JP2022092835A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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貴博 三浦
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徹也 安冨
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Abstract

【課題】 外被に溝や突起を形成することなく、外被の解体作業性と耐側圧特性とを両立することが可能な光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】 ケーブルコア15は、スロット17に収容された複数本の光ファイバ心線3等からなる。ケーブルコア15の外周には、押さえ巻き部材5が配置される。押さえ巻き部材5の外周側にはケーブルコア15に沿って引き裂き紐11が配置される。押さえ巻き部材5の外周には、さらに樹脂製の外被13が設けられる。外被13は、ケーブルコア15と外被13とを覆い、光ファイバケーブル1を被覆して保護するための層である。ここで、外被13の外形は、略円形であるが、外被13の周方向の少なくとも一部に小曲率部7が形成される。なお、小曲率部7の曲率としては、例えば、0.145mm-1以下である。小曲率部7の周方向の位置は、光ファイバケーブル1の長手方向で略同一である。【選択図】図2

Description

本発明は、耐側圧特性と外被除去作業性を満足することが可能な光ファイバケーブルに関するものである。
近年、インターネットの普及に伴い、光ファイバを一般家庭に直接引き込んで高速通信サービスを実現するFTTH(Fiber To The Home)が急速に拡大している。一般に、FTTHに用いられる光ファイバケーブルには、大容量のデータ通信に対応すべく複数の光ファイバが収容されている。
このような、光ファイバケーブルの中間部では、中の光ファイバ心線を取り出して分岐する必要がある。この際、外被を解体して除去する必要がある。外被の解体及び除去は、例えば以下のようにして行われる。
まず、外被の所定の位置(例えば内部に引き裂き紐が埋設される部位)に、カッター等を挿入する(以下、これを「切り込み」とする。)。この際、カッターナイフ等により、ケーブルコアの周囲に巻き付けられている押さえ巻きに達する深さまで外被へ切り込む。次に、カッターナイフを光ファイバケーブルの長手方向にまっすぐに移動させて所定の長さに切れ込みを入れる(以下、これを「切り裂き」とする。)。切り裂きの長さは、内部の引き裂き紐を取り出すことが可能な長さ(例えば数cm~数十cm程度)とする。
次に、切り裂いた外被を押し広げて、内部から引き裂き紐を取り出す。引き裂き紐を引き出すことで、外被を必要長さ(例えば数十cm~数m程度)引き裂いて(以下、引き裂き紐による外被の切り裂きを「引き裂き」とする。)、ケーブルコアを取りだす。以上により、ケーブルコアから所望の光ファイバを取り出して分岐させることができる。
この際、引き裂き紐が光ファイバケーブルの長手方向にまっすぐに引き出すことができないと、外被をまっすぐに引き裂くことができない。このような状態では、外被を除去して内部のケーブルコアを取り出すのが困難となる。
ここで、光ファイバケーブルの耐側圧特性(例えば、側圧を受けた際に、内部の光ファイバへ力がかかり、伝送損失の増大の要因)を考慮すると、外被の硬度を大きくすることが望ましい。しかし、外被の硬度を大きくすると、外被の解体・除去作業性が低下する。例えば、外被が硬い場合、最初にカッターナイフ等の刃先で外被を切り込むのが容易ではなく、外被の表面に刃を強く押し付ける必要がある。
しかし、外被に用いられるナイロン、ポリアセタール、ナイロンエラストマー等の高硬度の高分子は結晶性が高く、自己潤滑性があって摩擦係数が小さい。このため、断面が円形のケーブルでは刃が滑ってしまい、所望の位置に、光ファイバケーブルの中心に向かって、刃を外被に切り込むことが難しい。特に、光ファイバケーブルが細い場合には、外被の外形の丸み(曲率)が増し、力が逸れて刃先が滑りやすくなるため、このような傾向はさらに顕著になる。また、仮にカッターナイフで外被を切り込むことができたとしても、硬い外被を切り裂くためには、より大きな力が必要であるため、切り裂き作業性が悪く、また、まっすぐに切り裂くことも困難となる。
これに対し、硬度を低くして、外被の肉厚を厚くすることで耐側圧特性の低下を抑制しようとすると、引き裂き紐での引き裂き抵抗が大きくなり、外被の解体作業性が悪化する。例えば、外径の大きな光ファイバケーブルは、外被の厚みを厚くすることができるため耐側圧特性は良好であるが、この場合には、引き裂き紐による引き裂き抵抗の増大と、敷設スペースの増大の問題がある。このように、耐側圧特性と外被の解体作業性との両立は困難である。
また、前述したように、カッターナイフの刃と外被との摩擦が大きいと、外被に刃先を切り込む際の刃の滑りは抑制することが可能であるが、その後、カッターナイフにより外被を切り裂く作業時には、抵抗が大きくなるという問題がある。このため、より効率的な外被の解体・除去方法が望まれる。
これに対し、引き裂き紐やカッターのガイドとなる溝と突起を外被の外周に形成する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2013-044907号公報
前述したように、通常、光ファイバケーブルの外被には、高密度ポリエチレンやナイロン、ポリアセタールやナイロンエラストマーなど結晶性の高い高分子が使用される場合がある。しかし、これら材料は結晶性の高さゆえに、特許文献1のように、光ファイバケーブルの外被にガイド用の溝や突起を設けた場合、低温において凹凸部が起点となって亀裂が入る恐れがある。また、側圧を受けた際にも、凹凸部分には、局所的な応力が付与され、外被の割れなどの恐れがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、外被に溝や突起を形成することなく、外被の解体作業性と耐側圧特性とを両立することが可能な光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
前述した目的を達するために本発明は、複数の光ファイバ心線からなるケーブルコアと、前記ケーブルコアに沿って配置される引き裂き紐と、前記ケーブルコアと前記引き裂き紐とを覆う外被と、を具備し、前記外被の周方向の少なくとも1部に、曲率が0.145mm-1以下の小曲率部が形成され、前記小曲率部の曲率が0.145mm-1以下であり、前記小曲率部の周方向の位置が、光ファイバケーブルの長手方向で略同一であり、前記外被はデュロメータ硬さDが50以上80以下の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする光ファイバケーブルである。
前記小曲率部における前記外被の最小厚さは1mm以上4mm以下であることが望ましい。
前記小曲率部は、前記ケーブルコアの中心と前記引き裂き紐を結ぶ線の略延長線上に位置することが望ましい。
前記小曲率部は、光ファイバケーブルの中心に対して、対向する位置に1対設けられ、前記小曲率部の対向方向と直交する位置に、前記小曲率部の曲率よりも曲率が大きい高曲率部が設けられることが望ましい。
前記小曲率部は略平坦であってもよい。
前記外被を構成する熱可塑性樹脂と平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数が0.15以上0.40以下であることが望ましい。
前記熱可塑性樹脂は、ポリアミドまたはポリアミドエラストマーからなってもよい。
前記外被は、透明または半透明であり、前記外被の外面側から前記引き裂き紐を視認可能であってもよい。
前記小曲率部の幅は、1mm以上であってもよい。
前記外被において、前記小曲率部に対応する部位は、前記小曲率部以外の部位の熱可塑性樹脂とは異なる異種熱可塑性樹脂で構成され、前記異種熱可塑性樹脂は、デュロメータ硬さDが50以上75以下であり、かつ、前記小曲率部以外の部位の熱可塑性樹脂のデュロメータ硬さDよりも5以上小さく、前記異種熱可塑性樹脂と平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数が0.15以上0.40以下であってもよい。
本発明では、外被を構成する樹脂が、デュロメータ硬さDが50以上80以下の熱可塑性樹脂からなる。前述したように、外被の硬度が小さすぎると側圧に弱く、硬度が大きすぎると、切込み時に刃先が外被に挿入されず、滑りやすいため切込みにくいが、外被の硬度を適正にすることで、これらの問題を最小限とすることができる。さらに、外被の周方向の少なくとも1部に、曲率が0.145mm-1以下である小曲率部を形成することで、刃の滑りを抑制することができる。また、この小曲率部の周方向の位置が、光ファイバケーブルの長手方向で略同一であるため、まっすぐに外被を切り裂くことができる。
また、小曲率部における外被の最小厚さが1mm以上であれば、最小限の耐側圧特性を確保することができ、小曲率部における外被の最小厚さが4mm以下であれば、切り裂き抵抗等の増大をより抑制することができる。
また、小曲率部が、ケーブルコアの中心と引き裂き紐を結ぶ線の略延長線上に配置されれば、小曲率部を切り裂くことで、容易に切り裂き紐を取り出すことができる。
また、小曲率部が、光ファイバケーブルの中心に対して、対向する位置に1対設けられれば、より確実に外被を2分割して解体することができる。
また、小曲率部の曲率が最小(=0)の場合、すなわち、外被の外面の一部に略平坦部を形成することで、刃の滑りをより確実に抑制することができる。また、見た目で小曲率部の位置が把握しやすく、さらに暗い場所でも、指で触ることで小曲率部の位置が分かりやすい。
また、外被を構成する熱可塑性樹脂と平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数が0.15以上であれば、一般的なカッターナイフの刃先が外被に対して滑りにくく、確実に刃先を外被に切り込むことができる。また、動摩擦係数が0.40以下であれば、カッターナイフによる外被の切り裂き時における抵抗を低減することができる。
上述した各物性を満たす熱可塑性樹脂としては、ポリアミドまたはポリアミドエラストマーが望ましい。
また、外被を透明または半透明とすることで、外被の外面側から引き裂き紐を視認可能である。
また、小曲率部の幅が1mm以上であれば、切れ裂き作業時に、刃先が小曲率部から脱線することを抑制することができる。
また、外被において、小曲率部に対応する部位を、他の部位の熱可塑性樹脂とは異なる異種熱可塑性樹脂で構成することで、小曲率部における切り込み及び切り裂き作業性等をさらに向上させることができる。
本発明によれば、外被に溝や突起を形成することなく、外被の解体作業性と耐側圧特性とを両立することが可能な光ファイバケーブルを提供することができる。
光ファイバケーブル1を示す斜視図。 光ファイバケーブル1を示す断面図。 光ファイバケーブル1aを示す断面図。 光ファイバケーブル1bを示す断面図。 光ファイバケーブル1cを示す断面図。 光ファイバケーブル1dを示す断面図。 光ファイバケーブル1eを示す断面図。 光ファイバケーブル1fを示す断面図。 光ファイバケーブル1gを示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、光ファイバケーブル1を示す斜視図であり、図2は、長手方向に垂直な断面図である。光ファイバケーブル1は、スロット型の光ファイバケーブルである。光ファイバケーブル1は、ケーブルコア15、テンションメンバ9、引き裂き紐11、外被13等により構成される。なお、光ファイバケーブル1の外径は特に限定されないが、本発明は、例えば30mm以下(10mm~30mm程度)の比較的小径のものに特に好適である。
ケーブルコア15は、スロット17に収容された複数本の光ファイバ心線3等からなる。スロット17は、可撓性を有する樹脂で構成される。スロット17の長手方向には、S方向またはSZ方向に溝19が形成される。複数の光ファイバ心線3は、溝19内に収容される。また、スロット17の内部の略中央には、テンションメンバ9が設けられる。テンションメンバ9は、例えば鋼線である。なお、溝19の形状、配置数や深さは図示した例には限られない。
光ファイバ心線3は、単心の光ファイバ心線であってもよいが、複数の光ファイバ心線が併設された光ファイバテープ心線であることが望ましい。この場合には、隣り合う光ファイバ同士が長手方向に間欠的に接着された間欠接着型光ファイバテープ心線であってもよい。
ケーブルコア15の外周には、押さえ巻き部材5が配置される。押さえ巻き部材5は、例えば、端部同士が重なるように縦添え巻きによってケーブルコア15を一括して覆うように配置される。押さえ巻き部材5は、例えば樹脂テープや、吸水性不織布などが適用可能である。また、押さえ巻き部材5の外周には、図示を省略した粗巻き紐が螺旋状に巻き付けられる。
押さえ巻き部材5の外周側にはケーブルコア15に沿って引き裂き紐11が配置される。図示した例では、ケーブルコア15の中心に対して、互いに対向する位置に、一対の引き裂き紐11が配置される。すなわち、一対の引き裂き紐11は、互いに180度離れた位置に配置される。なお、引き裂き紐11は、1本であってもよく、3本以上の複数本であってもよい。
押さえ巻き部材5の外周には、さらに樹脂製の外被13が設けられる。外被13は、ケーブルコア15と外被13とを覆い、光ファイバケーブル1を被覆して保護するための層である。
外被13は、デュロメータ硬さDが50以上80以下の熱可塑性樹脂からなることが望ましい。デュロメータ硬さDが50未満では、耐側圧特性が低下する。また、デュロメータ硬さDが80超となると、硬すぎて切り裂き性や引き裂き性が悪化する。
また、外被13を構成する熱可塑性樹脂と、平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数は、0.15以上0.40以下であることが望ましい。当該摩擦係数が0.15未満では、外被13に対して刃先が滑りやすく、切り込み性が悪化する恐れがある。一方、当該摩擦係数が0.40超となると、切り裂き性が悪化する恐れがある。なお、炭素工具鋼は、通常のカッターナイフの材質を想定したものである。外被13を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミドまたはポリアミドエラストマーを適用可能である。動摩擦係数は、JISK7125で測定可能である。
なお、外被13には、カーボンブラック等の添加は無くてもよい。この場合、外被13は、透明または半透明となる。このようにすることで、外被13の外面側から引き裂き紐11を視認可能である。
ここで、外被13の外形は、略円形であるが、外被13の周方向の少なくとも一部に小曲率部7が形成される。小曲率部7の曲率(図中D)は、他の部位の曲率(図中E)よりも小さく(すなわち、曲率半径が大きく)形成される。なお、小曲率部7の曲率としては、0.145mm-1以下であることが望ましい。小曲率部7の曲率が0.145mm-1超となると、切り込み時における刃先の滑り抑制効果が小さくなる。
また、小曲率部7の幅(図中A)は、1mm以上であることが望ましい。小曲率部7の幅が1mm以上であれば、外被13の切り裂き時に、刃先が小曲率部7から外れてしまうことを抑制することができる。なお、小曲率部7の幅は、2mm以上であることがより望ましい。
ここで、図1に示すように、小曲率部7の周方向の位置は、光ファイバケーブル1の長手方向で略同一である。すなわち、小曲率部7は、光ファイバケーブル1の長手方向に略まっすぐに形成される。また、断面において、小曲率部7は、ケーブルコア15の中心と、それぞれの引き裂き紐11を結ぶ線の略延長線上の外被13に位置する。すなわち、小曲率部7は、光ファイバケーブル1の中心に対して、対向する位置に1対設けられる。なお、前述したように、本実施形態では、少なくとも小曲率部7の対向方向と直交する位置に、小曲率部7の曲率よりも曲率が大きい高曲率部が設けられる。
なお、断面図において、小曲率部7以外の部位と連続する仮想線(すなわち、円形の外形)を点線で示す。小曲率部7の外面は、この仮想線よりも内側に位置する。すなわち、小曲率部7の肉厚(図中B)は、他の部位の肉厚(図中C)と比較して、外被13の厚みがやや薄くなる。ここで、小曲率部7における外被13の最小厚さは1mm以上4mm以下であることが望ましい。小曲率部7における外被13の最小厚さが1mm未満では、耐側圧特性が確保できない恐れがあり、外被13の最小厚さが4mm超であると、切り裂き性や引き裂き性が悪化する恐れがある。
また、外被13の最厚部の厚さ(図中C)は、小曲率部7における外被13の最小厚さ(図中B)より2%以上厚いことが望ましい。最厚部の外被13の厚みが、外被13の最薄部の厚みに対して2%未満の厚み差であると、本発明の効果が小さくなる。
次に、光ファイバケーブル1の外被の解体・除去方法について説明する。前述したように、まず、光ファイバケーブル1の所望の部位において、カッターナイフの先端を外被の13の外周から小曲率部7にあてがって、ケーブルコア15(押さえ巻き部材5)まで切り込む。次に、刃先が外被13に挿入されたまま、刃を光ファイバケーブル1に沿って移動させ、外被13を切り裂く。この際、刃は小曲率部7に沿って、略まっすぐに移動させて外被13を切り裂く。なお、互いに対向するそれぞれの小曲率部7に対して、同様の作業を行う。
次に、所定の範囲で二分割された外被13を広げて、内部の引き裂き紐11を外被13の開口部から取り出す。引き裂き紐11を、小曲率部7に沿って引き出すことで、外被13を引き裂くことができる。以上により、内部のケーブルコア15を取り出すことができる。
以上、本実施の形態の光ファイバケーブル1によれば、外被13の切れ込み等を行う部位の曲率を所定以下とすることで、外被13の外形による刃先の滑りを抑制することができる。このため、外被13の硬度を過剰に小さくすることなく、解体作業性を向上させることができる。例えば、外被13のデュロメータ硬さDを50以上とすることができる。この結果、耐側圧特性の低下も抑制することができる。このように、外被13の外周面に溝や凸部を形成することなく、外被13の解体作業性を向上させ、さらに耐側圧特性も両立することができる。
なお、本実施形態では、小曲率部7は、曲率が0超であり、所定の曲率で湾曲する。このため、小曲率部7と小曲率部7以外の部位との境界部において、急激な外形の変化を抑制することができる。このため、当該部位における局所的な応力集中を抑制することができる。
また、引き裂き紐11に対応する周方向位置に、小曲率部7を形成することで、切り裂いた際に、引き裂き紐11の取り出しが容易であり、その後の引き裂き作業も容易である。なお、光ファイバケーブル1の互いに対向する位置に一対の小曲率部7を形成することで、外被13を容易に二分割することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、光ファイバケーブル1aの断面図である。なお、以下の説明において、光ファイバケーブル1と同様の構成については、図1~図2等と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
光ファイバケーブル1aは、光ファイバケーブル1と略同様の構成であるが、小曲率部7の形態が異なり、本実施形態では、小曲率部7が略平坦に形成される。すなわち、光ファイバケーブル1aの小曲率部7は、曲率が最小(=0)の場合となる。このように、小曲率部7の外形は、曲面でなくてもよく、平坦とすることもできる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、小曲率部7が平坦であれば小曲率部7の視認性が良く、暗い場所でも手で触った際に小曲率部7の位置が分かりやすい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図4は、光ファイバケーブル1bの断面図である。光ファイバケーブル1bは、光ファイバケーブル1と略同様の構成であるが、小曲率部7の形態が異なり、本実施形態では、小曲率部7が異種樹脂部21で形成される。
外被13において、小曲率部7に対応する部位(異種樹脂部21)は、小曲率部7以外の部位の熱可塑性樹脂とは異なる異種熱可塑性樹脂で構成される。異種樹脂部21を構成する異種熱可塑性樹脂は、デュロメータ硬さDが50以上75以下であり、かつ、小曲率部7以外の部位の熱可塑性樹脂のデュロメータ硬さDよりも5以上小さいことが望ましい。このように、異種樹脂部21を、他の部位よりも小さな硬度とすることで、切り込み作業等が容易となる。
また、異種樹脂部21を構成する異種熱可塑性樹脂と、平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数が0.15以上0.40以下であることが望ましい。当該摩擦係数が0.15未満では、外被13に対して刃先が滑りやすく、切り込み性が悪化する恐れがある。一方、当該摩擦係数が0.40超となると、切り裂き性が悪化する恐れがある。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、小曲率部7に対応する部位を異種樹脂部21とすることで、より切り込み作業性等を向上させることができる。なお、異種樹脂部21は、外被13の外周面からケーブルコア15までの全深さに対して配置してもよく、又は、外被13の外周面から所定の深さ(外被の厚み未満)まで配置し、ケーブルコア15の外周部には、他の部位と同じ熱可塑性樹脂で構成してもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図5は、光ファイバケーブル1cの断面図である。光ファイバケーブル1cは、光ファイバケーブル1と略同様の構成であるが、外被13の外形が異なる。
光ファイバケーブル1cは、外被13が略楕円形に形成される。この場合、外被13の周方向の位置に応じて、曲率が連続するように変化する。なお、ケーブルコア15の外形は略円形である。
なお、この場合、小曲率部7の曲率は短径部における曲率(図中D)であり、小曲率部7以外の部位(高曲率部)の曲率は、長径部における曲率(図中E)とする。なお、小曲率部7の幅は規定できないが、例えば、曲率が0.145mm-1以下の範囲の幅を小曲率部7の幅として定義してもよい。
また、図6に示す光ファイバケーブル1dのように、略三角形(おにぎり型)としてもよい。この場合でも、外被13は、周方向に曲率が連続して変化する。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、外被13の外形を略円形としなくてもよい。但し、外被13の全周にわたって曲率を連続的に変化させると、小曲率部7の範囲を視認しにくいため、小曲率部7も小曲率部7以外も部位も、それぞれ一定の曲率とすることが望ましい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。図7は、光ファイバケーブル1eの断面図である。光ファイバケーブル1eは、光ファイバケーブル1と略同様の構成であるが、外被13の外形が異なる。
光ファイバケーブル1eは、外被13が略六角形に形成される。すなわち、外周の一部が略平坦に形成される。前述したように、平坦部は曲率が0の部位となる。
第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、外被13の外形を多角形としてもよい。但し、外被13の一部に角部が形成され、角部において応力集中が起こる恐れがあるため、少なくとも小曲率部7以外は曲面で構成することが望ましい。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。図8は、光ファイバケーブル1fの断面図である。光ファイバケーブル1fは、光ファイバケーブル1と略同様の構成であるが、外被13の形態が異なる。
光ファイバケーブル1fは、外被13の外周に、他の外被13aが形成される。すなわち、外被が2重構造となる。外被13と外被13aの間には引き裂き紐11aが配置される。この場合、例えば、外被13aには対候性や難燃性等を付与し、外被13は透明または半透明としてもよい。また、内層側の外被13に対して、外層側の外被13aの硬度を小さくして、耐側圧特性を内層側で得てもよい。又は、内層側の外被13に対して、外層側の外被13aの硬度を大きくしてもよい。この場合、外被13aの硬度を高めることで耐側圧特性を確保しても、外層は径が大きいため、切り込み性等が良好であり、内層側は硬度を低くして切り込み性等を上げることができる。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、外被を2重構造として各層の特性を変えることで、それぞれの層に別々に機能を付すことができる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について説明する。図9は、光ファイバケーブル1gの断面図である。光ファイバケーブル1gは、光ファイバケーブル1と略同様の構成であるが、断面構造が異なる。
光ファイバケーブル1gは、スロット型の光ファイバケーブル1とは異なり、スロットレス型の光ファイバケーブルである。光ファイバケーブル1gのケーブルコア15aは、複数の光ファイバ心線3が束ねられた光ファイバユニットからなる。より詳細には、複数の光ファイバ心線3が撚り合わせられて光ファイバユニットが構成され、複数の光ファイバユニットを集合して、ケーブルコア15aが形成される。なお、各光ファイバユニットは、例えばバンドル材などによって束ねられて、他の光ファイバユニットと区別される。
ケーブルコア15aの外周には押さえ巻き部材5が巻き付けられる。押さえ巻き部材5の外周には、外被13が配置される。外被13の内部には、ケーブルコア15aを挟んで対向する位置に一対のテンションメンバ9が設けられる。また、押さえ巻き部材5の外周であって、テンションメンバ9の対向方向と略直交する方向に、ケーブルコア15を挟んで対向するように一対の引き裂き紐11が設けられる。
第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、本発明は、スロットレスタイプの光ファイバケーブルにも適用可能である。
各種の光ファイバケーブルを作成して、「側圧時損失増加」、「切り込み性」、「切り裂き性」及び「低温での亀裂」について評価した。各種の条件等を表1に示し、評価結果を表2に示す。
Figure 2022092835000002
Figure 2022092835000003
(光ファイバケーブル)
スロットロッドに光ファイバテープ心線を収容し、外周に押さえ巻きテープが巻回してケーブルコアを形成した。スロットロッドの溝は、一方向のらせん状とした。光ファイバテープ心線は、4心テープ心線を6枚を使用し、計24心とした。
外被は、LLDPEとHDPEとの混合樹脂、ポリアミドエラストマー、ナイロン12又はLLDPEを用いた。ポリアミドエラストマーは高強度なハードセグメントと柔軟なソフトセグメントの構成を調整する事で硬度などの物性を変化させることができる。また、金属と高分子の摩擦係数には両材料の親和性が影響する。高分子の極性基の種類や割合を変更する事で、バルクとしての硬度や引張強度の変化を抑え、摩擦係数を変化させる事が可能である。今回はカーボンブラックや難燃粒子は添加しなかったため、外被上から引き裂き紐の位置が確認できた。なお、ポリアミドエラストマー以外の材料はカーボンブラックを添加した黒色材料である。
なお、被覆厚差((Y-X)/Y)が0の比較例2、4は、小曲率部を形成しないものである。また、比較例4においては、小曲率部に代えて、切り裂き紐の外周部における外被に溝を形成したものである。
(側圧試験)
サンプルのケーブルを長さ100mmの平板で挟み、平板上部から2940Nの荷重をかけた際の伝送損失増加を測定した。「側圧時損失増加」は、伝送損失増加が0.1dB/心以下であった場合に合格(〇)とし、0.1dB/心より大きかった場合に不合格(×)とした。
(ケーブル切り込み試験)
サンプルのケーブル端末において、引き裂き紐の外側にカッターナイフ(OLFA製NXL-500、刃幅18mm)を押し当てて、10mm程度繰り返し刃先を動かして外被を切り込んだ。試験数は、n=5で試験を行った。「切り込み性」は、全ての試験で、おおよそ真っすぐに切り込みを入れる事ができ、刃先が押さえ巻きに到達した場合に合格(〇)とし、1回でも刃先が滑って外被を切り込めない場合や、斜めに切れ込みが入ってしまった場合に不合格(×)とした。なお、試験毎にカッターナイフの刃を折り、欠けのない刃で試験を行った。
(ケーブル切り裂き試験)
切り込み試験において切込みを入れた位置から、ケーブル長手方向に真っすぐ刃を移動させて外被を切り裂いた。試験は、n=5で行った。「切り裂き性」は、全てで、軽い力で100mm切り裂けた場合に、合格かつ良好な作業性(◎)と評価し、重くはあるが切り裂けた場合に合格(〇)とし、1回でも抵抗が大きく刃が進まずに切り裂けない場合や、必要な力が非常に大きく切れ目が狙いの位置から大きくずれてしまった場合に不合格(×)とした。なお、切り込みができない場合には、切り裂きを行うことができないため、切り込みで不合格となったサンプルは未実施(-)とした。
(低温で衝撃試験)
JIS K 7216の試験方法(A型)に則り、試験サンプルをケーブルに置き換えてケーブルにハンマで打撃を与えて亀裂の有無を確認した。-30度の恒温槽内にて、ケーブルサンプルを片持ちで固定し、先端の曲率がR1.6のハンマを速さ2m/sで小曲率部または刃のガイド用の溝上部に打撃を加えた。試験数はn=10とした。「低温での亀裂」は、全て亀裂の生じなかった場合に合格(〇)とし、1つでも亀裂が生じた場合に不合格(×)とした。
表2に示すように、外被の周方向の1部に曲率が0.145mm-1以下の小曲率部が形成され、外被のデュロメータ硬さDが50以上80以下の熱可塑性樹脂からなる実施例1~8は、いずれも○以上の評価となった。また、外被の動摩擦係数が0.15以上0.40以下であり、小曲率部における外被の最小厚さが1mm以上4mm以下である実施例1、2、4~7は、切り裂き性が◎であった。
一方、比較例1は、外被のデュロメータ硬さDが50未満であり、側圧時損失増加が×となった。また、比較例2は、小曲率部を形成せず、全体の曲率が0.145mm-1を超えているため、切り込み性が×となった。また、比較例3は、外被のデュロメータ硬さDが80を超えているため、切り込み性が×となった。また、比較例4は、外被に溝を形成し、外形に急激な形状変化部を有するため、低温での亀裂が生じた。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g………光ファイバケーブル
3………光ファイバ心線
5………押さえ巻き部材
7………小曲率部
9………テンションメンバ
11、11a………引き裂き紐
13、13a………外被
15、15a………ケーブルコア
17………スロット
19………溝
21………異種樹脂部

Claims (10)

  1. 複数の光ファイバ心線からなるケーブルコアと、
    前記ケーブルコアに沿って配置される引き裂き紐と、
    前記ケーブルコアと前記引き裂き紐とを覆う外被と、
    を具備し、
    前記外被の周方向の少なくとも1部に、曲率が0.145mm-1以下の小曲率部が形成され、
    前記小曲率部の周方向の位置が、光ファイバケーブルの長手方向で略同一であり、
    前記外被はデュロメータ硬さDが50以上80以下の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記小曲率部における前記外被の最小厚さは1mm以上4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記小曲率部は、前記ケーブルコアの中心と前記引き裂き紐を結ぶ線の略延長線上に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記小曲率部は、光ファイバケーブルの中心に対して、対向する位置に1対設けられ、前記小曲率部の対向方向と直交する位置に、前記小曲率部の曲率よりも曲率が大きい高曲率部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記小曲率部は略平坦であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記外被を構成する熱可塑性樹脂と平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数が0.15以上0.40以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
  7. 前記熱可塑性樹脂は、ポリアミドまたはポリアミドエラストマーからなる請求項1から請求項6のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
  8. 前記外被は、透明または半透明であり、前記外被の外面側から前記引き裂き紐を視認可能であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
  9. 前記小曲率部の幅は、1mm以上であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
  10. 前記外被において、前記小曲率部に対応する部位は、前記小曲率部以外の部位の熱可塑性樹脂とは異なる異種熱可塑性樹脂で構成され、前記異種熱可塑性樹脂は、デュロメータ硬さDが50以上75以下であり、かつ、前記小曲率部以外の部位の熱可塑性樹脂のデュロメータ硬さDよりも5以上小さく、
    前記異種熱可塑性樹脂と平滑な炭素工具鋼に対する動摩擦係数が0.15以上0.40以下であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の光ファイバケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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