JP2022094036A - 積層コイル部品 - Google Patents

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悠人 志賀
Yuto Shiga
洋一 數田
Yoichi Kazuta
悠一 田久保
Yuichi Takubo
順一郎 占部
Junichiro Urabe
紀彰 濱地
Noriaki Hamachi
和哉 飛田
Kazuya Hida
利典 松浦
Toshinori Matsuura
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Abstract

【課題】素体に割れ又は欠けが発生することを抑制可能な積層コイル部品を提供する。【解決手段】積層コイル部品1は、複数の絶縁体層が積層されてなる素体2と、素体2内に配置されているコイルと、複数の導体層が積層されてなり、コイルと電気的に接続されている外部端子3と、を備える。素体2は、主面2aと、主面2aと隣り合っている側面2c,2eと、を有する。外部端子3は、側面2c,2eから離間すると共に、主面2aから露出するように素体2に埋設されている。外部端子3は、主面2aから離間するほど、側面2c,2eから離間している接続面3c,3eを有している。【選択図】図2

Description

本開示は、積層コイル部品に関する。
特許文献1には、素体と、コイルと、素体の底面に端面から離間して配置された外部電極と、を備える積層コイル部品が記載されている。この積層コイル部品では、外部電極は、素体の底面から露出するように素体に埋め込まれている。
特開2018-113299号公報
上述の電子部品では、外部電極の近傍で素体に割れ又は欠けが発生する場合がある。
本開示の一形態は、素体に割れ又は欠けが発生することを抑制可能な積層コイル部品を提供する。
本開示の一形態に係る積層コイル部品は、複数の絶縁体層が積層されてなる素体と、素体内に配置されているコイルと、複数の導体層が積層されてなり、コイルと電気的に接続されている外部端子と、を備え、素体は、主面と、主面と隣り合っている第一側面と、を有し、外部端子は、第一側面から離間すると共に、主面から露出するように素体に埋設されており、主面から離間するほど、第一側面から離間している第一離間面を有している。
この積層コイル部品では、外部端子は、第一側面から離間すると共に、主面から露出するように素体に埋設されている。このため、素体は、第一側面と外部端子との間に挟まれた部分を有する。このような部分は、他の部分に比べて薄いので、割れ又は欠けが発生し易い。そこで、外部端子は、主面から離間するほど、第一側面から離間している第一離間面を有している。これにより、第一側面と外部端子との間に挟まれた薄い部分の厚さを増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。また、外部端子のうち、実装に用いられる露出面の面積を維持できるので、実装強度が低下することを抑制可能となる。
主面と第一側面との間の稜線部は、面取り形状を有していてもよい。この場合、第一側面と外部端子との間に挟まれた薄い部分が更に薄くなるので、更に割れ又は欠けが発生し易い。よって、外部端子が第一離間面を有する構成がより有効である。
稜線部は、丸められた面取り形状を有し、外部端子の厚さは、稜線部の曲率半径よりも厚くてもよい。この場合、第一側面と外部端子との間に挟まれた薄い部分が長くなるので、更に割れ又は欠けが発生し易い。よって、外部端子が第一離間面を有する構成がより有効である。
稜線部は、丸められた面取り形状を有し、第一離間面は、稜線部の曲率半径よりも大きな曲率半径で湾曲していてもよい。この場合、第一側面と外部端子との間に挟まれた薄い部分の厚さを増大させ易い。
外部端子は、稜線部の外側に配置されていてもよい。この場合、素体のみで稜線部を構成することができる。研磨され易さは材料により異なる。よって、素体のみで構成された稜線部には、複数の材料で構成された稜線部に比べて、研磨により面取り形状が形成され易い。
素体は、それぞれ主面と隣り合っている一対の第二側面を更に有し、第一側面は、一対の第二側面それぞれとも隣り合い、一対の第二側面は、互いに対向しており、外部端子は、主面から離間するほど、一対の第二側面から離間している一対の第二離間面を更に有していてもよい。この場合、素体は、第一側面及び一対の第二側面のそれぞれとの間に挟まれた三つの薄い部分を有する。これらの薄い部分の全てについて、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。
他の形態に係る積層コイル部品は、複数の絶縁体層が積層されてなる素体と、素体内に配置されているコイルと、複数の導体層が積層されてなり、コイルと電気的に接続されている外部端子と、を備え、素体は、矩形状の主面と、互いに隣り合っていると共にそれぞれ主面と隣り合っている一対の側面と、を有し、外部端子は、一対の側面から離間すると共に、主面から露出するように素体に埋設されており、主面に直交する方向から見て、一対の側面の間の第一角部と隣り合うように配置された第二角部を有し、第二角部の曲率半径は、第一角部の曲率半径よりも大きい。
この積層コイル部品では、外部端子は、一対の側面から離間すると共に、主面から露出するように素体に埋設されている。このため、素体は、一対の側面と外部端子との間に挟まれた部分を有する。このような部分は、他の部分に比べて、体積が小さいので、割れ又は欠けが発生し易い。そこで、主面に直交する方向から見て、素体の一対の側面の間の第一角部の曲率半径に対し、第一角部と隣り合う外部端子の第二角部の曲率半径を大きくしている。これにより、一対の側面と外部端子との間に挟まれた部分の体積を増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。
本発明の一形態によれば、素体に割れ又は欠けが発生することを抑制可能な積層コイル部品が提供される。
図1は、実施形態に係る積層コイル部品の斜視図である。 図2は、図1の積層コイル部品の断面図である。 図3は、図1の積層コイル部品の断面図である。 図4は、図1の積層コイル部品の底面図である。 図5は、図1の積層コイル部品の分解斜視図である。 図6は、第一変形例に係る積層コイル部品の一部拡大断面図である。 図7は、第二変形例に係る積層コイル部品の一部拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1~図5に示されるように、積層コイル部品1は、直方体形状を呈している素体2と、一対の外部端子3と、コイル10と、接続導体26,27と、を備えている。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。積層コイル部品1は、例えば、積層高周波インダクタである。なお、図1~図4では、コイル10及び接続導体26,27の図示が省略されている。
素体2は、互いに対向している主面2a,2bと、互いに対向している一対の側面2cと、互いに対向している一対の側面2eと、を有している。以下では、一対の側面2eが対向している方向を第一方向D1、一対の側面2cが対向している方向を第二方向D2、主面2a,2bが対向している方向を第三方向D3とする。第一方向D1、第二方向D2、及び第三方向D3は、互いに交差(ここでは直交)している。本実施形態では、第一方向D1は、素体2の幅方向である。第二方向D2は、素体2の長さ方向である。第三方向D3は、素体2の高さ方向である。
主面2a,2b、一対の側面2c及び一対の側面2eは、いずれも矩形状を呈している。主面2a,2bの長辺方向は、第二方向D2と一致している。主面2a,2bの短辺方向は、第一方向D1と一致している。主面2aは、各側面2c,2eと隣り合っている。主面2bは、各側面2c,2eと隣り合っている。各側面2cは、各側面2eと隣り合っている。
主面2aと側面2cとの間の稜線部2gは、面取り形状を有している。主面2aと側面2eとの間の稜線部2hは、面取り形状を有している。側面2cと側面2eとの間の稜線部2iは、面取り形状を有している。主面2bと側面2cとの間の稜線部2jは、面取り形状を有している。主面2bと側面2eとの間の稜線部2kは、面取り形状を有している。各稜線部2g,2h,2i,2j,2kは、例えば、バレル研磨により、丸められた面取り形状を有している。
主面2a,2bは、一対の側面2cの間を連結するように第二方向D2に延在している。主面2a,2bは、一対の側面2eの間を連結するように第一方向D1にも延在している。一対の側面2cは、主面2a,2bの間を連結するように第三方向D3に延在している。一対の側面2cは、一対の側面2eの間を連結するように第一方向D1にも延在している。一対の側面2eは、主面2a,2bの間を連結するように第三方向D3に延在している。一対の側面2eは、一対の側面2cの間を連結するように第二方向D2にも延在している。積層コイル部品1は、電子機器(たとえば、回路基板又は電子部品)に、たとえば、はんだ実装される。積層コイル部品1では、主面2aが、電子機器に対向する実装面を構成する。
図5に示されるように、素体2は、第一方向D1において複数の絶縁体層6が積層されて構成されている。素体2は、第一方向D1において積層されている複数の絶縁体層6を有している。素体2では、複数の絶縁体層6が積層されている積層方向が、第一方向D1と一致する。実際の素体2では、複数の絶縁体層6は、各絶縁体層6の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
各絶縁体層6は、ガラス成分を含む誘電体材料で形成されている。すなわち、素体2は、素体2を構成する元素の化合物として、ガラス成分を含む誘電体材料を含んでいる。ガラス成分は、たとえば、ホウケイ酸ガラスなどである。誘電体材料としては、たとえばBaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミックである。各絶縁体層6は、ガラスセラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成されている。
図2及び図3に示されるように、主面2aには、一対の凹部4が設けられている。一対の凹部4は、第二方向D2で互いに離間している。一対の凹部4は、主面2aに直交する方向(第三方向D3)から見て、一対の側面2c及び一対の側面2eからそれぞれ離間している。一方の凹部4は、素体2の一方の側面2c側に設けられている。他方の凹部4は、素体2の他方の側面2c側に設けられている。
図1~図5に示されるように、一対の外部端子3は、それぞれコイル10の端部と電気的に接続されている。一対の外部端子3は、主面2aから露出するように素体2に埋設されている。一対の外部端子3は、主面2b及び側面2c,2eには露出していない。一対の外部端子3は、第二方向D2で互いに離間している。一対の外部端子3は、主面2aに直交する方向(第三方向D3)から見て、一対の側面2c及び一対の側面2eからそれぞれ離間している。一方の外部端子3は、素体2の一方の側面2c側に設けられている。他方の外部端子3は、素体2の他方の側面2c側に設けられている。一対の外部端子3は、互いに同形状を有している。
一対の外部端子3は、主面2aに設けられた一対の凹部4内に配置されているとも言える。各凹部4は、主面2aから素体2の内側に窪んだ空間である。各凹部4は、対応する外部端子3の形状に対応した形状を呈している。各外部端子3は、対応する凹部4の内面の全体と隙間なく接している。
各外部端子3は、第三方向D3を厚さ方向とする矩形板状を呈している。外部端子3の厚さtは、各稜線部2g,2hの曲率半径よりも大きい。稜線部2g,2hの曲率半径は、例えば、互いに等しい。各外部端子3は、露出面3a、底面3b、接続面3c,3d、及び、一対の接続面3eを有している。露出面3a及び底面3bは、厚さ方向(第三方向D3)で互いに対向している。露出面3aは、素体2の外側を向き、主面2aから露出している。露出面3aは、主面2aと略同一面内に位置しているが、主面2aより素体2の外側に位置していてもよいし、主面2aよりも素体2の内側に位置していてもよい。すなわち、各外部端子3は、主面2aから素体2の外側に突出していてもよいし、主面2aから素体2の内側に窪んでいてもよい。
底面3bは、素体2の内側を向き、主面2b及び凹部4の底面4aとそれぞれ対向している。露出面3a及び底面3bは、例えば矩形状の平面である。露出面3a及び底面3bの長辺方向は、第一方向D1と一致している。露出面3a及び底面3bの短辺方向は、第二方向D2と一致している。
各接続面3c,3d,3eは、露出面3aと底面3bとを接続している。接続面3cは、対応する側面2cと対向している。対応する側面2cとは、一対の側面2cのうち、より近い方の側面2cである。接続面3c,3dは、第二方向D2で互いに対向している。接続面3c,3dは、互いに第二方向D2の反対側を向いている。一対の外部端子3は、接続面3d同士が互いに対向するように配置されている。一対の接続面3eは、第一方向D1で互いに対向している。各接続面3eは、対応する側面2eと対向している。対応する側面2eとは、一対の側面2eのうち、より近い方の側面2eである。
接続面3cは、主面2aから離間するほど、対応する側面2cを含む平面から第二方向D2において離間している。側面2cを含む平面は、仮想的な平面である。接続面3c及び側面2cを含む平面が第二方向D2で互いに離間する距離dcは、主面2aから離間するほど長くなる。ここで、接続面3cは、側面2cを含む平面と平行な部分を含んでいてもよい。この場合、側面2cを含む平面と平行な部分では、距離dcは、一定に保たれる。接続面3cは、主面2aから離間するにつれて、側面2cを含む平面から離間する傾向にあればよい。距離dcは、主面2aから離間するほど、単純増加していればよい。単純増加とは、減少傾向にならないことを意味する。
接続面3cは、稜線部2gの曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲している。接続面3cは、素体2の内側に向かって膨らむように湾曲している。本実施形態では、接続面3cの露出面3a側の部分は、側面2cを含む平面と平行である。側面2eを含む平面は、仮想的な平面である。接続面3cの底面3b側の部分は、稜線部2gの曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲している。接続面3cの全体が、稜線部2gの曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲していてもよい。
接続面3dは、底面3b側の部分において、主面2aから離間するほど、対応する側面2cを含む平面に近づくように湾曲している。接続面3dは、露出面3a側の部分において、側面2cを含む平面と平行である。
各接続面3eは、主面2aから離間するほど、対応する側面2eを含む平面から第一方向D1において離間している。接続面3eを含む平面が第一方向D1で互いに離間する距離deは、主面2aから離間するほど長くなる。ここで、接続面3eは、接続面3eを含む平面と平行な部分を含んでいてもよい。この場合、接続面3eを含む平面と平行な部分では、距離deは、一定に保たれる。接続面3eは、主面2aから離間するにつれて、接続面3eを含む平面から離間する傾向であればよい。距離deは、主面2aから離間するほど、単純増加していればよい。
各接続面3eは、稜線部2hの曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲している。接続面3c,3d,3eの曲率半径は、例えば、互いに等しい。接続面3eは、素体2の内側に向かって膨らむように湾曲している。本実施形態では、接続面3eの露出面3a側の部分は、接続面3eを含む平面と平行である。接続面3eの底面3b側の部分は、稜線部2hの曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲している。接続面3eの全体が、稜線部2hの曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲していてもよい。
各外部端子3は、主面2aに直交する方向(第三方向D3)から見て、各稜線部2g,2hの外側に配置されている。つまり、各外部端子3は、第三方向D3から見て、主面2aの範囲内に配置されており、稜線部2g,2hにまたがって配置されていない。すなわち、外部端子3は、対応する側面2cを含む平面から稜線部2gの曲率半径の設計値、又は、稜線部2i,2j,2kの曲率半径(測定値)以上離間して配置されている。外部端子3は、対応する側面2eを含む平面から稜線部2hの曲率半径の設計値、又は、稜線部2i,2j,2kの曲率半径(測定値)以上離間して配置されている。稜線部2g,2h,2i,2j,2kの設計値は、例えば、互いに同等である。稜線部2g,2hは、外部端子3が設けられた主面2aと隣り合っているので、稜線部2g,2hの曲率半径は、外部端子3の影響の影響を受け、設計値よりも小さくなる場合がある。稜線部2i,2j,2kは、主面2aと隣り合っていないので、稜線部2i,2j,2kの曲率半径は、外部端子3の影響を受けず、設計値に近くなる。したがって、稜線部2g,2hの曲率半径の設計値の代わりに、稜線部2i,2j,2kの曲率半径の測定値を用いてもよい。稜線部2gは、面取り形状を有しているため、側面2cを含む平面及び主面2aを含む平面のいずれとも接していない。稜線部2hは、面取り形状を有しているため、接続面3eを含む平面及び主面2aを含む平面のいずれとも接していない。主面2aを含む平面とは、仮想的な平面である。
主面2aに直交する方向(第三方向D3)から見て、素体2は、互いに隣り合う側面2c及び側面2eの間に角部A1を有している。角部A1は、稜線部2iにより構成されている。素体2は、四つの角部A1を有している。各外部端子3は、主面2aに直交する方向(第三方向D3)から見て、四つの角部を有している。外部端子3の四つの角部のうち、2つの角部A2は、対応する角部A1と隣り合うように配置されている。つまり、外部端子3は、側面2c及び側面2eの間の角部A1と隣り合うように配置された角部A2を有している。なお、隣り合うとは、最も近接するという意味である。各角部A2の曲率半径は、隣り合う角部A1の曲率半径よりも大きい。
図5に示されるように、外部端子3は、複数の電極層11が第一方向D1において積層されて構成されている。外部端子3は、第一方向D1において積層された複数の電極層11を有している。複数の電極層11は、電極層11の間の境界が視認できない程度に一体化されている。本実施形態では、電極層11の数は、「6」である。各電極層11は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部4を構成する。電極層11は、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdを含んでいる。電極層11は、導電性材料粉末を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。導電性材料粉末は、たとえば、Ag粉末又はPd粉末を含んでいる。
電極層11は、ガラス成分を更に含んでいてもよい。すなわち、電極層11は、導電性材料粉末からなる金属成分及びガラス成分を含む導電性ペーストの焼結体として構成されていてもよい。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。ガラス成分の含有量は、適宜設定されればよい。各電極層11は、第二方向D2に沿って延在している。
コイル10、及び、接続導体26,27は、素体2内に配置され、素体2から露出してない。コイル10は、第一方向D1に沿うコイル軸を有している。コイル10の一対の端部は、一対の外部端子3(図2参照)に電気的に接続されている。一方の端部は、接続導体26によって一方の外部端子3に電気的に接続されている。他方の端部は、接続導体27によって他方の外部端子3に電気的に接続されている。
コイル10は、第一コイル導体22と、第二コイル導体23と、第三コイル導体24と、第四コイル導体25と、を有している。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、第一方向D1に沿って、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25の順に配置されている。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、ループの一部が途切れた形状を呈しており、それぞれ一端部と他端部とを有している。
第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、所定の幅(第一方向D1に交差する方向の長さ)及び高さ(第一方向の長さ)で形成されている。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、互いに同等の幅及び高さで形成されている。
第一コイル導体22は、一対の電極層11と同じ層に位置している。第一コイル導体22は、同じ層に位置している他方の電極層11に、接続導体26を介して接続されている。接続導体26は、一対の電極層11及び第一コイル導体22と同じ層に位置している。接続導体26は、第一コイル導体22と他方の電極層11とを接続している。第一コイル導体22の一端部が、接続導体26と接続されている。第一コイル導体22の一端部は、コイル10の他方の端部を構成している。本実施形態では、第一コイル導体22、接続導体26、及び他方の電極層11は、一体に形成されている。
第二コイル導体23は、一対の電極層11と同じ層に位置している。第二コイル導体23は、同じ層に位置している一対の電極層11から離間している。第一コイル導体22の他端部と、第二コイル導体23の一端部とは、第一方向D1で互いに隣り合い、互いに直接接している。第一方向D1から見て、第一コイル導体22の他端部と、第二コイル導体23の一端部とが、互いに重なっている。
第三コイル導体24は、一対の電極層11と同じ層に位置している。第三コイル導体24は、同じ層に位置している一対の電極層11から離間している。第二コイル導体23の他端部と、第三コイル導体24の一端部とは、第一方向D1で互いに隣り合い、互いに直接接している。第一方向D1から見て、第二コイル導体23の他端部と、第三コイル導体24の一端部とが、互いに重なっている。
第四コイル導体25は、一対の電極層11と同じ層に位置している。第四コイル導体25は、同じ層に位置している一方の電極層11に、接続導体27を介して接続されている。接続導体27は、一対の電極層11及び第四コイル導体25と同じ層に位置している。接続導体27は、第四コイル導体25と一方の電極層11とを接続している。第四コイル導体25の他端部が、接続導体27と接続されている。第四コイル導体25の他端部は、コイル10の一方の端部を構成している。本実施形態では、第四コイル導体25、接続導体27、及び一方の電極層11は、一体に形成されている。
第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdを含んでいる。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、導電性材料粉末を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。導電性材料粉末は、たとえば、Ag粉末又はPd粉末を含んでいる。
本実施形態では、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、各外部端子3と同じ導電性材料を含んでいる。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、各外部端子3と異なる導電性材料を含んでいてもよい。
第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、グリーンシートに形成された欠損部内に位置している導電性ペーストが焼成されることによって、形成される。
グリーンシートに形成される欠損部は、たとえば、以下の過程によって形成される。まず、絶縁体層6の構成材料及び感光性材料を含む素体ペーストを基材上に付与することにより、グリーンシートを形成する。基材は、たとえば、PETフィルムである。素体ペーストに含まれる感光性材料は、ネガ型及びポジ型のどちらであってもよく、公知のものを用いることができる。次に、欠損部に対応するマスクを用い、フォトリソグラフィ法によりグリーンシートを露光及び現像し、基材上のグリーンシートに欠損部を形成する。欠損部が形成されたグリーンシートは、素体パターンである。
電極層11、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24、第四コイル導体25、及び、接続導体26,27は、たとえば、以下の過程によって形成される。
まず、感光性材料を含む導電性ペーストを基材上に付与することにより、導体材料層を形成する。導電性ペーストに含まれる感光性材料は、ネガ型及びポジ型のどちらであってもよく、公知のものを用いることができる。次に、欠損部に対応するマスクを用い、フォトリソグラフィ法により導体材料層を露光及び現像し、欠損部の形状に対応する導体パターンを基材上に形成する。
積層コイル部品1は、たとえば、上述した過程に続く以下の過程によって得られる。導体パターンが、素体パターンの欠損部に組み合わされることにより、素体パターンと導体パターンとが同一層とされたシートが用意される。用意した所定枚数のシートを積層して得られた積層体を熱処理した後に、積層体から、複数のグリーンチップを得る。本過程では、たとえば、切断機で、グリーン積層体をチップ状に切断する。これにより、所定の大きさを有する複数のグリーンチップが得られる。次に、グリーンチップを焼成する。この焼成により、積層コイル部品1が得られる。各外部端子3の表面には、めっき層が形成されていてもよい。めっき層は、たとえば、電気めっき又は無電解めっきにより形成される。めっき層は、たとえば、Ni、Sn、又はAuを含んでいる。
積層コイル部品1は、このようなフォトリソグラフィ法を利用して形成されるので、外部端子3を任意の形状で形成することができる。すなわち、各接続面3c,3d,3eが所望の曲率半径で湾曲する形状を容易に実現することができる。上記製造方法では、素体パターンと導体パターンとが同一層とされたシートを用意した後、用意した所定枚数のシートを積層して積層体を形成しているが、積層体は他の方法で形成されてもよい。例えば、積層用の一つの基板上で素体パターン及び導体パターンをフォトリソグラフィ法により順次形成しながら、積層体を形成してもよい。すなわち、素体2は、製造方法にかかわらず、積層構造を有する複数の絶縁体層6を有していればよい。外部端子3は、製造方法にかかわらず、積層構造を有する複数の電極層11を有していればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る積層コイル部品1では、外部端子3は、各側面2c,2eから離間すると共に、主面2aから露出するように素体2に埋設されている。このため、素体2は、側面2cと外部端子3との間に挟まれた部分と、側面2eと外部端子3との間に挟まれた部分とを有する。このような部分は、他の部分に比べて薄いので、割れ又は欠けが発生し易い。
外部端子3の接続面3cは、主面2aから離間するほど、側面2cから離間している。これにより、素体2において、側面2cと外部端子3との間に挟まれた部分の厚さ(第二方向D2における長さ)を増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。また、外部端子3の接続面3eは、主面2aから離間するほど、側面2eから離間している。これにより、素体2において、側面2eと外部端子3との間に挟まれた部分の厚さ(第一方向D1における長さ)を増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。外部端子3のうち、実装に用いられる露出面3aの面積を広いまま維持できるので、実装強度が低下することを抑制可能となる。
主面2aと側面2cとの間の稜線部2gは、面取り形状を有している。このため、側面2cと外部端子3との間に挟まれた薄い部分が更に薄くなるので、更に割れ又は欠けが発生し易い。よって、外部端子3が上述のような接続面3cを有する構成がより有効である。主面2aと側面2eとの間の稜線部2hは、面取り形状を有している。このため、側面2eと外部端子3との間に挟まれた薄い部分が更に薄くなるので、更に割れ又は欠けが発生し易い。よって、外部端子3が上述のような接続面3eを有する構成がより有効である。
稜線部2g,2hは、丸められた面取り形状を有し、外部端子3の厚さtは、稜線部2g,2hの曲率半径よりも厚い。このため、外部端子3の厚さtが稜線部2gの曲率半径以下の場合に比べて、側面2cと外部端子3との間に挟まれた薄い部分が、外部端子3の厚さ方向(第三方向D3)において長くなる。よって、更に割れ又は欠けが発生し易いので、外部端子3が接続面3cを有する構成がより有効である。また、外部端子3の厚さtが稜線部2hの曲率半径以下の場合に比べて、側面2eと外部端子3との間に挟まれた薄い部分が、外部端子3の厚さ方向において長くなる。よって、更に割れ又は欠けが発生し易いので、外部端子3が接続面3eを有する構成がより有効である。
稜線部2gは、丸められた面取り形状を有し、接続面3cは、稜線部2gの曲率半径よりも大きな曲率半径で湾曲していている。このため、側面2cと外部端子3との間に挟まれた薄い部分の厚さをより増大させることができる。稜線部2hは、丸められた面取り形状を有し、接続面3eは、稜線部2hの曲率半径よりも大きな曲率半径で湾曲していている。このため、側面2eと外部端子3との間に挟まれた薄い部分の厚さをより増大させることができる。
外部端子3は、稜線部2g,2hの外側に配置されていている。このため、素体2のみで稜線部2g,2hを構成することができる。研磨され易さは材料により異なる。よって、素体2のみで構成された稜線部2g,2hは、複数の材料で構成された稜線部に比べて、研磨により面取り形状を形成し易い。よって、製品形状を良化すると共に、素体2の割れ又は欠けを抑制することができる。
外部端子3は、例えば、焼成前の素体2よりも研磨され難い。よって、外部端子3が側面2cにも露出し、稜線部2gを構成している場合、稜線部2gは研磨され難く、面取り形状を形成し難い。このため、外部端子3が露出せず、素体2で構成された他の稜線部2h,2i,2j,2kと比較して、稜線部2gは、尖った形状となり、割れ又は欠けの起点となり易い。研磨条件を外部端子3にあわせて設定した場合、外部端子3が露出せず、素体2で構成された他の稜線部2h,2i,2j,2kが研磨され過ぎ、素体2が転がり易くなる。よって、積層コイル部品1の取り扱いが困難になる。外部端子3が側面2cに露出している場合を例に説明したが、外部端子3が側面2eに露出している場合も同様の問題がある。
外部端子3が側面2cを含む平面から離間している場合であっても、外部端子3が側面2cを含む平面から離間する距離が不十分な場合、具体的には、当該距離が稜線部2g,2h,2i,2j,2kの曲率半径の設計値よりも短い場合は、稜線部2gの研磨が外部端子3により阻害され、稜線部2gの曲率半径を設計値にすることは困難である。このため、稜線部2gが割れ又は欠けの起点となり易い。研磨条件を稜線部2gに合わせた場合、稜線部2gの曲率半径を設計値にできる代わりに、他の稜線部2h,2i,2j,2kが研磨され過ぎ、曲率半径が設計値を超える。よって、素体2が転がり易くなり、積層コイル部品1の取り扱いが困難になる。外部端子3が側面2cを含む平面から離間する距離が不十分な場合を例に説明したが、外部端子3が側面2eを含む平面から離間する距離が不十分な場合も同様の問題がある。
積層コイル部品1では、外部端子3は、互いに隣り合う側面2c,2eから離間すると共に、主面2aから露出するように素体2に埋設されている。このため、素体2は、側面2c、側面2e、及び外部端子3との間に挟まれた部分を有する。このような部分は、他の部分に比べて体積が小さいので、割れ又は欠けが発生し易い。そこで、主面2aに直交する方向(第三方向D3)から見て、素体2の側面2c,2eの間の角部A1の曲率半径に対し、角部A1と隣り合う外部端子3の角部A2の曲率半径を大きくしている。これにより、側面2c、側面2e、及び外部端子3との間に挟まれた部分の体積を増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。
一対の外部端子3は、主面2aのみに露出しているので、実装面積を低減することができる。例えば、外部端子3が主面2a及び側面2cに露出している場合、はんだが側面2c側にも形成されるので、実装面積が増加する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
図6は、第一変形例に係る積層コイル部品の一部拡大断面図である。図6に示される第一変形例に係る積層コイル部品1Aは、複数の電極層31,32,33が第三方向D3において積層されている外部端子3Aを備える点で、図1~図5に示される積層コイル部品1と相違している。なお、複数の絶縁体層6は、第三方向D3において積層されていてもよいし、第一方向D1又は第二方向D2において積層されていてもよい。
複数の電極層31,32,33は、この順で主面2b側から配置されている。すなわち、電極層31が最も主面2b寄りに配置され、電極層33が最も主面2a寄りに配置されている。電極層32は、電極層31及び電極層33の間に配置されている。露出面3aは、電極層33の厚さ方向(第三方向D3)の一方面により構成されている。底面3bは、電極層31の厚さ方向(第三方向D3)の一方面により構成されている。
複数の電極層31,32,33は、第二方向D2の長さが互いに異なっている。複数の電極層31,32,33は、例えば、第二方向D2の中心位置が互いに一致するように配置されている。このため、複数の電極層31,32,33では、側面2c側及び側面2d側の端面の位置が、それぞれ階段状にずれている。すなわち、接続面3c及び接続面3dは、それぞれ階段状を呈している。このように、積層コイル部品1Aにおいても、接続面3cは、主面2aから離間するほど側面2cから離間している。よって、積層コイル部品1Aにおいても、側面2cと外部端子3との間に挟まれた部分の厚さを増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。
図7は、第二変形例に係る積層コイル部品の一部拡大断面図である。図7に示される第二変形例に係る積層コイル部品1Bは、電極層31,32,33の配置が外部端子3A(図6参照)と異なる外部端子3Bを備える点で、積層コイル部品1A(図6参照)と相違している。外部端子3Bでは、接続面3dが第三方向D3に沿う一平面を構成するように、複数の電極層31,32,33が配置されている。外部端子3Bの接続面3cは、外部端子3Aと同様に、階段状を呈している。よって、積層コイル部品1Bにおいても、側面2cと外部端子3との間に挟まれた部分の厚さを増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。
積層コイル部品1では、コイル10が、第一方向D1に沿うコイル軸を有していると共に、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25を有している形態を一例に説明した。しかし、コイル10のコイル軸は、第一方向D1に沿っていなくてもよい。コイル10のコイル軸は、例えば、第二方向D2又は第三方向D3に沿っていてもよい。また、コイル10を構成するコイル導体の数は4に限られない。
積層コイル部品1では、各稜線部2g,2h,2i,2j,2kは、いずれも丸められた面取り形状を有しているが、各稜線部2g,2h,2i,2j,2kは、平面からなる面取り形状を有していてもよいし、面取り形状を有していなくてもよい。
積層コイル部品1では、外部端子3は、六層の電極層11により構成されているが、少なくとも二層以上の電極層11により構成されていればよい。積層コイル部品1A,1Bでは、外部端子3A,3Bは、三層の電極層31,32,33により構成されているが、少なくとも二層以上の電極層により構成されていればよい。
積層コイル部品1A,1Bでは、接続面3cが階段状を呈しているが、接続面3eが階段状を呈していてもよい。この場合、側面2eと外部端子3との間に挟まれた部分の厚さを増大させ、割れ又は欠けが発生することを抑制可能となる。
1,1A,1B…積層コイル部品、2…素体、2a…主面、2c,2e…側面、2g,2h…稜線部、3…外部端子、3c,3e…接続面、6…絶縁体層、10…コイル、11…電極層、31,32,33…電極層、A1,A2…角部、t…厚さ。

Claims (7)

  1. 複数の絶縁体層が積層されてなる素体と、
    前記素体内に配置されているコイルと、
    複数の導体層が積層されてなり、前記コイルと電気的に接続されている外部端子と、を備え、
    前記素体は、主面と、前記主面と隣り合っている第一側面と、を有し、
    前記外部端子は、
    前記第一側面から離間すると共に、前記主面から露出するように前記素体に埋設されており、
    前記主面から離間するほど、前記第一側面から離間している第一離間面を有している、
    積層コイル部品。
  2. 前記主面と前記第一側面との間の稜線部は、面取り形状を有している、
    請求項1に記載の積層コイル部品。
  3. 前記稜線部は、丸められた面取り形状を有し、
    前記外部端子の厚さは、前記稜線部の曲率半径よりも厚い、
    請求項2に記載の積層コイル部品。
  4. 前記稜線部は、丸められた面取り形状を有し、
    前記第一離間面は、前記稜線部の曲率半径よりも大きな曲率半径で湾曲している、
    請求項2に記載の積層コイル部品。
  5. 前記外部端子は、前記稜線部の外側に配置されている、
    請求項2~4のいずれか一項に記載の積層コイル部品。
  6. 前記素体は、それぞれ前記主面と隣り合っている一対の第二側面を更に有し、
    前記第一側面は、前記一対の第二側面それぞれとも隣り合い、
    前記一対の第二側面は、互いに対向しており、
    前記外部端子は、前記主面から離間するほど、前記一対の第二側面から離間している一対の第二離間面を更に有している、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の積層コイル部品。
  7. 複数の絶縁体層が積層されてなる素体と、
    前記素体内に配置されているコイルと、
    複数の導体層が積層されてなり、前記コイルと電気的に接続されている外部端子と、を備え、
    前記素体は、矩形状の主面と、互いに隣り合っていると共にそれぞれ前記主面と隣り合っている一対の側面と、を有し、
    前記外部端子は、
    前記一対の側面から離間すると共に、前記主面から露出するように前記素体に埋設されており、
    前記主面に直交する方向から見て、前記一対の側面の間の第一角部と隣り合うように配置された第二角部を有し、
    前記第二角部の曲率半径は、前記第一角部の曲率半径よりも大きい、
    積層コイル部品。
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