JP2022086376A - 情報処理装置、フロー実行方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、フロー実行方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】フローの実行に利用する複数の機能の設定値の妥当性判断をフローの実行前に行うことができる情報処理装置を提供すること。【解決手段】アプリケーションに複数の機能を提供する情報処理装置であって、アプリケーションがフローの実行に利用する機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける、複数の機能それぞれに設けられる設定受付手段と、ユーザによるフローの実行指示に応じて、機能に対する設定値の妥当性判断を行う妥当性判断手段と、機能に対する設定値に妥当性があると判断した場合、機能に対する設定値を用いたフローの実行を要求するフロー実行要求手段と、を有することで上記課題を解決する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、フロー実行方法、及びプログラムに関する。
従来、複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Product/Printer)等の画像処理装置は、サードベンダ等によって開発されたアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)を搭載できる。サードベンダ等によるアプリケーションの開発は市場における競争力を向上させる観点からも望ましい。このため、画像処理装置の製造元は各サードベンダのアプリケーション開発を補助することが多い。
例えば特許文献1は、サードベンダ等が、画像処理装置のアプリケーションの開発及び修正等を簡単に実行可能とする技術を開示する。
画像処理装置に搭載されるアプリケーション開発のプラットフォームは、例えばユーザインタフェース(以下、UIと呼ぶ)及びロジックを機能ごとに提供する。また、画像処理装置に搭載されるアプリケーション開発のプラットフォームは、複数の機能を組み合わせた一連のフローを扱う場合でも、機能毎の処理を完結してから、次の機能の処理を実行する。例えば「機能1」の処理の後に「機能2」の処理を行うフローの場合、画像処理装置は「機能1」の処理を完結してから次の「機能2」の処理を実行する。
したがって、機能に対する設定値の入力を行い、設定値の妥当性判断を行う場合、画像処理装置は「機能1」の処理を完結してから「機能2」に対する設定値の入力及び妥当性チェックを行う。例えばユーザから入力される「機能1」の設定値が妥当であり、ユーザから入力される「機能2」の設定値が妥当でない場合、画像処理装置は「機能1」の処理を完結した後でなければ「機能2」の設定値が妥当でないと判断できなかった。特許文献1は上記の問題について解決するものではない。
本発明の一実施形態は、フローの実行に利用する複数の機能の設定値の妥当性判断をフローの実行前に行うことができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明の一実施形態は、アプリケーションに複数の機能を提供する情報処理装置であって、前記アプリケーションがフローの実行に利用する機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける、前記複数の機能それぞれに設けられる設定受付手段と、ユーザによる前記フローの実行指示に応じて、前記機能に対する設定値の妥当性判断を行う妥当性判断手段と、前記機能に対する設定値に妥当性があると判断した場合、前記機能に対する設定値を用いた前記フローの実行を要求するフロー実行要求手段と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、フローの実行に利用する複数の機能の設定値の妥当性判断をフローの実行前に行うことができる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 本実施形態に係る情報処理装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る端末装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア群の階層構造の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置の一例の機能ブロック図である。 本実施形態に係るフロー実行部の一例の機能ブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(1/2)である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(2/2)である。 本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。 本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。 本実施形態に係るフロー実行部の一例の機能ブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(1/2)である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(2/2)である。 本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。 本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。情報処理装置10は例えば複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Product/Printer)である。情報処理装置10は、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、又は撮像装置であってもよい。また、情報処理装置10は、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、又はPC(Personal Computer)等であってもよい。
情報処理装置10は、操作装置11及び本体装置12を有する。情報処理装置10は例えばスキャン機能や印刷機能などの機能を有する。情報処理装置10はアプリケーションが搭載されている。情報処理装置10は、搭載されたアプリケーションに複数の機能を提供する。なお、以下では情報処理装置10が提供する機能として画像処理機能を例にして説明するが、情報処理装置10が提供する機能はこれに限定されない。例えばテキストデータの翻訳機能や編集機能、音声データの加工機能や文字起こし機能など、情報処理装置が生成したデータや情報処理装置の外部から取得したデータに対して処理を行う情報処理機能を有していても良い。
操作装置11は、本体装置12に実行させる画像処理機能の選択、本体装置12に画像処理機能を実行させるための各種設定値の入力、本体装置12に画像処理機能の実行を開始させるための実行指示の入力、表示画面の切り替え等、ユーザが各種操作を行う際に用いられる。本体装置12は、操作装置11におけるユーザの各種操作に応じて、画像処理機能の実行等の各種の処理を実行する。
なお、図1では、情報処理装置10が操作装置11を有している構成を一例として示したが、これに限られず、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA等の端末装置20が情報処理装置10の操作装置として機能してもよい。端末装置20は本体装置12の通信I/F(インタフェース)を介して本体装置12と通信することにより、本体装置12を制御できてもよい。
情報処理装置10はアプリケーションをインストールして搭載できる。情報処理装置10に搭載されているアプリケーションはフローを提供する。ここで「フロー」とは、情報処理装置10が提供する複数の機能(つまり、2つ以上の機能)が順次実行する一連の処理である。情報処理装置10はフローを1つのジョブとして扱うことができる。例えば機能は情報処理装置10の機能(例えば、スキャン機能、印刷機能)である。なお、操作装置11と端末装置20は、ネットワークを介して外部サーバから1以上のアプリケーションをダウンロードして、操作装置11又は端末装置20にインストールすることができる。
アプリケーションは、少なくとも第1の機能と第2の機能を提供する。第2の機能は、第1の機能によって生成又は加工された電子データに対する処理を含むことができる。なお、第1の機能と第2の機能はアプリケーション毎に異なっていても良い。以下では、第1の機能の例としてスキャン機能、第2の機能の例として印刷機能を提供する場合について説明するが、第1の機能と第2の機能はそれぞれ他の画像処理機能であっても良いし、他の情報処理機能であっても良い。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る情報処理装置の一例のハードウェア構成図である。本実施形態に係る情報処理装置10は、操作装置11と、本体装置12と、を有する。操作装置11は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、フラッシュメモリ114と、操作パネル115と、接続I/F116と、通信I/F117と、を有する。各ハードウェアはバス118を介して通信する。
CPU111は、RAM113をワークエリアとしてROM112又はフラッシュメモリ114に記憶された各種プログラムを実行することで、操作装置11全体を制御する演算装置である。ROM112は電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。RAM113はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
フラッシュメモリ114は不揮発性の記憶装置であり、CPU111が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。操作パネル115は、ユーザが各種操作を行う際に用いられる。また、操作パネル115はユーザ用の各種画面等を表示する。接続I/F116は、通信路13を介して本体装置12と通信するインタフェースである。接続I/F116は例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースである。通信I/F117は、他の機器等と通信するためのインタフェースである。通信I/F117は例えばWi-Fi規格の無線LAN(Local Area Network)等である。
本体装置12は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、HDD(Hard Disk Drive)124と、画像処理エンジン125と、接続I/F126と、通信I/F127とを有している。各ハードウェアは、バス128を介して通信する。
CPU121は、RAM123をワークエリアとしてROM122又はHDD124に記憶された各種プログラムを実行することで、本体装置12全体を制御する演算装置である。ROM122は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。RAM123は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
HDD124は、不揮発性の記憶装置であり、CPU121が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。
画像処理エンジン125は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、及びFAX機能等の各種の画像処理機能を実現するための画像処理を行うハードウェアである。画像処理エンジン125は、例えば、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ、原稿を光学的に読み取って画像データを生成するスキャナ、及びFAX通信を行うFAX通信装置等が含まれる。画像処理エンジン125は、例えば印刷済みのシート材を仕分けるフィニッシャや原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)等が含まれていてもよい。
接続I/F126は通信路13を介して操作装置11と通信するためのインタフェースである。接続I/F126は例えばUSB規格のインタフェースである。通信I/F127は、他の機器等と通信するためのインタフェースである。通信I/F127は、例えばWi-Fi規格の無線LAN等である。
本実施形態に係る情報処理装置10は、図2に示すハードウェア構成を有することにより後述する各種処理を実現することができる。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置の一例のハードウェア構成図である。端末装置20は、入力装置21と、表示装置22と、外部I/F23と、RAM24と、ROM25と、CPU26と、通信I/F27と、補助記憶装置28と、を有する。各ハードウェアは、バスBを介して通信する。
入力装置21は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザから各種操作を受け付ける。表示装置22は、例えば、ディスプレイ等であり、端末装置20の処理結果を表示する。外部I/F23は、外部装置とのインタフェースである。外部装置は、記録媒体23a等である。端末装置20は、外部I/F23を介して、記録媒体23a等の読み取りや書き込みを行うことができる。記録媒体23aは、例えばフレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリカード等である。
RAM24は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM25は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM25は、例えばOS(Operating System)設定やネットワーク設定等を格納する。
CPU26は、ROM25や補助記憶装置28等からプログラムやデータをRAM24上に読み出して処理を実行する演算装置である。通信I/F27は、端末装置20をネットワークに接続するためのインタフェースである。補助記憶装置28は、例えばHDDやSSD等であり、プログラムやデータを格納する不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置28に格納されているプログラムやデータは、例えばOS、当該OS上において各種機能を実現するアプリケーションプログラム等である。
<情報処理装置のソフトウェア群の階層構造>
図4は、本実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア群の階層構造の一例を示す図である。図4は、操作装置11に含まれるソフトウェア群の階層構造と、本体装置12に含まれるソフトウェア群の階層構造とを示す。
本体装置12に含まれるソフトウェア群(すなわち、本体装置12のROM122やHDD124に記憶されているプログラム群)は、アプリケーション層221と、サービス層222と、OS層223と、に大別できる。
アプリケーション層221に区分されるソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて画像処理機能を実現させるためのソフトウェアである。ハードウェア資源を動作させて画像処理機能を実現させるためのソフトウェアは、印刷アプリケーション、スキャンアプリケーション、コピーアプリケーション、及びFAXアプリケーション等である。
サービス層222に区分されるソフトウェアは、アプリケーション層221とOS層223との間を介在するソフトウェアである。サービス層222に区分されるソフトウェアは本体装置12が備えるハードウェア資源をアプリケーション層221のソフトウェアが利用したり、本体装置12が備えるハードウェア資源の状態を通知したり、するためのインタフェースとしての役割を果たす。
サービス層222に区分されるソフトウェアは、ハードウェア資源に対する実行要求を受け付けたり、受け付けた実行要求の調停を行ったりする。サービス層222が受け付ける実行要求は、例えば、画像処理エンジン125による画像処理の実行要求(スキャナによるスキャン実行要求やプロッタによる印刷実行要求等)である。
なお、サービス層222に区分されるソフトウェアが果たす上記インタフェースとしての役割は、操作装置11のアプリケーション層211に対しても同様である。操作装置11のアプリケーション層211に区分されるソフトウェアも、サービス層222にアクセスすることにより、本体装置12のハードウェア資源を動作させて、画像処理機能を実現できる。
OS層223に区分されるソフトウェアは、基本ソフトウェア(OS)のプログラムであり、本体装置12が有するハードウェア資源を制御する基本機能を提供する。OS層223に区分されるソフトウェアはアプリケーション層221に区分されるソフトウェアからのハードウェア資源に対する実行要求を、サービス層222に区分されるソフトウェアを介して受け付けて、実行要求に応じた処理を実行する。
操作装置11に含まれるソフトウェア群(すなわち、操作装置11のROM112やフラッシュメモリ114に記憶されているプログラム群)は、本体装置12と同様、アプリケーション層211と、サービス層212と、OS層213と、に大別できる。
ただし、アプリケーション層211に区分されるソフトウェアが提供する機能やサービス層212が受け付け可能な実行要求の種類は、本体装置12と異なる。操作装置11のアプリケーション層211に区分されるソフトウェアは、主として、各種操作や表示を行うためのユーザインタフェース機能を提供する。
なお、本実施形態では、操作装置11と本体装置12とで、OSは独立して動作するものとする。また、操作装置11と本体装置12とが相互に通信可能であれば、OSは異なる種類であってもよい。例えば、情報処理装置10は操作装置11のOSにAndroid(登録商標)を用い、本体装置12のOSにLinux(登録商標)を用いることもできる。
このように、本実施形態に係る情報処理装置10は、操作装置11と本体装置12とが異なるOSにより制御される。操作装置11と本体装置12との間の通信は、一装置内のプロセス間通信ではなく、異なる情報処理装置間の通信として行われる。
ただし、本実施形態に係る情報処理装置10は、操作装置11と本体装置12とで異なる種類のOSが動作している場合に限られず、操作装置11と本体装置12とで同一種類のOSが動作していてもよい。また、本実施形態に係る情報処理装置10は、操作装置11と本体装置12とでOSが独立して動作している場合に限られず、操作装置11および本体装置12上で一のOSが動作していてもよい。
<機能ブロック>
図5は本実施形態に係る情報処理装置の一例の機能ブロック図である。情報処理装置10の操作装置11は、アプリケーション310と、フロー実行部311と、記憶部312と、スキャンアプリケーション331と、印刷アプリケーション341とを有する。CPU111は、アプリケーション310、フロー実行部311、スキャンアプリケーション331、及び印刷アプリケーション341を実行する。情報処理装置10の本体装置12は、API(Application Programming Interface)320と、スキャンモジュール332と、印刷モジュール342とを有する。CPU121はスキャンモジュール332、印刷モジュール342を実行する。
以下では、スキャンアプリケーション331と、API320と、スキャンモジュール332とを、スキャン機能部330と呼ぶ。また、以下では印刷アプリケーション341と、API320と、印刷モジュール342とを、印刷機能部340と呼ぶ。
なお、情報処理装置10は、図5のスキャン機能及び印刷機能に限定されず、任意の1つ以上の機能を有する。操作装置11は、例えば、コピーアプリケーション、FAXアプリケーション、OCR(Optical Character Recognition)アプリケーション等を有していてもよい。また、本体装置12は、例えば、コピーモジュール、FAXモジュール、及びOCRモジュール等が含まれていてもよい。情報処理装置10は、例えば、コピー機能部、FAX機能部、及びOCR機能部等の様々な画像処理機能部が含まれていてもよい。
アプリケーション310は、サードベンダ等によって開発されて情報処理装置10にインストールされているアプリケーションである。アプリケーション310は、フローを提供する。アプリケーション310は起動時、アプリケーション310が提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序(各機能が実行される順序)をフロー実行部311に登録するよう開発されている。
フロー実行部311はアプリケーション310からのフロー登録の要求に応じて、アプリケーション310が提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及び複数の機能の実行順序を記憶部312に記憶させる。フロー実行部311は、アプリケーション310からのフローの実行要求を受信すると、記憶部312に記憶されている実行順序に従って、フローに含まれる複数の機能を実行させる。
記憶部312は、アプリケーション310が提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序が記憶する。アプリケーション310が提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序が、情報処理装置10以外(例えば、サーバ等)に記憶されるようにしてもよい。
スキャンアプリケーション331は、スキャン機能に関する操作装置11側の機能を提供する。スキャンアプリケーション331は、例えばスキャンの設定UIやスキャン中であることを示す実行UI等を表示する機能を提供する。また、スキャンアプリケーション331は設定UIから設定された設定値(スキャン機能に対する設定値)の妥当性判断を行う機能を提供する。また、スキャンアプリケーション331はフロー実行部311からスキャンの実行要求を受信する。スキャンアプリケーション331はAPI320を介してスキャンモジュール332にスキャンの実行要求を行う。
印刷アプリケーション341は印刷機能に関する操作装置11側の機能を提供する。印刷アプリケーション341は、例えば印刷の設定UIや印刷中であることを示す実行UI等を表示する機能を提供する。また、印刷アプリケーション341は設定UIから設定された設定値(印刷機能に対する設定値)の妥当性判断を行う機能を提供する。また、印刷アプリケーション341はフロー実行部311から印刷の実行要求を受信する。印刷アプリケーション341は、API320を介して印刷モジュール342に印刷の実行要求を行う。
API320は、スキャンアプリケーション331がスキャンの実行要求をスキャンモジュール332に対して行うAPIである。また、API320は印刷アプリケーション341が印刷の実行要求を印刷モジュール342に対して行うAPIである。
スキャンモジュール332は、スキャンアプリケーション331からのスキャンの実行要求に応じて、画像処理エンジン125を制御して、スキャンを実行する。また、印刷モジュール342は、印刷アプリケーション341からの印刷の実行要求に応じて、画像処理エンジン125を制御して、印刷を実行する。スキャンモジュール332はスキャンに関する本体装置12側の機能を提供する。印刷モジュール342は印刷に関する本体装置12側の機能を提供する。アプリケーション310の開発者が開発時にフローを実行するためのフレームワーク(以下、機能フロー実行フレームワークと呼ぶ)は、フロー実行部311として機能する。
実現方法の例として、機能フロー実行フレームワークは、ソフトウェアのライブラリを有するjarファイルの形式で提供される。アプリケーション310の開発者は、機能フロー実行フレームワークのファイルを、例えば情報処理装置10のメーカなどのWebサイトからのダウンロードや、ディスク等の記録媒体の配送によって入手する。
例えば開発者は、アプリケーション310を開発する際に、アプリケーション310の内部のフォルダに、機能フロー実行フレームワークのファイルを配置する。開発者は機能フロー実行フレームワークをアプリケーション310に取り込んでアプリケーション310を作成することもできる。
図6は本実施形態に係るフロー実行部の一例の機能ブロック図である。図6は図5に示した機能ブロックのうち、フロー実行部311の機能ブロックに必要なアプリケーション310、スキャン機能部330、及び印刷機能部340を示している。
フロー実行部311は、フロー登録受付部400、設定受付部402、妥当性判断部404、及びフロー実行要求部406を有する。フロー実行部311はアプリケーション310に取り込まれる形態であってもよい。アプリケーション310はフロー実行部311が提供する各種機能をソフトウェアライブラリとして利用する。例えばアプリケーション310は内部のフォルダに、フロー実行部311のファイルを配置すれば、フロー実行部311が提供する各種機能を、アプリケーション310の定義に応じて利用できる。このように、アプリケーション310の開発者は、フロー実行部311が提供する各種機能を開発しなくてもよい。
フロー登録受付部400は、起動されたアプリケーション310から複数の機能を利用するフローの登録を受け付ける。アプリケーション310は、提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序をフロー実行部311に登録する。
設定受付部402は、起動されたアプリケーション310がフローの実行に利用する複数の機能の設定画面を表示し、機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける。設定受付部402は、スキャン機能部330の設定UIを利用してスキャン機能の設定画面を表示し、スキャン機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける。また、設定受付部402は、印刷機能部340の設定UIを利用して印刷機能の設定画面を表示し、印刷機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける。
妥当性判断部404は設定受付部402が入力を受け付けた機能に対する設定値の妥当性判断を行う。妥当性判断部404は複数の機能のそれぞれが有する妥当性判断機能(妥当性判断の処理)を利用して、機能に対する設定値の妥当性判断(妥当性チェック)を行う。例えば妥当性判断部404はスキャン機能に対する設定値の妥当性判断を、スキャン機能部330の妥当性判断の処理を利用して行う。また、妥当性判断部404は印刷機能に対する設定値の妥当性判断を、印刷機能部340の妥当性判断の処理を利用して行う。
フロー実行要求部406は、フローの実行に利用する複数の機能に対する設定値に妥当性があれば、機能に対する設定値を用いたフローの実行を要求する。例えばフロー実行要求部406は妥当性があると判断したスキャン機能に対する設定値を用いて、スキャンの実行を要求する。フロー実行要求部406は妥当性があると判断した印刷機能に対する設定値を用いて、印刷の実行を要求する。
フロー実行要求部406は、フローの実行に利用する複数の機能に対する設定値に妥当性がなければ、設定値に妥当性がないと判断した機能の設定画面を表示し、その設定画面にエラーのメッセージを表示する。例えばフロー実行要求部406は妥当性がないと判断したスキャン機能の設定画面を表示し、エラーのメッセージを表示する。フロー実行要求部406は妥当性がないと判断した印刷機能の設定画面を表示し、エラーのメッセージを表示する。
スキャン機能部330及び印刷機能部340は起動されたアプリケーション310がフローの実行に利用する複数の機能の一例である。起動されたアプリケーション310がフローの実行に利用する複数の機能はスキャン機能部330及び印刷機能部340でなくてもよい。スキャン機能部330は、スキャンの実行要求に基づき、スキャン機能の設定値を用いてスキャンを実行する。また、印刷機能部340は印刷の実行要求に基づき、印刷機能の設定値を用いて印刷を実行する。
図6に示したように、スキャン機能部330及び印刷機能部340は、それぞれ妥当性判断の処理を有している。妥当性判断部404はスキャン機能部330及び印刷機能部340がそれぞれ有している妥当性判断の処理を利用して、スキャン機能に対する設定値及び印刷機能に対する設定値の妥当性判断を行うことができる。
<処理>
図7は、本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のフローチャートである。図7のフローチャートは、スキャン機能を実行した後に印刷機能を実行するフローの一例を示している。
ステップS1において、情報処理装置10は搭載されているアプリケーション310を起動する。アプリケーション310は操作パネル115にアプリケーション310の画面を表示する。ステップS2において、アプリケーション310は利用する機能をフローとしてフロー実行部311に登録する。
ステップS3において、フロー実行部311は、スキャン機能の設定画面を操作パネル115に表示し、スキャン機能に対する設定値の入力(設定操作)をユーザから受け付ける。ステップS4において、フロー実行部311は、印刷機能の設定画面を操作パネル115に表示して印刷機能に対する設定値の入力(設定操作)をユーザから受け付ける。
例えばスタートボタンの押下など、フローの実行を開始させるための実行指示が入力されると、フロー実行部311はステップS5において、スキャン機能の設定画面に入力された設定値及び印刷機能の設定画面に入力された設定値の妥当性判断を行う。
スキャン機能の設定画面に入力された設定値及び印刷機能の設定画面に入力された設定値に妥当性があると判断した場合、フロー実行部311はステップS6以降の処理を実行する。なお、スキャン機能の設定画面に入力された設定値及び印刷機能の設定画面に入力された設定値に妥当性がないと判断した場合、フロー実行部311はステップS6以降の処理を実行せず、エラーメッセージの表示などのエラー時の処理を行う。
ステップS6において、フロー実行部311はスキャン機能に対する設定値を用いたスキャンの実行をスキャン機能部330に要求し、スキャン機能部330にスキャンを実行させる。フロー実行部311はスキャン中であることを示す画面を操作パネル115に表示する。ステップS6のスキャンが終了すると、フロー実行部311は印刷機能に対する設定値を用いた印刷の実行を印刷機能部340に要求し、印刷機能部340に印刷を実行させる。フロー実行部311は、印刷中であることを示す画面を操作パネル115に表示する。ステップS7の印刷が終了すると、アプリケーション310は操作パネル115にアプリケーション310の画面を表示する。
図7に示したように、本実施形態に係る情報処理装置によれば、フローの実行を開始する前に、フローの実行に利用する全ての機能に対する設定値の妥当性を判断し、妥当性があると判断した場合に、フローを実行できる。したがって、本実施形態に係る情報処理装置によれば、複数の機能を利用するフローの実行を開始した後に、2番目以降に利用される機能の設定値のエラーにより、フローの途中で処理が中断することを防止できる。
図8は本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(1/2)である。図9は本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(2/2)である。なお、図8及び図9は、スキャン機能を利用した後に印刷機能を利用するフロー例を示している。
ステップS10において、情報処理装置10は搭載されているアプリケーション310を起動する。ステップS11において、アプリケーション310は、アプリケーション310の画面を情報処理装置10の操作パネル115に表示する。ステップS12及びS13において、アプリケーション310は提供するフローが利用するスキャン機能部330及び印刷機能部340のオブジェクトを生成する。
ステップS12において、アプリケーション310は、スキャン機能部330(例えばスキャン機能部330のスキャンアプリケーション331)が提供するスキャン機能のオブジェクトを生成(クラスをインスタンス化)する。スキャン機能部330が提供するスキャン機能のオブジェクトはフロー実行部311が生成するようにしてもよい。
ステップS13において、アプリケーション310は、印刷機能部340(例えば印刷機能部340の印刷アプリケーション341)が提供する印刷機能のオブジェクトを生成する。なお、印刷機能部340が提供する印刷機能のオブジェクトはフロー実行部311が生成するようにしてもよい。
ステップS14において、アプリケーション310は、提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序をフロー実行部311に登録する。フロー実行部311は、アプリケーション310からのフロー登録の要求に応じて、アプリケーション310が提供するフローに含まれる複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序を記憶部312に記憶する。
フロー実行部311は、ユーザの起動指示に応じて起動されたアプリケーション310からフロー登録の要求を受け付け、フローが利用する複数の機能を特定する情報、及びフローに含まれる複数の機能の実行順序を記憶部312に記憶できる。
ステップS15において、アプリケーション310は、フロー実行部311に対してフローの実行要求を行う。ステップS16において、フロー実行部311は、設定画面のフレーム(枠)部分を情報処理装置10の操作パネル115に表示する。
例えば情報処理装置10に表示する画面は、フローに含まれる全ての機能の設定画面に共通する部分(フレーム(枠)部分)を有する。フレーム部分は、フローに関する実行指示を入力するボタン(例えば、スタートボタン、キャンセルボタン、又はスリープボタンなど)を有する。なお、フレーム部分は、アプリケーション310に取り込んだフロー実行部311の共通機能で表示してもよい。
ステップS17において、フロー実行部311はスキャン機能部330に対して、設定UI(スキャン機能の設定画面)の取得要求を行う。ステップS17はフローに含まれる機能のうち実行順序が最初のスキャン機能の設定画面を取得する処理である。ステップS18において、フロー実行部311は、ステップS17で取得したスキャン機能の設定画面をステップS16のフレーム(枠)内に表示する。ユーザは、スキャン機能の設定画面からスキャン機能に対する設定値を入力する。
ステップS20において、フロー実行部311はスキャン機能の設定画面の切り替え操作を受け付ける。ステップS21において、フロー実行部311は印刷機能部340に対して、設定UI(印刷機能の設定画面)の取得要求を行う。ステップS22において、フロー実行部311は、ステップS21で取得した印刷機能の設定画面をステップS16のフレーム(枠)内に表示させる。ユーザは、印刷機能の設定画面から印刷機能に対する設定値を入力する。
ステップS30において、フロー実行部311はフローの実行を開始させるための実行指示が入力(例えばスタートボタンが押下)される。ステップS31において、フロー実行部311はスキャン機能の設定画面に入力された設定値の妥当性判断を行う。スキャン機能の設定画面に入力された設定値に妥当性がないと判断した場合、フロー実行部311はステップS32~S34の処理を実行する。
ステップS32において、フロー実行部311はスキャン機能部330に対して、設定UI(スキャン機能の設定画面)の取得要求を行う。ステップS33において、フロー実行部311は、ステップS32で取得したスキャン機能の設定画面をフレーム(枠)内に表示する。ステップS34において、フロー実行部311は例えば図10又は図11に示すようにエラーメッセージの表示などのエラー時の処理を行う。
図10及び図11は本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。図10は「xxx」の設定においてユーザが入力した設定値が間違っていた場合の例である。フロー実行部311は間違ってる設定値の設定画面に自動で遷移し、例えば図10に示すようなエラーメッセージ「xxxの設定を見直して下さい」を含んだダイアログを表示する。なお、ダイアログに表示するエラーメッセージは、例えばスキャンアプリケーション331などのアプリケーションの開発者が自由に設定できるようにしてもよい。
図11は、メール送信設定の機能において、送信先アドレスが未入力であった場合の例である。フロー実行部311は未入力である設定値の設定画面に自動で遷移し、例えば図11に示すようなエラーメッセージ「送信先アドレスが設定されていません」を含んだダイアログを表示する。
ステップS31において、スキャン機能の設定画面に入力された設定値に妥当性があると判断した場合、フロー実行部311はステップS35以降の処理を行う。ステップS35において、フロー実行部311は印刷機能の設定画面に入力された設定値の妥当性判断を行う。印刷機能の設定画面に入力された設定値に妥当性がないと判断した場合、フロー実行部311はステップS36~S38の処理を実行する。
ステップS36において、フロー実行部311は印刷機能部340に対して、設定UI(印刷機能の設定画面)の取得要求を行う。ステップS37において、フロー実行部311は、ステップS36で取得した印刷機能の設定画面をフレーム(枠)内に表示する。ステップS38において、フロー実行部311は例えば図10又は図11に示したようにエラーメッセージの表示などのエラー時の処理を行う。
ステップS35において、印刷機能の設定画面に入力された設定値に妥当性があると判断した場合、フロー実行部311はステップS41以降の処理を行う。ステップS41において、フロー実行部311はステップS18で設定されたスキャン機能に対する設定値をスキャン機能部330に通知する。ステップS42において、フロー実行部311はステップS22で設定された印刷機能に対する設定値を印刷機能部340に通知する。
ステップS43において、フロー実行部311はスキャンの実行を、スキャン機能部330に要求する。ステップS44において、スキャン機能部330はステップS41で通知されたスキャン機能の設定値を用いてスキャンを実行する。
ステップS45において、スキャン機能部330は、スキャンの実行が終了したことをフロー実行部311に通知する。ステップS46において、フロー実行部311は印刷の実行を、印刷機能部340に要求する。印刷機能部340はスキャン機能330が生成したスキャンデータを印刷することができる。ステップS47において、印刷機能部340はステップS42で通知された印刷機能の設定値を用いて印刷を実行する。ステップS48において、印刷機能部340は、印刷の実行が終了したことをフロー実行部311に通知する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザによるフローの実行指示があった場合、フローの実行を開始する前に、フローの実行に利用する複数の機能の設定値の妥当性判断の処理を行うことができる。したがって、本実施形態に係る情報処理装置10はフローに含まれる機能の設定値のエラーにより、フローの途中で処理が中断することを防止できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態ではフローの実行に利用する機能ごとに、機能に対する設定値の妥当性判断を行っていた。第2の実施形態は、フローの実行に利用する機能の間で、それぞれの機能に対する設定値を比較し、妥当性判断を行う。例えば第2の実施形態では、スキャン機能部330の設定値と印刷機能部340の設定値とを比較し、機能間での設定値の妥当性判断を行う。
図12は本実施形態に係るフロー実行部の一例の機能ブロック図である。図12は一部を除いて図6の機能ブロック図と同様である。図6の機能ブロック図と同一部分の説明は適宜省略する。
図12の情報処理装置10は、スキャン機能部330及び印刷機能部340などの起動されたアプリケーション310がフローの実行に利用する複数の機能は、他機能との妥当性判断の処理を有している。フロー実行部311の妥当性判断部404は、複数の機能のそれぞれが有する、他機能との妥当性判断の処理を利用して、機能間での設定値の妥当性判断(妥当性チェック)を行う。例えば妥当性判断部404はスキャン機能に対する設定値と印刷機能に対する設定値との妥当性判断を、スキャン機能部330の他機能との妥当性判断の処理を利用して行う。
図13は、本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(1/2)である。図14は、本実施形態に係る情報処理装置の処理の一例のシーケンス図(2/2)である。なお、図13及び図14は一部を除いて図8及び図9のシーケンス図と同様であるため、適宜説明を省略する。
ステップS50~S90の処理は図8及び図9のステップS10~S38の処理と同一である。ステップS92において、フロー実行部311はフローの実行に利用する機能間での妥当性判断を行う。例えばステップS94において、フロー実行部311はスキャン機能部330の他機能との妥当性判断の処理を利用して、スキャン機能に対する設定値と印刷機能に対する設定値との妥当性判断を行う。
ステップS92~S94で行う機能間での妥当性判断は、例えば図15に示すような処理となる。図15は本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。
図15は、左側にスキャン機能の設定画面、右側に印刷機能の設定画面を示す。図15のスキャン機能の設定画面は「白黒読み取り」が設定された例である。図15の印刷機能の設定画面は「カラー印刷」が設定された例である。図15の状態でスタートボタンの押下など、フローの実行を開始させるための実行指示が入力された場合、それぞれの機能に対して入力された設定値は妥当性があると判断される。しかし、図15の例では印刷機能の設定値として「カラー印刷」が入力されているため、カラー印刷を選択しているにも関わらず、スキャン機能により白黒読み取りされた白黒の画像データが印刷される。
本実施形態に係る情報処理装置10は、このようなケースにおいても、機能間で設定値を比較することで、他の機能に入力された設定値との矛盾など、機能に対する妥当でない設定値の入力を検知できる。
スキャン機能に対する設定値と印刷機能に対する設定値との間に妥当性がないと判断した場合、フロー実行部311はステップS96~S100の処理を実行する。ステップS96において、フロー実行部311はスキャン機能部330に対して、設定UIの取得要求を行う。ステップS98において、フロー実行部311は、ステップS96で取得したスキャン機能の設定画面をフレーム(枠)内に表示する。ステップS100において、フロー実行部311は例えば図16に示すようにエラーメッセージの表示などのエラー時の処理を行う。
図16は本実施形態に係る情報処理装置に表示される画面の一例のイメージ図である。図16はスキャン機能の「読み取りカラーモード」の設定値と、印刷機能の「カラー」の設定値とが、異なっていた場合の例である。フロー実行部311は矛盾している設定値の設定画面に自動で遷移し、例えば図16に示すようなエラーメッセージを含んだダイアログを表示する。
ステップS92~S94においてスキャン機能に対する設定値と印刷機能に対する設定値との間に妥当性があると判断した場合、フロー実行部311はステップS102以降の処理を行う。なお、ステップS102~S116の処理は図9のステップS41~S48の処理と同一であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザによるフローの実行指示があった場合、フローの実行を開始する前に、フローの実行に利用する複数の機能毎に他機能の設定値との妥当性判断の処理を行うことができる。したがって、本実施形態に係る情報処理装置10はフローに含まれる機能の設定値の矛盾により、機能間に対する妥当でない設定値の入力(ユーザの入力間違いである可能性が高い設定値)を検知できる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上記ではアプリケーション310は操作装置11又は端末装置20にインストールする場合について説明した。ただし、アプリケーション310はこれに限定されず、WEBアプリケーションであっても良い。この場合、フロー実行部311、スキャンアプリケーション331、印刷アプリケーション341の機能の一部又は全部を本体装置が有するソフトウェアプログラムによって実現しても良い。
また、上記で説明した実施形態の情報処理装置10の構成は、本明細書に開示された実施形態を実施する構成の一例を示すものにすぎない。上記で説明した実施形態の情報処理装置10の構成は、上記で説明した構成等に、その他の要素を組み合わせる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。本発明は本実施形態に示した構成に限定されるものではない。なお、設定受付部402は特許請求の範囲に記載した設定受付手段の一例である。妥当性判断部404は妥当性判断手段の一例である。フロー実行要求部406はフロー実行要求手段の一例である。フロー登録受付部400はフロー登録受付手段の一例である。
10 情報処理装置
11 操作装置
12 本体装置
20 端末装置
115 操作パネル
310 アプリケーション
311 フロー実行部
312 記憶部
320 API
330 スキャン機能部
331 スキャンアプリケーション
332 スキャンモジュール
340 印刷機能部
341 印刷アプリケーション
342 印刷モジュール
400 フロー登録受付部
402 設定受付部
404 妥当性判断部
406 フロー実行要求部
特開2018-046551号公報

Claims (9)

  1. アプリケーションに複数の機能を提供する情報処理装置であって、
    前記アプリケーションがフローの実行に利用する機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける、前記複数の機能それぞれに設けられる設定受付手段と、
    ユーザによる前記フローの実行指示に応じて、前記機能に対する設定値の妥当性判断を行う妥当性判断手段と、
    前記機能に対する設定値に妥当性があると判断した場合、前記機能に対する設定値を用いた前記フローの実行を要求するフロー実行要求手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記妥当性判断手段は、前記機能に対する設定値に妥当性がないと判断した場合、妥当性が無いと判断した前記機能の設定画面を表示すると共に、エラーのメッセージを表示すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記妥当性判断手段は、それぞれの前記機能ごとに、前記機能に対する設定値の妥当性判断を行うこと
    を特徴する請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記妥当性判断手段は、前記フローの実行に利用する複数の前記機能の間で、それぞれの前記機能に対する設定値を比較し、前記設定値の妥当性判断を行うこと
    を特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記妥当性判断手段は、前記機能の設定画面に入力された前記機能に対する設定値の妥当性判断を、それぞれの前記機能が有する妥当性判断機能を用いて行うこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の情報処理装置。
  6. 前記アプリケーションから複数の前記機能を利用する前記フローの登録を受け付けるフロー登録受付手段
    を更に有する請求項1乃至5の何れか一項記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、操作装置と本体装置とを有し、
    前記設定受付手段、前記妥当性判断手段、及びフロー実行要求手段は、前記操作装置が有すること
    を特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の情報処理装置。
  8. アプリケーションに複数の機能を提供する情報処理装置が実行するフロー実行方法であって、
    前記アプリケーションがフローの実行に利用する機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける、前記複数の機能それぞれに設けられる設定受付ステップと、
    ユーザによる前記フローの実行指示に応じて、前記機能に対する設定値の妥当性判断を行う妥当性判断ステップと、
    前記機能に対する設定値に妥当性があると判断した場合、前記機能に対する設定値を用いた前記フローの実行を要求するフロー実行要求ステップと、
    を有するフロー実行方法。
  9. アプリケーションに複数の機能を提供する情報処理装置に、
    前記アプリケーションがフローの実行に利用する機能に対する設定値の入力をユーザから受け付ける、前記複数の機能それぞれに設けられる設定受付手順、
    ユーザによる前記フローの実行指示に応じて、前記機能に対する設定値の妥当性判断を行う妥当性判断手順、
    前記機能に対する設定値に妥当性があると判断した場合、前記機能に対する設定値を用いた前記フローの実行を要求するフロー実行要求手順、
    を実行させるプログラム。
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