JP2022099718A - 蓄電装置 - Google Patents

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拓 岡本
Taku Okamoto
顕弘 生田
Akihiro Ikuta
浩史 殿本
Hiroshi Tonomoto
貴俊 廣野
Takatoshi Hirono
香穂理 久保田
Kahori Kubota
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Abstract

【課題】より小型化され、強度剛性が向上した蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置は、樹脂製の絶縁部材、及び電池セルが互いに交互に積層されてなるセルモジュールと、積層方向に延びるとともに、樹脂よりも高い剛性を有する材料で形成され、セルモジュールを積層方向に直交する複数の方向から囲う複数の構造部材と、複数の構造部材同士を互いに近接する方向に締め付ける拘束材と、構造部材を基準としてセルモジュールを積層方向の両側から押圧する押さえ板と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、蓄電装置に関する。
近年、リチウムイオン電池に代表される電池セルを有する蓄電装置が、産業機械や輸送機械の電源として広く用いられている。この種の蓄電装置では、板状の電池セルと絶縁部材とが交互に複数積層されることで1つの大きなセルモジュールが構成されている。電池セルを積層した状態で保持するために、例えば下記特許文献1に示されるように、箱型の容器によって外側からセルモジュールを覆う構成が知られている。また、下記特許文献2に示されるように、複数の電池セルを拘束バンドで両端側から保持する構成も提唱されている。
特表2013-519203号公報 特開2007-115437号公報
しかしながら、上記特許文献1のように箱型の容器に電池セルを収容した場合、蓄電装置全体の寸法体格が大型化してしまう。また、電池セルごとの寸法の個体差を吸収しきれずにセルモジュールを容器に正常に収容できなくなる虞もある。さらに、上記特許文献2のように拘束バンドで電池セルを保持する構成では、拘束バンド自体の剛性が小さいことから、蓄電装置としての強度剛性が不足し、セルモジュールを安定的に保持できない可能性がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より小型化され、強度剛性が向上した蓄電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る蓄電装置は、樹脂製の絶縁部材、及び電池セルが互いに交互に積層されてなるセルモジュールと、前記積層方向に延びるとともに、前記樹脂よりも高い剛性を有する材料で形成され、前記セルモジュールを前記積層方向に直交する複数の方向から囲う複数の構造部材と、前記複数の構造部材同士を互いに近接する方向に締め付ける拘束材と、前記構造部材を基準として前記セルモジュールを前記積層方向の両側から押圧する押さえ板と、を備える。
本開示によれば、より小型化され、強度剛性が向上した蓄電装置を提供することができる。
本開示の実施形態に係る蓄電装置の構成を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係る絶縁部材の構成を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係る絶縁部材の構成を示す正面図である。 本開示の実施形態に係る電池セルと絶縁部材の構成を示す分解図である。
(蓄電装置の構成)
以下、本開示の実施形態に係る蓄電装置100について、図1から図4を参照して説明する。図1又は図3に示すように、蓄電装置100は、セルモジュール10と、構造部材20と、固定ブロック30と、拘束材40と、押さえ板50と、押さえねじ60と、ゴム板R(図3参照)と、を備えている。
セルモジュール10は、絶縁部材1と、電池セル2とを交互に積層することで構成されている。本実施形態では一例として12個の電池セル2が積層されている。なお、電池セル2の数は12個に限定されず、設計や仕様に応じて適宜変更することが可能である。また、以下の説明では、電池セル2が積層される方向を単に「積層方向D」と呼ぶ。
(絶縁部材、電池セルの構成)
絶縁部材1は、積層方向Dに隣接する一対の電池セル2同士の間を電気的に絶縁するために設けられた樹脂製の部材である。図2に示すように、絶縁部材1は、絶縁部材本体11と、保持部12と、流路形成部13と、を有している。絶縁部材本体11は、矩形板状をなしている。積層方向Dから見た場合の絶縁部材本体11の寸法(面積)は電池セル2の寸法と同一かわずかに大きく設定されている。絶縁部材本体11における積層方向Dを向く一対の面はそれぞれ主面11Aとされている。主面11Aにおける一部の領域には、主面11Aから積層方向Dに突出する流路形成部13が設けられている。具体的には流路形成部13は、積層方向Dから見て、主面11Aの側方の端縁に接する矩形状をなしている。つまり、流路形成部13は主面11Aの上方の端縁、及び下方の端縁には接していない。流路形成部13の積層方向Dを向く面は突出面13Aとされている。
絶縁部材本体11の外周側の端縁には、主面11Aを囲うようにして当該端縁から積層方向Dに突出する矩形枠状の保持部12が設けられている。保持部12は、絶縁部材本体11の端縁から積層方向Dの両側に向かってそれぞれ1つずつ形成されている。また、保持部12の各端縁のうち、上側に位置する端縁には積層方向Dに向かって凹む端子孔14が形成されている。さらに、保持部12のうち、側方に位置する部分には、主面11A側と外部とを連通する開口部Hがそれぞれ形成されている。また、保持部12のうち、下方に位置する部分には下方開口部Hbが形成されている。
以上のように構成された絶縁部材1に対して、図4に示すように、積層方向Dの両側から電池セル2が取り付けられている。電池セル2は、矩形板状をなしており、その上面には2つの端子Tが設けられている。電池セル2は、保持部12によって囲まれた空間に収容される。複数(12個)の電池セル2を同様の方法で絶縁部材1に積層し、セルモジュール10が形成される。また、端子Tは上述した端子孔14から外部に突出した状態となる。なお、図2では、セルモジュール10の端部以外に配置される絶縁部材1の形状を例示している。一方で、セルモジュール10の端部に配置される絶縁部材1では、保持部12が積層方向Dの一方側にのみ設けられている。つまり、保持部12が設けられていない側の面には突出物が設けられておらず、平坦である。さらに、このように保持部12が一方側にのみ設けられている絶縁部材1を、セルモジュール10の端部以外に設けることも可能である。
また、電池セル2を絶縁部材1に組み合わせた時、電池セル2は上記の主面11Aではなく、流路形成部13の突出面13Aに当接した状態となっている。このため、流路形成部13の厚さの分だけ、電池セル2と主面11Aとの間には隙間(空間)が形成される。この空間は、開口部Hと連通することで外部から空気が流入する冷却流路Fとして機能する。具体的には図2中に矢印で示すように、一対の開口部Hから流入した空気は、主面11Aに沿って互いに近接する方向に流れた後、一対の流路形成部13同士の間の空間を上方に向かって進む。この中途で電池セル2が冷却される。なお、詳しくは図示しないが、保持部12の上側の端面に空気の排出口を設けることが望ましい。
(構造部材、固定ブロック、拘束材の構成)
図1に示すように、セルモジュール10の4つの角部にはそれぞれ積層方向Dに延びる構造部材20が配置されている。構造部材20は、図1の例では、L字型の断面形状を有する形鋼である。この構造部材20によってセルモジュール10の角部が外側から覆われている。なお、より具体的には図3に示すように、構造部材20とセルモジュール10(絶縁部材1)の間にはゴム板Rが介在している。構造部材20の積層方向Dにおける寸法は、セルモジュール10の積層方向Dにおける寸法よりも大きく設定されている。
構造部材20の積層方向Dにおける両端部にはそれぞれ固定ブロック30が設けられている。固定ブロック30は、構造部材20に対して溶接によって固定されている。固定ブロック30は直方体状をなし、L字型をなす構造部材20の内側(つまり、セルモジュール10を向く側)の端面に固定されている。固定ブロック30の各面のうち、積層方向Dに直交する方向を向く2つの面(つまり、一対の固定ブロック30における互いに対向する2つの面)には、それぞれ積層方向Dに直交する方向に延びる第一ねじ穴h1が形成されている。
これら第一ねじ穴h1には拘束材40が挿入されている。拘束材40は棒状をなすとともにその両端部にねじ溝が形成されている。積層方向Dに直交する方向で互いに対向する一対の第一ねじ穴h1に対して1つの拘束材40がねじ込まれている。つまり、積層方向Dのそれぞれの端部では、4つの固定ブロック30に対して、4つの拘束材40が取り付けられている。拘束材40は固定ブロック30同士を互いに近接する方向に締め付けるように張力を伴って取り付けられている。これにより、固定ブロック30を介して4つの構造部材20に対して、互いに近接する方向の力が加わっている。
(押さえ板、押さえねじの構成)
セルモジュール10の積層方向Dにおける両端面には、押さえ板50が積層されている。なお、詳しくは図示しないが、セルモジュール10と押さえ板50との間には絶縁のためのゴム板が設けられることが望ましい。押さえ板50は、絶縁部材1(セルモジュール10)と同一かわずかに小さな寸法(面積)を有する矩形板状をなしている。
上記の固定ブロック30の各面のうち、セルモジュール10側を向く面には、積層方向Dに延びる第二ねじ穴h2が形成されている。この第二ねじ穴h2には、押さえねじ60が挿入されている。押さえねじ60を締め込むことによって、押さえ板50が積層方向Dに押圧されている。つまり、一対の押さえ板50によってセルモジュール10が積層方向Dの両側から押圧されている。なお、押さえ板50を押さえねじ60によらず、拘束バンド等の他の部材によって押圧する構成を採ることも可能である。
(作用効果)
次いで、蓄電装置100の使用方法の一例について説明する。蓄電装置100を使用するに当たっては、電池セル2を十分に充電した状態で、端子Tに所定の配線ケーブルを接続する。この配線ケーブルを通じて外部の機器に電力が供給される。
ここで、上記のような蓄電装置100を構成する場合、従来は箱型の容器にセルモジュールを収容することが一般的であった。また、その他、樹脂製の拘束バンドによってセルモジュールの積層状態を維持する方法も知られている。
しかしながら、箱型の容器に電池セル2を収容した場合、蓄電装置100全体の寸法体格が大型化してしまう。また、電池セル2ごとの寸法の個体差を吸収しきれずにセルモジュール10を正常に収容できなくなる虞もある。さらに、樹脂製の拘束バンドで電池セル2を保持する構成では、拘束バンド自体の剛性が小さいことから、蓄電装置100としての強度剛性が不足し、セルモジュール10を安定的に保持できない可能性がある。
そこで、本実施形態では上記のような構造部材20を用いてセルモジュール10を外側から囲む構成を採っている。上記構成によれば、樹脂よりも高い剛性を有する構造部材20によってセルモジュール10が複数の方向から囲われている。構造部材20が有する剛性によって、積層方向Dに対する曲げ方向への応力に対して十分に抗することができる。これにより、蓄電装置100としての強度剛性を高めることができる。また、構造部材20のみによってセルモジュール10が囲われていることから、例えば箱型の容器を用いた場合に比べてセルモジュール10を覆う部分の面積が削減されるため、蓄電装置100の寸法体格や重量を小さく抑えることができる。さらに、これら構造部材20が拘束材40によって互いに近接する方向に締め付けられている。したがって、例えば電池セル2ごとに寸法の個体差が生じている場合であっても、当該個体差を吸収して、複数の電池セル2を強固に積層することができる。また、押さえ板50によってセルモジュール10を積層方向Dの両側からも押圧することで、電池セル2と絶縁部材1とをさらに強固に積層することができる。その結果、蓄電装置100をより安定的に使用することが可能となる。
さらに、上記構成によれば、構造部材20によって電池セル2(セルモジュール10)の角部が外側から覆われている。蓄電装置100に外力が加わった場合、角部では応力集中が特に生じやすい。上記構成によれば、この角部に構造部材20が設けられていことから、このような応力に対して十分に抗することができる。その結果、蓄電装置100の強度剛性をさらに高めることが可能となる。
また、上記構成によれば、拘束材40を固定ブロック30の第一ねじ穴h1に挿入することで、固定ブロック30を介して構造部材20同士を互いに近接する方向に締め付けることができる。これにより、セルモジュール10の積層状態をより安定的に維持することができる。また、拘束材40のねじこみ量を調整することで、電池セルごとの寸法の個体差を柔軟に吸収することができる。さらに、拘束材40の長さを変えることで、寸法の異なる多種類の電池セル2に構造部材20を含む構成を適用することが可能となる。これにより、装置の汎用性を高めることができる。
加えて、上記構成によれば、押さえねじ60を固定ブロック30の第二ねじ穴h2に挿入することで、固定ブロック30を基準として押さえ板50を積層方向Dに押圧することができる。これにより、セルモジュール10の積層状態をより安定的に維持することが可能となる。また、押さえねじ60のねじこみ量を調整することで、電池セル2ごとの寸法の個体差を柔軟に吸収することができる。さらには、押さえねじ60の長さを変えることで、一例として上述した12個よりも少ない数、又は多い数の電池セル2を有するセルモジュール10にも本実施形態に係る構成を適用することができる。これにより、装置の汎用性をさらに高めることができる。
また、ゴム板Rを設けた場合には、ゴム板Rが構造部材20とセルモジュール10とに挟まれて弾性変形することで、電池セル2ごとの寸法の個体差をさらに柔軟に吸収することができる。また、構造部材20とセルモジュール10との間の絶縁性を高めることもできる。
さらに、上記構成によれば、電池セル2と絶縁部材1との間に冷却流路Fが形成されている。これにより、電池セル2を効率的に冷却することができる。特に、絶縁部材1に流路形成部13を設けた上で電池セル2と絶縁部材1を積層することのみによって冷却流路Fとしての空間を確保することができる。これにより、冷却流路Fを形成するための専用部品が不要となるため、部品点数及び組立工数の削減を図ることもできる。
また、上記構成によれば、開口部Hを通じて冷却流路F内に外気が流れ込むことで、電池セル2をより効率的に冷却することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。
例えば、上記実施形態では、電池セル2が矩形板状をなしている場合について説明した。しかしながら、電池セル2の形状は矩形板状に限定されず、円盤状であってもよい。この場合、上述の構造部材20は円盤の外周面に合わせてC字状の型鋼によって構成されることが望ましい。このような構造部材20を外周面上で周方向に間隔をあけて複数配置し、上述の拘束材40、及び押さえ板50を用いることで、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、構造部材20がL字型の形鋼である例について説明した。しかしながら、構造部材20の形状はL字型に限定されず、H型の形鋼を構造部材20として用いることも可能である。この場合、構造部材20に沿って配線ケーブルを収容する空間を確保することが可能となる。その結果、配線ケーブルの取り回しを容易に行うことができる。
さらに、上記実施形態で説明した拘束材40に代えて、拘束バンドによって固定ブロック30同士を締め付ける構成を採ることも可能である。
加えて、上記実施形態で説明したゴム板Rを備えない構成を採ることも可能である。
<付記>
各実施形態に記載の蓄電装置100は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る蓄電装置100は、樹脂製の絶縁部材1、及び電池セル2が互いに交互に積層されてなるセルモジュール10と、前記積層方向Dに延びるとともに、前記樹脂よりも高い剛性を有する材料で形成され、前記セルモジュールを前記積層方向Dに直交する複数の方向から囲う複数の構造部材20と、前記複数の構造部材20同士を互いに近接する方向に締め付ける拘束材40と、前記構造部材20を基準として前記セルモジュール10を前記積層方向Dの両側から押圧する押さえ板50と、を備える。
上記構成によれば、樹脂よりも高い剛性を有する構造部材20によってセルモジュール10が複数の方向から囲われている。これにより、蓄電装置100としての強度剛性を高めることができる。また、構造部材20のみによってセルモジュールが囲われていることから、例えば箱型の容器を用いた場合に比べて蓄電装置100の寸法体格や重量を小さく抑えることができる。さらに、これら構造部材20が拘束材40によって互いに近接する方向に締め付けられている。したがって、例えば電池セル2ごとに寸法の個体差が生じている場合であっても、当該個体差を吸収して、複数の電池セル2を強固に積層することができる。また、押さえ板50によってセルモジュール10を積層方向Dからも押圧することで、電池セル2をさらに強固に積層することができる。
(2)第2の態様に係る蓄電装置100では、前記電池セル2は、前記積層方向Dから見て矩形の断面形状を有し、前記構造部材20は、前記電池セル2の角部をそれぞれ外側から覆うように配置されている。
上記構成によれば、構造部材20によって電池セル2の角部が外側から覆われている。蓄電装置100に外力が加わった場合、角部では応力集中が特に生じやすい。上記構成によれば、このような応力に対して十分に抗することができる。
(3)第3の態様に係る蓄電装置100は、前記構造部材20の端部に設けられ、前記近接する方向に延びる第一ねじ穴h1が形成された固定ブロック30をさらに備え、前記拘束材40は、前記第一ねじ穴h1に挿入されるねじ溝を有する。
上記構成によれば、拘束材40を固定ブロック30の第一ねじ穴h1に挿入することで、固定ブロック30を介して構造部材20同士を互いに近接する方向に締め付けることができる。また、拘束材40のねじこみ量を調整することで、電池セル2ごとの寸法の個体差を柔軟に吸収することができる。
(4)第4の態様に係る蓄電装置100は、前記構造部材20の端部に設けられ、前記積層方向Dに延びる第二ねじ穴h2が形成された固定ブロック30をさらに備え、前記第二ねじ穴h2には、前記押さえ板50を前記積層方向Dに押圧する押さえねじ60が挿入されている。
上記構成によれば、押さえねじ60を固定ブロック30の第二ねじ穴h2に挿入することで、固定ブロック30を基準として押さえ板50を積層方向Dに押圧することができる。また、押さえねじ60のねじこみ量を調整することで、電池セル2ごとの寸法の個体差を柔軟に吸収することができる。
(5)第5の態様に係る蓄電装置100は、前記構造部材20と前記セルモジュール10との間に設けられたゴム板Rをさらに備える。
上記構成によれば、ゴム板Rが構造部材20とセルモジュール10とに挟まれて弾性変形することで、電池セル2ごとの寸法の個体差をさらに柔軟に吸収することができる。また、構造部材20とセルモジュール10との間の絶縁性を高めることもできる。
(6)第6の態様に係る蓄電装置100では、前記絶縁部材1は、前記積層方向Dに隣接する一対の前記電池セル2同士を隔てる絶縁部材本体11と、該絶縁部材本体11の外周側の端縁から前記積層方向Dに突出することで前記電池セル2を外周側から覆う保持部12と、前記絶縁部材本体11における前記電池セル2側を向く面から突出することで該絶縁部材本体11と前記電池セル2との間に冷却流路Fとしての空間を形成する流路形成部13と、を有する。
上記構成によれば、電池セル2と絶縁部材1との間に冷却流路Fが形成されている。これにより、電池セル2を効率的に冷却することができる。特に、絶縁部材1に流路形成部13を設けた上で電池セル2と絶縁部材1を積層することのみによって冷却流路Fとしての空間を確保することができる。これにより、部品点数及び組立工数の削減を図ることもできる。
(7)第7の態様に係る蓄電装置100では、前記絶縁部材本体11の側面には、前記冷却流路Fに連通する開口部Hが形成されている。
上記構成によれば、開口部Hを通じて冷却流路F内に外気が流れ込むことで、電池セル2をより効率的に冷却することが可能となる。
100 蓄電装置
1 絶縁部材
2 電池セル
10 セルモジュール
11 絶縁部材本体
11A 主面
12 保持部
13 流路形成部
13A 突出面
14 端子孔
20 構造部材
30 固定ブロック
40 拘束材
50 押さえ板
60 押さえねじ
D 積層方向
h1 第一ねじ穴
h2 第二ねじ穴
H 開口部
R ゴム板
T 端子

Claims (7)

  1. 樹脂製の絶縁部材、及び電池セルが互いに交互に積層されてなるセルモジュールと、
    前記積層方向に延びるとともに、前記樹脂よりも高い剛性を有する材料で形成され、前記セルモジュールを前記積層方向に直交する複数の方向から囲う複数の構造部材と、
    前記複数の構造部材同士を互いに近接する方向に締め付ける拘束材と、
    前記構造部材を基準として前記セルモジュールを前記積層方向の両側から押圧する押さえ板と、
    を備える蓄電装置。
  2. 前記電池セルは、前記積層方向から見て矩形の断面形状を有し、
    前記構造部材は、前記電池セルの角部をそれぞれ外側から覆うように配置されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記構造部材の端部に設けられ、前記近接する方向に延びる第一ねじ穴が形成された固定ブロックをさらに備え、
    前記拘束材は、前記第一ねじ穴に挿入されるねじ溝を有する請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記構造部材の端部に設けられ、前記積層方向に延びる第二ねじ穴が形成された固定ブロックをさらに備え、
    前記第二ねじ穴には、前記押さえ板を前記積層方向に押圧する押さえねじが挿入されている請求項1から3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記構造部材と前記セルモジュールとの間に設けられたゴム板をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記絶縁部材は、
    前記積層方向に隣接する一対の前記電池セル同士を隔てる絶縁部材本体と、
    該絶縁部材本体の外周側の端縁から前記積層方向に突出することで前記電池セルを外周側から覆う保持部と、
    前記絶縁部材本体における前記電池セル側を向く面から突出することで該絶縁部材本体と前記電池セルとの間に冷却流路としての空間を形成する流路形成部と、
    を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  7. 前記絶縁部材本体の側面には、前記冷却流路に連通する開口部が形成されている請求項6に記載の蓄電装置。
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