JP2022155395A - 運転支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の運転開始時点において、車両内における運転者を含む乗員の睡眠状態の判定を行い、安全走行のために、適切な運転支援を行う。【解決手段】乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、運転支援装置100と、を備え、運転支援装置100は、判別装置20からの情報により、車両が停車状態であるときに、車両の乗員のうち、運転者の少なくとも睡眠時間および睡眠の質に基づいて、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。【選択図】図4
Description
本発明は、運転支援システムに関する。
一般に、車両の運転開始時点において、車両内における運転者を含む乗員の睡眠状態の判定を行うとともに、その度合いを判断することは困難である。
一方で、運転者の眠気に関して、その眠気レベルを検出し、その検出レベルに応じて、運転者に対する覚醒支援が必要であるか否かを判断し、必要である場合には、運転席を少なくとも一部の時間帯、筋緊張を促進する第1の周波数と筋緊張を抑制する第2の周波数と、を重畳した振動波形で振動させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、運転者の眠気に関して、その眠気レベルを検出し、その検出レベルに応じて、運転者に対する覚醒支援が必要であるか否かを判断し、必要である場合には、運転席を少なくとも一部の時間帯、筋緊張を促進する第1の周波数と筋緊張を抑制する第2の周波数と、を重畳した振動波形で振動させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、あくまでも、車両の走行途上における運転者の眠気レベルを判定するものであり、車両の運転開始時点において、車両内における運転者を含む乗員の睡眠状態の判定を行って、車両の安全走行のために、運転支援を行うことはできなかったという課題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、車両の運転開始時点において、車両内における運転者を含む乗員の睡眠状態の判定を行い、安全走行のために、適切な運転支援を行う運転支援システムを提供することを目的とする。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両の乗員の身体状態を監視する乗員監視装置と、前記車両の走行状態と停車状態とを判別する判別装置と、車室内に設置され、制御信号により各部の状態を調整可能な前記車両の乗員が着座する着座装置と、前記乗員監視装置において取得された監視情報に基づいて、前記乗員の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満である場合に、前記車両の安全走行を確保するための制御を実行する運転支援制御装置と、を備え、前記運転支援制御装置は、1つまたは複数のプロセッサーと、前記1つまたは複数のプロセッサーに通信可能に接続される1つまたは複数のメモリと、を備え、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別装置からの判別情報により、前記車両が前記停車状態であるときに、前記車両の乗員のうち、運転者の少なくとも前記睡眠時間および前記睡眠の質に基づいて、前記着座装置の前記各部の状態を適宜変更する運転支援システムを提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記所定時間を前記乗員監視装置において取得された監視情報に基づいて、前記運転者ごとの車両内での累積睡眠時間により定める運転支援システムを提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両内外における前記乗員の睡眠情報を含む生体情報を取得する情報取得装置をさらに、備え、前記1つまたは複数のプロセッサーが、前記情報取得装置から受信した前記生体情報を前記1つまたは複数のメモリに格納し、前記監視情報と、前記生体情報とに基づいて、前記乗員の前記睡眠時間が前記所定時間以上で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル以上であるか否かを判定する運転支援システムを提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記所定時間を前記乗員監視装置において取得された監視情報あるいは前記情報取得装置において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、前記運転者ごとに集計した1日ごとの累積睡眠時間により定める運転支援システムを提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートクッションの硬さを前記運転者が違和感を覚える前記硬さに変更する運転支援システムを提案している。
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートクッションの高さや傾きを前記運転者が違和感を覚える前記高さや傾きに変更する運転支援システムを提案している。
形態7;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートクッションの温度を前記運転者が違和感を覚える前記温度に変更する運転支援システムを提案している。
形態8;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートバックの角度を前記運転者が違和感を覚える角度に変更する運転支援システムを提案している。
形態9;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置の前後方向の位置を前記運転者が違和感を覚える前記位置に変更する運転支援システムを提案している。
形態10;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間以上で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル以上であると判断した場合には、前記着座装置の前記各部の状態を個人登録で設定された状態とする運転支援システムを提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、車両の運転開始時点において、車両内における運転者を含む乗員の睡眠状態の判定を行い、安全走行のために、適切な運転支援を行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図1から図20を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1から図4を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1について説明する。
図1から図4を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1について説明する。
<運転支援システム1の構成>
図1に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1は、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、運転支援装置100と、を含んで構成されている。
図1に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1は、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、運転支援装置100と、を含んで構成されている。
乗員監視装置10は、車両の乗員の身体状態を監視する。ここで、車両の乗員の身体状態には、車両の乗員の挙動や表情、健康状態を含む。
乗員監視装置10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵し、撮像素子によって撮像された車両の乗員の画像(動画像、静止画像を含む)を取得するカメラを用いて、車両の乗員の身体状態等を監視する。
また、カメラは、光学式カメラと近赤外線カメラとの双方により構成されていることが好ましい。
なお、乗員監視装置10から得られる情報としては、目の開度や瞬きの回数、睡眠時間、休息時間、寝返り回数等を例示することができる。
乗員監視装置10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵し、撮像素子によって撮像された車両の乗員の画像(動画像、静止画像を含む)を取得するカメラを用いて、車両の乗員の身体状態等を監視する。
また、カメラは、光学式カメラと近赤外線カメラとの双方により構成されていることが好ましい。
なお、乗員監視装置10から得られる情報としては、目の開度や瞬きの回数、睡眠時間、休息時間、寝返り回数等を例示することができる。
判別装置20は、車両の走行状態と停車状態とを判別する。判別装置20は、例えば、イグニッションキーであり、イグニッションキーがONポジションであるときには、車両が走行状態であると判別し、イグニッションキーがOFFポジションであるときには、車両が停車状態であると判別する。
なお、「走行状態」には、実際に車両が走行している状態だけでなく、車両が走行し得る状態を含む。
なお、「走行状態」には、実際に車両が走行している状態だけでなく、車両が走行し得る状態を含む。
着座装置30は、車室内に設置され、制御信号により各部の状態を調整可能な車両の乗員が着座するシートである。
着座装置30は、シートクッションとシートバックとを基本構成とし、シートクッションの硬さを調整する硬さ調整機構、シートクッションの高さや傾きを調整する高さ・傾き調整機構、シートクッションの温度を調整する温度調整ユニット、シートバックの角度を調整する角度調整機構、着座装置30の位置を調整する位置調整機構等を備えている。
また、着座装置30は、例えば、着座装置30の位置やシートクッションの高さ、傾き、シートバックの角度等について、個人の好みの設定を登録する個人設定登録機能も有している。
着座装置30は、シートクッションとシートバックとを基本構成とし、シートクッションの硬さを調整する硬さ調整機構、シートクッションの高さや傾きを調整する高さ・傾き調整機構、シートクッションの温度を調整する温度調整ユニット、シートバックの角度を調整する角度調整機構、着座装置30の位置を調整する位置調整機構等を備えている。
また、着座装置30は、例えば、着座装置30の位置やシートクッションの高さ、傾き、シートバックの角度等について、個人の好みの設定を登録する個人設定登録機能も有している。
運転支援装置100は、乗員監視装置10において取得された監視情報に基づいて、乗員の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満である場合に、車両の安全走行を確保するための制御を実行する。
なお、運転支援装置100の構成および処理の詳細については、後述する。
なお、運転支援装置100の構成および処理の詳細については、後述する。
<運転支援装置100の構成>
図2に示すように、本実施形態に係る運転支援装置100は、プロセッサー110と、メモリ120と、を含んで構成されている。
図2に示すように、本実施形態に係る運転支援装置100は、プロセッサー110と、メモリ120と、を含んで構成されている。
プロセッサー110は、後述するメモリ120に格納された制御プログラムに従って運転支援装置100全体の制御を行う。
また、本実施形態においては、特に、後述する情報受信部111、睡眠判定部112、運転支援制御部113等の機能を実行する。
また、本実施形態においては、特に、後述する情報受信部111、睡眠判定部112、運転支援制御部113等の機能を実行する。
メモリ120は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、ROMには、上述の制御プログラム等が格納され、RAMには、各種データ等が保存されている。
本実施形態においては、例えば、乗員監視装置10からの情報等をRAMに格納する。
本実施形態においては、例えば、乗員監視装置10からの情報等をRAMに格納する。
<プロセッサー110の構成>
図2に示すように、プロセッサー110は、情報受信部111と、睡眠判定部112と、運転支援制御部113と、を含んで構成されている。
図2に示すように、プロセッサー110は、情報受信部111と、睡眠判定部112と、運転支援制御部113と、を含んで構成されている。
情報受信部111は、乗員監視装置10から車両の乗員の挙動や表情、健康状態を含む身体状態に関する情報を受信する。本実施形態においては、特に、運転者の睡眠時間や睡眠の質を含む睡眠状態に関する情報を受信する。
情報受信部111は、乗員監視装置10から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
情報受信部111は、乗員監視装置10から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
睡眠判定部112は、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信した時に、メモリ120内のRAMに格納された乗員監視装置10において取得された監視情報に基づいて、運転者の睡眠時間や睡眠の質を含む睡眠状態を判定する。
なお、睡眠判定部112は、睡眠時間(累積睡眠時間)を睡眠状態判定のための指標とする場合には、取得した睡眠時間が所定時間よりも長いか否かにより睡眠の深さを判定する。
ここで、「所定時間」は、図3に示すように、例えば、ここ1週間で乗員監視装置10において取得された監視情報に基づいて、運転者ごとに集計した1日ごとの車両内における累積睡眠時間により定める。
具体的には、図3を例にとると、運転者ごとに集計した1日ごとの車両内における累積睡眠時間の平均値により、「所定時間」を定めてもよいし、あるいは、運転者ごとに集計した1日ごとの車両内における累積睡眠時間の分布からピークとなっている時間を「所定時間」を定めてもよい。
なお、図3では、特定の1人についての例示を提示したが、運転をする可能性を有する車両の乗員については、同様のデータを備えている必要がある。
また、睡眠判定部112は、睡眠の質を睡眠状態判定のための指標とする場合には、取得した寝返り回数、レム睡眠、ノンレム睡眠等の睡眠の質に関する情報から得られる運転者の睡眠の質が所定のレベル以上であるのか否かにより睡眠の深さを判定する。
ここで、「所定のレベル」については、既に、知見として周知な情報を判断基準として判定を行ってもよい。
なお、睡眠判定部112は、睡眠時間(累積睡眠時間)を睡眠状態判定のための指標とする場合には、取得した睡眠時間が所定時間よりも長いか否かにより睡眠の深さを判定する。
ここで、「所定時間」は、図3に示すように、例えば、ここ1週間で乗員監視装置10において取得された監視情報に基づいて、運転者ごとに集計した1日ごとの車両内における累積睡眠時間により定める。
具体的には、図3を例にとると、運転者ごとに集計した1日ごとの車両内における累積睡眠時間の平均値により、「所定時間」を定めてもよいし、あるいは、運転者ごとに集計した1日ごとの車両内における累積睡眠時間の分布からピークとなっている時間を「所定時間」を定めてもよい。
なお、図3では、特定の1人についての例示を提示したが、運転をする可能性を有する車両の乗員については、同様のデータを備えている必要がある。
また、睡眠判定部112は、睡眠の質を睡眠状態判定のための指標とする場合には、取得した寝返り回数、レム睡眠、ノンレム睡眠等の睡眠の質に関する情報から得られる運転者の睡眠の質が所定のレベル以上であるのか否かにより睡眠の深さを判定する。
ここで、「所定のレベル」については、既に、知見として周知な情報を判断基準として判定を行ってもよい。
運転支援制御部113は、車両が停車状態であるときに、睡眠判定部112における判定結果に基づいて、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
<運転支援装置100の処理>
図4を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100の処理について説明する。
図4を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100の処理について説明する。
運転支援装置100の情報受信部111は、乗員監視装置10からの乗員監視情報を受信する(ステップS110)。
そして、情報受信部111は、乗員監視装置10から受信した乗員監視情報をメモリ120内のRAMに格納する。
そして、情報受信部111は、乗員監視装置10から受信した乗員監視情報をメモリ120内のRAMに格納する。
運転支援装置100の睡眠判定部112は、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したか否かを判定する(ステップS120)。そして、睡眠判定部112が、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
一方で、睡眠判定部112が、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS120の「YES」)には、メモリ120内のRAMに格納された情報の中から特に、運転者の睡眠時間や睡眠の質を含む睡眠状態を判定するための情報を取得し、運転者の睡眠状態は良好であるか否かを判定する(ステップS130)。
そして、睡眠判定部112が、運転者の睡眠状態は良好であると判定した場合(ステップS130の「YES」)には、その旨の情報を運転支援制御部113に出力する。
そして、睡眠判定部112から情報を受けた運転支援制御部113は、着座装置30の設定を個人登録情報に応じた設定とする(ステップS150)。
そして、睡眠判定部112から情報を受けた運転支援制御部113は、着座装置30の設定を個人登録情報に応じた設定とする(ステップS150)。
一方で、睡眠判定部112が、運転者の睡眠状態は良好ではないと判定した場合(ステップS130の「NO」)には、その旨の情報を運転支援制御部113に出力する。
そして、睡眠判定部112から情報を受けた運転支援制御部113は、着座装置30の各部の状態を適宜変更する(ステップS140)。
そして、睡眠判定部112から情報を受けた運転支援制御部113は、着座装置30の各部の状態を適宜変更する(ステップS140)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1は、運転支援装置100のプロセッサー110が、判別装置20からの情報により、車両が停車状態であるときに、車両の乗員のうち、運転者の少なくとも睡眠時間および睡眠の質に関する情報に基づいて、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
つまり、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、車両の安全走行に支障を生じる可能性が大きい。
そのため、運転支援装置100のプロセッサー110は、判別装置20からの情報により、車両が停車状態であるときに、運転者の少なくとも睡眠状態を判定し、睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
これにより、車両の安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1は、運転支援装置100のプロセッサー110が、判別装置20からの情報により、車両が停車状態であるときに、車両の乗員のうち、運転者の少なくとも睡眠時間および睡眠の質に関する情報に基づいて、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
つまり、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、車両の安全走行に支障を生じる可能性が大きい。
そのため、運転支援装置100のプロセッサー110は、判別装置20からの情報により、車両が停車状態であるときに、運転者の少なくとも睡眠状態を判定し、睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
これにより、車両の安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
また、運転支援装置100のプロセッサー110は、所定時間を乗員監視装置10において取得された監視情報に基づいて、運転者ごとの車両内での累積睡眠時間により定める。
そのため、運転を行う車両の乗員それぞれの所定時間を尺度に、個々の運転者の睡眠状態を判定できるため、精度の高い判定を行うことができる。
これにより、車両の安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
そのため、運転を行う車両の乗員それぞれの所定時間を尺度に、個々の運転者の睡眠状態を判定できるため、精度の高い判定を行うことができる。
これにより、車両の安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
また、乗員監視装置10が、光学式カメラと近赤外線カメラの双方により構成されている場合には、昼夜を問わず乗員の画像を取得することができる。
そのため、乗員の睡眠状態を常に的確に把握することができるため、適切な運転支援制御を実行することができる。
そのため、乗員の睡眠状態を常に的確に把握することができるため、適切な運転支援制御を実行することができる。
<第2の実施形態>
図5から図8を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Aについて説明する。
図5から図8を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Aについて説明する。
<運転支援システム1Aの構成>
図5に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Aは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Aと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Aは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Aと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
情報取得装置40は、車両内外に設けられるものを含み、例えば、乗員の生体情報を取得する。
ここで、乗員の生体情報には、例えば、乗員それぞれのバイタルデータ等を含む。
車両内に設けられた情報取得装置40としては、車両に装備されたもの、スマートウォッチやスマートフォン等のように乗員が装着しているものを例示することができる。
また、車両外に設けられた情報取得装置40としては、家庭内における固定型のもの、可動型のものを含む。
固定型のものとしては、寝室の天井や壁に配設されたものや据え置きタイプ、ベッドのマットレス等に埋め込まれたもの等を例示することができる。
可動型のものとしては、ロボット等に装備されたもの等を例示することができる。
なお、情報取得装置40から得られる情報としては、心拍数、血中酸素飽和度、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、寝返り回数、睡眠状態、睡眠時間等を例示することができる。
ここで、寝返り回数、レム睡眠、ノンレム睡眠等の睡眠状態は、睡眠の質を含む睡眠状態を検知する指標として例示することができる。
ここで、乗員の生体情報には、例えば、乗員それぞれのバイタルデータ等を含む。
車両内に設けられた情報取得装置40としては、車両に装備されたもの、スマートウォッチやスマートフォン等のように乗員が装着しているものを例示することができる。
また、車両外に設けられた情報取得装置40としては、家庭内における固定型のもの、可動型のものを含む。
固定型のものとしては、寝室の天井や壁に配設されたものや据え置きタイプ、ベッドのマットレス等に埋め込まれたもの等を例示することができる。
可動型のものとしては、ロボット等に装備されたもの等を例示することができる。
なお、情報取得装置40から得られる情報としては、心拍数、血中酸素飽和度、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、寝返り回数、睡眠状態、睡眠時間等を例示することができる。
ここで、寝返り回数、レム睡眠、ノンレム睡眠等の睡眠状態は、睡眠の質を含む睡眠状態を検知する指標として例示することができる。
運転支援装置100Aは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であるときに、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、乗員の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
本実施形態においては、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更する。
なお、詳細については、後述する。
本実施形態においては、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更する。
なお、詳細については、後述する。
<運転支援装置100Aの構成>
図6に示すように、運転支援装置100Aは、プロセッサー110Aと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Aの詳細については、後述する。
図6に示すように、運転支援装置100Aは、プロセッサー110Aと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Aの詳細については、後述する。
<プロセッサー110Aの構成>
図6に示すように、プロセッサー110Aは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Aと、を含んで構成されている。
図6に示すように、プロセッサー110Aは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Aと、を含んで構成されている。
情報受信部111Aは、乗員監視装置10から車両の乗員の挙動や表情、健康状態を含む身体状態に関する情報を受信する。
また、情報受信部111Aは、情報取得装置40から、例えば、心拍数、血中酸素飽和度、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、寝返り回数、睡眠状態、睡眠時間等の情報を受信する。
本実施形態においては、特に、運転者の睡眠時間や睡眠の質を含む睡眠状態に関する情報を受信する。
また、情報受信部111Aは、情報取得装置40から、例えば、心拍数、血中酸素飽和度、心拍変動、呼吸数、体温、血圧、ヘモグロビンレベル、活動量、寝返り回数、睡眠状態、睡眠時間等の情報を受信する。
本実施形態においては、特に、運転者の睡眠時間や睡眠の質を含む睡眠状態に関する情報を受信する。
睡眠判定部112Aは、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信した時に、メモリ120内のRAMに格納された乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは、情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠時間や睡眠の質を含む睡眠状態を判定する。
なお、睡眠判定部112Aは、睡眠時間(累積睡眠時間)を睡眠状態判定のための指標とする場合には、取得した睡眠時間が所定時間よりも長いか否かで判定を行う。
本実施形態では、乗員監視装置10に加え、情報取得装置40を備えることにより、車両内外における運転者を含む乗員の睡眠状態を得ることができる。
ここでいう上記の睡眠時間(累積睡眠時間)は、1日ごとの車両内外における睡眠時間(累積睡眠時間)である。
ここで、「所定時間」は、図7に示すように、例えば、ここ1週間で乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間により定める。
具体的には、図7を例にとると、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間の平均値により、「所定時間」を定めてもよいし、あるいは、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間の分布からピークとなっている時間を「所定時間」を定めてもよい。
なお、図7では、特定の1人についての例示を提示したが、運転をする可能性を有する車両の乗員については、同様のデータを備えている必要がある。
なお、睡眠判定部112Aは、睡眠時間(累積睡眠時間)を睡眠状態判定のための指標とする場合には、取得した睡眠時間が所定時間よりも長いか否かで判定を行う。
本実施形態では、乗員監視装置10に加え、情報取得装置40を備えることにより、車両内外における運転者を含む乗員の睡眠状態を得ることができる。
ここでいう上記の睡眠時間(累積睡眠時間)は、1日ごとの車両内外における睡眠時間(累積睡眠時間)である。
ここで、「所定時間」は、図7に示すように、例えば、ここ1週間で乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間により定める。
具体的には、図7を例にとると、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間の平均値により、「所定時間」を定めてもよいし、あるいは、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間の分布からピークとなっている時間を「所定時間」を定めてもよい。
なお、図7では、特定の1人についての例示を提示したが、運転をする可能性を有する車両の乗員については、同様のデータを備えている必要がある。
運転支援制御部113Aは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であるときに、睡眠判定部112における判定結果に基づいて、着座装置30の各部の状態を適宜変更する。
具体的には、判別装置20からの判別情報が車両の停車状態を示す情報であるときに、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更する。
ここで、「違和感」は、個人登録で設定された状態から、例えば、シートクッションの硬さを変化させた時の運転者の挙動から判定してもよいし、例えば、運転者を含む乗員の体格データを取得できる場合には、この体格データから3Dモデルを生成し、着座装置30に着座した状態をシミュレートして、体への負荷のかかり方から「違和感」を感じる状態を取得してもよい。
また、着座装置30のシートクッションの硬さの変更は、例えば、シートクッションに内蔵されたアクチェーターの可動を電気的に制御することにより実行する。
なお、運転支援制御部113Aによる運転者ごとに違和感を伴う設定については、メモリ120内のRAMに格納することが好ましい。
具体的には、判別装置20からの判別情報が車両の停車状態を示す情報であるときに、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更する。
ここで、「違和感」は、個人登録で設定された状態から、例えば、シートクッションの硬さを変化させた時の運転者の挙動から判定してもよいし、例えば、運転者を含む乗員の体格データを取得できる場合には、この体格データから3Dモデルを生成し、着座装置30に着座した状態をシミュレートして、体への負荷のかかり方から「違和感」を感じる状態を取得してもよい。
また、着座装置30のシートクッションの硬さの変更は、例えば、シートクッションに内蔵されたアクチェーターの可動を電気的に制御することにより実行する。
なお、運転支援制御部113Aによる運転者ごとに違和感を伴う設定については、メモリ120内のRAMに格納することが好ましい。
<運転支援装置100Aの処理>
図8を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Aの処理について説明する。
図8を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Aの処理について説明する。
運転支援装置100Aの情報受信部111Aは、乗員監視装置10からの乗員監視情報と、情報取得装置40からの取得情報と、を受信する(ステップS110)。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
運転支援装置100Aの睡眠判定部112Aは、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したか否かを判定する(ステップS120)。そして、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
一方で、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS120の「YES」)には、メモリ120内のRAMに格納された情報の中から特に、睡眠状態を判定するための情報を取得し、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるか否かを判定する(ステップS210)。
そして、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間以上で、且つ、睡眠の質が所定レベル以上であると判定した場合(ステップS210の「YES」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Aに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Aは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Aは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
一方で、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判定した場合(ステップS210の「NO」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Aに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Aは、着座装置30のクッションシートの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更するような制御信号を送出する(ステップS220)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Aは、着座装置30のクッションシートの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更するような制御信号を送出する(ステップS220)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Aにおける運転支援装置100Aのプロセッサー110Aは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Aにおける運転支援装置100Aのプロセッサー110Aは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートクッションの硬さを運転者が違和感を覚える硬さに変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
また、本実施形態に係る運転支援システム1Aは、さらに、車両内外における前記乗員の睡眠情報を含む生体情報を取得する情報取得装置40を備え、運転支援装置100Aのプロセッサー110は、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断する。
つまり、情報取得装置40をさらに備えることにより、車外における運転者の睡眠状態も取得することができるため、常により精度の高い睡眠状態判別を行うことができる。
そのため、安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
つまり、情報取得装置40をさらに備えることにより、車外における運転者の睡眠状態も取得することができるため、常により精度の高い睡眠状態判別を行うことができる。
そのため、安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
また、運転支援装置100Aのプロセッサー110Aは、所定時間を乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者ごとに集計した車両内外における1日ごとの累積睡眠時間により定める。
つまり、車両内のみならず、車両外における運転者の睡眠時間を累積した1日ごとの累積睡眠時間により運転を行う車両の乗員それぞれの所定時間を定め、この所定時間を尺度に個々の運転者の睡眠状態を判定できるため、常に精度の高い判定を行うことができる。
そのため、車両の安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
つまり、車両内のみならず、車両外における運転者の睡眠時間を累積した1日ごとの累積睡眠時間により運転を行う車両の乗員それぞれの所定時間を定め、この所定時間を尺度に個々の運転者の睡眠状態を判定できるため、常に精度の高い判定を行うことができる。
そのため、車両の安全走行のために、適切な運転支援を行うことができる。
<第3の実施形態>
図9から図11を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Bについて説明する。
図9から図11を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Bについて説明する。
<運転支援システム1Bの構成>
図9に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Bは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Bと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Bは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Bと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
運転支援装置100Bは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であるときに、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの高さや傾きを運転者が違和感を覚える高さや傾きに変更する。
なお、詳細については、後述する。
なお、詳細については、後述する。
<運転支援装置100Bの構成>
図10に示すように、運転支援装置100Bは、プロセッサー110Bと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Bの詳細については、後述する。
図10に示すように、運転支援装置100Bは、プロセッサー110Bと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Bの詳細については、後述する。
<プロセッサー110Bの構成>
図10に示すように、プロセッサー110Bは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Bと、を含んで構成されている。
図10に示すように、プロセッサー110Bは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Bと、を含んで構成されている。
運転支援制御部113Bは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であり、睡眠判定部112Aの判定結果により、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるときに、着座装置30が、シートクッションの高さや傾きを運転者が違和感を覚える高さや傾きに変更するよう制御する。
なお、シートクッションの高さの変更は、例えば、シートクッションの高さを正回転あるいは逆回転により上下させる駆動モータへの電力供給を制御することにより実行する。また、シートクッションの傾きの変更は、例えば、シートクッション前端部の高さを正回転あるいは逆回転により上下させる駆動モータあるいはシートクッション後端部の高さを正回転あるいは逆回転により上下させる駆動モータへの電力供給を制御することにより実行する。
なお、シートクッションの高さの変更は、例えば、シートクッションの高さを正回転あるいは逆回転により上下させる駆動モータへの電力供給を制御することにより実行する。また、シートクッションの傾きの変更は、例えば、シートクッション前端部の高さを正回転あるいは逆回転により上下させる駆動モータあるいはシートクッション後端部の高さを正回転あるいは逆回転により上下させる駆動モータへの電力供給を制御することにより実行する。
<運転支援装置100Bの処理>
図11を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Bの処理について説明する。
図11を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Bの処理について説明する。
運転支援装置100Bの情報受信部111Aは、乗員監視装置10から監視情報と、情報取得装置40から取得情報と、を受信する(ステップS110)。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
運転支援装置100Bの睡眠判定部112Aは、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したか否かを判定する(ステップS120)。そして、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
一方で、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS120の「YES」)には、メモリ120内のRAMに格納された情報の中から特に、睡眠状態を判定するための情報を取得し、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるか否かを判定する(ステップS210)。
そして、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間以上で、且つ、睡眠の質が所定レベル以上であると判定した場合(ステップS210の「YES」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Bに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Bは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Bは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
一方で、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判定した場合(ステップS210の「NO」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Bに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Bは、着座装置30のクッションシートの高さ・傾きを運転者が違和感を覚える高さ・傾きに変更するような制御信号を送出する(ステップS310)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Bは、着座装置30のクッションシートの高さ・傾きを運転者が違和感を覚える高さ・傾きに変更するような制御信号を送出する(ステップS310)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Bにおける運転支援装置100Bのプロセッサー110Bは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの高さや傾きを運転者が違和感を覚える高さや傾きに変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートクッションの高さや傾きを運転者が違和感を覚える高さや傾きに変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Bにおける運転支援装置100Bのプロセッサー110Bは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの高さや傾きを運転者が違和感を覚える高さや傾きに変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートクッションの高さや傾きを運転者が違和感を覚える高さや傾きに変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
<第4の実施形態>
図12から図14を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Cについて説明する。
図12から図14を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Cについて説明する。
<運転支援システム1Cの構成>
図12に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Cは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Cと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態から第3の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Cは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Cと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態から第3の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
運転支援装置100Cは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であるときに、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更する。
なお、詳細については、後述する。
なお、詳細については、後述する。
<運転支援装置100Cの構成>
図13に示すように、運転支援装置100Cは、プロセッサー110Cと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Cの詳細については、後述する。
図13に示すように、運転支援装置100Cは、プロセッサー110Cと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Cの詳細については、後述する。
<プロセッサー110Cの構成>
図13に示すように、プロセッサー110Cは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Cと、を含んで構成されている。
図13に示すように、プロセッサー110Cは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Cと、を含んで構成されている。
運転支援制御部113Cは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であり、睡眠判定部112Aの判定結果により、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるときに、着座装置30が、シートクッションの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更するよう制御する。
なお、シートクッションの温度の変更は、例えば、シートクッション内部に電熱線が配設されている場合には、この電熱線に供給する電力を制御することにより実行する。
なお、シートクッションの温度の変更は、例えば、シートクッション内部に電熱線が配設されている場合には、この電熱線に供給する電力を制御することにより実行する。
<運転支援装置100Cの処理>
図14を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Cの処理について説明する。
図14を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Cの処理について説明する。
運転支援装置100Cの情報受信部111Aは、乗員監視装置10から監視情報と、情報取得装置40から取得情報と、を受信する(ステップS110)。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
運転支援装置100Cの睡眠判定部112Aは、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したか否かを判定する(ステップS120)。そして、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
一方で、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS120の「YES」)には、メモリ120内のRAMに格納された情報の中から特に、睡眠状態を判定するための情報を取得し、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるか否かを判定する(ステップS210)。
そして、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間以上で、且つ、睡眠の質が所定レベル以上であると判定した場合(ステップS210の「YES」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Cに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Cは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Cは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
一方で、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判定した場合(ステップS210の「NO」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Cに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Cは、着座装置30のクッションシートの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更するような制御信号を送出する(ステップS410)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Cは、着座装置30のクッションシートの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更するような制御信号を送出する(ステップS410)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Cにおける運転支援装置100Cのプロセッサー110Cは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートクッションの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Cにおける運転支援装置100Cのプロセッサー110Cは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートクッションの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートクッションの温度を運転者が違和感を覚える温度に変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
<第5の実施形態>
図15から図17を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Dについて説明する。
図15から図17を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Dについて説明する。
<運転支援システム1Dの構成>
図15に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Dは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Dと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態から第4の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図15に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Dは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Dと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態から第4の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
運転支援装置100Dは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であるときに、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更する。なお、詳細については、後述する。
<運転支援装置100Dの構成>
図16に示すように、運転支援装置100Dは、プロセッサー110Dと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Dの詳細については、後述する。
図16に示すように、運転支援装置100Dは、プロセッサー110Dと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Dの詳細については、後述する。
<プロセッサー110Dの構成>
図16に示すように、プロセッサー110Dは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Dと、を含んで構成されている。
図16に示すように、プロセッサー110Dは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Dと、を含んで構成されている。
運転支援制御部113Dは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であり、睡眠判定部112Aの判定結果により、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるときに、着座装置30が、シートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更するよう制御する。
なお、シートクッションの傾きの変更は、例えば、シートクッションの傾きを正回転あるいは逆回転により変化させる駆動モータへの電力供給を制御することにより実行する。
なお、シートクッションの傾きの変更は、例えば、シートクッションの傾きを正回転あるいは逆回転により変化させる駆動モータへの電力供給を制御することにより実行する。
<運転支援装置100Dの処理>
図17を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Dの処理について説明する。
図17を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Dの処理について説明する。
運転支援装置100Dの情報受信部111Aは、乗員監視装置10から監視情報と、情報取得装置40から取得情報と、を受信する(ステップS110)。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
運転支援装置100Dの睡眠判定部112Aは、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したか否かを判定する(ステップS120)。そして、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
一方で、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS120の「YES」)には、メモリ120内のRAMに格納された情報の中から特に、睡眠状態を判定するための情報を取得し、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるか否かを判定する(ステップS210)。
そして、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間以上で、且つ、睡眠の質が所定レベル以上であると判定した場合(ステップS210の「YES」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Dに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Dは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Dは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
一方で、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判定した場合(ステップS210の「NO」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Dに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Dは、着座装置30にシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更するような制御信号を送出する(ステップS510)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Dは、着座装置30にシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更するような制御信号を送出する(ステップS510)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Dにおける運転支援装置100Dのプロセッサー110Dは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Dにおける運転支援装置100Dのプロセッサー110Dは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30のシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30のシートバックの角度を運転者が違和感を覚える角度に変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
<第6の実施形態>
図18から図20を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Eについて説明する。
図18から図20を用いて、本実施形態に係る運転支援システム1Eについて説明する。
<運転支援システム1Eの構成>
図18に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Eは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Eと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態から第5の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図18に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1Eは、乗員監視装置10と、判別装置20と、着座装置30と、情報取得装置40と、運転支援装置100Eと、を含んで構成されている。
なお、第1の実施形態から第5の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
運転支援装置100Eは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であるときに、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更する。
なお、詳細については、後述する。
なお、詳細については、後述する。
<運転支援装置100Eの構成>
図19に示すように、運転支援装置100Eは、プロセッサー110Eと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Eの詳細については、後述する。
図19に示すように、運転支援装置100Eは、プロセッサー110Eと、メモリ120と、を含んで構成されている。なお、プロセッサー110Eの詳細については、後述する。
<プロセッサー110Dの構成>
図19に示すように、プロセッサー110Eは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Eと、を含んで構成されている。
図19に示すように、プロセッサー110Eは、情報受信部111Aと、睡眠判定部112Aと、運転支援制御部113Eと、を含んで構成されている。
運転支援制御部113Eは、判別装置20の判別結果により、車両が停車状態であり、睡眠判定部112Aの判定結果により、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるときに、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更するよう制御する。
なお、着座装置30の位置変更は、例えば、着座装置30本体がレール上に載置されている場合、着座装置30本体を前後方向に移動させる駆動モータに印加する正方向の電力と逆方向の電力を制御することにより実行する。
なお、着座装置30の位置変更は、例えば、着座装置30本体がレール上に載置されている場合、着座装置30本体を前後方向に移動させる駆動モータに印加する正方向の電力と逆方向の電力を制御することにより実行する。
<運転支援装置100Eの処理>
図20を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Eの処理について説明する。
図20を用いて、本実施形態に係る運転支援装置100Eの処理について説明する。
運転支援装置100Eの情報受信部111Aは、乗員監視装置10から監視情報と、情報取得装置40から取得情報と、を受信する(ステップS110)。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
そして、情報受信部111Aは、乗員監視装置10と、情報取得装置40と、から受信した情報をメモリ120内のRAMに格納する。
運転支援装置100Eの睡眠判定部112Aは、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したか否かを判定する(ステップS120)。
そして、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
そして、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS120の「NO」)には、処理をステップS120に戻し、待機モードに移行する。
一方で、睡眠判定部112Aが、判別装置20から車両が停車状態である旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS120の「YES」)には、メモリ120内のRAMに格納された情報の中から特に、睡眠状態を判定するための情報を取得し、車両の乗員のうち、少なくとも運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であるか否かを判定する(ステップS210)。
そして、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間以上で、且つ、睡眠の質が所定レベル以上であると判定した場合(ステップS210の「YES」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Eに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Eは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Eは、着座装置30に対して、個人登録情報に応じた調整を行うような制御信号を送出する(ステップS150)。
一方で、睡眠判定部112Aが、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判定した場合(ステップS210の「NO」)には、その旨の情報を運転支援制御部113Eに出力する。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Eは、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更するような制御信号を着座装置30に送出する(ステップS610)。
そして、睡眠判定部112Aから情報を受けた運転支援制御部113Eは、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更するような制御信号を着座装置30に送出する(ステップS610)。
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Eにおける運転支援装置100Eのプロセッサー110Eは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る運転支援システム1Eにおける運転支援装置100Eのプロセッサー110Eは、乗員監視装置10において取得された監視情報あるいは情報取得装置40において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、運転者の睡眠状態を判断し、運転者の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更する。
つまり、睡眠状態が良好でない運転者による車両の運転においては、走行時における判断能力も低いと考えられる。
そのため、運転者の睡眠状態が良好でない場合には、着座装置30の前後方向の位置を運転者が違和感を覚える位置に変更することにより、運転者が居眠り状態になることを回避して、安全走行のための適切な運転支援を行うことができる。
<変形例>
例えば、上記実施形態においては、運転支援システム1~1E内に、運転支援装置100~100Eを設ける構成を示したが、乗員監視装置10の情報および情報取得装置40の情報を車両に接続されたサーバーに転送し、サーバーにおいて、運転支援装置100~100Eの制御処理を実行させる構成としてもよい。
このようにすることにより、多くの情報を迅速に処理することが可能となる。
例えば、上記実施形態においては、運転支援システム1~1E内に、運転支援装置100~100Eを設ける構成を示したが、乗員監視装置10の情報および情報取得装置40の情報を車両に接続されたサーバーに転送し、サーバーにおいて、運転支援装置100~100Eの制御処理を実行させる構成としてもよい。
このようにすることにより、多くの情報を迅速に処理することが可能となる。
また、第1の実施形態から第6の実施形態においては、睡眠判定部112、112Aが、判別装置20から情報を受信し、車両が停車状態であるか否かを判定する構成を例示したが、運転支援制御部113~113Eが、この受信および判定処理を行ってもよい。
なお、プロセッサー110~110Eの処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをプロセッサー110~110Eに読み込ませ、実行することによって本発明の運転支援システムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1;運転支援システム
1A;運転支援システム
1B;運転支援システム
1C;運転支援システム
1D;運転支援システム
1E;運転支援システム
10;乗員監視装置
20;判別装置
30;着座装置
40;情報取得装置
100;運転支援装置
100A;運転支援装置
100B;運転支援装置
100C;運転支援装置
100D;運転支援装置
100E;運転支援装置
110;プロセッサー
110A;プロセッサー
110B;プロセッサー
110C;プロセッサー
110D;プロセッサー
110E;プロセッサー
120;メモリ
111;情報受信部
111A;情報受信部
112;睡眠判定部
112A;睡眠判定部
113;運転支援制御部
113A;運転支援制御部
113B;運転支援制御部
113C;運転支援制御部
113D;運転支援制御部
113E;運転支援制御部
1A;運転支援システム
1B;運転支援システム
1C;運転支援システム
1D;運転支援システム
1E;運転支援システム
10;乗員監視装置
20;判別装置
30;着座装置
40;情報取得装置
100;運転支援装置
100A;運転支援装置
100B;運転支援装置
100C;運転支援装置
100D;運転支援装置
100E;運転支援装置
110;プロセッサー
110A;プロセッサー
110B;プロセッサー
110C;プロセッサー
110D;プロセッサー
110E;プロセッサー
120;メモリ
111;情報受信部
111A;情報受信部
112;睡眠判定部
112A;睡眠判定部
113;運転支援制御部
113A;運転支援制御部
113B;運転支援制御部
113C;運転支援制御部
113D;運転支援制御部
113E;運転支援制御部
Claims (10)
- 車両の乗員の身体状態を監視する乗員監視装置と、
前記車両の走行状態と停車状態とを判別する判別装置と、
車室内に設置され、制御信号により各部の状態を調整可能な前記車両の乗員が着座する着座装置と、
前記乗員監視装置において取得された監視情報に基づいて、前記乗員の睡眠時間が所定時間未満で、且つ、睡眠の質が所定レベル未満である場合に、前記車両の安全走行を確保するための制御を実行する運転支援制御装置と、
を備え、
前記運転支援制御装置は、1つまたは複数のプロセッサーと、前記1つまたは複数のプロセッサーに通信可能に接続される1つまたは複数のメモリと、を備え、
前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別装置からの判別情報により、前記車両が前記停車状態であるときに、前記車両の乗員のうち、運転者の少なくとも前記睡眠時間および前記睡眠の質に基づいて、前記着座装置の前記各部の状態を適宜変更する運転支援システム。 - 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記所定時間を前記乗員監視装置において取得された監視情報に基づいて、前記運転者ごとの車両内での累積睡眠時間により定める請求項1に記載の運転支援システム。
- 車両内外における前記乗員の睡眠情報を含む生体情報を取得する情報取得装置をさらに、備え、
前記1つまたは複数のプロセッサーが、前記情報取得装置から受信した前記生体情報を前記1つまたは複数のメモリに格納し、前記監視情報と、前記生体情報とに基づいて、前記乗員の前記睡眠時間が前記所定時間以上で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル以上であるか否かを判定する請求項1に記載の運転支援システム。 - 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記所定時間を前記乗員監視装置において取得された監視情報あるいは前記情報取得装置において取得された取得情報の少なくとも1つ以上の情報に基づいて、前記運転者ごとに集計した1日ごとの累積睡眠時間により定める請求項3に記載の運転支援システム。
- 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートクッションの硬さを前記運転者が違和感を覚える前記硬さに変更する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
- 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートクッションの高さや傾きを前記運転者が違和感を覚える前記高さや傾きに変更する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
- 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートクッションの温度を前記運転者が違和感を覚える前記温度に変更する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
- 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置のシートバックの角度を前記運転者が違和感を覚える角度に変更する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
- 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間未満で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル未満であると判断した場合には、前記着座装置の前後方向の位置を前記運転者が違和感を覚える前記位置に変更する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
- 前記1つまたは複数のプロセッサーは、前記判別情報が前記車両の前記停車状態を示す情報であるときに、前記車両の乗員のうち、少なくとも前記運転者の前記睡眠時間が前記所定時間以上で、且つ、前記睡眠の質が所定レベル以上であると判断した場合には、前記着座装置の前記各部の状態を個人登録で設定された状態とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
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