が配置されていても良い。
また、上記実施の形態では、ヨーク部515とマグネット部623との対向面の形状が、ミラーガイド部511におけるガイド面の形状に合わせられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ミラーガイド部におけるミラー保持部のガイドを阻害しない限り、ヨーク部とマグネット部との対向面の形状は、どのような形状であっても良い。
また、上記実施の形態では、ミラー収容部とミラー保持部とを引き付ける与圧を発生させるマグネット部が位置検出用のマグネットを兼用していたが、本発明はこれに限定されず、位置検出用のマグネット部を別に設けても良い。
また、上記実施の形態では、ミラーガイド部とミラー保持部との間に第3摺動部が介在していたが、本発明はこれに限定されず、ミラーガイド部がミラー保持部をガイド可能である限り、第3摺動部が介在していなくても良い。
また、上記実施の形態では、ミラーガイド部とミラー保持部とが磁気的に引き付け合っていたが、本発明はこれに限定されず、例えば付勢部材等を用いて、ミラーガイド部とミラー保持部とが引き付けある与圧を発生させても良い。
また、上記実施の形態では、ミラー保持部60が収容筐体51に固定点を有さない状態で配置されていたが、本発明はこれに限定されず、ミラー保持部60が収容筐体51内に固定点を有していても良い。
また、上記実施の形態では、給電経路部70がY方向においてミラー収容部50の両端部にわたって延びていたが、本発明はこれに限定されず、Y方向に延びている限り、両端部にわたって延びていなくても良い。
また、上記実施の形態では、給電経路部70が正極側、負極側でそれぞれ3つずつ設けられていたが、本発明はこれに限定されず、給電する部品の数に応じて、給電経路部70の数を適宜変更しても良い。
また、上記実施の形態では、位置固定部74が真ん中の給電経路部70のみをフリーな状態で保持していたが、本発明はこれに限定されず、真ん中の給電経路部70のみを固定しても良い。
また、上記実施の形態では、給電経路部70がY方向に沿う方向に延びていたが、本発明はこれに限定されず、ミラー収容部がY方向に沿う回転軸を中心に回転し、かつ、給電経路部がコイルバネを含む構成である限り、Y方向に沿う方向に延びていなくても良い。
また、上記実施の形態では、駆動制御部、レンズ駆動制御部および撮像制御部が別々に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、駆動制御部、レンズ駆動制御部および撮像制御部の少なくとも2つが1つの制御部で構成されていても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、カメラモジュール1を備えるカメラ搭載装置の一例として、カメラ付き携帯端末であるスマートフォンを挙げて説明したが、本発明は、カメラモジュールとカメラモジュールで得られた画像情報を処理する画像処理部を有するカメラ搭載装置に適用できる。カメラ搭載装置は、情報機器及び輸送機器を含む。情報機器は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯型ゲーム機、webカメラ、ドローン、カメラ付き車載装置(例えば、バックモニター装置、ドライブレコーダー装置)を含む。また、輸送機器は、例えば自動車やドローンを含む。
図40A、図40Bは、車載用カメラモジュールVC(Vehicle Camera)を搭載するカメラ搭載装置としての自動車Vを示す図である。図40Aは自動車Vの正面図であり、図40Bは自動車Vの後方斜視図である。自動車Vは、車載用カメラモジュールVCとして、実施の形態で説明したカメラモジュール1を搭載する。図40Aおよび図40Bに示すように、車載用カメラモジュールVCは、例えば前方に向けてフロントガラスに取り付けられたり、後方に向けてリアゲートに取り付けられたりする。この車載用カメラモジュールVCは、バックモニター用、ドライブレコーダー用、衝突回避制御用、自動運転制御用などとして使用される。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記実施の形態で説明した各部の形状、サイズ、個数および材料はあくまで一例であり、適宜変更して実施することができる。
本発明に係る光学素子駆動装置は、光学素子を確実に保持することが可能な光学素子駆動装置、カメラモジュールおよびカメラ搭載装置として有用である。
1 カメラモジュール
10 筐体
11 入射壁
11A 開口
12 出射壁
12A 開口
12B 円弧状ガイド溝部
12C 端子
13 側壁
13A 被係合部
13B 凹部
14 底壁
20 基板部
21 入出力端子
21A 入出力端子
22 共振部
23 位置検出部
30 カバー部
31 本体壁部
31A 凸部
32 樹脂部
32A 突出部
32B 係合部
33 付勢部
331 環状部
332 アーム部
333 接続部
40 キャップ部
41 環状ガイド溝部
50 ミラー収容部
50A 接触部
50B マグネット部
51 収容筐体
511 ミラーガイド部
511A 回転ガイド溝部
511B 共振部
511C 端子
512 第1摺動壁
512A 第1摺動溝部
512B 経路保持部
513 第2摺動壁
513A 開口
513B 第2摺動溝部
514 側壁
514A 規制部
514B ヨーク配置部
514C 位置検出孔
515 ヨーク部
515A 第1面
52 規制カバー部
521 第1規制部
521A 第1規制壁
522 第2規制部
522A 第2規制壁
53 収容側基板部
531 本体基板部
531A 第1給電端子
531B 第2給電端子
532 延出基板部
532A 位置検出部
54 第1摺動部
55 第1間隔保持部
55A 孔
56 第2摺動部
57 第2間隔保持部
57A 孔
60 ミラー保持部
61 ミラー素子部
62 保持筐体
621 本体部
621A 固定面
621B 第3摺動溝部
622 マグネット保持部
623 マグネット部
623A 第1極
623B 第2極
623C 第2面
63 第3摺動部
64 保持接触部
70 給電経路部
71A 第1ワイヤー部
71B 第2ワイヤー部
71C 第3ワイヤー部
72A 第1バネ部
72B 第2バネ部
73 ダンパー部材
74 位置固定部
74A 部分
75 ダンパー部材
100 駆動制御部
110 レンズ駆動部
111 第1固定レンズ
112 第1可動レンズ
113 第2可動レンズ
114 第2固定レンズ
115 レンズ駆動制御部
120 撮像部
200 撮像制御部

Claims (9)

  1. 第1方向に沿う入射光を第2方向における一方に向かって進むように屈曲させる光学素子を保持可能な可動部と、
    前記可動部の移動をガイドするガイド部と、
    前記可動部を、前記ガイド部上で移動するように駆動する駆動部と、
    前記可動部とガイド部との間に配置される転動体と、
    前記可動部を、前記転動体を介して前記ガイド部側へ引き付ける与圧を発生させる与圧発生部と、
    を備える光学素子駆動装置。
  2. 前記ガイド部は、円弧状のガイド面を有し、
    前記可動部は、前記ガイド面よりも短い弧長を有する円弧状の被ガイド面を有し、
    前記与圧発生部は、前記可動部の移動に伴って変位する、前記ガイド面と前記被ガイド面との対向位置において、前記ガイド面の法線方向の外側に向かって与圧を発生させる、
    請求項1に記載の光学素子駆動装置。
  3. 前記与圧発生部は、
    前記可動部および前記ガイド部の何れか一方に配置されるマグネット部と、
    前記可動部および前記ガイド部の何れか他方に、前記マグネット部と対向して配置されるヨーク部と、
    を有する、
    請求項1または請求項2に記載の光学素子駆動装置。
  4. 前記可動部に配置される前記マグネット部および前記ヨーク部の何れか一方は、前記可動部の移動に伴い、前記ガイド部に配置される前記マグネット部および前記ヨーク部の何れか他方に対向して移動する、
    請求項3に記載の光学素子駆動装置。
  5. 前記マグネット部の位置を磁気的に検出する位置検出部を備え、
    前記マグネット部は、前記可動部に配置される、
    請求項3または請求項4に記載の光学素子駆動装置。
  6. 前記可動部には、前記転動体を保持する保持部が設けられ、
    前記ガイド部には、前記可動部の移動に伴い、前記転動体がスライド可能な溝部が設けられている、
    請求項1~5の何れか1項に記載の光学素子駆動装置。
  7. 前記可動部を収容する可動収容部を備え、
    前記駆動部は、
    第1回転軸周りに前記可動収容部を回転駆動する第1駆動部と、
    第1回転軸に直交する第2回転軸周りに前記可動部を回転駆動する第2駆動部と、
    を有する、
    請求項1~6の何れか1項に記載の光学素子駆動装置。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の光学素子駆動装置と、
    前記可動部に保持される前記光学素子を含む光学素子部と、
    前記光学素子部により結像された被写体像を撮像する撮像部と、
    を備えるカメラモジュール。
  9. 情報機器または輸送機器であるカメラ搭載装置であって、
    請求項8に記載のカメラモジュールと、
    前記カメラモジュールで得られた画像情報を処理する撮像制御部と、
    を備えるカメラ搭載装置。
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