JP2022099251A - 安全運転支援装置 - Google Patents

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Takuya Homma
司 三国
Tsukasa Mikuni
亨 加藤
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Ryota Nakamura
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Abstract

【課題】肉体的疲労、精神的疲労による運転能力の低下等によって発生する事故リスクを軽減することができる安全運転支援システムを提供する。【解決手段】車両内に設けられた乗員を撮像する撮像部10と、車両内外に設けられた乗員の生体情報を取得することができる情報取得部20とを備えている。さらに、撮像部10または情報取得部20によって取得された乗員に関する情報から肉体的疲労レベルを判定する第1の判定部30と、精神的疲労レベルを判定する第2の判定部40と、を備えている。そして、検索制御部60は、第1の判定部30の判定又は第2の判定部40の判定の少なくとも一方に基づいた検索条件によって推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、その検索結果を乗員に提案する。【選択図】図2

Description

本発明は、安全運転支援装置に関する。
一般に、車両の運転開始時点において、車両内における運転者を含む乗員の肉体的、精神的な疲労等の判別を行うとともに、その度合いを正確に判断することは困難である。
一方で、運転者の眠気に関して、その眠気レベルを検出し、その検出レベルに応じて、運転者に対する覚醒支援が必要であるか否かを判断し、必要である場合には、運転席を少なくとも一部の時間帯、筋緊張を促進する第1の周波数と筋緊張を抑制する第2の周波数と、を重畳した振動波形で振動させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020―82906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、眠気レベルに応じた覚醒支援が行われ、事故リスクを低減しているが、眠気レベルでは判断できない肉体的疲労、精神的疲労に起因する事故リスクを低減できないという課題があった。 例えば、肉体的疲労、精神的疲労による運転能力の低下等に伴う事故の発生リスクを軽減することができないという課題があった。
そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、乗員の肉体的、精神的疲労レベルに応じた走行ルート、休憩地等を提案することによって、事故の発生リスクを低減することができる安全運転支援システムの提供を目的とする。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両内の乗員を撮像する撮像部と、車両内外に設置された前記乗員の生体情報を含む情報を取得する情報取得部と、前記撮像部または前記情報取得部の情報に基づいて前記乗員の肉体的疲労レベルを判定する第1の判定部と、前記撮像部または前記情報取得部の情報に基づいて前記乗員の精神的疲労レベルを判定する第2の判定部と、前記第1の判定部における判定情報又は前記第2の判定部における判定情報の少なくとも一方の判定情報に基づいた検索条件によって推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨走行ルート又は前記推奨立寄り地の少なくとも一方を提案する検索制御部と、を含むことを特徴とする安全運転支援装置を提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記撮像部または前記情報取得部の情報に基づいて前記乗員の休息状態を判定する第3の判定部を有し、前記検索制御部が、前記第1の判定部における判定情報、前記第2の判定部における判定情報又は前記第3の判定部における判定情報のうち少なくとも1つの判定情報に基づいた検索条件によって前記推奨走行ルートおよび前記推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨走行ルート又は前記推奨立寄り地の少なくとも一方を提案することを特徴とする安全運転支援装置を提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記推奨走行ルートが設定されているときに、前記検索制御部が前記第1の判定部の判定情報又は前記第2の判定部の判定情報の少なくとも一方の判定情報から判定した前記乗員の前記肉体的疲労レベルと前記精神的疲労レベルとからなる疲労レベルが所定レベル以上にあり、前記第3の判定部が所定以上に休息がとれていないと判定した場合に、前記検索制御部は前記疲労レベルを和らげる前記検索条件を用いて前記推奨走行ルートおよび前記推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨走行ルート又は前記推奨立寄り地の少なくとも一方の変更を提案することを特徴とする請求項2に記載の安全運転支援装置を提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記推奨走行ルートが設定されていないときに、前記検索制御部が前記第1の判定部の判定情報又は前記第2の判定部の判定情報の少なくとも一方の判定情報から判定した前記疲労レベルが所定レベル以上にあり、前記第3の判定部が所定以上に休息がとれていないと判定した場合に、前記検索制御部は前記疲労レベルを和らげる前記検索条件を用いて前記推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨立寄り地を提案することを特徴とする安全運転支援装置を提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第3の判定部は前記情報取得部が取得した前記乗員の睡眠時間と睡眠の質と活動量とを含む情報から前記休息状態を判定することを特徴とする安全運転支援装置を提案している。
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第3の判定部は、前記撮像部が取得した前記乗員の休憩取得時の映像から前記休息状態を判定することを特徴とする安全運転支援装置を提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、乗員の肉体的、精神的疲労レベルが高いときには、乗員の疲労を和らげる、運転負荷の少ない走行ルート、近くの休憩場所等が乗員に提案されるため、事故の発生リスクを低減することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置の配置状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置における乗員に関する情報と肉体的疲労あるいは精神的疲労との関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置における第1の判定部、第2の判定部、第3の判定部の判定情報を例示する図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置の処理フロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置における走行ルートおよび立寄り地の検索条件の例示する図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置の処理フロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る安全運転支援装置における走行ルートを設定するときの処理フロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る安全運転支援装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る安全運転支援装置の検索制御部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る安全運転支援装置の処理フロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る安全運転支援装置における検索制御部60Aによる推奨ルートおよび推奨立寄り地の検索処理フロー図である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図12を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1から図8を用いて、本実施形態に係る安全運転支援装置1について説明する。
本実施形態に係る安全運転支援装置1は、図1に示すように、例えば、車両内の運転席の前方中央部に設けられ、後述する撮像部10により撮像された乗員の画像あるいは情報取得部において取得された車両内外における乗員の生体情報を含む情報に基づいて、第1の判定部あるいは、第2の判定部における判定情報の少なくとも一方の判定情報に基づいた検索条件によって、検索制御部が推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、乗員に推奨走行ルート又は推奨立寄り地の少なくとも一方を提案する装置である。
なお、詳細な構成については、別途、詳述する。
<安全運転支援装置1の構成>
図2に示すように、本実施形態に係る安全運転支援装置1は、撮像部10と、情報取得部20と、第1の判定部30と、第2の判定部40と、第3の判定部50と、検索制御部60と、表示部70と、を含んで構成されている。
撮像部10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵し、撮像素子によって撮像された車両内の乗員の映像(動画像、静止画像を含む)を出力する。
当該撮像部10は、専用のカメラであってもよいが、例えば、乗員認識装置を備えている場合には、乗員認識装置の撮像部を用いることが好ましい。また、撮像部10は、昼夜を問わず乗員の画像を取得することができるように、光学式カメラと近赤外線カメラとの双方により構成されていることが好ましい。
情報取得部20は、車両内外に設けられるものを含み、例えば、乗員の生体情報を取得する。ここで、生体情報には、例えば、乗員それぞれのバイタルデータ等を含む。
車両内に設けられたセンサとしては、車両に装備されたもの、センサが内蔵された衣服、スマートウォッチやスマートフォン等のように乗員が装着しているもの、を例示することができる。
また、車両外に設けられたセンサとしては、家庭内における固定型のもの、可動型のものを含む。固定型のものとしては、寝室の天井や壁に設置されたものや、ベッドのマットレスに埋め込まれたもの等を例示することができる。可動型のものとしては、ロボット等に装備されたもの等を例示することができる。
さらに、天候や外気温、湿度、日時等の社外環境情報を取得するセンサや渋滞情報、工事区間、事故情報、故障者情報等を取得する、外部装置等を含む。
そして、情報取得部20は、現在の乗員の生体情報のみならず、現在から過去に遡って一定期間の生体情報も取得することができる。
第1の判定部30は、少なくとも撮像部10または情報取得部20の一つ以上の情報に基づいて、車両内の乗員の肉体的疲労レベルを判定する。
具体的には、第1の判定部30は、撮像部10または情報取得部20から得られた各情報について、例えば、軽度から重度までの複数のレベル付けを数値化(例えば、図4に示すレベル1からレベル5)し、車両内の乗員の肉体的疲労レベルを判定する。なお、レベルの数値化には、固有の閾値を用いるが、この固有の閾値は、多くの学術的研究等により示された値を用いることが好ましい。
第2の判定部40は、撮像部10少なくとも撮像部10または情報取得部20の一つ以上の情報に基づいて、車両内の乗員の精神的疲労レベルを判定する。
具体的には、第2の判定部40は、撮像部10または情報取得部20から得られた各情報について、例えば、軽度から重度までの複数のレベル付けを数値化(例えば、図4に示すレベル1からレベル5)し、車両内の乗員の精神的疲労レベルを判定する。なお、レベルの数値化には、固有の閾値を用いるが、この固有の閾値は、多くの学術的研究等により示された値を用いることが好ましい。
図3に示すように、撮像部10から得られる情報としては、目の開度や瞬きの回数、睡眠時間、休息時間、寝返り回数等を例示することができる。情報取得部20から得られる情報としては、心拍数、血中酸素飽和度、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、睡眠時間、寝返り回数、睡眠状態、休息時間、車外環境情報等を例示することができる。
ここで、目の開度は、居眠りを検知する指標として、瞬き回数は、疲労の度合いを検知する指標として、寝返り回数、レム睡眠、ノンレム睡眠等の睡眠状態は、睡眠の質を含む睡眠状態を検知する指標として例示することができる。
第3の判定部50は、少なくとも撮像部10または情報取得部20の一つ以上の情報に基づいて、車両内の乗員の休息状態を判定する。
具体的には、第3の判定部50は、撮像部10または情報取得部20から得られた各情報について、例えば、軽度から重度までの複数のレベル付けを数値化(例えば、図4に示すレベル1からレベル5)し、車両内の乗員の休息状態を判定する。なお、レベルの数値化には、固有の閾値を用いるが、この固有の閾値は、多くの学術的研究等により示された値を用いることが好ましい。
ここで、第1の判定部30、第2の判定部40及び第3の判定部50は、図4に示すように、乗員に関する生体情報項目に対して、判定処理を行う。
具体的には、第1の判定部30は、血中酸素飽和度、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、瞬き回数、目の開度、睡眠時間、寝返り回数、睡眠状態、休息時間、車外環境情報等に対して乗員の肉体的疲労レベルを判定する。
また、第2の判定部40は、心拍数、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、瞬き回数、目の開度、睡眠時間、寝返り回数、睡眠状態、休息時間、車外環境情報等に対して乗員の精神的疲労レベルを判定する。
また、第3の判定部50は、活動量、瞬き回数、睡眠時間、寝返り回数、睡眠状態、休息時間等に対して乗員の休息状態を判定する。さらに、第3の判定部50は、撮像部10が取得した乗員の休憩取得時の映像から休息状態を判定する。
ここで、第3の判定部50が情報取得部20から取得する乗員の睡眠時間、睡眠の質、活動量等の情報は、例えば、走行日の前日や数週間前からの情報を取得することが好ましい。
そのため、第3の判定部50は、乗員に関する走行中の生体情報、最近の生体情報および車両内における休息情報を統合し、乗員の休息状態を判定することができる。
なお、図4に示した第1の判定部30、第2の判定部40および第3の判定部50における5段階の評価レベルは、心拍数、血中酸素飽和度、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、瞬き回数については、数値が大きいほどレベルが大きくなっている。目の開度、睡眠時間、寝返り回数、睡眠状態、休息時間については、数値が小さいほどレベルが大きくなっている。車外環境情報については、状況が悪いほどレベルが大きくなっている。
検索制御部60は、第1の判定部30と、第2の判定部40と、第3の判定部50とから得られた判定情報のうち、少なくとも1つの判定情報に基づいて、検索条件を決定し、推奨走行ルートおよび推奨立寄り地の検索を実行する。
そして、検索制御部60は、検索された推奨走行ルートおよび推奨立寄り地の情報を表示部70に出力し、検索結果を表示する。
なお、第1の判定部30、第2の判定部40、第3の判定部50および検索制御部60は、図示しない周知のRAM、ROMおよびI/Oバス等を備えたCPUの一部の機能であり、ROMに格納された制御プログラムに従って制御を実行する。
<安全運転支援装置1の処理>
図5から図8を用いて、本実施形態に係る安全運転支援装置1の処理について説明する。
(走行ルートが設定されている場合の処理)
図5を用いて、走行ルートが設定されている場合の安全運転支援装置1の処理について説明する。
まず、車両のACC電源(アクセサリー電源)がオンになっているか否かを判定する(ステップS110)。ACCがONになっていないと判定すると(ステップS110の「NO」)、待機モードに移行する。
一方で、車両のACC電源がオンになっていると判定すると(ステップS110の「YES」)、処理をステップS120に移行させる。
そして、第3の判定部50は少なくとも撮像部10または情報取得部20の一つ以上の情報から乗員の休息状態を判定し、判定情報を検索制御部60に出力する(ステップS120)。
第3の判定部50から乗員の休息状態を取得した検索制御部60は、乗員の休息が十分か否かを判定する(ステップS130)。
具体的には、検索制御部60は、第3の判定部50から得られた判定情報の中に、5段階の評価で、予め定められたレベル(例えば、図4に示す5段階レベルのレベル4)以上の情報取得部出力項目がある場合には、乗員の休息が十分でないと判定する。
検索制御部60は、乗員の休息が十分であると判定した場合には(ステップS130の「YES」)、処理をステップS150に移行させる。
一方で、検索制御部60は、乗員の休息が十分でないと判定した場合には(ステップS130の「NO」)、処理をステップS140に移行させる。
検索制御部60は、乗員の休息が十分でないと判定した場合には、表示部70に乗員の休息が十分でない旨を表示し(ステップS140)、処理をステップS150に移行させる。
なお、検索制御部60は、乗員の休息が著しく不足している場合には、運転を制止する表示をする等、ステップS120において取得した休息状態に応じて、表示する内容を変更してもよい。
検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から乗員の肉体的疲労レベルと精神的疲労レベルとからなる疲労レベルを判定する(ステップS150)。
なお、疲労レベルは、肉体的疲労レベルと精神的疲労レベルとを統合して判断される。
例えば、図4の例では、5段階の評価で、予め定められたレベル(例えば、図4に示す5段階レベルのレベル4)以上の情報取得部出力項目があれば、疲労レベルが高いと判定してもよい。この場合は、5段階の評価で、予め定められたレベル(例えば、図4に示す5段階レベルのレベル4)以上の情報取得部出力項目が1つでもあれば、疲労レベルが高いと判定されるため、疲労レベルの判定方法として、かなり厳格な指標となる。
また、5段階の評価で、予め定められたレベル(例えば、図4に示す5段階レベルのレベル4)以上の情報取得部出力項目数で疲労レベルを判定してもよいし、全ての情報取得部出力項目の単純平均あるいは加重平均を求めて、疲労レベルを判定してもよい。なお、加重平均の重みは、多くの知見に基づく疲労レベルに対する影響度から設定することが好ましい。また、これらの場合、値が高いほど疲労のレベルが高く、値の変動は、疲労の蓄積具合あるいは改善の程度を示す指標となる。
次に、検索制御部60は、ステップS150において判定された疲労レベルが所定の疲労レベル以上であるか否かを判定する(ステップS160)。
具体的には、検索制御部60は、第1の判定部30および第2の判定部40から得られた判定情報の中に、5段階の評価で、予め定められた閾値レベル(例えば、図4に示す5段階レベルのレベル4)以上の情報取得部出力項目がある場合には、乗員に肉体的疲労レベルと精神的疲労レベルからなる疲労レベルが所定レベル以上であると判定する。
図4の例では、第1の判定部30として血中酸素飽和度、呼吸数、ヘモグロビンレベルが、第2の判定部40の判定情報として心拍数、目の開度が、閾値レベル以上であるため、検索制御部60は、車両の乗員の疲労レベルが所定レベル以上であると判定する。
また、5段階の評価で、予め定められた閾値レベル(例えば、図4に示す5段階レベルのレベル4)以上の情報取得部出力項目数や全ての情報取得部出力項目の単純平均あるいは加重平均を求めて、疲労レベルを求める場合には、過去のデータの分析や学術的知見に基づいて見出された判定レベルを所定の疲労レベル(所定のレベル)とすることが好ましい。
一方で、検索制御部60が、乗員の疲労レベルが所定のレベル未満であると判定した場合(ステップS160の「NO」)には、処理をステップS150に戻す。
一方、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から判定した疲労レベルが所定のレベル以上であり、乗員に疲労があると判定した場合(ステップS160の「YES」)には、処理をステップS170に移行させる。
そして、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から判定した疲労レベルと、第3の判定部50から取得した休息状態とから検索条件を決定し、推奨走行ルートおよび推奨立寄り地の検索を実行する(ステップS170)。
なお、図6に示すように、肉体的疲労があると判定された場合には、例えば、肉体的疲労を和らげるために、運転者の運転負荷を考慮した道幅、信号機の数、歩行者の数、交通量等の条件を満たした走行ルートの検索が行われ、推奨走行ルートが決定される。さらに、立寄り地についても、肉体的疲労を和らげるために、運転者の運転負荷を考慮して、現在地から近い休憩場所の検索が行われ、推奨立寄り地が決定される。
また、精神的疲労があると判定された場合には、例えば、精神的疲労を和らげるために、運転者の運転負荷を考慮した、近くの景色の良い場所等が検索され、推奨立寄り地が決定される。
次に、検索制御部60は、検索された推奨走行ルートおよび推奨立寄り地が、現在設定されている走行ルートと立寄り地と同一であるか否かを判定する(ステップS180)。
現在設定されている走行ルートと立寄り地とが同一であると判定した場合(ステップS180の「NO」)には、処理をステップS150に戻し、継続的に乗員の疲労レベルを監視する。
一方、検索制御部60は、検索された推奨走行ルートおよび推奨立寄り地が、現在設定されている走行ルートおよび立寄り地と違うと判定した場合(ステップS180の「NO」)には、少なくとも推奨走行ルートまたは推奨立寄り地の一つ以上を表示部70に表示し、乗員に少なくとも走行ルートまたは立寄り地の一つ以上の変更を提案し(ステップS190)、処理を終了する。
そして、提案された少なくとも推奨走行ルートまたは推奨立寄り地の一つ以上の変更を乗員が承諾した場合には、変更を承諾した少なくとも推奨走行ルートまたは推奨立寄り地の一つ以上が新たな走行ルートまたは立寄り地として設定され、案内を開始する。
(走行ルートが設定されていない場合の処理)
図7を用いて、走行ルートが設定されていない場合の安全運転支援装置1の処理について説明する。
走行ルートが設定されていない場合の安全運転支援装置1の処理は、上で説明した走行ルートが設定されている場合の処理に対して、ステップS170移行の処理が変更されている。したがって、ステップS110からステップS160についての説明は省略し、変更されたステップについて、以下に説明する。
図7に示すように、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から判定した疲労レベルが所定のレベル以上であり、乗員に疲労があると判定した場合(ステップS160の「YES」)には、処理をステップS210に移行させる。
そして、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上が判定した疲労レベルと、第3の判定部50から取得した休息状態とから検索条件を決定し、推奨立寄り地の検索を実行する(ステップS210)。
図6に示すように、検索制御部60は、肉体的疲労があると判定した場合には、肉体的疲労を和らげるために、運転者の運転負荷を考慮した、現在地から近い休憩場所等の検索を行い、推奨立寄り地を決定する。また、検索制御部60は、精神的疲労があると判定した場合には、精神的疲労を和らげるために、運転者の運転負荷を考慮した、現在地から近い景色の良い休憩地等の検索を行い、推奨立寄り地を決定する。
なお、乗員の疲労レベルと休息状態とによっては、疲労を和らげるために、目的地自体の変更を提案してもよい。例えば、温泉を目的地にルート検索が実行された場合には、疲労レベルと休息状態とから判断して、疲労を和らげるために、指定された温泉よりも近い温泉を提案する処理を追加してもよい。
そして、検索制御部60は、ステップS210で検索された推奨立寄り地を表示部70に表示させ、乗員に立寄り地を提案する(ステップS220)。このときに、検索制御部60は、乗員に対し推奨立寄り地を表示させるとともに、疲労が検出されたことも合わせて表示させ、運転に対する注意喚起を行っても良い。
そして、提案された推奨立寄り地への立寄りを乗員が承諾した場合には、検索制御部60は、推奨立寄り地までの走行ルートを検索し、ルート案内を開始する。
(走行ルートを設定するときの処理)
図8を用いて、乗員が目的地を設定し、走行ルートを決定するときの安全運転支援装置1の処理について説明する。
まず、第3の判定部50は少なくとも撮像部10または情報取得部20の一つ以上の情報から乗員の休息状態を判定し、その休息状態を検索制御部60に出力する(ステップS120)。
そして、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から乗員の疲労レベルを判定する(ステップS150)。
次に、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から判定した疲労レベルと、第3の判定部50から取得した休息状態とから検索条件を決定し、推奨走行ルートおよび推奨立寄り地の検索を実行する(ステップS170)。
そして、検索制御部60は、推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を表示部70に表示させ、乗員に走行ルートおよび立寄り地を提案する(ステップS310)。
ここで、検索制御部60は、少なくとも第1の判定部30または第2の判定部40の一つ以上の情報から判定した疲労レベルと、第3の判定部50から取得した休息状態と、に基づいて、目的地自体の変更提案を行ってもよい。
例えば、目的地が温泉であった場合に、指定された温泉よりも近く、渋滞等のストレスがない走行ルートで行ける新たな温泉地を乗員に提案する処理を行ってもよい。
そして、提案された推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を乗員が承諾した場合には、検索制御部60は、案内を開始する。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る安全運転支援装置1は、車両内に設けられた乗員を撮像する撮像部10と、車両内外に設けられた乗員の生体情報を取得することができる情報取得部20とを備えている。さらに、撮像部10と情報取得部20とによって取得された乗員に関する情報から肉体的疲労レベルを判定する第1の判定部30と、精神的疲労レベルを判定する第2の判定部40と、を備えている。そして、検索制御部60は、第1の判定部30の判定又は第2の判定部40の判定の少なくとも一方の判定に基づいた検索条件によって推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、その検索結果を乗員に提案する。
つまり、乗員の肉体的疲労レベルと精神的疲労レベルとから乗員の疲労レベルを判定する安全運転支援装置1では、疲労の度合いに応じた推奨走行ルート、推奨立寄り地が乗員に提案される。
そのため、乗員の疲労のレベルが高いときには、乗員の疲労を和らげるように、運転負荷の少ない走行ルート(例えば、目的地や立寄り地に向かうルートとして渋滞の少ないルートやカーブ等が少ないルート等)や近くの休憩場所等が乗員に提案されることにより、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、本実施形態によれば、さらに撮像部10又は情報取得部20の少なくとも一方の情報に基づいて乗員の休息状態を判定する第3の判定部50が設けられている。そして、検索制御部60は、第1の判定部30の判定情報、第2の判定部40の判定情報又は第3の判定部50の判定情報のうち、少なくとも1つの判定情報に基づいた検索条件によって推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、その検索結果を乗員に提案する。
つまり、現在の乗員の疲労レベルだけでなく、乗員が最近取得した休息状態をさらに判定し、乗員の疲労レベルと乗員の休息状態との度合いに応じた推奨走行ルート、推奨立寄り地が乗員に提案される。
そのため、睡眠がとれず乗員の休息が十分でない場合には、運転負荷の少ない走行ルートや近くの休憩場所等が乗員に提案されることになることから、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、本実施形態によれば、走行ルートが設定されているときに、検索制御部60が第1の判定部30の判定情報又は第2の判定部40の判定情報の少なくとも一方の判定情報から判定した乗員の疲労レベルが所定レベル以上にあり、第3の判定部50が所定以上に休息がとれていないと判定した場合に、検索制御部60は疲労レベルを和らげる検索条件を用いて推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、乗員に推奨走行ルート又は推奨立寄り地の少なくとも一方の変更を提案する。
すなわち、乗員の疲労レベルが所定以上あり、休息が十分に取られていないと判断された場合に、乗員の疲労レベルを和らげる新たな走行ルート又は新たな立寄り地の少なくとも一方の変更が乗員に提案される。
したがって、乗員の疲労レベルが所定以上あり、休息が十分に取られていないと判断された場合に、乗員の疲労レベルを和らげる、運転負荷の少ない走行ルートや近くの休憩場所等が乗員に提案されることになることから、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、運転開始時における乗員の休息が不十分であった場合には、休息が不十分であることを乗員に伝え、運転に対しての注意喚起を行うことから、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、本実施形態によれば、推奨走行ルートが設定されていないときに、検索制御部60が第1の判定部30の判定情報又は第2の判定部40の判定情報の少なくとも一方の判定情報から判定した乗員の疲労レベルが所定レベル以上にあり、第3の判定部50が所定以上に休息がとれていないと判定した場合に、検索制御部60は疲労レベルを和らげる検索条件を用いて推奨立寄り地を検索し、乗員に推奨立寄り地を提案する。
すなわち、乗員の疲労レベルが所定以上あり、休息が十分に取られていないと判断された場合に、乗員の疲労レベルを和らげる立寄り地が乗員に提案される。
したがって、走行ルートが設定されていない場合でも、乗員の疲労レベルが所定以上あり、休息が十分でないときには、疲労レベルを改善することができる立寄り地が乗員に提案されることから、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、本実施形態によれば、第3の判定部50は情報取得部20が取得した乗員の睡眠時間と睡眠の質と活動量とを含む情報から休息状態を判定する。
すなわち、乗員の現在の生体情報のみで疲労レベルを判断するのではなく、乗員の最近の睡眠時間、睡眠の質、活動量等の情報をさらに取得することによって、乗員の疲労レベルをより正確に判定することができる。
したがって、より正確な乗員の疲労判定情報に基づいて、推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を提案することができることから、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、本実施形態によれば、第3の判定部50は、撮像部10が取得した乗員の休憩取得時の映像から休息状態を判定する。
すなわち、休憩中および睡眠中の乗員の様子をカメラ等で取得し、その映像から乗員の休息が十分に取得できたか否かを判定することから、乗員の休息状態をより精度よく判定することができる。
したがって、より正確な乗員の休息状態に基づいて、推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を提案することができることから、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
<第2の実施形態>
図9から図12を用いて、本実施形態に係る安全運転支援装置1Aについて説明する。
<安全運転支援装置1Aの構成>
図9に示すように、本実施形態に係る安全運転支援装置1Aは、撮像部10と、情報取得部20と、第1の判定部30と、第2の判定部40と、第3の判定部50と、検索制御部60Aと、表示部70と、を含んで構成されている。 なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
検索制御部60Aは、機械学習により、乗員の疲労レベルを和らげる推奨走行ルートおよび推奨立寄り地の選定を行う。なお、詳細については、後述する。
<検索制御部60Aの構成>
図10に示すように、検索制御部60Aは、データセット生成部61と、学習済みモデル62と、機械学習部63と、機械学習結果データベース(DB)64と、推奨検索部65と、を含んで構成されている。
データセット生成部61は、第1の判定部30と、第2の判定部40と、第3の判定部50とから入力した判定情報に基づいて、機械学習部63に用いられるデータセットを生成する。
学習済みモデル62は、予めある特定の学習データをニューラルネットワーク(NN)に入力し、深層学習を行うことにより生成される。
なお、学習済みモデル62は、後述する機械学習結果データベース(DB)54に格納された実データに基づいて生成してもよい。
機械学習部63は、ニューラルネットワーク(NN)を含み、データセット生成部61において生成されたデータセットを入力データとし、学習済みモデル62を用いて、深層学習を実行することにより、推奨走行ルートと推奨立寄り地との検索条件を出力する。
より具体的には、機械学習部63は、データセット生成部61において生成されたデータセットと、学習済みモデル62との、例えば、類似度に対するスコアの乖離度を算出し、この乖離度が予め定めた値以下である場合に、学習済みデータ52に含まれる検索条件を検出し、当該データを推奨検索部65に出力するとともに、機械学習結果データベース(DB)64に格納する。
なお、乗員固有のIDや個人情報等をデータセット生成部61において生成されたデータセットに紐づけて、機械学習部63への入力としてもよい。
また、季節や天候、気温、湿度、または、工事区間、事故情報、故障車両情報等の外部装置から取得する車外の環境情報を含めてもよい。
さらに、機械学習結果データベース(DB)64に格納するデータに所定時間経過後にデータセット生成部61において生成されたデータセットと乗員固有のIDや個人情報等とを紐づけたデータを学習データとして、学習済みモデル62を生成し、適宜更新してもよい。
機械学習結果データベース(DB)64は、機械学習部63を介してデータセット生成部61により生成されたデータセットと機械学習部63から出力される検索条件情報とを組みにしたデータセットを格納する。
推奨検索部65は、機械学習部63から出力される検索条件情報に基づいて、走行ルートおよび推奨立寄り地を検索する。
<安全運転支援装置1Aの処理>
図11、図12を用いて、本実施形態に係る安全運転支援装置1Aの処理について説明する。
なお、図11に示すように、本実施形態に係る安全運転支援装置1Aの処理は、第1の実施形態と比較し、ステップS400の処理のみが異なる。そこで、以下では、ステップS400の処理についてのみ、詳述する。
<検索制御部60Aによる推奨ルートおよび立寄り地の検索処理>
図12に示すように、第1の判定部30と、第2の判定部40と、第3の判定部50と、から取得した判定情報をデータセット生成部61に入力する(ステップS410)。
データセット生成部61は、入力された判定情報に基づいてデータセットを生成して機械学習部63に出力する。一方で、機械学習部63は、学習済みモデル62を取り込む(ステップS420)。
機械学習部63は、データセット生成部61において生成されたデータセットを入力データとし、学習済みモデル62を用いて、機械学習を実行することにより、走行ルートおよび立寄り地の検索条件を学習結果として推奨検索部65に出力する。一方で、機械学習部63は、走行ルートおよび立寄り地の検索条件を学習結果として、機械学習結果データベース(DB)54に格納する(ステップS430)。
推奨検索部65は、入力された走行ルートおよび立寄り地の検索条件に基づいて、検索を実行する(ステップS440)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る安全運転支援装置1Aの検索制御部60Aは、機械学習により、走行ルートおよび立寄り地の検索条件を決定し、乗員の疲労レベルを和らげる走行ルートおよび立寄り地を提案する。
そのため、検索制御部60Aが第1の判定部30における判定情報と、第2の判定部40における判定情報と、第3の判定部50における判定情報とのうち、少なくとも1つの判定情報に基づいて、機械学習を実行し、車両内の乗員の疲労レベルを和らげる推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を提案することができるため、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、乗員固有のIDや個人情報等をデータセット生成部61において生成されたデータセットに紐づけて、機械学習部63への入力情報とすれば、乗員に応じた検索条件を設定することが可能となることから、適正な走行ルートと立寄り地とを提案することができ、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、季節や天候、気温、湿度、工事区間、事故情報、故障車両情報等の環境情報を上記に含めれば、乗員に応じたより適切な検索条件の設定が可能となることから、さらに、適正な走行ルートと立寄り地とを提案することができ、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、機械学習結果データベース(DB)64に格納するデータに所定時間経過後にデータセット生成部61において生成されたデータセットと乗員固有のIDや個人情報等とを紐づけたデータを学習データとして、学習済みモデル62モデルを適宜更新すれば、より効果的な検索条件の選定を行うことができ、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
<その他の実施形態>
例えば、撮像部10の情報および情報取得部20の情報を車両に接続されたサーバーに転送し、サーバーにおいて、第1の判定部30、第2の判定部40、第3の判定部50および検索制御部60の処理が実行される構成であってもよい。
この構成によれば、疲労判定や検索条件の決定等において、より多くの情報を反映した処理が可能となるため、さらに乗員の疲労レベルを和らげる走行ルートと立寄り地との提案をすることができ、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、第1の判定部30又は第2の判定部40の少なくとも一方の判定情報から判定された疲労レベルと、第3の判定部50において判定された休息状態と、に応じて、通常は、例えば、2時間の運転経過後に行われる休憩取得の提案を、例えば、1時間の運転経過後に提案されるように変更してもよい。
つまり、疲労がある場合には、短い時間間隔で休憩の提案が行われるため、疲労に伴う事故の発生リスクを低減することができる。
また、情報取得部20により取得する情報を図3に例示したが、これに限定されるわけではない。例えば、脳波、発汗量、皮膚温度、血糖値等を各種の生体情報と組合せて、疲労の判定を行ってもよい。
以上、この発明の実施形態について、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1;安全運転支援装置
1A;安全運転支援装置
10;撮像部
20;情報取得部
30;第1の判定部
40;第2の判定部
50;第3の判定部
60;検索制御部
60A;検索制御部
61;データセット生成部
62;学習済みモデル
63;機械学習部
64;機械学習データベース(DB)
65;推奨検索部
70;表示部

Claims (4)

  1. 車両内の乗員を撮像する撮像部と、
    車両内外に設置された前記乗員の生体情報を含む情報を取得する情報取得部と、
    前記撮像部または前記情報取得部の情報に基づいて前記乗員の肉体的疲労レベルを判定する第1の判定部と、
    前記撮像部または前記情報取得部の情報に基づいて前記乗員の精神的疲労レベルを判定する第2の判定部と、
    前記第1の判定部における判定情報又は前記第2の判定部における判定情報の少なくとも一方の判定情報に基づいた検索条件によって推奨走行ルートおよび推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨走行ルート又は前記推奨立寄り地の少なくとも一方を提案する検索制御部と、
    を含むことを特徴とする安全運転支援装置。
  2. 前記撮像部または前記情報取得部の情報に基づいて前記乗員の休息状態を判定する第3の判定部を有し、
    前記検索制御部が、前記第1の判定部における判定情報、前記第2の判定部における判定情報又は前記第3の判定部における判定情報のうち少なくとも1つの判定情報に基づいた検索条件によって前記推奨走行ルートおよび前記推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨走行ルート又は前記推奨立寄り地の少なくとも一方を提案することを特徴とする請求項1に記載の安全運転支援装置。
  3. 前記推奨走行ルートが設定されているときに、前記検索制御部が前記第1の判定部の判定情報又は前記第2の判定部の判定情報の少なくとも一方の判定情報から判定した前記乗員の前記肉体的疲労レベルと前記精神的疲労レベルとからなる疲労レベルが所定レベル以上にあり、前記第3の判定部が所定以上に休息がとれていないと判定した場合に、前記検索制御部は前記疲労レベルを和らげる前記検索条件を用いて前記推奨走行ルートおよび前記推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨走行ルート又は前記推奨立寄り地の少なくとも一方の変更を提案することを特徴とする請求項2に記載の安全運転支援装置。
  4. 前記推奨走行ルートが設定されていないときに、前記検索制御部が前記第1の判定部の判定情報又は前記第2の判定部の判定情報の少なくとも一方の判定情報から判定した前記疲労レベルが所定レベル以上にあり、前記第3の判定部が所定以上に休息がとれていないと判定した場合に、前記検索制御部は前記疲労レベルを和らげる前記検索条件を用いて前記推奨立寄り地を検索し、前記乗員に前記推奨立寄り地を提案することを特徴とする請求項2又は3に記載の安全運転支援装置。
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