JP2022090140A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成装置における消耗品の実際の使用量が、想定した数理モデルに従わないようなケースであっても、該消耗品の不足を予防するための技術を提供すること。【解決手段】 画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量及び/又は残量に基づいて、交換用の消耗品の準備として第1の準備を促す第1の信号の出力を制御する。推定使用量に基づいて、交換用の消耗品の準備として第1の準備とは異なる第2の準備を促す第2の信号の出力を制御する。【選択図】 図3

Description

本発明は、消耗品の管理技術に関するものである。
紙などの記録媒体に画像を形成して出力する画像形成装置として、電子写真方式の複写機やプリンタ、ファクシミリ、インクジェット方式のプリンタ、あるいはこれらと画像読み取り機能などを組み合わせた複合機が知られている。これらの画像形成装置においては、トナーやインクや紙などの消耗品を消費しながら画像の形成及び出力を行う。また、画像形成プロセスで用いられる感光体などの消耗部品(以下、上記の消耗品と消耗部品とをまとめて消耗品と称する)は、使用されるにつれてトナーやインクによる汚染や摺擦部の摩耗が進行し、所望の性能を発揮できなくなる。そのため、このような消耗品には、所定の部品寿命が設けられている。そして、これらの消耗品が使い切られた場合や、部品寿命に到達した場合には、画像形成装置は正常な画像を出力できなくなる。
そこで、画像形成装置を安定的に稼働させるために、次のようなことが求められている。即ち、消耗品が使い切られたり所定の部品寿命に到達したりする前にユーザに交換用の予備の消耗品を配送してユーザ側で一時的に在庫をし、補充あるいは交換(以下まとめて交換と称する)が必要になった際に速やかに交換を行えるよう備える。
これまで上記のような予備の消耗品の配送管理技術として、ユーザが消耗品を使用した履歴をもとに予備の消耗品の配送タイミングを決める技術が知られている。例えば、特許文献1に記載されている消耗品の自動購買システムでは、ユーザの使い始めの期間に得られた消耗品の使用履歴から将来の消耗品の需要を予測することで、ユーザの実際の需要に合わせた消耗品の供給を行っている。
米国特許第6249774号
ユーザの過去の消耗品の使用履歴をもとに将来の需要を予測する場合、過去の履歴から得られた数理モデルにあてはめて将来の需要を予測するのが一般的である。しかし実際にユーザが画像形成装置を使用する使用量が数理モデルから逸脱する場合、例えば消耗品の需要予測に比べて例外的に多くの需要が突発的に発生し、またこの突発的な多くの需要が繰り返される場合、予測した需要と実際の需要との誤差が大きくなる。その結果、消耗品の交換が必要なタイミングに消耗品の配送が間に合わずに画像形成装置が使用不能となる問題が生じ得る。本発明では、画像形成装置における消耗品の実際の使用量が、想定した数理モデルに従わないようなケースであっても、該消耗品の不足を予防するための技術を提供する。
本発明の一様態は、画像形成装置であって、前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量及び/又は残量に基づいて、交換用の消耗品の準備として第1の準備を促す第1の信号の出力を制御する第1の制御手段と、前記推定使用量に基づいて、交換用の消耗品の準備として前記第1の準備とは異なる第2の準備を促す第2の信号の出力を制御する第2の制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、画像形成装置における消耗品の実際の使用量が、想定した数理モデルに従わないようなケースであっても、該消耗品の不足を予防することができる。
画像形成装置101の断面図。 消耗品としてのトナーボトルからのトナー補給動作を説明する図。 消耗品の配送管理に係る画像形成装置101の構成例を示すブロック図。 使用量検知部302の動作を示すフローチャート。 判定部308の動作を示すフローチャート。 操作パネル171が有する表示画面600における表示例を示す図。 シミュレーションの一例を示す図。 消耗品の配送管理に係る画像形成装置101の構成例を示すブロック図。 消耗品の配送管理に係る画像形成装置101の構成例を示すブロック図。 判定部306の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施形態の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係る画像形成装置の画像形成プロセスに係る主要な構成について、図1を用いて説明する。本実施形態に係る画像形成装置に適用可能な方式としては、電子写真方式、オフセット印刷方式、インクジェット方式等の複数の方式が挙げられるが、本実施形態では一例として、電子写真方式を用いたカラー印刷が可能な画像形成装置について説明する。然るに図1には、電子写真方式を用いたカラー印刷が可能な画像形成装置101の画像形成プロセスに係る主要な構成(一部)を示している。
図1は、4色の画像形成部を中間転写ベルト上に並べて配置した、所謂中間転写タンデム方式の画像形成装置101の断面図であり、厚紙対応力や生産性に優れる点から近年主流になっている。画像形成部110Y、110M、110C、110Kで形成されたトナー像は、中間転写ベルトユニット102を介して紙搬送部150によって搬送される記録材Sに転写されることで該記録材Sに画像が形成される。以下、記録材Sへの画像形成について説明を行う。
<記録材Sの搬送プロセス>
記録材Sは記録材収納部151内のリフトアップ装置152上に積載される形で収納されており、給紙ローラー153により画像形成タイミングに合わせて給紙される。もちろん、他の給紙方式であってもいい。給紙ローラー153により送り出された記録材Sは給紙搬送パス154を通過し、レジストローラー155へと搬送される。レジストローラー155において斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部へと送られる。二次転写部は、対向する第一の二次転写部材である二次転写内駆動ローラー2および第二の二次転写部材である二次転写外ローラー156により形成される転写ニップ部である。そして、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが与えられることで、中間転写ベルト上のトナー像が記録材S上に転写される。
<画像の作像プロセス>
以上説明した二次転写部までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで実行される二次転写部までの画像形成プロセスについて説明する。本実施形態に係る画像形成装置101は、イエロー(Y)のトナーで画像を形成する画像形成部110Y、マゼンタ(M)のトナーで画像を形成する画像形成部110M、シアン(C)のトナーで画像を形成する画像形成部110C、ブラック(BK)のトナーで画像を形成する画像形成部110K、を有する。画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110K、は何れも、トナーの色が異なる以外は同様の構成を有し且つ同様の動作を行うものであるから、以下では画像形成部110Yを例にとり、該画像形成部110Yの構成及び動作について説明する。また、画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110K、に共通の説明を行う場合には、画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110Kを画像形成部110と称する。
トナー像形成部としての画像形成部110Yは、像担持体である感光体111、感光体111を帯電する帯電器112、露光部113、現像装置114、一次転写ローラー115、および感光体クリーナー116、を有する。図中矢印mの方向に回転する感光体111は、帯電器112により表面を一様に帯電される。レーザ及びポリゴンミラー補正系レンズを含むスキャナユニット117からは後述の画像コントローラ301から送信された画像ピクセル情報(形成する画像を構成する各画素の画素位置など、各画素に係る情報を含む)に応じて変調されたレーザ光が出力される。このレーザ光が折り返しミラーで反射し、露光部113にて帯電された感光体111を露光することで、静電潜像が形成される。感光体111上に形成された静電潜像は、現像装置114で静電帯電したトナーによって現像され、感光体111上にトナー像が形成される。その後、一次転写ローラー115により所定の加圧力および静電的負荷バイアスが加えられることにより、ベルト部材である中間転写ベルト1上にイエローのトナー像が転写される。その後、感光体111上に残った転写残トナーは感光体クリーナー116により回収され、再び次の画像形成に備える。
以上説明した画像形成部110は、図1の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(Bk)の4セット存在する。そのため、中間転写ベルト1に形成されたイエローのトナー像に対して、画像形成部110Mで形成されたマゼンタのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。さらに、中間転写ベルト1に形成されたマゼンタのトナー像に対して、画像形成部110Cで形成されたシアンのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。さらに、中間転写ベルト1に形成されたシアンのトナー像に対して、画像形成部110Kで形成されたブラックのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。このように、異なる色のトナー像が中間転写ベルト1上に重ねられて形成されることで、フルカラー画像が中間転写ベルト1上に形成される。なお、本実施形態では、色数を4色としたが、色数は4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
次に、中間転写ベルト1を備える中間転写ベルトユニット102について説明する。中間転写ベルト1は、駆動部材と二次転写内部材を兼ねる二次転写内駆動ローラー2、中間転写ベルト1に所定の張力を付与するテンションローラー3、および張架部材である二次転写前ローラー4、によって張架されている。そして、中間転写ベルト1は図中矢印Vの方向へと搬送駆動されるベルト部材である。中間転写ベルト1の搬送方向Vに対して二次転写前ローラー4は二次転写内駆動ローラー2の上流側に配置され、テンションローラー3は二次転写内駆動ローラー2の下流側に配置されている。テンションローラー3と二次転写前ローラー4との間には、一次転写ローラー115が配設されている。テンションローラー3、二次転写前ローラー4には駆動は与えられておらず、中間転写ベルト1の搬送に従動して回転する。
テンションローラー3は図中矢印T方向(テンションローラー3と二次転写前ローラー4との間に張架された中間転写ベルト1で形成される平面と平行)に移動可能に保持されており、不図示の付勢部によって付勢される。これによって、中間転写ベルト1に張力を与えている。中間転写ベルト1にテンションローラー3による張力があたえられた状態で二次転写内駆動ローラー2が摩擦力にて中間転写ベルト1を搬送可能であるように、二次転写内駆動ローラー2の外周部は導電性EPDMにて形成されている。二次転写内駆動ローラー2の外周面の初期摩擦抵抗μは1.0~1.5程度で設定されている。また、テンションローラー3には中間転写ベルト1を挟んで対向側に中間転写ベルト1に残ったトナーを除去する中間転写クリーナー50をテンションローラー3に対して固定的に取り付けている。
中間転写ベルト1は、ここでは、ポリイミドにて形成された周長792mm、幅346mm、厚さ60μmのエンドレスベルトである。中間転写体の材料としては、これに限定されるものではないが、上記の他、ポリカーボネート、PVDF、ETFE、PTFE等により形成したものを好適に用い得る。
画像形成部110Y、110M、110C、110Kにより並列処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト1上に一次転写された上流色のトナー像上に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト1上に形成され、二次転写部へと搬送される。なお、中間転写ベルト1を張架するローラーの本数は図1の構成に限定されるものではない。また、二次転写内駆動ローラー2の材質や外周面の初期摩擦抵抗に関しても上述の構成に限定されるものではない。
<二次転写以降のプロセス>
以上、それぞれ説明した記録材Sの搬送プロセスおよび画像形成プロセスを以って、二次転写部において中間転写ベルト1に形成されたフルカラーのトナー像が記録材S上に二次転写される。その後、記録材Sは定着前搬送部157により定着装置158へと搬送される。定着装置158には様々な構成および方式があるが、図1では対向する定着ローラー159および加圧ローラー160が形成する定着ニップ内で所定の加圧力と熱量を与えて記録材S上にトナー像を溶融固着させるものである。ここで、定着ローラー159は内部に熱源となるヒータを備え、加圧ローラー160は定着ローラー159に向かって付勢されている。定着装置158を通過して排紙反転ローラー161に搬送された記録材Sはそのまま排紙トレイ162上に排出されるか、もしくは両面画像形成を要する場合には分岐装置163に案内されて両面搬送装置164へと搬送されるかの経路選択が行われる。両面画像形成を要する場合、記録材Sは排紙反転ローラー161によるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送装置164へと搬送される。その後、給紙ローラー153より搬送されてくる後続ジョブの記録材とのタイミングを合わせて、再給紙パス165から給紙搬送パス154に合流し、同様に二次転写部へと送られる。裏面(2面目)の画像形成プロセスに関しては、先述の表面(1面目)の場合と同様であるから説明は省略する。
<トナーボトルからのトナー補給>
図2を用いて、消耗品としてのトナーボトルからのトナー補給動作について説明する。上述の画像の作像プロセスにおいて、現像装置114内に収容されたトナーを消費することにより、トナー画像を形成している。このため、作像プロセスが行われる度に現像装置114内のトナーが減少する。現像装置114に備えられた現像トナー量検知センサ131は、現像装置114内にトナーが一定量以上収容されているかを検知する。そして、現像装置114内のトナーが一定量を下回った場合、現像装置114に連結されたホッパー132に収容されたトナーが現像装置114内に補給される。ホッパー132内部には補給スクリュー133が備えられており、補給スクリュー133の回転量を制御することにより、一定量のトナーを現像装置114内へ補給することを可能としている。ここで、ホッパー132内に収容されたトナーの量が所定量以下となると、補給スクリュー133の回転量によらず現像装置114への正確な量のトナー補給が出来なくなる。しかし、ホッパー132に備えられたホッパートナー量検知センサ134によりホッパー132内にトナーが一定量以上収容されているかを検知する。そして、ホッパー132内のトナーの量が一定量を下回った場合、トナーボトル140に収容されたトナーをホッパー132内に補給する。なお、現像トナー量検知センサ131とホッパートナー量検知センサ134としては、透磁率を測定するインダクタンスセンサや、圧電振動子を用いた粉体レベルセンサが好適であるが、これらに限るものではない。
トナーボトル140は画像形成装置101に着脱可能に構成されており、画像形成装置101内に設けられた不図示のボトルマウントに装着されることでトナーボトル140の補給口に設けられた補給口シャッターが開放される。トナーボトル140内部には螺旋状のトナー搬送部が形成されており、ホッパー132へのトナー補給指示がされた場合に、トナーボトル140が回転することでトナーボトル140内のトナーは補給口方向に搬送される。さらに、トナーボトル140の回転動作に合わせてトナーボトル140の収縮動作が行われる。これにより、補給口付近に搬送されたトナーボトル140内のトナーはトナーボトル140の収縮動作に伴うポンピングにより補給口を通して排出され、ホッパー132に補給される。
上述の通り、現像装置114で消費されるトナーは最終的にはトナーボトル140から供給されるため、画像形成プロセスを続けることで、トナーボトル140内のトナーがなくなる。しかし、トナーボトル140は画像形成装置101に対して着脱可能に構成されているため、トナーが収容された新しいトナーボトルに交換することで、画像形成装置101による画像形成プロセスを継続することが可能である。
<消耗品の配送管理>
次に、画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品の配送管理に係る画像形成装置101の構成例について、図3のブロック図を用いて説明する。本実施形態では、「画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品」がトナーであるケースについて説明するが、「画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品」はトナーに限らない。
コントローラ300は、1つ以上のプロセッサとメモリとを用いて実装可能である。そして、該1つ以上のプロセッサが該メモリに格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、コントローラ300が行うものとして後述する各処理を実行若しくは制御する。
画像コントローラ301からは上記の画像ピクセル情報がスキャナコントローラ309及び使用量検知部302に対して送出される。スキャナコントローラ309は、画像コントローラ301から送出された画像ピクセル情報に応じてレーザー発光指令を生成してスキャナユニット117の発光タイミングを制御する。
補給コントローラ303は、現像トナー量検知センサ131による検知結果やホッパートナー量検知センサ134による検知結果に基づいて補給スクリュー133やトナーボトル140の動作タイミング(動作タイミングの詳細は上記の通り)を決定する。そして補給コントローラ303は、該決定した動作タイミングに応じて、補給スクリュー133やトナーボトル140を駆動するためのモータを回転駆動させることで、補給スクリュー133やトナーボトル140による上記のトナー補給を実現させる。なお、補給コントローラ303は、トナーボトル140を回転動作させた回数を「トナー補給回数」として計数し、該計数した「トナー補給回数」を使用量検知部302に通知する。
メモリ304は、トナーボトル140に設けられたメモリであり、該メモリ304には、トナーボトル140に入っているトナーの残量(トナー残量)が格納されている。なお、トナーボトル140が未使用の場合には、メモリ304には、生産時に充填されたトナーの重量がトナー残量として格納されている。メモリ304に格納されているトナー残量は使用量検知部302によって管理されている。
使用量検知部302の動作について、図4のフローチャートに従って説明する。図4のフローチャートに従った処理は、定期的(例えば1秒ごと)に実行されても良いし、不定期的(例えば1つの画像、1ページなどの印刷単位の画像形成のたび)に実行されても良い。
ステップS100では、使用量検知部302は、メモリ304に格納されているトナー残量WT-1を読み出す。「トナー残量WT-1」とは、前回(現時刻をTとしたときの時刻(T-1))の「図4のフローチャートに従った処理」において求めてメモリ304に格納されたトナー残量である。
ステップS101では、使用量検知部302は、画像コントローラ301から画像ピクセル情報Pを取得すると共に、補給コントローラ303からトナー補給回数Nを取得する。画像ピクセル情報Pとは、これまでに画像形成及び出力を行った画素数の累計値であり、トナー補給回数Nは、これまでにトナーボトル140を回転動作させた回数の累計値である。
ステップS102では、使用量検知部302は、ステップS101において取得した画像ピクセル情報Pが示す画素数から、前回のステップS101において取得した画像ピクセル情報Pが示す画素数を減算した結果であるΔPを求める。また使用量検知部302は、ステップS101において取得したトナー補給回数Nから、前回のステップS101において取得したトナー補給回数Nを減算した結果であるΔNを求める。
ステップS103では、使用量検知部302は、ΔP、ΔN、画像1ピクセルあたりのトナー使用量の代表値、トナー補給回数1回あたりのトナー使用量の代表値、を用いて以下の式を計算する。
Q[mg]=(0.015×ΔP+180×ΔN)/2
この計算により使用量検知部302は、現時刻Tにおいて使用されると推定されるトナーの使用量(推定使用量)Qを求める(推定する)。この式では、画像1ピクセルあたりのトナー使用量の代表値=0.015[mg]、トナー補給回数1回あたりのトナー使用量の代表値=180[mg]としている。この式は、出力画像に基づいたトナー使用量推定とトナーボトルからのトナー供給量に基づいたトナー使用量推定との平均を用いて、現時刻において使用されると推定されるトナーの使用量を求めるための計算式である。
ステップS104で使用量検知部302は、前回(時刻(T-1))のステップS104で求めた累積トナー使用量UT-1に、今回のステップS104で求めた推定使用量Qを加算したものを、現時刻Tにおける累積トナー使用量Uとして求める。つまり使用量検知部302は、U=UT-1+Qを計算する。なお、T=1,2,…としたとき、U=0とする。
ステップS105では、使用量検知部302は、ステップS100でメモリ304から読み出したトナー残量WT-1から推定使用量Qを減算した結果(WT-1-Q)を、現時刻Tにおけるトナー残量Wとして求める。
ステップS106では、使用量検知部302は、メモリ304に格納されているトナー残量WT-1を、ステップS105において求めたトナー残量Wに更新する。
ステップS107では、使用量検知部302は、コントローラ300が有するタイマなどでもって現在の日付を取得し、該現在の日付が、前回の図4のフローチャートに従った処理を実行した日付の翌日以降であるか否かを判断する。この判断の結果、現在の日付が、前回の図4のフローチャートに従った処理を実行した日付の翌日以降である場合には、処理はステップS108に進む。一方、現在の日付が、前回の図4のフローチャートに従った処理を実行した日付と同じである場合には、図4のフローチャートに従った処理は終了する。
ステップS108では、使用量検知部302は、累積トナー使用量Uを「現時刻Tを含む当日一日で使用したトナー使用量」(一日当たりのトナー使用量)として、予測部305及び判定部308に対して送出する。また使用量検知部302は、トナー残量Wを、予測部305に対して送出する。ステップS109では、使用量検知部302は、Uを0に初期化する。
図3に戻り、予測部305は、使用量検知部302から累積トナー使用量を取得する度に以下の式を計算することで、これまでに使用量検知部302から取得した累積トナー使用量の平均値UAVE(一日当たりのトナー使用量の累積平均)を求める。
Figure 2022090140000002
ここで、iは使用量検知部302から「一日当たりのトナー使用量」が通知された回数、Unはn回目の通知時の一日当たりのトナー使用量を表す。そして予測部305は、累積トナー使用量の平均値UAVEと、使用量検知部302から受けたトナー残量Wと、を用いて以下の式を計算することで、現在画像形成装置101に残っているトナーの残り使用可能期間としての残日数Dを求める。
D[日]=W/UAVE
そして予測部305は、求めた残日数Dを判定部306に対して送出する。判定部306の動作について、図10のフローチャートに従って説明する。ステップS1001では、判定部306は、予測部305から送出された残日数Dを取得する。ステップS1002では、判定部306は、ステップS1001で取得した残日数Dが規定の配送閾値(例えば10日)以下であるか否かを判断する。この判断の結果、残日数Dが配送閾値以下であれば、処理はステップS1003に進み、残日数Dが配送閾値よりも大きい場合には、図10のフローチャートに従った処理は終了する。ステップS1003では、判定部306は、間もなくトナーボトル140が使い切られると判断し、交換用のトナーボトルの準備要求の一例である「配送要求」を促すための配送要求信号を生成する。そして判定部306は、該生成した配送要求信号を表示コントローラ310に対して送出すると共に、該生成した配送要求信号を、ネットワークを介して外部の保守サーバ307に対して送信する。
次に、判定部308の動作について、図5のフローチャートに従って説明する。判定部308は、使用量検知部302から累積トナー使用量が出力される度に、図5のフローチャートに従った処理を行う。
ステップS200では、判定部308は、使用量検知部302から送出された累積トナー使用量を取得する。そしてステップS201では、判定部308は、ステップS200において取得した累積トナー使用量が規定量(カウント閾値)(例えば、70000[mg])以上であるか否かを判断する。そしてこの判断の結果、ステップS200において取得した累積トナー使用量が規定量以上である場合には、処理はステップS202に進み、ステップS200において取得した累積トナー使用量が規定量未満であれば、処理はステップS203に進む。
ステップS202では、判定部308は、閾値超過回数を1つインクリメントする。なお、閾値超過回数は、画像形成装置101が使用開始される時点で0回に設定されている。
ステップS203では、判定部308は、閾値超過回数が規定の常備判定閾値(例えば、2回)以上であるか否かを判断する。この判断の結果、閾値超過回数が規定の常備判定閾値以上であれば、処理はステップS204に進み、閾値超過回数が規定の常備判定閾値未満であれば、図5のフローチャートに従った処理は終了する。
ステップS204では、判定部308は、交換用のトナーボトルの準備要求の一例である「常備要求」を促すための常備要求信号を生成する。そして判定部308は、該生成した常備要求信号を表示コントローラ310に対して送出すると共に、該生成した常備要求信号を、ネットワークを介して保守サーバ307に対して送信する。
つまり判定部308は、ユーザが一日あたりに所定の量以上の大量のトナーを消費したことを検知し、その傾向が繰り返されるものであれば、一日当たりのトナー使用量の累積平均を大きく超える突発的な大量の消耗品の消費が発生する可能性が高いと判断する。このような場合、判定部308は、トナーの配送要求後にトナーが画像形成装置101の設置場所に配送される時期が、トナーが使い切られるタイミングに対して遅れる可能性が高いと判断し、トナーを画像形成装置101の設置場所に常備すべきとの通知を行う。
なお本実施形態ではユーザの大量消費の再現性を常備判定閾値(2回)によって評価したが、より確実にトナーの配送の遅れを防ぐために常備判定閾値を1回としてももちろん良い。あるいは、日付進行の度に取得される一日当たりのトナー使用量の履歴を統計的に処理し、有意性を持つ分布(正常なトナー使用量の分布として予め作成された分布)からの外れ値(トナー使用量)の出現頻度が閾値より高い場合に常備要求信号を出力してもよい。
なお、本実施形態ではトナーの常備すべき数量を1(固定値)とするが、判定部308による判定によって常備すべき数量を変更しても良い。例えば、ステップS200で取得した累積トナー使用量が第1の閾値以上となった回数が常備判定閾値以上であれば常備すべき数量を1とし、ステップS200で取得した累積トナー使用量が第2の閾値(≠第1の閾値)以上となった回数が常備判定閾値以上であれば常備すべき数量を2とするようにしても良い。
図3に戻り、表示コントローラ310は、画像形成装置101の操作パネル171が有する表示画面における表示を制御するものであり、判定部306からの配送要求信号や判定部308からの常備要求信号に応じた表示を行う。操作パネル171が有する表示画面600における表示例を図6に示す。表示画面600には、画像形成装置101が有するトナー(トナーY、トナーM、トナーC、トナーBK)のそれぞれについて、該トナーについて求めた残日数D、該トナーの配送の要/不要、該トナーの常備の要/不要(常備すべき数量)が一覧表示されている。「トナーの配送の要/不要」は、表示コントローラ310が該トナーについて配送要求信号を受けている場合には「要」、受けていない場合には「不要」となっている。また、「トナーの常備の要/不要(常備すべき数量)」は、表示コントローラ310が該トナーについて常備要求信号を受けている場合には「要(1)」、受けていない場合には「不要(0)」となっている。なお、図6では、「常備すべき数量」を「1」としてるが、上記のように、状況に応じて「常備すべき数量」を変更する場合には、その変更した数量Numを、例えば「要(Num)」のように表示する。
保守サーバ307は、画像形成装置101と無線及び/又は有線のネットワークを介して接続されているサーバ装置であり、判定部306からの配送要求信号や判定部308からの常備要求信号に応じた表示を行う。表示内容は、例えば、図6に示したような、トナーごとの「該トナーの配送の要/不要」、「該トナーの常備の要/不要(常備すべき数量)」を含む。保守サーバ307は、このような表示内容を表示することで、保守サーバ307のオペレータは、このような表示内容を確認し、トナーの交換あるいは常備のための配送手配の要否(配送の個数を含む)を認識することができる。そして、これにより、適切なタイミングで交換用のトナーを画像形成装置101の設置場所に対して配送することが可能である。
ここで、本実施形態の効果を顕著に示すシミュレーションの一例を図7に示す。図7(a)~(c)のそれぞれの横軸は何れも、画像形成装置101の稼働日数を示す。図7(a)の縦軸は、「一日当たりのトナー使用量[mg]」を示す。図7(a)における実線のグラフは、このシミュレーションにおけるユーザの一日当たりのトナー使用量の推移を表しており、一点鎖線は上記のステップS201において使用したカウント閾値[mg]を表している。このシミュレーションにおけるユーザの場合、一日当たりのトナー使用量の累積平均はおおよそ3500[mg]程度である。また、30000~40000[mg]程度トナーを消費する日がおよそ100日に一回程度あり、100000[mg]以上トナーを消費する日がおよそ400日に一回程度ある。
図7(b)の縦軸は残日数D[日]を示す。図7(b)における実線のグラフは予測部305で求めた残日数Dの推移を表しており、一点鎖線は配送閾値を表している。残日数Dが0日程度まで減少した後に200日程度に増加しているのは、トナーを使い切った後に新しいトナーボトルに交換されるために残日数Dが増加することを示す。
図7(c)の縦軸は、配送要求信号/常備要求信号の信号値を示す。本実施形態では、配送要求信号/常備要求信号が出力された場合は、値「1」の配送要求信号/常備要求信号が出力されたものとし、配送要求信号/常備要求信号が出力されなかった場合は、値「0」の配送要求信号/常備要求信号が出力されたものとしている。実線は、判定部308からの常備要求信号の波形、一点鎖線は、判定部306からの配送要求信号の波形、を表している。
本実施形態では、判定部306は、画像形成装置101のトナーボトルが新しいトナーボトルに交換されたことを検知した場合には、配送要求信号の出力を停止する(リセットし取り下げられる)。すなわち、図7(b)で新しいトナーボトルに交換されて残日数が増加することに同期して配送要求信号はリセットし取り下げられる。図7(c)に示すように、配送要求信号は図7(b)の残日数Dが10日以下となるタイミングで報知されているが、1050日目付近では残日数は10日を下回ることなく200日程度に増加している。これは図7(a)に示される突発的な多くのトナー使用がこの時点で発生したためであり、一日あたりのトナー使用量がその時点での残トナー量を上回る為に、日付の進行時に残日数が10日を下回ることなくトナーボトルの交換に至っている。したがってこのような突発的な消費に対して配送要求信号を十分前もって報知することが出来ていない。しかしながら、本例では700日目付近で突発的な多くのトナー消費の2回目が発生しており、このタイミングで常備要求信号が報知されている。したがってこの時点で画像形成装置の設置場所にトナーボトルが常備されていれば、1050日目付近での突発的な多くのトナー使用で配送要求信号が間に合わなくても画像形成装置が消耗品の不足により停止に至ることは無い。このように、本実施形態によれば、突発的な多くのトナー使用が繰り返された場合の消耗品の配送遅延による画像形成装置の稼働停止の機会を低減することができる。
なお、上述のように常備要求信号は画像形成装置の使われ方に依存して報知される信号であるため、これを使用するユーザの母集団が変わればリセットされることが望ましい。例えば、判定部308は、操作パネル171に表示される消耗品管理画面からの入力操作、あるいは保守サーバ307におけるオペレータの操作入力によって配送要求信号の出力を停止する(リセットし取り下げられる)。この操作の内容や操作タイミングについては特定の例に限るものではない。
[第2の実施形態]
本実施形態を含む以下の各実施形態では第1の実施形態との差分について説明し、以下で特に触れない限りは、第1の実施形態と同様であるものとする。本実施形態に係る画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品の配送管理に係る画像形成装置101の構成例について、図8のブロック図を用いて説明する。本実施形態でも消耗品がトナーであるケースについて説明する。
本実施形態に係るコントローラ350は、上記のコントローラ300から予測部305を省いたものであり、且つ使用量検知部302及び判定部306の動作が第1の実施形態と異なる。
使用量検知部302は、判定部306には、トナー残量Wを送出する。判定部306は、トナー残量Wが規定の配送閾値(例えば、150000[mg])以下であれば、間もなくトナーボトル140が使い切られると判断し、配送要求信号を生成する。そして判定部306は、該生成した配送要求信号を表示コントローラ310に対して送出すると共に、該生成した配送要求信号を、ネットワークを介して保守サーバ307に対して送信する。なお、トナー残量の配送閾値はトナーの絶対重量に限らず、例えば装着されるトナーボトルの初期残量に対する相対量[%]であってもよい。
[第3の実施形態]
本実施形態に係る画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品の配送管理に係る画像形成装置101の構成例について、図9のブロック図を用いて説明する。本実施形態でも消耗品がトナーであるケースについて説明する。
本実施形態に係るコントローラ360は、上記のコントローラ300における予測部305を予測部311に置き換え、且つ判定部306の動作が第1の実施形態と異なる。予測部311は、使用量検知部302からの累積トナー使用量と、不図示のプリントジョブコントローラから取得したプリント出力枚数の累積値と、から以下の式を計算することで、用紙一枚あたり(記録材S一枚あたり)の平均トナー使用量Mを計算する。
Figure 2022090140000003
ここで、Rは画像形成装置の設置以降のプリント出力枚数の累積値であり、A4サイズの用紙に換算した枚数である。例えば予測部311は、A4/LTRプリントではRを1面の出力あたり1カウントアップし、A3/LGLプリントではRを1面の出力あたり2カウントアップする。そして予測部311は、トナー残量Wと、平均トナー使用量Mと、を用いて以下の式を計算することで、現在画像形成装置101に残っているトナーでプリント出力できる用紙の枚数Zを求める。
Z[枚]=W/M
そして予測部311は、求めた枚数Zを判定部306に対して送出する。判定部306は、枚数Zが規定の配送閾値(例えば、2000[枚])以下であれば、間もなくトナーボトル140が使い切られると判断し、交換用のトナーボトルの準備要求の一例である「配送要求」を促すための配送要求信号を生成する。そして判定部306は、該生成した配送要求信号を表示コントローラ310に対して送出すると共に、該生成した配送要求信号を、ネットワークを介して保守サーバ307に対して送信する。
[第4の実施形態]
上記のコントローラ300、350、360が有する全ての機能部はハードウェアで実装しても良いし、一部をソフトウェアで実装しても良い。後者の場合、例えば、該ソフトウェアをコントローラ300(350,360)内のメモリに格納しておき、コントローラ300(350,360)が有するプロセッサが該ソフトウェアを実行することで、対応する機能部の機能を実現させることができる。
以上説明した各実施形態の一部若しくは全部を適宜組み合わせて使用しても構わないし、以上説明した各実施形態の一部若しくは全部を選択的に使用しても構わない。また、以上の説明において使用した各種の数値は一例であり、上記の数値に限るものではない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301:画像コントローラ 302:使用量検知部 303:補給コントローラ 304:メモリ 305:予測部 306:判定部 307:保守サーバ 308:判定部 309:スキャナコントローラ 310:表示コントローラ 317:スキャナユニット 171:操作パネル

Claims (12)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量及び/又は残量に基づいて、交換用の消耗品の準備として第1の準備を促す第1の信号の出力を制御する第1の制御手段と、
    前記推定使用量に基づいて、交換用の消耗品の準備として前記第1の準備とは異なる第2の準備を促す第2の信号の出力を制御する第2の制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の制御手段は、前記推定使用量と前記残量とに基づいて前記消耗品の残り使用可能期間を求め、該使用可能期間が閾値以下であれば、前記第1の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の制御手段は、前記残量が閾値以下であれば、前記第1の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の制御手段は、前記推定使用量と前記画像形成装置におけるプリント出力枚数の累積値とに基づいて用紙一枚あたりの前記消耗品の使用量を求め、該使用量と前記残量とに基づいて前記消耗品を用いてプリント出力できる記録材の枚数を求め、該枚数が閾値以下であれば、前記第1の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の制御手段は、前記消耗品の使用量が規定量以上となった回数を前記推定使用量に基づいて求め、該回数が閾値以上であれば、前記第2の信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の信号に基づいて前記消耗品の配送が要であることを表示し、前記第2の信号に基づいて前記消耗品の常備が要であることを表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段は、前記第2の信号に基づいて前記消耗品の常備すべき数量を表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の制御手段は前記第1の信号を外部のサーバ装置に対して送信し、前記第2の制御手段は前記第2の信号を前記サーバ装置に対して送信することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の制御手段は、前記消耗品の交換を検知した場合には、前記第1の信号の出力を停止することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2の制御手段は、ユーザからの操作入力に応じて前記第2の信号の出力を停止することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記消耗品はトナーであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置の第1の制御手段が、前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量及び/又は残量に基づいて、交換用の消耗品の準備として第1の準備を促す第1の信号の出力を制御する第1の制御工程と、
    前記画像形成装置の第2の制御手段が、前記推定使用量に基づいて、交換用の消耗品の準備として前記第1の準備とは異なる第2の準備を促す第2の信号の出力を制御する第2の制御工程と
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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