JP2022100507A - 臓器収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】レシピエントへの臓器の移植時に、臓器の温度上昇を抑制すると共に、臓器に何らかの衝撃が加わった場合の損傷を抑制し、さらに執刀者がハンドリングし易い臓器収容容器を提供することを目的とする。【解決手段】この臓器収容容器1は、開口21を有し、開口21から内側空間Sへ挿入された臓器を収容可能な袋状の胴部20を有する。胴部20は、スチレン系エラストマーで形成される。また、胴部20は、内面および外面201のそれぞれに凹凸形状を有する。これにより、胴部20内の臓器の温度上昇を抑制すると共に、臓器に何らかの衝撃が加わった場合の損傷を抑制できる。また、胴部20の内面の凹凸形状において低温の保存液を保持できるため、臓器の保温効果が向上する。さらに、胴部20の外面201にも凹凸形状を有することにより、執刀者が臓器収容容器1を容易にハンドリングすることができるため、作業性が向上する。【選択図】図1

Description

本発明は、臓器を収容する臓器収容容器に関する。
臓器の移植手術では、ドナーから摘出された臓器を、冷却した状態で保存する。これは、常温のまま血流が途絶える、所謂、温虚血状態になると、臓器内の代謝によって、臓器の劣化が生じ易くなり、手術後に障害が発生するリスクが高まるためである。具体的には、摘出された臓器に対して低温の保存液を注入する、或いは、臓器の周囲にアイス・スラッシュを投入した生理食塩水を直接ふり掛ける等の処置により、臓器の温度を低温に維持する。これにより、臓器の代謝を抑制する。
しかしながら、レシピエントへの臓器の移植時には、レシピエントの体腔内に臓器を配置して、血管吻合等の処置を行う。この時、臓器の冷却を継続できないので、レシピエントの体温や外気温によって臓器の温度が上昇し、臓器が徐々に温虚血状態となる。このため、移植手術の執刀者は、可能な限り短時間で血管吻合等の処置を行うか、或いは、腹腔内に氷等を入れることにより、移植される臓器を低温状態に維持しなければならなかった。後者の場合、臓器だけでなく、執刀者の手先も同時に冷却されることとなり、精密さを求められる血管吻合において不利となる。
そこで、本願の発明者は、特許文献1において、レシピエントへの臓器の移植時に、レシピエントと臓器との間に、断熱機能を持つシートを挿入することで、臓器の昇温を抑える技術を提案した。特許文献1のシートは、断熱層と、断熱層の両面に面接着された2枚の防水層とを有する。
特開2018-000309号公報
しかしながら、特許文献1のシートは、臓器を完全に覆うものではない。このため、臓器の表面のうち、シートに覆われていない部分は、昇温して劣化し、また、何らかの衝撃が加わった場合に損傷する虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、レシピエントへの臓器の移植時に、臓器の温度上昇を抑制すると共に、臓器に何らかの衝撃が加わった場合の損傷を抑制し、さらに、執刀者がハンドリングし易い臓器収容容器を提供することを目的とする。
本願の第1発明は、臓器を収容する臓器収容容器であって、開口を有し、前記開口から内側空間へ挿入された臓器を収容可能な袋状の胴部を有し、前記胴部は、スチレン系エラストマーで形成され、かつ、内面および外面のそれぞれに凹凸形状を有する。
本願の第2発明は、第1発明の臓器収容容器であって、前記胴部は、超軟質素材であるオイルブリードエラストマーで形成される。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の臓器収容容器であって、前記胴部は、前記外面の全体に前記凹凸形状を有する。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれか1発明の臓器収容容器であって、前記胴部は、前記外面において複数の半球形状の凸部を有し、前記複数の凸部によって、前記外面において前記凹凸形状が形成されている。
本願の第5発明は、第4発明の臓器収容容器であって、前記凸部の間隔は4mm以上、かつ、5mm以下である。
本願の第6発明は、第4発明または第5発明の臓器収容容器であって、前記凸部の高さは2mm以下である。
本願の第7発明は、第1発明から第3発明までのいずれか1発明の臓器収容容器であって、前記胴部は、前記外面において前記開口の縁と平行な複数の線状の凸部を有し、前記複数の凸部によって、前記外面において前記凹凸形状が形成されている。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の臓器収容容器であって、無負荷状態において、前記開口の最大幅は、前記胴部の最大幅よりも短く、前記開口は、前記開口の最大幅が前記胴部の無負荷状態における最大幅よりも長い状態となるまで伸張可能である。
本願の第1発明~第8発明によれば、スチレン系エラストマーで形成された袋状の胴部を有する臓器収容容器を用いて臓器を収容することによって、レシピエントの体温や外気温による臓器の温度上昇を抑制すると共に、臓器に何らかの衝撃が加わった場合の損傷を抑制できる。また、胴部の内面に凹凸形状を有していることにより、胴部の内面と臓器との間に低温の保存液を保持することができるため、臓器の保温効果が向上する。さらに、胴部の外面にも凹凸形状を有しているため、臓器収容容器の搬送中や手術中に、執刀者が臓器収容容器を容易にハンドリングすることができ、作業性が向上する。
特に、本願の第3発明によれば、執刀者が臓器収容容器をよりハンドリングし易くなるため、作業性がさらに向上する。
特に、本願の第4発明によれば、執刀者が臓器収容容器をハンドリングする際に、臓器収容容器に接触する面積が小さくなるため、胴部がタック性(べたつき性)を有する場合であっても、容易にハンドリングすることができる。また、凸部が尖りの無い形状であるため、移植対象の臓器や周辺の臓器に接触した場合でも、これらに損傷が及ぶことを抑制できる。
特に、本願の第5発明によれば、胴部の外面に、大きな隙間無く凸部が形成されることによって、執刀者が臓器収容容器をハンドリングする際に、胴部に接触する面積がさらに小さくなる。これにより、胴部がタック性を有する場合であっても、さらに容易にハンドリングすることができる。
特に、本願の第6発明によれば、胴部の外面に、細かな凸部が形成されることによって、執刀者が臓器収容容器をハンドリングする際に、胴部に接触する面積がさらに小さくなる。これにより、胴部がタック性を有する場合であっても、さらに容易にハンドリングすることができる。
特に、本願の第8発明によれば、執刀者が開口を伸張することによって、胴部内へ臓器を容易に収容し、さらに胴部内から臓器を容易に取り出すことができる。
臓器収容容器の斜視図である。 臓器収容容器の上面図である。 臓器収容容器の縦断面図である。 臓器収容容器の縦断面図である。 無負荷状態における臓器収容容器および臓器の様子を示した概要図である。 臓器を収容する直前の臓器収容容器および臓器の様子を示した概要図である。 臓器を収容した直後の臓器収容容器および臓器の様子を示した概要図である。 臓器収容容器を用いた移植手術の流れを示したフローチャートである。 一変形例に係る臓器収容容器の側面図である。 他の変形例に係る臓器収容容器の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本願において「ドナー」および「レシピエント」は、ヒトであってもよいし、非ヒト動物であってもよい。すなわち、本願において、「臓器」は、ヒトの臓器であってもよいし、非ヒト動物の臓器であってもよい。また、非ヒト動物は、マウスおよびラットを含む齧歯類、ブタ、ヤギ、およびヒツジを含む有蹄類、チンパンジーを含む非ヒト霊長類、その他の非ヒトほ乳動物であってもよいし、ほ乳動物以外の動物であってもよい。
<1.第1実施形態>
<1-1.臓器収容容器について>
図1は、第1実施形態に係る臓器収容容器1の斜視図である。図2は、臓器収容容器1の上面図である。図3および図4はそれぞれ、臓器収容容器1の縦断面図である。具体的には、図3は、図2のA-A’矢視断面図である。また、図4は、図2のB-B’矢視断面図である。この臓器収容容器1は、ドナーから摘出された臓器をレシピエントに移植する移植手術において、臓器を一時的に収容するための容器である。すなわち、臓器収容容器1は、臓器の移植手術に使用されることを目的とした医療器具である。
臓器収容容器1に収容される臓器としては、例えば、腎臓、心臓、肺を挙げることができる。これらは、移植手術において吻合すべき血管が、臓器の片側に集中している。本実施形態の臓器収容容器1の構造は、これらの臓器に対して特に好適である。しかしながら、本発明の臓器収容容器は、肝臓等の他の臓器を収容するものであってもよい。
以下では、臓器収容容器1の後述する開口21側を上側、開口21と反対側の底部側を下側として上下方向を定義する。また、以下では、図1に示すように、上下方向を「z方向」と称し、臓器収容容器1をz方向から見た時の臓器収容容器1の長手方向を「x方向」と称し、臓器収容容器1をz方向から見た時の臓器収容容器1の短手方向を「y方向」と称する。ただし、この上下方向の定義は、臓器収容容器1の使用時における向きを限定するものではない。
図1に示すように、臓器収容容器1は、伸縮性を有する袋状の胴部20を有する。胴部20は、1枚のシームレスな材料によって形成される。ただし、胴部20は、2枚以上の材料を、縫合、接着、または溶着することによって、袋状に構成されてもよい。胴部20は、開口21と、肥厚部22とを有する。胴部20は、開口21から胴部20の内側空間Sへ挿入された臓器を収容可能である。肥厚部22は、開口21の周囲を環状に囲む。
本実施形態の臓器収容容器1は、全体として略楕円体である。すなわち、胴部20の形状は、略楕円体である。この臓器収容容器1は、特に、臓器として腎臓を収容するものである。胴部20の内面200を、腎臓の表面に沿い易い形状とするために、臓器収容容器1の形状を全体として略楕円体としている。ただし、臓器収容容器1の形状は、これに限定されない。
また、胴部20は、断熱性を有する超軟質素材であるスチレン系エラストマーで形成される。具体的には、胴部20は、オイルブリードエラストマーで形成される。ただし、胴部20は、熱可塑性エラストマー、ウレタンエラストマー、またはオイルブリードシリコンゲルで形成されてもよい。本実施形態の胴部20の硬度は、例えば、日本工業規格JIS K 6253-3:2012のデュロメータ硬さ試験方法においてE10~A10である。また、胴部20の切断時伸び率は、1000%以上である。また、胴部20の材料であるオイルブリードエラストマーの表面は、一般に、タック性(べたつき性)を有する。
胴部20をこのような材料で形成することにより、胴部20および開口21を破断させることなく、容易に伸張させることができる。また、胴部20をこのような材料で形成することにより、胴部20内に臓器を収容した際に、胴部20内の臓器を保温し、臓器に、レシピエントの体温や外気温、または移植手術に用いられる様々な機器から発熱した熱が伝わることを抑制できる。これにより、臓器の温度上昇を抑制し、臓器を低温に保ちながら、血管の吻合等の作業を行うことができる。この結果、臓器が温虚血状態となることを抑制し、手術後における障害の発生を抑制できる。さらに、胴部20をこのような材料で形成することにより、胴部20内の臓器を保護し、臓器に何らかの衝撃が加わった場合の損傷を抑制できる。
開口21は、胴部20の内側空間Sに臓器を挿入するための開口である。開口21は、胴部20の内側空間Sと外側空間とを連通する。また、開口21は、臓器を胴部20内に収容している間において、臓器に繋がる血管等を外部へと接続するための接続口としての役割も果たす。本実施形態では、開口21は、x方向に僅かに長い略楕円形状である。無負荷状態において、開口21の最大幅(x方向の長さ)は、胴部20の最大幅(x方向の長さ)よりも短い。
肥厚部22は、周囲よりも厚みが部分的に増す部位である。胴部20を形成する材料であるスチレン系エラストマーは、その厚みが厚い方が、伸張方向への負荷に対して元に戻る方向へ収縮する能力が高い。このため、肥厚部22が開口21を環状に囲むことにより、開口21の周囲における弾性変形可能な変形量が大きくなり、さらに強度が向上する。すなわち、開口21が拡げられた際に、開口21の周囲が塑性変形したり、破断したりすることが抑制される。
臓器が収容された臓器収容容器1をレシピエントの体腔内に配置して血管の吻合等の作業を行う際には、胴部20の内面200と臓器との間の隙間に、シリンジやピペットを用いて、低温の保存液が注入される。本実施形態では、臓器を内部に収容した際に、肥厚部22が臓器に密着することにより、臓器が開口21から飛び出すのを抑制すると共に、胴部20の内面200と臓器との間に保持された液体が開口21から流出することを抑制できる。これにより、臓器の温度上昇をさらに抑制し、臓器が温虚血状態となることをさらに抑制できる。
図1~図4に示すように、胴部20は、外面201(外側の表面)の全体に、複数の凸部51を有する。そして、複数の凸部51によって、胴部20の外面201の全体に凹凸形状が形成されている。これにより、臓器収容容器1の搬送中や手術中に、執刀者が臓器収容容器1を容易にハンドリングすることができ、作業性が向上する。ただし、凹凸形状は、胴部20の外面201の必ずしも全体に形成されていなくてもよい。
また、本実施形態の複数の凸部51はそれぞれ、臓器収容容器1の外側空間に向かって凸となる半球形状を有する。これにより、執刀者が臓器収容容器1をハンドリングする際に、臓器収容容器1に接触する面積が小さくなる。このため、胴部20がタック性を有する場合であっても、容易にハンドリングすることができる。また、凸部51が尖りの無い形状であるため、移植対象の臓器や周辺の臓器に接触した場合でも、これらに損傷が及ぶことを抑制できる。ただし、各凸部51の形状は、半球形状には限定されない。
また、図3に示すように、本実施形態の各凸部51の高さ51hは、2mm以下である。また、凸部51の間隔51sは、4mm以上、かつ、5mm以下である。そして、胴部20の外面201の全体に亘って、多数の凸部51が略等間隔に形成されている。このように、胴部20の外面201に細かな多数の凸部51が、大きな隙間無く形成されることによって、執刀者が臓器収容容器1をハンドリングする際に、胴部20に接触する面積がさらに小さくなる。これにより、胴部20がタック性を有する場合であっても、さらに容易にハンドリングすることができる。ただし、各凸部51の高さ51hは2mmより高くてもよく、凸部の間隔51sは4mm未満または5mmより大きくてもよい。また、胴部20の外面201において、多数の凸部51が不等間隔に形成されてもよい。
胴部20の内面200は、滑らかな曲面である第1領域30と、凹凸形状を有する第2領域40とを含む。すなわち、本発明の胴部20は、内面200および外面201のそれぞれに凹凸形状を有する。図3および図4に示すように、本実施形態では、第1領域30は、内面200のうち、開口21に対向する底部と、x方向の両端部と、y方向の両端部に位置する。そして、第2領域40は、その他の部分に位置する。
第2領域40には、複数の線状の凸部41が形成されている。そして、複数の凸部41によって、凹凸形状が形成されている。複数の凸部41はそれぞれ、袋状の胴部20の内側空間Sへ向かって突出する。また、本実施形態の複数の凸部41はそれぞれ、開口21の縁と略平行である。なお、各凸部41の角部に、さらにテーパ面が形成されていてもよい。
胴部20の内面200がこのような構造を有することにより、レシピエントへの臓器の移植時に、胴部20内に収容された臓器は、第2領域40の凹凸形状によって、胴部20から滑り落ちたり外れたりすることが抑制される。また、臓器は、凹凸形状によって傷ついたり、凹凸形状の跡が残ったりすることなく、胴部20内に保持される。この結果、臓器を胴部20内に安定して保持しつつ、臓器の温度を低温に保ちながら、血管の吻合等の作業を行うことができる。したがって、臓器が温虚血状態となることを抑制し、手術後における障害の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、胴部20の内面200に凹凸形状を有することによって、胴部20内に臓器が収容された状態で、胴部20の内面200と臓器との間に、複数の隙間が形成される。複数の隙間は、それぞれ水平方向に延びる。上記のとおり、臓器が収容された臓器収容容器1をレシピエントの体腔内に配置して血管の吻合等の作業を行う際には、胴部20の内面200と臓器との間の隙間に、シリンジやピペットを用いて、低温の保存液が注入される。本実施形態では、上記の複数の隙間のそれぞれにおいて、保存液を保持できる。これにより、臓器の温度が上昇することをさらに抑制できる。
図5~図7は、臓器収容容器1に臓器の一例である腎臓9を収容する様子を示した概要図である。具体的には、図5は、無負荷状態における臓器収容容器1と、臓器収容容器1に収容される前の腎臓9とを並べた様子を示した図である。図6は、腎臓9を収容するために開口21を伸張した状態の臓器収容容器1と、臓器収容容器1に収容される直前の腎臓9とを並べた様子を示した図である。図7は、臓器収容容器1内に腎臓9を収容した様子を示した図である。なお、図5~図7の臓器収容容器1においては、胴部20の外面201の凹凸形状の図示を省略している。
図5に示すように、無負荷状態において、臓器収容容器1の胴部20の最大幅であるx方向の長さD1は、腎臓9の最大幅である長さK1よりも短い。すなわち、無負荷状態において、胴部20の内面200の最大幅である長さD2は、腎臓9の最大幅である長さK1よりも短い。このため、開口21の無負荷状態における最大幅である長さD3は、当然、腎臓9の最大幅である長さK1よりも短い。
開口21は、開口21の最大幅が、胴部20の無負荷状態における最大幅である長さD1よりも長い状態となるまで、伸張可能である。このため、胴部20内に腎臓9を収容し易い。図6には、開口21の最大幅が、胴部20の無負荷状態における最大幅である長さD1よりも長い長さD4となるまで、開口21を伸張した状態が示されている。このように、執刀者が開口21を引き伸ばして、腎臓9を、開口21を介して胴部20内に収容する。
なお、本実施形態の臓器収容容器1は、開口21の最大幅が、腎臓9の最大幅である長さK1よりも長い状態となるまで、伸張可能である。したがって、胴部20内に腎臓9をより収容し易い。しかしながら、開口21の最大幅が長さK1よりも長い状態となるまで伸張しない場合であっても、胴部20の内面200の最大幅がK1よりも長い状態となるまで伸張できればよい。これにより、執刀者は胴部20内に腎臓9を収容することができる。さらに、執刀者は、臓器収容容器1を一旦裏返して、腎臓9を収容してもよい。
なお、上記のとおり、本発明の胴部20は、外面201に複数の凸部51を有する。そして、複数の凸部51によって、胴部20の外面201に凹凸形状が形成されている。これにより、執刀者が開口21を引き伸ばして、腎臓9を胴部20内に収容する際に、臓器収容容器1を容易にハンドリングすることができる。この結果、作業性が向上する。
そして、図7に示すように、胴部20内に腎臓9を収容すると、開口21の周辺を含めた胴部20の内面200全体が、腎臓9の外表面に沿う。上記の通り、無負荷状態において、胴部20の内面200は、腎臓9の外表面よりも小さい。このため、臓器収容容器1内に腎臓9が収容された状態において、胴部20の内面200は腎臓9の外表面に沿うと共に、胴部20の内面200の複数の凸部41が腎臓9の外表面に密着する。これにより、腎臓9が胴部20内で動くことなく、適切に保持される。その結果、腎臓9が損傷することを抑制できる。また、保温効果を有する臓器収容容器1に腎臓9の外表面の大部分が覆われるため、腎臓9の温度を維持し易く、腎臓9の温度上昇を効率よく抑制できる。
また、胴部20内に腎臓9が収容された際に、複数の凸部41が腎臓9の外表面に接触することによって、胴部20の内面200と腎臓9の外表面との間に、複数の隙間が形成される。複数の隙間は、それぞれ水平方向に延びる。このため、複数の隙間のそれぞれにおいて、さらに冷却用の上記の保存液を保持することができる。
ここで、胴部20の内面200の大部分を、凹凸形状を有する第2領域40とすれば、内面200と腎臓9との間の隙間に保持できる保存液の体積が増大する。しかしながら、胴部20内に腎臓9を収容する際には、胴部20の収縮力により、腎臓9の外表面に胴部20の内面200を密着させる。このため、腎臓9の形状と胴部20の形状との兼ね合いによって、部分的に、腎臓9に対する内面200の押圧力が大きくなる部分が発生する。このような部分に内面200の凹凸形状が当たると、腎臓9の外表面に凹凸形状の残痕が発生する虞がある。
そこで、この臓器収容容器1では、残痕の発生し易い領域を、凹凸の無い滑らかな第1領域30にしている。臓器収容容器1のような略楕円体の胴部20に、腎臓9を収容する場合、腎臓9に対する内面200の押圧力は、当該楕円体の長軸方向であるx方向の力が掛かり易い。このため、図3および図4に示すように、本実施形態では、内面200のうち、x方向の両端部に第1領域30が位置している。他に、内面200のうち、腎臓9に対する内面200の押圧力が比較的掛かり易いy方向の両端部にも、第1領域30が位置している。このように、内面200のうち、凹凸形状の痕が残り易い領域を、凹凸形状の無い滑らかな第1領域30とすることにより、残痕の発生を抑制できる。
なお、本実施形態において、内面200の底部付近も、凹凸の無い第1領域30としている。これは、底部付近には、重力によって保存液が自然に溜まるため、特に凹凸形状を設ける必要が無いためである。
<1-2.臓器移植の流れについて>
続いて、上記の臓器収容容器1を用いて、ドナーから摘出された臓器をレシピエントへ移植する移植手術の流れについて、説明する。図8は、臓器収容容器1を用いた移植手術の流れを示したフローチャートである。以下では、臓器収容容器1を用いて腎臓9を移植する場合について説明する。
腎臓の移植手術を行う時には、まず、ドナーから腎臓9を摘出する(ステップS1)。具体的には、ドナーの腎臓9から延びる血管91,92および尿管93(図5~図7参照)を切断し、ドナーの体腔内から腎臓9を取り出す。
取り出された腎臓9は、低温の保存液に浸漬された状態で、保存される。また、腎臓9は、臓器収容容器1に収容される(ステップS2)。保存液には、例えば、4℃に維持された生理食塩水が用いられる。上記のとおり、一般に臓器は、常温のまま血流が途絶える、所謂、温虚血状態になると、臓器内の代謝によって、劣化が生じ易くなる。このため、ステップS2では、腎臓9を常温より低い温度で保存することにより、腎臓9の劣化を抑制する。
なお、ステップS2では、腎臓9の血管91,92に配管を接続し、配管を介して、腎臓9内に保存液を灌流させた状態で、腎臓9を保存してもよい。また、保存液の灌流は、後述するステップS4まで、継続してもよい。
また、腎臓9を臓器収容容器1に収容するタイミングは、腎臓9を保存液に浸漬する前であってもよいし、腎臓9をしばらく保存液に浸漬して十分に冷却した後であってもよい。腎臓9を臓器収容容器1に収容する際には、図6に示すように、臓器収容容器1の開口21を開き、開口21を介して、胴部20内へ腎臓9を挿入する。これにより、図7に示すように、袋状の胴部20内に、腎臓9が保持される。なお、後述するステップS5においてレシピエントの血管と吻合される腎臓9の血管91,92と、尿管93は、開口21から外部へ露出した状態としておく。
また、胴部20の内面200と腎臓9との間の隙間に、シリンジやピペットを用いて、低温の保存液が注入される。注入された保存液は、胴部20の内面200と腎臓9との間に保持される。この時、胴部20の肥厚部22が腎臓9に密着することにより、腎臓9が開口21から飛び出すのが抑制されると共に、保存液が開口21から流出することが抑制される。これにより、腎臓9は、臓器収容容器1に包まれた状態で、再度低温の保存液に浸漬され、低温保存状態が維持される。
臓器収容容器1に保持された腎臓9は、低温の保存液に浸漬された状態で、ドナー側からレシピエント側へと搬送される(ステップS3)。レシピエント側に搬送された腎臓9は、移植の直前まで、引き続き臓器収容容器1に保持されつつ、低温の保存液に浸漬される。
続いて、レシピエントの腹部を開き、腎臓9が収容された臓器収容容器1を、レシピエントの体腔内に配置する(ステップS4)。そして、レシピエントの血管と、臓器収容容器1の開口21から外部へ露出した腎臓9の血管91,92とを、吻合する(ステップS5)。併せて、移植する臓器が腎臓9である場合、さらに尿管93を膀胱へと接続する。
なお、ステップS2~S5の作業の間、腎臓9の内部には、血液が流れていない。また、ステップS4~S5の作業の間、臓器収容容器1に収容された腎臓9は、レシピエントの体腔内に配置される。この時、腎臓9は臓器収容容器1に収容され、腎臓9の外表面の大部分が胴部20に覆われ、かつ臓器収容容器1が保温機能を有していることから、レシピエントの体温や外気温または移植手術に用いられる様々な機器から発熱した熱の影響を受け難い。これにより、腎臓9の昇温を抑制しつつ、血管の吻合を行うことができる。したがって、腎臓9が温虚血状態となって、代謝による劣化が進むことを抑制できる。その結果、手術後における障害の発生を抑制できる。
また、ステップS4~S5において、胴部20の内面200と腎臓9との間の隙間には、定期的に(例えば数分毎に)、シリンジやピペットを用いて、低温の保存液が注入される。また、既に胴部20内に存在する保存液(若干温まってしまっている保存液)は、ドレンを用いて回収され、レシピエントの体外に排出される。これにより、胴部20内の腎臓9の温度が上昇することを、さらに抑制できる。
その後、臓器収容容器1の開口21を開き、血管吻合後の腎臓9を、臓器収容容器1から取り出す。そして、レシピエントの体腔内から臓器収容容器1を除去する(ステップS6)。その後、吻合したレシピエントの血管との間で腎臓9の血流を再開する(ステップS7)。
なお、臓器収容容器1に腎臓9を収容した状態で、胴部20の内面200全体が、腎臓9の外表面に沿って、腎臓9の表面を覆う。このため、臓器収容容器1の端部等が腎臓9の周囲に大きく拡がらない。したがって、臓器収容容器1が、手術中における作業の妨げとなり難い。
また、この臓器収容容器1は、超軟質素材で形成されている。このため、搬送中や手術中に、何らかの衝撃が加わった場合でも、胴部20内の腎臓9を保護し、腎臓9への衝撃を吸収することができる。したがって、腎臓9が損傷することを抑制できる。
また、上記のとおり、本発明の胴部20は、外面201に複数の凸部51を有する。そして、複数の凸部51によって、胴部20の外面201に凹凸形状が形成されている。これにより、搬送中や手術中、特に、胴部20内へ腎臓9を挿入し、および胴部20内から腎臓9を取り出す際に、執刀者が臓器収容容器1を容易にハンドリングすることができる。この結果、臓器移植時の作業性が向上すると共に、執刀者が誤って臓器収容容器1を落下させる等の事故の発生を抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図9は、一変形例に係る臓器収容容器1Bの側面図である。臓器収容容器1Bは、第1実施形態と同様に、伸縮性を有する袋状の胴部20Bを有する。胴部20Bは、開口21Bと、肥厚部22Bとを有する。胴部20Bは、開口21Bから胴部20B内へ挿入された臓器を収容可能である。肥厚部22Bは、開口21Bの周囲を環状に囲む。
図9に示すように、胴部20Bは、外面201Bに、複数の線状の凸部51Bを有する。複数の線状の凸部51Bはそれぞれ、臓器収容容器1Bの外側空間に向かって凸となる。また、複数の凸部51Bはそれぞれ、開口21Bの縁と略平行である。本変形例では、当該複数の線状の凸部51Bによって、胴部20Bの外面201Bに凹凸形状が形成されている。これにより、執刀者が臓器収容容器1Bを容易にハンドリングすることができるため、作業性が向上する。
なお、各凸部51Bの角部に、さらにテーパ面が形成されていてもよい。また、複数の線状の凸部51Bはそれぞれ、胴部20Bの外面201Bにおいて、開口21Bの縁と略垂直に延びていてもよい。さらに、各凸部の形状は、本変形例のように線状である場合や、上記の第1実施形態のように半球形状である場合に加え、立方体形状や直方体形状等の多角形状であってもよい。また、複数の凸部は、胴部の外面において、格子状または斑状に設けられていてもよい。
図10は、他の変形例に係る臓器収容容器1Cの縦断面図である。本変形例の胴部20Cの内面200Cは、滑らかな曲面である第1領域30Cと、凹凸形状を有する第2領域40Cとを含む。本変形例では、第1領域30Cは、内面200Cのうち、開口21Cに対向する底部と、x方向の両端部に位置する。また、第2領域40Cは、その他の部分に位置する。
第2領域40Cは、凸部41Cと凹部42Cとを有する。凸部41Cおよび凹部42Cは、それぞれz方向に延びる。凸部41Cは、隣り合う凹部42Cよりも胴部20Cの内側空間Sに向かって突出する。このため、臓器収容容器1C内に臓器が収容された際、複数の凸部41Cはそれぞれ、臓器の外表面に密着する。これにより、胴部20Cの内面200Cと臓器の外表面との間に、複数の凹部42Cによって複数の隙間が形成される。そして、当該隙間に、冷却用の保存液を保持することができる。特に、本変形例のように、凹部42Cがz方向に延びる場合、開口21Cから注入された冷却用の保存液が、凹部42Cに沿って底部側まで届きやすい。すなわち、内面200Cと臓器との間に保持された冷却用の保存液が、内面200Cの全体に拡がりやすい。これにより、胴部20C内の臓器の温度上昇を、より効率よく抑制できる。
なお、本変形例では、凸部41Cが胴部20Cの内側空間Sに向かって突出する構造を有していたが、この構造の代わりに、またはこの構造に加えて、凹部42Cがより外側へ凹む構造であってもよい。具体的には、滑らかな曲面である第1領域30Cをそのまま仮想的に拡張した面を基準面とすると、複数の凹部42Cはそれぞれ、基準面よりもさらに外側へ凹んでいてもよい。そして、複数の凸部41Cはそれぞれ、基準面に位置していてもよい。これにより、臓器収容容器1C内に臓器が収容された際、臓器に凸部41Cが食い込むことが抑制されるため、残痕の発生をより抑制できる。さらに、複数の凹部42Cによる外側への凹みが、そのまま胴部20Cの外面201Cの凹凸形状を形成してもよい。
上記の実施形態および変形例では、胴部の内面および外面に、それぞれ1種類の凹凸形状が形成されていた。しかしながら、胴部の内面および外面に、それぞれ複数種類の凹凸形状が形成されてもよい。さらに、胴部の内面および外面に、それぞれ1または複数種類の凹凸形状が規則的に形成されてもよく、1または複数種類の凹凸形状が不規則に形成されてもよい。
また、臓器収容容器の細部の構造については、本願の各図に示された構造と、完全に一致していなくてもよい。また、上記の実施形態および変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1B,1C 臓器収容容器
9 腎臓(臓器)
20,20B,20C 胴部
21,21B,21C 開口
51,51B 凸部
51h (凸部の)高さ
51s (凸部の)間隔
200,200C 内面
201,201B,201C 外面
S 内側空間

Claims (8)

  1. 臓器を収容する臓器収容容器であって、
    開口を有し、前記開口から内側空間へ挿入された臓器を収容可能な袋状の胴部
    を有し、
    前記胴部は、スチレン系エラストマーで形成され、かつ、内面および外面のそれぞれに凹凸形状を有する、臓器収容容器。
  2. 請求項1に記載の臓器収容容器であって、
    前記胴部は、超軟質素材であるオイルブリードエラストマーで形成される、臓器収容容器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の臓器収容容器であって、
    前記胴部は、前記外面の全体に前記凹凸形状を有する、臓器収容容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の臓器収容容器であって、
    前記胴部は、前記外面において複数の半球形状の凸部を有し、前記複数の凸部によって、前記外面において前記凹凸形状が形成されている、臓器収容容器。
  5. 請求項4に記載の臓器収容容器であって、
    前記凸部の間隔は4mm以上、かつ、5mm以下である、臓器収容容器。
  6. 請求項4または請求項5に記載の臓器収容容器であって、
    前記凸部の高さは2mm以下である、臓器収容容器。
  7. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の臓器収容容器であって、
    前記胴部は、前記外面において前記開口の縁と平行な複数の線状の凸部を有し、前記複数の凸部によって、前記外面において前記凹凸形状が形成されている、臓器収容容器。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の臓器収容容器であって、
    無負荷状態において、前記開口の最大幅は、前記胴部の最大幅よりも短く、
    前記開口は、前記開口の最大幅が前記胴部の無負荷状態における最大幅よりも長い状態となるまで伸張可能である、臓器収容容器。
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