JP2022088197A - モータユニット及び電動自転車 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022088197000001
【課題】減速機構における動力伝達効率が低下しにくく、静音性を向上しやすく、ケースの小型化を図りやすいモータユニット及び電動自転車を提供する。
【解決手段】モータユニット3は、ケース4と、ケース4内に収容されるモータ5と、入力軸6と、出力体8と、減速機構9と、を備える。入力軸6は、軸線600方向にケース4を貫通して軸線600回りに回転可能に配置される。出力体8は、軸線600回りに回転可能にケース4に配置される。減速機構9は、ケース4内に収容され、モータ5の回転を減速して出力体8に伝達する。減速機構9は、互いに噛み合う歯車の対を一対のみ有する。
【選択図】図2

Description

本開示は、モータユニット及び電動自転車に関する。
従来、モータ駆動ユニットを搭載した電動アシスト自転車が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1が開示するモータ駆動ユニットは、ユニットケースと、モータと、クランク軸と、スプロケットに嵌め込まれる連動体と、減速機構と、を備えている。
減速機構としては、モータの回転軸と一体に回転する歯部及びこれと噛み合う大径歯車部からなる対と、大径歯車部と一体に回転する小径歯車部及びこれと噛み合う連動体の大径歯車部からなる対の二つの歯車の対が設けられている。
国際公開第2014/184826号
上述したような電動アシスト自転車においては、減速機構が歯車の対を二対有するいわゆる二段減速により減速するものであるため、減速機構における動力伝達効率が低下しやすく、静音性が低下しやすく、ユニットケースの小型化を図りにくい、という問題があった。
本開示は上記従来の問題点に鑑み、減速機構における動力伝達効率が低下しにくく、静音性を向上しやすく、ケースの小型化を図りやすいモータユニット及び電動自転車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、一形態のモータユニットは、ケースと、前記ケース内に収容されるモータと、入力軸と、出力体と、減速機構と、を備える。前記入力軸は、軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される。前記出力体は、前記軸線回りに回転可能に前記ケースに配置される。前記減速機構は、前記ケース内に収容され、前記モータの回転を減速して前記出力体に伝達する。前記減速機構は、互いに噛み合う歯車の対を一対のみ有する。
上記課題を解決するために、一形態の電動自転車は、前記モータユニットを備えている。
本開示の上記一形態に係るモータユニット及び電動自転車にあっては、減速機構における動力伝達効率が低下しにくく、静音性を向上しやすく、ケースの小型化を図りやすい。
図1は、第一実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図2は、同上の電動自転車のモータユニットの出力体、モータの回転軸及び減速機構の伝達回転軸の軸線を通る面で切断した断面図である。 図3は、同上のモータユニットの側面図である。 図4は、同上の電動自転車におけるスプロケット及びモータユニットの側面図である。 図5は、第二実施形態に係るモータユニットの出力体、モータの回転軸及び減速機構の伝達回転軸の軸線を通る面で切断した断面図である。 図6は、第三実施形態に係るモータユニットの出力体、モータの回転軸及び減速機構の伝達回転軸の軸線を通る面で切断した断面図である。 図7は、第四実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図8は、第五実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図9は、同上のモータユニットの側面図である。 図10は、第六実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図11は、第七実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図12は、第八実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図13は、同上のモータユニットの側面図である。 図14は、第九実施形態に係る電動自転車の側面図である。
本開示は、モータユニット及び二輪車に関し、更に詳しくは、ケースと、モータと、出力体と、減速機構と、を備えるモータユニット及びこのモータユニットを備えた電動アシスト自転車、電動バイク等の電動自転車に関する。
以下、本開示のモータユニット及び電動自転車の第一実施形態について、図1~図4に基づいて説明する。
図1に示すように、電動自転車1は、フレーム10と、車輪11と、モータユニット3と、を備える。なお、電動自転車1については、設計上、進行方向が決まっている。以下の説明において、進行方向を前方とするとともにその反対方向を後方とし、鉛直方向を下方とするとともにその反対方向を上方とする。また、図2に示すように、左方及び右方については、前方を向いた状態での左方及び右方とする。
図1に示すように、フレーム10は、電動自転車1を運転する者(以下、運転者とする)を支持する。フレーム10及び運転者の荷重は、車輪11を構成する前輪111及び後輪112を介して地面に支持される。
フレーム10は、ヘッドパイプ101、上パイプ102、下パイプ103、立パイプ104、シートステー105、チェーンステー106及びブラケット2を有する。フレーム10は、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属により形成されるが、非金属を一部に含んでもよい。また、フレーム10全体が非金属により形成されてもよく、フレーム10の材質は特に限定されない。
ヘッドパイプ101は、概ね上下方向に開口する筒状部材である。なお、ここでいう概ね上下方向とは、鉛直方向と30度程度以下の角度をなす方向を意味するものとする。ヘッドパイプ101には、ハンドルポスト12が上下に貫通するように挿入される。ハンドルポスト12は、ヘッドパイプ101に対して軸線方向回りに回転可能に挿入される。ハンドルポスト12の下端部には、フロントフォーク121が形成される。フロントフォーク121には、前輪111が回転可能に取り付けられる。ハンドルポスト12の上端部には、ハンドルバー122が固定される。ハンドルバー122には、電動の入切等を行うための手元操作部と、後輪112が有する変速機構による速度変更を行うための変速操作部と、が設けられる。
上パイプ102は、ヘッドパイプ101より概ね後方に延びる筒状部材である。上パイプ102は、必ずしも直線状でなくてもよい。なお、ここでいう概ね後方とは、後方と40度程度以下の角度をなす方向を意味するものとする。上パイプ102の前端部は、ヘッドパイプ101の後方側の側壁に、溶接等により固定される。上パイプ102の後端部は、立パイプ104に固定される。
立パイプ104は、概ね上下方向に開口する筒状部材である。立パイプ104の上端部近傍の前方側の側壁に、上パイプ102の後端部が溶接等により固定される。立パイプ104の上端部の開口には、サドル13より下方に延びる軸が挿入される。この軸が立パイプ104に固定されることにより、サドル13が立パイプ104に固定される。立パイプ104の下端部には、ブラケット2が固定される。
下パイプ103は、ヘッドパイプ101より概ね後方の斜め下方に延びる筒状部材である。上パイプ102は、必ずしも直線状でなくてもよい。なお、ここでいう概ね後方の斜め下方とは、後方よりも下側であって、かつ、ヘッドパイプ101が延びる方向よりも下側に傾いた方向を意味するものとする。下パイプ103の前端部は、ヘッドパイプ101の後方側の側壁のうち、上パイプ102が固定される部分よりも下側の部分に、溶接等により固定される。下パイプ103の後端部には、ブラケット2が固定される。ブラケット2は、フレーム10の一部であり、モータユニット3を支持する。
ブラケット2の下側にモータユニット3が固定され、モータユニット3はブラケット2に支持される。ブラケット2の内面とモータユニット3の外面との間に、配線空間が形成される。
ブラケット2の前端部には、下パイプ103の後端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。ブラケット2の前後方向における中間部には、立パイプ104の下端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。ブラケット2の後端部には、チェーンステー106の前端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。チェーンステー106は、ブラケット2より概ね後方に延びる二本の中空又は中実の部材である。第一実施形態では、ブラケット2の後端部に筒状をしたチェーンステー106の前端部が溶接により固定されている。
上パイプ102の後端部に、シートステー105の前端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。シートステー105は、立パイプ104の上端部近傍より概ね後方に延びる二本の中空又は中実の部材である。第一実施形態では、筒状をしたシートステー105の前端部が溶接等により固定されている。シートステー105の後端部はチェーンステー106の後端部に固定されており、この部分に後輪112が回転可能に取り付けられる。
また、ブラケット2及び下パイプ103は、モータユニット3に電力を供給するためのバッテリ15が装着されるバッテリ装着部16を有する。また、バッテリ装着部16は、バッテリ15の下端部に形成される給電用又は信号用の複数のバッテリ端子と電気的にそれぞれ接続される複数の端子を有する。複数の端子には、それぞれ配線の一端が電気的に接続される。
また、下パイプ103及び配線空間内には、変速操作部と変速機構とをつなぐ変速ワイヤやブレーキワイヤが通される。
以下、モータユニット3について図2及び図3に基づいて説明する。モータユニット3は、ケース4と、モータ5と、入力軸6と、入力体7と、出力体8と、減速機構9と、を備える。
ケース4は、モータユニット3の外殻を構成する。ケース4は、内部に形成される収容空間に、減速機構9等の機器を収容する。ケース4は、主にアルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウム合金等の金属により形成されるが、非金属が用いられてもよく、ケース4の材質は特に限定されない。
ケース4は、左側に位置する第1分割体41と、右側に位置する第2分割体42と、に分割されている。第1分割体41と第2分割体42とが組み合わされて、ケース4が構成される。
第2分割体42は、内部の収容空間が左方に開放される。第1分割体41と第2分割体42とは、それぞれの収容空間が連続するように左右から合わせられて、ボルトよりなる締結部材43により互いに固定される。第1分割体41と第2分割体42とが互いに固定されて、ケース4が構成される。なお、ケース4の大きさ、形状及び厚み等は、特に限定されない。また、ケース4の内部に形成される収容空間は、密閉されてもよいし、密閉されなくてもよい。
モータ5は、ケース4に取り付けられる。更に詳しくは、モータ5は、主に第1分割体41に収容される。モータ5は、ケース4内に収容される。モータ5は、回転軸51と、回転軸51と一体に回転するロータ52と、ステータ53と、を有する。モータ5は、回転軸51の径方向外側にステータ53が位置するインナーロータ方式である。なお、モータ5として、アキシャルギャップ方式のモータを採用してもよい。回転軸51は、その回転の中心軸が軸線600と平行となるように、回転可能に収容される。回転軸51は、ステータ53から一方に突出しており、突出した部分の外面に減速機構9と噛み合う歯部54が形成されている。回転軸51の突出した部分及びその外面に形成される歯部54により、回転軸51と一体に回転する歯車が構成される。回転軸51の両端部はそれぞれ、第1分割体41に配置された回転軸支持軸受551と、第2分割体42に配置された回転軸支持軸受552と、に支持される。なお、回転軸51には、回転軸支持軸受552と第2分割体42との間に位置する波形座金553が設けられている。この波形座金553が設けられることにより、回転軸51のがたつきを防止することができ、更には、モータユニット3の静粛性を向上させることができる。
ステータ53の直径531は、80mm以下となるように形成されることが好ましい。これにより、モータ5の小型化及びモータユニット3の小型化を図りやすくなる。また、ステータ53の直径531は、70mm以下となるように形成されることが更に好ましく、これにより、モータ5の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。また、ステータ53の直径531は、回転軸51の外径(直径)以上となるように形成されることが好ましく、これにより、モータ5の回転軸51より得られるトルクを安定させることができる。例えば、回転軸51の外径は8mmである。
入力軸6は、軸線600方向(第一実施形態では左右方向)にケース4を貫通して、入力軸6の軸線600回りに回転可能に配置される。入力軸6は、入力軸体60と、入力体7と、を有する。入力軸体60は、第一実施形態では中実部材により構成されているが、中空部材により構成されてもよい。
ケース4は、入力軸体60を回転可能に支持する第1軸受45を、軸線600方向の一端側(第一実施形態では左端側)に有する。第1分割体41には、入力軸体60が通る入力軸孔411が形成されており、この入力軸孔411に、第1軸受45が配置されている。第一実施形態では、第1軸受45は、ボールベアリングにより構成される。なお、第1軸受45としては、ころ軸受等の他の様々な軸受も利用可能であり、ボールベアリングに限定されない。
また、ケース4は、出力体8を回転可能に支持する第2軸受46を軸線600方向の他端側(第一実施形態では右端側)に有する。第2分割体42には、入力軸体60が通る入力軸孔421が形成されており、この入力軸孔421に、第2軸受46が配置されている。第一実施形態では、入力軸体60は出力体8を介して間接的に第2軸受46に支持される。第一実施形態では、第2軸受46は、ボールベアリングにより構成される。なお、第2軸受46としては、ころ軸受等の他の様々な軸受も利用可能であり、ボールベアリングに限定されない。
入力軸体60の端部には、図1に示すように、クランクアーム18の一端側が固定される。クランクアーム18の他端側には、ペダル181が回転可能に取り付けられる。電動自転車1の運転者は、ペダル181を漕ぐことにより、入力軸体60に人力の回転力を伝えることができる。
図2に示すように、入力体7は、入力軸体60の外周面に沿って配置され、入力軸体60と一体に回転する。入力体7は、筒状をした部材で、その軸線600方向が左右方向を向き、入力軸体60と同芯状に配置される。入力体7の左右方向の長さは、入力軸体60の左右方向の長さよりも短い。入力体7と入力軸体60は、軸線600方向の一部に、軸線600回りに相対的に回転不能となるように互いに嵌合する嵌合部71、61を有する。第一実施形態では、入力体7の左端部とこの部分に対応する入力軸体60に、スプライン部又はセレーション部等からなる嵌合部71、61が形成されている。嵌合部71、61は、雄ねじおよび雌ねじによって嵌合する構成であっても良い。
更に第一実施形態では、入力体7は、入力軸体60に連結される。入力体7と入力軸体60との間に隙間70が形成されている。これにより、筒状をした入力体7の内部へ入力軸体60を挿入しやすくなっている。
出力体8は、入力軸体60の外周面に沿って軸線600回りに回転可能に配置され、軸線600方向にケースを貫通している。出力体8は、入力体7から回転力を受ける。入力体7及び出力体8は、入力体7と出力体8とが一体的に回転するように連結する連結部を有する。入力体7の外周面に、周方向に並設される凹凸からなるスプライン部からなる嵌合部72が形成される。同様に、出力体8の内周面に、周方向に並設され、スプライン部からなる嵌合部72と噛み合う凹凸からなるスプライン部からなる嵌合部81が形成される。嵌合部72及び嵌合部81により、連結部が構成される。
出力体8は、概ね筒状をした部材で、その軸線600方向が左右方向を向き、入力軸体60と同芯状に配置される。出力体8の左右方向の長さは、入力軸体60の左右方向の長さよりも短い。出力体8の右端部は、第2分割体42に形成された入力軸孔421を通ってケース4外に突出している。出力体8は、第2分割体42に配置された第2軸受46に支持されている。出力体8は、入力軸体60及び入力体7とともに回転軸ユニット30を構成する。回転軸ユニット30は、第1軸受45及び第2軸受46を介して、ケース4に支持される。
モータ5の回転軸51が、軸線600の上方でかつ軸線600よりも電動自転車1の進行方向の後方に位置することが好ましい。これにより、ケース4を立パイプ104に沿わせやすくなる。なお、モータ5の回転軸51が、軸線600の下方に位置してもよい。この場合、電動自転車1の重心を低くすることができ、安定性を高めることができる。また後述する立パイプ104にバッテリ15を内蔵する構成において、立パイプ104内の収容空間を確保し易くなる。
モータ5の回転軸51と出力体8との間のピッチ511は、60mm以下となるように形成されることが好ましい。ピッチ511は、回転軸51の回転中心となる軸線と、出力体8の回転中心となる軸線(軸線600)との間の距離をいう。ピッチ511が60mm以下となるように形成されることにより、ケース4(モータユニット3)の小型化を図りやすくなる。また、ピッチ511は、55mm以下となるように形成されることが更に好ましく、これにより、ケース4(モータユニット3)の小型化をより一層図りやすくなる。また、ピッチ511は、50mm以下となるように形成されることが更に好ましく、これにより、ケース4(モータユニット3)の小型化をより一層図りやすくなる。また、ピッチ511は、45mm以下となるように形成されることが更に好ましく、これにより、ケース4(モータユニット3)の小型化をより一層図りやすくなる。また、ピッチ511は、入力軸6の外径(直径)以上とるように形成されることが好ましい。これにより、減速機構9において適切な減速比を設定することができる。
出力体8のケース4外に突出した部分には、前側のスプロケット191が取り付けられる。前側のスプロケット191は、軸線600方向のいずれか一方の側において出力体8に取り付けられる。第一実施形態では、前側のスプロケット191は、ロックリング195により出力体8のケース4の右側に突出した部分に固定される。前側のスプロケット191は、出力体8と一体に回転する。また、図1に示すように、後輪112のハブに後側のスプロケット192が固定される。前側のスプロケット191と後側のスプロケット192との間に、チェーン193が掛け回される。
図4に示すように、軸線600方向視において、ケース4の外郭がスプロケット191の外郭内に収まる。これにより、電動自転車1の外観が向上すると共に、電動自転車1の設計上の自由度が向上する。
図2に示すように、嵌合部72及び嵌合部81からなる連結部が入力体7(入力軸6)及び出力体8に形成されることにより、入力軸6と出力体8とが一体的に回転して、入力軸6の回転数と出力体8の回転数が一致する。これにより、入力軸6(入力軸体60及び入力体7)、出力体8及び前側のスプロケット191の軸線600回りの回転における位相が固定される。
また、いわゆるコースターブレーキを採用する場合、このような連結部は有効に機能する。コースターブレーキは、前側のスプロケット191が反加速方向に回転した際の回転力によって、チェーン193を介して後輪112のハブ内でブレーキを掛けるものである。上記構成であれば、入力軸6と出力体8とを一体回転させることができるため、コースターブレーキを円滑に機能させることができる。なお、連結部としての嵌合部72及び嵌合部81は、スプライン部に限定されず、セレーション部により構成されてもよいし、例えば、入力体7及び出力体8の外表面にキー溝が形成され、キー溝にキーが嵌め込まれるものであってもよい。
出力体8には、減速機構9を構成する歯車90が取り付けられる。歯車90は、外周面に、歯部91を有する。歯車90は、出力体8の一部となって出力体8と一体に回転し、モータ5の回転力を受けて、出力体8に回転力を伝達する。第一実施形態では、減速機構9と出力体8との間にワンウェイクラッチ32を備えている。具体的には、歯車90は、ワンウェイクラッチ32を介して出力体8に連結される。ワンウェイクラッチ32は、出力体8の外周に配置され、ワンウェイクラッチ32の回転の中心軸が軸線600上に位置する。これにより、ケース4内の入力軸6及び出力体8から離れた部分にワンウェイクラッチ32を配置する必要がなくなり、ケース4内の入力軸6及び出力体8から離れた部分にスペースを形成しやすい。
ワンウェイクラッチ32は、歯車90に、電動自転車1を進行方向に加速させる方向(以下、加速方向とする)の回転力がモータ5からかかる場合にこの回転力を出力体8に伝達し、加速方向と反対方向の回転力がかかる場合にはこの回転力を出力体8に伝達しない。また、出力体8に、加速方向の回転力がかかる場合にこの回転力を歯車90に伝達しない。
減速機構9は、ケース4内に収容され、モータ5の回転を減速して出力体8に伝達する。減速機構9は、互いに噛み合う歯車の対を一対のみ有する。具体的には、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車(回転軸51から突出して歯部54が形成されている部分)と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備える。減速機構9は、いわゆる一段減速によりモータ5の回転を減速して出力体8に伝達する。
駆動側の歯車の歯数、すなわち、歯部54における歯数は、9以下となるように形成されることが好ましい。これにより、駆動側の歯車と従動側の歯車90の噛み合いによる減速比を大きくとることができ、一段減速においても所望の減速比を達成しやすくなり、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化を図りやすくなる。また、駆動側の歯車の歯数は、5以下となるように形成されることが更に好ましい。これにより、駆動側の歯車と従動側の歯車90の噛み合いによる減速比を更に大きくとることができ、一段減速においても所望の減速比を達成しやすくなり、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。また、駆動側の歯車の歯数は、4以下となるように形成されることが更に好ましい。これにより、駆動側の歯車と従動側の歯車90の噛み合いによる減速比を更に大きくとることができ、一段減速においても所望の減速比を達成しやすくなり、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。
また、駆動側の歯車の表面(歯部54の表面)が、ショットピーニング処理されているか、エアブラスト処理されているか、メッキ処理を施されているか、あるいはコーティングを有することが好ましい。
ショットピーニングには、例えば、ハードショットピーニング、セミハードショットピーニング、WPC処理、二硫化モリブデンショットピーニング、及びシリウス加工が含まれる。駆動側の歯車の表面にショットピーニングを施すことで、駆動側の歯車の表面の面粗さが良化し、駆動側の歯車の表面の滑り性が高まるので、駆動側の歯車と従動側の歯車90との間の摩擦抵抗が低減され、駆動時の騒音が抑制される効果や、従動側の歯車90の摩耗が抑制される効果が得られる。また、駆動側の歯車の耐摩耗性が向上し、駆動側の歯車と従動側の歯車90の噛み合い部分の発熱が抑えられる。
エアブラストには、例えば、#100のメディアを用いたエアブラスト処理と、#400のメディアを用いたエアブラスト処理とが含まれる。駆動側の歯車の表面にエアブラストが施されることで、駆動側の歯車の表面の面粗さが良化し、駆動側の歯車の表面の滑り性が高まるので、駆動側の歯車と従動側の歯車90との間の摩擦抵抗が低減され、駆動時の騒音が抑制される効果や、従動側の歯車90の摩耗が抑制される効果が得られる。
コーティングには、DLC(Diamond-Like Carbon)コーティング、テフロン(登録商標)コーティング、ドライルーブ処理、アルマイト処理、硬質アルマイト処理、二硫化モリブデンコーティング、及び各種のめっき処理が含まれる。各種のめっき処理には、例えば、硬質クロムめっき、電解硬質炭化クロムめっき、三価クロメートめっき、ニッケルめっき、無電解ニッケルめっき、フッ素複合無電解ニッケルめっき、フッ素複合無電解ニッケルめっき、パーカー処理を施すことが含まれる。
駆動側の歯車の表面に上記のコーティングが施されることで、駆動側の歯車の表面の面粗さが良化し、駆動側の歯車の表面の滑り性が高まるので、駆動側の歯車と従動側の歯車90との間の摩擦抵抗が低減され、駆動時の騒音が抑制される効果や、従動側の歯車90の摩耗が抑制される効果が得られる。また、駆動側の歯車は、研磨加工仕上げがされていることが好ましい。研磨加工仕上げされることによって、歯車の表面の面粗度が小さくなり、駆動側の歯車の表面の滑り性が高まる。これにより、駆動側の歯車と従動側の歯車90との間の摩擦抵抗が低減され、駆動時の騒音が抑制される効果や、従動側の歯車90の摩耗が抑制される効果が得られる。
従動側の歯車90は、少なくとも一部が樹脂により形成されていることが好ましい。少なくとも一部が樹脂で形成されることには、少なくとも歯車90の歯部が樹脂で形成されることが含まれる。従動側の歯車90は、樹脂を材料として筒状に成形された歯車である。樹脂は、具体的にはポリアセタールであるが、ナイロン等の他の樹脂を用いることも可能である。
ポリアセタールは、自己潤滑性を有する材料である。従動側の歯車90をポリアセタールで成形することで、従動側の歯車90の摩耗が抑制され、駆動時の騒音が抑制されるという効果や、耐久性が高まるという効果が得られる。
また、一般的に、減速機構に含まれる従動歯車は大径となって重量が嵩む傾向にあるが、第一実施形態では、従動側の歯車90がポリアセタール等の樹脂で成形されていることによって、減速機構9の軽量化が実現され、ひいては電動自転車1の全体の軽量化が実現される。加えて、従動側の歯車90の軽量化によって、従動側の歯車90の回転モーメントが小さくなるので、モータ5によって電動自転車1を駆動させるときの俊敏な動作が実現される。
ここで、従動側の歯車90の材料がナイロンである場合を仮定してこれと比較すると、従動側の歯車90の材料がポリアセタールである場合には、耐久性が一層向上するという利点や、比較的に安価で提供可能になるという利点がある。なお、ポリアセタールは熱に弱く、高温になると耐久性が低下するが、減速機構9が一段減速であるため、二段減速と比較して、従動側の歯車90の回転が遅く高温になりにくく、耐久性が低下しにくい。
ポリアセタールは、その分子構造に基づいてホモポリマーとコポリマーの二種類に分類される。従動側の歯車90の材料には、ホモポリマーとコポリマーのどちらの種類のポリアセタールを用いることも可能である。
従動側の歯車90の直径901は、110mm以下となるように形成されることが好ましい。これにより、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化を図りやすくなる。また、歯車90の直径901は、95mm以下となるように形成されることが更に好ましく、これにより、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。また、歯車90の直径901は、80mm以下となるように形成されることが更に好ましく、これにより、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。また、歯車90の直径901は、回転軸51の直径以上となるように形成されることが好ましい。これにより、歯車90の保持剛性を確保しやすくなり、また、歯車90の倒れを防止すると共に、歯車の静音化・耐久性向上ができる。また、歯車90の外径を小さくすることによっても、はすば歯車のスラスト方向(軸600方向)の荷重による倒れを小さくすることが出来るため、減速機構9の静音化・耐久性を向上することができる。
また、駆動側の歯車及び従動側の歯車90は、はすば歯車であることが好ましい。これにより、平歯車である場合と比較して、耐久性が向上すると共に、噛み合い率が向上して静音性が向上する。
運転者は、電動自転車1のペダル181を漕ぐことにより、入力軸体60に、加速方向の回転力がかかる。入力軸体60が回転すると、入力体7は、入力軸体60と一体に回転する。入力体7の加速方向の回転力は、出力体8に加速方向の回転力がかかり、出力体8及び前側のスプロケット191は加速方向に回転する。前側のスプロケット191が加速方向に回転すると、チェーン193を介して後側のスプロケット192に加速方向の回転力がかかり、後側のスプロケット192及び後輪112が加速方向に回転する。これにより、電動自転車1は進行方向に進行する。
また、電動自転車1が人力で進行方向に進行中に、モータ5からの回転力を補助力として出力体8に加えることができる。以下に詳しく説明する。モータ5の回転軸51が加速方向に回転すると、モータ5の回転軸51と一体に回転する歯車(歯部54)と噛み合う歯車90が加速方向に回転する。歯車90の加速方向の回転力は、ワンウェイクラッチ32を介して出力体8に伝達される。すなわち、出力体8は、入力体7からの人力の回転力と、モータ5からの回転力とが合わさる合力体として機能する。第一実施形態におけるモータユニット3は、いわゆる一軸式のモータユニット3である。
電動自転車1にあっては、入力軸体60にかかっているトルク及び入力軸体60の単位時間当たりの回転数に応じて、モータ5からの回転力が制御される。入力軸体60にかかっているトルクは、トルク検出部33により検出される。トルク検出部33は、入力軸6の表面に沿って配置されて、入力軸6にかかるトルクを検出する。
第一実施形態では、入力体7の外周面に、磁気異方性が付与された磁歪発生部331が形成されている。また、入力体7の外周面の磁歪発生部331が設けられた部分から若干の間隔をあけて、コイル332が配置されている。これらの磁歪発生部331及びコイル332により、トルク検出部33としての磁歪式のトルクセンサが構成されている。このような磁歪式のトルクセンサとしては、様々なものが適宜利用可能である。また、トルク検出部33は、磁歪式のトルクセンサに限定されない。
入力軸体60の単位時間当たりの回転数は、入力軸回転検出部34により検出される。入力軸回転検出部34は、回転軸ユニット30に取り付けられる被検出部344と、回転軸ユニット30以外の部分に固定される検出部345と、を有する。
第一実施形態では、入力軸体60の外周面に、回転体341が取り付けられる。回転体341は、その内周面に入力軸体60の外周面が圧入されることによって取り付けられる。回転体341は、入力軸体60と一体に回転する。回転体341は、入力軸6の径方向に延びる部分の先端に歯部を有する。回転体341の歯部の回転軌道上に、この歯部と噛み合う歯部を有する回転体342が回転可能に取り付けられる。回転体342の歯部の回転軌道上に、この歯部と噛み合う歯部を有する回転体343が回転可能に取り付けられる。回転体343は、入力軸6の軸線600方向に延びており、その先端に、被検出部344として、周方向に一定間隔で配置された磁石を有する。回転体341~343は、入力軸6の回転数を入力軸回転検出部34に検出させるためのものである。
更に、検出部345として、被検出部344である磁石の回転軌道に対応する位置に、磁石の磁力を検知するホールICが配置されている。検出部345は、後述する制御基板35に取り付けられる。検出部345が制御基板35に直接取り付けられることにより、検出部345と制御基板35とを接続するコネクタや配線が不要となり、モータユニット3の小型化を図りやすくなる。
なお、このような磁石及びホールICを有する入力軸回転検出部34としては、様々なものが適宜利用可能である。また、入力軸回転検出部34は、磁石及びホールICを有するものに限定されない。
回転体341は、軸線600方向において、トルク検出部33を基準としてスプロケット191が位置する側と反対の側に位置する。図2に即していえば、トルク検出部33を基準とした場合、スプロケット191が右側に位置するのに対して、回転体341は左側に位置している。これにより、回転体341をスプロケット191から離れた位置に配置することができて、設計上の自由度が向上する。
モータユニット3は、更に、ロータ52の回転数を検出するモータ回転検出部36を有する。モータ回転検出部36は、検出部361を有する。検出部361として、モータ5のロータ52の回転軌道に対応する位置に、ロータ52の磁力を検知するホールICが配置されている。なお、ホールICが検知する磁力は、ロータ52自体の磁力でもよいし、ロータ52と共に回転する部材の磁力でもよい。検出部361は、制御基板35に取り付けられる。検出部361が制御基板35に直接取り付けられることにより、検出部361と制御基板35とを接続するコネクタや配線が不要となり、モータユニット3の小型化を図りやすくなる。
なお、このような磁石及びホールICを有するモータ回転検出部36としては、様々なものが適宜利用可能である。また、モータ回転検出部36は、磁石及びホールICを有するものに限定されない。また、検出部361として、ホールIC以外のセンサを用いることもできる。例えば、検出部361としてレゾルバや光学式センサを用いることができる。
モータユニット3は、ケース4内に、モータ5を制御する制御部を有する制御基板35が配置される。制御部は、例えばマイクロコンピュータを有し、ROM(Read Only Memory)等の記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、各要素の動作を制御する。このような制御部は、様々なものが適宜利用可能であり、詳細な説明は省略する。制御部は、トルク検出部33により検出されたトルク及び入力軸回転検出部34により検出された回転数に基いて、モータ5からの回転力を制御する。
第一実施形態の電動自転車1においては、減速機構9が互いに噛み合う歯車の対を一対のみ有するため、減速機構9における動力伝達効率が低下しにくく、静音性を向上しやすく、ケース4(モータユニット3)の小型化及び電動自転車1の小型化を図りやすい。特に、ケース4を小型化することにより、後輪112の中心から入力軸体60の軸線600までのいわゆるリア-センター間の距離を短くできて、電動自転車1の取り回しがしやすくなる。
次に、第二実施形態のモータユニット3について、図5に基いて説明する。なお、第二実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、回転軸51を支持する回転軸支持軸受551は、入力軸体60を支持する第1軸受45よりも左側(前側のスプロケット191と反対側)に位置していた。これに対して、第二実施形態では、回転軸支持軸受551は、軸線600方向において、第1軸受45と重なる位置に位置している。これにより、ケース4の左側の側面を平坦にして簡素にしやすくなる。
次に、第三実施形態のモータユニット3について、図6に基いて説明する。なお、第三実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、入力軸6の回転数を入力軸回転検出部34に検出させるための回転体として、三個の回転体341~343が設けられていた。これに対して、第三実施形態では、図6に示すように、一個の回転体346のみが設けられている。
また、第一実施形態では、図2に示すように、入力軸6に取り付けられる回転体341が、トルク検出部33の左側に位置していた。これに対して、第三実施形態では、図6に示すように、入力軸6に取り付けられる回転体346が、トルク検出部33の右側に位置している。
第三実施形態では、一個の回転体346のみが設けられることにより、ケース4(モータユニット3)の小型化及び電動自転車1の小型化を図りやすい。
次に、第四実施形態のモータユニット3について、図7に基いて説明する。なお、第四実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、バッテリ15は、下パイプ103の表面の一部として露出していた。これに対して、第四実施形態では、図7に示すように、バッテリ15は、下パイプ103に内蔵されており、バッテリ15の盗難に遭いにくい。
次に、第五実施形態のモータユニット3について、図8及び図9に基いて説明する。なお、第五実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、バッテリ15は、下パイプ103に設けられていた。これに対して、第五実施形態では、図8に示すように、バッテリ15は、立パイプ104に内蔵されている。バッテリ15に接続される配線は、図9に示すように、モータユニット3が有するコネクタ37に接続される。コネクタ37は、ケース4の上端部に形成されている。
第五実施形態においては、バッテリ15が立パイプ104に内蔵されていることにより、下パイプ103における設計上の自由度が向上する。また、バッテリ15は、立パイプ104に内蔵されているため、盗難に遭いにくい。
次に、第六実施形態のモータユニット3について、図10に基いて説明する。なお、第六実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、バッテリ15は、下パイプ103に設けられていた。これに対して、第六実施形態では、図10に示すように、バッテリ15は、上パイプ102に内蔵されている。
第六実施形態においては、バッテリ15が上パイプ102に内蔵されていることにより、下パイプ103における設計上の自由度が向上する。また、バッテリ15は、上パイプ102に内蔵されているため、盗難に遭いにくい。
次に、第七実施形態のモータユニット3について、図11に基いて説明する。なお、第七実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、バッテリ15は、下パイプ103に設けられていた。これに対して、第七実施形態では、図11に示すように、バッテリ15は、前輪111のハブに設けられている。これにより、フレーム10における設計上の自由度が向上する。
次に、第八実施形態のモータユニット3について、図12及び図13に基いて説明する。なお、第八実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、モータ5の回転軸51が、軸線600の上方でかつ軸線600よりも電動自転車1の進行方向の後方に位置していた。これに対して、第八実施形態では、図12に示すように、モータ5の回転軸51が、軸線600の上方でかつ軸線600よりも電動自転車1の進行方向の前方に位置している。バッテリ15に接続される配線は、図13に示すように、モータユニット3が有するコネクタ37に接続される。コネクタ37は、ケース4の側部に形成されている。
第八実施形態においては、バッテリ15とモータ5との間の距離を短くしやすくなり、配線の長さを短くしやすくなる。
次に、第九実施形態のモータユニット3について、図14に基いて説明する。なお、第九実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、図2に示すように、モータ5の回転軸51が、軸線600の上方でかつ軸線600よりも電動自転車1の進行方向の後方に位置していた。これに対して、第九実施形態では、図14に示すように、モータ5の回転軸51が、軸線600の上方でかつ軸線600よりも電動自転車1の進行方向の前方に位置している。また、モータユニット3は、モータユニット3に電力を供給するためのバッテリ15と接続される端子38を有する。
第九実施形態においては、バッテリ15をモータユニット3の端子38に直接接続することができ、バッテリ15とモータユニット3とを接続する配線が不要となる。なお、軸線600方向視において、端子38がスプロケット191の外郭内に収まる場合、モータユニット3を小型化することができる。また、軸線600方向視において、端子38がスプロケット191の外郭内に収まらない場合、バッテリ15の取り付け時に使用者の手がスプロケット191に干渉する可能性を低減できる。
なお、上記実施形態の変形例として、入力体7と出力体8との間に、ワンウェイクラッチが配置されてもよい。ワンウェイクラッチは、入力体7に加速方向の回転力がかかる場合に、この回転力を出力体8に伝達し、加速方向と反対方向の回転力がかかる場合には、この回転力を出力体8に伝達しない。また、このワンウェイクラッチは、出力体8に、加速方向の回転力がかかる場合に、この回転力を入力体7に伝達しない。
また入力軸6と入力体7との間にワンウェイクラッチが配置されてもよい。この場合、ワンウェイクラッチは、入力軸6に加速方向の回転力がかかる場合に、この回転力を入力体7に伝達し、加速方向と反対方向の回転力がかかる場合にはこの回転力を入力体7に伝達しない。また、このワンウェイクラッチは、入力体7に加速方向の回転力がかかる場合に、この回転力を入力軸6に伝達しない。このように入力体7と出力体8との間、または入力軸6と入力体7との間にワンウェイクラッチが配置した場合、スプロケット191が加速方向に回転したとしても、入力軸6が供回りすることがない。そのため、モータ5の駆動力のみで電動自転車を走行させる場合に有用である。モータ5の駆動力のみで電動自転車を走行させる場合とは、例えば押し歩き制御(ウォークモード)などがある。
以上、述べた実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様のモータユニット3は、ケース4と、ケース4内に収容されるモータ5と、入力軸6と、出力体8と、減速機構9と、を備える。入力軸6は、軸線600方向にケース4を貫通して軸線600回りに回転可能に配置される。出力体8は、軸線600回りに回転可能にケース4に配置される。減速機構9は、ケース4内に収容され、モータ5の回転を減速して出力体8に伝達する。減速機構9は、互いに噛み合う歯車の対を一対のみ有する。
第1の態様によれば、減速機構9における動力伝達効率が低下しにくく、静音性を向上しやすく、ケース4の小型化を図りやすい。
第2の態様は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、モータ5は、インナーロータ方式のモータである。
第2の態様によれば、広く用いられているインナーロータ方式のモータによりモータ5を構成することができる。
第3の態様は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、モータユニット3は、出力体8に取り付けられるスプロケット191を更に備える。軸線600方向視において、ケース4の外郭がスプロケット191の外郭内に収まる。
第3の態様によれば、モータユニット3を有する電動自転車1の外観が向上すると共に、電動自転車1の設計上の自由度が向上する。
第4の態様は、第1~第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第4態様では、モータ5が有するステータ53の直径531が80mm以下である。
第4の態様によれば、モータ5の小型化及びモータユニット3の小型化を図りやすくなる。
第5の態様は、第1~第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、モータ5が有するステータ53の直径531が70mm以下である。
第5の態様によれば、モータ5の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。
第6の態様は、第1~第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、モータ5が有する回転軸51と出力体8との間のピッチ511が60mm以下である。
第6の態様によれば、ケース4(モータユニット3)の小型化を図りやすくなる。
第7の態様は、第1~第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、モータ5が有する回転軸51と出力体8との間のピッチ511が55mm以下である。
第7の態様によれば、ケース4(モータユニット3)の小型化をより一層図りやすくなる。
第8の態様は、第1~第7のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備えるものである。従動側の歯車90の直径901が110mm以下である。
第8の態様によれば、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化を図りやすくなる。
第9の態様は、第1~第7のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備えるものである。従動側の歯車90の直径901が95mm以下である。
第9の態様によれば、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。
第10の態様は、第1~第9のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備えるものである。駆動側の歯車の歯数が9以下である。
第10の態様によれば、駆動側の歯車と従動側の歯車90の噛み合いによる減速比を大きくとることができ、一段減速においても所望の減速比を達成しやすくなり、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化を図りやすくなる。
第11の態様は、第1~第9のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第11の態様では、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備えるものである。駆動側の歯車の歯数が4以下である。
第11の態様によれば、駆動側の歯車と従動側の歯車90の噛み合いによる減速比を更に大きくとることができ、一段減速においても所望の減速比を達成しやすくなり、減速機構9の小型化及びモータユニット3の小型化をより一層図りやすくなる。
第12の態様は、第1~第11のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第12の態様では、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備えるものである。従動側の歯車90の少なくとも一部が樹脂により形成されている。
第12の態様によれば、従動側の歯車90の摩耗が抑制されやすくなり、駆動時の騒音が抑制されやすくなる。
第13の態様は、第12の態様との組み合わせにより実現され得る。第13の態様では、樹脂がポリアセタール樹脂である。
第13の態様によれば、従動側の歯車90の摩耗が抑制されやすくなり、駆動時の騒音が抑制されやすくなる。
第14の態様は、第1~第13のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第14の態様では、減速機構9は、モータ5が有する回転軸51と一体に回転する駆動側の歯車と、出力体8と一体に回転する従動側の歯車90と、を備えるものである。駆動側の歯車の表面が、ショットピーニング処理されているか、エアブラスト処理されているか、メッキ処理を施されているか、歯研処理されているか、転造仕上げ加工処理されているか、鍛造仕上げ加工処理されているか、あるいはコーティングを有する。
第14の態様によれば、駆動側の歯車の表面の面粗さが良化し、駆動側の歯車の表面の滑り性が高まるので、駆動側の歯車と従動側の歯車90との間の摩擦抵抗が低減され、駆動時の騒音が抑制されやすくなり、従動側の歯車90の摩耗が抑制されやすくなる。
第15の態様は、第1~第14のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第15の態様では、モータユニット3は、制御基板35と、モータ回転検出部36と、を更に備える。制御基板35は、モータ5を制御する制御部を有する。モータ回転検出部36は、モータ5が有するロータ52の回転数を検出する。モータ回転検出部36は、制御基板35に設けられている。
第15の態様によれば、モータ回転検出部36と制御基板35とを接続するコネクタや配線が不要となり、モータユニット3の小型化を図りやすくなる。
第16の態様は、第1~第15のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第16の態様では、モータユニット3は、制御基板35と、入力軸回転検出部34と、を更に備える。制御基板35は、モータ5を制御する制御部を有する。入力軸回転検出部34は、入力軸6の回転数を検出する。入力軸回転検出部34は、制御基板35に設けられている。
第16の態様によれば、入力軸回転検出部34と制御基板35とを接続するコネクタや配線が不要となり、モータユニット3の小型化を図りやすくなる。
第17の態様は、第1~第16のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第17の態様では、モータユニット3は、トルク検出部33と、を更に備える。トルク検出部33は、入力軸6の表面に沿って配置されて入力軸6にかかるトルクを検出する。出力体8と入力軸6とは、スプライン部又はセレーション部からなる嵌合部72、81により互いに嵌合されている。
第17の態様によれば、出力体8からのトルク及び曲げモーメントが入力軸6に伝達されにくいため、入力軸6のトルクを検出するにあたり、出力体8からのトルク及び曲げモーメントの影響を受けにくい。
第18の態様は、第1~第17のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第18の態様では、モータユニット3は、スプロケット191と、トルク検出部33と、入力軸回転検出部34と、回転体341と、を更に備える。スプロケット191は、軸線600方向のいずれか一方の側において出力体8に取り付けられる。トルク検出部33は、入力軸6の表面に沿って配置されて入力軸6にかかるトルクを検出する。入力軸回転検出部34は、入力軸6の回転数を検出する。回転体341は、入力軸6の回転数を入力軸回転検出部34に検出させるためのものであり、入力軸6と一体に回転するように入力軸6に取り付けられる。回転体341は、軸線600方向において、トルク検出部33を基準としてスプロケット191が位置する側と反対の側に位置する。
第18の態様によれば、回転体341をスプロケット191から離れた位置に配置することができて、設計上の自由度が向上する。
第19の態様は、第1~第17のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第19の態様では、モータユニット3は、スプロケット191と、トルク検出部33と、入力軸回転検出部34と、回転体341と、を更に備える。スプロケット191は、軸線600方向のいずれか一方の側において出力体8に取り付けられる。トルク検出部33は、入力軸6の表面に沿って配置されて入力軸6にかかるトルクを検出する。入力軸回転検出部34は、入力軸6の回転数を検出する。回転体341は、入力軸6の回転数を入力軸回転検出部34に検出させるためのものであり、入力軸6と一体に回転するように入力軸6に取り付けられる。回転体341は、軸線600方向において、トルク検出部33を基準としてスプロケット191が位置する側に位置する。
第19の態様によれば、回転体341をスプロケット191に近い位置に配置することができて、設計上の自由度が向上する。
第20の態様は、第1~第19のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第20の態様では、減速機構9が有する一対の歯車は、はすば歯車である。
第20の態様によれば、減速機構9が有する一対の歯車の耐久性が向上すると共に、噛み合い率が向上して静音性が向上する。
第21の態様は、第1~第20のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第21の態様では、モータユニット3は、モータユニット3に電力を供給するためのバッテリ15と接続される端子38を有する。
第21の態様によれば、バッテリ15とモータユニット3とを接続する配線が不要となる。
第22の態様は、第1~第21のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第22の態様では、電動自転車1は、第1~第21のいずれかの態様のモータユニット3を備える。
第22の態様によれば、減速機構9における動力伝達効率が低下しにくく、静音性を向上しやすく、ケース4の小型化を図りやすい。
第23の態様は、第22の態様との組み合わせにより実現され得る。第23の態様では、モータ5が有する回転軸51が、軸線600の上方でかつ軸線600よりも電動自転車1の進行方向の後方に位置する。
第23の態様によれば、ケース4を立パイプ104に沿わせやすくなる。
第24の態様は、第22の態様との組み合わせにより実現され得る。第24の態様では、モータ5が有する回転軸51が、軸線600の下方に位置する。
第24の態様によれば、設計上の自由度が向上する。
第25の態様は、第22~第24のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第25の態様では、電動自転車1は、モータユニット3に電力を供給するためのバッテリ15と、上パイプ102、下パイプ103及び立パイプ104を有するフレーム10と、を備える。バッテリ15は、立パイプ104に内蔵されている。
第25の態様によれば、バッテリ15が立パイプ104に内蔵されているため、下パイプ103における設計上の自由度が向上する。
第26の態様は、第22~第24の態様との組み合わせにより実現され得る。第26の態様では、電動自転車1は、モータユニット3に電力を供給するためのバッテリ15と、上パイプ102、下パイプ103及び立パイプ104を有するフレーム10と、を備える。バッテリ15は、上パイプ102に内蔵されている。
第26の態様によれば、バッテリ15が上パイプ102に内蔵されているため、下パイプ103における設計上の自由度が向上する。
1 電動自転車
10 フレーム
102 上パイプ
103 下パイプ
104 立パイプ
15 バッテリ
191 前側のスプロケット
3 モータユニット
33 トルク検出部
34 入力軸回転検出部
341 回転体
35 制御基板
36 モータ回転検出部
38 端子
4 ケース
5 モータ
51 回転軸
511 ピッチ
52 ロータ
53 ステータ
531 直径
6 入力軸
600 軸線
8 出力体
9 減速機構
90 従動側の歯車
901 直径
91 歯部

Claims (26)

  1. ケースと、
    前記ケース内に収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸と、
    前記軸線回りに回転可能に前記ケースに配置される出力体と、
    前記ケース内に収容され、前記モータの回転を減速して前記出力体に伝達する減速機構と、を備え、
    前記減速機構は、互いに噛み合う歯車の対を一対のみ有する
    モータユニット。
  2. 前記モータは、インナーロータ方式のモータである
    請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記出力体に取り付けられるスプロケットを更に備え、
    前記軸線方向視において、前記ケースの外郭が前記スプロケットの外郭内に収まる
    請求項1又は2に記載のモータユニット。
  4. 前記モータが有するステータの直径が80mm以下である
    請求項1~3のいずれか一項に記載のモータユニット。
  5. 前記モータが有するステータの直径が70mm以下である
    請求項1~3のいずれか一項に記載のモータユニット。
  6. 前記モータが有する回転軸と前記出力体との間のピッチが60mm以下である
    請求項1~5のいずれか一項に記載のモータユニット。
  7. 前記モータが有する回転軸と前記出力体との間のピッチが55mm以下である
    請求項1~5のいずれか一項に記載のモータユニット。
  8. 前記減速機構は、前記モータが有する回転軸と一体に回転する駆動側の歯車と、前記出力体と一体に回転する従動側の歯車と、を備えるものであり、
    前記従動側の歯車の直径が110mm以下である
    請求項1~7のいずれか一項に記載のモータユニット。
  9. 前記減速機構は、前記モータが有する回転軸と一体に回転する駆動側の歯車と、前記出力体と一体に回転する従動側の歯車と、を備えるものであり、
    前記従動側の歯車の直径が95mm以下である
    請求項1~7のいずれか一項に記載のモータユニット。
  10. 前記減速機構は、前記モータが有する回転軸と一体に回転する駆動側の歯車と、前記出力体と一体に回転する従動側の歯車と、を備えるものであり、
    前記駆動側の歯車の歯数が9以下である
    請求項1~9のいずれか一項に記載のモータユニット。
  11. 前記減速機構は、前記モータが有する回転軸と一体に回転する駆動側の歯車と、前記出力体と一体に回転する従動側の歯車と、を備えるものであり、
    前記駆動側の歯車の歯数が4以下である
    請求項1~9のいずれか一項に記載のモータユニット。
  12. 前記減速機構は、前記モータが有する回転軸と一体に回転する駆動側の歯車と、前記出力体と一体に回転する従動側の歯車と、を備えるものであり、
    前記従動側の歯車の少なくとも一部が樹脂により形成されている
    請求項1~11のいずれか一項に記載のモータユニット。
  13. 前記樹脂がポリアセタール樹脂である
    請求項12に記載のモータユニット。
  14. 前記減速機構は、前記モータが有する回転軸と一体に回転する駆動側の歯車と、前記出力体と一体に回転する従動側の歯車と、を備えるものであり、
    前記駆動側の歯車の表面が、ショットピーニング処理されているか、エアブラスト処理されているか、メッキ処理を施されているか、歯研処理されているか、転造仕上げ加工処理されているか、鍛造仕上げ加工処理されているか、あるいはコーティングを有する
    請求項1~13のいずれか一項に記載のモータユニット。
  15. 前記モータを制御する制御部を有する制御基板と、
    前記モータが有するロータの回転数を検出するモータ回転検出部と、を更に備え、
    前記モータ回転検出部は前記制御基板に設けられている
    請求項1~14のいずれか一項に記載のモータユニット。
  16. 前記モータを制御する制御部を有する制御基板と、
    前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転検出部と、を更に備え、
    前記入力軸回転検出部は前記制御基板に設けられている
    請求項1~15のいずれか一項に記載のモータユニット。
  17. 前記入力軸の表面に沿って配置されて前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出部を更に備え、
    前記出力体と前記入力軸とは、スプライン部又はセレーション部からなる嵌合部により互いに嵌合されている
    請求項1~16のいずれか一項に記載のモータユニット。
  18. 前記軸線方向のいずれか一方の側において前記出力体に取り付けられるスプロケットと、
    前記入力軸の表面に沿って配置されて前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出部と、
    前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転検出部と、
    前記入力軸の回転数を前記入力軸回転検出部に検出させるため前記入力軸と一体に回転するように前記入力軸に取り付けられる回転体と、を更に備え、
    前記回転体は、前記軸線方向において、前記トルク検出部を基準として前記スプロケットが位置する側と反対の側に位置する
    請求項1~17のいずれか一項に記載のモータユニット。
  19. 前記軸線方向のいずれか一方の側において前記出力体に取り付けられるスプロケットと、
    前記入力軸の表面に沿って配置されて前記入力軸にかかるトルクを検出するトルク検出部と、
    前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転検出部と、
    前記入力軸の回転数を前記入力軸回転検出部に検出させるため前記入力軸と一体に回転するように前記入力軸に取り付けられる回転体と、を更に備え、
    前記回転体は、前記軸線方向において、前記トルク検出部を基準として前記スプロケットが位置する側に位置する
    請求項1~17のいずれか一項に記載のモータユニット。
  20. 前記減速機構が有する前記一対の歯車は、はすば歯車である
    請求項1~19のいずれか一項に記載のモータユニット。
  21. 前記モータユニットに電力を供給するためのバッテリと接続される端子を有する
    請求項1~20のいずれか一項に記載のモータユニット。
  22. 請求項1~21のいずれか一項に記載のモータユニットを備える
    電動自転車。
  23. 前記モータが有する回転軸が、前記軸線の上方でかつ前記軸線よりも前記電動自転車の進行方向の後方に位置する
    請求項22に記載の電動自転車。
  24. 前記モータが有する回転軸が、前記軸線の下方に位置する
    請求項22に記載の電動自転車。
  25. 前記モータユニットに電力を供給するためのバッテリと、
    上パイプ、下パイプ及び立パイプを有するフレームと、を備え、
    前記バッテリは、前記立パイプに内蔵されている
    請求項22~24のいずれか一項に記載の電動自転車。
  26. 前記モータユニットに電力を供給するためのバッテリと、
    上パイプ、下パイプ及び立パイプを有するフレームと、を備え、
    前記バッテリは、前記上パイプに内蔵されている
    請求項22~24のいずれか一項に記載の電動自転車。
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