JP2022093271A - Euvl用反射型マスクブランク、euvl用反射型マスク、およびeuvl用反射型マスクの製造方法 - Google Patents

Euvl用反射型マスクブランク、euvl用反射型マスク、およびeuvl用反射型マスクの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】吸収体膜全体の膜厚の変化による反射率および位相シフト量の変動を抑制できるEUVL用反射型マスクブランク、EUVL用反射型マスク、およびEUVL用反射型マスクの製造方法の提供。【解決手段】基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収体膜と、反射防止膜とをこの順に有するEUVL用反射型マスクブランクであって、上記反射防止膜は、アルミニウム(Al)と、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)およびルテニウム(Ru)からなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含み、酸素(O)、窒素(N)およびホウ素(B)からなる群から選択される少なくとも1つの元素(X)をさらに含んでもよいアルミニウム合金からなり、上記アルミニウム合金から元素(X)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%である、EUVL用反射型マスクブランク。【選択図】なし

Description

本発明は、半導体製造プロセスにおけるEUVL(Etreme Ultra Violet Lithography)に用いられるEUVL用反射型マスク、およびその原板であるEUVL用反射型マスクブランク、ならびにEUVL用反射型マスクの製造方法に関する。
従来、半導体製造で使用される露光装置の光源には、波長365~193nmの紫外光が用いられてきた。波長が短いほど露光装置の解像度は高くなる。そこで近年、光源として中心波長13.5nm付近のEUV光を使用した露光装置が実用化された。
EUV光は、多くの物質に対し吸収されやすく、露光装置に屈折光学系を用いることができない。このため、EUV露光では反射光学系ならびに反射型マスクが用いられている。
反射型マスクでは、基板上にEUV光を反射する多層反射膜が形成され、多層反射膜上にEUV光を吸収する吸収体膜がパターン状に形成されている。
基板としては、露光時の熱膨張によるパターン歪を抑制する目的で合成石英に少量のチタンを添加した低熱膨張ガラスが良く用いられる。多層反射膜としては、モリブデン膜とシリコン膜を交互に40周期程度積層した膜が通常用いられている。
吸収体膜には従来タンタル系材料が良く用いられている。タンタル系材料は吸収係数が比較的大きいため、遮光性の高いバイナリマスクとしての機能を持つ。近年、位相シフト効果により解像性を高めるように、吸収係数が比較的小さいルテニウム系材料も吸収体膜として検討されている。
吸収体膜は、多層反射膜上にパターン状に形成されているため、露光装置の反射光学系より反射型マスクに入射したEUV光は、吸収体膜の無い部分(開口部)では反射され、吸収体膜の有る部分(非開口部)では吸収される。これにより、吸収体膜の開口部が露光材料(レジストを塗布したウエハ)の表面にマスクパターンとして転写される。
EUVリソグラフィにおいては、EUV光は、通常、約6°傾斜した方向から反射型マスクに入射し、約6°傾斜した方向に反射する。
吸収体膜はスパッタにより形成される。膜厚としては通常50~70nm程度デポジションされる。このとき吸収体膜の膜厚は、目標膜厚よりわずかにずれたり、マスク面内でばらつきを持つ場合がある。吸収体膜の膜厚のずれは、吸収体膜の反射率や位相シフト量のずれとなり、ひいてはウエハ露光後のレジスト線幅のばらつきとなる。
特許文献1では、吸収体膜(吸収膜)を2層以上の構造とし、最上層をSiまたはSiを90at%以上含む材料とすることにより、吸収体膜(吸収膜)の反射率の変動を抑えることができるとしている。特許文献1の図4は、最上層の膜厚が変化しても、吸収体膜全体におけるOD値の変動が小さいことを示している。OD値は、多層膜の反射率を100%としたときの吸収体膜(吸収膜)の実効的な反射率を表している。実際の多層膜の反射率は65%程度で大きく変動しないので、OD値は吸収体膜(吸収膜)の反射率を表す指標であると言える。すなわち、特許文献1は、最上層の膜厚が変化しても、吸収体膜(吸収膜)全体における反射率の変動が小さいことを示している。
特開2005-268255号公報
波長13.5nmのEUV光に対するSiの屈折率nは0.999、吸収係数kは0.002であり、ほとんど真空の場合の値に等しい。同様に、Siが90at%以上の材料であれば、屈折率は1に近く、吸収係数はほぼ0である。したがって、特許文献1は、最上層の膜厚が変化した場合に、最上層における反射率の変動が小さいことを示しているに過ぎず、吸収体膜全体の膜厚変化に伴う吸収体膜の反射率変動を抑制できるかは不明である。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、吸収体膜全体の膜厚の変化による反射率および位相シフト量の変動を抑制できるEUVL用反射型マスクブランク、EUVL用反射型マスク、およびEUVL用反射型マスクの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、吸収体膜の上に所定の反射防止膜を設けることにより、吸収体膜の膜厚変動による反射率および位相シフト量の変動が抑えられることを見出した。
吸収体膜の膜厚変動により反射率および位相シフト量が変動する原因を、図2を用いて説明する。図2に示すEUVL用反射型マスクブランク100は、基板110上にEUV光を反射する多層反射膜120と、EUV光を吸収する吸収体膜140とが、この順に形成されている。
図2において、約6°傾斜した方向からEUVL用反射型マスクブランク100に入射した入射光は、反射光A、および反射光Bを生じる。反射光Aは吸収体膜140を通過し、多層反射膜120により反射された光を示す。吸収体膜140の膜厚が変動すると、光路長が変化するため反射光Aの位相が変動する。
反射光Bは吸収体膜140表面で反射された光を表す。反射光Bの位相は吸収体膜140の膜厚が変化しても変わらない。
このため、吸収体膜140の膜厚が変動すると、反射光Aと反射光Bの位相差も変動する。吸収体膜140の反射光の振幅は反射光Aと反射光Bの振幅の和であるため、干渉が生じ、反射光Aと反射光Bの位相差に起因して反射率と位相シフト量も変動する。
上記を式で説明する。反射光Aの振幅をrA、反射光Bの振幅をrBとすると吸収体膜140の反射光の振幅rは下記の式で書ける。
Figure 2022093271000001
式(1)中の全ての値は複素数である。反射率は振幅rの絶対値の二乗、位相シフト量は振幅rの位相から計算される。
図3に示すEUVL用反射型マスクブランク200は、基板210上にEUV光を反射する多層反射膜220と、EUV光を吸収する吸収体膜240と、反射防止膜250とが、この順に形成されている。
図3において、約6°傾斜した方向からEUVL用反射型マスクブランク200に入射光は、反射光A、反射光Bおよび反射光Cを生じる。反射光Aは反射防止膜250、吸収体膜240を通過し、多層反射膜220により反射された光を示す。反射光Bは、反射防止膜250を通過し吸収体膜240表面で反射された光を表す。反射光Cは反射防止膜250表面で反射された光を表す。反射防止効果を得るためには、吸収体膜240表面の反射光Bと反射防止膜250表面の反射光Cが打ち消しあうようにすればよい。
EUV光の波長における吸収体膜240の屈折率をn、吸収係数をk、反射防止膜250の屈折率をn'、吸収係数をk'とすると、フレネルの反射の法則から、反射光Bの振幅rBは下記(2)で表される。
Figure 2022093271000002
ここでEUV光の波長では屈折率n、n'は1に近く、吸収係数k、k'は0に近いことから、式(2)は(n'+ik'-n-ik)/2と近似される。同様に反射光Cの振幅rCは下記式(3)で表される。
Figure 2022093271000003
反射光Bと反射光Cとの間には光路長差が存在する。反射防止膜250の膜厚をdとすると光路長差は2n'dとなる。反射光Bと反射光Cが完全に打ち消しあうためには下記式(4)および式(5)を満たす必要がある。
Figure 2022093271000004
Figure 2022093271000005
式(5)中のλは波長、mは0以上の整数である。式(5)は反射光Bと反射光Cの位相が反転するために、反射防止膜250の膜厚dを定める式とみなすことができる。材料に応じて最適膜厚が決まる。
反射防止膜250の材料という観点からは式(4)が重要である。反射防止効果を得るためには屈折率n、吸収係数kを持つ吸収体膜に対して、式(4)を満たす、あるいは近似的に満たす屈折率n'、吸収係数k'を持つ反射防止膜250を選ぶ必要がある。十分な反射防止効果を得るためには式(6)を満たすことが好ましい。
Figure 2022093271000006
式(6)を満たす材料からなる反射防止膜250を吸収体膜240の上に設けることにより、吸収体膜全体の膜厚変動による反射率や位相シフト量の変動を抑えることができる。以下、式(6)を満たし、後述する式(7)を満たさない複素屈折率の領域を準最適領域と呼ぶ。
反射防止膜250の材料という観点からは式(4)が重要である。反射防止効果を得るためには屈折率n、吸収係数kを持つ吸収体膜に対して、式(4)を満たす、あるいは近似的に満たす屈折率n'、吸収係数k'を持つ反射防止膜250を選ぶ必要がある。十分な反射防止効果を得るためには式(7)を満たすことがより好ましい。
Figure 2022093271000007
式(7)を満たす材料からなる反射防止膜250を吸収体膜240の上に設けることにより、吸収体膜全体の膜厚変動による反射率や位相シフト量の変動を抑えることができる。以下、式(7)を満たす複素屈折率の領域を最適領域と呼ぶ。
本発明者らは、上記の知見に基づき以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
[1] 基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収体膜と、反射防止膜とをこの順に有するEUVL用反射型マスクブランクであって、
反射防止膜は、アルミニウム(Al)と、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)およびルテニウム(Ru)からなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含み、酸素(O)、窒素(N)およびホウ素(B)からなる群から選択される少なくとも1つの元素(X)をさらに含んでもよいアルミニウム合金からなり、アルミニウム合金から元素(X)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%である、EUVL用反射型マスクブランク。
[2] 基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収体膜と、反射防止膜とをこの順に有するEUVL用反射型マスクブランクであって、
吸収体膜の波長13.5nmにおける屈折率をn、吸収係数をkとし、
反射防止膜の波長13.5nmにおける屈折率をn'、吸収係数をk'としたとき、
後述する式6を満たす、EUVL用反射型マスクブランク。
[3] 反射防止膜は、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)およびルテニウム(Ru)からなる群から選択される少なくとも1つの金属元素を含み、酸素(O)、窒素(N)、ホウ素(B)、ハフニウム(Hf)、および水素(H)からなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)をさらに含んでもよい、[2]に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[4] 反射防止膜は、Alと、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、WおよびRuからなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含み、元素(Y)をさらに含んでいてもよいアルミニウム合金からなり、アルミニウム合金から元素(Y)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%である、[3]に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[5] 反射防止膜の膜厚が2~5nmまたは8~12nmである、[1]~[4]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[6] 吸収体膜は、Ru、Cr、スズ(Sn)、金(Au)、白金(Pt)、レニウム(Re)、Hf、Ta、およびTiからなる群から選択される1種以上の金属を含み、さらにO、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)を含んでもよい、[1]~[5]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[7] 吸収体膜は、Ta、Ti、SnおよびCrからなる群から選択される1種以上の金属を含み、さらにO、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)を含んでもよい、[1]~[6]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[8] 吸収体膜は、TaとNbとからなる合金、または合金にO、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)を添加した化合物からなる、[1]~[7]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[9] 多層反射膜と吸収体膜との間に、多層反射膜の保護膜を有する、[1]~[8]のいずれかに記載の反射型マスクブランク。
[10] 反射防止膜の上にハードマスク膜を有し、
ハードマスク膜は、SiおよびCrからなる群から選択される1つの元素、またはSiもしくはCrにO、N、Cおよび水素(H)からなる群から選択される少なくとも1つの元素を添加した化合物からなる、[1]~[9]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランク。
[11] [1]~[10]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランクの吸収体膜および反射防止膜にパターンが形成された、EUVL用反射型マスク。
[12] [1]~[11]のいずれかに記載のEUVL用反射型マスクブランクの吸収体膜および反射防止膜をパターニングする工程を含む、EUVL用反射型マスクの製造方法。
本発明によれば、吸収体膜の膜厚変動に対して反射率や位相シフト量の変動の小さい、EUVL用反射型マスクブランクおよびEUVL用反射型マスクを提供できる。
図1は、本発明のEUVL用反射型マスクブランクの1構成例の概略断面図である。 図2は、EUVL用反射型マスクブランクの吸収体膜での反射光を説明する図である。 図3は、反射防止膜を設けたEUVL用反射型マスクブランクの吸収体膜での反射光を説明する図である。 図4は、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、W、Ru、SiおよびAlの複素屈折率を示す。 図5は、吸収体膜14をRuO2膜としたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域を示す。 図6は、吸収体膜14をTaNb膜としたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域を示す。 図7は、吸収体膜14をTaNとしたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域を示す。 図8は、本発明のEUVL用反射型マスクブランクの別の1構成例の概略断面図である。 図9(a)~図9(d)は、EUVL用反射型マスクの製造手順を示した図である。 図10は、吸収体膜としてRuO2膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示した図である。図10(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図10(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。 図11は、吸収体膜としてTaNb膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示した図である。図11(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図11(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。 図12は、吸収体膜としてTaN膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と、検査光に対する反射防止膜として用いられるTaON膜を4nm設けた場合のシミュレーション結果を示した図である。図12(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図12(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。 図13は、吸収体膜としてRuO2膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚9nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示した図である。図13(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図13(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。 図14は、吸収体膜としてTaNb膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚9nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示した図である。図14(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図14(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。 図15は、吸収体膜としてTaN膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と、検査光に対する反射防止膜として用いられるTaON膜を4nm設けた場合のシミュレーション結果を示した図である。図15(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図15(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。 図16は、吸収体膜14をRuNとしたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域および準最適領域を示す。 図17は、吸収体膜としてRuN膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのCr膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示した図である。図17(a)は、吸収体膜の膜厚と反射率との関係を示している。図17(b)は、吸収体膜の膜厚と位相シフト量との関係を示している。
以下、図面を参照して本発明の反射型マスクブランク、および本発明の反射型マスクを説明する。
<EUVL用反射型マスクブランク>
図1は、本発明のEUVL用反射型マスクブランクの1構成例を示す概略断面図である。図1に示すEUVL用反射型マスクブランク10は、基板11上にEUV光を反射する多層反射膜12と、多層反射膜12の保護膜13と、EUV光を吸収する吸収体膜14と、反射防止膜15とが、この順に形成されている。但し、本発明のEUVL用反射型マスクブランクにおいて、図1に示す構成中、基板11、多層反射膜12、吸収体膜14および反射防止膜15のみが必須であり、保護膜13は任意の構成要素である。
なお、多層反射膜12の保護膜13とは、吸収体膜14にマスクパターンを形成する際のエッチングから多層反射膜12を保護する目的で設けられる。
以下、EUVL用反射型マスクブランク10の個々の構成要素を説明する。
(基板)
基板11は、熱膨張係数が小さいのが好ましい。基板の熱膨張係数が小さい方が、EUV光による露光時の熱により吸収体膜に形成されるパターンに歪みが生じるのを抑制できる。基板の熱膨張係数は、具体的には、20℃において、0±0.05×10-7/℃が好ましく、0±0.03×10-7/℃がより好ましい。
熱膨張係数が小さい材料としては、例えば、SiO2-TiO2系ガラスなどを使用できる。SiO2-TiO2系ガラスは、SiO2を90~95質量%、TiO2を5~10質量%含む石英ガラスが好ましい。TiO2の含有量が5~10質量%であると、室温付近での線膨張係数が略ゼロであり、室温付近での寸法変化がほとんど生じない。なお、SiO2-TiO2系ガラスは、SiO2およびTiO2以外の微量成分を含んでもよい。
基板11の多層反射膜12が積層される側の第1主面は、高い表面平滑性を有することが好ましい。第1主面の表面平滑性は、表面粗さで評価できる。第1主面の表面粗さは、二乗平均平方根粗さRqで、0.15nm以下が好ましい。なお、表面平滑性は、原子間力顕微鏡で測定できる。
第1主面は、所定の平坦度となるように表面加工されることが好ましい。これは、反射型マスクが高いパターン転写精度および位置精度を得るためである。基板は、第1主面の所定の領域(例えば、132mm×132mmの領域)において、平坦度が100nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましく、30nm以下がさらに好ましい。
また、基板11は、EUVL用反射型マスクブランク、パターン形成後のEUVL用反射型マスクの洗浄などに用いる洗浄液に対して耐性を有することが好ましい。
さらに、基板11は、基板上に形成される膜(多層反射膜12、吸収体膜14など)の膜応力による変形を防止するために、高い剛性を有するのが好ましい。例えば、基板11は、65GPa以上の高いヤング率を有するのが好ましい。
(多層反射膜)
多層反射膜12は、EUV光に対して高い反射率を有する。具体的には、EUV光が入射角6°で多層反射膜の表面に入射した際、EUV光の反射率の最大値は、60%以上が好ましく、65%以上がより好ましい。また、多層反射膜12の上に、保護膜13が積層されている場合でも、同様に、EUV光の反射率の最大値は、60%以上が好ましく、65%以上がより好ましい。
多層反射膜12は、屈折率の異なる元素を主成分とする各層が周期的に複数積層された多層膜である。多層反射膜は、一般に、EUV光に対して高い屈折率を示す高屈折率膜と、EUV光に対して低い屈折率を示す低屈折率膜とを基板側から交互に複数積層させる。
多層反射膜12は、高屈折率膜と低屈折率膜とを基板側からこの順に積層した積層構造を1周期として複数周期積層してもよいし、低屈折率膜と高屈折率膜とをこの順に積層した積層構造を1周期として複数周期積層してもよい。なお、この場合、多層反射膜は、最表面の層(最上層)を、高屈折率膜とすることが好ましい。低屈折率膜は容易に酸化され易いため、低屈折率膜が多層反射膜の最上層となると、多層反射膜の反射率が減少する可能性がある。
高屈折率膜としては、ケイ素(Si)を含む膜を使用できる。Siを含む材料としては、Si単体の他に、Siに、ホウ素(B)、炭素(C)、窒素(N)、および酸素(O)からなる群から選択される1種以上を含むSi化合物を使用できる。Siを含む高屈折率膜を用いることにより、EUV光の反射率に優れた反射型マスクが得られる。低屈折率膜としては、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、および白金(Pt)からなる群から選択される金属、またはこれらの合金を使用できる。本発明の反射型マスクブランクでは、低屈折率膜がMo膜であり、高屈折率膜がSi膜であることが好ましい。なお、この場合、多層反射膜の最上層を高屈折率膜(Si膜)とすることで、最上層(Si膜)と保護膜13との間に、SiとOとを含むケイ素酸化物膜を形成し、反射型マスクブランクの洗浄耐性を向上できる。
多層反射膜12を構成する各層の膜厚および周期は、使用する膜材料、多層反射膜12に要求されるEUV光の反射率、またはEUV光の波長(露光波長)などにより適宜選択できる。例えば、多層反射膜12がEUV光の反射率の最大値を60%以上とする場合、低屈折率膜(Mo膜)と高屈折率膜(Si膜)とを交互に30~60周期積層したMo/Si多層反射膜が好ましく用いられる。
なお、多層反射膜12を構成する各層は、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法など公知の成膜方法を用いて所望の厚さになるように成膜できる。例えば、イオンビームスパッタリング法を用いて多層反射膜を作製する場合、高屈折率材料のターゲットおよび低屈折率材料のターゲットに対して、イオン源からイオン粒子を供給することにより行う。多層反射膜12がMo/Si多層反射膜である場合、イオンビームスパッタリング法により、例えば、まずSiターゲットを用いて、所定の膜厚のSi膜を基板上に成膜する。その後、Moターゲットを用いて、所定の膜厚のMo膜を成膜する。このSi膜およびMo膜を1周期として、30~60周期積層させることにより、Mo/Si多層反射膜が成膜される。
(保護膜)
保護膜13は、後述する反射型マスクの製造時において、吸収体膜14をエッチング(通常、ドライエッチング)してパターンを形成する際、多層反射膜12の表面のエッチングによるダメージを抑制し、多層反射膜を保護する。また、エッチング後の反射型マスクに残っているレジスト膜を洗浄液により除去して、反射型マスクを洗浄する際に、多層反射膜を洗浄液から保護する。そのため、得られる反射型マスクのEUV光に対する反射率は良好となる。
図1では、保護膜13が1層の場合を示しているが、保護膜は複数層でもよい。
保護膜13の形成材料としては、吸収体膜14のエッチングの際に、エッチングによる損傷を受け難い物質が選択される。この条件を満たす物質としては、例えば、Ru金属単体、Ruに、Si、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、Rh、タンタル(Ta)、およびジルコニウム(Zr)からなる群から選択される1種以上の金属を含むRu合金、Ru合金に窒素を含む窒化物などのRu系材料;Cr、アルミニウム(Al)、およびTaの金属単体、ならびにこれらに窒素を含む窒化物;SiO2、Si34、Al23、およびこれらの混合物;などが例示される。これらの中でも、Ru金属単体およびRu合金、CrNおよびSiO2が好ましい。Ru金属単体およびRu合金は、酸素を含まないガスに対してエッチングされ難く、吸収体膜14のエッチング時のエッチングストッパとして機能する点から、特に好ましい。
保護膜13がRu合金で形成される場合、Ru合金中のRu含有量は、30at%以上100at%未満が好ましい。Ru含有量が上記範囲内であれば、多層反射膜12がMo/Si多層反射膜である場合、多層反射膜12のSi膜からSiが保護膜13に拡散するのを抑制できる。また、保護膜13は、EUV光の反射率を十分確保しながら、吸収体膜14のエッチング時のエッチングストッパとして機能する。さらに、反射型マスクの洗浄耐性を向上させると共に多層反射膜12の経時的劣化を防止できる。
保護膜13の膜厚は、保護膜13としての機能を果たすことができる限り特に制限されない。多層反射膜12で反射されたEUV光の反射率を保つ点から、保護膜13の膜厚は、1~8nmが好ましく、1.5~6nmがより好ましく、2~5nmがさらに好ましい。
(吸収体膜)
吸収体膜14は、EUVL用反射型マスクをバイナリマスクとして用いる場合には、EUV光を吸収し、EUV光の反射率が低くなる必要がある。具体的には、EUV光が吸収体膜14の表面に照射された際の、波長13.5nm付近のEUV光の反射率の最大値は2%以下が望ましい。上記を満たすバイナリマスク用の吸収体膜14は、Ta、Ti、スズ(Sn)およびCrからなる群から選択される1種以上の金属を含むことが好ましい。上記金属の中でも、Taがより好ましい。バイナリマスク用の吸収体膜14は、上記金属の他に、O、N、B、ハフニウム(Hf)、および水素(H)からなる群から選択される1種以上の成分を含んでもよい。これらの中でも、O、NまたはBを含むことが好ましく、NまたはBを含むことがより好ましい。NまたはBを含むことで、吸収体膜14の結晶状態をアモルファスまたは微結晶にできる。これにより、吸収体膜14の表面平滑性および平坦度が向上する。吸収体膜14の表面平滑性および平坦度が向上することで、EUVL用反射型マスクの吸収体膜パターンのエッジラフネスが小さくなり、寸法精度が向上する。
また、吸収体膜14は、EUVL用反射型マスクを位相シフトマスクとして用いる場合には、EUV光での反射率2%以上が必要となる。位相シフト効果を十分に得るためには、反射率9~15%が好ましい。位相シフトマスクを用いると、ウエハ上の光学像のコントラストが向上し、露光マージンが増加する。
上記を満たす位相シフトマスク用の吸収体膜14を形成する材料としては、Ru、Ruに、Cr、金(Au)、Pt、レニウム(Re)、Hf、Ta、およびTiからなる群から選択される1種以上の金属を含むRu合金、TaとNbの合金が例示される。上記Ru、Ru合金、またはTaとNbの合金は、酸素を含む酸化物、窒素を含む窒化物、酸素および窒素を含む酸窒化物、ホウ素を含むホウ化物であってもよい。これらの中でも、Ru、TaNb合金、またはこれらの酸化物、窒化物、酸窒化物、ホウ化物が好ましく、RuO2、TaNb合金がより好ましい。
また、吸収体膜14は、例えば、Ru、Cr、金(Au)、スズ(Sn)、Pt、レニウム(Re)、Hf、Ta、およびTiからなる群から選択される1種以上の金属を含んでいてもよく、Ta、Ti、SnおよびCrからなる群から選択される1種以上の金属を含むことが好ましい。また、吸収体膜14は、O、N、B、ハフニウム(Hf)、および水素(H)からなる群から選択される1種以上の成分を含んでもよい。
吸収体膜14は、EUVL用反射型マスクがバイナリマスクまたは位相シフトマスクのいずれであるかに係わらず、Clを含むCl系ガスや、Fを含むF系ガスを用いたドライエッチングによりパターン形成する。そのため、吸収体膜は、これらのドライエッチングにより容易にエッチングできる必要がある。上記したバイナリマスク用の吸収体膜および位相シフトマスク用の吸収体膜のいずれも、これらのドライエッチングにより容易にエッチングできる。
また、吸収体膜14は、後述するEUVL用反射型マスクの製造時において、エッチング後の反射型マスクブランクに残っているレジストパターンを洗浄液で除去する際に洗浄液に晒される。その際、洗浄液としては、硫酸過水(SPM)、硫酸、アンモニア、アンモニア過水(APM)、OHラジカル洗浄水、およびオゾン水などが用いられる。EUVLでは、レジストの洗浄液としてSPMが、一般に使用される。なお、SPMとは、硫酸と過酸化水素とを混合した溶液であり、例えば硫酸と過酸化水素とを体積比で3:1の割合で混合した溶液である。このとき、SPMの温度は、エッチング速度を向上させる点から、100℃以上に制御することが好ましい。そのため、吸収体膜14は、洗浄液に対する洗浄耐性を高くする必要がある。上記したバイナリマスク用の吸収体膜および位相シフトマスク用の吸収体膜のいずれも上記の洗浄液に対する洗浄耐性が高い。
吸収体膜14は、単層の膜でもよいし複数の膜からなる多層膜でもよい。吸収体膜14が単層膜である場合は、マスクブランク製造時の工程数を削減できて生産効率を向上できる。吸収体膜14が多層膜である場合、吸収体膜の上層側の層の光学定数や膜厚を適切に設定することで、検査光(波長248~193nm)を用いて吸収体パターン検査する際の検査光の反射防止膜として使用できる。これにより、吸収体パターンの検査時における検査感度を向上できる。
吸収体膜14は、マグネトロンスパッタリング法やイオンビームスパッタリング法などの公知の成膜方法を用いて形成できる。例えば、吸収体膜14として、マグネトロンスパッタリング法を用いてRu酸化物膜(RuO2膜)を形成する場合、Ruターゲットを用い、Arガスおよび酸素ガスを用いたスパッタリング法により、吸収体膜14を成膜できる。吸収体膜14として、マグネトロンスパッタリング法を用いてTaNb膜を形成する場合、TaターゲットおよびNbターゲット、またはTaと、Nbとを含むターゲットを用い、Arガスを用いたスパッタリング法により、吸収体膜14を成膜できる。吸収体膜14として、マグネトロンスパッタリング法を用いてTaN膜を形成する場合、Taターゲットを用い、Arガスおよび窒素ガスを用いたスパッタリング法により、吸収体膜14を成膜できる。
バイナリマスク用の吸収体膜および位相シフトマスク用の吸収体膜のいずれの場合も、吸収体膜14の膜厚は、20~80nmが好ましく、30~70nmがより好ましく、40~60nmがさらに好ましい。
(反射防止膜)
反射防止膜15は吸収体膜14表面でのEUV光の反射を防止するために設けられる。その最適膜厚dは式(5)によって決められる。
Figure 2022093271000008
式(5)中のλは波長、mは0以上の整数である。膜厚制御性を考慮すると、薄膜の方が望ましく、これは上記した式(5)でm=0または1の場合に相当する。すると、反射防止膜15の最適膜厚dはほぼλ/4または3λ/4になる。これは膜厚2~5nmまたは8~12nmに相当する。
反射防止膜15の材料は式(6)を満たすことが好ましい。
Figure 2022093271000009
式(6)中、nとkは、EUV光の波長における吸収体膜14の屈折率と吸収係数を表し、n'とk'はEUV光の波長における反射防止膜15の屈折率と吸収係数を表す。
それゆえ、反射防止膜15の複素屈折率(屈折率と吸収係数)の最適値は吸収体膜の複素屈折率に依存する。
反射防止膜15の材料は式(7)を満たすことがより好ましい。
Figure 2022093271000010
式(7)中、nとkは、EUV光の波長における吸収体膜14の屈折率と吸収係数を表し、n’とk’はEUV光の波長における反射防止膜15の屈折率と吸収係数を表す。
それゆえ、反射防止膜15の複素屈折率(屈折率と吸収係数)の最適値は吸収体膜の複素屈折率に依存する。
反射防止膜15に対しても、吸収体膜14と同様な洗浄耐性が求められる。洗浄耐性の良好な金属としては、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、W、Ruなどが挙げられる。図4は、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、W、およびRuの複素屈折率を示す。図4に示すように、これらの金属は単体では反射防止膜15としての複素屈折率の最適領域に入らない。
図4に示すように、Alの複素屈折率は(n,k)=(1.00,0.030)である。また、Alは良好な洗浄耐性を有する。そのため、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、WおよびRuからなる群から選択される少なくとも1つの金属元素と合金化することにより反射防止膜として使うことができる。
図5に吸収体膜14をRuO2膜としたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域を示す。反射防止膜15としてTaとAlとを含むアルミニウム合金を選んだ場合、Al含有率が3~52at%であれば、複素屈折率は最適領域に入る。また、反射防止膜としてCrとAlとを含むアルミニウム合金を選んだ場合、Al含有率が32~70at%であれば、複素屈折率は最適領域に入る。
図6に吸収体膜14をTaNb膜としたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域を示す。反射防止膜15としてTaとAlとを含むアルミニウム合金を選んだ場合、Al含有率が36~92at%であれば、複素屈折率は最適領域に入る。また、反射防止膜15としてCrとAlとを含むアルミニウム合金を選んだ場合、Al含有率が56~95at%であれば、複素屈折率は最適領域に入る。
図7に吸収体膜14をTaNとしたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域を示す。反射防止膜15としてTaとAlとを含むアルミニウム合金を選んだ場合、Al含有率が36~91at%であれば、複素屈折率は最適領域に入る。また、反射防止膜15としてCrとAlとを含むアルミニウム合金を選んだ場合、Al含有率が56~93at%であれば、複素屈折率は最適領域に入る。
以上より、反射防止膜15の一態様には、Alと、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、WおよびRuからなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含むアルミニウム合金を用いることもできる。アルミニウム合金中におけるAl含有率は3~95at%が好ましく、20~80at%がより好ましく、30~60at%がさらに好ましい。
反射防止膜15に用いる上記アルミニウム合金は、O、NおよびBからなる群から選択される少なくとも1つの元素(X)をさらに含んでもよい。上記元素(X)を含むことにより、反射防止膜15の結晶状態をアモルファスにできる。これにより、反射防止膜15の洗浄安定性を向上することもできる。元素(X)を含むアルミニウム合金の複素屈折率は、元素(X)を含まないアルミニウム合金の複素屈折率とは少し異なるが、ずれ量は大きくないため、元素(X)を除いた組成比が同程度のアルミニウム合金を用いれば、反射防止膜15としての複素屈折率の最適領域に入る。
元素(X)を含むアルミニウム合金を用いる場合、アルミニウム合金から元素(X)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%が好ましく、20~80at%がより好ましく、30~60at%がさらに好ましい。
元素(X)を含むアルミニウム合金を用いる場合、元素(X)の合計含有率が、97at%以下が好ましく、90at%以下がより好ましく、80at%以下がさらに好ましい。
元素(X)の合計含有率の下限は特に限定されないが、5at%以上が好ましい。
特開2011-35104号公報には、吸収体層上にマスクパターンの検査光(波長190nm~260nm)に対する低反射層が形成され、上記低反射層がAlおよびZrのうち少なくとも一つと、OおよびNのうち少なくとも一つと、を含有した例が記載されている。この低反射層は、マスクパターンの検査光(波長190nm~260nm)に対する低反射層であり、EUV光における反射防止膜としての機能は有していない。
反射防止膜15の別態様としては、EUVL用反射型マスクブランクが上述した式(6)を満たす材料であればよく、例えば、反射防止膜15は、Al、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、WおよびRuからなる群から選択される少なくとも1つの金属元素を含んでいてもよく、O、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)をさらに含んでもよい。
また、上記反射防止膜15の別態様においては、Alと、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、WおよびRuからなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含み、上記元素(Y)をさらに含んでいてもよいアルミニウム合金からなる反射防止膜であってもよい。
アルミニウム合金から元素(Y)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%が好ましく、20~80at%がより好ましく、30~60at%がさらに好ましい。
元素(Y)を含むアルミニウム合金を用いる場合、元素(Y)の合計含有率が、97at%以下が好ましく、90at%以下がより好ましく、80at%以下がさらに好ましい。
元素(Y)の合計含有率の下限は特に限定されないが、5at%以上が好ましい。
反射防止膜15は、マグネトロンスパッタリング法やイオンビームスパッタリング法などの公知の成膜方法を用いて形成できる。例えば、反射防止膜15として、マグネトロンスパッタリング法を用いて、TaとAlとを含むアルミニウム合金膜を形成する場合、TaターゲットおよびAlターゲット、またはTaと、Alとを含むターゲットを用い、Arガスを用いたスパッタリング法により、反射防止膜15を成膜できる。
図16に吸収体膜14をRuN膜としたときの反射防止膜15の複素屈折率の最適領域および準最適領域を示す。反射防止膜15としてCrを選ぶと、反射防止膜の複素屈折率は最適領域(式(7)を満たす領域)には入らないが、準最適領域(式(6)を満たす領域)には入る。
上記で式(5)を用いて説明した理由により、反射防止膜15は膜厚が2~5nmまたは8~12nmが好ましい。
(ハードマスク)
図8は、本発明のEUVL用反射型マスクブランクの別の1構成例の概略断面図である。図8に示すEUVL用反射型マスクブランク20は、基板21上に多層反射膜22と、保護膜23と、吸収体膜24と、反射防止膜25と、ハードマスク膜26とが、この順に形成されている。
EUVL用反射型マスクブランク20の構成要素のうち、基板21、多層反射膜22、保護膜23、吸収体膜24、および反射防止膜25は、上記したEUVL用反射型マスクブランク10と同様であるので省略する。
ハードマスク膜26としては、Crを含むCr系膜や、Siを含むSi系膜など、吸収体膜24および反射防止膜25のエッチングプロセスに対して耐性の高い材料が用いられる。Cr系膜としては、例えば、Cr、およびCrにOまたはNを添加した材料が挙げられる。具体的には、CrO、およびCrNが挙げられる。Si系膜としては、Si、ならびに、SiにO、N、C、およびHからなる群から選択される1種以上を添加した材料が挙げられる。具体的には、SiO2、SiON、SiN、SiO、Si、SiC、SiCO、SiCN、およびSiCONが挙げられる。反射防止膜25上にハードマスク膜26を形成することで、吸収体膜パターンおよび反射防止膜パターンの最小線幅が小さくなっても、ドライエッチングを実施できる。そのため、吸収体膜パターンの微細化に対して有効である。
ハードマスク膜26の膜厚は、3~20nmが好ましく、4~15nmがより好ましく、5~10nmがさらに好ましい。
上記のハードマスク膜26は公知の成膜方法、例えば、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法といったスパッタリング法を実施することにより形成できる。
本発明のEUVL用反射型マスクブランク10は、多層反射膜12、保護膜13、吸収体膜14、および反射防止膜15以外に、EUVL用マスクブランクの分野において公知の機能膜を有していてもよい。本発明のEUVL用反射型マスクブランク20は、多層反射膜22、保護膜23、吸収体膜24、反射防止膜25およびハードマスク膜26以外に、EUVL用マスクブランクの分野において公知の機能膜を有していてもよい。
(裏面導電膜)
本発明のEUVL用反射型マスクブランク10は、基板11の多層反射膜12が積層される側とは反対側の第2主面に、静電チャック用の裏面導電膜を備えていてもよい。裏面導電膜には、特性として、シート抵抗値が低いことが要求される。裏面導電膜のシート抵抗値は、例えば、200Ω/□以下が好ましい。
裏面導電膜を含む材料は、例えば、CrまたはTaなどの金属、またはこれらの合金を使用できる。Crを含む合金としては、Crと、B、N、O、およびCからなる群から選択される1種以上とを含むCr系材料を使用できる。Cr系材料としては、例えば、CrN、CrON、CrCN、CrCON、CrBN、CrBON、CrBCN、およびCrBOCNが挙げられる。Taを含む合金としては、Taと、B、N、O、およびCからなる群から選択される1種以上とを含むTa系材料を使用できる。Ta系材料としては、例えば、TaB、TaN、TaO、TaON、TaCON、TaBN、TaBO、TaBON、TaBCON、TaHf、TaHfO、TaHfN、TaHfON、TaHfCON、TaSi、TaSiO、TaSiN、TaSiON、およびTaSiCONが挙げられる。
裏面導電膜の膜厚は、静電チャック用としての機能を満足する限り特に限定されないが、例えば、10~400nmとする。また、この裏面導電膜は、反射型マスクブランクの第2主面側の応力調整も備えることができる。すなわち、裏面導電膜は、第1主面側に形成された各種層からの応力とバランスをとって、反射型マスクブランクを平坦にするように調整できる。
<反射型マスクおよび反射型マスクの製造方法>
図9を用いてEUVL用反射型マスクおよびEUVL用反射型マスクの製造方法の一例について説明する。図9(a)~図9(d)は、EUVL用反射型マスクの製造手順を示した図である。
最初に、図9(a)に示すように、EUVL用反射型マスクブランク10上にレジスト膜を塗布、露光、現像して、チップ内の微細パターンに対応するレジストパターン60を形成する。その後、図9(b)に示すように、レジストパターンをマスクとして反射防止膜15および吸収体膜14をドライエッチングして、反射防止膜15パターンおよび吸収体膜14パターンを形成する。なお、図9(b)では、レジストパターンは除去されている。次に、図9(c)に示すように、EUVL用反射型マスクブランク10上に再度レジスト膜を塗布、露光、現像して、露光枠に対応するレジストパターン60を形成する。その後、図9(d)に示すように、レジストパターンをマスクとして露光枠Vを基板に到達するまでドライエッチングで掘り下げる。このようにして図9(d)に示すEUVL用反射型マスク40が製造できる。図9(d)に示すEUVL用反射型マスク40では、EUVL用反射型マスクブランク10の吸収体膜14および反射防止膜15にパターンが形成されている。したがって、図9(b)の段階でもEUVL用反射型マスクは製造できる。しかしながら、隣接ショットからの漏れ光を防ぐため、図9(d)に示すように、EUVL用反射型マスク40、露光枠Vを有することが好ましい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<例1>
図10に吸収体膜としてRuO2膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示す。TaAl膜の複素屈折率(n',k')=(0.967,0.033)であり、このときのAl含有率は28at%である。なお、シミュレーションでは、Experimental approach to EUV imaging enhancement by mask absorber height optimization”Proc. SPIE 8886 (2013)8860Aに記載の多層反射膜として、Mo/Si多層反射膜、および保護膜として、Ru膜を使用したモデルを用いた。TaAl膜の複素屈折率は式(5)を満たしている。図10からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
<例2>
図11に吸収体膜としてTaNb膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示す。TaAl膜の複素屈折率(n',k')=(0.984,0.031)であり、このときのAl含有率は61at%である。TaAl膜の複素屈折率は式(5)を満たしている。図11からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
<例3>
図12に吸収体膜としてTaN膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのTaAl膜を設けた場合と、検査光に対する反射防止膜として用いられるTaON膜を4nm設けた場合のシミュレーション結果を示す。TaN膜の複素屈折率(n,k)=(0.948,0.033)、であり、TaON膜の複素屈折率(n',k')=(0.955,0.025)である。TaON膜の複素屈折率は式(5)を満たさず、EUV光での反射防止膜としての機能を有しない。TaAl膜の複素屈折率(n,k)=(0.984,0.031)であり、このときのAl含有率は61at%である。図12からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
<例4>
図13に吸収体膜としてRuO2膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚9nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示す。TaAl膜の複素屈折率(n',k')=(0.967,0.033)であり、このときのAl含有率は28at%である。図13からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
<例5>
図14に吸収体膜としてTaNb膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚9nmのTaAl膜を設けた場合と設けなかった場合のシミュレーション結果を示す。TaAl膜の複素屈折率(n',k')=(0.984,0.031)であり、このときのAl含有率は61at%である。TaAl膜の複素屈折率は式(5)を満たしている。図14からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
<例6>
図15に吸収体膜としてTaN膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚9nmのTaAl膜を設けた場合と、検査光に対する反射防止膜として用いられるTaON膜を4nm設けた場合のシミュレーション結果を示す。TaAl膜の複素屈折率(n',k')=(0.984,0.031)であり、このときのAl含有率は61at%である。図15からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
図17に吸収体膜としてRuN膜を用い、その上に反射防止膜として膜厚2nmのCr膜を設けた場合のシミュレーション結果を示す。Cr膜の複素屈折率(n',k')=(0.936,0.033)である。図17からわかるように、反射防止膜を設けることにより、反射率および位相シフト量の吸収体膜厚依存性を抑えることができる。
10:EUVL用反射型マスクブランク
11:基板
12:多層反射膜
13:保護膜
14:吸収体膜
15:反射防止膜
20:EUVL用反射型マスクブランク
21:基板
22:多層反射膜
23:保護膜
24:吸収体膜
25:反射防止膜
26:ハードマスク膜
40:EUVマスク
60:レジスト
V:露光枠

Claims (12)

  1. 基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収体膜と、反射防止膜とをこの順に有するEUVL用反射型マスクブランクであって、
    前記反射防止膜は、アルミニウム(Al)と、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)およびルテニウム(Ru)からなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含み、酸素(O)、窒素(N)およびホウ素(B)からなる群から選択される少なくとも1つの元素(X)をさらに含んでもよいアルミニウム合金からなり、前記アルミニウム合金から前記元素(X)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%である、EUVL用反射型マスクブランク。
  2. 基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収体膜と、反射防止膜とをこの順に有するEUVL用反射型マスクブランクであって、
    前記吸収体膜の波長13.5nmにおける屈折率をn、吸収係数をkとし、
    前記反射防止膜の波長13.5nmにおける屈折率をn'、吸収係数をk’としたとき、
    式6を満たす、EUVL用反射型マスクブランク。
    Figure 2022093271000011
  3. 前記反射防止膜は、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)およびルテニウム(Ru)からなる群から選択される少なくとも1つの金属元素を含み、酸素(O)、窒素(N)、ホウ素(B)、ハフニウム(Hf)、および水素(H)からなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)をさらに含んでもよい、請求項2に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  4. 前記反射防止膜は、Alと、Ta、Cr、Ti、Nb、Mo、WおよびRuからなる群から選択される少なくとも1つの金属元素とを含み、前記元素(Y)をさらに含んでいてもよいアルミニウム合金からなり、前記アルミニウム合金から前記元素(Y)を除いた成分中におけるAl含有率は3~95at%である、請求項3に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  5. 前記反射防止膜の膜厚が2~5nmまたは8~12nmである、請求項1~4のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  6. 前記吸収体膜は、Ru、Cr、スズ(Sn)、金(Au)、白金(Pt)、レニウム(Re)、Hf、Ta、およびTiからなる群から選択される1種以上の金属を含み、さらにO、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)を含んでもよい、請求項1~5のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  7. 前記吸収体膜は、Ta、Ti、SnおよびCrからなる群から選択される1種以上の金属を含み、さらにO、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)を含んでもよい、請求項1~6のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  8. 前記吸収体膜は、TaとNbとからなる合金、または前記合金にO、N、B、Hf、およびHからなる群から選択される少なくとも1つの元素(Y)を添加した化合物からなる、請求項1~7のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  9. 前記多層反射膜と前記吸収体膜との間に、前記多層反射膜の保護膜を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の反射型マスクブランク。
  10. 前記反射防止膜の上にハードマスク膜を有し、
    前記ハードマスク膜は、SiおよびCrからなる群から選択される1つの元素、またはSiもしくはCrにO、N、Cおよび水素(H)からなる群から選択される少なくとも1つの元素を添加した化合物からなる、請求項1~9のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランク。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランクの前記吸収体膜および前記反射防止膜にパターンが形成された、EUVL用反射型マスク。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載のEUVL用反射型マスクブランクの前記吸収体膜および前記反射防止膜をパターニングする工程を含む、EUVL用反射型マスクの製造方法。
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