JP2022094828A - 制御装置、プログラム、システム、及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上局を用いて大規模農場での作業を自動化する場合に、地上局で広大な農場全てをカバーできる装置および方法を提供する。【解決手段】飛行体、制御装置、複数のセンサ及び無人航空機が無線通信するシステムにおいて、制御装置200は、複数のセンサ300及び農地の状態を検出するセンサ、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のセンサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信部と、センサ情報に基づいて、農地で実行する農作業を決定する農作業決定部と、農作業決定部が決定した農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成部と、通信装置を介して、移動体に移動体制御情報を送信する移動制御情報送信部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、プログラム、システム、及び方法に関する。
特許文献1には、農業用の無人航空機が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2018-198609号公報
本発明の一実施態様によれば、制御装置が提供される。制御装置は、農地の状態を検出するセンサから、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して上記無線通信エリア内の上記センサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、上記農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信部を備えてよい。制御装置は、上記センサ情報に基づいて、上記農地で実行する農作業を決定する農作業決定部を備えてよい。制御装置は、上記農作業決定部が決定した上記農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成部を備えてよい。制御装置は、上記通信装置を介して、上記移動体に上記移動体制御情報を送信する移動制御情報送信部を備えてよい。
上記情報受信部は、上記農地に設置された上記センサから上記センサ情報を受信してよい。上記農作業決定部は、上記センサ情報に基づいて特定した上記農地の農作物の生育状態に基づいて、上記農作業を決定してよい。上記制御装置は、上記情報受信部が受信した上記センサ情報と、上記農作業決定部が上記センサ情報に基づいて特定した上記農作物の上記生育状態とを対応付けて格納する格納部を備えてよい。上記制御装置は、上記格納部に格納されている複数の上記センサ情報及び上記農作物の上記生育状態を教師データとして用いて、上記情報受信部が受信した上記センサ情報から、上記情報受信部が受信した上記センサ情報に対応する上記農作物の上記生育状態を推定する推定モデルを機械学習により生成するモデル生成部を備えてよい。上記農作業決定部は、上記情報受信部が受信した上記センサ情報から、上記推定モデルを用いて、上記情報受信部が受信した上記センサ情報に対応する上記農作物の上記生育状態を推定することによって、上記農作物の上記生育状態を特定してよい。
上記農作業決定部は、上記農地のうち、上記農地の農作物が収穫可能な生育状態である収穫領域を特定し、特定した上記収穫領域内の上記農作物を収穫することを決定してよい。上記農作業決定部は、上記農地のうち、上記農地の農作物が異常な生育状態である異常領域を特定し、特定した上記異常領域で上記農作業を実行することを決定してよい。上記制御装置は、上記農作業決定部が上記異常領域を特定した場合、上記異常領域に設置された上記センサと上記制御装置との間の通信の優先度を、上記異常領域以外の領域に設置された上記センサと上記制御装置との間の通信よりも高く設定するよう上記通信装置を制御する通信装置制御部を備えてよい。
上記情報受信部は、上記飛行体に搭載されたカメラから、上記カメラによって撮像された上記農地の撮像画像情報を受信してよい。上記農作業決定部は、上記撮像画像情報に基づいて、上記農作業を決定してよい。上記制御装置は、上記飛行体に搭載されたカメラによって撮像された上記農地の撮像画像情報に基づいて、上記農地における災害発生領域を特定する災害発生領域特定部を備えてよい。上記制御装置は、上記災害発生領域特定部が上記災害発生領域を特定した場合、上記災害発生領域に設置された上記センサと上記制御装置との間の通信の優先度を、上記災害発生領域以外の領域に設置された上記センサと上記制御装置との間の通信よりも高く設定するよう上記通信装置を制御する通信装置制御部を備えてよい。上記農作業決定部は、上記センサ情報に基づいて特定した上記農地の土壌の状態に基づいて、上記農作業を決定してよい。上記制御装置は、上記飛行体に搭載されてよい。
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、上記制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の一実施態様によれば、システムが提供される。システムは、制御装置を備えてよい。システムは、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体を備えてよい。上記制御装置は、農地の状態を検出するセンサから、上記飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して上記無線通信エリア内の上記センサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、上記農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信部を有してよい。上記制御装置は、上記センサ情報に基づいて、上記農地で実行する農作業を決定する農作業決定部を有してよい。上記制御装置は、上記農作業決定部が決定した上記農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成部を有してよい。上記制御装置は、上記通信装置を介して、上記移動体に上記移動体制御情報を送信する移動制御情報送信部を有してよい。
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される方法が提供される。方法は、農地の状態を検出するセンサから、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して上記無線通信エリア内の上記センサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、上記農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信段階を備えてよい。方法は、上記センサ情報に基づいて、上記農地で実行する農作業を決定する農作業決定段階を備えてよい。方法は、上記農作業決定段階が決定した上記農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成段階を備えてよい。方法は、上記通信装置を介して、上記移動体に上記移動体制御情報を送信する移動制御情報送信段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
システム10の一例を概略的に示す。 制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。 無線通信エリア122内の端末と制御装置200との通信の優先度を設定する処理を説明するための説明図である。 センサ300と制御装置200との通信の優先度を設定する処理を説明するための説明図である。 制御装置200の処理の流れの一例を説明するための説明図である。 制御装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
大規模農場では大人数での作業が必要である。地上局を用いて大規模農場での作業を自動化した場合、地上局では広大な農場全てをカバーすることが難しい。また、衛星であれば農場全てのエリア化は簡単だが、比較的大きな遅延量が存在するため、リアルタイム性が求められるドローンや農耕器具の自動運転には用いることができない。それに対して、本実施形態に係るシステム10は、HAPS(High Altitude Platform Station)を用いることにより、広大な農場全てをカバーする。また、本実施形態に係るシステム10は、5Gネットワークスライシング技術により、リアルタイム性が求められるドローンや農耕器具の自動運転を可能とする。さらに、本実施形態に係るシステム10は、IoT(Internet of Things)センサやAI(Artificial Intelligence)技術を活用した大規模農場の管理方法を提供する。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。本実施形態に係るシステム10は、飛行体100及び制御装置200を備える。システム10は、センサ300を備えてよい。システム10は、無人航空機400を備えてよい。飛行体100は、農業機械500を備えてよい。システム10は、ゲートウェイ40を備えてよい。システム10は、ユーザ端末600を備えてよい。
システム10は、農作業に貢献する技術を提供する。システム10は、特に、無線基地局が地上に設置されていないルーラルエリアの大規模農場で移動体を制御して農作業を実行する場合に効果を発揮する。図1では、ルーラルエリアの大規模農場で移動体を制御して農作業を実行する場合を主に例に挙げて説明する。
飛行体100は、主翼部101、本体部102、プロペラ104、太陽電池パネル110、アンテナ112、アンテナ114、及びカメラ116を有する。本体部102は、通信装置150と、不図示のバッテリ及び飛行制御装置とを含む。バッテリは、太陽電池パネル110によって発電された電力を蓄電する。飛行制御装置は、飛行体100の飛行を制御する。飛行制御装置は、例えば、バッテリに蓄電された電力を用いてプロペラ104を回転させることによって、飛行体100を飛行させる。
通信装置150は、アンテナ112を用いてビームを照射することによって農地50に無線通信エリア122を形成して、無線通信エリア122内のユーザ650が所有するユーザ端末600に無線通信サービスを提供する。通信装置150は、アンテナ112を用いて、無線通信エリア122内のユーザ端末600との間でサービスリンクを確立してよい。通信装置150は、アンテナ114を用いて、地上のゲートウェイ40との間でフィーダリンクを確立してよい。通信装置150は、ゲートウェイ40及びネットワーク20を介して、制御装置200と通信する。通信装置150と飛行制御装置とは一体であってもよい。
ネットワーク20は、例えば、インターネットを含む。ネットワーク20は、通信事業者によって提供されるコアネットワークを含んでもよい。コアネットワークは、例えば、5G(5th Generation)通信システムに準拠する。コアネットワークは、6G(6th Generation)通信システム以降の移動体通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、3G(3rd Generation)通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信システムに準拠してもよい。
飛行体100は、例えば、成層圏を飛行してユーザ端末600に無線通信サービスを提供する。飛行体100は、成層圏プラットフォームとして機能してよい。
飛行体100は、例えば、カバー対象のエリアの上空を巡回しながら、無線通信エリア122によって当該エリアをカバーする。また、飛行体100は、例えば、カバー対象のエリアの一部を無線通信エリア122によってカバーしながら、エリアの上空を移動することによって、領域の全体をカバーする。
飛行体100は、飛行体100の位置情報を取得する機能を有する。飛行体100は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)機能を用いて、飛行体100の位置情報を取得する。飛行体100は、通信装置150を介して、取得した飛行体100の位置情報を制御装置200に送信する。
カメラ116は、農地50を撮像可能なカメラであればどのようなカメラであってもよい。カメラ116は、例えば、可視光カメラである。カメラ116は、例えば、赤外線カメラである。カメラ116は、サーマルカメラであってもよい。
センサ300は、農地50の状態を検出するセンサであればどのようなセンサであってもよい。センサ300は、例えば、カメラである。カメラは、例えば、可視光カメラである。カメラは、例えば、赤外線カメラである。カメラは、サーマルカメラであってもよい。
センサ300は、例えば、農地50の土壌の水分量を検出する水分計である。センサ300は、例えば、農地50の土壌の肥料の量を検出するEC(Electrical Conductivity)計である。センサ300は、例えば、農地50の気温を検出する温度計である。センサ300は、農地50の湿度を検出する湿度計であってもよい。
センサ300は、例えば、農地50に設置される。センサ300がカメラである場合、センサ300は、飛行体100に設置されてもよい。カメラ116は、センサ300の一例であってよい。
センサ300は、通信装置150を介して、検出した農地50の状態を示すセンサ情報を制御装置200に送信する。センサ300は、例えば、断続的にセンサ情報を制御装置200に送信する。制御装置200は、定期的にセンサ情報を制御装置200に送信してもよい。
無人航空機400は、農作業を実行する機能を有する。無人航空機400は、例えば、農地50に水を散布する機能を有する。無人航空機400は、例えば、農地50に肥料を散布する機能を有する。無人航空機400は、例えば、農地50に農薬を散布する機能を有する。無人航空機400は、例えば、農地50に殺虫剤を散布する機能を有する。無人航空機400は、農地50に種を散布する機能を有してもよい。
無人航空機400は、不図示のバッテリを有する。無人航空機400は、例えば、バッテリに蓄電された電力を用いて飛行する。無人航空機400は、例えば、通信装置150を介して、制御装置200と無線通信する機能を有する。
無人航空機400は、いわゆるドローンであってよい。無人航空機400は、移動体の一例であってよい。
農業機械500は、農作業を実行する機能を有する。農業機械500は、例えば、農地50を耕す機能を有する。農業機械500は、例えば、農地50に苗植えをする機能を有する。農業機械500は、例えば、農地50の農作物を収穫する機能を有する。農業機械500は、例えば、通信装置150を介して、制御装置200と無線通信する機能を有する。
農業機械500は、農作業を実行する機能を有する機械であればどのような機械であってもよい。農業機械500は、例えば、トラクターである。農業機械500は、例えば、コンバインである。農業機械500は、田植機であってもよい。農業機械500は、移動体の一例であってよい。
ユーザ端末600は、通信装置150を介して制御装置200と通信可能な通信端末であればどのような端末であってもよい。例えば、ユーザ端末600は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末及びウェアラブル端末等である。
制御装置200は、移動体を制御する。制御装置200は、例えば、無人航空機400を制御する。制御装置200は、例えば、農業機械500を制御する。
例えば、制御装置200は、センサ300から、通信装置150を介して、農地50の状態を示すセンサ情報を受信する。制御装置200は、受信したセンサ情報に基づいて、農地50で実行する農作業を決定する。制御装置200は、通信装置150を介して、決定した農作業を実行するよう移動体を制御する。
制御装置200は、例えば、地上に設置される。制御装置200は、例えば、ネットワーク20上に設置される。制御装置200は、飛行体100に搭載されてもよい。
従来のシステムにおいて、制御装置は、地上に設置された無線基地局を介して、農地内の端末から情報を受信したり、農作業を実行するよう農地内の無人航空機を制御したりしていた。このため、従来のシステムでは、地上の無線基地局が設置されていないルーラルエリアの農場で無人航空機を制御して農作業を実行する場合、地上の無線基地局が新たに設置される必要があった。特に、直径が数十km規模の大規模農場で無人航空機を制御して農作業を実行する場合、地上の無線基地局のカバーエリアが直径約数kmなので、大規模農場全体をカバーするカバーエリアを形成するためには、多くの地上の無線基地局が新たに設置される必要があった。したがって、従来のシステムでは、ルーラルエリアの農場で無人航空機を制御して農作業を実行する場合、多くの費用が必要であった。また、従来のシステムにおいて、地上の無線基地局がルーラルエリアの農場に設置されていない場合、通信衛星を介した通信が利用される場合もあった。しかしながら、通信衛星を介した通信は遅延時間が長いので、通信衛星を介した通信は、無人航空機を制御するために用いることができなかった。
これに対して、本実施形態に係るシステム10によれば、制御装置200は、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体100の通信装置150を介して、センサ300からセンサ情報を受信する。これにより、本実施形態に係るシステム10は、無線基地局を新たに地上に設置することなく、センサ300からセンサ情報を受信できる。特に、成層圏を飛行する飛行体100に備えられた通信装置150は、例えば、直径約200kmをカバーすることができるので、直径が数十km規模の大規模農場全体をカバーするカバーエリアを1機の飛行体100で形成できる。加えて、通信装置150と地上の端末との間の通信のRTT(Round Trip Time)は、例えば、約0.6msであり、RTTが約400msである通信衛星と地上の端末との間の通信より短い。これにより、通信装置150を介した通信は、無人航空機400等の移動体を制御するために用いることができる。したがって、本実施形態に係るシステム10は、ルーラルエリアの農地で移動体を制御して農作業を実行する場合、従来のシステムと比較して少ない費用で農作業を実行できる。
図2は、制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置200は、格納部202、情報受信部204、農作業決定部206、モデル生成部208、移動体制御情報生成部210、移動体制御情報送信部212、通信装置制御部214、及び災害発生領域特定部216を有する。なお、制御装置200がこれらの全ての構成を含むことは必須とは限らない。
格納部202は、各種情報を格納する。格納部202は、例えば、センサ300に関連するセンサ関連情報を格納する。センサ関連情報は、例えば、センサ300のセンサIDを含む。センサ関連情報は、センサ300の設置位置を示す情報を含んでもよい。
情報受信部204は、各種情報を受信する。情報受信部204は、例えば、センサ300から、通信装置150を介して、センサ情報を受信する。情報受信部204は、例えば、農地50に設置されたセンサ300から、通信装置150を介して、センサ情報を受信する。情報受信部204は、受信したセンサ情報を格納部202に格納する。
センサ情報は、例えば、農地50の撮像画像情報を含む。センサ情報は、例えば、農地50の土壌の水分量を示す情報を含む。センサ情報は、例えば、農地50の土壌の肥料の量を示す情報を含む。センサ情報は、例えば、農地50の気温を示す情報を含む。センサ情報は、例えば、農地50の湿度を示す情報を含む。センサ情報は、センサ300のセンサIDを含んでもよい。
情報受信部204は、飛行体100から、通信装置150を介して、飛行体100に関連する飛行体関連情報を受信してもよい。飛行体関連情報は、例えば、飛行体100に搭載されたカメラ116によって撮像された農地50の撮像画像情報を含む。飛行体関連情報は、例えば、飛行体100の位置情報を含む。飛行体関連情報は、飛行体100の飛行体IDを含んでもよい。情報受信部204は、受信した飛行体関連情報を格納部202に格納する。飛行体関連情報は、センサ情報の一例であってよい。
情報受信部204は、外部装置から、農地50の環境に関する環境情報を受信してもよい。情報受信部204は、受信した環境情報を格納部202に格納する。
情報受信部204は、例えば、農地50の天気に関する天気情報を管理する天気情報管理装置から、農地50の天気情報を受信する。天気情報は、農地50の気温を示す気温情報を含んでよい。天気情報は、農地50の湿度を示す湿度情報を含んでもよい。
情報受信部204は、農地50内で発生した災害に関する災害情報を管理する災害情報管理装置から、災害情報を受信してもよい。災害情報は、例えば、災害が発生した領域を示す情報を含む。災害情報は、農地50内で発生した災害の種別を示す災害種別情報を含んでもよい。災害種別情報は、例えば、農地50内で発生した災害が台風であることを示す。災害種別情報は、例えば、農地50内で発生した災害が火災であることを示す。災害種別情報は、農地50内で発生した災害がその他の任意の災害であることを示してもよい。
農作業決定部206は、農地50で実行する農作業を決定する。農作業決定部206は、例えば、情報受信部204が受信したセンサ情報に基づいて、農地50で実行する農作業を決定する。
農作業決定部206は、例えば、センサ情報に基づいて、農地50の農作物の生育状態を特定する。農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報と、センサ情報に基づいて特定した農地50の農作物の生育状態とを対応付けて格納部202に格納してよい。
農作業決定部206は、例えば、センサ情報に含まれる農地50の撮像画像情報に基づいて、農地50の農作物の生育状態を特定する。農作業決定部206は、例えば、農地50に設置されたカメラによって撮像された農地50の撮像画像情報に基づいて、農地50の農作物の生育状態を特定する。農作業決定部206は、飛行体100に搭載されたカメラ116によって撮像された農地50の撮像画像情報に基づいて、農地50の農作物の生育状態を特定してもよい。
農作業決定部206は、例えば、農地50の撮像画像情報を画像解析することによって、農地50の農作物の生育状態を特定する。農作業決定部206は、例えば、農地50の農作物の色を特定することによって、農作物の生育状態を特定する。農作業決定部206は、例えば、農地50の農作物の大きさを特定することによって、農地50の農作物の生育状態を特定する。農作業決定部206は、例えば、害虫の存在の有無を特定することによって、農地50の農作物の生育状態を特定してもよい。
農作業決定部206は、特定した農地50の農作物の生育状態に基づいて、農作業を決定する。農作業決定部206は、例えば、農地50に水を散布することを決定する。農作業決定部206は、例えば、農地50に肥料を散布することを決定する。農作業決定部206は、農地50に農薬を散布することを決定する。農作業決定部206は、農地50に殺虫剤を散布することを決定してもよい。
農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報に基づいて、農地50の土壌の状態を特定してもよい。農作業決定部206は、例えば、センサ情報に含まれる農地50の土壌の水分量を示す情報を用いて農地50の土壌の水分量を特定することによって、農地50の土壌の状態を特定する。農作業決定部206は、センサ情報に含まれる農地50の土壌の肥料の量を示す情報を用いて農地50の土壌の肥料の量を特定することによって、農地50の土壌の状態を特定してもよい。
農作業決定部206は、特定した農地50の土壌の状態に基づいて、農作業を決定してもよい。農作業決定部206は、例えば、特定した農地50の土壌の水分量が予め定められた土壌の水分量より少ない場合、農地50に水を散布することを決定する。農作業決定部206は、特定した農地50の土壌の肥料の量が予め定められた肥料の量より少ない場合、農地50に肥料を散布することを決定してもよい。
農作業決定部206は、例えば、農地50のうち、農地50の農作物が収穫可能な生育状態である収穫領域を特定する。農作業決定部206は、例えば、特定した農地50の農作物の生育状態に基づいて、収穫領域を特定する。農作業決定部206は、例えば、農作物の色が予め定められた色である領域を、収穫領域として特定する。農作業決定部206は、農作物の大きさが予め定められた大きさより大きい領域を、収穫領域として特定してもよい。農作業決定部206は、収穫領域を特定した場合、特定した収穫領域内の農作物を収穫することを決定する。
農作業決定部206は、農地50のうち、農地50の農作物が異常な生育状態である異常領域を特定する。農作業決定部206は、例えば、特定した農地50の農作物の生育状態に基づいて、異常領域を特定する。
農作業決定部206は、例えば、農作物の色が予め定められた色である領域を、異常領域として特定する。農作業決定部206は、害虫が存在する領域を、異常領域として特定してもよい。
農作業決定部206は、異常領域を特定した場合、特定した異常領域で農作業を実行することを決定する。農作業決定部206は、例えば、特定した異常領域に水を散布することを決定する。農作業決定部206は、例えば、特定した異常領域に肥料を散布することを決定する。農作業決定部206は、例えば、特定した異常領域に農薬を散布することを決定する。農作業決定部206は、特定した異常領域に殺虫剤を散布することを決定してもよい。
農作業決定部206は、農地50の環境に応じて、農地50で実行する農作業を決定してもよい。例えば、農作業決定部206は、農地50の気温に応じて、農地50に散布する水の量や肥料の量を決定する。農作業決定部206は、農地50の湿度に応じて、農地50に散布する水の量や肥料の量を決定してもよい。
農作業決定部206は、農地50で農作を開始する前に、農地50を耕すことを決定してもよい。農作業決定部206は、農地50を耕した後に、農地50に種を散布することや農地50に苗植えをすることを決定してもよい。
モデル生成部208は、格納部202に格納されている複数のセンサ情報及び農作物の生育状態を教師データとして用いて、情報受信部204が受信したセンサ情報に対応する農地50の農作物の生育状態を推定する推定モデルを機械学習により生成する。モデル生成部208は、生成した推定モデルを格納部202に格納する。
モデル生成部208は、例えば、農地50において過去に農作物を生育させたときの、複数のセンサ情報と、農作物の生育結果とを用いて推定モデルを生成する。格納部202は、例えば、農作物を観察したセンサ情報と、農作物の生育が正常であったか異常であったかを示す生育状態とを対応付けて格納する。農作物の生育が正常であったか異常であったかは、例えば、過去に農作業を管理した管理者等によって登録される。モデル生成部208は、生育状態が正常であった場合のセンサ情報と、生育状態が異常であった場合のセンサ情報とを用いて、新たに取得したセンサ情報から、農作物の生育状態が正常になるか異常になるかを推定可能な推定モデルを生成してよい。農作物を観察したセンサ情報として、例えば、農作物の撮像画像情報を用いてよい。
モデル生成部208は、例えば、過去に農作物を生育させたときの複数の農作物の撮像画像情報及び農作物の生育が正常であったか異常であったかを示す生育状態を教師データとして用いる。モデル生成部208は、例えば、過去に農作物を生育させたときの複数の農作物の撮像画像情報から特定した複数の農作物の色及び農作物の生育が正常であったか異常であったかを示す生育状態を教師データとして用いる。例えば、モデル生成部208は、生育状態が正常であった場合の農作物の色の変化量を、生育状態が正常であった場合の農作物の生育状態の教師データとして用いる。モデル生成部208は、生育状態が異常であった場合の農作物の色の変化量を、生育状態が異常であった場合の農作物の生育状態の教師データとして用いる。
モデル生成部208は、過去に農作物を生育させたときの複数の農作物の撮像画像情報から特定した複数の農作物の大きさ及び農作物の生育が正常であったか異常であったかを示す生育状態を教師データとして用いてもよい。例えば、モデル生成部208は、生育状態が正常であった場合の農作物の大きさの変化量を、生育状態が正常であった場合の農作物の生育状態の教師データとして用いる。モデル生成部208は、生育状態が異常であった場合の農作物の大きさの変化量を、生育状態が異常であった場合の農作物の生育状態の教師データとして用いる。
農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報から、モデル生成部208が生成した推定モデルを用いて、情報受信部204が受信したセンサ情報に対応する農地50の農作物の生育状態を推定することによって、農作物の生育状態を特定してもよい。農作業決定部206は、例えば、情報受信部204が受信した農地50の農作物の撮像画像情報から、モデル生成部208が生成した推定モデルを用いて、撮像画像情報に対応する農作物の生育状態が正常になるか異常になるかを推定することによって、農作物の生育状態を特定する。
移動体制御情報生成部210は、移動体を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、無人航空機400を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、農業機械500を制御する移動体制御情報を生成する。
移動体制御情報は、例えば、無人航空機400の飛行速度、飛行方向及び飛行高度のうちの少なくとも1つを制御する情報を含む。移動体制御情報は、例えば、農業機械500の走行速度及び走行方向のうちの少なくとも1つを制御する情報を含む。
移動体制御情報生成部210は、例えば、農作業決定部206が決定した農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、農地50に水を散布するよう無人航空機400を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、農地50に肥料を散布するよう無人航空機400を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、農地50に農薬を散布するよう無人航空機400を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、農地50に殺虫剤を散布するよう無人航空機400を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、農地50に種を散布するよう無人航空機400を制御する移動体制御情報を生成してもよい。
移動体制御情報生成部210は、例えば、収穫領域内の農作物を収穫するよう農業機械500を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、例えば、農地50を耕すよう農業機械500を制御する移動体制御情報を生成する。移動体制御情報生成部210は、農地50に苗植えをするよう農業機械500を制御する移動体制御情報を生成してもよい。
移動体制御情報送信部212は、通信装置150を介して、移動体に移動体制御情報生成部210が生成した移動体制御情報を送信する。移動体制御情報送信部212は、例えば、無人航空機400に移動体制御情報を送信する。移動体制御情報送信部212は、例えば、農業機械500に移動体制御情報を送信する。
通信装置制御部214は、通信装置150を制御する。通信装置制御部214は、例えば、通信装置150を制御する通信装置制御情報を生成し、生成した通信装置制御情報を通信装置150に送信することによって、通信装置150を制御する。
通信装置制御部214は、例えば、ネットワークスライシング技術を用いて、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との間の通信の優先度を設定するよう通信装置150を制御する。ネットワークスライシング技術とは、サービスや目的毎にネットワークを仮想的な論理ネットワークであるスライスに分割する技術である。
通信装置制御部214は、例えば、無線通信サービスの利用者と通信事業者との間の契約内容に応じて、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との間の通信の優先度を設定するよう通信装置150を制御する。通信装置制御部214は、例えば、農地50で農作を実施している間のみ、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との間の通信の優先度を設定するよう通信装置150を制御する。
通信装置制御部214は、例えば、センサ300と制御装置200との間の通信に優先度を設定するよう通信装置150を制御する。通信装置制御部214は、例えば、格納部202に格納されているセンサ関連情報に基づいてセンサ300の設置位置を特定し、特定したセンサ300の設置位置に応じて、センサ300と制御装置200との間の通信に優先度を設定するよう通信装置150を制御する。
通信装置制御部214は、例えば、農作業決定部206が特定した異常領域に基づいて、センサ300と制御装置200との間の通信に優先度を設定するよう通信装置150を制御する。通信装置制御部214は、例えば、農作業決定部206が異常領域を特定した場合、異常領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、異常領域以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定するよう通信装置150を制御する。
災害発生領域特定部216は、農地50における災害発生領域を特定する。災害発生領域特定部216は、例えば、格納部202に格納されている、飛行体100に搭載されたカメラ116によって撮像された農地50の撮像画像情報に基づいて、農地50における災害発生領域を特定する。災害発生領域特定部216は、例えば、カメラ116によって撮像された農地50の撮像画像情報を画像解析することによって、農地50における災害発生領域を特定する。
災害発生領域特定部216は、例えば、農地50における台風発生領域を特定する。災害発生領域特定部216は、例えば、農地50における火災発生領域を特定する。災害発生領域特定部216は、農地50におけるその他の任意の災害が発生した領域を特定してもよい。
災害発生領域特定部216は、情報受信部204が災害情報管理装置から受信した災害情報を用いて農地50における災害発生領域を特定してもよい。災害発生領域特定部216は、例えば、災害情報に含まれる災害が発生した領域を災害発生領域とする。
通信装置制御部214は、災害発生領域特定部216が特定した災害発生領域に基づいて、センサ300と制御装置200との間の通信に優先度を設定するよう通信装置150を制御してもよい。通信装置制御部214は、例えば、災害発生領域特定部216が災害発生領域を特定した場合、災害発生領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、災害発生領域以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定するよう通信装置150を制御してよい。
図3は、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との通信の優先度を設定する処理を説明するための説明図である。ここでは、ネットワークスライシング技術を用いて無線通信エリア122内の端末と制御装置200との通信の優先度を設定する場合の処理について説明する。
通信装置制御部214は、例えば、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との間の通信を、無人航空機400及び農業機械500と制御装置200との間の通信に用いられるスライス22、センサ300と制御装置200との間の通信に用いられるスライス24、及びユーザ端末600と制御装置200との間の通信に用いられるスライス26の3つのスライスに分割するよう通信装置150を制御する。例えば、スライス22は、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)サービスに対応する。スライス24は、mMTC(massive Machine Type Communication)サービスに対応する。スライス26は、eMBB(enhanced Mobile Broadband)サービスに対応する。通信装置150は、制御装置200による制御に従って、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との間の通信を、スライス22、スライス24、及びスライス26に分割する。
通信装置制御部214は、スライス22、スライス24、及びスライス26の順に優先度を設定するよう通信装置150を制御する。通信装置150は、制御装置200による制御に従って、スライス22、スライス24、及びスライス26の順に優先度を設定する。
無人航空機400及び農業機械500と制御装置200との間の通信は、制御装置200が無人航空機400及び農業機械500の移動を制御するために用いるので、通信の信頼性が高いこと及び遅延が少ないことが要求される。そこで、制御装置200は、スライス22の優先度を他のスライスの優先度より高く設定するよう通信装置150を制御する。これにより、無線通信エリア122内の端末と制御装置200との間のネットワークが混雑している場合でも、制御装置200は、無人航空機400及び農業機械500と制御装置200との間の通信の品質を維持することに貢献することができる。
図4は、センサ300と制御装置200との通信の優先度を設定する処理を説明するための説明図である。ここでは、センサ300の設置位置に応じて、センサ300と制御装置200との通信の優先度を設定する場合の処理について説明する。
農作業決定部206は、農地50のうち、農地50の農作物が異常な生育状態である異常領域を特定する。ここでは、領域52が異常領域であると農作業決定部206が特定したものとして説明を続ける。
通信装置制御部214は、領域52が異常領域であると農作業決定部206が特定した場合、領域52に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、農地50の領域52以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定するよう通信装置150を制御する。通信装置150は、制御装置200による制御に従って、領域52に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、農地50の領域52以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定する。
制御装置200は、農地50に異常領域が存在する場合、異常領域で実行する農作業を決定するために、異常領域に設置されたセンサ300から、異常領域の状態を示すセンサ情報を優先的に受信する必要がある。そこで、制御装置200は、異常領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、異常領域以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定するよう通信装置150を制御する。これにより、制御装置200は、異常領域に設置されたセンサ300からセンサ情報を優先的に受信して、異常領域で実行する農作業を決定することに貢献することができる。
また、災害発生領域特定部216は、農地50における災害発生領域を特定する。ここでは、領域54が災害発生領域であると災害発生領域特定部216が特定したものとして説明を続ける。
通信装置制御部214は、領域54が災害発生領域であると災害発生領域特定部216が特定した場合、領域54に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、農地50の領域54以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定するよう通信装置150を制御する。通信装置150は、制御装置200による制御に従って、領域54に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、農地50の領域54以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定する。
制御装置200は、農地50に災害発生領域が存在する場合、災害発生領域の農作物の生育状態を優先的に確認する必要がある。そこで、制御装置200は、災害発生領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信の優先度を、災害発生領域以外の領域に設置されたセンサ300と制御装置200との間の通信よりも高く設定するよう通信装置150を制御する。これにより、制御装置200は、災害発生領域に設置されたセンサ300からセンサ情報を受信して、災害発生領域の農作物の生育状態を優先的に確認することに貢献することができる。
図5は、制御装置200の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図5では、制御装置200が農地50の状態を示すセンサ情報をセンサ300から受信していない状態を開始状態として説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102において、情報受信部204は、センサ300から、通信装置150を介して、センサ情報を受信する。S104において、農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報に基づいて、農地50に収穫領域が存在するか否かを判定する。農地50に収穫領域が存在すると農作業決定部206が判定した場合、S106に進む。農地50に収穫領域が存在しないと農作業決定部206が判定した場合、S108に進む。
S106において、農作業決定部206は、収穫領域内の農作物を収穫することを決定する。S108において、農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報に基づいて、土壌の水分量が不足している領域が農地50に存在するか否かを判定する。土壌の水分量が不足している領域が農地50に存在すると農作業決定部206が判定した場合、S110に進む。土壌の水分量が不足している領域が農地50に存在しないと農作業決定部206が判定した場合、S112に進む。
S110において、農作業決定部206は、土壌の水分量が不足している領域に水を散布することを決定する。S112において、農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報に基づいて、土壌の肥料の量が不足している領域が農地50に存在するか否かを判定する。土壌の肥料の量が不足している領域が農地50に存在すると農作業決定部206が判定した場合、S114に進む。土壌の肥料の量が不足している領域が農地50に存在しないと農作業決定部206が判定した場合、S116に進む。
S114において、農作業決定部206は、土壌の肥料の量が不足している領域に肥料を散布することを決定する。S116において、農作業決定部206は、情報受信部204が受信したセンサ情報に基づいて、害虫が存在する領域が農地50に存在するか否かを判定する。害虫が存在する領域が農地50に存在すると農作業決定部206が判定した場合、S118に進む。害虫が存在する領域が農地50に存在しないと農作業決定部206が判定した場合、S120に進む。
S118において、農作業決定部206は、害虫が存在する領域に殺虫剤を散布することを決定する。S120において、移動体制御情報生成部210は、S104からS118の間で農作業決定部206が実行すると決定した農作業を実行するよう移動体制御情報を生成する。移動体制御情報送信部212は、通信装置150を介して、移動体制御情報生成部210が生成した移動体制御情報を移動体に送信する。移動体は、制御装置200から受信した移動体制御情報に従って、農作業を実行する。その後、処理が終了する。尚、S120において、S104からS118の間で農作業決定部206が実行すると決定した農作業が存在しない場合、移動体制御情報生成部210が移動体制御情報を生成することなく処理が終了する。
図6は、制御装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、20 ネットワーク、22 スライス、24 スライス、26 スライス、40 ゲートウェイ、50 農地、52 領域、54 領域、100 飛行体、101 主翼部、102 本体部、104 プロペラ、110 太陽電池パネル、112 アンテナ、114 アンテナ、116 カメラ、122 無線通信エリア、150 通信装置、200 制御装置、202 格納部、204 情報受信部、206 農作業決定部、208 モデル生成部、210 移動体制御情報生成部、212 移動体制御情報送信部、214 通信装置制御部、216 災害発生領域特定部、300 センサ、400 無人航空機、500 農業機械、600 ユーザ端末、650 ユーザ、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1226 DVDドライブ、1227 DVD-ROM、1230 ROM、1240 入出力チップ、1242 キーボード

Claims (14)

  1. 農地の状態を検出するセンサから、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内の前記センサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、前記農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信部と、
    前記センサ情報に基づいて、前記農地で実行する農作業を決定する農作業決定部と、
    前記農作業決定部が決定した前記農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成部と、
    前記通信装置を介して、前記移動体に前記移動体制御情報を送信する移動制御情報送信部と
    を備える、制御装置。
  2. 前記情報受信部は、前記農地に設置された前記センサから前記センサ情報を受信する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記農作業決定部は、前記センサ情報に基づいて特定した前記農地の農作物の生育状態に基づいて、前記農作業を決定する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記情報受信部が受信した前記センサ情報と、前記農作業決定部が前記センサ情報に基づいて特定した前記農作物の前記生育状態とを対応付けて格納する格納部を備え、
    前記格納部に格納されている複数の前記センサ情報及び前記農作物の前記生育状態を教師データとして用いて、前記情報受信部が受信した前記センサ情報から、前記情報受信部が受信した前記センサ情報に対応する前記農作物の前記生育状態を推定する推定モデルを機械学習により生成するモデル生成部を備え、
    前記農作業決定部は、前記情報受信部が受信した前記センサ情報から、前記推定モデルを用いて、前記情報受信部が受信した前記センサ情報に対応する前記農作物の前記生育状態を推定することによって、前記農作物の前記生育状態を特定する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記農作業決定部は、前記農地のうち、前記農地の農作物が収穫可能な生育状態である収穫領域を特定し、特定した前記収穫領域内の前記農作物を収穫することを決定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記農作業決定部は、前記農地のうち、前記農地の農作物が異常な生育状態である異常領域を特定し、特定した前記異常領域で前記農作業を実行することを決定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記農作業決定部が前記異常領域を特定した場合、前記異常領域に設置された前記センサと前記制御装置との間の通信の優先度を、前記異常領域以外の領域に設置された前記センサと前記制御装置との間の通信よりも高く設定するよう前記通信装置を制御する通信装置制御部を備える、請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記情報受信部は、前記飛行体に搭載されたカメラから、前記カメラによって撮像された前記農地の撮像画像情報を受信し、
    前記農作業決定部は、前記撮像画像情報に基づいて、前記農作業を決定する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記飛行体に搭載されたカメラによって撮像された前記農地の撮像画像情報に基づいて、前記農地における災害発生領域を特定する災害発生領域特定部と、
    前記災害発生領域特定部が前記災害発生領域を特定した場合、前記災害発生領域に設置された前記センサと前記制御装置との間の通信の優先度を、前記災害発生領域以外の領域に設置された前記センサと前記制御装置との間の通信よりも高く設定するよう前記通信装置を制御する通信装置制御部と
    を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 前記農作業決定部は、前記センサ情報に基づいて特定した前記農地の土壌の状態に基づいて、前記農作業を決定する、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 前記制御装置は、前記飛行体に搭載される、請求項1から10のいずれか一項に記載の制御装置。
  12. コンピュータを、請求項1から11のいずれか一項に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
  13. 制御装置と、
    成層圏プラットフォームとして機能する飛行体と
    を備え、
    前記制御装置は、
    農地の状態を検出するセンサから、前記飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内の前記センサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、前記農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信部と、
    前記センサ情報に基づいて、前記農地で実行する農作業を決定する農作業決定部と、
    前記農作業決定部が決定した前記農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成部と、
    前記通信装置を介して、前記移動体に前記移動体制御情報を送信する移動制御情報送信部と
    有する、システム。
  14. コンピュータによって実行される方法であって、
    農地の状態を検出するセンサから、成層圏プラットフォームとして機能する飛行体に搭載されて、ビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内の前記センサに無線通信サービスを提供する通信装置を介して、前記農地の状態を示すセンサ情報を受信する情報受信段階と、
    前記センサ情報に基づいて、前記農地で実行する農作業を決定する農作業決定段階と、
    前記農作業決定段階が決定した前記農作業を実行するよう移動体を制御する移動体制御情報を生成する移動体制御情報生成段階と、
    前記通信装置を介して、前記移動体に前記移動体制御情報を送信する移動制御情報送信段階と
    を備える、方法。
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