JP2022087570A - 食品整列装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、より均等に食品を整列させることができる食品配列装置を提供する。【解決手段】載置面21aを含むコンベア部21と、載置面21aが所定の搬送方向に沿って移動するようにコンベア部21を駆動するコンベア駆動装置28とを含むコンベア20と、案内面31aに沿って食品100を載置面21aに落下させるシュート部30と、載置面21a上の食品100に搬送方向の上流側から当接可能な当接部45とを設け、食品100と当接したときの当接部45の位置と案内面31aの下端部の位置との関係に基づいて当接部45と当接した食品100の厚みdを特定し、特定した食品100の厚みd以上コンベア部21を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、食品、例えばおにぎりを多数整列させるための食品整列装置に関する。
近年、食品、例えばおにぎりが包装部材で包装された状態で販売されており、これを販売店等にトレイに配列状に並べられた状態で搬入することが行われている。このような食品に関し、例えば特許文献1に、食品を密閉状態に包装することが可能であって、しかも、食品の自動包装を安全かつ確実に行えるとされる食品の自動包装方法とその装置が開示されている。
ところで、特許文献1のように食品を自動的に製造して包装することは行われているが、完成した食品をトレイに並べる作業は作業者が手で行っている。そのため、この配列作業を行う作業者が必要であり、しかも、配列状に並べる作業時間が長くかかってしまう。
これに対して、本願出願人は、特許文献2に開示する装置であって、複数の食品をコンベア上に整列させた後、これらを一括してトレイに移送する装置を開発した。具体的に、この装置では、コンベアの搬送ベルトに複数の仕切壁が設けられており、これら仕切壁の間の空間に1つずつ食品が導入されることで複数の食品が整列させられる。そして、一列に並んだ搬送ベルト上の複数の食品が一括してトレイに移送されるようになっている。
特開2005-29175号公報 特開2018-172185号公報
特許文献2の装置では、食品の位置が仕切壁により規定されるため、食品の厚みにばらつきがあると整列後の食品どうしの隙間寸法がばらついてしまう。食品どうしの隙間寸法がばらつくと、トレイに移送したときにトレイ内に無駄な空間が生じたりトレイ内で食品が安定しないおそれがあり、特許文献2の装置には、この点において改良の余地がある。
本発明は、より均等に食品を整列させることができる食品整列装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の食品を載置可能な載置面を含むコンベア部と、当該載置面が所定の搬送方向に沿って移動するように前記コンベア部を駆動するコンベア駆動装置とを含むコンベアと、前記搬送方向の上流側を向く案内面を備え、当該案内面に沿って食品を前記載置面に落下させるシュート部と、前記載置面上の食品に前記搬送方向の上流側から当接可能な当接部と、前記当接部を前記搬送方向に沿って往復動させるとともに前記載置面上で停止している食品と前記当接部とが当接すると当該当接部の移動を停止させる当接部駆動装置と、前記コンベア駆動装置と前記当接部駆動装置とを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、食品と当接したときの前記当接部の位置と、前記案内面の下端部の位置との関係に基づいて、前記当接部と当接した食品の厚みを特定し、特定した食品の厚み以上の距離だけ前記コンベア部を移動させる、ことを特徴とする。
この装置では、シュート部の案内面に沿って食品がコンベアの載置面に落下する。そのため、搬送方向について案内面の下端部の位置と一致する基準位置に食品を常に落下させることができ、この基準位置と、当接部が食品と当接してその移動が停止したときの当該当接部の位置とに基づいて食品の厚み(搬送方向の寸法)を特定できる。そして、この装置では、特定した食品の厚み以上の距離だけ、コンベア部が移動するようになっている。そのため、載置面に落下してきた食品の厚み以上の距離だけ、コンベア部を移動させることができるとともに、この載置面に落下してきた食品の厚みに応じた量ずつコンベア部を移動させることができる。従って、この装置によれば、複数の食品を載置面上に重ならずに整列させることができるとともに、複数の食品どうしの隙間寸法を均等に近づけてこれらを適切に整列させることができる。
上記構成において、好ましくは、前記当接部駆動装置は、前記搬送方向の位置が前記案内面の下端部と同じになる基準位置と当該基準位置よりも前記搬送方向の上流側の上流側基準位置との間で前記当接部を往復動させるとともに、前記当接部と食品との当接後に前記コンベア部が移動しているときは当該コンベア部と同じ速度で前記当接部を移動させる。
この構成によれば、コンベア部によって食品が移送されている間、当接部が食品と一体に搬送方向の下流側に移動する。そのため、食品がその移動途中で搬送方向の下流側に倒れるのを当接部によって防止できる。
食品の厚みを算出する構成としては、前記当接部にこれと一体に移動可能に連結された被測定部と、前記搬送方向に沿って前記被測定部と対向する位置に設けられて、当該被測定部との離間距離を測定する測定部とを備え、前記制御装置は、食品との当接に伴って前記当接部の移動が停止したときに前記測定部により測定された前記離間距離を、前記当接部が前記基準位置にあるときの前記被測定部と前記測定部との離間距離から差し引いた値を、食品の厚みとして算出する構成、が挙げられる。
上記構成において、好ましくは、前記シュート部は、前記案内面と対向して当該案内面とともに食品が落下する落下口を区画する対向面を有し、前記当接部にこれと一体に前記搬送方向に沿って往復動可能に連結されて、前記落下口を塞ぐことが可能なシャッター部を備え、前記シャッター部は、前記当接部が前記上流側基準位置にある状態で前記落下口を全開にし、前記当接部が前記基準位置にある状態で前記落下口を全閉にするように前記当接部に連結されている。
この構成によれば、当接部が上流側基準位置から基準位置に移動するまでの間、つまり、シュート部から載置面に食品が落下してからコンベア部の移動およびこれに伴う食品の移動が完了するまでの間、落下口が徐々に閉鎖されていく。そのため、載置面に落下した食品の移動が完了するまでの間に、新たな食品が載置面に落下するのを防止でき、食品を個々に適切に移動させてこれらを載置面上に整列させることができる。
る。
上記構成において、前記シュート部を食品が通過したことを検出する食品通過検出部を備え、前記制御装置は、前記食品通過検出部によって食品が前記シュート部を通過したことが検出されると、前記当接部駆動装置によって前記当接部を前記基準位置から上記上流側基準位置に移動させる、としてもよい。
上記構成において、好ましくは、前記コンベア部は、前記載置面から上方に突出して複数の食品の前記搬送方向の下流側に配置される仕切板を備え、前記当接部は、前記搬送方向に沿って見たときに、前記仕切板が移動する領域とは異なる領域を往復動するように配設されている。
この構成によれば、当接部の往復動を阻害することなくコンベア部に仕切板を設けることができ、この仕切板によって載置面上の食品が搬送方向の下流側に倒れるのを防止できる。
上記構成において、好ましくは、前記制御装置は、特定した食品の厚みと同じ距離だけ前記コンベア部を移動させる。
この構成によれば、複数の食品どうしの隙間寸法をゼロに近づけることができ、食品を隙間なく整列させることができる。
以上のように、本発明によれば、より均等に複数の食品を整列させることができる。
本発明の一実施の形態の食品整列装置の一部を示した概略斜視図である。 図1の食品整列装置の概略側面図である。 図2の一部を拡大して示した図である。 仕切板と当接部との位置関係を示した概略側面図である。 食品がシュート部に導入されるときの様子を示した食品整列装置の概略側面図である。 食品がシュート部から載置面に落下するときの様子を示した食品整列装置の概略側面図である。 当接部と食品とが当接するときの様子を示した食品整列装置の概略側面図である。 食品の厚みを算出する手順を説明するための図であり図3に対応する拡大図である。 第2コンベア部が移動するときの様子を示した食品整列装置の概略側面図である。 食品の整列を開始するときの様子を示した食品整列装置の概略側面図である。 制御装置の制御手順を示したフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る食品整列装置1を示した概略斜視図である。図2は、図1の食品整列装置1の概略側面図である。図3は、図2の一部を拡大した図である。図4は、後述する仕切板23と当接部45との位置関係を示した概略側面図である。
食品整列装置1は、複数の食品100をトレイ等に搬送する前に整列させるための装置である。本実施形態では、食品100は、1個のおにぎりが袋詰めされたものであり、略直方体の外形を有する。
食品整列装置1は、第1コンベア10と、押し出し装置18と、第2コンベア20と、シュート部30と、スライド機構40と、第1センサSN1と、第2センサSN2と、第3センサSN3とを備える。また、食品整列装置1は、第2コンベア20等の各部を制御する制御装置90とを備える。
(第1コンベアおよび押し出し装置)
第1コンベア10は、ベルトコンベアであり、食品100を載置して搬送するベルト状の第1コンベアベルト11と、第1コンベアベルト11を移動可能に保持する第1コンベア本体12とを備える。
第1コンベアベルト11は、無端のベルトであり、食品100をその上面に載置して搬送する。第1コンベア本体12は、第1コンベアベルト11が掛け渡された一対のプーリー13と、これらプーリー13および第1コンベアベルト11を支持する複数の脚部14と、一方のプーリー13を回転駆動する第1コンベアモータ16と、第1コンベアベルト11の幅方向の両端に配設された一対のコンベアカバー15とを備える。各コンベアカバー15は、それぞれ第1コンベアベルト11の幅方向の両端をその全長にわったって幅方向の外側から覆っている。脚部14は、第1コンベアベルト11の上面が水平面に沿うようにこれを支持している。
第1コンベアモータによってプーリー13が回転駆動されると、第1コンベアベルト11の上面は図1の矢印Y1に示す方向に移動する。以下では、適宜、第1コンベアベルト11の上面の移動方向(矢印Y1の方向)を第1搬送方向という。また、第1コンベアベルト11の幅方向であって第1搬送方向に沿ってその上流側から下流側をみたときの左右方向を左右方向という。
第1コンベアベルト11の上面の第1搬送方向の上流端には、別途の機械で製造された食品100が搬入される。第1コンベアベルト11が移動すると、食品100は第1コンベアベルト11の第1搬送方向の上流端から下流端に向けて搬送される。
押し出し装置18は、食品100を第1コンベアベルト11からシュート部30に押し出すための装置である。押し出し装置18は、第1コンベアベルト11の第1搬送方向の下流端付近に配設されている。押し出し装置18は、第1コンベアベルト11の第1搬送方向の下流端付近において左右方向に延びる第1立て板18aと、第1立て板18aの右縁から第1搬送方向の上流側に延びる第2立て板18bとを備える。
押し出し装置18は、第2立て板18bが第1コンベアベルト11の右縁に沿う位置と、これよりも左方の位置との間で、図1の矢印Y2に示すように左右方向に往復動可能に構成されている。図5は、食品100がシュート部30に導入されるときの様子を示した食品整列装置の概略側面図である。押し出し装置18は、図5の鎖線に示すように、第2立て板18bが第1コンベアベルト11の右縁に沿う位置にある状態で第1立て板18aによって食品100を受け止め、その後、図5の破線に示すように左方に駆動されることで第2立て板18bによって食品100を左方に押し出す。
(第2コンベア)
第2コンベア20は、複数の食品100を載置可能な載置面21aを含む第2コンベア部21と、第2コンベア部21を移動可能に保持する第2コンベア本体25とを備える。第2コンベア20は請求項の「コンベア」に相当し、第2コンベア部21は請求項の「コンベア部」に相当する。また、後述する第2コンベアモータ28は、請求項の「コンベア駆動装置」に相当する。
本実施形態では、第2コンベア20はスラットコンベアである。つまり、第2コンベア20は、複数のスラット22が固定された無端のチェーンベルト26を有し、チェーンベルト26の循環駆動によってスラット22に載置された食品100を搬送する。第2コンベア20は、チェーンベルト26が水平方向に延びる軸回りに回動するように配設されており、複数のスラット22のうちチェーンベルト26の上方に位置するスラット22の表面22aが、食品100を載置可能な載置面21aとして機能する。以下では、適宜、チェーンベルト26の回動軸に沿う方向を第2幅方向という。
具体的には、第2コンベア本体25は、第2幅方向および上下方向と直交する方向について互いに離間した位置に配置された一対のスプロケットホイール27と、これらスプロケットホイール27にそれぞれ掛け渡された一対のチェーンベルト26と、一方のスプロケットホイール27を第2幅方向に延びる軸回りに回転駆動する第2コンベアモータ28とを備える。スラット22は略直方体の外形を有しており、その表面22aは略長方形の平面となっている。各スラット22は、それぞれチェーンベルト26にその周方向について互いに等間隔となる状態で連結されている。本実施形態では、第2コンベア20は、36個のスラット22を備える。
第2コンベアモータ28によってスプロケットホイール27が回転駆動されると、第2コンベア部21の上面つまり載置面21aは図2の矢印Y20に示す方向に移動する。以下では、適宜、第2コンベア部21の載置面21aの移動方向(矢印Y20の方向)を第2搬送方向という。なお、この第2搬送方向は、請求項の「搬送方向」に相当する。
第2コンベア20は、第1搬送方向と第2搬送方向とが略直交し、第2コンベア部21が第1コンベアベルト11の左方からこれの下方を通って右方まで延びるように配設されている。また、第2コンベア20は、その載置面21aが右に向かって移動するように、且つ、その左端部であって第2搬送方向の上流端の方がその右端部であって第2搬送方向の下流端よりも高くなるように配設されている。
一部のスラット22には、その表面22aからこれと直交する方向に延びる仕切板23が設けられている。仕切板23は、チェーンベルト26の上方にある状態でスラット22の表面22aから上方に延びる板状、つまり、載置面21aから上方に延びる板状を有している。本実施形態では、3つのスラット22にそれぞれ仕切板23が設けられている。3つの仕切板23は、チェーンベルト26の周方向に互いに等間隔に配設されている。つまり、仕切板23を有するスラット22どうしの間に仕切板23を有しないスラット22が同数(本実施形態では11個)存在するように構成されている。各仕切板23は、それぞれ隙間を空けて第2幅方向に並ぶ一対の仕切片23aからなる。一対の仕切片23aは、第2幅方向についてスラット22の中央部分を挟むようにスラット22に固定されている。
(シュート部)
シュート部30は、第1コンベアベルト11から第2コンベア20の載置面21aに食品100を落下させるための装置である。シュート部30は、第1コンベアベルト11の第1搬送方向の下流端の左方であって押し出し装置18と対向する位置に配設されている。また、シュート部30は、後述する落下口30Bが第2コンベア20の載置面21aの左端部の上方に位置するように配設されている。
シュート部30は、それぞれ板状を有して第2搬送方向について互いに対向する第1シュート壁31と第2シュート壁32とを有する。第1シュート壁31は、第1コンベア10の左側のコンベアカバー15の左縁から左斜め下方に延びており、第2搬送方向の上流側を向く案内面31aを有している。案内面31aは、第1コンベアベルト11の上面およびコンベアカバー15の上面とほぼ同じ高さ位置から左斜め下方に延びている。本実施形態では、第1シュート壁31は、その上端からまっすぐ下方に延びる固定壁31bと一体に形成されており、固定壁31bが左側のコンベアカバー15に固定されることでコンベアカバー15に支持されている。
第2シュート壁32は、第1シュート壁31の第2搬送方向の下流側の位置において、これとほぼ平行に延びており、案内面31aと対向する対向面32aを有している。本実施形態では、第1シュート壁31とその案内面31aおよび第2シュート壁32とその対向面32aは、それぞれ、上方に膨出するように湾曲している。
案内面31aと対向面32aとの間には、上下に延びて内側を食品100が通過するシュート通路30Aが区画されており、シュート通路30Aの上端が食品100が導入される導入口、下端が食品100が載置面21aに向けて落下する落下口30Bとなっている。本実施形態では、シュート部30は、第1シュート壁31と第2シュート壁32の各第2幅方向の両縁を外方から覆う一対の板状のシュート横壁33を有しており、シュート通路30Aは、これらシュート横壁33によっても区画されている。なお、図面では、食品整列装置1の主要部が明瞭になるように、一方のシュート横壁33のみ図示している。
図5の破線に示すように押し出し装置18によって第1コンベアベルト11の左方に押し出された食品100は、図5の実線に示すように、案内面31aに沿って落下する。案内面31aに沿って落下することで、食品100は、常に、その第2搬送方向の下流端の位置が、載置面21a上の同じ位置であって第2搬送方向に沿う位置が案内面31aの下端部と同じになる第1位置X1(図3、図8)に落下する。
(スライド機構)
スライド機構40は、ピストン43とこれを往復動可能に保持するシリンダ42とを含むスライド装置41と、載置面21a上の食品100に第2搬送方向の上流側から当接可能な当接部45と、測定板46と、落下口30Bを開閉可能なシャッター部47とを備える。
スライド装置41は、第2コンベア20の上方に、ピストン43が第2搬送方向に沿って往復動する姿勢で配設されている。ピストン43の先端には、側面視でL字状を有するスライドブロック44が連結されており、ピストン43の往復動に伴ってスライドブロック44も往復動するようになっている。スライド装置41は、請求項の「当接部駆動装置」に相当する。
当接部45は、載置面21aと略直交する方向に延びる板状を有している。当接部45は、ピストン43の往復動に伴って載置面21a上のわずか上方且つ落下口30Bの下方を第2搬送方向に沿って往復動するように、ピストン43に連結されている。具体的には、当接部45は、その上端から第2搬送方向の下流側に延びる第1固定板45aと一体に形成されており、第1固定板45aがスライドブロック44に連結されることでピストン43にこれと一体に往復動可能に連結されている。
スライド装置41は、当接部45を、第1位置X1とこれよりも第2搬送方向の上流側の第2位置X2との間で第2搬送方向に沿って往復動させる。第1位置X1は、図3の破線に示すように、第2搬送方向の位置が案内面31aの下端部と一致する位置である。第2位置X2は、図3の実線に示すように、第2搬送方向の位置が対向面32aの下端部と一致する位置である。詳細には、スライド装置41は、当接部45を、その第2搬送方向の上流端が第1位置X1と第2位置X2との間で移動するように、当接部45を往復動させる。第1位置X1は請求項の「基準位置」に相当し、第2位置X2は請求項の「上流側基準位置」に相当する。
上記のように、シュート部30から載置面21aに落下した食品100は、その第2搬送方向の下流端の位置が第1位置X1と一致した状態になる。これより、当接部45は、第2位置X2にある状態で食品100よりも第2搬送方向の上流側に位置し、第2位置から第1位置への移動途中に載置面21aに落下した食品100に第2搬送方向の上流側から当接する。
ここで、スライド装置41による当接部45の駆動力は、載置面21a上で停止している食品100と当接部45とが当接したときに食品100から当接部45に付与される抗力よりも小さく設定されている。これより、上記のようにスライド装置41は当接部45を第2位置X2と第1位置X1との間で往復駆動させるが、第2位置X2から第1位置X1への移動途中に載置面21a上で停止している食品100と当接すると、当接部45の移動はいったん停止し、食品100から当接部45への抗力がなくなると再び当接部45は第1位置に向かって移動することになる。
図4に示すように、当接部45は、第2搬送方向に沿って見たときに仕切板23が通過する領域とは異なる領域に配設されている。詳細には、当接部45は、一対の仕切片23aが通過する領域の間を移動するように配設されている。これより、本実施形態では、上記のように、当接部45を載置面21aのわずか上方を往復動するように構成し且つ載置面21aにこれの上方から突出する仕切片23aを設けつつ、これらの干渉を回避することができるようになっている。
測定板46は、当接部45よりも第2搬送方向の下流側の位置において当接部45と平行に延びる板状部材である。測定板46は、当接部45と一体に第2搬送方向に沿って往復動するようにこれに連結されている。具体的には、測定板46は、その上端から第2搬送方向の下流側に延びる第2固定板46aと一体に形成されており、第2固定板46aがスライドブロック44に連結されることで当接部45にこれと一体に往復動可能に連結されている。
本実施形態では、当接部45と同様に測定板46も一対の仕切片23aの間を移動するように構成されており、仕切片23aおよび仕切板23と測定板46との干渉も回避されるようになっている。
シャッター部47は、第2コンベア部21の載置面21aと略平行に延びる板状部材である。シャッター部47は、第1固定板45aの上面に固定されており、第1固定板45aつまり当接部45と一体に第2搬送方向に沿って往復動する。
シャッター部47は落下口30B全体を塞ぐことが可能な大きさを有している。また、シャッター部47は、当接部45の第2搬送方向の上流端と略同じ位置から下流側に延びている。これより、図3の破線に示すように、当接部45が第1位置X1にあるとき、シャッター部47は落下口30Bの全体を塞ぎこれを全閉にする。これに対して、図3の実線に示すように、当接部45が第2位置X2にあるときは、シャッター部47は落下口30Bよりも第2搬送方向の上流側に位置することになり、落下口30Bはその全体が開放される、つまり、全開になる。
(センサ)
第1センサSN1および第3センサSN3は、それぞれその前方の所定の範囲内に物体が存在する場合に所定の信号を出力するように構成されたセンサである。第1センサSN1は、案内面31aの下方且つ第2コンベア部21の側方に配設されており、案内面31aの下方に仕切板23または食品100が存在する場合に、所定の信号を出力する。第3センサSN3は、シュート通路30Aの下端部と対向する位置に配設されており、シュート通路30Aの下端部に食品100が存在する場合に、所定の信号を出力する。この第3センサSN3は、請求項の「食品通過検出部」に相当する。
第2センサSN2は、その前方に存在する物体とセンサ自身との離間距離を測定するセンサである。第2センサSN2は、測定板46と対向しており、測定板46とセンサ自身との離間距離Lx(図3)を測定する。この第2センサSN2は、請求項の「測定部」に相当し、測定板46は請求項の「被測定部」に相当する。
第1センサSN1、第2センサSN2および第3センサSN3としては、例えば、光学センサを用いることができる。
(制御装置および制御手順)
制御装置90は、第2コンベアモータ28およびスライド装置41を制御する装置である。図5~図11を用いて制御装置90の制御手順を説明する。図6~図7、図9および図10は、食品整列装置1の概略側面図である。図8は、食品の厚みdを算出する手順を説明するための図であり図3に対応する拡大図である。図11は、制御装置90の制御手順を示したフローチャートである。
図5に示すように、当接部45が第1位置にありシャッター部47が落下口30Bを全閉にしている状態で、シュート部30(シュート通路30A)に食品100が導入されると、食品100はシャッター部47の上面にいったん留まる。また、このとき、食品100がシュート通路30Aの下端部に到達したことが第3センサSN3によって検出され、第3センサSN3から制御装置90に所定の信号が入力される。
制御装置90は、第3センサSN3から所定の信号を受け取ると(ステップS1の判定がYESになると)、スライド装置41に指令を出して、図5の矢印Y41のようにピストン43を第2搬送方向の上流側に移動させて、当接部45を第1位置X1から第2位置X2に向けて移動させる(ステップS2)。これに伴い、シャッター部47も第2搬送方向の上流側に移動し、図6に示すように、落下口30Bの全体が開放される。落下口30Bが開放されると、図6の矢印Y100のように、食品100はシュート部30から載置面21aに落下する。上記のように、食品100はシャッター部47上にいったん留まっており、食品100は、案内面31aに沿って安定して載置面21aに落下する。また、上記のように、案内面31aに沿って落下することで、載置面21a上において食品100の第2搬送方向の下流端の位置は第1位置X1となる。
次に、制御装置90は、スライド装置41に指令を出して、図7の矢印Y42のようにピストン43を第2搬送方向の下流側に移動させて、当接部45を第2位置X2から第1位置X1に向けて移動させる(ステップS3)。これに伴い、シャッター部47も第2搬送方向の下流側に移動して落下口30Bを徐々に塞いでいく。
第2位置X2から第1位置X1への移動途中、当接部45は食品100に第2搬送方向の上流側から当接する。上記のように、食品100と当接すると、当接部45の移動はいったん停止される。また、当接部45に連結されている測定板46の移動も停止することになる。
ここで、第2センサSN2は、常時、測定板46とセンサ自身との離間距離を測定して、これを制御装置90に送っている。これより、当接部45が第2位置X2から第1位置X1に移動している途中で測定板46の移動が停止すると、第2センサSN2から制御装置90に送られてくる上記離間距離が所定値以上の値で一定時間変化しなくなる。制御装置90は、このように当接部45および測定板46の移動が停止してその移動速度がゼロとなり上記離間距離が所定値以上の値で一定時間変化しなくなると(ステップS4の判定がYESになると)、第2センサSN2の検出結果に基づいて食品100の厚み(第2搬送方向の寸法)を算出する(ステップS5)。
具体的には、図8に示すように、食品100の厚みdは、食品100と当接したときの当接部45の位置と、第1位置X1との第2搬送方向についての離間量と一致し、この離間量は、食品100と当接部45とが当接したときの測定板46の位置と、当接部45が第1位置X1にあるときの測定板46の位置との第2搬送方向についての離間量eに一致する。さらに、この離間量eは、当接部45が第1位置X1にあるときの測定板46と第2センサSN2との離間距離L1から、食品100と当接部45が当接したときの測定板46と第2センサSN2との離間距離L2を差し引いた量と一致する。第1位置にあるときの測定板46と第2センサSN2との離間距離L1は予め定められており、制御装置90にはこの離間距離L1が基準距離L1として記憶されている。これより、制御装置90は、基準距離L1から、食品100と当接部45とが当接したときの第2センサSN2の検出値を差し引いた値eを、食品100の厚みdとして算出する。
食品100の厚みdの算出が終了すると、制御装置90は、食品100の厚みdと同じ量だけ、図9の矢印Y21のように第2コンベア部21を第2搬送方向の下流側に移動させる(ステップS5)。つまり、制御装置90は、食品100の厚みdと同じ量だけ第2コンベア部21および載置面21aが第2搬送方向の下流側に移動するように、第2コンベアモータ28を駆動させる(ステップS6)。
このようにして、第2コンベア部21および載置面21aは食品100の厚みd分だけ第2搬送方向の下流側に移動し、食品100もその厚みd分だけ第2搬送方向の下流側に移動する。これより、移動後の食品100の搬送方向の下流端の位置は、第1位置X1よりもその厚みdだけ第2搬送方向の上流側となり、移動後の食品100の第2搬送方向の上流端の位置は、第1位置X1となる。
食品100が第2搬送方向の下流側に移動すると、食品100から当接部45への抗力はなくなる。食品100から当接部45への抗力がなくなるのに伴って、当接部45の移動は可能となり、当接部45は、図9の矢印Y43に示すように、第2搬送方向の下流側に移動する。上記のように、食品100は、その第2搬送方向の上流端が第1位置X1に到達するまで移動する。これより、当接部45は第1位置X1まで移動可能となり、第1位置X1まで移動する。
ここで、本実施形態では、スライド装置41は、当接部45と食品100とが当接しているときは当該食品100と同じ速度で当接部45を移動させるようになっている。具体的には、本実施形態では、第2コンベア部21の移動速度よりもピストン43および当接部45の移動速度の方が早く設定されている。そのため、第2コンベア部21の移動に伴って食品100が移動したとき、当接部45は食品100との当接を維持した状態で移動し、その移動速度は食品100の移動速度と同じになる。
当接部45が第2搬送方向の下流側に移動すると、シャッター部47も第2搬送方向の下流側に移動して落下口30Bを徐々に塞いでいく。そして、当接部45が第1位置X1に到達した時点で、シャッター部47は落下口30Bを全閉にする。
制御装置90は、当接部45が第1位置X1まで移動すると基本的にスライド装置41の駆動を停止する。そして、上記のように第3センサSN3によって食品100がシュート部30に投下されたことが検出されると、再びスライド装置41を駆動してピストン43を第2搬送方向の上流側に移動させる。このようにして、上記の制御が繰り返されることで、載置面21a上に食品100が順次並べられていく。また、載置面21a上に食品100が落下する毎にその食品100の厚み分だけ第2コンベア部21が移動されることになり、食品100は隣接する他の食品100との隙間がほぼゼロとなる状態で載置面21a上に並べられていく。
ここで、本実施形態では、図10に示すように、最初に載置面21a上に落下した食品100は、仕切板23と当接するように並べられる。具体的には、制御装置90は、仕切板23の第2搬送方向の上流端面が第1位置X1になる状態で第2コンベア部21の駆動を停止して、この状態で食品100が落下するのを待つ。従って、食品100がその第2搬送方向の下流端の位置が第1位置X1となる状態で載置面21aに落下することで、この食品100は仕切板23と当接することになり、図8等に示すように、食品100は仕切板23の第2搬送方向の下流側に順次並べられることになる。なお、本実施形態では、第1センサSN1によって食品100および仕切板23が検出されていない状態からこれが検出される状態に変化すると、制御装置90は第2コンベア部21の駆動を停止し、これにより、仕切板23の第2搬送方向の上流端面の位置を第1位置X1にセットする。
なお、載置面21a上に並べられた食品100は、別途設けられたロボット等によりトレイに移送される。例えば、食品100の載置面上への落下が開始してから第2コンベア部21の移動量が所定量以上になると、制御装置90は、第2コンベア部21の駆動を停止するとともに、別途設けられたロボット等に指令を出して載置面21a上に整列された複数の食品100を一括してトレイに移送させる。
(作用等)
以上のように、上記実施形態に係る食品整列装置1では、食品100が案内面31aに沿って第2コンベア部21の載置面21aに落下するように構成され、これにより、食品100が常に載置面21a上の案内面31aの下端部と対向する第1位置X1に載置されるようになっている。そして、この食品100に当接部45が第2搬送方向の上流側から当接し、この当接時の当接部45の位置と第1位置X1つまり案内面31aの下端部の位置との関係から食品100の厚みdが特定されて、この厚みd分だけ第2コンベア部21および載置面21aが移動させられるようになっている。そのため、載置面21aに順次落下してくる複数の食品100を隣接する食品100との隙間をゼロにした状態で載置面21a上に整列させることができる。特に、載置面21aに落下してくる食品100の厚みが変化しても、各食品100の厚み分だけ載置面21aが移動することで、食品100の厚みに関わらず食品100どうしの隙間をゼロにできる。従って、複数の食品100を載置面21a上に確実に均等に整列できる。そして、このように複数の食品100を均等に整列できれば、トレイに移送した際にトレイに安定して食品100を整列できるとともにトレイ内に無駄な隙間が生じるのを防止でき、搬送効率を高めることができる。
また、上記実施形態では、当接部45が第1位置X1と第2位置X2との間で往復動される。つまり、当接部45が第1位置X1まで移動させられる。そして、当接部45と食品とが当接しているときは食品100と同じ速度で当接部45が移動するように構成されており、第2コンベア部21の移動時、当接部45は食品100との当接を維持した状態で移動する。そのため、第2コンベア部21の移動時に食品100が第2搬送方向の上流側に倒れるのを当接部45によって防止でき、食品100を安定して搬送することができる。
また、上記実施形態では、当接部45にこれと一体に往復動可能に連結されて落下口30Bを塞ぐことが可能なシャッター部47が設けられて、シャッター部47が、当接部45が第2位置X2にある状態で落下口30Bを全開にし、当接部45が第1位置X1にある状態で落下口30Bを全閉にするように構成されている。そのため、シュート部30から載置面21aに食品100が落下してから食品100の載置面21a上での移動が完了するまでの間に、シャッター部47によって落下口30Bを徐々に閉鎖していくことができ、載置面21aに落下した食品100の移動が完了するまでの間に、新たな食品100が載置面21aに落下してくるのを防止できる。従って、食品100を個々に適切に移動させてこれらを整列させることができる。また、上記のように、食品100をシャッター部47の上面に留まらせることができるので、食品100を安定して載置面21aに落下させることができる。
また、上記実施形態では、第2コンベア部21に載置面21aから突出する仕切板23が設けられて、この仕切板23の第2搬送方向の下流側に順に食品100が整列されるようになっている。そのため、食品100が第2搬送方向の下流側に倒れるのを防止でき、これらを安定して搬送できる。
ここで、第2コンベア部21は水平方向に延びる軸回りに回動しており、3つの仕切板23は、第2搬送方向の上流端に到着した後は、この上流端から当接部45が配設されている領域を通って第2搬送方向の下流側に移動するが、上記実施形態では、仕切板23と当接部45とが第2搬送方向に沿ってみたときに互いに異なる領域を移動するように配設されている。そのため、仕切板23を設けて上記のように食品100の安定した搬送を実現しつつ、仕切板23と当接部45との干渉を回避できる。
(変形例)
上記実施形態では、当接部45を第1位置X1まで移動させるように構成したが、当接部45を、食品100と当接した後は第2位置X2に戻るように駆動してもよい。ただし、上記のように、当接部45を食品100の移動速度と同じ速度で第1位置X1まで移動させれば、第2コンベア部21の移動中に食品100が倒れるのを防止できる。
上記実施形態では、食品100の厚みd分だけ第2コンベア部21を移動させて、食品100を隙間なく載置面21a上に整列させる場合を説明したが、第2コンベア部の移動量は、食品の厚み以上であればよく、この厚みよりも大きい値とされてもよい。例えば、食品の厚みに所定値を加えた値を移動量として設定して、この移動量だけ第2コンベア部を移動させれば、各食品どうしの隙間を所定値にすることができ、この場合においても、各食品を均等に整列させることができる。
上記実施形態では、当接部45と一体に移動する測定板46を設けてこの測定板46との離間距離を第2センサSN2により検出することで、食品100の厚みを検出する場合を説明したが、測定板46を省略して第2センサSN2によってこれと当接部45との離間距離を直接検出し、その検出結果を用いて食品100の厚みを検出するようにしてもよい。また、移動速度が低下した時の搬送方向についての第1位置に対する当接部45の変位量を求める具体的構成は上記に限らない。
上記実施形態では、第2コンベア20が、スラットコンベアである場合を説明したが、第2コンベアは、食品を載置可能な載置面を備えたコンベア部と、コンベア部を駆動して載置面を所定の搬送方向に沿って移動させるコンベア駆動装置とを有するものであればよく、その具体的な構造は上記に限らない。例えば、第2コンベアは、ベルトコンベアであってもよい。
上記実施形態では、おにぎりが袋詰めされた食品100を食品整列装置によって整列させる場合を説明したが、食品整列装置によって整列させられる食品はこれに限られない。
1 食品整列装置
10 第1コンベア
20 第2コンベア(コンベア)
21 第2コンベア部
21a 載置面
23 仕切板
28 第2コンベアモータ(コンベア駆動装置)
30 シュート部
30B 落下口
31a 案内面
41 スライド装置(当接部駆動装置)
45 当接部
46 測定板(被測定部)
SN2 第2センサ(測定部)
X1 第1位置(基準位置)
X2 第2位置(上流側基準位置)
上記課題を解決するために、本発明は、複数の食品を載置可能な載置面を含むコンベア部と、当該載置面が所定の搬送方向に沿って移動するように前記コンベア部を駆動するコンベア駆動装置とを含むコンベアと、前記搬送方向の上流側を向く案内面を備え、当該案内面に沿って食品を前記載置面に落下させるシュート部と、前記載置面上の食品に前記搬送方向の上流側から当接可能な当接部と、前記当接部を前記搬送方向に沿って往復動させるとともに前記載置面上で停止している食品と前記当接部とが当接すると当該当接部の移動を停止させる当接部駆動装置と、前記コンベア駆動装置と前記当接部駆動装置とを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、食品と当接したときの前記当接部の位置と、前記案内面の下端部の位置との関係に基づいて、前記当接部と当接した食品の厚みを特定し、特定した食品の厚みと同じ距離だけ前記コンベア部を移動させる、ことを特徴とする。
この装置では、シュート部の案内面に沿って食品がコンベアの載置面に落下する。そのため、搬送方向について案内面の下端部の位置と一致する基準位置に食品を常に落下させることができ、この基準位置と、当接部が食品と当接してその移動が停止したときの当該当接部の位置とに基づいて食品の厚み(搬送方向の寸法)を特定できる。そして、この装置では、特定した食品の厚みと同じ距離だけ、コンベア部が移動するようになっている。そのため、載置面に落下してきた食品の厚みと同じ距離だけ、コンベア部を移動させることができるとともに、この載置面に落下してきた食品の厚みに応じた量ずつコンベア部を移動させることができる。従って、この装置によれば、複数の食品を載置面上に重ならずに整列させることができるとともに、複数の食品どうしの隙間寸法を均等に近づけてこれらを適切に整列させることができる。

Claims (7)

  1. 複数の食品を載置可能な載置面を含むコンベア部と、当該載置面が所定の搬送方向に沿って移動するように前記コンベア部を駆動するコンベア駆動装置とを含むコンベアと、
    前記搬送方向の上流側を向く案内面を備え、当該案内面に沿って食品を前記載置面に落下させるシュート部と、
    前記載置面上の食品に前記搬送方向の上流側から当接可能な当接部と、
    前記当接部を前記搬送方向に沿って往復動させるとともに前記載置面上で停止している食品と前記当接部とが当接すると当該当接部の移動を停止させる当接部駆動装置と、
    前記コンベア駆動装置と前記当接部駆動装置とを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、食品と当接したときの前記当接部の位置と、前記案内面の下端部の位置との関係に基づいて、前記当接部と当接した食品の厚みを特定し、特定した食品の厚み以上の距離だけ前記コンベア部を移動させる、ことを特徴とする食品整列装置。
  2. 請求項1に記載の食品整列装置において、
    前記当接部駆動装置は、前記搬送方向の位置が前記案内面の下端部と同じになる基準位置と当該基準位置よりも前記搬送方向の上流側の上流側基準位置との間で前記当接部を往復動させるとともに、前記当接部と食品との当接後に前記コンベア部が移動しているときは当該コンベア部と同じ速度で前記当接部を移動させる、ことを特徴とする食品整列装置。
  3. 請求項2に記載の食品整列装置において、
    前記当接部にこれと一体に移動可能に連結された被測定部と、
    前記搬送方向に沿って前記被測定部と対向する位置に設けられて、当該被測定部との離間距離を測定する測定部とを備え、
    前記制御装置は、食品との当接に伴って前記当接部の移動が停止したときに前記測定部により測定された前記離間距離を、前記当接部が前記基準位置にあるときの前記被測定部と前記測定部との離間距離から差し引いた値を、食品の厚みとして算出する、ことを特徴とする食品整列装置。
  4. 請求項2または3に記載の食品整列装置において、
    前記シュート部は、前記案内面と対向して当該案内面とともに食品が落下する落下口を区画する対向面を有し、
    前記当接部にこれと一体に前記搬送方向に沿って往復動可能に連結されて、前記落下口を塞ぐことが可能なシャッター部を備え、
    前記シャッター部は、前記当接部が前記上流側基準位置にある状態で前記落下口を全開にし、前記当接部が前記基準位置にある状態で前記落下口を全閉にするように前記当接部に連結されている、ことを特徴とする食品整列装置。
  5. 請求項2~4のいずれか1項に記載の食品整列装置において、
    前記シュート部を食品が通過したことを検出する食品通過検出部を備え、
    前記制御装置は、前記食品通過検出部によって食品が前記シュート部を通過したことが検出されると、前記当接部駆動装置によって前記当接部を前記基準位置から上記上流側基準位置に移動させる、ことを特徴とする食品整列装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の食品整列装置において、
    前記コンベア部は、前記載置面から上方に突出して複数の食品の前記搬送方向の下流側に配置される仕切板を備え、
    前記当接部は、前記搬送方向に沿って見たときに、前記仕切板が移動する領域とは異なる領域を往復動するように配設されている、ことを特徴とする食品整列装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の食品整列装置において、
    前記制御装置は、特定した食品の厚みと同じ距離だけ前記コンベア部を移動させる、ことを特徴とする食品整列装置。
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