JP2022092632A - マスク - Google Patents

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【課題】使用者の開口動作に伴いマスク本体の内側で通気空間からの深呼吸を実行可能にする。【解決手段】使用者の口元を覆うように設けられる中心部及び周辺部からなるマスク本体と、使用者の下顎を全体的に覆う面状に形成され且つマスク本体の内側に顎側端部に沿って設けられる顎当てと、マスク本体から使用者の耳を介して顎当てに亘り架け渡される耳掛け紐と、を備え、顎当ては、マスク本体の中心部及び周辺部の内面と厚み方向へ対向する重ね部と、マスク本体の顎側端部から突出する露出部と、重ね部の一部において中心部との間に通気空間を挟んで対向し且つ使用者の開口に伴い中心部と対向した状態を保持しつつ開口方向へ移動自在な顎先部と、を有することを特徴とするマスク。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)令和2年8月19日に「https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%9F-%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF-%E9%96%8B%E5%8F%A3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97-MSK-03/dp/B08G8TVT6F」にて公開 (2)令和2年10月18日に「https://www.pearlizumi.co.jp/detail/61345」にて公開 (3)令和2年8月30日に「https://item.rakuten.co.jp/bebike/msk-03-pearlizumi/」にて公開 (4)令和2年8月30日に「https://item.rakuten.co.jp/aris/pea-msk-03/」にて公開 (5)令和2年8月30日に「https://item.rakuten.co.jp/auc-ad-cycle/pi-nsk-03-2/」にて公開 (6)令和2年8月30日に「https://item.rakuten.co.jp/fitnessclub/fk-pearlizumi-msk-03/?gclid=EAIaIQobChMIqKTOr4e77QIV_p1LBR2QTAtEEAQYAiABEgLV-PD_BwE&scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_cid=1425345009&icm_acid=834-739-7270&icm_agid=56292482632&gclid=EAIaIQobChMIqKTOr4e77QIV_p1LBR2QTAtEEAQYAiABEgLV-PD_BwE」にて公開 (7)令和2年8月30日に「https://www.worldcycle.co.jp/shopdetail/000000055452/」にて公開 (8)令和2年8月30日に「https://www.biccamera.com/bc/item/8551761/」にて公開
特許法第30条第2項適用申請有り (9)令和2年9月3日に「https://online.ysroad.co.jp/shop/g/g4562331736516/」にて公開 (10)令和2年8月30日に「https://www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?SYOCODE=00647669」にて公開 (11)令和2年9月29日に「株式会社カワシマサイクルサプライ」への販売により公開 (12)令和2年9月29日に「ミズタニ自転車株式会社」への販売により公開 (13)令和2年9月29日に「株式会社フカヤ」への販売により公開 (14)令和2年9月29日に「ウエムラサイクルパーツ」への販売により公開 (15)令和2年9月29日に「イワイサイクル」への販売により公開 (16)令和2年9月29日に「ワイズロード」への販売により公開
本発明は、主にサイクリングやランニングなどの運動時に用いられるマスクに関する。
従来、この種のマスクとして、口元を覆う本体部の下縁が頤近傍に位置し、且つ装着紐を耳に係止して本体部で口元を覆った場合において、本体部の下縁と顎との間に隙間ができるように構成したマスクがある(例えば、特許文献1参照)。
装着紐の両端部は、本体部の左右上端部間(上角部)と左右下端部間(下角部)に亘って縫い付けられている。装着紐を耳に掛けた装着時に、本体部の下縁と顎の間に生じた隙間が換気口となるため、通気性及び換気性が向上して、運動時に使用しても息苦しさを軽減している。
本体部の左右下端部間(下角部)には、顎に係止される顎紐が架設され、装着紐を耳に係止して本体部で口元を覆った場合において、顎紐は本体部の下縁と間隔を介して顎に係止されるように構成している。顎に対する顎紐の係止により、本体部の下縁を捲り上げても装着紐が耳から外れて脱落せず、マスク装着状態での水分補給を可能にしている。
また、特許文献1より前の公知技術には、マスクの下縁が顎の近傍に位置し、耳掛けによりマスクで口元を覆った場合において、マスクの下縁と顎との間に隙間ができるように構成したマスクがある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2は、マスク内側に鼻の上部を押さえる第一クッション材と、口元を覆う第二クッション材とを有し、第二クッション材がマスク内側の中央付近に固着され、略馬蹄形で使用者の鼻の直下近傍を頂部とし、下方が解放されている。マスクとなる素地の両端部には伸縮自在の左右一対の耳掛けが固着されている。マスクの使用中は、第二クッション材の下方を解放することにより、使用者の呼気が自然に鉛直下方向に導かれて、マスクの下縁と顎との隙間から排出している。
登録実用新案第3229017号公報 登録実用新案第3204068号公報
ところで、一般的にマスクは、女性や子供向け,男性向けなどの複数種類が用意されている。これに対して使用者は、口,鼻,耳の配置バランスが男女の性別,子供,成人に限らず、それぞれの個人によっても微妙に相違している。
しかし乍ら、特許文献1では、使用者の顎(下顎)と対向する顎紐が一定長さで細く、耳掛け紐の長さが調整不能であるため、使用者に対応するサイズのマスクを選択して着用しても、本体部(マスク本体)や顎紐を使用者の顔面にフィットさせることが困難であり、次のような問題があった。
・マスク本体の中心部分に張りが無く変形し易いために、使用者が大きく息を吸い込んだ場合や、サイクリング又はランニングなどで風圧を受けた場合には、マスク本体の中心部分が口元に向けて凹んでしまい、使用者の口との間に通気用の隙間(通気空間)が確保されず、息苦しくなる。
このため、マスク本体の中心部分が凹む度に、使用者が指でマスク本体の中心部分を摘まみ引き離すなどの補助により凹みを解消する必要があった。特に自転車の乗車中は、使用者が瞬時に手や指を自由に使えないため、凹みの解消が困難であった。
・使用者の下顎に対して顎紐が僅かでも短いと、使用者の開口動作により顎紐が下顎に食い込んで口を開け難い。また顎紐が僅かでも長いと、着用時に弛みが生じて、下顎に対し適切に係止されなくなり、マスク本体を顔面に沿ってフィットさせることが困難となる。
このような課題を解決するために本発明に係るマスクは、使用者の口元を覆うように設けられる中心部及び周辺部からなるマスク本体と、前記使用者の下顎を全体的に覆う面状に形成され且つ前記マスク本体の内側に顎側端部に沿って設けられる顎当てと、前記マスク本体から前記使用者の耳を介して前記顎当てに亘り架け渡される耳掛け紐と、を備え、前記顎当ては、前記マスク本体の前記中心部及び前記周辺部の内面と厚み方向へ対向する重ね部と、前記マスク本体の前記顎側端部から突出する露出部と、前記重ね部の一部において前記中心部との間に通気空間を挟んで対向し且つ前記使用者の開口に伴い前記中心部と対向した状態を保持しつつ開口方向へ移動自在な顎先部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態に係るマスクの全体構成を示す説明図であり、(a)が着用状態で口を閉じた状態の縦断側面図、(b)が着用時で口を開けた状態の縦断側面図である。 マスクを外した状態で外側から見た正面図である。 マスクを外した状態で内側から見た状態を示す説明図であり、(a)が背面図、(b)が通気シートの背面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るマスクAは、図1~図3に示すように、主にサイクリングやランニングなどの運動時に用いられ、咳やクシャミなどの飛沫の飛散を抑制するための一般向け布製の家庭用マスクである。
マスクAのサイズは、女性や子供向け,男性向けなどの複数種類が用意される。
詳しく説明すると、本発明の実施形態に係るマスクAは、使用者Uの口元を覆うように設けられるマスク本体1と、使用者Uの下顎Cを全体的に覆うように設けられる顎当て2と、マスク本体1から使用者Uの耳Eを介して顎当て2に亘り架け渡すように設けられる耳掛け紐3と、を主要な構成要素として備えている。
マスクAの使用方法は、マスク本体1の中心部1aを使用者Uの口元に合わせ、顎当て2が使用者Uの下顎Cに当たるように調整及び位置決めしてから、耳掛け紐3を使用者Uの耳Eに架けて着用する。
マスク本体1は、通気性に優れ且つ張りのある伸び難い(伸縮性に劣る)織物(生地)で、使用者Uの口元に加えてその周辺となる顔面の一部を隙間なく覆う顔面のラインに沿った形(立体型)の面状に形成される。
マスク本体1は、顔面と対向する内側で且つ少なくとも使用者Uの口Mや鼻Nの鼻孔などの口元と対向して形成される中心部1aと、中心部1aを挟んで形成される一対の周辺部1bと、から構成される。このため、マスク本体1の全体形状は、縦方向よりも横方向が長い帯状であり、横方向の両端に向かって縦幅寸法を徐々に短くした略帯状にすることが好ましい。
マスク本体1の生地としては、撥水加工を施すなどの表面処理で、汗による肌への張り付きがなく、水分を弾いて洗濯後も瞬時に乾くものが好ましい。
マスク本体1の中心部1aは、ポケット部11を有することが好ましい。
ポケット部11は、通気性に優れ且つ張りのある伸縮し難い織物(生地)を、マスク本体1の中心部1aのみに重ねることで、中心部1aを除いた周辺部1bよりも肉厚な積層構造に形成される。
ポケット部11は、出入口11aを有し、出入口11aから通気シート12を着脱自在に収納することで、マスク本体1の中心部1a及びポケット部11が周辺部1bよりも更に肉厚な積層構造に形成される。
通気シート12としては、通気性に優れた厚みがある生地やガーゼなどのメッシュ生地など、ポケット部11の断面形状に沿って変形可能なものが用いられる。
マスク本体1の具体例として図1~図3に示される場合には、マスク本体1としてポリエステルなどの素材に微細な孔が多数開穿された生地を用いることにより、通気性を高めている。
マスク本体1の中心部1aには、ナイロンやポリウレタンなどの高密度なメッシュ生地を縫い付けることにより、ポケット部11が形成されている。
ポケット部11の対向する両側縁には、一対の出入口11aが開設され、出入口11aのいずれかでも通気シート12を収納可能にしている。
通気シート12としては、その厚みの異なる複数種類が用意され、使用者の顔面形状に対応して最適な厚みの通気シート12を選んで着用することが好ましい。
また、マスク本体1の他の例として図示しないが、ポケット部11の一側縁などのみに一つの出入口11aを開設するなどの変更が可能である。
顎当て2は、通気性に優れた生地で、使用者Uの下顎Cのラインに沿った形(立体型)の面状に形成され、マスク本体1の内側にマスク本体1の顎側端部1cに沿って取り付けられる。顎当て2の全体形状は、縦方向よりも横方向が長い帯状であり、横方向の両端に向かって縦幅寸法を徐々に短くした略帯状にすることが好ましい。
顎当て2の生地としては、マスク本体1と同様に撥水加工を施すなどの表面処理で、汗による肌への張り付きがなく、水分を弾いて洗濯後も瞬時に乾くものが好ましく、マスク本体1の生地よりも伸縮性を有するものが好ましい。
顎当て2は、マスク本体1の中心部1a及び周辺部1bの内面と厚み方向へ対向して設けられる重ね部2aと、マスク本体1の顎側端部1cから突出して設けられる露出部2bと、重ね部2aの一部においてポケット部11との間に通気空間Sを挟んで対向状に設けられる顎先部2cと、を有する。
さらに、重ね部2aの耳側端は、マスク本体1の耳側端に接合される連結部2dを有することが好ましい。
重ね部2aは、顎当て2となる帯状体の短尺方向の一部に長尺(長手)方向全長に亘って形成され、マスク本体1の中心部1a及び周辺部1bの内面に対して厚み方向へ非接触で重なり合うように取り付ける。
露出部2bは、顎当て2となる帯状体の短尺方向の他部に重ね部2aを除いて形成され、マスク本体1の顎側端部1cから突出するように取り付ける。
顎先部2cは、重ね部2aの長尺方向中央に対し部分的に形成され、使用者Uが口Mを開くこと(開口動作)により、顎当て2の生地が変形してマスク本体1の中心部1a(ポケット部11)との対向した状態(対向状態)を保持しつつ開口方向へ移動自在となるように配置する。
連結部2dは、重ね部2aの耳側端縁をマスク本体1の耳側端縁に積み重ねて縫い合わせることで形成される。
すなわち、顎当て2は、その短尺方向へ重ね部2aと露出部2bに分割される。
使用者Uへの着用状態で、顎先部2cを除いた重ね部2aは、マスク本体1の中心部1aを除く周辺部1bと厚み方向へ接触して重なり合い、顎先部2cは、マスク本体1の中心部1a及びポケット部11との間に通気空間Sを介して厚み方向へ非接触で重なり合う。
この着用状態で使用者Uが口Mを閉じた閉口動作時は、図1(a)に示されるように、マスク本体1の顎側端部1cの長尺方向全長から露出部2bの全体が常時突出するように配置される。
また、使用者Uが口Mを大きく開いた最大の開口動作時であっても、図1(b)に示されるように、顎当て2(重ね部2a)の短尺方向一端に形成される顔側端縁2eは、マスク本体1の顎側端部1cから突出して露出されることはない。それと同様に顎先部2cは、マスク本体1の顎側端部1cから突出せず、スク本体1の中心部1a(ポケット部11)の背後に隠れるように配置される。
耳掛け紐3は、一般的なゴム材料よりも伸縮率の小さい弾性材料で紐状に形成される。
耳掛け紐3は、その一端部をマスク本体1に固定し、他端部を顎当て2の露出部2bに固定することにより、環状に形成される。
また、耳掛け紐3の両端部は、連結部2dを挟んで固定することが好ましい。
耳掛け紐3の具体例として図1~図3に示される場合には、耳掛け紐3の一端部がマスク本体1の第一耳側隅部1dに取り付け固定され、耳掛け紐3の他端部を顎当て2の露出部2bの第二耳側隅部2fに取り付け固定している。すなわち、マスク本体1は、耳掛け紐3の一端が固定される第一耳側隅部1dを有し、露出部2bは、耳掛け紐3の他端が固定される第二耳側隅部2fを有している。
さらに、耳掛け紐3は、耳掛け紐3の長さ方向に移動可能で且つ適宜位置に仮止め自在なアジャスター31を有することが好ましい。
アジャスター31は、耳掛け紐3の弾性材料に対し摩擦抵抗が高い弾性材料で形成され、耳掛け紐3の表面に圧接する係止構造に構成している。
アジャスター31の具体例として図1~図3に示される場合には、シリコーンゴムなどで筒状に形成され、その内周面を耳掛け紐3の表面に圧接させている。
このような本発明の実施形態に係るマスクAによると、マスク本体1の中心部1aが使用者Uの口元(口M,鼻N)と対向するように位置決めして、耳掛け紐3を使用者Uの耳Eに架けることにより、顎当て2の重ね部2a及び露出部2bが、使用者Uの下顎Cのラインに沿って面接触する。
このため、使用者Uが口Mを開けることにより、使用者Uの口元(口M,鼻N)に対してマスク本体1が位置ズレ変形せず、顎当て2の顎先部2cが、マスク本体1中心部1aとの間に通気空間Sを挟んで対向した状態を保持しつつ開口方向へ移動する。
これにより、マスク本体1の内側で通気空間Sを通した息の吸い込みと、通気空間Sへの息の吐き出しがスムーズに行える。
したがって、使用者Uの開口動作に伴いマスク本体1の内側で通気空間Sからの深呼吸を実行することができる。
その結果、着用時にマスク本体の中心部分が凹み易い従来のものに比べ、使用者Uが運動などで呼吸が苦しくなり口Mを大きく開けて息を吸い込んでも、マスク本体1の中心部1aが口元(口M)に向けて凹み変形せず、呼吸し易くなって息苦しさを軽減でき、不快な蒸れも積極的に解放される。このため、使用者Uの指による補助で頻繁に凹みを解消する必要がなくなって使用勝手に優れる。特に自転車の乗車中は、使用者Uが瞬時に手や指を自由に使えないため有効である。
さらに、使用者Uが口Mを大きく開けて呼吸しても、マスク本体1の着用状態が変化し難いため、使用者Uの口Mがマスク本体1の外側に露出せず第三者から見えない。これにより、第三者に見た目の不快感を与えることがないとともに、サイクリングやランニング時などの際に、空気中の異物が口Mの中へ直接入り込むことも防止できる。
特に、マスク本体1は、中心部1aに設けられるポケット部11と、ポケット部11に着脱自在に収納される通気シート12と、を有することが好ましい。
この場合には、マスク本体1のポケット部11に通気シート12を収納することにより、マスク本体1の中心部1aが膨出変形して立体的に張り出る。この着用状態では、使用者Uの口元(口M)とマスク本体1の中心部1aとの間に、適度な厚みの通気空間Sが形成される。
このため、マスク本体1の中心部1aは、マスク本体1の内側と外側の圧力差で凹まず、通気空間Sの形状が保持される。
したがって、マスク本体1の内外圧力差による中心部1aの凹みを防止することができる。
その結果、着用時にマスク本体の中心部分が凹み易くて顎紐が一定長さで細い従来のものに比べ、使用者Uの顔面のラインに沿ってマスク本体1及び顎当て2を適正位置にフィットさせることができ、使用者Uが大きく息を吸い込むことや、サイクリング又はランニング時に風圧を受けても、使用者Uの口元(口M)とポケット部11との間に、適度な厚みの通気空間Sを確実に形成できる。これにより、更に呼吸し易くなって息苦しさをより軽減でき、不快な蒸れもより積極的に解放される。
また、厚みが異なる複数種類の通気シート12の中から、使用者Uの顔面形状に対応した最適な厚みの通気シート12を選んでポケット部11に収納することにより、使用者Uの口元(口M)に対し、ポケット部11が適度な厚みの通気空間Sを挟んで適正位置にフィットされる。このため、使用者Uの顔面形状に対応した微調整が可能になって、フィット性が向上する。
さらに、重ね部2aの耳側端は、マスク本体1の耳側端に接合される連結部2dを有し、連結部2dを挟むように耳掛け紐3の両端部が固定されることが好ましい。
この場合には、マスク本体1の耳側端を重ね部2aの耳側端に接合した連結部2dにより、マスク本体1の耳側端及び重ね部2aの耳側端が補強される。
このため、着用時に耳掛け紐3でマスク本体1の耳側端と顎当て2の耳側端が引っ張られても、連結部2dにシワが発生しない。
したがって、着用時の耳掛け紐3によるマスク本体1及び顎当て2の耳側端の型崩れを防止することができる。
その結果、装着紐の両端部が本体部の左右上角部と左右下角部に亘って縫い付けられる従来のものに比べ、使用者Uの顔面のラインに沿ってマスク本体1及び顎当て2をより適正位置にフィットさせることができ、使用者Uの口元(口M)とマスク本体1の中心部1aとの間に、適度な厚みの通気空間Sをより確実に形成できる。このため、使用勝手の更なる向上が図れる。
また、耳掛け紐3が、耳掛け紐3の長さ方向に移動可能で且つ適宜位置に仮止め自在なアジャスター31を有することが好ましい。
この場合には、アジャスター31により耳掛け紐3の長さが調整可能になる。
したがって、着用時に耳掛け紐3の長さを使用者U毎に合わせて微調整させることができる。
その結果、耳掛け紐が一定長さで調整不能な従来のものに比べ、使用者Uの顔面のラインに沿ってマスク本体1及び顎当て2をより適正位置にフィットさせることができ、使用者Uの口元(口M)とマスク本体1の中心部1aとの間に、適度な厚みの通気空間Sをより確実に形成できる。このため、使用勝手の更なる向上が図れる。
なお、マスク本体1,ポケット部11,顎当て2,耳掛け紐3,アジャスター31の形状や構造は、図示例に限定されず、図示例以外の形状や構造に変更することが可能である。
この場合においても、前述した実施形態と同様な作用や利点が得られる。
A マスク 1 マスク本体
1a 中心部 1b 周辺部
1c 顎側端部 11 ポケット部
12 通気シート 2 顎当て
2a 重ね部 2b 露出部
2c 顎先部 2d 連結部
3 耳掛け紐 31 アジャスター
U 使用者 C 下顎
E 耳 M 口元(口)
N 口元(鼻) S 通気空間

Claims (4)

  1. 使用者の口元を覆うように設けられる中心部及び周辺部からなるマスク本体と、
    前記使用者の下顎を全体的に覆う面状に形成され且つ前記マスク本体の内側に顎側端部に沿って設けられる顎当てと、
    前記マスク本体から前記使用者の耳を介して前記顎当てに亘り架け渡される耳掛け紐と、を備え、
    前記顎当ては、前記マスク本体の前記中心部及び前記周辺部の内面と厚み方向へ対向する重ね部と、前記マスク本体の前記顎側端部から突出する露出部と、前記重ね部の一部において前記中心部との間に通気空間を挟んで対向し且つ前記使用者の開口に伴い前記中心部と対向した状態を保持しつつ開口方向へ移動自在な顎先部と、を有することを特徴とするマスク。
  2. 前記マスク本体は、前記中心部に設けられるポケット部と、前記ポケット部に着脱自在に収納される通気シートと、を有することを特徴とする請求項1記載のマスク。
  3. 前記重ね部の耳側端は、前記マスク本体の耳側端に接合される連結部を有し、前記連結部を挟むように前記耳掛け紐の両端部が固定されることを特徴とする請求項1又は2記載のマスク。
  4. 前記耳掛け紐が、前記耳掛け紐の長さ方向に移動可能で且つ適宜位置に仮止め自在なアジャスターを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のマスク。
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