JP2022100044A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的小型で利便性に優れた送風機を提供する。【解決手段】送風機は、本体とモータとファンとを備える。ファンは、モータシャフトの回転に応じて回転し、吐出口から空気を吐出させるように構成された単一のファンである。モータシャフトの最高回転数は、50,000rpmから120,000rpmまでの範囲内にある。送風機は、使用者による吐出口の面積の変更が可能に構成されており、吐出口の面積に応じて、モータが最高回転数で駆動されているときに、吐出口から吐出される空気の最大風力が、2.5Nから5.0Nまでの範囲内となる第1モード、および、モータが最高回転数で駆動されているときに、吐出口から吐出される空気の最大動圧が30kPaから65kPaまでの範囲内となる第2モードのうち何れか一方で選択的に動作するように構成されている。【選択図】 図1

Description

本開示は、電動式の送風機に関する。
空気を吐出口から吐出することで、塵埃等を吹き飛ばすことが可能な電動式の送風機が知られている。例えば、特許文献1には、モータによって回転される遠心ファンによって圧縮空気を生成し、生成された圧縮空気をノズルから噴射するように構成された送風機(いわゆるエアダスタ)が開示されている。
特開2011―117442号公報
上述の送風機は、いわゆる多段式の遠心送風機であって、回転軸の延在方向に並べて配置された複数の遠心ファンを備える。このような送風機は、回転軸の延在方向に大型化しやすい傾向にある。
本開示は、比較的小型で利便性に優れた送風機を提供することを目的とする。
本開示の一態様によれば、吐出口から空気を吐出するように構成された送風機が提供される。この送風機は、本体と、モータと、ファンとを備える。モータは、本体に収容されている。モータは、ステータおよびロータを含むモータ本体部と、ロータと一体的に回転可能なモータシャフトとを含む。ファンは、本体に収容されている。ファンは、モータシャフトの回転に応じて回転し、吐出口から空気を吐出させるように構成された単一のファンである。なお、ここでいう「単一のファン」とは、吐出口から空気を吐出させるファンは1つのみであるとの意である。よって、モータの冷却用のファンが別個に設けられていることが排除されるわけではない。
モータシャフトの最高回転数は、毎分50,000回転(rpm)から120,000rpmまでの範囲内にある。なお、モータの回転数が、複数段階であるいは無段階で設定可能である場合には、少なくとも、設定可能な任意の回転数の最高値が上記モータの最高回転数の範囲内にあればよい。
送風機は、使用者による吐出口の面積の変更が可能に構成されている。更に、送風機は、吐出口の面積に応じて、第1モードおよび第2モードのうち何れか一方で選択的に動作するように構成されている。第1モードは、モータが最高回転数で駆動されているときに、吐出口から吐出される空気の最大風力が、2.5ニュートン(N)から5.0Nまでの範囲内となるモードである。第2モードは、モータが最高回転数で駆動されているときに、吐出口から吐出される空気の最大動圧が、30キロパスカル(kPa)から65kPaまでの範囲内となるモードである。
本態様の送風機では、空気の吐出用のファンは1つのみである一方、比較的高回転のモータが採用されている。よって、複数のファンを備えた多段式送風機に比べ、本体をファンの回転軸方向に小型化しつつ、比較的強い風力を発揮することができる。一方で、作業内容によっては、送風機には、風力の強さよりも、吐出される空気の圧力の高さが重視される場合がある。本態様の送風機は、吐出口の面積に応じて比較的強い最大風力を発揮可能な第1モード、または、比較的高い最大動圧を発揮可能な第2モードで選択的に動作可能である。よって、使用者は、作業内容に応じて、吐出口の面積を変更することで、エアダスタの適切な動作モードを用いて作業を行うことができ、利便性が向上する。
本開示の一態様において、吐出口の面積は、直径6mmの円の面積以上、且つ、直径15mmの円の面積以下の範囲内で変更可能であってもよい。なお、吐出口の面積は、円の面積との関係で規定されているが、吐出口は必ずしも円形である必要はない。吐出口の形状は、典型的には円形であるが、吐出口の面積が上記範囲内にある限り、吐出口は他の形状を有してもよい。吐出口が円形である場合には、上記の特徴は、「吐出口の直径は、6mmから15mmまでの範囲内にある」といいかえることができる。本態様によれば、サージングの発生の可能性を抑えつつ、第1モードまたは第2モードを実現可能な吐出口の面積の合理的な範囲が提供される。
本開示の一態様において、本体は、先端の開口の面積が異なる複数種類のノズルのうち選択された1つを着脱可能に構成されていてもよい。そして、吐出口の面積は、少なくとも、ノズルの交換によって変更可能であってもよい。本態様によれば、使用者は、ノズルの交換によって、容易に吐出口の面積を変更することができる。
本開示の一態様において、ファンの直径は、40mmから45mmまでの範囲内にあってもよい。本態様によれば、比較的小径のファンを採用することで、本体がファンの径方向に大型化するのを回避することができる。
本開示の一態様において、モータシャフトの最高回転数は、70,000rpmから90,000rpmまでの範囲内にあってもよい。第1モードの最大風力は、3.0Nから4.0Nまでの範囲内にあってもよい。第2モードの最大動圧は、35kPaから50kPaまでの範囲内にあってもよい。本態様によれば、最高回転数が合理的な範囲にあるモータを用いて、第1モードでは比較的強い最大風力を発揮可能、且つ、第2モードでは比較的高い最大動圧を発揮可能な送風機を実現することができる。
本開示の一態様において、送風機は、吐出口の面積が直径12mmの円の面積以上、且つ、直径15mmの円の面積以下の範囲内にある場合、第1モードで動作し、吐出口の面積が直径6mmの円の面積以上、且つ、直径8mmの円の面積以下の範囲内にある場合、第2モードで動作するように構成されていてもよい。なお、吐出口は必ずしも円形である必要はない点は、上述の通りである。吐出口が円形である場合には、上記の特徴は、「吐出口の直径が12mmから15mmまでの範囲内にある場合、第1モードで動作し、吐出口の直径が6mmから8mmまでの範囲内にある場合、前記第2モードで動作する」と言い換えることができる。本態様によれば、第1モードまたは第2モードを夫々に実現可能な吐出口の面積の合理的な範囲が提供される。
本開示の一態様において、モータ本体部に電気的に接続された回路基板を更に備えてもよい。ファンは、モータシャフトの軸方向において、本体に形成された吸気口とモータ本体部の間に位置してもよい。回路基板は、モータシャフトの軸方向において、モータ本体部と吐出口の間に位置してもよい。本態様によれば、ファンから送出され、吐出口へ向かう空気によって、モータ本体部および回路基板を冷却することができる。
本開示の一態様において、モータおよびファンは、ケースに収容されて、ケースおよび回路基板と共に、一体的なモータアセンブリを形成していてもよい。回路基板は、ケースと吐出口の間に配置されていてもよい。そして、モータアセンブリと本体の内面との間には空間が設けられていてもよい。本態様によれば、回路基板が配置されていても、ケースから出た空気が、モータアセンブリと本体の内面との間の空間を吐出口へ向かって流れることができる。
本開示の一態様において、モータシャフトの回転数は、変更可能であってもよい。本態様によれば、吐出口の変更のみならず、回転数の変更によっても、吐出口から吐出される空気の風力を変化させることができ、利便性が更に向上する。なお、回転数は、典型的には、操作部(例えば、押しボタン、トリガ、ダイヤル、タッチパネル等)に対する使用者による外部からの手動操作に応じて変更されうる。
本開示の一態様において、送風機は、使用者による押圧操作が可能なトリガを更に備えてもよい。モータシャフトの回転数は、トリガの操作量に応じて変更されてもよい。本態様によれば、使用者は、トリガを押圧操作することで、適宜、回転数を変更し、風力を調整することができる。
エアダスタの断面図である。 図1の部分拡大図である。 エアダスタの部分背面図である。 図1のIV-IV線における断面図である。 モータアセンブリの斜視図である。 モータアセンブリ(但し、支持部材および回路基板を除く)の断面図である。 図4のVII-VII線における断面図である(但し、支持部材および回路基板の図示は省略されている)。 筒状ハウジング、シールリング、固定部材の分解斜視図である。 本体、第2フィルタ、フィルタホルダ、第1フィルタ、吸気側カバーの分解斜視図である。 吸気側カバーが取り外された状態の本体の斜視図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係るエアダスタ1について説明する。なお、以下で参照する図面のうち、断面図である図1、図2および図4では、後述するモータアセンブリ3は、一体的且つ模式的に図示されている。
エアダスタ1は、電動式の送風機の一例である。より詳細には、エアダスタ1は、吐出口10から圧縮空気を吐出することで、塵埃等を吹き飛ばすことが可能な電動式の送風機の一種である。また、エアダスタ1は、使用者が把持して使用する手持ち式の電動ツールとして構成されている。
図1に示すように、エアダスタ1の外郭は、モータ33およびファン35が収容された本体20と、使用者によって把持されるハンドル27とによって形成されている。
本実施形態では、本体20のうち、モータシャフト335の回転軸A1の延在方向(以下、単に回転軸A1方向ともいう)における一端部には、空気を本体20内に吸い込むための吸気口250が設けられている(図3も参照)。本体20のうち、回転軸A1方向における他端部には、ノズル8が装着されている。ノズル8の先端の開口80は、圧縮空気が吐出される吐出口10を規定する。ハンドル27は、使用者によって把持される部分であって、本体20から、回転軸A1と交差する方向に突出している。吸気口250および吐出口10は、モータ33およびファン35に対して夫々後方および前方に位置している。このような吸気口250、吐出口10、ハンドル27の配置により、使用者がハンドル27を把持して操作しやすいエアダスタ1が実現されている。
ハンドル27の基端部(本体20に接続する端部)には、使用者による押圧操作(引き操作)が可能なトリガ281が設けられている。また、ハンドル27の突出側の端部(先端部)には、バッテリ295が取り外し可能に装着されている。使用者によってトリガ281が引き操作されると、モータ33が通電されてファン35が回転され、圧縮された空気が吐出口10から吐出される。
以下、エアダスタ1の詳細構成について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、回転軸A1方向を、エアダスタ1の前後方向と規定する。前後方向において、吸気口250から吐出口10に向かう方向を前方向、反対方向(吐出口10から吸気口250に向かう方向)を後ろ方向と規定する。回転軸A1方向に直交し、且つ、ハンドル27の延在方向に概ね対応する方向を上下方向と規定する。上下方向において、ハンドル27が本体20から突出する方向(本体20からハンドル27の突出端に向かう方向)を下方向と規定し、反対方向(ハンドル27の突出端から本体20へ向かう方向)を上方向と規定する。前後方向及び上下方向に直交する方向を左右方向と規定する。
まず、ハンドル27およびハンドル27の内部構造について説明する。
図1に示すように、ハンドル27は、概ね上下方向に延在する筒状の把持部28と、把持部28の下端に接続する矩形箱状のコントローラ収容部29とを含む中空体として構成されている。なお、詳細は後述するが、本実施形態では、ハンドル27は、本体20の外側シェル24と一体的に合成樹脂で形成されている。
把持部28は、エアダスタ1の使用時(稼働時)に使用者によって把持される部分である。トリガ281は、把持部28の上端部の前側に設けられている。把持部28内には、スイッチ283が収容されている。スイッチ283は、常時にはオフ状態で維持され、トリガ281の引き操作に応じてオン状態とされる。スイッチ283は、図示しない電線を介してコントローラ291に電気的に接続されている。スイッチ283は、オン状態とされた場合、トリガ281の操作量(引き量)に応じた信号を、コントローラ291に出力するように構成されている。
コントローラ収容部29内には、コントローラ291が収容されている。コントローラ291は、モータ33の駆動制御等、エアダスタ1の各種動作を制御するように構成されている。なお、本実施形態では、コントローラ291は、CPU、ROM、RAM、メモリを含むマイクロコンピュータを含む。
また、コントローラ収容部29の上部には、使用者による外部操作が可能な操作部292が設けられている。操作部292は、使用者の外部操作に応じて、モータ33の回転数を設定するための情報の入力を受け付けるように構成されている。詳細な図示は省略するが、本実施形態の操作部292は、押しボタンスイッチを有する。操作部292は、図示しない電線を介してコントローラ291に電気的に接続されており、押しボタンスイッチの押圧操作に応じて、所定の信号をコントローラ291に出力するように構成されている。なお、本実施形態では、モータ33の回転数は、押しボタンスイッチの押圧操作を介して4段階に設定可能である。具体的には、モータ33の回転数は、毎分80,000回転(rpm)、60,000rpm、40,000rpm、20,000rpmのうちから選択可能である。つまり、本実施形態のモータ33の最高回転数は、80,000rpmである。
コントローラ291は、使用者によって選択された回転数と、スイッチ283から出力される信号(つまり、トリガ281の操作量)に応じて、モータ33の回転数を無段階で制御するように構成されている。具体的には、コントローラ291は、モータ33の実回転数が、選択された回転数にトリガ281の操作量に応じた割合を乗じた回転数となるように、モータ33の駆動を制御する。
また、コントローラ収容部29の下端部には、充電式のバッテリ(バッテリパックともいう)295を取り外し可能に装着可能なバッテリ装着部294が設けられている。バッテリ装着部294は、バッテリ295に設けられた溝に係合可能なレール構造と、バッテリ295の端子に電気的に接続可能な端子とを有する。なお、バッテリ装着部294およびバッテリ295の構成自体は周知であるため、ここでの説明は省略する。
次に、本体20について説明する。図2~図4に示すように、本体20は、筒状ハウジング21と、外側シェル24と、吸気側カバー25とを含む。
筒状ハウジング21は、収容部22と、ノズル部23とを含む。収容部22は、筒状ハウジング21のうち、モータ33およびファン35を収容する部分である。収容部22は、略均一の内径および外径を有する円筒体として形成されている。ノズル部23は、全体としては先細りの漏斗状に形成され、収容部22の前端から前方へ延びている。なお、本実施形態では、収容部22とノズル部23からの空気の漏れを抑えるために、収容部22とノズル部23とは一体的に(分離不能に)形成されている。但し、収容部22とノズル部23とは、別個の部材として形成され、互いに連結されていてもよい。
ノズル部23の前端部は、概ね円筒状に形成されている。ノズル部23の前端部には、ノズル8を取り外し可能に装着可能である。より詳細には、ノズル部23の前端部の外周には、ノズル8を本体20に対して所定の取付け位置でロックするように構成されたロック機構235が設けられている。ノズル8は、このロック機構235を介してノズル部23の前端部に取り付けられる。このことから、以下、ノズル部23の前端部を、ノズル装着部231ともいう。なお、ノズル装着部231にノズルが装着されていない場合には、ノズル部23の前端の開口230は、エアダスタ1の吐出口10として機能する。空気はノズル部23内を後方から前方に向かって通過し、開口230(吐出口10)から前方へ吐出される。なお、ノズル部23の開口230は、円形であり、その径は13.0ミリメートル(mm)である。
詳細な構成の説明および図示は省略するが、本実施形態のロック機構235は、本願の出願人による別の出願である特願2020―128898(ここにその内容の全体が参照によって組み込まれる)に開示されているロック機構と実質的に同一の構成を有する。ロック機構235は、使用者がノズル8をエアダスタ1に対して後方に移動させる操作に応じて作動し、ノズル8を取り付け位置でロックする。また、ロック機構235は、使用者がノズル8を軸周りに回動させる操作に応じて、ノズル8のロックを解除する。
ここで、ノズル8について説明する。ノズル8は、エアダスタ1に付加的に取り付けられ、エアダスタ1と共に使用されるアタッチメントである。
より詳細には、ノズル8は、全体としては筒状体であって、軸方向に延在する貫通孔を有する。本実施形態のノズル8は、同軸状に連結された取付け部81と通路部87とを含む。取付け部81は、エアダスタ1の本体20(詳細には、ロック機構235)に連結可能に構成されている。通路部87は、長尺の筒状体であって、取付け部81の一端から軸方向に延びている。通路部87の先端の開口80は、ノズル8が本体20に取り付けられている場合、エアダスタ1の吐出口10を規定する。ノズル8がエアダスタ1に取り付けられている場合、圧縮空気は、ノズル部23の開口230から通路部87内に流入し、通路部87内を後方から前方に向かって通過して、ノズル8の開口80(吐出口10)から前方へ吐出される。
なお、エアダスタ1に取り付け可能なノズル8として、本実施形態で例示するノズル8の他にも、軸方向の長さおよび/または開口80(吐出口10)の径(以下、ノズル径ともいう)が異なる複数種類が用意されている。より詳細には、本実施形態で例示するノズル8のノズル径は、12mmであって、開口80(吐出口10)の面積は、36π平方ミリメートル(mm)である。このノズル8の他に、ノズル径が6mmから15mmまでの範囲に属する複数種類のノズル8が用意されている。つまり、開口80(吐出口10)の面積が9πmmから56.25πmmまでの範囲に属する複数種類のノズル8が用意されている。使用者は、作業内容に応じて、ノズル8を取り付けることなく、または、適切なノズル8を取り付けた状態でエアダスタ1を使用することができる。
外側シェル24は、全体としては概ね円筒状に形成され、筒状ハウジング21の一部(詳細には、収容部22)の周囲を覆っている。外側シェル24の後端部は、筒状ハウジング21よりも後方に突出している。よって、収容部22の後端部は、完全に外側シェル24の内部に配置されている。外側シェル24の後端には、後方からみて略円形の開口240が形成されている。外側シェル24の前端の開口からは、筒状ハウジング21の一部(詳細には、ノズル部23)が前方へ突出している。
なお、本実施形態では、外側シェル24は、ハンドル27と一体的に合成樹脂で形成されている。より詳細には、外側シェル24の左側部分およびハンドル27の左側部分は、一体的に左側シェル201(左の半割体)を形成する。同様に、外側シェル24の右側部分およびハンドル27の右側部分は、一体的に右側シェル202(右の半割体))を形成する。左側シェル201と右側シェル202とが左右方向にネジで連結固定されることで、外側シェル24およびハンドル27が形成されるとともに、筒状ハウジング21と外側シェル24とが実質的に相対移動不能に連結されている。
吸気側カバー25は、外側シェル24(詳細には、後述するフィルタ装着部241)の後端の開口240を覆うカバー部材(キャップ)である。吸気側カバー25は、略円形の部材であって、開口240に嵌め込まれている。なお、吸気側カバー25と本体20との係合構造については、後で詳述する。吸気側カバー25には、多数の吸気口250が形成されている(図3参照)。ファン35が回転されると、吸気口250を通して、本体20の外部から内部へと空気が吸い込まれる。
以下、本体20の内部構造について説明する。
図2に示すように、本体20の内部には、主に、モータ33と、ファン35と、2つのフィルタ(第1フィルタ41および第2フィルタ42)とが配置されている。エアダスタ1を回転軸A1に直交する方向(例えば、左側または右側)からみたときに、吸気口250、第1フィルタ41、第2フィルタ42、ファン35、モータ33、吐出口10は、前方へ向かって、この順番で、前後方向に一直線上に並んでいる。
まず、モータ33およびファン35について説明する。本実施形態では、モータ33およびファン35は、関連部品とともに一体化され、モータアセンブリ3を構成している。そして、一体物としてのモータアセンブリ3が、本体20の内部に支持されている。より詳細には、図2、図4、図5および図6に示すように、モータアセンブリ3は、ケース31と、2つの軸受32と、モータ33と、ファン35と、支持部材37と、回路基板38とを含む。なお、図6では、便宜上、支持部材37および回路基板38の図示は省略されている。
ケース31は、モータ33およびファン35を収容し、且つ、軸受32を支持するする中空体であって、周壁部311と、カバー部315と、2つの軸受支持部313とを含む。周壁部311は、前後方向を軸方向とする円筒状の壁部である。カバー部315は、短尺の有底円筒状に形成されており、周壁部311の前端の開口を覆うように、周壁部311に嵌め込まれ、固定されている。カバー部315の後壁部は、回転軸A1に直交するように配置されている。カバー部315の後壁部の中央部には、ケース31の内部と外部とを連通させる円形の第1開口316が設けられている。軸受支持部313は、周壁部311の前端部および後端部内に、周壁部311と一体的に設けられている。2つの軸受32(詳細には、玉軸受の外輪)は、夫々、軸受支持部313に嵌め込まれ、支持されている。周壁部311と軸受支持部313の間には、ケース31の内部と外部とを連通させる第2開口312が形成されている。
モータ33は、インナロータ型のブラシレスモータであって、ステータ331およびロータ333を含むモータ本体部330と、モータシャフト335とを含む。ステータ331は、ケース31の周壁部311の内周面に設けられた複数のリブによって、ケース31に固定状に支持されている。ロータ333とモータシャフト335とは、一体的に回転可能に固定されている。モータシャフト335は、ロータ333の前方および後方において、ケース31の軸受支持部313に支持された2つの軸受32によって、回転軸A1周りに回転可能に支持されている。モータシャフト335の後端部は、カバー部315内に配置されている。
ファン35は、1つのみが、モータシャフト335の後端部(カバー部315内に配置された端部)に固定されている。ファン35は、遠心ファンであって、後方から回転軸A1方向に空気を吸い込み、径方向外側に空気を送出する。本実施形態では、ファン35の直径は43mmである。ファン35の回転軸A1方向の厚みは6mmである。このような比較的小型のファン35を1つのみ採用することで、本体20がファン35の回転軸A1方向および径方向に大型化するのを回避することができる。
ファン35は、吸気側の中央部がカバー部315の第1開口316に対向するように配置されている。ファン35が回転されると、ケース31の後端部(カバー部315)の第1開口316からケース31内に空気が吸い込まれる。ファン35の径方向外側に送出された空気は、ケース31内で、ステータ331の周囲と、ステータ331とロータ333の間を通過する間にモータ33を冷却しつつ、回転軸A1方向に流れ、ケース31の前端部の第2開口312からケース31の外部へ流出する。つまり、ケース31の後端部(カバー部315)に設けられた第1開口316は、ケース31に空気を流入させる吸気口として機能する。ケース31の前端部の第2開口312は、ケース31から空気を排出する排気口として機能する。
支持部材37は、ケース31の前端部に固定されている。支持部材37は、ケース31の前方へ延びる第1アーム371と、ケース31の前方且つ径方向外側へ延びる2つの第2アーム372とを有する。
第1アーム371は、回路基板38を支持している。回路基板38は、概ね円形であって、ケース31の外径と同程度の径を有する。回路基板38は、ケース31から前方に離間した位置で、回転軸A1に略直交するように支持されている。回路基板38には、コントローラ291からの制御信号に基づいてステータ331のコイルへの通電を制御する制御回路等が搭載されている。回路基板38は、図示しない電線を介して、コントローラ291およびステータ331に電気的に接続されている。2つの第2アーム372は、回転軸A1を挟んで対角上に設けられ、前後方向において回路基板38と概ね同じ位置、且つ、回路基板38の径方向外側まで延びている。第2アーム372の先端部は、弾性体で形成された弾性カバー373によって覆われている。本実施形態では、弾性カバー373は、シリコーンゴムで形成されている。但し、弾性カバー373は、シリコーンゴム以外の弾性材料(例えば、ゴム、別の種類のエラストマ)で形成されていてもよい。
以下、モータアセンブリ3の支持構造について説明する。
図2および図4に示すように、モータアセンブリ3は、本体20の筒状ハウジング21(詳細には、収容部22)に収容されている。より詳細には、モータアセンブリ3は、支持部材37の第2アーム372に取り付けられた上述の弾性カバー373と、筒状ハウジング21とケース31の間に配置されたシールリング39とを介して、筒状ハウジング21と弾性的に連結され、支持されている。
支持部材37の2つの第2アーム372に取り付けられた弾性カバー373は、夫々、筒状ハウジング21に位置決めされた状態で支持されている。より詳細には、図4および図7に示すように、筒状ハウジング21の内周面には、内周面から径方向外側に凹む2つの凹部211が設けられている。凹部211は、夫々、筒状ハウジング21(収容部22)の左側部および右側部の内周面に、回転軸A1を挟んで対角上に設けられ、前後方向に延在している。弾性カバー373は、凹部211に部分的に嵌合可能に構成されている。また、筒状ハウジング21の内周面には、筒状ハウジング21の前端部の内周面から径方向内側に突出する4つの突出片(リブ)213が設けられている。突出片213は、2つずつ、左右の凹部211の夫々の前側に配置されている。
モータアセンブリ3は、支持部材37の2つの第2アーム372に取り付けられた弾性カバー373が筒状ハウジング21の後方から凹部211に部分的に嵌め込まれた状態で、筒状ハウジング21内に配置されている。前後方向において、モータアセンブリ3は、各弾性カバー373の前端が突出片213の後端に当接する位置に位置決めされている。また、弾性カバー373が凹部211に係合することで、モータアセンブリ3が筒状ハウジング21に対して回転軸A1周りに回転するのを規制している。
図2、図4および図8に示すように、シールリング39は、全体としては、短尺の略円筒状(あるいは概ね円環状)に形成された弾性体である。なお、本実施形態では、シールリング39は、弾性カバー373と同様、シリコーンゴムで形成されている。但し、シールリング39は、シリコーンゴム以外の弾性材料(例えば、ゴム、別の種類のエラストマ)で形成されていてもよい。シールリング39の外周面および内周面は、シールリング39が若干圧縮された状態で、夫々、筒状ハウジング21の後端部の内周面およびケース31の後端部の外周面に実質的に整合するように構成されている。また、シールリング39の後端部には、径方向外側に突出する外側フランジ部391と、径方向内側に突出する内側フランジ部393とが設けられている。外側フランジ部391の外径は、筒状ハウジング21の外径に略等しい。内側フランジ部393の内径は、ケース31のカバー部315の外径よりも小さい。
シールリング39は、固定部材215を介して筒状ハウジング21に連結されている。固定部材215は、筒状ハウジング21の後端部の周囲に嵌め込み可能な周壁部216と、シールリング39の後面と略同一形状を有する押え部217とを含む。つまり、押え部217は、概ね円環状に形成されている。押え部217の中央部の開口218には、放射状に延びて押え部217に接続する複数のリブ(フィンガーガード)が配置されている。開口218は、吸気口250(図3参照)から外側シェル24内に流入した空気を、筒状ハウジング21内へ流入させる通気口(筒状ハウジング21の吸気口)として機能する。
固定部材215の押え部217およびシールリング39には、夫々、周方向に離間して、ネジ用の複数の穴が形成されている。押え部217の後方から、ネジが押え部217およびシールリング39の穴に挿通され、筒状ハウジング21に設けられたネジ穴に螺合されることで、シールリング39は、固定部材215を介して筒状ハウジング21およびケース31に押し付けられている。これにより、シールリング39の外側フランジ部391および内側フランジ部393は、夫々、筒状ハウジング21の後端面およびカバー部315の後壁部の後面に密着している。また、シールリング39の後端部以外の部分は、径方向において、ケース31(カバー部315)の後端部と筒状ハウジング21の後端部との間に若干圧縮された状態で嵌め込まれ、ケース31の外周面と筒状ハウジング21の内周面に密着している。
筒状ハウジング21は、上述のようにモータアセンブリ3が内部に組み付けられ、シールリング39と固定部材215が連結された状態で、外側シェル24に連結されている。より詳細には、筒状ハウジング21は、外側シェル24の内周面に設けられたリブ(突出片)等によって位置決めされ、外側シェル24に対して実質的に相対移動不能な状態で、左側シェル201と右側シェル202とに挟み込まれた状態で保持されている。
以上に説明した構成と配置により、図2および図4に示すように、シールリング39は、本体20((筒状ハウジング21、外側シェル24、吸気側カバー25)とモータアセンブリ3(詳細にはケース31)との間に形成される空間を、吸気口250とケース31の後端部の第1開口316とに連通する第1空間205と、ケース31の前端部の第2開口312と吐出口10とに連通する第2空間206とに隔離する。第1空間205と第2空間206は、夫々、ファン35の吸気側の空間とファン35の排気側の空間とも言い換えられる。また、本実施形態では、第1空間205と第2空間206は、夫々、前後方向において、シールリング39の後側の空間と前側の空間ともいえる。シールリング39は、ケース31の前端部の第2開口312から第2空間206へ流出した空気が、第1空間205へ流入するのを防止することができる。これにより、送風効率の低下が抑制される。
なお、第2空間206は、筒状ハウジング21の内部に形成された、ファン35によって圧縮された空気が流れる空間である。本実施形態では、第2空間206は、単一部材である筒状ハウジング21内に形成されているため、第2空間206へ送出された空気が吐出口10以外から漏出するのを防止し、第2空間206内の圧力低下を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、シールリング39は、筒状(円環状)に形成されており、その一部が、径方向において、筒状ハウジング21の内周面とケース31の外周面との間に密着状に嵌め込み可能である。よって、簡易な構成のシールリング39によって、第1空間205と第2空間206とを容易且つ確実に隔離することができる。
また、上述のように、本実施形態では、吸気口250、モータアセンブリ3、吐出口10が、エアダスタ1を回転軸A1に直交する方向(例えば、左側)からみたときに、一直線上に配置されている。よって、吸気口250からモータアセンブリ3を経由して吐出口10へ向かう効率的な空気の流れが生成される。
上述のように、本実施形態では、モータアセンブリ3のケース31(詳細には、ケース31の第2開口312)と吐出口10との間には、回路基板38が配置されている。よって、ケース31の第2開口312から流出した空気によって、モータ本体部330(ステータ331、ロータ333)のみならず、回路基板38も効率的に冷却することができる。また、径方向において、筒状ハウジング21の内周面とモータアセンブリ3との間には空間が設けられているため、回路基板38によって、第2開口312から流出した空気がブロックされ、吐出口10へ向けて流れるのを妨げることが防止される。
また、本実施形態では、シールリング39および弾性カバー373によって、モータアセンブリ3は、筒状ハウジング21の内周面から離間した状態で保持されている。つまり、モータアセンブリ3と本体20(筒状ハウジング21)とは、シールリング39および弾性カバー373によって、弾性的に連結されている。よって、モータアセンブリ3と本体20とは、全ての方向に相対移動可能である。これにより、モータ33の駆動によって発生する振動が、モータアセンブリ3から本体20(筒状ハウジング21)、ひいては外側シェル24およびハンドル27へ伝達されるのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、シールリング39が、第1空間205と第2空間206とを隔離する機能に加え、モータアセンブリ3から本体20への振動伝達を低減する機能も発揮する。更に、弾性カバー373は、モータアセンブリ3の本体20に対する位置決め機能に加え、モータアセンブリ3から本体20への振動伝達を低減する機能も発揮する。このため、部品点数を増加させることなく、送風効率、組立ての容易性、および防振性を向上させることができる。
以下、第1フィルタ41および第2フィルタ42と、その支持構造について説明する。
図2、図4、および図9に示すように、第1フィルタ41および第2フィルタ42は、本体20の後端部内で、吸気側カバー25とモータアセンブリ3との間に配置されている。なお、以下では、本体20(詳細には、外側シェル24)の後端部を、フィルタ装着部241ともいう。本実施形態では、フィルタ装着部241は、概ね円筒状に形成されている。
第2フィルタ42は、フィルタ装着部241内で第1フィルタ41よりも前方(モータアセンブリ3側)に配置されている。本実施形態では、第1フィルタ41と第2フィルタ42とは、目の粗さが異なるフィルタである。より詳細には、第2フィルタ42は、第1フィルタ41よりも目が粗い(つまり、サイズがより大きな異物の(例えば、径がより大きな粒子)の通過を許容する)フィルタである。本実施形態では、第1フィルタ41と第2フィルタ42の各々には、合成樹脂の連続気泡構造体で形成されたフィルタが採用されている。より詳細には、第1フィルタ41および第2フィルタ42には、夫々、目の粗さ(気泡の大きさおよび配置)が異なるポリウレタン樹脂製のスポンジが採用されている。連続気泡構造体で形成されたフィルタは、風力の低減を抑制しつつ、異物を効果的に捕捉可能である。
なお、第1フィルタ41および第2フィルタ42の各々には、主な作業環境に応じて、連続気泡構造体以外のフィルタが採用されてもよい。例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタ、パウダフィルタ、または不織布フィルタが好適に採用されうる。
本実施形態では、第1フィルタ41は外側シェル24から容易に取り外し可能にフィルタ装着部241に装着(保持)されている。一方、第2フィルタ42は、フィルタ装着部241から容易には取り外せないように外側シェル24に装着(保持)されている。
より詳細には、上述の固定部材215の後方には、フィルタホルダ45が配置されており、第2フィルタ42は、前後方向において固定部材215とフィルタホルダ45の間で保持されている。フィルタホルダ45は、短尺の筒状部材である。フィルタホルダ45の後端部の内周面には、径方向内側に突出する複数の突起451が設けられている。突起451の長さは、フィルタホルダ45の内周面とフィルタホルダ45の中心との間の距離の概ね半分である。
フィルタ装着部241の内周面には、筒状ハウジング21の後方で、フィルタ装着部241の内周面から径方向内側に突出するフランジ部243が設けられている。また、フランジ部243から後方に離間した位置には、2つの突起245が設けられている。2つの突起245は、フィルタ装着部241の左側部および右側部の内周面から径方向内側に夫々突出している。前後方向においてフランジ部243と2つの突起245の間に第2フィルタ42およびフィルタホルダ45が配置され、左側シェル201と右側シェル202とが連結されることで、第2フィルタ42およびフィルタホルダ45は、フィルタ装着部241に保持されている。
第2フィルタ42は、筒状ハウジング21の後端部に固定された固定部材215の開口218(通気口)の全体を覆っている。フィルタホルダ45の突起451は、第2フィルタ42が、フィルタホルダ45、ひいては本体20から容易に取り外されるのを妨げる。より詳細には、突起451が第2フィルタ42の外周部に干渉し、第2フィルタ42が本体20から外れる方向(後方)に移動することを規制する。このため、使用者は、第2フィルタ42をフィルタホルダ45から取り外す場合には、第2フィルタ42の中央部(突起451に押さえられていない部分)を摘んで、ある程度の力で引き出す必要がある。
一方、第1フィルタ41は、フィルタホルダ45の突起451の後方で、フィルタ装着部241内に嵌め込まれているだけである。第1フィルタ41は、フィルタ装着部241の内径よりも若干大きい径を有する。第1フィルタ41がフィルタ装着部241内に嵌め込まれると、第1フィルタ41の外周面の全体(気泡部分は除く)が、フィルタ装着部241の内周面に接触する。第1フィルタ41は、フィルタホルダ45の開口の全体を覆っている。
第1フィルタ41の後方には、吸気側カバー25が、フィルタ装着部241に取り外し可能に装着されている。より詳細には、図9および図10に示すように、フィルタ装着部241の上後端部および下後端部の内周面には、夫々、係合溝247が形成されている。係合溝247は、L字状の溝であって、外側シェル24の後端から前方に延びる第1部分と、第1部分の前端部から周方向に延びる第2部分とを含む。つまり、第2部分の後側には、壁部248が存在する。
一方、吸気側カバー25の外周面からは、2つの突起251が径方向外側に突出している。また、吸気側カバー25の外周面には、2つの凹部253が設けられている。凹部253には、円柱状の弾性ピン254が嵌め込まれ、保持されている。弾性ピン254は、吸気側カバー25の径方向外側に僅かに突出している。なお、本実施形態では、弾性ピン254はゴム製である(ラバーピンである)が、他の弾性材料(例えば、合成樹脂)で形成されていてもよい。
フィルタ装着部241に吸気側カバー25を取り付けるときには、使用者は、突起251が後方から係合溝247の第1部分に夫々進入するように、フィルタ装着部241に対して吸気側カバー25を前方に移動させ、その後、突起251が第2部分内を周方向に移動するように、吸気側カバー25を回転させる。これにより、突起251が壁部248の前側に配置される。壁部248は、突起251に後方から当接し、吸気側カバー25が後方へ移動するのを妨げる。また、弾性ピン254は、フィルタ装着部241の内周面に接触して摩擦抵抗を生じさせることで、外側シェル24に対する吸気側カバー25の回転を規制する。つまり、弾性ピン254は、吸気側カバー25がフィルタ装着部241から外れる可能性を低減することができる。
一方、使用者は、フィルタ装着部241に対し、吸気側カバー25を取付け時とは逆の方向に移動させることで、フィルタ装着部241から吸気側カバー25を容易に取り外すことができる。上述のように、第1フィルタ41は、フィルタ装着部241内に嵌め込まれているだけであるため、使用者は、吸気側カバー25を取り外した後、第1フィルタ41を外側シェル24から容易に取り外すことができる。
上述のように、本実施形態のエアダスタ1では、ファン35によって生成される空気の流れは、吸気口250から本体20に流入し、吐出口10へ至る前に、モータ33を通過しつつ冷却する。よって、吸気口250から本体20内に異物(例えば、粉塵)が進入すると、モータ33に悪影響を与える可能性がある。これに対し、本実施形態では、第1フィルタ41および第2フィルタ42が、吸気口250とモータ33(詳細には、ケース31の第1開口316)との間で、本体20内に流入した異物を捕捉し、モータ33の保護に寄与することができる。
また、第1フィルタ41は、フィルタ装着部241に嵌め込まれているだけであるため、使用者は、第1フィルタ41を本体20から容易に取り外して清掃あるいは交換することができる。これにより、第1フィルタ41の目詰まりによる送風効率の低下を抑制することができる。また、本実施形態では、第1フィルタ41に加え、第2フィルタ42が設けられている。よって、第1フィルタ41が取り外された状態でも、第2フィルタ42が、モータ33に到達する前に異物を捕捉することができる。
更に、本実施形態では、第2フィルタ42の方が、第1フィルタ41よりも目が粗い。これは、取外しに手間がかかり、清掃や交換がしにくい第2フィルタ42には、異物が詰まりにくい(目がより粗い)フィルタを採用するのが好ましいからである。一方、異物が詰まっても容易に取り外して清掃または交換が可能な第1フィルタ41には、異物の捕捉性能がより高い(目がより細かい)フィルタを採用することで、2段階で異物を捕捉可能な合理的な構成が実現されている。
以下、エアダスタ1の動作モードについて説明する。
上述したように、本実施形態では、エアダスタ1は、単一のファン35を用いて、吐出口10から圧縮された空気を吐出させるように構成されている。よって、複数のファンを備えた多段式送風機に比べ、本体20を回転軸A1方向に小型化することができる。また、最高回転数が80,000rpmという比較的高速のモータ33を採用することで、単一のファン35のみでも、比較的強い風力および比較的高い動圧を実現することができる。
また、エアダスタ1は、吐出口10の面積を変更可能に構成されている。具体的には、吐出口10の面積は、エアダスタ1にノズル8が装着されているか否か、および/または、装着されたノズル8の種類に応じて変動する。より詳細には、エアダスタ1にノズル8が装着されていない場合、吐出口10の面積は、本体20のノズル部23の開口230の面積(つまり、直径13mmの円の面積(42.25πmm))である。一方、エアダスタ1にノズル8が装着されている場合、吐出口10の面積は、装着されたノズル8の開口80の面積であって、上述のように、直径6mmの円の面積以上、且つ、直径15mmの円の面積以下の範囲(9πmmから56.25πmmまでの範囲)で選択可能である。なお、この範囲は、サージングの発生の可能性を抑えつつ、第1モードまたは第2モードを実現可能な吐出口10の面積の合理的な範囲である。
エアダスタ1は、吐出口10の面積に応じて、第1モードまたは第2モードで動作するように構成されている。第1モードは、風圧よりも風力を重視するモードであって、モータ33が最高回転数で駆動されているときに、吐出口10から吐出される空気の最大風力が3.0ニュートン(N)から4.0Nまでの範囲内となる動作モードである。なお、この風力の値は、米国国家規格協会(略称ANSI)によって定められた「ANSI B175.2規格」に従って測定される値である。第2モードは、風力よりも風圧を重視するモードであって、モータ33が最高回転数で駆動されているときに、吐出口10から吐出される空気の最大動圧が35kPaから50kPaまでの範囲内となる動作モードである。
本実施形態では、エアダスタ1は、吐出口10の面積が、直径12mmの円の面積以上、且つ、直径15mmの円の面積以下の範囲内にある場合(ノズル径が12mmから15mmまでの範囲内にある場合)、第1モードで動作する。例えば、ノズル8が装着されておらず、本体20のノズル部23の開口230が吐出口10として機能する場合(つまり、吐出口10の面積が、直径13mmの円の面積(169πmm)の場合)、モータ33が最高回転数の80,000rpmで駆動されているときに吐出される空気の最大風力は、概ね3.2Nである。
一方、エアダスタ1は、吐出口10の面積が、直径6mmの円の面積以上、且つ、直径8mmの円の面積以下の範囲内にある場合(ノズル径が6mmから8mmまでの範囲内にある場合)、第2モードで動作する。例えば、ノズル径が7mmのノズル8が装着されている場合(つまり、吐出口10の面積が、直径7mmの円の面積(49πmm)の場合)、モータ33が最高回転数の80,000rpmで駆動されているときに吐出される空気の最大動圧は、概ね42kPaである。
本実施形態のエアダスタ1によれば、使用者は、作業内容に応じて、ノズル8の着脱またはノズル8の交換によって吐出口10の面積を変更し、適切な動作モードで作業を行うことができ、利便性が向上する。具体的には、例えば、一般的なブロワのように、比較的強い風力で物を吹き飛ばしたい場合、使用者は、12mmから15mmの範囲内のノズル8を本体20に装着し、あるいは、ノズル8を取り外して、エアダスタ1を第1モードで動作させることができる。一方、例えばフィルタの1点に詰まった埃を除去する場合のように、特定の非常に狭い範囲に集中して高圧の空気を吹き付けたい場合には、使用者は、6mmから8mmの範囲内のノズル8を本体20に装着し、エアダスタ1を第1モードで動作させることができる。
また、本実施形態では、使用者は、操作部292およびトリガ281の夫々に対する手動操作に応じて、モータシャフト335の回転数を変更することができる。具体的には、使用者は、操作部292(押しボタン式スイッチ)の押圧操作によって、回転数(詳細には、実回転数を算出する基準とされる回転数)を4つの回転数から選択することができる。また、使用者は、トリガ281の操作量(押圧量)を変更することで、更に回転数を変更することができる。よって、使用者は、第1モードおよび第2モードの何れにおいても、作業内容に応じて、操作部292およびトリガ281の手動操作を行うことで、吐出される空気の風力を調整することができる。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。但し、実施形態の各構成要素は単なる一例であって、本発明の各構成要素を限定するものではない。
エアダスタ1は、「送風機」の一例である。吐出口10(開口230または開口80)は、「吐出口」の一例である。本体20は、「本体」の一例である。モータ33、モータ本体部330、ステータ331、ロータ333、モータシャフト335は、夫々、「モータ」、「モータ本体部」、「スタータ」、「ロータ」、「モータシャフト」の一例である。ファン35は、「ファン」の一例である。ノズル8は、「ノズル」の一例である。回路基板38は、「回路基板」の一例である。ケース31は、「ケース」の一例である。モータアセンブリ3は、「モータアセンブリ」の一例である。トリガ281は、「トリガ」の一例である。
なお、上記実施形態は単なる例示であり、本開示に係る送風機は、例示されたエアダスタ1に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。また、これらの変更のうち少なくとも1つが、実施形態に例示されるエアダスタ1、および各請求項に記載された発明の何れかと組み合わされて採用されうる。
例えば、上記実施形態で例示されたエアダスタ1の諸元(モータシャフト335の最高回転数、第1モードにおける最大風力、第2モードにおける最大動圧、ファン35の直径等)の数値はあくまでも例示であり、異なる数値が採用されてもよい。以下に、エアダスタ1の諸元に採用されうる変更について例示する。
モータシャフト335の最高回転数は、80,000rpmである必要はなく、例えば、50,000rpmから120,000rpmまでの範囲内、より好ましくは70,000rpmから90,000rpmまでの範囲内にあればよい。この範囲内では、比較的小径な単一のファン35を用いても、第1モードにおいて、粉塵や埃のみならず、より大きな物(例えば、木屑、紙屑等)を吹き飛ばすことが可能な風力を実現しやすい。
第1モードにおける最大風力は、例えば、2.5Nから5.0Nまでの範囲内にあればよい。最大風力がこの範囲内にある場合、粉塵や埃のみならず、より大きな物を吹き飛ばすことができる。一方、第2モードにおける最大動圧は、30kPaから65kPaまでの範囲内にあればよい。最大動圧がこの範囲内にある場合、比較的小さな物を高圧で確実に吹き飛ばすことができる。
ファン35の直径は、43mmである必要はないが、エアダスタ1の径方向の小型化と風力の確保とのバランスから、40mmから45mmまでの範囲内にあると好ましい。
また、上記実施形態では、吐出口10の面積は、ノズル8の着脱によっても、ノズル8の交換によっても変更可能であるが、例えば、ノズル8の交換によってのみ変更可能であってもよい。つまり、エアダスタ1は、必ず本体20にノズル8が装着された状態で使用されてもよい。なお、ノズル8と本体20とは、例示されたロック機構235を介してではなく、他の任意の方法で連結されうる。例えば、ノズル8の基端部に設けられた雌ネジ部と、本体20に設けられた雄ネジ部との係合によって連結されてもよい。あるいは、上記実施形態の吸気側カバー25とフィルタ装着部241と同様の連結構造が採用されてもよい。
吐出口10の面積は、例えば、本体20の開口230(吐出口10)の少なくとも一部を覆うことで、変更されてもよい。例えば、エアダスタ1は、使用者による手動操作に応じて、直線移動あるいは回動することで、開口230(吐出口10)の少なくとも一部を開閉可能なカバー(シャッタ)を備えてもよい。また、吐出口10の形状は、円形である必要はなく、楕円状、多角形状、星形等、適宜変更が可能である。
本体20およびハンドル27の構成(形状、構成部材、構成部材間の連結態様)は、上記実施形態の例示に限られず、適宜、変更されうる。
例えば、本体20は、筒状ハウジング21(および固定部材215)のみで形成されていてもよい。つまり、本体20は、単一のハウジング部材で形成されていてもよい。また、筒状ハウジング21は、回転軸A1に直交する方向(例えば、左右方向または上下方向)に分割された半割体が互いに連結されることで形成されてもよいし、前後方向に分割された複数の部材が連結されることで形成されてもよい。
吸気側カバー25は、外側シェル24(フィルタ装着部241)から実質的に取り外し不能であってもよい。あるいは、吸気側カバー25は、外側シェル24に取り外し可能に螺合されてもよいし、例えば、別個のネジによって、外側シェル24に取り外し可能に連結されていてもよい。吸気口250大きさ、形状、数、配置等は、上記実施形態の例から適宜変更されてよい。
上記実施形態の外側シェル24のように、本体20の一部とハンドル27とが一体的に形成されている必要はない。また、ハンドル27に代えて、本体20の一部が、使用者によって把持される把持部を有してもよい。
モータ33は、ブラシレスモータではなく、ブラシを有するモータであってもよい。また、モータアセンブリ3は、必ずしも弾性体を介して本体20(筒状ハウジング21)に支持される必要はなく、例えば、筒状ハウジング21内に設けられた複数のリブによって、位置決めされ、支持されていてもよい。更に、モータ33は、ケース31、軸受32、ファン35等と共にアセンブリを構成する必要はなく、モータ33の支持構造も、適宜変更されうる。例えば、モータ本体部330を収容するケース31は省略され、モータシャフト335は、本体20に支持された軸受によって回転可能に支持されてもよい。
上記実施形態では、モータシャフト335の回転数は、トリガ281の操作量に応じて無段階で変更可能であるが、操作部292を介して選択された回転数から変更不能であってもよい。あるいは、モータシャフト335の回転数は、トリガ281の押圧操作によってのみ変更可能であってもよいし、変更不能であってもよい。また、操作部292は、押しボタンスイッチではなく、例えば、ダイヤル、タッチパネル等を備えてもよい。コントローラ291は、マイクロコンピュータではなく、他の種類の制御回路で構成されてもよい。
ファン35は、モータ本体部330に対して吸気口250側ではなく、吐出口10側でモータシャフト335に固定されていてもよい。なお、ファン35には、遠心ファン(特に、後向きファン(ターボファンともいう))が採用されることが好ましいが、例えば、斜流ファンが採用されてもよい。
第1フィルタ41および第2フィルタ42の少なくとも一方は、省略されてもよい。なお、1つのフィルタのみが設けられる場合、そのフィルタは、本体20から取り外し可能であることが好ましい。
エアダスタ1の電源は、充電式のバッテリ295に限られるものではなく、使い捨ての電池であってもよいし、外部の交流電源であってもよい。また、エアダスタ1に充電式のバッテリが内蔵されていてもよい。
更に、本発明、上記実施形態及びその変形例の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様のうち少なくとも1つが、上述の実施形態及びその変形例、ならびに各請求項に記載された発明の少なくとも1つと組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記吐出口の前記面積は、ノズルの交換に加え、前記本体へのノズルの着脱によっても変更可能である。
[態様2]
前記吐出口は、前記本体、または、前記本体に取り外し可能に連結されたノズルに設けられている。
[態様3]
前記本体は、第1開口を有し、
前記本体は、先端に第2開口を有するノズルを、前記第1開口と前記第2開口とが連通するように、選択的に着脱可能に構成されており、
前記吐出口は、前記本体にノズルが取り付けられていない場合、前記第1開口によって規定され、前記本体にノズルが取り付けられている場合、前記第2開口によって規定される。
ノズル装着部231の開口230は、「第1開口」の一例である。ノズル8の開口80は、「第2開口」の一例である。
[態様4]
前記送風機は、前記吐出口の前記面積が第1の範囲内にある場合、前記第1モードで動作し、前記吐出口の前記面積が第2の範囲内にある場合、前記第2モードで動作するように構成されており、
前記第2の範囲の上限値は、前記第1の範囲の下限値よりも小さい。
[態様5]
前記送風機は、
使用者による前記モータシャフトの回転数を設定するための手動操作が可能な操作部と、
前記操作部に対する操作に応じて、前記モータシャフトの前記回転数を制御するように構成された制御装置とを更に備える。
操作部292は、「操作部」の一例である。トリガ281は、「操作部」の別の一例である。
1:エアダスタ、10:吐出口、20:本体、201:左側シェル、202:右側シェル、205:第1空間、206:第2空間、21:筒状ハウジング、211:凹部、213:突出片、215:固定部材、216:周壁部、217:押え部、218:開口、22:収容部、23:ノズル部、230:開口、231:ノズル装着部、235:ロック機構、24:外側シェル、240:開口、241:フィルタ装着部、243:フランジ部、245:突起、247:係合溝、25:吸気側カバー、250:吸気口、251:突起、253:凹部、254:弾性ピン、27:ハンドル、28:把持部、281:トリガ、283:スイッチ、29:コントローラ収容部、291:コントローラ、292:操作部、294:バッテリ装着部、295:バッテリ、3:モータアセンブリ、31:ケース、311:周壁部、312:第2開口、313:軸受支持部、315:カバー部、316:第1開口、32:軸受、33:モータ、330:モータ本体部、331:ステータ、333:ロータ、335:モータシャフト、35:ファン、37:支持部材、371:第1アーム、372:第2アーム、373:弾性カバー、38:回路基板、39:シールリング、391:外側フランジ部、393:内側フランジ部、41:第1フィルタ、42:第2フィルタ、45:フィルタホルダ、451:突起、8:ノズル、80:開口、81:取付け部、87:通路部、A1:回転軸

Claims (10)

  1. 吐出口から空気を吐出するように構成された送風機であって、
    本体と、
    前記本体に収容されたモータであって、ステータおよびロータを含むモータ本体部と、前記ロータと一体的に回転可能なモータシャフトとを含むモータと、
    前記本体に収容されたファンであって、前記モータシャフトの回転に応じて回転し、前記吐出口から空気を吐出させるように構成された単一のファンとを備え、
    前記モータシャフトの最高回転数は、50,000rpmから120,000rpmまでの範囲内にあり、
    前記送風機は、使用者による前記吐出口の面積の変更が可能に構成されており、前記吐出口の前記面積に応じて、前記モータが前記最高回転数で駆動されているときに、前記吐出口から吐出される空気の最大風力が、2.5Nから5.0Nまでの範囲内となる第1モード、および、前記モータが前記最高回転数で駆動されているときに、前記吐出口から吐出される空気の最大動圧が30kPaから65kPaまでの範囲内となる第2モードのうち何れか一方で選択的に動作するように構成されていることを特徴とする送風機。
  2. 請求項1に記載の送風機であって、
    前記吐出口の前記面積は、直径6mmの円の面積以上、且つ、直径15mmの円の面積以下の範囲内で変更可能であることを特徴とする送風機。
  3. 請求項1または2に記載の送風機であって、
    前記本体は、先端の開口の面積が異なる複数種類のノズルのうち選択された1つを着脱可能に構成されており、
    前記吐出口の前記面積は、少なくとも、ノズルの交換によって変更可能であることを特徴とする送風機。
  4. 請求項1~3の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記ファンの直径は、40mmから45mmまでの範囲内にあることを特徴とする送風機。
  5. 請求項1~4の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記モータシャフトの最高回転数は、70,000rpmから90,000rpmまでの範囲内にあり、
    前記第1モードの前記最大風力は、3.0Nから4.0Nまでの範囲内にあり、
    前記第2モードの前記最大動圧は、35kPaから50kPaまでの範囲内にあることを特徴とする送風機。
  6. 請求項5に記載の送風機であって、
    前記送風機は、前記吐出口の前記面積が直径12mmの円の面積以上、且つ、直径15mmの円の面積以下の範囲内にある場合、前記第1モードで動作し、前記吐出口の前記面積が直径6mmの円の面積以上、且つ、直径8mmの円の面積以下の範囲内にある場合、前記第2モードで動作するように構成されていることを特徴とする送風機。
  7. 請求項1~6の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記モータ本体部に電気的に接続された回路基板を更に備え、
    前記ファンは、前記モータシャフトの軸方向において、前記本体に形成された吸気口と前記モータ本体部の間に位置し、
    前記回路基板は、前記モータシャフトの前記軸方向において、前記モータ本体部と前記吐出口の間に位置することを特徴とする送風機。
  8. 請求項7に記載の送風機であって、
    前記モータおよび前記ファンは、ケースに収容されて、前記ケースおよび前記回路基板と共に、一体的なモータアセンブリを形成しており、
    前記回路基板は、前記ケースと前記吐出口の間に配置されており、
    前記モータの径方向において、前記モータアセンブリと前記本体の内面との間には空間が設けられていることを特徴とする送風機。
  9. 請求項1~8の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記モータシャフトの回転数は、変更可能であることを特徴とする送風機。
  10. 請求項9に記載の送風機であって、
    使用者による押圧操作が可能なトリガを更に備え、
    前記モータシャフトの前記回転数は、前記トリガの操作量に応じて変更されることを特徴とする送風機。
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