JP2022090318A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2022090318000001
【課題】ストールを抑制しつつ運転状態を安定化させることができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】内燃機関での混合気の実空燃比が目標空燃比に収束するように燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック処理、及び前記内燃機関の回転数が閾値以下に低下した場合に前記燃料噴射量に増量補正する噴射増量処理、を実行可能な制御部と、前記空燃比フィードバック処理の実行により前記実空燃比が前記目標空燃比に収束したか否かを判定する判定部と、を備え、前記制御部は、前記判定部により肯定判定がなされた場合には、前記判定部により否定判定がなされた場合よりも、前記噴射増量処理を制限する、内燃機関の燃料噴射制御装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
内燃機関の回転数が共振回転数帯に含まれる際に、クラッチの作動状態を内燃機関の回転数が共振回転数帯に含まれる前の状態から変更する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2017-165260号公報
内燃機関での混合気の実空燃比が、燃費や排気エミッション、加減速要求等を考慮して設定された目標空燃比に収束するように、燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック処理が実行されている。また、内燃機関の回転数が閾値以下に低下した場合に、内燃機関の回転数を上昇させて内燃機関のストールを防止するために、燃料噴射量に増量補正分を加算する噴射増量処理が実行される場合がある。
例えば空燃比フィードバック処理により燃料噴射量を低下させて意図的に内燃機関の回転数を低下させている場合に、内燃機関の回転数が閾値以下にまで低下して噴射増量処理により燃料噴射量が増量補正されることが起こり得る。このようにして内燃機関の運転状態が不安定となるおそれがある。
このような内燃機関の運転状態が不安定となることを抑制するために、空燃比フィードバック処理の実行中において常に噴射増量処理を停止することが考えられる。しかしながら常に噴射増量処理を停止すると、内燃機関の回転数が閾値以下にまで低下した場合には、内燃機関がストールするおそれがある。
そこで本発明は、ストールを抑制しつつ運転状態を安定化させることができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、内燃機関での混合気の実空燃比が目標空燃比に収束するように燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック処理、及び前記内燃機関の回転数が閾値以下に低下した場合に前記燃料噴射量に増量補正する噴射増量処理、を実行可能な制御部と、前記空燃比フィードバック処理の実行により前記実空燃比が前記目標空燃比に収束したか否かを判定する判定部と、を備え、前記制御部は、前記判定部により肯定判定がなされた場合には、前記判定部により否定判定がなされた場合よりも、前記噴射増量処理を制限する、内燃機関の燃料噴射制御装置によって達成できる。
本発明によれば、ストールを抑制しつつ運転状態を安定化させることができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供できる。
図1は、ハイブリッド車両の概略構成図である。 図2は、エンジンの概略構成図である。 図3は、ECUが実行する噴射増量処理を制限する制御の一例を示したフローチャートである。
[ハイブリッド車両の概略構成]
図1は、ハイブリッド車両の概略構成図である。ハイブリッド車両には、走行用の駆動源としてのエンジン10とモータ15が搭載されている。エンジン10は内燃機関の一例である。エンジン10には、エンジン10をクランキングして始動させるためのスタータ24が設けられている。同ハイブリッド車両におけるエンジン10から車輪13への動力伝達経路には、変速ユニット11が設けられている。変速ユニット11と左右の車輪13とは、ディファレンシャル12を介して駆動連結されている。
変速ユニット11には、K0クラッチ14とモータ15とが設けられている。変速ユニット11においてモータ15は、エンジン10から車輪13への動力伝達経路上に位置するように設置されている。
K0クラッチ14は、同動力伝達経路におけるエンジン10とモータ15との間の部分に位置するように設置されている。K0クラッチ14は、油圧の供給を受けて完全係合状態となって、エンジン10とモータ15との動力伝達を接続する。K0クラッチ14は、油圧供給の停止に応じて開放状態となって、エンジン10とモータ15との動力伝達を遮断する。また、K0クラッチ14は、トルク伝達を開始してから完全係合するまでスリップ係合状態となる。尚、後述するECU23は、油圧制御機構22によりK0クラッチ14に供給される油圧の検出するセンサの出力値に基づいて、K0クラッチ14が開放状態、スリップ係合状態、及び完全係合状態の何れであるかを把握できる。
モータ15は、インバータ17を介して車載バッテリ16に接続されている。モータ15は、車載バッテリ16からの給電に応じて車両の駆動力を発生するモータとして機能する一方で、エンジン10や車輪13からの動力伝達に応じて車載バッテリ16に充電する電力を発電する発電機としても機能する。モータ15と車載バッテリ16との間で授受される電力は、インバータ17により調整されている。
変速ユニット11には、トルク増幅機能を有した流体継ぎ手であるトルクコンバータ18と、ギア段の切替えにより変速比を多段階に切替える有段式の自動変速機19と、が設けられている。変速ユニット11において自動変速機19は、上記動力伝達経路におけるモータ15よりも車輪13側の部分に位置するように設置されている。そして、トルクコンバータ18を介して、モータ15と自動変速機19とが連結されている。トルクコンバータ18には、油圧の供給を受けて係合してモータ15と自動変速機19とを直結するロックアップクラッチ20が設けられている。
さらに変速ユニット11には、オイルポンプ21と油圧制御機構22とが設けられている。そして、オイルポンプ21で発生した油圧が、油圧制御機構22を介して、K0クラッチ14、トルクコンバータ18、自動変速機19、及びロックアップクラッチ20にそれぞれ供給されている。油圧制御機構22には、K0クラッチ14、トルクコンバータ18、自動変速機19、及びロックアップクラッチ20のそれぞれの油圧回路と、それらの作動油圧を制御するための各種の油圧制御弁と、が設けられている。
ハイブリッド車両には、同車両の制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)23が設けられている。ECU23は、車両の走行制御に係る各種演算処理を行う演算処理回路と、制御用のプログラムやデータが記憶されたメモリと、を備える電子制御ユニットである。ECU23は、内燃機関の燃料噴射制御装置の一例であり、詳しくは後述する制御部及び判定部を機能的に実現する。
ECU23は、エンジン10及びモータ15の駆動を制御する。例えばECU23は、インバータ17を制御して、モータ15と車載バッテリ16との間での電力の授受量を調整することで、モータ15のトルク制御を行う。さらにECU23は、油圧制御機構22の制御を通じて、K0クラッチ14やロックアップクラッチ20、自動変速機19の駆動制御を行う。ハイブリッド車両には運転者が走行レンジを選択操作可能なシフトレバー25と、シフトレバー25のシフトポジションを検出するシフトポジションセンサ26とが設けられている。ECU23には、シフトポジションセンサ26からの検出信号や、運転者のアクセルペダルの踏込量であるアクセルペダル開度などの検出信号が入力されている。
ECU23は、モータ走行モード、ハイブリッド走行モード、及びエンジン走行モードの何れかの走行モードでハイブリッド車両を走行させる。モータ走行モードでは、ECU23はK0クラッチ14を開放してモータ15の動力で車輪13を回転させる。ハイブリッド走行モードでは、ECU23はK0クラッチ14を係合してエンジン10及びモータ15の動力で車輪13を回転させる。エンジン走行モードでは、ECU23はK0クラッチ14を係合してエンジン10の動力で車輪13を回転させる。尚、走行モードの切替えは、車速やアクセルペダル開度から求められた車両の要求駆動力と、車載バッテリ16の充電状態などに基づいて行われる。
[エンジンの概略構成]
図2は、エンジン10の概略構成図である。エンジン10には、混合気の燃焼を行う気筒30が設けられている。同図には、エンジン10が有する複数の気筒30のうちの一つのみが表示されている。各気筒30には、ピストン31が往復動可能に収容されている。各気筒30のピストン31は、エンジン10の出力軸であるクランク軸33に、コネクティングロッド32を介してそれぞれ連結されている。コネクティングロッド32及びクランク軸33は、ピストン31の往復運動をクランク軸33の回転運動に変換するクランク機構を構成する。なお、エンジン10には、クランク軸33の回転角を検出するクランク角センサ34が設けられている。
エンジン10の各気筒30には、吸気の導入路である吸気通路35が吸気バルブ36を介して接続されている。エンジン10の各気筒30には、排気の排出路である排気通路37が排気バルブ38を介して接続されている。吸気通路35には、吸入空気量を検出するエアフローメータ39と、吸気の流量を調整するための弁であるスロットルバルブ40と、が設けられている。エンジン10には、気筒30内に燃料を噴射する筒内噴射弁41が、各気筒30にそれぞれ設けられている。各気筒30には、吸気通路35を通じて導入された吸気と筒内噴射弁41が噴射した燃料との混合気を火花放電により点火する点火装置42が設けられている。排気通路37には、排気浄化用の触媒装置43が設けられ、触媒装置43よりも上流側に空燃比を検出する空燃比センサ44が設けられている。
ECU23には、クランク角センサ34及びエアフローメータ39の検出信号が入力される。ECU23は、クランク軸33が既定の角度分回転する毎のクランク角の割り込み処理として、クランク角センサ34の検出信号からエンジン回転数の演算を行う。ECU23は、スロットルバルブ40の開度制御、筒内噴射弁41の燃料噴射制御、点火装置42の点火制御などを通じてエンジン10の駆動を制御する。
[空燃比フィードバック処理]
ECU23は、エンジン10の実空燃比が目標空燃比に収束するように、上述した燃料噴射量を補正する。具体的には、以下のようにして燃料噴射量を補正する。吸入空気量及びエンジン回転数に基づいて基本燃料噴射量を算出する。目標空燃比に対する実空燃比の偏差に基づいて、燃料噴射量の補正値の一つである空燃比フィードバック補正値を算出する。基本燃料噴射量を空燃比フィードバック補正値に基づいて補正して得られた燃料噴射量を、最終的な目標燃料噴射量に設定する。ここで空燃比フィードバック補正値を、上記偏差がゼロに近づく側に操作することで、気筒30で燃焼する混合気の実空燃比を目標空燃比に収束させる。尚、目標空燃比は、燃費や排気エミッション、エンジン10の運転状態や加減速要求に応じてECU23により設定される。尚、ECU23は、上述した空燃比センサ44からの検出値に基づいて実空燃比を取得する。
[噴射増量処理]
ECU23は、エンジン10の駆動制御中においてエンジン回転数が閾値α以下となった場合に、噴射増量処理を実行する。噴射増量処理は、エンジン回転数が閾値α以下となった場合に、エンジンストールを防止するために燃料噴射量を増量補正する処理である。具体的には、上述したように算出された基本燃料噴射量に、所定の増量補正分を加算した燃料噴射量が目標噴射量に設定される。尚、増量補正分は、エンジン回転数が閾値αよりも大きく低下するほど、増大するように、マップ又は演算式により予め定められている。
上記の閾値αは、K0クラッチ14の状態やシフトレンジによって以下の閾値α1~α5の異なる値が用いられる。以下に、スタータ24によるクランキングによりエンジン10が始動する場合について説明する。スタータ24によりエンジン10が始動してK0クラッチ14が開放状態の場合には、閾値α1が用いられる。その後にK0クラッチ14がスリップ係合状態となると、閾値α2が用いられる。次にK0クラッチ14が完全係合状態となった直後であってシフトポジションがニュートラルレンジNの場合には、閾値α3が用いられる。シフトポジションがニュートラルレンジNから前進走行レンジDに切り替えられた場合には、閾値α4が用いられる。シフトポジションが前進走行レンジDに切り替えられて所定時間経過後では、閾値α5が用いられる。以上の閾値α1~α5は、α1>α2>α3>α4>α5の関係が成立する。このように、エンジン10の負荷が増大するほど閾値αは小さい値となる。このようにエンジン10の負荷に応じて、噴射増量処理が実行されるエンジン回転数を切り替えることにより、より適切に噴射増量処理を実行できる。尚、スリップ係合状態ではモータ15の回転数が低いほどエンジン10の負荷は増大するため、モータ15の回転数が低いほどスリップ係合状態での閾値α2も低い値となるように可変設定してもよい。
モータ走行モードからハイブリッド走行モードに切り替えられる際には、K0クラッチ14がスリップ係合状態では閾値α2が用いられる。その後にK0クラッチ14が完全係合状態となった直後であってシフトポジションが前進走行レンジDの場合には、閾値α4が用いられる。シフトポジションが前進走行レンジDからニュートラルレンジNに切り替えられた直後では閾値α4が用いられる。シフトポジションがニュートラルレンジNに切り替えられて所定時間経過後では、閾値α3が用いられる。尚、ECU23は、シフトポジションセンサ26からの検出値に基づいてシフトポジションを取得する。
[噴射増量処理の制限]
次に、噴射増量処理の制限について説明する。図3は、ECU23が実行する噴射増量処理の制限の一例として、エンジンの運転状態に応じて定められる基本燃料噴射量のみを計算し、エンジン回転数に応じた前述の噴射増量処理を停止する制御の一例を示したフローチャートである。この制御は本ハイブリッド車両のシステム起動中に繰り返し実行される。
ECU23は、空燃比フィードバック処理の実行中であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でNoの場合、例えば走行モードがモータ走行モードに制御されている場合には、本制御を終了する。
ステップS1でYesの場合、ECU23は、実空燃比が目標空燃比に収束したか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、空燃比フィードバック処理の実行開始から所定期間経過した場合に、実空燃比が目標空燃比に収束したと判定する。「所定期間」は、空燃比フィードバック処理の実行開始から、実空燃比が目標空燃比を含む所定の範囲内に維持され実空燃比が安定したものとみなすことができるまでに要する期間である。この「所定期間」は、予め実験により取得されECU23のメモリに記憶されている。尚、ステップS2の処理は、空燃比センサ44により検出された実空燃比と目標空燃比の差分が閾値以下となった場合に、実空燃比が目標空燃比に収束したと判定してもよい。ステップS1及びS2は、空燃比フィードバック処理の実行により実空燃比が目標空燃比に収束したか否かを判定する判定部が実行する処理の一例である。
ステップS2でNoの場合には、ECU23はエンジン回転数が閾値α以下となったか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3でYesの場合には、ECU23は上述した噴射増量処理を実行する(ステップS4)。ステップS3でNoの場合、本制御を終了する。
ステップS1及びS2でYesの場合には、ECU23は噴射増量処理の実行を制限する(ステップS5)。具体的には、噴射増量処理を停止する。即ち、エンジン回転数が閾値α以下となっても燃料噴射量は増量補正されずに、空燃比フィードバック処理により燃料噴射量が補正される。また、実空燃比が目標空燃比に収束した状態では、エンジン10の運転状態も比較的安定しているため、噴射増量処理が必要となるほどエンジン回転数が低下する事態に至ることも少ない。このようにして空燃比フィードバック処理の実行中に噴射増量処理が実行されることに起因してエンジン10の運転状態が不安定となることを抑制することができる。ステップS5は、ステップS1及びS2により肯定判定がなされた場合に噴射増量処理の実行を制限する制御部が実行する処理の一例であり、本実施例では噴射増量処理を停止することにより噴射増量処理の実行を制限している。
また、ステップS3及びS4で上述したように、実空燃比が目標空燃比に収束していない状態では噴射増量処理が実行され得る。実空燃比が目標空燃比に収束していない状態では、エンジン10の運転状態も安定していないためであり、このような状態に噴射増量処理を実行可能とすることにより、エンジン10がストールすることを抑制できる。
[その他]
上記実施例では、噴射増量処理の実行の制限として、基本燃料噴射量のみを計算し噴射増量処理の実行自体を停止することを一例として説明したが、これに限定されない。例えば、基本燃料噴射量に加算する増量補正分をエンジン回転数によらずに常時ゼロに設定して噴射増量処理を実質的に実施しないことにより、噴射増量処理の実行を制限してもよい。また、増量補正分をエンジン回転数によらずに常時ゼロ以外の固定値に設定することにより、噴射増量処理の実行を制限してもよい。例えば、エンジン回転数が過度に低下しないように増量補正分を所定の固定値に設定することにより噴射増量処理の実行を制限してもよい。この場合、増量補正処理が制限されている場合での増量補正分を、噴射増量処理が制限されていない場合での増量補正分の最大値よりも小さい値に設定することが考えられ、例えば、噴射増量処理が制限されていない場合での取り得る増量補正分の範囲の中間値から最小値の間の固定値に設定してもよい。このような場合にも、空燃比フィードバック処理に対する噴射増量処理への影響を小さくし、エンジン10の運転状態が不安定となることを抑制できる。
上記のエンジン10では、気筒30内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁41が設けられていたが、これに限定されず、筒内噴射弁41の代わりに、吸気ポートに向けて燃料を噴射するポート噴射弁が設けられていてもよいし、筒内噴射弁41とポート噴射弁の双方が設けられていてもよい。筒内噴射弁41とポート噴射弁の双方が設けられている場合には、噴射増量処理では、双方の噴射弁の合計の噴射量である基本噴射量に増量補正分が加算される。
上記のエンジン10は、火花点火式のガソリンエンジンであるが、点火装置42が設けられていない圧縮着火式であってもよく、例えばディーゼルエンジンであってもよい。
本実施例では、単一のECU23によりハイブリッド車両を制御する場合を例示したが、これに限定されず、例えばエンジン10を制御するエンジンECU、モータ15を制御するモータECU、K0クラッチ14を制御するクラッチECU等の複数のECUによって、上述した制御を実行してもよい。
上記実施例では、ハイブリッド車両を例に説明したが、これに限定されず、車両の駆動源としてエンジンのみを有した車両であってもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 エンジン
11 変速ユニット
12 ディファレンシャル
13 車輪
14 K0クラッチ
15 モータ
18 トルクコンバータ
19 自動変速機
20 ロックアップクラッチ
22 油圧制御機構
23 ECU(内燃機関の燃料噴射制御装置)
26 シフトポジションセンサ
30 気筒
41 筒内噴射弁
44 空燃比センサ

Claims (1)

  1. 内燃機関での混合気の実空燃比が目標空燃比に収束するように燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック処理、及び前記内燃機関の回転数が閾値以下に低下した場合に前記燃料噴射量に増量補正する噴射増量処理、を実行可能な制御部と、
    前記空燃比フィードバック処理の実行により前記実空燃比が前記目標空燃比に収束したか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記判定部により肯定判定がなされた場合には、前記判定部により否定判定がなされた場合よりも、前記噴射増量処理を制限する、内燃機関の燃料噴射制御装置。
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