JP2022092711A - 放射線撮像装置及び放射線撮像システム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像結果に対する画質の低下を抑制しつつ放射線撮像装置が備えるバッテリへの充電に伴う動作をより好適な態様で制御する。【解決手段】放射線を検出した検出結果に応じた画像信号を取得することにより放射線画像の撮像を行う放射線撮像部311と、放射線撮像部311に電力を供給するバッテリ316と、放射線撮像部311及びバッテリ316を収める筺体310と、を有する放射線撮像装置300を含む放射線撮像システム1であって、バッテリ316の充電を行う充電動作を制御する制御回路501と、制御回路501によって制御されて充電動作でのバッテリ316への出力電力を作成する電力生成回路502と、が筐体310に収められずに筐体310の外部に設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、放射線撮像装置及び放射線撮像システムに関する。
被写体の撮像結果に応じた静止画像や動画像等の画像を電子的なデータとして記録する技術が一般的に知られている。このような画像を電子的なデータとして記録する技術は、患部(被写体)の画像を撮像する所謂医療用撮像装置にも適用されている。医療用撮像装置の一例としては、例えば、被写体を透過した放射線(例えば、X線等)の検出結果を利用して患部(被写体)の放射線画像を撮像する放射線撮像装置が知られている。特に近年では、リアルタイムで患部の撮像結果に応じた放射線画像を提示可能な放射線撮像装置も提案されている。また、近年では、FPD(Flat Panel Detector)と称される、フラットパネル式の放射線撮像装置(放射線検出器)も提案されている。
上述したフラットパネル式の放射線撮像装置は、例えば、駆動の電力の供給源として所謂バッテリのような内部給電手段を利用し、無線通信等を利用して外部装置とデータの送受信を可能とすることで、可搬型の医療用撮像装置として実現することも可能である。また、このような内部給電手段を備える可搬型の医療用撮像装置として、給電ケーブルを介して外部の電源供給ユニットに接続することで、当該内部給電手段への電力の充電が可能なものも提案されている。例えば、特許文献1には、バッテリを内蔵し、ケーブルレスで駆動する可搬型の放射線撮像装置の一例が開示されている。特許文献1では、バッテリに対する充電に際し、当該バッテリに対して大容量の電力が供給されることで、充電と並行して撮像が行われている場合に、撮像結果に応じた画像信号に対してノイズが重畳し、結果として画質が低下する課題が開示されている。当該課題に対して、特許文献1では、放射線画像の撮像中や放射線画像の無線通信中にバッテリへの充電を制限することが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された方法であっても、バッテリを充電するための給電回路等の機構が充電によって発熱した場合、放射線撮像装置の画素の特性を変化させてしまい、撮像結果に応じた画像信号の画質が低下するおそれがある。
本発明は上記の問題を鑑み、撮像結果に対する画質の低下を抑制し、放射線撮像装置が備えるバッテリへの充電に伴う動作をより好適な態様で制御することを目的とする。
本発明の放射線撮像システムは、二次元行列状に配列された複数の画素によって照射された放射線を検出した検出結果に応じた画像信号を取得することにより放射線画像の撮像を行う放射線撮像部と、前記放射線撮像部に電力を供給するバッテリと、前記放射線撮像部及び前記バッテリを収める筺体と、を有する放射線撮像装置を含む放射線撮像システムであって、前記バッテリの充電を行う充電動作を制御する制御回路と、当該制御回路によって制御されて前記充電動作での前記バッテリへの出力電力を作成する電力生成回路と、が前記筐体に収められずに前記筐体の外部に設けられている、ことを特徴とする。また、本発明の放射線撮像装置は、二次元行列状に配列された複数の画素によって照射された放射線を検出した検出結果に応じた画像信号を取得することにより放射線画像の撮像を行う放射線撮像部と、前記放射線撮像部に電力を供給するバッテリと、前記放射線撮像部及び前記バッテリを収める筺体と、を有する放射線撮像装置であって、前記バッテリは、前記筐体に収められずに前記筐体の外部に設けられている、前記バッテリを充電する充電動作を制御する制御回路と、当該制御回路によって制御されて前記充電動作でのの前記バッテリへの出力電力を作成する電力生成回路と、を含む充電制御部からのみ充電されることを特徴とする。
本発明によれば、撮像結果に対する画質の低下を抑制し、放射線撮像装置が備えるバッテリへの充電に伴う動作をより好適な態様で制御することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。なお、放射線という用語は、例えば、X線の他、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線を含みうる。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、本開示では、静止画像と動画像とを特に区別しない場合には、単に「画像」と称する場合がある。すなわち、単に「画像」と記載した場合には、特に説明が無い限りは、「静止画像」と「動画像」とのいずれも含み得るものとする。
図1を参照して、本実施形態に係る放射線撮像システム1のシステム構成の一例について説明する。放射線撮像システム1は、放射線発生装置100と、制御システム200と、放射線撮像装置300とを含む。放射線発生装置100、制御システム200、及び放射線撮像装置300は、所定のネットワークを介して接続されており、相互に情報やデータを送受信することが可能である。また、制御システム200は、院内ネットワーク等のネットワークを介して、当該ネットワークに接続された院内サーバ400等のような他の装置と情報やデータを送受信可能に接続されていてもよい。なお、放射線撮像システム1に含まれる各構成間を接続するネットワークの種別は特に限定されない。具体的な一例として、上記ネットワークは、インターネット、専用線、LAN(Local Area Network)、または、WAN(Wide Area Network)等により構成されていてもよい。また、上記ネットワークは、有線のネットワークにより構成されていてもよいし、無線のネットワークにより構成されていてもよい。また、上記ネットワークは、複数のネットワークを含んでもよく、一部のネットワークとして、他のネットワークと異なる種別のネットワークが適用されてもよい。また、上述した各装置間の通信が論理的に確立されていればよく、上記ネットワークの物理的な構成は特に限定されない。具体的な一例として、上述した各装置間のうち少なくとも2以上の装置間の通信が他の通信装置等により中継されてもよい。
放射線発生装置100は、例えば、X線等のような放射線を発生させ、この放射線を被写体H(例えば、患者)に向けて曝射する。放射線発生装置100は、放射線管111と、制御部112と、曝射スイッチ113とを含む。放射線管111は、電子を高電圧で加速して陽極に衝突させることで放射線を発生させる。制御部112は、放射線管111の動作を制御する。曝射スイッチ113は、放射線発生装置100が、放射線の曝射に係る指示をユーザから受け付けるための入力デバイスである。制御部112は、曝射スイッチ113が押下されると、あらかじめ設定された放射線の曝射条件に基づき放射線管111の動作を制御することで、放射線管111に放射線を曝射させる。
放射線撮像装置300は、被写体(例えば、患部)の放射線画像の撮像を行う。具体的には、放射線撮像装置300は、放射線発生装置100から曝射され、被写体(患者)を透過した放射線を検出し、当該検出結果に応じた患部の放射線画像(撮像画像)の画像信号を出力する。また、放射線撮像装置300は、上記画像信号に基づき放射線画像の画像データを生成してもよい。また、放射線撮像装置300は、バッテリ316による電力の供給に基づき動作可能に構成されている。放射線撮像装置300は、放射線撮像部311と、制御回路314と、電源回路315と、バッテリ316と、コネクタ317と、無線通信器318とを含む。また、放射線撮像装置300は、放射線撮像部311と、制御回路314と、電源回路315と、バッテリ316と、無線通信器318と、を収める筺体310を含み、コネクタ317は筐体310の側面に配置され得る。
放射線撮像部311は、放射線発生装置100から照射され、被検体を透過した放射線を検出し、当該検出結果に応じた画像信号を生成して取得し、当該画像信号に基づいて放射線画像を取得することにより、放射線画像の撮像を行う。具体的には、放射線撮像部311は、二次元行列状に配列された複数の画素を含む画素アレイ320と、駆動回路312と、読出回路313とを含む。画素320は、例えば、光電変換素子とスイッチングトランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)とを含む。画素は、放射線を電気信号に変換したうえで、当該電気信号を蓄積し、所定の制御信号をトリガとして、当該電気信号の蓄積結果を画像信号として所定の出力先(例えば、読出回路313)に出力する。なお、放射線を電気信号に変換する方法は特に限定されない。具体的な一例として、画素は、蛍光体を利用して放射線を可視光に変換したうえで、光電変換素子を利用して当該可視光を電気信号に変換するように構成されていてもよい。また、他の一例として、画素は、放射線を直接電気信号に変換するように構成されていてもよい。駆動回路312は、画素アレイ320の中から、画像信号の読み出しの対象とする画素を順次選択し、当該画素のスイッチングトランジスタに対して駆動信号を供給する。読出回路313は、各画素320に蓄積された画像信号を読み出し、当該画像信号を所定の出力先に出力する。放射線撮像部311が駆動するために必要な電源の生成を行う電源回路315は、放射線撮像装置300の各部に対する電力の供給に係る制御を行い得る。バッテリ316は、放射線撮像装置300の放射線撮像部311等の各部に対して電力の供給を行うために、電源回路315へ必要な電力を供給し得る。無線通信器318は、無線の伝送経路を介して他の装置と情報やデータの送受信を行う。例えば、無線通信器318は、制御システム200から送信された放射線撮像装置300の動作の制御に係る制御信号を受信し、当該制御信号を制御回路314に出力してもよい。これにより、制御回路314は、制御システム200からの指示に基づき、放射線撮像装置300の各部の動作を制御することが可能となる。また、無線通信器318は、制御回路314からの指示に応じて各種情報や各種データを制御システム200に送信してもよい。これにより、例えば、放射線撮像装置300の状態を示す情報や、放射線撮像装置300による撮像結果に応じた画像データを、制御システム200に伝送することが可能となる。コネクタ317は、放射線撮像装置300の各部が、外部の装置との間で各種信号、各種情報、及び各種データの送受信を行うためのインタフェースである。コネクタ317により、放射線撮像装置300と外部の装置との電気的な接続がなされ得る。具体的な一例として、コネクタ317に対して、電力を供給するためのケーブル600が接続され、当該ケーブル600を介して筺体310より外部の装置(例えば、後述する中継装置212に設けられた充電制御部500)から電力信号が供給されてもよい。これにより、充電制御部500は、コネクタ317に接続されたケーブル600を介して供給される電力信号に基づき、バッテリ316の充電を行うことが可能となる。また、他の一例として、コネクタ317に対して、各種情報や各種データを伝送するための伝送ケーブルが接続され、当該伝送ケーブルを介して外部の装置に、放射線撮像部311から出力される画像信号が伝送されてもよい。制御回路314は、放射線撮像装置300の各部の動作を制御する。具体的には、制御回路314は、所定の記憶領域に記憶されたプログラムを展開して実行することで、放射線撮像部311、電源回路315、及び無線通信器318等の動作を制御する。また、制御回路314は、放射線撮像部311から画像信号の出力を受けて、外部の装置への当該画像信号の伝送に係る制御を行ってもよい。例えば、制御回路314は、放射線撮像部311から出力される画像信号が、コネクタ317に接続された伝送ケーブルを介して他の装置に伝送されるように制御してもよい。また、他の一例として、制御回路314は、無線通信器318を利用することで、放射線撮像部311から出力される画像信号が、無線の伝送経路を介して他の装置に伝送されるように制御してもよい。また、制御回路314は、放射線撮像部311から出力されるアナログの画像信号をデジタル信号に変換して当該デジタル信号に基づく画像データを生成し、当該画像データが他の装置に伝送されるように制御してもよい。
制御システム200は、制御装置211と、中継装置212とを含む。また、制御システム200は、無線通信器213を含んでもよく、出力装置214を含んでもよい。
出力装置214は、各種情報を出力することで当該情報をユーザに提示するための装置である。例えば、出力装置214は、ディスプレイ等のような表示装置により実現されてもよい。この場合には、出力装置214は、所望の情報を画面上に表示させることで、当該情報をユーザに提示する。また、出力装置214は、スピーカ等のようは音響出力デバイスを含んでもよい。これにより、出力装置214は、電子音や音声等のような音響を出力することで、所望の情報をユーザに提示することが可能となる。なお、上記はあくまで一例であり、出力装置214の構成は、情報の出力方法に応じて適宜変更されてもよい。
制御装置211は、所定の通信経路を介して放射線撮像装置300と通信を行うことで、放射線撮像装置300の状態の監視や、放射線撮像装置300の動作の制御を行う。具体的な一例として、制御装置211は、無線通信器213を利用することで、無線の伝送経路を介して放射線撮像装置300と通信を行ってもよい。また、制御装置211は、放射線撮像装置300と連動するように、放射線発生装置100の動作を制御してもよい。具体的な一例として、曝射スイッチ113に替えて、制御装置211が、制御部112に対して放射線の曝射に係る指示を行ってもよい。これにより、例えば、制御装置211は、放射線発生装置100による放射線の曝射タイミングと、放射線撮像装置300による当該放射線の検出タイミングと、を同期させることも可能となる。制御装置211は、院内ネットワーク等のネットワークを介して、当該ネットワークに接続された他の装置(例えば、院内サーバ400)から、放射線撮像装置300や放射線発生装置100の制御に係る各種情報を取得してもよい。制御装置211は、出力装置214に各種情報を出力させることで、ユーザに対して当該情報を提示してもよい。具体的な一例として、制御装置211は、放射線撮像装置300から画像信号を取得し、当該画像信号に基づく画像を生成して出力装置214に出力させてもよい。これにより、ユーザは、放射線撮像装置300による撮像結果に応じた放射線画像を、出力装置214を介して確認することが可能となる。また、制御装置211は、画像解析や画像処理に係る機能を備えていてもよい。この場合には、例えば、制御装置211は、放射線撮像装置300から取得した画像信号に基づく放射線画像に対して画像解析を施すことで、当該放射線画像中に撮像された所望の被写体(例えば、患部)を検出してもよい。また、他の一例として、制御装置211は、放射線撮像装置300から取得した画像信号に基づく放射線画像に対して所望の画像処理を施したうえで、画像処理後の当該放射線画像を出力装置214に出力させてもよい。なお、上述した制御装置211の各種機能については、ソフトウェア的に実現されてもよい。この場合には、制御装置211は、所定の記憶領域に記憶されたプログラムを展開して実行することで、上述した各種機能を実現してもよい。また、他の一例として、上述した制御装置211の各種機能が、専用のICやプログラム可能なIC等を利用することでハードウェア的に実現されてもよい。
なお、図1では明示していないが、放射線の検出にグリッドが用いられてもよいし、放射線撮像装置300がブッキーテーブルや臥位スタンドに設置されて使用されてもよい。また、バッテリ316の充電器が個別に設けられていてもよい。また、制御装置211として複数の装置が設けられていてもよいし、制御システム200の一連の構成が可搬型の端末装置(例えば、モバイルPC)により実現されてもよい。また、制御装置211と放射線撮像装置300との間で情報やデータの送受信が可能であれば、そのための通信方法やネットワークの種別は特に限定されない。これは、制御装置211と放射線発生装置100との間についても同様である。また、1つの放射線撮像装置300に対して複数の制御システム200がネットワークを介して接続されていてもよいし、複数の放射線撮像装置300に対して1つの制御システム200がネットワークを介して接続されていてもよい。すなわち、n個(nは1以上の整数)の放射線撮像装置300に対して、m個(mは1以上の整数)の制御システム200がネットワークを介して接続されていてもよい。
中継装置212は、制御装置211と、放射線撮像装置300及び放射線発生装置100のそれぞれと、の間の各種信号、各種情報、及び各種データの伝送を仲介する。例えば、中継装置212は、制御装置211から送信された制御信号を、放射線撮像装置300や放射線発生装置100に伝送してもよい。また、中継装置212は、放射線撮像装置300から送信された画像信号を制御装置211に出力してもよい。また、中継装置212は、充電制御部500を含み、放射線撮像装置300に対して給電ケーブルを介して給電信号を伝送してもよい。これにより、放射線撮像装置300は、当該給電信号に基づき内蔵するバッテリ316の充電を行うことが可能となる。
ここで、充電制御部500は、バッテリ316の充電に関わる電源の生成、及び、制御を行い得る。筺体310の外部に設けられた充電制御部500は、ケーブル600、コネクタ317、及び、充電用経路309を介して、バッテリ316と電気的に接続され得る。このように、充電制御部500を放射線撮像装置300の筐体310外に配置することで、バッテリ316の充電時に充電制御部500で発生し得るノイズや発熱を放射線撮像装置300内から取り払うことができる。その結果、放射線撮像装置300は、充電時に充電制御部500に起因するアーチファクトの影響を受けずに、良好な画像取得が可能となる。なお、充電用経路309は、充電電流をバッテリ316へ流す専用の経路であり、例として、フラットケーブル、束線、または基板を介して接続される。充電電流は、撮影の駆動、画像に影響を与えるため、放射線撮像装置300の撮像動作や転送動作に使用される経路と分離されて配置されることが好ましい。なお、図1に示す例では、充電用経路309は、コネクタ317とバッテリ316の間に設けられてコネクタ317とバッテリ316とを電気的に接続する。また、図2に示すように、充電用経路309は、放射線撮像装置300内だけではなくケーブル600内を通るように、充電制御部500からコネクタ317を通ってバッテリ316まで直接接続するように構成してもよい。充電用経路309を放射線撮像装置300の撮像動作や転送動作に使用される経路と分離されて設けることで、充電に伴う充電電流の影響を低減することができる。その結果、放射線撮像装置300は、充電による更なるアーチファクトの影響を抑制し、良好な画像取得が可能となる。さらに、放射線撮像装置300の動作に依存せず充電が行えるため、充電不足に陥る可能性を下げることができる。
次に、図3を用いて充電制御部500の構成及び機能について説明する。充電制御部500は、充電動作制御回路501、充電用電源回路502、充電量制御回路503、タイマー回路504、電圧監視回路505、温度監視回路506、電流監視回路507を含み得る。充電制御部500は、放射線撮像装置300の撮像動作や転送動作とは同期せずに、バッテリ316の電圧や温度情報を元に、充電のON/OFF制御や充電量の制御を行うことができる。ただし、放射線撮像装置300や放射線発生装置100、制御システム200等の動作と同期して制御されても良い。
充電動作制御回路501は、バッテリ316を充電する充電を行うか否かといった充電動作を制御する回路である。充電動作制御回路501は、各監視回路(電圧監視回路505、温度監視回路506、電流監視回路507)やタイマー回路504の情報に基づいて充電動作の開始や停止を制御する。また、充電動作制御回路501は、電圧監視回路505からの情報に基づいて、定電圧充電動作や定電流充電動作の切り替えも行い得る。また、充電動作制御回路501は、放射線撮像装置300や中継装置201から充電停止要求を受けた場合には充電動作を停止し、一方でバッテリ316の異常等により充電できない場合には、放射線撮像装置300や中継装置201へその旨の通知を行い得る。充電用電源回路502は、充電動作制御回路501により制御され、入力電力からバッテリ316の充電を行う充電動作でのバッテリ316への出力電力を作成する電力生成回路である。充電量制御回路503は、充電するときのバッテリ316へ流す充電電流の量を制御する回路である。充電動作制御回路501により、充電が開始されると、充電量制御回路503によって決められた充電電流を充電用経路309を介して充電用電源回路502からバッテリ316へ流し、充電を行う。なお、充電電流量は、放射線撮像装置300や中継装置201などに応じて適宜調整され得る。タイマー回路504は、充電が開始されてからの時間を計測し、設定された時間が経過すると、充電動作制御回路501に充電停止要求を送信し、充電を停止させる。これにより、バッテリ316への過充電を防止し得る。電圧監視回路505は、バッテリ316の出力電圧を検出して監視する。温度監視回路506は、バッテリ316の温度を検出して監視する。バッテリ316の出力電圧及び温度の検出及び/又は監視結果は充電動作制御回路501へ伝達され得る。検出及び/又は監視結果に異状がある場合には、充電動作制御回路501へ充電停止要求を送信して充電を停止させ得る。また、電流監視回路507は、充電電流を監視し、ショートなどにより異常電流(設定値よりの大きい電流)が流れた時は、充電動作制御回路501に充電停止要求を送信し、充電を停止させ得る。
ここで、充電制御部500において、充電動作制御回路501及び充電用電源回路502は、充電動作時における発振に基づくノイズ及び/又は発熱の発生源となり得る回路である。そのため、充電動作制御回路501及び充電用電源回路502は、放射線撮像装置300の筐体310に収められずに筺体310の外部に設けられる。一方、充電量制御回路503、タイマー回路504、電圧監視回路505、温度監視回路506、及び、電流監視回路507は、充電動作時における発振に基づくノイズ及び/又は発熱にはほとんど寄与しない。そのため、これらの回路は放射線撮像装置300の筐体310に収められてもよい。なお、電圧監視回路505、温度監視回路506、及び、電流監視回路507は、バッテリ316までの経路の長さによっては経路の寄生抵抗及び/又は寄生容量により検出精度が低下するおそれがある。そのため、検出精度の低下の如何によっては、放射線撮像装置300の筐体310に収められる方が好ましい。
なお、図1では、中継装置201に充電制御部500が備えられる例を用いて説明したが、本発明はそのような構成に限定されるものではない。図4に示すように、ケーブルコネクタ601に備えられていても良く、その場合であっても放射線撮像装置300の筐体310の外部に備えられていることとなる。このように、充電制御部500を放射線撮像装置300の筐体310外に配置することで、バッテリ316は放射線撮像装置300の筐体316の外部に設けられた充電制御部500からのみ充電されることとなる。それにより、バッテリ316の充電時に充電制御部500で発生し得るノイズや発熱を放射線撮像装置300内から取り払うことができる。その結果、放射線撮像装置300は、充電時に充電制御部500に起因するアーチファクトの影響を受けずに、良好な画像取得が可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、図1乃至図4を参照して説明したシステム構成やハードウェア構成はあくまで一例であり、放射線撮像システム1のシステム構成や、制御装置211のハードウェア構成を限定するものではない。すなわち、本開示に係る技術思想を逸脱しない範囲で、一部の構成が適宜変更されてもよい。
具体的な一例として、制御システム200に含まれる各構成が、1つの装置として実現されてもよい。
また、他の一例として、1つの放射線撮像装置300に対して複数の制御システム200が接続されてもよい。この場合には、放射線撮像装置300は、複数の制御システム200それぞれから指示を受け付けてもよいし、認証等により特定された一部の制御システム200からの指示を受け付けてもよい。また、放射線撮像装置300は、撮像結果に応じた放射線画像の画像データを、複数の制御システム200それぞれに対して送信してもよいし、認証等により特定された一部の制御システム200に対して送信してもよい。
また、上記実施形態では、本発明に係る技術を放射線撮像システムに適用する場合の一例について説明したが、必ずしも本発明に係る技術の適用先を限定するものではない。具体的には、バッテリからの電源供給に基づき駆動可能であり、かつ当該バッテリに対して充電が可能な放射線撮像装置を適用可能であれば、本発明に係る技術を適用することが可能である。例えば、内視鏡装置及び顕微鏡装置等の医療用撮像装置を含む医療用撮像システムに対して、本発明に係る技術を適用することも可能である。また、CT(Computed Tomography)及びMRI(Magnetic Resonance Imaging)等においても、バッテリ駆動が可能な構成の場合には、当該構成の制御に、本発明に係る技術を適用することも可能である。
1 放射線撮像システム
300 放射線撮像装置
310 筺体
311 放射線撮像部
316 バッテリ
501 充電動作制御回路(制御回路)
502 充電用電源回路(電力生成回路)
300 放射線撮像装置
310 筺体
311 放射線撮像部
316 バッテリ
501 充電動作制御回路(制御回路)
502 充電用電源回路(電力生成回路)
Claims (12)
- 二次元行列状に配列された複数の画素によって照射された放射線を検出した検出結果に応じた画像信号を取得することにより放射線画像の撮像を行う放射線撮像部と、前記放射線撮像部に電力を供給するバッテリと、前記放射線撮像部及び前記バッテリを収める筺体と、を有する放射線撮像装置を含む放射線撮像システムであって、
前記バッテリの充電を行う充電動作を制御する制御回路と、当該制御回路によって制御されて前記充電動作での前記バッテリへの出力電力を作成する電力生成回路と、が前記筐体に収められずに前記筐体の外部に設けられている、ことを特徴とする放射線撮像システム。 - 前記放射線撮像装置の動作を制御する制御装置と、
前記放射線を発生する放射線発生装置と前記放射線撮像装置の動作の同期をとるために前記制御装置と前記放射線撮像装置と前記放射線発生装置の通信を中継する中継装置と、
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。 - 前記放射線撮像装置は、前記放射線撮像装置と外部の装置との電気的な接続を図るためのコネクタが前記筐体に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像システム。
- 前記電力生成回路からの充電電流を前記バッテリへ流す専用の経路を更に有し、
前記経路は、前記コネクタと前記バッテリとの間に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。 - 前記電力生成回路からの充電電流を前記バッテリへ流す専用の経路を更に有し、
前記経路は、前記コネクタを通って前記電力生成回路と前記バッテリとを直接接続するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。 - 前記コネクタと前記外部の装置とを接続するために前記コネクタと接続されるケーブルを更に有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
- 前記ケーブルは、前記コネクタと接続するためのケーブルコネクタを更に有し、
前記ケーブルコネクタは、前記制御回路及び前記電力生成回路を含むことを特徴とする請求項6に記載の放射線撮像システム。 - 前記中継装置は、前記制御回路及び前記電力生成回路を含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
- 前記放射線撮像部は、前記複数の画素を含む画素アレイと、前記画素アレイの中から前記画像信号の読み出しの対象とする画素を順次選択するために駆動信号を供給する駆動回路と、前記画素アレイから前記画像信号を読み出す読出回路と、を含み、
前記放射線撮像装置は、前記放射線撮像部が駆動するために必要な電源の生成を行う電源回路を更に含み、
前記バッテリは、前記電源回路に必要な電力を供給することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。 - 前記バッテリの出力電圧を監視する電圧監視回路と、前記バッテリの温度を監視する温度監視回路と、前記バッテリを充電する際の充電電流を監視する電流監視回路と、を更に備え、
前記制御回路は、前記電圧監視回路、前記温度監視回路、及び、前記電流監視回路からの情報に基づいて前記充電動作を制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。 - 前記電圧監視回路、前記温度監視回路、及び、前記電流監視回路は、前記筐体に収められていることを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像システム。
- 二次元行列状に配列された複数の画素によって照射された放射線を検出した検出結果に応じた画像信号を取得することにより放射線画像の撮像を行う放射線撮像部と、前記放射線撮像部に電力を供給するバッテリと、前記放射線撮像部及び前記バッテリを収める筺体と、を有する放射線撮像装置であって、
前記バッテリは、前記筐体に収められずに前記筐体の外部に設けられている、前記バッテリを充電する充電動作を制御する制御回路と、当該制御回路によって制御されて前記充電動作でのの前記バッテリへの出力電力を作成する電力生成回路と、を含む充電制御部からのみ充電されることを特徴とする放射線撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020205578A JP2022092711A (ja) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | 放射線撮像装置及び放射線撮像システム |
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JP2020205578A Pending JP2022092711A (ja) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | 放射線撮像装置及び放射線撮像システム |
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Country | Link |
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2020
- 2020-12-11 JP JP2020205578A patent/JP2022092711A/ja active Pending
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