JP2022100579A - プログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法 - Google Patents

プログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022100579000001
【課題】重量センサーが重量を検出する食品の残量を、ユーザーが所望する通知条件で通知できるプログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法を提供する。
【解決手段】端末装置のコンピューターに実行されるプログラムであって、前記コンピューターを、重量センサーが重量を検出する食品の残量を通知する通知条件を設定する設定部と、前記設定部が設定した前記通知条件が成立した場合に前記食品の残量を通知する通知部と、して機能させ、前記設定部は、前記食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記通知条件として設定する。
【選択図】図3

Description

本開示は、プログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法に関する。
特許文献1は、重量センサーに載置される食品を管理するシステムにおいて、食品の残量が不足した場合にその旨を報知するか否かを設定可能な移動端末を開示している。
特開2017-133825号公報
本開示は、重量センサーが重量を検出する食品の残量を、ユーザーが所望する通知条件で通知できるプログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法を提供する。
本開示におけるプログラムは、端末装置のコンピューターに実行されるプログラムであって、前記コンピューターを、重量センサーが重量を検出する食品の残量を通知する通知条件を設定する設定部と、前記設定部が設定した前記通知条件が成立した場合に前記食品の残量を通知する通知部と、して機能させ、前記設定部は、前記食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記通知条件として設定する。
また、本開示における端末装置は、重量センサーが重量を検出する食品の残量を通知する通知条件を設定する設定部と、前記設定部が設定した前記通知条件が成立した場合、前記食品の残量を通知する通知部と、を備え、前記設定部は、前記食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記通知条件として設定する。
また、本開示における端末装置の制御方法は、重量センサーが重量を検出する食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記食品の残量を通知する通知条件として設定し、設定した前記通知条件が成立した場合、前記食品の残量を通知する。
本開示におけるプログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法は、ユーザーが通知条件として選択した条件が成立した場合に、重量センサーが重量を検出する食品の残量を通知できる。そのため、重量センサーが重量を検出する食品の残量を、ユーザーが所望する通知条件で通知できる。
食品管理システムの構成を示す図 重量センサーの外観斜視図 重量センサーの構成を示す図 端末装置及び食品管理サーバーの構成を示す図 食品管理データベースの一例を示す図 重さリセット設定画面の一例を示す図 種類設定画面の一例を示す図 単位設定画面の一例を示す図 設定前編集画面の一例を示す図 動作モード設定画面の一例を示す図 食品管理システムの動作を示すフローチャート 食品管理画面の一例を示す図 設定後編集画面の一例を示す図 残量通知条件選択画面の一例を示す図 食品管理システムの動作を示すフローチャート 食品管理システムの動作を示すフローチャート 食品管理システムの動作を示すフローチャート エラー通知画面の一例を示す図 食品管理システムの動作を示すフローチャート
(本開示の基礎となった知見等)
上記従来技術は、食品の残量が少なくなったことを、重量センサーが重量を検出した食品の残量を通知する通知条件としている。そのため、上記従来技術では、ユーザーが、食品の残量が少なくなったこと以外の他の通知条件を望んでも、ユーザーが望む通知条件で食品の残量を通知できない。
そこで、本開示は、重量センサーが重量を検出する食品の残量を、ユーザーが所望する通知条件で通知できるプログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法を提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態)
以下、図1-図19を用いて、実施の形態を説明する。
[1.構成]
[1-1.食品管理システムの構成]
図1は、食品管理システム1000の構成を示す図である。
食品管理システム1000は、重量センサー1が重量を検出する食品Fについて、残量や、保存が開始された保存開始日、賞味期限または消費期限の期限日等を管理するシステムである。図1に示す食品管理システム1000は、食品Fとして、牛乳F1、卵F2、林檎F3、及び米F4を管理する場合を例示している。
食品管理システム1000は、冷蔵庫2を備える。冷蔵庫2は、前面が開口した主箱体20を備え、主箱体20には、冷蔵室21、製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び、野菜室25が形成されている。冷蔵室21の前面の開口部には、回転式の左ドア21A及び右ドア21Bが設けられている。製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び、野菜室25のそれぞれには、食品Fを収容する引出22A、23A、24A、25Aが設けられている。
食品管理システム1000は、第1重量センサー11、第2重量センサー12、第3重量センサー13、及び、第4重量センサー14の4つの重量センサー1を備える。
第1重量センサー11及び第2重量センサー12は、家屋Hに設置された冷蔵庫2の冷蔵室21内に設けられる。第1重量センサー11は、上面に牛乳F1が充填された容器が載置され、載置された容器に充填された牛乳F1の重量を検出する。第2重量センサー12は、上面にケース3が載置され、このケース3に収容された卵F2の全重量を検出する。
第3重量センサー13は、野菜室25内に設けられる。第3重量センサー13は、上面にケース3が載置され、ケース3に収容された林檎F3の全重量を検出する。
第4重量センサー14は、家屋H内に設置された棚4に設けられる。第4重量センサー14は、上面にケース3が載置され、ケース3に収容された米F4の全重量を検出する。
なお、第1重量センサー11が重量を検出する食品Fは、牛乳F1に限定されず、他の飲み物でもよいし飲み物以外の食品Fでもよい。第2重量センサー12、第3重量センサー13、及び第4重量センサー14についても同様で、検出対象の食品Fは上述した食品Fに限定されない。
また、第1重量センサー11は、上面にケース3が載置され、このケース3に収容された食品Fの全重量を検出してもよい。また、第2重量センサー12、第3重量センサー13、及び第4重量センサー14は、ケース3を介さず上面に載置された食品Fの重量を検出してもよい。
また、本実施の形態の食品管理システム1000が備える重量センサー1の数及び設置場所は、あくまで一例であり、図1に示す数及び設置場所に限定されない。
食品管理システム1000は、端末装置5を備える。端末装置5は、例えばスマートフォンやタブレット端末である。なお、端末装置5は、タブレット型に限定されずラップトップ型やデスクトップ型でもよい。端末装置5は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの管理に係わるアプリケーションプログラムがインストールされていて、当該アプリケーションの機能によって食品管理サーバー6と通信する。
以下の説明では、重量センサー1が重量を検出する食品Fの管理に係わるアプリケーションプログラムを、「食品管理アプリ」といい「521」の符号を付す。
食品管理アプリ521は、「プログラム」、及び「アプリケーションプログラム」の一例に対応する。
図1では、在宅するユーザーPを点線で示し、家屋Hから外出したユーザーPを実線で示している。端末装置5は、在宅するユーザーPに使用される場合、食品管理アプリ521の機能によって、通信装置7を介して或いは通信装置7を介さずに、グローバルネットワークGNに接続する食品管理サーバー6と通信する。また、端末装置5は、家屋Hから外出したユーザーPに使用され、且つ、通信装置7と通信接続を確立できない場合、食品管理アプリ521の機能によって、通信装置7を介すことなく食品管理サーバー6と通信する。
グローバルネットワークGNは、インターネット、電話網、その他の通信網を含む。
食品管理サーバー6は、「サーバー」の一例に対応する。
通信装置7は、グローバルネットワークGNに接続し、グローバルネットワークGNに接続する食品管理サーバー6と通信する。通信装置7は、端末装置5をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェイス装置である。
食品管理システム1000は、食品管理サーバー6を備える。食品管理サーバー6は、重量センサー1が重量を検出する食品Fに係わる情報を管理するサーバー装置であり、グローバルネットワークGNに接続する。なお、各図では、食品管理サーバー6を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも食品管理サーバー6が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、食品管理サーバー6は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。
次に、重量センサー1、端末装置5、及び食品管理サーバー6の構成について説明する。
[1-2.重量センサーの構成]
図2は、重量センサー1の斜視図である。
重量センサー1の形状は、略直方体形状である。
重量センサー1は、平面状の載置面15と、外周を囲む側面16とを備える。側面16は、薄肉状に形成されており、内部に設けられるLEDの光が側面16を透過して外部から視認できるように構成されている。すなわち、重量センサー1の載置面15及び各側面16には、孔や継ぎ目などが形成されていない形状となっている。
図3は、重量センサー1の構成を示す図である。
重量センサー1は、センサー制御部100、センサー通信部101、重量検出部102、温度検出部103、及び電源部104を備える。
センサー制御部100は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-processing unit)等のプログラムを実行するプロセッサーであるセンサープロセッサー110、及びセンサー記憶部120を備える。センサー制御部100は、センサープロセッサー110が、センサー記憶部120が記憶する制御プログラムを読み出して実行することにより、重量センサー1の各部を制御する。センサー制御部100は、センサープロセッサー110が、センサー記憶部120が記憶する制御プログラムを実行することで、センサー通信制御部111、センサー検出制御部112、動作モード設定部113、エラー発生判別部114、及び、現在時刻計時部115として機能する。
センサー記憶部120は、センサープロセッサー110が実行するプログラムや、センサープロセッサー110により処理されるデータを記憶するメモリーを備える。センサー記憶部120は、センサープロセッサー110が実行する制御プログラム、重量センサー1の設定に係る設定データ、重量センサー1の識別情報であるセンサーID121、その他の各種データを記憶する。センサー記憶部120は、不揮発性の記憶領域を有する。センサー記憶部120は、揮発性の記憶領域を備え、センサープロセッサー110のワークエリアを構成してもよい。
センサー通信部101は、所定の通信規格に従った無線回路やアンテナ等の通信に係わる構成を備える通信インターフェイスであり、所定の通信規格に従って食品管理サーバー6と通信する。本実施の形態では、センサー通信部101の通信規格は、無線通信規格を例示するが有線通信規格でもよい。
重量検出部102は、ひずみゲージ式や電気抵抗線式等のセンサー素子を備え、センサー制御部100の制御に従って、重量センサー1に載置された食品Fの重量、或いはケース3に収容された食品Fの全重量を検出する。重量検出部102は、検出結果をセンサー制御部100に出力する。
温度検出部103は、温度センサーを備え、重量センサー1の設置場所の温度を検出する。温度検出部103は、検出結果をセンサー制御部100に出力する。
電源部104は、乾電池、乾電池を保持する乾電池ホルダー、及び、乾電池から供給される電力を重量センサー1の各部に供給する電源回路を備え、センサー制御部100の制御に従って重量センサー1の各部に電力を供給する。
上述したように、センサー制御部100は、センサー通信制御部111、センサー検出制御部112、動作モード設定部113、及びエラー発生判別部114として機能する。
センサー通信制御部111は、センサー通信部101を介して食品管理サーバー6と通信する。
センサー検出制御部112は、重量検出部102により食品Fの重量を検出する。センサー検出制御部112は、重量センサー1の動作モードが通常モードである場合と、重量センサー1の動作モードが省エネモードである場合とで、重量検出部102による検出タイミングが異なる。通常モード及び省エネモードにおけるセンサー検出制御部112の動作については、後述する。
動作モード設定部113は、センサー通信制御部111が動作モード設定要求情報を食品管理サーバー6から受信した場合、重量センサー1の動作モードを、動作モード設定要求情報が設定要求する動作モードに設定する。動作モード設定要求情報は、重量センサー1の動作モードを通常モード又は省エネモードに設定要求する情報である。
エラー発生判別部114は、重量センサー1にエラーが発生したか否かを判別する。本実施の形態においてエラー発生判別部114が発生したか否かを判別するエラーは、重量センサー1に載置可能な重さを上回る重さの食品Fが載置されていることを示す重さエラー、及び、重量センサー1の設置場所の温度が所定範囲内でないことを示す温度エラーである。エラー発生判別部114は、重量検出部102が検出する重量が、重さエラーとする値以上になった場合、重さエラーが発生したと判別する。また、エラー発生判別部114は、温度検出部103が検出する温度が、温度エラーとしない所定範囲内にない場合、温度エラーが発生したと判別する。エラー発生判別部114は、エラーが発生したと判別した場合、エラーが発生したことを示すエラー発生情報を生成し、生成したエラー発生情報をセンサー通信制御部111に出力する。
エラー発生情報は、センサー記憶部120が記憶するセンサーID121、及び、発生したエラーの識別情報であるエラーコードECDを含む。
現在時刻計時部115は、現在時刻を計時する。現在時刻計時部115は、センサー通信制御部111がセンサー通信部101を介して、食品管理サーバー6から現在時刻を示す情報を受信した場合、この情報が示す時刻を基準として現在時刻を計時する。
図4は、端末装置5及び食品管理サーバー6の構成を示す図である。
[1-3.食品管理サーバーの構成]
まず、食品管理サーバー6の構成について説明する。
食品管理サーバー6は、サーバー制御部60及びサーバー通信部61を備える。
サーバー制御部60は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーであるサーバープロセッサー610、及びサーバー記憶部620を備える。サーバー制御部60は、サーバー制御部60は、サーバープロセッサー610が、サーバー記憶部620に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、食品管理サーバー6の各部を制御する。サーバー制御部60は、サーバープロセッサー610が、サーバー記憶部620が記憶する制御プログラムを実行することで、サーバー通信制御部611及び情報処理部612として機能する。
サーバー記憶部620は、サーバープロセッサー610が実行するプログラムや、サーバープロセッサー610により処理されるデータを記憶するメモリーを備える。サーバー記憶部620は、サーバープロセッサー610が実行する制御プログラム、食品管理サーバー6の設定に係る設定データ、食品管理データベース621、その他の各種データを記憶する。サーバー記憶部620は、不揮発性の記憶領域を有する。サーバー記憶部620は、揮発性の記憶領域を備え、サーバープロセッサー610のワークエリアを構成してもよい。
図5は、食品管理データベース621の一例を示す図である。
食品管理データベース621は、重量センサー1に係わる各種情報を格納するデータベースである。
食品管理データベース621が格納する1件のレコードRは、ユーザーID6211、端末装置通信情報6212、センサーID121、センサー通信情報6213、通信日時情報6214、種類情報6215、換算単位情報6216、設定時重量情報6217、設定時残量情報6218、最新残量情報6219、前回残量情報6220、保管場所情報6221、保管開始日情報6222、期限日情報6223、期限日通知条件情報6224、残量通知条件情報6225、及び食品画像データ6228を有する。
1件のレコードRでは、ユーザーID6211に対して、ユーザーID6211及び端末装置通信情報6212以外の情報がセンサーID121と同数、対応付けられる。
なお、食品管理データベース621が格納する1件のレコードRは、さらに1又は複数の別種類の情報を有していてもよい。
ユーザーID6211は、食品管理アプリ521を使用するユーザーPの識別情報である。
端末装置通信情報6212は、端末装置5と通信するための情報であり、例えばアドレス情報を含む。
センサーID121は、重量センサー1の識別情報である。図5において、「SE0001」のセンサーID121は、第1重量センサー11のセンサーID121である。また、図5において、「SE0002」のセンサーID121は、第2重量センサー12のセンサーID121である。また、図5において、「SE0003」のセンサーID121は、第3重量センサー13のセンサーID121である。また、図5において、「SE0004」のセンサーID121は、第4重量センサー14のセンサーID121である。
センサー通信情報6213は、同じレコードRで対応付くセンサーID121の重量センサー1と通信するための情報であり、例えばアドレス情報等を含む。
通信日時情報6214は、同じレコードRで対応付くセンサーID121の重量センサー1と通信した直近の日時を示す情報である。
種類情報6215は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの種類を示す情報である。
換算単位情報6216は、重量センサー1が検出する食品Fの重量を換算する単位を示す情報である。本実施の形態では、1の換算単位情報6216が示す単位は、食品Fの個数を示す単位、及び、食品Fの残量の割合を示す単位のいずれかである。食品Fの個数を示す単位は、「個」であり、食品Fの残量の割合を示す単位は、である。なお、食品Fの個数を示す単位である「個」は、一般に助数詞であるが、本実施の形態では単位として扱う。
設定時重量情報6217は、換算単位情報6216が示す単位の設定が食品管理アプリ521で行われたときに、重量センサー1が検出していた食品Fの重量を示す情報である。
設定時残量情報6218は、換算単位情報6216が示す単位の設定が食品管理アプリ521で行われたときに、ユーザーPが設定した食品Fの残量を示す情報である。設定時残量情報6218が示す食品Fの残量の単位は、同じレコードRで対応付く換算単位情報6216が示す単位である。
最新残量情報6219は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量であって、食品管理サーバー6が取得した最新の残量を示す情報である。
前回残量情報6220は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量であって、同じレコードRで対応付く最新残量情報6219の次に最新の残量を示す。
保管場所情報6221は、重量センサー1が検出する食品Fの保管場所を示す情報である。本実施の形態では、保管場所情報6221は、保管場所として、「冷蔵庫」、「収納庫」、「防災」、「設定しない」のいずれかを示す。
保管開始日情報6222は、重量センサー1が検出する食品Fの保管開始日を示す情報である。
期限日情報6223は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの賞味期限または消費期限の期限日を示す情報である。
期限日通知条件情報6224は、期限日通知条件を示す情報である。期限日通知条件は、期限日情報6223が示す期限日を、ユーザーPに通知する条件である。期限日通知条件は、現在日が、期限日情報6223が示す期限日からユーザーが設定した日数前に至ったことを示す。
残量通知条件情報6225は、残量通知条件を示す情報である。残量通知条件は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を通知する条件である。残量通知条件情報6225は、残量通知条件の種類を示す条件種類情報6226を含む。また、残量通知条件情報6225は、条件種類情報6226が示す種類に応じて、残量通知条件の設定値を示す条件設定値6227を含む。
残量通知条件は、「通知条件」の一例に対応する。
残量通知条件の詳細については、後述する。
食品画像データ6228は、食品Fの画像である食品画像FOGの画像データである。
図4の説明に戻り、サーバー通信部61は、所定の通信規格に従った無線回路やアンテナ等の通信に係わる構成を備える通信インターフェイスであり、所定の通信規格に従って重量センサー1及び端末装置5と通信する。
上述した通り、サーバー制御部60は、サーバー通信制御部611と情報処理部612として機能する。
サーバー通信制御部611は、サーバー通信部61を介して重量センサー1及び端末装置5と通信する。
情報処理部612は、重量センサー及び端末装置5をクライアントとして、各クライアントからの要求等に基づいて情報処理を行う。
[1-4.端末装置の構成]
次に、端末装置5の構成について説明する。
端末装置5は、端末制御部50、端末通信部51、タッチパネル52、及びカメラ53を備える。
端末制御部50は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである端末プロセッサー510、及び端末記憶部520を備える。端末制御部50は、端末プロセッサー510が、端末記憶部520に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、端末装置5の各部を制御する。端末装置5には、食品管理アプリ521がインストールされる。端末制御部50は、端末プロセッサー510が食品管理アプリ521を読み出して実行することにより、アプリ実行部5100として機能する。
端末プロセッサー510は、「コンピューター」の一例に対応する。
端末記憶部520は、端末プロセッサー510が実行するプログラムや、端末プロセッサー510により処理されるデータを記憶するメモリーを備える。端末記憶部520は、端末プロセッサー510が実行する制御プログラム、端末装置5の設定に係る設定データ、食品管理アプリ521、ユーザーID6211、その他の各種データを記憶する。端末記憶部520は、不揮発性の記憶領域を有する。端末記憶部520は、揮発性の記憶領域を備え、端末プロセッサー510のワークエリアを構成してもよい。
端末通信部51は、所定の通信規格に従った無線回路やアンテナ等の構成を備える通信インターフェイスであり、所定の通信規格に従って、グローバルネットワークGNと接続する機器と通信する。本実施の形態では、端末通信部51が使用する通信規格として無線通信規格を例示するが、有線通信規格でもよい。
タッチパネル52は、液晶表示パネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて、或いは一体に設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、端末制御部50の制御で、各種情報を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、端末制御部50に出力する。端末制御部50は、タッチセンサーからの入力に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。
カメラ53は、端末制御部50の制御に従って撮影を行う。カメラ53は、撮影画像のデータを端末制御部50に出力する。
上記の通り、端末制御部50は、アプリ実行部5100として機能する。
アプリ実行部5100は、端末通信制御部5101、食品管理画面表示制御部5102、設定部5103、及び通知部5104として機能する。
端末通信制御部5101は、端末通信部51を介して食品管理サーバー6と通信する。
アプリ実行部5100は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの管理に係るユーザーインターフェースを、タッチパネル52に表示させる。以下の説明において、このユーザーインターフェースを、「アプリUI」といい「5200」の符号を付す。アプリ実行部5100は、アプリUI5200をタッチパネル52に表示させることで、重量センサー1が重量を検出する食品Fに係る各種情報をユーザーPに提供し、また、重量センサー1が重量を検出する食品Fに係る各種入力をユーザーPから受け付ける。
食品管理画面表示制御部5102は、アプリUI5200において、食品Fの管理に係る食品管理画面SKGを表示する。食品管理画面SKGについては後述する。
設定部5103は、アプリUI5200において、重量センサー1に係わる設定を行うための画面を表示する。設定部5103は、この画面を介して、重量センサー1に係わる設定についての各種入力をユーザーPから受け付ける。設定部5103は、ユーザーPから受け付けた各種入力に基づいて重量センサー1に係わる設定を行う。
通知部5104は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量をプッシュ通知する。通知部5104は、設定部5103が設定した残量通知条件が成立した場合、食品Fの残量をプッシュ通知する。また、通知部5104は、重量センサー1に係わるエラーを通知する。
[2.動作]
次に、本実施の形態の動作について説明する。
[2-1.重量センサーに係わる設定]
まず、重量センサー1に係わる設定における食品管理システム1000の各部の動作について説明する。なお、重量センサー1に係わる設定は、重量センサー1を使用開始する前に行われる設定、いわゆる初期設定と、前回の設定から設定内容を変更する場合の設定とが含まれる。
[2-1-1.アプリUIの画面]
重量センサー1に係わる設定では、アプリUI5200において、重さリセット設定画面STG1、種類設定画面STG2、単位設定画面STG3、及び設定前編集画面HG1の順に画面遷移する。
図6は、重さリセット設定画面STG1の一例を示す図である。
重さリセット設定画面STG1は、第1説明情報J1を有する。第1説明情報J1は、ケース3を載置しないで設定対象の重量センサー1を使用する場合にユーザーPが行う操作の説明を示す。
重さリセット設定画面STG1は、重量センサー1の使い方を示す使い方画像TGを有する。図6が示す使い方画像TGは、重量センサー1を単体で使う使い方を示す第1使い方画面TG1と、ケース3を上面に載置して重量センサー1を使う使い方を示す第2使い方画像TG2と、を含む。
重さリセット設定画面STG1は、第2説明情報J2を有する。第2説明情報J2は、ケース3を載置して設定対象の重量センサー1を使用する場合にユーザーPが行う操作の説明を示す。
重さリセット設定画面STG1は、次へボタンB1を有する。次へボタンB1は、現在検出している重量をゼロとして以後の重量の検出を行う設定を、重量センサー1に行わせるためのソフトウェアボタンである。
以下の説明において、この設定を、「重さリセット設定」という。
次へボタンB1がユーザーPによってタッチ操作されると、アプリUI5200においては、重さリセット設定画面STG1から種類設定画面STG2に画面遷移する。
図7は、種類設定画面STG2の一例を示す図である。
種類設定画面STG2は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの種類を設定するための画面である。
種類設定画面STG2は、種類入力領域A1を有する。種類入力領域A1は、重量センサー1が検出する食品Fの種類を示す文言を、ユーザーPがソフトウェアキー等を操作して入力するための領域である。
種類設定画面STG2は、スキャン設定ボタンB2を有する。スキャン設定ボタンB2は、QRコード(登録商標)等のコードの読み取りによって、重量センサー1が重量を検出する食品Fの種類を設定するためのソフトウェアボタンである。スキャン設定ボタンB2がタッチ操作されると、設定部5103は、カメラ53を起動させる。次いで、設定部5103は、カメラ53の撮影画像からコードを読み取れた場合、食品管理サーバー6に、読み取りデータが示す食品Fの種類を問い合せる。設定部5103は、問い合せの応答として得た食品Fの種類を、重量センサー1が重量を検出する食品Fの種類として種類設定画面STG2において設定する。
種類設定画面STG2は、種類表示領域A2を有する。種類表示領域A2は、重量センサー1が重量を検出する食品Fの種類として設定可能な食品の種類を示すアイコンICが一覧表示される領域である。種類表示領域A2が表示するアイコンICの各々は、タッチ操作により選択可能ある。設定部5103は、1のアイコンICが選択されると、選択されたアイコンICが示す食品Fの種類を、重量センサー1が重量を検出する食品Fの種類として種類設定画面STG2において設定する。
種類設定画面STG2は、次へB3を含む。次へボタンB3は、種類入力領域A1、スキャン設定ボタンB2、及び種類表示領域A2における選択、のいずれかにより種類設定画面STG2において設定された食品Fの種類を確定するためのソフトウェアボタンである。アプリUI5200では、次へボタンB3がタッチ操作されると、種類設定画面STG2から単位設定画面STG3に遷移する。
図8は、単位設定画面STG3の一例を示す図である。
単位設定画面STG3は、第1単位設定画面STG31、第2単位設定画面STG32、及び第3単位設定画面STG33を含む。
第1単位設定画面STG31は、単位選択領域A3を有する。単位選択領域A3は、重量センサー1が検出した食品Fの重量を換算する単位を、ユーザーPが選択可能な領域である。単位選択領域A3は、重量センサー1が検出した食品Fの重量を換算する単位として、パーセントを選択するためのボタンB4と、「個」を選択するためのボタンB5と、を有する。図8では、ボタンB4が選択された状態の第1単位設定画面STG31を示している。なお、ボタンB4、B5は、ソフトウェアボタンである。
第1単位設定画面STG31は、次へボタンB6を有する。次へボタンB6は、第1単位設定画面STG31から、第2単位設定画面STG32又は第3単位設定画面STG33に画面遷移するためのソフトウェアボタンである。単位選択領域A3においてボタンB4が選択された状態で、次へボタンB6がタッチ操作されると、アプリUI5200では、第1単位設定画面STG31から第2単位設定画面STG32に遷移する。また、単位選択領域A3においてボタンB5が選択された状態で、次へボタンB6がタッチ操作されると、アプリUI5200では、第1単位設定画面STG31から第3単位設定画面STG33に遷移する。
第2単位設定画面STG32は、割合入力領域A4が表示される。割合入力領域A4は、設定対象の重量センサー1が検出している食品Fの残量を、ユーザーPが10パーセント刻みの割合で入力するための領域である。図8では、80パーセントが入力された状態の第2単位設定画面STG32を示している。
割合入力領域A4において割合が入力されると、設定部5103は、入力された割合、及び、重量センサー1が検出した最新の重量に基づいて、10パーセントあたりの食品Fの重量を算出する。そして、設定部5103は、10パーセントあたりの食品Fの重量が基準値(例えば40g)を下回るか否かを判定する。設定部5103は、10パーセントあたりの食品Fの重量が基準値を下回ると判別した場合、10パーセントあたりの食品Fの重量が基準値以上となるように、割合入力領域A4に入力する割合を小さくするよう促すポップアップを行う。
第2単位設定画面STG32は、次へボタンB7を有する。次へボタンB7は、設定前編集画面HG1に画面遷移するためのソフトウェアボタンである。
第3単位設定画面STG33は、個数入力領域A5が表示される。個数入力領域A5は、設定対象の重量センサー1が検出する食品Fの個数を入力するための領域である。図8では、食品Fの個数として「6個」が入力された状態の第3単位設定画面STG33を示している。
個数入力領域A5において個数が入力されると、設定部5103は、入力された個数、及び、重量センサー1が検出した最新の重量に基づいて、1個あたりの食品Fの重量を算出する。そして、設定部5103は、1個あたりの食品Fの重量が基準値(例えば40g)を下回るか否かを判定する。設定部5103は、1個あたりの食品Fの重量が基準値を下回ると判別した場合、1個あたりの食品Fの重量が基準値以上となるように、個数入力領域A5に入力する個数を小さくするよう促すポップアップを行う。
第3単位設定画面STG33は、次へボタンB8を有する。次へボタンB8は、設定前編集画面HG1に画面遷移するためのソフトウェアボタンである。
図9は、設定前編集画面HG1の一例を示す図である。
設定前編集画面HG1は、食品Fの食品画像FOGを有する。
種類設定画面STG2において、スキャン設定ボタンB2がタッチ操作されコードの読み取りが行われた場合、設定前編集画面HA1は、食品管理サーバー6に問い合わせた食品Fの種類の食品画像FOGを有する。
また、種類設定画面STG2において、アイコンICの選択が行われた場合、設定前編集画面HG1は、選択されたアイコンICが示す食品Fの種類の食品画像FOGを有する。
また、種類設定画面STG2において、種類入力領域A1において食品Fの種類の入力が行われた場合、設定前編集画面HG2は、カメラ53の撮影画像を食品画像FOGとすることができる。
設定前編集画面HG1は、種類情報6215を有する。設定前編集画面HG1が有する種類情報6215は、種類設定画面STG2で設定された食品Fの種類を示す。
設定前編集画面HG1は、設定時残量情報6218を有する。この設定時残量情報6218は、割合入力領域A4に入力された割合、又は、個数入力領域A5に入力された個数を示す。図9の例では、設定時残量情報6218が「8個」を示す。
設定前編集画面HG1は、残量画像ZGを有する。設定前編集画面HG1が有する残量画像ZGは、割合入力領域A4に入力された割合、又は、個数入力領域A5に入力された個数を、ゲージで示した画像である。
設定前編集画面HG1は、保管開始日が表示される保管開始日表示領域A6を有する。保管開始日表示領域A6に表示される保管開始日は、ユーザーPのタッチ操作によって変更可能である。デフォルトの保管開始日表示領域A6には、設定前編集画面HG1を表示している日が保管開始日として表示される。
設定前編集画面HG1は、期限日が表示される期限日表示領域A7を有する。期限日表示領域A7に表示される期限日は、タッチ操作によって設定及び変更が可能である。種類設定画面STG2においてコードの読み取り以外で食品Fの種類が設定された場合、デフォルトの期限日表示領域A7には、期限日が表示されず、期限日が未設定であることを示す文字列が入力される。一方で、種類設定画面STG2においてコードの読み取りで食品Fの種類が設定された場合、デフォルトの期限日表示領域A7には、食品管理サーバー6から受信した期限日が表示される。
設定前編集画面HG1は、保管場所が入力される保管場所表示領域A8を有する。保管場所表示領域A8に表示される保管場所は、「冷蔵庫」、「収納庫」、「防災」、及び、「設定しない」のなかから、ユーザーPが選択した保管場所である。
設定前編集画面HG1は、期限日通知条件に対応する文字列が表示される期限日通知条件表示領域A9を有する。期限日通知条件表示領域A9が表示する期限日通知条件に対応する文字列は、「設定しない」、「1日前」、「2日前」、「3日前」、「4日前」、「5日前」、「6日前」、及び、「7日前」のなかから、ユーザーPが選択した条件である。
設定前編集画面HG1は、残量通知条件に対応する文字列が表示される残量通知条件表示領域A10を有する。残量通知条件表示領域A10に表示される残量通知条件に対応する文字列は、「1日1回」、「残量が少ないとき」、「重量変化時」、及び「OFF」のいずれかである。
設定前編集画面HG1は、設定前編集画面HG1において入力された内容及び表示された内容を確定するための確定ボタンB9を含む。
[2-1-2.食品管理システムの動作]
設定部5103は、設定前編集画面HG1において確定ボタンB9がタッチ操作されると、食品管理データベース621への情報の格納を要求する格納要求情報を生成し、生成した格納要求情報を端末通信制御部5101に出力する。この格納要求情報の生成及び出力は、設定部5103の重量センサー1に対する設定を行うことに相当する。
生成される格納要求情報は、端末装置5が記憶するユーザーID6211、及び、設定対象のセンサーID121を含む。
また、生成される格納要求情報は、重さリセットを行った後の重量センサー1が検出した重量を示す設定時重量情報6217を含む。
また、生成される格納要求情報は、割合入力領域A4に食品Fの残量の割合が入力された場合、パーセントを示す換算単位情報6216と、割合入力領域A4に入力されたパーセンテージを示す設定時残量情報6218とを含む。個数入力領域A5に食品Fの個数が入力された場合、生成される格納要求情報は、「個」を示す換算単位情報6216と、個数入力領域A5に入力された食品Fの個数を示す設定時残量情報6218とを含む。
また、生成される格納要求情報は、設定前編集画面HG1の食品画像FOGの食品画像データ6228、種類設定画面STG2で設定された食品Fの種類を示す種類情報6215、保管開始日表示領域A6が表示する保管開始日を示す保管開始日情報6222、期限日表示領域A7が表示する期限日を示す期限日情報6223、保管場所表示領域A8が表示する保管場所を示す保管場所情報6221、期限日通知条件表示領域A9が表示する文字列に対応する期限日通知条件を示す期限日通知条件情報6224、及び、残量通知条件表示領域A10が表示する文字列に対応する残量通知条件を示す残量通知条件情報6225を含む。
端末通信制御部5101は、設定部5103が生成した格納要求情報を、食品管理サーバー6に送信する。
食品管理サーバー6のサーバー通信制御部611は、格納要求情報を重量センサー1から受信する。情報処理部612は、サーバー通信制御部611が受信した格納要求情報に含まれる各種情報を食品管理データベース621に格納する。より詳細には、情報処理部612は、食品管理データベース621において、受信した格納要求情報に含まれるユーザーID6211とセンサーID121との組み合わせに対し、受信した格納要求情報に含まれる情報を対応付ける。
[2-2.重量センサーの動作モードの設定]
次に、重量センサー1の動作モードの設定に係わる動作について説明する。
[2-2-1.アプリUIの画面]
端末装置5の設定部5103は、アプリUI5200において動作モード設定画面MSGを表示する。
図10は、動作モード設定画面MSGの一例を示す図である。
動作モード設定画面MSGは、重量センサー1の動作モードを通常モードに設定するためのチェックボックスCB1と、重量センサー1の動作モードを省エネモードに設定するためのチェックボックスCB2とを有する。チェックボックスCB2がチェックされると、動作モード設定画面MSGには、省エネモードにおいて重量を検出する時刻を、例えば0:00~23:00の間において1時間間隔で指定できる領域が設けられる。ユーザーPは、この領域において、省エネモードにおいて重量を検出する時刻を指定できる。
通常モードは、単位時間あたりにおける重量の検出回数が省エネモードより多い動作モードである。本実施の形態の通常モードは、例えば1時間に1回、重量を検出する。
省エネモードは、単位時間あたりにおける重量の検出回数が通常モードより少ない動作モードである。そのため、省エネモードは、通常モードと比べて、重量検出ユニットの消費電力を抑えることができる。本実施の形態の省エネモードは、例えば1日に1回、重量を検出する。
なお、通常モード及び省エネモードの両動作モードでは、重量を検出するタイミングが到来するまで、センサー制御部100及び電源部104が動作している。その一方で、センサー通信部101、重量検出部102、及び、温度検出部103を含むその他の各部には、電源部104から電力が供給されてなく動作していない。
図10の動作モード設定画面MSGは、ユーザーPのタッチ操作によりチェックボックスCB2にチェックが入力された場合を示している。なお、チェックボックスC1、C2には、両者同時にチェックを入れることができない。また、デフォルトの動作モード設定画面MSGでは、チェックボックスCB1、CB2のいずれかにチェックが入力された状態としてもよいし、チェックボックスCB1、CB2の両者にチェックが入力されていない状態としてもよい。
動作モード設定画面MSGは、チェックボックスCB1、CB2のいずれかに入力されたチェックを確定する次へボタンB10を有する。
なお、動作モード設定画面MSGは、重さリセット設定画面STG1、種類設定画面STG2、単位設定画面STG3、設定前編集画面HG1の順に画面遷移する際に、いずれかの画面遷移の段階で遷移される画面としてもよい。
[2-2-2.食品管理システムの動作]
図11は、食品管理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図11において、フローチャートFAは端末装置5の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFBは食品管理サーバー6の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFCは重量センサー1の動作を示すフローチャートである。
図11のフローチャートFAの開始時点では、アプリUI5200において動作モード設定画面MSGが表示されている。
フローチャートFAで示すように、端末装置5の設定部5103は、チェックボックスCB1、CB2のいずれかにチェックが入力されているか否かを判別する(ステップSA1)。
設定部5103は、チェックボックスCB1、CB2のいずれかにチェックが入力されていないと判別した場合(ステップSA1:NO)、再度、ステップSA1の処理を行う。
一方、設定部5103は、チェックボックスCB1、CB2のいずれかにチェックが入力されたと判別した場合(ステップSA1:YES)、次へボタンB10がタッチ操作されたか否かを判別する(ステップSA2)。
設定部5103は、次へボタンB10がタッチ操作されていないと判別した場合(ステップSA2:NO)、処理をステップSA1に戻す。
一方、次へボタンB10がタッチ操作されたと判別した場合(ステップSA2:YES)、設定部5103は、動作モード設定要求情報を生成し、生成した動作モード設定要求情報を端末通信制御部5101に出力する(ステップSA3)。ステップSA3の処理を行うことは、設定部5103が重量センサー1の動作モードを設定することに相当する。
動作モード設定要求情報は、チェックが入力されたチェックボックスC1、C2のいずれかに対応する動作モードを示す。動作モード設定要求情報には、端末記憶部520に記憶されたユーザーID6211と、設定対象の重量センサー1のセンサーID121とを含む。また、動作モード設定要求情報は、省エネモードを示す場合、ユーザーPが指定した重量を検出する時刻を示す情報を含む。
次いで、端末通信制御部5101は、動作モード設定要求情報を食品管理サーバー6に送信する(ステップSA4)。
フローチャートFBで示すように、食品管理サーバー6のサーバー通信制御部611は、動作モード設定要求情報を端末装置5から受信する(ステップSB1)。
サーバー通信制御部611は、受信した動作モード設定要求情報に含まれるユーザーID6211とセンサーID121との組み合わせに対応付くセンサー通信情報6213に基づいて、受信した動作モード設定要求情報を重量センサー1に送信する(ステップSB2)。
フローチャートFCで示すように、重量センサー1のセンサー通信制御部111は、動作モード設定要求情報を食品管理サーバー6から受信する(ステップSC1)。
動作モード設定部113は、重量センサー1の動作モードを、センサー通信制御部111が受信した動作モード設定要求情報が示す動作モードに設定する(ステップSC3)。
[2-3.重量センサーの動作モードに係わる動作]
次に、各動作モードにおける重量センサーの動作について説明する。
[2-3-1.通常モード]
センサー検出制御部112は、重量センサー1の動作モードが通常モードの場合、現在時刻計時部115が計時する時刻が、前回重量を検出してから1時間経過した時刻に至ると、重量を検出するタイミングが到来したとして、重量検出部102により食品Fの重量を検出する。センサー検出制御部112は、重量センサー1の動作モードが通常モードの場合、今回検出した重量が前回検出した重量より基準値(例えば、20g)以上変化していると、今回検出した重量を示す重量情報をセンサー通信制御部111に出力する。
センサー通信制御部111は、センサー通信制御部111から取得した重量情報を食品管理サーバー6に送信する。重量情報には、センサー記憶部120が記憶するセンサーID121が含まれる。
食品管理サーバー6の情報処理部612は、サーバー通信制御部611が重量情報を受信すると、受信した重量情報に含まれるセンサーID121に対応付く情報を次のように更新する。
すなわち、情報処理部612は、受信した重量情報が示す重量を、設定時重量情報6217及び設定時残量情報6218に基づいて、食品Fの残量に換算して食品Fの残量を取得する。次いで、情報処理部612は、最新残量情報6219が示す残量を、取得した残量に更新する。また、情報処理部612は、前回残量情報6220が示す残量を、更新前の最新残量情報6219が示す残量に更新する。また、情報処理部612は、通信日時情報6214が示す日時を、重量情報を受信した日時に更新する。
センサー検出制御部112は、重量センサー1の動作モードが通常モードの場合、今回検出した重量が前回検出した重量より基準値以上変化していないと、今回検出した重量を示す重量情報を、センサー通信制御部111に出力しない。そのため、センサー通信制御部111は、今回検出した重量が前回検出した重量より基準値以上変化していないと、今回検出した重量を示す重量情報を、食品管理サーバー6に送信しない。これにより、センサー検出制御部112は、食品管理サーバー6との通信回数を抑えることができ、重量センサー1における消費電力を抑えることができる。
ただし、センサー通信制御部111は、センサー検出制御部112から重量情報を取得しない場合でも、1日1回所定の時刻に、食品管理サーバー6と通信して食品管理サーバー6から現在時刻を示す情報を取得する。これにより、現在時刻計時部115が正確な時刻を基準に現在時刻を計時できるようになり、重量センサー1が正確な時刻に基づくタイミングで食品Fの重量を検出できる。
食品管理サーバー6では、現在時刻の要求が重量センサー1からあると、要求してきた重量センサー1のセンサーID121に対応付く通信日時情報6214が示す日時を、要求を受けた日時に更新する。これにより、重量センサー1が動作しているか否かを食品管理サーバー6が情報として把握できる。
[2-3-2.省エネモード]
センサー検出制御部112は、重量センサー1の動作モードが省エネモードの場合、現在時刻計時部115が計時した現在時刻が、ユーザーPが指定した重量を検出する時刻に至ると、重量を検出するタイミングが到来したとして、重量検出部102により食品Fの重量を検出する。そして、センサー検出制御部112は、今回検出した重量を示す重量情報をセンサー通信制御部111に出力する。
センサー通信制御部111は、センサー検出制御部112から取得した重量情報を食品管理サーバー6に送信し、また、食品管理サーバー6から現在時刻を示す情報を取得する。食品管理サーバー6では、通常モードで説明した動作と同様に、センサーID121に対応付く情報を更新する。
[2-4.重量センサーに係わる設定後の動作]
次に、重量センサー1に係わる設定後の食品管理システム1000の動作について説明する。
[2-4-1.アプリUIの画面]
端末装置5の食品管理画面表示制御部5102は、アプリUI5200において、タッチパネル52に、食品管理画面SKGのアプリUI5200を表示する。
図12は、食品管理画面SKGの一例を示す図である。
食品管理画面SKGは、重量センサー1が重量を検出する食品Fについて残量や期限日等の食品Fの管理に係わる画面である。
食品管理画面SKGは、食品Fごとに、食品Fに係るオブジェクトを含む。以下、食品Fに係るオブジェクトを「食品オブジェクト」といい「SOB」の符号を付す。図10に示す食品管理画面SKGは、牛乳F1に係る食品オブジェクトSOB1、卵F2に係る食品オブジェクトSOB2、林檎F3に係る食品オブジェクトSOB3、及び、米F4に係る食品オブジェクトSOB4を含む。
1の食品オブジェクトSOBは、食品画像FOGと、残量画像ZGとを含む。また、1の食品オブジェクトSOBは、残量通知条件情報6225が示す残量通知条件が残量低下条件であって、この残量低下条件が成立している場合、食品Fの残量が少ないことを警告する残量警告情報KJ1を含む。また、1の食品オブジェクトSOBは、期限日通知条件情報6224が示す期限日通知条件が成立している場合、食品Fの期限日が近いことを警告する期限日警告情報KJ2を含む。
食品オブジェクトSOB1は、牛乳F1を示す食品画像FOG1、牛乳F1の残量を示す残量画像ZG1、及び期限日警告情報KJ2を含む。
また、食品オブジェクトSOB2は、卵F2を示す食品画像FOG2、卵F2の残量を示す残量画像ZG2、及び残量警告情報KJ1を含む。
また、食品オブジェクトSOB3は、林檎F3を示す食品画像FOG3、及び林檎F3の残量を示す残量画像ZG3を含む。
また、食品オブジェクトSOB4は、米F4を示す食品画像FOG4、米F4の残量を示す残量画像ZG4、及び残量警告情報KJ1を含む。
食品管理画面SKGは、すべてボタンB11、冷蔵庫ボタンB12、収納庫ボタンB13、及び防災ボタンB14を有する。
すべてボタンB11は、保管場所情報6221が示す保管場所に係りなく、レコードRが含むセンサーID121の全てについて、食品オブジェクトSOBを食品管理画面SKGに表示するためのソフトウェアボタンである。
冷蔵庫ボタンB12は、食品管理画面SKGが表示する食品オブジェクトSOBを、保管場所情報6221が「冷蔵庫」を示すセンサーID121についての食品オブジェクトSOBに絞り込むソフトウェアボタンである。
収納庫ボタンB13は、食品管理画面SKGが表示する食品オブジェクトSOBを、保管場所情報6221が「収納庫」を示すセンサーID121についての食品オブジェクトSOBに絞り込むソフトウェアボタンである。
防災ボタンB14は、食品管理画面SKGが表示する食品オブジェクトSOBを、保管場所情報6221が「防災」を示すセンサーID121についての食品オブジェクトSOBに絞り込むソフトウェアボタンである。
[2-4-2.食品管理システムの動作]
食品管理画面SKGの表示を指示するタッチ操作を受け付けた場合、端末通信制御部5101は、レコードRを要求するレコード要求情報を食品管理サーバー6に送信する。レコード要求情報には、端末記憶部520が記憶するユーザーID6211が含まれる。
サーバー通信制御部611は、レコード要求情報を端末装置5から受信する。情報処理部612は、サーバー通信制御部611が受信したレコード要求情報に含まれるユーザーID6211を含むレコードRを食品管理データベース621から特定する。そして、サーバー通信制御部611は、情報処理部612が特定したレコードRを、受信したレコード要求情報の応答として、端末装置5に送信する。
端末装置5の食品管理画面表示制御部5102は、端末通信制御部5101が受信したレコードRに基づいて食品管理画面SKGを生成する。
詳述すると、食品管理画面表示制御部5102は、レコードRに含まれるセンサーID121の各々について、残量通知条件情報6225が示す残量低下条件が成立する場合に、残量警告情報KJ1を生成する。また、食品管理画面表示制御部5102は、レコードRに含まれるセンサーID121の各々について、期限日通知条件情報6224が示す期限日通知条件が成立する場合に、期限日警告情報KJ2を生成する。また、食品管理画面表示制御部5102は、レコードRに含まれるセンサーID121の各々について、最新残量情報6219が示す残量に対応する残量画像ZGを生成する。そして、食品管理画面表示制御部5102は、レコードRに含まれるセンサーID121の各々について、生成した情報と食品画像データ6228が示す食品画像FOGとを含む食品オブジェクトSOBを生成する。そして、食品管理画面表示制御部5102は、生成した食品オブジェクトSOBを含む食品管理画面SKGを生成する。
[2-4-3.アプリUIの画面]
食品管理画面SKGにおいて1の食品オブジェクトSOBがタッチ操作により選択されると、アプリUI5200においては、食品管理画面SKGから設定後編集画面HG2に遷移する。
図13は、設定後編集画面HG2の一例を示す図である。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された1の食品オブジェクトSOBに対応する食品Fの食品画像FOGを有する。図13の設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGにおいて食品オブジェクトSOB2が選択された場合を示している。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する食品Fの種類を示す種類情報6215を有する。図13では、種類情報6215が、食品Fの種類として「卵」を示している。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する最新残量情報6219を表示する。図13では、最新残量情報6219が、「2個」を示す。設定後編集画面HG2の最新残量情報6219は、食品管理画面SKGを生成する場合、又は、更新ボタンB15が操作された場合に、食品管理サーバー6から受信したレコードRに含まれる最新残量情報6219である。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する残量画像ZGを有する。図13の残量画像ZGは、食品管理画面SKGを生成する場合、又は、更新ボタンB15が操作された場合に、食品管理サーバー6から受信したレコードRに含まれる最新残量情報6219が示す残量を示す。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する保管開始日表示領域A11を有する。保管開始日表示領域A11に表示される保管開始日は、タッチ操作によってユーザーPが変更可能である。食品管理画面SKGから画面遷移した直後の保管開始日表示領域A11には、食品管理画面SKGの生成時に受信したレコードRに含まれる保管開始日情報6222が示す保管開始日が表示される。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する期限日表示領域A12を有する。期限日表示領域A12に表示される期限日は、タッチ操作によって設定及び変更が可能である。食品管理画面SKGから画面遷移した直後の期限日表示領域A12には、食品管理画面SKGの生成時に受信したレコードRに含まれる期限日情報6223が示す期限日が表示される。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する保管場所表示領域A13を有する。保管場所表示領域A13が表示する保管場所は、設定前編集画面HG1と同じである。食品管理画面SKGから画面遷移した直後の保管場所表示領域A13には、食品管理画面SKGの生成時に受信したレコードRに含まれる保管場所情報6221が示す保管場所が表示される。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する期限日通知条件表示領域A14を有する。期限日通知条件表示領域A14に表示される文字列は、設定前編集画面HG1の期限日通知条件表示領域A9と同じである。食品管理画面SKGから画面遷移した直後の期限日通知条件表示領域A14には、食品管理画面SKGの生成時に受信したレコードRに含まれる期限日通知条件情報6224が示す期限日通知条件に対応する文字列が表示される。
設定後編集画面HG2は、食品管理画面SKGで選択された食品オブジェクトSOBに対応する残量通知条件表示領域A15を有する。残量通知条件表示領域A15に表示される文字列は、設定前編集画面HG1の残量通知条件表示領域A15と同じである。食品管理画面SKGから画面遷移した直後の残量通知条件表示領域A15には、食品管理画面SKGの生成時に受信したレコードRに含まれる残量通知条件情報6225が示す残量通知条件に対応する文字列が表示される。
設定後編集画面HG2は、設定後編集画面HG2において表示された内容及び変更された内容を確定するための確定ボタンB16を含む。設定後編集画面HG2の確定ボタンB16がタッチ操作された場合、アプリUI5200においては、食品管理画面SKGに画面遷移する。
[2-4-4.食品管理システムの動作]
設定部5103は、確定ボタンB16がタッチ操作されると、レコードRを、タッチ操作された時点における設定後編集画面HG2の内容に更新する更新要求情報を生成し、生成した更新要求情報を端末通信制御部5101に出力する。この更新要求情報の生成及び出力を行うことは、設定部5103の重量センサー1に対して再設定を行うことに相当する。
更新要求情報には、端末記憶部520が記憶するユーザーID6211、及び、タッチ操作された時点における設定後編集画面HG2の内容を示す各種情報が含まれる。
端末通信制御部5101は、設定部5103が生成した更新要求情報を、食品管理サーバー6に送信する。
食品管理サーバー6のサーバー通信制御部611は、更新要求情報を受信する。情報処理部612は、サーバー通信制御部611が受信した更新要求情報に含まれる各種情報を食品管理データベース621に格納する。より詳細に、情報処理部612は、サーバー通信制御部611が受信した更新要求情報に含まれるユーザーID6211とセンサーID121との組み合わせに対応付く情報を、受信した更新要求情報に含まれる各種情報に更新する。
[2-5.食品の残量のプッシュ通知に係わる動作]
次に、食品Fの残量のプッシュ通知に係わる食品管理システム1000の動作について説明する。
[2-5-1.アプリUIの画面]
端末装置5の設定部5103は、アプリUI5200において残量通知条件選択画面ZSGを表示する。
アプリUI5200においては、設定前編集画面HG1の残量通知条件表示領域A10がタッチ操作されると、設定前編集画面HG1に残量通知条件選択画面ZSGが重畳して表示される。また、アプリUI5200においては、設定後編集画面HG2の残量通知条件表示領域A15がタッチ操作されると、設定後編集画面HG2に残量通知条件選択画面ZSGが重畳して表示される。
なお、本実施の形態では、残量通知条件選択画面ZSGが、設定前編集画面HG1又は設定後編集画面HG2に重畳して表示される構成であるが、表示態様は一例であって、設定前編集画面HG1又は設定後編集画面HG2から画面遷移して残量通知条件選択画面ZSGが表示される構成でもよい。
図14は、残量通知条件選択画面ZSGの一例を示す図である。
残量通知条件選択画面ZSGは、第1選択ボタンB17、第2選択ボタンB18、第3選択ボタンB19、及び第4選択ボタンB20を有する。残量通知条件選択画面ZSGでは、ユーザーPが第1選択ボタンB17、第2選択ボタンB18、及び第3選択ボタンB19のいずれかをタッチ操作することで、残量通知条件として、時刻到来条件、残量低下条件、及び重量変化条件の中から所望の条件をユーザーPが選択できる。
時刻到来条件は、「第3条件」の一例に対応する。残量低下条件は、「第1条件」の一例に対応する。重量変化条件は、「第2条件」の一例に対応する。
第1選択ボタンB17は、残量通知条件として時刻到来条件を選択するためのソフトウェアボタンである。第1選択ボタンB17は、時刻表示領域A16を含む。時刻表示領域A16は、タッチ操作されることで、所定刻みの時刻を一覧表示する。設定部5103は、一覧表示された時刻からユーザーPが選択した時刻を時刻表示領域A16に表示する。
以下、時刻表示領域A16が表示する時刻を、ユーザー指定時刻という。ユーザー指定時刻は、「所定時刻」の一例に対応する。
時刻到来条件は、現在時刻がユーザー指定時刻に至ったことを示す。
第2選択ボタンB18は、残量通知条件として残量低下条件を選択するためのソフトウェアボタンである。第2選択ボタンB18は、閾値表示領域A17を含む。閾値表示領域A17は、タッチ操作されることで、所定刻みの閾値を一覧表示する。設定部5103は、一覧表示された閾値からユーザーPが選択した閾値を閾値表示領域A17に表示する。
以下、閾値表示領域A17が表示する値を、ユーザー指定閾値という。ユーザー指定閾値は、「所定値」の一例に対応する。
残量低下条件は、食品Fの残量がユーザー指定閾値を下回ったことを示す。より詳細に、残量低下条件は、最新残量情報6219が示す食品Fの残量が、条件設定値6227が示すユーザー指定閾値を下回ったことを示す。
第3選択ボタンB19は、残量通知条件として重量変化条件を選択するためのソフトウェアボタンである。
重量変化条件は、重量センサー1が検出する食品Fの重量が、この食品Fの残量の単位表記に応じた基準値を上回って変化したことを示す。例えば、重量センサー1が検出する食品Fの重量の単位表記が、「個」に設定されている場合、重量変化条件は、食品Fの残量が、1個に対応する残量を上回って変化したことを示す。また、例えば、重量センサー1が検出する食品Fの重量の単位表記が、割合に設定されている場合、重量変化条件は、食品Fの残量が、10パーセントに対応する残量を上回って変化したことを示す。
第4選択ボタンB20は、食品Fの残量を通知しないことを選択するためのソフトウェアボタンである。
[2-5-2.食品管理システムの動作]
図15は、食品管理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図15において、フローチャートFDは端末装置5の動作を示し、フローチャートFEは食品管理サーバー6の動作を示す。
図15のフローチャートの開始時点では、設定部5103が設定前編集画面HG1を表示している。
フローチャートFDで示すように、端末装置5の設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGを表示するか否かを判別する(ステップSD1)。設定部5103は、設定前編集画面HG1において、残量通知条件表示領域A10がタッチ操作された場合、ステップSD1で肯定判別する。
設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGを表示しないと判別した場合(ステップSD1:NO)、再度、ステップSD1の処理を行う。
一方、設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGを表示すると判別した場合(ステップSD1:YES)、残量通知条件選択画面ZSGを表示する(ステップSD2)。
次いで、設定部5103は、第1選択ボタンB17から第4選択ボタンB20のいずれかの選択ボタンがタッチ操作されたか否かを判別する(ステップSD3)。
設定部5103は、いずれの選択ボタンがタッチ操作されていないと判別した場合(ステップSD3:NO)、再度、ステップSD3の処理を行う。
一方、設定部5103は、いずれかの選択ボタンがタッチ操作されたと判別した場合(ステップSD3:NO)、残量通知条件選択画面ZSGの表示を止め(ステップSD4)、設定前編集画面HG1の残量通知条件表示領域A10に選択ボタンに対応する文字列を表示する(ステップSD5)。
ステップSD5において、設定部5103は、第1選択ボタンB17がタッチ操作された場合、残量通知条件表示領域A10に「1日1回」の文字列を表示する。設定部5103は、第2選択ボタンB18がタッチ操作された場合、残量通知条件表示領域A10に「残量が少ないとき」の文字列を表示する。設定部5103は、第3選択ボタンB19がタッチ操作された場合、残量通知条件表示領域A10に「重量変化時」の文字列を表示する。設定部5103は、第4選択ボタンB20がタッチ操作された場合、残量通知条件表示領域A10に「OFF」の文字列を表示する。
次いで、設定部5103は、確定ボタンB9がタッチ操作されたか否かを判別する(ステップSD6)。
設定部5103は、確定ボタンB9がタッチ操作されていないと判別した場合(ステップSD6:NO)、再度、ステップSD6の処理を実行する。
一方、設定部5103が確定ボタンB9がタッチ操作されたと判別した場合(ステップSD6:YES)、端末通信制御部5101は、格納要求情報を食品管理サーバー6に送信する(ステップSD7)。
ステップSD7で送信される格納要求情報の残量通知条件情報6225は、残量通知条件選択画面ZSGで選択された選択ボタンに応じて異なる。
第1選択ボタンB17が選択された場合、残量通知条件情報6225は、時刻到来条件を示す条件種類情報6226と、ユーザー指定時刻を示す条件設定値6227とを含む。
第2選択ボタンB18が選択された場合、残量通知条件情報6225は、残量低下条件を示す条件種類情報6226と、ユーザー指定閾値を示す条件設定値6227とを含む。
第3選択ボタンB19が選択された場合、残量通知条件情報6225は、重量変化条件を示す条件種類情報6226を含む。
第4選択ボタンB20が選択された場合、残量通知条件情報6225は、条件を設定しないことを示す条件種類情報6226を含む。
フローチャートFEで示すように、食品管理サーバー6のサーバー通信制御部611は、格納要求情報を端末装置5から受信する(ステップSE1)。
次いで、情報処理部612は、サーバー通信制御部611が受信した格納要求情報に含まれる各種情報を食品管理データベース621に格納する(ステップSE2)。
図16は、食品管理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図16において、フローチャートFFは端末装置5の動作を示し、フローチャートFGは食品管理サーバー6の動作を示す。
図16のフローチャートの開始時点では、設定部5103が設定後編集画面HG2を表示していることを前提とする。
図16の説明で、図15に示すフローチャートと同じステップについては同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を適宜に省略する。
フローチャートFFで示すように、端末装置5の設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGを表示するか否かを判別する(ステップSF1)。設定部5103は、設定後編集画面HG2において、残量通知条件表示領域A15がタッチ操作された場合、ステップSF1で肯定判別する。
設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGを表示しないと判別した場合(ステップSF1:NO)、処理をステップSF1に移行させ、ステップSF1の処理を行う。
一方、設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGを表示すると判別した場合(ステップSF1:YES)、残量通知条件選択画面ZSGを表示する(ステップSA2)。
設定部5103は、残量通知条件選択画面ZSGの表示を止め(ステップSA4)、設定後編集画面HG2の残量通知条件表示領域A15に選択ボタンに対応する文字列を表示する(ステップSF2)。
設定部5103が確定ボタンB16がタッチ操作されたと判別した場合(ステップSA6:YES)、端末通信制御部5101は、更新要求情報を食品管理サーバー6に送信する(ステップSF3)。
ステップSF3で送信される更新要求情報の残量通知条件情報6225は、格納要求情報と同様に、残量通知条件選択画面ZSGで選択された選択ボタンに応じて異なる。
フローチャートFGで示すように、食品管理サーバー6のサーバー通信制御部611は、更新要求情報を端末装置5から受信する(ステップSG1)。
次いで、情報処理部612は、サーバー通信制御部611が受信した更新要求情報に基づいて食品管理データベース621を更新する(ステップSG2)。
続けて、食品Fの残量のプッシュ通知に係わる動作について説明する。
図17は、食品管理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図17において、フローチャートFHは食品管理サーバー6の動作を示し、フローチャートFIは端末装置5の動作を示す。
図17のフローチャートは、1の重量センサー1を処理対象にした動作である。
フローチャートFHで示すように、食品管理サーバー6の情報処理部612は、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く残量通知条件情報6225に基づいて、残量通知条件が設定されているか否かを判別する(ステップSH1)。
ステップSH1において、残量通知条件情報6225の条件種類情報6226が、時刻到達条件、残量低下条件、及び重量変化条件のいずれかを示す場合、情報処理部612は、ステップSH1で肯定判別し、そうでない場合、ステップSH1で否定判別する。
情報処理部612は、残量通知条件が設定されていないと判別した場合(ステップSH1:NO)、本処理を終了する。
一方、情報処理部612は、残量通知条件が設定されていると判別した場合(ステップSH1:YES)、設定されている残量通知条件が成立したか否かを判別する(ステップSH2)。
処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く条件種類情報6226が時間到来条件を示す場合、情報処理部612は、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く条件設定値6227を参照する。情報処理部612は、現在時刻が、参照する条件設定値6227が示すユーザー指定時刻に至ったか否かを判別する。情報処理部612は、現在時刻が、条件設定値6227が示すユーザー指定時刻に至ったと判別した場合、ステップSH2において残量通知条件が成立したと判別する。一方、情報処理部612は、現在時刻が、条件設定値6227が示すユーザー指定時刻に至っていないと判別した場合、ステップSH2において残量通知条件が成立していないと判別する。
処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く条件種類情報6226が残量低下条件を示す場合、情報処理部612は、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く最新残量情報6219及び条件設定値6227を参照する。情報処理部612は、参照する最新残量情報6219が示す食品Fの残量が、参照する条件設定値6227が示すユーザー指定閾値を下回ったか否かを判別する。情報処理部612は、ユーザー指定閾値を下回ったと判別した場合、ステップSH2において残量通知条件が成立したと判別する。一方、情報処理部612は、ユーザー指定閾値を下回っていないと判別した場合、ステップSH2において残量通知条件が成立していないと判別する。
処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く条件種類情報6226が重量変化条件を示す場合、情報処理部612は、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く最新残量情報6219及び前回残量情報6220を参照する。情報処理部612は、前回残量情報6220が示す残量と最新残量情報6219が示す残量との差が、基準値を上回るか否かを判別する。この基準値は、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く換算単位情報6216が示す単位に応じた値である。この基準値は、換算単位情報6216が示す単位が「個」である場合、例えば、1個に対応する値である。また、この基準値は、換算単位情報6216が示す単位が「パーセント」である場合、例えば、10パーセントに対応する値である。情報処理部612は、前回残量情報6220が示す残量と最新残量情報6219が示す残量との差が基準値を上回る場合、残量通知条件が成立したと判別し、そうでない場合、残量通知条件が成立していないと判別する。
情報処理部612は、残量通知条件が成立していないと判別した場合(ステップSH2:NO)、本処理を終了する。
一方で、情報処理部612が残量通知条件が成立したと判別した場合(ステップSH2:YES)、サーバー通信制御部611は、食品Fの残量のプッシュ通知を指示する通知指示情報を、端末装置5に送信する(ステップSH3)。
ステップSH3において、サーバー通信制御部611は、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く端末装置通信情報6212に基づいて端末装置5に通知指示情報を送信する。通知指示情報には、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く種類情報6215及び最新残量情報6219を含む。
フローチャートFIで示すように、端末装置5の端末通信制御部5101は、食品管理サーバー6から通知指示情報を受信する(ステップSI1)。
次いで、通知部5104は、受信した通知指示情報に基づいて、通知指示情報に含まれる種類情報6215が示す種類の食品Fについて、食品Fの残量をプッシュ通知する(ステップSI2)。
[2-6.エラー通知に係わる動作]
次に、重量センサー1に係るエラー通知の動作について説明する。
[2-6-1.アプリUIの画面]
端末装置5の通知部5104は、アプリUI5200においてエラー通知画面ETGを表示することによって、重量センサー1に係わるエラー通知を行う。
図18は、エラー通知画面ETGの一例を示す図である。
エラー通知画面ETGは、重量センサー1で発生したエラーごとに、エラーに係わるオブジェクトを有する。以下、このオブジェクトを「エラーオブジェクト」といい「EOB」の符号を付す。
1のエラーオブジェクトEOBは、エラーを識別するためのエラーコードECDを有する。また、1のエラーオブジェクトEOBは、エラーコードが示すエラー内容するエラー内容情報J3を有する。
本実施の形態においてエラー通知画面ETGで通知されるエラーは、重さエラー、温度エラー、及び、重量センサー1と食品管理サーバー6とが通信できていないことを示す通信エラーである。
[2-6-2.食品管理システムの動作]
図19は、食品管理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図19において、フローチャートFJは重量センサー1の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFKは食品管理サーバー6の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFLは端末装置5の動作を示すフローチャートである。
フローチャートFJで示すように、重量センサー1のエラー発生判別部114は、エラーが発生したか否かを判別する(ステップSJ1)。
本実施の形態においては、ステップSJ1において、エラー発生判別部114は、重さエラー及び温度エラーの少なくともいずれかが発生したか否かを判別する。
エラー発生判別部114は、エラーが発生していないと判別した場合(ステップSJ1:NO)、本処理を終了する。
一方、エラー発生判別部114がエラーが発生していると判別した場合(ステップSJ1:YES)、センサー通信制御部111は、エラーが発生したことを示すエラー発生情報を食品管理サーバー6に送信する(ステップSJ2)。
エラー発生情報は、センサー記憶部120が記憶するセンサーID121、及び、発生したエラーに対応するエラーコードECDを含む。
フローチャートFKで示すように、食品管理サーバー6の情報処理部612は、サーバー通信制御部611がエラー発生情報を重量センサー1から受信したか否かを判別する(ステップSK1)。
情報処理部612は、サーバー通信制御部611がエラー発生情報を受信していないと判別した場合(ステップSK1:NO)、ステップSK4の処理を行う。
一方、情報処理部612は、サーバー通信制御部611がエラー発生情報を受信したと判別した場合(ステップSK1:YES)、エラー通知要求情報を生成する(ステップSK2)。
エラー通知要求情報は、エラーの通知を要求する情報である。エラー通知要求情報は、サーバー通信制御部611が受信したエラー発生情報に含まれるエラーコードECDを含む。
次いで、サーバー通信制御部611は、情報処理部612が生成したエラー通知要求情報を、端末装置5に送信する(ステップSK3)。
ステップSK3において、サーバー通信制御部611は、エラー発生情報に含まれるセンサーID121に対応付く端末装置通信情報6212に基づいて、端末装置5にエラー通知要求情報を送信する。
情報処理部612は、重量センサー1との間に通信エラーが発生したか否かを判別する(ステップSK4)。
ステップSK4において、情報処理部612は、現在日時が、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く通信日時情報6214が示す日時から24時間以上経過している場合、通信エラーが発生したと判別する。一方、情報処理部612は、現在日時が、処理対象の重量センサー1のセンサーID121に対応付く通信日時情報6214が示す日時から24時間以上経過していない場合、通信エラーが発生していないと判別する。
情報処理部612が、通信エラーが発生していないと判別した場合(ステップSK4:NO)、ステップSK1に移行し、再度、ステップSK1以降の処理を行う。
一方、情報処理部612は、通信エラーが発生したと判別した場合(ステップSK4:YES)、エラー通知要求情報を生成する(ステップSK5)。
ステップSK5で生成されるエラー通知要求情報は、通信エラーに対応するエラーコードECDを含む。
次いで、サーバー通信制御部611は、ステップSK5で生成されたエラー通知要求情報を端末装置5に送信する(ステップSK6)。
フローチャートFLで示すように、端末装置5の通知部5104は、端末通信制御部5101がエラー通知要求情報を受信したか否かを判別する(ステップSL1)。
通知部5104は、端末通信制御部5101がエラー通知要求情報を受信していないと判別した場合(ステップSL1:NO)、再度、ステップSL1の判別を行う。
一方、通知部5104は、端末通信制御部5101がエラー通知要求情報を受信したと判別した場合(ステップSL1:YES)、エラー通知画面ETGを生成し(ステップSL2)、生成したエラー通知画面ETGをアプリUI5200において表示する(ステップSL3)。
[3.効果等]
上述した実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
食品管理アプリ521は、端末プロセッサー510を、重量センサー1が重量を検出する食品の残量を通知する残量通知条件を設定する設定部5103と、設定部5103が設定した残量通知条件が成立した場合に食品Fの残量を通知する通知部5104と、して機能させる。設定部5103は、残量低下条件及び重量変化条件を含む複数の条件からユーザーPが選択した条件を、残量通知条件として設定する。
食品管理アプリ521によれば、ユーザーPが残量通知条件として選択した条件が成立した場合に、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を通知できる。そのため、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知できる。
ユーザー指定閾値は、ユーザーPが指定した値である。
これによれば、ユーザーPが残量通知条件として残量低下条件を選択した場合、食品Fの残量がユーザーPが指定した値を下回ると、食品Fの残量が通知される。そのため、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知でき、且つ、ユーザーPが残量通知条件を選択した場合にユーザーPが所望するタイミングで食品Fの残量を通知できる。
複数の条件には、時刻到来条件が含まれる。
これによれば、ユーザーPが時刻到来条件を選択できるようになる。そのため、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知できる。
ユーザー指定時刻は、ユーザーPが指定した時刻である。
これによれば、ユーザーPが残量通知条件として時刻到来条件を選択した場合、現在時刻がユーザーPが指定した時刻に至ると、食品Fの残量が通知される。そのため、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知でき、且つ、ユーザーPが所望する時刻で食品Fの残量を通知できる。
食品管理アプリ521は、端末プロセッサー510を、食品管理サーバー6と通信する端末通信制御部5101として機能させる。端末通信制御部5101は、設定部5103が設定した残量通知条件が成立したと食品管理サーバー6が判別した場合に、通知指示情報を食品管理サーバー6から受信する。通知部5104は、端末通信制御部5101が通知指示情報を受信した場合に、食品Fの残量を通知する。
これによれば、食品管理サーバー6が残量通知条件の成立を判別するため、端末プロセッサー510が残量通知条件の成立を判別しなくても、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知できる。よって、端末プロセッサー510の処理負荷の軽減を図りつつ、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知できる。
重量センサー1は、冷蔵庫2に設けられ、冷蔵庫2に保管された食品Fの重量を検出する。
これによれば、重量センサー1が重量を検出する食品Fであって、冷蔵庫2に保管される食品Fの残量を、ユーザーPが所望する残量通知条件で通知できる。
食品管理アプリ521は、端末装置5にインストール可能なアプリケーションプログラムである。
これにより、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を通知する機能を有していない端末装置5を、食品管理アプリ521のインストールによって、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量をユーザーPが所望する通知条件で通知できる端末装置5とすることができる。
端末装置5は、重量センサー1が重量を検出する食品の残量を通知する残量通知条件を設定する設定部5103と、設定部5103が設定した残量通知条件が成立した場合、食品Fの残量を通知する通知部5104と、を備える。設定部5103は、残量低下条件、及び、残量変化条件を含む複数の条件からユーザーPが選択した条件を、残量通知条件として設定する。
端末装置5の制御方法は、残量低下条件、及び、残量変化条件を含む複数の条件からユーザーPが選択した条件を、重量センサー1が重量を検出する食品Fの残量を通知する残量通知条件として設定し、設定した残量通知条件が成立した場合、食品Fの残量を通知する。
端末装置5、及び端末装置5の制御方法によれば、食品管理アプリ521と同様の効果を奏する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
例えば、上述した実施の形態では、時間到来条件、残量低下条件、及び重量変化条件のなかからユーザーPが選択する場合を例示した。しかしながら、ユーザーPが選択可能な条件は、この3つに限定されず、さらに異種の条件が選択可能であってもよい。
例えば、上述した実施の形態において、食品Fの個数を示す単位として「個」を例示したが、食品Fの個数を示す単位は、「個」に限定されず、「本」や「枚」、「匹」、「セット」等の他の助数詞としてもよいし、食品Fの種類に応じて相違させてもよい。また、食品Fの残量の割合を示す単位として、パーセントを例示したが、食品Fの残量の割合を示す単位は、パーセントに限定されず、千分率や歩合等の他の割合を示す単位でもよい。
例えば、上述した実施の形態では、電源部104が乾電池、乾電池を支持するホルダー、及び、乾電池から供給される電力を重量センサー1の各部に供給する電源回路を備える構成を例示した。しかしながら、電源部104の構成は、これに限定されず、USB等の有線給電に係わる構成を備え、冷蔵庫2から有線で電力の供給を受け、冷蔵庫2から供給された電力を重量センサー1の各部に供給する構成としてもよい。
例えば、上述した実施の形態では、重量センサー1が省エネモードである場合、現在時刻がユーザーPが指定した時刻に至った場合に、重量を検出する構成である。しかしながら、重量センサー1が省エネモードである場合の検出タイミングは、ユーザーPが指定した時刻に限定されず、例えば、初期設定完了した時刻を基準に、以降、24時間ごとに重量を検出する構成としてもよい。この構成の場合、動作モード設定画面MSGにおいては、ユーザーPによる時刻の指定が行われなくてもよい。
例えば、上述した食品管理システム1000は、冷蔵庫2内の食品Fと冷蔵庫2外の食品Fとを管理する場合を例示した。しかしながら、重量センサー1が冷蔵庫2内にのみ設けられ、食品管理システム1000は、冷蔵庫2内の食品Fのみを管理してもよい。また、食品管理システム1000は、冷蔵庫2外の食品Fのみを管理してもよい。
例えば、冷蔵庫2の主箱体20に形成される部屋の種類は、冷蔵室21、製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び野菜室25に限定されず、少なくてもよいし、さらに別の種類の部屋が形成されてもよい。また、冷蔵室21の前面の開口部に設けられるドアの数は、1つでもよい。
例えば、サーバー制御部60、端末制御部50、及びセンサー制御部100の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
図3及び図4に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、重量センサー1、端末装置5、及び食品管理サーバー6の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、例えば、図11、図15-図17、及び図19に示す動作のステップ単位は、食品管理システム1000の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように、本発明に係るプログラム、端末装置、及び端末装置の制御方法は、重量センサー1が重量を検出する食品の残量を通知する用途に利用可能である。
1 重量センサー
2 冷蔵庫
5 端末装置
6 食品管理サーバー(サーバー)
11 第1重量センサー
12 第2重量センサー
13 第3重量センサー
14 第4重量センサー
510 端末プロセッサー(コンピューター)
521 食品管理アプリ(プログラム、アプリケーションプログラム)
1000 食品管理システム
5103 設定部
5104 通知部
F 食品
P ユーザー

Claims (9)

  1. 端末装置のコンピューターに実行されるプログラムであって、
    前記コンピューターを、
    重量センサーが重量を検出する食品の残量を通知する通知条件を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記通知条件が成立した場合に前記食品の残量を通知する通知部と、して機能させ、
    前記設定部は、
    前記食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記通知条件として設定する、
    プログラム。
  2. 前記所定値は、ユーザーが指定した値である、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記複数の条件は、現在時刻が所定時刻に至ったこと示す第3条件を含む、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記所定時刻は、ユーザーが指定した時刻である、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記コンピューターを、サーバーと通信する通信制御部として機能させ、
    前記通信制御部は、前記設定部が設定した前記通知条件が成立したと前記サーバーが判別した場合に、前記食品の残量の通知を指示する通知指示情報を前記サーバーから受信し、
    前記通知部は、前記通信制御部が前記通知指示情報を受信した場合に、前記食品の残量を通知する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記重量センサーは、冷蔵庫に設けられ、前記冷蔵庫に保管された前記食品の重量を検出する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記プログラムは、前記端末装置にインストール可能なアプリケーションプログラムである、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 重量センサーが重量を検出する食品の残量を通知する通知条件を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記通知条件が成立した場合、前記食品の残量を通知する通知部と、を備え、
    前記設定部は、
    前記食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記通知条件として設定する、
    端末装置。
  9. 重量センサーが重量を検出する食品の残量が所定値を下回ったことを示す第1条件、及び、前記食品の残量が変化したことを示す第2条件を含む複数の条件からユーザーが選択した条件を、前記食品の残量を通知する通知条件として設定し、
    設定した前記通知条件が成立した場合、前記食品の残量を通知する、
    端末装置の制御方法。
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